JPWO2012132020A1 - 情報処理システム、システム管理装置、集積回路 - Google Patents

情報処理システム、システム管理装置、集積回路 Download PDF

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Abstract

集積回路および該集積回路へ電力を供給する電源回路を搭載したシステムボードを有する複数の情報処理装置と、前記複数の情報処理装置にパワーオン指示を送信するシステム管理装置と、を備える情報処理システムであって、前記複数の情報処理装置のそれぞれの集積回路は前記パワーオン指示を受信すると起動処理を行う。

Description

本発明は、パワーオンシーケンスを実行する情報処理システム、システム管理装置、集積回路に関する。
多数のサーバを有する大規模サーバシステムにはManagement Board(MMB)を有するシステム管理装置が設置されており、MMBがシステム管理を一括で行っている。
ここでのシステム管理とは、電源やクロックの設定、システムのリセット、各動作用レジスタ設定等を指す。MMBは各サーバに搭載されるLarge Scale Integration(LSI)、VR(DC-DCコンバータ)に対して、外部インタフェースを使用し制御を行っている。
システムの立ち上げ時には、MMBは、各サーバのLSIや電源回路に対して、電源やクロックの設定、システムのリセット、各動作用レジスタの設定等を行っている。
近年、サーバシステムの規模は大きくなり、MMBが制御するサーバやLSI等の対象物は増加している。従って、システムの立ち上げ時にMMBが設定する対象物が増えるため、システムの起動時間が増加するという問題があった。
特開2006−187152号公報 特開2008−206223号公報
本発明の課題は、システムのパワーオンシーケンスの時間を短縮することである。
実施の形態の情報処理システムは、集積回路および該集積回路へ電力を供給する電源回路を搭載したシステムボードを有する複数の情報処理装置と、前記複数の情報処理装置にパワーオン指示を送信するシステム管理装置と、を備える。
前記複数の情報処理装置のそれぞれの集積回路は、前記パワーオン指示を受信すると、前記電源回路に電圧の調整を指示する。
実施の形態の装置によれば、システムのパワーオンシーケンスの時間を短縮することが出来る。
実施の形態に係るシステムの構成図である。 実施の形態に係るシステムのパワーオンシーケンスを示す図である。 実施の形態に係る電源回路およびLSIの詳細な構成図である。 実施の形態に係るLSIのパワーオンシーケンスを示す図である。 実施の形態に係るLSIのパワーオンシーケンスを示す図である。 一時停止処理の詳細なフローチャートである。 実施の形態に係るLSIのレジスタ設定に関する構成を示す図である。 実施の形態にかかるレジスタの書き込みを示す図である。 実施の形態にかかるレジスタの書き込みを示す図である。 実施の形態に係るLSIの電源回路の調整に関する構成を示す図である。 実施の形態に係る電源調整シーケンサの処理のフローチャートである。 他の実施の形態に係るシステムの構成図である。 他の実施の形態に係るシステムのパワーオンシーケンスを示す図である。
以下、図面を参照しながら実施の形態を説明する。
図1は、実施の形態に係るシステムの構成図である。
システム101は、システム管理装置201、およびサーバ301−i(i=1〜3)を備える。
尚、実施の形態において、サーバ301−1〜301−3の構成は同じため、サーバ301−1のみ詳細な構成を説明する。また、図1においてもサーバ301−1のみ詳細な構成を記載している。
システム管理装置201とサーバ301はシリアルインタフェース(例えば、Inter-Integrated Circuit(I2C))で接続されている。
システム管理装置201は、Management Board(MMB)210を備える。
MMB210は、サーバ301のパワーオン指示やパワーオンが失敗したサーバ301の特定などを行う。
MMB210は、Central Processing Unit(CPU)211、Read Only Memory(ROM)212、Random Access Memory(RAM)213、インタフェース(IF)制御部214、電源制御部215、および記憶部216を備える。
CPU211は、ROM212に格納されているプログラムを読み出し、該プログラムを実行する。
ROM212は、後述する各種処理を行うプログラムを格納している記憶手段である。
RAM213は、各種処理で使用するデータを一時的に格納する記憶手段である。
IF制御部214は、MMB210とサーバ320との間のインタフェースの制御を行う。また、IF制御部214は、記憶部216へのデータの読み書き等を行う。
電源制御部215は、記憶部216の内容とCPU211からの指示に基づいて、電源投入対象のサーバ301にパワーオン指示を出力する。
記憶部216は、パワーオンを行うサーバを示す情報やサーバのパワーオン完了を示す情報、割り込みを示す情報等を格納する。記憶部216は、例えば、レジスタである。記憶部216は、サーバ301からReady応答または割り込み(interrupt)応答を受信すると、それぞれ各サーバ320のパワーオン完了を示す情報または割り込みを示す情報等を格納する。
サーバ301−1は、Management Board(MB)310およびSystem Board(SB)320−j(j=1、2)を備える。
尚、実施の形態において、SB320−1、320−2の構成は同じため、SB320−1のみ詳細な構成を説明する。また、図1においてもSB320−1のみ詳細な構成を記載している。
MB310は、IF制御部314、電源制御部315、記憶部316、および信号出力回路317を備える。
IF制御部314は、MB310とMMB210との間、MB310とSB320との間のインタフェースの制御を行う。また、IF制御部314は、記憶部316へのデータの読み書き等を行う。
電源制御部315は、記憶部316の内容(例えば、電源を投入する対象のSB320やLSI323を示す情報)と電源制御部215からの指示に基づいて、電源を投入する対象のSB320にパワーオン指示を出力する。
記憶部316は、MMB210からのパワーオンを行うSB320を示す情報やSB320からの各SB320のパワーオン完了を示す情報や割り込みを示す情報等を格納する。記憶部316は、例えば、レジスタである。記憶部316は、SB320からReady応答を受信すると該Ready応答を送信したSB320のパワーオン完了を示す情報を格納し、割り込み応答を受信すると該割り込み応答を送信したSB320の割り込みを示す情報等を格納する。
信号出力回路317は、AND回路およびOR回路を備え、Ready応答または割り込み応答を出力する。詳細には、AND回路は、サーバ301−1内の全てのSB320からパワーオン完了を示す情報が記憶部316に格納されるとReady応答をMMB210へ出力する。また、OR回路は、サーバ301−1内のいずれかのSB320から割り込みを示す情報が記憶部316に格納されると割り込み応答をMMB210へ出力する。
SB320−1は、Board Management Controller(BMC)321、電源回路(VR)322−j(j=1、2)、LSI323−j、DIMM324−j、およびAND回路325を備える。
BMC321は、IF制御部334、電源制御部335、記憶部336、および信号出力回路337を備える。
IF制御部334は、SB320とMB310との間のインタフェースの制御を行う。また、IF制御部334は、記憶部336へのデータの読み書き等を行う。
電源制御部335は、記憶部336の内容と電源制御部315からの指示に基づいて、対象の電源回路322に電源供給指示(enable信号)を出力する。また、LSI323に準備完了を示すPWRGOOD信号を出力する。
記憶部336は、MB310からのパワーオンを行う電源回路322およびLSI323を示す情報やLSI320から各LSI320のパワーオン完了を示す情報や割り込みを示す情報等を格納する。記憶部336は、例えば、レジスタである。記憶部336は、LSI323からReady応答を受信すると該Ready応答を送信したLSI323のパワーオン完了を示す情報を格納し、割り込み応答を受信すると該割り込み応答を送信したLSI323の割り込みを示す情報等を格納する。
信号出力回路337は、AND回路およびOR回路を備え、Ready応答または割り込み応答を出力する。詳細には、AND回路は、SB320−1内の全てのLSI323からパワーオン完了を示す情報が記憶部336に格納されるとReady応答をMB310へ出力する。また、OR回路は、SB320−1内のいずれかのLSI323から割り込みを示す情報が記憶部336に格納されると割り込み応答をMB310へ出力する。
電源回路322−jは、LSI323−jおよびDIMM324−jへ電力を供給する。電源回路322−jは、入力された電圧パラメータから、LSI323−jおよびDIMM324−jにそれぞれ設定された電圧をLSI323−jおよびDIMM324−jへ供給する。電源回路は322−jは、例えば、DC−DCコンバータである。
LSI323−jは、各種処理を行う処理部である。LSI323−jは、例えば、CPUやMemory Control Unit(MCU)である。また、LSI323−jは、電源回路322−jおよびDIMM324−jと接続している。
DIMM324−jは、LSI323−jで使用されるデータを格納する記憶手段である。
AND回路325は、同一SB上のすべての電源回路322(すなわち電源回路322−1および電源回路322−2)から電源準備完了を示すpwrgood信号を受信すると、電源制御部335にpwrgood信号を出力する。
図2は、実施の形態に係るシステムのパワーオンシーケンスを示す図である。
ステップS501において、MMB210は、各サーバ303が搭載するMB310にパワーオン指示を送信する。続いて、MMB210は、タイマーを起動し、タイマーの監視を開始する。
パワーオン指示を受信した、各サーバ303のMB310は、同一サーバ内のSB320に搭載されたBMC321にパワーオン指示を送信し、BMC321からのReady応答を管理する。
BMC321は、MBからパワーオン指示を受信すると、SB320内の電源スイッチをオンにして、各LSI323に電力を供給する電源回路322の安定を待つ。BMC321は、電源回路322の安定後、各LSI323へ電源準備完了を示すPWRGOOD信号を出力する。LSI323は、PWRGOOD信号を受信すると、所定のパワーオンシーケンスを実行する。LSI323は、パワーオンシーケンスが完了するとReady応答をBMCに出力し、所定の時間経過してもパワーオンシーケンスが完了しない場合は割り込み応答をBMCに出力する。
BMC321は、同一SB内のすべてのLSI323からReady応答を受信したらMB310へReady応答を出力し、同一SB内のいずれかのLSI323から割り込み応答を受信したらMB310へ割り込み応答を出力する。
MB310は、同一サーバ内のすべてのSB320からReady応答を受信したらMMB210へReady応答を出力し、同一サーバ内のいずれかのSB320から割り込み応答を受信したらMMB210へ割り込み応答を出力する。
ステップS502において、MMB210は、全てのサーバ301からReady応答があったか否かチェックし、全てのサーバ301からReady応答があった場合、制御はステップS503へ進み、Ready応答が無いサーバ301があった場合、制御はステップS504へ進む。Ready応答は、サーバの起動完了、すなわちサーバの電源、クロック設定、設定用レジスタ等の準備が完了したことを示す応答である。
ステップS503において、すべてのサーバ301の準備が完了したので、MMB210は、システム101の運用を開始する。
ステップS504において、MB201は、サーバ301から割り込み応答があったか否かチェックし、割り込み(Interrupt)応答があった場合、制御はステップS506へ進み、いずれのサーバからも割り込み応答が無かった場合、制御はステップS505へ進む。
ステップS505において、MMB210は、ステップS502で起動したタイマーが満了したか否か判定し、タイマーが満了していない(すなわち、タイムアウトしていない)場合、制御はステップS502へ戻り、タイマーが満了した(すなわち、タイムアウトした)場合、制御はステップS506へ進む。
ステップS506において、MMB210は、エラー処理を行う。
エラー処理に関して、ステップS504でYESであった場合と、ステップS505でYESであった場合について述べる。
ステップS504でYESであった場合、エラー処理において、MMB210は、割り込み応答がオンのサーバ301のMB310に問い合わせを行い、割り込み応答がオンのSB320を認識する。次にMMB210は、割込み応答がオンとなったSB320内のBMC321に問い合わせを行い、割り込み応答がオンのLSI323を認識する。
また、ステップS505でYESであった場合、エラー処理において、MMB210は、Ready応答がオフのサーバ301のMB310に問い合わせを行い、Ready応答がオフのSB320を認識する。次にMMB210は、レディ応答がオフのSB320内のBMC321に問い合わせを行い、Ready応答がオフのLSI323を認識する。
上記のように、エラー処理において、MMB210からサーバへの2回のアクセスのみで、パワーオンシーケンスの失敗となった箇所を特定可能である。
図3は、実施の形態に係る電源回路およびLSIの詳細な構成図である。
尚、図2の電源回路322−1と電源回路322−2、LSI323−1とLSI323−2、DIMM324−1とDIMM324−2は、それぞれ構成は同じである。したがって、図3では、電源回路322−1、LSI323−1、およびDIMM324−1のみを説明し、電源回路322−2、LSI323−2、およびDIMM324−2は説明を省略する。
BMC321がスイッチ343をオンにすることにより、サーバ301−1に備えられた電源344から電源回路322−1に電力が供給される。
BMC321は、MMBから201からMB321を介してパワーオン指示を受信すると、スイッチ343をオンにして、電源344から電源変換素子341−1〜341−4に電力を供給する。また、BMC321は、電源変換素子341−1、341−4へ電源供給指示であるenable信号を出力する。また、BMC321は、LSI321−1のドメイン1へドメイン1内の素子を初期化するリセット信号(reset1)を出力する。
BMC321は、AND回路342から準備完了を示すPWRGOOD信号を受信すると、System Control部351へPWRGOOD信号を出力する。このときBMC321は、リセット信号(reset1)をオフとする。
電源回路322−1は、電圧変換素子341−k(k=1〜4)およびAND回路342を備える。尚、電圧変換素子341−1〜341−4は、それぞれVR1〜VR4または電源1〜電源4と記載する場合がある。
電圧変換素子341−1〜341−4はLSI323−1のドメイン1〜4のいずれかに対応しており、電源344から入力された電圧を変換し、変換した電圧を対応するドメイン1〜4へそれぞれ供給する。電圧変換素子341−4は、DIMM324−1にも電力を供給する。電圧変換素子341−2〜341−4は、それぞれ内部にレジスタ(不図示)を有し、現在の出力電圧の値をレジスタに保持する。Enable信号を受信した電源変換素子341−1、341−4は、それぞれ初期電圧(例えば、1.5V)でLSI313−1に電力供給可能となる(すなわち電源が安定する)と、準備完了を示すPWRGOOD信号をAND回路342へ出力する。
電源変換素子341−1、341−4は、それぞれ初期電圧で電力供給する。なお、電源変換素子341−2、341−3の初期設定電圧は0V、すなわち、電源変換素子341−2、341−3からLSI313−1へは、電力供給されていない。
AND回路342は、電圧変換素子341−1および電圧変換素子341−4からのPWRGOOD信号の論理積をBMC321に出力する。すなわち、電圧変換素子341−1および電圧変換素子341−4からPWRGOOD信号が出力されると、AND回路342からBMC321へPWRGOOD信号が出力される。
LSI323−1は、下記に記載するシーケンサを搭載しており、これらを自立回路と称している。
LSI323−1は、System Control部351、Power Up部352、IO部353、PLL Control部354−p(p=1〜n)、Register SetUp部355、Power Reorder部356、Clock Gated部357、Power Up部358、Memory IO Macro部359を備える。
LSI323−1は、各電圧変換素子341から電力供給される領域として、ドメインに分けてられている。電圧変換素子341−1〜341−4から電力が供給される領域をそれぞれドメイン1〜4と呼ぶ。
System Control部351、Power Up部352、IO部353はドメイン1に属し、PLL Control部354、Register SetUp部355、Power Reorder部356、Clock Gated部357、Power Up部358はドメイン2に属し、Memory IO Macro部359はドメイン4に属している。
System Control部351は、Power Up部352、358、PLL Control部354、Register SetUp部355、Power Reorder部356、およびClock Gated部357の動作の順序管理、動作指示、監視などを行う。System Control部351には、端子(Strap)360−1、360−2が接続されている。Strap360−1、360−2をそれぞれStrap A、Strap Bと表す場合がある。Strap360−1には、外部からパワーオンシーケンスの処理を行うか否かを示す信号が入力される。また、Strap360−2には、パワーオンシーケンスの処理を一時的に停止するか、一時停止している処理を開始させるかを示す信号が入力される。Strap360−1、360−2は、例えばSB320−1に設けられたスイッチやBMC321等と接続する。それにより、Strap360−1、360−2には、スイッチに設定された信号やBMC321等を介してMMB210から送信された制御信号などが入力される。
また、System Control部351は、Ready応答または割り込み(interrupt)応答をBMC321へ出力する。
Power Up部352は、電圧変換素子341−2〜341−4への電圧調整指示、リセット信号の生成を行う。また、Power Up部352は、Power Up1と表す場合がある。
IO部353は、Power Up部352と電圧変換素子341−2〜341−4間のインタフェースである。
PLL Control部354は、LSI323−1内の各PLL(不図示)の発振制御を行う。
Register SetUp部355は、Register SetUp部355に接続しているStrap360−3からの信号を読み込み、設定レジスタへの一斉設定を指示する。なお、Strap360−3をStrap Cと表す場合がある。
Power Reorder部356は、DIMM324−1の情報を取得し、例えばDIMM324−1が初期電圧より低い電圧で動作できる場合に電源電圧を変更する。Power Reorder部356とDIMM324−1は、シリアルインタフェースで接続している。
Clock Gated部357は、LSI323−1内の素子へPLLからのクロックの供給を開始させ、LSI323−1内の素子を動作可能状態にする。
Power Up部358は、Power Up部352を介して電圧変換素子341−3〜341−4への電圧調整指示、リセット信号の生成を行う。
Power Up部358は、Power Up2と表す場合がある。
Memory IO Macro部359は、DIMM324−1との間のデータの送受信を行うインタフェースである。
図4Aおよび4Bは、実施の形態に係るLSIのパワーオンシーケンスを示す図である。
ステップS601において、System Control部351は、BMC321からPWRGOOD信号が入力されたか否か判定する。PWRGOOD信号が入力されたと判定した場合、制御はステップS602へ進む。
ステップS602において、System Control部351は、Strap Aの信号がオンであるか否か(すなわち、パワーオンシーケンスの処理を外部から制御で行うか否か)判定する。Strap Aの信号がオンである場合、外部からの制御でパワーオンシーケンスを実行するため、処理を停止し、Strap Aの信号がオフである場合、制御はステップS603およびS605へ進み、LSI323−1内のシーケンサによるパワーオンシーケンスを続行する。
実施の形態のLSI323−1は、外部端子(Strap)の信号により、LSI32−1内のシーケンサによるパワーオンシーケンスの動作を抑止することが出来る。このような機能は、自立回路抑止機能と呼び、例えば、外部からパワーオンシーケンスの制御を行う場合に使用される。
以下、ステップS603〜S604とステップS605〜S639の処理はそれぞれ独立に実行される。
ステップS603において、System Control部351は、タイマーを起動し、タイマーが満了したか判定する。タイマーは所定時間を経過すると満了する。タイマーが満了した(タイムアウトした)場合、制御はステップS604へ進み、タイマーが満了していない場合、S603の動作を継続する。
ステップS604において、System Control部351は、割り込み(Interrupt)応答をBMC321へ出力する。
ステップS603〜S604の処理のように、所定時間でパワーオンシーケンスが完了しない場合は、割り込み応答をBMC321へ出力している。
ステップS605において、System Control部351は、Power Up部352へ電圧変換素子341−2(VR2)の電圧調整指示を出力する。
ステップS606において、Power Up部352は、規定電圧(target voltage)に調整するためのコマンド及びパラメータを電圧変換素子341−2へ送信する。電圧変換素子341−2は、受信したコマンドおよびパラメータを用いて、出力電圧を規定電圧に調整する。電圧変換素子341−2は、電圧変換素子341−2に内蔵されているレジスタに出力電圧の値を書き込む。
ステップS607において、Power Up部352は、電圧変換素子341−2に内蔵されているレジスタをポーリングし、該レジスタに格納されている出力電圧をチェックする。出力電圧が規定電圧と等しければ(すなわち、電圧の調整が完了したら)、制御はステップS608へ進む。
ステップS608において、Power Up部352は、LSI323−1のドメイン2(すなわち電圧変換素子341−2からの電力により動作する領域)の各素子へのリセット信号(reset2)をオフとする。そして、Power Up部352は、System Control部351へ調整完了を通知する。
ステップS609において、System Control部351は、Power Up部352での調整完了の通知を受信するとステップS610へ制御は進む。
ステップS610において、System Control部351は、状況に応じて、Strap Bによる一時停止処理を行う。尚、一時停止処理については後述する。
ステップS611において、System Control部351は、Power Up部358へ電圧変換素子341−3(VR3)の電圧調整指示を出力する。
ステップS612において、Power Up部358は、電圧変換素子341−3へ規定電圧に調整するためのコマンド及びパラメータをPower Up部352を介して送信する。電圧変換素子341−3は、受信したコマンドおよびパラメータを用いて、出力電圧を規定電圧に調整する。電圧変換素子341−3は、電圧変換素子341−3に内蔵されているレジスタに出力電圧の値を書き込む。
ステップS613において、Power Up部358は、電圧変換素子341−3に内蔵されているレジスタをポーリングし、該レジスタに格納されている出力電圧をチェックする。出力電圧が規定電圧とイコールであったら(すなわち、電圧の調整が完了したら)、制御はステップS614へ進む。
ステップS614において、Power Up部358は、LSI323−1のドメイン3(すなわち電圧変換素子341−3からの電力により動作する領域)の各素子へのリセット信号(reset3)をオフとする。そして、Power Up部358は、System Control部351へ調整完了を通知する。
ステップS615において、System Control部351は、調整完了の通知を受信するとステップS616へ制御は進む。
ステップS616において、System Control部351は、状況により、Strap Bによる一時停止処理を行う。
ステップS617において、System Control部351は、各PLL Control部354−pへ発振指示を行う。
ステップS618−pにおいて、PLL Control部354−pは、PLL Control部354−pと接続したPLL(不図示)に周波数を設定し、所定の発振シーケンスを実行する。
ステップS619−pにおいて、PLL Control部354−pは、PLLが安定したら、System Control部351に、発振完了の通知を行う。
ステップS620において、System Control部351は、すべてのPLL Control部354−pから、発信完了の通知を受信すると、制御はステップS621へ進む。
ステップS621において、System Control部351は、StapBにより一時停止処理を行う場合がある。
ステップS622において、System Control部351は、Register SetUp部355にレジスタ設定を指示する。
ステップS623において、Register SetUp部355は、Strap C360−3からの情報を取得する。
ステップS624において、Register SetUp部355は、取得した情報に基づいてLSI323−1の動作モード(例えば、高速、中速、低速など)を判定する。
ステップS625において、Register SetUp部355は、LSI323−1内のレジスタに該レジスタの値を判定したモードに設定する設定パルスを送信する。そして、Register SetUp部355は、System Control部351にレジスタ設定完了を通知する。
ステップS626において、System Control部351は、レジスタ設定完了の通知を受信すると、制御はステップS627へ進む。
ステップS627において、System Control部351は、StapBにより一時停止処理を行う場合がある。
ステップS628において、System Control部351は、Power Reorder部356にDIMM324−1の情報を取得する指示を送信する。
ステップS629において、Power Reorder部356は、DIMM324−1からDIMM324−1の動作電圧を示す情報を取得する。
ステップS630において、Power Reorder部356は、取得した動作電圧の情報に基づいて、DIMM324−1の電圧の再調整が必要か否か判定する。再調整が必要な場合、例えば現在のVR4の出力電圧(初期電圧)よりもDIMM324−1の動作電圧が低い場合には、制御はステップS531へ進み、再調整が不要な場合、Power Reorder部356は、DIMM調整完了をSystem Control部351へ通知する。
ステップS631において、Power Reorder部356は、Memory IO Macro部359および DIMM324−1へのリセット信号をオンにする。また、Power Reorder部356は、Power Up部358に電圧変換素子341−4の電圧調整を指示する。また、Power Reorder部356は、取得した動作電圧の情報をPower Up部358に送信する。
ステップS632において、Power Up部358は、電圧変換素子341−4へDIMM324−1の動作電圧に調整するためのコマンド及びパラメータをPower Up部352を介して送信する。電圧変換素子341−4は、受信したコマンドおよびパラメータを用いて、出力電圧を動作電圧に調整する。電圧変換素子341−4は、電圧変換素子341−4に内蔵されているレジスタに出力電圧の値を書き込む。
ステップS633において、Power Up部358は、電圧変換素子341−4に内蔵されているレジスタをポーリングし、該レジスタに格納されている出力電圧をチェックする。出力電圧が動作電圧とイコールであったら(すなわち、電圧の調整が完了したら)、制御はステップS634へ進む。
ステップS634において、Power Up部358は、DIMM324−1へのリセット信号をオフとする。そして、Power Up部358は、System Control部351へDIMM調整完了を通知する。
ステップS635において、System Control部351は、DIMM調整完了を受信すると、制御はステップS636へ進む。
ステップS636において、System Control部351は、StapBにより一時停止処理を行う場合がある。
ステップS637において、System Control部351は、Clock Gated部357にクロック供給を指示する。
ステップS638において、Clock Gated部357は、ステップS623で取得した情報に基づいて、LSI323−1の動作モードを判定する。
ステップS639において、Clock Gated部357は、判定した動作モードに対応するLSI323−1内の各素子へPLLからのクロックの供給を開始する。すなわち、動作モードに応じて、未使用の回路や高速インタフェースに対するクロックの供給を抑制する。
ステップS640において、Clock Gated部357は、クロックが各素子に伝搬するのを待ち、所定の時間経過後、System Control部351にクロック供給完了を通知する。
ステップS641において、System Control部351は、クロック供給完了の通知を受信すると、制御はステップS642へ進む。
ステップS642において、System Control部351は、準備完了を示すReady応答をBMC321へ出力する。また、System Control部351は、ステップS603の処理を停止、すなわちタイマーを停止して、割り込み応答が出力されないようにする。
図5は、一時停止処理の詳細なフローチャートである。
図5に示す処理は、図4Aおよび4BのステップS610、S616、S621、S627、S636の処理に対応する。
ステップS651において、System Control部351は、Strap B360−2からの信号がオンかオフか判定する。Strap B360−2の信号がオンの場合、制御はステップS652へ進み、オフの場合、一時停止処理を行わない。
ステップS652において、System Control部351は、Strap B360−2からの起動指示の有無を判定し、起動指示がある場合は、一時停止処理を終了する。一方、起動指示が無い場合、制御はステップS652へ戻る、すなわち、System Control部351は、Strap Bからの起動指示があるまで待機する。
一時停止処理を用いることで、サーバ間で、各シーケンスの同期を取ることが出来る。一時停止処理を用いることで、各シーケンスの完了通知で一度停止できるので、問題発生時の時点での状態を確認して調査することができる。
図6は、実施の形態に係るLSIのレジスタ設定に関する構成を示す図である。
ここでは、LSI323−1内の制御レジスタ361およびレジスタ362に値を設定する場合について説明する。
LSI323−1は、下記のような構成、動作により、外部(MMB210)と内部(Register SetUp部355)の両方から制御レジスタ361およびレジスタ362の値を設定することが可能となる。
LSI323−1は、制御レジスタ361、レジスタ362、Interface生成部363、Interface Control部364、アービター365、レジスタ一斉設定部366、およびセレクタを更に備える。
MMB210から制御レジスタ361およびレジスタ362に値を設定する場合、MMB210は、MB310およびBMC321を介して、Interface Control部364へ制御信号を出力する。
Interface Control部364は、MMB210からの制御信号により制御レジスタ361への書き込みに用いるアドレスデータ信号、書き込みデータ信号、タイミングデータ(ライトイネーブル(WE))信号を生成しアービター365へ出力する。
制御レジスタ361は、所定の設定手順に従って設定する必要があるレジスタである。
レジスタ362は、所定の設定手順に従って設定する必要がないレジスタである。
制御レジスタ361に対する書き込みは以下のように行われる。
Register SetUp部355はライトコマンドを生成し、Interface生成部363に出力する。Interface生成部363は、ライトコマンドからアドレスデータ信号、書き込みデータ信号、タイミングデータ(ライトイネーブル(WE))信号を生成しアービター365へ出力する。Interface生成部363で生成される信号は、Interface Control部364で生成される信号と同様の形式の信号である。
アービター365は、Interface Control部364から制御レジスタ361へアクセスするパスをパス1とし、Interface生成部363から制御レジスタ361へのパスをパス2として、2つのパスに対するアービトレーションを行い、制御レジスタ361へのアクセスを行う。アービター365がどちらのパスを選択するかは、外部から制御レジスタ361を設定するか内部から制御レジスタ361を設定するかを示す情報が格納されたレジスタをアービター365が参照し、該情報に基づいてパスを選択する。
上述のように、LSI323−1は、LSI323−1の外部(MMB210)および内部(Register SetUp部355)の両方から制御レジスタ361の設定を行うことが可能となる。
また、レジスタ362に対する書き込みは以下のように行われる。
Register SetUp部355は、Strap360−3を読み込み、Strap360−3からの情報に基づいて、モードを判定し、判定したモードに対応するストラップ信号(set_strap*)をレジスタ一斉設定部366に出力する。
レジスタ一斉設定部366は、ストラップ信号をセレクタ367へ出力する。ここで、レジスタが複数ある場合は、それぞれのレジスタに接続する複数セレクタに対して、ストラップ信号set_strap*を一斉に送信する。
また、Interface Control部364は、アドレスデータ信号、書き込みデータ信号、タイミングデータをセレクタ367へ出力する。
セレクタ367は、Interface Control部364からの信号またはレジスタ一斉設定部366からの信号のいずれかを選択してレジスタ362へ出力する。
レジスタ362は、セレクタ367から入力された信号の値に設定される。
所定の設定手順に従って設定する必要がないレジスタが複数ある場合には、それらのレジスタ、詳細にはレジスタに接続するセレクタに一斉に信号を送信することで、複数のレジスタを一斉に設定できる。
図7Aおよび7Bは、実施の形態に係るレジスタの書き込みを示す図である。
図7Aにおいて、レジスタ362をレジスタAとし、レジスタAのbit30とbit31に対する書き込みを説明する。
レジスタAのbit31に接続するセレクタ367−1には、値が”1”に固定された信号とRegister SetUp部355からのストラップ信号set_strap1との論理積と、Interface Control部364(外部インタフェース)からの書き込みデータ信号(data)とタイミングデータ(we)との論理積とが入力されている。
レジスタAのbit30に接続するセレクタ367−2には、値が”1”に固定された信号とRegister SetUp部355からのストラップ信号set_strap0との論理積と、外部インタフェースであるInterface Control部364からの書き込みデータ信号(data)とタイミングデータ(we)との論理積とが入力されている。
ここでは、Register SetUp部355によるレジスタ設定を説明するので、Interface Control部364からの信号は無いものとする。
このような構成において、レジスタAのbit30およびbi31はストラップ信号に応じて、下記のように設定される。
ストラップ信号set_strap0が1の場合、セレクタ367−2には1が入力されるため、bit30の値は1となる。また、ストラップ信号set_strap0が0の場合、セレクタ367−2には、0が入力されるため、bit30の値は0となる。
ストラップ信号set_strap1が1の場合、セレクタ367−1には1が入力され、bit31の値は1となる。ストラップ信号set_strap1が0の場合、セレクタ367−1には0が入力され、bit31の値は1となる。
図7Bにおいて、レジスタ362をレジスタBとし、レジスタBのbit30とbit31に対する書き込みを説明する。
レジスタBのbit31に接続するセレクタ367−1には、値が”1”に固定された信号とストラップ信号set_strap0との論理積と、Interface Control部364からの書き込みデータ信号(data)とタイミングデータ(we)との論理積とが入力されている。
レジスタBのbit30に接続するセレクタ367−2には、値が”1”に固定された信号とストラップ信号set_strap0またはset_strap1との論理積と、Interface Control部364からの書き込みデータ信号(data)とタイミングデータ(we)との論理積とが入力されている。
ここでは、Register SetUp部355からのレジスタ設定を説明するので、Interface Control部364からの信号は無いものとする。
このような構成において、レジスタBのbit30およびbi31はストラップ信号に応じて、下記のように設定される。
ストラップ信号set_strap0が1且つストラップ信号set_strap1が1の場合、セレクタ367−1、367−2には、1が入力され、bit30とbit31の値は1となる。
ストラップ信号set_strap0が0且つストラップ信号set_strap1が1の場合、セレクタ367−1には、0が入力され、bit31の値は0となり、セレクタ367−2には、1が入力され、bit30の値は1となる。
ストラップ信号set_strap0が1且つストラップ信号set_strap1が0の場合、セレクタ367−1には、1が入力され、bit31の値は1となり、セレクタ367−2には、1が入力され、bit30の値は1となる。
ストラップ信号set_strap0が0且つストラップ信号set_strap1が0の場合、セレクタ367−1、367−1には、0が入力され、bit31とbit30の値は0となる。
図8は、実施の形態に係るLSIの電源回路の調整に関する構成を示す図である。
実施の形態の装置では、LSI323が電源回路322を調整するため、電源回路322はLSI323と専用のインタフェースで接続しており、電源回路322とBMC321は直接接続していない。
したがって、MMB210などの外部から電源回路322を調整するために、実施の形態では、下記に説明するようにLSIを介して外部から電源回路の調整を可能としている。
外部からパワーオンシーケンスの制御を行う場合や出荷試験における高負荷試験において、規定電圧から高電圧あるいは低電圧へと調整する場合に、下記に説明する構成を用いて電源回路322の調整を行う。
LSI323−1は、Interface Control部371、電源制御レジスタ372、Statusレジスタ373、電源調整シーケンサ374、OR回路375、AND回路376、およびセレクタ377を更に備える。
MMB210は外部インタフェースを使用して、MB310、BMC321、およびInterface Control部371を介して、LSI323−1内部の電源制御レジスタ372に電圧調整コマンド(電圧パラメータを含む)を書き込む。尚、Interface Control部371は、電源制御レジスタ372およびStatusレジスタ373へのデータの読み書きを行う。
LSI323−1内部の電源制御レジスタ372に、ターゲット電圧に調整する電圧調整コマンドがMMB210により書きこまれると、電源調整シーケンサ374が動作する。電源調整シーケンサ374は、電圧調整対象の電源回路322−1に電圧調整コマンドを送信する。
詳細には、電源調整シーケンサ374は、電圧調整コマンドをセレクタ377に送信する。セレクタ377は、電源調整シーケンサ374からの電圧調整コマンドまたはPower Up部352からの電圧調整コマンドのいずれか選択して電源回路322−1に出力する。セレクタ377は、電源制御レジスタ372に電圧調整コマンドが書きこまれている場合(すなわち外部から電源回路322−1を制御している場合)、電源調整シーケンサ374からの電圧調整コマンドを選択して出力する。
さらに、電源調整シーケンサ374はOR回路375にクロック供給開始指示を送信する。OR回路375は、電源調整シーケンサ374またはPower Up部352のいずれかからクロック供給開始指示が入力されると、AND回路376にクロック供給開始指示送信をする。AND回路376は、クロック供給開始指示が入力されるとクロックを電源回路322−1に出力する。
電源回路322−1はLSI323−1から電圧調整コマンドを受信すると電圧の調整を行う。
MMB210は、電源回路322−1の調整が完了したかを監視するため、外部インタフェースを使用し、Interface Control部371を介して、LSI323−1内部の電源制御レジスタ372に電源回路322−1のStatusコマンドを書き込む。
LSI323−1の内部の電源制御レジスタ372にStatusコマンドが書きこまれると、電源調整シーケンサ374が動作して、電圧調整対象の電源回路322−1にStatusコマンドを送信する。
電源回路322−1はStatusコマンドを受信すると、電源回路322−1内部のStatusを応答する。Statusは、例えば電源回路322−1の出力電圧の値である。
LSI323−1は電源回路から受信したStatusをStatusレジスタ373に格納する。
MMB210は、Statusレジスタ373に格納されているStatusを取得し確認することで電源回路322−1のターゲット電圧への調整完了を知ることができる。すなわち、Statusレジスタ373に格納されている電源回路322−1の出力電圧の値がターゲット電圧と等しいか否か確認することで、調整完了を知ることができる。
図9は、実施の形態に係る電源調整シーケンサの処理のフローチャートである。
電源調整シーケンサ374は、最初アイドル状態であり(ステップS611)、電源制御レジスタ372にターゲット電圧に調整する電圧調整コマンドが書きこまれると、OR回路375にクロック供給開始指示を送信する(ステップS662)。
電源調整シーケンサ374は、ウェイト期間が経過したら(S663)、電源制御レジスタ372の内容をセレクタ377にnビット送信する(S664)。
電源調整シーケンサ374は、電源制御レジスタ372の内容を送信後、所定の応答期間が経過したら(ステップS665)、クロック供給開始指示の送信を停止する(ステップS666)。そして、ステップS661へ制御は戻る。
実施の形態のシステムによれば、複数のサーバが電圧調整やレジスタの設定などのパワーオンシーケンスを並列に実行するので、システムのパワーオンシーケンス時間を短縮することが出来る。
すなわち、システム管理装置が1台ずつ各サーバのパワーオンシーケンスを実行する必要がないので、サーバの台数が増加しても、システムのパワーオンシーケンスの時間はほとんど変化しないという効果がある。
また、LSIは、版数によってレジスタ設定内容、手順が異なる場合がある。機能が異なるLSIは、レジスタ種類、設定内容、手順が異なる。また、テクノロジー変更により LSIは、電源電圧が異なる場合がある。
したがって、従来のシステムにおいて、LSIの乗せ換えに伴い、MMBは、LSIの種類や版数を識別する必要があり、MMBのソフトウェアへのパッチ、改版による対応が必要となる。それにより、従来のシステムにはLSIの乗せ換えに伴い、労力と時間がかかるという問題があった。
また、Dual Inline Memory Module(DIMM)は種類により電源電圧が異なる。
したがって、従来のシステムにおいて、DIMMの乗せ換えに伴い、MMBは、DIMMの種類を識別する必要があり、MMBのソフトウェアへのパッチ、改版による対応が必要となる。それにより、従来のシステムにはDIMMの乗せ換えに伴い、労力と時間がかかるという問題があった。
実施の形態のシステムによれば、LSIやDIMMの変更でサーバの構成を変更しても、MMBへのパッチや改版などの対応が不要なため、労力と時間を削減することが出来る。
尚、実施の形態において、サーバやSB、LSI等の数は上記で説明した場合に限られず、任意の数とすることが出来る。
図10は、他の実施の形態に係るシステムの構成図である。
他の実施の形態では、多数のサーバを有する超大規模システムにおいて、複数のシステム管理装置を用いたパワーオンシーケンスについて述べる。
システム701は、システム管理装置801−q(q=1〜4)およびサーバ901−q−r(r=1〜8)を備える。
サーバ901−q−rは、システム管理装置801−qとシリアルインタフェースで接続している。
システム管理装置801−qはそれぞれネットワーク(例えば、Local Area Network)を介して接続している。ここで、システム管理装置801−1は、マスターとも呼ぶ。システム管理装置801−qは、MMB810−qを備える。MMB810−qの構成は他のMMBと接続している点以外は上述の実施の形態のMMB210と同様である。
システム管理装置801−1は、サーバ901−1−rおよびシステム管理装置801−s(s=2〜4)にパワーオン指示を出力する。
システム管理装置801−2〜801−4は、パワーオン指示を受信すると、それぞれサーバ901−2−r〜901−4−rにパワーオン指示を出力する。
システム701内の装置はグループ分けされており、システム管理装置801−qおよびサーバ901−q−rはグループqに属している。
サーバ901は、上述の実施の形態のサーバ301と同様の構成であり、パワーオン指示を受信すると、上述の実施の形態と同様のパワーオンシーケンスを実行する。
図11は、他の実施の形態に係るシステムのパワーオンシーケンスを示す図である。
ステップS1001において、MMB810−1は、パワーオン指示をサーバ901−1−rおよびシステム管理装置801−2〜801−4にパワーオン指示を出力する。
サーバ901−1−rは、ステップS601〜S610の処理を実行し、ステップS652で起動指示を待っている。また、サーバ901−1−rはMMB810−1に処理完了を通知する。
ステップS1002−sにおいて、MMB810−sは、パワーオン指示を受信すると、制御はステップS1003−sに進む。
ステップS1003−sにおいて、MMB810−sは、サーバ901−s−rにパワーオン(起動)指示を送信する。
サーバ901−s−rは、ステップS601〜S610の処理を実行し、ステップS652で起動指示を待っている。また、サーバ901−s−rはMMB810−sに処理完了を通知する。
MMB810−sは、サーバ901−s−rから処理完了を受信すると、MMB810−1に処理完了を通知する。
ステップS1004において、MMB810−1は、サーバ901−1−rおよびMMB810−1から処理完了を受信すると、制御はステップS1005へ進む。
ステップS1005において、MMB810−1は、パワーオン指示をサーバ901−1−rおよびシステム管理装置801−2〜801−4にパワーオン指示を出力する。
サーバ901−1−rは、ステップS611〜S636の処理を実行し、ステップS652で起動指示を待っている。また、サーバ901−1−rはMMB810−1に処理完了を通知する。
ステップS1006−sにおいて、MMB810−sは、パワーオン指示を受信すると、制御はステップS1007−sに進む。
ステップS1007−sにおいて、MMB810−sは、サーバ901−s−rにパワーオン指示を送信する。
サーバ901−s−rは、ステップS611〜S636の処理を実行し、ステップS652で起動指示を待っている。また、サーバ901−s−rはMMB810−sに処理完了を通知する。
ステップS1008において、MMB810−1は、サーバ901−1−rおよびMMB810−1から処理完了を受信すると、制御はステップS1005へ進む。
ステップS1009において、MMB810−1は、パワーオン指示をサーバ901−1−rおよびシステム管理装置801−2〜801−4にパワーオン指示を出力する。
サーバ901−1−rは、ステップS637〜S642の処理を実行する。MMB810−1は、サーバ901−1−rからReady応答を受信すると、サーバ901−1−rの運用を開始する。
ステップS1010−sにおいて、MMB810−sは、パワーオン指示を受信すると、制御はステップS1011−sに進む。
ステップS1011−sにおいて、MMB810−sは、サーバ901−s−rにパワーオン指示を送信する。
サーバ901−s−rは、ステップS637〜S642の処理を実行する。
MMB810−2は、サーバ901−2−rからReady応答を受信すると、サーバ901−2−rの運用を開始する。
他の実施の形態のシステムによれば、システム管理装置801をネットワークで接続し、一時停止処理を用いて、グループごとのパワーオンシーケンスを同期させることで、グループ間のパワーオンシーケンスの時間のばらつきを減少させることが出来る。

Claims (10)

  1. 集積回路および該集積回路へ電力を供給する電源回路を搭載したシステムボードを有する複数の情報処理装置と、
    前記複数の情報処理装置にパワーオン指示を送信するシステム管理装置と、
    を備え、
    前記複数の情報処理装置のそれぞれの集積回路は、前記パワーオン指示を受信すると、前記電源回路に電圧の調整を指示することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記システムボードは、メモリをさらに有し、
    前記電源回路は、前記メモリに電力を供給し、
    前記集積回路は、前記パワーオン指示を受信すると、前記メモリの情報を取得し、該情報に基づいて、前記電源回路に前記メモリへ供給される電圧の調整を指示することを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記集積回路は、前記パワーオン指示を受信すると、前記集積回路内のレジスタの設定を行うことを特徴とする請求項1または2記載の情報処理システム。
  4. 前記集積回路は、
    前記集積回路内の素子へ同期信号を出力する位相同期回路と
    前記位相同期回路を制御する位相同期回路制御部と、
    を備え、
    前記集積回路は、前記パワーオン指示を受信すると、前記位相同期回路制御部に前記位相同期回路に対する発振制御を実行させることを特徴とする請求項1乃至3記載の情報処理システム。
  5. 前記集積回路は、前記パワーオン指示を受信してから、所定の時間が経過したとき、前記システム管理装置へエラー通知を行うことを特徴とする請求項1乃至4記載の情報処理システム。
  6. 複数の情報処理装置と接続するシステム管理装置であって、
    前記システム管理装置は、
    前記複数の情報処理装置へパワーオン指示を送信し、
    前記複数の情報処理装置から起動完了を示す応答を受信した場合、前記複数の情報処理装置の運用を開始し、
    前記複数の情報処理装置のうちのいずれかの情報処理装置から送信されたエラー通知の受信または前記パワーオン指示の送信から所定時間経過した場合、前記エラー通知を送信した情報処理装置または前記起動完了を示す応答を送信していない情報処理装置へエラー原因を問い合わせる
    ことを特徴とするシステム管理装置。
  7. 情報処理装置が備えるシステムボードに搭載される集積回路であって、
    前記情報処理装置と接続する外部装置からパワーオン指示を受信すると、前記集積回路に電力を供給する電源回路に電圧の調整を指示することを特徴とする集積回路。
  8. 前記集積回路は、前記パワーオン指示を受信すると、前記システムボードに搭載されるメモリの情報を取得し、該情報に基づいて、前記電源回路に前記メモリへ供給される電圧の調整を指示することを特徴とする請求項7記載の集積回路。
  9. 前記集積回路は、前記パワーオン指示を受信すると、前記集積回路内のレジスタの設定を行うことを特徴とする請求項7または8記載の集積回路。
  10. 前記集積回路は、
    前記集積回路内の素子へ同期信号を出力する位相同期回路と、
    前記位相同期回路を制御する位相同期回路制御部と、
    を備え、
    前記パワーオン指示を受信すると、前記位相同期回路制御部に前記位相同期回路に対する発振制御を実行させることを特徴とする請求項7乃至9記載の集積回路。
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