JPWO2016113895A1 - エレベータ安全制御装置およびエレベータ安全制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1の従来装置は、最寄り階停止のための猶予時間をカウントするタイマー回路を備えており、タイマーの健全性を確認するためには、サービス休止中において、周期的に、タイマー回路を動作させる必要がある。この結果、タイマー診断中は、エレベータを稼働できない、あるいは、タイマー時限が経過するまでタイマーの異常が検出できない、という問題があった。
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベータ安全制御装置を含む全体構成図である。本実施の形態1における安全制御装置10は、二重化された第1CPU(Central Processing Unit)1、第2CPU2を備えて構成されている。各第1CPU1および第2CPU2には、図示していないが、ROM(Read Only
Memory)、RAM(Random Access Memory)、クロック、ウォッチドッグタイマ、バス等が具備されている。
まず始めに、安全制御装置10は、タイマーカウンタが時限判定値に到達した際に、出力インタフェース3、4(以下の説明では、出力部と称す)が正常に動作することでオフ状態に切り換わるか否かを診断する。具体的には、安全制御装置10は、前回の診断から一定時間経過していると判断した場合には、タイマーカウンタを、あらかじめ設定した時限判定値から診断時間(例えば、1秒)を引いた値に設定し(ステップS303)、タイマー動作を開始させる(ステップS304)。
次に、安全制御装置10は、タイマーカウント部の診断を行う。具体的には、安全制御装置10は、第1CPU1および第2CPU2でのカウント値を比較することで、タイマーカウンタ部の診断を行っている。
・他方のCPUにも異常検出を通知する。
・少なくとも一つの系(CPU)の出力をオフして、巻上機電源およびブレーキ電源を遮断し、かごを停止させる。
・運行制御装置16に対して、サービス停止要求(異常検出信号)を送信する。
かご戸および乗場戸の開閉を検出する各ドアスイッチ、かごが着床ゾーンにあることを検出する着床センサのそれぞれの信号を入力とし、戸開中にかごが着床ゾーンから外れたことを検出して非常停止する機能。
かご戸および乗場戸の開閉を検出する各ドアスイッチの信号を入力とし、保守員による戸開を検知すると、運行制御装置に自動運転を無効化するよう指令を出す機能。
かごの動きを監視する各スイッチからの信号、保守員による運転操作信号からの信号をそれぞれ入力とし、閉じ込め発生時の乗客救出等の運転時に、一部のスイッチからの信号を無効化する機能。
かご戸および乗場戸の開閉を検出する各ドアスイッチ、保守員による運転操作信号からのそれぞれの信号を入力とし、ドアスイッチ点検時に、ドアスイッチからの信号を無効化する機能。
かごの移動を検知する昇降路に設置されたスイッチ、調速機または巻上機に取り付けられたエンコーダからのそれぞれの信号を入力とし、かごの過速度を検知すると非常停止する機能。
図4は、本発明の実施の形態2におけるエレベータ安全制御装置を含む全体構成図である。本実施の形態2における安全制御装置10は、先の実施の形態1における図1の構成と比較すると、タイマー5、タイマー6、タイマー比較部7を、第1CPU1および第2CPU2の外部に設けている点が異なっている。そこで、このような構成上の相違点を中心に、以下に説明する。
Claims (5)
- エレベータの状態を監視するスイッチまたはセンサからの監視信号を読み取る入力部と、
前記入力部を介して読み取った前記監視信号に基づいて安全監視機能を実行する、少なくとも1つの演算処理部と、
前記演算処理部とは独立に設けられ、または前記演算処理部の内部に設けられたタイマーと、
前記エレベータの巻上機およびブレーキのそれぞれに供給される電源を遮断する信号を出力する出力部と
を備え、前記演算処理部において、前記入力部を介して読み取った前記監視信号に基づいて前記安全監視機能を実行することで前記エレベータの異常を検出した場合に、前記タイマーを起動し、前記タイマーの時限にて前記出力部から前記電源を遮断する信号を出力させることで、前記巻上機および前記ブレーキに供給される電源を遮断してかごを停止させるエレベータ安全制御装置であって、
前記演算処理部とは独立に設けられ、または前記演算処理部の内部に設けられ、タイマーカウント診断処理を実行するタイマー比較部をさらに備え、
前記タイマーは、2重系として起動される独立した2つのタイマーで構成され、
前記タイマー比較部は、起動された前記2つのタイマーのカウント値を相互比較し、前記2つのタイマーのカウント値の差があらかじめ設定した一定差分値以上となった場合には、前記2つのタイマーの少なくとも一方でカウント異常が発生したと判断し、前記かごを停止させることで、前記タイマーカウント診断処理を実行する
エレベータ安全制御装置。 - 前記演算処理部は、
エレベータの運行を統括制御する運行制御装置に対して診断開始信号を送信した返答として、前記運行制御装置から診断許諾信号を受信した場合には、前記2つのタイマーを起動させ、前記タイマー比較部による前記タイマーカウント診断処理を実行させ、
前記2つのタイマーのそれぞれのカウント値が前記タイマーの時限に到達するまでに、前記タイマー比較部により前記カウント異常が発生したと判断されない場合には、前記2つのタイマーが正常であると判断し、前記タイマーカウント診断処理を終了させ、
前記2つのタイマーのそれぞれのカウント値が前記タイマーの時限に到達するまでに、前記タイマー比較部により前記カウント異常が発生したと判断された場合には、前記2つのタイマーの少なくとも一方が異常であると判断し、前記かごを停止させ、
前記タイマーカウント診断処理を実行中に、前記運行制御装置からサービス要求発生信号を受信した場合には、前記タイマー比較部による前記タイマーカウント診断処理を中断させるとともに、現時点までのカウント値をカウンタ保存値として記憶し、
前記タイマーカウント診断処理を中断中に、前記運行制御装置から前記診断許諾信号を再度受信した場合には、前記カウンタ保存値を初期値として設定して前記2つのタイマーを再起動させ、前記タイマー比較部による前記タイマーカウント診断処理を再開させる
請求項1に記載のエレベータ安全制御装置。 - 前記演算処理部は、
前記運行制御装置から前記診断許諾信号を受信した場合に、前記時限の直近の値を初期値として設定して前記2つのタイマーを起動させ、時限経過後に前記出力部の信号を読み取ることで、前記巻上機および前記ブレーキに供給される電源を遮断できる状態にあることを確認する
請求項2に記載のエレベータ安全制御装置。 - 前記演算処理部は、かごを目的階または最寄り階に停止させるために必要な時間を前記タイマーの時限として設定し、前記入力部を介して読み取った前記信号に基づいて前記安全監視機能を実行することで前記エレベータの異常を検出した場合には、前記かごを前記目的階または前記最寄り階に停止させるために、前記運行制御装置に対して停止指令を出力する
請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータ安全制御装置。 - エレベータの状態を監視するスイッチまたはセンサからの監視信号を読み取る入力部と、
前記入力部を介して読み取った前記監視信号に基づいて安全監視機能を実行する、少なくとも1つの演算処理部と、
前記演算処理部とは独立に設けられ、または前記演算処理部の内部に設けられ、2重系として起動される独立した2つのタイマーと、
前記エレベータの巻上機およびブレーキのそれぞれに供給される電源を遮断する信号を出力する出力部と、
前記演算処理部とは独立に設けられ、または前記演算処理部の内部に設けられ、タイマーカウント診断処理を実行するタイマー比較部と
を備えたエレベータ安全制御装置で実行されるエレベータ安全制御方法であって、
前記演算処理部において、前記エレベータの運行を統括制御する運行制御装置に対して診断開始信号を送信した返答として、前記運行制御装置から診断許諾信号を受信した場合には、前記2つのタイマーを起動させる第1ステップと、
前記タイマー比較部において、前記第1ステップにより前記2つのタイマーを起動させた後、前記2つのタイマーのカウント値を相互比較し、前記2つのタイマーのカウント値の差があらかじめ設定した一定差分値以上となった場合には、前記2つのタイマーの少なくとも一方でカウント異常が発生したと判断することで、前記タイマーカウント診断処理を実行する第2ステップと、
前記演算処理部において、前記2つのタイマーのそれぞれのカウント値が前記タイマーの時限に到達するまでに、前記タイマー比較部による前記第2ステップにより前記カウント異常が発生したと判断されない場合には、前記2つのタイマーが正常であると判断し、前記第2ステップによる前記タイマーカウント診断処理を終了させる第3ステップと、
前記演算処理部において、前記2つのタイマーのそれぞれのカウント値が前記タイマーの時限に到達するまでに、前記タイマー比較部による前記第2ステップにより前記カウント異常が発生したと判断された場合には、前記かごを停止させる第4ステップと、
前記第2ステップによる前記タイマーカウント診断処理を実行中に、前記演算処理部において、前記運行制御装置からサービス要求発生信号を受信した場合には、前記第2ステップによる前記タイマーカウント診断処理を中断させるとともに、現時点までのカウント値をカウンタ保存値として記憶する第5ステップと、
前記第2ステップによる前記タイマーカウント診断処理を中断中に、前記演算処理部において、前記運行制御装置から前記診断許諾信号を再度受信した場合には、前記カウンタ保存値を初期値として設定して前記2つのタイマーを再起動させ、前記タイマー比較部による前記タイマーカウント診断処理を再開させる第6ステップと
を有するエレベータ安全制御方法。
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