JPWO2016002477A1 - 平版印刷版処理装置、平版印刷版の製版システム、平版印刷版、平版印刷版の処理方法、および、印刷方法 - Google Patents
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Abstract
Description
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の平版印刷版の製版システムの製版工程を示すフローチャート図であり、図2は、平版印刷版の製版システムの全体構成を示す模式図である。
露光部2により、平版印刷版原版は、線画像、網点画像等を有する透明原画を通して露光するかデジタルデータによりレーザー走査露光することにより画像様に露光される。露光光源としては、例えば、カーボンアーク、高圧水銀灯、キセノンランプ、メタルハライドランプ、蛍光ランプ、タングステンランプ、ハロゲンランプ、紫外光レーザー、可視光レーザー、赤外光レーザーが挙げられる。特にレーザーが好ましく、250〜420nmの範囲の光を放射する半導体レーザー、760〜1400nmの範囲の赤外線を放射する固体レーザーおよび半導体レーザーなどが挙げられる。レーザーを用いる場合は、デジタルデータに従って、画像様に走査露光することが好ましい。また、露光時間を短縮するため、マルチビームレーザーデバイスを用いるのが好ましい。露光機構は、内面ドラム方式、外面ドラム方式、フラットベッド方式等の何れでもよい。
露光部2で画像露光された平版印刷版原版は、現像部3で、例えば自動処理機14を用いて未露光部が除去される。湿式現像する方法としては、(1)アルカリ現像液(pHが10より大きい)にて現像する方法、(2)pHが2〜10の現像液にて現像する方法が挙げられる。
次に、処理部4で、現像部3で現像処理された平版印刷版原版の少なくとも1組の対向する2辺の端部から1cm以内の領域に、親水化剤を含有する処理液を塗布する。平版印刷版の端部の領域に処理液を塗布することで、平版印刷版の端部にインキが付着することを防止することができる。したがって、印刷時に、平版印刷版の端部のエッジ汚れを防止することができる。
加工部5は、新聞用輪転印刷機の版胴に平版印刷版を装着するために、平版印刷版の対向する縁側に、位置決めのための位置決め用穿孔、および、縁側を所定の形状に折り曲げて取り付けのための係止片の少なくともいずれか一方を形成する。なお、「位置決め穿孔」とは、平版印刷版を版胴に取り付けるために、平版印刷版の非画像部に形成する孔のことであり、「係止片」とは、平版印刷版を版胴に取り付けるために、平版印刷版の縁側を所定の形状に曲げ加工することにより形成された係止部のことをいう。
次に、平版印刷版処理装置28により、平版印刷版原版の端部に塗布される処理液について説明する。処理液は、親水化剤を含み、親水化剤としては、低分子親水性化合物、界面活性剤、リン酸化合物、ホスホン酸化合物、水溶性樹脂などを使用することができる。
低分子親水性化合物としては、例えば、水溶性有機化合物としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール等のグリコール類及びそのエーテルまたはエステル誘導体類、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート等のポリオール類、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン等の有機アミン類及びその塩、アルキルスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸等の有機スルホン酸類及びその塩、アルキルスルファミン酸等の有機スルファミン酸類及びその塩、アルキル硫酸、アルキルエーテル硫酸等の有機硫酸類及びその塩、フェニルホスホン酸等の有機ホスホン酸類及びその塩、酒石酸、シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、グルコン酸、アミノ酸類等の有機カルボン酸類及びその塩、ベタイン類、等が挙げられる。
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤挙げられるが、アニオン性界面活性剤及び/又は非イオン性界面活性剤が好ましい。アニオン性界面活性剤及び/又は非イオン性界面活性剤を使用した場合、塗布性に優れた処理液を得ることができる。
式(II−A)で表される化合物としては、ポリオキシエチレンフェニルエーテル、ポリオキシエチレンメチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等が挙げられる。式(II−B)で表される化合物としては、ポリオキシエチレンナフチルエーテル、ポリオキシエチレンメチルナフチルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルナフチルエーテル、ホリオキシエチレンノニルナフチルエーテル等が挙げられる。
リン酸化合物としては、リン酸、メタリン酸、第一リン酸アンモニウム、第二リン酸アンモニウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム、第一リン酸カリウム、第二リン酸カリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムなどが挙げられる。中でも、リン酸二水素ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムが好適に使用できる。
ホスホン酸化合物としては、エチルホスホン酸、プロピルホスホン酸、i−プロピルホスホン酸、ブチルホスホン酸、ヘキシルホスホン酸、オクチルホスホン酸、ドデシルホスホン酸、オクタデシルホスホン酸、2-ヒドロキシエチルホスホン酸及びこれらのナトリウム塩又はカリウム塩、メチルホスホン酸メチル、エチルホスホン酸メチル、2-ヒドロキシエチルホスホン酸メチルなどのアルキルホスホン酸モノアルキルエステル及びこれらのナトリウム塩又はカリウム塩、メチレンジホスホン酸、エチレンジホスホン酸等のアルキレンジホスホン酸及びこれらのナトリウム塩又はカリウム塩、ポリビニルホスホン酸が挙げられる。中でも、ポリビニルスルホン酸を用いることが好ましい。
水溶性樹脂としては、多糖類として分類される水溶性樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド及びその共重合体、ビニルメチルエーテル/無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル/無水マレイン酸共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体等を挙げることができる。
また、処理液は、更に有機溶剤を含有することが好ましい。有機溶剤としては、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶剤、アミド系溶剤、及び炭化水素系溶剤を挙げることができる。中でもアルコール系溶剤及び炭化水素系溶剤が好ましい。
さらに、処理液には可塑剤を含有させることができる。可塑剤としては、例えばジブチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジ−n−オクチルフタレート、ジ(2−エチルヘキシル)フタレート、ジノニルフタレート、ジデシルフタレート、ジラウリルフタレート、ブチルベンジルフタレートなどのフタル酸ジエステル類、例えばジオクチルアジペート、ブチルグリコールアジペート、ジオクチルアゼレート、ジブチルセバケート、ジ(2−エチルヘキシル)セバケート、ジオクチルセバケートなどの脂肪族二塩基酸エステル類、例えばエポキシ化大豆油などのエポキシ化トリグリセリド類、例えばトリクレジルフォスフェート、トリオクチルフォスフェート、トリスクロルエチルフォスフェートなどの燐酸エステル類、例えば安息香酸ベンジルなどの安息香酸エステル類などの凝固点が15℃以下の可塑剤が含まれる。
平版印刷版原版の端部を処理する処理液は、上記成分の他に、硝酸塩、硫酸塩などの無機塩、防腐剤、消泡剤等を含有できる。
本発明に用いる平版印刷版原版、および、平版印刷版の形状は特に限定されないが、四角形状とすることが好ましく、少なくとも支持体、画像記録層を有する。なお、「四角形状」とは、少なくとも4つの辺を有することを意味する。すなわち、基板は隅が弧状に縁取りされていても、角があってもよく、4つの辺よりも短い直線が設けられていてもよい。
画像記録層とは、赤外線露光により疎水性領域が形成され、その疎水性領域がインキ受容部となる画像が形成される層である。
赤外線吸収剤は、吸収した赤外線を熱に変換する機能及び/又は赤外線により励起されて後述の重合開始剤に電子移動及び/又はエネルギー移動する機能を有する。本実施形態において使用される赤外線吸収剤は、波長760〜1,200nmに吸収極大を有する染料である。
ポリマー粒子とは、熱が加えられたときに画像記録層を疎水性に変換できる微粒子を意味する。本実施形態に用いられるポリマー粒子の体積平均粒子径は0.01〜3.0μmであることが好ましい。微粒子としては、疎水性熱可塑性樹脂ポリマー、熱反応性微粒子ポリマー、重合性基を有する微粒子ポリマー、疎水性化合物を内包しているマイクロカプセル、及びミクロゲル(架橋微粒子ポリマー)から選ばれる少なくとも1つであることが好ましい。中でも、重合性基を有する微粒子ポリマー、疎水性熱可塑性樹脂ポリマー及びミクロゲルが好ましく、疎水性熱可塑性樹脂ポリマー及びミクロゲルがより好ましく、ミクロゲルが更に好ましい。
疎水性熱可塑性樹脂ポリマーとしては、1992年1月のResearch Disclosure No.333003、特開平9−123387号公報、同9−131850号公報、同9−171249号公報、同9−171250号公報及び欧州特許第931647号公報などに記載の疎水性熱可塑性樹脂ポリマーを好適なものとして挙げることができる。
熱反応性微粒子ポリマーとしては、熱反応性基を有する微粒子ポリマーが挙げられ、これらは、熱反応による架橋、及びその際の官能基変化により疎水化領域を形成する。
マイクロカプセルとしては、例えば、特開2001−277740号公報、特開2001−277742号公報に記載のごとく、画像記録層の構成成分の全て又は一部をマイクロカプセルに内包させたものである。なお、画像記録層の構成成分は、マイクロカプセル外にも含有させることもできる。更に、マイクロカプセルを含有する画像記録層は、疎水性の構成成分をマイクロカプセルに内包し、親水性の構成成分をマイクロカプセル外に含有することが好ましい態様である。
ミクロゲルは、水性媒体に分散された反応性又は非反応性の樹脂粒子である。このミクロゲルは、その粒子中に、又は、好ましくは、粒子表面に、重合性基を有することにより、反応性ミクロゲルとした態様が、画像形成感度や耐刷性の観点から好ましい。
バインダーポリマーは、画像記録層の膜強度を向上させるために用いることができる。バインダーポリマーとしては、従来公知のものを制限なく使用でき、皮膜性を有するポリマーが好ましい。中でも、アクリル樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリウレタン樹脂が好ましい。
バインダーポリマーとして、3官能以上10官能以下の多官能チオールを核として、この核に対しスルフィド結合により結合したポリマー鎖を有し、上記ポリマー鎖が重合性基を有する高分子化合物(以下、「星型形状の高分子化合物」、又は、「星型高分子化合物」ともいう。)を含有することが好ましい。
その他、本実施形態に好適なバインダーポリマーとしては、特開2008−195018号公報に記載のような、画像部の皮膜強度を向上させるための架橋性官能基を主鎖又は側鎖、好ましくは側鎖に有しているものが挙げられる。架橋性基によってポリマー分子間に架橋が形成され、硬化が促進する。
画像記録層は、重合開始剤を含むことが好ましい。重合開始剤としては、特に制限無く公知の重合開始剤を使用することができるが、ラジカル重合開始剤が好ましい。
画像記録層は、重合性化合物を含むことが好ましい。重合性化合物としては、ラジカル重合性化合物が好ましく、少なくとも一個のエチレン性不飽和基を有する付加重合性化合物であり、末端エチレン性不飽和基を少なくとも1個、好ましくは2個以上有する化合物から選ばれる。これらは、例えば単量体、2量体、3量体及びオリゴマー、又はそれらの混合物などの化学的形態をもつ。
(ただし、R4及びR5は、H又はCH3を示す。)
また、特開昭51−37193号公報、特公平2−32293号公報、特公平2−16765号公報、特開2003−344997号公報、特開2006−65210号公報に記載されているようなウレタンアクリレート類や、特公昭58−49860号公報、特公昭56−17654号公報、特公昭62−39417号公報、特公昭62−39418号公報、特開2000−250211号公報、特開2007−94138号公報記載のエチレンオキサイド系骨格を有するウレタン化合物類や、米国特許7153632号、特表平8−505958号公報、特開2007−293221号公報、特開2007−293223号公報記載の親水基を有するウレタン化合物類も好適である。
画像記録層は、着色剤を実質的に含有しないことが好ましい。実質的に含有しないとは、全く含まないか、含有量が画像記録層の固形分総質量に対し0.1質量%未満であることをいい、全く含まないことが好ましい。
画像記録層は、上記赤外吸収剤の構造変化による焼き出し性を有しているため、更なる焼き出し剤を実質的に含有しない場合であっても、精度良く基準マークを検出することができる。実質的に含有しないとは、全く含まないか、含有量が画像記録層の固形分総質量に対し0.1質量%未満であることをいい、全く含まないことが好ましい。
本実施形態において用いられる画像記録層には、更にその他の成分として、界面活性剤、低分子親水性化合物、感脂化剤、重合禁止剤、高級脂肪酸誘導体、可塑剤、無機微粒子、無機質層状化合物、及び共増感剤若しくは連鎖移動剤などを添加することができる。また、画像記録層は有機微粒子を含むことが好ましい。有機微粒子としては、本発明におけるバインダーポリマーの微粒子体等が挙げられる。これらの有機微粒子体の体積平均粒子径は、0.1〜100μmであることが好ましい。
図4は、第2実施形態の平版印刷版の製版システムの製版工程を示すフローチャート図であり、図5は、平版印刷版の製版システム101の全体構成を示す模式図である。
版情報の印字は、画像露光された平版印刷版原版の表面に、水性インキを用いて行われる。ここで、版情報とは、版胴の適正な位置に装着するための情報であり、発行日、銘柄名、版制、面数、色、折機名、追い掛け情報などの情報である。版情報を印字する方法としては、水性インキを用いて、例えば、インクジェット塗布装置150により行うことができる。具体的には、特開平10−52906号公報、特開平10−166552号公報に記載の方法を適用することができる。なお、図5においては、印字部107を露光部2と処理部4の間に設けているが、印字部107の位置は特に限定されず、例えば、処理部4と加工部5の間に設けることもできる。
本実施形態において、版情報を印字する際に用いられる水性インキは、水溶性染料を水性媒体に溶解した液である。
水溶性染料としては、水への溶解性に優れるアニオン性染料またはカチオン性染料が挙げられる。水性インキ中における水溶性染料の含有量は0.1〜10質量%の範囲が好ましい。
水性媒体は、水および水性溶剤からなる。水は、イオン交換水、蒸留水などが好ましく用いられる。水性溶剤は、機上現像型平版印刷版原版上での水性インキの乾燥を調整するために適宜用いられ、水性インキ中に0.1〜50質量%の範囲で含まれることが好ましい。水性溶剤としては、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、t−ブタノール、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコールなどの1種以上が用いられる。
水性インキは、水溶性定着剤を含むことが好ましい。水溶性定着剤は、機上現像型平版印刷版原版上での適度なドットの形成、水溶性インキの乾燥性および適度な定着性、例えば作業時に接触しても容易にとれない定着性を付与するため、水溶性インキ中に0.1〜20質量%、さらには、0.2〜10質量%の範囲で含まれることが好ましい。水溶性定着剤としては、水溶性高分子や糖類から選ばれる1種以上が用いられる。
水性インキには、更に、黴の発生を防止するための防黴剤、経時による不溶解物の発生を抑制するための析出防止剤、インキの安定性を得るためのpH調整剤、インキ製造時の泡の発生を防止するための消泡剤、水溶性染料の溶解性を向上するための界面活性剤などを添加してもよい。
図6は、第3実施形態の平版印刷版の製版システム201の全体構成を示す模式図である。第3実施形態に示す平版印刷版の製版システムは、第1実施形態の平版印刷版の製版システムに、印字部107を設けている点が、第1実施形態の平版印刷版の製造システムと異なっている。第1実施形態の平版印刷版システムは、現像部3により湿式現像が行われるため、平版印刷版の画像を確認することで、平版印刷版を指定の印刷機の版胴に装着することができるが、版情報を印字することで、誤装着を防止することができる。印字部107の位置については、図6においては、処理部4と加工部5の間に設けられているが、特に限定されず、例えば、現像部3と処理部4の間に設けることもできる。なお、各構成については、第1実施形態、第2実施形態の平版印刷版の製版システムと同様の構成とすることができる。
式(II−A)で表される化合物としては、ポリオキシエチレンフェニルエーテル、ポリオキシエチレンメチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等が挙げられる。式(II−B)で表される化合物としては、ポリオキシエチレンナフチルエーテル、ポリオキシエチレンメチルナフチルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルナフチルエーテル、ポリオキシエチレンノニルナフチルエーテル等が挙げられる。
ホスホン酸化合物としては、エチルホスホン酸、プロピルホスホン酸、i−プロピルホスホン酸、ブチルホスホン酸、ヘキシルホスホン酸、オクチルホスホン酸、ドデシルホスホン酸、オクタデシルホスホン酸、2-ヒドロキシエチルホスホン酸及びこれらのナトリウム塩又はカリウム塩、メチルホスホン酸メチル、エチルホスホン酸メチル、2-ヒドロキシエチルホスホン酸メチルなどのアルキルホスホン酸モノアルキルエステル及びこれらのナトリウム塩又はカリウム塩、メチレンジホスホン酸、エチレンジホスホン酸等のアルキレンジホスホン酸及びこれらのナトリウム塩又はカリウム塩、ポリビニルホスホン酸が挙げられる。中でも、ポリビニルホスホン酸を用いることが好ましい。
Claims (22)
- 平版印刷版原版または平版印刷版を搬送経路に沿って搬送する搬送部と、
前記搬送経路に設けられ、前記平版印刷版原版または前記平版印刷版の少なくとも1辺の端部から1cm以内の領域に、親水化剤を含有する処理液を塗布する塗布手段を有する塗布部と、
を備える平版印刷版処理装置。 - 前記処理液の廃液を回収する処理液回収部を備える請求項1に記載の平版印刷版処理装置。
- 前記平版印刷版原版または前記平版印刷版を静止状態で保持する保持部材を備える請求項1または2に記載の平版印刷版処理装置。
- 前記平版印刷版原版または前記平版印刷版に塗布された処理液を乾燥する乾燥部を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の平版印刷版処理装置。
- 前記塗布手段は、前記処理液を含浸させた部材を当接する手段であり、
前記部材を前記平版印刷版原版または前記平版印刷版に当接することで処理液を塗布する請求項1から3のいずれか1項に記載の平版印刷版処理装置。 - 前記部材が、フエルト、スポンジ、不織布、および、ゴムのいずれかである請求項5に記載の平版印刷版処理装置。
- 前記塗布手段が、処理液吐出手段である請求項1から4のいずれか1項に記載の平版印刷版処理装置。
- 前記処理液吐出手段が、インクジェット法、ディスペンサー法、および、スプレー法のいずれかである請求項7に記載の平版印刷版処理装置。
- 前記塗布部は、前記平版印刷版原版または前記平版印刷版の前記搬送経路に対し垂直方向で、前記平版印刷版原版または前記平版印刷版の一方側の端部の外側または内側に設けられた移動開始位置から、前記平版印刷版原版または前記平版印刷版上を通過し、前記平版印刷版原版または前記平版印刷版の外側または内側に設けられた停止位置まで前記塗布手段を移動させる移動手段と、
前記処理液の塗布を開始および終了する制御手段と、を備える請求項1から8のいずれか1項に記載の平版印刷版処理装置。 - 前記平版印刷版原版または前記平版印刷版が機上現像型である請求項1から9のいずれか1項に記載の平版印刷版処理装置。
- 前記平版印刷版原版または前記平版印刷版は、少なくとも、赤外線吸収剤、重合開始剤、重合性化合物、および、バインダーポリマーを含有する画像記録層を有する請求項1から10のいずれか1項に記載の平版印刷版処理装置。
- 前記平版印刷版原版または前記平版印刷版は、少なくとも、赤外線吸収剤、および、ポリマー粒子を含有する画像記録層を有する請求項1から10のいずれか1項に記載の平版印刷版処理装置。
- 前記ポリマー粒子が、熱可塑性樹脂ポリマーである請求項12に記載の平版印刷版処理装置。
- 平版印刷版原版を画像露光する露光部と、
前記露光部により画像露光された前記平版印刷版原版の未露光部を除去する現像部と、
請求項1から13のいずれか1項に記載の平版印刷版処理装置を有する処理部と、
前記露光部および前記現像部で処理された前記平版印刷版原版を印刷機に装着するための位置決め用穿孔、および、係止片の少なくともいずれか一方を加工する加工部と、を備える平版印刷版の製版システム。 - 平版印刷版原版を画像露光する露光部と、
請求項1から13のいずれか1項に記載の平版印刷版処理装置を有する処理部と、
前記露光部で処理された前記平版印刷版原版を印刷機に装着するための位置決め用穿孔、および、係止片の少なくともいずれか一方を加工する加工部と、を備える平版印刷版の製版システム。 - 前記平版印刷版原版に版情報を印字する印字部を備える請求項14または15記載の平版印刷版の製版システム。
- 請求項1から13のいずれか1項に記載の平版印刷版処理装置で処理された平版印刷版。
- 請求項14から16のいずれか1項に記載の平版印刷版の製版システムで作製された平版印刷版。
- 請求項1から13のいずれか1項に記載の平版印刷版処理装置を用いて処理する平版印刷版の処理方法。
- 請求項14から16のいずれか1項に記載の平版印刷版の製版システムで平版印刷版を処理する平版印刷版の処理方法。
- 請求項17または18に記載の平版印刷版を用いて印刷する印刷方法。
- 前記印刷方法が新聞用途である請求項21に記載の印刷方法。
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