JPWO2015129848A1 - レンズ検査装置、および眼鏡レンズの製造方法 - Google Patents

レンズ検査装置、および眼鏡レンズの製造方法 Download PDF

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Abstract

眼鏡フレームの形状に合わせて玉型加工されるとともに、レンズ面にレイアウト検査用マークが付された玉型加工済みレンズのレイアウト検査に用いられるレンズ検査装置であって、玉型加工済みレンズを支持する支持部16と、そこで支持した玉型加工済みレンズを撮像することにより、玉型加工済みレンズの外形線およびレイアウト検査用マークを含む撮像画像を取り込む撮像部17と、そこで取り込んだ撮像画像を表示するモニタ18と、撮像画像に含まれる玉型加工済みレンズの外形線を合わせるべき位置を示すレンズ外形基準線と、レイアウト検査用マークが配置されるべき位置を示すレイアウト基準マークとを、撮像画像とともにモニタ18に表示させる表示制御部19と、を備える。

Description

本発明は、眼鏡フレームの形状に合わせて玉型加工された眼鏡レンズ(以下、「玉型加工済みレンズ」ともいう)のレイアウト検査に用いられるレンズ検査装置、および眼鏡レンズの製造方法に関する。
レンズ面(凸面、凹面)を最終光学面に仕上げた玉型加工前の眼鏡レンズ(以下、「アンカットレンズ」ともいう)は、眼鏡フレームの形状に合わせて玉型加工された後、眼鏡フレームに枠入れされる。枠入れによって完成品(最終製品)となった眼鏡は、あらかじめ決められた検査項目について検査を行った後、良品と判断されたものが眼鏡購入者に提供される。
眼鏡完成品の検査項目の中には、眼鏡フレームに対する眼鏡レンズのレイアウトに関するものがある。具体的には、たとえば、完成した眼鏡(レンズ付きの眼鏡フレーム)を眼鏡装用者が装用したときに、眼鏡レンズのフィッティングポイントと瞳孔中心が一致するかどうかを検査する項目がある。眼鏡レンズのフィッティングポイントと瞳孔中心(以下、「アイポイント」ともいう)がずれていると眼鏡レンズのもつ視力矯正などの機能を最大限に引き出すことができない。このため、眼鏡装用者に見えにくさや疲労などの悪影響をおよぼすおそれがある。そこで、従来においては、検査用チャート用紙を用いて、眼鏡完成品の検査を行っている(たとえば、特許文献1を参照)。
特開平6−242408号公報
ところで、眼鏡レンズの供給システムのひとつに、通信玉型加工システムと呼ばれるものがある。通信玉型加工システムとは、眼鏡レンズの玉型加工に必要な発注データを発注側から製造側に通信ネットワークを経由して送信し、この発注データを用いて製造側で玉型加工した眼鏡レンズを製造側から発注側に供給(配送)するシステムである。
上述した通信玉型加工システムにおいては、発注側の手元にある眼鏡フレームに関する情報を、発注側から製造側に送信される発注データに含めることにより、発注側と製造側との間で眼鏡フレームの配送を不要にしている。このため、製造側においては、眼鏡フレームが手元にない状況で、玉型加工済みレンズが眼鏡フレームへの枠入れに適したレイアウトで玉型加工されているかどうかの検査(以下、「レイアウト検査」という)を行う必要がある。
製造側における玉型加工済みレンズのレイアウト検査には、検査用チャート用紙を用いる方法が考えられる。その場合、検査用チャート用紙には、レイアウト検査に必要な線や印などを印刷しておく。具体的には、フレームセンタに対するアイポイント位置や累進レンズであればアライメント基準マーク位置、遠用測定点、近用測定点等を示す線や印などを印刷しておく。そして、実際のレンズ検査工程では、たとえば以下のような手順でレイアウト検査を行う。
まず、検査者は、検査用チャート用紙の上に玉型加工済みレンズを載せる。このとき、玉型加工済みレンズのレンズ面を傷つけないように、検査者はレンズの凸面を上向きにして玉型加工済みレンズを載せる。
次に、検査者は、検査用チャート用紙の基準線に玉型加工済みレンズの外形線を目視で位置合わせする。
次に、検査者は、上述した位置合わせの状態を維持しながら、あらかじめ決められた検査項目について検査する。たとえば、検査項目がフィッティングポイントであれば、このフィッティングポイントのずれについて検査する。検査対象品となる玉型加工済みレンズの凸面には、フィッティングポイントの位置に印点が付されている。一方、検査用チャート用紙には、アイポイントの位置に目印が付されている。実際に玉型加工済みレンズを眼鏡フレームに枠入れした状態では、フィッティングポイントをアイポイントに一致させる必要がある。このため、検査者は、玉型加工済みレンズの印点の位置とこれに対応する検査用チャート用紙の目印の位置とを見比べることにより、アイポイントに対するフィッティングポイントの位置ずれを確認する。そして、フィッティングポイントの位置ずれ量があらかじめ決められた許容範囲内であれば、検査対象品を良品と判断し、許容範囲外であれば不良品と判断する。
なお、検査項目には、フィッテイングの他にも、たとえば、片眼瞳孔間距離、乱視軸などがある。
しかしながら検査用チャート用紙を用いたレイアウト検査においては、検査者が印点や目印を見るときの視点(目の位置)が少しずれただけでも印点と目印の見え方が変わる。このため、たとえば、ある検査者が良品と判断した玉型加工済みレンズを別の検査者が検査したときに不良品と判断する場合もあり得る。その場合、どちらが正しいのか客観的に判断できないという問題があった。
検査者によって良否の判断が分かれる理由としては、上述した視点のずれ以外にも、たとえば次のような理由が考えられる。
第1の理由は、図15(A)に示すように、印点51が付されたレンズの凸面52aを上向きにして玉型加工済みレンズ52を検査用チャート用紙53の上に載せたときに、印点51と目印54が検査用チャート用紙53の厚み方向に離れて配置されるためである。印点51と目印54が離れていると、これらを見る位置や角度の違いによって、印点51が目印54に重なって見えたり、印点51が目印54からずれて見えたりする。このため、同じ位置ずれΔDが生じていても、検査者によって良否の判断が分かれることがある。
また、レンズの凸面52aを上向きにして玉型加工済みレンズ52を検査用チャート用紙53の上に載せる場合、印点51と目印54の離間距離は、玉型加工済みレンズ52のカーブや厚みによって決まる。このため、印点51と目印54を近づけるには、図15(B)に示すように、レンズの凸面52aを下向きにして玉型加工済みレンズ52を検査用チャート用紙53の上に載せる必要がある。ただし、その場合は、レンズの凸面52aが検査用チャート用紙53に接触することになるため、玉型加工済みレンズ52の凸面52aを傷つけてしまうおそれがある。このため、検査用チャート用紙53を用いる場合は、レンズ面を傷つけないように、レンズの凸面52aを上向きにした状態、つまり印点51と目印54が離れた状態で検査を行わざるを得ないという事情がある。したがって、実際に検査者が検査するときの視線のずれが検査結果に影響を与えてしまう。
第2の理由は、玉型加工済みレンズ52を検査用チャート用紙53の上に載せたときのレンズの姿勢が必ずしも安定しないためである。玉型加工済みレンズ52の外形は、これを枠入れする眼鏡フレームの形状ごとに異なる。このため、玉型加工済みレンズ52の外形によっては検査中のレンズの姿勢が安定せず、正確な検査ができなくなるおそれがある。また、レンズの凸面52aを上向きにして玉型加工済みレンズ52を検査用チャート用紙53の上に載せた場合は、検査用チャート用紙53に対してレンズ外周の一部だけが接触し、他の部分は浮いた状態になる。このため、検査用チャート用紙53の基準線に対して、玉型加工済みレンズ52の外形線が正確に位置合わせされず、このずれが検査結果に影響を与えてしまう。
本発明の主な目的は、眼鏡フレームに枠入れする前の玉型加工済みレンズを対象にレイアウト検査を行う場合に、検査用チャート用紙を用いる場合に比較して、精度良くレイアウト検査を行うことができる技術を提供することにある。
本発明の第1の態様は、
眼鏡フレームの形状に合わせて玉型加工されるとともに、少なくとも一方のレンズ面にレイアウト検査用マークが付された玉型加工済みレンズのレイアウト検査に用いられるレンズ検査装置であって、
前記玉型加工済みレンズを支持する支持部と、
前記支持部で支持した前記玉型加工済みレンズを撮像することにより、前記玉型加工済みレンズの外形線および前記レイアウト検査用マークを含む撮像画像を取り込む撮像手段と、
前記撮像手段で取り込んだ前記撮像画像を表示するモニタと、
前記撮像画像に含まれる前記玉型加工済みレンズの外形線を合わせるべき位置を示すレンズ外形基準線と、前記レイアウト検査用マークが配置されるべき位置を示すレイアウト基準マークとを、前記撮像画像とともに前記モニタに表示するように制御する表示制御手段と、
を備えることを特徴とするレンズ検査装置である。
本発明の第2の態様は、
前記表示制御手段は、前記玉型加工済みレンズの外形線の位置合わせ許容幅を規定する二重線で前記レンズ外形基準線を表示する
ことを特徴とする上記第1の態様に記載のレンズ検査装置である。
本発明の第3の態様は、
前記表示制御手段は、前記レイアウト基準マークの表示位置またはその近傍に、前記レイアウト基準マークに対する前記レイアウト検査用マークの位置ずれの許容範囲を示す判定基準線を表示する
ことを特徴とする上記第1または第2の態様に記載のレンズ検査装置である。
本発明の第4の態様は、
前記表示制御手段は、前記レイアウト基準マークの表示位置またはその近傍に、前記レイアウト基準マークに対する前記レイアウト検査用マークの位置ずれ量を目視確認するための目盛りを表示する
ことを特徴とする上記第1〜第3の態様のいずれか一つに記載のレンズ検査装置である。
本発明の第5の態様は、
前記レンズ外形基準線と前記レイアウト基準マークとを用いて前記玉型加工済みレンズの位置調整を行ったときに前記モニタに表示されている画像データを、前記玉型加工済みレンズの識別情報と対応付けて記憶する記憶手段を備える
ことを特徴とする上記第1〜第4の態様のいずれか一つに記載のレンズ検査装置である。
本発明の第6の態様は、
眼鏡フレームの形状に合わせて玉型加工されるとともに、少なくとも一方のレンズ面にレイアウト検査用マークが付された玉型加工済みレンズのレイアウト検査を行うレンズ検査工程を有する眼鏡レンズの製造方法であって、
前記レンズ検査工程は、
前記玉型加工済みレンズを支持部に支持させる工程と、
前記支持部で支持した前記玉型加工済みレンズを撮像し、これによって得られる撮像画像に含まれる前記玉型加工済みレンズの外形線を合わせるべき位置を示すレンズ外形基準線と、前記レイアウト検査用マークが配置されるべき位置を示すレイアウト基準マークとを、前記撮像画像とともにモニタに表示しながら、前記玉型加工済みレンズの位置調整を行う工程と、
前記玉型加工済みレンズの位置調整の結果に基づいて前記玉型加工済みレンズのレイアウト検査の良否を判定する工程と、を含む
ことを特徴とする眼鏡レンズの製造方法である。
本発明の第7の態様は、
前記レイアウト検査の検査項目がフィッティングポイントの位置ずれである
ことを特徴とする上記第6の態様に記載の眼鏡レンズの製造方法である。
本発明の第8の態様は、
前記レイアウト検査の検査項目が玉型加工済みレンズの軸ずれである
ことを特徴とする上記第6の態様に記載の眼鏡レンズの製造方法である。
本発明によれば、眼鏡フレームに枠入れする前の玉型加工済みレンズを対象にレイアウト検査を行う場合に、検査用チャート用紙を用いる場合に比較して、精度良くレイアウト検査を行うことができる。
通信玉型加工システムの構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るレンズ検査装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係るレンズ検査装置の機械構成を説明する図(その1)である。 本発明の実施の形態に係るレンズ検査装置の機械構成を説明する図(その2)である。 玉型加工前・後の眼鏡レンズの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの製造方法を説明する工程図である。 モニタの表示画面を示す図(その1)である。 モニタの表示画面を示す図(その2)である。 モニタの表示画面を示す図(その3)である。 モニタの表示画面を示す図(その4)である。 モニタの表示画面を示す図(その5)である。 レイアウト検査の検査項目として軸ずれを検査するときの方法を説明する図である。 累進屈折力レンズをレイアウト検査の対象とする場合の具体例を説明する図である。 二重焦点レンズをレイアウト検査の対象とする場合の具体例を説明する図である。 課題を説明する図であって、(A)はレンズの凸面を上向きにして玉型加工済みレンズを検査用チャート用紙の上に載せた場合、(B)はレンズの凸面を下向きにして玉型加工済みレンズを検査用チャート用紙の上に載せた場合である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明の実施の形態においては、次の順序で説明を行う。
1.通信玉型加工システムの構成
2.レンズ検査装置の概略構成
3.レンズ検査装置の機械構成
4.眼鏡レンズの構成
5.眼鏡レンズの製造方法
6.実施の形態に係る効果
7.変形例等
<1.通信玉型加工システムの構成>
図1は通信玉型加工システムの構成を示す模式図である。
図示した通信玉型加工システム1は、本発明を適用可能な眼鏡レンズの供給システムの一例となるもので、発注側2と製造側3に分かれている。発注側2に相当するものとしては、たとえば眼鏡店がある。製造側3に相当するものとしては、たとえば、レンズメーカの加工センタがある。
発注側2には、発注端末4とフレームトレーサ5とが設置されている。製造側3には、受注端末6と、加工制御端末7と、レンズメータ8と、ブロック装置9と、玉型加工機10と、レンズ検査装置11とが設置されている。発注端末4と受注端末6は、インターネット等の通信ネットワーク12を介して相互に通信可能に接続されている。
発注側2においては、眼鏡の装用者(購入者)が選んだ眼鏡フレームの形状(眼鏡レンズが枠入れされる部分の形状)をフレームトレーサ5で測定することにより、フレーム形状データを生成する。フレームトレーサ5は、眼鏡フレームの形状を三次元で測定する。発注端末4は、フレームトレーサ5が生成したフレーム形状データを取り込み、これを他のデータ(処方情報、眼鏡レンズ情報、レイアウト情報、眼鏡フレーム情報など)とともに発注データとして製造側3に送信する。
製造側3においては、発注側2から通信ネットワーク12を経由して送られてきた発注データを受注端末6で受注する。受注した発注データは、必要に応じて随時、加工制御端末7に取り込まれる。加工制御端末7は、発注データに含まれるフレーム形状データや処方情報、眼鏡レンズ情報などに合わせて、玉型加工に用いられる加工形状データを計算し、これを玉型加工機10に供給する。レンズメータ8は、眼鏡レンズ(アンカットレンズ)の光学中心、乱視軸等を測定し、この測定結果に基づいて眼鏡レンズに印点を付す。眼鏡レンズの印点は、あとで拭き取ることによって消去可能である。
ブロック装置9は、レンズメータ8によって付された印点を基準にホルダ装着中心位置を特定し、このホルダ装着中心位置に合わせて眼鏡レンズにレンズホルダを装着する。玉型加工機10は、加工制御端末7から受け取った加工形状データにしたがって眼鏡レンズ(アンカットレンズ)を玉型加工する。その際、眼鏡レンズは、レンズホルダを用いて玉型加工機10にセットされる。玉型加工を終えた後は、レンズ検査装置11を用いて玉型加工済みレンズを検査する。そして、レンズ検査装置11によるレイアウト検査や他のレンズ検査(外観検査、周長検査など)に合格した玉型加工済みレンズを製造側3から発注側2に供給する。
<2.レンズ検査装置の概略構成>
図2は本発明の実施の形態に係るレンズ検査装置の概略構成図である。
図示したレンズ検査装置11は、玉型加工機10で玉型加工を終えた眼鏡レンズ(玉型加工済みレンズ)のレイアウト検査を行うものである。玉型加工済みレンズの検査用の装置としては、たとえばレンズの周長を検査(測定)する周長検査装置などが知られているが、玉型加工済みレンズ単体でレイアウト検査を行う装置は知られていない。また、レイアウト検査に関しては、たとえば検査用チャート用紙などを用いた簡易的な検査でも対応可能であるが、検査の正確性や客観的判断の妥当性などの点では必ずしも十分ではない。このため、本実施の形態においては、レイアウト検査に用いるレンズ検査装置を提供することとした。以下、説明する。
レンズ検査装置11は、大きくは、玉型加工済みレンズを支持する支持部16と、玉型加工済みレンズを撮像する撮像部17と、画像を表示するモニタ18と、所定の画像をモニタ18に表示させる表示制御部19と、記憶部20と、を備える。
支持部16は、玉型加工済みレンズを位置調整可能に支持するものである。具体的には、支持部16は、玉型加工済みレンズの凸面を下方から3点で受けて玉型加工済みレンズを支持するものである。この支持状態においては、玉型加工済みレンズが自重で支持部16に載ることになる。このため、検査を行う作業者(検査者)は、玉型加工済みレンズに軽く触れてレンズの位置を調整(粗調整、微調整)することが可能である。また、玉型加工済みレンズの凸面を3点支持によって略水平に保持することができる。
撮像部17は、支持部16で支持した玉型加工済みレンズを撮像することにより、玉型加工済みレンズの外形線およびレイアウト検査用マークを含む撮像画像を取り込むものである。撮像部17は、撮像カメラ21と光学素子22とを用いて構成されている。撮像カメラ21は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラ等を用いて構成されるものである。光学素子22は、たとえば、レンズ、ミラー、絞り等を用いて構成されるものである。なお、撮像用の光源は、それ専用の光源をレンズ検査装置1に装備してもよいし、製造現場の天井部分に設置された照明(蛍光灯など)を代用してもよい。
モニタ18は、各種の画像を表示するものである。モニタ18は、たとえば、液晶表示モニタ等を用いて構成することが可能である。モニタ18に表示される画像データは、表示制御部19から入力される。ただし、撮像部17で撮像した画像については、表示制御部19を中継することなく、撮像部17からモニタ18に直接入力する構成とすることも可能である。
表示制御部19は、撮像部17が撮像した撮像画像に含まれる玉型加工済みレンズの外形線を合わせるべき位置を示すレンズ外形基準線と、レイアウト検査用マークが配置されるべき位置を示すレイアウト基準マークとを、撮像画像とともにモニタ18に表示するように制御するものである。具体的に表示制御部19がモニタ18の画面にどのような画像を表示させるのかについては、後段で詳しく説明する。
記憶部20は、玉型加工済みレンズの外形線をレンズ外形基準線に位置合わせしたときにモニタ18に表示されている画像データを、玉型加工済みレンズの識別情報と対応付けて記憶するものである。玉型加工済みレンズの識別情報としては、たとえば、受注端末6が受注した発注データを用いて眼鏡レンズの玉型加工を行う場合に、加工制御端末7が生成するジョブ識別情報を用いることができる。記憶部20は、たとえば、不揮発性メモリやハードディスクドライブなどの記憶媒体と、この記憶媒体に対してデータの書き込みや読み出しを行う手段とを用いて構成することが可能である。
<3.レンズ検査装置の機械構成>
図3および図4は本発明の実施の形態に係るレンズ検査装置の機械構成を説明する図であって、図3はレンズ検査装置の平面図(E−E矢視図を含む)、図4は同側面図を示している。
図示したレンズ検査装置11は、架台26をベースに構成されている。このレンズ検査装置11においては、架台26の上面部分に設けられた3つの支持アーム27を用いて支持部16が構成されている。各々の支持アーム27の一端には支持ピン28が設けられている。各々の支持ピン28は、架台26の上面部分から突出するように、鉛直に起立した状態で配置されている。これらの支持ピン28は、玉型加工済みレンズ29の凸面29aを3点で受けて支持するものである。各々の支持ピン28は、平面的に見て、三角形の頂点に位置する状態で配置されている。また、各々の支持ピン28の上端は、鉛直方向で同じ高さに配置されるとともに、玉型加工済みレンズ29に接する部分が半球状に丸みを付けて形成されている。図3においては便宜上、玉型加工済みレンズ29を円形に表記しているが、実際にはフレーム形状に合わせて玉型加工されたレンズが支持部16に供給される。
一方、支持部16の上方には、反射板31が設けられている。反射板31は、支持部16に対向する面(下面)を光の反射面31aとしている。反射面31aは、一対の照明器具32から出射された照明光を玉型加工済みレンズ29に向けて反射する。図4中の点線は照明光の光路を示している。
架台26の内部には、撮像カメラ21と光学素子22が配置されている。撮像カメラ21は、一例としてCCDカメラを用いて構成されている。光学素子22は、一例として全反射式のミラーを用いて構成されている。撮像カメラ21は、架台26の上板部分に水平に取り付けられている。撮像カメラ21は、光学素子22を介して玉型加工済みレンズ29を撮像する。光学素子22の反射面は、撮像カメラ21の光軸に対して45度傾いて配置されている。また、撮像部17の光軸は、あらかじめ想定された基準姿勢で玉型加工済みレンズ29が支持されたときに、たとえば、玉型加工済みレンズ29の中心(ボクシング中心)を撮像部17の光軸が通過するように設定されている。ここで記述する基準姿勢とは、3つの支持ピン28の位置を頂点とする三角形の中心に、玉型加工済みレンズ29の中心(ボクシング中心)が一致するときのレンズの姿勢をいう。
なお、撮像部17の光学系を構成する光学素子の個数は2個以上であってもよい。また、カメラと光学素子を一体的に構成してもよい。
<4.眼鏡レンズの構成>
図5(A)は玉型加工前の眼鏡レンズの構成を示す正面図であり、図5(B)は玉型加工後の眼鏡レンズの構成を示す正面図である。玉型加工前の眼鏡レンズであるアンカットレンズ33は円形の外形を有している。本実施の形態においては、発明の内容を理解しやすいように、眼鏡レンズが単焦点レンズであるものとする。その場合、アンカットレンズ33には、上述したレンズメータ8を用いて3つの印点M1,M2,M3が付される。3つの印点M1〜M3は、たとえば眼鏡装用者の処方情報に乱視処方がある場合、眼鏡装用者の処方情報で特定される乱視軸(図中のX軸)上に一列に並んで付されている。両端の印点M1,M3は、中央の印点M2から等距離を隔てた位置に付されている。中央の印点M2は、アンカットレンズ33の光学中心に付されている。印点M2が示す光学中心は、単焦点レンズにおけるフィッティングポイントに相当する。
本実施の形態においては、眼鏡レンズのレイアウト検査の具体的な検査項目として、フィッティングポイントを例に挙げて説明する。この場合、フィッティングポイントの位置を示す印点M2は、レイアウト検査用マークに相当するものとなる。通常、印点M1〜M3は眼鏡レンズの一方のレンズ面(凸面)に付されるが、本発明を実施するにあたっては、眼鏡レンズの他方のレンズ面に印点が付されていてもよい。
アンカットレンズ33にレンズホルダを装着するときに中心(基準)となる位置(ホルダ装着中心位置)は、処方情報に含まれる瞳孔中心間距離などに合わせて指定されるオフセット量に基づいて決定される。オフセット量は、乱視軸をX軸とし、このX軸にアンカットレンズ33の光学中心で直交する軸をY軸としたXY座標の座標値(X座標値、Y座標値)で指定される。実際にオフセット量を指定してブロック装置9を駆動すると、ブロック装置9は、XY座標の座標原点からオフセット量に応じて偏心した位置をホルダ装着中心位置Hcと特定する。そして、ブロック装置9は、ホルダ装着中心位置Hcが玉型加工の加工中心となるように、アンカットレンズ33にレンズホルダ34を装着する。これにより、玉型加工機10においては、ホルダ装着中心位置Hcを加工中心とした加工形状データにしたがってアンカットレンズ33を玉型加工することになる。
一方、玉型加工後の眼鏡レンズである玉型加工済みレンズ29は、図示しない眼鏡フレームのフレーム形状に合わせて玉型加工されている。図中の「×印」の交点は、JISB7281規格で規定するボクシングシステムのボクシング中心Bcを示している。このボクシング中心Bcは、玉型加工済みレンズ29が枠入れされる眼鏡フレームのフレームセンタに相当する。玉型加工済みレンズ29の3つの印点M1〜M3が玉型加工によって除去された場合、再度レンズメータ8を用いて3つの印点M1,M2,M3を付すことが可能である。
<5.眼鏡レンズの製造方法>
続いて、本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの製造方法について説明する。
本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの製造方法は、眼鏡フレームの形状に合わせて玉型加工された玉型加工済みレンズ29のレイアウト検査を行うレンズ検査工程を有する。レンズ検査工程においては、図6に示す手順(工程)にしたがって玉型加工済みレンズ29のレイアウト検査(本形態例ではフィッティングポイントのレイアウト検査)を行う。以下、具体的に説明する。
(支持工程:S1)
まず、支持部16に玉型加工済みレンズ29を支持させる。具体的には、玉型加工済みレンズ29を3つの支持ピン28の上に載せる。このとき、玉型加工済みレンズ29の凸面29aを下向き、凹面29bを上向きにする。これにより、玉型加工済みレンズ29の凸面29aに3つの支持ピン28が接触した状態、つまり玉型加工済みレンズ29が3点で支持された状態となる。この工程は作業者の手作業で行ってもよいし、図示しないレンズ供給装置を用いて自動で行ってもよい。
(レンズ位置調整工程:S2)
次に、モニタ18の画像を見ながら玉型加工済みレンズ29の位置を調整する。玉型加工済みレンズ29の位置調整は検査者の手作業で行う。その際、表示制御部19は、次のような画像をモニタ18に表示する。
まず、表示制御部19は、支持部16に玉型加工済みレンズ29を供給する前は、図7に示すように、モニタ18の画面にレンズ外形基準線OLrefとレイアウト基準マークMrefとを表示する。
レンズ外形基準線OLrefは、モニタ18の画面上で玉型加工済みレンズ29の外形線を合わせるべき位置を示すものである。本実施の形態においては、特に好ましい形態として、玉型加工済みレンズ29の外形線の位置合わせ許容幅Wを規定する二重線でレンズ外形基準線OLrefを表示している。レイアウト基準マークMrefは、モニタ18の画面上で印点(レイアウト検査用マーク)M2が配置されるべき位置を示すものである。モニタ18の画面上にレンズ外形基準線OLrefとレイアウト基準マークMrefの表示を開始するタイミングは、玉型加工済みレンズ29の位置調整を開始する前であればいつでもかまわない。
モニタ18の画面上において、レンズ外形基準線OLrefを表示する位置やレイアウト基準マークMrefを表示する位置は、表示制御部19において次のように決定する。 まず、アンカットレンズ33を玉型加工するにあたっては、アンカットレンズ33に付された印点M1〜M3の位置を基準にホルダ装着中心位置Hcを特定し、さらにこのホルダ装着中心位置Hcを加工中心に想定してレンズの加工形状データを計算によって求めている。このため、モニタ18に表示する玉型加工済みレンズ29の外形線は、玉型加工済みレンズ29の玉型加工に用いる加工形状データによって決まる。また、モニタ18に表示する玉型加工済みレンズ29の外形線と印点M2の相対的な位置関係は、ブロック装置9でホルダ装着中心位置Hcを特定するために指定したオフセット量によって決まる。
したがって、レンズ外形基準線OLrefやレイアウト基準マークMrefを表示する位置は、撮像部17の撮像倍率等を考慮して、加工形状データおよびオフセット量に基づいて特定することができる。具体的には、レンズ外形基準線OLrefの表示位置に関しては、加工形状データからレンズ外形線を求め、このレンズ外形線に位置合わせ許容幅Wを見込んだ二重線により特定することができる。また、レイアウト基準マークMrefの表示位置に関しては、加工形状データにより求めたレンズ外形線の中心位置からオフセット量だけ偏心させた位置で特定することができる。
ここで記述する玉型加工済みレンズ29の外形線とは、玉型加工済みレンズ29を凸面29a側から見たときに、ボクシング中心Bcを原点とした二次元座標において、玉型加工済みレンズ29の最も外側の形状を表す線をいう。つまり、本実施の形態においては、凸面29aおよび凹面29bのカーブによって三次元の構造を有する玉型加工済みレンズ29の外形を二次元の外形線で捉えている。このため、玉型加工済みレンズ29のコバ面に突状のヤゲンが形成されている場合は、このヤゲンの頂部を結ぶ輪郭線が、玉型加工済みレンズ29の外形線となる。また、玉型加工済みレンズ29のコバ面が平面である場合、あるいはコバ面に溝(凹み)が形成されている場合は、コバ面によって形成される輪郭線が、玉型加工済みレンズ29の外形線となる。
また、支持部16で支持した玉型加工済みレンズ29を撮像部17の撮像カメラ21で撮像した場合に、撮像部17から表示制御部19に送られる撮像画像には、玉型加工済みレンズ29の外形線や印点M2の画像が含まれる。このため、支持部16に玉型加工済みレンズ29を供給した場合に、表示制御部19がモニタ18に表示させる画面には、図8に示すように、上述したレンズ外形基準線OLrefおよびレイアウト基準マークMrefの他に、玉型加工済みレンズ29の画像と印点M2の画像が含まれる。ただし、玉型加工済みレンズ29の位置調整を行う前は、たとえば上記図8に示すように、レンズ外形基準線OLrefに対して玉型加工済みレンズ29の外形線29cが位置ずれした状態になっている。
そうした場合、検査者は、支持部16に支持されている玉型加工済みレンズ29の縁などに軽く触れて、その位置(姿勢)を少しずらす。そうすると、モニタ18の画面に表示されている玉型加工済みレンズ29や印点M2の画像の位置が、玉型加工済みレンズ29の動きに応じて変化する。そこで、検査者は、モニタ18の画面を見ながら玉型加工済みレンズ29の位置を調整(微調整)する。玉型加工済みレンズ29の位置調整の仕方は幾つか考えられるが、ここではそのうちの一つを例に挙げて説明する。
まず、上記図8に示すようにレンズ外形基準線OLrefに対して玉型加工済みレンズ29の外形線29cが位置ずれしていた場合は、図9に示すように、レンズ外形基準線OLrefに玉型加工済みレンズ29の外形線29cを位置合わせする。具体的には、二重線で表示されたレンズ外形基準線OLrefの位置合わせ許容幅W内に玉型加工済みレンズ29の外形線29cが収まるように位置合わせする。これにより、支持部16において玉型加工済みレンズ29が基準姿勢で支持された状態になる。
玉型加工済みレンズ29を位置調整したときにモニタ18に表示されている画像データは、所定のタイミングで玉型加工済みレンズ29の識別情報と対応付けて記憶部20に記憶される。これにより、記憶部20は、モニタ18に表示されている画像データを、レイアウト検査に関する検査データとして記憶する。画像データを記憶部20に記憶するタイミングは、たとえば、後述する良否の判定を終えた後とすることが好ましい。
(判定工程:S3)
次に、レイアウト基準マークMrefに対する印点M2の位置ずれを確認し、この確認結果に基づいて玉型加工済みレンズ29のレイアウト検査の良否を判定する。この工程は、検査者がモニタ18の表示画面を見て行う。具体的には、上記図9に示すように、レイアウト基準マークMrefに対して印点M2の位置ずれがない場合、あるいは図10に示すように位置ずれがあっても、そのずれ量があらかじめ決められた許容範囲内であれば、良品と判断する。また、レイアウト基準マークMrefに対する印点M2の位置ずれ量が許容範囲を超えている場合は、不良品と判断する。
その際、図11(A),(B)に示すように、レイアウト基準マークMrefの表示位置またはその近傍に、レイアウト基準マークMrefに対する印点M2の位置ずれの許容範囲を示す判定基準線(図例では四角形の枠線)SHを表示してもよい。この場合は、図11(A)に示すように、判定基準線SHの枠内に印点M2の中心(図中、黒丸で表示)が存在する場合は良品と判断する。また、図11(B)に示すように、判定基準線SHの枠外に印点M2の中心が存在する場合は不良品と判断する。これにより、検査者は良否の判別を容易に行うことができる。また、レイアウト基準マークMrefの表示位置またはその近傍に、レイアウト基準マークMrefの位置を中心に目盛りSMを表示することにより、レイアウト基準マークMrefに対する印点M2の位置ずれ量をモニタ18上で目視確認(測定)することができる。
<6.本実施の形態に係る効果>
本発明の実施の形態によれば、支持部16に支持した玉型加工済みレンズ29を撮像部17で撮像して得られる撮像画像を、レンズ外形基準線OLrefやレイアウト基準マークMrefとともにモニタ18に表示し、このモニタ18の画面を見ながら玉型加工済みレンズ29の位置調整を行うことにより、レイアウト基準マークMrefに対する印点M2の位置ずれを確認することができる。これにより、検査用チャート用紙を用いる場合に比較して、精度良くレイアウト検査を行うことができる。すなわち、検査用チャート用紙を用いる場合は、検査者がレンズや印などを見るときの視点のずれ、さらにはレンズの姿勢の不安定さなどに起因して、検査結果にばらつきが生じやすくなるのに対して、本実施の形態では、検査者がモニタ18の表示画面を見てレイアウト検査を行えるため、検査者によって検査結果(良否の判断)が変わってしまうことがない。このため、高精度なレイアウト検査を実現することが可能となる。また、検査者による検査結果のバラツキを抑えた客観的な検査を実現することが可能となる。
また、モニタ18に表示するレンズ外形基準線OLrefは、一本の線でもかまわないが、二重線で表示したほうが好ましい。その理由は、以下のとおりである。
まず、レンズ外形基準線を一本の線で表示した場合は、モニタ18の画面上でレンズ外形基準線に玉型加工済みレンズの外形線を重ね合わせたときに、線同士の重なりによって線自体が見づらくなる。このため、玉型加工済みレンズ29の全周にわたって外形線29cをレンズ外形基準線に位置合わせすることが困難になる。これに対して、本実施の形態のようにレンズ外形基準線OLrefを二重線で表示した場合は、線同士の重なりによって線自体が見づらくなることがない。このため、玉型加工済みレンズ29の位置合わせが容易になる。また、玉型加工済みレンズ29の外形線29cをレンズ外形基準線OLrefの位置合わせ許容幅W内に収めることにより、個々の検査者による位置合わせのバラツキが小さくなる。
また、本発明の実施の形態においては、レンズ外形基準線OLrefとレイアウト基準マークMrefとを用いて玉型加工済みレンズ29の位置調整を行ったときにモニタ18に表示されている画像データを記憶部20に記憶可能な構成を採用している。このため、玉型加工済みレンズ29を発注側2に発送した後でも、必要に応じて、発注側2にレイアウト検査の結果を画像で提示することができる。また、発注側2で枠入れが正常に行えなかったなどの不具合が生じた場合に、その原因究明の資料として、記憶部20に記憶してある画像データを有効に活用することができる。
<7.変形例等>
本発明の技術的範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
たとえば、レイアウト検査の検査項目は、フィッティングポイントの位置のずれに限らず、種々の項目、たとえば、片眼瞳孔間距離のずれ、玉型加工済みレンズの軸ずれ、加工形状の指定間違いの発見なども含まれる。このうち、玉型加工済みレンズの軸ずれに関しては、たとえば図12に示すように、玉型加工済みレンズ29の乱視軸上にレイアウト検査用マークとして3つの印点M1,M2,M3を付しておく。そして、モニタ画面上において、玉型加工済みレンズ29に付されている3つの印点M1,M2,M3を用いて、玉型加工済みレンズ29の位置を調整し、その状態で玉型加工済みレンズ29の外形線29cがレンズ外形基準線OLrefの許容幅W内に収まっているかどうかにより、軸ずれに関するレイアウト検査の良否判定を行えばよい。さらに、軸ずれの許容範囲は処方度数によって異なるため、モニタ画面に表示されるレンズ外形基準線OLrefの許容幅Wを、眼鏡レンズの処方度数に応じて変えてもよい。具体的には、処方度数が弱い場合は許容幅Wを広くし、処方度数が強い場合は許容幅Wを狭くするように変更してもよい。
また、レイアウト検査の対象となる眼鏡レンズは単焦点レンズに限らず、たとえば、累進屈折力レンズや二重焦点レンズなどであってもよい。このうち、累進屈折力レンズをレイアウト検査の対象とする場合は、たとえば図13に示すように、玉型加工済みレンズ29の水平基準線(不図示)上にレイアウト検査用マークとしてカクシマークM1,M2を付しておき、これに対応してモニタ画面上にレイアウト基準マークMref1,Mref2を表示する。そして、モニタ画面上において、玉型加工済みレンズ29の外形線29cをレンズ外形基準線OLrefの許容幅W内に収めた状態で、玉型加工済みレンズ29に付されているカクシマークM1,M2とレイアウト基準マークMref1,Mref2との位置ずれを確認し、その結果に基づいて良否の判定を行えばよい。
本発明が対象とする累進屈折力レンズは、物体側面である凸面側に累進面が配置された凸面累進屈折力レンズ(外面累進ともいう)、または、眼球側面である凹面側に累進面が配置された凹面累進屈折力レンズ(内面累進ともいう)、あるいは、両面(凸面および凹面)に累進要素が配分されて配置された両面累進屈折力(複合累進ともいう)レンズである。
以下に、凹面累進屈折力レンズを例に挙げて説明する。
眼鏡レンズの一形態である累進屈折カレンズには、JIS規格(JIST7330)で規定される設計基準点(遠用部設計基準点)を特定するための2つのアライメント基準マーク(上記カクシマークM1,M2に相当するもの)が設けられている。たとえば、凹面累進屈折カレンズは、凸面が球面で、凹面が非球面(累進面)の累進屈折力レンズとなっている。アライメント基準マークは、凹面累進屈折カレンズの凹面側に形成される。また、アライメント基準マークは、プリズム測定基準位置から左右(水平軸方向)に均等な距離を隔てた位置に付される。このため、凹面累進屈折カレンズにおいては、2つのアライメント基準マークの中心を通る水平基準線上において、2つのアライメント基準マーク間の中点をプリズム測定基準位置として特定することが可能となる。
累進屈折カレンズにアライメント基準マークを付する場合は、JIS規格(JIST7315)において「容易に消えない方法で表示する」ことが義務づけられている。また、アライメント基準マークは玉型加工を終えた段階でも眼鏡レンズに残ることが多いため、外観的に目立たない方法(たとえば、レーザーで刻印する方法)で付されている。このため、アライメント基準マークは「カクシマーク」とも呼ばれている。アライメント基準マークは、拭き取って消される印点とは異なり、基本的に消えずに残るマークである。ただし、カクシマークと呼ばれるもののなかには、アライメント基準マークの他にも、これと同様の方法で眼鏡レンズに付される他のマーク(レンズのメーカ名、種類、度数などを表示するマーク)も含まれる。
また、二重焦点レンズをレイアウト検査の対象とする場合は、たとえば図14に示すように、玉型加工済みレンズ29のセグメントトップの両端にレイアウト検査用マークとして印点M1,M2を付しておく。また、玉型加工済みレンズ29のセグメントをイメージしたセグメントマークSGMを、位置ずれ確認用のレイアウト基準マークとしてモニタ画面上に表示する。そして、モニタ画面上において、玉型加工済みレンズ29の外形線29cをレンズ外形基準線OLrefの許容幅W内に収めた状態で、玉型加工済みレンズ29に付されている印点M1,M2とセグメントマークSGMが示すセグメントトップ両端との位置ずれを確認し、その結果に基づいて良否の判定を行えばよい。また、先述した玉型加工済みレンズの軸ずれをレイアウト検査の検査項目とする場合は、検査対象となる玉型加工済みレンズが累進屈折力レンズであればカクシマークを基準に軸ずれを検査し、二重焦点レンズであればセグメントトップを基準に軸ずれを検査すればよい。
また、上記実施の形態においては、レンズ外形基準線OLrefとレイアウト基準マークMrefとを用いた玉型加工済みレンズ29の位置調整の仕方として、レンズ外形基準線OLrefに玉型加工済みレンズ29の外形線29cを位置合わせする例を挙げたが、本発明はこれに限らない。たとえば、玉型加工済みレンズ29の外形線29cがレンズ外形基準線OLrefの位置合わせ許容幅W内に収まる範囲で玉型加工済みレンズ29の位置をずらして、レイアウト基準マークMrefに印点M2をなるべく近づけるように、玉型加工済みレンズ29の位置を調整してもよい。この場合は、レイアウト基準マークMrefに対する印点M2の位置ずれ(たとえば、位置ずれ量)を確認し、この確認結果に基づいて玉型加工済みレンズ29のレイアウト検査の良否を判定することになる。また、上記の例のほかにも、レイアウト基準マークMrefに玉型加工済みレンズ29の印点M2の位置を合わせ、その状態でレンズ外形基準線OLrefに玉型加工済みレンズ29の外形線29cをなるべく近づけるように、玉型加工済みレンズ29の位置を調整してもよい。この場合は、レンズ外形基準線OLrefに対する玉型加工済みレンズ29の外形線29cの位置ずれ(たとえば、位置合わせ許容幅W内に外形線29cが収まっているか)を確認し、この確認結果に基づいて玉型加工済みレンズ29のレイアウト検査の良否を判定することになる。
また、上記実施の形態においては、レイアウト検査用マークとなる印点が付された凸面29aを下向きにして玉型加工済みレンズ29を支持し、凸面29a側から玉型加工済みレンズ29を撮像する構成としたが、本発明はこれに限らず、たとえば、以下のような構成を採用してもよい。
(1)レイアウト検査用マークとなる印点が付された凸面29aを下向きにして玉型加工済みレンズ29を支持し、凹面29b側から玉型加工済みレンズ29を撮像する構成。 (2)レイアウト検査用マークとなる印点を凹面29bに付し、その反対側の凸面29aを下向きにして玉型加工済みレンズ29を支持し、凹面29b側から玉型加工済みレンズ29を撮像する構成。
(3)レイアウト検査用マークとなる印点を凹面29bに付し、その反対側の凸面29aを下向きにして玉型加工済みレンズ29を支持し、凸面29a側から玉型加工済みレンズ29を撮像する構成。
このうち、(1)、(3)の構成のように、印点を付したレンズ面と反対側から撮像する場合は、玉型加工済みレンズ29の屈折による影響を考慮することが好ましい。
なお、累進屈折力レンズでは、上述したアライメント基準マークの他にも、遠用度数を測定する基準位置を示すレイアウトマーク、近用度数を測定する基準位置を示すレイアウトマーク、遠用のアイポイントを示すレイアウトマークなどを表記しており、これらのレイアウトマークを「レイアウト検査用マーク」として利用してもよい。また、凹面累進屈折カレンズでは、アライメント基準マークが凹面側にあるので、レイアウトマークを凹面に配置することもあるが、凸面に配置することもある。レイアウトマークを凹面に配置する場合は、たとえば、上記(2)の構成とすることが好ましく、レイアウトマークを凸面に配置する場合は、上記(1)の構成とすることが好ましい。
1…通信玉型加工システム
11…レンズ検査装置
16…支持部
17…撮像部
18…モニタ
19…表示制御部
20…記憶部
21…撮像カメラ
22…光学素子
29…玉型加工済みレンズ
33…アンカットレンズ
M1,M2,M3…印点
Mref…レイアウト基準マーク
OLref…レンズ外形基準線

Claims (8)

  1. 眼鏡フレームの形状に合わせて玉型加工されるとともに、少なくとも一方のレンズ面にレイアウト検査用マークが付された玉型加工済みレンズのレイアウト検査に用いられるレンズ検査装置であって、
    前記玉型加工済みレンズを支持する支持部と、
    前記支持部で支持した前記玉型加工済みレンズを撮像することにより、前記玉型加工済みレンズの外形線および前記レイアウト検査用マークを含む撮像画像を取り込む撮像手段と、
    前記撮像手段で取り込んだ前記撮像画像を表示するモニタと、
    前記撮像画像に含まれる前記玉型加工済みレンズの外形線を合わせるべき位置を示すレンズ外形基準線と、前記レイアウト検査用マークが配置されるべき位置を示すレイアウト基準マークとを、前記撮像画像とともに前記モニタに表示するように制御する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とするレンズ検査装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記玉型加工済みレンズの外形線の位置合わせ許容幅を規定する二重線で前記レンズ外形基準線を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ検査装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記レイアウト基準マークの表示位置またはその近傍に、前記レイアウト基準マークに対する前記レイアウト検査用マークの位置ずれの許容範囲を示す判定基準線を表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ検査装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記レイアウト基準マークの表示位置またはその近傍に、前記レイアウト基準マークに対する前記レイアウト検査用マークの位置ずれ量を目視確認するための目盛りを表示する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のレンズ検査装置。
  5. 前記レンズ外形基準線と前記レイアウト基準マークとを用いて前記玉型加工済みレンズの位置調整を行ったときに前記モニタに表示されている画像データを、前記玉型加工済みレンズの識別情報と対応付けて記憶する記憶手段を備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のレンズ検査装置。
  6. 眼鏡フレームの形状に合わせて玉型加工されるとともに、少なくとも一方のレンズ面にレイアウト検査用マークが付された玉型加工済みレンズのレイアウト検査を行うレンズ検査工程を有する眼鏡レンズの製造方法であって、
    前記レンズ検査工程は、
    前記玉型加工済みレンズを支持部に支持させる工程と、
    前記支持部で支持した前記玉型加工済みレンズを撮像し、これによって得られる撮像画像に含まれる前記玉型加工済みレンズの外形線を合わせるべき位置を示すレンズ外形基準線と、前記レイアウト検査用マークが配置されるべき位置を示すレイアウト基準マークとを、前記撮像画像とともにモニタに表示しながら、前記玉型加工済みレンズの位置調整を行う工程と、
    前記玉型加工済みレンズの位置調整の結果に基づいて前記玉型加工済みレンズのレイアウト検査の良否を判定する工程と、を含む
    ことを特徴とする眼鏡レンズの製造方法。
  7. 前記レイアウト検査の検査項目がフィッティングポイントの位置ずれである
    ことを特徴とする請求項6に記載の眼鏡レンズの製造方法。
  8. 前記レイアウト検査の検査項目が玉型加工済みレンズの軸ずれである
    ことを特徴とする請求項6に記載の眼鏡レンズの製造方法。
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