JP6340679B2 - 警報器 - Google Patents

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Description

本発明は、それぞれ別体に構成された、外部環境を検知する検知部と、前記検知された外部環境の変化に基づいて警報を報知する警報報知部を備えた警報部とが有線で接続された警報器に関するものである。
従来、外部環境の異常の一例である検知対象のガスの漏洩を検知する警報器として、それぞれ別体に構成された、ガスセンサを備えた検知部と、ガスセンサによって検知対象のガスの漏洩を検知すると、鳴動する警報ブザー、音声メッセージを通知するスピーカ、赤色に点灯する警報ランプ等の警報報知部を備えた警報部とが有線で接続された分離型の警報器が知られている。このような分離型の警報器の検知部は、ガスセンサの検知対象がLPガスであれば床面近傍に設置し、都市ガスであれば天井近傍に設置するなど、その検知対象に応じて適切な箇所に設置される。一方、警報部は警報報知部による警報ブザーの鳴動、音声メッセージの通知、警報ランプの点灯等の警報の報知を確認しやすい所定の位置に設置される。
警報部は、内部に備えた変換回路によって外部電源から供給された電源電圧を降圧や昇圧することによって得られた所定の制御電圧を有線を介して検知部へ供給し、検知部のガスセンサを作動させるとともに、ガスセンサの電圧レベルを監視し、該電圧レベルが所定の警報閾値以上を継続したことを検知すると、ガスセンサが検知対象のガスの漏洩を検知したと判断するように構成されている。
尚、本発明における従来技術となる上述した警報器は、一般的な技術であるため、特許文献等の先行技術文献は示さない。
ところで、検知部は、その検知対象のガスの漏洩を監視可能な箇所、つまり、ガスの漏洩が発生し得る箇所から遠くに設置できる警報部と比較して酷な環境に設置される。検知部が故障すると、実際にはガスの漏洩がないにもかかわらず、ガスの漏洩の検知時のように警報ブザーが鳴動する虞や、実際にはガスが漏洩しているにもかかわらず、ガスの検知が正常に行われない虞がある。このような虞を回避することが、検知部の信頼性の向上、つまり警報器の信頼性の向上につながる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、検知部の異常の可能性があるときに、検知部による検出対象のガスの漏洩の検知を停止することができる信頼性の高い警報器を提供することを目的としている。
本発明による警報器の第一の特徴構成は、それぞれ別体に構成された、外部環境を検知する検知部と、前記検知された外部環境の変化に基づいて警報を報知する警報報知部を備えた警報部とが有線で接続された警報器であって、前記検知部は、前記検知部を制御する第一制御部を備え、前記第一制御部は、前記有線を介した前記警報部からの所定の制御電圧の供給/停止に応じて、前記検知部の制御の開始/停止をするように構成されるとともに、前記警報部は、前記有線を介した前記第一制御部への前記制御電圧の供給/停止の制御をする第二制御部を備え、前記検知部及び前記警報部は、前記検知部側の機器情報を前記有線を介して前記警報部へ通信する検知部通信と、前記警報部側の機器情報を前記有線を介して前記検知部へ通信する警報部通信とを交互に実行するように構成され、前記第二制御部は、前記警報部通信を送信後、前記検知部通信を所定時間受信しない場合に前記検知部に異常が発生したと判断し、前記第一制御部への前記制御電圧の供給を停止するように構成されている点にある。
警報部が、検知部通信を受信しないときは、検知部や第一制御部に暴走等の何らかの異常が発生していることが考えられる。警報部が警報部通信を送信後、検知部通信を所定時間受信しない場合は、検知部に異常が発生したと判断し、第一制御部への制御電圧の供給を停止して、第一制御部による検知部の制御を停止することができる。これによって第一制御部の暴走のような検知部による正常でないガス検知を停止することができる。また、第一制御部に検知部を監視する構成を備えることなく、第二制御部は検知部の異常の可能性を判断することができる。警報部と比較的して故障の発生しやすい検知部の構成を簡単にでき、安価に製造することができる。
の特徴構成は、上述の第一特徴構成に加えて、前記第二制御部は、前記第一制御部への前記制御電圧の供給を停止した後、所定時間経過すると再び前記制御電圧の供給を開始する点にある。
検知部の異常が、単に第一制御部の暴走であるようなときは、第一制御部の再起動によって当該異常が解決できる場合が多い。第二制御部は、検知部の異常の発生の虞があるときに、検知対象のガスの漏洩の監視を停止しても、その後自動的に給電を再開することで、改めて検知部による検知対象のガスの漏洩の監視を開始することができる。
以上説明した通り、本発明によれば、検知部の異常の可能性があるときに、検知部による検出対象のガスの漏洩の検知を停止することができる信頼性の高い警報器を提供することができるようになった。
本発明による警報器の説明図 警報器の各機能ブロックの説明図 検知部と警報部の間の通信シーケンスの説明図 検知部と警報部の間の通信シーケンスの説明図
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の警報器1は、それぞれ別体に構成された、内蔵したガスセンサ11によって外部環境を検知する検知部10と、検知部10が検知した外部環境の異常を報知する警報報知部21を備えた警報部20とを備えている。検知部10と警報部20は、有線30としての通信線31と給電線33によって電気的に接続され、検知部10のガスセンサ11は、警報部20から給電線33を介して供給される制御電圧によって作動し、検知部10はガスセンサ11が検知対象のガスを検知すると、その検知信号を通信線31を介して警報部20に送信し、警報部20は警報報知部21としての警報ブザーの鳴動、スピーカによる音声メッセージの通知、警報ランプの点灯等によって、検知対象のガスの漏洩を周囲に報知するように構成されている。なお、図1では、理解の容易のために便宜的に検知部10及び警報部20を横に並べて記載しているが、検知部10はガスセンサの検知対象がLPガスであれば床面近傍に設置し、都市ガスであれば天井近傍に設置するなど、その検知対象のガスに応じて適切な箇所に設置する。一方、警報部20は警報報知部21による警報の報知を確認しやすい所定の位置に設置する。
まず検知部10について説明する。検知部10は、屋内や屋外の壁面に取り付け可能なケーシングに外部から視認可能な位置に第一報知部12としての動作確認ランプを備え、前記ケーシングの内部にガスセンサ11と、該検知部10の動作の制御をする検知部制御部100と、警報部20と有線30としての給電線33によって接続され警報部20から供給された制御電圧を受電する検知部給電部15を備えている。
ガスセンサ11は、LPガスや都市ガスの漏洩を検知可能な半導体式、接触燃焼式、電気化学式、固体電解質式、赤外線式等のセンサが用いられる。本実施形態では、警報器1が厨房に設置され、検知対象がLPガスである場合を例に説明する。従って、検知部10は、床面近傍の所定位置の壁面に設置される。
図2に示すように、検知部制御部100は、マイクロコンピュータやマイクロコンピュータで実行されるプログラム等を記憶したメモリ等によって、ガスセンサ11からの入力信号を処理する演算処理部111、第一報知部12による報知を制御する第一報知制御部112、警報部20と双方向に通信するために有線30としての通信線31によって接続された第一通信部131、第一通信部131を制御する第一通信制御部132、検知部給電部15に供給された前記所定電圧に基づいて所定の制御をする検知部給電制御部133、検知部10側の機器情報と後述する警報部通信によって受信した警報部20側の機器情報とを記憶する第一記憶部101等の各機能ブロックを備えて構成されている。本実施形態では、検知部制御部100が、検知部10に備えられた、検知部10を制御する第一制御部を構成する。
また、本実施形態では、有線30は、検知部10と警報部20を電気的に接続し通信するための通信線31と、警報部20から所定の制御電圧を検知部10へ供給するための給電線33とで構成されている。なお、警報部20から検知部10へ供給される所定の制御電圧は、通信線31を介して双方向に通信される信号に重畳される構成であってもよく、この場合検知部制御部100に通信線31に重畳されて供給される制御電圧を取り出すフィルタ回路を備えればよい。
検知部給電制御部133は、給電線33を介して検知部給電部15に供給される制御電圧によって検知部10の制御を開始、実行し、前記制御電圧の供給が停止されると検知部10の制御を停止するように構成されている。
演算処理部111は、ガスセンサ11の電圧レベルを監視し、該電圧レベルが所定の警報閾値以上を継続して検知すると、ガスセンサ11がLPガスの漏洩を検知したと判断する。なお、演算処理部111は、ガスセンサ11の電圧レベルから、所定周期ごとにLPガス濃度を算出し、算出したLPガス濃度が、所定の警報レベル閾値以上、かつ、所定の時間継続して検知した場合にLPガスの漏洩と判断するように構成してもよい。
第一報知制御部112は、ガスセンサ11によるLPガスの漏洩等の異常検知情報や、検知部10側の機器情報や、後述する警報部20から送信される警報部20側の機器情報や、警報部20に備えられた操作処理部223からの信号に基づいて、第一報知部12による報知を制御する。
第一報知部12としての動作確認ランプは、警報器1の正常、LPガスの漏洩等の異常検知、故障等の状態を、所定の態様によって報知するように構成されている。該動作確認ランプは緑色及び赤色のLEDを備えて構成され、例えば、警報器1が正常状態であれば緑色に点灯し、LPガスの漏洩等の異常検知状態であれば赤色に点灯し、故障状態であれば緑色に点滅するように、その状態に応じて点灯、点滅、消灯等の発光パターンや、緑色、赤色等の発光色の組み合わせを変更することで識別を容易にすることができる。
第一通信部131は、後述する警報部20の第二通信部231と有線30である通信線31によって電気的に接続され、UARTで実現される500bpsの調歩同期方式によるシリアル通信によって、検知部10側の機器情報を第二通信部231へと送信するとともに、警報部20側の機器情報を第二通信部231から受信するように構成されている。この、第一通信部131から第二通信部231への検知部10側の機器情報の通信を検知部通信という。なお、検知部通信は、調歩同期方式によるシリアル通信で行われる構成に限らず、通信線31の他にクロック信号を送信するクロック線を備えて、同期式のシリアル通信で行われる構成であってもよい。
検知部10側の機器情報は、例えば、警報部20へLPガスの漏洩検知を伝えるガス警報フラグ、検知部10の故障を伝える検知部故障フラグ等を含んで構成される数ビットのデータにスタートビット、パリティビット、ストップビットが付加されたデータと、その他のパラメータ等のデータからなる数バイトのパケットで構成されている。
第一通信制御部132は、所定のタイミングで検知部通信を実行するように構成されている。該検知部通信の通信タイミングの詳細は後述する。
第一記憶部101は、ガスセンサ11の出力値及び/又は前記出力値に基づいて演算処理部111が算出したLPガス濃度値と、検知部10側の機器情報を構成するLPガスの漏洩検知の判断結果を記憶する。さらに、警報部20へと送信する検知部10側の機器情報や、後述する警報部通信によって受信した警報部20側の機器情報も記憶する。ただし、記憶対象の機器情報にパリティチェックエラー、通信エラー、チェックサムエラー等のエラーが認められた場合は、当該機器情報は記憶しないように構成してもよい。
次に警報部20について説明する。図1に示すように、警報部20は、屋内や屋外の壁面に取り付け可能なケーシングに外部から視認可能かつ操作可能な位置に第二報知部22としての動作確認ランプを内蔵した操作部23としてのスイッチを備え、前記ケーシングの内部に警報報知部21と、該警報部20の動作の制御をする警報部制御部200と、変換回路(図示せず)によって外部電源から供給された電源電圧を降圧や昇圧することによって得られた所定の制御電圧を警報部20の各部及び有線30としての給電線33によって接続された検知部10へ送電する警報部給電部25を備えている。
警報報知部21は、スピーカで構成され、検知部10が外部環境の異常としてのLPガスの漏洩を検知すると、警報音(合成音信号、例えば「ガスが漏れていませんか」などの合成音声、又は、電子音信号、例えば「ピッピッピッピッ」などの電子音)による音、又はそれらの組み合わせによって、LPガスの漏洩を報知するように構成されている。
図2に示すように、警報部制御部200は、マイクロコンピュータやマイクロコンピュータで実行されるプログラム等を記憶したメモリ等によって、警報報知部21による警報の報知を制御する警報報知制御部221、操作部23からの入力信号を処理する操作処理部223、操作処理部223からの信号に基づき第二報知部22による報知を制御する第二報知制御部222、検知部10と双方向に通信するために有線30としての通信線31によって接続された第二通信部231、第二通信部231を制御する第二通信制御部232、警報部給電部25から検知部給電部15への前記制御電圧の送電の開始/停止を制御する警報部給電制御部233、警報部20側の機器情報と、検知部通信によって受信した検知部10側の機器情報とを記憶する第二記憶部201等の機能ブロックを備えて構成されている。従って、本実施形態では、警報部制御部200が、警報部20に備えられた、有線30を介した第一制御部である検知部制御部100への制御電圧の供給/停止の制御をする第二制御部を構成する。
警報報知制御部221は、検知部10から受信した検知部通信に含まれるLPガスの漏洩検知を伝えるガス警報フラグに基づいて、警報報知部21による警報の報知を実行する。また、警報報知制御部221は、ガスセンサに検知対象のLPガスの漏洩等の外部環境の異常が検出されていない状態で、操作部23の長押し、短押し等の所定の操作に応じた操作処理部223からの信号に基づいて、警報部20の各機能が正常に作動しているか否かの点検結果を警報報知部21としてのスピーカから例えば警報音を1フレーズ鳴らすことによって報知することもできる。
第二報知制御部222は、検知部10から送信されるガスセンサ11によるLPガスの漏洩等の異常検知情報を含む検知部10側の機器情報や、警報部20側の機器情報や、警報部20に備えられた操作処理部223からの信号に基づいて、第二報知部22を制御する。
第二報知部22としての動作確認ランプは、警報器1の正常、LPガスの漏洩等の異常検知、故障等の状態を、所定の態様によって報知するように構成されている。該動作確認ランプは緑色及び赤色のLEDを備えて構成され、例えば、警報器1が正常状態であれば緑色に点灯し、LPガスの漏洩等の異常検知状態であれば赤色に点灯し、故障状態であれば緑色に点滅するように、その状態に応じて点灯、点滅、消灯等の発光パターンや、緑色、赤色等の発光色の組み合わせを変更することで識別を容易にすることができる。
操作部23としてのスイッチは、外部からの操作に応じて開又は閉動作するように構成されるとともに、外部から視認可能な位置に第二報知部22としての動作確認ランプを内蔵している。操作処理部223は、操作者が操作部23を長押し、短押し等の所定の操作したことを検出し、それに応じて予め設定された所定のプログラムを実行する。例えば、操作部23の操作に応じて、警報器1が正常に動作するか否かを確認する点検動作を実行する。
第二報知制御部222は、ガスセンサに検知対象のLPガスの漏洩等の外部環境の異常が検出されていない状態で、操作部23の長押し、短押し等の所定の操作に応じた操作処理部223からの信号に基づいて、警報部20の各機能が正常に作動しているか否かの点検結果を第二報知部22としての動作確認ランプの点灯によって報知することもできる。
操作処理部223は、第二報知制御部222及び警報報知制御部221と接続されるとともに、第二通信部231、通信線31及び第一通信部131を介して第一報知制御部112と接続され、操作部23の操作に基づいて、第二報知制御部222及び警報報知制御部221に第二報知部22及び警報報知部21による警報器1の状態の報知を実行させるとともに、第一報知制御部112に第一報知部12による警報器1の状態の報知を実行させるように構成されている。
第二通信部231は、第一通信部131と有線30である通信線31によって電気的に接続され、UARTで実現される500bpsの調歩同期方式によるシリアル通信によって、警報部20側の機器情報を第一通信部131へと送信するとともに、検知部10側の機器情報を第一通信部131から受信するように構成されている。この、第二通信部231から第一通信部131への警報部20側の機器情報の通信を警報部通信という。なお、警報部通信は、調歩同期方式によるシリアル通信で行われる構成に限らず、通信線31の他にクロック信号を送信するクロック線を備えて、同期式のシリアル通信で行われる構成であってもよい。
警報部20側の機器情報は、例えば、警報部20の故障を伝える警報部故障フラグ、検知部10の第一報知部12の確認のための確認機能フラグ等を含んで構成される数ビットのデータにスタートビット、パリティビット、ストップビットが付加されたデータと、その他のパラメータ等のデータからなる数バイトのパケットで構成されている。
第二通信制御部232は、所定のタイミングで警報部通信を実行するように構成されている。該警報部通信の通信タイミングの詳細は後述する。
第二記憶部201は、検知部10へと送信する警報部20側の機器情報や、検知部通信によって受信した検知部10側の機器情報も記憶する。ただし、記憶対象の機器情報にパリティチェックエラー、通信エラー、チェックサムエラー等のエラーが認められた場合は、該機器情報は記憶しないように構成してもよい。
次に、検知部10と警報部20の間で双方向に実行される検知部通信及び警報部通信について説明する。
検知部通信と警報部通信は、第一通信部131と第二通信部231を接続する1本の通信線31によって実行されるため、検知部通信と警報部通信が同時に実行された場合は、正常な通信をすることができない。そこで、警報器1を起動すると、まず第一通信制御部132によって検知部通信が実行されるように構成されている。
図3に示すように、警報器1に電源投入後、所定の時間例えば1秒経過後に、まず第一通信制御部132は検知部10側の機器情報を第一記憶部101に記憶させるとともに検知部通信を実行する。第二通信制御部232は検知部通信を受信するとこれを第二記憶部201に記憶させ、検知部通信の受信後の所定の時間例えば100ミリ秒経過後に警報部通信を実行する。第一通信制御部132は警報部信号を受信するとこれを第一記憶部101に記憶させ、警報部通信の受信後の所定の時間例えば100ミリ秒経過後に検知部通信を実行する。このように第一通信制御部132及び第二通信制御部232は、検知部通信と警報部通信とを所定タイミングで交互に実行して、検知対象であるLPガスの漏洩を監視しながら、機器の状態も相互に監視する。
検知部10がLPガスの漏洩を検出すると、検知部通信で送信する検知部10側の機器情報にLPガスの漏洩検知を伝えるガス警報フラグを立てる。警報部20の警報部制御部200は、受信した検知部通信にガス警報フラグが立っていると、警報報知制御部221が警報報知部21を制御して、「ガスが漏れていませんか」等の合成音によって、LPガスの漏洩を報知する。このとき、検知部10及び警報部20のそれぞれの動作確認ランプ(第一報知部12及び第二報知部22)を赤色に点灯させることで、LPガスの漏洩の発生を視覚的に報知することもできる。
検知部10及び警報部20は、検知部通信と警報部通信の交互の通信を実行するなかで、自己の故障を検知すると自己の動作確認ランプ(第一報知部12又は第二報知部22)を緑色に点滅させるとともに、検知部通信や警報部通信によって自己の故障を他方に通信する。該検知部通信を受信した警報部20や、該警報部通信を受信した検知部10は、他方の故障の発生に基づき自己の動作確認ランプ(第一報知部12又は第二報知部22)を緑色に点滅させる。なお、何れの機器に故障が発生したかによって、動作確認ランプ(第一報知部12及び第二報知部22)の発光パターンをその周期や強度を異ならせることで、あるいはスピーカ(警報報知部21)から異なる合成音、例えば「警報部 故障です」、「検知部 故障です」のように通知することで、何れの機器に故障が発生したかの確認が容易となる。
図4に示すように、検知部10及び警報部20は、検知部通信と警報部通信の交互の通信を実行するなかで、警報部20が検知部10からの検知部通信を受信しない場合に、第二通信制御部232は内部に備えたタイマーを起動しタイムアップするまで検知部通信の受信を待ち続ける。
タイマーで設定された所定の時間例えば180秒以内に検知部通信の受信をすると、その後上述のように100ミリ秒の経過後に警報部通信を実行する。該タイマーで設定された180秒以内に検知部通信が正常に受信されない通信エラーが繰り返されると警報部20は、検知部10又は警報部20の異常を判断し、動作確認ランプによって故障状態を報知する。なお、前記180秒という時間は検知部10又は警報部20の故障によりLPガスの漏洩の監視又はその報知ができない時間が短すぎず長すぎない時間の例示である。
検知部10及び警報部20は、検知部通信と警報部通信の交互の通信を実行するなかで、検知部10が警報部20からの警報部通信を受信しない場合に、第一通信制御部131は内部に備えたタイマーを起動しタイムアップするまで警報部通信の受信を待ち続ける。なおこのとき、検知部10は前回送信した検知部10側の機器情報に基づく検知部通信を1秒ごとに繰り返し実行してもよい。警報部20の故障により警報部通信が正常に送信されない、又は検知部10の故障により警報部通信を正常に受信できない場合の他に、警報部20の故障により前回送信した検知部通信が警報部20に正常に受信されないために警報部20からの警報部通信がされない可能性があるためである。
タイマーで設定された所定の時間例えば180秒以内に警報部通信の受信をすると、その後上述のように100ミリ秒の経過後に検知部通信を実行する。該タイマーで設定された180秒以内に警報部通信が正常に受信されない通信エラーが繰り返されると検知部10は検知部10又は警報部20の異常を判断し、動作確認ランプによって故障状態を報知する。なお、前記180秒という時間は検知部又は警報部の故障によりLPガスの漏洩の監視又はその報知ができない時間が短すぎず長すぎない時間の例示である。
なお、上述のように、警報器1の電源投入をすると、1秒経過後にまず第一通信制御部132が初回の検知部通信を実行する。警報部20は、この電源投入直後に限り、検知部通信の受信の有無による異常の判断の待ち時間が10秒に設定されている。前記10秒という時間は、警報器1の電源投入した後に、検知部10と警報部20との通信が正常に実行されているか否かの判断をするのに短すぎず長すぎない時間の例示である。なお、検知部10は、初回の検知部通信後、初回に送信した検知部10側の機器情報に基づく検知部通信を1秒ごとに繰り返し実行してもよい。
警報部制御部200は、検知部10側から受信した検知部通信に検知部10の故障を伝える検知部故障フラグが立っている場合や、検知部10との検知部通信及び警報部通信が正常に実行されない場合は、検知部10に異常が発生、例えば検知部制御部100の暴走の可能性があるため、検知部10に異常が発生したと判断して、警報部給電部233を制御して有線30としての給電線33を介した検知部10の検知部給電部133への所定の制御電圧の供給を一旦停止する。これによって検知部制御部100の暴走等の検知部10による正常でないLPガスの検知を停止することができる。すなわち、本発明による警報器によれば、検知部の異常の可能性があるときに、検知部による検出対象のガスの漏洩の検知を停止することができる信頼性の高い警報器を提供することができるようになった。
警報部制御部200は、検知部10への制御電圧の供給を停止した後、所定時間経過すると再び前記所定の制御電圧の供給を開始することで検知部10の検知部制御部100を再起動させることができる。これは、検知部10の異常が、単に検知部制御部100の暴走であるようなときは、検知部制御部100の再起動によって該異常が解決できる場合が多いためであり、警報部制御部200は、検知部10の異常の発生を判断して、検知対象のガスの漏洩の監視を停止しても、その後自動的に給電を再開することで、改めて検知部10による検知対象のガスの漏洩の監視を開始することができる。そして、警報部制御部200は、このような検知部10の検知部制御部100の再起動によっても、再度例えば所定期間内に検知部10の異常の発生を判断した場合は、検知部10の故障と判断することができる。
検知部10又は警報部20の故障が発見された場合は、該故障した検知部10又は警報部20を新たな機器と交換することになる。このとき故障した検知部10の第一記憶部101又は故障した警報部20の第二記憶部201には、検知部10側の機器情報及び警報部20側の機器情報の双方が記憶されているため、回収した機器の第一記憶部101又は第二記憶部201の何れかを確認することで、故障の発見までに記憶した検知部10及び警報部20の動作の履歴を確認することができ、その故障の発生時期や発生原因を特定することが可能となる。
上述した実施形態では、警報部20が備える操作部23としてのスイッチが、第二報知部22としての動作確認ランプを内蔵している構成のものを説明したが、操作部23と第二報知部22をそれぞれ別体に構成し、第二報知部22は警報部20のケーシングの外部から視認が容易な位置に備え、操作部23は警報部20のケーシングの外部から操作が容易な位置に備える構成であってもよい。
上述した実施形態では、警報部20が操作部23及び操作処理部223を備える構成について説明したがこれに限らない。操作部23及び操作処理部223は、検知部10のみに備える構成や、検知部10及び警報部20のそれぞれに備える構成であってもよい。検知部10側の操作部を操作することで、検知部10の第一報知部12及び警報部20の第二報知部22から警報器1の状態の報知が可能となる。
上述した実施形態では、警報報知部21がスピーカである場合について説明したが、警報報知部21は、スピーカに替えて、又は加えて、警報ブザーや警報ランプであってもよく、スピーカによる警報音に替えて、又は加えて、警報ブザーの鳴動や、警報ランプの点灯、点滅、消灯等によって、LPガスの漏洩を報知する構成であってもよい。
警報報知部21として警報ランプを採用する場合は、該警報ランプと第二報知部22としての動作確認ランプとを兼用して、それぞれ点灯、点滅、消灯等の発光パターンや、緑色、赤色等の発光色の組み合わせを変更することにより、警報報知部21による警報の報知と、第二報知部22による警報器1の状態の報知とを識別可能に構成してもよい。
上述した実施形態では、第二報知部22が動作確認ランプである場合について説明したが、第二報知部22は、動作確認ランプに替えて、又は加えて、動作確認ブザーや動作確認スピーカであってもよく、動作確認ブザーの鳴動や、動作確認スピーカからの合成音声、又は、電子音等による音、又はそれらの組み合わせによって、警報器1の正常、LPガスの漏洩等の異常検知、故障等の状態を報知する構成であってもよい。
上述した実施形態では、第一報知部12が動作確認ランプである場合について説明したが、第一報知部12は、動作確認ランプに替えて、又は加えて、動作確認ブザーや動作確認スピーカであってもよく、動作確認ブザーの鳴動や、動作確認スピーカからの合成音声、又は、電子音等による音、又はそれらの組み合わせによって、警報器1の正常、LPガスの漏洩等の異常検知、故障等の状態を報知する構成であってもよい。
上述した実施形態は、何れも本発明の一例であり、該記載により本発明が限定されるものではなく、各部の具体的構成は本発明の作用効果が奏される範囲で適宜変更設計可能であることはいうまでもない。
1:警報器
10:検知部
11:ガスセンサ
12:第一報知部
15:検知部給電部
20:警報部
21:警報報知部
22:第二報知部
23:操作部
25:警報部給電部
30:有線
31:通信線
33:給電線
100:検知部制御部(第一制御部)
101:第一記憶部
111:演算処理部
112:第一報知制御部
131:第一通信部
132:第一通信制御部
133:検知部給電制御部
200:警報部制御部(第二制御部)
201:第二記憶部
221:警報報知制御部
222:第二報知制御部
223:操作処理部
231:第二通信部
232:第二通信制御部
233:警報部給電制御部

Claims (2)

  1. それぞれ別体に構成された、外部環境を検知する検知部と、前記検知された外部環境の変化に基づいて警報を報知する警報報知部を備えた警報部とが有線で接続された警報器であって、
    前記検知部は、前記検知部を制御する第一制御部を備え、
    前記第一制御部は、前記有線を介した前記警報部からの所定の制御電圧の供給/停止に応じて、前記検知部の制御の開始/停止をするように構成されるとともに、
    前記警報部は、前記有線を介した前記第一制御部への前記制御電圧の供給/停止の制御をする第二制御部を備え、
    前記検知部及び前記警報部は、前記検知部側の機器情報を前記有線を介して前記警報部へ通信する検知部通信と、前記警報部側の機器情報を前記有線を介して前記検知部へ通信する警報部通信とを交互に実行するように構成され、
    前記第二制御部は、前記警報部通信を送信後、前記検知部通信を所定時間受信しない場合に前記検知部に異常が発生したと判断し、前記第一制御部への前記制御電圧の供給を停止するように構成されている警報器。
  2. 前記第二制御部は、前記第一制御部への前記制御電圧の供給を停止した後、所定時間経過すると再び前記制御電圧の供給を開始する請求項1に記載の警報器。
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