JPWO2016163522A1 - ハイドロフルオロオレフィンの製造方法 - Google Patents
ハイドロフルオロオレフィンの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2016163522A1 JPWO2016163522A1 JP2017511094A JP2017511094A JPWO2016163522A1 JP WO2016163522 A1 JPWO2016163522 A1 JP WO2016163522A1 JP 2017511094 A JP2017511094 A JP 2017511094A JP 2017511094 A JP2017511094 A JP 2017511094A JP WO2016163522 A1 JPWO2016163522 A1 JP WO2016163522A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrofluoroolefin
- carbon dioxide
- gas
- hfc
- hydrofluorocarbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C17/00—Preparation of halogenated hydrocarbons
- C07C17/25—Preparation of halogenated hydrocarbons by splitting-off hydrogen halides from halogenated hydrocarbons
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C21/00—Acyclic unsaturated compounds containing halogen atoms
- C07C21/02—Acyclic unsaturated compounds containing halogen atoms containing carbon-to-carbon double bonds
- C07C21/18—Acyclic unsaturated compounds containing halogen atoms containing carbon-to-carbon double bonds containing fluorine
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
前記第1のガス組成物中の前記二酸化炭素を分離し、前記HFOを含む第2のガス組成物を得る工程と
を有するハイドロフルオロオレフィンの製造方法;
CR1R2X1CR3R4X2 ・・(1)
CR1R2=CR3R4 ・・(2)
(式(1)及び(2)中、R1〜R3は、それぞれ独立に水素原子又はフッ素原子、R4は、水素原子、フッ素原子、CH3、CH2F、CHF2又はCF3、R1〜R4の合計のフッ素原子数は1以上、R1〜R4の合計の水素原子数は1以上である。X1及びX2は水素原子又はフッ素原子であり、X1が水素原子であるときX2はフッ素原子、X1がフッ素原子であるときX2は水素原子である。)。
Description
[1]下記式(1)で表されるハイドロフルオロカーボンを二酸化炭素の存在下において下記式(2)で表されるハイドロフルオロオレフィンに転化し、前記ハイドロフルオロオレフィンと前記二酸化炭素とを含有する第1のガス組成物を得る工程と、前記第1のガス組成物に含まれる前記二酸化炭素を分離し、前記ハイドロフルオロオレフィンを含有する第2のガス組成物を得る工程とを有することを特徴とするハイドロフルオロオレフィンの製造方法;
CR1R2X1CR3R4X2 ・・・(1)
CR1R2=CR3R4 ・・・(2)
(上記式(1)および式(2)中、R1〜R3は、それぞれ独立に水素原子またはフッ素原子であり、R4は、水素原子、フッ素原子、CH3、CH2F、CHF2またはCF3であり、R1〜R4の合計のフッ素原子数は1以上であり、R1〜R4の合計の水素原子数は1以上である。X1およびX2は水素原子またはフッ素原子であり、X1が水素原子であるときX2はフッ素原子、X1がフッ素原子であるときX2は水素原子である。)。
[2]前記第2のガス組成物を得る工程は、前記第1のガス組成物をアルカリ溶液と接触させる工程を含む、[1]のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
[3]前記アルカリ溶液は、共役酸のpKaが6より大きい無機塩基または有機塩基を含む、[2]のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
[4]前記無機塩基は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウムおよび酸化カルシウムからなる群より選択される少なくとも1種の塩基である、[3]のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
[5]前記有機塩基は、トリエチルアミン、トリブチルアミン、モノエタノールアミン、n−プロパノールアミンおよびN−メチルジエタノールアミンからなる群より選択される少なくとも1種の塩基である、[3]のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
[6]前記第1のガス組成物を得る工程における前記ハイドロフルオロカーボンと前記二酸化炭素とのモル比(ハイドロフルオロカーボン/二酸化炭素)は、0.3/99.7以上99.5/0.5以下である、[1]〜[5]のいずれかのハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
[7]前記ハイドロフルオロカーボンはHFC−134aであり、前記ハイドロフルオロオレフィンはHFO−1123である、[1]〜[6]のいずれかのハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
[8]前記ハイドロフルオロカーボンはHFC−245cbおよび/またはHFC−245ebであり、前記ハイドロフルオロオレフィンはHFO−1234yfである、[1]〜[6]のいずれかのハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
[9]前記第1のガス組成物を得る工程は、前記ハイドロフルオロカーボンと触媒とを接触させる工程を含む、[1]〜[8]のいずれかのハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
[10]前記触媒は、金属、金属酸化物および金属ハロゲン化物からなる群より選択される少なくとも1種の物質である、[9]のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
[11]前記触媒は、コバルト、ニッケル、パラジウム、酸化クロム、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、フッ化鉄、フッ化アルミニウム、塩化アルミニウム、フッ化クロム、塩化クロムおよび酸化ケイ素からなる群より選択される少なくとも1種の物質である、[9]または[10]のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
[12]前記第1のガス組成物を得る工程において、前記ハイドロフルオロカーボンを前記ハイドロフルオロオレフィンに転化する温度は、200℃以上1200℃以下である、[1]〜[11]のいずれかのハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
工程(II):前記第1のガス組成物に含まれる前記二酸化炭素を分離し、前記ハイドロフルオロオレフィンを含有する第2のガス組成物を得る分離工程。
工程(I)では、二酸化炭素の存在下で、原料ガス中の式(1)で表されるハイドロフルオロカーボンを式(2)で表されるハイドロフルオロオレフィンに転化させる。式(1)で表されるハイドロフルオロカーボンから式(2)で表されるハイドロフルオロオレフィンへの転化は、式(1)で表されるハイドロフルオロカーボンを触媒と接触させて行うことが好ましい。以下、触媒を用いた態様について説明するが、本発明のハイドロフルオロオレフィンの製造方法における工程(I)は、このような態様に限定されない。
原料ガスは、原料である式(1)で表されるハイドロフルオロカーボン、および該ハイドロフルオロカーボンの希釈ガスを含む。さらに、原料ガスは、本発明の効果を損なわない範囲において、式(1)で表されるハイドロフルオロカーボンおよび希釈ガス以外に、その他の化合物を含んでもよい。また、原料ガスは、高圧下では一部液化していてもよい。原料ガスは、式(1)で表されるハイドロフルオロカーボンのみからなるガスであること、または式(1)で表されるハイドロフルオロカーボンの含有割合が50モル%以上のガス組成物であることが好ましい。なお、本明細書中において、希釈ガスとは、原料を希釈するためのガスをいう。
本発明において、特に記載のない限り、二酸化炭素とは、二酸化炭素単体または二酸化炭素を99.9%以上含有するガスをいう。二酸化炭素は、工程(I)において式(1)で表されるハイドロフルオロカーボンの希釈ガスとして使用する。
工程(I)で用いられる触媒は、式(1)で表されるハイドロフルオロカーボンの脱フッ化水素反応に対して触媒作用を有する。触媒としては、金属単体、金属酸化物、金属ハロゲン化物等が挙げられる。これらの物質の中でも、式(1)で表されるハイドロフルオロカーボンを効率よく式(2)で表されるハイドロフルオロオレフィンに転化できることから、金属酸化物または金属ハロゲン化物が好ましい。触媒は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
工程(I)における原料ガスと触媒との接触において、触媒は、固体の状態(固相)で原料ガスと接触してもよいし、あるいは、触媒を分散可能な液状の媒体に分散された状態(液相)で原料ガスと接触してもよい。触媒を分散させる液状の媒体としては、例えば、水、メタノールやエタノール等のアルコール、四塩化炭素等の塩素系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルフォキシド、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルモノアセテート等が挙げられる。液状の媒体に分散された状態の触媒に原料ガスを接触させる場合は、原料ガスの圧力が高くなり、高温での反応が困難であることから、固相をなす触媒と原料ガスを接触させることが好ましい。
工程(I)で、原料ガスと触媒とを接触させて反応させる反応器としては、後述する温度および圧力に耐えることができるものであれば、形状および構造は特に限定されない。反応器は、例えば、円筒状の縦型反応器が挙げられる。反応器の材質としては、ガラス、鉄、ニッケル、鉄またはニッケルを主成分とする合金等が挙げられる。反応器は、反応器内を加熱する電気ヒータ等の加熱手段を備えてもよい。
工程(I)では、反応器の出口ガスとして、式(2)で表されるハイドロフルオロオレフィンと二酸化炭素と未反応の式(1)で表されるハイドロフルオロカーボンとを含む第1のガス組成物を得ることができる。第1のガス組成物は、目的物である式(2)で表されるハイドロフルオロオレフィン、二酸化炭素、未反応の式(1)で表されるハイドロフルオロカーボン以外に、工程(I)におけるその他の化合物や、工程(I)で生成される副生物であるその他の成分を含んでもよい。第1のガス組成物に含有されるその他の成分としては、例えば、式(1)で表されるハイドロフルオロカーボンがHFC−134aであり式(2)で表されるハイドロフルオロオレフィンがHFO−1123である場合にはHFO−1141、HFO−1132a、HFO−1132(Z)、HFO−1132(E)、HFC−134、HFC−143、HFC−134a、HFC−125、HFC−23、HFC−32、メタン、エチレン、エタン、プロピレン、プロパン等が挙げられる。
工程(II)では、第1のガス組成物から二酸化炭素を分離して、ハイドロフルオロオレフィンの含有割合の増加した第2のガス組成物を得る。二酸化炭素を分離する方法としては、特には限定されず、反応条件や反応生成物に応じて任意に選択できる。例えば、二酸化炭素をアルカリ溶液に吸収させる化学吸収法、高圧、低温下において、二酸化炭素を物理的に吸収液に溶解させる物理吸収法、多孔質の吸着剤に二酸化炭素を吸着させる吸着分離法、分離膜を通過させることにより二酸化炭素を分離する膜分離法、高圧、低温下で二酸化炭素を固体状態とする分離法などが挙げられる。これらの方法は、単一の方法で行ってもよいし、複数の方法を組合せてもよい。単一の方法で行う場合には、1段階反応でもよいし、数段階に分けて反応させてもよい。二酸化炭素を分離する方法としては、二酸化炭素をアルカリ溶液に吸収させる化学吸収法が好ましい。なお、分離方法によっては二酸化炭素に加えてフッ化水素も分離されることがある。
工程(II)において分離された二酸化炭素は、回収することができる。回収方法は二酸化炭素の分離方法によって異なる。例えば、化学吸収法の場合には、アルカリ溶液などの吸収液を加熱することにより二酸化炭素を放出させて回収する方法、物理吸収法の場合には、吸収液を減圧、加熱することにより二酸化炭素を放散させて回収する方法、吸着分離法の場合には、吸着剤を低圧下におき、二酸化炭素を脱着させて回収する方法等が挙げられる。回収された二酸化炭素は、再度工程(I)の希釈ガスとして再利用することが出来る。
工程(II)では、式(2)で表されるハイドロフルオロオレフィンと未反応の式(1)で表されるハイドロフルオロカーボンとを含む第2のガス組成物を得ることができる。第2のガス組成物は、目的物である式(2)で表されるハイドロフルオロオレフィンおよび未反応の式(1)で表されるハイドロフルオロカーボン以外に、上記工程(I)におけるその他の化合物やその他の成分と同じ化合物や成分を含んでもよい。工程(II)では、第1のガス組成物に含まれる二酸化炭素を選択的に分離することにより、第2のガス組成物中のハイドロフルオロオレフィンの含有割合は、第1のガス組成物中のハイドロフルオロオレフィンの含有割合よりも高い。
さらに、本発明のハイドロフルオロオレフィンの製造方法は、工程(I)と工程(II)との間に、第1のガス組成物中に含まれるフッ化水素を分離する工程(A)を有することが好ましい。工程(A)を有する場合、上述した工程(II)で分離されるフッ化水素の量は、工程(A)で分離されるフッ化水素の量に比べて非常に少ない。
図1は、本発明のハイドロフルオロオレフィンの製造方法に使用される反応装置の一例を示す概略図である。反応装置1は、工程(I)を実施するための電気ヒータ等の加熱手段を備えた反応器2と、工程(II)を実施するための二酸化炭素トラップ3を備える。なお、反応器2において、加熱手段の設置は必須ではない。また、必要に応じて、工程(I)と工程(II)との間に、工程(A)を実施するためのフッ化水素トラップ4を備えてもよい。図1では、アルカリ溶液を使用する化学吸収法を用いた態様について説明するが、本発明のハイドロフルオロオレフィンの製造方法における二酸化炭素の分離方法は、このような態様に限定されない。
実施例および比較例では、図1に示す反応装置(以下、反応装置(1)と示す。)を用いた。
反応装置(1)において、反応器2はSUS316L(JIS規格)製で内径22.66mm×高さ300mmの垂直固定床反応器を用いた。反応器2内には、各実施例および比較例で示す触媒5を、100mmの高さで充填した。また、反応器2内は、電気炉により加熱した。
分析装置15において、第2のガス組成物の組成分析には、GCを用いた。カラムは、DB−1(アジレント・テクノロジー株式会社製、長さ60m×内径250μm×厚さ1μm)を用いた。検出器はFIDを用いた。
線速度は空塔速度を意味し、原料ガスを流通する反応器がその内部に充填物を充填していない空塔であると仮定し、流量(体積流量)を空塔である反応器の断面積で割ることで算出した。なお、この線速度は1cm/sで実験を行った。
線速度(空塔速度)(cm/s)=流量(cm3/s)/断面積(cm2)
反応装置(1)の反応器2に、アルミナ触媒(日揮触媒化成社製、商品名:ACBM−1、形状:粒径2mm球状)の40gを充填し、窒素ガスを300mL/minで供給しながら350℃で48時間加熱して乾燥させた。
HFC−134aの転化率とは、反応によりHFC−134aがHFO−1123を含む他の成分に転化し消費された割合をいう。HFC−134aの転化率は、以下の式により算出される。
HFO−1123の選択率とは、反応したHFC−134aのうち、HFO−1123に転化した割合をいう。HFO−1123の選択率は、以下の式により算出される。
(HFO−1123)out/{1−(HFC−134a)out/(HFC−134a)in}×100
反応条件を表1に示すように変えた以外は実施例1と同様にして、連続的に反応を行った。そして、HFC−134aの転化率およびHFO−1123の選択率を、それぞれ実施例1と同様にして求めた。得られた結果を表1に示す。
反応装置(1)の反応器2に、触媒として三フッ化アルミニウム(関東化学株式会社製、商品名:Aluminium Trifluoride、形状:粉末)を40g充填し、反応条件を表2に示すように変えた以外は実施例1と同様にして、連続的に反応を行った。そして、HFC−134aの転化率およびHFO−1123の選択率を、それぞれ実施例1と同様にして求めた。得られた結果を表2に示す。
原料ガスの組成および反応条件を表3に示すように変えた以外は、実施例1と同様にして、連続的に反応を行った。そして、HFC−245ebの転化率およびHFO−1234yfの選択率を下記式から算出した。
(HFO−1234yf)out/{1−(HFC−245eb)out/(HFC−245eb)in}×100
原料ガスの組成および反応条件を表4に示すように変えた以外は、実施例1と同様にして、連続的に反応を行った。そして、HFC−245cbの転化率およびHFO−1234yfの選択率を下記式から算出した。
(HFO−1234yf)out/{1−(HFC−245cb)out/(HFC−245cb)in}×100
原料ガスの組成および反応条件を表5に示すように変えた以外は実施例1と同様にして、連続的に反応を行った。そして、HFC−134aの転化率およびHFO−1123の選択率を、それぞれ実施例1と同様にして求めた。得られた結果を表5に示す。
反応装置(1)の反応器2に、アルミナ触媒(日揮触媒化成社製、商品名:ACBM−1、形状:粒径2mm球状)の40gを充填し、窒素ガスを300mL/minで供給しながら350℃で48時間加熱して乾燥させた。
Claims (12)
- 下記式(1)で表されるハイドロフルオロカーボンを二酸化炭素の存在下において下記式(2)で表されるハイドロフルオロオレフィンに転化し、前記ハイドロフルオロオレフィンと前記二酸化炭素とを含有する第1のガス組成物を得る工程と、
前記第1のガス組成物に含まれる前記二酸化炭素を分離し、前記ハイドロフルオロオレフィンを含有する第2のガス組成物を得る工程と
を有することを特徴とするハイドロフルオロオレフィンの製造方法;
CR1R2X1CR3R4X2 ・・・(1)
CR1R2=CR3R4 ・・・(2)
(上記式(1)および式(2)中、R1〜R3は、それぞれ独立に水素原子またはフッ素原子であり、R4は、水素原子、フッ素原子、CH3、CH2F、CHF2またはCF3であり、R1〜R4の合計のフッ素原子数は1以上であり、R1〜R4の合計の水素原子数は1以上である。X1およびX2は水素原子またはフッ素原子であり、X1が水素原子であるときX2はフッ素原子、X1がフッ素原子であるときX2は水素原子である。)。 - 前記第2のガス組成物を得る工程は、前記第1のガス組成物をアルカリ溶液と接触させる工程を含む、請求項1に記載のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
- 前記アルカリ溶液は、共役酸のpKaが6より大きい無機塩基または有機塩基を含む、請求項2に記載のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
- 前記無機塩基は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウムおよび酸化カルシウムからなる群より選択される少なくとも1種の塩基である、請求項3に記載のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
- 前記有機塩基は、トリエチルアミン、トリブチルアミン、モノエタノールアミン、n−プロパノールアミンおよびN−メチルジエタノールアミンからなる群より選択される少なくとも1種の塩基である、請求項3に記載のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
- 前記第1のガス組成物を得る工程における前記ハイドロフルオロカーボンと前記二酸化炭素とのモル比(ハイドロフルオロカーボン/二酸化炭素)は、0.3/99.7以上99.5/0.5以下である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
- 前記ハイドロフルオロカーボンは1,1,1,2−テトラフルオロエタンであり、前記ハイドロフルオロオレフィンはトリフルオロエチレンである、請求項1〜6のいずれか1項に記載のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
- 前記ハイドロフルオロカーボンは1,1,1,2,2−ペンタフルオロプロパンおよび/または1,1,1,2,3−ペンタフルオロプロパンであり、前記ハイドロフルオロオレフィンは2,3,3,3−テトラフルオロプロペンである、請求項1〜6のいずれか1項に記載のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
- 前記第1のガス組成物を得る工程は、前記ハイドロフルオロカーボンと触媒とを接触させる工程を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
- 前記触媒は、金属、金属酸化物および金属ハロゲン化物からなる群より選択される少なくとも1種の物質である、請求項9に記載のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
- 前記触媒は、コバルト、ニッケル、パラジウム、酸化クロム、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、フッ化鉄、フッ化アルミニウム、塩化アルミニウム、フッ化クロム、塩化クロムおよび酸化ケイ素からなる群より選択される少なくとも1種の物質である、請求項9または10に記載のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
- 前記第1のガス組成物を得る工程において、前記ハイドロフルオロカーボンを前記ハイドロフルオロオレフィンに転化する温度は、200℃以上1200℃以下である、請求項1〜11のいずれか1項に記載のハイドロフルオロオレフィンの製造方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015080022 | 2015-04-09 | ||
JP2015080022 | 2015-04-09 | ||
PCT/JP2016/061560 WO2016163522A1 (ja) | 2015-04-09 | 2016-04-08 | ハイドロフルオロオレフィンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016163522A1 true JPWO2016163522A1 (ja) | 2018-02-01 |
JP6777072B2 JP6777072B2 (ja) | 2020-10-28 |
Family
ID=57073219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017511094A Active JP6777072B2 (ja) | 2015-04-09 | 2016-04-08 | ハイドロフルオロオレフィンの製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10384992B2 (ja) |
JP (1) | JP6777072B2 (ja) |
CN (1) | CN107531592B (ja) |
WO (1) | WO2016163522A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7011268B2 (ja) * | 2020-02-28 | 2022-01-26 | ダイキン工業株式会社 | ハイドロフルオロオレフィン又はフルオロオレフィンの製造方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2019914C (en) * | 1989-07-06 | 1999-06-08 | Maher Yousef Elsheikh | Dehydrofluorination and dehydrogenation of fluorinated alkanes |
EP0775100B1 (en) | 1994-08-08 | 2000-11-08 | Imperial Chemical Industries Plc | Process for the production of trifluoroethylene |
JP3747491B2 (ja) * | 1995-04-20 | 2006-02-22 | 東ソー株式会社 | 1,2−ジクロルエタンの製造方法 |
JP2001526655A (ja) * | 1997-05-02 | 2001-12-18 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 半透膜によるフルオロカーボンからのco▲下2▼の除去 |
DK1010374T3 (da) | 1998-12-15 | 2005-11-21 | Nestle Sa | Fiberblanding til enterale sammensætninger |
WO2009003157A1 (en) * | 2007-06-27 | 2008-12-31 | Arkema Inc. | Two step process for the manufacture of hydrofluoroolefins |
-
2016
- 2016-04-08 WO PCT/JP2016/061560 patent/WO2016163522A1/ja active Application Filing
- 2016-04-08 JP JP2017511094A patent/JP6777072B2/ja active Active
- 2016-04-08 CN CN201680020035.9A patent/CN107531592B/zh active Active
-
2017
- 2017-10-05 US US15/725,886 patent/US10384992B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2016163522A1 (ja) | 2016-10-13 |
JP6777072B2 (ja) | 2020-10-28 |
CN107531592B (zh) | 2024-04-19 |
CN107531592A (zh) | 2018-01-02 |
US10384992B2 (en) | 2019-08-20 |
US20180037524A1 (en) | 2018-02-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108368011B (zh) | 氢氟烯烃的制造方法 | |
EP3109225B1 (en) | Method for purifying fluid that includes trifluoroethylene, and method for producing trifluoroethylene | |
EP2294039B1 (en) | Catalytic gas phase fluorination of 1230xa to 1234yf | |
JP5453757B2 (ja) | トランス−1,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法 | |
JP6358324B2 (ja) | トリフルオロエチレンの製造方法 | |
JP6893915B2 (ja) | ハロゲン化プロペンから酸不純物を除去する方法 | |
US10399916B2 (en) | Method of producing hydrofluoroolefin | |
JP6777072B2 (ja) | ハイドロフルオロオレフィンの製造方法 | |
WO2020026990A1 (ja) | 精製含フッ素不飽和炭化水素の製造方法 | |
JP2016023145A (ja) | トリフルオロエチレンの精製方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191210 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20200210 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200406 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200512 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200710 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20200720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200908 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200921 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6777072 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |