JPWO2014083659A1 - フォークリフトのヘッドガード構造 - Google Patents

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JPWO2014083659A1
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明浩 石神
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Abstract

【課題】荷物を載置したフォークが最上位置に達した時にフォークの先端部が直接確認できると共に、雨天時に運転者が直接被水するのを防止するフォークリフトのヘッドガード構造の提供を目的とする。【解決手段】車体(21)前部に装着された左右一対の前側支柱(51)と、車体(21)の後部に装着された左右一対の後側支柱(52)と、前側支柱(51)と後側支柱(52)の上端部とを連結する左右一対の縦フレーム(55)と、左右一対の前記前側支柱(51)の上端部を連結する前側横フレーム(54)と、左右一対の縦フレーム(55)間に架橋すると共に、前端が縦フレーム(55)の前後方向中間部に位置して下方へ屈曲した前側フランジ面(56b)を有する天板(56)と、前側横フレーム(54)と前側フランジ面(56b)に固着されると共に、車幅方向に間隔を有して複数配設された棒部材(57)と、を備えたことを特徴とする。

Description

本発明は、フォークリフトのヘッドガード構造に関する。
各種の荷物の運搬、積み降ろしに使用されるフォークリフトにおいて、荷物の高所への積み降ろしの際に、荷崩れ等により、荷物が落下した際に、荷物から運転者を守るための防護装置としてヘッドガードが装着されている。
ヘッドガードは、フォークリフトの車体前部に車幅方向に間隔を有して配設された左右一対の前側支柱と、車体後部に車幅方向に間隔を有して配設された左右一対の後側支柱と、
前記前側支柱と前記後側支柱間に架設された天井部とを有しており、運転者を落下する荷物から守るために剛性の高い構造にしてある。
ヘッドガードの構造として特許文献1が存在する。
特許文献1によると、車体に設けられたヘッドガードの前方側の左右の支柱に前カバーがボルトで固定されている。
この前カバーはポリカーボネートなどの強度と耐久性を備えた透明の樹脂で形成されている。
これにより、雨天時に、運転者への被水を防止している。
更に、同様構成にて形成された天井用のカバーを設けて、雨天時に、運転者への被水を防止している。
更に、特許文献2には、ヘッドガードのルーフカバーにフォークリフトのバッテリーの積み降ろしを行うため、車両前後方向中間部に側部が開口したU字状の切欠部を設けている。バッテリー積み降ろしを実施しない時は、該切欠部を閉塞する蓋体を備えている。
そして、ルーフカバーのルーフ板は、鉄板などの金属板、FRPを含む剛性樹脂板等で成形されている。
2003−104695号公報 2005−82356号公報
しかしながら、特許文献1によると、前面と天井部にポリカーボネート等で覆っている。ポリカーボネートは、経年変化により微細な傷が生じ、光が当たると乱反射して視界が著しく悪くなる。
更に、上方から荷物が落下した場合には、破損して、その破損物質が運転者に降りかかる不具合を有している。
また、特許文献2においては、ヘッドガードのルーフカバーに自車のバッテリーの積み降ろしの為の切欠部を設けている。該切欠部を蓋体にて閉塞している。
しかし、切欠部が形成されているため、天井部及び蓋体に多くの補強部材を配設しないと、ヘッドガードとして要求される剛性が確保できない。
従って、構造が複雑になると共に、補強材の費用、製作工数等が嵩みコストが高くなる。
また、ルーフカバーのルーフ板は、鉄板などの金属板、FRP等で形成されているので、不透明であり、上方の視界を確保することができない不具合を有している。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされた発明であって、荷物を載置したフォークが最上位置に達した時にフォークの先端部が直接確認できると共に、雨天時に運転者が直接被水するのを防止するフォークリフトのヘッドガード構造の提供を目的とする。
本発明はかかる課題を解決するため、フォークリフトの車体前部に装着され、車幅方向に離間して配置された左右一対の前側支柱と、
前記車体の後部に装着され、車幅方向に離間して配置された左右一対の後側支柱と、
前記前側支柱の上端部と前記後側支柱の上端部とを前記車体の前後方向に連結する左右一対の縦フレームと、
前記左右一対の前記前側支柱の上端部を車幅方向に連結する前側横フレームと、
前記左右一対の縦フレーム間に架橋すると共に、前記縦フレームの後端部から前記車体の前方向に延在し、前端が前記縦フレームの前後方向中間部に位置して、前記前端に連続して下方へ屈曲した前側フランジ面を有する天板と、
一端が前記前側横フレームに固着され、他端が前記前側フランジ面に固着されると共に、車幅方向に間隔を有して複数配設された棒部材と、を備えたことを特徴とするフォークリフトのヘッドガード構造が提供される。
かかる発明によれば、ヘッドガードの天井部の後側半分、即ち、運転者の上方部分を天板で覆い、両側部を左右一対の縦フレームに固着した構成としたので、天井部の強度及び剛性が高く、且つ、雨天時、雨から運転者を守ることができると共に、フォークリフト運転時の前方の上方視界を維持することができる。
従って、フォークリフトの雨天時の作業性向上と安全性向上が図れる。
また、本発明において好ましくは、前記前側フランジ面の車両前後方向位置は、荷物を載置するフォークの先端が最上位置に達した時に、前記棒部材間の間隔部を介して、少なくとも正規着座位置に運転者が着座した時の前記運転者のアイポイントと前記フォークの先端とを結んだ線より後方に位置しているとよい。
かかる発明によれば、フォークが最上位置に上昇した時に、運転者がフォークの先端を正規着座位置、即ち、フォークリフトの運転操作が支障なく操作できる姿勢で確認できるようにしたので、フォークリフトによる荷役作業が行い易くなると共に、安全性が向上する。
また、本発明において好ましくは、前記天板の前記後端部は、下方へ屈曲した後側フランジ面を有し、前記後側フランジ面の車幅方向の両端縁は、前記一対の後側支柱に夫々固着されているとよい。
かかる発明によれば、後側フランジ面によって、後側支柱の車幅方向の剛性向上が図れる。
更に、後側フランジ面が前側横フレームと同様効果(車幅方向の剛性向上)を有するので、コスト低減が可能となる。
また、本発明において好ましくは、前記天板には、車幅方向全域に亘って上下方向に変位した条状の溝が形成されているとよい。
かかる発明によれば、天板に車幅方向全域に亘って条状の溝を形成したので、天板の上方からの落下物に対する剛性向上が図れると共に、前側支柱及び後側支柱の車幅方向の剛性向上が図れる。
また、本発明において好ましくは、前記天板には、前記天板の運転席側面で、且つ運転席に対向した位置に、車幅方向に延在する補強部材を配設するとよい。
かかる発明によれば、天板の運転席側に補強部材を配設するだけなので、天板の上方からの落下物に対する剛性向上が容易に図れる。
また、本発明において好ましくは、前記棒部材は、前記棒部材の軸線に直角方向の断面形状が長方形を成し、前記断面形状の長辺が上下方向に配置されているとよい。
かかる発明によれば、断面形状が長方形の長辺を上下方向に配設することにより、長方形断面の長辺を水平方向に配設した場合より、棒部材間の隙間部が大きくなり、上方視界が広くなる。
更に、長辺を上下方向に配置することで、上下方向の剛性が向上し、安全性が向上する。
また、剛性を同一に保つ場合には、材料の重量軽減と、重量軽減に伴う材料費の低減が可能となる。
このような構造にすることにより、荷物を載置したフォーク先端部が直接確認できると共に、雨天時に運転者が雨水を直接受けることを防止するフォークリフトのヘッドガード構造が提供される。
本発明が実施されるフォークリフトの概略側面図を示す。 本発明が実施されるヘッドガード概略斜視図を示す。 本発明のヘッドガード天井部の概略斜視図を示す。 (A)は本発明のヘッドガード天井部の結合構造詳細図、(B)はガセットの溶接範囲図を示す。 (A)は前側支柱の車体への取付構造図、(B)は(A)のA−A断面図を示す。 (A)は後側支柱の車体側への取付構造図を示し、(B)は後側支柱を車体に組付ける組立分解図を示す。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。
但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明が実施されるフォークリフトの概略側面図を示し、1はフォークリフト全体の側面図を示す。
フォークリフト1は車体21と、車体21の前部に装着された荷物昇降装置7と、荷物昇降装置7によって持上げられた荷物が荷崩れして運転席に落下するのを防止するヘッドガード5と、フォークリフト1を移動させる駆動輪である前輪8と、車体21の後部に装着され、フォークリフト1の操舵輪である後輪9と、車体21の後部に装着され、荷物昇降装置7の荷物の重量によって後輪9が路面から離間しないようにすると共に、後輪9が路面に強く接触できる重量を有するカウンタウェイト3と、後輪9の操舵を行うハンドル6と、運転者が着座するシート10とで構成されている。
尚、フォークリフト1は後輪9が操舵輪になっているので、カウンタウェイト3によって路面に強く当接させている。
車体21は、図示省略のエンジン、前輪駆動用の装置、油圧シリンダ等の油圧ポンプ、後輪の操舵装置等の走行および作業用装置が載置される車体21と、これら走行および作業用装置をカバーするエンジンカバー24とで構成されている。
ヘッドガード5が装着される車体21は、車幅方向の基本断面が矩形状を成し、車両前後方向に延在すると共に、車幅方向に間隔を有した左右一対のサイドフレーム(図示省略)と、該左右一対のサイドフレーム間を車幅方向に連結すると共に、前後方向に間隔を有して配置された複数のクロスメンバ(図示省略)とで構成されている。
左右一対のサイドフレーム間に走行するための装置および作業用装置が収納されるように構成されている。
左右一対のサイドフレーム間をエンジンカバー24で覆っている。
エンジンカバー24の上面に運転者が着座するシート10が配設されている。
車体21はクロスメンバを介してカウンタウェイト3等が連結されるので、高強度、高剛性に形成されている。
荷物昇降装置7は、荷物を載置する側面視がL字状のフォーク(爪)72と、フォーク72が取付けられるバックレスト73と、バックレスト73を上下方向に摺動自在に支持するマスト71と、バックレスト73を上下方向に摺動させるリフトチエーン(図示省略)と、マスト71の内側に、該マスト71に対し上下方向へ摺動自在に嵌合して、バックレスト73をマスト71の上端より更に上方へ持上げる補助マスト75と、マスト71及び補助マスト75を傾斜させフォーク72の先端を調整するチルトシリンダ(油圧)76と、を備えている。フォーク72の先端を上下に傾斜(調整)させて、フォーク72を荷物の下側へ挿入して、荷物をフォーク72に載置する。
補助マスト75は図示しないリフトシリンダ(油圧)によってマスト71に対し上下に摺動する。
図2にヘッドガード5の外観斜視図を示す。ヘッドガード5は、車体21の前部に車幅方向に離間して配置された左右一対の前側支柱51、51と、車体21の後部に車幅方向に離間して配置された左右一対の後側支柱52,52と、前後左右の四本の支柱の上端部に溶接された矩形状の天井部53とで構成されている。
尚、支柱は前後共に対で配置されているが、説明を容易化するため支柱の符号は一つ記載とする。
前側支柱51は支柱の軸線に対する直角方向の断面が、略矩形状の中空閉断面形状を成した柱状に形成されている。
図1に示すように、前側支柱51の下部は、フォークリフト1の車体21の前部で、且つ前輪8の上部に取付けられている。
前側支柱51下部の取付構造の詳細を図5(A)及び(B)に示す。
前側支柱51の車体21側取付部構造は、車体21のフロントフェンダー21aの上面に起立した左右一対の前側取付ブラケット21bと、前側取付ブラケット21bの車両中側に配設され、前側取付ブラケット21bの車幅方向の剛性を維持する左右一対の補強ガセット21cと、左右一対の補強ガセット21c間を連結し、ハンドル6、走行及び荷物昇降作業用の操作レバー、運転用のメータ機器類等が装着されると共に、内部に補強用のインスツルメントリンフォースが配設されたインスツルメントパネル28(図1参照)等で構成されている。
また、左右の前側取付ブラケット21bは、夫々が先端側を車体21の内側に傾斜させ、車両前後方向視で台形状に傾斜面を形成されている。この傾斜面は、前側取付ブラケット21bに前側支柱51を装着する際、上方からの挿入のガイドとすると共に、車体21の車幅方向中心線とヘッドガード5の車幅方向中心線との位置決めが容易になる。
従って、傾斜面に沿うようにヘッドガード5の下端は、該下端の車幅方向寸法WLと上端の車幅方向寸法WUとの関係をWL>WUとなっている。
前側取付ブラケット21bには、車幅方向に貫通した第1取付孔21dと、前側取付ブラケット21bの車体内側で第1取付孔21dに対応した位置に固着された締結部材22を構成するナット22dが溶着されている。
図5(B)は、図5(A)のA−A断面を示す。前側支柱51の下部には、第1取付孔21dに対向した面に上下方向に沿って2個の第2取付孔51aが併設されている。
第2取付孔51aは、矩形状の断面の前側取付ブラケット21bに当接する面に穿設されている。
また、前側支柱51の下部には、矩形状の断面の第2取付孔51aが穿設された面に対向した面に、第2取付孔51aの孔径より大きい作業用孔51bが穿設されている。
作業用孔51bは、締結部材22を構成するボルト22a,スプリングワッシャ22b、及びプレーンワッシャ22cが挿通可能であると共に、ボルト22aを締付けるボックスレンチ(図示省略)が挿通する大きさの孔径になっている。
前側支柱51は、締結部材22であるボルト22aにスプリングワッシャ22bとプレーンワッシャ22cを組付けて、作業孔51bを介してナット22dに螺合して、前側取付ブラケット21bに固定される。
作業用孔51bは、第1ボルト22aを締付けた後に、樹脂製のプラグ23にて閉塞される。
後側支柱52は、前側支柱51と同じように、支柱の軸線に対し直角方向の断面が、略矩形状の中空閉断面形状を成した柱状に形成されている。
後側支柱52下部の車体21への取付構造について図6(A),(B)に示す。
後側支柱52のフレーム(図6では図示省略)側取付部構造は、車体21の後部で、且つフレームの上面の車幅方向外側面に沿って配設された左右一対の第1支持ブラケット26と、フレームから上方へ延在した左右一対の第2支持ブラケット27とが配設されている。
第1支持ブラケット26は、平面視が略矩形状断面を有する柱状を成している。
ヘッドガード5の後側支柱52が取付けられる後側取付ブラケット25は、第1支持ブラケット26と第2支持ブラケット27との上部に架橋された状態で固着されている。
従って、後側支柱52下部の取付部は、車両の上下および前後左右方向に対して高剛性を有した構造になっている。
図6(A),(B)に示すように、後側取付ブラケット25は、第1支持ブラケット26と第2支持ブラケット27との上部に架橋する平面部25aと、平面部25aに連続し、下方へ折り曲げられた縦壁部25cと、後側支柱52が取付けられる突起25aとで形成されている。
突起25aは後側支柱52の矩形状閉断面の前側面に当接するように配設されている。
そして、突起25aには、後側支柱52の第3取付孔52aに対応する位置に、車両前後方向に貫通した第4取付孔25dが穿設されている。
突起25aには、後側支柱52と接する面の反対側で、第4取付孔25dの軸線に合わせて締結部材22を構成するナット22dが配設されている。
また、突起25aの先端部には、後側支柱52が突起25aに外嵌する際に、嵌合容易化のため、車両後方に傾斜(円弧状でもよい)したガイド部25eを設けてある。
図2、図3、図4に基づいて、天井部53の形状について詳細に説明する。
天井部53は、前側支柱51の上端部と後側支柱52の上端部を連結する左右一対の縦フレーム55と、左右一対の前側支柱51間を連結する前側横フレーム54と、縦フレーム53の後端側から、該縦フレーム55の車両前後方向中間部まで延在し、下方へ屈曲した前側フランジ面56bを備えた天板56aと、前側フランジ面56bと前側横フレーム54との空間部に、一端が前側横フレーム54に固着され、他端が前側フランジ部56bに固着され、車幅方向に間隔を有して複数配設された棒部材57とで構成されている。
図4に示すように、縦フレーム55と後側支柱52との結合は、固着(溶接)されている。
更に、縦フレーム55と後側支柱52との結合には、略L字状厚板ガセット58が溶接されている。
L字状の一方部58aが後側支柱52の上端部の内側に沿い、L字状の他方部58bが縦フレーム55の後端部の内側に沿って、配置されている。
そして、L字状の一方部58a及び他方部58bの端部は、半円形状に形成されている。
そして、略L字状厚板ガセット58と縦フレーム55及び後側支柱52とは、図4(B)に示すように略L字状厚板ガセット58の全周に亘って連続溶接している。
これは、ガセット58の端縁を半円形状にすることにより、後側支柱52と縦フレーム53間に前後方向又は車幅方向に曲げ力が作用した際に、最も高い応力が作用する部分(一方部58a、他方部58b)に溶接終了部が発生しないようにしてある。
溶接終了部は、溶接熱が周囲に逃げて、溶接の溶け込みが不十分になり易くなると共に、冷却が速く溶接強度の低下が発生し易い。
コーナ部がない(半円形状)ため、部分的に溶接熱が入り過ぎることにより発生する周囲との溶接強度の不均一化を防止できると共に、円弧状にすることにより、断面剛性の変化傾斜が緩やかになり、応力集中の発生が防止できる。
尚、縦フレーム55と後側支柱52との結合構造について説明したが、縦フレーム55と前側支柱51との結合、及び前側横フレーム54と前側支柱51との結合も同様構造にて実施しているので説明は省略する。
図3及び図4に示すように、天井部53は、天板56と、該天板56と前側横フレーム54との間に配設された複数の棒部材57とで構成されている。
天板56は、運転者が雨に濡れるのを防止する平面状に形成され天井部分56aと、天井部分56aに連続して車両前後方向前側が下方へ屈曲した前側フランジ面56bと、天井部分56aに連続して車両前後方向後側が下方へ屈曲した後側フランジ面56cと、左右一対の縦フレーム55の上面に溶接する溶接代部56dと、天井部分56aの運転者側面に、天井部分56aとで前後方向断面が矩形状の中空閉断面を成すと共に、車幅方向全域に亘り配設された補強部材56eとで構成されている。
前側フランジ面56bの車両前後方向の位置は、図1に示すように、運転者がシート10に正規の着座状態時、フォークリフト1のフォーク72が最上位置に達した時のフォーク72の先端72aが直接確認できる部分としてある。
即ち、前側フランジ面位置FPは、運転者のアイポイントIPとフォーク72の先端72aとの連結線ILに、前側フランジ面56bの下端縁56bpが接する位置より少なくとも車両前後方向後側に位置するようにしてある。
従って、前側フランジ面位置FPは、ヘッドガード5の高さによっても変化してくる。
尚、正規の着座状態とは、標準の大きさの運転者がシート10に着座して、且つフォークリフト1の運転操作が容易に可能な姿勢である。
棒部材57は、棒部材57の軸線に対して直角方向の断面が長方形状で中実の閉断面形状を成している。
棒部材57は、長方形状の長辺が上下方向に配置されて、一端が前側横フレーム54に、他端が前側フランジ面56bに夫々に固着(溶接)されている。
従って、棒部材57は、上下方向に長い(高い)状態で固定されているので、上方からの落下物に対して、高剛性を維持できる。
更に、車幅方向が長方形の短辺方向になるので、棒部材57間の隙間がその分大きくできるので、上方視界が広くなる効果を有している。
尚、本実施形態では、棒部材57を厚板の長方形断面としたが、長方形の中空材にして、長辺を上下方向に配設するようにしても、同様の効果を得ることができる。
図4に基づいて、天板56を縦フレーム55及び後側支柱52との結合構造について説明する。
天板56は、左右一対の縦フレーム55の上面に天板56の車幅方向端部のフランジ56dを載置させる。
フランジ56dは左右一対の縦フレーム55の上面に車両前後方向全域に亘り隅肉溶接W3される。
更に、前側フランジ面56bの車幅方向端縁と縦フレーム55の内側面とを、上下方向に隅肉溶接W4される。
また、天板56の後側フランジ面56cの車幅方向端縁は、縦フレーム55と後側支柱52とを連結しているガセット58の車幅方向内側面に、上下方向に隅肉溶接W5されている。
天板56は、天板の天井部分56a、前側フランジ面56b、後側フランジ面56c、及び左右の縦フレーム55,55とで、下側が開口した箱状に構成されている。
従って、天板56は天井部分56aの運転席側に配設された補強部材56eと上述の箱状に構成とにより、高剛性のヘッドガード5となり、特に上下方向に対しては特に高い剛性を有している。
尚、本実施形態では、天井部分56aを平板状にしたが、当該部を車両前後方向断面を上下に変位させた波状(円弧又は三角形)、台形にして、車幅方向に条状の溝を形成してもよい。
このような構造にすることにより、天井部分56a全体が上下方向の剛性が高くなり、
補強部材56eが不要となり、材料コスト及び重量の軽減が可能となる。
このように、天井板56を下側が開口した箱状に形成することにより、高剛性のヘッドガード5とすることができると共に、運転者のヘッドクリアランス(運転者の頭部と天板56との隙間)HCを大きくすることができ、居住性が改善され商品性向上につながる。
更に、天板56の前側フランジ56bを、運転者のアイポイントIPと、フォーク72が最上位置に達した時のフォークの先端部72aとを結ぶ連結線ILより車両前後方向後側に位置させることにした。
従って、荷物を載置したフォークが最上位置に達した時にフォークの先端部が直接確認できると共に、雨天時に運転者に雨水を直接受けることを防止するフォークリフトのヘッドガード構造とすることができた。
フォークリフトの車体にヘッドガード取付ける取付構造として提供できる。
1 フォークリフト
3 カウンタウェイト
5 ヘッドガード
6 ハンドル
7 荷物昇降装置
8 前輪(駆動輪)
9 後輪(操舵輪)
21 車体
21b 前側取付ブラケット
21d 第1取付孔
22 締結部材
25 後側取付ブラケット
25a 突起
25d 第4取付孔
51 前側支柱
52 後側支柱
54 前側横フレーム
55 縦フレーム
56 天板
56a 天井部分
56b 前側フランジ面
56c 後側フランジ面
57 棒部材
58 ガセット

Claims (6)

  1. フォークリフトの車体前部に装着され、車幅方向に離間して配置された左右一対の前側支柱と、
    前記車体の後部に装着され、車幅方向に離間して配置された左右一対の後側支柱と、
    前記前側支柱の上端部と前記後側支柱の上端部とを前記車体の前後方向に連結する左右一対の縦フレームと、
    前記左右一対の前記前側支柱の上端部を車幅方向に連結する前側横フレームと、
    前記左右一対の縦フレーム間に架橋すると共に、前記縦フレームの後端部から前記車体の前方向に延在し、前端が前記縦フレームの前後方向中間部に位置して、前記前端に連続して下方へ屈曲した前側フランジ面を有する天板と、
    一端が前記前側横フレームに固着され、他端が前記前側フランジ面に固着されると共に、車幅方向に間隔を有して複数配設された棒部材と、を備えたことを特徴とするフォークリフトのヘッドガード構造。
  2. 前記前側フランジ面の車両前後方向位置は、荷物を載置するフォークの先端が最上位置に達した時に、前記棒部材間の間隔部を介して、少なくとも正規着座位置に運転者が着座した時の前記運転者のアイポイントと前記フォークの先端とを結んだ線より後方に位置していることを特徴とする請求項1記載のフォークリフトのヘッドガード構造。
  3. 前記天板の前記後端部は、下方へ屈曲した後側フランジ面を有し、前記後側フランジ面の車幅方向の両端縁は、前記一対の後側支柱に夫々固着されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のフォークリフトのヘッドガード構造。
  4. 前記天板には、車幅方向全域に亘って上下方向に変位した条状の溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフォークリフトのヘッドガード構造。
  5. 前記天板には、前記天板の運転席側面で、且つ運転席に対向した位置に、車幅方向に延在する補強部材を配設したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフォークリフトのヘッドガード構造。
  6. 前記棒部材は、前記棒部材の軸線に直角方向の断面形状が長方形を成し、前記断面形状の長辺が上下方向に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のフォークリフトのヘッドガード構造。
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