JPWO2017090660A1 - リニアモータ - Google Patents

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Abstract

リニアモータ1は、固定子10と可動子20とを備える。固定子10は、複数の突極12を有する。可動子20は、複数の第一ティース32と、複数の第一ティース32の外周にそれぞれ装着された複数のコイル40と、複数の第一ティース32にそれぞれ埋設された複数の第一磁石50と、複数の第一ティース32の外側に設けられた第二ティース33と、第二ティース33に埋設された第二磁石60と、有する。第二ティース33は、第二磁石60を基準にして第一ティース32の逆側に位置する第一部分34と、第二磁石60を基準にして第一ティース32側に位置する第二部分35とを有する。第二ティース33の突出方向において、第一部分34の端部34aは、第二部分35の端部35aに比べ固定子10から離れている。

Description

本開示は、リニアモータに関する。
特許文献1には、電機子コア、電機子巻線及び永久磁石を有する電機子と、電機の移動方向に沿って並ぶ複数の突極を有する固定子と、を備えるリニアモータが開示されている。
特開2009−219199号公報
本開示は、可動子に生じるコギングを抑制できるリニアモータを提供することを目的とする。
本開示に係るリニアモータは、線状の第一経路に沿うように設けられた固定子と、第一経路に沿って移動する可動子とを備え、固定子は、第一経路に沿って並ぶ複数の突極を有し、可動子は、第一経路に沿って並び、それぞれ固定子側に突出する複数の第一ティースと、複数の第一ティースの外周にそれぞれ装着された複数のコイルと、複数の第一ティースにそれぞれ埋設された複数の第一磁石と、第一経路において複数の第一ティースの外側に設けられ、固定子側に突出する第二ティースと、第二ティースに埋設された第二磁石と、有し、第二ティースは、第二磁石を基準にして第一ティースの逆側に位置する第一部分と、第二磁石を基準にして第一ティース側に位置する第二部分とを有し、第一部分の端部は、第二部分の端部に比べ固定子から離れている。
本開示によれば、可動子に生じるコギングを抑制できる。
リニアモータの模式図である。 第二磁極を有しないリニアモータにおける磁気の作用状態を示す模式図である。 第二磁極を有するリニアモータにおける磁気の作用状態を示す模式図である。 図2のリニアモータにおいて各磁極に作用する力のシミュレーション結果を示すグラフである。 図3のリニアモータにおいて各磁極に作用する力のシミュレーション結果を示すグラフである。 複数の第一磁極に作用する力の合計値と、第二磁極に作用する力の合計値との関係を示すグラフである。
以下、実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。本実施形態に係るリニアモータ1は、動力源としてユニット化されたリニアアクチュエータ、ワーク等の対象物を搭載して搬送(又は輸送)する搬送システム(又は輸送システム)等に用いられ、線状の経路(以下、「第一経路」という。)に沿った推力を発生する。更にリニアモータ1は、人が搭乗可能な搬送システム(又は輸送システム)にも適用可能である。
図1に示すように、リニアモータ1は、固定子10と可動子20とを有する。固定子10は第一経路R1に沿うように設けられており、可動子20は第一経路R1に沿って移動する。固定子10及び可動子20は、第一経路R1に直交する方向において互いに対向する。以下における「上下」は、説明の便宜上、固定子10を基準として可動子20側を上側とした場合の方向を意味する。「前後左右」は、第一経路R1の一方側を前方とした場合の方向を意味する。
〔固定子の構成〕
固定子10は、ヨーク11と、複数の突極12とを有する。ヨーク11は、第一経路R1に沿って延びている。複数の突極12は第一経路R1に沿って並び、それぞれヨーク11から上方(図示Z軸正方向)に突出している。固定子10は、例えば鉄鋼等の軟質磁性材料により構成される。固定子10は、珪素鋼板等の電磁鋼板を左右方向(図示Y軸方向)に積層したものであってもよく、軟磁性複合材料(Soft Magnetic Composites)を圧縮成形したものであってもよい。
〔可動子の構成〕
可動子20は、可動子コア30と、複数のコイル40と、複数の第一磁石50とを有する。
可動子コア30は、ヨーク31と、複数の第一ティース32とを有する。ヨーク31は、第一経路R1に沿って延びている。複数の第一ティース32は第一経路R1に沿って並び、それぞれヨーク31から下方(固定子10側、図示Z軸負方向)に突出している。上下方向(図示Z軸方向)において、第一ティース32は、ギャップを持って突極12に対向する。可動子コア30は、例えば鉄鋼等の軟質磁性材料により構成される。可動子コア30は、珪素鋼板等の電磁鋼板を左右方向(図示Y軸方向)に積層したものであってもよく、軟磁性複合材料(Soft Magnetic Composites)を圧縮成形したものであってもよい。
複数のコイル40は、複数の第一ティース32の外周にそれぞれ装着されている。例えば各コイル40は、絶縁材料によりコーティングされた導体素線により構成され、当該導体素線が第一ティース32に巻き付いた状態となるように配置され、接着等によって第一ティース32に固定されている。複数のコイル40は、隣り合うコイル40同士で巻線方向(上記導体素線の巻き方向)が逆向きになるように設けられている。
複数の第一磁石50は、複数の第一ティース32にそれぞれ埋設されている。なお、「埋設」は、全体が埋設される場合のみでなく、一部分が埋設されることも含む。以下においても同様である。例えば、第一経路R1に沿う方向における第一ティース32の中心部には、下方に開口する磁石スロットS1が形成されている。なお、「中心部」とは、中心位置を含む領域を意味する。以下においても同様である。第一磁石50は、例えばフェライト磁石等の永久磁石であり、その磁化方向(N極とS極とが並ぶ方向)が第一経路R1に沿った状態で磁石スロットS1内に挿入され、接着等によって第一ティース32に固定されている。
複数の第一磁石50は、隣り合う第一磁石50同士で磁化方向が逆向きになるように設けられている。これにより、可動子コア30には、隣り合う二つの第一磁石50によりN極に磁化された部分と、隣り合う二つの第一磁石50によりS極に磁化された部分とが交互に形成されている。
以下、第一ティース32と、当該第一ティース32に装着されたコイル40と、当該第一ティース32に埋設された第一磁石50とをまとめて可動子20の第一磁極21という。第一磁極21の数は、駆動方式に応じて適宜設定可能である。
一例として、可動子20は、第一経路R1に沿って順に並ぶ12組の第一磁極21A〜21Lを有する。第一磁極21A〜21Lは、三相交流電力の供給に応じて移動磁界を発生する。例えば、第一磁極21A,21B,21G,21HにはU相の交流が供給され、第一磁極21C,21D,21I,21JにはV相の交流が供給され、第一磁極21E,21F,21K,21LにはW相の交流が供給される。これにより、6個の第一磁極21A,21B,21C,21D,21E,21F、及び6個の第一磁極21G,21H,21I,21J,21K,21Lの各々が移動磁界を発生させる。この移動磁界が固定子10の突極12に作用することで、可動子20を移動させる推力が発生する。
〔第二ティース及び第二磁石〕
可動子コア30は第二ティース33を更に有し、可動子20は第二磁石60を更に有する。第二ティース33は、第一経路R1において複数の第一ティース32の外側に設けられ、ヨーク31から下方(すなわち固定子10側)に突出する。すなわち第二ティース33は、複数の第一ティース32の配列において最も外側の第一ティース32よりも更に外側に設けられている。
第二磁石60は、第二ティース33に埋設されている。例えば、第一経路R1に沿う方向における第二ティース33の中心部には、下方に開口する磁石スロットS3が形成されている。第二磁石60は、例えばフェライト磁石等の永久磁石であり、その磁化方向が第一経路R1に沿った状態で磁石スロットS3内に挿入され、接着等によって第二ティース33に固定されている。第二磁石60は、隣り合う第一磁石50と磁化方向が逆向きになるように配置されている。
以下、第二ティース33のうち、第二磁石60を基準にして第一ティース32の逆側に位置する部分を第一部分34という。第二ティース33のうち、第二磁石60を基準にして第一ティース32側に位置する部分を第二部分35という。
上下方向(すなわち第一ティース32及び第二ティース33の突出方向D1)において、第一部分34の端部34aは第二部分35の端部35aに比べ上(固定子10の逆側)に位置している。すなわち端部34aは、突出方向D1において、端部35aに比べて固定子10(突極12の上端)から離れている。一例として、ヨーク31からの第一部分34の突出長は、ヨーク31からの第二部分35の突出長に比べ短い。
第二ティース33の突出方向D1において、第一部分34の端部34a及び第二部分35の端部35aは、第一ティース32の端部32aに比べ上(固定子10の逆側)に位置していてもよい。すなわち端部34a,35aは、突出方向D1において、端部32aに比べ固定子10(突極12の上端部)から離れていてもよい。一例として、ヨーク31からの第一部分34及び第二部分35の突出長は、ヨーク31からの第一ティース32の突出長に比べ短くてもよい。
第二ティース33の突出方向D1において、第一部分34の端部34a及び第二部分35の端部35aは、第二磁石60の端部60aに比べ上(固定子10の逆側)に位置していてもよい。すなわち端部34a,35aは、突出方向D1において、端部60aに比べ固定子10(突極12の上端部)から離れていてもよい。これに対し、第二ティース33の突出方向D1において、第一ティース32の端部32aは、第一磁石50の端部50aに比べ下(固定子10側)に位置していてもよい。すなわち端部32aは、突出方向D1において、端部50aに比べ固定子10(突極12の上端部)に近接していてもよい。
第一経路R1において、隣り合う第二磁石60と第一磁石50との中心間距離G1は、隣り合う第一磁石50同士の中心間距離G2と異なっていてもよい。例えば中心間距離G1は、中心間距離G2に比べ大きくてもよい。
以下、第二ティース33と、当該第二ティース33に埋設された第二磁石60とをまとめて可動子20の第二磁極22という。可動子20は、第一経路R1において複数の第一磁極21を挟むように設けられた二組の第二磁極22A,22Bを有してもよい。すなわち可動子20は、第一経路R1において複数の第一磁極21を挟むように設けられた二組の第二ティース33及び第二磁石60を有してもよい。
なお、可動子コア30は、第一経路R1に沿って並ぶ複数のコアユニットU1と、コアユニットU2とに分かれていてもよい。複数のコアユニットU1は、複数の第一ティース32をそれぞれ含む。コアユニットU2は第二ティース33を含む。この場合、複数のコアユニットU1及びコアユニットU2は、樹脂モールドにより一体化されていてもよいし、ベース部材70を介して一体化されてもよい。可動子20が二つの第二磁極22を有する場合、可動子コア30は、複数のコアユニットU1と二つのコアユニットU2とに分かれていてもよい。
〔本実施形態の効果〕
以上に説明したように、リニアモータ1は、線状の第一経路R1に沿うように設けられた固定子10と、第一経路R1に沿って移動する可動子20とを備える。固定子10は、第一経路R1に沿って並ぶ複数の突極12を有する。可動子20は、第一経路R1に沿って並び、それぞれ固定子10側に突出する複数の第一ティース32と、複数の第一ティース32の外周にそれぞれ装着された複数のコイル40と、複数の第一ティース32にそれぞれ埋設された複数の第一磁石50と、第一経路R1において複数の第一ティース32の外側に設けられ、固定子10側に突出する第二ティース33と、第二ティース33に埋設された第二磁石60と、有する。第二ティース33は、第二磁石60を基準にして第一ティース32の逆側に位置する第一部分34と、第二磁石60を基準にして第一ティース32側に位置する第二部分35とを有する。第一部分34の端部34aは、第二部分35の端部35aに比べ固定子10から離れている。
コギングは、主として、第一経路R1において最も外側に位置する第一磁極21(第一ティース32)から更に外側に向かう磁束に起因するものと考えられる。なお、「コギング」とは、コイル40に交流電力を供給しない状態にて可動子20を移動させた場合に、第一経路R1に沿って可動子20に作用する力の変動を意味する。まず、図2を参照し、可動子が第二磁極22を有しない場合のコギングについて説明する。
図2に示す可動子120は、可動子20と同様の第一磁極21A〜21Lを有し、第二磁極22A,22Bを有しない。すなわち、可動子120の可動子コア130は、第二ティース33を有しない。仮に、第一磁極21A〜21Lのそれぞれからの磁気(以下、個々の磁極からの磁気を「磁極の磁気」という。)が突極12に対して等しく作用する場合、突極12との位置関係に応じて第一磁極21A〜21Lのそれぞれにおいて生じるコギング(以下、個々の磁極において生じるコギングを「磁極のコギング」という。)が互いに打ち消し合い、可動子20全体としてのコギングは小さくなる。
実際には、突極12に対する第一磁極21A〜21Lの磁気の作用状態は等しくならない。当該作用状態は、特に、最も外側に位置する第一磁極21A,21Lと、その他の第一磁極21B〜21Kとで大きく異なる。例えば、第一磁極21B〜21Kの磁気は、固定子10を介して隣の第一磁極21に導かれる(図示の磁力線ML1参照)。一方、第一磁極21A,21Lの磁気のうち、第一経路R1の外側に向かう成分は、隣の第一磁極21に導かれない(図示の磁力線ML2参照)。
図4は、コイル40に交流電力を供給しない状態にて、可動子120を固定子10に沿って移動させた場合に、第一磁極21A〜21Lのそれぞれに作用する力(第一経路R1に沿う力)のシミュレーション結果を示すグラフである。グラフの横軸は可動子の移動距離を示し、縦軸は第一経路R1に沿う力を示す。太い実線の力L11は第一磁極21Aに作用する力を示し、太い破線の力L12は第一磁極21Lに作用する力を示し、細い実線の力L13は第一磁極21B〜21Kに作用する力をそれぞれ示している。力L11,L12の振幅は、力L13と明らかに異なっている。また、力L11,L12と力L13との位相差も、力L13同士の位相差と異なっている。このような状態においては、第一磁極21A〜21Fのコギングが合成されて可動子20全体としてのコギングが生じる。
これに対し、図3に示すように、第二磁極22A,22Bの少なくとも一方を設けることで、最も外側の第一磁極21A,21Lから外側に向かう磁気の磁路を調整し、可動子20全体としてのコギングを抑制できる。
第一磁極21A,21Lの磁気のうち、第一経路R1の外側に向かう成分は、固定子10を介して第二磁極22に導かれる。第二ティース33は、第二磁石60を基準にして第一ティース32側に第二部分35を有し、第二磁石60を基準にして第一ティース32の逆側に第一部分34を有する。これにより、第二磁石60の磁力をより有効に活用し、第一磁極21A,21Lから外側に向かう磁気の磁路をより確実に調整できる。このため、突極12に対する第一磁極21A,21Lの磁気の作用状態(図示の磁力線ML3参照)が、突極12に対する第一磁極21B〜21Kの磁気の作用状態(図示の磁力線ML1参照)に近くなる。第一部分34の端部34aは、第二部分35の端部35aに比べ固定子10から離れている。これにより、第一経路R1において第二磁極22から更に外側に向かう磁気が突極12に作用し難くなる(図示の磁力線ML4参照)。このため、第二磁極22の磁気に起因するコギングは抑制される。
図5は、コイル40に交流電力を供給しない状態にて、可動子20を固定子10に沿って移動させた場合に、第一磁極21A〜21L及び第二磁極22A,22Bのそれぞれに作用する力(第一経路R1に沿う力)を示すグラフである。グラフの横軸は可動子の移動距離を示し、縦軸は第一経路R1に沿う力を示す。太い実線の力L14は第一磁極21Aに作用する力を示し、太い破線の力L15は第一磁極21Lに作用する力を示し、細い実線の力L18は第一磁極21B〜21Kに作用する力をそれぞれ示している。
図4に比較して、力L14,L15の振幅は、力L18の振幅に近付いている。このことは、突極12に対する第一磁極21A,21Lの磁気の作用状態が、突極12に対する第一磁極21B〜21Kの磁気の作用状態に近くなっていることを示している。
図5において、太い一点鎖線の力L16は第二磁極22Aに作用する力を示し、太い二点鎖線の力L17は第二磁極22Bに作用する力を示している。力L16,L17の振幅は、明らかに他の力L14,L15,L18の振幅に比べ小さい。このことは、第二磁極22の磁気に起因するコギングが抑制されていることを示している。
このように、リニアモータ1によれば、第一経路R1において最も外側に位置する第一磁極21の磁気の突極12に対する作用状態が、他の第一磁極21の磁気の突極12に対する作用状態に近くなる。また、第二磁極22の磁気に起因するコギングが抑制される。従って、可動子20全体としてのコギングを抑制できる。
第一部分34の端部34a及び第二部分35の端部35aは、第一ティース32の端部32aに比べ固定子10から離れていてもよい。この場合、第二磁極22の磁気に起因するコギングを更に抑制できる。
第一経路R1において、隣り合う第二磁石60と第一磁石50との中心間距離G1は、隣り合う第一磁石50同士の中心間距離G2と異なっていてもよい。中心間距離G1を中心間距離G2に対して相違させることにより、複数の第一磁極21の磁気に起因するコギングを打ち消すように、第二磁極22の磁気に起因するコギングの位相を調節することができる。
図6は、コイル40に交流電力を供給しない状態にて、可動子20を固定子10に沿って移動させた場合に、第一磁極21A〜21Lに作用する力(第一経路R1に沿う力)の合計値と、第二磁極22A,22Bに作用する力(第一経路R1に沿う力)の合計値との関係を示すグラフである。グラフの横軸は可動子の移動距離を示し、縦軸は第一経路R1に沿う力を示す。太い一点鎖線の力L19は第一磁極21A〜21Lに作用する力の合計値を示し、太い破線の力L20は第二磁極22A,22Bに作用する力の合計値を示している。
力L20の位相は、力L19を反転した状態となるように調節されている。このため、力L20と力L19とを合算した力L21の振幅はゼロに近くなっている。このことは、第二磁極22の磁気に起因するコギングにより複数の第一磁極21の磁気に起因するコギングが打ち消され、可動子20全体でのコギングが低減されていることを示している。このように、第二磁極22の磁気に起因する位相の調節によってコギングを更に抑制できる。
可動子20は、第一経路R1において複数の第一ティース32を挟むように設けられた二組の第二ティース33及び第二磁石60を有してもよい。この場合、二組の第二ティース33及び第二磁石60の協調により、コギングを更に抑制できる。但し、可動子20は、少なくとも一組の第二ティース33及び第二磁石60を有していればよい。
以上、実施形態について説明したが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
本開示に係るリニアモータは、動力源としてユニット化されたリニアアクチュエータ、ワーク等の対象物を搭載して搬送する搬送システム等に利用可能である。
1…リニアモータ、10…固定子、12…突極、20…可動子、32…第一ティース、32a…端部、33…第二ティース、34…第一部分、34a…端部、35…第二部分、35a…端部、40…コイル、50…第一磁石、60…第二磁石、R1…第一経路。

Claims (4)

  1. 線状の第一経路に沿うように設けられた固定子と、
    前記第一経路に沿って移動する可動子とを備え、
    前記固定子は、
    前記第一経路に沿って並ぶ複数の突極を有し、
    前記可動子は、
    前記第一経路に沿って並び、それぞれ前記固定子側に突出する複数の第一ティースと、
    前記複数の第一ティースの外周にそれぞれ装着された複数のコイルと、
    前記複数の第一ティースにそれぞれ埋設された複数の第一磁石と、
    前記第一経路において前記複数の第一ティースの外側に設けられ、前記固定子側に突出する第二ティースと、
    前記第二ティースに埋設された第二磁石と、有し、
    前記第二ティースは、前記第二磁石を基準にして前記第一ティースの逆側に位置する第一部分と、前記第二磁石を基準にして前記第一ティース側に位置する第二部分とを有し、
    前記第一部分の端部は、前記第二部分の端部に比べ前記固定子から離れている、リニアモータ。
  2. 前記第一部分の端部及び前記第二部分の端部は、前記第一ティースの端部に比べ前記固定子から離れている、請求項1記載のリニアモータ。
  3. 前記第一経路において、隣り合う前記第二磁石と前記第一磁石との中心間距離は、隣り合う前記第一磁石同士の中心間距離と異なっている、請求項1又は2記載のリニアモータ。
  4. 前記可動子は、
    前記第一経路において前記複数の第一ティースを挟むように設けられた二組の前記第二ティース及び前記第二磁石を有する、請求項1〜3のいずれか一項記載のリニアモータ。
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