JPWO2016208154A1 - 放射線画像撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】旋回可能なアーム部に放射線源を保持してなる放射線画像撮影装置において、アーム部に保持されている放射線源が被写体に当たることを防止する。【解決手段】車輪部(13)によって走行可能とされた脚部(10)と、脚部(10)の上に保持された本体部(30)と、本体部(30)に連結されて本体部(30)よりも上方に突出可能とされたアーム部(50)と、アーム部(50)に取り付けられた放射線源(70)とを備えた放射線画像撮影装置において、アーム部(50)を、伸縮可能であって本体部(30)に連結された本体側部分(52、55)と、放射線源(70)が取り付けられた放射線源側部分(53)とから構成する。放射線源側部分(53)は、本体側部分(52、55)となす角度が変わる向きに旋回可能とする。そして、本体側部分(52、55)が予め定められた長さより短い状態下では、上記旋回を不可能にする旋回規制手段(51)を設ける。【選択図】図4

Description

本発明は放射線画像撮影装置、より詳しくは、旋回可能なアーム部に放射線源を支持させてなる放射線画像撮影装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1や非特許文献1に示されているように、放射線源と電気回路等の放射線照射のための最小限の構成要素のみを搭載し、操作者が手で持って操作可能とした可搬型(ポータブル)の放射線照射装置が提案されている。この種の可搬型の放射線照射装置は、操作者が手で持って操作できる程度に軽量化されており、被写体を様々な方向から撮影する上で有利なものとなっている。
上述のような可搬型の放射線照射装置を用いて被写体の放射線画像を撮影する際には、通常、蓄積性蛍光体シート(IP:Imaging Plate)やX線用銀塩フイルムが筐体内に収納されてなるカセッテが用いられる。すなわち、そのようなカセッテを、被写体を間に置いて放射線照射装置に対向する位置に配し、その状態で放射線照射装置を駆動させれば、被写体を透過したX線等の放射線がカセッテ内の蓄積性蛍光体シート等に照射され、該蓄積性蛍光体シート等に被写体の透過放射線画像が記録される。なお近時は、上述のようなカセッテに代えて、後述するいわゆる電子カセッテが用いられることも多い。特許文献2には、この電子カセッテの一例が示されている。
上記可搬型の放射線照射装置は、操作者が手で持って操作可能なものであるが、手振れを防止し、さらには操作者の手等への被ばくを防止するために、支持装置に支持した状態で使用するのがより望ましい。非特許文献1には、そのような支持装置の例も示されており、特に、支持脚の下部に車輪部を設けて走行可能とした支持装置も示されている。
他方、例えば特許文献3や特許文献4に示されるように、アーム部に放射線源を取り付けて使用するようにした放射線画像撮影装置も公知となっている。この種の放射線画像撮影装置は多くの場合、基本的に、脚部と、放射線源駆動用のバッテリや放射線源の駆動に関わる電気回路を収容して脚部の上に保持された本体部と、本体部に連結されたアーム部と、アーム部に取り付けられた放射線源とを備えたものとされている。
なお上記アーム部は、放射線源の高さ位置を調整したり、放射線源から出射する放射線の出射方向を調整したりするために、上下2つの部分に分けられて、放射線源を保持する上のアーム部分が旋回できるように構成されることも多い。
上述の基本構成を有する放射線画像撮影装置は、機動性を備えて狭い所にも容易に運ぶことができる、交流電源が利用できない環境下でも使用可能であるといった有利性を活かして、病院等の医療機関において救急搬送された患者や、狭い病室のベッドに寝ている患者の放射線画像を撮影する等のために特に好適に利用されている。
以上の点は、先に述べた非特許文献1に示される可搬型の放射線照射装置と走行可能とした支持装置とを組み合わせてなる放射線画像撮影装置に関しても、同様に言えることである。
特開2012−29889号公報 特開2014−178308号公報 実開平5−76406号公報 特開平3−99000号公報
東芝医療用品株式会社、X線撮影装置 IPF-21、[online]、[平成11年7月30日検索]、インターネット〈URL:http://www.toshiba-iryouyouhin.co.jp/tmeds/xrays/ipf21.html〉
しかし、アーム部に放射線源を支持させてなる従来の放射線画像撮影装置においては、前述したようにアーム部が上下2つの部分に分けられて、上のアーム部分が旋回できるように構成された場合、旋回するアーム部分に保持されている放射線源が誤って被写体に当たりやすいことが認められている。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、旋回するアーム部分に保持されている放射線源が被写体に当たることを防止できる放射線画像撮影装置を提供することを目的とする。
本発明による放射線画像撮影装置は、
装置載置面上を車輪部によって走行可能とされた脚部と、
脚部の上に保持された本体部と、
本体部に連結されて、本体部よりも上方に突出可能とされたアーム部と、
アーム部に取り付けられた放射線源とを備えた放射線画像撮影装置において、
アーム部が、前記突出の方向に伸縮可能であって本体部に連結された本体側部分と、放射線源が取り付けられた放射線源側部分とを有し、
放射線源側部分が、本体側部分の先端側に、本体側部分となす角度が変わる向きに旋回可能に連結され、
本体側部分が予め定められた長さより短い状態下では、上記放射線源側部分の旋回を不可能にする旋回規制手段が設けられていることを特徴とするものである。
ここで、上に述べた「上」や「下」とは、装置使用状態(脚部が装置載置面上に有る状態)における鉛直方向の上、下を意味する。そして、そのような「上」の方向(上方)に突出するとは、鉛直上方に突出することは勿論、鉛直上方を向く成分を持って鉛直方向とは角度をなす方向に突出することも含むものとする。
また、本体部とアーム部との「連結」は直接的な連結であってもよいし、何かを介した間接的な連結であってもよい。
また、上記「本体側部分の先端側」は、アーム部が本体部から突出する方向の先端側を意味する。
上記構成を有する本発明の放射線画像撮影装置においては、
旋回規制手段が、基端が本体部に連結された筒状部材からなるものであり、
筒状部材は、本体側部分および、本体側部分と長手方向が揃う状態とされた放射線源側部分を、筒軸方向に移動可能にして内部に収容可能で、本体側部分が上記予め定められた長さ以上に伸長すると、放射線源側部分が筒状部材から外に出る長さとされていることが望ましい。
なお上記の「長手方向」とは、アーム部を構成する本体側部分および放射線源側部分がアーム軸に沿って延びる方向を意味するものである。本体側部分あるいは放射線源側部分が極端に大きい断面形状を有するものに形成されて、この断面内の一方向についてのサイズが、本体側部分あるいは放射線源側部分の長さよりも大となっている場合でも、上記「長手方向」が意味するところは上述の通りとする。
あるいは、本発明の放射線画像撮影装置においては、
アーム部の本体側部分が、基端が本体部に連結された筒状の外部材と、この外部材内に筒軸方向に移動可能に収められて先端側に放射線源側部分を旋回可能に連結した内部材とからなるものであり、
外部材は、内部材および、内部材と長手方向が揃う状態とされた放射線源側部分を、筒軸方向に移動可能にして内部に収容可能で、上記予め定められた長さと同じ長さとされて旋回規制手段を構成していることが望ましい。
なお上記の「長手方向」とは、アーム部を構成する内部材および放射線源側部分がアーム軸に沿って延びる方向を意味するものである。内部材あるいは放射線源側部分が極端に大きい断面形状を有するものに形成されて、この断面内の一方向についてのサイズが、内部材あるいは放射線源側部分の長さよりも大となっている場合でも、上記「長手方向」が意味するところは上述の通りとする。
また、本発明の放射線画像撮影装置においては、アーム部の本体側部分が、装置載置面に対して直角な向きに長手方向が延びる状態に構成されていることが望ましい。
また、本発明の放射線画像撮影装置においては、放射線源側部分が、装置載置面に対して水平な状態よりも下向きになるまで旋回しないように構成されていることが望ましい。
また、本発明の放射線画像撮影装置においては、放射線源が、アーム部の放射線源部分の長手方向と平行な軸の周りに回転可能とされていることが望ましい。
また、本発明の放射線画像撮影装置においては、放射線源が、放射線出射軸の仰角が変わる方向に揺動可能とされた上で、放射線源の揺動位置を固定する揺動位置固定手段が設けられていることが望ましい。
そして以上の構成が採用される場合、放射線源は、揺動位置固定手段による揺動位置の固定が解除されたとき、自重の作用により、固定がなされている場合よりも放射線出射軸が下向きになる揺動位置を取るように構成されていることがより好ましい。
また、本発明の放射線画像撮影装置においては、車輪部が旋回キャスタからなるものであることが望ましい。
また、本発明の放射線画像撮影装置においては、本体部が、上端が下端と比べてより放射線源に近付く状態に傾斜していることが望ましい。
さらに本発明の放射線画像撮影装置においては、車輪部がブレーキ手段を備えていることが望ましい。
本発明の放射線画像撮影装置は上述した通り、アーム部の本体側部分が予め定められた長さより短い状態下では、アーム部の放射線源側部分の旋回を不可能にする旋回規制手段が設けられているので、アーム部の本体側部分がある程度伸長して、それに応じてアーム部の放射線源側部分が上方に移動したところで、放射線源側部分が旋回可能となる。つまり放射線源側部分が旋回できるのは、この放射線源側部分に取り付けられている放射線源がある程度高い位置に上昇した後である。したがって、放射線源側部分が旋回しても、高い位置にある放射線源が被写体に当たることは起こり難くなる。
本発明の一実施形態による放射線画像撮影装置を示す斜視図 図1の放射線画像撮影装置の非使用時の状態を示す側面図 図1の放射線画像撮影装置の使用時の状態を示す側面図 図1の放射線画像撮影装置の非使用時の状態を示す後面図 図1の放射線画像撮影装置の使用時の状態を示す後面図 図1の放射線画像撮影装置の車輪部を示す側面図 図1の放射線画像撮影装置の本体部を示す一部破断側面図 図7の本体部における複数の回路の配置状態を示す概略図 本体部における複数の回路の配置状態の別例を示す概略図 本発明の放射線画像撮影装置に適用され得る車輪部の別例を示す斜視図 図10の車輪部が別の状態にあるところを示す斜視図 図1の放射線画像撮影装置における本体部と脚部との大小関係を説明する図 本発明の放射線画像撮影装置に適用され得るアーム部の別例を示す側面図 電子カセッテの前面側を示す斜視図 電子カセッテの背面側を示す斜視図 本発明の放射線画像撮影装置に適用され得るアーム部のさらに別の例を示す斜視図 本発明の放射線画像撮影装置に適用され得るアーム部のさらに別の例を示す側面図
以下、図面を参照して本発明による放射線画像撮影装置の実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態による放射線画像撮影装置1の全体形状を示す斜視図であり、また図2および図3はそれぞれ放射線画像撮影装置1の非使用時、使用時の状態を示す側面図、そして図4および図5はそれぞれ放射線画像撮影装置1の非使用時、使用時の状態を示す後面図である。
なお以下では、例えば医療機関の床等の装置載置面2上に放射線画像撮影装置1が載置された状態において、鉛直方向上側、下側をそれぞれ「上」、「下」と称し、また、同じ状態において鉛直方向に対して直角となる方向を「水平」方向ということとする。
図1〜図5に示されるように本実施形態の放射線画像撮影装置1は、装置載置面2上を走行可能とされた脚部10と、この脚部10の上に保持された本体部30と、この本体部30に連結されたアーム部50と、このアーム部50の先端部に取り付けられた放射線源70とを有している。なお、本体部30とアーム部50との連結は、直接的になされてもよいし、あるいは間に何らかの部材を介して間接的になされてもよい。
上記本体部30は、概略厚い板状の基部31の上に固定された筐体32内に、後述するバッテリ等の要素を収容して構成されている。筐体32の上端には、放射線画像撮影装置1を押したり引いたりするための把手80が取り付けられている。また上記基部31の上には保持部材33が固定されており、この保持部材33の上部には、受け台81を介してコンソール82が保持されている。
コンソール82は、放射線画像撮影装置1の各種動作を指示する信号等を入力するための操作ボタンやスイッチ等の入力手段83や、放射線画像撮影装置1の状態や、入力手段83による入力情報等を表示するための表示手段84等を備えている。なお、表示手段84をいわゆるタッチパネルから構成して、該タッチパネルへの接触操作により信号入力等を行うようにして、入力手段83を省くことも可能である。
脚部10は、水平な台座11と、この台座11の偶部から各々側外方に延びた一例として4本の脚12と、各脚12の先端部下面の車輪取付け部12aに取り付けられた車輪部13とを有している。前述した基部31は、上記台座11の上に、上下方向に延びる回転軸AX1を中心として回転可能に保持されている。それにより、基部31に固定された本体部30や後述するアーム部50は、脚部10に対して回転軸AX1を中心として、つまり水平面内で相対回転可能となっている。
図6は、車輪部13の近辺の側面形状を示すものである。同図に示される通り車輪部13は、上下方向に延びる旋回軸AX2の周りに旋回自在とされた、いわゆる旋回キャスタからなるものである。すなわち車輪部13は、例えばゴムタイヤ等からなる車輪14と、この車輪14を水平な車軸AX3を中心として回転可能に保持する車輪保持部15と、この車輪保持部15と一体化された旋回部16とを備えており、旋回部16が旋回軸AX2の周りに旋回可能にして脚12の車輪取付け部12aに取り付けられている。
上記旋回軸AX2は、水平面内で車軸AX3からオフセットした位置に設定されている。したがって、脚部10を水平な一方向に動かせば、その一方向内において前側に旋回軸AX2が位置し、後側に車輪14が位置するように旋回部16が旋回して、車輪14が自由に回転できるようになる。そこで、放射線撮影技師等の作業者が前述の把手80を握って放射線画像撮影装置1を押したり引いたりすれば、放射線画像撮影装置1を任意の方向に簡単かつ迅速に移動させることができる。
また、本実施形態において4個の車輪部13は、平面視状態、つまり装置載置面2に投影して見た状態で、各旋回軸AX2が、共通の1つの長方形の角に位置する状態に配置されている。そこで、概略その長方形の重心位置を通る鉛直線を中心として脚部10の全体を水平面内、つまり装置載置面2上で回転させることも可能である。そのように脚部10が回転する際、4個の車輪部13は、共通の1つの円の上を辿るように円弧を描きながら走行する。
車輪部13を構成する上述の旋回キャスタとしては、従来公知の例えばキャスタ付き事務用椅子、物品運搬用キャスタ付きワゴン、あるいはキャスタ付き作業台等において広く用いられているものを適宜選択して適用することができる。
なお、以上述べたような車輪部13に代えて、ブレーキ手段を備えた車輪部を用いてもよい。図10および図11は、ブレーキ手段を備えた車輪部90の一例を示す斜視図であり、図10はブレーキが解放されているときの車輪部90の状態を、また図11はブレーキが作動したときの車輪部90の状態を示している。
図示のようにこの車輪部90は、例えばゴムタイヤ等からなる車輪91と、この車輪91を車軸92の周りに回転可能に保持する車輪保持部93と、この車輪保持部93を旋回可能に保持した取り付け座94と、車輪保持部93に保持されたクランク状のブレーキレバー95と、板ばね96とを備えている。ブレーキレバー95は、基端側(図10、11中で右端側)の軸周りに回転可能にして車輪保持部93に保持されている。
ブレーキレバー95が図10の回転位置にあるとき、板ばね96は車輪91から離れていて、車輪91は回転可能となっている。この状態からブレーキレバー95が回転されて図11の回転位置に動かされると、該ブレーキレバー95の基端側の軸に形成されている凸部95aが板ばね96を押して、車輪91の周面に圧接させる。それにより車輪91は回転不可能になって、ブレーキが掛けられた状態となる。
以上の通りのブレーキ手段を備えた車輪部90を脚部10に適用すれば、脚部10を走行させて放射線画像撮影装置1を所定の位置に移動させた後、車輪91にブレーキを掛けることにより、放射線画像撮影装置1が不用意に動いてしまうことを防止可能となる。
また、旋回キャスタとしては、旋回部が旋回軸(図6の例ならばAX2)の周りに旋回しないようにするブレーキ手段を備えたものも提供されている。そのような旋回キャスタを適用すれば、車輪の回転は許容しながらも、旋回部が旋回して放射線画像撮影装置1が不用意に動いてしまうことを防止可能となる。本発明においては、その種のブレーキ手段を備えた車輪部を適用することも可能であり、さらには、車輪の回転と旋回部の旋回の双方にブレーキを掛け得る車輪部を適用することも可能である。
また、車輪部13にブレーキを掛けるためには、上述のブレーキレバー95を操作する他に、例えば把手80の近辺に設置したボタンやレバーを操作するようにしてもよい。また、車輪部13の移動速度を検出し、検出された移動速度がある設定速度を超えた場合は、車輪部13に自動的にブレーキを掛けるようにしてもよい。また、検出された移動速度がある設定速度を超えたら、警報音やランプ点滅等によるアラートを発生させて、装置使用者に注意を促すようにしてもよい。そのようなアラートは発生させるだけでもよいし、それと共に上記ブレーキが掛かるようにしてもよい。
さらには、装置使用者が把手80から手を離したことが検知されると、車輪部13に自動的にブレーキを掛けるようにしてもよい。そして、以上のように車輪部13に自動的にブレーキを掛ける場合は、放射線画像撮影装置1の転倒を防止するために、車輪部13を徐々に減速させてから完全にブレーキが掛かるように構成することが望ましい。また、車輪部13に自動的にブレーキを掛ける場合は、4個の車輪部13に同じようにブレーキを掛けることが望ましい。
また、放射線画像の撮影時に放射線画像撮影装置1が、つまりは放射線源70が動いてしまうことを防止するために、車輪部13に自動的にブレーキを掛けてロックするようにしてもよい。その場合は、放射線源70を駆動する直前の何らかの操作を検知して、それが検知されたら車輪部13に自動的にブレーキが掛かるように構成するのが望ましい。なお、上記の操作としては、例えば放射線照射範囲を確認するための光学像撮影を行うカメラのレリーズ操作等が挙げられる。
次に、本体部30について、図7および図8も参照して詳しく説明する。図7は、本体部30を一部破断して示す側面図である。同図および図1に明示されるように、本体部30を構成する筐体32は概略薄い直方体状に形成され、その前面、つまり把手80が突出している側の面には、図示外の開口が設けられ、その開口は蓋32aによって閉じられている。
本実施形態において、本体部30を構成する筐体32は、上端32bが下端32cと比べてより放射線源70に近付くように傾斜した状態で基部31に固定されている。なお図7に示した矢印Aは、図1中の矢印Aと対応するものであり、図7中では筐体32に対して、この矢印Aの前方側に放射線源70が位置していることになる。筐体32は、基部31とは別体に構成した後に基部31に固定されてもよいし、あるいは、最初から基部31と一体的に形成されても構わない。
筐体32内には、放射線源70を駆動するためのバッテリ36に加えて、DC電源回路37、駆動制御回路38およびインバータ(直流−交流変換回路)39が収容されている。ブロックに分けられたこれらの回路37〜39は、放射線源70の駆動に関わる公知の回路であり、特開2000−127834号公報にはそれらの一例が示されている。バッテリ36および回路37〜39に対しては、蓋32aを開いた状態で上記開口を通して交換、保守・点検、修理等を行うことができる。
図2および図3に明示される通り、アーム部50は本体部30に対して、水平な一方向(矢印A方向)に突出しているが、ブロックに分けられた回路37〜39は全て、上記矢印A方向と交わる方向に並べて配置されている。より詳しくは、図8に概略配置状態を示す通り、回路37〜39は矢印A方向と交わる矢印B方向、および同じく矢印A方向と交わる矢印C方向に並べて配置されている。矢印B方向および矢印C方向は各々、概略薄い直方体状とされた筐体32の縦方向および横方向であり、これらの方向に回路37〜39を並べて配置することにより、筐体32つまりは本体部30をより薄く形成することが可能になる。また本実施形態では特にバッテリ36も、回路37〜39と共に矢印B方向に並べて配置されているので、本体部30を薄く形成する上でより有利となっている。
本実施形態では、筐体32が横方向よりも縦方向が長い形状とされているが、図9に概略形状を示すように筐体32を、横方向よりも縦方向が短い形状とすることも可能である。そうする場合でも、バッテリ36および回路37〜39を、矢印A方向と交わる方向に並べて配置することにより、本体部30を薄く形成可能となる。なお、筐体32が著しく縦長あるいは著しく横長に形成されるような場合は、バッテリ36および回路37〜39を矢印B方向のみ、あるいは矢印C方向のみに並べて配置してもよい。
保持部材33の側面には、図2および図3に明示されるように、回動軸AX6の周りに回動可能として、棒状の補助脚34の基部35が取り付けられている。また保持部材33には、図3に明示されるように、側面から内方に延びるスリット33aが設けられている。このスリット33aには、例えば後述する電子カセッテ等を収納しておくことができる。
ここで、脚部10と本体部30の大きさの関係について、図12を参照して説明する。前述した通り脚部10は、装置載置面2の上で、4個の車輪部13が共通の1つの円の上を辿るように旋回可能である。放射線画像撮影装置1は、走行方向を変えたり、放射線源70を所望の方向に向けたりするために脚部10を使って旋回可能であるが、上述のような旋回が最も「小回り」な旋回である。すなわち、平面視状態で4個の車輪部13の内側には無い鉛直線を中心として、4個の車輪部13が互いに異なる円の上を辿るようになされる脚部10の旋回は、大回りな旋回となる。なお、上述の最も「小回り」な旋回がなされるのは、少なくとも2個の車輪部13が共通の1つの円の上を辿るように脚部10が旋回する場合である。
図12には、脚部10が上記最も小回りな旋回をするときに4個の車輪部13が辿る共通の円をC1として示し、また、その際に脚12の最外端(つまり脚部10の最外端)が描く円形軌跡をC2として示してある。またこの図12には、脚部10の上に有る本体部30および基部31を平面視した状態で示してある。ここに図示される通り本体部30は、脚部10の最外端が描く円形軌跡C2の中に存在している。また、同様に基部31も円形軌跡C2の中に存在している。
以上のようになっていれば、放射線源70の向きを変えるために放射線画像撮影装置1を最も小回りに旋回させる際、脚12の最外端が何かに当たることが無いように装置使用者が注意してさえいれば、本体部30や基部31が何かに当たることを回避できる。
また図12に示す通り本体部30は、平面視した状態で、アーム部50が本体部30から突出している方向(矢印A方向)の長さL1が、該方向と直角な方向(矢印B方向)の長さL2よりも短くなる形状となっている。本体部30をこのような形状とすることにより、放射線画像撮影装置1を、後述するようにアーム部50を最も短くして筒状部材51内に収容した際に広い場所を占有しない、スリムな形状のものとすることができる。なお、上記の長さL1は一般に、長さL2の1/3よりも短いことが望ましい。
本体部30は先に説明した通り、脚部10に対して回転軸AX1を中心として相対回転可能となっているが、この回転を阻止するロック手段を設けておくことが望ましい。そのようなロック手段としては、車輪部13にブレーキを掛けるためのブレーキ操作手段(例えば図10のブレーキレバー95等)と連動して、車輪部13にブレーキが掛けられた際に同時に本体部30の回転をロックする構成のものが好ましい。あるいは、単独の操作によって本体部30の回転をロックする構成のものでもよい。そのようなロック手段を設けておけば、後述するように放射線源70がアーム部50に対して回転軸AX9(図16参照)の周りに回転可能とされた場合に、放射線源70を回転させると一緒に本体部30も回転してしまうことを防止可能となる。
次に図1〜図5に戻って、アーム部50について詳しく説明する。アーム部50は、概略円筒形の部材の一部に筒軸方向に延びるスリット51aが設けられて、概略「C」型の断面形状を有するものとされた筒状部材51と、この筒状部材51内に筒軸方向に移動可能にして収容され得る本体側アーム52(アーム部の本体側部分)と、同じく筒状部材51内に筒軸方向に移動可能にして収容され得る線源側アーム(アーム部の放射線源側部分)53とを有している。筒状部材51は、前述のように傾斜した筐体32とほぼ同じ向きに傾斜した状態にして、基部31の上に固定されている。なお筒状部材51は、上述のように概略「C」型の断面形状を有するものとする他、円筒状や角筒状のものとされてもよいし、2つの円弧が向き合った断面形状を有する、2つ割りの形状等とされても構わない。
線源側アーム53の下端部は本体側アーム52の上端部に対して、旋回保持機構54を介して、旋回軸AX4の周りに旋回可能に連結されている。旋回軸AX4は水平方向に延びる軸である。線源側アーム53はこの旋回軸AX4を中心にして、本体側アーム52となす角度が変わる向きに旋回する。なお旋回保持機構54は、線源側アーム53が本体側アーム52に対して摩擦機構を介して旋回するように両者を保持している。そこで線源側アーム53は、ある程度強い外力が加えられることによって旋回可能で、外力が加えられない限り旋回せず、本体側アーム52に対する相対角度を維持する。
本体側アーム52は、ガススプリングを構成する図示外のシリンダを内蔵しており、そのシリンダと組み合わされたピストンロッド55と共に、アーム部の本体側部分を構成している。上記ガススプリングは基本的に、ガスが封入された上記シリンダと、該シリンダ内を上室と下室に画成するピストンと、これらの上室と下室とを連通させる連通路と、この連通路を開閉する開閉弁と、この開閉弁を操作する操作レバーと、上記ピストンに上端が連結されたピストンロッド55とを備えて構成されている。
上記構成のガススプリングは、従来、座面の高さを変更可能とした椅子等において高さ調節機構として広く適用されているものであり、本実施形態ではアーム部50の長さを変更できるように、アーム部の本体側部分(本体側アーム52およびピストンロッド55からなる)を伸縮可能としている。以下、その点について詳しく説明する。
上記操作レバーを例えば引き操作して開閉弁を開状態に保つと、上記上室と下室とが連通してガスが両室間で流通可能になり、ピストンロッド55に対してシリンダが、つまりは本体側アーム52が相対移動可能となる。そこで、ある程度の力を加えて本体側アーム52を筒状部材51内で下方に押し込めば、図4に示すように、本体側アーム52全体が筒状部材51内に収容される。この状態になると、線源側アーム53の一部も、本体側アーム52と長手方向が揃った状態で筒状部材51内に収容される。なお、こうして本体側アーム52および線源側アーム53を筒状部材51内に収容させるとき、旋回保持機構54は、筒状部材51のスリット51a内を移動する。
放射線画像撮影装置1が使用されない場合、アーム部50は図4に示した状態とされる。この状態下では、線源側アーム53の一部が筒状部材51内に位置しているので、該線源側アーム53が旋回軸AX4の周りに旋回することは不可能となる。つまり本実施形態においては筒状部材51が、アーム部50の本体側部分が予め定められた長さより短い状態下では、線源側アーム53の旋回を不可能にする旋回規制手段となっている。なお、この場合の上記「予め定められた長さ」は、線源側アーム53の下端を僅かに筒状部材51の外に出すようになる、アーム部50の本体側部分の長さ(本体側アーム52と、そこから突出しているピストンロッド55の部分との合計長さ)である。
図4の状態になった後、上記操作レバーが解放されれば、開閉弁が閉状態になってガスの流通が規制されるので、その状態が保たれる。その後、操作レバーを操作して開閉弁が開状態にされると、上述した通りピストンロッド55に対して本体側アーム52が相対移動可能となり、そして上室内で圧縮されているガスの反発力により、本体側アーム52が筒状部材51内を上昇する。このとき本体側アーム52は、図3に示すように、上端が筒状部材51から飛び出た位置まで上昇し得る。この状態になると、線源側アーム53も全体が筒状部材51から抜け出るので、該線源側アーム53は旋回軸AX4の周りに旋回可能となる。
なお、開閉弁が上述のように開状態にされて本体側アーム52が筒状部材51内を上昇しているとき、上記操作レバーが解放されて開閉弁が閉状態になると、ガスの流通が規制されて本体側アーム52はその時の位置で停止する。こうして、本体側アーム52が筒状部材51から突出する長さ、つまりはアーム部50の全長を調整することができる。
他方、放射線源70は、筐体内に例えばX線管球、昇圧回路、X線管球を冷却する冷却手段等を収めて構成されている。そして放射線源70は、上に説明した線源側アーム53の先端部に、支持部材71を介して揺動軸AX5の周りに揺動自在に取り付けられている。この放射線源70の揺動は、図3に矢印Fで示すように、放射線出射軸RCの仰角が変わる方向の揺動である。このように放射線源70が揺動可能となっていれば、放射線出射軸RCの向きを変えて、種々の位置にある被写体に対して放射線画像の撮影が可能となる。
揺動可能とされた放射線源70は、ロックレバー72を操作することにより、揺動位置が固定され得るようになっている。そして放射線源70は、ロックレバー72による揺動位置の固定が解除されたとき、自重の作用により、固定されている場合よりも放射線出射軸RCが下向きになる揺動位置を取るようになっている。この下向きになる揺動位置は、最も好ましくは、鉛直方向下向きとなる揺動位置である。以上のように構成されていれば、例えば被写体に対する放射線画像の撮影が終了して、放射線画像撮影装置1を被写体から離れるように横方向に移動させた後に、誤って被写体に向けて放射線が照射されることを防止可能となる。
次に、上記構成の放射線画像撮影装置1による放射線画像の撮影について説明する。放射線画像撮影装置1は図2に示す非使用時の状態のまま、脚部10の車輪部13にて病院の床等の装置載置面2上を走行させながら使用位置まで運ばれる。このとき、車輪部13が前述した通りの旋回キャスタから構成されているので、放射線画像撮影装置1は前後左右方向に移動可能で、また大きくカーブするようにも移動可能であり、さらにはその場で旋回することも可能であり、よって小回りが利く状態で迅速に使用位置まで運ばれ得る。
放射線画像の撮影は、一例として図3に示すように、ベッド等の仰臥台3の上に仰臥している被写体Hに対して行われる。図3に示す撮影位置に放射線画像撮影装置1をセットするに当たっては、旋回キャスタからなる車輪部13により放射線画像撮影装置1を、被写体Hの身長方向にいわばカニ歩きのように移動させることも可能である。それにより、放射線画像撮影装置1を容易に最適位置にセットすることができる。
その際、本体部30が前述したように全体的に薄い形状とされ、また保持部材33も薄い形状とされているので、放射線画像撮影装置1は例えばベッドとベッドとの間のような狭いスペースにも容易に進入して行くことができる。また、本体部30および保持部材33が全体的に薄い形状とされているので、脚部10をベッドの下の空間に差し込みつつ、放射線画像撮影装置1をベッドに非常に近づいた位置にセットすることも容易となる。そうであれば、アーム部50の伸縮や旋回による放射線源70の位置調整は、より少なくて済むようになり、その点から撮影所要時間を短縮可能となる。
放射線画像撮影装置1が最適位置にセットされた後、アーム部50の本体側アーム52が、前述したようにして筒状部材51の上に突出した任意位置まで伸ばされる。次いで、アーム部50の線源側アーム53を旋回軸AX4の周りに旋回させて放射線源70が最適位置に設定され、そして放射線源70を揺動軸AX5の周りに揺動させて放射線出射軸RCが最適な向きに設定される。
さらに本実施形態では、アーム部50を保持している基部31が、脚部10の上で回転軸AX1を中心として回転可能となっているので、この回転によってアーム部50の向きを変えて、放射線源70の位置や向きを調整することも可能である。
なお、アーム部50の線源側アーム53は、前述した通り筒状部材51の作用により、本体側アーム52が筒状部材51の上に突出する位置まで伸びてからでないと旋回不可能であるので、放射線源70が比較的低い位置にある状態で線源側アーム53が旋回されて、放射線源70が被写体Hに当たるような問題を防止できる。またアーム部50は、全体的に本体部30よりも、被写体Hにより接近できる方向(矢印A方向)に突出しているので、放射線源70を、本体部30から遠い位置にある被写体Hに対向できるように配置可能となる。
またこのとき、棒状の補助脚34が回動軸AX6の周りに回動されて、図3に示すように先端が装置載置面2に接する状態とされる。なお補助脚34の先端には、スリップ防止用に、例えばゴム等の滑り難い部材が取り付けられている。この状態になった補助脚34は、いわゆる「突っ張り棒」となって、放射線画像撮影装置1が、重い放射線源70が保持されている線源側アーム53の先端側に転倒することを防止する。なお、上記のような補助脚34の代わりに、例えばクレーン車の転倒防止用アウトリガー状の部材を保持部材33に収容し、放射線画像撮影時にはその部材を矢印A方向に引き出して使用するようにしてもよい。
本例において放射線画像の撮影は、被写体Hの下に例えば後述する電子カセッテ110を配置し、放射線源70から出射した放射線(例えばX線)Rを、被写体Hを通して該電子カセッテ110に照射することによってなされる。なお、放射線源70の駆動の指令等は、コンソール82を用いてなされる。また、電子カセッテ110に代えて、従来公知の蓄積性蛍光体シート(IP:Imaging Plate)やX線用銀塩フイルムが筐体内に収納されてなるカセッテが用いられてもよい。
ここで図14および図15を参照して、電子カセッテ110について簡単に説明する。図14および図15はそれぞれ、電子カセッテ110を前面側、背面側から見た外観を示している。本例の電子カセッテ110は、例えば医療用X線撮影に利用されるもので、被写体を透過したX線に基づいて被写体Hの透過X線画像を検出する画像検出部115と、画像検出部115を収容する可搬型の筐体116とを備えている。
画像検出部115は、周知のように、入射したX線を可視光に変換するシンチレータ(蛍光体)、およびTFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリクス基板を備える。TFTアクティブマトリクス基板上には、シンチレータからの可視光に応じた電荷を蓄積する複数の画素が配列された矩形状の撮像領域が形成される。筐体116には、この画像検出部115の他に、TFTのゲートにゲートパルスを与えてTFTをスイッチングさせるゲートドライバ、画素に蓄積された電荷を、X線画像を表す電圧信号に変換して出力する信号処理回路、ゲートドライバや信号処理回路の駆動を制御する制御部等が内蔵されている。
筐体116は、X線が入射する前面120、前面120と対向する背面121、および4つの側面122、123、124、125で構成される直方体形状を有する。筐体116は例えば導電性樹脂で形成され、電子カセッテ110内への電磁ノイズの侵入、および電子カセッテ110内から外部への電磁ノイズの放射を防止する電磁シールドとしても機能する。筐体116は、例えば、フイルムカセッテやIP(Imaging Plate)カセッテ、CR(Computed Radiography)カセッテと略同様の、国際規格ISO(International Organization for Standardization)4090:2001に準拠した大きさである。
前面120には矩形状の開口が形成されており、開口には透過板126が取り付けられている。透過板126の表面には、X線を透過させる樹脂製の保護フイルム(図示せず)が貼り付けられている。これにより前面120は平坦面となる。透過板126は、上記撮像領域よりも若干大きい平面サイズであり、軽量で剛性が高く、かつX線透過性が高いカーボン材料から形成されている。
電子カセッテ110は、電子カセッテ110の動作を制御する制御装置や、X線画像等の各種情報を無線通信するための電波を発生するアンテナや発振回路を備えている。この無線通信機能を使用した場合には、電子カセッテ110はバッテリ128からの電力で駆動し、いわゆるケーブルレスで使用することが可能である。
また、電子カセッテ110は、図示外の制御装置と有線通信するためのメス型コネクタ129を備えている。メス型コネクタ129には、オス型コネクタ130が接続される。オス型コネクタ130には、電子カセッテ110と上記制御装置とを有線接続するためのケーブル131の一端が接続される。ケーブル131の他端は、上記制御装置に接続するコネクタ(図示せず)に接続されている。メス型コネクタ129は、無線通信機能の使用中等、オス型コネクタ130が接続されないときには蓋132で覆われて保護される。
電子カセッテ110は、メス型コネクタ129を介して、上記制御装置から各種情報だけでなく電力の供給も受ける。電子カセッテ110は、メス型コネクタ129とオス型コネクタ130が接続された場合、上記制御装置からの電力で駆動する。また、上記制御装置からの電力でバッテリ128を充電することも可能である。
背面121の中央部分には、バッテリ装着部133が設けられている。バッテリ装着部133には、電子カセッテ110を駆動するための電力を供給するバッテリ128が着脱自在に装着される。図15ではバッテリ128がバッテリ装着部133に装着された状態を示している。
バッテリ装着部133は、背面121を前面120に向けて凹ませた凹部である。バッテリ装着部133は、バッテリ128が略隙間なく収まるように、バッテリ128の平面形状および平面サイズと同一形状および同一サイズに形成されている。バッテリ装着部133の背面121からの深さも、バッテリ128の厚みと略同じである。このため、バッテリ128がバッテリ装着部133に装着された図示の状態では、バッテリ128の上面が背面121から露呈し、バッテリ128の上面と背面121とが同一平面となる。
電子カセッテ110には、マーク140と、例えばLEDや有機EL(Electro-Luminescence)素子等の発光素子から構成されたインジケータ141とが4つずつ設けられている。これらのマーク140およびインジケータ141は、矩形状の撮像領域の各辺の中心位置をオペレータに報せる役割を果たすものである。
電子カセッテ110にX線画像情報が記録された後、該電子カセッテ110は、X線画像を表す電圧信号を受ける画像記録装置や画像表示装置と接続され、この信号に基づいて、被写体Hの透過X線画像が記録あるいは再生表示される。
ここで、図3等に示したアーム部50の本体側アーム52と線源側アーム53とは、図13に示すようにガススプリング97を介して連結して、線源側アーム53が水平な状態よりも下向きにならないようにしておくことが望ましい。そうすることにより、線源側アーム53の先端部に保持された放射線源70(図3参照)を被写体Hの上方に配置して撮影するような場合に、線源側アーム53が不用意に下向きになって、放射線源70が被写体Hに当たるような事態を避けることができる。
なお、図13において、先に説明した図1〜図12中のものと同等の要素には同番号を付してあり、それらについての説明は、特に必要の無い限り省略する(以下、同様)。図13の構成において、より詳しくは、本体側アーム52に固定された保持部98と、線源側アーム53に固定された保持部99とにそれぞれ、ガススプリング97の一端部、他端部が回動軸AX7、AX8の周りに回動可能に保持されている。なお、上記の本体側アーム52および線源側アーム53を、図3や図4等に示す筒状部材51の中に収容させるに当たっては、各アーム52、53から突出している保持部98、99を、筒状部材51のスリット51a内に位置させる。それにより、これらの突出した保持部98、99が設けられていても、アーム52、53を筒状部材51の中に収容可能となる。
次に図16を参照して、アーム部の別の例について説明する。図16に示すアーム部200は、アーム部の本体側部分が、基端が例えば本体部30(図2等参照)に連結される筒状の外部材61と、該外部材61内に筒軸方向に移動可能に収められて先端側に線源側アーム63を旋回可能に連結した内部材62とから構成されたものである。なお内部材62に対して線源側アーム63は、連結部64を介して、旋回軸AX4を中心に旋回可能に連結されている。また筒状の外部材61は、一例として角筒状に形成されている。
外部材61に対して内部材62は、適宜の摩擦機構を介して、あるいは前述したようなガススプリングを介して収容されている。そこで内部材62は外部材61に対して、任意の筒軸方向位置で停止して、その状態を維持することが可能となっている。そして、外部材61の深い位置まで内部材62を収容させれば、線源側アーム63も内部材62と長手方向が揃った状態で、一部が外部材61内に入り込むようになる。こうして線源側アーム63の一部が外部材61内に収容されていると、線源側アーム63は旋回軸AX4を中心に旋回することは不可能となる。
以上によりこのアーム部200においても、外部材61と内部材62とからなるアーム部の本体側部分が予め定められた長さより短い状態下では、線源側アーム63の旋回が不可能となっている。つまり本構成においては、外部材61の長さが上記の「予め定められた長さ」とされて、外部材61が旋回規制手段を構成している。なおこの場合、上記の「予め定められた長さ」と比較されるアーム部の本体側部分の長さは、外部材61の基端から内部材62の先端までの長さとする。この規定は便宜的上、内部材62の先端が外部材61の中に位置する場合も同様とする。
図16の構成において、アーム部の本体側部分を構成する外部材61は、長手方向が装置載置面2(図2等参照)に対して直角な向きになるように配設されている。また、線源側アーム63は、比較的長い長尺部63aと、この長尺部63aの先端に連結された比較的短い先端部63bとから構成されている。先端部63bは、線源側アーム63の長手方向と平行な回転軸AX9の周りに回転可能にして、長尺部63aに連結されている。そして放射線源70は、2つの支持部材77で上記先端部63bを挟む状態として、揺動軸AX5の周りに揺動自在にして先端部63bに連結されている。
以上のようにして線源側アーム63に取り付けられた放射線源70は、上記揺動の他にさらに、先端部63bと共に回転軸AX9の周りに回転可能となるので、放射線照射方向を種々に設定する上で有利なものとなる。
本発明の放射線画像撮影装置において、アーム部は湾曲した形状とされてもよい。図17は、そのように湾曲した形状のアーム部の一例を示す側面図である。この図17のアーム部300は、湾曲した以外は図16のアーム部200における外部材61、内部材62、長尺部63a、先端部63bと各々同様に形成された外部材161、内部材162、長尺部163a、先端部163bを有している。そして長尺部163aと先端部163bとによって、線源側アーム163が構成されている。また、図示は省略しているが、先端部163bに対する放射線源70の取り付け構造も、図16のアーム部200におけるものと同様である。
この場合、内部材162および線源側アーム163は、それら両者の湾曲している長手方向が揃う状態にして外部材161内に収容されることになる。なお、例えば図3に示したような筒状部材51、本体側アーム52および線源側アーム53が湾曲形状とされてもよい。その場合も、本体側アーム52および線源側アーム53は、それら両者の湾曲している長手方向が揃う状態にして筒状部材51内に収容されることになる。
そして、先端部163bが、線源側アーム163の長手方向と平行な回転軸AX9の周りに回転可能とされているのも、図16のアーム部200におけるのと同じである。なおこの場合の「線源側アーム163の長手方向」は、より正確には、湾曲しているアーム部分の放射線源取り付け側の端部の接線方向となる。また、アーム部分に「長手」の無い物体、例えば球形のジョイント等を介して放射線源が取り付けられている場合、その物体はアーム部分に含まないこととして上記「長手方向」を規定する。
1 放射線画像撮影装置
2 装置載置面
10 脚部
12 脚
13、90 車輪部
30 本体部
31 基部
32 筐体
33 保持部材
34 補助脚
36 バッテリ
37 DC電源回路
38 駆動制御回路
39 インバータ
50、200、300 アーム部
51 筒状部材
52 本体側アーム
53、63 線源側アーム
54 旋回保持機構
55 ピストンロッド
61 外部材
62 内部材
63a 線源側アームの長尺部
63b 線源側アームの先端部
70 放射線源
71、77 支持部材
72 ロックレバー
82 コンソール
97 ガススプリング
110 電子カセッテ
AX1、AX9 回転軸
AX2、AX4 旋回軸
AX3 車軸
AX5 揺動軸
AX6、AX7、AX8 回動軸
H 被写体
R 放射線
RC 放射線照射軸

Claims (11)

  1. 装置載置面上を車輪部によって走行可能とされた脚部と、
    前記脚部の上に保持された本体部と、
    前記本体部に連結されて、該本体部よりも上方に突出可能とされたアーム部と、
    前記アーム部に取り付けられた放射線源とを備えた放射線画像撮影装置において、
    前記アーム部が、前記突出の方向に伸縮可能であって前記本体部に連結された本体側部分と、前記放射線源が取り付けられた放射線源側部分とを有し、
    前記放射線源側部分が、前記本体側部分の先端側に、該本体側部分となす角度が変わる向きに旋回可能に連結され、
    前記本体側部分が予め定められた長さより短い状態下では、前記旋回を不可能にする旋回規制手段が設けられていることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 前記旋回規制手段が、基端が前記本体部に連結された筒状部材からなるものであり、
    前記筒状部材は、前記本体側部分および該本体側部分と長手方向が揃う状態とされた前記放射線源側部分を、筒軸方向に移動可能にして内部に収容可能で、前記本体側部分が前記予め定められた長さ以上に伸長すると、前記放射線源側部分が該筒状部材から外に出る長さとされている請求項1記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記アーム部の本体側部分が、基端が前記本体部に連結された筒状の外部材と、該外部材内に筒軸方向に移動可能に収められて先端側に前記放射線源側部分を旋回可能に連結した内部材とからなるものであり、
    前記外部材は、前記内部材および該内部材と長手方向が揃う状態とされた前記放射線源側部分を、筒軸方向に移動可能にして内部に収容可能で、前記予め定められた長さと同じ長さとされて前記旋回規制手段を構成している請求項1記載の放射線画像撮影装置。
  4. 前記アーム部の本体側部分が、前記装置載置面に対して直角な向きに長手方向が延びる状態に構成されている請求項1から3いずれか1項記載の放射線画像撮影装置。
  5. 前記放射線源側部分が、前記装置載置面に対して水平な状態よりも下向きになるまで旋回しないように構成されている請求項1から4いずれか1項記載の放射線画像撮影装置。
  6. 前記放射線源が、前記放射線源部分の長手方向と平行な軸の周りに回転可能とされている請求項1から5いずれか1項記載の放射線画像撮影装置。
  7. 前記放射線源が、放射線出射軸の仰角が変わる方向に揺動可能とされた上で、該放射線源の揺動位置を固定する揺動位置固定手段が設けられている請求項1から6いずれか1項記載の放射線画像撮影装置。
  8. 前記放射線源が、前記揺動位置固定手段による揺動位置の固定が解除されたとき、自重の作用により、前記固定がなされている場合よりも放射線出射軸が下向きになる揺動位置を取るように構成されている請求項7記載の放射線画像撮影装置。
  9. 前記車輪部が旋回キャスタからなるものである請求項1から8いずれか1項記載の放射線画像撮影装置。
  10. 前記本体部が、上端が下端と比べてより前記放射線源に近付く状態に傾斜している請求項1から9いずれか1項記載の放射線画像撮影装置。
  11. 前記車輪部がブレーキ手段を備えている請求項1から10いずれか1項記載の放射線画像撮影装置。
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