JPWO2013140444A1 - シンチレータ及びその製造方法、並びに放射線検出器及びその製造方法 - Google Patents

シンチレータ及びその製造方法、並びに放射線検出器及びその製造方法 Download PDF

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本発明のシンチレータ17は、X線に感応して発光する発光微粒子3を分散させた樹脂バインダ1の表面に、ナノインプリント技術を用いて予め設定された間隔で空隙7が形成されている。空隙7は、発光微粒子3で発光した光を反射するので、光が入射面に沿った横方向に拡がることを抑えることができ、ライトガイドとして機能する。空隙7は、ナノインプリント技術で形成されるので、例えばダイシングブレードによる加工では難しい、空隙7の間隔が狭ピッチの柱状構造を有するシンチレータ17を得ることができる。また、シンチレータ17を結晶成長させるものよりも低コストで形成することができる。

Description

本発明は、医療用放射線撮影装置や産業用非破壊検査装置に利用される放射線(例えばX線)を光に変換するシンチレータ及びその製造方法、並びに放射線検出器及びその製造方法に関する。
従来、この種の装置として、フラットパネル型X線検出器(以下適宜、「FPD」と称する)がある。FPDは、入射したX線を光に変換するシンチレータと、シンチレータで変換された光を電荷に変換するフォトダイオードとを備えている。このタイプの検出器は、「間接変換型」と呼ばれている。フォトダイオードは、スイッチング素子とともに二次元マトリクス状に形成されており、スイッチング素子を駆動させることにより、フォトダイオードで変換された電荷が読み出されるようになっている。二次元マトリクス状に設けられたフォトダイオードから読み出された電荷により、二次元のX線画像を取得している。
上述のように、シンチレータは、入射したX線を光に変換する。シンチレータには、蛍光体の微結晶を樹脂バインダで結合させたものと、蛍光体(例えばCsI(ヨウ化セシウム)等)を結晶成長させたものがある(例えば、非特許文献1の図1参照)。さらに前者には、蛍光体としてナノスケール粒子を用いたものが考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2010−522806号公報
J.A. Rowlands, et al., Flat panel detector for digital radiology using active matrix readout of amorphous selenium, SPIE Vol. 3032, pp. 97-108, 1997
しかしながら、従来のシンチレータには、次のような問題がある。すなわち、蛍光体の微結晶を樹脂バインダで結合させたもの(発光微粒子を分散させた樹脂バインダ)は、変換されて発光した光が横方向に拡がることを抑える手段がない。そのため、画像の解像度(空間分解能)が悪くなる問題がある。そこで、ダイシングプロセスで切断することで光の横方向への拡がりを防止している。しかしながら、例えば、ダイシングブレードでシンチレータに溝を掘る場合、溝幅がダイシングブレードの厚みで決定してしまうので、粗っぽい仕上がりとなり微細な画素サイズに対応できないという問題がある。一方、蛍光体を結晶成長させたものは、柱状結晶を有するので、発光した光が柱状結晶の内部を反射しながらフォトダイオードに到達する特徴を有する。すなわち、柱状結晶により自然に、光の横方向への拡がりを防止している。これにより、解像度は比較的改善される。しかしながら、結晶成長させなければならないので、製造コストが高くなるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、狭いピッチの柱状構造を低コストで形成することが可能なシンチレータ及びその製造方法、並びに放射線検出器及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわち、本発明に係るシンチレータの製造方法は、放射線に感応して発光する発光微粒子を分散させた樹脂で構成されるシンチレータの製造方法において、インプリント技術を用いて前記樹脂の表面に予め設定された間隔で隔壁を形成する工程を備えることを特徴とするものである。
本発明に係るシンチレータの製造方法によれば、放射線に感応して発光する発光微粒子を分散させた樹脂の表面に、インプリント技術を用いて予め設定された間隔で隔壁が形成されている。隔壁は、発光微粒子で発光した光を反射するので、光が入射面に沿った横方向に拡がることを抑えることができる。そのため、隔壁は、ライトガイドとして機能し、取得される画像の解像度を良好にすることができる。隔壁は、インプリント技術で形成されるので、例えばダイシングブレードによる加工では難しい、隔壁の間隔が狭ピッチの柱状構造を有するシンチレータを得ることができる。また、シンチレータを結晶成長させるものよりも低コストで形成することができる。
また、本発明に係るシンチレータの製造方法において、前記隔壁は、インプリント技術を用いて前記樹脂に形成された空隙に金属を詰めて形成された金属壁であることが好ましい。すなわち、隔壁は金属壁である。金属壁は、発光微粒子で発光した光を反射するとともに、放射線が被検体を通過する際に発生した散乱線を除去することができる。そのため、通常の放射線撮影装置で用いられる散乱線除去用グリッドを不必要とすることができる。
また、本発明に係るシンチレータの製造方法において、前記隔壁を形成する工程の一例は、予め設定された形状に形成された前記樹脂に原版の凹凸パターン側を押し付けることで前記隔壁を形成することである。予め設定された形状に形成された発光微粒子を分散させた樹脂に原版の凹凸パターン側を押し付けることにより、その樹脂に隔壁を形成することができる。
また、本発明に係るシンチレータの製造方法において、前記隔壁を形成する工程の一例は、原版の凹凸バターン側に前記樹脂を形成することで前記隔壁を形成することである。原版の凹凸パターン側に、発光微粒子を分散させた樹脂を形成することにより、樹脂を予め設定された形状に形成すると共に、その樹脂に隔壁を形成することができる。
また、本発明に係るシンチレータの製造方法において、前記樹脂に形成された隔壁を被覆する被覆部を形成する工程を備えていることが好ましい。これにより、隔壁が被覆されるので、耐環境性を持たせることができ、隔壁部分の劣化を防止することができる。
また、本発明に係るシンチレータの製造方法において、前記隔壁は、前記シンチレータと一体に構成されるマトリクス状に配置された複数のフォトダイオードにおけるピッチの1/2よりも小さい間隔で形成されていることが好ましい。マトリクス状に配置された複数のフォトダイオードは、シンチレータで発光した光を電荷に変換する。この際、フォトダイオードのピッチ(画素ピッチ)の1/2より小さい間隔で隔壁を形成しているので、隔壁によるモアレパターンが映り込むことを防止することができる。
また、本発明に係るシンチレータの製造方法において、前記隔壁の一例は、格子状、ハニカム状および平行線状のいずれかで構成されることである。これにより、格子状、ハニカム状および平行線状のいずれかの任意の形状で隔壁を狭いピッチでかつ低コストで形成することができる。
また、本発明に係るシンチレータは、放射線に感応して発光する発光微粒子を分散させた樹脂で構成されるシンチレータにおいて、インプリント技術を用いて前記樹脂の表面に予め設定された間隔で形成された隔壁を備えることを特徴とするものである。
本発明に係るシンチレータによれば、放射線に感応して発光する発光微粒子を分散させた樹脂の表面に、インプリント技術を用いて予め設定された間隔で隔壁が形成されている。隔壁は、発光微粒子で発光した光を反射するので、光が入射面に沿った横方向に拡がることを抑えることができる。そのため、隔壁は、ライトガイドとして機能し、取得される画像の解像度を良好にすることができる。隔壁は、インプリント技術で形成されるので、例えばダイシングブレードによる加工では難しい、隔壁の間隔が狭ピッチの柱状構造を有するシンチレータを得ることができる。また、シンチレータを結晶成長させるものよりも低コストで形成することができる。
また、本発明に係る放射線検出器の製造方法は、放射線に感応して発光する発光微粒子を分散させた樹脂で構成されるシンチレータを備えた放射線検出器の製造方法において、インプリント技術を用いて前記樹脂の表面に予め設定された間隔で隔壁を形成する工程を備えることを特徴とするものである。
本発明に係る放射線検出器の製造方法によれば、放射線に感応して発光する発光微粒子を分散させた樹脂の表面に、インプリント技術を用いて予め設定された間隔で隔壁が形成されている。隔壁は、発光微粒子で発光した光を反射するので、光が入射面に沿った横方向に拡がることを抑えることができる。そのため、隔壁は、ライトガイドとして機能し、取得される画像の解像度を良好にすることができる。隔壁は、インプリント技術で形成されるので、例えばダイシングブレードによる加工では難しい、隔壁の間隔が狭ピッチの柱状構造を有するシンチレータを得ることができる。また、シンチレータを結晶成長させるものよりも低コストで形成することができる。
また、本発明に係る放射線検出器は、放射線に感応して発光する発光微粒子を分散させた樹脂で構成されるシンチレータを備えた放射線検出器でおいて、前記シンチレータで発光した光を電荷に変換し、マトリクス状に配置されたフォトダイオードを備え、前記シンチレータは、インプリント技術を用いて前記樹脂の表面に予め設定された間隔で形成された隔壁を有していることを特徴とするものである。
本発明に係る放射線検出器によれば、放射線に感応して発光する発光微粒子を分散させた樹脂の表面に、インプリント技術を用いて予め設定された間隔で隔壁が形成されている。隔壁は、発光微粒子で発光した光を反射するので、光が入射面に沿った横方向に拡がることを抑えることができる。そのため、隔壁は、ライトガイドとして機能し、取得される画像の解像度を良好にすることができる。隔壁は、インプリント技術で形成されるので、例えばダイシングブレードによる加工では難しい、隔壁の間隔が狭ピッチの柱状構造を有するシンチレータを得ることができる。また、シンチレータを結晶成長させるものよりも低コストで形成することができる。
本発明に係るシンチレータ及びその製造方法、並びに放射線検出器及びその製造方法によれば、放射線に感応して発光する発光微粒子を分散させた樹脂の表面に、インプリント技術を用いて予め設定された間隔で隔壁が形成されている。隔壁は、発光微粒子で発光した光を反射するので、光が入射面に沿った横方向に拡がることを抑えることができる。そのため、隔壁は、ライトガイドとして機能し、取得される画像の解像度を良好にすることができる。隔壁は、インプリント技術で形成されるので、例えばダイシングブレードによる加工では難しい、隔壁の間隔が狭ピッチの柱状構造を有するシンチレータを得ることができる。また、シンチレータを結晶成長させるものよりも低コストで形成することができる。
実施例1に係るシンチレータの製造方法を示すフローチャートである。 (a)〜(c)は、実施例1に係る隔壁(空隙)を形成する工程の説明に供する図である。 (a)〜(c)は、図2(a)のP方向から見た原版の凸部の形状の一例を示す図である。 (a)〜(c)は、実施例1に係る金属壁を形成する工程の説明に供する図である。 (a)〜(d)は、実施例2に係る隔壁(空隙)を形成する工程の説明に供する図である。 実施例3に係るフラットパネル型X線検出器の縦断面を示す概略構成図である。 実施例3に係るフラットパネル型X線検出器の平面を示す概略構成図である。 フラットパネル型X線検出器の製造方法におけるシンチレータ形成の一例の説明に供する図である。 (a)、(b)は、変形例に係るシンチレータの一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例1を説明する。図1は、シンチレータの製造方法を示すフローチャートである。図2(a)〜図2(c)は、隔壁(空隙)を形成する工程の説明に供する図である。図3(a)〜図3(c)は、図2(a)のP方向から見た原版の凸部の形状の一例を示す図である。図4(a)〜図4(c)は、金属壁を形成する工程の説明に供する図である。
まず、図1のフローチャートを参照してシンチレータの製造方法について説明する。
〔ステップS01〕樹脂バインダへの発光微粒子の拡散
樹脂バインダ1に発光微粒子3を分散させる。発光微粒子3の分散は、例えば、樹脂バインダ1が入った容器に発光微粒子3を投入し、攪拌することで行う。樹脂バインダ1の材料は、光を通過させるため透明であることが好ましく、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、COP(シクロオレフィンポリマー)、PP(ポリプロピレン)等の一般プラスチックが用いられる。また、樹脂バインダ1の材料は、透明なPI(ポリイミド)を用いてもよい。また、樹脂バインダ1は、後述する原版9との離型を容易にするために、シリコン系樹脂(例えばPDMS((Polydimethylsiloxane)))、またはフッ素系樹脂(例えばテフロン(登録商標))を用いることが好ましい。樹脂バインダ1が本発明の樹脂に相当する。
発光微粒子3は、X線に感応して発光するものである。発光微粒子3は、グリッド間隔、すなわち、後述する金属壁13間の間隔の1/10以下のもので構成され、例えば、10〜100nm幅で構成される。発光微粒子3の材料は、例えば、CsI、GOS(硫酸化ガドリウム)、NaI(ヨウ化ナトリウム)等が用いられる。発光微粒子3を分散させた樹脂バインダ1は、発光微粒子3を分散させるときは、流動性を有する液体である。しかしながら、発光微粒子3を分散させた後の樹脂バインダ1は、固体であっても液体であってもよい。
発光微粒子3を分散させた後の樹脂バインダ1が固体の場合とは、例えば、樹脂バインダ1が熱可塑性樹脂の場合である。熱可塑性の樹脂バインダ1を加熱して液体にし、この状態で発光微粒子3を投入して分散させる。この状態で、型枠5に流し込むなど塗布し、冷却してシート状または平板状の固体にする(図2(a))。樹脂バインダ1の厚み201は、例えば500μm程度に形成する。なお、発光微粒子3を分散させた液体の樹脂バインダ1を一旦冷却して固体にさせておき、再度加熱してシート状または平板状にしてもよい。また、樹脂バインダ1の塗布は、1層目、2層目、…、n層目と、順番に形成するようにしてもよい。
一方、発光微粒子3を分散させた後の樹脂バインダ1が液体の場合とは、例えば、樹脂バインダ1が熱硬化性樹脂の場合である。発光微粒子3を分散させた熱硬化性の液体の樹脂バインダ1を、型枠5に流し込むなど塗布し、そのままの状態にする。なお、シート状または平板状の樹脂バインダ1の形成は、ディスペンサやインクジェットプリンタ等で行ってもよい。また、型枠5は、必要に応じて用いなくてもよい。
〔ステップS02〕原版の準備
発光微粒子3を分散させた樹脂バインダ1に空隙7を形成するための原版(モールド)9を準備する。原版9の材料は、Si(シリコン)、Ni(ニッケル)、石英ガラス等が用いられる。原版9の材料は、場合によっては、高硬度の樹脂材料、例えばアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂等が用いられる。
原版9には、例えばフォトリソグラフィ技術により凹凸パターン11が形成されている。凹凸パターン11は、図3(a)に示すように、図2(a)のP方向から見た凸部11aの形状が正方形や長方形の格子状で構成されている。また、図2(a)のP方向から見た凸部11aの形状が、六角形のハニカム状(図3(b))や、縦縞や横縞の平行線状(図3(c))等で構成されていてもよい。なお、凸部11aは、予め設定された間隔で構成されるが、必要に応じて、等間隔で形成されなくともよい。
図2(a)を参照する。原版9の凹凸パターン11において、凸部11aの幅202は、例えば、凸部11aのピッチ203が200μmの場合、20〜50μmで構成される。また、凸部11aの高さ204は、例えば、樹脂バインダ1の厚み201の1/2以上の大きさであると好ましく、例えば250μmで構成される。なお、必要により250μm未満の場合でもよい。
〔ステップS03〕隔壁の形成(原版の凹凸パターンの押し付け)
ナノインプリント技術を用いて、発光微粒子3を分散させた樹脂バインダ1の表面に予め設定された間隔で隔壁(空隙7)を形成する。本実施例では、図2(a)および図2(b)に示すように、予め設定された形状に形成された樹脂バインダ1に原版9の凹凸パターン11側を押し付ける。樹脂バインダ1が熱可塑性の場合は、樹脂バインダ1を加熱して軟化させ、軟化した樹脂バインダ1に原版9の凹凸パターン11を押し付ける。そして、原版9の凹凸パターン11が押し付けられて凹部7aを有する状態で、樹脂バインダ1を冷却して硬化させる。なお、この場合、原版9により押し付けられる樹脂バインダ1は、型枠5から取り出した状態であってもよい。また、型枠5に流し込むなど塗布され、加熱された液体の状態の樹脂バインダ1に原版9の凹凸パターン11を押し付けてもよい。
一方、樹脂バインダ1が熱硬化性の場合は、型枠5に流し込まれた状態の液体の樹脂バインダ1に原版9の凹凸パターン11を押し付ける。そして、原版9の凹凸パターン11が押し付けられた状態で、樹脂バインダ1を加熱して硬化させる。
〔ステップS04〕原版の剥離
原版9の凹凸パターン11が押し付けられた状態で冷却または加熱により硬化した樹脂バインダ1と原版9とを相対的に剥離させる(図2(c))。これにより、樹脂バインダ1には、原版9の凸部11aが押し付けられた位置に、例えば格子状の空隙7が形成される。なお、樹脂バインダ1が型枠5に収まっている場合、樹脂バインダ1から原版9を剥離させる工程は、樹脂バインダ1を型枠5から取り出した前であってもよいし、後であってもよい。
〔ステップS05〕金属壁の形成
樹脂バインダ1に形成された空隙7に金属を詰めて金属壁13を形成する。例えば、樹脂バインダ1に形成された空隙7に金属インク13aを充填して硬化させて金属壁13を形成する。金属インクの金属粒子材料は、例えば、Ti(チタン)、Ta(タンタル)、W(タングステン)、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)等の重金属が用いられる。すなわち、金属粒子材料は、Ti以上の光沢を有する重金属、またはそれを主成分とする合金が用いられる。空隙7および金属壁13が本発明の隔壁に相当する。
金属インクの充填には、ディスペンサやインクジェットプリンタ等が用いられる。図4(a)は、樹脂バインダ1に形成された空隙7に金属インク15が充填されていない状態を示す。図4(b)に示すように、樹脂バインダ1に形成された空隙7に例えばディスペンサ15により金属インク13aを充填させる。そして、充填された金属インク13aを加熱して硬化させることで、図4(c)に示すように、金属壁13を形成する。
以上の工程により、シンチレータ17を形成する。すなわち、シンチレータ17は、X線に感応して発光する発光微粒子3を分散させた樹脂バインダ1で構成され、ナノインプリント技術を用いて樹脂バインダ1の表面に予め設定された間隔で形成された金属壁13を備えている。なお、ステップS05の工程において、空隙7に金属インク13aを充填して硬化させることで、金属壁13を形成している。しかしながら、シンチレータ17は、金属壁13を形成しない空隙7の状態であってもよい。
本実施例に係るシンチレータ17によれば、X線に感応して発光する発光微粒子3を分散させた樹脂バインダ1の表面に、ナノインプリント技術を用いて予め設定された間隔で空隙7が形成されている。空隙7は、発光微粒子3で発光した光を反射するので、光が入射面に沿った横方向に拡がることを抑えることができる。そのため、空隙7は、ライトガイドとして機能し、取得される画像の解像度を良好にすることができる。空隙7は、ナノインプリント技術で形成されるので、例えばダイシングブレードによる加工では難しい、空隙7の間隔が狭ピッチの柱状構造を有するシンチレータ17を得ることができる。また、シンチレータ17を結晶成長させるものよりも低コストで形成することができる。
また、樹脂バインダ1に形成された空隙7に金属を詰めて金属壁13を形成している。すなわち、金属壁13は、発光微粒子3で発光した光を反射するとともに、X線が被検体を通過する際に発生した散乱線を除去することができる。そのため、通常の放射線(例えばX線)撮影装置で用いられる散乱X線除去用グリットを不必要とすることができる。
なお、図4(c)において、符号xで示すように、シンチレータ17にX線が入射したとする。符号Qで示すように、発光微粒子3が発光した光は、屈折率の違いにより、または、金属壁13の表面の光沢により反射して、X線が入射した面の反対側に導かれる。なお、金属壁13を形成しない空隙7の状態であっても屈折率の違いにより、発光微粒子3が発光した光を反射する。
また、予め設定された形状(例えばシート状または平板状)に形成された発光微粒子3を分散させた樹脂バインダ1に原版9の凹凸パターン11側を押し付けることにより、その樹脂バインダ1に空隙7を形成することができる。
次に、図面を参照して本発明の実施例2を説明する。図5(a)〜図5(d)は、実施例2に係る隔壁(空隙)を形成する工程の説明に供する図である。なお、実施例1と重複する説明は省略する。
実施例1では、原版9の凹凸パターン11側を樹脂バインダ1に押し付けていた。しかしながら、図5(a)〜図5(d)に示すように、原版19の凹凸パターン11側に、発光微粒子3を分散させた液体の樹脂バインダ1を流し込むなど塗布してもよい。
図5(a)は、本実施例の原版19を示す図である。実施例1のステップS02に示すように、原版19を準備する。本実施例の原版19は、塗布された樹脂バインダ1を収容するための外枠19aが設けられているが、必要に応じて設けなくてもよい。原版19は、塗布される樹脂バインダ1に空隙7を形成する凹凸パターン11を有している。
実施例1のステップS03に示すように、ナノインプリント技術を用いて、発光微粒子3を分散させた樹脂バインダ1の表面に予め設定された間隔で隔壁(空隙)を形成する。本実施例では、原版19の凹凸バターン面11a側に、発光微粒子3を分散させた液体の樹脂バインダ1を流し込むなど塗布する(図5(b)と図5(c))。樹脂バインダ1の塗布は、例えば、ディスペンサやインクジェットプリンタ等で行うが、スピンコータやスリットコータ等で塗布してもよい。
塗布された樹脂バインダ1を硬化させる。樹脂バインダ1が熱可塑性の場合は冷却により硬化させ、樹脂バインダ1が熱硬化性の場合は加熱により硬化させる。
実施例1のステップS04に示すように、硬化した樹脂バインダ1と原版19とを相対的に剥離する。これにより、樹脂バインダ1には、凹凸パターン11の凸部11aの位置に空隙7が形成される。空隙7には、実施例1のステップS05に示すように金属壁13が形成される。
本実施例のシンチレータ17によれば、原版19の凹凸パターン11側に、発光微粒子3を分散させた樹脂バインダ1を形成することにより、樹脂バインダ1を予め設定された形状(例えばシート状または平板状)に形成すると共に、その樹脂バインダ1に空隙7を形成することができる。
次に、図面を参照して本発明の実施例3を説明する。図6は、フラットパネル型X線検出器の縦断面を示す概略構成図である。図7は、その平面を示す概略構成図である。図8は、その製造方法におけるシンチレータ形成の一例の説明に供する図である。なお、実施例1および2と重複する説明は省略する。
図6を参照する。実施例3に係るフラットパネル型X線検出器(FPD)21は、実施例1または2で製造されたシンチレータ17を備えている。FPD21は、大きく区別すると、シンチレータ17と、読み出し回路23とを備えている。読み出し回路23は、電圧印加電極25、フォトダイオード27、収集電極29、薄膜トランジスタ(以下適宜「TFT」と称する)31、および絶縁基板33上に備えている。絶縁基板33上には、電圧印加電極25、フォトダイオード27、収集電極29、およびTFT31が画素ごとに、すなわち二次元マトリクス状に配置されている。絶縁基板33は、ガラスや、PI等の合成樹脂などで形成されている。なお、図7において、1つの画素を符号35で示す。
シンチレータ17は、上述のように、X線に感応して発光する発光微粒子3を分散させた樹脂バインダ1で構成される。シンチレータ17は、ナノインプリント技術を用いて樹脂バインダ1の表面に予め設定された間隔で形成された金属壁13を有する。シンチレータ17は、空隙7および金属壁13が近い面、すなわち空隙7および金属壁13が樹脂バインダ1に形成された面をX線入射面17aとすることが好ましい。これは、シンチレータ17のX線入射側で、数多くのX線が止まり、光に変換されることによる。しかしながら、空隙7および金属壁13が樹脂バインダ1に形成された面の反対側からX線を入射させてもよい。
電圧印加電極25は、フォトダイオード27のシンチレータ17側に設けられている。電圧印加電極25は、例えばITO(酸化インジウムスズ)などの透明電極で構成されている。透明で構成することで、発光した光を収集しやすくする。電圧印加電極25は、例えば1〜10V程度のバイアス電圧vが印加される。
フォトダイオード27は、シンチレータ17で発光した光を電荷(キャリア)に変換する。フォトダイオード27は、例えばPIN構造で構成されている。
また、符号206は、フォトダイオード27のピッチ(画素ピッチ)を示す。シンチレータ17の金属壁13は、シンチレータ17と一体に構成されるマトリクス状に配置された複数のフォトダイオード27におけるピッチ206の1/2よりも小さい間隔で形成されていることが好ましい。金属壁13間の間隔は、例えばフォトダイオード27のピッチ206が150μmのときは、75μm未満に設定される。
収集電極29は、フォトダイオード27を挟んで電圧印加電極25の反対側に形成され、フォトダイオード27で変換された電荷を収集する。収集電極29は、TFT31の一端に接続されている。また、フォトダイオード27で変換された電荷は、電圧印加電極25と収集電極29とからなるコンデンサに蓄積されるが、容量が小さい場合には、画素ごとにコンデンサを追加して設けてもよい。なお、隣接する画素35の収集電極29間には、例えばPI等の絶縁層37が形成されている。
TFT31は、フォトダイオード27で変換された電荷を取り出すためのスイッチング素子であり、通常時はOFF(遮断)の状態となっている。TFT31は、図7に示すように、ゲート線39とデータ線41とが接続されている。ゲート線39は、二次元状に配置されたTFT31のうち、例えば行(X)方向に沿って配置する複数のTFT31のゲートと接続されている。また、ゲート線39は、ゲート駆動部43と接続されている。
また、フォトダイオード27で変換された電荷を取り出すために、TFT31を挟んでフォトダイオード27(収集電極29)側の反対側には、データ線41が接続されている。データ線41は、二次元状に配置されたTFT31のうち、例えば列(Y)方向に沿って配置する複数のTFT31と接続されている。
データ線41は、順番に電荷電圧変換アンプ45、マルチプレクサ47に接続されている。ゲート駆動部43、電荷電圧変換アンプ45およびマルチプレクサ47は、駆動制御部49で制御されるようになっている。駆動制御部49は、例えば図示しない外部装置からの信号で駆動される。なお、図7において、FPD21は、二次元画像を取得する構成であるが、1次元画像を取得する構成であってもよい。
FPD21は、読み出し回路23を準備し、個別に形成されたシンチレータ17を貼り合わせることで製作される。貼り合わせは、例えば、透明な光学用接着材を用いる。シンチレータ17は、上述のように、実施例1または2の製造方法で製作される。
また、FPD21は、読み出し回路23を準備し、読み出し回路23上に実施例1の方法でシンチレータ17を形成してもよい。すなわち、まず、図8に示すように、読み出し回路23上に、発光微粒子3を分散させた樹脂バインダ1を予め設定された形状(例えばシート状または平板状)に形成する。次に、樹脂バインダ1が熱可塑性の場合は、加熱して軟化した樹脂バインダ1に原版9の凹凸パターン11側を樹脂バインダ1に押し付ける。そして、原版9が押し付けられた樹脂バインダ1を冷却して硬化させる。
一方、樹脂バインダ1が熱硬化性の場合は、例えば型枠5に流し込まれた状態の液体状の樹脂バインダ1に原版9の凹凸パターン11側を樹脂バインダ1に押し付ける。原版9が押し付けられた樹脂バインダ1を加熱して硬化させる。樹脂バインダ1を硬化した後、樹脂バインダ1と原版9とを相対的に剥離して樹脂バインダ1に空隙7を形成する。そして、形成された空隙7に、金属インク13aを充填し、金属インク13aを加熱して硬化させる。このように、シンチレータ17は、読み出し回路23上で形成してもよい。
次にFPD21の動作について説明する。図示しないX線管により、図示しない被検体に向けてX線を照射する。FPD21は、被検体を挟んでX線管と対向して設けられている。そのため、被検体を通過したX線はFPD21に入射される。図6を参照する。X線がFPD21に入射すると、まず、シンチレータ17でX線を光に変換する。具体的には、樹脂バインダ1に分散された発光微粒子3がX線に感応して発光する。
シンチレータ17には、予め設定された間隔で金属壁13が形成されている。金属壁13は、発光微粒子3で発光した光を反射すると共に、X線が被検体を通過する際に発生した散乱線を除去することができる。金属壁13は、X線が被検体を通過した際に発生する散乱線を遮蔽する。そのため、散乱線による影響を抑えることができる。すなわち、金属壁13は、散乱X線除去用グリッドとして機能する。また、金属壁13は、発光した光を反射する。そのため、金属壁13は、発光した光がX線入射面17aに沿った横方向に拡がることを抑えている。発生した光は、金属壁13で反射しながらフォトダイオード27に導かれる。すなわち、金属壁13は、ライトガイドとして機能する。これらにより、取得される画像の解像度を良好にすることができる。
発光した光は、フォトダイオード27で電荷に変換される。変換された電荷は、電圧印加電極25と収集電極29とからなるコンデンサに蓄積される。
図7に示すFPD21において、ゲート駆動部43は、例えば、上側から順番に信号を送信することでTFT31がON(接続)の状態になる。TFT31がONの状態になると、TFT31を通じて、蓄積された電荷がデータ線41側に移動し、電荷電圧変換アンプ45に送られる。電荷電圧変換アンプ45は、電荷を電圧に変換して電圧信号として出力する。マルチプレクサ47は、複数の電圧信号のうち1つの電圧信号を選択して出力する。出力した電圧信号、すなわちX線検出信号に必要な画像処理を行って、X線画像を取得する。取得したX線画像は、液晶パネルなどの図示しない表示部に表示される。
本実施例のFPD21によれば、実施例1および2のシンチレータ17と同様の効果を有している。また、金属壁13は、シンチレータ17と一体に構成されるマトリクス状に配置された複数のフォトダイオード27におけるピッチPの1/2よりも小さい間隔で形成されている。マトリクス状に配置された複数のフォトダイオードは、シンチレータで発光した光を電荷に変換する。この際、フォトダイオードのピッチ(画素ピッチ)の1/2より小さい間隔で金属壁13を形成しているので、金属壁13によるモアレパターンが映り込むことを防止することができる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例では、例えば、発光微粒子3を分散させた樹脂バインダ1に原版9の凹凸パターン11を押し付けて、樹脂バインダ1と原版9とを相対的に剥離させることで空隙7を形成していた。しかしながら、樹脂バインダ1と原版9とを相対的に剥離せずにそのままの状態にすること、すなわち、樹脂バインダ1に原版9を恒久的に埋め込むことで(図2(b)および図5(c))、シンチレータ17を構成してもよい。すなわち、押し付けられた際に凸部11の位置に形成された凹部7aが隔壁として機能する。また、原版9は、樹脂バインダ1を被覆すると共に、凹部7aを被覆するようになっている。なお、この場合において、原版9は、入射するX線を遮蔽する金属以外の材料でかつ、樹脂バインダ1と屈折率の異なる材料で構成される。原版9は、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂またはシリコーン系樹脂などの高硬度の樹脂材料で構成される。これにより、凹部7aが被覆されるので、耐環境性を持たせることができ、凹部7a部分の劣化を防止することができる。
なお、原版9が本発明の被覆部に相当し、凹部7aが本発明の隔壁に相当する。また、図2(b)および図5(c)の状態において、剥離せずにそのままの状態にすることが、本発明の樹脂バインダに形成された凹部7aを被覆する被覆部を形成する工程に相当する。
(2)上述した各実施例において、上述の変形例(1)とは別の方法で、シンチレータ17に被覆部51を形成してもよい(図9(a))。すなわち、樹脂バインダ1に形成された金属壁13を被覆する被覆部51を形成する工程を備えている。これにより、金属壁13が被覆されるので、耐環境性を持たせることができ、金属壁13部分の劣化を防止することができる。
被覆部51は、例えば、樹脂バインダ1と同じ材料で構成される。すなわち、被覆部51は、例えば、PET、PEN、COP、PP等の一般プラスチックが用いられる。また、被覆部51は、透明なPIや、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂が用いられる。被覆部51は、スピンコータやスリットコータ、ディスペンサ、インクジェットプリンタ等で形成される。また、図9(a)において、被覆部51は、金属壁13を被覆している。しかしながら、図9(b)に示すように、単なる空気または、N(窒素)やAr(アルゴン)などの不活性気体を封入した空隙53でもよい。
(3)上述した各実施例および変形例(2)では、金属壁13は、例えば、樹脂バインダ1に形成された空隙7に金属インク13aを充填して硬化させて形成させていた。しかしながら、無電界めっき等の金属めっきで形成してもよい。原版9により空隙7を形成した後、凹部7aの表面に金属めっきを行って金属壁を形成する。
(4)上述した各実施例および各変形例では、シンチレータ17は、X線を検出していた。しかしながら、シンチレータ17は、γ線または光(例えば赤外線)等を検出するものであってもよい。
(5)上述した各実施例および各変形例では、発光微粒子3の材料は、例えば、CsI、GOS、NaI等が用いられる。しかしながら、中性子を感応させるためにB(ホウ素)を含有させてもよい。すなわち、シンチレータは、中性子を感応させるように構成される。中性子は、金属を透過し、水で遮蔽される性質を有する。例えば、エンジン等の機械において、分厚い金属で覆われた内部の液体流動(例えば燃焼状態)を観察するような場合に用いられる。
1 … 樹脂バインダ
3 … 発光微粒子
7,53 … 空隙
7a … 凹部
9,19 … 原版
11 … 凹凸パターン
11a… 凸部
13 … 金属壁
13a… 金属インク
15 … ディスペンサ
17 … シンチレータ
21 … フラットパネル型X線検出器(FPD)
27 … フォトダイオード
51 … 被覆部
206… フォトダイオードのピッチ

Claims (10)

  1. 放射線に感応して発光する発光微粒子を分散させた樹脂で構成されるシンチレータの製造方法において、
    インプリント技術を用いて前記樹脂の表面に予め設定された間隔で隔壁を形成する工程を備えることを特徴とするシンチレータの製造方法。
  2. 請求項1に記載のシンチレータの製造方法において、
    前記隔壁は、インプリント技術を用いて前記樹脂に形成された空隙に金属を詰めて形成された金属壁であることを特徴とするシンチレータの製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のシンチレータの製造方法において、
    前記隔壁を形成する工程は、予め設定された形状に形成された前記樹脂に原版の凹凸パターン側を押し付けることで前記隔壁を形成することを特徴とするシンチレータの製造方法。
  4. 請求項1または2に記載のシンチレータの製造方法において、
    前記隔壁を形成する工程は、原版の凹凸バターン側に前記樹脂を形成することで前記隔壁を形成することを特徴とするシンチレータの製造方法。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のシンチレータの製造方法において、
    前記樹脂に形成された隔壁を被覆する被覆部を形成する工程を備えていることを特徴とするシンチレータの製造方法。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のシンチレータの製造方法において、
    前記隔壁は、前記シンチレータと一体に構成されるマトリクス状に配置された複数のフォトダイオードにおけるピッチの1/2よりも小さい間隔で形成されていることを特徴とするシンチレータの製造方法。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のシンチレータの製造方法において、
    前記隔壁は、格子状、ハニカム状および平行線状のいずれかで構成されることを特徴とするシンチレータの製造方法。
  8. 放射線に感応して発光する発光微粒子を分散させた樹脂で構成されるシンチレータにおいて、
    インプリント技術を用いて前記樹脂の表面に予め設定された間隔で形成された隔壁を備えることを特徴とするシンチレータ。
  9. 放射線に感応して発光する発光微粒子を分散させた樹脂で構成されるシンチレータを備えた放射線検出器の製造方法において、
    インプリント技術を用いて前記樹脂の表面に予め設定された間隔で隔壁を形成する工程を備えることを特徴とする放射線検出器の製造方法。
  10. 放射線に感応して発光する発光微粒子を分散させた樹脂で構成されるシンチレータを備えた放射線検出器でおいて、
    前記シンチレータで発光した光を電荷に変換し、マトリクス状に配置されたフォトダイオードを備え、
    前記シンチレータは、インプリント技術を用いて前記樹脂の表面に予め設定された間隔で形成された隔壁を有していることを特徴とする放射線検出器。
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