JPWO2016203607A1 - 火災報知システム及びその試験方法 - Google Patents

火災報知システム及びその試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】試験治具を用いて火災感知器の試験を行っている検査員が火災受信機側での発報表示を確認することなく、熱、煙及びガスの検知による試験発報を発報表示灯により簡単且つ確実に把握可能とする。【解決手段】火災受信機10から引き出された伝送路16に、火災による熱温度、煙濃度及びガスの濃度を検知する複合型の火災感知器12を接続する。火災受信機10により火災試験操作を検出した場合に火災感知器12に試験モードを設定する。火災感知器12は、試験モードを設定した状態で、試験治具84を用いて、熱温度の検知による発報試験、煙濃度の検知による発報試験及びガス濃度の検知による発報試験を行った場合に、各発報試験に対応して発報表示灯30を相互に異なるように表示制御する。例えば火災感知器12は、発報表示灯30を、熱検知では1回点滅、煙検知では2回点滅、ガス検知では3回点滅を、所定の休止周期を空けて繰り返す。【選択図】図7

Description

本発明は、火災受信機からの伝送路に火災による煙濃度や温度に加え、CO等の火災時に発生するガスの濃度を検知して火災を検知する火災感知器を接続した火災報知システム及びその試験方法に関する。
従来、火災を検出して発報信号を受信機に出力して火災警報を行わせる火災感知器としては、火災による煙を検知する煙感知器、火災による熱(温度)を検知する熱感知器が一般的に知られている。
しかし、温度又は煙濃度といった検知情報だけでは、燻焼火災や発火火災といった様々な火災状況に迅速且つ適切に対応することが困難な場合があることから、火災による煙濃度と温度を検知し、複合的な火災判断により、誤報や失報を起すことなく迅速に火災を検知する複合型の火災感知器が知られている。
一方、火災時にあっては、煙や熱の火災感知部以外に、COなどのガスが発生することが知られており、感知器にガスセンサを設け、煙濃度や熱温度と共にガス濃度を検知して火災を判定するようにした複合型の火災感知器も考えられている。
特開2006−268119号公報 特開平11−312286号公報
ところで、熱、煙及びガスを検知して火災を判断する複合型の火災感知器を火災受信機からの伝送路に接続した火災報知システムにあっては、定期点検の際に、点検員が試験治具を火災感知器にセットし、煙を流入して試験発報し、続いて、熱を加えて試験発報し、更にCOガスを流入して発報試験を行うようにしている。
複合型の火災感知器の試験に使用する試験治具は、煙検知試験のための発煙部、熱検知試験のための加熱部、及びガス検知試験のためのガスボンベを備えており、同じ火災感知器に試験治具をセットしたまま、発煙部、加熱部、ガスボンベに順次切り替えて試験発報を確認する。
このように試験治具を用いて煙、熱及びガスの発報試験を行うと、各試験発報に伴い火災感知器に設けている発報表示灯が点灯又は点滅し、また、試験発報電文が火災受信機に送信され、火災受信機は受信した発報電文から試験発報の種別と感知器アドレスを認識して表示し、火災感知器が正常に動作したことを確認可能としている。
しかしながら、試験治具を用いて火災感知器の発報試験を設置場所で行っている点検員は、火災感知器の発報表示灯が試験発報により点滅又は点灯することで、試験発報があったことは分かるが、試験治具を煙、熱、ガスに切替えて発報試験を行った場合、煙、熱、ガスを加えてから発報するまでには時間遅れがあり、試験発報で発報表示灯が例えば点滅しても、これが煙、熱、又はガスによるものかが分かり難く、火災受信機側に付いている別の点検員にトランシーバ等により連絡を取って確認する必要があり、警戒区域に設置している火災感知器を歩き渡りながら行うウォークテストモードとして知られた火災感知器の点検に手間と時間がかかる問題がある。
本発明は、試験治具を用いて火災感知器の試験を行っている点検員が火災受信機側での発報表示を確認することなく、煙、熱及びガスの検知による試験発報を発報表示灯により簡単且つ確実に把握可能とする火災報知システム及びその試験方法を提供することを目的とする。
(火災報知システム)
本発明は、火災受信機から引き出された伝送路に、火災時に発生する煙濃度、熱温度及びガス濃度の少なくとも2種類を含む複数の火災要素を検知する火災感知器を接続した火災報知システムに於いて、
火災受信機は試験操作を検出した場合に火災感知器に試験モードを設定し、
火災感知器は、火災受信機により試験モードを設定した状態で、試験治具を用いて、複数の火災要素の検知による発報試験を行った場合に、各火災要素の発報試験に対応して発報表示灯を異なる態様で表示制御することを特徴とする。
(感知器発報試験の制御手順)
火災受信機の受信制御部は、
試験操作を検出した場合に、受信機試験モードを設定すると共に指定した火災感知器に試験開始電文を送信し、
感知器試験モードを設定した火災感知器から試験発報電文を受信した場合に、試験発報電文を送信した火災感知器に点灯制御電文を送信し、更に、
試験終了操作を検出した場合に試験終了電文を、指定した複数の火災感知器に送信すると共に受信機試験モードの設定を解除し、
火災感知器の感知器制御部は、
火災受信機から試験開始電文を受信した場合に感知器試験モードを設定し、感知器試験モードの設定状態で試験治具を用いて複数の火災要素の検知による発報試験を行った場合に試験発報電文を火災受信機に送信し、
火災受信機から点灯制御電文を受信した場合に、複数の火災要素の検知による試験発報を異なる態様で示すように発報表示灯を制御し、更に、
火災受信機から試験終了電文を受信した場合に感知器試験モードを解除する。
(試験発報した感知器の消灯制御1)
火災受信機の受信制御部は、試験発報により発報表示灯を制御している火災感知器の台数を検出し、火災感知器の台数が所定数に達した場合、最も古い発報表示灯を制御中の火災感知器を指定して消灯制御電文を送信し、
火災感知器の感知器制御部は、火災受信機から消灯制御電文を受信した場合に、発報表示灯の制御を停止する。
(試験発報した感知器の消灯制御2)
火災受信機の受信制御部は、新たな火災感知器から試験発報電文を受信した場合に、それ以前の試験発報により発報表示灯を制御中の火災感知器を指定して消灯制御電文を送信し、
火災感知器の感知器制御部は、火災受信機から消灯制御電文を受信した場合に、発報表示灯の制御を停止する。
(点滅回数による試験発報表示)
火災感知器は、複数の火災要素の検知による試験発報に応じて発報表示灯の点滅回数を異ならせる。
(点滅と休止の繰り返しによる煙、熱、ガスの試験発報表示)
複数の火災要素は、煙濃度、熱温度、及びCO濃度であり、
火災感知器は、煙濃度の検知、熱温度の検知又はガス濃度の検知による試験発報に応じて発報表示灯を1又は複数回点滅した後に所定の休止周期を空けて点滅を繰り返す。
(煙、熱、ガスの試験発報表示の例)
火災感知器は、煙濃度の検知、熱温度の検知又はガス濃度の検知による試験発報に応じて発報表示灯を所定の点滅周期で1回点滅、2回点滅又は3回点滅した後に所定の休止周期を空けて1回点滅、2回点滅又は3回点滅を繰り返す。
(LED)
火災感知器は発報表示灯として1又は複数のLEDを設ける。
(火災報知システムの試験方法)
本発明は、火災受信機から引き出された伝送路に、火災による煙濃度、熱温度及びガス濃度を含む複数の火災要素を検知する火災感知器を接続した火災報知システムの試験方法に於いて、
火災受信機は、試験操作を検出した場合に火災感知器に試験モードを設定し、
火災感知器は、試験モードを設定した状態で、試験治具を用いて、複数の火災要素の検知による発報試験を行った場合に、各火災要素の発報試験に対応して発報表示灯を異なる態様で表示制御することを特徴とする。
(ウォークテストモードの制御手順)
火災受信機は、試験操作を検出した場合に、受信機試験モードを設定すると共に火災感知器に試験開始電文を送信し、
火災感知器は、火災受信機から試験開始電文を受信した場合に感知器試験モードを設定し、感知器試験モードの設定状態で試験治具を用いて複数の火災要素の検知による発報試験を行った場合に試験発報電文を火災受信機に送信し、
火災受信機は、感知器試験モードを設定した火災感知器から試験発報電文を受信した場合に、試験発報電文を送信した火災感知器に点灯制御電文を送信し、
試験発報電文を送信した火災感知器は、火災受信機から点灯制御電文を受信した場合に、複数の火災要素の検知による試験発報を異なる態様で示すように発報表示灯を制御し、
火災受信機は、試験終了操作を検出した場合に試験終了電文を火災感知器に送信すると共に受信機試験モードの設定を解除し、
火災感知器は、火災受信機から試験終了電文を受信した場合に感知器試験モードを解除することを特徴とする。
これ以外の火災報知システムの試験方法の特徴は、前述した火災報知システムの場合と同じになる。
(火災報知システムの効果)
本発明は、火災受信機から引き出された伝送路に、火災による煙濃度、熱温度やガス濃度を含む複数の火災要因を検知する感知器を接続した火災報知システムに於いて、火災受信機は火災試験操作を検出した場合に火災感知器に試験モードを設定し、火災感知器は、火災受信機により試験モードを設定した状態で、試験治具を用いて、複数の火災要素の検知による発報試験を行った場合に、各火災要素の発報試験に対応して発報表示灯を異なる態様で表示制御するようにしたため、点検員が試験治具を用いて警戒区域に設置している火災感知器について、例えば煙流入、加熱及び試験ガス流入となる試験操作を順番に行うと、煙検知による試験発報、熱検知による試験発報、及びガス検知による試験発報に対し火災感知器の発報表示灯が異なった態様により発報表示を行うことで、点検員は、煙、熱、ガスの何れによる試験発報かを簡単に知ることができ、火災受信機側と連絡をとって試験発報の種類を確認する必要がなく、火災受信機からの指示で試験モードが設定されている複数の火災感知器の発報試験(ウォークテストモードによる試験)を連続して行うことができ、火災感知器の点検作業を効率よく進めることを可能とする。また、煙濃度又は熱温度が所定閾値を超え、且つCO濃度が所定閾値を超えたとき火災と判断する火災感知器、その他、CO濃度に応じて煙濃度や熱温度の閾値を変更して火災判断する感知器など、CO濃度のみでは火災判断しない感知器であっても、点検時にはCO濃度のみの試験発報を行って、CO濃度に応じた試験発報表示を行うことができるので、点検員が火災感知器に備えた火災要素毎の試験を確実に行って、火災感知器の場所で試験結果を確認することができる。
(感知器発報試験の制御手順による効果)
また、火災受信機は、試験操作を検出した場合に、受信機試験モードを設定すると共に指定した火災感知器に試験開始電文を送信し、感知器試験モードを設定した火災感知器から試験発報電文を受信した場合に、試験発報電文を送信した火災感知器に点灯制御電文を送信し、更に、試験終了操作を検出した場合に試験終了電文を火災感知器に送信すると共に受信機試験モードの設定を解除し、一方、火災感知器は、火災受信機から試験モード設定電文を受信した場合に感知器試験モードを設定し、感知器試験モードの設定状態で試験治具を用いて複数の火災要素の検知による発報試験を行った場合に試験発報電文を火災受信機に送信し、火災受信機から点灯制御電文を受信した場合に、複数の火災要素の検知による試験発報を異なる態様で示すように発報表示灯を制御し、更に、火災受信機から試験終了電文を受信した場合に感知器試験モードを解除するようにしたため、感知器試験モードを設定した火災感知器を、試験治具を用いて複数の火災要素の検知、例えば煙濃度の検知、熱温度の検知又はガス濃度の検知による発報試験を連続的に行った場合、最初の火災要素の試験発報による発報表示灯の表示は、次の火災要素の試験発報に基づき停止して新たな試験発報の表示に切り替わり、複数の火災要素の試験発報が継続していても、常に、最新の試験発報に対応した発報表示灯の表示となることで、複数の火災要因による試験発報の順番に従った発報表示灯の異なる態様の表示により、複数の火災要因による試験発報を識別可能とする。
また、試験発報に基づく発報表示灯の表示制御は、火災感知器から試験発報電文を火災受信機に送信し、火災受信機が試験発報電文の送信元の火災感知器に点灯制御電文を送信して発報表示灯を表示制御するため、火災感知器の試験発報による発報表示灯の表示は、試験発報した火災感知器と火災受信機との間で正常に電文の送受信が行われたことを意味し、試験発報に伴い火災受信機が正常に動作したことを同時に確認することができる。
(試験発報した火災感知器の消灯制御による効果)
また、火災受信機の受信制御部は、試験発報により発報表示灯を制御している火災感知器の台数を検出し、火災感知器の台数が所定数に達した場合、最も古い発報表示灯を制御中の火災感知器を指定して消灯制御電文を送信し、火災感知器の感知器制御部は、火災受信機から消灯制御電文を受信した場合に、発報表示灯の制御を停止するようにしたため、複数の火災感知器の発報試験を行って行くと、火災受信機の電源容量の許容範囲で決まる所定数の火災感知器までは試験発報により同時に発報表示灯が表示制御中となり、試験済みの火災感知器と試験をしていない火災感知器を簡単に区別可能とし、複数の点検員が同時に発報試験を行う場合に、火災感知器の発報試験を重複して行うことを防止可能とする。
また、火災受信機の受信制御部は、新たな火災感知器から試験発報電文を受信する毎に、それ以前の試験発報により発報表示灯を制御中の火災感知器を指定して消灯制御電文を送信し、火災感知器の感知器制御部は、火災受信機から消灯制御電文を受信した場合に、発報表示灯の制御を停止するようにしたため、複数の火災感知器を連続して試験して行く場合、ある火災感知器を試験すると、前回の発報試験を行って火災感知器の発報表示灯の制御が停止し、試験発報している火災感知器の発報表示灯の表示制御のみが行われ、発報表示灯の制御による消費電力を低減可能とする。
(点滅回数による試験発報表示による効果)
また、火災感知器は、複数の火災要素の検知による試験発報に応じて発報表示灯の点滅回数を異ならせるようにしたため、試験発報の種別と発報表示灯の表示内容との対応関係を容易に把握可能とする。
(点滅と休止の繰り返しによる煙、熱、ガスの試験発報表示による効果)
また、複数の火災要因は、煙濃度、熱温度、CO濃度であり、火災感知器は、煙濃度の検知、熱温度の検知又はガス濃度の検知による試験発報に応じて発報表示灯を1又は複数回点滅した後に所定の休止周期を空けて点滅を繰り返すようにしたため、発報表示灯の点滅回数による試験発報が切り替わる場合、所定の休止周期による空き時間が入ることで、所定の点滅回数の変化による試験発報の種別を簡単且つ確実に認識可能とする。
例えば、火災感知器は、煙濃度の検知、熱温度の検知又はガス濃度の検知による試験発報に応じて発報表示灯を所定の点滅周期で1回点滅、2回点滅又は3回点滅した後に所定の休止周期を空けて1回点滅、2回点滅又は3回点滅を繰り返すことで、1回点滅したら煙濃度検知の試験発報、2回点滅したら熱温度検知の試験発報、3回点滅したらガス検知による試験発報というように、所定の点滅回数の変化から複数の火災要素の試験発報を簡単且つ確実に識別可能とする。
(火災報知システムの試験方法による効果)
本発明の火災報知システムの試験方法による効果は、前述した火災報知システムの効果と実質的に同じになる。
本発明による火災報知システムの概略を示した説明図 火災受信機の機能構成を示したブロック図 制御電文にセットするコマンドとデータを一覧で示した説明図 熱、煙及びCOを検知する本発明による火災感知器の実施形態を示した説明図 図4の実施形態における感知器回路を示したブロック図 煙濃度、熱温度、CO濃度の検知による試験発報に対応した発報表示灯の表示制御を示したタイムチャート 火災報知システムにおけるウォークテストモードの概要を示した説明図 火災受信機の制御動作を示したフローチャート 火災感知器の制御動作を示したフローチャート 図9に続く制御動作を示したフローチャート 他の実施形態による火災受信機の制御動作を示したフローチャート
[火災報知システムの概要]
図1は本発明による火災報知システムの概略を示した説明図である。図1に示すように、火災報知システムは、火災受信機10と複数の火災感知器12から構成される。火災受信機10からは施設の警戒区域に向けて伝送路16が引き出され、伝送路16に火災感知器12を複数接続している。
火災感知器12には固有のアドレスが設定されている。伝送路16の1回線に対し例えば最大128アドレスを設定可能であり、これにより伝送路16には最大128台の火災感知器12が接続可能である。なお、伝送路16の1回線当りの最大アドレス数は、必要に応じて256アドレス、512アドレスというように増加しても良い。また、警戒区域に設置した火災感知器12の数が伝送路16の最大アドレス数を超える場合は、伝送路16の数を増やすことになる。
火災感知器12は、火災による複数の火災要素となる例えば煙濃度、熱温度及びCO濃度を検知した場合に、それぞれに対応した発報電文を火災受信機10に送信する。火災受信機10は、火災感知器12から発報電文を受信すると、火災警報を出力すると共に、感知器アドレスに基づき発報場所を表示する。
火災受信機10による通常モードの監視制御は、例えば次のようになる。火災受信機10は、例えば1秒周期で、全ての火災感知器12の共通アドレスを指定した一括AD変換電文を送信して、全ての火災感知器12で煙濃度、熱温度およびCO濃度の各火災要素の検知信号をAD変換してメモリに保持させ、続いて火災感知器12のアドレスを順次指定したポーリング電文を送信し、自己のアドレスを指定したポーリング電文に対しメモリに保持している煙濃度、熱温度およびCO濃度の各データ又は各火災要素の発報状況を応答電文により火災受信機10に送信して所定の処理を行わせている。
火災感知器10は、煙濃度、熱温度およびCO濃度の何れかが、それぞれに対応した閾値を超えた場合に火災発報を検知し、火災受信機10に対し火災割込み電文を送信する。また、火災受信機からの電文により試験モードに設定された火災感知器は、試験治具で試験発報した場合には、煙濃度や熱温度の構成要素に応じた試験発報電文を火災受信機に送信する。なお、煙濃度又は熱温度が所定の閾値を超え、且つCO濃度が所定の濃度を超えたときに火災と判断する方式の感知器でもよく、この場合であっても煙濃度検知部、熱温度検知部及びCO濃度検知部の検知要素毎に試験発報させることができ、いずれかの検知出力が閾値を越えたときに火災受信機10に検知要素に応じた試験発報信号を送出することができる。火災割込み電文を受信した火災受信機10は、感知器アドレスの例えば下位4ビットを除く上位ビットによるグループアドレスを指定したグループ検索電文を送信し、火災発報グループを検索すると、グループ内の感知器アドレスを指定した検索電文を順次送信し、火災割込みを行った火災感知器のアドレスを特定し、火災発生場所を表示する。
火災報知システムは、定期的に点検を行っており、この点検項目の中に、点検員が試験治具を用いて警戒区域に設置した火災感知器12の発報試験を行う項目があり、ウォークテストモードとして知られている。
本発明の火災報知システムにあっては、ウォークテストモードによる点検を行う場合、まず火災受信機10の操作により火災感知器12に試験モードを設定する。
図1の火災報知システムは、伝送路16に複数の火災感知器12、例えば128台の火災感知器12を接続しており、火災受信機10により全ての火災感知器12に試験モードを設定した状態で、点検員が試験治具を用いて、煙濃度の検知による発報試験、熱温度の検知による発報試験及びCO濃度の検知による発報試験を行った場合に、各発報試験に対応して発報表示灯を異なる態様で表示制御する。
このため点検員は、発報表示灯の試験発報に伴う表示を見ることで、煙濃度、熱温度又はCO濃度の何れの検知による試験発報かを簡単に知ることができ、火災受信機側と連絡をとって試験発報の種類を確認する必要がなく、試験モードを設定している全ての火災感知器12のウォークテストモードによる発報試験を連続して行うことを可能とする。
[火災受信機]
図2は火災受信機の機能構成を示したブロック図である。図2に示すように、火災受信機10は、受信制御部18を備え、受信制御部18に対し伝送部20、表示部22、操作部24、警報部26及び移報部28を設けている。
受信制御部18は、例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたワンチップ型のプロセッサ等を使用している。
受信制御部18は、操作部24による火災試験操作を検出した場合に、自己に受信機試験モードを設定すると共に、アドレス指定なし試験開始電文又は全ての火災感知器に共通な共通アドレスを指定した試験開始電文を送信伝送部20に指示して送信する制御を行い、これにより伝送路16に接続している全ての火災感知器12に感知器試験モードを設定する。
また、受信制御部18は、感知器試験モードを設定した火災感知器12から試験発報電文を受信した場合に、試験発報電文に含まれている煙、熱又はCOの発報種別と発報アドレスを表示すると共に、試験発報電文を送信した火災感知器12に点灯制御電文を送信する制御を行う。
また、受信制御部18は、新たな火災感知器12から試験発報電文を受信する毎に、それまでの試験発報により発報表示灯30を制御している火災感知器12の台数Nを計数し、計数した台数Nが所定の閾値Nthに達した場合、発報表示灯の発光制御を行っている最も古い火災感知器12を指定して消灯制御電文を送信し、発報表示灯の点灯制御を停止させる制御を行い、システムへの電源供給の安定性を確保する。ここで消灯制御電文を送信するための試験発報した火災感知器の閾値台数Nthは、火災受信機10の電源容量の許容範囲で定まる所定台数とする。
また、受信制御部18は、火災感知器12に対する消灯制御の他の実施形態として、新たな火災感知器12から試験発報電文を受信する毎に、それ以前の試験発報により発報表示灯30を点灯制御中の火災感知器12を指定して消灯制御電文を送信し、発報表示灯30の点灯制御を停止させる消灯制御を行う。
また、受信制御部18は、操作部24による試験終了操作を検出した場合に、試験終了電文を全ての火災感知器12に送信すると共に受信機試験モードの設定を解除する制御を行う。
ここで、火災受信機10から火災感知器12に送信する制御電文は、コマンド、アドレス、データ及びチェックサムを含む形式であり、例えば試験開始電文、試験終了電文、点灯制御電文及び消灯制御電文にセットするコマンドとデータは例えば図3の一覧に示すようになる。
図3において、例えば試験コマンドはコマンドコード(17h)であり、データとして開始データ(81h)を組み合わせることで、試験開始コマンドとなる。また、終了データ(80h)を組み合わせれば、試験終了コマンドとなる。ここで、hは2進4ビットの16進コードを示している。また、コマンドコード及びデータの値は一例であり、必要に応じて適宜の値が設定される。
[火災感知器]
(火災感知器の構造)
図4は煙、熱及びCOを検知する本発明による感知器の実施形態を示した説明図であり、図4(A)に天井面に対する取付状態で下側から見た斜視図を示し、図4(B)に側面図を、また図4(C)に下側から見た平面図を示している。
図4に示すように、火災感知器12は、内部に収納された感知器本体と、その外側に配置されたカバー32で構成される。カバー32は、ほぼ円筒状の基台側の中央より下向きにチャンバー収納部34を形成しており、チャンバー収納部34の周囲には複数の煙流入ロ36が開口されている。またカバー32の取付側の側面の2箇所には発報表示灯30が設けられている。発報表示灯30には例えば赤と緑に発光する2色LEDを設けており、通常状態で火災受信機10からのポーリングに対し緑色で点滅し、火災発報に対し赤色に点滅する。
チャンバー収納部34の外側となるカバー32の一部にはCOセンサ収納部38が形成されており、COセンサ収納部38の内部には、図4(C)に点線で示すように電気化学式のCOセンサ74が組み込まれている。
COセンサ収納部38のカバー32の表面には開口穴40が形成され、開ロ穴40は内部のCOセンサ74に対し火災に伴う熱気流で煙と共に流れてくるCOガスを取り込むようにしている。
チャンバー収納部34の内部には散乱光式の検煙部が収納されており、発光素子からの光の煙流入口36から流入した煙による散乱光を受光素子で検出して煙濃度検知信号を得るようにしている。
チャンバー収納部34の周囲に形成した煙流入ロ36の間に、下向きに突出して温度センサ70を配置している。温度センサ70としては、サーミスタや半導体式の温度センサなど適宜の温度センサを使用することができる。
(感知器回路部)
図5は図4の実施形態における感知器回路部を示したブロック図である。図5に示すように、感知器回路部はS端子とSC端子を持ち、ここに火災受信機から引き出された伝送回線(電源兼用信号線)を接続している。
S,SC端子に続いてはノイズ吸収部50が設けられ、感知器回線に生じたサージやノイズなどを吸収除去するようにしている。
続いて定電圧回路部52が設けられ、伝送回線により供給された電源電圧を所定の電源電圧に変換して出力している。定電圧回路部52からの電源電圧は発光部54に供給している。定電圧回路部52の電源電圧は、定電圧回路部60でそれより低い一定電圧に変換され、受光部56、受光増幅部58、温度センサ70、増幅部72、感知器制御部62、電気化学式COセンサ74及び増幅部64に電源を供給している。
発光部54はLED等の発光素子を間欠的に発光駆動する。受光部56はフォトダイオード等の受光素子からの受光信号を出力し、微弱な受光信号を受光増幅部58で増幅し、煙濃度に対応した煙検知信号E1を出力している。
感知器制御部62としてはワンチップCPUとして知られたプロセッサが使用されており、CPU、RAM、ROM、A/D変換ポート及び各種の入出カポートを備えている。
COセンサ74は例えば3極電気化学式のCOセンサであり、センサ内に外気に接触する電解質溶液を充填し、電解質溶液に浸漬して作用電極、対向電極及び参照電極を離間配置している。
COセンサ74の電解質溶液に外部からCOガスが接触すると、作用電極の近傍でCOガスの酸化作用に伴う電流が作用電極から流れ出す。この作用電極から流れ出す電流は、COセンサ74に接触したCOガスのガス濃度に比例した電流となる。作用電極には増幅部64が接続されており、作用電極からの電流入力に比例した電圧入力を反転増幅することで、COガス濃度がほぼ0ppmのときの定常電圧からガス濃度に応じて増加するCO検知信号E2を出力する。
温度センサ70からの検出信号は増幅部72で増幅され、熱温度に応じた温度検知信号E3を出力する。
感知器制御部62はAD変換ポートにより受光増幅部58からの煙検知信号E1を煙データに変換し、増幅部64からのCOガスの検知信号E2をCOデータに変換し、更に、増幅部72からの温度検知信号E3を温度データに変換する。
感知器制御部62はCPUによるプログラムの実行で実現される機能であり、通常監視状態では、AD変換ポートから読み込まれた煙データ、COデータ及び温度データに基づき、所定の火災判断手順に従って火災発報を判別する。また、感知器制御部62は火災受信機からのポーリング電文を受信する毎に、発報表示灯30に設けた2色LEDを緑色で点滅させる。
また、感知器制御部62は火災受信機10からの指示により感知器試験モードを設定すると、試験発報に伴う所定の試験制御を行う。
感知器制御部62の出力側には伝送部66が設けられている。伝送部66はノイズ吸収部50の出力側に接続されており、伝送回線を介して火災受信機10との間で各種の電文をシリアル伝送により送受信する。
また、感知器制御部62の出力側には表示駆動部80を介して発報表示灯30が設けられている。発報表示灯30は感知器制御部62による火災発報の判断に基づき点灯駆動される。また、感知器制御部62に感知器試験モードが設定されている場合には、煙、熱又はCOによる試験発報の検知に基づき、発報内容に応じて異なった態様で表示制御される。
(火災感知器の試験制御)
感知器制御部62は、火災受信機10から伝送部66を介して試験開始電文を受信した場合に感知器試験モードを設定し、通常監視モードにおける発報表示灯30の緑色の点滅を中止し、感知器試験モードの設定状態で試験治具を用いて煙濃度の検知、熱温度の検知又はCO濃度の検知による発報試験を行った場合に、試験発報電文を伝送部66に指示して火災受信機10に送信する制御を行う。
また、感知器制御部62は、火災受信機10から伝送部66を介して点灯制御電文を受信した場合に、煙濃度の検知、熱温度の検知又はCO濃度の検知による試験発報を示すように発報表示灯30を異なる態様で表示制御する。
また、感知器制御部62は、火災受信機10から伝送部66を介して試験終了電文を受信した場合に感知器試験モードを解除して通常監視状態に戻る制御を行う。
(発報表示灯の試験発報表示)
図6は火災感知器の煙濃度、熱温度、CO濃度の検知による試験発報に対応した発報表示灯の表示制御を示したタイムチャートであり、図6(A)に煙検知の発報表示を示し、図6(B)に熱検知の発報表示を示し、図6(C)にCO検知の発報表示を示している。
図6(A)の煙検知による試験発報表示は、発報表示灯30を点滅周期T1で点灯時間T3の点灯とその後の消灯により1回点滅し、続いて所定の休止周期T2を空け、これを繰り返す。
また、図6(B)の熱検知の試験発報表示は、発報表示灯30を点滅周期T1で点灯時間T3の点灯とその後の消灯を2回繰り返して2回点滅し、続いて所定の休止周期T2を空け、これを繰り返す。
更に、図6(C)のCO検知の試験発報表示は、発報表示灯30を点滅周期T1で点灯時間T3の点灯しその後の消灯を3回繰り返して3回点滅し、続いて所定の休止周期T3を空け、これを繰り返す。
ここで、点滅周期T1は例えば1秒、休止周期T2は例えば3秒、発光時間T3は例えば10ミリ秒としている。
このような発報表示灯30の試験発報に対応した点滅回数の変化により、試験治具を用いて発報試験を行っている点検員は、1回点滅したら煙濃度の検知による試験発報、2回点滅したら熱温度の検知による試験発報、3回点滅したらCO濃度の検知による試験発報であることを、簡単且つ容易に把握でき、火災受信機10側と連絡を取ることなく、火災感知器12の発報試験を行うことを可能とする。
[ウォークテストモードによる火災感知器の点検作業]
図7は火災報知システムにおけるウォークテストモードによる点検作業の概要を示した説明図、図8は火災受信機の制御動作を示したフローチャート、図9は火災感知器の制御動作を示したフローチャートである。
(点検作業の概要)
図7(A)に示すように、火災感知器12をウォークテストモードにより点検する場合、まず、火災受信機10の操作により全ての火災感知器12に感知器試験モードを設定し、この状態で点検員82は試験治具84を適宜の火災感知器12にセットし、試験治具84の操作により、火災感知器12を加熱する試験、煙を流入させる試験、及びCOガスを流入させる試験を行う。
このような試験治具84を用いた試験操作に対し、火災感知器12が煙、熱、COの何れかの検知による試験発報を行うと、火災感知器12に設けている発報表示灯30が周期的に点滅し、1回点滅したら煙濃度の検知による試験発報、2回点滅したら熱温度の検知による試験発報、3回点滅したらCO濃度の検知による試験発報であることが分かる。
このようにして最初の火災感知器12の点検が終了したら、図7(B)に示すように、次の火災感知器12に移動し、試験治具84を同様にセットして試験操作を行う。
ここで、試験を行った火災感知器12の発報表示灯30は、火災感知器12の試験台数Nが所定数Nthに達するまでは、試験を行った全ての火災感知器12の発報表示灯30が同時発光しており、次の火災感知器12の発報試験を行うと、発光した時点が最も古い火災感知器12の中の発光が停止する。
[点検作業に伴う試験制御]
図8は火災受信機の制御動作を示したフローチャート、図9は火災感知器の制御動作を示したフローチャートであり、図8及び図9を参照して火災報知システムのウォークテストモードによる点検作業に伴う火災受信機と火災感知器の制御動作を説明すると次のようになる。
(火災受信機の制御)
図8に示すように、火災受信機10の受信制御部18は、ステップS1で通常モードによる火災監視を行っており、点検員が点検作業に先立ち、火災受信機10で試験操作を行うと、これがステップS2で判別され、ステップS3で火災受信機10は試験モードを設定し、続いてステップS4で試験開始電文を全ての火災感知器10に対し送信する。
この状態で点検員が火災感知器12の設置場所に出向き、試験治具を用いて発報試験を行ったとすると、ステップS5で火災感知器12からの試験発報電文を受信し、ステップS6で煙、熱又はCOの試験発報を表示する。
続いてステップS7で新たな火災感知器12の試験発報であることを試験発報電文に含まれた感知器アドレスから判別するとステップS8に進み、試験発報した感知器アドレスを指定した点灯制御電文を火災感知器12に送信する。
続いて、ステップS10に進み、発報試験により発報表示灯を同時に点灯制御中の感知器台数Nを計数し、ステップS10で同時点灯制御中の感知器台数Nが閾値Nth未満の場合はステップS11をスキップするが、同時点灯制御中の感知器台数Nが閾値Nthに達した場合はステップS11で最も古い点灯制御中の火災感知器のアドレスを指定した消灯制御電文を送信する。
続いて、ステップS12で試験終了操作を検出するまではステップS5からの処理を繰り返し、ステップS12で試験終了操作を検出するとステップS13に進んで試験終了電文を全ての火災感知器に送信し、続いてステップS14で試験モードを解除してステップS1の通常モードでの火災監視に戻る。
(火災感知器の制御)
図9に示すように、火災感知器12の感知器制御部62は、ステップS21で通常モードによる煙、熱及びCOの監視を行っている。この通常モードによる監視中に、ステップS22で火災受信機10が送信した試験開始電文の受信を検出すると、ステップS23で試験モードを設定する。
試験モードの設定状態で点検員が火災感知器12の設置場所に出向き、試験治具を用いて発報試験を行ったとすると、火災感知器12の感知器制御部62はステップS24で試験発報を検出し、ステップS25で試験発報を行った煙、熱またはCOの火災要素に対応した試験発報電文を火災受信機10に送信する。
続いてステップS26で火災受信機10からの点灯制御電文の受信を検出するとステップS27に進み、ステップS27で煙試験発報を判別した場合はステップS28に進んで発報表示灯30の1回点滅を周期的に繰り返す表示制御を行い、煙検知による試験発報を表示する。
また、ステップS29で熱試験発報を判別した場合はステップS30に進んで発報表示灯30の2回点滅を周期的に繰り返す表示制御を行い、熱検知による試験発報を表示する。また、ステップS31でCO試験発報を判別した場合はステップS32に進んで発報表示灯30の3回点滅を周期的に繰り返す表示制御を行い、CO検知による試験発報を表示する。
続いて図10のステップS33で次の試験発報を検出すると、ステップS34で試験発報電文を送信し、この場合、ステップS26で点灯制御電文を既に受信していることから、ステップS35に進み、煙試験発報を判別した場合はステップS36に進んで発報表示灯30の1回点滅を周期的に繰り返す表示制御を行い、煙検知による試験発報を表示する。
また、ステップS37で熱試験発報を判別した場合はステップS38に進んで発報表示灯30の2回点滅を周期的に繰り返す表示制御を行い、熱検知による試験発報を表示する。また、ステップS39でCO試験発報を判別した場合はステップS40に進んで発報表示灯30の3回点滅を周期的に繰り返す表示制御を行い、CO検知による試験発報を表示する。
続いてステップS41で消灯制御電文の受信を検出するまではステップS42をスキップしてステップS43に進み、ステップS43で試験終了電文の受信を検出するまではステップS33からの処理を繰り返している。
ステップS41で消灯制御電文の受信を検出するとステップS42に進み、発報表示灯30の点灯制御を停止する。また、ステップS43で試験終了電文の受信を検出すると、ステップS44に進んで試験モードを解除し、ステップS21の通常モードによる煙、熱及びCOの監視に戻る。
(火災受信機制御の他の実施形態)
図11は火災受信機の他の実施形態による制御動作を示したフローチャートである。図11において、ステップS1〜S8及びステップS12〜14は図8の制御動作と同じであるが、図8のステップS9〜S11に代えて、図11はステップS81の処理としたことを特徴とする。
即ち、図11の制御動作は、ステップS7で新たな火災感知器の発報試験を検出し、ステップS8で試験発報した火災感知器を指定して点灯制御電文を送信した後に、ステップS81で前回に試験発報した火災感知器を指定して消灯制御電文を送信する制御を行う。
このため複数の火災感知器の発報試験を連続して行っていく場合、図7(B)に示したように、2番目の火災感知器の発報試験を行うと、図7(A)に示した最初に試験発報を行った火災感知器12の発報表示灯30の点滅が火災受信機10から送信された消灯制御電文により停止する。これにより複数の火災感知器12の発報試験を連続して行う場合、現在、試験発報を行っている火災感知器12の発報表示灯30のみが試験発報した火災要素に応じた回数で点滅することになる。
[本発明の変形例]
上記の実施形態は、複数の火災要素として、煙濃度、熱温度、CO濃度を検知して発報する火災感知器の試験を例にとっているが、煙濃度とCO濃度を検知して発報する火災感知器についても、煙検知による試験発報で発報表示灯を周期的に1回点滅し、CO検知による試験発報で発報表示灯を周期的に2回点滅するようにしても良い。
また、上記の実施形態は、火災感知器の試験発報を、煙、熱及びCOの順番に行っているが、この順番は適宜でよく、また、煙、熱及びCOの全ての火災要素の発報試験を行なわずに一部の火災要素の発報試験を行っても良い。
また、煙、熱、COの検知による試験発報の表示としては、発報表示灯の周期的な点滅回数を変化させる以外に、点灯時間を変化させたり、LEDの表示色を変化させるといった異なる表示態様であれば、適宜の表示形態とすることができる。
また、上記の火災感知器の発報試験は、伝送路に接続した全ての火災感知器を指定して発報試験を行っているが、火災感知器を設置した警戒区域を複数のゾーンに分け、ゾーン単位に火災感知器を指定して発報試験を行うようにしても良いし、任意の火災感知器の台数単位に指定して火災試験を行っても良い。
また、煙、熱、COの3種類に限らず、多種類の火災要素を検知する火災感知器であればよい。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:火災受信機
12:火災感知器
16:伝送路
18:受信制御部
20,66:伝送部
22;表示部
24:操作部
26:警報部
28:移報部
30:発報表示灯
32:カバー
54:発光部
56:受光部
62:感知器制御部
70:温度センサ
74:COセンサ
80:表示駆動部
84:試験治具

Claims (16)

  1. 火災受信機から引き出された伝送路に、火災による熱温度、煙濃度及びガス濃度の少なくとも2種類を含む複数の火災要素を検知する火災感知器を接続した火災報知システムに於いて、
    前記火災受信機は試験操作を検出した場合に前記火災感知器に試験モードを設定する受信制御部を備え、
    前記火災感知器は、前記火災受信機により前記試験モードを設定した状態で、試験治具を用いて、前記複数の火災要素の検知による発報試験を行った場合に、各火災要素の発報試験に対応して発報表示灯を異なる態様で表示制御する感知器制御部を備えたことを特徴とする火災報知システム。
  2. 請求項1記載の火災報知システムに於いて、
    前記火災受信機の受信制御部は、
    前記試験操作を検出した場合に、受信機試験モードを設定すると共に前記火災感知器に試験開始電文を送信し、
    前記感知器試験モードを設定した火災感知器から前記試験発報電文を受信した場合に、前記試験発報電文を送信した火災感知器に点灯制御電文を送信し、更に、
    試験終了操作を検出した場合に試験終了電文を前記指定した複数の火災感知器に送信すると共に前記受信機試験モードの設定を解除し、
    前記火災感知器の感知器制御部は、
    前記火災受信機から試験モード設定電文を受信した場合に感知器試験モードを設定し、前記感知器試験モードの設定状態で前記試験治具を用いて前記複数の火災要素の検知による発報試験を行った場合に試験発報電文を前記火災受信機に送信し、
    前記火災受信機から前記点灯制御電文を受信した場合に、前記複数の火災要素の試験発報に対応して異なる態様で前記発報表示灯を制御し、更に、
    前記火災受信機から試験終了電文を受信した場合に前記感知器試験モードを解除する、
    ことを特徴とする火災報知システム。
  3. 請求項2記載の火災報知システムに於いて、
    前記火災受信機の受信制御部は、試験発報により発報表示灯を制御している火災感知器の台数を検出し、前記火災感知器の台数が所定数に達した場合、最も古い発報表示灯を制御中の火災感知器を指定して消灯制御電文を送信し、
    前記火災感知器の感知器制御部は、前記火災受信機から前記消灯制御電文を受信した場合に、前記発報表示灯の制御を停止することを特徴とする火災報知システム。
  4. 請求項2記載の火災報知システムに於いて、
    前記火災受信機の受信制御部は、新たな火災感知器から前記試験発報電文を受信した場合に、それ以前の試験発報により発報表示灯を制御中の火災感知器を指定して消灯制御電文を送信し、
    前記火災感知器の感知器制御部は、前記火災受信機から前記消灯制御電文を受信した場合に、前記発報表示灯の制御を停止することを特徴とする火災報知システム。
  5. 請求項2記載の火災報知システムに於いて、前記火災感知器の感知器制御部は、前記複数の火災要素の検知による試験発報に応じて前記発報表示灯の点滅回数を異ならせることを特徴とする火災報知システム。
  6. 請求項2記載の火災報知システムに於いて、
    前記複数の火災要素は熱温度、煙濃度及びCO濃度であり、
    前記火災感知器の感知器制御部は、前記熱温度の検知、煙濃度の検知又はガス濃度の検知による試験発報に応じて前記発報表示灯を1又は複数回点滅した後に所定の休止周期を空けて前記点滅を繰り返すことを特徴とする火災報知システム。
  7. 請求項6記載の火災報知システムに於いて、前記火災感知器の感知器制御部は、前記前記熱温度の検知、煙濃度の検知又はガス濃度の検知による試験発報に応じて前記発報表示灯を所定の点滅周期で1回点滅、2回点滅又は3回点滅した後に所定の休止周期を空けて前記1回点滅、2回点滅又は3回点滅を繰り返すことを特徴とする火災報知システム。
  8. 請求項1記載の火災報知システムに於いて、前記火災感知器は前記発報表示灯として1又は複数のLEDを設けたことを特徴とする火災報知システム。
  9. 火災受信機から引き出された伝送路に、火災による熱温度、煙濃度及びガス濃度を含む複数の火災要素を検知する火災感知器を接続した火災報知システムの試験方法に於いて、
    前記火災受信機は、試験操作を検出した場合に前記火災感知器に試験モードを設定し、
    前記火災感知器は、前記試験モードを設定した状態で、試験治具を用いて、前記複数の火災要素の検知による発報試験を行った場合に、各火災要素の発報試験に対応して発報表示灯を異なる態様で表示制御する、
    ことを特徴とする火災報知システムの試験方法。
  10. 請求項9記載の火災報知システムの試験方法に於いて、
    前記火災受信機は、前記試験操作を検出した場合に、受信機試験モードを設定すると共に前記火災感知器に試験開始電文を送信し、
    前記火災感知器は、前記火災受信機から試験モード設定電文を受信した場合に感知器試験モードを設定し、前記感知器試験モードの設定状態で前記試験治具を用いて前記複数の火災要素の検知による発報試験を行った場合に試験発報電文を前記火災受信機に送信し、
    前記火災受信機は、前記感知器試験モードを設定した火災感知器から前記試験発報電文を受信した場合に、前記試験発報電文を送信した災感知器に点灯制御電文を送信し、
    前記試験発報電文を送信した火災感知器は、前記点灯制御電文を受信した場合に、前記複数の火災要素の検知による試験発報を示す異なる態様で前記発報表示灯を制御し、
    前記火災受信機は、試験終了操作を検出した場合に試験終了電文を前記指定した複数の火災感知器に送信すると共に前記受信機試験モードの設定を解除し、
    前記火災感知器は、前記火災受信機から試験終了電文を受信した場合に前記感知器試験モードを解除することを特徴とする火災報知システムの試験方法。
  11. 請求項10記載の火災報知システムの試験方法に於いて、
    前記火災受信機は、試験発報により発報表示灯を制御している火災感知器の台数を検出し、前記火災感知器の台数が所定数に達した場合、最も古い発報表示灯を制御中の火災感知器を指定して消灯制御電文を送信し、
    前記火災感知器は、前記試験発報により前記発報表示灯を制御中の火災感知器は、前記火災受信機から前記消灯制御電文を受信した場合に、前記発報表示灯の制御を停止することを特徴とする火災報知システムの試験方法。
  12. 請求項10記載の火災報知システムの試験方法に於いて、
    前記火災受信機は、新たな火災感知器から前記試験発報電文を受信した場合に、それ以前の試験発報により発報表示灯を制御中の火災感知器を指定して消灯制御電文を送信し、
    前記火災感知器は、前記試験発報により前記発報表示灯を制御中の火災感知器は、前記火災受信機から前記消灯制御電文を受信した場合に、前記発報表示灯の制御を停止することを特徴とする火災報知システムの試験方法。
  13. 請求項10記載の火災報知システムの試験方法に於いて、前記火災感知器は、前記複数の火災要素の検知による試験発報に応じて前記発報表示灯の点滅回数を異ならせることを特徴とする火災報知システムの試験方法。
  14. 請求項10記載の火災報知システムの試験方法に於いて、
    前記複数の火災要素は熱温度、煙濃度及びCO濃度であり、
    前記火災感知器は、前記熱温度の検知、煙濃度の検知又はガス濃度の検知による試験発報に応じて前記発報表示灯を1又は複数回点滅した後に所定の休止周期を空けて前記点滅を繰り返すことを特徴とする火災報知システムの試験方法。
  15. 請求項14記載の火災報知システムの試験方法に於いて、前記火災感知器は、前記前記熱温度の検知、煙濃度の検知又はガス濃度の検知による試験発報に応じて前記発報表示灯を所定の点滅周期で1回点滅、2回点滅又は3回点滅した後に所定の休止周期を空けて前記1回点滅、2回点滅又は3回点滅を繰り返すことを特徴とする火災報知システムの試験方法。
  16. 請求項9記載の火災報知システムの試験方法に於いて、前記火災感知器は前記発報表示灯として1又は複数のLEDを設けたことを特徴とする火災報知システムの試験方法。
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