JPWO2015092891A1 - スルーアンカ - Google Patents

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Abstract

スルーアンカ(10)では、アンカプレート(12)の固定孔(14)全周にブッシュ(18)が成形されており、アンカプレート(12)がブッシュ(18)においてボルト(20)によって車体に固定されている。ここで、スルーアンカ(10)がボルト(20)を中心として回動される際には、ブッシュ(18)の筒部(18A)、フランジ部(18B)及び鍔部(18C)が車体及びボルト(20)に摺動される。このため、スルーアンカ(10)の回動性能を向上できる。

Description

本発明は、車両の乗員に装着されるウェビングが挿通されるスルーアンカに関する。
特開2013−91446号公報に記載のスルーアンカでは、金属板にボルト挿通孔が形成されており、金属板が、ボルト挿通孔においてボルトによって車体側に取り付けられて、回動可能にされている。さらに、金属板にウェビング挿通孔が貫通形成されており、樹脂モールド部が金属板の外周端面全体を残してウェビング挿通孔の周囲に固定されている。
ここで、このスルーアンカでは、金属板の回動性能を向上できるのが好ましい。
本発明は、上記事実を考慮し、本体部材の回動性能を向上できるスルーアンカを得ることが目的である。
本発明の第1態様のスルーアンカは、車体側に取り付けられて回動可能にされる取付孔が形成されると共に、車両の乗員に装着されるウェビングが挿通される貫通孔が形成された本体部材と、前記本体部材の外周端面全体を残して前記貫通孔の周囲に固定され、前記ウェビングを摺動可能に支持する摺動支持部材と、前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、前記摺動支持部材と一体にされ、前記本体部材の回動抵抗を低減する周囲部と、を備えている。
本発明の第2態様のスルーアンカは、車体側に取り付けられて回動可能にされる取付孔が形成されると共に、車両の乗員に装着されるウェビングが挿通される貫通孔が形成された本体部材と、前記本体部材の外周端面全体を残して前記貫通孔の周囲に固定され、前記ウェビングを摺動可能に支持する摺動支持部材と、前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、剛性を有し、前記本体部材の回動抵抗を低減する剛性部と、前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、弾性を有し、前記本体部材の回動抵抗を低減する弾性部と、を備えている。
本発明の第3態様のスルーアンカは、本発明の第2態様のスルーアンカにおいて、前記剛性部と前記弾性部とを一体にしている。
本発明の第4態様のスルーアンカは、車体側に取り付けられて回動可能にされる取付孔が形成されると共に、車両の乗員に装着されるウェビングが挿通される貫通孔が形成された本体部材と、前記本体部材の外周端面全体を残して前記貫通孔の周囲に固定され、前記ウェビングを摺動可能に支持する摺動支持部材と、前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、前記取付孔の周方向に複数配置され、かつ、弾性を有し、前記本体部材の回動抵抗を低減する弾性部と、を備えている。
本発明の第5態様のスルーアンカは、本発明の第4態様のスルーアンカにおいて、前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、前記弾性部間に配置され、かつ、剛性を有し、前記本体部材の回動抵抗を低減する剛性部を備えている。
本発明の第6態様のスルーアンカは、車体側に取り付けられて回動可能にされる取付孔が形成されると共に、車両の乗員に装着されるウェビングが挿通される貫通孔が形成された本体部材と、前記本体部材の外周端面全体を残して前記貫通孔の周囲に固定され、前記ウェビングを摺動可能に支持する摺動支持部材と、前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、前記本体部材表側の部分と前記本体部材裏側の部分とが一体にされ、前記本体部材の回動抵抗を低減する周囲部と、を備えている。
本発明の第7態様のスルーアンカは、車体側に取り付けられて回動可能にされる取付孔が形成されると共に、車両の乗員に装着されるウェビングが挿通される貫通孔が形成された本体部材と、前記本体部材の外周端面全体を残して前記貫通孔の周囲に固定され、前記ウェビングを摺動可能に支持する摺動支持部材と、前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、前記摺動支持部材と一体にされ、かつ、弾性を有し、前記本体部材の回動抵抗を低減する弾性部と、を備えている。
本発明の第1態様のスルーアンカでは、本体部材に取付孔が形成されており、本体部材が、車体側に取付孔において取り付けられて、回動可能にされる。また、本体部材に貫通孔が形成されており、車両の乗員に装着されるウェビングが貫通孔に挿通される。さらに、摺動支持部材が本体部材の外周端面全体を残して貫通孔の周囲に固定されており、摺動支持部材がウェビングを摺動可能に支持する。
ここで、本体部材の取付孔周囲に周囲部が固定されており、周囲部が本体部材の回動抵抗を低減する。このため、本体部材の回動性能を向上できる。
さらに、周囲部が摺動支持部材と一体にされている。このため、コストを低減できる。
本発明の第2態様のスルーアンカでは、本体部材に取付孔が形成されており、本体部材が、車体側に取付孔において取り付けられて、回動可能にされる。また、本体部材に貫通孔が形成されており、車両の乗員に装着されるウェビングが貫通孔に挿通される。さらに、摺動支持部材が本体部材の外周端面全体を残して貫通孔の周囲に固定されており、摺動支持部材がウェビングを摺動可能に支持する。
ここで、本体部材の前記取付孔周囲に剛性を有する剛性部が固定されており、剛性部が本体部材の回動抵抗を低減する。さらに、本体部材の取付孔周囲に弾性を有する弾性部が固定されており、弾性部が本体部材の回動抵抗を低減する。このため、本体部材の回動性能を向上できる。
本発明の第3態様のスルーアンカでは、剛性部と弾性部とが一体にされている。このため、コストを低減できる。
本発明の第4態様のスルーアンカでは、本体部材に取付孔が形成されており、本体部材が、車体側に取付孔において取り付けられて、回動可能にされる。また、本体部材に貫通孔が形成されており、車両の乗員に装着されるウェビングが貫通孔に挿通される。さらに、摺動支持部材が本体部材の外周端面全体を残して貫通孔の周囲に固定されており、摺動支持部材がウェビングを摺動可能に支持する。
ここで、本体部材の取付孔周囲に弾性を有する弾性部が固定されると共に、弾性部が取付孔の周方向に複数配置されており、弾性部が、本体部材の回動抵抗を低減する。このため、本体部材の回動性能を向上できる。
本発明の第5態様のスルーアンカでは、本体部材の取付孔周囲に剛性を有する剛性部が固定されると共に、剛性部が弾性部間に配置されており、剛性部が本体部材の回動抵抗を低減する。このため、本体部材の回動性能を一層向上できる。
本発明の第6態様のスルーアンカでは、本体部材に取付孔が形成されており、本体部材が、車体側に取付孔において取り付けられて、回動可能にされる。また、本体部材に貫通孔が形成されており、車両の乗員に装着されるウェビングが貫通孔に挿通される。さらに、摺動支持部材が本体部材の外周端面全体を残して貫通孔の周囲に固定されており、摺動支持部材がウェビングを摺動可能に支持する。
ここで、本体部材の前記取付孔周囲に周囲部が固定されており、周囲部が本体部材の回動抵抗を低減する。このため、本体部材の回動性能を向上できる。
さらに、周囲部の本体部材表側部分と本体部材裏側部分とが一体にされている。このため、コストを低減できる。
本発明の第7態様のスルーアンカでは、本体部材に取付孔が形成されており、本体部材が、車体側に取付孔において取り付けられて、回動可能にされる。また、本体部材に貫通孔が形成されており、車両の乗員に装着されるウェビングが貫通孔に挿通される。さらに、摺動支持部材が本体部材の外周端面全体を残して貫通孔の周囲に固定されており、摺動支持部材がウェビングを摺動可能に支持する。
ここで、本体部材の取付孔周囲に弾性を有する弾性部が固定されており、弾性部が本体部材の回動抵抗を低減する。このため、本体部材の回動性能を向上できる。
さらに、弾性部が摺動支持部材と一体にされている。このため、コストを低減できる。
本発明の第1実施形態に係るスルーアンカを示す車両取付状態における車幅方向内方から見た正面図である。 本発明の第1実施形態に係るスルーアンカを示す断面図(図1の2−2線断面図)である。 本発明の第1実施形態に係るスルーアンカのアンカプレートを示す車両取付状態における車幅方向内方から見た正面図である。 本発明の第2実施形態に係るスルーアンカを示す車両取付状態における車幅方向内方から見た正面図である。 本発明の第2実施形態に係るスルーアンカを示す断面図(図4の5−5線断面図)である。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係るスルーアンカ10(ウェビング吊持具)が車両取付状態における車幅方向内方から見た正面図にて示されており、図2には、スルーアンカ10の断面図(図1の2−2線断面図)が示されている。なお、図面では、スルーアンカ10が車両に取り付けられた場合の車両前方を矢印FRで示し、車幅方向内方を矢印INで示し、上方を矢印UPで示している。
本実施形態に係るスルーアンカ10は、所謂スリップジョイント(ショルダアンカ)として所謂3点式シートベルト装置に用いられており、スルーアンカ10は、車両(自動車)の乗員着座用シート(図示省略)の車幅方向外側かつ車両後側における車体の上部に配置されている。
図1及び図2に示す如く、スルーアンカ10は、本体部材(強度部材)として金属(鋼材)製で板状のアンカプレート12(図3参照)を有しており、アンカプレート12は、プレス打抜き加工によって製作されている。アンカプレート12の上下中間部は、屈曲されており、アンカプレート12の屈曲部より下側部分は、下側へ向かうに従い車幅方向内側へ向かう方向に傾斜されている。
アンカプレート12の上部には、取付孔としての円形状の固定孔14が貫通形成されている。アンカプレート12の上下方向中間部の屈曲部には、車幅方向から見てU字状の貫通孔16が貫通形成されており、貫通孔16の中央部は、車両前後方向に延伸されると共に、貫通孔16の車両前側端部及び車両後側端部は、上方へ略直角に延伸されている。
アンカプレート12には、固定孔14の周囲全体において、周囲部としての樹脂製のブッシュ18が一体成形(インサート成形)によって成形(固定)されている。ブッシュ18には、剛性部を構成する連絡部としての円筒状の筒部18Aが設けられている。筒部18Aは、固定孔14内に嵌入されて固定孔14の内周面全体を被覆すると共に、アンカプレート12の車幅方向内側及び車幅方向外側に突出されており、筒部18Aは、剛性を有している(下記鍔部18Cに比し弾性変形し難くされている)。
筒部18Aの車幅方向内側端及び車幅方向外側端の外周には、剛性部を構成するフランジ部18Bが一体に設けられている。アンカプレート12は、車幅方向外側のフランジ部18Bと車幅方向内側のフランジ部18Bとの間に表裏から挟み込まれており、フランジ部18Bは、剛性を有している(下記鍔部18Cに比し弾性変形し難くされている)。車幅方向外側のフランジ部18Bは、円環平板状にされて、筒部18Aの全周の径方向外側に突出されており、車幅方向外側のフランジ部18Bは、アンカプレート12の固定孔14全周の車幅方向外側面(固定孔14周方向全体の縁部)を被覆している。車幅方向内側のフランジ部18Bは、略半円弧状に湾曲された平板状にされて、筒部18Aの下側部分の径方向外側に突出されており、車幅方向内側のフランジ部18Bは、アンカプレート12の固定孔14下側の車幅方向内側面(固定孔14下側の縁部)を被覆している。
筒部18Aの車幅方向内側端の外周には、車両前側と上側と車両後側とにおいて、弾性部としての鍔部18Cが一体に設けられており、鍔部18Cは、筒部18Aの径方向外側へ向かうに従い車幅方向内側へ向かう方向に延出されて、弾性を有している(筒部18A及びフランジ部18Bに比し弾性変形し易くされている)。鍔部18Cは、筒部18Aの径方向外側へ凸状に湾曲された板状にされており、鍔部18Cは、車幅方向から見て筒部18Aの周方向に沿って略円弧状に湾曲されている。
車両前側の鍔部18Cは、筒部18Aの車両前側端部に配置されており、車両後側の鍔部18Cは、筒部18Aの車両後側端部に配置されている。さらに、上側の鍔部18Cは、筒部18Aの上端部に配置されている。このため、車両前側と上側と車両後側との鍔部18Cは、筒部18Aの中心軸線を通る車両前後方向に垂直な面に対し、対称な配置にされている。また、車両前側の鍔部18Cと車両後側の鍔部18Cとの間には、車幅方向内側のフランジ部18Bが配置されている。
アンカプレート12は、固定孔14周囲のブッシュ18において、車体側を構成する取付部材としてのボルト20によって車体に固定されている(取り付けられている)。ボルト20の車幅方向内側には、多角形柱状(例えば六角形柱状)の頭部20Aが設けられており、頭部20Aの車幅方向外側には、円形平板状のフランジ20Bが同軸上に一体に設けられている。さらに、フランジ20Bの車幅方向外側には、略円柱状のネジ部20Cが同軸上に一体に設けられている。
ここで、ネジ部20Cがブッシュ18の筒部18A内に嵌入された状態で車体に螺合されて、ボルト20が軸方向を車幅方向に平行に配置された状態で車体に固定されることで、フランジ20Bと車体との間にブッシュ18が挟持されて、アンカプレート12(スルーアンカ10)が車体に固定(締結)されている。これにより、ブッシュ18における筒部18Aの車幅方向外側端面及び車幅方向外側のフランジ部18Bが車体に面接触(線接触又は点接触でもよい)されると共に、ブッシュ18における車幅方向内側の各鍔部18Cが車幅方向外側に弾性変形された状態でフランジ20Bに線接触(点接触又は面接触でもよい)されている。
アンカプレート12(スルーアンカ10)は、ボルト20の中心軸線を中心として車両前後方向に回動可能にされており、アンカプレート12がボルト20の中心軸線を中心として車両前後方向に回動される際には、ブッシュ18における筒部18Aの車幅方向外側端面及び車幅方向外側のフランジ部18Bが車体に摺動されると共に、ブッシュ18における車幅方向内側の各鍔部18Cがフランジ20Bに摺動される。
アンカプレート12の上下方向中間部には、摺動支持部材(挿通部)としての樹脂製のガイドピース22が一体成形(インサート成形)によって成形(固定)されており、ガイドピース22は、ブッシュ18と同一材料にされている。ガイドピース22は、アンカプレート12の貫通孔16の全周(貫通孔16周方向全体の縁部及び内周面)を車幅方向内側、車幅方向外側及び貫通孔16側から被覆しており、ガイドピース22は、貫通孔16の全周近傍のみに配置されて、アンカプレート12の外周端面12A全体を被覆していない。
ガイドピース22には、車幅方向から見てU字状の挿通孔24が貫通形成されており、挿通孔24は、アンカプレート12の貫通孔16内に配置されている。挿通孔24は、貫通孔16に対して小さい略相似形状にされており、挿通孔24の中央部は、車両前後方向に延伸されると共に、貫通孔16の車両前側端部及び車両後側端部は、上方へ略直角に延伸されている。挿通孔24の中央部の下側面は、摺動面24A(支持面)にされており、摺動面24Aは、車両前後方向から見て断面略半円弧状に凸状に湾曲されている。
アンカプレート12の車幅方向外側面には、ブッシュ18とガイドピース22との間において、連結手段としての樹脂製の連結部26が一体成形(インサート成形)によって成形(固定)されており、連結部26は、ブッシュ18及びガイドピース22と同一材料にされると共に、ブッシュ18及びガイドピース22と同時に成形される。連結部26は、上下方向から見た断面が矩形状にされると共に、上下方向に延伸されており、連結部26は、アンカプレート12の車幅方向外側において、ブッシュ18の車幅方向外側のフランジ部18Bの下端とガイドピース22の車幅方向外側部分の車両前後方向中央の上端とを連結している。このため、ブッシュ18とガイドピース22とが、連結部26によって連結されて、一体にされている。
ガイドピース22の挿通孔24の中央部(貫通孔16の中央部)には、長尺帯状のウェビング28が長手方向へ移動可能に挿通(通過)されている。ウェビング28の挿通孔24より車幅方向外側(車外側)の基端側は、スルーアンカ10の下側に延出されて、巻取装置(図示省略)に巻き取られており、巻取装置は、乗員着座用のシートの車幅方向外側かつ下側に固定されると共に、ウェビング28を巻取方向へ付勢している。ウェビング28の挿通孔24より車幅方向内側(車室側)の先端側は、スルーアンカ10の下側に延出されて、シートの車幅方向外側かつ下側に固定されている。このため、ウェビング28が巻取装置による付勢力によって挿通孔24の摺動面24Aに接触されて折り返し状態で支持(吊持)されており、ウェビング28が挿通孔24に対し長手方向へ移動される際には、ウェビング28が摺動面24Aを摺動して案内される。
ウェビング28は、スルーアンカ10(挿通孔24)より先端側において、タング(図示省略)に挿通されており、タングは、ウェビング28の長手方向に沿って移動可能とされている。シートの車幅方向内側かつ下側には、バックル(図示省略)が取り付けられており、ウェビング28が巻取装置から付勢力に抗して引き出されて、バックルにタングが係合されることで、ウェビング28がシートに着座した乗員(図示省略)に装着される。
ウェビング28が乗員に装着された際には、ウェビング28のスルーアンカ10(挿通孔24)より先端側がスルーアンカ10から車両前斜め下方へ延出されると共に、スルーアンカ10が車両前側へ回動される。さらに、車両の緊急時(衝突時等)には、ウェビング28の巻取装置からの引き出しが巻取装置によってロックされる。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のスルーアンカ10では、アンカプレート12の固定孔14全周にブッシュ18が一体成形されており、アンカプレート12がブッシュ18においてボルト20によって車体に固定されている。
さらに、アンカプレート12の貫通孔16周囲にガイドピース22が一体成形されており、ガイドピース22の挿通孔24にウェビング28が長手方向に沿って移動可能に挿通されて、ガイドピース22の摺動面24Aにウェビング28が摺動可能に支持されている。
また、ガイドピース22が、アンカプレート12の貫通孔16全周のみに配置されて、アンカプレート12の外周端面12A全体を露出させている。
ところで、ウェビング28が巻取装置から付勢力に抗して引き出されて乗員に装着される際、ウェビング28が乗員への装着を解除されて(バックルへのタングの係合を解除されて)巻取装置に付勢力によって巻き取られる際、乗員に装着されたウェビング28が乗員によって引っ張られる際、及び、乗員に装着されたウェビング28の乗員による引っ張りが解除される際等には、スルーアンカ10がボルト20の中心軸線を中心として車両前後方向に回動される。
ここで、スルーアンカ10がボルト20の中心軸線を中心として車両前後方向に回動される際には、ブッシュ18における筒部18Aの車幅方向外側端面及び車幅方向外側のフランジ部18Bが車体に摺動されると共に、ブッシュ18における車幅方向内側の各鍔部18Cがボルト20のフランジ20Bに摺動される。このため、スルーアンカ10の車体及びボルト20との摺動抵抗(摩擦抵抗)を低減でき、スルーアンカ10の回動抵抗を低減できて、スルーアンカ10の回動性能を向上できる。
また、ブッシュ18の弾性変形された各鍔部18Cがボルト20のフランジ20Bに接触されている。このため、スルーアンカ10がボルト20の中心軸線を中心として車両前後方向に回動される際には、ブッシュ18の弾性変形された各鍔部18Cがボルト20のフランジ20Bに摺動されることで、各鍔部18Cの弾性力によってスルーアンカ10の車幅方向への傾動を抑制でき、スルーアンカ10の回動性能を一層向上できる。
さらに、ブッシュ18に鍔部18Cが3個設けられている。このため、スルーアンカ10がボルト20の中心軸線を中心として車両前後方向に回動される際には、スルーアンカ10を3個の鍔部18Cにおいて平面上に支持できて、各鍔部18Cの弾性力によってスルーアンカ10の車幅方向への傾動を効果的に抑制でき、スルーアンカ10の回動性能を一層向上できる。
また、上述の如く、ブッシュ18の弾性変形された各鍔部18Cがボルト20のフランジ20Bに接触されている。このため、車両の振動時には、各鍔部18Cの弾性力によってスルーアンカ10の車幅方向への傾動振動(ガタツキ)を吸収でき、スルーアンカ10の車幅方向への傾動振動による異音の発生を抑制できる。
さらに、上述の如く、ブッシュ18に鍔部18Cが3個設けられている。このため、車両の振動時には、スルーアンカ10を3個の鍔部18Cにおいて平面上に支持できて、各鍔部18Cの弾性力によってスルーアンカ10の車幅方向への傾動振動(ガタツキ)を効果的に吸収でき、スルーアンカ10の車幅方向への傾動振動による異音の発生を効果的に抑制できる。
また、ブッシュ18では、車幅方向外側のフランジ部18Bと車幅方向外側のフランジ部18Bとが筒部18Aによって連結(連絡)されて、筒部18A及び一対のフランジ部18Bが一体にされている。このため、ブッシュ18の部品点数を低減でき、スルーアンカ10のコストを低減できる。
さらに、ブッシュ18では、筒部18A及び一対のフランジ部18Bが同時に成形される。このため、ブッシュ18の成形工数を低減でき、スルーアンカ10のコストを一層低減できる。
また、ブッシュ18では、筒部18Aに複数の鍔部18Cが連結(連絡)されて、筒部18A、一対のフランジ部18B及び複数の鍔部18Cが一体にされている。このため、ブッシュ18の部品点数を一層低減でき、スルーアンカ10のコストを一層低減できる。
さらに、ブッシュ18では、筒部18A、一対のフランジ部18B及び複数の鍔部18Cが同時に成形される。このため、ブッシュ18の成形工数を一層低減でき、スルーアンカ10のコストを一層低減できる。
また、ブッシュ18とガイドピース22とが連結部26によって連結されて、ブッシュ18、ガイドピース22及び連結部26が一体にされている。このため、スルーアンカ10の部品点数を低減でき、スルーアンカ10のコストを一層低減できる。しかも、スルーアンカ10が製造される際にブッシュ18及びガイドピース22の一方が設けられないことを抑制できると共に、スルーアンカ10からブッシュ18及びガイドピース22の一方が脱落することを抑制でき、スルーアンカ10にブッシュ18及びガイドピース22の一方が存在しないことを抑制できる。
さらに、ブッシュ18、ガイドピース22及び連結部26が共通の金型で同時に成形される。このため、ブッシュ18、ガイドピース22及び連結部26の成形工数を低減でき、スルーアンカ10のコストを一層低減できる。
なお、本実施形態では、ブッシュ18とガイドピース22とを連結部26によって一体にした。しかしながら、ブッシュ18とガイドピース22とを別体にしてもよい。この場合、ブッシュ18とガイドピース22とを同時に成形してもよい。
また、本実施形態では、アンカプレート12の車幅方向外側に連結部26を設けた。しかしながら、アンカプレート12の車幅方向内側及び車幅方向外側の少なくとも一方に連結部26を設ければよい。
[第2実施形態]
図4には、本発明の第2実施形態に係るスルーアンカ40(ウェビング吊持具)が車両取付状態における車幅方向内方から見た正面図にて示されており、図5には、スルーアンカ40の断面図(図4の5−5線断面図)が示されている。
本実施形態に係るスルーアンカ40は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図4及び図5に示す如く、本実施形態に係るスルーアンカ40では、ブッシュ18において、車幅方向内側のフランジ部18Bが、車両前側と上側と車両後側とに配置されている。車幅方向内側かつ車両前側のフランジ部18Bは、筒部18Aの車両前側端と下端との中間に配置されており、車幅方向内側かつ車両後側のフランジ部18Bは、筒部18Aの車両後側端と下端との中間に配置されている。さらに、車幅方向内側かつ上側のフランジ部18Bは、筒部18Aの上端部に配置されている。これにより、車幅方向内側における車両前側と上側と車両後側とのフランジ部18Bは、筒部18Aの中心軸線を通る車両前後方向に垂直な面に対し、対称な配置にされている。
ブッシュ18の鍔部18Cは、筒部18Aの車幅方向内側端部の車両前側と下側と車両後側とに設けられている。車両前側と車両後側との鍔部18Cは、筒部18Aと一体にされており、車両前側と車両後側との鍔部18Cは、それぞれ筒部18Aの車両前側端部と車両後側端部とに配置されると共に、筒部18Aの径方向外側へ向かうに従い車幅方向内側へ向かう方向に延出されている。さらに、下側の鍔部18Cは、筒部18Aから離間されており、下側の鍔部18Cは、筒部18Aの下端部の下側に配置されると共に、筒部18Aの径方向内側へ向かうに従い車幅方向内側へ向かう方向に延出されている。これにより、車両前側と下側と車両後側との鍔部18Cは、筒部18Aの中心軸線を通る車両前後方向に垂直な面に対し、対称な配置にされている。また、車両前側の鍔部18Cと車両後側の鍔部18Cとの間には、車幅方向内側かつ上側のフランジ部18Bが配置されており、車両前側の鍔部18Cと下側の鍔部18Cとの間には、車幅方向内側かつ車両前側のフランジ部18Bが配置されると共に、車両後側の鍔部18Cと下側の鍔部18Cとの間には、車幅方向内側かつ車両後側のフランジ部18Bが配置されている。
なお、ブッシュ18の筒部18Aは、車両前側と車両後側との鍔部18Cの下側の間(下側の鍔部18Cの直上)において、車幅方向内側に突出されていない。
アンカプレート12の車幅方向内側面には、ブッシュ18とガイドピース22との間において、連結手段としての樹脂製の追加連結部42が一体成形(インサート成形)によって成形(固定)されており、追加連結部42は、ブッシュ18、ガイドピース22及び連結部26と同一材料にされると共に、ブッシュ18、ガイドピース22及び連結部26と同時に成形される。追加連結部42は、上下方向から見た断面が矩形状にされると共に、上下方向に延伸されており、追加連結部42は、アンカプレート12の車幅方向内側において、ブッシュ18の下側の鍔部18Cの下端とガイドピース22の車幅方向内側部分の車両前後方向中央の上端とを連結している。このため、ブッシュ18とガイドピース22とが、連結部26及び追加連結部42によって連結されて、一体にされている。
ここで、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
特に、ブッシュ18では、3個の鍔部18Cが、筒部18Aの中心軸線を通る車両前後方向に垂直な面に対し対称な配置にされて、筒部18Aの周方向に略均等に配置されている。このため、スルーアンカ10がボルト20の中心軸線を中心として車両前後方向に回動される際には、スルーアンカ10を3個の鍔部18Cにおいて広い範囲で平面上に支持できて、各鍔部18Cの弾性力によってスルーアンカ10の車幅方向への傾動を一層効果的に抑制でき、スルーアンカ10の回動性能を一層向上できる。しかも、車両の振動時には、スルーアンカ10を3個の鍔部18Cにおいて広い範囲で平面上に支持できて、各鍔部18Cの弾性力によってスルーアンカ10の車幅方向への傾動振動(ガタツキ)を一層効果的に吸収でき、スルーアンカ10の車幅方向への傾動振動による異音の発生を一層効果的に抑制できる。
また、ブッシュ18とガイドピース22とが連結部26及び追加連結部42によって連結されて、ブッシュ18、ガイドピース22、連結部26及び追加連結部42が一体にされている。このため、スルーアンカ40の部品点数を低減でき、スルーアンカ40のコストを一層低減できる。しかも、スルーアンカ40が製造される際に、ブッシュ18及びガイドピース22の一方が設けられないことを抑制できると共に、スルーアンカ10からブッシュ18及びガイドピース22の一方が脱落することを抑制でき、スルーアンカ40にブッシュ18及びガイドピース22の一方が存在しないことを抑制できる。
さらに、ブッシュ18、ガイドピース22、連結部26及び追加連結部42が共通の金型で同時に成形される。このため、ブッシュ18、ガイドピース22、連結部26及び追加連結部42の成形工数を低減でき、スルーアンカ40のコストを一層低減できる。
なお、上記第1実施形態及び第2実施形態において、ブッシュ18における筒部18Aの車幅方向内側端面及び車幅方向内側のフランジ部18Bの少なくとも一方がボルト20のフランジ20Bに面接触(線接触又は点接触でもよい)されてもよい。この場合、スルーアンカ10がボルト20の中心軸線を中心として車両前後方向に回動される際には、当該筒部18Aの車幅方向内側端面及び車幅方向内側のフランジ部18Bの少なくとも一方がボルト20のフランジ20Bに摺動される。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、アンカプレート12の車幅方向内側及び車幅方向外側にブッシュ18のフランジ部18Bを設けた。しかしながら、アンカプレート12の車幅方向内側及び車幅方向外側の少なくとも一方にブッシュ18のフランジ部18Bを設ければよい。
さらに、上記第1実施形態及び第2実施形態では、アンカプレート12の車幅方向内側に鍔部18Cを設けた。しかしながら、アンカプレート12の車幅方向外側に鍔部18Cを設けてもよい。この場合、上記第2実施形態では、アンカプレート12の車幅方向外側に追加連結部42が設けられると共に、アンカプレート12の車幅方向内側に連結部26が設けられる。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、ブッシュ18に鍔部18Cを3個設けた。しかしながら、ブッシュ18に鍔部18Cを1個、2個又は4個以上設けてもよい。
さらに、上記第1実施形態及び第2実施形態において、アンカプレート12の車幅方向内側にカバー(被覆部材)を取り付けて、アンカプレート12の車幅方向内側をカバーによって被覆してもよい。この場合、カバーに通過孔を貫通形成して、通過孔によってガイドピース22の挿通孔24を車幅方向内側に露出させることで、通過孔にウェビング28を通過(挿通)させてもよい。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、スルーアンカ10、40をスリップジョイントに適用した。しかしながら、スルーアンカ10、40は、車体側に回動可能に取り付けられるものであればよい。
10 スルーアンカ
12 アンカプレート(本体部材)
12A 外周端面
14 固定孔(取付孔)
16 貫通孔
18 ブッシュ(周囲部)
18A 筒部(剛性部)
18B フランジ部(剛性部)
18C 鍔部(弾性部)
22 ガイドピース(摺動支持部材)
28 ウェビング
40 スルーアンカ
本発明の第1態様のスルーアンカは、車体側に取り付けられて回動可能にされる取付孔が形成されると共に、車両の乗員に装着されるウェビングが挿通される貫通孔が形成された本体部材と、前記本体部材の外周端面全体を残して前記貫通孔の周囲に固定され、前記ウェビングを摺動可能に支持する摺動支持部材と、前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、剛性を有し、前記本体部材の車体側との摩擦による回動抵抗を低減する剛性部と、前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、弾性を有し、前記本体部材の車体側との摩擦による回動抵抗を低減する弾性部と、を備えている。
本発明の第2態様のスルーアンカは、本発明の第1態様のスルーアンカにおいて、前記剛性部と前記弾性部とを一体にしている。
本発明の第3態様のスルーアンカは、車体側に取り付けられて回動可能にされる取付孔が形成されると共に、車両の乗員に装着されるウェビングが挿通される貫通孔が形成された本体部材と、前記本体部材の外周端面全体を残して前記貫通孔の周囲に固定され、前記ウェビングを摺動可能に支持する摺動支持部材と、前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、前記取付孔の周方向に複数配置され、かつ、弾性を有し、前記本体部材の車体側との摩擦による回動抵抗を低減する弾性部と、を備えている。
本発明の第4態様のスルーアンカは、本発明の第3態様のスルーアンカにおいて、前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、前記弾性部間に配置され、かつ、剛性を有し、前記本体部材の車体側との摩擦による回動抵抗を低減する剛性部を備えている。
本発明の第5態様のスルーアンカは、車体側に取り付けられて回動可能にされる取付孔が形成されると共に、車両の乗員に装着されるウェビングが挿通される貫通孔が形成された本体部材と、前記本体部材の外周端面全体を残して前記貫通孔の周囲に固定され、前記ウェビングを摺動可能に支持する摺動支持部材と、前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、前記本体部材表側の部分と前記本体部材裏側の部分とが一体にされ、弾性を有すると共に前記本体部材の車体側との摩擦による回動抵抗を低減する弾性部が設けられる周囲部と、を備えている。
本発明の第6態様のスルーアンカは、車体側に取り付けられて回動可能にされる取付孔が形成されると共に、車両の乗員に装着されるウェビングが挿通される貫通孔が形成された本体部材と、前記本体部材の外周端面全体を残して前記貫通孔の周囲に固定され、前記ウェビングを摺動可能に支持する摺動支持部材と、前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、前記摺動支持部材と一体にされ、かつ、弾性を有し、前記本体部材の車体側との摩擦による回動抵抗を低減する弾性部と、を備えている。
本発明の第1態様のスルーアンカでは、本体部材に取付孔が形成されており、本体部材が、車体側に取付孔において取り付けられて、回動可能にされる。また、本体部材に貫通孔が形成されており、車両の乗員に装着されるウェビングが貫通孔に挿通される。さらに、摺動支持部材が本体部材の外周端面全体を残して貫通孔の周囲に固定されており、摺動支持部材がウェビングを摺動可能に支持する。
本発明の第2態様のスルーアンカでは、剛性部と弾性部とが一体にされている。このため、コストを低減できる。
本発明の第3態様のスルーアンカでは、本体部材に取付孔が形成されており、本体部材が、車体側に取付孔において取り付けられて、回動可能にされる。また、本体部材に貫通孔が形成されており、車両の乗員に装着されるウェビングが貫通孔に挿通される。さらに、摺動支持部材が本体部材の外周端面全体を残して貫通孔の周囲に固定されており、摺動支持部材がウェビングを摺動可能に支持する。
本発明の第4態様のスルーアンカでは、本体部材の取付孔周囲に剛性を有する剛性部が固定されると共に、剛性部が弾性部間に配置されており、剛性部が本体部材の回動抵抗を低減する。このため、本体部材の回動性能を一層向上できる。
本発明の第5態様のスルーアンカでは、本体部材に取付孔が形成されており、本体部材が、車体側に取付孔において取り付けられて、回動可能にされる。また、本体部材に貫通孔が形成されており、車両の乗員に装着されるウェビングが貫通孔に挿通される。さらに、摺動支持部材が本体部材の外周端面全体を残して貫通孔の周囲に固定されており、摺動支持部材がウェビングを摺動可能に支持する。
本発明の第6態様のスルーアンカでは、本体部材に取付孔が形成されており、本体部材が、車体側に取付孔において取り付けられて、回動可能にされる。また、本体部材に貫通孔が形成されており、車両の乗員に装着されるウェビングが貫通孔に挿通される。さらに、摺動支持部材が本体部材の外周端面全体を残して貫通孔の周囲に固定されており、摺動支持部材がウェビングを摺動可能に支持する。

Claims (7)

  1. 車体側に取り付けられて回動可能にされる取付孔が形成されると共に、車両の乗員に装着されるウェビングが挿通される貫通孔が形成された本体部材と、
    前記本体部材の外周端面全体を残して前記貫通孔の周囲に固定され、前記ウェビングを摺動可能に支持する摺動支持部材と、
    前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、前記摺動支持部材と一体にされ、前記本体部材の回動抵抗を低減する周囲部と、
    を備えたスルーアンカ。
  2. 車体側に取り付けられて回動可能にされる取付孔が形成されると共に、車両の乗員に装着されるウェビングが挿通される貫通孔が形成された本体部材と、
    前記本体部材の外周端面全体を残して前記貫通孔の周囲に固定され、前記ウェビングを摺動可能に支持する摺動支持部材と、
    前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、剛性を有し、前記本体部材の回動抵抗を低減する剛性部と、
    前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、弾性を有し、前記本体部材の回動抵抗を低減する弾性部と、
    を備えたスルーアンカ。
  3. 前記剛性部と前記弾性部とを一体にした請求項2記載のスルーアンカ。
  4. 車体側に取り付けられて回動可能にされる取付孔が形成されると共に、車両の乗員に装着されるウェビングが挿通される貫通孔が形成された本体部材と、
    前記本体部材の外周端面全体を残して前記貫通孔の周囲に固定され、前記ウェビングを摺動可能に支持する摺動支持部材と、
    前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、前記取付孔の周方向に複数配置され、かつ、弾性を有し、前記本体部材の回動抵抗を低減する弾性部と、
    を備えたスルーアンカ。
  5. 前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、前記弾性部間に配置され、かつ、剛性を有し、前記本体部材の回動抵抗を低減する剛性部を備えた請求項4記載のスルーアンカ。
  6. 車体側に取り付けられて回動可能にされる取付孔が形成されると共に、車両の乗員に装着されるウェビングが挿通される貫通孔が形成された本体部材と、
    前記本体部材の外周端面全体を残して前記貫通孔の周囲に固定され、前記ウェビングを摺動可能に支持する摺動支持部材と、
    前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、前記本体部材表側の部分と前記本体部材裏側の部分とが一体にされ、前記本体部材の回動抵抗を低減する周囲部と、
    を備えたスルーアンカ。
  7. 車体側に取り付けられて回動可能にされる取付孔が形成されると共に、車両の乗員に装着されるウェビングが挿通される貫通孔が形成された本体部材と、
    前記本体部材の外周端面全体を残して前記貫通孔の周囲に固定され、前記ウェビングを摺動可能に支持する摺動支持部材と、
    前記本体部材の前記取付孔周囲に固定されると共に、前記摺動支持部材と一体にされ、かつ、弾性を有し、前記本体部材の回動抵抗を低減する弾性部と、
    を備えたスルーアンカ。
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