JPWO2013054693A1 - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

周囲への影響を低減することができる照明装置を提供する。第1照射領域及び第1照射領域とは異なる第2照射領域に光を照射可能な照明装置であって、第1発光素子11が、第1照射領域を照射する点滅光を発光可能であり、遮光部12が、第1発光素子11が発する光の内、第1照射領域以外の領域に向かう光を遮光し、第1光路変換部材17が、第1発光素子11から発した光によって、第1発光素子11の点滅光よりも明暗の強度差が小さいと知覚される光で第2照射領域を照射するように、第1発光素子11から発した光の光路を変換する。

Description

本発明は、照明装置、例えば、植物の栽培等において防虫を目的とした点滅動作を行う照明装置に関する。
オオタバコガやハスモンヨトウ等の夜蛾類の幼虫は花きを食害するため、夜蛾類の防除が重要となっている。しかし、夜蛾類の多くは、多種類の殺虫剤に対して薬剤抵抗性を獲得したため、殺虫剤による防除が困難になってきている。夜蛾類に対する防除方法としては、殺虫剤の他、産卵のために圃場に飛来する成虫に対し、成虫の産卵抑制効果がある光を照射する防蛾用黄色照明装置による夜間照明がある。防蛾用黄色照明装置は、特に、カーネーションやバラでは、蛍光灯の光により生育や開花に悪影響がないことから、利用が進んでいる。
防蛾用黄色照明装置としては、例えば、ピーク波長560nm〜580nmの黄色光を放射する黄色蛍光灯を用いる照明装置(特許文献1参照)や、黄色発光ダイオード(黄色LED)を用いる照明装置(例えば、特許文献2参照)がある。
更に、防蛾用黄色照明装置において、防蛾効果を高める技術として、照射光を点滅させる構成が開示されている(例えば、特許文献3参照)。防蛾用黄色照明装置における点滅方法としては、例えば、デューティ比=明期幅/(明期幅+暗期幅)=50%以下とする構成が記載されている(特許文献4参照)。
本発明に関連するその他の背景技術として、特許文献5には、天井等に埋め込み設置して使用されるダウンライト型のLED照明装置が記載されている。特許文献6には、複数のLED光源と光源回路を備え、光源回路が各LED光源に流れる電流を順次制御することにより、回転駆動機構を必要としない擬似回転警告灯が記載されている。特許文献7には、すり鉢状の凹部を備えるレンズとLEDチップが一体化され、広い配光特性を有するようにした面実装LEDが記載されている。特許文献8には、1つのLEDモジュールと凹部を備えるレンズを備え、配光範囲を広げたLED電球が記載されている。
特開2008−154541号公報 特開2003−274839号公報 特開2003−284482号公報 特開2010−068754号公報 特開2009−64636号公報 特開2011−003440号公報 特開2002−344027号公報 特開2011−142060号公報
上述したように、防蛾用黄色照明装置では、防蛾効果を高めるため、照射光を点滅させることが望ましい。しかしながら、照射光を点滅させた場合、点滅光は、圃場の外部にいる人(近隣住民)の注意を引き刺激する性質がある。このため、照射光を点滅させると、圃場近傍に居住する近隣住民に対して不快感を与える可能性があるという問題があった。
更に、点滅光ではない連続光を発する街路灯や農業用の短日植物の開花調整用光源等の照明装置、赤色や青色など特定目的に適したスペクトルを有する照明装置においても、光源の発する光の色やスペクトルが圃場近傍に居住する近隣住民に対して不快感あるいは悪影響を与える可能性があるという問題があった。また、点滅光ではない連続光を発する街路灯等の照明装置においても、光散乱の多い色成分の光を用いる場合、夜空の星が見えにくくなる等、遠方からの視認性が悪化する。このような場合においても、より視認性を改善することが望まれている。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、点滅等の不快感あるいは悪影響を与える可能性がある照明の周囲への影響を低減することができる照明装置を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る照明装置は、第1発光素子、遮光部及び第1光路変換部材を備え、第1照射領域及び前記第1照射領域とは異なる第2照射領域に光を照射可能な照明装置であって、前記第1発光素子が、前記第1照射領域を照射する点滅光を発光可能であり、前記遮光部が、前記第1発光素子が発する光の内、前記第1照射領域以外の領域に向かう光を遮光し、前記第1光路変換部材が、前記第1発光素子から発した光によって、前記第1発光素子の点滅光よりも明暗の強度差が小さいと知覚される光で前記第2照射領域を照射するように、前記第1発光素子から発した光の光路を変換することを第1の特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る照明装置は、第1発光素子、第2発光素子及び遮光部を備え、第1照射領域及び前記第1照射領域とは異なる第2照射領域に光を照射可能な照明装置であって、前記第1発光素子が、前記第1照射領域に到達する点滅光を発光可能であり、前記遮光部が、前記第1発光素子が発する光の内、前記第1照射領域以外の領域に向かう光を遮光し、前記第2発光素子の発する光の少なくとも一部によって、前記第1発光素子の点滅光よりも明暗の強度差が小さいと知覚される光で前記第2照射領域を照射することを第2の特徴とする。
更に好ましくは、上記何れかの特徴の照明装置は、前記第2照射領域を照射する光が、前記第2照射領域にいる人が連続光と知覚する光である。
更に好ましくは、上記何れかの特徴の照明装置は、入射する光の光路を変換して前記第2照射領域を照射する第1光路変換部材を備え、前記第1光路変換部材が、前記遮光部に囲まれた内部空間の外側に設けられている。
更に好ましくは、上記何れかの特徴の照明装置は、前記第1発光素子が複数備えられ、その全てが暗状態となる全暗期の夫々が、人の知覚可能な時間より短く設定されている。
更に好ましくは、上記特徴の照明装置は、前記第1発光素子が複数備えられ、その内、明状態となる前記第1発光素子の位置と暗状態となる前記第1発光素子の位置で規定される明暗パターンが、時間の経過と共に回転する。
更に好ましくは、上記何れかの特徴の照明装置は、前記遮光部が、光路が変換されることなく前記第1発光素子から前記第2照射領域へ向かう光を遮光する側方遮光部と、前記側方遮光部の上部を覆う上方遮光部を備える。
更に好ましくは、上記何れかの特徴の照明装置は、前記第1発光素子が複数備えられ、その内、明状態となる前記第1発光素子の位置と暗状態となる前記第1発光素子の位置で規定される第1明暗パターンと、前記第1明暗パターンの反転パターンである第2明暗パターンが、時間的に交互に設定される。
更に好ましくは、上記何れかの特徴の照明装置は、前記第2発光素子が、連続光を発光する。
更に好ましくは、上記第2の特徴の照明装置は、前記第2発光素子が、可視光を発する蛍光体であり、更には、前記第2発光素子が、第1発光素子が発する光によって励起されて発光する蛍光体である。
更に好ましくは、上記第2の特徴の照明装置は、前記第2発光素子が、前記第2照射領域にいる人から見た前記第1発光素子の発光強度に応じて、前記第2照射領域に直接または間接的に照射される光全体での強度が、前記第2照射領域にいる人から見て所定の光強度範囲内となるように発光する。
更に好ましくは、上記何れかの特徴の照明装置は、前記第1発光素子の光軸を、前記第1照射領域に向かう方向に曲げる第2光路変換部材を備える。
更に好ましくは、上記何れかの特徴の照明装置は、中心軸を備え、前記第1照射領域が、前記中心軸の下方を含み、前記第2照射領域が、前記照明装置の中心軸に対して直交する方向を含む。
更に好ましくは、上記何れかの特徴の照明装置は、前記第1発光素子の発光の内、前記第1照射領域と外部領域との境界を通過する光の方向を外側境界方向とし、前記照明装置の中心軸に対する前記外側境界方向の角度が、45度以上、85度以下である。
更に好ましくは、上記何れかの特徴の照明装置は、前記第1発光素子の発光の内、前記第1照射領域と外部領域との境界を通過する光の方向を外側境界方向とし、前記第1発光素子の発光の内、強度が最大となる光の方向を基準方向とし、前記外側境界方向に対する前記基準方向の角度が、前記第1照射領域の内側20度から前記第1照射領域の外側30度の範囲に設定されている。
更に好ましくは、上記何れかの特徴の照明装置は、前記第1発光素子は、ピーク波長が540nm以上620nm以下の黄色成分であり、波長400〜500nmの青色成分の光を発しないか、もしくは、波長400〜500nmの青色成分が昆虫への誘引作用を有しない発光強度の光を発する。
更に好ましくは、上記第1または第2の特徴の照明装置は、前記点滅光の明期及び暗期が、10ms以上1000ms以下である。
上記目的を達成するための本発明に係る照明装置は、第1発光素子、第2発光素子及び遮光部を備え、第1照射領域及び前記第1照射領域とは異なる第2照射領域に光を発光可能な照明装置であって、前記第1発光素子は前記第1照射領域を照射する主要光を発光可能であり、前記第2発光素子は前記第2照射領域を照射する、主要光とは異なるスペクトルを有する補助光を発光可能であり、前記遮光部は、前記第1発光素子が発する光の内、前記第1照射領域以外の領域に向かう光を遮光し、前記第2発光素子の発した光が前記第2照射領域に照射され、前記第2照射領域が、前記照明装置の軸に対して直交する方向を含むことを第3の特徴とする。
上記第1の特徴の照明装置によれば、第1照射領域にのみ主要光である点滅光を照射し、人のいる第2照射領域には、補助光である点滅光よりも明暗の強度差が小さいと知覚される光(例えば連続光)が照射される。このため、第2照射領域の人には、上記特徴の照明装置の光は点滅光よりも明暗の強度差が小さい光として認識されることから、点滅光による防蛾効果を維持した状態で、点滅光による人に対する不快感を軽減できる。また、仮に、点滅光の反射光または散乱光が第2照射領域にいる人に到達したとしても、第2照射領域にいる人は、第2照射領域に到達する点滅光よりも明暗の強度差が小さいと知覚される光(例えば連続光)を主に観察するため、点滅光のみの場合に比べて不快感を軽減できる。
上記第2の特徴の照明装置によれば、第1照射領域にのみ主要光である点滅光を照射し、人のいる第2照射領域には、補助光である点滅光よりも明暗の強度差が小さいと知覚される光(例えば連続光)が照射される。このため、第2照射領域にいる人には、上記特徴の照明装置の光は点滅光よりも明暗の強度差が小さい光として認識されることから、点滅光による防蛾効果を維持した状態で、点滅光による不快感を軽減できる。また、仮に、点滅光の反射光または散乱光が人に到達したとしても、第2照射領域にいる人は、第2照射領域に到達する点滅光よりも明暗の強度差が小さいと知覚される光(例えば連続光)を主に観察するため、点滅光のみの場合に比べて不快感を軽減できる。
上記第3の特徴の照明装置によれば、第1照射領域にのみ主要光を照射し、人のいる第2照射領域には、補助光が照射される。例えば、主要光に比べて補助光を、遠方にいる人にとって好ましい性質(スペクトル)のものにすることにより、遠方にいる人に対する主要光の影響を低減できる。
本発明に係る照明装置の第1実施形態における概略構成例を示す概略外観図、概略断面図及び概略下面図である。 本発明に係る照明装置を構成する第1発光素子のスペクトルを示すグラフである。 本発明に係る照明装置の第1実施形態における本発光装置と人の位置関係を示す模式図である。 本発明に係る照明装置の第1実施形態における第1照射領域における部分照射領域の時間変化を示す模式図である。 本発明に係る照明装置の第1実施形態における明暗の時間変化を示すグラフである。 本発明に係る照明装置の第2実施形態における概略構成例を示す概略断面図である。 本発明に係る照明装置の第3実施形態における概略構成例を示す概略断面図である。 本発明に係る照明装置の第4実施形態における概略構成例を示す概略断面図である。 本発明に係る照明装置の第5実施形態における概略構成例を示す概略断面図及び下面図である。 本発明に係る照明装置において、第1発光素子及び第2発光素子の発光の時間変化を示すグラフである。 本発明に係る照明装置の第6実施形態における概略構成例を示す概略斜視図及び概略下面図(窓部、光散乱部材を除いた内部空間内構成)である。 本発明に係る照明装置の第6実施形態における第1照射領域における部分照射領域の時間変化を示す模式図である。 本発明に係る照明装置の別実施形態における第1発光素子の配置を示す概略断面図である。 本発明に係る照明装置の別実施形態における明暗パターンの時間変化を示すグラフである。 本発明に係る照明装置の別実施形態における窓部の構成を示す概略部分断面図である。 本発明に係る照明装置の第8実施形態における概略構成例を示す概略断面図及び下面図である。 本発明に係る照明装置の第9実施形態における概略構成例を示す概略断面図及び下面図である。 本発明に係る照明装置の第10実施形態における概略構成例を示す概略断面図及び下面図である。
以下、本発明に係る照明装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
本発明に係る照明装置の第1実施形態について、図1〜図5を基に説明する。尚、本実施形態では、照明装置1Aとして、花きを食害する夜蛾類等の防虫を目的とした防蛾用照明装置を想定している。
先ず、照明装置1Aの構成について、図1〜図3を基に説明する。
尚、図1では、説明のため、照明装置1Aが軸対称の形状であり、照明装置1Aの中心軸αの方向にX軸を設定し、それに直交する方向にY軸及びZ軸を設定している。Y軸及びZ軸は直交する。ここでは、説明のため、中心軸αを重力の方向として説明するが、これに限られるものではない。また、照明装置1Aの形状は、必ずしも軸対称の形状でなくても良い。図1(a)は、照明装置1Aの外観を示す概略外観図であり、図1(b)は、照明装置1Aの中心軸αを含む断面を示す概略断面図であり、図1(c)は、照明装置1Aの中心軸αの下方向から見た概略下面図である。
照明装置1Aは、複数の第1発光素子11としてのLEDを備え、中心軸αを下に延長した部分を含む第1照射領域に点滅光である主要光を照射可能であり、第1照射領域とは異なり照明装置1Aから中心軸αに直交する方向を含む第2照射領域に、人が連続光と認識可能な補助光を照射可能に構成されている。
より具体的には、照明装置1Aは、図1に示すように、LED電球型の照明装置であり、プラグ3、外壁部材2、外壁部材2内に配置される駆動回路4、点滅光を照射可能な複数の第1発光素子11と、第1発光素子11が発する光の内、照明装置1Aから第1光路変換部材を介することなく第2照射領域に直接向かう点滅光を遮光する遮光部12、及び、第1発光素子11が発する光の一部の光路を変換する第1光路変換部材である光散乱部17を備え、第1発光素子11から光散乱部17を介して第2照射領域にいる人が連続光と知覚する補助光を第2照射領域に照射するように構成されている。尚、遮光部12は、照明装置1Aから第1照射領域以外の領域に直接向かう光を遮光の対象とし、植物等に当たって反射する光については、遮光の対象外である。
本実施形態において、第1照射領域は、使用時(この場合は設置時と同じ)において、防虫の対象領域、例えば、カーネーションやバラ等の栽培領域に設定されている。尚、ここでは、1つの栽培領域に対して複数の照明装置1Aを用いる場合を想定しており、栽培領域の全域が、照明装置1Aの何れかの第1照射領域となるように、第1照射領域を設定する。
また、第2照射領域は、発光装置の中心軸に直交する方向を含んで設定されており、通常の照明装置1Aの使用時において、近隣住民等の人がいる方向である。
プラグ3は、商用交流電源(AC100V〜230V、50Hz又は60Hz)に接続され、駆動回路4に電源を供給する。尚、プラグ3は、直流電源或いはパルス電源に接続可能な構成であっても良く、この場合には、駆動回路4中の電源回路4bを設けない構成にしても良い。
外壁部材2は、図1(a)に示すように、中心軸αに対し軸対称となるように下に広がった筒状部材で構成されており、当該筒状部材は、第1発光素子11が発する熱を放散する機能を備える材料で構成されている。筒状部材の上端部にプラグ3が、筒状部材の中心部分の内部空間に駆動回路4が設けられている。また、上記外壁部材2を構成する筒状部材の下端部の外形寸法Lは例えば58mmである。尚、外壁部材2の形状は、筒状ではなく、角柱や錘台の側面であっても良いし、他の形状であっても良い。以下、本実施形態では、使用時において、照明装置1Aを中心軸αが垂直方向(重力の方向)に平行となるように設置する場合を想定して説明するが、中心軸αは必ずしも垂直方向に平行とならなくても良いし、使用時と非使用時で設置位置や角度が異なっていても良い。
駆動回路4は、第1発光素子11の点滅動作を制御する点滅回路4aと、第1発光素子11に所定の電源を供給する電源回路4bを備えて構成されている。尚、点滅回路4aや電源回路4bは、必ずしも駆動回路4と同一の基板上に構成されている必要はなく、夫々異なる基板上に構成されていても良いし、点滅回路4aや駆動回路4の一部のみが外壁部材2の内側に設けられる構成であっても良い。
主要光を第1照射領域に照射するため、本実施形態では、8個の第1発光素子11a〜11hと、第1発光素子11を搭載するプリント基板15と、遮光部12を備えて構成されている。
より具体的には、遮光部12は、図1(b)に示すように、円錐台の側面からなる側方遮光部13と、円錐台の頂面からなる上方遮光部14を備えている。側方遮光部13は、第1発光素子11から発した点滅光が、照明装置1Aから遠方にいる人に直接届かないように照射方向を制限するもので、主要光(点滅光)が、少なくとも中心軸αに直交する方向に放射されないよう遮光する働きを有する。遮光部12の内側は、鏡面或いは白い反射面になっている。尚、不要な反射光及び散乱光を低減するため、一部あるいは全部を黒色面等、反射光及び散乱光を生じさせない構成にしてもよい。更に、遮光部12は、遮光部12の中心軸が外壁部材2の中心軸αと重なり、上方遮光部14が前記駆動回路4側に位置し、遮光部12の開口部が前記駆動回路4側とは反対側に位置するように、遮光部32が外壁部材2の開口部に接して設置されている。
プリント基板15は、フレキシブル基板であり、遮光部12に囲まれた円錐台状の内部空間であって、側方遮光部13の縁に沿って、側方遮光部13に設けられている。
第1発光素子11は、フレキシブル基板上に、環状に等間隔に配置されている。
また、第1発光素子11は、本実施形態では、放熱性が良好で高輝度を必要とする照明に適した表面実装型LEDであって、青色LED素子と黄色蛍光体を用いて構成されており、色座標(0.42,0.48)の光を発する。ここで、図2は、本実施形態における第1発光素子11のスペクトルを示している。図2に示すように、第1発光素子11のピーク波長は565nmに設定されている。また、蛾などの昆虫を誘引する波長400〜500nmの青色成分が少なくなっている。更に、蛾などの昆虫が忌避する、または、行動(交尾)が抑制される波長565nm〜590nmの黄色成分が多い構成となっており、高い防蛾効果を得ることが可能である。なお、青色成分が少ないとは、昆虫の誘引作用が無視できる程度に青色成分の発光強度が小さいという意味である。
尚、本実施形態では、ピーク波長が565nmに設定されている場合について説明したが、ピーク波長は、540nm以上620nm以下であることが好ましく、565nm以上590nm以下であれば更に好ましい。また、黄色LEDではなく、通常の白色LEDや電球色LEDと、虫を誘引する青色成分が透過しない或いは透過し難いフィルタを用いて防蛾効果のある色の光が第1照射領域に照射されるようにしても良い。尚、電球色LEDは青色成分が少ないことから、フィルタを必ずしも必要としない。
また、ここでは表面実装型LEDを用いる場合について説明するが、放射角の半値幅が狭く光の指向性の強い砲弾型LEDを用いても良い。砲弾型LEDでは、指向性が強いことから、特定の領域を照明し易くなり、発光装置の光学設計が容易になる。
図3は、照明装置1Aを設置した状態、即ち、外壁部材2の中心軸αを垂直方向Xと平行にした場合における照明装置1Aと部分照射領域AS11,AS15及び遠方にいる人Hとの位置関係について示している。尚、部分照射領域AS11は第1発光素子11aの発した光が光散乱部14を介さずに直接照射する領域を、部分照射領域AS15は第1発光素子11eを発した光が光散乱部14を介さずに直接照射する領域を夫々示している。図3に示すように、照明装置1Aは、その中心軸αが垂直方向Xと平行、且つ、第1光路変換部材である光散乱部14で散乱した光が遠方にいる人Hから視認されるように設置されている。
以下、説明のため、第1発光素子11aについて説明するが、他の第1発光素子11b〜11hも同じ構成である。図3において、第1発光素子11の照射光の内、第1照射領域と外部領域との境界を通過する光の方向を外側境界方向β、第1の発光素子11の光軸(この場合は強度が最大となる方向)を基準方向γとし、中心軸αと外側境界方向βの角度をθ、中心軸αと基準方向γの角度をθとしている。
θは、照明装置1Aの中心軸αに対してほぼ直交する位置にいる遠方の人Hが第1発光素子11の発した主要光を直接視認できない角度であって、第1照射領域の大きさを確保できる角度に設定する。第1照射領域の大きさを確保するためには、45度以上に設定することが好ましい。従って、θは、45度以上85度以下に設定することが好ましい。尚、θは、60度以上80度以下とすれば更に好ましい。本実施形態では、θを75度に設定している。尚、θの設定角度は、本実施形態の設置角度や、第1発光素子11の光成分(散乱光の大小等)に応じて適宜設定する。
また、本実施形態では、外側境界方向βに対する基準方向γの角度(θ−θ)が、第1照射領域の内側20度から第1照射領域の外側30度(−20度〜+30度)の範囲に設定しており、具体的には、θ−θ=−5度、θ=70度に設定している。尚、(θ−θ)は、−10度〜+15度とすれば、更に好ましい。このようにθ及びθを設定することにより、使用時における照明装置1Aの直下領域に照射する光の強度をおさえると共に、第1照射領域と外側領域との境界近傍に照射される光の強度を大きくすることができる。これにより、第1照射領域に夜蛾類が進入するのを効果的に抑制できる。図3に示すように、使用時における照明装置1Aの直下領域(AS11とAS15の重複領域)には、2つの第1発光素子11からの主要光が照射され、直下領域以外の領域では、1つの第1発光素子11からの主要光のみが照射されることになる。このため、第1照射領域の外側領域に近い領域に照射される光の強度を大きくすることにより、第1照射領域における照射光の強度のムラを低減することができる。尚、角度(θ−θ)の設定値は、照明装置1Aの設置角度や、第1発光素子11の光成分(散乱光の大小等)に応じて適宜設定する。
人Hからは、遮光部12により第1発光素子11の光が遮られて直接視認することはできないが、地面や植物で反射した光は視認できる場合がある。照明装置1Aでは、第1光路変換部材である光散乱部を設けたことにより、第2照射領域にいる人Hは、光散乱部からの補助光に、より注意を引きつけられるので、地面や植物で反射した光の影響が軽減される。
本実施形態では、補助光として、第1発光素子11の発する光の一部を第2照射領域の方向に向かわせる第1光路変換部材である光散乱部材17を備えて構成されており、遮光部12の内部空間の底面を覆う平板の透明部材で構成された窓部16の中心、遮光部12に囲まれた円錐台状の内部空間の外側(下側)に光散乱部材17が設置されている。窓部16により遮光部12は密閉され、第1発光素子11を雨等から保護する。尚、本実施形態では、窓部16を設け、窓部16の中心に光散乱部材17を設ける構成としたが、これに限られるものではない。窓部16は必ずしも備える必要はなく、光散乱部材17は、内部空間の外側に設けられていれば良く、窓部16以外の場所に設けられていても良い。
より詳細には、光散乱部材17は、光散乱部材17に入射する光の方向を、中心軸αに対する角度が85度〜90度の範囲となる光が含まれるように散乱する。光散乱部材17は、透明樹脂、ガラスの表面を粗面化したもの、シリコン系樹脂やフッ素系樹脂等の白色樹脂、白色スポンジ、または、アルミナ等の白色セラミックで構成されている。また、光散乱部材17は、全ての第1発光素子11a〜11hから等距離となる位置に配置されている。このため、後述する図3に示す人Hからみると、光散乱部から発する光の強度は、どの第1発光素子11a〜11hが点灯してもほぼ同じである。
次に、照明装置1Aにおける光の照射動作について、図4及び図5を基に説明する。
尚、以下において、暗状態は、必ずしも第1発光素子11が光を発していない消灯状態である必要はなく、明状態における光の強度と暗状態における光の強度に強度差があれば良い。
本実施形態では、駆動回路4の点滅回路4aが、複数の第1発光素子11の内、明状態となる第1発光素子11の位置と暗状態となる第1発光素子11の位置で規定される明暗パターンが、時間の経過と共に回転するように駆動制御を行う(疑似回転光による照明)。
より具体的には、図4及び図5に示すように、対称な位置にある2つの第1発光素子11が明状態に、他の第1発光素子11が暗状態となる明暗パターンが、図1(c)における時計回りに回転する。尚、移動させる方向は、逆方向であっても良い。ここで、対称な位置にある2つの第1発光素子11を同時に明状態にすることにより、光散乱部材17における影の影響を抑え、第1照射領域から反射・散乱される光のちらつきを更に抑えることが可能になる。
更に、図5では、明暗パターンの時間変化を切り替える間隔Tbは夫々20msに設定している。本実施形態では、8個の第1発光素子11備えることから、各第1発光素子11は、80ms毎に明状態になる(点滅周期が80msとなる)。尚、期間Tbは、防蛾効果の観点から、本実施形態では、2ms以上4000ms以下としているが、8ms以上2000ms以下であればより好ましく、15ms以上1000ms以下にすれば更に好ましく、30ms以上200msとするのが最も好ましい。
時刻T1〜T2では、図5に示すように、第1発光素子11aと第1発光素子11eが明状態となり、図4に示すように、部分照射領域AS11とAS15に対し、点滅光が照射される。時刻T2〜T3では、第1発光素子11bと第1発光素子11fが明状態となり、部分照射領域AS12とAS16に対し、点滅光が照射される。同様にして、時刻T3〜T4では、第1発光素子11cと第1発光素子11gが明状態となり、部分照射領域AS13とAS17に対し、点滅光が照射される。時刻T4〜T5では、第1発光素子11dと第1発光素子11hが明状態となり、部分照射領域AS14とAS18に対し、点滅光が照射される。このように構成することにより、第1照射領域上では、部分照射領域が時計回りに回転しているように見えることとなる。
尚、上述したように、本実施形態では、使用状態において、第1発光素子11の何れか1つが必ず明状態となっており、第1発光素子11の全てが暗状態となる全暗期が無い構成(全暗期が0の構成)となっている。本実施形態では、第1発光素子11の一部の光を散乱部材により散乱させて補助光としていることから、光散乱部材17が常に光る構成となっており、図3に示す人Hは光散乱部材17からの光を連続光あるいは各第1発光素子11の点滅光よりも明暗の強度差の小さい光として知覚できる。尚、全暗期は、0で無くても、人の知覚可能な時間より短く設定すれば、人Hは連続光として知覚できる。ここで、通常の人は、全暗期が10ms以下であれば連続光として知覚でき、相当敏感な人の場合でも、全暗期が5ms以下であれば連続光として知覚できることから、明暗パターンを切り替える際に、5ms以下の全暗期が生じていても良い。
次に、圃場全体での照明装置1Aの設置状態及び光の照射状態について説明する。本実施形態では、圃場に複数の照明装置1Aを設置することを想定している。
圃場全体が照明装置1Aの何れかの第1照射領域となるように、且つ、第1照射領域の重複領域では光が照射される時間が長くなり点滅効果が低減する可能性が生じることから、照明装置1A夫々の第1照射領域ができるだけ重複しないように、照明装置1Aの配置を設定する。但し、第1照射領域が重複する場合において、第1照射領域の重複領域を照射する第1発光素子の状態(明状態または暗状態)が、2つの照明装置1Aで同じになるように構成すれば、第1照射領域が重複していても点滅効果が低減しないと考えられる。
具体的には、植物の高さが1mの場合、植物の先端で照度が1〜101x、対応する光エネルギ密度が2〜20mW/mとなるように、高さを1.8mとし、2つの照明装置1Aの間隔を6mに設定している。18m×18mの圃場の場合、3×3=9個の照明装置1Aを設ける。
なお、光散乱部材17からの光は連続光に限られず、各第1発光素子11の点滅光よりも人間が知覚する明暗の強度差が小さい光であればよい。
〈第2実施形態〉
本発明に係る照明装置の第2実施形態について、図6を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、防蛾用照明装置を想定している。
ここで、本実施形態では、上記第1実施形態の照明装置1Aに対し、第1発光素子21が発する光の内、第1照射領域以外の方向に向かう光の方向を、第1照射領域に向かう方向に曲げる第2光路変換部材であるプリズム26を備える場合について説明する。
尚、図6では、説明のため、図1と同様に、発光装置1Bの中心軸αの方向にX軸を設定し、それに直交するようにY軸及びZ軸を設定している。図6は、本実施形態における照明装置1Bの中心軸αを含む断面を示している。尚、上記第1実施形態と同様に、中心軸αの方向は、重力方向であるとして説明するが、これに限るものではない。
照明装置1Bは、図6に示すように、複数の第1発光素子21を備え、中心軸αを下に延長した部分を含む第1照射領域に主要光を照射可能であり、照明装置1Bから中心軸αに直交する方向を含む第2照射領域に第1光路変換部材である光散乱部材17を介して補助光を照射可能に構成されたLED電球型の照明装置であり、プラグ3、外壁部材2、駆動回路4を備えて構成されている。尚、プラグ3、外壁部材2、駆動回路4の構成は、上記第1実施形態と同じである。また、第1照射領域及び第2照射領域の設定についても、上記第1実施形態と同じである。
主要光を第1照射領域に照射するため、本実施形態では、8個の第1発光素子21a〜21hと、第1発光素子21を搭載するプリント基板25と、第1発光素子21の夫々に対応して設けられたプリズム25と、遮光部22を備えて構成されている。尚、本実施形態では、第1発光素子21は、第1実施形態における発光動作を行う。
より具体的には、遮光部22は、図6に示すように、内部空間に面する側の内周面において、円柱の側面からなる側方遮光部23と、円柱の頂面からなる上方遮光部24を備えている。本実施形態では、遮光部22の内側は、反射光及び散乱光を生じさせない構成となっている。尚、上方遮光部24の内側は、反射光及び散乱光を生じさせる構成であっても良い。更に、遮光部22は、遮光部22の中心軸が外壁部材2の中心軸αと重なり、上方遮光部24が前記駆動回路4側に位置し、遮光部22の開口部が前記駆動回路4側とは反対側に位置するように、遮光部22が外壁部材2の開口部に接して設置されている。
プリント基板25は、フレキシブル基板であり、遮光部22に囲まれた円柱状の内部空間における側方遮光部23の縁に沿って設けられている。
第1発光素子21は、上記第1実施形態と同様に、図2に示すスペクトルの光を発する表面実装型LEDであり、フレキシブル基板25上に、環状に等間隔に配置されている。
更に、第2光路変換部材であるプリズム26が第1発光素子21の近傍に設けられており、第1発光素子21が発した光が対応するプリズム26により第1照射領域内に向かうように、プリズム26の設置位置及び設置角度が設定されている。本実施形態では、図6に示すように、プリズム26に到達した後の光の光軸εと中心軸αの角度θが、例えば、70度となるように設定されている。尚、θの角度は、人が第1発光素子21を視認できず第1照射領域の大きさを確保することができる45度以上85度以下に設定されている。
尚、プリズム26は、本実施形態では、第1発光素子21毎に個別に設けられている場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、全ての第1発光素子21に共通に、1つのドーナツ状のプリズム26を設けても良い。また、プリズム26は、本実施形態では遮光部22に支持されるように設けたが、窓部16に設置しても良い。
補助光を第2照射領域に照射するため、発光装置1Bは、上記第1実施形態と同様に、第1発光素子21の発する光の一部を第2照射領域の方向に散乱させる光散乱部材17を備えて構成されている。第1光路変換部材である光散乱部材17は、遮光部12の内部空間の底面を覆う平板の透明部材で構成された窓部16の中心、遮光部12に囲まれた円錐台状の内部空間の外側(下側)に設置されている。窓部16により遮光部22は密閉され、第1発光素子21を雨等から保護する。尚、本実施形態では、窓部16を設け、窓部16の中心に光散乱部材17を設ける構成としたが、これに限られるものではない。窓部16は必ずしも備える必要はなく、光散乱部材17は、内部空間の外側に設けられていれば良く、窓部16以外の場所に設けられていても良い。
更に、第1発光素子21は、本実施形態では、主に第1発光素子の設置面に対して垂直方向に光を照射する上面出射型の発光素子を想定しているが、主に第1発光素子の設置面の方向に光を照射するサイド発光型の発光素子を用いてもよい。尚、サイド発光型の発光素子を用いる場合は、第1発光素子21を、側方遮光部23ではなく、後述する第3実施形態のように、上方遮光部24に設置することができる。
〈第3実施形態〉
本発明に係る照明装置の第3実施形態について、図7を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1及び第2実施形態と同様に、防蛾用照明装置を想定している。
ここで、本実施形態では、上記第1実施形態の照明装置1Aに対し、第1発光素子31が、側方遮光部33ではなく、上方遮光部34に設けられている場合について説明する。
尚、図7では、説明のため、図1と同様に、照明装置1Cの中心軸αの方向にX軸を設定し、それに直交する方向にY軸及びZ軸を設定している。図7は、本実施形態における照明装置1Cの中心軸αを含む断面を示している。尚、上記第1実施形態と同様に、中心軸αの方向は、重力方向であるとして説明するが、これに限るものではない。
照明装置1Cは、図7に示すように、複数の第1発光素子31を備え、中心軸αの下方を含む第1照射領域に主要光を、及び中心軸αに直交する方向を含む第2照射領域に補助光を照射可能に構成されたLED電球型の照明装置であり、プラグ3、外壁部材2、駆動回路4、第1光路変換部材である光散乱部38を備えて構成されている。尚、プラグ3、外壁部材2及び駆動回路4の構成は、上記第1及び第2実施形態と同じである。また、第1照射領域及び第2照射領域の設定についても、上記第1実施形態と同じである。
主要光を第1照射領域に照射するため、本実施形態では、8個の第1発光素子31a〜31hと、第1発光素子31を搭載するプリント基板35と、遮光部32を備えて構成されている。尚、本実施形態では、第1発光素子31a〜31hは、第1実施形態における照射動作を行う。
より具体的には、遮光部32は、図7に示すように、第1発光素子が収納された内部空間に面する内周面が、円柱の側面からなり、外周面が円錐台形状である側方遮光部33と、円柱の頂面からなる上方遮光部34を備えている。遮光部32の内側は、白い反射面になっている。尚、不要な反射光及び散乱光を低減するため、一部あるいは全部を黒色面等、反射光及び散乱光を生じさせない構成にしてもよい。更に、遮光部32は、遮光部32の中心軸が外壁部材2の中心軸αと重なり、上方遮光部34が前記駆動回路4側に位置し、遮光部32の開口部が前記駆動回路4側とは反対側に位置するように、遮光部32が外壁部材2の開口部に接して設置されている。
プリント基板35は、円形の平板状の基板であり、遮光部32に囲まれた円柱状の内部空間内であって、上方遮光部34に設けられている。
第1発光素子31は、図2に示すスペクトルの光を発する表面実装型LEDであり、円形のプリント基板35上に、環状に等間隔に配置されている。
第1発光素子31の夫々は、本実施形態では、中央部分が外周部分に比べて凹んだ形状のレンズ36を備えて構成されている。ここで、本実施形態では、第1発光素子31が上方遮光部34に設置されたプリント基板35上に設置される。第1発光素子31の中心軸方向δは、照明装置1Cの中心軸αと平行になっている。また、第1発光素子31は、強度が最大となる光の方向γが、中心軸方向δに対し約65度傾いている(θ=65度)。このように構成することにより、平板状のプリント基板35に第1発光素子31を設置した場合であっても、第1照射領域の外側領域に近い領域に照射される光の強度を大きくすることができ、第1照射領域における照射光の強度のムラを低減できる。
また、第1実施形態と同様に、第1発光素子31からの光の内、第1照射領域と外部領域との境界を通過する光の方向を外側境界方向β、中心軸αと外側境界方向βの角度をθとした場合に、θは75度に設定している。
補助光を第2照射領域に照射するため、本実施形態では、第1発光素子31の発する光の一部を第2照射領域の方向に散乱させる第1光路変換部材である光散乱部材38を備えて構成されており、遮光部32の内部空間の底面を覆う透明部材で構成された窓部37の中心に光散乱部材38が一体に形成されている。窓部37により遮光部32は密閉され、第1発光素子を雨等から保護する。尚、本実施形態では、窓部37を設け、窓部37の中心に光散乱部材38を一体に設ける構成としたが、これに限られるものではない。窓部37は必ずしも備える必要はなく、光散乱部材38を独立して設けても良い。
本実施形態の窓部37は、図7に示すように、中央部が外側に湾曲した形状となっており、それにより、光散乱部材38は、遮光部32の内部空間の外側に、窓部37と一体に形成されている。
尚、本実施形態では、説明のため、第1発光素子31の中心軸方向δが中心軸αと平行となっているが、20度以下の傾きを設けるように構成しても良い。この場合には、第1発光素子31からの光の角度調節を補助できる。尚、中心軸方向δが中心軸αに対し10度以下の傾きを持つように構成しても良い。
〈第4実施形態〉
本発明に係る照明装置の第4実施形態について、図8を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1及び第2実施形態と同様に、防蛾用照明装置を想定している。
ここで、本実施形態では、上記第3実施形態の照明装置1Cに対し、レンズ36を備えない第1発光素子41を用いる場合について説明する。
尚、図8では、説明のため、図1と同様に、照明装置1Dの中心軸αの方向にX軸を設定し、それに直交する方向にY軸及びZ軸を設定している。図8は、本実施形態における照明装置1Dの中心軸αを含む断面図を示している。尚、上記第1実施形態と同様に、中心軸αの方向は、重力方向であるとして説明するが、これに限るものではない。
照明装置1Dは、図8に示すように、複数の第1発光素子41を備え、第1照射領域に主要光を、第2照射領域に補助光を照射可能に構成されたLED電球型の照明装置であり、プラグ3、外壁部材2、駆動回路4、第1光路変換部材である光散乱部17を備えて構成されている。尚、プラグ3、外壁部材2、駆動回路4の構成は、上記第1及び第2実施形態と同じである。また、第1照射領域及び第2照射領域の設定についても、上記第1実施形態と同じである。
主要光を第1照射領域に照射するため、本実施形態では、複数の第1発光素子41として、8個の第1発光素子41a〜41hと、第1発光素子41を搭載するプリント基板45と、遮光部42を備えて構成されている。尚、本実施形態では、第1発光素子41a〜41hは、第1実施形態における照射動作を行う。
より具体的には、本実施形態のプリント基板45は、中心部に穴があいた平板状のプリント基板であり、外周形状が円柱状である遮光部42に囲まれた円錐台状の内部空間内であって、上方遮光部44に設けられている。
第1発光素子41は、図2に示すスペクトルの光を発する表面実装型LEDであり、円形のプリント基板45上に、環状に等間隔に配置されている。
遮光部42は、図8に示すように、内部が円錘台の側面からなり外部が円柱状の側面からなる側方遮光部43と、円錘台状の内部の頂面からなる上方遮光部44を備えている。ここで、本実施形態では、内部空間の断面形状は中心軸αの上方に行くにつれて面積が広くなる円形であって、その最も面積の広くなる頂面を上方遮光部44としている。遮光部42の内側は、白い反射面になっている。尚、不要な反射光及び散乱光を低減するため、一部を黒色面等、反射光及び散乱光を生じさせない構成にしてもよい。更に、遮光部42は、遮光部42の中心軸が外壁部材2の中心軸αと重なり、上方遮光部44が前記駆動回路4側に位置し、遮光部42の開口部が前記駆動回路4側とは反対側に位置するように、遮光部42が外壁部材2の開口部に接して設置されている。
ここで、図8では、側方遮光部43により反射された後における第1発光素子41の光の方向と中心軸αの角度をθとしており、当該θの角度が45度以上85度以下となるように設定している。
補助光を第2照射領域に照射するため、上記第1実施形態と同様に、第1発光素子41の発する光の一部を第2照射領域の方向に散乱させる第1光路変換部材である光散乱部材17を備えて構成されており、遮光部42の内部空間の底面を覆う透明部材で構成された窓部16の中心に光散乱部材17が一体に形成されている。窓部16により遮光部42で囲まれた内部空間は密閉され、第1発光素子を雨等から保護する。尚、本実施形態では、窓部16を設け、窓部16の中心に光散乱部材17を一体に設ける構成としたが、これに限られるものではない。窓部16は必ずしも備える必要はなく、光散乱部材17を独立して設けても良い。
また、本実施形態では、第1発光素子41からの光を側方遮光部43により反射させてその光軸方向の調整を行うので、レンズ36等の部材を必要としない。
〈第5実施形態〉
本発明に係る照明装置の第5実施形態について、図9を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、防蛾用照明装置を想定している。
ここで、本実施形態では、上記第1実施形態の照明装置1Aに対し、補助光を照射する第2発光素子を備えて構成される場合について説明する。
尚、図9では、説明のため、図1と同様に、照明装置1Eの中心軸αの方向にX軸を設定し、それに直交する方向にY軸及びZ軸を設定している。図9(a)は、本実施形態における照明装置1Eの中心軸αを含む断面図を、図9(b)は、照明装置1Eの中心軸αの下方向から見た下面図を示している。ただし、図9(b)においては、第1光路変換部材である光反射部材59及び窓部58の記載を省略している。尚、上記第1実施形態と同様に、中心軸αの方向は、重力方向であるとして説明するが、これに限るものではない。
照明装置1Eは、図9に示すように、複数の第1発光素子51を備え、第1照射領域に主要光を、及び第2照射領域に補助光を照射可能に構成されたLED電球型の照明装置であり、プラグ3、外壁部材2、駆動回路4を備えて構成されている。尚、プラグ3、外壁部材2、駆動回路4の構成は、上記第1実施形態と同じである。また、第1照射領域及び第2照射領域の設定についても、上記第1実施形態と同じである。
主要光を第1照射領域に照射するため、本実施形態では、8個の第1発光素子51a〜51hと、第1発光素子51を搭載するプリント基板55と、遮光部52を備えて構成されている。遮光部52の内部空間の底面を覆う窓部58により遮光部52は密閉され、第1発光素子を雨等から保護する。
より具体的には、遮光部52は、図9(b)に示すように、円錐台の側面からなる側方遮光部53と、円錐台の頂面からなる上方遮光部54を備えている。側方遮光部53は、第1発光素子51から発した主要光である点滅光が照明装置1Eから中心軸αに直交する方向に放射されないよう遮光する働きを有する。
補助光を第2照射領域に照射するため、本実施形態では、補助光を照射する1つの第2発光素子56と、レンズ57と、第2発光素子56の発する光の一部を第2照射領域の方向に反射させる第1光路変換部材である光反射部材59を備えて構成されている。遮光部52の内部空間の底面を覆う窓部58により遮光部52は密閉され、第1発光素子・第2発光素子等を雨等から保護する。尚、本実施形態では、窓部58を設け、窓部58の中心に光反射部材59を設ける構成としたが、これに限られるものではない。窓部58は必ずしも備える必要はなく、光反射部材59は、内部空間の外側に設けられていれば良く、窓部58以外の場所に設けられていても良い。
より詳細には、第2発光素子56は、上方遮光部54の中心に、プリント基板55を介して設置されており、第2発光素子56が発する光を光反射部材59に向けた平行に近いビームとするレンズ57を備えている。また、本実施形態の窓部58は、円柱の側面及び底面からなり、光反射部材59が、底面の中心、窓部58に囲まれた円柱状の内部空間に設置されている。光反射部材59は、第2発光素子56の光軸が中心軸αに対し85度〜90度の範囲となるように、第2発光素子56からの光を反射させる。反射された第2発光素子56の光は、透明部材で構成された窓部58を介して、第2照射領域に照射される。
続いて、第1発光素子51の発光動作について、図5を基に説明する。第1発光素子51は、時刻T1〜T2では、図5に示すように、第1発光素子51aと第1発光素子51eが明状態となり、時刻T2〜T3では、第1発光素子51bと第1発光素子51fが明状態となり、時刻T3〜T4では、第1発光素子51cと第1発光素子11gが明状態となり、時刻T4〜T5では、第1発光素子51dと第1発光素子51hが明状態となる。このように構成することにより、第1照射領域上では、部分照射領域が時計回りに回転しているように見えることとなる。
一方、第2発光素子56が発する連続光は、光路変換部材である光反射部材59に反射されて、遠方の観測者が存在する第2照射領域に向かう。そのため、第2照射領域にいる人は、照明装置1Eを、第2発光素子56からの補助光により連続点灯している光源であると認識し、第1発光素子51からの主要光の点滅による不快感をほとんど生じない。本実施形態では、各瞬間に第1発光素子51a〜51hの何れかが点灯しているため、第1発光素子51の全てが暗状態となる全暗期は存在しない。さらに、それに加えて、第2発光素子56からの補助光によって、本実施形態では、第2照射領域にいる人は、より確実に連続光源として認識できる。
〈第6実施形態〉
本発明に係る照明装置の第6実施形態について、図9を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、防蛾用照明装置を想定している。
本発明に係る照明装置の第6実施形態においては、第5実施形態に用いた照明装置1Eとハード的に同じものを用いるが、その動作は全く異なる。第1発光素子51及び第2発光素子56の照射動作について、発光の時間変化を示すグラフである図10をもとに説明する。
本実施形態においては、第1発光素子51a〜51hは、図10における期間Tbにおいて同期して発光し、期間Tdにおいて同期して消灯する。これは、第5実施形態における任意の時間において第1発光素子51a〜51hの何れかが必ず発光しているのとは異なる動作である。
ここで、照明装置1Eは、第1発光素子51a〜51hから発する主要光は遮光部52に遮光されるものの、僅かではあるが、第1発光素子51から第1照射領域に照射された光などが第2照射領域に間接的に照射されることがある。このような場合、第2照射領域にいる人からみて僅かに点滅が知覚される場合がある。従って、本実施形態では、第2発光素子56は、第2照射領域を直接または間接的に照射する光全体の明るさが、ほぼ一定となるように、第2発光素子56の発光強度を、期間Tbにおいては弱く、期間Tdにおいては強くなるように発光強度を変化させる。
図10(a)は、第1発光素子51の発光動作を示しており、本実施形態では、複数の第1発光素子51a〜51hの全てが時間的に同期した発光動作を行う。図10(a)において、Tbは複数の第1発光素子51が明状態となる期間であり、Tdは暗状態となる期間を示しており、点滅周期はTb+Tdで表される。図10(b)は、第2発光素子56の発光動作を示している。第2照射領域にいる人から見た第2発光素子の輝度の最大値は、全ての第1発光素子51を同時に明状態にした場合の第1発光素子51全体での輝度より、offset分強くなっている。図10に示すように、第1発光素子51が明状態の期間は、第2発光素子56の輝度をoffset分にし、第1発光素子51が暗状態の期間は、第2発光素子56の輝度を最大値にする。即ち、第2照射領域にいる人から見た第1発光素子51全体の輝度と第2発光素子56の輝度の合計が、常時同じになるように、発光動作を行っている。尚、ここでは、説明のため、人から見た第1発光素子51全体の輝度と第2発光素子56の輝度の合計が同じになる場合について説明したが、完全に一致する必要はなく、点滅による人の不快感を軽減できる範囲で変動しても良い。
このように構成することにより、本実施形態では、第2照射領域にいる人に対して、第1発光素子51から間接的に照射される光と第2発光素子56から直接的に照射される光の全体で、同じ輝度で光が照射されることになる。このため、人には略連続光に見える。
第6実施形態では、第1発光素子51a〜51hの点滅動作が同期しているため、第1発光素子51の全てが暗状態となる全暗期が存在する。そのため、照明装置1Eが遠方にいる人にとって連続光を発するように見えるためには、第2発光素子56の光が、遠方にいる人のいる第2照射領域を照射することが必要となる。
〈第7実施形態〉
本発明に係る照明装置の第7実施形態について、図11を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、防蛾用照明装置を想定している。
ここで、本実施形態では、上記第1〜第6実施形態の照明装置1A〜1Eが、LED電球型の照明装置であるのに対し、照明装置1Fが、直管型のLED照明装置である場合について説明する。
尚、図11では、説明のため、図1と同様に、照明装置1Fの長手方向に垂直な断面において照明装置1Fの中心を通る中心軸α方向にX軸を設定し、それに直交する方向にY軸及びZ軸を設定している。図11(a)は、本実施形態における照明装置1FのX軸及びY軸を含む断面を示している。図11(b)は、本実施形態における照明装置1FのX軸及びY軸を含む断面を示している。尚、上記第1実施形態と同様に、中心軸αの方向は、重力方向であるとして説明するが、これに限るものではない。
照明装置1Fは、図11に示すように、複数の第1発光素子61を備え、第1照射領域及び第2照射領域に光を照射可能に構成された直管型のLED照明装置であり、プラグ3、駆動回路4及び光散乱部67を備えて構成されている。尚、第1照射領域及び第2照射領域の設定は、上記第1実施形態と同じである、
主要光を第1照射領域に照射するため、本実施形態では、48個の第1発光素子61L1〜61L24、61R1〜61R24、第1発光素子61を搭載するプリント基板65と、遮光部62を備えて構成されている。
より具体的には、遮光部62は、図11に示すように、断面が台形状に形成された四角錐台の側面の1つ、ここでは、頂面の上底に接する面からなる上方遮光部64と、上方遮光部64に接する四角錐台の4つの面からなる側方遮光部63を備えている。遮光部62の内側は、鏡面或いは白い反射面になっている。尚、不要な反射光及び散乱光を低減するため、一部あるいは全部を黒色面等、反射光及び散乱光を生じさせない構成にしてもよい。また、図11では、説明のため、上方遮光部64がX軸に垂直となるように、四角錐台の2つの頂面の下底がY軸に平行となるように、四角錐台の高さ方向がZ軸に平行となるように夫々設定している。また、外壁部材2のZ軸方向の長さ(奥行き)は60cmとしている。
ここで、本実施形態では、遮光部62は外壁部材2としても機能し、頂面の1つにプラグ3が、上方遮光部64の中央部分に駆動回路4が設けられている。尚、駆動回路4上にはカバーがあり、使用時には駆動回路4を直接視認できない状態となっている。プラグ3は、上記第1実施形態と同様に、商用交流電源(AC100V〜230V、50Hz又は60Hz)に接続され、駆動回路4に電源を供給する。
プリント基板65は、長方形状の平板の基板で構成されており、図11(a)に示すように、四角錐台状の遮光部62に囲まれた内部空間であって、四角錐台の側面の内、側方遮光部63を構成する2つの面に設置されている。
第1発光素子61は、プリント基板65上にマトリクス状に配置されている。具体的には、図11に示すように、一方の面に第1発光素子61L1〜61L24がZ方向に沿って一列に整列配置され、他方の面に第1発光素子61R1〜61R24がZ方向に沿って一列に整列配置されている。更に、第1発光素子61L1〜61L24、61R1〜61R24の夫々は、本実施形態では、第1照射領域の照射強度のムラ等を考慮し、各第1発光素子61の光軸方向がZ軸に対して斜めとなるように設置されている。
第1発光素子61は、上記第1実施形態と同様に、放熱性が良好で高輝度を必要とする照明に適した表面実装型LEDを用いて構成されており、図2に示す色座標(0.42,0.48)の光を発する。
補助光を第2照射領域に照射するため、本実施形態では、第1発光素子61の発する光の一部を第2照射領域の方向に向ける第1光路変換部材である光散乱部材67を備えて構成されている。光散乱部材67は、遮光部62で囲まれた内部空間の底面を覆う略長方形状の平板の透明部材で構成された窓部66の中心、遮光部62に囲まれた略四角錐台状の内部空間の外側に設置されている。尚、窓部66により遮光部62は密閉され、第1発光素子を雨等から保護する。光散乱部材67は、本実施形態では、頂面のX軸・Y軸を含む断面形状が凸状の曲面からなる部材である。尚、第1光路変換部材として、光散乱部材67ではなく、光反射部材を設けても良い。尚、本実施形態では、窓部66を設け、窓部66の中心に光散乱部材67を設ける構成としたが、これに限られるものではない。窓部66は必ずしも備える必要はなく、光散乱部材67は、遮光部62で囲まれた内部空間の外側に設けられていれば良く、窓部66以外の場所に設けられていても良い。
次に、照明装置1Fにおける光の照射動作について、図12を基に説明する。
本実施形態では、駆動回路4の点滅回路4aにより、複数の第1発光素子61の内、明状態となる第1発光素子61の位置と暗状態となる第1発光素子61の位置で規定される第1明暗パターンと、第1明暗パターンの反転パターンである第2明暗パターンが、時間的に交互に設定される。
具体的には、例えば、図12(a)に示すように、第1明暗パターンとして、第1発光素子61R1〜61R24を明状態に、第1発光素子61L1〜61L24を暗状態にするパターンが考えられる。
また、他の光の照射動作としては、図12(b)に示すように、第1発光素子61R1〜61R24の内、R以降の添字が奇数の第1発光素子61R1、61R3、・・・、61R23と、第1発光素子61L1〜61L24の内、L以降の添字が偶数の第1発光素子61L2、61L4、・・・、61L24を明状態に、他の第1発光素子61を暗状態にするパターンを第1明暗パターンとして、当該パターンの反転パターンを第2明暗パターンとして用いることが考えられる。
更に、他の光の照射動作としては、図12(c)に示すように、第1発光素子61R1〜61R24の内、添字が奇数の第1発光素子61R1、61R3、・・・、61R23と、第1発光素子61L1〜61L24の内、添字が奇数の第1発光素子61L1、61L3、・・・、61L23を明状態に、他の第1発光素子61を暗状態にするパターンを第1明暗パターンとして、当該パターンの反転パターンを第2明暗パターンとして用いることが考えられる。
尚、本実施形態では、使用状態において、上記何れの光の照射動作を用いる場合であっても、同一列の(添字が同じ)2つの第1発光素子61の内の何れか一方が必ず明状態となっている。即ち、同一列の2つの第1発光素子61Rn、61Ln(L=1〜24)の何れもが暗状態となる全暗期が無い構成(全暗期が0の構成)となっていることから、散乱部材が常に補助光を照射する構成となっており、第2照射領域にいる人は補助光を連続光として知覚できる。尚、全暗期は、0で無くても、人の知覚可能な時間より短く設定すれば、人は連続光として知覚できる。ここで、通常の人は、全暗期が10ms以下であれば連続光として知覚でき、相当敏感な人の場合でも、全暗期が5ms以下であれば連続光として知覚できることから、明暗パターンを切り替える際に、5ms以下のタイムラグが生じていても良い。
尚、本実施形態では、第1発光素子61の数が48個である場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、本実施形態のように、四角錐台の2つの面に対称に第1発光素子61を配置する場合、偶数個の第1発光素子61を備えていればよい。この場合には、上記明暗パターンの何れも適用することができるため、好適である。また、1つの側面に複数列の第1発光素子61を備えていても良い。また、四角錐台の代わりにZ方向に傾斜を持たせた遮光部をさらに形成し、四角錐台の側面を遮光部とするような構成としてもよい。その場合、プラグ3は、上方向遮光部側で点滅回路4a、駆動回路4bの近傍に設置する。
〈第8実施形態〉
本発明に係る照明装置の第8実施形態について、図16を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、防蛾用照明装置を想定している。
ここで、本実施形態では、上記第6実施形態の照明装置1Eにおける第1発光素子が1個のLEDモジュールであり、第1発光素子及び第2発光素子が青色光を含む光を発光する場合について説明する。
尚、図16では、説明のため、図1と同様に、照明装置1Gの中心軸αの方向にX軸を設定し、それに直交する方向にY軸及びZ軸を設定している。図16(a)は、本実施形態における照明装置1Gの中心軸αを含む断面図を、図16(b)は、照明装置1Gの中心軸αの下方向から見た下面図を示している。ただし、図16(b)においては、配光レンズ77、第1光路変換部材である光散乱部材79及び窓部78の記載を省略している。尚、上記第1実施形態と同様に、中心軸αの方向は、重力方向であるとして説明するが、これに限るものではない。
照明装置1Gは、図16に示すように、1個のLEDモジュールである第1発光素子71を備え、第1照射領域に主要光L1を、第2照射領域に補助光L2を照射可能に構成されたLED電球型の照明装置であり、プラグ3、外壁部材2、駆動回路4を備えて構成されている。第1発光素子71は、複数個の半導体LEDチップ71Aを1つの基板71B上に搭載したものであり、複数個の半導体LEDチップ71Aは外部から印加される駆動電圧に応じて同時に点滅可能である。尚、プラグ3、外壁部材2、駆動回路4の構成は、上記第1実施形態と同じである。また、第1照射領域及び第2照射領域の設定についても、上記第1実施形態と同じである。
主要光L1を第1照射領域に限定して照射するため、本実施形態では、第1発光素子71と、光を広げるための配光レンズ77と、遮光部72を備えて構成されている。遮光部72が取り囲む仮想の内部空間のやや下に位置する窓部78により遮光部72は密閉され、第1発光素子71、第2発光素子76を雨等から保護する。
より具体的には、配光レンズ77は軸αに対して軸対称であり、軸α近傍に配光レンズ凹部77Aが設けられ、第1発光素子71を発し配光レンズ凹部77Aに達した光を全反射または一部を反射するようになっている。遮光部72は、図16(b)に示すように、円錐台の側面からなる側方遮光部73と、円錐台の頂面からなる上方遮光部74を備えている。側方遮光部73は、第1発光素子71から発した主要光である点滅光が照明装置1Gから中心軸αに直交する方向に放射されないよう遮光する働きを有する。第1発光素子71及び第2発光素子76は白色LEDであり、そのスペクトルは半導体LEDチップが発する青色と、半導体LEDチップによって変換された例えば黄色のスペクトルの合成になっている。窓部78は青色光を遮るフィルタになっているため黄色に見え、第1発光素子71及び第2発光素子76が発する光のうち青色光をカットする。
補助光L2を第2照射領域に照射するため、本実施形態では、補助光L2を照射する1つの第2発光素子76と、第2発光素子76の発する光の一部を第2照射領域の方向に散乱させる第1光路変換部材である光散乱部材79を備えて構成されている。尚、本実施形態では、窓部78を設け、窓部78の中心に光散乱部材79を設ける構成としたが、これに限られるものではない。光散乱部材79は、遮光部72が取り囲む仮想の内部空間の外側に設けられていれば良く、窓部78以外の場所に設けられていても良い。
より詳細には、第2発光素子76は、側方遮光部73に、プリント基板75を介して設置されており、第2発光素子76が発する光を光散乱部材79に向けた平行に近いビームとするレンズ76Aを備えている。また、本実施形態の窓部78は、円柱状の側面及び平面からなり、光散乱部材79が、平面の中心に設置されている。光散乱部材79は、第2発光素子76からの光を散乱させる。散乱された第2発光素子76の光は、黄色フィルタ部材で構成された窓部78を介して、第2照射領域に補助光L2として照射される。
本実施形態において、第1発光素子71は、上記第6実施形態における第1発光素子51と同様に発光及び消灯する。即ち、図10における期間Tbにおいて同期して発光し、期間Tdにおいて同期して消灯する。
ここで、照明装置1Gは、第1発光素子71から発する主要光は遮光部72に遮光されるものの、僅かではあるが、第1発光素子71から第1照射領域に照射された光などが第2照射領域に間接的に照射されることがある。このような場合、第2照射領域にいる人からみて僅かに点滅が知覚される場合がある。従って、本実施形態では、第2発光素子76は、第2照射領域を直接または間接的に照射する光全体の明るさが、なるべく一定となるように、第2発光素子76の発光強度を、期間Tbにおいては弱く、期間Tdにおいては強くなるように発光強度を変化させる。
上記のように本実施形態では、図10(a)は、第1発光素子71(特に、複数個の半導体LEDチップ71A)の発光動作を示すものとして解釈することができる。この場合、図10(a)において、Tbは第1発光素子71が明状態となる期間、Tdは暗状態となる期間であり、点滅周期はTb+Tdで表される。同様に、本実施形態において、図10(b)は、第2発光素子76の発光動作を示すものとして解釈することができる。第2照射領域にいる人から見た第2発光素子の輝度の最大値は、全ての第1発光素子71を同時に明状態にした場合の第1発光素子71全体での輝度より、offset分強くなっている。図10に示すように、第1発光素子71が明状態の期間は、第2発光素子76の輝度をoffset分にし、第1発光素子71が暗状態の期間は、第2発光素子76の輝度を最大値にする。即ち、第2照射領域にいる人から見た第1発光素子71全体の輝度と第2発光素子76の輝度の合計が、常時同じになるように、発光動作を行っている。尚、ここでは、説明のため、人から見た第1発光素子71全体の輝度と第2発光素子76の輝度の合計が同じになる場合について説明したが、完全に一致する必要はなく、点滅による人の不快感を軽減できる範囲で変動しても良い。
このように構成することにより、本実施形態では、第2照射領域にいる人に対して、第1発光素子71から間接的に照射される光と第2発光素子76から直接的に照射される光の全体で、ほぼ同じ輝度で光が照射されることになる。このため、人には略連続光に見える。
〈第9実施形態〉
本発明に係る照明装置の第9実施形態について、図17を基に説明する。尚、本実施形態は、第9実施形態の変形例であるので、第9実施形態と同じ構成要素に対しては同一符号を付している。
図17(a)は、本実施形態における照明装置1Hの中心軸αを含む断面図を、図17(b)は、照明装置1Hの中心軸αの下方向から見た下面図を示している。ただし、図17(b)においては、配光レンズ77及び窓部78の記載を省略している。
照明装置1Hは、図17(a)及び図17(b)に示すように、補助光L2を発するため、3個の第2発光素子86を設け、補助光L2を第2発光素子86から第2照射領域に直接照射している。具体的に、本実施形態では、第1光路変換部材を用いるなどして補助光L2の光路を変換することなく、補助光L2を第2発光素子86から第2照射領域に照射している。
また、照明装置1Hは、断面図である図17(a)に示すように、1個のLEDモジュールである第1発光素子71を備え、第1照射領域に主要光L1を、第2照射領域に補助光L2を照射可能に構成されたLED電球型の照明装置であり、プラグ3、外壁部材2、駆動回路4を備えて構成されている。
主要光L1を第1照射領域に限定して照射するため、本実施形態では、第1発光素子71と、光を広げるための配光レンズ77と、遮光部72を備えて構成されている。遮光部72が取りかこむ仮想の内部空間のやや下に位置し、内部空間を覆う窓部78により遮光部72は密閉され、第1発光素子71、第2発光素子86を雨等から保護する。
第1発光素子71及び第2発光素子86は市販の白色LEDであり、そのスペクトルは半導体LEDチップが発する青色と、半導体LEDチップによって変換された例えば黄色のスペクトルの合成になっている。窓部78は青色光を遮るフィルタになっているため黄色に見え、第1発光素子71及び第2発光素子76が発する光のうち青色光をカットする。
図17(a)に示すように、本実施形態では、補助光L2を直接第2照射領域に照射するため、3個の第2発光素子86と、第2発光素子86の光を第2照射領域に向ける第2発光素子用レンズ86Aと、第2発光素子を支持する基板85を備える。なお、基板85の代わりに、第2発光素子86をリードフレームを備えるタイプとし、そのリードフレームを適宜曲げて第2発光素子を支持してもよい。第2発光素子86の数は3個に限られるものではなく、2個以上8個以下が好ましい。本実施形態では、補助光L2を直接第2照射領域に照射するため、第1光路変換部材は不要である。
なお、本実施形態における第1発光素子71及び第2発光素子86の動作は、第8実施形態に記載したものと同じであるため、その説明については省略する。
〈第10実施形態〉
本実施形態では、第2発光素子として、第1発光素子が発する光によって励起される第2蛍光体を用いる。なお、「発光素子」とは、発光機能を有する素子(部品)を指すものであるから、発光ダイオード等のような電力の供給によって励起して発光するものに限られず、外部から照射される光によって励起して発光する蛍光体も、当然に「発光素子」に含まれる。
第10実施形態に係る照明装置1Jを図18に示す。図18では、照明装置1Jの中心軸αの方向にX軸を設定し、それに直交する方向にY軸及びZ軸を設定している。図18(a)は、本実施形態における照明装置1Jの中心軸αを含む断面図を、図18(b)は、照明装置1Jの中心軸αの下方向から見た下面図を示している。ただし、図18(b)においては、窓部98の記載を省略している。尚、上記第1実施形態と同様に、中心軸αの方向は、重力方向であるとして説明するが、これに限るものではない。
照明装置1Jは、図18(a)に示すように、複数の第1発光素子91を備え、第1照射領域に主要光L1を照射可能に構成されたLED電球型の照明装置であり、プラグ3、外壁部材2、駆動回路4を備えて構成されている。尚、プラグ3、外壁部材2、駆動回路4の構成は、上記第1実施形態と同じである。第1発光素子91は白色LEDであり、そのスペクトルは半導体LEDチップが発する青色と、半導体LEDチップによって変換された例えば黄色のスペクトルの合成になっている。第2発光素子(第2蛍光体)96は、第1発光素子91の発光により励起されて発光する。窓部98は青色光を遮るフィルタになっているため黄色に見え、第1発光素子91及び第2発光素子(第2蛍光体)96が発する光のうち青色光をカットする。
主要光を第1照射領域に照射するため、本実施形態では、8個の第1発光素子91a〜91hと、第1発光素子91を搭載するプリント基板55と、遮光部52を備えて構成されている。遮光部52の内部空間の底面を覆う窓部98により遮光部52は密閉され、第1発光素子を雨等から保護する。
補助光L2を第2照射領域に照射するため、本実施形態では、第1発光素子51が放射する光のうち特に青色光を受けて発光する蛍光体からなる第2発光素子(第2蛍光体)96を、窓部98の内側(第1発光素子に近い側)に配している。第2発光素子(第2蛍光体)96は、青色光によって励起され、青色光よりも長波長の可視光を発する比較的長残光の蛍光体を含む材料が用いられる。具体的には、2種類の賦活元素を有する蛍光体、その中でもガーネット系蛍光体であるGdSc2−xGa3+x12:Ce3+,Hf3+などを好適に用いることができる。ガーネット蛍光体以外に、アルミネート蛍光体(例えばSrAl;Eu,Dy、Ca0.42Sr1.5AlSiO:Ce3+,Tb3+)、シリケート蛍光体(例えばBaMgSi:Eu2+,Mn2+)なども発光効率及び耐候性に優れ、好適に用いることができる。上記蛍光体の減衰時定数は数時間程度である。このような長残光蛍光体は、例えば第1発光素子の暗期が1000msと長くてもその時間中発光するため、事実上連続光源として補助光L2を発しつづける。比較的長残光の蛍光体としては、減衰時定数が暗期の3倍以上、例えば暗期が80msのときに240ms程度以上の蛍光体が好ましい。
なお、第2発光素子は、第1発光素子からの光に励起されて発光する他、太陽光線によっても励起され発光する。従って減衰時間が例えば1時間以上と長時間の蛍光体を用いる場合は、太陽光線がよく照射される位置に配置することが好ましい。太陽光線は紫外線も含むため、紫外線励起長残光蛍光体、例えばSrAl;Eu,Dyを好適に用いることができる。尚、太陽光の紫外線を励起光源として用いる場合は、第2発光素子である蛍光体をフィルタ材である窓部の外側に配置することが好ましい。
本実施形態において、第1発光素子91は、上記第1実施形態における第1発光素子11と同様に発光及び消灯する。そこで、本実施形態における第1発光素子の発光動作について、図5を基に説明する。図5に示すように、第1発光素子91は、時刻T1〜T2では、第1発光素子91aと第1発光素子91eが明状態となり、時刻T2〜T3では、第1発光素子91bと第1発光素子91fが明状態となり、時刻T3〜T4では、第1発光素子91cと第1発光素子11gが明状態となり、時刻T4〜T5では、第1発光素子91dと第1発光素子91hが明状態となる。このように構成することにより、第1照射領域上では、部分照射領域が時計回りに回転しているように見えることとなる。
〈別実施形態〉
〈1〉上記第1〜第6、第10実施形態では、8個の第1発光素子を備える場合について説明したが、これに限るものではない。尚、疑似回転を行うためには、同時に明状態となる第1発光素子の数の整数倍の第1発光素子を備えるようにするのが好ましい。ここで、図13は、12個の第1発光素子31を備える場合について示している。
〈2〉上記第1〜第6、第10実施形態では、中心軸αを挟んで対向する位置にある一対の第1発光素子を明状態に、他の第1発光素子を暗状態にする明暗パターンを、時間Tb毎に、第1発光素子1個分ずつ回転させる場合について説明したが、これに限るものではない。
ここで、図14は、明暗パターンの時間変化の例を示しており、説明のため、照明装置1が12個の第1発光素子を備え、図13に示すように配置されている場合について示している。
図14(a)は、12個の第1発光素子を備える場合において、中心軸αを挟んで対向する位置にある一対の第1発光素子を明状態に、他の第1発光素子を暗状態にする明暗パターンの時間変化を、第1発光素子1個分ずつ回転させる場合について示している。尚、第1発光素子のm個分(mは、第1発光素子の数が12個の場合、2以上6以下の整数。)ずつ回転させるように構成しても良い。
図14(b)は、12個の第1発光素子を備える場合において、4個おきに位置する3個の第1発光素子を明状態に、他の第1発光素子を暗状態にする明暗パターンの時間変化を、第1発光素子1個分ずつ回転させる場合について示している。尚、第1発光素子のm個分(mは、第1発光素子の数が12個の場合、2以上6以下の整数。)ずつ回転させるように構成しても良い。このように構成した場合、常時、正三角形の頂点に位置する3個の第1発光素子が明状態となる。このため、散乱部材における光強度のムラをより低減できる。
図14(c)は、12個の第1発光素子を備える場合において、3個おきに位置する4個の第1発光素子を明状態に、他の第1発光素子を暗状態にする明暗パターンの時間変化を、第1発光素子1個分ずつ回転させる場合について示している。尚、第1発光素子のm個分(mは、第1発光素子の数が12個の場合、2以上6以下の整数。)ずつ回転させるように構成しても良い。
図14(d)は、12個の第1発光素子を備える場合において、隣接する2つの第1発光素子を1つのグループとし、中心軸αを挟んで対向する位置にある一対のグループに属する第1発光素子を明状態に、他の第1発光素子を暗状態にする明暗パターンの時間変化を、第1発光素子2個分ずつ回転させる場合について示している。
図14(e)は、図14(d)に示す明暗パターンの時間変化を、第1発光素子1個分ずつ回転させる場合について示している。
また、図示しないが、常時第1発光素子の少なくとも何れか1つを明状態にしつつ、明状態とする第1発光素子をランダムに設定する明暗パターンの時間変化であっても良い。
〈3〉上記第1、第2、第4実施形態では、LED電球型の照明装置1において、窓部が平板状の透明部材で構成され、光散乱部材を備える場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、図15(a)に示すように、中央部分が外側に湾曲した窓部の中央、遮光部の内部空間に、光反射部材を設けるように構成しても良いし、図15(b)に示すように、平板の窓部の中央、遮光部の外部空間側に、光反射部材を設けるように構成しても良い。
〈4〉上記第1〜第10実施形態では、第1発光素子として、LEDを用いた場合を想定して説明したが、これに限るものではなく、ナトリウムランプ等を用いても良い。
〈5〉上記第1〜第10実施形態では、第1発光素子そのものが点滅する場合について説明したが、例えば、第1発光素子が、光を反射させるミラーを備える構成とし、当該ミラーを回転させて、回転光による照射を行うように構成しても良い。この場合には、第1発光素子が点滅動作に適しないものであっても、連続点灯させつつ点滅動作の効果を得ることができ、第1発光素子の劣化が低減できる。
〈6〉上記第1〜第10実施形態では、第1照射領域に照射される主要光が点滅光である場合について説明したが、例えば、第1発光素子による第1照射領域へ照射する主要光を、色温度が4000K〜6500Kの連続光とし、第2発光素子による第2照射領域への補助光を、光散乱が少ない2000K〜3500Kの連続光としても良い。
更に、例えば、第1発光素子による第1照射領域へ照射する主要光を、赤色の連続光とし、第2発光素子による第2照射領域への補助光を、電球色である2000K〜3500Kの連続光、或いは、白色である3500K〜6500Kの連続光としても良い。赤色光は、キクなどの開花抑制に用いることができるが、その光が周囲に漏れると周囲全体が赤色になり周辺住民に不快感を与えるおそれがある。そこで、白色あるいは電球色の補助光を周囲に向けることにより、周囲に対する影響を低減できる。つまり、主要光とは光の質(色・波長・色温度等)、つまり光のスペクトルが異なる補助光を用いて、主要光の周囲に対する影響を低減することができる。
このように構成した場合は、例えば、農業用の短日植物の開花調整用光源や、一般用の街路灯としても用いることができる。
1 照明装置
1A 照明装置
1B 照明装置
1C 照明装置
1D 照明装置
1E 照明装置
1F 照明装置
1G 照明装置
1H 照明装置
1J 照明装置
2 外壁部材
3 プラグ
4 駆動回路
4a 点滅回路
4b 電源回路
11 第1発光素子
12 遮光部
13 側方遮光部
14 上方遮光部
15 プリント基板
16 窓部
17 光散乱部材(第1光路変換部材)
21 第1発光素子
22 遮光部
23 側方遮光部
24 上方遮光部
25 プリント基板
26 プリズム(第2光路変換部材)
31 第1発光素子
32 遮光部
33 側方遮光部
34 上方遮光部
35 プリント基板
36 レンズ
37 窓部
38 光散乱部材(第1光路変換部材)
41 第1発光素子
42 遮光部
43 側方遮光部
44 上方遮光部
45 プリント基板
51 第1発光素子
52 遮光部
53 側方遮光部
54 上方遮光部
55 プリント基板
56 第2発光素子
57 レンズ
58 窓部
59 光反射部材(第1光路変換部材)
61 第1発光素子
61R 第1発光素子
61L 第1発光素子
62 遮光部
63 側方遮光部
64 上方遮光部
65 プリント基板
66 窓部
67 光散乱部材(第1光路変換部材)
71 第1発光素子
71A LEDチップ
71B 基板
72 遮光部
73 側方遮光部
74 上方遮光部
75 基板
76 第2発光素子
76A 第2発光素子用レンズ
77 配光レンズ
77A 配光レンズ凹部
78 窓部
79 光散乱部材(第1光路変換部材)
85 基板
86 第2発光素子
86A 第2発光素子用レンズ
87 レンズ
88 窓部
L1 主要光
L2 補助光
AS 部分照射領域
H 人
図3は、照明装置1Aを設置した状態、即ち、外壁部材2の中心軸αを垂直方向Xと平行にした場合における照明装置1Aと部分照射領域AS11,AS15及び遠方にいる人Hとの位置関係について示している。尚、部分照射領域AS11は第1発光素子11aの発した光が光散乱部17を介さずに直接照射する領域を、部分照射領域AS15は第1発光素子11eを発した光が光散乱部17を介さずに直接照射する領域を夫々示している。図3に示すように、照明装置1Aは、その中心軸αが垂直方向Xと平行、且つ、第1光路変換部材である光散乱部17で散乱した光が遠方にいる人Hから視認されるように設置されている。

Claims (19)

  1. 第1発光素子、遮光部及び第1光路変換部材を備え、第1照射領域及び前記第1照射領域とは異なる第2照射領域に光を照射可能な照明装置であって、
    前記第1発光素子が、前記第1照射領域を照射する点滅光を発光可能であり、
    前記遮光部が、前記第1発光素子が発する光の内、前記第1照射領域以外の領域に向かう光を遮光し、
    前記第1光路変換部材が、前記第1発光素子から発した光によって、前記第1発光素子の点滅光よりも明暗の強度差が小さいと知覚される光で前記第2照射領域を照射するように、前記第1発光素子から発した光の光路を変換することを特徴とする照明装置。
  2. 第1発光素子、第2発光素子及び遮光部を備え、第1照射領域及び前記第1照射領域とは異なる第2照射領域に光を照射可能な照明装置であって、
    前記第1発光素子が、前記第1照射領域に到達する点滅光を発光可能であり、
    前記遮光部が、前記第1発光素子が発する光の内、前記第1照射領域以外の領域に向かう光を遮光し、
    前記第2発光素子の発する光の少なくとも一部によって、前記第1発光素子の点滅光よりも明暗の強度差が小さいと知覚される光で前記第2照射領域を照射することを特徴とする照明装置。
  3. 前記第2照射領域を照射する光が、前記第2照射領域にいる人が連続光と知覚する光であることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 入射する光の光路を変換して前記第2照射領域を照射する第1光路変換部材を備え、
    前記第1光路変換部材が、前記遮光部に囲まれた内部空間の外側に設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の照明装置。
  5. 前記第1発光素子が複数備えられ、その全てが暗状態となる全暗期の夫々が、人の知覚可能な時間より短く設定されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の照明装置。
  6. 前記第1発光素子が複数備えられ、その内、明状態となる前記第1発光素子の位置と暗状態となる前記第1発光素子の位置で規定される明暗パターンが、時間の経過と共に回転することを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記遮光部が、光路が変換されることなく前記第1発光素子から前記第2照射領域へ向かう光を遮光する側方遮光部と、前記側方遮光部の上部を覆う上方遮光部を備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の照明装置。
  8. 前記第1発光素子が複数備えられ、その内、明状態となる前記第1発光素子の位置と暗状態となる前記第1発光素子の位置で規定される第1明暗パターンと、前記第1明暗パターンの反転パターンである第2明暗パターンが、時間的に交互に設定されることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の照明装置。
  9. 前記第2発光素子は、連続光を発光することを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  10. 前記第2発光素子が、可視光を発する蛍光体であることを特徴とする請求項2又は9に記載の照明装置。
  11. 前記第2発光素子が、第1発光素子が発する光によって励起されて発光する蛍光体であることを特徴とする請求項10に記載の照明装置。
  12. 前記第2発光素子は、前記第2照射領域にいる人から見た前記第1発光素子の発光強度に応じて、前記第2照射領域に直接または間接的に照射される光全体での強度が、前記第2照射領域にいる人から見て所定の光強度範囲内となるように発光することを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  13. 前記第1発光素子の光軸を、前記第1照射領域に向かう方向に曲げる第2光路変換部材を備えることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の照明装置。
  14. 前記照明装置は、中心軸を備え、
    前記第1照射領域が、前記中心軸の下方を含み、
    前記第2照射領域が、前記照明装置の中心軸に対して直交する方向を含むことを特徴とする請求項1〜13に記載の照明装置。
  15. 前記第1発光素子の発光の内、前記第1照射領域と外部領域との境界を通過する光の方向を外側境界方向とし、
    前記照明装置の中心軸に対する前記外側境界方向の角度が、45度以上、85度以下であることを特徴とする請求項14に記載の照明装置。
  16. 前記第1発光素子の発光の内、前記第1照射領域と外部領域との境界を通過する光の方向を外側境界方向とし、
    前記第1発光素子の発光の内、強度が最大となる光の方向を基準方向とし、
    前記外側境界方向に対する前記基準方向の角度が、前記第1照射領域の内側20度から前記第1照射領域の外側30度の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1〜15の何れか1項に記載の照明装置。
  17. 前記第1発光素子は、ピーク波長が540nm以上620nm以下の黄色成分であり、波長400〜500nmの青色成分の光を発しないか、もしくは、波長400〜500nmの青色成分が昆虫への誘引作用を有しない発光強度の光を発することを特徴とする請求項1〜16の何れか1項に記載の照明装置。
  18. 前記点滅光の明期及び暗期が、10ms以上1000ms以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  19. 第1発光素子、第2発光素子及び遮光部を備え、第1照射領域及び前記第1照射領域とは異なる第2照射領域に光を発光可能な照明装置であって、
    前記第1発光素子は前記第1照射領域を照射する主要光を発光可能であり、
    前記第2発光素子は前記第2照射領域を照射する、主要光とは異なるスペクトルを有する補助光を発光可能であり、
    前記遮光部は、前記第1発光素子が発する光の内、前記第1照射領域以外の領域に向かう光を遮光し、
    前記第2発光素子の発した光が前記第2照射領域に照射され、
    前記第2照射領域が、前記照明装置の軸に対して直交する方向を含むことを特徴とする照明装置。
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