JPWO2015083686A1 - 通信制御方法、基地局、ユーザ端末及びプロセッサ - Google Patents

通信制御方法、基地局、ユーザ端末及びプロセッサ Download PDF

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Abstract

本実施形態に係る通信制御方法は、基地局が、前記ユーザ端末ベースの発見処理を行うことが可能な無線リソース領域を示す情報をブロードキャストによって送信するステップと、前記基地局が、前記ネットワークベースの発見処理に用いられる時間・周波数リソースをユーザ端末に割り当てるステップと、前記基地局が、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを示す情報を含む制御情報を前記ユーザ端末にユニキャストによって送信するステップと、前記ユーザ端末が、前記無線リソース領域内の時間・周波数リソースを用いて前記ユーザ端末ベースの発見処理を行うステップと、前記ユーザ端末が、前記制御情報を受信した場合には、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを用いて前記ネットワークベースの発見処理を行うステップと、を備える。

Description

本発明は、D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて用いられる通信制御方法、ユーザ端末及び基地局に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、リリース12以降の新機能として、端末間(Device to Device:D2D)通信の導入が検討されている(非特許文献1参照)。
D2D通信では、近接する複数のユーザ端末がコアネットワークを介さずに直接的な端末間通信を行う。一方、移動通信システムの通常の通信であるセルラ通信では、ユーザ端末がコアネットワークを介して通信を行う。
ここで、ユーザ端末は、D2D通信における相手端末の発見に用いられる発見信号(Discovery信号又はDiscoverable信号)によって、他のユーザ端末を発見する。
D2D通信における相手端末の発見処理として、ユーザ端末ベースの発見処理(以下、UE型発見処理と適宜称する)がある。
3GPP技術報告書 「TR 22.803 V12.1.0」 2013年3月
D2D通信における相手端末の発見処理として、UE型発見処理に加えて、ネットワークベースの発見処理(以下、NW型発見処理と適宜称する)の導入が想定される。現状の仕様においては、UE型発見処理及びNW型発見処理を有効に機能させるための仕組みが存在しない。
そこで、本発明は、UE型発見処理及びNW型発見処理を有効に機能させることが可能な通信制御方法、ユーザ端末及び基地局を提供することを目的とする。
一実施形態に係る通信制御方法は、ユーザ端末ベースの発見処理とネットワークベースの発見処理とからなる近傍ユーザ端末の発見に関する発見処理をサポートする移動通信システムにおいて用いられる。前記通信制御方法は、基地局が、前記ユーザ端末ベースの発見処理を行うことが可能な無線リソース領域を示す情報をブロードキャストによって送信するステップと、前記基地局が、前記ネットワークベースの発見処理に用いられる時間・周波数リソースをユーザ端末に割り当てるステップと、前記基地局が、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを示す情報を含む制御情報を前記ユーザ端末にユニキャストによって送信するステップと、前記ユーザ端末が、前記無線リソース領域内の時間・周波数リソースを用いて前記ユーザ端末ベースの発見処理を行うステップと、前記ユーザ端末が、前記制御情報を受信した場合には、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを用いて前記ネットワークベースの発見処理を行うステップと、を備える。
図1は、LTEシステムの構成図である。 図2は、UEのブロック図である。 図3は、eNBのブロック図である。 図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 図6は、セルラ通信におけるデータパスを示す図である。 図7は、D2D通信におけるデータパスを示す図である。 図8は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス1を説明するシーケンス図である。 図9は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス1における時間・周波数リソースを説明するための説明図である。 図10は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス2を説明するシーケンス図である。 図11は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス3を説明するシーケンス図である。 図12は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス4を説明するシーケンス図である。 図13は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス5を説明するシーケンス図である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る通信制御方法は、ユーザ端末ベースの発見処理とネットワークベースの発見処理とからなる近傍ユーザ端末の発見に関する発見処理をサポートする移動通信システムにおいて用いられる。前記通信制御方法は、基地局が、前記ユーザ端末ベースの発見処理を行うことが可能な無線リソース領域を示す情報をブロードキャストによって送信するステップと、前記基地局が、前記ネットワークベースの発見処理に用いられる時間・周波数リソースをユーザ端末に割り当てるステップと、前記基地局が、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを示す情報を含む制御情報を前記ユーザ端末にユニキャストによって送信するステップと、前記ユーザ端末が、前記無線リソース領域内の時間・周波数リソースを用いて前記ユーザ端末ベースの発見処理を行うステップと、前記ユーザ端末が、前記制御情報を受信した場合には、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを用いて前記ネットワークベースの発見処理を行うステップと、を備える。
実施形態では、前記ユーザ端末が、前記制御情報を受信していない場合、発見信号を送信するために前記制御情報を前記基地局に要求する。
実施形態では、前記時間・周波数リソースを割り当てるステップにおいて、前記基地局は、前記無線リソース領域の中から、前記ネットワークベースの発見処理に用いられる前記時間・周波数リソースを前記ユーザ端末に割り当てる。
実施形態では、前記制御情報を送信するステップにおいて、前記基地局は、前記ユーザ端末に割り当てられる情報を含む前記制御情報を送信し、前記ネットワークベースの発見処理を行うステップにおいて、前記ユーザ端末は、前記制御情報に基づいて、前記ユーザ端末のD2D通信における相手となるべき相手ユーザ端末の発見に用いられる発見信号を送信することによって、前記発見処理を行う。
実施形態では、前記制御情報は、前記発見信号を送信するユーザ端末を指定する送信情報を含み、前記ネットワークベースの発見処理を行うステップにおいて、前記ユーザ端末は、前記送信情報に基づいて、前記発見信号を送信する。
実施形態では、前記ユーザ端末ベースの発見処理を行うステップは、前記基地局が、D2D通信における相手となるべき相手ユーザ端末の発見に用いられる発見信号の送信元を識別するための識別情報を、前記ユーザ端末に送信するステップと、前記ユーザ端末が、前記基地局から受信した前記識別情報に基づいて、前記無線リソース領域内の前記時間・周波数リソースを用いて前記発見信号を送信するステップと、前記相手ユーザ端末が、受信した前記発見信号によって得られた前記識別情報に基づいて、前記ユーザ端末を特定するステップと、を含む。
実施形態に係るユーザ端末は、ユーザ端末ベースの発見処理とネットワークベースの発見処理とからなる近傍ユーザ端末の発見に関する発見処理をサポートする移動通信システムにおいて用いられる。当該ユーザ端末は、前記ユーザ端末ベースの発見処理を行うことが可能な無線リソース領域を示す情報を基地局からブロードキャストによって受信する受信部と、前記無線リソース領域内の時間・周波数リソースを用いて前記ユーザ端末ベースの発見処理を行う制御部と、を備える。前記制御部は、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを示す情報を含む制御情報を前記基地局からユニキャストによって受信した場合には、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを用いて前記ネットワークベースの発見処理を行う。
実施形態に係る基地局は、ユーザ端末ベースの発見処理とネットワークベースの発見処理とからなる近傍ユーザ端末の発見に関する発見処理をサポートする移動通信システムにおいて用いられる。当該基地局は、前記ユーザ端末ベースの発見処理を行うことが可能な無線リソース領域を示す情報をブロードキャストによって送信する制御と、前記ネットワークベースの発見処理に用いられる時間・周波数リソースをユーザ端末に割り当てる制御と、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを示す情報を含む制御情報を前記ユーザ端末にユニキャストによって送信する制御と、を実行する制御部を備える。
実施形態に係るユーザ端末は、移動通信システムにおいて用いられる。前記ユーザ端末は、近傍ユーザ端末の発見のための発見信号の送信に用いることが可能な無線リソース領域を示す情報を基地局からブロードキャストによって受信する受信部と、前記無線リソース領域内の時間・周波数リソースを用いて前記発見信号を送信する制御を行う制御部と、を備える。前記制御部は、前記基地局とRRC接続中において、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを示す情報をユニキャストによって前記基地局から受信した場合には、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを用いて前記発見信号を送信する制御を行う。
実施形態では、前記ユーザ端末が、発見信号を送信するために前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを示す情報を前記基地局に要求する。
実施形態に係る基地局は、移動通信システムにおいて用いられる。前記基地局は、近傍ユーザ端末の発見のための発見信号の送信に用いることが可能な無線リソース領域を示す情報をブロードキャストによって送信する制御と、前記発見信号の送信に用いられる時間・周波数リソースをユーザ端末に割り当てる制御と、前記ユーザ端末とRRC接続中において、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを示す情報をユニキャストによって前記ユーザ端末に送信する制御と、を実行する制御部を備える。
実施形態に係るユーザ端末は、近傍ユーザ端末の発見に関する発見処理をサポートする移動通信システムにおいて用いられる。前記ユーザ端末は、無線リソース領域を示す情報を基地局からブロードキャストによって受信する受信部と、前記無線リソース領域内の時間・周波数リソースを自律的に用いて前記発見処理を行う制御部と、を備える。
[実施形態]
(LTEシステム)
図1は、本実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
図1に示すように、LTEシステムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。E−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。
UE100は、移動型の無線通信装置であり、接続を確立したセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は基地局に相当する。eNB200は、セルを管理しており、セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。
なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300と、OAM(Operation and Maintenance)400とを含む。また、EPC20は、コアネットワークに相当する。
MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。
OAM400は、オペレータによって管理されるサーバ装置であり、E−UTRAN10の保守及び監視を行う。
次に、UE100及びeNB200の構成を説明する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101と、無線送受信機110と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。
UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ101は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。
GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。
バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200(後述するMeNB200A、PeNB200B及びPeNB200Bを含む)は、アンテナ201と、無線送受信機210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。なお、メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ240’としてもよい。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ201は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。
図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1乃至レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Media Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、を含む。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。物理レイヤは、物理チャネルを用いて上位レイヤに伝送サービスを提供する。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式など)、及び割り当てリソースブロックを決定するMACスケジューラを含む。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100は接続状態であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態である。
RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)レイヤは、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ使用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成され、各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各シンボルの先頭には、サイクリックプレフィックス(CP)と呼ばれるガード区間が設けられる。リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのサブキャリア及び1つのシンボルにより構成される無線リソース単位はリソースエレメント(RE)と称される。
UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームの残りの区間は、主に物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。さらに、各サブフレームには、セル固有参照信号(CRS)が分散して配置される。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームにおける周波数方向の中央部は、主に物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。さらに、各サブフレームには、復調参照信号(DMRS)及びサウンディング参照信号(SRS)が配置される。
(D2D通信)
次に、LTEシステムの通常の通信(セルラ通信)とD2D通信とを比較して説明する。
図6は、セルラ通信におけるデータパスを示す図である。ここでは、eNB200−1との接続を確立したUE100−1と、eNB200−2との接続を確立したUE100−2と、の間でセルラ通信を行う場合を例示している。なお、データパスとは、ユーザデータ(ユーザプレーン)の転送経路を意味する。
図6に示すように、セルラ通信のデータパスはネットワークを経由する。詳細には、eNB200−1、S−GW300、及びeNB200−2を経由するデータパスが設定される。
図7は、D2D通信におけるデータパスを示す図である。ここでは、eNB200−1との接続を確立したUE100−1と、eNB200−2との接続を確立したUE100−2と、の間でD2D通信を行う場合を例示している。
図7に示すように、D2D通信のデータパスはネットワークを経由しない。すなわち、UE間で直接的な無線通信を行う。このように、UE100−1の近傍にUE100−2が存在するのであれば、UE100−1とUE100−2との間でD2D通信を行うことによって、ネットワークのトラフィック負荷及びUE100のバッテリ消費量を削減するなどの効果が得られる。
なお、D2D通信が開始されるケースとして、(a)相手端末を発見するための動作を行うことによって相手端末を発見した後に、D2D通信が開始されるケースと、(b)相手端末を発見するための動作を行わずにD2D通信が開始されるケースがある。
例えば、上記(a)のケースでは、UE100−1及びUE100−2のうち一方のUE100が、近傍に存在する他方のUE100を発見することで、D2D通信が開始される。
このケースの場合、UE100は、相手端末を発見するために、自身の近傍に存在する他のUE100を発見する(Discover)機能、及び/又は、UE100は、他のUE100から発見される(Discoverable)機能を有する。
具体的には、UE100−1は、相手端末を発見するため又は相手端末に発見されるために用いられる発見信号(Discovery信号/Discoverable信号)を送信する。発見信号を受信したUE100−2は、UE100−1を発見する。UE100−2が発見信号に対する応答を送信することで、発見信号を送信したUE100−1は、相手端末であるUE100−1を発見する。
なお、UE100は、相手端末を発見しても必ずしもD2D通信を行う必要はなく、例えば、UE100−1及びUE100−2は、互いに相手を発見した後に、ネゴシエーションを行って、D2D通信を行うか否かを判定してもよい。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D通信を行うことに同意した場合に、D2D通信を開始する。
なお、UE100−1は、相手端末を発見した後にD2D通信を行わなかった場合、上位レイヤ(例えば、アプリケーションなど)に近傍のUE100(すなわち、UE100−2)の発見を報告してもよい。例えば、アプリケーションは、当該報告に基づく処理(例えば、UE100−2の位置を地図情報にプロットする処理など)を実行できる。
また、UE100は、相手端末を発見したことをeNB200に報告し、相手端末との通信をセルラ通信によって行うかD2D通信によって行うかの指示をeNB200から受けることも可能である。
一方、上記(b)のケースでは、例えば、UE100−1は、相手端末を特定せずに、D2D通信用の信号の送信(ブロードキャストによる報知など)を開始する。これにより、UE100は、相手端末の発見の有無にかかわらず、D2D通信を開始できる。なお、D2D通信用の信号の待ち受け動作を行っているUE100−2は、UE100−1からの当該信号に基づいて、同期又は/及び復調を行う。
(NW型発見処理とUE型発見処理)
次に、NW型発見処理及びUE型発見処理について、説明する。
移動通信システムは、D2D通信における相手端末の発見処理として、NW型発見処理(ネットワークベースの発見処理)とUE型発見処理(ユーザ端末ベースの発見処理)とをサポートする。
NW型発見処理及びUE型発見処理は、例えば、以下のいずれかの発見処理である。
第1に、NW型発見処理では、eNB200、MMEなどのネットワーク(ネットワーク装置)は、UE100の発見動作が行われる前に、発見相手となるUE100(受信側UE100)に、発見動作(発見信号の送信)を行うUE100(送信側UE100)に関する端末情報を送信する。受信側UE100は、端末情報に基づいて、送信側UE100を発見する。例えば、受信側UE100は、端末情報によって、発見信号を受信するために探索すべき範囲が特定されている。
端末情報は、送信側UE100の識別子、発見信号の送信に関する情報(送信帯域、送信タイミングなど)の少なくともいずれかを含む。
一方、UE型発見処理では、ネットワークは、UE100の発見動作が行われる前に、受信側UE100に、端末情報を送信しない。従って、受信側UE100は、送信側UE100がどのような発見動作を行うか分からない。例えば、受信側UE100は、発見信号を受信するために探索すべき範囲が特定されていないため、発見信号を受信するまで発見信号が送信される範囲の送信帯域を探索する。
第2に、NW型発見処理では、ネットワークは、UE100の発見動作が行われる前に、送信側UE100に、発見すべき特定の受信側UE100に関する端末情報を送信する。送信側UE100は、端末情報に基づいて、発見信号の送信を行う。
ここでの端末情報は、受信側UE100の識別子、発見信号の受信に関する情報(受信帯域、受信タイミングなど)の少なくともいずれかを含む。
一方、UE型発見処理では、ネットワークは、UE100の発見動作が行われる前に、送信側UE100に、端末情報を送信しない。従って、送信側UE100は、特定の受信側UE100が存在するかどうか分からない。
第3に、NW型発見処理では、ネットワークは、UE100の発見動作が行われる前に、送信側UE100及び受信側UE100のそれぞれに、端末情報を送信する。送信側UE100は、端末情報に基づいて、発見信号の送信を行い、受信側UE100は、端末情報に基づいて、送信側UE100を発見する。
一方、UE型発見処理では、ネットワークは、UE100の発見動作が行われる前に、送信側UE100及び受信側UE100のそれぞれに、端末情報を送信しない。従って、送信側UE100は、特定の受信側UE100が存在するかどうか分からず、受信側UE100は、送信側UE100がどのような発見動作を行うか分からない。
第4に、NW型発見処理では、ネットワークが、UE100の発見動作が行われる前に、発見処理に用いられる時間・周波数リソースが指定されたリソース情報をUE100に送信した場合、リソース情報を受信したUE100は、リソース情報を用いて発見動作(発見信号の送信又は受信)を行わなければならない。
一方、UE型発見処理では、ネットワークが、UE100の発見動作が行われる前に、リソース情報をUE100に送信した場合、リソース情報を受信したUE100は、リソース情報を用いて発見動作(発見信号の送信又は受信)を行わなくてもよい。リソース情報を受信したUE100は、リソース情報を用いて発見動作を行ってもよい。
第5に、NW型発見処理では、UE100の発見動作が行われる前に、送信側UE100及び受信側UE100は、発見すべき相手が分かっている。
一方、UE型発見処理では、UE100の発見動作が行われる前に、送信側UE100及び受信側UE100は、発見すべき相手が分かっていない。
第6に、NW型発見処理では、D2D通信が行われるという前提の下、発見動作が行われる。例えば、セルラ通信中のUE100のグループに対して、ネットワークがD2D通信を行わせることを決定した場合に、NW型発見処理が行われる。
一方、UE型発見処理では、D2D通信が行われるか否かに関わらず、発見動作が行われる。
(動作シーケンス)
次に、本実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス1−5について、説明する。
以下において、NW型発見処理では、ネットワークは、UE100の発見動作が行われる前に、送信側UE100及び受信側UE100のそれぞれに、端末情報を送信する。一方、UE型発見処理では、ネットワークは、UE100の発見動作が行われる前に、端末情報を送信しない。
動作シーケンス1は、NW型発見処理であり、動作シーケンス2−5は、UE型発見処理である。各動作シーケンスにおいて用いられる識別情報は、NW型発見処理における制御とUE型発見処理における制御とで共通に利用可能である。
(1)動作シーケンス1(NW型発見処理)
動作シーケンス1について、図8及び図9を用いて説明する。図8は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス1を説明するシーケンス図である。図9は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス1における時間・周波数リソースを説明するための説明図である。
eNB200は、UE型発見処理を行うことが可能な無線リソース領域(以下、UE型無線リソース領域と適宜称する)を示す情報をブロードキャスト又はユニキャストによって送信している(不図示)。UE100は、当該無線リソース領域内の時間・周波数リソースを用いてUE型発見処理を行うことができる。当該無線リソース領域を示す情報は、例えば、図9に示すように、発見処理(D2D discovery)のための専用のリソースブロックである。
図8に示すように、ステップS101において、eNB200は、自セルに在圏するUE100−1及びUE100−2のそれぞれに、NW型発見処理を行わせるための制御情報(すなわち、上述で説明した端末情報)をユニキャストで通知(送信)する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、制御情報を受信する。
本実施形態において、制御情報は、UE100−1とUE100−1のD2D通信における相手となるべきUE100−2とに割り当てられる情報である識別情報を含む。
eNB200は、制御情報を送信する前に、UE100−1及びUE100−2に、互いに相手を特定するための識別情報を予め割り当てる。eNB200が割り当てる識別情報は、例えば、以下の(a)及び(b)の情報が挙げられる。
(a)発見信号の信号系列
eNB200は、発見信号の送信(及び受信)のために用いられる複数の信号系列(直交系列)の中から一つの信号系列を選択し、選択した信号系列を、UE100−1とUE100−2とに共通且つ専用の信号系列として確保する。eNB200は、確保された発見信号の信号系列を示す識別子を識別情報として送信し、確保された信号系列をUE100−1とUE100−2とに共通に割り当てる。
(b)時間・周波数リソース
eNB200は、UE型無線リソース領域内における時間・周波数リソースを、UE100−1及びUE100−2用に確保する。eNB200は、確保された時間・周波数リソースを示す識別子を識別情報として送信し、確保された時間・周波数リソースをUE100−1及びUE100−2に共通に割り当てる。
また、制御情報は、識別情報の他に、発見信号を送信するUE100及び/又は発見信号を受信するUE100を指定する送受信情報を含んでもよい。
ステップS102において、制御情報を受信したUE100−1及びUE100−2は、UE型無線リソース領域内における時間・周波数リソースを用いて、NW型発見処理を行う。具体的には、UE100(UE100−1、UE100−2)は、UE型無線リソース領域内における時間・周波数リソースを用いて、制御情報に基づいて、発見信号を送信又は受信することによって、発見処理を行う。これにより、UE型無線リソース領域を用いて、NW型発見処理を行うことができるため、発見処理(具体的には、発見処理を行わせるため)の制御が共通となるため、無線リソースを有効活用できる。
例えば、UE100−1は、発見信号の信号系列を示す識別情報が制御情報に含まれる場合、識別情報に基づく信号系列を用いて発見信号を送信できる。発見信号を受信したUE100−2は、受信した発見信号の信号系列と、eNB200から受信した識別情報によって示される信号系列とが一致した場合、受信した発見信号の送信元が、UE100−1であることが特定できる。これにより、UE100−2は、UE100−1を発見できる。一方、UE100−1は、UE100−2からの発見信号の応答を受信することによって、UE100−2を特定し、発見できる。UE100−2は、識別情報によって示される信号系列を用いて発見信号の応答を送信してもよい。
また、UE100−1は、UE型無線リソース領域内における時間・周波数リソースを示す識別情報が制御情報に含まれる場合、識別情報に基づく時間・周波数リソースを用いて発見信号を送信できる。発見信号を受信したUE100−2は、受信した発見信号の送信に用いられた時間・周波数リソースと、eNB200から受信した識別情報によって示される時間・周波数リソースとが一致した場合、受信した発見信号の送信元が、UE100−1であることが特定できる。これにより、UE100−2は、UE100−1を発見できる。
また、eNB200は、図9に示すように、UE型無線リソース領域外における時間・周波数リソースを専用に確保し、確保された時間・周波数リソースをUE100−1及びUE100−2に共通に割り当ててもよい。なお、UE型無線リソース領域外の無線リソース領域(以下、NW型無線リソース領域と適宜称する)は、セルラ通信に用いられる無線リソース領域(セルラ通信専用領域)であってもよいし、D2D通信に用いられる無線リソース領域(セルラ通信とD2D通信との共通領域)であってもよい。
UE100−1は、NW型無線リソース領域内における時間・周波数リソースである第1の時間・周波数リソースを示す識別情報が制御情報に含まれる場合、第1の時間・周波数リソースと同一の時間帯に位置し、UE型無線リソース領域内の時間・周波数リソースである第2の時間・周波数リソースとを同時に用いて、発見信号を送信できる。UE100−2は、第1の時間・周波数リソースと第2の時間・周波数リソースとを同時に用いて発見信号を受信する。これにより、発見信号を多重して送信することができ、ダイバーシチ効果を得ることができる。その結果、多くのUE100が発見信号を送信するような状況であっても、発見の成功確率を向上させることができる。
なお、第2の時間・周波数リソースは、識別情報によって示されてもよいし、発見信号を送信するUE100−1が、UE型無線リソース領域内から適宜選択してもよい。
また、送受信情報が制御情報に含まれる場合、UE100−1及びUE100−2は、送受信情報によって示される発見動作(発見信号の送信又は受信)を行うことができる。これにより、UE100−1及びUE100−2が、共に発見信号の送信又は受信を行って、互いに発見信号を受信できないということがなくなるため、効率よく相手端末を発見できる。
その後、発見処理によって、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、相手端末を発見した後、D2D通信を行うための接続を確立し、D2D通信を行う。
なお、UE100−1及びUE100−2の少なくとも一方は、相手端末を発見した後、相手端末を発見したことを示す発見報告をeNB200などのネットワークに送信してもよい。発見報告を受信したネットワークは、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせてもよいし、行わせなくてもよい。
例えば、ネットワークは、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせることによって、セルラ通信又はD2D通信を行う他のUE100に対して、干渉を与えると判断した場合、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせないと決定してもよい。この場合、ネットワークは、UE100−1及びUE100−2のそれぞれが、他の近傍無線通信能力(例えば、Wifi direct)を有している場合、他の近傍無線通信を行わせるための指示をUE100−1及びUE100−2のそれぞれに行ってもよい。なお、ネットワークは、D2D通信を行わせないと決定した後に、他の近傍無線通信能力を有するか否かを示す能力情報をUE100−1及びUE100−2のそれぞれに要求してもよく、UE100−1及びUE100−2のそれぞれが予め当該能力情報を送信していてもよい。
(2)動作シーケンス2(UE型発見処理)
次に、動作シーケンス2について、図10を用いて説明する。図10は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス2を説明するシーケンス図である。なお、上述した動作シーケンス1と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
動作シーケンス1では、NW型発見処理が行われたが、動作シーケンス2では、UE型発見処理が行われる。
図10に示すように、ステップS201において、UE100−2は、NW型発見処理を行わせるための制御情報を受信していない状態で、D2D通信を行うことを希望する場合、発見信号を送信するために、識別情報をeNB200に要求する。eNB200は、識別情報の要求を受信する。
eNB200は、識別情報の要求に応じて、UE100−2のためにリソースを確保する。具体的には、eNB200は、発見信号の送信のために用いられる複数の信号系列うち、一つの信号系列をUE100−2のために確保する。ここで、複数の信号系列は、上述した動作パターン1における信号系列と共通のものである。
また、eNB200は、UE100−2と確保したリソースとを対応付けて対応リストに記録する。対応リストは、複数の識別情報と、複数の識別情報のそれぞれが対応付けられたUEを示す情報からなる複数のUE情報と、に関するリストである。
ステップS202において、eNB200は、確保したリソースを示す識別情報をユニキャストによって、UE100−2に送信(通知)する。UE100−2は、識別情報を受信する。識別情報は、発見信号の送信元を識別するために用いられる。
ステップS203において、UE100−2は、識別情報に基づいて、UE型無線リソース領域内における時間・周波数リソースを用いて、UE型発見処理(具体的には、発見信号の送信)を行う。UE100−1は、発見信号を受信する。
UE100−1は、動作シーケンス1と異なり、発見信号の送信元が特定できない。このため、UE100−1は、受信した発見信号によって識別情報を得る。例えば、UE100−1は、受信した発見信号の信号系列(及び/又は受信した発見信号の送信に用いられた時間・周波数リソース)を識別情報として得る。
ステップS204において、UE100−1は、受信した発見信号によって得られた識別情報に対応するUEを示すUE情報を、eNB200に要求する。
eNB200は、対応UE情報要求に応じて、対応リストに基づいて、対応UE情報要求に含まれる識別情報に対応するUEを特定する。本実施形態において、eNB200は、識別情報に対応するUEをUE100−2と特定する。
ステップS205において、eNB200は、UE情報として、UE100−2を示す情報(例えば、識別子)をUE100−1に送信(通知)する。UE100−1は、UE情報を受信する。UE100−1は、受信したUE情報に基づいて、UE100−2を特定する。
このように、動作シーケンス2では、UE100−1は、発見信号によって得られた識別情報に基づいて、UE100−2を特定できる。具体的には、UE100−1は、発見信号によって得られた識別情報に対応するUEを示すUE情報をeNB200に要求し、eNB200からUE情報を受信する。これによって、UE100−1は、UE100−2を特定できる。
また、UE100−1は、UE100−1を特定するための情報を含む発見信号応答をUE100−2に送信する。これによって、UE100−2は、UE100−1を特定できる。その後、UE100−1とUE100−2とは、D2D通信を行うための接続を確立し、D2D通信を行う。
(3)動作シーケンス3(UE型発見処理)
次に、動作シーケンス3について、図11を用いて説明する。図11は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス3を説明するシーケンス図である。なお、上述した動作シーケンス1,2と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
動作シーケンス2では、UE100−1が、発見信号によって得られた識別情報に対応するUEを示すUE情報をeNB200に要求することに基づいて、UE100−2を特定した。動作シーケンス3では、UE100−1が、発見信号によって得られた識別情報を、発見信号の送信元に送信することに基づいて、UE100−2を特定する。
ステップS301からS303は、ステップS201からS203に対応する。
ステップS304において、UE100−1は、発見信号に対する応答を、発見信号の送信元(UE100−2)に通知する。UE100−2は、発見信号に対する応答を受信する。
ステップS305において、UE100−1は、識別情報を含む相手UEを特定するためのUE情報を要求する。UE100−2は、識別情報の送信元であるUE100−1に、UE100−2を示す情報を送信(通知)する。UE100−1は、UE100−2を示す情報に基づいて、UE100−2を特定できる。
一方、UE100−2も、同様に、発見信号に対する応答の送信元であるUE100−1に対して、相手UEを特定するためのUE情報を要求する。UE100−1は、UE情報要求に応じて、UE100−1を示す情報をUE100−2に送信する。UE100−2は、UE100−1を示す情報に基づいて、UE100−1を特定できる。
なお、UE100−1は、発見信号に対する応答に識別情報を含めて、発見信号の送信元(UE100−2)に送信してもよい。
このように、動作シーケンス3では、UE100−1は、UE間によるUE情報の要求により、UE100−2を特定できる。
(4)動作シーケンス4(UE型発見処理)
次に、動作シーケンス4について、図12を用いて説明する。図12は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス4を説明するシーケンス図である。なお、上述した動作シーケンス1−3と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
動作シーケンス4では、UE100−1が、発見信号によって得られた識別情報と、eNB200から受信した対応リストとに基づいて、UE100−2を特定する。
ステップS401及びS402は、ステップS201及びS202に対応する。
ステップS403において、eNB200は、UE100−1と確保したリソースとを対応付けて対応リスト(動作シーケンス2参照)をUE100−1に送信する。eNB200は、UE100−1からの要求に基づいて、ユニキャストで対応リストを送信してもよいし、対応リストをブロードキャストで送信してもよい。UE100−1は、対応リストを受信する。
ステップS404は、ステップS203に対応する。
UE100−1は、ステップS404における発見信号によって得られた識別情報と、ステップS403における対応リストとに基づいて、UE100−2を特定する。具体的には、UE100−1は、発見信号によって得られた識別情報と対応リストとを比較して、発見信号によって得られた識別情報に対応付けられたUE情報を探し出す。UE100−1は、探し出したUE情報によって、UE100−2を特定できる。
このように、動作シーケンス4では、UE100−1は、発見信号によって得られた識別情報と、対応リストとに基づいて、UE100−2を特定できる。
(5)動作シーケンス5(UE型発見処理)
次に、動作シーケンス5について、図13を用いて説明する。図13は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス5を説明するシーケンス図である。なお、上述した動作シーケンス1−4と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
動作シーケンス2では、UE100−2が、D2D通信を行うことを希望する場合、発見信号を送信するために、識別情報をeNB200に要求していた。一方、動作シーケンス5では、eNB200が、UE100からの要求なく、識別情報をブロードキャストする。
ステップS501において、eNB200は、識別情報をブロードキャストする。ここで、識別情報は、複数の識別子であり、例えば、発見信号の送信のために用いられる複数の信号系列、或いは、複数の時間・周波数リソースである。
ステップS502において、UE100−2は、複数の識別子の中から所定の識別子を選択する。UE100−2は、選択した識別子を用いて、発見信号の送信を行う。
なお、UE100−2が発見信号の送信に用いた識別子は、他のUE100が発見信号の送信に用いる可能性があるため、UE100−2の識別子を含む発見信号の送信を行うことが好ましい。
ステップS503及びS504は、識別情報の代わりに所定の識別子を用いることを除いて、ステップS304及びS305に対応する。
なお、UE100−2は、UE100−1からUE100−2の識別子と異なるUE100の識別子を含む応答を受信した場合、UE100−2は、発見が失敗したと判定し、発見信号の送信(S502)を再度行う。
このように、動作シーケンス5では、UE100−2は、複数の識別子の中から所定の識別子を選択し、選択した識別子を用いて、発見信号の送信を行う。一方、UE100−1は、発見信号によって得られた識別子に基づいて、UE100−2を特定できる。
なお、リソースの有効活用及び実装の観点から、発見処理の制御(発見処理を行わせるための制御を含む)に関して、UE型発見処理とNW型発見処理とでできる限り共通にすることが望まれる。上述した実施形態によれば、UE型発見処理を行うことが可能な無線リソース領域内の時間・周波数リソースを用いてNW型発見処理を行うことができる。また、識別情報は、NW型発見処理における制御とUE型発見処理における制御とで共通に利用可能である。従って、UE型発見処理とNW型発見処理とで、発見処理の制御が共通であるため、リソースの有効活用及び実装の観点において、効果的である。
[その他実施形態]
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した実施形態では、UE100−1とUE100−2とのD2D通信を想定していたが、これに限られない。UE100−1のD2D通信における相手となるべき相手端末が複数のUE100(例えば、UE100−2、UE100−3)である場合、eNB200は、発見信号の信号系列、時間・周波数リソースなどの発見処理に用いられるリソースを、UE100−1、UE100−2及びUE100−3(によって構成されるD2Dグループ)に共通且つ専用に確保してもよい。eNB200は、確保したリソースを示す識別情報をD2Dグループを構成する複数のUE100(UE100−1、UE100−2及びUE100−3)のそれぞれに送信し、当該複数のUE100は、識別情報に基づいて、相手端末を発見できる。
また、上述した実施形態では、動作シーケンス5において、UE100の識別子を用いて、発見の成否を判定していたが、他の動作シーケンスにおいても、UE100の識別子を用いて、発見の成否を判定していてもよい。
また、上述した実施形態において、動作シーケンス1−5は、適宜組み合わされて実施されてもよい。
また、上述した実施形態では、本発明をLTEシステムに適用する一例を説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
なお、日本国特許出願第2013−249166号(2013年12月2日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本実施形態に係る通信制御方法、ユーザ端末及び基地局は、UE型発見処理及びNW型発見処理を有効に機能させることができるため、移動通信分野において有用である。

Claims (12)

  1. ユーザ端末ベースの発見処理とネットワークベースの発見処理とからなる近傍ユーザ端末の発見に関する発見処理をサポートする移動通信システムにおいて用いられる通信制御方法であって、
    基地局が、前記ユーザ端末ベースの発見処理を行うことが可能な無線リソース領域を示す情報をブロードキャストによって送信するステップと、
    前記基地局が、前記ネットワークベースの発見処理に用いられる時間・周波数リソースをユーザ端末に割り当てるステップと、
    前記基地局が、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを示す情報を含む制御情報を前記ユーザ端末にユニキャストによって送信するステップと、
    前記ユーザ端末が、前記無線リソース領域内の時間・周波数リソースを用いて前記ユーザ端末ベースの発見処理を行うステップと、
    前記ユーザ端末が、前記制御情報を受信した場合には、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを用いて前記ネットワークベースの発見処理を行うステップと、を備えることを特徴とする通信制御方法。
  2. 前記ユーザ端末が、前記制御情報を受信していない場合、発見信号を送信するために前記制御情報を前記基地局に要求することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記時間・周波数リソースを割り当てるステップにおいて、前記基地局は、前記無線リソース領域の中から、前記ネットワークベースの発見処理に用いられる前記時間・周波数リソースを前記ユーザ端末に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  4. 前記制御情報を送信するステップにおいて、前記基地局は、前記ユーザ端末に割り当てられる情報を含む前記制御情報を送信し、
    前記ネットワークベースの発見処理を行うステップにおいて、前記ユーザ端末は、前記制御情報に基づいて、前記ユーザ端末のD2D通信における相手となるべき相手ユーザ端末の発見に用いられる発見信号を送信することによって、前記発見処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  5. 前記制御情報は、前記発見信号を送信するユーザ端末を指定する送信情報を含み、
    前記ネットワークベースの発見処理を行うステップにおいて、前記ユーザ端末は、前記送信情報に基づいて、前記発見信号を送信することを特徴とする請求項4に記載の通信制御方法。
  6. 前記ユーザ端末ベースの発見処理を行うステップは、
    前記基地局が、D2D通信における相手となるべき相手ユーザ端末の発見に用いられる発見信号の送信元を識別するための識別情報を、前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記ユーザ端末が、前記基地局から受信した前記識別情報に基づいて、前記無線リソース領域内の前記時間・周波数リソースを用いて前記発見信号を送信するステップと、
    前記相手ユーザ端末が、受信した前記発見信号によって得られた前記識別情報に基づいて、前記ユーザ端末を特定するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  7. ユーザ端末ベースの発見処理とネットワークベースの発見処理とからなる近傍ユーザ端末の発見に関する発見処理をサポートする移動通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、
    前記ユーザ端末ベースの発見処理を行うことが可能な無線リソース領域を示す情報を基地局からブロードキャストによって受信する受信部と、
    前記無線リソース領域内の時間・周波数リソースを用いて前記ユーザ端末ベースの発見処理を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを示す情報を含む制御情報を前記基地局からユニキャストによって受信した場合には、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを用いて前記ネットワークベースの発見処理を行うことを特徴とするユーザ端末。
  8. ユーザ端末ベースの発見処理とネットワークベースの発見処理とからなる近傍ユーザ端末の発見に関する発見処理をサポートする移動通信システムにおいて用いられる基地局であって、
    前記ユーザ端末ベースの発見処理を行うことが可能な無線リソース領域を示す情報をブロードキャストによって送信する制御と、
    前記ネットワークベースの発見処理に用いられる時間・周波数リソースをユーザ端末に割り当てる制御と、
    前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを示す情報を含む制御情報を前記ユーザ端末にユニキャストによって送信する制御と、を実行する制御部を備えることを特徴とする基地局。
  9. 移動通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、
    近傍ユーザ端末の発見のための発見信号の送信に用いることが可能な無線リソース領域を示す情報を基地局からブロードキャストによって受信する受信部と、
    前記無線リソース領域内の時間・周波数リソースを用いて前記発見信号を送信する制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記基地局とRRC接続中において、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを示す情報をユニキャストによって前記基地局から受信した場合には、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを用いて前記発見信号を送信する制御を行うことを特徴とするユーザ端末。
  10. 前記ユーザ端末が、発見信号を送信するために前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを示す情報を前記基地局に要求することを特徴とする請求項9に記載の通信制御方法。
  11. 移動通信システムにおいて用いられる基地局であって、
    近傍ユーザ端末の発見のための発見信号の送信に用いることが可能な無線リソース領域を示す情報をブロードキャストによって送信する制御と、
    前記発見信号の送信に用いられる時間・周波数リソースをユーザ端末に割り当てる制御と、
    前記ユーザ端末とRRC接続中において、前記ユーザ端末に割り当てられた時間・周波数リソースを示す情報をユニキャストによって前記ユーザ端末に送信する制御と、を実行する制御部を備えることを特徴とする基地局。
  12. 近傍ユーザ端末の発見に関する発見処理をサポートする移動通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、
    無線リソース領域を示す情報を基地局からブロードキャストによって受信する受信部と、
    前記無線リソース領域内の時間・周波数リソースを自律的に用いて前記発見処理を行う制御部と、を備えることを特徴とするユーザ端末。
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