JPWO2013111182A1 - 無線通信システム、制御装置、及び無線通信方法 - Google Patents
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Abstract
中継局の選択等の最適な通信方法を希少な時間で選択することで、無線通信を用いて移動端末に対して低遅延で高い到達性を実現することを目的とする。端末又は中継装置は端末と中継装置との間の通信品質を計測し、計算装置は端末の複数の環境情報それぞれに対して通信品質情報に基づいて通信経路を算出する。制御装置は複数の環境情報それぞれと通信経路を対応づけておき、端末と通信を行うとき、端末の環境情報を取得し、その環境情報に対応する通信経路を検索し、検索された通信経路が示す中継端末を介して端末と通信を行う。
Description
本発明は、端末と、中継装置を介して端末と通信を行う制御装置とを有する無線通信システムに関する。
無線LANやRFIDの低コスト化や、ZigBeeなどのセンサネット技術の標準化に伴い、近年では産業分野における無線技術の応用事例が増えている。産業分野として、例えば社会インフラ事業やFA(Factory Automation)、PA(Plant Automation)等が挙げられる。
一方、移動端末へ通信サービスを提供するため、移動端末の行動範囲をカバーする複数の中継局を設置し、中継局を適宜選択する中継局選択方式がある。この様な移動体通信システムに関して、特許文献1や特許文献2に、移動体通信の中継局選択方式として記載されている。
特許文献1では、複数の中継局と接続される基地局が、移動体からの無線信号の受信レベルを表す電界情報に基づいて、中継局を選択する方法が開示されている。
また、特許文献2では、複数の中継ノードと接続されるセンタ局が、無線端末で計測された電界強度やビットエラーレート等の伝送品質情報を収集し、最適な中継局を選択する方法が開示されている。
産業分野において無線技術を適用するには、通信データの一定遅延時間内での高い到達性が求められる。産業分野では、FAにおける搬送車等の移動端末への通信を無線化する要求も強い。そのため、移動端末への通信も他の固定端末と同様、低遅延での高い到達性が求められる。無線通信を用い移動端末に対して低遅延で高い到達性を実現するためには、端末の移動に応じて、中継局の選択等の最適な通信方法を選択する必要がある。
特許文献1、2は、移動端末の移動範囲に制限がなく、移動端末と中継局間の通信環境が人やモノの変動の影響で頻繁に変動しうる環境を対象としている。そして、無線端末の移動後に電波環境を計測し、その計測結果から伝送品質を算出して最適な中継局を選択するものである。そのため、最適な中継局の選択に時間がかかり、無線端末が移動してから通信環境が安定するまでに時間がかかるという問題がある。
これに対して本願発明では、産業分野における例えばエレベータや搬送車等の移動端末のように、限られた空間を予め決められた経路を移動する端末を対象とする。人やモノの変動の影響が少ない空間で移動に制限がある端末を対象とするため、通信環境の変動要因が小さく、かつ、移動範囲を特定しうる。そして、中継局の選択等の最適な通信方法を希少な時間で選択することで、無線通信を用いて移動端末に対して低遅延で高い到達性を実現することを目的とする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
端末と、端末と無線通信を行う複数の中継端末と、中継端末と端末との間の通信品質情報及び端末の状態を示す複数の環境情報を受信する受信部と、通信品質情報と複数の環境情報に基づいて複数の環境情報それぞれに対して中継端末と端末で構成される通信経路を対応づける分析部と、を有する計算装置と、環境情報と通信経路とを対応づける第1の制御管理テーブルを保持する記録部と、端末と通信を行うとき取得した環境情報に基づいて通信経路を第1の制御管理テーブルから検索する検索処理部とを有し、検索された通信経路を構成する中継端末を介して端末と通信を行う制御装置と、を備える無線通信システムである。
本発明によれば、無線通信を用いて移動端末に対して低遅延で高い到達性を実現することができる。
本発明の第一の実施の形態を図1から図8、及び図12から図14を用いて説明する。
図1は実施例1の無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、制御盤101、制御装置102、中継端末103、無線端末104、計算装置105を備える。これらの装置は有線もしくは無線で相互に接続される。
具体的には、制御盤101、中継端末103、計算装置105は有線で制御装置102に接続し、無線端末104は中継端末103と無線で接続する。中継端末103は直接制御装置102と接続する方法に加え、他の中継端末103を介し接続してもよい。図1では、制御装置102に対して中継端末Aが直接接続され、中継端末B、Cは中継端末Aを介して制御装置102に接続される例を示している。
また、本実施例では、産業分野における例えばエレベータや搬送車等の移動端末のように、限られた空間を予め決められた経路を移動する端末を対象とする。人やモノの変動の影響が少ない空間で移動に制限がある端末を対象とするため、人やモノの変動要因が小さく、通信環境が端末位置など端末の状態に大きく依存することを特徴とする。さらに、端末の移動範囲が特定できることを特徴とする。
本実施例ではこのような環境であることを利用して、さまざまな端末の状態について、通信品質に基づいて最適な中継装置を対応づけておく。そして、制御装置が端末と通信する際には、管理されている端末の状態に応じて、上述した対応づけを用いて最適な中継装置を決定する。これにより、希少な時間で最適な中継装置を選択することができる。
制御盤101は無線通信システム内の各端末と通信をして情報の収集及び各端末(中継端末103、無線端末104)の制御を行う。各端末の制御は、端末の起動や停止、位置や移動の制御等が挙げられる。そのため、制御盤101は無線端末104の起動、停止、移動中などを示す状態や位置、速度等の環境情報を管理する。制御盤101は、各端末の環境情報を定期的に、あるいは端末を制御するための制御情報とともに制御装置102へと送信する。
制御装置102は、制御盤101と各端末間の通信を制御する。具体的には、制御盤101から端末へ宛てた通信を取得し、端末への通信経路選択等の通信制御を行う。同様に、端末から制御盤101へ宛てた通信を取得し、制御盤101へと転送処理を行う。また、制御装置102は無線通信システム内の環境情報を収集し、通信の制御を行う際、その環境情報を参照することで最適な通信制御を行う。ここで、環境情報とは端末の電源のON/OFF状態や無線端末104の位置、速度等の無線通信システム内の状況を表す情報である。
中継端末103と無線端末104は、制御盤101と制御装置102を介し通信を行う。これら端末は無線経由でパケットを受信した場合、受信リンクの伝送品質情報を取得し、パケットに付加して送信もしくは直接計算装置105へと送信する機構を備える。また、中継端末103は、制御装置102や無線端末104、他の中継端末103から送られてきたパケットの転送処理も行う。
計算装置105は、無線通信システムの環境情報と各無線通信リンクの伝送品質情報を収集し、環境毎に制御盤101と各端末間の通信が最適となる通信制御の方法を計算する。そして、計算した通信制御方法を制御装置102に設定することで、制御盤101と各端末間の通信を最適化する。
図13は制御装置102、中継端末103、無線端末104のハードウェア構成図である。各端末はCPU(Central Proessing Unit)1302、ワークメモリ1303、プログラムメモリ1304、論理回路1305、通信インタフェースI/F1306、無線回路RF1307、入出力装置1310から構成され、バス1308を介して相互に接続される。
ワークメモリ1303は各プログラムの処理中に一時的に用いられる記憶領域であり、プログラムメモリ1304では入出力プログラム1311や、パケット送受信プログラム1312等各種プログラムが記録される。CPU1302は、プログラムメモリに記録されているプログラムを読み出して実行することにより、各種機能を実現する。論理回路1305は論理演算処理を行う電子回路であり、ASICやFPGA、DSP、DRP等が用いられる。後述する図2〜4に示す各機能ブロックは、CPU1302やワークメモリ1303、プログラムメモリ1304、論理回路1305が協調動作することで実行される。なお、各機能を論理回路で実行するか、あるいはCPUで処理するかを適宜変更可能であることはいうまでもない。
通信インタフェースI/F1306や無線回路RF1307は、CPU1302やワークメモリ1303、プログラムメモリ1304、論理回路1305から供給されたデータを外部の機器に出力したり、外部の機器から供給されたデータをCPU1302等に供給したりする。通信インタフェースI/F1306は有線のインタフェースを表し、無線回路RF1307は無線のインタフェースを表す。入出力装置1310はキーボードやマウス、ディスプレイ等の装置であり、管理者はこれら装置を介し各端末の設定を行う。これら入出力装置1310はネットワークを介し接続しても良い。
図2は本発明の第一の実施の形態の制御装置102の機能ブロック図である。制御装置102は受信処理部201、送信処理部202と通信処理部203を備える。
通信処理部203は、パケット処理部211、検索処理部212、パケット解析部213、環境情報管理部214、送信パケット管理部215、制御部216、制御管理テーブルを保持する記録部221から構成される。
制御盤101宛の上り方向では、通信処理部203は複数の通信経路から受信する複数のパケットから通信品質情報を抽出し、複数のパケットを集約する処理を行う。また、無線端末104宛の下り方向では、パケットヘッダを基にした検索処理から制御情報を取得し、制御情報に基づいてパケット処理を行う。
受信処理部201は、受信したパケットをパケット処理部211に送信し、送信処理部202は、パケット処理部211からパケットを受信するとパケットを出力ポートに送信する。
パケット処理部211は、受信したパケットをバッファに蓄積し、パケットの複製をパケット解析部213に、パケットのヘッダ情報を検索処理部212に送信する。パケット処理部211は、検索処理部212から検索結果を受信すると、検索結果に含まれる制御情報に基づきパケット処理を行い、送信処理部202へパケットを送信する。パケットの送信にあたり、送信パケット管理部215から受信したパケット識別子をパケットに付加する。また、無線端末宛の下り方向の通信において、検索結果に通信品質の計測指示が含まれている場合、通信品質計測フラグを立てて送信処理部202へ送信する。
無線端末104宛の下り方向において、検索処理部212は、パケット処理部211からヘッダ情報を受信すると、制御管理テーブルを検索し、検索処理の結果をパケット処理部211に送信する。検索結果には、パケットの処理方法を記述した制御情報が含まれる。また、検索処理は、パケットヘッダに含まれる宛先に加え、環境情報管理部214から受信した環境情報も用いる。制御管理テーブルの一例を図8に示す。図8(a)は、計算装置によって、各端末の各環境情報について適切な制御情報が対応づけられている制御管理テーブルの例を示す。また、図8(b)は、計算装置による計算開始時の制御管理テーブルの例を示す。
制御管理テーブルは宛先801、環境情報802、制御情報803から構成される。環境情報802として無線端末104の位置情報が挙げられる。あるいは、端末の速度情報、加速度情報、端末電源のON/OFF状態、その他センサ情報でもよいし、それらの組み合わせでもよい。
制御情報803は、経路情報(831、832)、制御項目833からなる。経路情報は通常の通信で用いる通信経路に加え、バックアップ用の予備経路を保持してもよい。通信経路に複数の経路が存在する場合、パケットを複製し各経路に送信する。また、制御項目833は送信に関して、追加で制御する項目が記載される。制御項目833として、無線区間の送信回数や、誤り訂正符合で付加する冗長ビット数、誤り訂正の方式等を指定できる。このように制御項目を追加することで、最適な中継装置の選択のみならず、無線端末の各環境情報に応じた最適な通信制御が可能となる。また、該当する環境において無線通信路の通信品質情報が収集できていない場合、通信品質を計測指示する制御も指定できる。なお、通信路の時間変動に追随するため、この通信品質の計測指示を定期的に出すこともできる。通信品質の計測を指示する際、オプションで予備経路を含め送るようにしても良い。予備経路にも送信することで予備経路の通信品質も計測でき、最適経路の見直しをすることができる。
検索処理部212での制御管理テーブルの検索は、宛先と環境情報をキーとして実施する。検索は、宛先801、環境情報802の順で行い、環境情報802が複数存在する場合は事前に指定した優先順に従い検索する。本実施例では、宛先801で検索後、無線端末Aの位置821、無線端末Bの位置822と検索していく。
例えば、位置X2にいる無線端末A104に送信する場合、宛先801として無線端末Aの行を選択し、無線端末Aの位置X2でさらに行を絞る。無線端末Bの位置はワイルドカードとなっているため、上から2番目のエントリが選択される。そのため、制御装置から無線端末Aへの通信は、通信経路(1)(2)つまり中継端末A、Bを介して行われ、誤り訂正符号で付加する冗長ビット数Nとなる。
また、無線端末B104を検索する場合も同様、無線端末Aの位置、無線端末Bの位置で検索する。この例では、無線端末AがX5にいる場合、経路(2)(3)で送信することになる。このように、宛先以外の端末の位置も環境情報に含め検索することで、端末の移動により通信路の遮蔽が起こり通信環境が悪くなる場合にも対応できる。なお、検索時の環境情報の優先順位は宛先毎に設定することもできる。
また、環境情報が複数存在する場合の検索方法の他の形態として、一致している項目の多いエントリを検索結果とする方法や、さらに項目に重みを付け評価し最も一致度が高いエントリを検索結果とする方法を用いてもよい。
パケット解析部213は、パケット処理部211からパケットの複製を受信すると、受信したパケットの解析を行う。受信パケットが制御盤101宛で、通信品質計測フラグが付加されており、パケットに無線の通信品質が含まれている場合、パケットに含まれるパケット識別子と無線の通信品質を取り出し、これら情報を計算装置105へと送信する。計算装置105への送信は、該当パケット受信毎に送信してもよく、蓄積し定期的に送信してもよい。
また、受信したパケットが制御盤101から制御装置102へ宛てられた環境情報を含むパケットである場合、環境情報を環境情報管理部214へと送信する。
環境情報管理部214はパケット解析部213から受信した環境情報を管理し、定期的に、もしくは環境情報が一定以上変化した場合や検索処理部212から要求が届いた場合に検索処理部212へ環境情報を通知する。同様に、送信パケット管理部215から環境情報の取得要求が届いた場合、送信パケット管理部215へ環境情報を通知する。端末の状態を示す環境情報は、制御盤から定期的にあるいは制御信号とともに制御装置へ送付されて環境情報管理部214で管理される。
環境情報が制御盤101から制御信号とともに送付されてその制御信号を端末へ送付する場合や、環境情報が定期的に送付される場合であってその送信間隔が十分短くリアルタイム性を担保できる場合、環境情報をそのまま他機能ブロック(検索処理部212や送信パケット管理部215)へと送信する。また、速度や加速度等の変化の情報を環境情報に加えることで、状況を細かく分類することができ、通信品質の向上を図ることができる。
一方、環境情報が制御盤101から定期的に送付される場合であって環境情報の送信間隔が長い場合、無線端末の移動により環境情報管理部で管理されている環境情報と最新の環境情報との相違が顕著になり、最適な中継端末が選択できないおそれがある。そこで、環境情報管理部214では環境情報の変化から、現在時刻の環境情報を予測し、その予測値を他機能ブロックへと送信する。環境情報の予測は線型近似や、その他の近似方法を用い算出する。環境情報が位置情報の場合、移動速度や加速度等から予測値を算出してもよい。
送信パケット管理部215は、制御盤101から各端末へ送られる送信パケットを一意に識別するパケット識別子、及び通信品質計測ログを管理する。識別子のサイズを小さくするため、パケット識別子に宛先アドレス等他のヘッダ値と組み合わせることで一意となるようパケット識別子を設定してもよい。また、通信品質計測ログは、パケット識別子と環境情報を管理するログであり、パケット識別子で識別されるパケット送信時の環境情報が記録される。これは、通信品質計測結果を受信したときに、環境情報と通信品質計測結果を対応づけるためである。パケット処理部はパケットを送る際、送信パケット管理部からパケット識別子を受け取りパケットに付加し送信する。
送信パケット管理部は、通信品質計測フラグの立つパケットに対しパケット識別子を払い出すと、環境情報管理部から環境情報を受け取り、パケット識別子とパケット送信時の環境情報を括り付け通信品質計測ログとして保持する。通信品質計測ログは定期的に計算装置105へと送信する。
制御部216は制御装置102の各機能ブロックと接続し、パラメータや動作モード、制御管理テーブルの設定及び更新を行う。計算装置105等の外部の機器から制御装置102の設定変更を行う際、制御部216を介し各機能ブロックの設定が変更される。
管理端末204は、制御部216に接続される。管理者は、管理端末204を介して各機能ブロックに設定されている各種パラメータや制御管理テーブルを変更できる。なお、管理端末204は、ネットワークを介して制御部216に接続されても良い。
図3は実施例1の中継端末103の機能ブロック図である。中継端末103は制御装置又は他の中継端末と有線においてデータを送受信する有線送信処理部304、有線受信処理部303と、無線において無線端末とデータを送受信する無線送信処理部302、無線受信処理部301と、受信データの転送処理を実施する通信処理部305から構成される。
通信処理部305は、無線受信処理部301から通信品質情報を受け取るインタフェース機能をもち、無線受信処理部301から通信品質計測フラグをもつパケットを受信すると、通信品質情報を受信パケットに付加し転送処理を行う。通信品質情報は、受信電解強度、ビットエラーレートやそれら情報から算出した値である。
図4は実施例1の無線端末104の機能ブロック図を示す。無線端末104は無線において中継端末とデータを送受信する無線送信処理部402、無線受信処理部401と、受信データの処理を行う通信処理部403から構成される。通信処理部403は、無線受信処理部401から通信品質情報を受け取るインタフェース機能をもつ。また、無線受信処理部401から通信品質計測フラグをもつパケットを受信すると、受信したパケット識別子と無線受信処理部401からの通信品質情報とをセットで保持し、返信パケットにこれら情報を付加する。返信パケットは、通信品質計測フラグが付加され、全中継端末103に宛てて送信される。
図5は実施例1の計算装置105の機能ブロック図である。計算装置105はCPU(Central Proessing Unit)502、ワークメモリ503、プログラムメモリ504、ストレージ装置505、通信I/F506、入出力装置507から構成され、バス508を介して相互に接続される。
ワークメモリ503は各プログラムの処理中に一時的に用いられる記憶領域である。プログラムメモリ504は、入出力プログラム511、パケット送受信プログラム512、データベース管理プログラム513、通信品質情報解析プログラム514、通信品質計測ログ解析プログラム515、ネットワーク分析プログラム516、ネットワーク情報表示プログラム517、及び制御装置設定変更プログラム518を行う各種プログラムが記録される。CPU502は、プログラムメモリ504に記録されている各種プログラムを読み出して実行することにより、各種機能を実行する。
ストレージ装置505には、制御装置102や各端末から受信した通信品質計測ログや通信品質情報等を管理する統計情報データベースが格納される。通信インタフェースI/F506はCPU502やメモリから供給されたデータを外部の機器に出力したり、外部の機器から供給されたデータをCPU502やメモリに供給したりする。入出力装置507はキーボードやマウス、ディスプレイ等の装置であり、管理者はこれら装置を介し計算装置105の設定を行う。これら入出力装置507はネットワークを介し接続しても良い。
計算装置105の基本処理の流れを図14のフローチャートに示す。計算装置105の処理はネットワーク構築時に動作を開始する。ここで、ネットワーク構築時の初期状態の制御管理テーブルの一例を図8(b)に示す。初期状態の制御管理テーブルは、宛先801毎の制御情報803のみを記載しており、環境情報802に関する条件は無い。そして、経路は取りうる全ての経路とすることで、無線端末104への到達性を最大に設定する。同時に、制御管理テーブルを作成するために通信品質の計測を指定することで、学習に必要な統計情報の収集を行う。つまり、初期状態では、各無線端末に対して、全ての中継端末を介して通信品質計測の要求を送信することになる。
計算装置105は動作開始後、統計情報の蓄積を行う(ステップ1401)。ここで、統計情報とは通信品質情報と通信品質計測ログを指す。一定期間、もしくは一定数の統計情報が蓄積されると、計算装置105はネットワーク分析処理を実施する。ネットワーク分析処理により、最適制御を実現する制御管理テーブルを作成する(ステップ1402)。新たに作成した制御管理テーブルと過去の制御管理テーブルを比較し(ステップ1403)、更新箇所がある場合、制御管理テーブルを制御装置102に設定する(ステップ1404)。その後、作成した制御管理テーブルと過去の制御管理テーブルを比較し、制御管理テーブルの学習が安定したかを判断する(ステップ1405)。学習が安定していると判断した場合、該当する無線通信システムの制御方法が確定したと判断し、計算装置105の動作を終了する。学習が安定していないと判断された場合は、ステップ1401に戻る。
学習が安定しているか否かの判断は、過去数回分の制御管理テーブルの変化で評価する。具体的には、各無線端末の各環境情報に対する通信経路に変化がなければ安定していると判断する。あるいは、各無線端末の各環境情報での通信品質の変化が所定値以下の場合に安定していると判断する。計算装置105の動作が終了した場合、計算装置105を本無線通信システムから切り離し運用することができる。
なお、無線通信環境が時々刻々と変化しうる環境や、端末異常による環境変化に迅速に対応する必要がある場合、ステップ1405で常に”学習が安定していない”と判断し、計算装置105を常時動作するようにしてもよい。また、ネットワークの通信品質をリアルタイムで把握するために、計算装置105を常時動作させ、統計情報を常時収集してもよい。
本実施例では、計算装置105が直接制御装置102と有線接続するシステム構成例を示したが、ネットワークを介して制御装置に接続される構成でもよい。また、計算装置105をデータセンタ内に配置することもできる。さらに、制御管理テーブルを作成する初期段階では直接制御装置102と有線接続する構成とし、制御管理テーブル設定後の運用段階ではデータセンタ内に配置して常時動作する構成とすることもできる。
入出力プログラム511を実行することにより、入出力装置507からのデータ送受信処理を行う。パケット送受信プログラム512を実行することにより通信インタフェースI/F506を介したパケットの送受信処理を行う。データベース管理プログラム513を実行することにより統計情報データベースを管理する。通信品質情報解析プログラム514を実行することにより、制御装置102もしくは中継端末103や無線端末104から送られてきた通信品質情報を受信し、データベース管理プログラム513を通し統計情報データベースに格納する。通信品質計測ログ解析プログラム515を実行することにより制御装置102から送られてきた通信品質計測ログを受信し、データベース管理プログラム513を通し統計情報データベースに格納する。ネットワーク分析プログラム516を実行することにより、統計情報データベースに格納された、通信品質情報と通信品質計測ログを分析し制御装置102における最適な制御方法を分析し、制御装置102に格納される制御管理テーブルを生成する。分析方法の一例については図7を用いて後述する。
ネットワーク情報表示プログラム517を実行することにより、無線通信ネットワークに含まれる端末、その端末への通信経路、及び各通信リンクの通信品質を出力装置に表示する。
制御装置設定変更プログラム518を実行することによりネットワーク分析プログラム516で分析し得られた制御管理テーブルを制御装置102の制御部216を介し制御装置102に設定する。
図6は、通信品質情報の収集処理、及び通信品質計測ログの作成方法を示すシーケンス図である。図6では、無線端末A104が特定の位置にいて、中継端末AとBとの間の通信品質を計測する場合の例を示す。例えば、図8(b)に示す初期状態の制御管理テーブルから学習が進み、特定の位置に対して経路(1)(2)が対応づけられている場合である。
通信品質情報の収集は、通常の制御盤101から無線端末104への通信を利用し行われる。制御盤101からの通信601を制御装置制御装置102が転送処理する際、通信品質計測フラグとパケット識別子を付加し転送を行う(ステップ621)。
制御装置102における転送処理は制御管理テーブルから経路(1)及び経路(2)を選択し、各経路に送信する(602,603)。経路(1)では、中継端末A103を経由し無線端末A104に到達する。無線通信路を経由しパケットを受信した無線端末A104は、通信品質計測フラグが付与されているため、パケット受信時の通信品質を算出し、受信したパケットに含まれるパケット識別子と共に保持する(ステップ622)。経路(2)では、中継端末B103を経由し無線端末A104に到達する。
無線端末A104は、経路(1)と同様、通信品質計測フラグが付与されているため、パケット受信時の通信品質を算出し、受信したパケットに含まれるパケット識別子と共に保持する(ステップ623)。続いて、無線端末A104は、制御盤101への返信パケットを作成する(ステップ624)。返信パケットは、制御盤101から受信したパケットのパケット識別子を用い、経路(1)で受信した通信品質情報と経路(2)で受信した通信品質情報を加え、通信環境計測フラグを立てて送信する(604)。
返信パケットは、全中継端末103が受信可能なマルチキャストを用い、制御盤101宛に送信される。この返信パケットを受信した中継端末A103及びBは、計測した通信品質をパケットに付加し(ステップ625、626)、制御装置102へそれぞれ転送する(605、606)。中継端末C103も返信パケットを受信できた場合、通信品質をパケットに付加し制御装置102へと転送する。中継端末での通信品質計測結果を追加することにより、計測点数を増やして、通信品質計測精度を向上することができる。
制御装置102では、複数中継端末103から受信した返信パケットから各通信路のパケット識別子と通信品質情報を抽出する(ステップ627)。返信パケットはパケット識別子を基に複数の返信パケットを一つに集約し制御盤101へ転送する(607)。また、抽出したパケット識別子と通信品質情報は、その都度、もしくは一定数蓄積し計算装置105へと送信する(608)。通信品質計測ログは定期的に計算装置105へと送信する(609)。なお、通信品質計測ログは計測装置で分析する際に必要となるため、分析の頻度に応じて送信すればよい。上述したように計算装置を常時動作させて、統計情報を常時収集する場合には、定期的に送信する必要がある。
なお、通信品質情報の収集方法として、パケット識別子と通信品質情報の組を中継端末103及び無線端末104それぞれで保持し、定期的に直接計算装置105へ送信してもよい(611、612、613)。
制御装置102が制御盤101からの通信を転送する際のパケットの構成例を図12(a)に示す。パケット1201はヘッダ1211とデータ1212からなり、ヘッダ1211には宛先アドレス1221や送信元アドレス1222、中継端末アドレス1223、通信品質計測フラグ1224、パケット識別子1225等のネットワークの転送等で必要となる制御情報が含まれる。データ1212には制御盤101から無線端末104へ送信される制御情報が格納される。
無線端末からの返信パケットの構成例を図12(b)に示す。返信パケット1202には、各経路の通信品質情報1213を付加した構成となる。通信品質情報1213には、通信リンクと受信端末を識別する情報とその通信品質情報が含まれる。
図7は、計算装置105が、通信品質情報と通信品質計測ログを分析して、通信品質に基づいて端末の各環境情報に応じて最適な中継装置を決定する方法の例を示すものである。通信品質計測ログと通信品質情報をパケット識別子で関連付け、無線端末A104の端末位置を軸にとり通信品質をプロットした図である。
ネットワーク分析プログラム516を実行することにより、位置を一定区間、もしくは通信品質値を基に可変長の区間で分割し、各区間で通信品質の良い経路の選択を行う。例えば、端末位置X2のとき、通信品質が閾値を超える経路(1)と(2)が、経路として設定される例を示している。なお、端末位置X1、X3、X5の場合のように予備経路を設定することも可能である。
本実施例では、通信品質のレベルを二つに分割した例を示したが、複数のレベルに分割し、各レベルに応じ制御方法を変えても良い。
また、図7では位置を横軸として通信品質を分析した例を示したが、速度や加速度、電源のON/OFF等を加え多次元上で通信品質を評価するようにしてもよい。例えば、速度情報を加えることで、移動速度の速い無線端末104には広域な通信エリアをもつ中継端末103を経由するように制御可能となる。
なお、本実施例では、制御装置102と計算装置105と分けて記述したが、装置点数を減らすため、制御装置102と計算装置105を一つの装置に統合してもよい。その際の構成は、計算装置105のプログラムメモリ504に制御装置102の通信処理部203に相当する処理プログラムが追加動作する形態となる。
本発明の第二の実施の形態を図9を用いて説明する。本発明の第二の実施の形態は、制御装置102における環境情報の取得方法が異なる。第一の実施例では制御盤101から環境情報を取得する例を示した。第二の実施例では、各種端末への制御通信を制御装置102内のパケット解析部213で解析することで環境を推定する。無線端末104の動きが本無線通信ネットワークを介し制御されている場合に適用可能である。
図9は、パケット解析部213での環境情報の推定方法の一例を示した図であり、無線端末A104の状態遷移モデルを示す。この例は、無線端末104が中継端末ABC103の前を左右往復する例をモデル化した。状態S1は左端での停止状態(901)を、状態S3は右端での停止状態を表し(903)、状態S2,S4は移動中の状態を表す(902、904)。例えば、無線端末A104が状態S1であり、無線端末A104を右へ移動させる時、制御盤101から無線端末A104へ「右へ移動」という制御メッセージが送信される。制御装置102はこの制御パケットの受信を契機に、状態がS1、つまり左端に停車していることを認識できる。また、無線端末A104から制御盤101への受信確認を示す応答メッセージを解析することで、実際に制御が行われるか否かを判定することができ、確実に状態遷移を把握することができる。状態がS2に遷移し、移動が開始されると、制御装置102では、速度aと経過時間tから端末位置を推定することができる(921)。このような状態遷移図を制御装置102内のパケット解析部213にもち、制御装置102を通過するパケットを解析することで、状態遷移の検出、及び環境情報の推定が可能となる。
また、環境情報の他の取得方法として、中継端末103や無線端末104で取得したセンサ情報を用いても良い。センサ情報の一例として、GPSを用いた位置情報、速度情報、カメラ画像、カメラ画像を解析した特徴量などが挙げられる。GPS等のセンサ機器は図13に示した端末のバス1308に接続し、中継端末103や無線端末104はセンサ機器を用いてセンサ情報を取得する。中継端末103や無線端末104は取得したセンサ情報を制御装置102へと送信する。送信方法は返信パケット作成時に付加する方法や、定期的に環境情報を搭載したパケットを生成する方法がある。
制御装置102の環境情報管理部214は、各端末から受信した環境情報を保持し検索処理に活用する。また、環境情報管理部214では、リアルタイム性の担保が難しい場合には、必要に応じて環境情報の計測時刻を基に現在の環境情報を推定する。推定方法の一例として、端末速度と計測時刻からの経過時間から位置情報を推定する方法や、定期的に送られてくる位置情報を基に線型近似する方法等がある。
なお、その他の環境情報として、制御盤101からの特定のコマンド受信後の経過時間を採用してもよい。例えば機器へ送信した電源ON指示後の経過時間を環境情報とすることで、端末起動時に発生するノイズを考慮するような制御、つまり制御後一定期間に生ずる現象も考慮したネットワーク制御が実現できる。
なお、環境情報の取得は、第一実施例、及び第二実施例で示した方法を組合せ用いてもよい。
本発明の第三の実施の形態を図10、11を用いて説明する。本発明の第三の実施の形態は、制御装置102の通信処理部で行うパケット転送処理時の検索方法が異なる。
図10は、本発明の第三の実施形態の制御装置102の機能ブロック図である。第一の実施形態に制御管理テーブル更新処理部1001を加えた形態となる。制御管理テーブル更新処理部1001は環境情報に応じた複数の制御管理テーブル1002を保持する。そして、制御管理テーブル更新処理部1001は環境情報管理部214から環境情報を取得し、環境情報の変化に応じて制御管理テーブル1002を切り替える。
本実施例で用いる制御管理テーブル1002は、第一の実施例で示した図8の制御テーブルに加え、図11に示した制御管理テーブル1102を用いても良い。
図11は、本実施例における制御管理テーブルの最小構成を示した図である。制御管理テーブル1102は、宛先1101毎に制御情報1103を記載した表である。図8と比較して環境情報を含まない点が異なる。そのため、制御装置102の検索処理部212は宛先をキーとした検索を行う。このように制御管理テーブルを小さく抑え、検索キーを減らすことで、第一の実施形態に比べ検索処理にかかる時間を短縮することができる。
すなわち、第一の実施形態では、全ての環境情報に対応した制御情報を制御管理テーブル内にもつのに対し、本実施形態では、現在の環境情報に対応した制御情報を制御管理テーブル内にもつ。そして、本実施形態では、環境情報が変化する度に制御テーブルを切り替えることで、環境情報毎に適した通信制御を可能とする。
つまり、環境情報を、制御管理テーブル内の条件に含める環境情報と、制御テーブル内には含めず制御管理テーブル更新処理部1001で状態変化を監視する環境情報とに分けて管理する。
環境情報をどちらの方法で管理するかの具体例として、時間的変化が小さい環境情報(例えば、端末の起動・停止状態を示す環境情報や、移動の少ない端末の位置情報)は、図10に示す制御管理テーブル更新処理部1001で状態変化を監視し、時間的変化が大きい環境情報は、図8に示す制御管理テーブル内に含める方法が挙げられる。その他の機能ブロックについては第一実施形態と同様である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形実施可能であり、上述した各実施形態を適宜組み合わせることが可能であることは当業者に理解されよう。
101:制御盤102:制御装置103:中継端末104:無線端末105:計算装置201:受信処理部202:送信処理部203:通信処理部204:管理端末211:パケット処理部212:検索処理部213:パケット解析部214:環境情報管理部215:送信パケット管理部216:制御部221:記録部301:無線受信処理部302:無線送信処理部303:有線受信処理部304:有線送信処理部305:通信処理部401:無線受信処理部402:無線送信処理部403:通信処理部502:CPU503:ワークメモリ504:プログラムメモリ505:ストレージ装置506:I/F507:入出力装置511:入出力プログラム512:パケット送受信プログラム513:データベース管理プログラム514:通信品質情報解析プログラム515:通信品質計測ログ解析プログラム516:ネットワーク分析プログラム517:ネットワーク情報表示プログラム518:制御装置設定変更プログラム
Claims (15)
- 端末と、
前記端末と無線通信を行う複数の中継端末と、
前記中継端末と前記端末との間の通信品質情報及び前記端末の状態を示す複数の環境情報を受信する受信部と、前記通信品質情報と前記複数の環境情報に基づいて前記複数の環境情報それぞれに対して前記中継端末と前記端末で構成される通信経路を対応づける分析部と、を有する計算装置と、
前記環境情報と前記通信経路とを対応づける第1の制御管理テーブルを保持する記録部と、前記端末と通信を行うとき取得した前記環境情報に基づいて前記通信経路を前記第1の制御管理テーブルから検索する検索処理部と、を有し、前記検索された通信経路を構成する前記中継端末を介して前記端末と通信を行う制御装置と、を備える無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記端末は予め決められた経路を移動する無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記環境情報は、前記端末の位置情報である無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記制御装置は、前記端末を制御する制御盤から前記環境情報を取得する無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記制御装置は、前記端末の状態遷移モデルを保持し、前記状態遷移モデルを用いて前記端末を制御する制御盤から送信される制御情報を解析することで、前記環境情報を推定する解析部を有する無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記制御装置は、前記複数の環境情報それぞれに対して前記通信品質の計測を要求する要求信号を前記端末へ送信し、
前記要求信号を受信した前記端末は、前記複数の中継端末それぞれと前記端末との間の前記通信品質を計測し、
前記分析部は、前記複数の環境情報それぞれに対して前記計測された通信品質が所定の閾値を超える通信経路を算出する無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
制御装置は、前記環境情報を含まず前記端末と前記通信経路を対応づける第2の制御管理テーブルを保持し、前記環境情報の変化に応じて前記第1の制御管理テーブルと前記第2の制御管理テーブルを切り替える更新処理部を有する無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記制御装置は、前記取得した環境情報から最新の環境情報を予測する環境情報管理部をさらに有し、
前記検索処理部は、前記最新の環境情報を用いて前記通信経路を検索する無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記受信部は、前記通信品質情報及び前記環境情報を定期的に受信し、
前記分析部は、定期的に受信した前記通信品質情報及び前記環境情報を用いて前記第1の制御管理テーブルを更新する無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記制御装置と前記計算装置が、1の装置で構成される無線通信システム。 - 複数の中継端末それぞれと端末との間の通信品質情報及び前記端末の状態を示す複数の環境情報に基づいて、前記複数の環境情報それぞれに対して前記中継端末と前記端末で構成される通信経路が対応づけられた第1の制御管理テーブルを保持する記録部と、
前記端末と通信を行うとき取得した前記環境情報に基づいて前記通信経路を前記第1の制御管理テーブルから検索する検索処理部と、を有し、
前記検索された通信経路を構成する前記中継端末を介して前記端末と通信を行う制御装置。 - 請求項11に記載の制御装置において、
前記環境情報は、予め決められた経路を移動する端末の位置情報である制御装置。 - 請求項11に記載の制御装置において、
前記制御装置は、前記端末を制御する制御盤から前記環境情報を取得する制御装置。 - 請求項11に記載の制御装置において、
前記取得した環境情報から最新の環境情報を予測する環境情報管理部をさらに有し、
前記検索処理部は、前記最新の環境情報を用いて前記通信経路を検索する制御装置。 - 端末と、前記端末と無線通信を行う複数の中継端末と、前記複数の中継端末を介して前記端末と通信を行う制御装置と、前記制御装置と接続される計算装置とを有する無線通信システムにおける無線通信方法であって、
前記端末又は前記中継装置は、前記端末と前記中継装置との間の通信品質を計測し、
前記計算装置は、前記端末の複数の位置情報それぞれに対して、前記通信品質が所定値を超える通信経路を算出し、
前記制御装置は、前記複数の位置情報それぞれと前記通信経路との対応づけを予め保持し、前記端末と通信を行うとき、前記端末の特定の位置情報を取得し、前記特定の位置情報に対応する通信経路を前記対応づけから検索し、前記検索された通信経路が示す中継端末を介して前記端末と通信を行う無線通信方法。
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