JPWO2015068732A1 - 通信制御方法、リレー端末装置、端末装置、基地局装置、制御装置、サーバ装置および移動通信システム - Google Patents

通信制御方法、リレー端末装置、端末装置、基地局装置、制御装置、サーバ装置および移動通信システム Download PDF

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Abstract

直接通信を行う通信端末間に対して、移動通信ネットワークからQoS更新手続きを行う通信制御方法等を提供すること。移動通信事業者は移動通信ネットワークから直接通信を行う通信端末に対して、QoS更新手続きを行うことにより、効率的に移動通信ネットワークを活用することができる。

Description

本発明は、通信制御方法と、リレー端末装置、端末装置と、基地局装置と、制御装置と、サーバ装置とを含む移動通信システムに関する。
移動通信システムの標準化団体3GPP(The 3rd Generation Partnership Project)では、次世代の移動体通信システムとして以下の非特許文献1に記載のEPS(Evolved Packet System)の仕様化作業を進めており、EPSに接続されるアクセスシステムとしてLTE(Long Term Evolution)だけでなく、無線LAN(Wireless LAN、WLAN)について検討がなされている。
さらに、3GPPでは、非特許文献2に記載されるように、ユーザ端末(User Equipment, UE)間が近隣にいることを検出したり、近隣UE間で直接通信路を確立して通信を行うなどの近隣サービス(Proximity-based Service、ProSe)について検討が行われている。ここで、ProSeにおけるUE間の直接通信路とは、従来のUEの通信路はUEが接続する基地局を介し、さらに基地局が接続するコアネットワークを介して確立されていたのに対し、近隣UE間で基地局やコアネットワークを介すことなく直接データの送受信を行うことができる通信路である。
ProSeでは、LTE基地局やWLAN基地局を含むアクセスネットワークや、アクセスネットワークが接続されているコアネットワークを介すことなく通信を行えることから、アクセスネットワークやコアネットワークのトラヒックの集中を回避(コンジェッション回避)のオフロード効果も期待することができる。
ProSeでは、UE間の直接通信路として2つの方式を利用することが検討されている。一つは、LTEアクセス技術を用いたUE間の直接通信路を確立する方法(以下、LTE Direct)であり、もうひとつは、無線LAN(Wireless LAN)アクセス技術を用いて直接通信路を確立する方法である。
LTE Directでは、UEは各移動通信事業者におけるLTEシステムにおいて割り当てられた商用周波数を利用し、LTEの通信方式を利用してUE間において直接データの送受信を行う。
WLAN Directでは、WLANにおいて割り当てられた非商用周波数を利用して、UE間において直接データの送受信を行う。
また、ProSeでは、UEは、LTE Directまたは、WLAN Directによりデータの送受信を行うために、通信対象UEを探索し、近隣に通信対象UEの存在を検知する必要性がサービス要求条件として挙げられている。
さらに、UE間直接通信は移動通信事業者によって提供するサービスとするために、通信対象UEを探索するにあたっては、移動通信事業者による承認が必要と規定されている。
このように、ProSeにおいては、近隣UEの検出と、近隣UE間に直接通信路を確立して通信を行うこととを提供する通信サービスの規定を目的にしている。
また、ProSeでは、non−Public SafetyとPublic Safetyが規定されている。non−Public Safetyでは、移動通信事業者による商用サービスが想定されており、UEがLTE基地局に在圏している場合にのみ、利用可能である。一方、Public Safetyでは、防災無線による利用が想定されており、UEがLTE基地局に在圏している場合のみならず、LTE基地局(eNB)に在圏していない場合でも利用することができる。
さらに、Public Safetyに対応するUEは、ProSeにおける直接通信に加え、リレー(Relay)を行うことが検討されている。3GPPでは、UEtoUEリレーとUEtoNetworkリレーについて検討されている。UEtoUEリレーとは、通信元UEから通信先UEへデータの送受信を行うために直接通信によるデータの送受信はできない場合に、通信元UEと通信先UEの間にリレーUEが介在することでデータの送受信を行うことができるネットワーク形態である。ここで、リレーUEは通信元UEからデータを受信し、通信先UEへデータを送信する。
UEtoNetworkリレーとは、通信元UEがネットワークのカバレッジ外に存在し移動通信ネットワークを介した通信を直接行うことができない場合に、移動通信ネットワークに在圏するリレーUEが間に介在することでカバレッジ外のUEが移動通信ネットワークとデータの送受信を行うことができるネットワーク形態である。ここで、リレーUEはカバレッジ外の通信元UEからデータを受信し移動通信ネットワークへデータを送信する。また、リレーUEは移動通信ネットワークからデータを受信し、カバレッジ外の通信元UEへデータを送信する。
また、3GPPでは、従来のUEからeNB、EPSを経由する通信では、QoS(Quality of Service)の確保を行っている。QoSとは、運ばれるデータの内容や契約者情報などと関連付けられる通信品質のことである。移動通信事業者は、QoSを確保することにより、サービス毎に必要な異なる通信品質を提供することができ、移動通信ネットワークを効率的に運用することができる。3GPPでは、ProSeにおける直接通信においてもQoSを確保することが検討されている。
3GPP TS23.401 Technical Specification Group Services and System Aspects, General Packet Radio Service(GPRS) enhancements for Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN) access 3GPP TR22.803 Technical Specification Group Services and System Aspects, Feasibility study for Proximity Services(ProSe)
しかしながら、従来のQoSの確保の方法では、ProSeにおける直接通信に適応することができない。従来のQoSを確保する手続きでは、PGW/SGWがUE間の直接通信における(無線)ベアラを管理していなかった。また、eNBがUE間の直接通信における無線ベアラを管理していなかった。さらに、通信元UE、通信先においてUE間の直接通信における無線ベアラを管理していなかった。また、UE−to−Networkリレーにおいて、リレーUEは、カバレッジ外のUEと無線ベアラを管理していなかった。
さらに、上記で説明したPGW/SGW、MME、eNB、通信元UE、通信先UE、リレーUEそれぞれにおいて、直接通信における(無線)ベアラを管理していたとしても、直接通信のベアラに対してQoSを確保するための手続きをどのように行うかは明らかにされていなかった。
また、移動通信ネットワークは従来のデータの送受信を提供しつつ、なるべく少ない変更で、ProSeにおける直接通信に対するQoSを確保するための手続きを行うことができる必要がある。こうした課題に対して具体的な実現手段がないために、通信元UEおよび通信先UE間で直接通信に対して、QoSを確保する手続きを行うことができず、ProSeサービスを効率的に提供することができなかった。
本発明は、このような事業を鑑みてなされたもので、ProSeにおける直接通信に対してQoSを適用することを目的とした移動通信システム等を提供することである。
上述した課題を解決するために、本発明の移動通信システムは、
PGW(Packet Data Network Gateway)と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、前記基地局装置と前記リレー端末装置間において通信路が確立され、前記リレー端末装置と前記端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおいて、
前記PGWは、通信品質の更新を、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求する場合、直接通信を示す情報を含めず、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求する場合、直接通信を示す情報を含め、通信品質の更新を要求する第一の要求メッセージを送信し、
前記制御装置は、前記第一の要求メッセージを受信し、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含まない通信品質の更新を要求する第二の要求メッセージを送信し、
前記第一の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を要求する第二の要求メッセージを送信し、
前記基地局装置は、前記第二の要求メッセージを受信し、
前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報を含まない通信品質の更新を要求する第三の要求メッセージを送信し、
前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報と通信路のコネクションを選択するための情報を含む通信品質の更新を要求する第三の要求メッセージを送信し、
前記リレー端末装置は、前記第三の要求メッセージ受信し、
前記第三の要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
前記第三の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記端末装置へ直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報を含む通信品質の更新を要求する第四の要求メッセージを送信する、
ことを特徴とする。
本発明のリレー装置は、
PGWと、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおけるリレー端末装置であって、
前記リレー端末装置は、基地局装置から前記通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記端末装置へ通信品質の更新を、直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報を含めて、要求する要求メッセージを送信することを特徴とする。
本発明の端末装置は、
PGWと、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおける端末装置であって、
前記リレー端末装置から直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質を示す情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、
前記要求メッセージに基づいて前記端末装置との前記直接通信路に対する通信品質の更新を行うことを特徴とする。
本発明の基地局装置は、
PGWと、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおける基地局装置であって、
前記基地局装置は、前記制御装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含めないことで、前記リレー端末装置へ通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報と通信品質を選択するための情報を含む、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報と直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信路のコネクションを選択するための情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信することを特徴とする。
本発明の制御装置は、
PGWと、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおける制御装置であって、
前記制御装置は、前記PGWから通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含めずに通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を前記基地局装置へ要求する要求メッセージを送信することを特徴とする。
本発明の通信制御方法は、
リレー端末装置が、リレー端末装置と、リレー端末装置の近隣に位置する端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、
前記リレー端末装置は、基地局装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、直接通信を示す情報と直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信路のコネクションを選択するための情報を含む前記端末装置へ通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信するステップとを備えることを特徴とする。
本発明の通信制御方法は、
端末装置が、端末装置と、端末装置の近隣に位置するリレー端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、
前記リレー端末装置から直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質を示す情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、
前記要求メッセージに基づいて前記端末装置との直接通信路に対する通信品質の更新行うステップとを備えることを特徴とする。
本発明の通信制御方法は、
基地局装置が、端末装置と、端末装置の近隣に位置するリレー端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、
前記基地局装置は、制御装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、前記要求メッセージに、直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含めないことで、前記リレー端末装置へ通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
前記リレー端末装置と前記端末装置間の直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報と直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信路のコネクションを選択するための情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信するステップとを備えることを特徴とする。
本発明の通信制御方法は、
制御装置が、端末装置と、端末装置の近隣に位置するリレー端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、
前記制御装置は、PGWから通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含めずに通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
前記リレー端末装置と前記端末装置間の直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を前記基地局装置へ要求する要求メッセージを送信するステップとを備えることを特徴とする。
本発明の移動通信システムは、
PGW(Packet Data Network Gateway)と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、前記基地局装置と前記リレー端末装置間において通信路が確立され、前記リレー端末装置と前記端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおいて、
前記PGWは、通信品質の更新を、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求する場合直接通信を示す情報を含めず、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求する場合、直接通信を示す情報を含め、通信品質の更新を要求する第一の要求メッセージを送信し、
前記制御装置は、前記第一の要求メッセージを受信し、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報と直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報と通信路のコネクションを選択するための情報を含む通信品質の更新を要求する第二の要求メッセージを送信し、
前記リレー端末装置は、前記第二の要求メッセージを受信し、前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記端末装置へ直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信することを特徴とする。
本発明のリレー装置は、
PGWと、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおけるリレー端末装置であって、
前記リレー端末装置は、前記制御装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記端末装置へ通信品質の更新を、直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報を含めて、要求する要求メッセージを送信することを特徴とする。
本発明の制御装置は、
PGWと、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおける制御装置であって、
前記制御装置は、前記PGWから通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含めずに、前記リレー端末装置へ通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を前記端末装置へ要求する要求メッセージを送信することを特徴とする。
本発明の通信制御方法は、
リレー端末装置が、リレー端末装置と、リレー端末装置の近隣に位置する端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、
前記リレー端末装置は、制御装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報を含む前記端末装置へ通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信するステップとを備えることを特徴とする。
本発明の通信制御方法は、
制御装置が、端末装置と、端末装置の近隣に位置するリレー端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、
前記制御装置は、PGWから通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含めずに、前記リレー端末装置へ通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
前記リレー端末装置と前記端末装置間の直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信するステップとを備えることを特徴とする。
本発明の移動通信システムは、
HSSと、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、前記基地局装置と前記リレー端末装置間において通信路が確立され、前記リレー端末装置と前記端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおいて、
前記HSSは、契約者データの挿入を通知する通知メッセージを送信し、
前記制御装置は、前記通知メッセージを受信し、前記通知メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含まない通信品質の更新を要求する第一の要求メッセージを送信し、
前記通知メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を要求する第一の要求メッセージを送信し、
前記基地局装置は、前記第一の要求メッセージを受信し、
前記第一の要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、
前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報を含まない通信品質の更新を要求する第二の要求メッセージを送信し、
前記第一の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報と直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信路のコネクションを選択するための情報を含む通信品質の更新を要求する第二の要求メッセージを送信し、
前記リレー端末装置は、前記第二の要求メッセージを受信し、前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記端末装置へ直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報を含む通信品質の更新を要求する第三の要求メッセージを送信することを特徴とする。
本発明の制御装置は、
HSSと、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおける制御装置であって、
前記制御装置は、前記HSSから通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含めずに通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれている場合には、
前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を前記基地局装置へ要求する要求メッセージを送信することを特徴とする。
本発明の通信制御方法は、
制御装置が、端末装置と、端末装置の近隣に位置するリレー端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、
前記制御装置は、HSSから通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含めずに、前記リレー端末装置へ通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
前記リレー端末装置と前記端末装置間の直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信するステップとを備えることを特徴とする。
本発明の移動通信システムは、
直接通信サービスを提供するためのサーバ装置と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、前記基地局装置と前記リレー端末装置間において通信路が確立され、前記リレー端末装置と前記端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおいて、
前記サーバ装置は、通信品質の更新を要求する第一の要求メッセージを送信し、
前記制御装置は、前記第一の要求メッセージを受信し、
前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を要求する第二の要求メッセージを送信し、
前記基地局装置は、前記第二の要求メッセージを受信し、
前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、
前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報を含まない通信品質の更新を要求する第三の要求メッセージを送信し、
前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報と通信路のコネクションを選択するための情報を含む通信品質の更新を要求する第三の要求メッセージを送信し、
前記リレー端末装置は、前記第三の要求メッセージを受信し、前記第三の要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
前記第三の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記端末装置へ直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信することを特徴とする。
本発明の制御装置は、
直接通信サービスを提供するためのサーバ装置と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおける制御装置であって、
前記制御装置は、前記サーバ装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、
前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を前記基地局装置へ要求する要求メッセージを送信することを特徴とする制御装置。
本発明のサーバ装置は、
直接通信サービスを提供するためのサーバ装置と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおけるサーバ装置であって、
前記サーバ装置は、通信品質を更新するために、前記制御装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信することを特徴とする。
本発明の通信制御方法は、
制御装置が、端末装置と、端末装置の近隣に位置するリレー端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、前記制御装置は、サーバ装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、
前記要求メッセージに基づいて、前記リレー端末装置と前記端末装置間の直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、基地局装置へ直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信するステップとを備えることを特徴とする。
本発明の通信制御方法は、
直接通信サービスを提供するためのサーバ装置が、端末装置と、端末装置の近隣に位置するリレー端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、前記サーバ装置は、通信品質の更新を必要とすることを検知するステップと、
制御装置へ直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信するステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、移動通信事業者は、通信元UEおよび通信先UEがProSeにおける直接通信に対してQoSを確保したデータの送受信を提供することができる。PGW/SGWがUE間の直接通信における(無線)ベアラを管理することができる。また、eNBがUE間の直接通信における無線ベアラを管理することができる。さらに、通信元UE、通信先においてUE間の直接通信における無線ベアラを管理することができる。また、UE−to−Networkリレーにおいて、リレーUEは、カバレッジ外のUEと無線ベアラを管理することができる。
さらに、上記で説明したPGW/SGW、MME、eNB、通信元UE、通信先UE、リレーUEそれぞれにおいて、直接通信における(無線)ベアラを管理し、直接通信のベアラに対してQoSを確保するための手続きを行うことができる。
また、移動通信ネットワークは従来のデータの送受信を提供しつつ、なるべく少ない変更で、ProSeにおける直接通信に対するQoSを確保するための手続きを行うことができる。
第1実施形態における移動通信システム1の概要を説明するための図である。 第1実施形態におけるUEの機能構成を説明するための図である。 UEの記憶部において管理される機能構成の例を示すための図である。 第1実施形態におけるUE−Rの機能構成を説明するための図である。 UE―Rの記憶部において管理される機能構成の例を示すための図である。 第1実施形態におけるeNBの機能構成を説明するための図である。 eNBの記憶部において管理される機能構成の例を示すための図である。 第1実施形態におけるMMEの機能構成を説明するための図である。 MMEの記憶部において管理される機能構成の例を示すための図である。 第1実施形態におけるPGWの機能構成を説明するための図である。 PGWの記憶部において管理される機能構成の例を示すための図である。 第1実施形態における各装置で管理される識別情報の関係性を説明するための図である。 第1実施形態におけるPDN接続確立手続きを説明するための図である。 第1実施形態におけるQoS更新手続きを説明するための図である。 第2実施形態における各装置で管理される識別情報の関係性を説明するための図である。 第2実施形態におけるQoS更新手続きを説明するための図である。 第3実施形態におけるQoS更新手続きを説明するための図である。 第4実施形態における移動通信システム2および移動通信システム3の概要を説明するための図である。 第4実施形態におけるProSe Serverの機能構成を説明するための図である。 ProSe Serverの記憶部において管理される機能構成の例を示すための図である。 第4実施形態におけるQoS更新手続きを説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、本実施形態では、一例として、本発明を適用した場合の移動通信システムの実施形態について、図を用いて詳細に説明する。ここで、UE−to−Networkリレー(Relay)とは、カバレッジ外のUE(移動局、移動局装置、端末装置)がカバレッジ内のリレーUE(リレー移動局、リレー移動局装置、リレー端末装置)と接続することにより、eNB(LTE基地局装置、LTE基地局、基地局装置、基地局)と接続し、移動通信ネットワークと接続することができるネットワーク形態のことを示している。
カバレッジ内とは、LTE基地局(eNB)に在圏している状態を表し、LTE基地局と接続することで、移動通信ネットワークへ接続できる状態のことである。一方、カバレッジ外とは、LTE基地局(eNB)に在圏していない状態を表し、LTE基地局と接続することができず、直接、移動通信ネットワークへ接続できない状態のことである。
[1.第1実施形態]
まず、本発明を適用した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
[1.1 移動通信システムの概要]
図1は、本実施形態における移動通信システム1の概略を説明するための図である。本図に示すように、移動通信システム1は、UE(User Equipment;移動局装置、端末装置)10と、UE―R(リレー移動局装置、リレー端末装置、リレー移動局)15と、LTEアクセスネットワーク(LTE AN)9と、MME(Mobility Management Entity)30と、SGW(Serving Gateway)40と、PGW(PDN Gateway)50と、HSS(Home Subscriber Server)60と、PCRF(Policy and Charging Reference Function)70と、PDN(Packet Data Network)80とで構成される。LTE AN9は、1つまたは複数のeNB20で構成される。なお、コアネットワーク7は、MME30と、SGW40と、PGW50と、HSS60と、PCRF70で構成される。さらに、移動通信ネットワーク5は、コアネットワーク7とLTE AN9で構成される。
なお、UE10はeNB(evolved Node B)20から移動通信ネットワーク5へ直接データの送受信を行うことはできないが、UE−R15を介してeNB20から移動通信ネットワーク5へデータの送受信を行うことができる。ここで、UR−R15はUE10のデータを移動通信ネットワーク5へ送信し、移動通信ネットワーク5からのデータをUE10へ送信することができる(UE-to-network relay)。
UE10は、LTEやWLAN等のアクセスシステムを用いてProSeにおける直接通信を行うことができる通信端末である。また、UE10はLTEやWLAN等のアクセスシステムを用いて接続することができる通信端末であり、3GPP LTEの通信インタフェースを搭載して接続することにより、移動通信ネットワークへ接続することが可能である。さらに、UE10は、UE−R15を介して、eNB20から移動通信ネットワークへ接続することができる。具体的な例としては、携帯電話端末やスマートフォンであり、その他通信機能を備えたタブレット型コンピュータやパソコン、家電などである。
また、UE−R15は、LTEやWLAN等のアクセスシステムを用いてProSeにおける直接通信を行うことができる通信端末である。また、UE―R15はLTEやWLAN等のアクセスシステムを用いて接続することができる通信端末であり、3GPP LTEの通信インタフェースを搭載して接続することにより、移動通信ネットワークへ接続することが可能である。さらに、UE―R15は、UE10から送信されたデータをeNB20から移動通信ネットワークへ送信することができる。また、UE−R15は、移動通信ネットワークを経由してeNB20からデータを受信し、UE10へ送信することができる。具体的な例としては、携帯電話端末やスマートフォンであり、その他通信機能を備えたタブレット型コンピュータやパソコン、家電などである。
eNB20は、MME30と、SGW40と、UE−R15とに接続されている。eNB20は、UE−R15に対して、LTEアクセス技術を介して、移動通信ネットワークへ(SGW)の接続を提供する。
SGW(Serving Gateway)40は、PGW50と、eNB20とに接続され、PGW50とeNB20との間でのパケット転送を行うサービス制御装置である。
MME(Mobility Management Entity)30は、eNB20とSGW40と、HSS60とに接続されている。MME30は、シグナリングを行う装置であり、また、UE10の位置管理およびEPSベアラの確立手続を主導する位置管理装置でもある。EPSベアラとは、UE毎(UE10またはUE−R15)にeNB20とSGW40(またはPGW50)との間で確立されるユーザIPパケットを転送する論理パスのことである。なお、UE10またはUE−R15は、複数のEPSベアラを確立することができる。
PGW(PDN(Packet Data Network) Gateway)50は、SGW40と、PCRF70と、PDN80とに接続される。PGW50はPDN80から送信されたデータをSGW40へ転送することにより、UE10へ転送する。また、PGW50は、SGW40から送信されたデータをPDN80へ転送する。なお、PGW50は、PCRF70からの要求に応じて、カバレッジ内に在圏するUE−R15へQoS更新手続きを行う。
HSS(Home Subscriber Server)60は、MME30に接続される。HSS60は、ユーザなどの契約者情報を管理し、MME30からの要求に応じて、契約者情報を通知する。なお、HSS60は、契約者情報の更新に伴って、QoS更新手続きを開始することができる。
PCRF(Policy and Charging Reference Function)70は、PDN80とPGW50とに接続する。PCRF70は、EPSベアラの課金情報とQoSポリシー制御情報を管理している機能のことである。PCRF70は必要に応じて、QoSを制御するために、PGW50へQoS更新手続きを開始させることができる。
PDN(Packet Data Network)80は、パケットでデータのやり取りを行うネットワークサービスを提供するネットワークのことであり、例えば、インターネットやIMSなどである。PDN80は、IPアクセスネットワークへ有線回線等を利用して接続される。例えば、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)や光ファイバー等によって構築される。ただし、これに限らずLTE(Long Term Evolution)や、WLAN(Wireless LAN)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等の無線アクセスネットワークであっても良い。
[1.2 装置構成]
続いて、各装置構成について図を用いて簡単に説明する。なお、SGW40とPCRF70、HSS60は移動通信システムにおける従来の装置と同様に構成されるため、説明を省略する。
[1.2.1 UEの構成]
図2は、本実施形態におけるUE10の機能構成を示す。UE10は、制御部100に、第一のインタフェース部110と第二のインタフェース部120と、記憶部140とがバスを介して接続されている。
制御部100は、UE10を制御するための機能部である。制御部100は、記憶部140に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
第一のインタフェース部110は、LTEアクセス方式により無線通信によるデータの送受信を実行する機能部である。ここで、第一のインタフェース部110は、LTE送信部とLTE受信部から構成される。LTE送信部はLTE基地局を介してデータや制御情報を送信することができ、LTE受信部はLTE基地局を介してデータや制御情報を送信することができる。なお、第一のインタフェース部110には、外部アンテナ112が接続されている。第一のインタフェース部においてLTE基地局を介してデータや制御情報の送信を行い、LTE基地局を介してデータや制御情報の受信を行うことができる。UE10は、送受信部を介してLTE基地局に接続して移動通信ネットワーク(MME30、SGW40、PGW50)に接続して通信を行うこともできる。
ここで、第一のインタフェース部110は、アプリケーションの通信データであるユーザデータと制御情報の送信を行う送信部と、アプリケーションの通信データであるユーザデータと制御情報の受信を行う受信部とを分けて構成しても良い。
第二のインタフェース部120は、LTE基地局を介さずに他のUEへデータや制御情報などで直接通信を行うことができる機能部である。なお、第二のインタフェース部120は、LTEアクセス技術を利用した直接通信を行う機能部であっても良いし、WLANアクセス技術を利用した直接通信を行う機能部であっても良い。ここで、第二のインタフェース部120は、直接送信部と直接受信部から構成される。直接送信部はLTE基地局を介さずにデータや制御情報を送信することができ、直接受信部はLTE基地局を介さずにデータや制御情報を送信することができる。なお、第二のインタフェース部120には、外部アンテナ122が接続されており、直接送信部においてLTE基地局を介さずにデータや制御情報の送信を行い、直接受信部においてLTE基地局を介さずにデータや制御情報の受信を行うことができる。なお、第一のインタフェース部110に接続された外部アンテナ112と第二のインタフェース部120に接続された外部アンテナ122は共用して利用される構成でも良い。
ここで、第二のインタフェース部120は、アプリケーション(APP)の通信データであるユーザデータと制御情報の送信を行う送信部と、アプリケーション(APP)の通信データであるユーザデータと制御情報の受信を行う受信部とを分けて構成しても良い。
また、第一のインタフェース部110と第二のインタフェース部120とは一つの送受信部として構成されてもよいし、第一のインタフェース部110の送信部と第二のインタフェース部120の送信部とを一つの送信部として構成し、第一のインタフェース部110の受信部と第二のインタフェース部120の受信部とを一つの受信部として構成しても良い。
記憶部140は、UE10の各種動作に必要なプログラム、データ等を記憶する機能部である。記憶部140は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。さらに、記憶部140には、EPSベアラコンテキスト142が記憶されている。
図3は、EPSベアラコンテキスト142の一例を示した図である。図3では、EPSベアラコンテキスト142に、D2D(Direct to Direct) RB(Radio Bearer) ID、D2D TFT(Traffic Flow Template)、D2D QoS(Quality of Service)を含めている。
D2D RB IDは、UE10とUE−R15間の直接通信路におけるコネクションを識別する識別子である。ここで、直接通信路におけるコネクションのことをD2D無線ベアラといい、D2D RB IDは、D2D無線ベアラの識別子を記憶している。
UE10は、直接通信を行う場合、D2D TFTを利用して、D2D RB ID145を選択し、ProSeにおける直接通信を行う。なお、D2D RB IDは、D2D RB IDである必要はなく、EPS RB IDであってもよく、Relay RB IDであっても良い。
D2D TFTは、UE10のアプリケーションや送信元UEや送信先のUE、PGW50に関する情報などと関連付けられ、アプリケーションや送信元UEや送信先のUEの情報などに応じてどのベアラ(D2D RB ID)で直接通信を行うかを示す、通信路のコネクションを選択するための情報が管理されている。なお、D2D TFT146は、D2D TFTである必要はなく、単にTFTであっても良い。
D2D QoS147は、D2D RB ID145毎のQoSを示している。UE10は、D2D TFT146により、D2D RB ID145を選択し、選択したD2D RB ID145に応じたD2D QoS147を利用してProSeにおける直接通信を行う。なお、D2D QoS147は、D2D QoS147である必要はなく、単にQoSであっても良い。
なお、D2D TFTがUE A、D2D RB IDが1、D2D QoSがD2D QCI1となっており、UE Aと通信を行う場合には、D2D RB IDに1が選択され、D2D QCI1で直接通信を行う。ここでD2D QCI(Quality Class Indicator)とは、D2Dにおいて、QoSを示す情報であり、例えば、最大ビットレートや最低のビットレートを示している。
一方、D2D TFTがUE B、D2D RB IDが2、D2D QoSがD2D QCI2となっており、UE Bと通信を行う場合には、D2D RB IDに2が選択され、D2D QCI2で直接通信を行う。ここで、D2D TFTには、UE識別子が含まれているが、UEに関する情報であれば良い。また、UEに関する情報ではなく、アプリケーションに関する情報を含み、アプリケーションに応じてD2D TFTが選択されても良い。また、UEに関する情報および、アプリケーションに関する情報を含めて、複合的にD2D TFTを選択しても良い。
[1.2.2 UE―Rの構成]
図4は、本実施形態におけるUE―R15の機能構成を示す。UE―R15は、制御部1500に、第一のインタフェース部1510と第二のインタフェース部1520と、記憶部1540とがバスを介して接続されている。
制御部1500は、UE―R15を制御するための機能部である。制御部1500は、記憶部1540に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
第一のインタフェース部1510は、LTEアクセス方式により無線通信によるデータの送受信を実行する機能部である。ここで、第一のインタフェース部1510は、LTE送信部とLTE受信部から構成される。LTE送信部はLTE基地局を介してデータや制御情報を送信することができ、LTE受信部はLTE基地局を介してデータや制御情報を送信することができる。なお、第一のインタフェース部1510には、外部アンテナ1512が接続されている。第一のインタフェース部においてLTE基地局を介してデータや制御情報の送信を行い、LTE基地局を介してデータや制御情報の受信を行うことができる。UE10は、送受信部を介してLTE基地局に接続して移動通信ネットワーク(MME30、SGW40、PGW50)に接続して通信を行うこともできる。
ここで、第一のインタフェース部1510は、アプリケーションの通信データであるユーザデータと制御情報の送信を行う送信部と、アプリケーションの通信データであるユーザデータと制御情報の受信を行う受信部とを分けて構成しても良い。
第二のインタフェース部1520は、LTE基地局を介さずに他のUEへデータや制御情報などで直接通信を行うことができる機能部である。なお、第二のインタフェース部1520は、LTEアクセス技術を利用した直接通信を行う機能部であっても良いし、WLANアクセス技術を利用した直接通信を行う機能部であっても良い。ここで、第二のインタフェース部1520は、直接送信部と直接受信部から構成される。直接送信部はLTE基地局を介さずにデータや制御情報を送信することができ、直接受信部はLTE基地局を介さずにデータや制御情報を送信することができる。なお、第二のインタフェース部1520には、外部アンテナ1522が接続されており、直接送信部においてLTE基地局を介さずにデータや制御情報の送信を行い、直接受信部においてLTE基地局を介さずにデータや制御情報の受信を行うことができる。第一のインタフェース部1510に接続された外部アンテナ1512と第二のインタフェース部1520に接続された外部アンテナ1522は共用して利用される構成でも良い。
ここで、第二のインタフェース部1520は、アプリケーション(APP)の通信データであるユーザデータと制御情報の送信を行う送信部と、アプリケーション(APP)の通信データであるユーザデータと制御情報の受信を行う受信部とを分けて構成しても良い。
また、第一のインタフェース部1510と第二のインタフェース部1520とは一つの送受信部として構成されてもよいし、第一のインタフェース部1510の送信部と第二のインタフェース部1520の送信部とを一つの送信部として構成し、第一のインタフェース部1510の受信部と第二のインタフェース部1520の受信部とを一つの受信部として構成しても良い。
記憶部1540は、UE―R15の各種動作に必要なプログラム、データ等を記憶する機能部である。記憶部1540は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。さらに、記憶部1540には、EPSベアラコンテキスト1542と、UE−to−network relayフラグ1548と、D2D RB IDとEPS RB IDのマッピングテーブル1549とが記憶されている。
図5(a)は、EPSベアラコンテキスト142の一例を示した図である。図5では、EPSベアラコンテキスト1542に、EPS RB ID、TFT、QoS)を含めている。
EPS RB IDは、eNB20との無線通信路におけるコネクションを識別する識別子である。ここで、無線通信路におけるコネクションのことをEPS無線ベアラといい、EPS RB IDは、EPS無線ベアラの識別子を記憶している。なお、UE−R15はeNB20とデータの送受信を行う場合、EPS無線ベアラの識別子を選択する。
なお、UE−R15は、eNB20とデータの送受信を行う場合に、EPS RB IDを選択する。UE−R15は、eNB20と通信を行う場合、TFTを利用して、EPS RB IDを選択し、eNB20とデータの送受信を行う。
TFTは、アプリケーションや送信元UEや送信先のUE、PGW50に関する情報などと関連付けられ、アプリケーションや送信元UEや送信先のUE、PGW50に関する情報などに応じてどのベアラ(EPS RB ID)でeNBとデータの送受信を行うかを示す通信路のコネクションを選択するための情報が管理されている。
QoSは、EPS RB ID毎のQoSを示している。UE−R15は、TFTにより、EPS RB IDを選択し、選択したEPS RB IDに応じたQoSを利用してeNB20とデータの送受信を行う。
図5(a)では、TFTがUE C、EPS RB IDが1、QoSがQCI1となっており、UE Cと通信を行う場合には、EPS RB IDに1が選択され、QCI1でeNB20とデータの送受信を行う。ここでQCI(Quality Class Indicator)とは、QoSを示す情報であり、例えば、最大ビットレートや最低のビットレートを示している。
一方、TFTがUE D、EPS RB IDが2、QoSがQCI2となっており、UE Dと通信を行う場合には、EPS RB IDに2が選択され、QCI2でeNB20とデータの送受信を行う。ここで、TFTには、UE識別子が含まれているが、UEに関する情報であれば良い。また、UEに関する情報ではなく、アプリケーションに関する情報を含み、アプリケーションに応じてTFTが選択されても良い。また、UEに関する情報および、アプリケーションに関する情報を含めて、複合的にTFTを選択しても良い。
図5(b)は、EPSベアラコンテキスト142の一例を示した図である。図5では、EPSベアラコンテキストに、D2D TFT、D2D RB ID、D2D QoSを含めている。
D2D TFT(Traffic Flow Template)は、UE−R15のアプリケーションと関連付けられ、アプリケーションに応じてどのベアラ(D2D RB ID)で直接通信を行うかを示す通信路のコネクションを選択するための情報が管理されている。なお、D2D TFTは、TFTで管理されても良い。
D2D RB IDは、UE―R15とUE10間の直接通信路におけるコネクションを識別する識別子である。ここで、D2D無線ベアラIDは、D2D無線ベアラの識別子を記憶している。UE−R15は、直接通信を行う場合、D2D TFTを利用して、D2D RB IDを選択し、ProSeにおける直接通信を行う。なお、D2D RB IDは、D2D RB IDである必要はなく、Relay RB IDであっても良い。また、D2D RB IDはEPS RB IDで管理されても良い。
D2D QoSは、D2D RB ID毎のQoSを示している。UE−R15は、D2D TFTにより、D2D RB IDを選択し、選択したD2D RB IDに応じたD2D QoSを利用してProSeにおける直接通信を行う。なお、D2D QoSは、QoSで管理されても良い。なお、UE−R15は、UE10から送信されたデータを受信し、eNB20へ転送することができる。
図5(b)では、D2D TFTがUE A、D2D RB IDが1、D2D QoSがD2D QCI1となっており、UE Aと通信を行う場合には、D2D RB IDに1が選択され、D2D QCI1で直接通信を行う。一方、D2D TFTがUE B、D2D RB IDが2、D2D QoSがD2D QCI2となっており、UE Bと通信を行う場合には、D2D RB IDに2が選択され、D2D QCI2で直接通信を行う。ここで、D2D TFTには、UE識別子が含まれているが、UEに関する情報であれば良い。また、UEに関する情報ではなく、アプリケーションに関する情報を含み、アプリケーションに応じてD2D TFTが選択されても良い。また、UEに関する情報および、アプリケーションに関する情報を含めて、複合的にD2D TFTを選択しても良い。
UE−to−network relayフラグ1548は、UE−R15が、UE10から送信されたデータを、eNB20を含めた移動通信ネットワークへ転送することを許可されているか否かを示す情報である。また、UE−to−network relayフラグ1548は、UE−R15が、eNB20を含めた移動通信ネットワークから受信したデータを、UE10へ転送することを許可されているか否かを示す情報である。D2D RB IDとEPS RB IDマッピングテーブル1549は、受信したデータの転送先を示している。
図5(c)は、UE−to−networkフラグの例を示した図である。図5(c)ではUE−to−networkフラグが有効と管理されているため、UE−R15は、UE10から送信されたデータを、eNB20を含めた移動通信ネットワークへ転送することを許可されている。また、UE−R15は、eNB20を含めた移動通信ネットワークから受信したデータを、UE10へ転送することを許可されている。
図5(d)は、D2D RB IDとEPS RB IDのマッピングテーブル1549の例である。D2D RB ID1545(“1”)とEPS RB ID1542(“1”)とがマッピングされて管理されている。UE―R15は、D2D RB IDが1である直接通信のデータを受信すると、EPS RB IDが1であるeNB20を含む移動通信ネットワークへデータを転送する。また、UE―R15は、EPS RB IDが1であるeNB20を含む移動通信ネットワークからデータを受信すると、D2D RB IDが1である直接通信へデータを転送する。なお、D2D RB IDとEPS RB IDのマッピングテーブル1549に記載されていない、D2D RB ID1545およびEPS RB ID1542はデータを転送する必要はない。
[1.2.3 eNBの構成]
図6は、本実施形態におけるeNB20の機能構成を示す。eNB20は、制御部200に、第一のインタフェース部210と移動通信ネットワークインタフェース部230と、記憶部240とがバスを介して接続されている。
制御部200は、eNB20を制御するための機能部である。制御部2100は、記憶部240に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
第一のインタフェース部210は、LTEアクセス方式により無線通信によるデータの送受信を実行する機能部である。ここで、第一のインタフェース部210は、LTE送信部とLTE受信部から構成される。LTE送信部はLTE基地局を介してデータや制御情報を送信することができ、LTE受信部はLTE基地局を介してデータや制御情報を送信することができる。なお、第一のインタフェース部210には、外部アンテナ212が接続されている。第一のインタフェース部においてLTE基地局を介してデータや制御情報の送信を行い、LTE基地局を介してデータや制御情報の受信を行うことができる。eNB20は、送受信部を介してUE10に接続して移動通信ネットワーク(MME30、SGW40、PGW50)に接続して通信を行うこともできる。
ここで、第一のインタフェース部210は、アプリケーションの通信データであるユーザデータと制御情報の送信を行う送信部と、アプリケーションの通信データであるユーザデータと制御情報の受信を行う受信部とを分けて構成しても良い。
第二のインタフェース部230は、eNB20がコアネットワーク7に接続するための機能部である。記憶部240は、eNB20の各種動作に必要なプログラム、データ等を記憶する機能部である。記憶部240は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。さらに、記憶部240には、EPSベアラコンテキスト242とEPS RB IDのマッピングテーブル249とが記憶されている。
図6にEPSベアラコンテキスト242の例を示す。EPSベアラコンテキスト242には、EPS RB ID、TFT、QoSが含まれている。EPS RB IDは、UE−R15とデータの送受信を行う場合に利用するEPS無線ベアラの識別子EPS RB IDである。eNB20は、UE−R15と通信を行う場合、TFTを利用して、EPS RB IDを選択し、UE−R15とデータの送受信を行う。なお、eNB20はUE−R15とデータの送受信を行うためのEPS RB IDではなく、UE−R15がUE10とProSeにおける直接通信を行うEPS RB IDを管理しても良い。なお、ProSeにおける直接通信のために、EPS RB IDではなく、D2D(Direct to Direct) RB IDとして別で管理しても良い。
なお、eNB20は、D2D RB IDを管理しても良い。D2D RB IDは、UE10とUE−R15間の通信路におけるコネクションを識別する識別子である。ここで、直接通信路におけるコネクションのことをD2D無線ベアラといい、D2D RB IDは、D2D無線ベアラの識別子である。
TFTは、アプリケーション送信元UEや送信先のUE、PGW50に関する情報などと関連付けられ、アプリケーションや送信元UEや送信先のUE、PGW50に関する情報などに応じてどのベアラ(EPS RB ID)でeNBとデータの送受信を行うかを示す通信路のコネクションを選択するための情報が管理されている。
QoSは、EPS RB ID毎のQoSを示している。eNB20は、TFTにより、EPS RB IDを選択し、選択したEPS RB IDに応じたQoSを利用してUE−R15とデータの送受信を行う。
図7(a)では、TFTがUE C、EPS RB IDが1、QoSがQCI1となっており、UE10またはUE−R15がUE Cと通信を行う場合には、EPS RB IDに1が選択され、QCI1でUE−R15とデータの送受信を行う。ここで、EPS RB IDは、TFTにより選択されることを説明したが、UE−R15が通知するEPS RB IDにより、決定されても良い。
一方、TFTがUE D、EPS RB IDが2、QoSがQCI2となっており、UE Dとデータを行う場合には、EPS RB IDに2が選択され、QCI2でeNB20とデータの送受信を行う。ここで、TFTには、UE識別子が含まれているが、UEに関する情報であれば良い。また、UEに関する情報ではなく、アプリケーションに関する情報を含み、アプリケーションに応じてTFTが選択されても良い。また、UEに関する情報および、アプリケーションに関する情報を含めて、複合的にTFTを選択しても良い。
図7(b)は、EPSベアラIDとEPS RB IDのマッピングテーブル249の例である。EPSベアラID(“1”)とEPS RB ID(“1”)とがマッピングされて管理されている。eNB20は、EPSベアラIDが1でデータをSGW40から受信すると、EPS RB IDが1でUE−R15へデータを転送する。また、eNB20は、EPS RB IDが1でUE−R15からデータを受信すると、EPSベアラIDが1でSGW40へデータを転送する。
さらに、EPSベアラID(“2”)とEPS RB ID(“2”)とがマッピングされて管理されている。eNB20は、EPSベアラIDが2でデータをSGW40から受信すると、EPS RB IDが2でUE−R15へデータを転送する。また、eNB20は、EPS RB IDが2でUE−R15からデータを受信すると、EPSベアラIDが2でSGW40へデータを転送する。
[1.2.4 MMEの構成]
図8にMME30の機能構成を示す。MME30は、制御部300に、移動通信ネットワークインタフェース部310と、記憶部340とがバスを介して接続されている。
制御部300は、MME30を制御するための機能部である。制御部300は、記憶部340に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
移動通信ネットワークインタフェース部310は、MME30が移動通信ネットワークに接続するための機能部である。
記憶部340は、MME30の各種動作に必要なプログラム、データ等を記録する機能部である。記憶部340は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成される。さらに、記憶部340には、EPSベアラコンテキスト342が記憶されている。
図9に、EPSベアラコンテキスト342の例を示す。図9では、EPSベアラコンテキスト342に、EPSベアラID、TFT、QoSが含まれている。
TFTは、アプリケーションや送信元UEや送信先のUE、PGW50に関する情報などと関連付けられ、アプリケーションや送信元UEや送信先のUE、PGW50に関する情報などに応じてどのベアラ(EPSベアラID)でeNB20とSGW40がデータの送受信を行うかを示す通信路のコネクションを選択するための情報が管理されている。
EPSベアラIDは、eNB20とSGW40間の通信路におけるコネクションを識別する識別子である。ここで、通信路におけるコネクションのことをEPSベアラといい、EPSベアラIDは、EPSベアラの識別子である。なお、eNB20はSGW40とデータの送受信を行う場合、EPSベアラの識別子を選択する。また、SGW40は、eNB20とデータの送受信を行う場合、EPSベアラ識別子を選択する。
なお、MME30は、D2D RB IDを管理しても良い。D2D RB IDは、UE10とUE−R15間の通信路におけるコネクションを識別する識別子である。ここで、直接通信路におけるコネクションのことをD2D無線ベアラといい、D2D RB IDは、D2D無線ベアラの識別子である。
QoSは、EPSベアラID毎のQoSを示している。MME30は、eNB20とSGW40間で、EPS RB ID毎に応じたQoSを管理する。
図9では、TFTがUE C、EPSベアラIDが1、QoSがQCI1となっており、UE10またはUE−R15がUE Cと通信を行う場合には、EPSベアラIDに1が選択され、QCI1でeNB20とSGW40がデータの送受信を行うことを管理している。
一方、TFTがUE D、EPSベアラIDが2、QoSがQCI2と含まれており、UE10またはUE−R15がUE Dとデータの送受信を行う場合には、EPSベアラIDに2が選択され、QCI2でeNB20とSGW40がデータの送受信を行うことを管理している。ここで、TFTには、UE識別子が含まれているが、UEに関する情報であれば良い。また、UEに関する情報ではなく、アプリケーションに関する情報を含み、アプリケーションに応じてTFTが選択されても良い。また、UEに関する情報および、アプリケーションに関する情報を含めて、複合的にTFTを選択しても良い。
[1.2.5 PGWの構成]
図10にPGW50の機能構成を示す。PGW50は、制御部500に、移動通信ネットワークインタフェース部510と、記憶部540とがバスを介して接続されている。
制御部500は、PGW50を制御するための機能部である。制御部500は、記憶部540に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
移動通信ネットワークインタフェース部510は、PGW50が移動通信ネットワークに接続するための機能部である。
記憶部540は、PGW50の各種動作に必要なプログラム、データ等を記録する機能部である。記憶部540は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成される。さらに、記憶部540には、EPSベアラコンテキスト542、が記憶されている。
図11にEPSベアラコンテキスト542の例を示す。EPSベアラコンテキスト542にはEPSベアラID、TFT、QoSが含まれている。EPSベアラIDは、PGW50とSGW40間の通信路におけるコネクションを識別する識別子である。ここで、通信路におけるコネクションのことをEPSベアラといい、EPSベアラIDは、EPSベアラの識別子を記憶している。なお、PGW50はSGW40とデータの送受信を行う場合、EPSベアラの識別子を選択する。
TFTは、アプリケーションや送信元UEや送信先UE、PGW50に関する情報などと関連付けられ、アプリケーションや送信元UEや送信先UE、PGW50に関する情報などに応じてどのベアラ(EPSベアラID)でSGW40とデータの送受信を行うかを示す通信路のコネクションを選択するための情報が管理されている。
QoSは、EPSベアラID毎のQoSを示している。PGW50は、SGW40と、EPS RB ID毎に応じたQoSを管理する。
図11では、TFTがUE C、EPSベアラIDが1、QoSがQCI1となっており、UE10またはUE−R15がUE Cと通信を行う場合には、EPSベアラIDに1が選択され、QCI1でSGW40とデータの送受信を行うことを管理している。
一方、TFTがUE D、EPSベアラIDが2、QoSがQCI2と含まれており、UE10またはUE−R15がUE Dとデータの送受信を行う場合には、EPSベアラIDに2が選択され、QCI2でSGW40とデータの送受信を行うことを管理している。ここで、TFTには、UE識別子が含まれているが、UEに関する情報であれば良い。また、UEに関する情報ではなく、アプリケーションに関する情報を含み、アプリケーションに応じてTFTが選択されても良い。また、UEに関する情報および、アプリケーションに関する情報を含めて、複合的にTFTを選択しても良い。
図12に、PGW50/SGW40とeNB20とUE−R15とUE10において、D2D無線ベアラとEPS無線ベアラとEPSベアラの関係を示す。
PGW50/SGW40はデータの送受信のために、EPSベアラIDを管理している。なお、PGW50は下りリンクデータの送信のために、TFTを管理している。eNB20はEPSベアラIDとEPS RB IDを関連付けて管理している。UE−R15はEPS RB IDとD2D RB IDを管理している。UE10はD2D RB IDを管理している。なお、UE10は上りリンクデータの送信のために、D2D TFT(TFT)を管理している。
図12の関係を利用して、PGW50からUE10へデータを送信する場合の流れを説明する。まず、PGW50は、EPSベアラIDを管理し、TFTに従って、EPSベアラIDを選択し、PGW50はSGW40へデータを送信する。SGW40は、eNB20へPGW50からのデータをEPSベアラIDに応じて転送する。
次に、eNB20はSGW40からのデータをEPSベアラIDに応じてUE−R15へ転送する。このとき、eNB20は、SGW40からデータに含められるEPSベアラIDにより、EPSベアラIDとEPS RB IDのマッピングテーブル249からEPS RB IDを解決し、EPS RB IDに応じてデータをUE−R15に転送する。
次に、UE−R15は、eNB20からのデータをEPS RB IDに応じてUE10へProSeにおける直接通信を利用して転送する。このとき、UE−R15は、eNB20からデータに含められるEPS RB IDにより、EPS RB IDとD2D RB IDのマッピングテーブル1549からD2D RB IDを解決し、D2D RB IDに応じてデータをUE10に転送する。
以上により、PGW50はSGW40、eNB20、UE−R15を経由して、UE10へデータを送信することができる。
また、図12の関係を利用して、UE10からPGW50へデータを送信する場合の流れを説明する。まず、UE10は、D2D TFTに従って、D2D RB IDを選択し、UE10はUE−R15へデータを送信する。UE−R15は、eNB20へUE10からのデータをD2D RB IDに応じて転送する。このとき、UE−R15は、UE10からデータに含められるD2D RB IDにより、D2D RB IDとEPS RB IDのマッピングテーブルからEPS RB IDを解決し、EPS RB IDに応じてデータをeNB20に転送する。
次に、eNB20はUE−R15からのデータをEPS RB IDに応じてSGW40へ転送する。このとき、eNB20は、UE−R15からデータに含められるEPS RB IDにより、EPSベアラIDとEPS RB IDのマッピングテーブル249からEPSベアラIDを解決し、EPSベアラIDに応じてデータをSGW40に転送する。
次に、SGW40は、eNB20からのデータをEPSベアラIDに応じてPGW50へ転送する。
以上により、UE10はUE−R15、eNB20、SGW40を経由して、PGW50へデータを送信することができる。なお、PGW50は、UE10のデータをPDN80へ転送する。
[1.3 処理の説明]
[1.3.1 UE−to−Network RelayにおけるPDN接続確立手続き]
続いて、上述した移動通信システムにおける具体的な手続きおよび処理について説明する。図13を用いて、カバレッジ外であるUE10がカバレッジ内であるUE―R15をRelay UEとして近隣検出し、PDNコネクション確立するための手続きを説明する。
まず、UE10は、UE−R15を直接通信できる程度に近隣であることを検出する(S1002)。ここで、UE10がUE−R15を検出する方法は種々の方法が考えられるが、例えば、UE−R15が自身の存在をブロードキャストで信号を送信し、UE10がUE−R15の信号を受信することで検出することができる。なお、UE−R15は、UE10へRelay可能であることを通知しても良い。なお、UE−R15がRelay可能であることはあらかじめ移動通信ネットワークから許可されているものとする(UE−to−network relayフラグ1548が有効になっている)。
次に、UE10はUE−R15とリンク確立と認証を行う(S1004)。ここで、UE10はUE−R15とリンク確立を行うために、UE−R15と認証を行う。ここで、UE−R15はUE10を認証するために、同じグループであることにより認証しても良い。UE−R15はUE10を認証した後、UE10とリンク確立を行う。
UE10とリンクの確立を行ったUE−R15は、PDN接続確立手続きを行う(S1006)。ここで、PDN接続確立は、移動通信システムにおける従来の手続きと同様であるため、説明を省略する。なお、UE−R15はPDN接続確立手続きにより、PDN接続を確立することができる。また、すでに、UE−R15がPDN接続を確立している場合には、本手続きを行わなくても良い。
続いて、UE−R15は、MME30へベアラリソース変更要求を送信する(S1008)。ここで、UE−R15はrelay接続であることを示す情報を含める。
次に、MME30は、ベアラリソース命令をSGW40へ送信し(S1010)、SGW40はPGW50へベアラリソース命令を転送する(S1012)。このとき、ベアラリソース命令にはrelay接続であることを示す情報を含める。PGW50は、SGW40からベアラリソース命令を受信し、ベアラリソース命令に含まれるrelay接続であることを示す情報により、リレー経由で接続するUEの存在を検出する。PGW50は、リレー(UE−R15)経由で接続するUE(UE10)にIPアドレスを割り当てる。さらに、PGW50は、UE10へデータを送信するためにTFTを生成する。
次に、PGW50は、SGW40へベアラ更新要求を送信し(S1014)、SGW40はMME30へベアラ更新要求を送信する(S1016)。ここで、ベアラ更新要求にはPGW50がUE10に割り当てたIPアドレス、TFTを含める。また、PGW50は、EPSベアラIDを生成し、EPSベアラIDを含めても良い。SGW40はベアラ更新要求にEPSベアラIDが含められている場合には、EPSベアラIDを含めても良い。
次に、MME30は、UE−R15へ下りリンクNAS転送をUE−Rへ送信する(S1018)。下りリンクNAS転送には、ベアラ更新要求に含まれたIPアドレス、TFTを含める。また、ベアラ更新要求にEPSベアラIDが含められている場合には、EPSベアラIDを含めても良い。ベアラ更新要求に含まれるEPSベアラIDを受信したUE−R15は、relay接続(UE10)に対するD2D無線ベアラを確立することを検知して、D2D RB IDを生成する。さらに、UE−R15は、EPS RB IDのマッピングテーブル1549にD2D RB IDとEPSベアラIDを管理する。ここで、EPSベアラIDはEPS RB IDとしても良い。
次に、UE−R15は、UE10へProSeベアラ通知を送信する(S1020)。なお、ProSeベアラ通知には、MME30から通知されたIPアドレス、TFTを含める。また、EPSベアラIDが下りリンクNAS転送に含められている場合には、EPSベアラIDを含めても良い。UE10はIPアドレス、TFTを管理し、以降のデータの送受信に利用する。また、UE10はProSeベアラ通知にEPSベアラIDが含められている場合には、EPSベアラIDを管理し、以降のデータの送受信に利用しても良い。
ProSeベアラ通知を行ったUE−R15は、MME30へ下りリンクNAS転送に対する応答として上りリンクNAS転送を送信する(S1022)。
下りリンクNAS転送に対して、上りリンクNAS転送を受信したMME30はベアラ更新応答をSGW40へ送信し(S1022)、SGW40はPGW50へベアラ更新応答を送信する(S1024)。
以上の手続きにより、カバレッジ外に存在するUE10は、カバレッジ内のUE−R15を経由して移動通信ネットワークに接続し、移動通信ネットワークを経由したデータの送受信を行うことができる。
[1.3.2 QoS更新手続き]
次に、QoS更新手続きについて図14に示す。ここでは、UE−to−Network RelayにおけるPDN接続確立手続きで確立したベアラとは異なるベアラを確立する。
まず、PGW50は、UE10へ特定ベアラを確立するために、PCCからQoS更新をトリガーされる(S1102)。PCC(Policy and Charging Control)とは、PCRF70がユーザのアクセス制御とQoSパラメータのポリシーを許可、決定し、許可されたポリシーに従って、ユーザのアクセス制御と対応するQoS制御を行う仕組みである。
PCCからQoSトリガーを受けたPGW50は、通信品質の更新を要求するベアラ更新要求をSGW40へ送信し(S1104)、SGW40はMME30へ通信品質の更新を要求するベアラ更新要求を送信する(S1106)。ここで、ベアラ更新要求には、ProSeフラグ、EPSベアラID、QoS、TFTを含める。なお、ProSeフラグは、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新を示すための情報(直接通信を示す情報)である。ProSeフラグは、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新を示すための情報(直接通信を示す情報)であれば、ProSe indicatorやRelay indicator、ProSe Relayフラグなどでも良い。ここで、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新せず、eNB20とUE−R15間の通信路に対するEPS無線ベアラを生成/更新する場合には、ProSeフラグを含まなくて良い。
また、PGW50は、SGW40へEPSベアラ更新要求を送信し、SGW40はMME30へベアラ更新要求を送信しているが、PGW50がMME30へ直接送信しても良い。
ベアラ更新要求を受信したMME30は、ProSeフラグ(直接通信を示す情報)を検知し、UE10とUE−R15間に対するD2D無線ベアラを生成/更新することを検出する。ここで、MME30は、ProSeフラグを検知できなかった場合には、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新するのではなく、eNB20とUE−R15間のEPS無線ベアラを生成/更新することを検出する。
次に、MME30は、通信品質の更新を要求するベアラ変更要求をeNB20へ送信する(S1108)。ここで、ベアラ変更要求には、ProSeフラグ、EPSベアラID、QoS、TFTを含める。なお、ProSeフラグは、eNB20に、eNB20およびUE10間のEPS無線ベアラではなく、UE10とUE−R15間のD2D無線ベアラを生成/更新させるための情報(直接通信を示す情報)である。また、ProSeフラグは、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新させるための情報であれば、ProSe indicatorやRelay indicator、ProSe Relayフラグなどでも良い。ここで、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新せず、eNB20とUE−R15間の通信路に対するEPS無線ベアラを生成/更新する場合には、ProSeフラグを含まなくて良い。
MME30からベアラ変更要求を受信したeNB20は、ベアラ変更要求に含まれるProSeフラグを検知して、eNB20とUE−R15間のEPS無線ベアラを変更するのではなく、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出する。一方、eNB20は、ProSeフラグを検知できなかった場合には、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新するのではなく、eNB20とUE−R15間のEPS無線ベアラを生成/更新することを検出する。
また、eNB20はEPS RB IDに対応するQoS、TFTを検出する。ここで、eNB20は、EPSベアラIDからEPS RB IDを生成する。さらに、eNB20は、EPSベアラIDとEPS RB IDのマッピングテーブル249にEPSベアラIDおよび、EPS RB IDを含める。
次に、eNB20は、UE−R15とUE10との直接通信路に対するD2D無線ベアラ更新のために通信品質の更新を要求するRRC再設定通知を送信する(S1110)。ここで、RRC再設定には、RB ID、QoSを含める。なお、MME30からベアラ変更要求にProSeフラグが含まれ、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出した場合には、ProSeフラグおよびTFTを含める。なお、ProSeフラグは、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新を示すための情報(直接通信を示す情報)であれば、ProSe indicatorやRelay indicator、ProSe Relayフラグなどでも良い。ここで、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新せず、eNB20とUE−R15間の通信路に対するEPS無線ベアラを生成/更新する場合には、ProSeフラグおよびTFTを含まなくて良い。
eNB20からRRC再設定を受信し、ProSeフラグを検知したUE−R15は、eNB20とのEPS無線ベアラを更新するのではなく、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出する。UE−R15はD2D RB IDを生成し、D2D RB IDに対応するQoS(D2D QoS)、TFT(D2D TFT)を検出する。一方、eNB20からRRC再設定を受信し、UE−R15がProSeフラグを検知せず、eNB20とUE−R15間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出した場合、eNB20との通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出し、UE−R15はeNB20とEPS無線ベアラを更新する従来の手続きを行う。
次に、UE−R15は、通信品質の更新を要求するProSe専用ベアラをUE10と生成する(S1112)。ここで、UE−R15はUE10へD2D RB IDとD2D QoSを通知し、UE10は、D2D RB IDとD2D QoSを管理する。ここで、UE10は、D2D TFTを生成し、D2D RB IDと関連付けても良い。さらに、生成したD2D TFTとアプリケーションを関連付けても良い。なお、eNB20からRRC再設定を受信し、UE−R15がProSeフラグを検知せず、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出しなかった場合、本処理は行わない。
ProSe専用ベアラをUE10と生成したUE−R15は、RRC設定完了通知を送信する(S1114)。さらにeNB20は、ベアラ変更応答をMME30へ送信する(S1116)。MME30はベアラ更新応答をSGW40へ送信し、ベアラ更新応答を送信し(S1118)、SGW40はベアラ変更応答をPGW50へ送信する(S1120)。なお、MME30は、SGW40へ、ベアラ変更応答を送信するのではなく、PGW50へ直接、ベアラ変更応答を送信しても良い。
以上の手続きにより、UE−R15とUE10はProSe専用ベアラを生成することができる。専用ベアラは、QoSの確保が必要となるような特定のアプリケーションと関連付けて利用することにより、アプリケーションのパフォーマンスを向上することができる。また、UE−R15はUE10からのデータを移動通信ネットワークへ転送する(UE−to−network relay)ことにより、UE10はUE−R15経由で移動通信ネットワークに接続することができる。
以上により、移動通信事業者は、通信元UEおよび通信先UEがProSeにおける直接通信に対してQoSを確保したデータの送受信を提供することができる。PGW/SGWがUE間の直接通信における(無線)ベアラを管理することができる。また、eNBがUE間の直接通信における無線ベアラを管理することができる。さらに、通信元UE、通信先においてUE間の直接通信における無線ベアラを管理することができる。また、UE−to−Networkリレーにおいて、リレーUEは、カバレッジ外のUEと無線ベアラを管理することができる。
さらに、上記で説明したPGW/SGW、MME、eNB、通信元UE、通信先UE、リレーUEそれぞれにおいて、直接通信における(無線)ベアラを管理し、直接通信のベアラに対してQoSを確保するための手続きを行うことができる。
また、移動通信ネットワークは従来のデータの送受信を提供しつつ、なるべく少ない変更で、ProSeにおける直接通信に対するQoSを確保するための手続きを行うことができる。
[1.3.3 変形例1]
なお、上記では、UE10がカバレッジ外、UE−R15がカバレッジ内の端末装置として説明したが、UE10がカバレッジ内、UE−R15がカバレッジ内の端末装置としても良い。
さらに、UE10がカバレッジ内、UE−R15がカバレッジ内の場合、eNB20は、UE10へProSeフラグ、EPS RB ID、QoS、TFTを含むRRC再設定通知を送信しても良い(S1110)。一方、UE10は、eNB20からRRC再設定通知を受信し、ProSeフラグを検知したUE10は、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出する。UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出したUE10は、UE−R15とProSe専用ベアラを生成する(S1112)。なお、UE10は、UE-R15へD2D RB IDとD2D QoSを通知する。
ここで、eNB20からRRC再設定を受信し、UE10がProSeフラグを検知せず、eNB20とUE10間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出した場合、eNB20との通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出し、UE10はeNB20とEPS無線ベアラを更新する従来の手続きを行う。
UE10は、UE10とUE−R15間のD2D無線ベアラを更新するまたは、eNB20とUE10間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新した場合、UE10はeNB20へRRC設定完了を通知する(S1114)。これ以外の手続きは、第1の実施形態で説明した方法と同様の手続きである。
[1.3.4 変形例2]
さらに、以上の説明ではeNB20はカバレッジ内に存在するUE−R15とUE10のいずれかにRRC再設定通知を送信していたが、UE10へProSeフラグ、EPS RB ID、QoS、TFTを含むRRC再設定通知を送信し、UE−R15へProSeフラグ、EPS RB ID、QoS、TFTを含むRRC再設定通知を送信してもよい(S1110)。UE10は、eNB20からRRC再設定通知を受信し、ProSeフラグを検知したUE10は、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出する。UE―R15は、eNB20からRRC再設定通知を受信し、ProSeフラグを検知したUE―R15は、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出する。
UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出したUE10とUE−R15は、ProSe専用ベアラを生成する(S1112)。なお、UE10とUE−R15は、互いにD2D RB IDとD2D QoSを通知しても良い。
ここで、UE10は、eNB20からRRC再設定を受信し、UE10がProSeフラグを検知せず、eNB20とUE10間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出した場合、UE10はeNB20とEPS無線ベアラを更新する従来の手続きを行う。また、UE−R15は、eNB20からRRC再設定を受信し、UE―R15がProSeフラグを検知せず、eNB20とUE―R15間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出した場合、UE―R15はeNB20とEPS無線ベアラを更新する従来の手続きを行う。
UE10は、UE10とUE−R15間のD2D無線ベアラを更新するまたは、eNB20とUE10間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新した場合、UE10はeNB20へRRC設定完了を通知する(S1114)。一方、UE―R15は、UE10とUE−R15間のD2D無線ベアラを更新するまたは、eNB20とUE―R15間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新した場合、UE―R15はeNB20へRRC設定完了を通知する(S1114)。eNB20は、UE10およびUE−R15からRRC設定完了通知を受信することで、UE10とUE−R15間でProSe専用ベアラの生成または、eNB20とUE−R15間およびeNB20とUE10間でRRC再設定が完了したことを検知する。これ以外の手続きは、第1の実施形態で説明した方法と同様の手続きである。
[2. 第2実施形態]
[2.1 移動通信システムの概要]
続いて、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、QoS更新手続きが異なる。第1実施形態では、eNB20が関与するQoS更新手続きであったが、本実施形態では、eNB20が関与しないQoS更新手続きとなっている。
図1における移動通信システムの構成を利用することができるため、その詳細な説明を省略する。また、移動通信システムにおけるUEの構成やUE−Rの構成、eNBの構成、MMEの構成、SGW40の構成、PGW50の構成も同様であるため、その詳細な説明を省略する。また、UE−to−Network RelayにおけるPDN接続確立手続きは同様であるため、その詳細な説明を省略する。
図15に、本実施形態におけるPGW50/SGW40とeNB20とUE−R15とUE10において、D2D無線ベアラとEPS無線ベアラとEPSベアラの関係を示す。
PGW50/SGW40はデータの送受信のために、EPSベアラIDを管理している。なお、PGW50は下りリンクデータの送信のために、TFTを管理している。MME30はEPSベアラIDとD2D RB IDを関連付けて管理している。UE−R15はD2D RB IDを管理している。UE10はD2D RB IDを管理している。なお、UE10は上りリンクデータの送信のために、D2D TFT(TFT)を管理している。
図15の関係を利用して、PGW50からUE10へデータを送信する場合の流れを説明する。まず、PGW50は、EPSベアラIDを管理し、TFTに従って、EPSベアラIDを選択し、PGW50はSGW40へデータを送信する。SGW40は、eNB20へPGW50からのデータをEPSベアラIDに応じて転送する。
次に、eNB20はSGW40からのデータをEPSベアラIDに応じてUE−R15へ転送する。このとき、eNB20は、SGW40からデータに含められるEPSベアラIDにより、EPSベアラIDとEPS RB IDのマッピングテーブル249からEPS RB IDを解決し、EPS RB IDに応じてデータをUE−R15に転送する。
一方、UE−R15は、eNB20からのデータをMME30からのD2D RB IDに応じてUE10へProSeにおける直接通信を利用して転送する。このとき、UE−R15は、MME30からのD2D RB IDに応じてデータをUE10に転送する。
以上により、PGW50はSGW40、eNB20、UE−R15を経由して、UE10へデータを送信することができる。なお、UE−R15はUE10を独自に管理し、必要に応じてeNB20からのデータをUE10へ転送する。UE−R15がUE10を管理する方法は種々の方法が考えられるが、例えば、アプリケーションにUE10を示す情報が含まれている場合には、UE10へ転送しても良い。さらに、UE−R15は、アプリケーションに、UE−R15と同じグループに属していることを示す情報(例えば、グループID)が含まれている場合に、UE10へ転送しても良い。
また、図15の関係を利用して、UE10からPGW50へデータを送信する場合の流れを説明する。まず、UE10は、D2D TFTに従って、D2D RB IDを選択し、UE10はUE−R15へデータを送信する。UE−R15は、UE10からのデータをUE−R15宛でないことを検出し、eNB20へUE10からのデータをD2D RB IDに応じて転送する。このとき、UE−R15は、UE10からデータに含められるD2D RB IDにより、D2D RB IDとEPS RB IDのマッピングテーブルからEPS RB IDを解決し、EPS RB IDに応じてデータをeNB20に転送する。
次に、eNB20はUE−R15からのデータをEPS RB IDに応じてSGW40へ転送する。このとき、eNB20は、UE−R15からデータに含められるEPS RB IDにより、EPSベアラIDとEPS RB IDのマッピングテーブル249からEPSベアラIDを解決し、EPSベアラIDに応じてデータをSGW40に転送する。
次に、SGW40は、eNB20からのデータをEPSベアラIDに応じてPGW50へ転送する。
以上により、UE10はUE−R15、eNB20、SGW40を経由して、PGW50へデータを送信することができる。なお、PGW50は、UE10のデータをPDN80へ転送する。
[2.2 処理の説明]
[2.2.1 QoS更新手続き]
図16を用いて、本実施形態におけるQoS更新手続きについて説明する。まず、PGW50は、UE10へ特定ベアラを確立するために、PCCからQoS更新をトリガーされる(S1202)。
PCCからQoSトリガーを受けたPGW50は、通信品質の更新を要求するベアラ更新要求をSGW40へ送信し(S1204)、SGW40はMME30へ通信品質の更新を要求するベアラ更新要求を送信する(S1206)。ここで、ベアラ更新要求には、ProSeフラグ、EPSベアラID、QoS、TFTを含める。なお、ProSeフラグは、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新を示すための情報である。ProSeフラグは、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新を示すための情報であれば、ProSe indicatorやRelay indicator、ProSe Relayフラグなどでも良い。ここで、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新せず、eNB20とUE−R15間の通信路に対するEPS無線ベアラを生成/更新する場合には、ProSeフラグを含まなくて良い。また、PGW50は、SGW40へEPSベアラ更新要求を送信し、SGW40はMME30へベアラ更新要求を送信しているが、PGW50がMME30へ直接送信しても良い。
ベアラ更新要求を受信したMME30は、ProSeフラグを検知し、UE10とUE−R15間に対するD2D無線ベアラを生成/更新することを検出する。ここで、MME30は、ProSeフラグを検知できなかった場合には、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新するのではなく、eNB20とUE−R15間のEPS無線ベアラを生成/更新することを検出する。
次に、MME30は、通信品質の更新を要求するベアラ更新要求をUE−R15へ送信する(S1208)。ここで、ベアラ変更要求には、ProSeフラグ、D2D RB ID、QoS、TFTを含める。なお、ProSeフラグは、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新させるための情報である。また、ProSeフラグはUE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新を示すための情報であれば、ProSe indicatorやRelay indicator、ProSe Relayフラグなどでも良い。ここで、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新せず、eNB20とUE−R15間の通信路に対するEPS無線ベアラを生成/更新する場合には、ProSeフラグを含まなくて良い。
なお、MME30はEPSベアラコンテキスト342でD2D RB IDを管理し、UE−R15へ通知しても良いし、EPSベアラIDをUE−R15とUE10間のD2D RB IDとして利用しても良い。さらに、QoSはEPSベアラコンテキスト342で、ベアラ専用の通信品質に関する情報としてD2D QoSを管理し、UE−R15へ通知してもよいし、QoSをD2D QoSとして利用しても良い。また、TFTはEPSベアラコンテキスト342で、ベアラ専用の通信品質に関する情報としてD2D TFTを管理し、UE−R15へ通知してもよいし、TFTをD2D TFTとして利用しても良い。
MME30からベアラ更新要求を受信し、ProSeフラグを検知したUE−R15は、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出する。一方、MME30からベアラ更新要求を受信し、UE−R15がProSeフラグを検知しなかった場合、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新するのではなく、eNB20との通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出し、UE−R15はeNB20とEPS無線ベアラを更新する従来の手続きを行う。
また、UE−R15はEPS RB IDに対応するQoS、TFTを検出する。ここで、UE−R15は、EPSベアラIDからEPS RB IDを生成する。さらに、UE−R15は、D2D RB IDとEPS RB IDのマッピングテーブル1549にD2D RB IDおよび、EPS RB IDを含める。
次に、UE−R15は、通信品質の更新を要求するProSe専用ベアラをUE10と生成する(S1212)。さらに、UE―R15は、RRC再設定通知に含まれるD2D RB IDを検出する。ここで、UE−R15はUE10へD2D RB IDとQoSを通知し、UE10は、D2D RB IDとQoS(D2D QoS)を管理する。なお、UE−R15は、eNB20とすでに確立しているEPS無線ベアラにおけるEPS RB IDとEPS RB IDのマッピングテーブル1549に含めても良い。また、UE10は、D2D TFTを生成し、D2D RB IDと関連付けても良い。さらに、生成したD2D TFTとアプリケーションを関連付けても良い。なお、eNB20からRRC再設定を受信し、UE−R15がUE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検知しなかった場合、本処理は行わない。
ProSe専用ベアラをUE10と生成したUE−R15は、ベアラ更新応答をMME30へ送信する(S1214)。MME30はベアラ更新応答をSGW40へ送信(S1216)し、SGW40はベアラ更新応答をPGW50へ送信する(S1218)。なお、MME30は、SGW40へ、ベアラ更新応答を送信するのではなく、PGW50へ直接、ベアラ更新応答を送信しても良い。
以上の手続きにより、UE−R15とUE10はProSe専用ベアラを生成することができる。専用ベアラは、QoSの確保が必要となるような特定のアプリケーションと関連付けて利用することにより、アプリケーションのパフォーマンスを向上することができる。また、UE−R15はUE10からのデータを移動通信ネットワークへ転送する(UE−to−network relay)ことにより、UE10はUE−R15経由で移動通信ネットワークに接続することができる。
以上により、移動通信事業者は、通信元UEおよび通信先UEがProSeにおける直接通信に対してQoSを確保したデータの送受信を提供することができる。PGW/SGWがUE間の直接通信における(無線)ベアラを管理することができる。また、eNBがUE間の直接通信における無線ベアラを管理することができる。さらに、通信元UE、通信先においてUE間の直接通信における無線ベアラを管理することができる。また、UE−to−Networkリレーにおいて、リレーUEは、カバレッジ外のUEと無線ベアラを管理することができる。
さらに、上記で説明したPGW/SGW、MME、eNB、通信元UE、通信先UE、リレーUEそれぞれにおいて、直接通信における(無線)ベアラを管理し、直接通信のベアラに対してQoSを確保するための手続きを行うことができる。
また、移動通信ネットワークは従来のデータの送受信を提供しつつ、なるべく少ない変更で、ProSeにおける直接通信に対するQoSを確保するための手続きを行うことができる。
[2.2.2 変形例3]
なお、上記では、UE10がカバレッジ外、UE−R15がカバレッジ内の端末装置として説明したが、UE10がカバレッジ内、UE−R15がカバレッジ内の端末装置としても良い。
さらに、UE10がカバレッジ内、UE−R15がカバレッジ内の場合、MME30は、UE10へProSeフラグ、D2D RB ID、QoS、TFTを含むベアラ更新要求を送信しても良い(S1208)。一方、UE10は、MME30からベアラ更新要求を受信し、ProSeフラグを検知したUE10は、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出する。UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出したUE10は、UE−R15とProSe専用ベアラを生成する(S1212)。なお、UE10は、UE−R15へD2D RB IDとD2D QoSを通知する。
ここで、MME30からRRC再設定を受信し、UE10がProSeフラグを検知せず、eNB20とUE10間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出した場合、eNB20との通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出し、UE10はeNB20とEPS無線ベアラを更新する従来の手続きを行う。
UE10は、UE10とUE−R15間のD2D無線ベアラを更新するまたは、eNB20とUE10間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新した場合、UE10はMME30へベアラ更新応答を通知する(S1214)。これ以外の手続きは、第2の実施形態で説明した方法と同様の手続きである。
[2.2.3 変形例4]
さらに、以上の説明ではMME30はカバレッジ内に存在するUE−R15とUE10のいずれかにベアラ更新要求を送信していたが、UE10へProSeフラグ、EPS RB ID、QoS、TFTを含むベアラ更新要求を送信し、UE−R15へProSeフラグ、EPS RB ID、QoS、TFTを含むベアラ更新要求を送信してもよい(S1208)。UE10は、MME30からベアラ更新要求を受信し、ProSeフラグを検知したUE10は、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出する。UE―R15は、MME30からベアラ更新要求を受信し、ProSeフラグを検知したUE―R15は、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出する。
UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出したUE10とUE−R15は、ProSe専用ベアラを生成する(S1212)。なお、UE10とUE−R15は、互いにD2D RB IDとD2D QoSを通知しても良い。
ここで、UE10は、MME30からベアラ更新要求を受信し、UE10がProSeフラグを検知せず、eNB20とUE10間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出した場合、UE10はeNB20とEPS無線ベアラを更新する従来の手続きを行う。また、UE−R15は、MME30からベアラ更新要求を受信し、UE―R15がProSeフラグを検知せず、eNB20とUE―R15間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出した場合、UE―R15はeNB20とEPS無線ベアラを更新する従来の手続きを行う。
UE10は、UE10とUE−R15間のD2D無線ベアラを更新するまたは、eNB20とUE10間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新した場合、UE10はMME30へベアラ更新応答を送信する(S1214)。一方、UE―R15は、UE10とUE−R15間のD2D無線ベアラを更新するまたは、eNB20とUE―R15間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新した場合、UE―R15はMME30へベアラ更新応答を送信する(S1214)。MME30は、UE10およびUE−R15からベアラ更新応答を受信することで、UE10とUE−R15間でProSe専用ベアラの生成または、eNB20とUE−R15間およびeNB20とUE10間でRRC再設定が完了したことを検知する。これ以外の手続きは、第2の実施形態で説明した方法と同様の手続きである。
[3. 第3実施形態]
続いて、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、QoS更新手続きが異なる。第1実施形態、第2実施形態では、PGW50主導でQoS更新手続きが開始されていたが、本実施形態では、HSS主導でQoS更新手続きを行う。
図1における移動通信システムの構成を利用することができるため、その詳細な説明を省略する。また、移動通信システムにおけるUEの構成やUE−Rの構成、eNBの構成、MMEの構成、SGW40の構成、PGW50の構成も同様であるため、その詳細な説明を省略する。また、UE−to−Network RelayにおけるPDN接続確立手続きは同様であるため、その詳細な説明を省略する。なお、HSS60は、従来の移動通信ネットワーク5にと同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
[3.1 処理の説明]
[3.1.1 QoS更新手続き]
図17を用いて、本実施形態におけるQoS更新手続きについて説明する。 まず、HSS60は、契約者データが更新されたことを検知して、MME30へUE−R15およびUE10における契約者データの挿入を通知する(S1302)。一方、MME30はHSS60からの契約者データの挿入を検知して、契約者データの挿入応答を返信する(S1304)。MME30はHSS60からの契約者データの挿入により、QoS更新を開始する。
続いて、MME30は契約者データの更新に基づいて、UE−R15およびUE10におけるUEコンテキストの更新を行う(S1306)。MME30はUE−R15およびUE10におけるUEコンテキストの更新をeNB20に通知し、eNB20はUEコンテキストを更新する。
ベアラ更新要求を受信したMME30は、ProSeフラグを検知し、UE10とUE−R15間に対するD2D無線ベアラを生成/更新することを検出する。ここで、MME30は、ProSeフラグを検知できなかった場合には、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新するのではなく、eNB20とUE−R15間のEPS無線ベアラを生成/更新することを検出する。
次に、MME30は、ベアラ変更命令をSGW40へ送信し(S1308)、SGW40はPGW50へベアラ変更命令を送信する(S1310)。なお、ベアラ変更命令には、UE10とUE−R15間のQoSを変更することを示す情報を含めても良い。
SGW40からベアラ変更命令を受信したPGW50は、UE10とUE−R15間のベアラ変更であることを検知する。ベアラ変更を検知したPGW50はSGW40へベアラ更新要求を送信し(S1312)、SGW40はベアラ更新要求をMME30へ送信する(S1314)。ここで、ベアラ更新要求には、ProSeフラグ、EPSベアラID、QoS、TFTを含める。なお、ProSeフラグは、UE10とUE−R15間のD2D無線ベアラを生成/更新を示すための情報である。ProSeフラグは、UE10とUE−R15間のD2D無線ベアラを生成/更新を示すための情報であれば、ProSe indicatorやRelay indicator、ProSe Relayフラグなどでも良い。また、PGW50は、SGW40へEPSベアラ更新要求を送信し、SGW40はMME30へベアラ更新要求を送信しているが、PGW50がMME30へ直接送信しても良い。
なお、S1308からS1314からの手続きはMME30が、UE−R15およびUE10間のProSeにおける直接通信に対するベアラ(D2D無線ベアラ)であることを検知している場合には、行わなくても良い。
次に、MME30は、通信品質の更新を要求するベアラ変更要求をeNB20へ送信する(S1316)。ここで、ベアラ変更要求には、ProSeフラグ、EPSベアラID、QoS、TFTを含める。なお、ProSeフラグは、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新させるための情報である。また、ProSeフラグは、UE10とUE−R15間のD2D無線ベアラを生成/更新させるための情報であれば、ProSe indicatorやRelay indicator、ProSe Relayフラグなどでも良い。ここで、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新せず、eNB20とUE−R15間の通信路に対するEPS無線ベアラを生成/更新する場合には、ProSeフラグを含まなくて良い。
MME30からベアラ変更要求を受信したeNB20は、ベアラ変更要求に含まれるProSeフラグを検知して、eNB20とUE−R15間のEPS無線ベアラを変更するのではなく、UE−R15とUE10間のD2D無線ベアラを更新することを検出する。また、eNB20はEPS RB IDに対応するQoS、TFTを検出する。ここで、eNB20は、EPSベアラIDからEPS RB IDを生成する。さらに、eNB20は、EPSベアラIDとEPS RB IDのマッピングテーブル249にEPSベアラIDおよび、EPS RB IDを含める。
次に、eNB20は、UE−R15とUE10とのD2D無線ベアラ更新のために通信品質の更新を要求するRRC再設定通知を送信する(S1318)。ここで、RRC再設定には、EPS RB ID、QoSを含める。なお、MME30からベアラ変更要求にProSeフラグが含まれていることにより、ProSeフラグおよびTFTを含める。なお、ProSeフラグは、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新を示すための情報であれば、ProSe indicatorやRelay indicator、ProSe Relayフラグなどでも良い。ここで、UE10とUE−R15間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを生成/更新せず、eNB20とUE−R15間の通信路に対するEPS無線ベアラを生成/更新する場合には、ProSeフラグおよびTFTを含まなくて良い。
eNB20からRRC再設定を受信し、ProSeフラグを検知したUE−R15は、eNB20とのEPS無線ベアラを更新するのではなく、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出する。UE−R15はD2D RB IDを生成し、D2D RB IDに対応するQoS(D2D QoS)、TFT(D2D TFT)を検出する。一方、eNB20からRRC再設定を受信し、UE−R15がProSeフラグを検知しなかった場合、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新するのではなく、eNB20との通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出し、UE−R15はeNB20とEPS無線ベアラを更新する従来の手続きを行う。
次に、UE−R15は、通信品質の更新を要求するProSe専用ベアラ通知メッセージをUE10へ送信し、ProSe専用ベアラをUE10と生成する(S1320)。ここで、UE−R15はUE10へD2D RB IDとQoSを通知し、UE10は、D2D RB IDとD2D QoSを管理する。ここで、UE10は、D2D TFTを生成し、D2D RB IDと関連付けても良い。さらに、生成したD2D TFTとアプリケーションを関連付けても良い。なお、eNB20からRRC再設定を受信し、UE−R15がProSeフラグを検知せず、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出しなかった場合、本処理は行わない。
ProSe専用ベアラをUE10と生成したUE−R15は、RRC設定完了通知を送信する(S1322)。さらにeNB20は、ベアラ変更応答をMME30へ送信する(S1324)。MME30はベアラ更新応答をSGW40へ送信し、ベアラ更新応答を送信し(S1326)、SGW40はベアラ変更応答をPGW50へ送信する(S1328)。なお、MME30は、SGW40へ、ベアラ変更応答を送信するのではなく、PGW50へ直接、ベアラ変更応答を送信しても良い。
ここで、MME30は、SGW40からベアラ更新要求(S1314)を受信していない場合には、ベアラ更新応答を送信(S1326)しなくても良い。さらに、SGW40は、PGW50からベアラ更新要求(S1316)を受信していない場合には、ベアラ更新応答を送信(S1328)しなくても良い。
以上の手続きにより、UE−R15とUE10はProSe専用ベアラを生成することができる。専用ベアラは、QoSの確保が必要となるような特定のアプリケーションと関連付けて利用することにより、アプリケーションのパフォーマンスを向上することができる。また、UE−R15はUE10からのデータを移動通信ネットワークへ転送する(UE−to−network relay)ことにより、UE10はUE−R15経由で移動通信ネットワークに接続することができる。
以上により、移動通信事業者は、通信元UEおよび通信先UEがProSeにおける直接通信に対してQoSを確保したデータの送受信を提供することができる。PGW/SGWがUE間の直接通信における(無線)ベアラを管理することができる。また、eNBがUE間の直接通信における無線ベアラを管理することができる。さらに、通信元UE、通信先においてUE間の直接通信における無線ベアラを管理することができる。また、UE−to−Networkリレーにおいて、リレーUEは、カバレッジ外のUEと無線ベアラを管理することができる。
さらに、上記で説明したPGW/SGW、MME、eNB、通信元UE、通信先UE、リレーUEそれぞれにおいて、直接通信における(無線)ベアラを管理し、直接通信のベアラに対してQoSを確保するための手続きを行うことができる。
また、移動通信ネットワークは従来のデータの送受信を提供しつつ、なるべく少ない変更で、ProSeにおける直接通信に対するQoSを確保するための手続きを行うことができる。
[3.1.2 変形例5]
なお、上記では、UE10がカバレッジ外、UE−R15がカバレッジ内の端末装置として説明したが、UE10がカバレッジ内、UE−R15がカバレッジ内の端末装置としても良い。
さらに、UE10がカバレッジ内、UE−R15がカバレッジ内の場合、eNB20は、UE10へProSeフラグ、EPS RB ID、QoS、TFTを含むRRC再設定通知を送信しても良い(S1318)。一方、UE10は、eNB20からRRC再設定通知を受信し、ProSeフラグを検知したUE10は、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出する。UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出したUE10は、UE−R15とProSe専用ベアラを生成する(S1320)。なお、UE10は、UE-R15へD2D RB IDとD2D QoSを通知する。
ここで、eNB20からRRC再設定を受信し、UE10がProSeフラグを検知せず、eNB20とUE10間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出した場合、eNB20との通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出し、UE10はeNB20とEPS無線ベアラを更新する従来の手続きを行う。
UE10は、UE10とUE−R15間のD2D無線ベアラを更新するまたは、eNB20とUE10間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新した場合、UE10はeNB20へRRC設定完了を通知する(S1322)。これ以外の手続きは、第3の実施形態で説明した方法と同様の手続きである。
[3.1.3 変形例6]
さらに、以上の説明ではeNB20はカバレッジ内に存在するUE−R15とUE10のいずれかにRRC再設定通知を送信していたが、UE10へProSeフラグ、EPS RB ID、QoS、TFTを含むRRC再設定通知を送信し、UE−R15へProSeフラグ、EPS RB ID、QoS、TFTを含むRRC再設定通知を送信してもよい(S1318)。UE10は、eNB20からRRC再設定通知を受信し、ProSeフラグを検知したUE10は、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出する。UE―R15は、eNB20からRRC再設定通知を受信し、ProSeフラグを検知したUE―R15は、UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出する。
UE−R15とUE10間の直接通信路に対するD2D無線ベアラを更新することを検出したUE10とUE−R15は、ProSe専用ベアラを生成する(S1320)。なお、UE10とUE−R15は、互いにD2D RB IDとD2D QoSを通知しても良い。
ここで、UE10は、eNB20からRRC再設定を受信し、UE10がProSeフラグを検知せず、eNB20とUE10間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出した場合、UE10はeNB20とEPS無線ベアラを更新する従来の手続きを行う。また、UE−R15は、eNB20からRRC再設定を受信し、UE―R15がProSeフラグを検知せず、eNB20とUE―R15間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新することを検出した場合、UE―R15はeNB20とEPS無線ベアラを更新する従来の手続きを行う。
UE10は、UE10とUE−R15間のD2D無線ベアラを更新するまたは、eNB20とUE10間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新した場合、UE10はeNB20へRRC設定完了を通知する(S1322)。一方、UE―R15は、UE10とUE−R15間のD2D無線ベアラを更新するまたは、eNB20とUE―R15間の通信路に対するEPS無線ベアラを更新した場合、UE―R15はeNB20へRRC設定完了を通知する(S1322)。eNB20は、UE10およびUE−R15からRRC設定完了通知を受信することで、UE10とUE−R15間でProSe専用ベアラの生成または、eNB20とUE−R15間およびeNB20とUE10間でRRC再設定が完了したことを検知する。これ以外の手続きは、第3の実施形態で説明した方法と同様の手続きである。
[4. 第4実施形態]
続いて、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、QoS更新手続きが異なる。第1実施形態、第2実施形態では、PGW50主導でQoS更新手続きが開始され、第3実施形態では、HSS60主導でQoS更新手続きが開始されていたが、本実施形態では、ProSe Server(またはProSe Function)主導でQoS更新手続きを行う。
[4.1 移動通信システムの概要]
図18(a)に、本実施形態における移動通信システム2の構成を示す。図18(a)では、ProSe Server90がPDN80に配置される構成である。なお、ProSe Server90以外の構成は、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態と同様である。また、図18(b)に本実施形態における移動通信システム3を示す。図18(b)では、ProSe Server90が移動通信ネットワーク5内に配置される構成である。なお、ProSe Server90は、MME30内の一機能として、ProSe Function90としても良い。ProSe Server90(またはProSe Function)以外の構成は、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態と同様である。本実施形態では、図18(a)の構成、図18(b)の構成いずれも利用可能である。
[4.2 装置構成]
続いて、ProSe Server90の構成について図を用いて簡単に説明する。なお、UE10、UE−R15、eNB20、MME30、SGW40、PGW50、HSS60、PCRF70、PDN80は第1実施形態と同様の構成であるため、説明を省略する。
[4.2.1 ProSe Serverの構成]
図19にProSe Server90の機能構成を示す。ProSe Server90は、制御部900に、移動通信ネットワークインタフェース部910と、記憶部940とがバスを介して接続されている。
制御部900は、ProSe Server90を制御するための機能部である。制御部900は、記憶部940に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
移動通信ネットワークインタフェース部910は、ProSe Server90が移動通信ネットワークに接続するための機能部である。
記憶部940は、ProSe Server90の各種動作に必要なプログラム、データ等を記録する機能部である。記憶部940は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成される。さらに、記憶部940には、EPSベアラコンテキスト942が記憶されている。
図20に、EPSベアラコンテキスト942の例を示す。図20では、EPSベアラコンテキスト942に、D2D RB ID、D2D TFT、D2D QoSが含まれている。
D2D TFTは、アプリケーションや送信元UEや送信先のUE、PGW50に関する情報などと関連付けられ、アプリケーションや送信元UEや送信先のUEの情報などに応じてどのベアラ(D2D RB ID)で直接通信を行うかを示す、直接通信路のコネクションを選択するための情報が管理されている。
D2D RB IDは、UE10とUE−R15間の直接通信路におけるコネクションを識別する識別子である。ここで、D2D RB IDは、D2D無線ベアラの識別子を記憶している。
D2D QoSは、D2D RB ID毎のQoSを示している。ProSe Server90は、UE10とUE―R15間で、D2D RB ID毎に応じたD2D QoSを管理する。
図20では、D2D TFTがUE C、D2D RB IDが1、D2D QoSがQCI1となっており、UE10またはUE−R15がUE Cと通信を行う場合には、D2D RB IDに1が選択され、D2D QCI1でUE10とUE−R15がデータの送受信を行うことを管理している。
一方、TFTがUE D、D2D RB IDが2、D2D QoSがQCI2と含まれており、UE10またはUE−R15がUE Dとデータの送受信を行う場合には、D2D RB IDに2が選択され、D2D QCI2でUE10とUE−R15がデータの送受信を行うことを管理している。ここで、TFTには、UE識別子が含まれているが、UEに関する情報であれば良い。また、UEに関する情報ではなく、アプリケーションに関する情報を含み、アプリケーションに応じてTFTが選択されても良い。また、UEに関する情報および、アプリケーションに関する情報を含めて、複合的にTFTを選択しても良い。
[4.3 処理の説明]
UE−to−Network RelayにおけるPDN接続確立手続きは同様に利用可能であるため、その詳細な説明を省略する。
[4.3.1 QoS更新手続き]
図21を用いて、本実施形態におけるQoS更新手続きについて説明する。 まず、ProSe Server90は、UE10とUE−R15のQoSの更新の必要性を検知して、MME30へUE−R15およびUE10におけるQoS更新要求を送信する(S1402)。ProSe Server90は、QoS更新要求に、ProSeフラグ、D2D RB ID、D2D TFT、D2D QoSを含める。
一方、MME30はProSe Server90からのQoS更新要求を受信し、ProSeフラグを検知する。ProSeフラグを検知したMME30は、UE10およびUE−R15間のQoSを更新することを検出する。また、MME30は、D2D RB ID、D2D TFT、D2D QoSを検出する。
一方、MME30は、QoS更新応答返信する(S1404)。MME30はProSe Server90からの契約者データの挿入により、QoS更新を開始する。
以降の手続きは、第3実施形態で示したS1306からS1328の手続きと同様であるため、その説明は省略する。なお、MME30は、ProSe Server90からのD2D RB IDをEPSベアラID、D2D TFTをTFT、D2D QoSをQoSとして利用する。さらに、MME30は、ProSe Server90からのD2D RB IDとEPSベアラIDのマッピング情報を管理し、D2D TFTとTFTのマッピング情報を管理し、D2D QoSとQoSのマッピング情報を管理しても良い。
以上の手続きにより、UE−R15とUE10はProSe専用ベアラを生成することができる。専用ベアラは、QoSの確保が必要となるような特定のアプリケーションと関連付けて利用することにより、アプリケーションのパフォーマンスを向上することができる。また、UE−R15はUE10からのデータを移動通信ネットワークへ転送する(UE−to−network relay)ことにより、UE10はUE−R15経由で移動通信ネットワークに接続することができる。
以上により、移動通信事業者は、通信元UEおよび通信先UEがProSeにおける直接通信に対してQoSを確保したデータの送受信を提供することができる。PGW/SGWがUE間の直接通信における(無線)ベアラを管理することができる。また、eNBがUE間の直接通信における無線ベアラを管理することができる。さらに、通信元UE、通信先においてUE間の直接通信における無線ベアラを管理することができる。また、UE−to−Networkリレーにおいて、リレーUEは、カバレッジ外のUEと無線ベアラを管理することができる。
さらに、上記で説明したPGW/SGW、MME、eNB、通信元UE、通信先UE、リレーUEそれぞれにおいて、直接通信における(無線)ベアラを管理し、直接通信のベアラに対してQoSを確保するための手続きを行うことができる。
また、移動通信ネットワークは従来のデータの送受信を提供しつつ、なるべく少ない変更で、ProSeにおける直接通信に対するQoSを確保するための手続きを行うことができる。
[5.変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
また、各実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
また、上述した実施形態における各装置の一部又は全部を典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現してもよい。各装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能であることは勿論である。
1 移動通信システム
5 移動通信ネットワーク
7 コアネットワーク
9 アクセスネットワーク
10 UE
15 UE−R
20 eNB
30 MME
40 SGW
50 PGW
60 HSS
70 PCRF
80 PDN
90 ProSeサーバ

Claims (22)

  1. PGW(Packet Data Network Gateway)と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、前記基地局装置と前記リレー端末装置間において通信路が確立され、前記リレー端末装置と前記端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおいて、
    前記PGWは、通信品質の更新を、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求する場合、直接通信を示す情報を含めず、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求する場合、直接通信を示す情報を含め、通信品質の更新を要求する第一の要求メッセージを送信し、
    前記制御装置は、前記第一の要求メッセージを受信し、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含まない通信品質の更新を要求する第二の要求メッセージを送信し、
    前記第一の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を要求する第二の要求メッセージを送信し、
    前記基地局装置は、前記第二の要求メッセージを受信し、
    前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報を含まない通信品質の更新を要求する第三の要求メッセージを送信し、
    前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報と通信路のコネクションを選択するための情報を含む通信品質の更新を要求する第三の要求メッセージを送信し、
    前記リレー端末装置は、前記第三の要求メッセージ受信し、
    前記第三の要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
    前記第三の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記端末装置へ直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報を含む通信品質の更新を要求する第四の要求メッセージを送信する、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  2. PGW(Packet Data Network Gateway)と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおけるリレー端末装置であって、
    前記リレー端末装置は、基地局装置から前記通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記端末装置へ通信品質の更新を、直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報を含めて、要求する要求メッセージを送信することを特徴とするリレー端末装置。
  3. PGW(Packet Data Network Gateway)と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおける端末装置であって、
    前記リレー端末装置から直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質を示す情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、
    前記要求メッセージに基づいて前記端末装置との前記直接通信路に対する通信品質の更新を行うことを特徴とする端末装置。
  4. PGW(Packet Data Network Gateway)と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおける基地局装置であって、
    前記基地局装置は、前記制御装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含めないことで、前記リレー端末装置へ通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
    前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報と通信品質を選択するための情報を含む、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報と直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信路のコネクションを選択するための情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信することを特徴とする基地局装置。
  5. PGW(Packet Data Network Gateway)と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおける制御装置であって、
    前記制御装置は、前記PGWから通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含めずに通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
    前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を前記基地局装置へ要求する要求メッセージを送信することを特徴とする制御装置。
  6. リレー端末装置が、リレー端末装置と、リレー端末装置の近隣に位置する端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、
    前記リレー端末装置は、基地局装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、直接通信を示す情報と直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信路のコネクションを選択するための情報を含む前記端末装置へ通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
  7. 端末装置が、端末装置と、端末装置の近隣に位置するリレー端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、
    前記リレー端末装置から直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質を示す情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、
    前記要求メッセージに基づいて前記端末装置との直接通信路に対する通信品質の更新行うステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
  8. 基地局装置が、端末装置と、端末装置の近隣に位置するリレー端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、
    前記基地局装置は、制御装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、前記要求メッセージに、直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含めないことで、前記リレー端末装置へ通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
    前記リレー端末装置と前記端末装置間の直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報と直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信路のコネクションを選択するための情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
  9. 制御装置が、端末装置と、端末装置の近隣に位置するリレー端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、前記制御装置は、PGWから通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含めずに通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
    前記リレー端末装置と前記端末装置間の直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を前記基地局装置へ要求する要求メッセージを送信するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
  10. PGW(Packet Data Network Gateway)と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、前記基地局装置と前記リレー端末装置間において通信路が確立され、前記リレー端末装置と前記端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおいて、
    前記PGWは、通信品質の更新を、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求する場合直接通信を示す情報を含めず、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求する場合、直接通信を示す情報を含め、通信品質の更新を要求する第一の要求メッセージを送信し、
    前記制御装置は、前記第一の要求メッセージを受信し、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
    前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報と直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報と通信路のコネクションを選択するための情報を含む通信品質の更新を要求する第二の要求メッセージを送信し、
    前記リレー端末装置は、前記第二の要求メッセージを受信し、前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
    前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記端末装置へ直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信することを特徴とする移動通信システム。
  11. PGW(Packet Data Network Gateway)と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおけるリレー端末装置であって、
    前記リレー端末装置は、前記制御装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記端末装置へ通信品質の更新を、直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報を含めて、要求する要求メッセージを送信することを特徴とするリレー端末装置。
  12. PGW(Packet Data Network Gateway)と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおける制御装置であって、
    前記制御装置は、前記PGWから通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含めずに、前記リレー端末装置へ通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
    前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を前記端末装置へ要求する要求メッセージを送信することを特徴とする制御装置。
  13. リレー端末装置が、リレー端末装置と、リレー端末装置の近隣に位置する端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、
    前記リレー端末装置は、制御装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報を含む前記端末装置へ通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
  14. 制御装置が、端末装置と、端末装置の近隣に位置するリレー端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、前記制御装置は、PGWから通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含めずに、前記リレー端末装置へ通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
    前記リレー端末装置と前記端末装置間の直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
  15. HSSと、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、前記基地局装置と前記リレー端末装置間において通信路が確立され、前記リレー端末装置と前記端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおいて、
    前記HSSは、契約者データの挿入を通知する通知メッセージを送信し、
    前記制御装置は、前記通知メッセージを受信し、前記通知メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含まない通信品質の更新を要求する第一の要求メッセージを送信し、
    前記通知メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
    前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を要求する第一の要求メッセージを送信し、
    前記基地局装置は、前記第一の要求メッセージを受信し、
    前記第一の要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、
    前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報を含まない通信品質の更新を要求する第二の要求メッセージを送信し、
    前記第一の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
    前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報と直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信路のコネクションを選択するための情報を含む通信品質の更新を要求する第二の要求メッセージを送信し、
    前記リレー端末装置は、前記第二の要求メッセージを受信し、前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
    前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記端末装置へ直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報を含む通信品質の更新を要求する第三の要求メッセージを送信することを特徴とする移動通信システム。
  16. HSSと、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおける制御装置であって、
    前記制御装置は、前記HSSから通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含めずに通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれている場合には、
    前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を前記基地局装置へ要求する要求メッセージを送信することを特徴とする制御装置。
  17. 制御装置が、端末装置と、端末装置の近隣に位置するリレー端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、前記制御装置は、HSSから通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、基地局装置と前記リレー端末装置間の通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含めずに、前記リレー端末装置へ通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信し、
    前記要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
    前記リレー端末装置と前記端末装置間の直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
  18. 直接通信サービスを提供するためのサーバ装置と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、前記基地局装置と前記リレー端末装置間において通信路が確立され、前記リレー端末装置と前記端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおいて、
    前記サーバ装置は、通信品質の更新を要求する第一の要求メッセージを送信し、
    前記制御装置は、前記第一の要求メッセージを受信し、
    前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記基地局装置へ直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を要求する第二の要求メッセージを送信し、
    前記基地局装置は、前記第二の要求メッセージを受信し、
    前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、
    前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報を含まない通信品質の更新を要求する第三の要求メッセージを送信し、
    前記第二の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、
    前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記リレー端末装置へ直接通信を示す情報と通信路のコネクションを選択するための情報を含む通信品質の更新を要求する第三の要求メッセージを送信し、
    前記リレー端末装置は、前記第三の要求メッセージを受信し、前記第三の要求メッセージに直接通信を示す情報が含まれていない場合には、前記基地局装置と前記リレー端末装置間の前記通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記通信路に対する通信品質の更新を、前記基地局装置と行い、
    前記第三の要求メッセージに直接通信を示す情報を含まれている場合には、前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、前記端末装置へ直接通信路におけるコネクションを識別する識別子と通信品質に関する情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信することを特徴とする移動通信システム。
  19. 直接通信サービスを提供するためのサーバ装置と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおける制御装置であって、
    前記制御装置は、前記サーバ装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信し、
    前記リレー端末装置と前記端末装置間の前記直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、通信品質の更新を、直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を前記基地局装置へ要求する要求メッセージを送信することを特徴とする制御装置。
  20. 直接通信サービスを提供するためのサーバ装置と、制御装置と、基地局装置と、リレー端末装置と、前記リレー端末装置の近隣に位置する端末装置とを含み、リレー端末装置と端末装置間において直接通信路が確立されている移動通信システムにおけるサーバ装置であって、
    前記サーバ装置は、通信品質を更新するために、前記制御装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信することを特徴とするサーバ装置。
  21. 制御装置が、端末装置と、端末装置の近隣に位置するリレー端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、前記制御装置は、サーバ装置から通信品質の更新を要求する要求メッセージを受信するステップと、
    前記要求メッセージに基づいて、前記リレー端末装置と前記端末装置間の直接通信路に対する通信品質の更新を要求されていることを検出し、基地局装置へ直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
  22. 直接通信サービスを提供するためのサーバ装置が、端末装置と、端末装置の近隣に位置するリレー端末装置の通信品質を更新するための通信制御方法であって、前記サーバ装置は、通信品質の更新を必要とすることを検知するステップと、
    制御装置へ直接通信を示す情報を含む通信品質の更新を要求する要求メッセージを送信するステップと、
    を備えることを特徴とする通信制御方法。
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