JPWO2016052220A1 - 固体撮像素子および製造方法、並びに電子機器 - Google Patents

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Abstract

本開示は、マイクロレンズと反射防止膜の界面の成分を拡散させることができるようにする固体撮像素子および製造方法、並びに電子機器に関する。透湿口は、隣接する画素のマイクロレンズの間に形成される。透湿口は、反射防止膜で覆われる。反射防止膜は、拡散口以外のマイクロレンズの表面に形成される。反射防止膜の屈折率は、マイクロレンズより屈折率の高い。本開示は、例えば、裏面照射型固体撮像素子であるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等に適用することができる。

Description

本開示は、固体撮像素子および製造方法、並びに電子機器に関し、特に、マイクロレンズと反射防止膜の界面の成分を拡散させることができるようにした固体撮像素子および製造方法、並びに電子機器に関する。
コンパクトデジタルカメラやモバイルカメラの固体撮像素子として、微細画素の感度やシェーディング特性を改善するために、裏面照射型固体撮像素子(BSI)が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
BSIは、APSサイズ、35mmサイズ、または1型サイズの画像を撮影するデジタルスチルカメラの固体撮像素子として採用することも可能であるが、このようなデジタルスチルカメラでは、画素サイズが充分大きい(例えば、1.980um以上である)ため、費用対効果が少なく、BSIの導入が遅れていた。しかしながら、近年、このようなデジタルスチルカメラであっても、より高感度で高精細な画像の撮像が求められており、BSIの導入が検討されている。
BSIは、表面照射型固体撮像素子(FSI)に比べて、フォトダイオードの面積を広くすることが可能であり、また、光の入射側に多層メタル配線が無いため、入射光を効率良くフォトダイオードに取り込むことができる。その結果、感度特性が向上する。
一方、フォトダイオードの面積が広く、光の入射側に多層メタル配線が無いため、フォトダイオードは、マイクロレンズの光の照射側に設けられた、シールガラス面や赤外線カットフィルタ(IRCF)、光学系などからの反射光を多く取り込んでしまう。その結果、フレアやゴースト、混色などが発生しやすく、撮像画像の画質が劣化する。
そこで、マイクロレンズの表面に2つの無機膜を反射防止膜として設け、フレアやゴースト、混色などの発生を防止することが考えられている(例えば、特許文献2)。
特開2010-186818号公報 特開2012-84608号公報
しかしながら、マイクロレンズの表面に反射防止膜が設けられる場合、BSIが高温高湿の状態に長時間置かれると、マイクロレンズと反射防止膜の界面の一部の領域で発生した水分が、反射防止膜に浸透せずに残り、水滴が発生することがある。この場合、撮像画像には、水滴によるシミが発生し、撮像画像の画質は劣化する。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、マイクロレンズと反射防止膜の界面の成分を拡散させることができるようにするものである。
本開示の第1の側面の固体撮像素子は、各画素のマイクロレンズと、隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成され、無機膜で覆われる拡散口と、前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された、前記マイクロレンズより屈折率の高い第1の反射防止膜とを備える固体撮像素子である。
本開示の第1の側面においては、各画素のマイクロレンズと、隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成され、無機膜で覆われる拡散口と、前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された、前記マイクロレンズより屈折率の高い第1の反射防止膜とが備えられる。
本開示の第2の側面の製造方法は、各画素のマイクロレンズと、隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成され、無機膜で覆われる拡散口と、前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された、前記マイクロレンズより屈折率の高い第1の反射防止膜とを備える固体撮像素子の製造方法である。
本開示の第2の側面においては、各画素のマイクロレンズと、隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成され、無機膜で覆われる拡散口と、前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された、前記マイクロレンズより屈折率の高い第1の反射防止膜とを備える固体撮像素子が製造される。
本開示の第3の側面の電子機器は、各画素のマイクロレンズと、隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成され、無機膜で覆われる拡散口と、前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された、前記マイクロレンズより屈折率の高い第1の反射防止膜とを備える電子機器である。
本開示の第3の側面においては、各画素のマイクロレンズと、隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成され、無機膜で覆われる拡散口と、前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された、前記マイクロレンズより屈折率の高い第1の反射防止膜とが備えられる。
本開示の第4の側面の固体撮像素子は、各画素のマイクロレンズと、隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成される拡散口と、前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された反射防止膜とを備える固体撮像素子である。
本開示の第4の側面においては、各画素のマイクロレンズと、隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成される拡散口と、前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された反射防止膜とが備えられる。
本開示の第5の側面の製造方法は、各画素のマイクロレンズと、隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成される拡散口と、前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された反射防止膜とを備える固体撮像素子の製造方法である。
本開示の第5の側面においては、各画素のマイクロレンズと、隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成される拡散口と、前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された反射防止膜とを備える固体撮像素子が製造される。
本開示の第6の側面の電子機器は、各画素のマイクロレンズと、隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成される拡散口と、前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された反射防止膜とを備える電子機器である。
本開示の第6の側面においては、各画素のマイクロレンズと、隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成される拡散口と、前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された反射防止膜とが備えられる。
本開示の第1、第3、第4、および第6の側面によれば、撮像することができる。また、本開示の第1、第3、第4、および第6の側面によれば、マイクロレンズと反射防止膜の界面の成分を拡散させることができる。
また、本開示の第2および第5の側面によれば、固体撮像素子を製造することができる。本開示の第2および第5の側面によれば、マイクロレンズと反射防止膜の界面の成分を拡散させることができる固体撮像素子を製造することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本開示を適用した固体撮像素子としてのCMOSイメージセンサの第1実施の形態の構成例を示す図である。 図1の画素領域の上面図である。 図2のb−c断面図である。 図2のd−e断面図である。 SIMSを用いて分析した結果を表すグラフである。 透湿口が形成される画素領域のd−e断面図である。 透湿口が形成されない画素領域のd−e断面である。 緑色のカラーフィルタの製造方法を説明する図である。 マイクロレンズ、反射防止膜、および反射防止膜の製造方法を説明する図である。 マイクロレンズ、反射防止膜、および反射防止膜の他の製造方法を説明する図である。 CMOSイメージセンサの第2実施の形態の画素領域の構成を示す、図2のd−e断面図である。 本開示を適用した電子機器としての撮像装置の構成例を示すブロック図である。
以下、本開示を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1実施の形態:CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ(図1乃至図10)
2.第2実施の形態:CMOSイメージセンサ(図11)
3.第3実施の形態:撮像装置(図12)
<第1実施の形態>
(CMOSイメージセンサの第1実施の形態の構成例)
図1は、本開示を適用した固体撮像素子としてのCMOSイメージセンサの第1実施の形態の構成例を示す図である。
CMOSイメージセンサ50は、BSIである。CMOSイメージセンサ50は、画素領域51、画素駆動線52、垂直信号線53、垂直駆動部54、カラム処理部55、水平駆動部56、システム制御部57、信号処理部58、およびメモリ部59が、図示せぬシリコン基板等の半導体基板(チップ)に形成されたものである。
CMOSイメージセンサ50の画素領域51には、複数の画素が行列状に2次元配置される。各画素は、入射光の光量に応じた電荷量の電荷を発生して内部に蓄積する光電変換素子を有し、撮像を行う。画素領域51にはまた、行列状の画素に対して行ごとに画素駆動線52が形成され、列ごとに垂直信号線53が形成される。
垂直駆動部54は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、画素領域51の各画素を行単位等で駆動する。垂直駆動部54の各行に対応した図示せぬ出力端には、画素駆動線52の一端が接続されている。垂直駆動部54の具体的な構成について図示は省略するが、垂直駆動部54は、読み出し走査系および掃き出し走査系の2つの走査系を有する構成となっている。
読み出し走査系は、各画素からの画素信号を行単位で順に読み出すように、各行を順に選択し、選択行の画素駆動線52と接続する出力端から選択信号等を出力する。これにより、読み出し走査系により選択された行の画素は、光電変換素子に蓄積された電荷の電気信号を画素信号として読み出し、垂直信号線53に供給する。
掃き出し走査系は、光電変換素子から不要な電荷を掃き出す(リセットする)ために、読み出し系の走査よりもシャッタスピードの時間分だけ先行して、各行の画素駆動線52と接続する出力端からリセット信号を出力する。この掃き出し走査系による走査により、いわゆる電子シャッタ動作が行ごとに順に行われる。ここで、電子シャッタ動作とは、光電変換素子の電荷を捨てて、新たに露光を開始する(電荷の蓄積を開始する)動作のことをいう。
カラム処理部55は、画素領域51の列ごとに信号処理回路を有する。カラム処理部55の各信号処理回路は、選択行の各画素から垂直信号線53を通して出力される画素信号に対して、CDS(Correlated Double Sampling)(相関二重サンプリング)処理等のノイズ除去処理、A/D変換処理等の信号処理を行う。カラム処理部55は、信号処理後の画素信号を一時的に保持する。
水平駆動部56は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、カラム処理部55の信号処理回路を順番に選択する。この水平駆動部56による選択走査により、カラム処理部55の各信号処理回路で信号処理された画素信号が順番に信号処理部58に出力される。
システム制御部57は、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ等によって構成され、タイミングジェネレータで生成された各種のタイミング信号を基に垂直駆動部54、カラム処理部55、および水平駆動部56を制御する。
信号処理部58は、少なくとも加算処理機能を有する。信号処理部58は、カラム処理部55から出力される画素信号に対して加算処理等の種々の信号処理を行う。このとき、信号処理部58は、必要に応じて、信号処理の途中結果などをメモリ部59に格納し、必要なタイミングで参照する。信号処理部58は、信号処理後の画素信号を出力する。
メモリ部59は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)などにより構成される。
なお、以下では、特に断りのない限り、CMOSイメージセンサ50の半導体基板の光の照射側を上側とし、その反対側を下側として説明する。また、以下では、本開示の内容に関わりがないため、マイクロレンズの上側に設けられる透明保護膜、シールガラス、IRCFなどについては説明しない。
(画素領域の構成)
図2は、図1の画素領域51の上面図であり、図3は、図2のb−c断面図であり、図4は、図2のd−e断面図である。
なお、図2では、説明の便宜上、画素領域51を構成する画素のうちの9個の画素71−1乃至71−9のみ図示している。また、画素領域51の画素配列はベイヤ配列であり、画素71−1,71−3,71−5,71−7、および71−9は、緑色の画素である。さらに、以下では、画素71−1乃至71−9を特に区別する必要がない場合、それらをまとめて画素71という。
図3および図4に示すように、画素71は、半導体基板91に設けられ、半導体基板91の内部には、光電変換素子であるフォトダイオード92等が形成される。また、半導体基板91の上部には、ゲート絶縁膜93が形成される。ゲート絶縁膜93上の水平方向に隣接する画素71の間には、図3に示すように遮光部94が形成され、斜め方向に隣接する画素71の間には、図4に示すように遮光部95が形成される。
ゲート絶縁膜93、遮光部94、遮光部95等が形成された半導体基板91の上部には、絶縁膜96が形成され、これにより、半導体基板91の上部が平坦化される。
図3および図4に示すように、絶縁膜96の上部には、カラーフィルタ97が形成される。なお、図4に示すように、斜め方向に隣接する緑色の画素71のカラーフィルタ97は連結しており、その連結部分には、他の領域に比べて薄い凹部97Aが形成されている。即ち、緑色の画素71の四隅には、凹部97Aが形成されている。
カラーフィルタ97の上部には、マイクロレンズ98が形成される。マイクロレンズ98は、金属微粒子を含有させたアクリル系、スチレン系、ノボラック系などの有機系樹脂、または、それらの共重合系樹脂からなる。
マイクロレンズ98の屈折率は、例えば、1.48〜1.62程度であり、この場合、入射光側の媒体が空気であるときのマイクロレンズ98の表面反射率は、3.8〜5.6%程度となる。例えば、マイクロレンズ98が、屈折率が約1.60程度であるポリスチレン系の樹脂からなる場合、マイクロレンズ98の可視光(400〜700nmの波長の光)の平均表面反射率は約5.2%になる。
図2および図4に示すように、各画素71のマイクロレンズ98の四隅、即ち、斜め方向に隣接する画素71のマイクロレンズ98の間には、可視光の波長以下(例えば、400nm以下)の開口幅wの透湿口(拡散口)101が形成される。即ち、透湿口101は、凹部97Aの上部に設けられる。
透湿口101の幅wは、可視光の波長以下であるので、マイクロレンズ98の集光特性は劣化せず、実質的にマイクロレンズ98の無効領域は発生しない。従って、感度は劣化しない。
透湿口101以外のマイクロレンズ98の上部には、反射防止膜99が形成され、反射防止膜99の上部には、反射防止膜100(第2の反射防止膜)が形成される。反射防止膜99は、シリコン窒化膜(SiN)またはシリコン酸化窒化膜(SiON)などの無機膜であり、反射防止膜99(第1の反射防止膜)の屈折率は、マイクロレンズ98の屈折率より高い。
反射防止膜100は、シリコン酸化膜(SiO)やシリコン酸化炭化膜(SiOC)などの無機膜からなり、反射防止膜100の屈折率は、反射防止膜99とマイクロレンズ98の屈折率より低い。
以上のような反射防止膜99および反射防止膜100がマイクロレンズ98の上面に形成されることにより、マイクロレンズ98の表面反射率が低減する。
例えば、画素71の1辺のサイズが2.4umであり、マイクロレンズ98が、屈折率約1.60程度のポリスチレン系の樹脂であり、反射防止膜99が、屈折率約1.86程度で膜厚120nmのSiN膜であり、反射防止膜100が、屈折率約1.46程度で膜厚80nmのSiO膜である場合(以下では、2層例という)、マイクロレンズ98の可視光の平均表面反射率は約1.3%になる。
これに対して、同一のマイクロレンズの表面に、屈折率約1.46程度で膜厚100nmのSiO膜のみが形成される場合(以下、1層例という)、マイクロレンズの可視光の平均表面反射率は、2層例の2倍の約2.6%になる。また、同一のマイクロレンズの表面に何らの層も形成されない場合、マイクロレンズの可視光の平均表面反射率は、2層例の4倍の約5.2%になる。
また、マイクロレンズ98の表面反射率が低減することにより、画素71の感度が向上する。例えば、2層例の感度は、1.00a.u.であるが、1層例の感度特性は、1.02a.u.である。
反射防止膜100はまた、透湿口101の表面にも設けられる。即ち、透湿口101は、反射防止膜100で覆われている。これにより、透湿口101のギャップが縮小するため、マイクロレンズ98の無効領域の発生を確実に防止することができる。また、エキシマレーザーリソグラフィのような高価な製造プロセスを用いることなく、透湿口101を形成することが可能になる。
また、反射防止膜100は、親水性の高い膜であるため、反射防止膜100が透湿口101を含む画素領域51の上部全体に形成されることにより、画素領域51の製造後のウェハダイシング時に用いる洗浄水が、画素領域51の上部全体に十分に行き渡る。従って、透湿口101の幅wが、可視光の波長以下という小さい値であっても、画素領域51の上部のダストの除去を十分に行うことができる。
半導体基板91の下側には、多層のメタル配線層102が形成される。
なお、第1実施の形態では、透湿口101は、反射防止膜100で覆われるようにするが、反射防止膜99で覆われるようにしてもよい。
(透湿口による効果の説明)
図5乃至図7は、透湿口101による効果を説明する図である。
図5は、透湿口101が形成される場合と、透湿口101が形成されない場合において、高温高湿状態(例えば、85℃、湿度85%)で長時間(例えば1000時間)放置された反射防止膜100、反射防止膜99、およびマイクロマイクロレンズ98の一部の領域を、SIMS(Secondary Ion Mass Spectrometry)を用いて分析した結果を表すグラフである。
図5の横軸は、反射防止膜100、反射防止膜99、およびマイクロマイクロレンズ98の厚さ方向の位置を表し、縦軸は、その位置の水素(H)、酸素(O)、および炭素(C)の成分量を表す。また、図5において、実線は、透湿口101が形成された場合の水素と酸素の成分量を表し、点線は、透湿口101が形成されない場合の水素と酸素の成分量を表す。また、一点鎖線は、透湿口101が形成された場合と形成されない場合で同一である炭素の成分量を表す。
反射防止膜99は、透湿性の低い膜であるため、透湿口101が形成されない場合、高温高湿状態によって反射防止膜99とマイクロレンズ98の界面一部の領域で発生した水分が、反射防止膜99に浸透せずに残る。従って、図5に示すように、反射防止膜99とマイクロレンズ98の界面の一部の領域で水素と酸素が増加する。即ち、反射防止膜99とマイクロレンズ98の界面において水滴が発生する。その結果、撮像画像には、水滴によるシミが発生し、撮像画像の画質は劣化する。
これに対して、透湿口101が形成される場合、透湿口101により、反射防止膜99とマイクロレンズ98の界面の一部の領域で発生した水分が拡散されるため、反射防止膜99に局所的に水分が残留するのを抑制できる。即ち、透湿口101は、反射防止膜99の透湿性を向上させることができる。従って、図5に示すように、反射防止膜99とマイクロレンズ98の界面において水素と酸素が増加しない。即ち、反射防止膜99とマイクロレンズ98の界面において水分の残留を抑制することができる。その結果、透湿口101が無い構造で見える残留する水分の影響によるシミといった、撮像画像の画質の劣化を防止することができる。
以上のように、CMOSイメージセンサ50は、透湿口101を形成することにより、高温高湿状態における耐性を向上させることができる。
また、図6は、透湿口101が形成される画素領域51のd−e断面図であり、図7は、透湿口101が形成されない画素領域のd−e断面である。なお、図7の画素領域は、マイクロレンズ98に透湿口101が形成されない点を除いて、画素領域51と同一であり、図6と同一のものには同一の符号を付してある。
図6に示すように、透湿口101が形成される画素領域51では、例えば、画素71−7の絶縁膜96の上面で反射され、画素71−5に向かう光は、透湿口101で反射されて上側に向かう。
これに対して、図7に示すように、透湿口101が形成されない画素領域では、例えば、画素121−7の絶縁膜96の上面で反射され、画素121−7に隣接する画素121−5に向かう光は、画素121−5のマイクロレンズ98で反射されて、画素121−5のフォトダイオード92に向かう。これにより、画素121−7で受光すべき光が、画素121−5で受光される。即ち、混色が発生する。
従って、CMOSイメージセンサ50は、透湿口101を形成することにより、混色を防止することができる。
(CMOSイメージセンサの製造方法)
本技術は、CMOSイメージセンサ50のカラーフィルタ97より上側に関する発明であるため、以下では、カラーフィルタ97より上側の製造方法についてのみ説明する。
図8は、緑色のカラーフィルタ97の製造方法を説明する図である。
緑色のカラーフィルタ97を製造する際、まず、半導体基板91の絶縁膜96にフォトレジストが塗布される。次に、マスクパターンを用いて所定の領域のみが露光され、現像される。
具体的には、図8のAに示すように、マスクパターン140は、カラーフィルタ97を生成する緑色の画素71の領域に対応するガラス面141と、カラーフィルタ97を生成しない緑色以外の色の画素71の領域に対応するクロム面142により構成される。なお、斜め方向に隣接する緑色の画素71のガラス面141どうしは、幅Wの連結部141Aにより連結されている。
マスクパターン140は、フォトレジストが塗布された絶縁膜96の上面に配置され、露光が行われる。これにより、ガラス面141に対応する領域のフォトレジストには光が照射され、クロム面142に対応する領域のフォトレジストには光が照射されない。その結果、ガラス面141に対応する領域のフォトレジストは硬化し、クロム面142に対応する領域のフォトレジストは硬化しない。
この後、現像が行われ、硬化していないフォトレジストが除去され、その結果、図8のBに示すカラーフィルタ97が形成される。このとき、連結部141Aの幅Wが小さいため、連結部141Aに対応する緑色のカラーフィルタ97の四隅には、他の領域に比べて薄い凹部97Aが形成される。
図8の例では、緑色のカラーフィルタ97の製造方法について説明したが、赤色および青色のカラーフィルタ97の製造方法も同様である。
図9は、全色のカラーフィルタ97の製造後に行われる、マイクロレンズ98、反射防止膜99、および反射防止膜100の製造方法を説明する図である。
なお、図9のAは、図2のb−c断面図であり、図9のBは、図2のd−e断面図である。
まず、全色のカラーフィルタ97が製造されると、b−c断面図とd−e断面図は、それぞれ、図9のAの(1)、図9のBの(1)に示すようになる。
その後、(2)に示すように、カラーフィルタ97の上面に、マイクロレンズ材料層160が、スピンコート法により塗布され、ホットプレート上で熱硬化される。マイクロレンズ材料層160は、金属微粒子を含有させたアクリル系、スチレン系、ノボラック系などの有機系樹脂、または、それらの共重合系樹脂からなる。
次に、(3)に示すように、フォトリソグラフィ法でのパターニングにより、マイクロレンズ材料層160の上面の各画素71に対応する領域に、感光性樹脂膜などにより構成されるレジスト層161が形成される。
そして、(4)に示すように、レジスト層161が、レジスト層161の熱軟化点より高い温度で加熱処理され、これにより、レジスト層161の形状が、上に凸部を有する曲面となる。
次に、(5)に示すように、エッチバック処理が施され、レジスト層161の形状がマイクロレンズ材料層160に転写される。これにより、各画素71のマイクロレンズ材料層160の底面の水平方向の長さが、各画素71の水平方向の長さとなる。しかしながら、各画素71のマイクロレンズ材料層160の底面の斜め方向の長さは、各画素71の斜め方向の長さより短い。
従って、この後、(6)に示すように、マイクロレンズ材料層160の斜め方向に隣接する画素71の境界がエッチングされ、これにより、各画素71のマイクロレンズ材料層160の底面の斜め方向および水平方向の長さが、各画素71の斜め方向および水平方向の長さであるマイクロレンズ98が形成される。
次に、(7)に示すように、プラズマCDV法などを用いて、マイクロレンズ98の上面に反射防止膜99が形成される。そして、(8)に示すように、フォトリソグラフィ法でのパターニングにより、反射防止膜99の上面の斜め方向に隣接する画素71の境界の領域以外に反射防止膜材料層162が塗布される。反射防止膜材料層162は、シリコン酸化膜やシリコン酸化炭化膜などの無機膜である。
次に、(9)に示すように、ドライエッチングにより、反射防止膜材料層162が形成されていない、斜め方向に隣接する画素71の境界、即ち画素71の四隅の、反射防止膜99とマイクロレンズ98が除去され、透湿口101が形成される。
このとき、反射防止膜99とマイクロレンズ98が除去される画素71の四隅には、カラーフィルタ97の凹部97Aが形成されているので、オーバーエッチングにより、カラーフィルタ97が露出することを防止することができる。その結果、CMOSイメージセンサ50の暗電流の増加を防止することができる。
即ち、緑色のカラーフィルタ97には、通常、銅や亜鉛をなど含む色素が用いられるため、ドライエッチング中に露出すると、エッチング装置のチェンバが金属により汚染されてしまう。そして、金属により汚染されたエッチング装置でCMOSイメージセンサ50を製造すると、暗電流などが増加する。従って、ドライエッチングによりカラーフィルタ97が露出することを防止することにより、暗電流の増加を防止することができる。
画素71の四隅の反射防止膜99とマイクロレンズ98が除去された後、反射防止膜材料層162が除去される。そして、(10)に示すように、反射防止膜99および透湿口101の上部に反射防止膜100が形成される。
以上のように、CMOSイメージセンサ50は、透湿口101を有するので、マイクロレンズ98と反射防止膜99の界面の水分などの成分を拡散させることができる。その結果、高温高湿状態における耐性が向上する。
また、CMOSイメージセンサ50は、マイクロレンズ98の上面に反射防止膜99と反射防止膜100を形成するので、マイクロレンズ98の表面反射によるフレアやゴースト、混色などの発生を抑制することができる。
なお、透湿口101に反射防止膜100が形成されないようにしてもよい。この場合、全色のカラーフィルタ97の製造後に、図10に示すように、マイクロレンズ98、反射防止膜99、および反射防止膜100が製造される。
即ち、図10のAは、図2のb−c断面図であり、図10のBは、図2のd−e断面図である。また、図10の(1)乃至(7)は、図9の(1)乃至(7)と同様であるので、説明は省略する。
図10では、(7)に示すように、レジスト層161の上面に反射防止膜99が形成された後、(8)に示すように、反射防止膜99の上面に反射防止膜100が形成される。
そして、(9)に示すように、エッチングが行われる。これにより、画素71の四隅の反射防止膜100、反射防止膜99、およびマイクロレンズ98が除去され、透湿口101が形成される。
即ち、画素71の四隅の反射防止膜100、反射防止膜99、およびマイクロレンズ98の膜厚は、他の領域に比べて薄い。そのため、エッチングにより、画素71の四隅の反射防止膜100、反射防止膜99、およびマイクロレンズ98が、他の領域に比べて早くエッチングされ、透湿口101が形成される。
なお、透湿口101に反射防止膜100が形成される場合であっても、図10に示すように、マイクロレンズ98の上面に反射防止膜99と反射防止膜100が成膜され、その後、エッチングが行われるようにしてもよい。この場合、エッチング後に、透湿口101に反射防止膜100が形成される。
<第2実施の形態>
(CMOSイメージセンサの第2実施の形態の画素領域の構成)
本開示を適用した固体撮像素子としてのCMOSイメージセンサの第2実施の形態の構成は、画素領域の構成を除いて、図1のCMOSイメージセンサ50の構成と同一であるため、以下では、画素領域の構成についてのみ説明する。
図11は、CMOSイメージセンサの第2実施の形態の画素領域の構成を示す、図2のd−e断面図である。
図11に示す構成のうち、図4の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図11の画素181−3,181−5,181−7の構成は、反射防止膜99と反射防止膜100の代わりに反射防止膜180が設けられる点、および、透湿口101の上部に反射防止膜100が設けられない点が、図4の画素71−3,71−5,71−7の構成と異なる。
即ち、図11のマイクロレンズ98には、屈折率の低いSiOなどの無機膜からなる1つの反射防止膜180のみが形成され、透湿口101の上部には反射防止膜100が形成されない。
この場合、透湿口101が形成されない場合に比べて、反射防止膜180とマイクロレンズ98の界面の成分をより拡散することができる。従って、反射防止膜180とマイクロレンズ98の界面の一部の領域に熱処理等で発生した反応性の物質が、カラーフィルタ97を還元させたり、変質させたりする状況にあっても、その物質が透湿口101より抜けていくことで、カラーフィルタ97の還元や変質の度合を抑制することができる。その結果、局所的に光の透過率が変動することによる画質劣化を防止することができる。
<第3実施の形態>
(撮像装置の一実施の形態の構成例)
図12は、本開示を適用した電子機器としての撮像装置の構成例を示すブロック図である。
図12の撮像装置1000は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等である。撮像装置1000は、レンズ群1001、固体撮像素子1002、DSP回路1003、フレームメモリ1004、表示部1005、記録部1006、操作部1007、および電源部1008からなる。DSP回路1003、フレームメモリ1004、表示部1005、記録部1006、操作部1007、および電源部1008は、バスライン1009を介して相互に接続されている。
レンズ群1001は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで固体撮像素子1002の撮像面上に結像する。固体撮像素子1002は、上述したCMOSイメージセンサからなる。固体撮像素子1002は、レンズ群1001によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号としてDSP回路1003に供給する。
DSP回路1003は、固体撮像素子1002から供給される画素信号に対して所定の画像処理を行い、画像処理後の画像信号をフレーム単位でフレームメモリ1004に供給し、一時的に記憶させる。
表示部1005は、例えば、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル等のパネル型表示装置からなり、フレームメモリ1004に一時的に記憶されたフレーム単位の画素信号に基づいて、画像を表示する。
記録部1006は、DVD(Digital Versatile Disk)、フラッシュメモリ等からなり、フレームメモリ1004に一時的に記憶されたフレーム単位の画素信号を読み出し、記録する。
操作部1007は、ユーザによる操作の下に、撮像装置1000が持つ様々な機能について操作指令を発する。電源部1008は、電源を、DSP回路1003、フレームメモリ1004、表示部1005、記録部1006、および操作部1007に対して適宜供給する。
本技術を適用する電子機器は、画像取込部(光電変換部)にCMOSイメージセンサを用いる装置であればよく、撮像装置1000のほか、撮像機能を有する携帯端末装置、画像読取部にCMOSイメージセンサを用いる複写機などがある。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
また、本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、透湿口101の位置は、画素71のマイクロレンズ98の四隅に限らず、画素71の任意の位置に形成することができる。
本開示は、以下のような構成もとることができる。
(1)
各画素のマイクロレンズと、
隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成され、無機膜で覆われる拡散口と、
前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された、前記マイクロレンズより屈折率の高い第1の反射防止膜と
を備える固体撮像素子。
(2)
前記マイクロレンズの下部に設けられるカラーフィルタ
をさらに備え、
前記拡散口は、前記カラーフィルタの凹部に設けられる
ように構成された
前記(1)に記載の固体撮像素子。
(3)
隣接する前記画素の前記カラーフィルタの間の下部に設けられる遮光部
をさらに備える
ように構成された
前記(2)に記載の固体撮像素子。
(4)
前記第1の反射防止膜の上部に設けられる第2の反射防止膜
をさらに備え、
前記無機膜は、前記第2の反射防止膜と同一の膜である
ように構成された
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(5)
各画素のマイクロレンズと、
隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成され、無機膜で覆われる拡散口と、
前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された、前記マイクロレンズより屈折率の高い第1の反射防止膜と
を備える固体撮像素子の製造方法。
(6)
各画素のマイクロレンズと、
隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成され、無機膜で覆われる拡散口と、
前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された、前記マイクロレンズより屈折率の高い第1の反射防止膜と
を備える電子機器。
(7)
各画素のマイクロレンズと、
隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成される拡散口と、
前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された反射防止膜と
を備える固体撮像素子。
(8)
各画素のマイクロレンズと、
隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成される拡散口と、
前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された反射防止膜と
を備える固体撮像素子の製造方法。
(9)
各画素のマイクロレンズと、
隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成される拡散口と、
前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された反射防止膜と
を備える電子機器。
50 CMOSイメージセンサ, 71 画素, 95 遮光部, 97 カラーフィルタ, 97A 凹部, 98 マイクロレンズ, 99 反射防止膜, 100 反射防止膜, 101 透湿口

Claims (9)

  1. 各画素のマイクロレンズと、
    隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成され、無機膜で覆われる拡散口と、
    前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された、前記マイクロレンズより屈折率の高い第1の反射防止膜と
    を備える固体撮像素子。
  2. 前記マイクロレンズの下部に設けられるカラーフィルタ
    をさらに備え、
    前記拡散口は、前記カラーフィルタの凹部に設けられる
    ように構成された
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 隣接する前記画素の前記カラーフィルタの間の下部に設けられる遮光部
    をさらに備える
    ように構成された
    請求項2に記載の固体撮像素子。
  4. 前記第1の反射防止膜の上部に設けられる第2の反射防止膜
    をさらに備え、
    前記無機膜は、前記第2の反射防止膜と同一の膜である
    ように構成された
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  5. 各画素のマイクロレンズと、
    隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成され、無機膜で覆われる拡散口と、
    前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された、前記マイクロレンズより屈折率の高い第1の反射防止膜と
    を備える固体撮像素子の製造方法。
  6. 各画素のマイクロレンズと、
    隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成され、無機膜で覆われる拡散口と、
    前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された、前記マイクロレンズより屈折率の高い第1の反射防止膜と
    を備える電子機器。
  7. 各画素のマイクロレンズと、
    隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成される拡散口と、
    前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された反射防止膜と
    を備える固体撮像素子。
  8. 各画素のマイクロレンズと、
    隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成される拡散口と、
    前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された反射防止膜と
    を備える固体撮像素子の製造方法。
  9. 各画素のマイクロレンズと、
    隣接する前記画素の前記マイクロレンズの間に形成される拡散口と、
    前記拡散口以外の前記マイクロレンズの表面に形成された反射防止膜と
    を備える電子機器。
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