JPWO2017047483A1 - アンテナ装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

本発明のアンテナ装置(101)は、面状導体(10)、コイルアンテナ(20)および磁性体(30)を備える。コイルアンテナ(20)はコイル開口(20AP)の周りに巻回され、1または複数の層を構成するコイル導体(21)を有し、コイル導体(21)は面状導体(10)の外縁に近接し、コイル開口(20AP)の少なくとも一部はコイル開口(20AP)の平面視で面状導体(10)の外縁より外側の領域に重なり、磁性体(30)は、面状導体(10)とコイルアンテナ(20)との間に介在しない位置に配置され、磁性体(30)は、面状導体(10)に沿って、コイルアンテナ(20)から面状導体(10)の外縁方向へ延びる延伸部(31A,31B,31C)を有する。

Description

本発明は、例えば近距離通信システムや非接触電力伝送システムに用いられるアンテナ装置およびそれを備えた電子機器に関するものである。
例えば、NFC(Near Field Communication)等の近距離通信システムや非接触電力伝送システムに用いられるアンテナ装置は特許文献1に開示されている。
特許文献1には、電力伝送用のコイルおよび近距離通信用コイルが金属板に磁界結合することで、金属板を放射素子として作用させることが記載されている。また、磁性体シートを各コイルが磁界結合した前記金属板とは反対側に配置した構造も記載されている。
国際公開第2014/167881号
一般に、電子機器の小型化に伴い、筐体の内部に十分なスペースを確保できないと、コイルアンテナのサイズは自ずと小さくなる。また、電子機器の所要電力の増大に伴い、非接触電力伝送の電力伝送量の増大化が要求される傾向にある。
近距離通信システムや非接触電力伝送システムに用いられるアンテナ装置はコイルアンテナを備える。そして、電力伝送量を高めるためには、電子機器のコイルアンテナと相手側装置(例えば充電台)のコイルアンテナとの磁界結合の結合度をなるべく高めることが重要である。
上述のアンテナ装置として、互いに対向するコイルアンテナおよび面状導体を設け、コイルアンテナを鎖交する磁束の磁路として作用する磁性体を更に設けると、コイルアンテナと面状導体とが強く磁界結合する。しかし、単に磁性体を配置するだけでは、コイルと導電性部材との磁界結合を十分に高められず、面状導体を磁束の放射素子として十分に機能させることができない場合がある。また、単にサイズの大きな磁性体を設けるだけでは、コストに見合うほどの高い結合を得られない。
因みに特許文献1に示される磁性体シートは、コイルアンテナとプリント配線板との不要な磁界結合を抑制するために設けられている。
本発明の目的は、相手側装置のコイルアンテナとの磁界結合の結合度を効果的に高めたアンテナ装置およびそれを備えた電子機器を提供することにある。
(1)本発明のアンテナ装置は、面状導体、コイルアンテナおよび磁性体を備え、
前記コイルアンテナはコイル開口の周りに巻回され、1または複数の層を構成するコイル導体を有し、
前記コイル導体は前記面状導体の外縁に近接し、前記コイル開口の少なくとも一部は前記コイル開口の平面視で前記面状導体の外縁より外側の領域に重なり、
前記磁性体は、前記面状導体と前記コイルアンテナとの間に介在しない位置に配置され、
前記磁性体は、前記面状導体に沿って、前記コイルアンテナから前記面状導体の外縁方向へ延びる延伸部を有する。
上述の構成により、面状導体が相手側装置のコイルアンテナと対向することで、相手側装置とは反対側に磁性体が配置されることになり、磁性体が配置されていない側(相手側装置方向)に磁束が広がり、相手側装置のコイルアンテナと面状導体とが強く磁界結合し、アンテナ装置のコイルアンテナは相手側装置のコイルアンテナと強く磁界結合する。
(2)前記コイル導体の少なくとも一部は前記面状導体に重なることが好ましい。これにより、アンテナ装置のコイルアンテナと面状導体とが強く磁界結合し、アンテナ装置のコイルアンテナと相手側装置のコイルアンテナとの磁界結合の結合度がさらに高くなる。
(3)上記(1)または(2)において、前記面状導体は外縁に切欠き部を有し、前記コイル開口は少なくとも一部は平面視で前記面状導体の切欠き部に重なることが好ましい。これにより、アンテナ装置のコイルアンテナと面状導体とが強く結合し、アンテナ装置のコイルアンテナと相手側装置のコイルアンテナとの磁界結合の結合度がさらに高くなる。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、前記コイルアンテナは、前記面状導体と前記磁性体との間に配置されていることが好ましい。これにより、アンテナ装置のコイルアンテナからの漏れ磁束が生じ難く、アンテナ装置のコイルアンテナと面状導体とが強く磁界結合する。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記延伸部は直線状であることが好ましい。これにより、磁性体の長手方向の長さが最も短くなり、アンテナ装置のコイルアンテナと面状導体とが強く磁界結合する。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記延伸部の数は複数であることが好ましい。これにより、アンテナ装置のコイルアンテナと面状導体とが強く磁界結合する。
(7)本発明の電子機器は、面状導体、コイルアンテナ、磁性体および筐体を備え、
前記コイルアンテナは前記面状導体の外縁に近接し、
前記コイルアンテナは、コイル開口の周りに巻回され、1または複数の層を構成するコイル導体を有し、前記コイル開口の平面視で前記コイル開口の少なくとも一部が前記面状導体の外縁より外側の領域に重なり、
前記磁性体は、前記面状導体と前記コイルアンテナとの間に介在しない位置に配置され、
前記磁性体は、前記面状導体に沿って、前記コイルアンテナから前記面状導体の外縁方向へ延びる延伸部を有し、
少なくとも前記磁性体は前記筐体に収められている。
上述の構成により、電子機器のコイルアンテナは相手側装置のコイルアンテナと強く磁界結合する。
(8)本発明の電子機器は、コイルアンテナ、磁性体および筐体を備え、
前記筐体は少なくとも一部は面状導体であり、
前記コイルアンテナは前記面状導体の外縁に近接し、
前記コイルアンテナは、コイル開口の周りに巻回され、1または複数の層を構成するコイル導体を有し、前記コイル開口の平面視で前記コイル開口の少なくとも一部が前記面状導体の外縁より外側の領域に重なり、
前記磁性体は、前記面状導体と前記コイルアンテナとの間に介在しない位置に配置され、
前記磁性体は、前記面状導体に沿って、前記コイルアンテナから前記面状導体の外縁方向へ延びる延伸部を有し、
少なくとも前記磁性体は前記筐体に収められている。
上述の構成により、電子機器のコイルアンテナは相手側装置のコイルアンテナと強く磁界結合する。
(9)上記(7)または(8)に記載の電子機器は、例えば前記コイルアンテナに接続され、近距離通信システムに用いられる通信回路と、前記コイルアンテナに接続され、電力伝送システムに用いられる電力伝送回路と、を備える。これにより、小型のアンテナ装置でありながら、近距離通信だけでなく、大きな電力の非接触電力伝送が可能となる。
本発明によれば、相手側装置のコイルアンテナとの磁界結合の結合度を効果的に高めたアンテナ装置およびそれを備えた電子機器が構成される。
図1は第1の実施形態に係る電子機器201の断面図である。 図2は電子機器201の筐体を示す平面図である。 図3は電子機器201の筐体内部の主要部の構成を示す平面図である。 図4(A)(B)複数の層を構成するコイル導体を有するコイルアンテナを示す斜視図である。 図5(A)(B)(C)(D)は、第2の実施形態に係る電子機器の主要部の構成を示す平面図である。 図6(A)(B)(C)(D)は、第3の実施形態に係る電子機器が備える磁性体30の構造と配置を示す図である。 図7(A)(B)(C)は、第4の実施形態に係る電子機器が備える磁性体の構造と配置を示す図である。 図8(A)(B)(C)(D)は、第5の実施形態に係る電子機器が備える磁性体の構造と配置を示す図である。 図9は第6の実施形態に係る電子機器206の断面図である。 図10は第7の実施形態に係る電子機器の主要部の回路図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態を分けて示すが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
《第1の実施形態》
第1の実施形態では、近距離通信システムおよび非接触電力伝送システムに適用されるアンテナ装置およびそれを備える電子機器について示す。
図1は第1の実施形態に係る電子機器201の断面図である。図2は電子機器201の筐体を示す平面図である。図3は電子機器201の筐体内部の主要部の構成を示す平面図である。
この電子機器201は所謂スマートフォン等の携帯電子機器であり、筐体の第1面にディスプレイ50が設けられている。図2は筐体の第2面を視た平面図である。電子機器201の筐体は、図2に表われているように、金属筐体部である面状導体10と樹脂筐体部91,92とを備えている。面状導体10には切欠部10Cが形成されている。この切欠部10Cにはカメラモジュールのレンズ部が配置される。但し、図1、図2、図3においては、レンズ部等を図示せず、本発明に係る構造を明瞭化するため、切欠部10Cは敢えて開口させた状態で描いている。このことは、本実施形態に限らず、以降に示す実施形態で示す図についても同様である。
図1に表われているように、筐体の内部には、コイルアンテナ20、磁性体30、回路基板40等を備える。以降に述べるように、面状導体10、コイルアンテナ20および磁性体30によって本発明に係るアンテナ装置が構成される。
磁性体30は例えば、樹脂材料と磁性体フェライト粉とのコンポジット材をシート状に成形したフェライトシートである。
磁性体30は、面状導体10とコイルアンテナ20との間には介在しない位置に配置されている。図1に示す例では、コイルアンテナ20は、面状導体10と磁性体30との間の層に配置されている。
磁性体30は粘着シート(両面粘着テープ)を介して面状導体10に貼付してもよい。また、磁性体30は粘着シートを介して回路基板40に貼付してもよい。コイルアンテナ20は電気的絶縁状態で面状導体10に貼付してもよいし、電気的絶縁状態で磁性体30に貼付してもよい。コイルアンテナ20のコイル導体は回路基板40に形成されている回路に電気的に接続される。
図3に表われているように、コイル導体21は面状導体10の外縁に近接する。本願において、切欠部10Cの内縁は面状導体10の外縁の一部である。
以上に示したコイルアンテナ20において、コイル導体21は1つの層に形成され、その形状は矩形スパイラル状またはスパイラル状であるが、それ以外に、例えば図4(A)に示すように、複数の層を構成するコイル導体21によって矩形状コイルアンテナ20を構成してもよい。また、例えば図4(B)に示すように、複数の層を構成するコイル導体21によってヘリカル状コイルアンテナ20を構成してもよい。
コイルアンテナ20は、コイル開口20APの周りに巻回され、1または複数の層を構成するコイル導体21を有し、コイル開口20APは少なくとも一部が面状導体10の切欠き部10Cに重なる。すなわち、平面視で、コイル開口20APの少なくとも一部は面状導体10から露出する。尚且つ、平面視で、コイル導体21の少なくとも一部は面状導体10に重なる。
また、平面視で、磁性体30は、面状導体10の切欠部10Cおよびコイル開口20APに重なる集合部32と、この集合部32から面状導体10に沿って、面状導体10の外縁方向へ放射状に(従って直線状に)延伸する延伸部31A,31B,31Cとで構成される。
本実施形態によれば、コイルアンテナ20から発生する磁束は高透磁率の磁性体30を通る。すなわち、磁性体30は高透磁率の磁路として作用し、コイルアンテナ20の磁束の放射および集磁の効果が高まる。磁性体30により、高透磁率の磁路を回路基板40の外側まで延伸することで、集めた磁束が回路基板40に鎖交しないようにすることができ、回路基板40との不要な磁界結合を抑制することができる。このため、磁性体30は回路基板40、もしくは面状導体10の外縁部まで延伸していることが好ましい。
また、磁性体30を通る磁束はコイルアンテナ20から放射状に生成されるため、延伸部31A,31B,31Cをコイルアンテナ20に対し、放射状に設けることが好ましい。
延伸部31A,31B,31Cの形状は、コイルアンテナ20から発生する磁束が直線状(放射状)であるため、直線状であることが好ましいが、曲線で構成されていてもよい。
ここで、延伸部31A,31B,31Cの幅は、延伸部が接するコイル開口20APが矩形状の場合は、当該矩形状の各辺の長さとそれぞれ等しいことが好ましい。そして、複数の延伸部31A,31B,31Cがコイル開口20APの矩形状の各辺に接する場合、延伸部の幅を足し合わせた長さは、前記矩形状の各辺を足し合わせた長さと等しくなることが好ましい。
また、延伸部31A,31B,31Cの幅を足し合わせた長さは、コイル開口20APが円形状の場合、コイル開口20APの円形状の外周の長さに等しいことが好ましい。
このように磁性体30を配置することで磁束が面状導体10側に効率的に放射され、コイルアンテナ20と面状導体10との磁界結合の結合度をさらに高めることができる。
上記面状導体10、コイルアンテナ20および磁性体30によってアンテナ装置101が構成される。
図1においては、充電台等の相手側装置のコイルアンテナ210も図示している。図1において、破線はコイルアンテナ20と相手側装置のコイルアンテナ210との磁界結合に寄与する磁束φの様子を示している。図1に表われているように、面状導体10が相手側装置のコイルアンテナ210と対向することで、相手側装置とは反対側に磁性体30が配置されることになり、磁性体30が配置されていない側(相手側装置方向)に磁束が広がることで、コイルアンテナ20と面状導体10とが強く磁界結合し、さらに面状導体10と相手側装置のコイルアンテナ210とが強く磁界結合する。
なお、図1に示した例では、筐体の一部である金属筐体部を面状導体として利用したが、樹脂筐体の一部に面状導体を形成してもよい。
また、磁性体30は、フェライトシート以外に、焼結フェライト板であってもよい。さらには、個片化された焼結フェライト板がフレキシブルシートに貼付された、複合シートであってもよい。
《第2の実施形態》
図5(A)(B)(C)(D)は第2の実施形態に係る4つの電子機器の主要部の構成を示す平面図である。
第1の実施形態の図2では、面状導体10は、内部が円形状に広がる形状の切欠部10Cを有する例を示したが、図5(A)に示すように、面状導体10は切欠部が無い形状であってもよい。また、図5(B)に示すように、切欠部10Cは外縁から内部へ一定幅で延伸する形状であってもよい。さらに、筐体は複数の金属筐体部を備えてもよい。図5(C)の例では、金属筐体部の平面側の主要部および側面側の主要部に相当する面状導体10A以外に、金属筐体部の平面側の主要部以外および側面側の主要部以外を構成する面状導体10Bを備えており、面状導体10Aと10Bとの間に切欠部10Cを有する。この面状導体10Aを、図5(A)に示した面状導体10と同様に用いることができる。または、面状導体10Aと10Bを、図2に示した面状導体10および切欠部10Cと同様に用いることができる。
図5(A)(B)(C)いずれの例でも、コイルアンテナ20は、フレキシブル基材22と、それに形成された矩形スパイラル状のコイル導体21とで構成されている。図5(D)の例は、第1の実施形態で図3に示した例と同様に、絶縁体で被覆された導線21が円形状に巻回されて、コイルアンテナ20が構成されている。
図5(A)(C)の例では、平面視で、コイル開口20APの一部はコイル開口20APの面状導体10の外縁より外側の領域に重なる。尚且つ、平面視で、コイル導体21の少なくとも一部は面状導体10に重なる。
図5(B)の例では、コイルアンテナ20は、フレキシブル基材22と、それに形成された矩形スパイラル状のコイル導体21とで構成されている。そして、平面視で、コイル開口20APの一部はコイル開口20APの面状導体10の外縁より外側(切欠部10Cの内縁より内側)の領域に重なる。尚且つ、平面視で、コイル導体21の少なくとも一部は面状導体10に重なる。
コイルアンテナ20のコイル導体21の両端には、例えば回路基板40から突出するスプリングピン端子(図示せず)が当接する。これにより、コイル導体21は前記スプリングピン端子を介して、回路基板40に形成されている回路に電気的に接続される。
本実施形態で示す例では、コイルアンテナ20のコイル導体21は基材に形成された導体パターンである。
図5(A)(B)(C)の例では、磁性体30はコイルアンテナ20から面状導体10に沿って、面状導体10の外縁方向へ長手方向に直線状に延びる。これらの例では磁性体30全体が「延伸部」である。
なお、図5(C)の例では、磁性体30は面状導体10の外縁に達しない途中まで延伸している。
図5(D)において、コイルアンテナ20およびその面状導体10への配置関係は図3に示したとおりである。この図5(D)の例では、磁性体30はコイルアンテナ20から面状導体10に沿って、面状導体10の互いに対向する2つの外縁方向へ長手方向に直線状に延びる。すなわち磁性体30全体が「延伸部」である。
《第3の実施形態》
第3の実施形態では、第1、第2の実施形態で示した磁性体とは異なる別の磁性体の幾つかの形状と、その配置の例を示す。
図6(A)(B)(C)(D)は第3の実施形態に係る電子機器が備える磁性体30の構造と配置を示す図である。
図6(A)(B)(C)(D)において、コイルアンテナ20およびその面状導体10への配置関係はそれぞれ図5(A)(B)(C)(D)に示したとおりである。
図6(A)の例では、磁性体30はコイルアンテナ20から面状導体10に沿って、面状導体10の外縁方向へ短手方向に直線状に延びる。
図6(B)の例では、磁性体30A,30Bはコイルアンテナ20の途中から面状導体10に沿って、面状導体10の外縁方向へ短手方向にそれぞれ直線状に延びる。
磁性体30A,30Bを設ける位置は、面状導体10の外縁からコイルアンテナ20の外縁までの距離が短いほうが好ましい。
図6(C)(D)の例では、磁性体30はコイルアンテナ20から面状導体10の互いに対向する2つの外縁方向へ短手方向に直線状に延びる。
図6(A)(B)(C)(D)のいずれも、磁性体30全体が「延伸部」である。
《第4の実施形態》
第4の実施形態では、第1、第2、第3の実施形態で示した磁性体とは異なる別の磁性体の幾つかの形状と、その配置の例を示す。
図7(A)(B)(C)は第4の実施形態に係る電子機器が備える磁性体の構造と配置を示す図である。
図7(A)(B)(C)において、コイルアンテナ20およびその面状導体10への配置関係はそれぞれ図5(A)(B)(C)、図6(A)(B)(C)に示したとおりである。
図7(A)(B)(C)の例は、いずれもコイルアンテナ20のコイル開口20APから面状導体10に沿って、面状導体10の外縁方向へ磁性体31A,31B,31CがT字状に放射状に延びる。
《第5の実施形態》
第5の実施形態では、第1〜第4の実施形態で示した磁性体とは異なる別の磁性体の幾つかの形状と、その配置の例を示す。
図8(A)(B)(C)(D)は第5の実施形態に係る電子機器が備える磁性体の構造と配置を示す図である。
図8(A)(B)(C)(D)において、コイルアンテナ20およびその面状導体10への配置関係はそれぞれ図5(A)(B)(C)(D)、図6(A)(B)(C)(D)に示したとおりである。
図8(A)の例では、磁性体31D,31Eがコイルアンテナ20から面状導体10に沿って、面状導体10の角方向へ斜めに延びる。
図8(B)(C)の例では、磁性体31A,31B,31C,31D,31Eがコイルアンテナ20から面状導体10に沿って、放射状に延びる。
図8(D)の例では、磁性体31A,31B,31C,31D,31E,31F,31Gがコイルアンテナ20から面状導体10に沿って、放射状に延びる。また、磁性体31A,31B,31C,31D,31E,31F,31Gには、コイル開口および面状導体の切欠部が重なる位置に開口が形成されている。これにより、カメラモジュール等の電子デバイスを、コイルアンテナ、面状導体、磁性体を貫通する形で配置することができるため、厚みのある電子デバイスを配置するのに適し、また、コイルアンテナ、面状導体、磁性体を互いに、より近接させることができる。
《第6の実施形態》
第6の実施形態では、面状導体、コイルアンテナおよび磁性体の位置関係が第1の実施形態と異なる電子機器について示す。
図9は第6の実施形態に係る電子機器206の断面図である。第1の実施形態で図1に示した電子機器201と異なり、樹脂筐体90を備え、面状導体10は筐体の一部を構成していない。また、面状導体10に対する磁性体30の対向面とは反対側にコイルアンテナのコイル導体21が配置されている。
面状導体10は粘着シート(両面粘着テープ)を介して筐体90の内面に貼付してもよい。磁性体30は粘着シートを介して面状導体10に貼付してもよいし、回路基板40に貼付してもよい。コイルアンテナ20は電気的絶縁状態で面状導体10に貼付してもよいし、筐体90の内面に貼付してもよい。その他の構成は第1の実施形態の電子機器201と同様である。
本実施形態のように、面状導体10がコイルアンテナ20と磁性体30との間に配置される構成も可能である。
図9において、破線はコイルアンテナ20と相手側装置のコイルアンテナ210との磁界結合に寄与する磁束φの様子を示す。図9に表われているように、相手側装置のコイルアンテナ210とは反対側に磁性体30が配置されることにより、磁性体30が配置されていない側(相手側装置方向)に磁束が広がり、コイルアンテナ20と面状導体10とが強く磁界結合し、さらに面状導体10と相手側装置のコイルアンテナ210とが強く磁界結合する。
《第7の実施形態》
第7の実施形態では近距離通信システムおよび非接触電力伝送システムに適用されるアンテナ装置と、それに接続される回路の例について示す。
図10は第7の実施形態に係る電子機器の主要部の回路図である。コイルアンテナの構造は以上の各実施形態で示したとおりである。図10においてインダクタL20はコイルアンテナ(以上の各実施形態で示したコイルアンテナ20)をインダクタの回路記号で表したものである。切替回路1はコイルアンテナを電力伝送用回路2またはNFC通信回路3の一方に選択的に接続する回路である。切替回路1が電力伝送用回路2に接続されると、インダクタL20とキャパシタC1とで非接触電力伝送用の周波数で共振するLC共振回路が構成される。また、切替回路1がNFC通信回路3に接続されると、インダクタL20とキャパシタC2とでNFC通信用の周波数で共振するLC共振回路が構成される。
NFC通信用の周波数は例えば13.56MHzであり、非接触電力伝送用の周波数は例えばその1/2である6.78MHzである。いずれもISM(Industrial, Scientific and Medical Band)のうちHF帯内の周波数帯であり、既に示した面状導体10は放射素子として作用し、磁性体30はその透磁率を有効に利用できる。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。例えば、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
C1,C2…キャパシタ
L20…インダクタ
1…切替回路
2…電力伝送用回路
3…NFC通信回路
10,10A,10B…面状導体
10C…切欠部
11…金属筐体部
20…コイルアンテナ
20AP…コイル開口
21…コイル導体
22…フレキシブル基材
30,30A,30B…磁性体
31A〜31G…磁性体延伸部
32…磁性体集合部
40…回路基板
50…ディスプレイ
90…樹脂筐体
91,92…樹脂筐体部
101…アンテナ装置
201,202…電子機器
210…相手側コイルアンテナ

Claims (9)

  1. 面状導体、コイルアンテナおよび磁性体を備えるアンテナ装置において、
    前記コイルアンテナはコイル開口の周りに巻回され、1または複数の層を構成するコイル導体を有し、
    前記コイル導体は前記面状導体の外縁に近接し、前記コイル開口の少なくとも一部は前記コイル開口の平面視で前記面状導体の外縁より外側の領域に重なり、
    前記磁性体は、前記面状導体と前記コイルアンテナとの間に介在しない位置に配置され、
    前記磁性体は、前記面状導体に沿って、前記コイルアンテナから前記面状導体の外縁方向へ延びる延伸部を有する、アンテナ装置。
  2. 前記コイル導体の少なくとも一部は前記平面視で前記面状導体に重なる、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記面状導体は外縁に切欠き部を有し、前記コイル開口は少なくとも一部は前記平面視で面状導体の切欠き部に重なる、請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記コイルアンテナは、前記面状導体と前記磁性体との間に配置されている、請求項1から3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記延伸部は直線状である、請求項1から4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 前記延伸部の数は複数である、請求項1から5のいずれかに記載のアンテナ装置。
  7. 面状導体、コイルアンテナ、磁性体および筐体を備える電子機器において、
    前記コイルアンテナは前記面状導体の外縁に近接し、
    前記コイルアンテナは、コイル開口の周りに巻回され、1または複数の層を構成するコイル導体を有し、前記コイル開口の平面視で前記コイル開口の少なくとも一部が前記面状導体の外縁より外側の領域に重なり、
    前記磁性体は、前記面状導体と前記コイルアンテナとの間に介在しない位置に配置され、
    前記磁性体は、前記面状導体に沿って、前記コイルアンテナから前記面状導体の外縁方向へ延びる延伸部を有し、
    少なくとも前記磁性体は前記筐体に収められた、電子機器。
  8. コイルアンテナ、磁性体および筐体を備える電子機器において、
    前記筐体は少なくとも一部が面状導体であり、
    前記コイルアンテナは前記面状導体の外縁に近接し、
    前記コイルアンテナは、コイル開口の周りに巻回され、1または複数の層を構成するコイル導体を有し、前記コイル開口の平面視で前記コイル開口の少なくとも一部が前記面状導体の外縁より外側の領域に重なり、
    前記磁性体は、前記面状導体と前記コイルアンテナとの間に介在しない位置に配置され、
    前記磁性体は、前記面状導体に沿って、前記コイルアンテナから前記面状導体の外縁方向へ延びる延伸部を有し、
    少なくとも前記磁性体は前記筐体に収められた、電子機器。
  9. 前記コイルアンテナに接続され、近距離通信システムに用いられる通信回路と、前記コイルアンテナに接続され、電力伝送システムに用いられる電力伝送回路と、を備えた、請求項7または8に記載の電子機器。
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