JPWO2013098916A1 - 故障検出装置及びその検出方法 - Google Patents

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Abstract

PVアレイ2a,2bとインバータ5をそれぞれ接続するための並列に接続された2つのストリングSTa,STbと、2つのストリングSTa,STbを集約してインバータ5と接続するための集約された電線LP,Lnとを含む電気回路の故障を検出する故障検出装置1であって、ストリングSTaの電線STapに流れる電流Iapを検出し、集約された電線LPに流れる電流Ipを検出し、ストリングSTaに電流Iapが流れていることを検出し、かつ集約された電線LPに電流Ipが流れていないことを検出した場合、故障として検出する。

Description

本発明は、電流に基づいて故障を検出する故障検出装置に関する。
一般に、大容量の電力を得るために複数の電池を並列に接続することが知られている。例えば、大規模の太陽光発電システムの場合、PV(photovoltaic)アレイが接続されたストリングが多数並列に接続されている。また、これらのPVアレイの故障を検出するために、ストリングに流れる電流を監視することが知られている。
一方、電気回路において、電流を検出して地絡又は短絡を検出することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、全てのPVアレイの故障を検出するには、全てのストリングの正側及び負側に電流センサを設けなければならない。しかし、このように電流センサを設けると、大規模の太陽光発電システムの場合、電流センサの数が増大する。電流センサの数が増加すると、この電流センサに付随する機器(例えば、信号処理用のA/D(アナログ/デジタル)変換器)及び配線も増加することになる。従って、このように故障を検出する装置は、システム全体のコストの増加を招く。
特開2010−197172号公報
本発明の目的は、故障を検出するための電流センサの数を低減することのできる故障検出装置を提供することにある。
本発明の観点に従った故障検出装置は、複数の直流電源とインバータとをそれぞれ接続するための並列に接続された正極の電線と負極の電線を含む複数の接続回路と、複数の前記接続回路を集約して前記インバータと接続するための集約回路とを含む電気回路の故障を検出する故障検出装置であって、1つを除く全ての前記接続回路の前記正極の電線又は前記負極の電線に流れる電流をそれぞれ検出する複数の接続回路電流検出手段と、前記集約回路に流れる電流を検出する集約電流検出手段と、少なくとも1つの前記接続回路電流検出手段により電流が流れていることを検出し、かつ前記集約電流検出手段により電流が流れていないことを検出した場合、故障として検出する故障検出手段とを備える。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る故障検出装置を適用した太陽光発電システムの構成を示す構成図である。 図2は、本発明の第2の実施形態に係る故障検出装置を適用した太陽光発電システムの構成を示す構成図である。 図3は、本発明の第3の実施形態に係る故障検出装置を適用した太陽光発電システムの構成を示す構成図である。 図4は、本発明の第4の実施形態に係る故障検出装置を適用した太陽光発電システムの構成を示す構成図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る故障検出装置1を適用した太陽光発電システム10の構成を示す構成図である。なお、図中における同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。以降の実施形態も同様にして重複した説明を省略する。
ここでは、2つのPVアレイ2a,2b及び2つのストリングSTa,STbが並列に接続された太陽光発電システム10について主に説明するが、PVアレイ及びストリングは2つ以上であればいくつ設けてもよい。
太陽光発電システム10は、故障検出装置1と、2つのPVアレイ2a,2bと、2つの電流センサ3ap,3spと、平滑コンデンサ4と、インバータ5と、連系変圧器6とを備えている。太陽光発電システム10は、電力系統7に接続されている。
ストリングSTa,STbは、PVアレイ2a,2bとインバータ5をそれぞれ接続する回路である。各ストリングSTa,STbには、それぞれ正極の電線STap,STbpと負極の電線STan,STbnが含まれている。各ストリングSTa,STbの正極の電線STap,STbp及び負極の電線STan,STbnは、それぞれPVアレイ2a,2bに接続されている。全てのストリングSTa,STbは、並列接続により集約された1組の電線Lp,Lnを含む回路に接続されている。集約された電線Lp,Lnは、インバータ5の直流側に接続されている。
2つのPVアレイ2a,2bは、インバータ5の直流側に並列に接続されている。PVアレイ2a,2bは、太陽光などの光により発電する電池である。PVアレイ2a,2bは、発電した電力をインバータ5に供給する。
平滑コンデンサ4は、インバータ5の直流側に設けられている。平滑コンデンサ4は、PVアレイ2a,2bから供給される直流電圧を平滑化する。
インバータ5は、PVアレイ2a,2bから供給される直流電力を電力系統7に同期する交流電力に変換する。インバータ5は、変換した交流電力を連系変圧器6を介して電力系統7に供給する。電力系統7は、例えば商用系統である。なお、インバータ5は、直流電力を単相交流電力に変換してもよいし、三相交流電力に変換してもよい。
電流センサ3apは、ストリングSTaの正極の電線STapを流れる電流Iapを検出するように設けられている。電流センサ3apは、検出した電流Iapを故障検出装置1に出力する。
電流センサ3spは、集約された正極の電線Lpに流れる電流Ipを検出するように設けられている。電流センサ3spは、検出した電流Ipを故障検出装置1に出力する。電流センサ3spは、制御の精度を高めるためにインバータ5の直流側に設ける電流センサと兼用してもよい。
故障検出装置1では、故障を検出するために、2つのストリングSTa,STbに1つの電流センサ3apを設ける。ストリングがn(nは2以上の自然数)並列の場合、1つを除く全てのn−1のストリングの正極又は負極のいずれかに電流センサを設ける。従って、ストリングに設けられる電流センサの数は、n−1となる。これに、集約された正極の電線Lpに設けられる電流センサ3spを加えると、故障検出装置1に用いられる電流センサの数はnとなる。
故障検出装置1は、2つの電流センサ3ap,3spにより検出された電流Iap,Ipに基づいて、各ストリングSTa,STbの故障を検出する。故障検出装置1は、故障を検出すると、上位監視装置8に故障の発生を知らせる故障検出信号Sngを出力する。
次に、故障検出装置1による故障の検出方法について説明する。
故障検出装置1は、ストリングSTaの正極の電線STapに電流Iapが流れていることを検出し、かつ集約された正極の電線Lpに電流Ipが流れていないことを検出した場合、故障電流が流れている(故障が発生している)と判断する。このとき、検出した電流Iapの向きは考慮しない。
ストリングがn並列の場合、電流センサを設けた全てのストリングのうち少なくとも1つのストリングで電流を検出し、集約された正極の電線Lpに流れる電流Ipを検出しなかった場合、故障電流が流れていると判断する。
次に、故障を検出する原理について説明する。なお、電流の向きは、全てのPVアレイ2a,2bが正常に発電しているときに流れる方向を順方向とする。即ち、正極の電線Lp,STap,STbpに流れる電流Iap,Ipは、PVアレイ2a,2bからインバータ5に入力される方向が順方向となる。負極の電線Ln,STan,STbnに流れる電流は、インバータ5からPVアレイ2a,2bに出力される方向が順方向となる。以降においても、順方向の向きは同様に考えるものとする。
まず、夜間にPVアレイ2bが短絡し、日中になってPVアレイ2aが正常に発電し出した場合について考える。
この場合、PVアレイ2aから出力される電流がPVアレイ2bに流れる。即ち、2つのストリングSTa,STb間で循環電流が流れるため、集約された電線Lp,Lnに電流は流れない。このとき、ストリングSTaの正極の電線STapに流れる電流Iapは、順方向に流れ、ストリングSTbの正極の電線STbpに流れる電流Ibpは、逆方向に流れる。
次に、夜間にPVアレイ2aが短絡し、日中になってPVアレイ2bが正常に発電し出した場合について考える。
この場合、PVアレイ2bから出力される電流がPVアレイ2aに流れる。即ち、2つのストリングSTa,STb間で循環電流が流れるため、集約された電線Lp,Lnに電流は流れない。このとき、ストリングSTaの正極の電線STapに流れる電流Iapは、逆方向に流れ、ストリングSTbの正極の電線STbpに流れる電流Ibpは、順方向に流れる。
このように、ストリングSTaに設けられた電流センサ3apにより方向に関係なく電流Iapが検出され、集約された電線Lpに設けられた電流センサ3spにより電流Ipが検出されなかった場合、故障電流が流れているものと判断することができる。
本実施形態によれば、夜間にPVアレイ2a,2bが短絡するなどの過電流が流れないような故障でも、1つを除く全てのn−1のストリングに各1つ設けられた電流センサ3apにより検出された電流Iap、及び集約された電線Lpに設けられた電流センサ3spにより検出された電流Ipに基づいて、検出することができる。
ここでは、全ての電流センサ3ap,3spを正極の電線Lp,STapに設けた構成について説明したが、これらの電流センサ3ap,3spは、負極の電線Ln,STanに設けてもよい。即ち、1つを除く全てのn−1のストリングに各1つ電流センサを設け、集約された電線Lp,Lnに1つ電流センサを設ければ、故障を検出することができる。従って、n並列のストリングであれば、設ける電流センサの数はnとなる。
また、集約された電線Lpに設ける電流センサ3spは、インバータ5の制御に用いられる電流センサを兼用することで、さらに電流センサの数を削減することができる。
さらに、故障を検出するための電流センサ3ap,3spの数を削減することで、電流センサに付随する機器(例えば、A/D変換器)及び配線も削減することができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態に係る故障検出装置1Aを適用した太陽光発電システム10Aの構成を示す構成図である。
ここでは、2つのPVアレイ2a,2b及び2つのストリングSTa,STbが並列に接続された太陽光発電システム10Aについて主に説明するが、PVアレイ及びストリングは2つ以上であればいくつ設けてもよい。
太陽光発電システム10Aは、図1に示す第1の実施形態に係る太陽光発電システム10において、集約された負極の電線Lnが接地され、電流センサ3spを電流センサ3snに代え、2つの電流センサ3an,3bpを追加し、故障検出装置1を故障検出装置1Aに代えたものである。その他の点は、第1の実施形態と同様である。
電流センサ3anは、ストリングSTaの負極の電線STanを流れる電流Ianを検出するように設けられている。電流センサ3anは、検出した電流Ianを故障検出装置1Aに出力する。電流センサ3bpは、ストリングSTbの正極の電線STbpを流れる電流Ibpを検出するように設けられている。電流センサ3bpは、検出した電流Ibpを故障検出装置1Aに出力する。
電流センサ3snは、集約された負極の電線Lnに流れる電流Inを検出するように設けられている。電流センサ3snは、接地極である負極に設けられている。電流センサ3snは、検出した電流Inを故障検出装置1Aに出力する。電流センサ3snは、制御の精度を高めるためにインバータ5の直流側に設ける電流センサと兼用してもよい。
故障検出装置1Aでは、故障を検出するために、2つのストリングSTa,STbに3つの電流センサ3ap,3an,3bpを設ける。ストリングがn並列の場合、1つを除く全てのn−1のストリングの正極及び負極に電流センサを設け、除いた1つのストリングの正極又は負極のいずれかに電流センサを設ける。従って、ストリングに設けられる電流センサの数は、2n−1となる。これに、集約された負極(接地極)の電線Lnに設けられる電流センサ3snを加えると、故障検出装置1Aに用いられる電流センサの数は2nとなる。
故障検出装置1Aは、4つの電流センサ3ap,3an,3bp,3snにより検出された電流Iap,Ian,Ibp,Inに基づいて、各ストリングSTa,STbの故障を検出する。故障検出装置1Aは、故障を検出すると、上位監視装置8に故障の発生を知らせる故障検出信号Sngを出力する。
次に、故障検出装置1Aによる故障の検出方法について説明する。
故障検出装置1Aは、各ストリングSTa,STbの正極側を流れる電流Iap,Ibp及び集約された負極の電線Lnに流れる電流Inに基づいて、次式を用いて地絡電流Igを演算する。
Ig=Iap+Ibp−In …(1)
故障検出装置1Aは、演算した地絡電流Igがゼロでないと判定した場合(例えば、地絡電流Igが予め設定された電流値以上である場合)、地絡が発生したと判断する。
ストリングがn並列の場合、各ストリングの正極の電線(又は、負極の電線)に流れる電流の総和から集約された電線に流れる電流を引くことで、地絡電流Igを演算する。
故障検出装置1Aは、地絡が発生したと判断すると、地絡が発生しているストリングSTa,STbを特定するための演算処理を行う。具体的には、ストリングSTa,STb毎に、正極側を流れる電流Iap,Ibpと負極側を流れる電流Ian,Ibnとを比較する。電流センサが設けられていないストリングSTbの負極側を流れる電流Ibnは、次式を用いて演算する。
Ibn=In−Ian …(2)
ストリングSTaで地絡が発生しているか否かを判断する場合、故障検出装置1Aは、正極側を流れる電流Iapと負極側を流れる電流Ianとの差を演算する。故障検出装置1Aは、演算した差がゼロでないと判定した場合(例えば、差が予め設定された電流値以上である場合)、ストリングSTaで地絡が発生したと判断する。ストリングSTbについても同様に、故障検出装置1Aは、ストリングSTbの正極側を流れる電流Ibpと負極側を流れる電流Ibnとの差に基づいて、地絡が発生しているか否かを判断する。
故障検出装置1Aは、地絡が発生したストリングSTa,STbを特定すると、故障検出信号Sngに特定した地絡(故障)しているストリングを情報として含めて上位監視装置8に出力する。
本実施形態によれば、PVアレイ2a,2bの地絡を、1つを除く全てのn−1のストリングの両極に設けられた電流センサ3ap,3anにより検出された電流Iap,Ian、残りの1つのストリングの片方の極に設けられた電流センサ3bpにより検出された電流Ibp、及び集約された接地極の電線Lnに設けられた電流センサ3snにより検出された電流Inに基づいて、検出することができる。n並列のストリングであれば、設ける電流センサの数は2nとなる。なお、図2では負極側を接地極とし、電流センサ3snを検出に利用しているが、正極側が接地された構成においては電流センサ3snの代わりに3spを設置し、検出を行う。
また、集約された電線Lnに設ける電流センサ3spは、インバータ5の制御のために用いられる電流センサを兼用することで、電流センサの数を削減することができる。これにより、電流センサに付随する機器(例えば、A/D変換器)及び配線も削減することができる。
さらに、故障検出装置1Aは、地絡電流Igを測定することができる。従って、接地線などに地絡電流を測定するための電流センサを設ける必要がない。地絡電流Igを測定することにより、例えば、故障検出装置1Aは、地絡電流が所定の電流値以上であった場合、インバータ5を停止(ゲートブロックなど)させるような信号を出力させることもできる。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の第3の実施形態に係る故障検出装置1Bを適用した太陽光発電システム10Bの構成を示す構成図である。
ここでは、1つのPVアレイ2に対して2つのストリングSTc,STdが並列に接続された太陽光発電システム10Bについて主に説明するが、1つのPVアレイに対して2つ以上であればいくつのストリングが並列に接続されていてもよい。
太陽光発電システム10Bは、故障検出装置1Bと、PVアレイ2と、3つの電流センサ3cp,3cn,3spと、平滑コンデンサ4と、インバータ5と、連系変圧器6と、4つの遮断器9cp,9cn,9dp,9dnを備えている。太陽光発電システム10Bは、電力系統7に接続されている。平滑コンデンサ4、インバータ5、連系変圧器6、及び電力系統7については、第1の実施形態と同様である。また、PVアレイ2は、第1の実施形態に係るPVアレイ2a,2bと同様である。
ストリングSTc,STdは、PVアレイ2とインバータ5を接続する回路である。各ストリングSTc,STdには、正極の電線STcp,STdpと負極の電線STcn,STdnが含まれている。各ストリングSTc,STdの正極の電線STcp,STdp及び負極の電線STcn,STdnは、アレイ2に接続されている。全てのストリングSTc,STdは、並列接続により集約された1組の電線Lp,Lnに接続されている。集約された電線Lp,Lnは、インバータ5の直流側に接続されている。
4つの遮断器9cp,9cn,9dp,9dnは、PVアレイ2とインバータ5を接続する正極の電線STcp,STdpと負極の電線STcn,STdnに2つずつ設けられている。このように、正極の電線STcp,STdp及び負極の電線STcn,STdnに複数の遮断器9cp,9cn,9dp,9dnをそれぞれ並列に設けることにより、遮断器9cp,9cn,9dp,9dnの容量を小さくして、実質的に容量の大きくした遮断器を設けた回路構成と同等の回路構成にすることができる。なお、ここでは、遮断器を用いた構成について説明するが、他の機器でもよい。例えば、電流の経路を複数に分割する理由としては、ヒューズの容量を減らすことを目的としてもよい。また、これ以外にも、太陽光発電システム10Bの実施態様により、様々な機器を設ける場合がある。従って、これらの機器の容量を減らすことを目的とした構成でもよい。
遮断器9cpは、ストリングSTcの正極の電線STcpに設けられている。遮断器9cnは、ストリングSTcの負極の電線STcnに設けられている。遮断器9dpは、ストリングSTdの正極の電線STdpに設けられている。遮断器9dnは、ストリングSTdの負極の電線STdnに設けられている。遮断器9cp,9cn,9dp,9dnは、それぞれが設けられている電線STcp,STcn,STdp,STdnの切断及び接続をする。
電流センサ3cpは、ストリングSTcの正極の電線STcpを流れる電流Icpを検出するように設けられている。電流センサ3cpは、検出した電流Icpを故障検出装置1Bに出力する。電流センサ3cnは、ストリングSTcの負極の電線STcnを流れる電流Icnを検出するように設けられている。電流センサ3cnは、検出した電流Icnを故障検出装置1Bに出力する。電流センサ3spは、第1の実施形態と同様に、集約された正極の電線Lpに設けられているが、負極の電線Lnに設けてもよい。
故障検出装置1Bでは、故障を検出するために、2つのストリングSTc,STdのうち1つのストリングSTcに2つの電流センサ3cp,3cnを設ける。ストリングがn並列の場合、1つを除く全てのn−1のストリングの正極及び負極に電流センサを設ける。従って、ストリングに設けられる電流センサの数は、2(n−1)となる。これに、集約された正極の電線Lpに設けられる電流センサ3spを加えると、故障検出装置1Bに用いられる電流センサの数は2n−1となる。
故障検出装置1Bは、3つの電流センサ3cp,3cn,3spにより検出された電流Icp,Icn,Ipに基づいて、各ストリングSTc,STdの故障を検出する。故障検出装置1Bは、故障を検出すると、上位監視装置8に故障の発生を知らせる故障検出信号Sngを出力する。
次に、故障検出装置1Bによる故障の検出方法について説明する。
故障検出装置1Bは、電流センサ3cp,3cnが設けられたストリングSTcに流れる電流Icp,Icn及び集約された正極の電線Lpに流れる電流Ipに基づいて、電流センサが設けられていないストリングSTdに流れる電流Idp,Idnを、次式を用いて演算する。
Idp=Ip−Icp …(3)
Idn=Ip−Icn …(4)
ストリングがn並列の場合、集約された正極又は負極の電線に流れる電流から電流センサの設けられていないストリングを除く全てのストリングの正極の電線に流れる電流の総和を引くことで、電流センサの設けられていないストリングの正極の電線に流れる電流を演算する。同様に、集約された正極又は負極の電線に流れる電流から電流センサの設けられていないストリングを除く全てのストリングの負極の電線に流れる電流の総和を引くことで、電流センサの設けられていないストリングの負極の電線に流れる電流を演算する。
このようにして、電流センサの設けられていないストリングSTdも含めて、全てのストリングSTc,STdの正極及び負極に流れる電流Icp,Icn,Idp,Idnを測定する。
故障検出装置1Bは、2つのストリングSTc,STdにアンバランスな電流が流れているか否かを判断する。
具体的には、故障検出装置1Bは、2つのストリングSTc,STdの正極に流れる電流Icp,Idpを比較する。故障検出装置1Bは、2つの電流Icp,Idpを比較した結果、電流量に差があると判定した場合(例えば、2つの電流Icp,Idpの差が予め設定された電流値以上である場合)、アンバランスな電流が流れていると判断する。同様に、2つのストリングSTc,STdの負極に流れる電流Icn,Idnを比較して、アンバランスな電流が流れているか否かを判断する。なお、2つのストリングSTc,STdの電流の比較は、互いに極性の異なる電流を比較してもよい。
ストリングがn並列の場合、他のストリングに流れる電流と比較して、少ない電流(又は、多い電流)が流れているストリングがあるか否かを判定する。このような電流が流れているストリングがある場合、アンバランスな電流が流れていると判断する。
次に、アンバランスな電流が流れている場合に、故障と判断する理由について説明する。
2つのストリングSTc,STdは、同じ1つのPVアレイ2とインバータ5の直流側との間に並列に接続されている回路である。2つのストリングSTc,STdに、負荷は接続されていない。また、2つのストリングSTc,STdの正極及び負極の電線STcp,STcn,STdp,STdnには、それぞれ遮断器9cp,9cn,9dp,9dnが設けられている。遮断器9cp,9cn,9dp,9dnは、投入されていれば、理想的にはインピーダンスはゼロである。
これらのことから、2つのストリングSTc,STdのインピーダンスは略ゼロである。従って、2つのストリングSTc,STdに流れる電流は、理論上は略同じになる筈である。2つのストリングSTc,STdにアンバランスな電流が流れている場合、ストリングSTc,STdの電線STcp,STcn,STdp,STdnの少なくとも1つにインピーダンスが増加するような故障が発生していると考えられる。
このような故障が発生する原因としては、地絡の他に、遮断器9cp,9cn,9dp,9dnなどの機器を接続するボルトの緩み、又は遮断器9cp,9cn,9dp,9dnなどの機器の故障などが考えられる。
よって、故障検出装置1Bは、アンバランスな電流が流れていることを検出することで、故障を検出することができる。
本実施形態によれば、ボルトの緩み又は遮断器9cp,9cn,9dp,9dnの故障などを、1つを除く全てのn−1のストリングの両極に1つずつ設けられた電流センサ3cp,3cnにより検出された電流Icp,Icn、及び集約された電線Lpに設けられた電流センサ3spにより検出された電流Ipに基づいて、検出することができる。従って、n並列のストリングであれば、設ける電流センサの数は2n−1となる。
また、集約された電線Lpに設ける電流センサ3spは、インバータ5の制御に用いられる電流センサを兼用することで、さらに電流センサの数を削減することができる。
さらに、故障を検出するための電流センサ3cp,3cn,3spの数を削減することで、電流センサに付随する機器(例えば、A/D変換器)及び配線も削減することができる。
(第4の実施形態)
図4は、本発明の第4の実施形態に係る故障検出装置1Cを適用した太陽光発電システム10Cの構成を示す構成図である。
ここでは、2つのPVアレイ2a,2b及び2つのストリングSTa,STbが並列に接続された太陽光発電システム10Cについて主に説明するが、PVアレイ及びストリングは2つ以上であればいくつ設けてもよい。
太陽光発電システム10Cは、図1に示す第1の実施形態に係る太陽光発電システム10において、電流センサ3spを第2の実施形態に係る電流センサ3bpに代え、故障検出装置1を故障検出装置1Cに代えたものである。その他の点は、第1の実施形態と同様である。
故障検出装置1Cでは、故障を検出するために、2つのストリングSTa,STbにそれぞれ1つの電流センサ3ap,3bpを設ける。ストリングがn並列の場合、全てのストリングの正極又は負極のいずれかに電流センサを設ける。故障検出装置1Cに用いられる電流センサの数はnとなる。
故障検出装置1Cは、2つの電流センサ3ap,3bpにより検出された電流Iap,Ibpに基づいて、各ストリングSTa,STbの故障を検出する。故障検出装置1Cは、故障を検出すると、上位監視装置8に故障の発生を知らせる故障検出信号Sngを出力する。
次に、故障検出装置1Cによる故障の検出方法について説明する。
故障検出装置1Cは、全てのストリングSTa,STbの正極側を流れる電流Iap,Ibpの向きを判定する。ストリングSTa,STbに流れる電流Iap,Ibpのうち1つでも逆方向であると判定した場合、故障検出装置1Cは、ストリングSTa,STbに故障が発生していると判断する。
次に、故障を検出する原理について説明する。
第1の実施形態で説明したように、夜間にPVアレイ2bが短絡し、日中になってPVアレイ2aが正常に発電し出した場合、ストリングSTbに流れる電流Ibpは、逆方向に流れる。また、夜間にPVアレイ2aが短絡し、日中になってPVアレイ2bが正常に発電し出した場合、ストリングSTaに流れる電流Iapは、逆方向に流れる。
即ち、ストリングSTa,STb間で循環電流が流れている場合、一方のストリングSTa,STbでは、逆方向の電流が流れる。ストリングがn並列の場合も同様に、いずれかのストリングには、逆方向の電流が流れる。
従って、いずれかのストリングSTa,STbに逆方向の電流が流れていることを検出することで、故障電流が流れていると判断することができる。
本実施形態によれば、夜間にPVアレイ2a,2bが短絡するなどの過電流が流れないような故障でも、全てのストリングに各1つ設けられた電流センサ3ap,3bpにより検出された電流Iap,Ibpに基づいて、検出することができる。
ここでは、全ての電流センサ3ap,3bpを正極の電線STap,STbpに設けた構成について説明したが、これらの電流センサ3ap,3bpは、負極の電線STan,STbnに設けてもよい。即ち、全てのストリングに各1つ電流センサを設ければ、故障を検出することができる。従って、n並列のストリングであれば、設ける電流センサの数はnとなる。
また、故障を検出するための電流センサ3ap,3bpの数を削減することで、電流センサに付随する機器(例えば、A/D変換器)及び配線も削減することができる。
なお、各実施形態において、故障検出装置1〜1Cをインバータ5の外側に設けたが、インバータ5の一部の機能として実装してもよい。
また、各実施形態において、故障検出装置1〜1Cは、故障を検出した場合、故障検出信号Sngを上位監視装置8に出力する構成としたが、これに限らない。故障検出装置1〜1Cは、故障検出信号Sngをインバータ5に出力してもよいし、その他の装置に故障検出信号Sngを出力してもよい。また、故障検出装置1〜1Cは、故障検出信号Sngを出力する代わりに、システムを保護するために遮断器に開放するための信号を出力してもよいし、その他の保護動作又は警報を出力してもよい。
さらに、各実施形態では、PVアレイ2,2a,2bを用いた構成について説明したが、他の発電機又は電池などの電源を用いてもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明によれば、故障を検出するための電流センサの数を低減することのできる故障検出装置を提供することができる。

Claims (10)

  1. 複数の直流電源とインバータとをそれぞれ接続するための並列に接続された正極の電線と負極の電線を含む複数の接続回路と、複数の前記接続回路を集約して前記インバータと接続するための集約回路とを含む電気回路の故障を検出する故障検出装置であって、
    1つを除く全ての前記接続回路の前記正極の電線又は前記負極の電線に流れる電流をそれぞれ検出する複数の接続回路電流検出手段と、
    前記集約回路に流れる電流を検出する集約電流検出手段と、
    少なくとも1つの前記接続回路電流検出手段により電流が流れていることを検出し、かつ前記集約電流検出手段により電流が流れていないことを検出した場合、故障として検出する故障検出手段と
    を備えたことを特徴とする故障検出装置。
  2. 複数の直流電源とインバータとをそれぞれ接続するための並列に接続された正極の電線と負極の電線を含む複数の接続回路と、複数の前記接続回路を集約して前記インバータと接続するための集約回路とを含む電気回路の故障を検出する故障検出装置であって、
    1つの前記接続回路の前記正極の電線又は前記負極の電線と残りの全ての前記接続回路の前記正極の電線及び前記負極の電線に流れる電流をそれぞれ検出する複数の接続回路電流検出手段と、
    前記集約回路の接地極の電線に流れる電流を検出する集約電流検出手段と、
    複数の前記接続回路電流検出手段によりそれぞれ検出された電流及び前記集約電流検出手段により検出された電流に基づいて、地絡電流を演算する地絡電流演算手段と、
    前記地絡電流演算手段により演算された地絡電流に基づいて、故障として地絡を検出する故障検出手段と
    を備えたことを特徴とする故障検出装置。
  3. 前記故障検出手段により故障を検出した場合、複数の前記接続回路電流検出手段によりそれぞれ検出された電流及び前記集約電流検出手段により検出された電流に基づいて、故障した前記接続回路を特定する故障特定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の故障検出装置。
  4. 直流電源とインバータとを接続するための並列に接続された正極の電線と負極の電線を含む複数の接続回路と、複数の前記接続回路を集約して前記インバータと接続するための集約回路とを含む電気回路の故障を検出する故障検出装置であって、
    1つを除く全ての前記接続回路の前記正極の電線及び前記負極の電線に流れる電流をそれぞれ検出する複数の接続回路電流検出手段と、
    前記集約回路に流れる電流を検出する集約電流検出手段と、
    複数の前記接続回路電流検出手段によりそれぞれ検出された電流及び集約電流検出手段により検出された電流に基づいて、前記接続回路電流検出手段が設けられていない前記接続回路の前記正極の電線及び前記負極の電線にそれぞれ流れる電流を演算する接続回路電流演算手段と、
    複数の前記接続回路電流検出手段によりそれぞれ検出された電流及び前記接続回路電流演算手段によりそれぞれ演算された電流に基づいて、複数の前記接続回路に流れる電流を比較する電流比較手段と、
    前記電流比較手段による比較の結果、アンバランスな電流が流れていることを検出した場合、故障として検出する故障検出手段と
    を備えたことを特徴とする故障検出装置。
  5. 複数の直流電源とインバータとをそれぞれ接続するための並列に接続された正極の電線と負極の電線を含む複数の接続回路と、複数の前記接続回路を集約して前記インバータと接続するための集約回路とを含む電気回路の故障を検出する故障検出装置であって、
    全ての前記接続回路の前記正極の電線又は前記負極の電線に流れる電流をそれぞれ検出する複数の接続回路電流検出手段と、
    少なくとも1つの前記接続回路電流検出手段により検出された電流の向きが前記直流電源から前記インバータに電力が供給される方向と逆方向である場合、故障として検出する故障検出手段と
    を備えたことを特徴とする故障検出装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の故障検出装置を備えたこと
    を特徴とするインバータ。
  7. 複数の直流電源とインバータとをそれぞれ接続するための並列に接続された正極の電線と負極の電線を含む複数の接続回路と、複数の前記接続回路を集約して前記インバータと接続するための集約回路とを含む電気回路の故障を検出する故障検出方法であって、
    1つを除く全ての前記接続回路の前記正極の電線又は前記負極の電線に流れる電流をそれぞれ検出し、
    前記集約回路に流れる電流を検出し、
    少なくとも1つの前記接続回路に電流が流れていることを検出し、かつ前記集約回路に電流が流れていないことを検出した場合、故障として検出すること
    を含むことを特徴とする故障検出方法。
  8. 複数の直流電源とインバータとをそれぞれ接続するための並列に接続された正極の電線と負極の電線を含む複数の接続回路と、複数の前記接続回路を集約して前記インバータと接続するための集約回路とを含む電気回路の故障を検出する故障検出方法であって、
    1つの前記接続回路の前記正極の電線又は前記負極の電線と残りの全ての前記接続回路の前記正極の電線及び前記負極の電線に流れる電流をそれぞれ検出し、
    前記集約回路の接地極の電線に流れる電流を検出し、
    検出した複数の前記接続回路に流れる電流及び検出した前記集約回路に流れる電流に基づいて、地絡電流を演算し、
    演算した地絡電流に基づいて、故障として地絡を検出すること
    を含むことを特徴とする故障検出方法。
  9. 直流電源とインバータとを接続するための並列に接続された正極の電線と負極の電線を含む複数の接続回路と、複数の前記接続回路を集約して前記インバータと接続するための集約回路とを含む電気回路の故障を検出する故障検出方法であって、
    1つを除く全ての前記接続回路の前記正極の電線及び前記負極の電線に流れる電流をそれぞれ検出し、
    前記集約回路に流れる電流を検出し、
    検出した複数の前記接続回路に流れるそれぞれ電流及び検出した前記集約回路に流れる電流に基づいて、検出していない前記接続回路の前記正極の電線及び前記負極の電線にそれぞれ流れる電流を演算し、
    検出した複数の前記接続回路にそれぞれ流れる電流及び演算した前記前記接続回路にそれぞれ流れる電流に基づいて、複数の前記接続回路に流れる電流を比較し、
    比較した結果、アンバランスな電流が流れていることを検出した場合、故障として検出すること
    を含むことを特徴とする故障検出方法。
  10. 複数の直流電源とインバータとをそれぞれ接続するための並列に接続された正極の電線と負極の電線を含む複数の接続回路と、複数の前記接続回路を集約して前記インバータと接続するための集約回路とを含む電気回路の故障を検出する故障検出方法であって、
    全ての前記接続回路の前記正極の電線又は前記負極の電線に流れる電流をそれぞれ検出し、
    検出した少なくとも1つの前記接続回路に流れる電流の向きが前記直流電源から前記インバータに電力が供給される方向と逆方向である場合、故障として検出すること
    を含むことを特徴とする故障検出方法。
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