JPWO2012102162A1 - 鋳造用結晶粒微細化剤およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】純AlあるいはAl合金に対し、従来よりも不整合度δが小さい不均質核粒子を含む鋳造用結晶粒微細化剤およびその製造方法を提供する。【解決手段】放電プラズマ焼結法により低温短時間での焼結を行うことにより本来平衡には存在しない不整合度の小さい不均質核粒子を含む結晶粒微細化剤を製造する。例えば、放電プラズマ焼結法を用いてL12構造Al5CuTi2金属間化合物粒子を母相Alに分散させてなる鋳造用結晶粒微細化剤を得る。この結晶粒微細化剤を溶湯中に添加することで、純AlもしくはAl合金鋳造材の組織を微細化・均一化できる。【選択図】図8

Description

本発明は、鋳造用結晶粒微細化剤およびその製造方法に関するものである。
金属および合金の代表的な加工法の一つに溶融加工法がある。溶融加工法には、複雑で滑らかな形状の製品が作製可能であることや、加工困難なあらゆる金属および合金に適用できるといった利点がある。凝固は溶融加工法において最も重要な相変化である。凝固には核生成を伴い、均質核形成と不均質核形成とがある。不均質核の添加により凝固組織すなわち鋳造組織の微細化が図られる。ここで、材料組織の微細化は、種々ある材料の強化法の一つであり、延性・靭性を損なわず材を強化する方法として知られている。多結晶体の降伏応力σと結晶粒径dの間には、数式(1)に示すホール・ペッチの関係が成立することが知られている。
式中、σは転位運動に対する摩擦応力、kはホール・ペッチ係数と呼ばれ、どちらも材料によって異なる定数である。凝固において有効な不均質核となるためには、不均質核物質と鋳造材との界面エネルギーが小さい必要がある。非特許文献1によると、不均質核物質と鋳造材の結晶格子の低指数面における1方向の原子配列の不整合度δにより異質核物質の有効性が議論できるとしている。この不整合度δは次の数式(2)で表される。
ここで、aは不均質核物質の低指数面の格子定数、aは鋳造材の低指数面の格子定数である。δが小さいほど原子配列の整合性がよく、界面エネルギーが小さい。この値が10%以下であると不均質核として有効に働く。
アルミ結晶の不均質核になりうる物質として、AlTi,TiBおよびAlZrなどが知られており、Al−Ti合金やAl−Ti−X(X=B,C)合金が結晶粒微細化剤として、鋳造アルミの製造現場で使用されている(例えば、特許文献1、2参照)。ここで、金属間化合物であるAlTiおよびAlZrはそれぞれD022構造およびD023構造を有する。
これらの物質のうち、特にD022構造のAlTiの結晶粒微細化剤としての役割が重要視されている。図1の(a)および(b)に示すように、純AlおよびD022構造のAlTi の格子定数は、それぞれ0.40496nmおよび0.384nmであり、不整合度δの値は5%程度である。
また、結晶粒微細化能は結晶粒微細化剤中の不均質核の個数に依存する。特許文献1には、巨大ひずみ加工を結晶粒微細化剤に施すことにより、不均質核の個数が制御でき、結晶粒微細化能が向上することが示されている。
ところで、D022構造金属間化合物は図1(b)に示すように結晶の対称性が悪い。このため、添加元素を加えて対称性の良いL1構造(図1(c))へと変化させる研究が盛んに行われてきた(例えば、非特許文献2、3、4参照)。その結果、種々の格子常数を有するL1構造金属間化合物が見いだされている。しかし残念ながら、このようにして得られたL1構造金属間化合物の実用化は行われていない。これは、凝固時にポアが出来てしまい、引張延性がでないためである。バルク状態でL1構造金属間化合物を使おうとしても、想定されるほど強度がない。
特開2005−329459号公報 特開平10−317083号公報
Turnbull and Vonnegut, Ind. Eng. Chem., 1952. Metal. Trans. A, Vol. 23A, 1992, 2963. Mater.Sci.Eng.A, Vol. A192/193, 1995, 92. 山口正治,金属,Vol.62, No.10, 1992, 2.
ところで、上述の通り、D022構造のAlTiの不整合度δの値は5%程度であり、もしも、これ以下の不整合度δを有する化合物が得られれば、より高性能の微細化添加剤となり得る。
さらに、アルミ合金の格子定数は純Alのそれとは異なるので、個々のアルミ合金に最適な微細化添加剤が存在するはずである。
また、D022構造のAlTiは、図1(b)に示すように、a=0.384nm、c=0.8596nmであり、結晶面によって格子定数が異なるため、結晶面によって不整合度δの値が異なってしまう。したがって、D022構造のAlTiは、結晶面によって、不均質核としての働きが異なってしまう。
ちなみに、鋳造材の結晶粒微細化に及ぼすプロセス変数としては、溶湯温度、添加量の他、溶湯に結晶粒微細化剤を添加した後の保持時間がある。現在結晶粒微細化剤として使用されているAl−5質量%Ti−X(X=B,C)合金の溶湯への添加量は1質量%以下である。そのため、溶湯中のチタン濃度は0.05質量%以下となり、図2に示すようにこの濃度においてAlTi不均質核は平衡状態において溶湯中存在できない。しかし、保持時間を調整することにより、鋳造アルミの製造現場では非平衡状態での不均質核を利用している。このことを更に深く考察すると、結晶粒微細化剤自体も平衡な系でなくても良いことになる。すなわち、本来平衡状態にて安定存在できない金属間化合物でも不均質核に利用することが可能であるはずである。
本発明は上記点に鑑みて、現有の結晶粒微細化剤における不均質核と比較して、より不整合度δが小さいとともに、純AlあるいはAl合金に対し、限りなく不整合度δを小さくした不均質核を有する微細化添加剤およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述のL1構造金属間化合物の研究とは全く異なる観点で、L1構造金属間化合物を取り扱うものである。
すなわち、請求項1に記載の発明は、L1構造の下記式(1)で示される金属間化合物の粒子を、Alを主成分とする母相に分散させてなる固形状の鋳造用結晶粒微細化剤である。
(Al,Y)Z・・・(1)
(Yは、Cu、Fe、Ni、Zn、Pd、Cr、Mn、Co、Ag、Rh、Pt、AuおよびHfから選択されるいずれか1つであり、Zは、Ti、ZrおよびZnから選択されるいずれか1つである。)
この鋳造用結晶粒微細化剤としては、請求項2に記載の発明のように、式(1)のZがTiであるものとすることができ、例えば、請求項3、4、5に記載の発明のように、金属間化合物がAlCuTi、Al22FeTiまたはAl67NiTi25であるものとすることができる。
L1構造の式(1)のように、D022構造のAlTiにおけるAlの一部を他の元素に置き換えたり、D022構造のAlTiにおけるTiを他の元素に置き換えたりすることにより、金属間化合物の格子定数を変化させることが可能である。このため、金属間化合物の格子定数を、D022構造のAlTiと比較して、純Alの格子定数に近づけることが可能となるとともに、置き換える他の元素を選択することにより、個々のAl合金の格子定数に近づけることが可能である。
これにより、現有の結晶粒微細化剤における不均質核と比較して、より不整合度δが小さいとともに、純AlあるいはAl合金に対し、限りなく不整合度δを小さくした微細化添加剤の提供が可能となる。
例えば、D022構造のAlTiに第三元素Yを加えた場合、図1の(c)に示すようなL1構造の(Al,Y)Ti金属間化合物になるが、このときの格子定数aおよび純Alに対する不整合度δは以下である。いずれの格子定数も、D022構造のAlTiと比較して、純Alの格子定数に近いことから、これらの金属間化合物は、D022構造のAlTiと比較して、より不整合度δの小さな不均質核であると言える。
Y=Cu:AlCuTi,a=0.3927nm,δ=3.0
Y=Fe:Al22FeTi,a=0.393nm,δ=3.0
Y=Ni:Al67NiTi25,a=0.394nm,δ=2.7
Y=Zn:Al66ZnTi25,a=0.396nm,δ=2.2
また、本発明で用いるL1構造の金属間化合物は、例えば、図1(c)に示すように、全ての結晶面で格子定数が同じであり、全ての結晶面で不均質核として同じ働きを有する。
上記した鋳造用結晶粒微細化剤は、放電プラズマ焼結法を用いて製造することができる。また、上記した鋳造用結晶粒微細化剤は、緻密な焼結体ではない半焼結状態であっても良い。
fcc構造のAlの結晶構造と格子定数を示す図である。 D022構造のAlTiの結晶構造と格子定数を示す図である。 L1構造の(Al,Y)Tiの結晶構造と格子定数を示す図である。 Al−Tiの2元系平衡状態図であって、Tiが0−30wt%の範囲を示す図である。 実施例1の均質化処理後のAlCuTi試料のX線回折測定結果を示す図である。 実施例1のバルク状結晶粒微細化剤のX線回折測定結果を示す図である。 実施例1のバルク状結晶粒微細化剤の走査型電子顕微鏡写真を示す図である。 図5Aの模式図である。 比較例1のAl鋳造材の断面を示す走査型電子顕微鏡写真である。 図6A中の領域A1の模式図である。 実施例1のAl鋳造材の断面を示す走査型電子顕微鏡写真である。 図7A中の領域A2の模式図である。 実施例1〜12におけるAl鋳造材の平均結晶粒径を示す図である。 実施例9のAl鋳造材の断面を示す走査型電子顕微鏡写真である。 図9A中の領域A3の模式図である。
本発明は、不整合度の小さい不均質核物質を含む結晶粒微細化剤を提供するものである。ここで、不均質核物質は、5以下、好ましくは4以下の値の不整合度を持つ。
この結晶粒微細化剤は、不均質核物質としてのL1構造の式(1)で示される金属間化合物の粒子を、Alを主成分とする母相に分散させてなる固形状のものである。
この金属間化合物は、本来Alと平衡状態にて安定に存在できないものである。この金属間化合物としては、L1構造(Al,Y)TiやL1構造(Al,Y)Zが挙げられ、具体的には、AlCuZr:a=0.404nm、AlHfZn:a=0.4033nm、AlNiZr:a=0.406nmや表1に示すものがあり、これらはAlの格子定数0.40496nmに近い。
なお、本発明で用いる金属間化合物は、好ましくは、本来Alと平衡状態にて安定に存在できないものであるが、D022構造のAlTiと比較して、より不整合度δの小さな不均質核となりうるものであれば、Alと平衡状態にて安定に存在できるものでも良い。
Alを主成分とする母相とは、Alを成分として最も多く含み、純AlもしくはAl合金を成分とする母相を意味する。鋳造材の組成変動を抑制するという観点では、母相は鋳造材の成分と同じであることが好ましい。すなわち、純Al鋳造材の製造では、母相を純Alとし、Al合金鋳造材の製造では、母相を鋳造材の成分と同じAl合金とすることが好ましい。
粉末状のL1構造の式(1)に示される金属間化合物の粒子を直接溶湯に添加しても、濡れ性の関係から浮いてしまう。そこで、本発明の結晶粒微細化剤は、L1構造の式(1)で示される金属間化合物の粒子を母相に分散させた固体構造(バルク)を採用する。これにより、結晶粒微細化剤を溶湯に添加した際に、L1構造の式(1)に示される金属間化合物を、溶湯中に分散させて不均質核として有効に機能させることができる。
また、結晶粒微細化剤全体に対する金属間化合物の粒子の体積分率が大きすぎると、結晶粒微細化剤を溶湯に添加した際に、金属間化合物の粒子を分散させることができず、体積分率が小さすぎると、結晶粒微細化剤を多量に添加しなければならず、産業上好ましくない。そこで、金属間化合物の粒子は、結晶粒微細化剤全体に対する体積分率が5〜40%であることが好ましい。
また、AlとL1構造(Al,Y)Ti等の式(1)に示される金属間化合物とは平衡に存在し得ないために、この金属間化合物の粒子をAlに分散させたバルクを製造しようとすると、この金属間化合物が分解しない条件である低温かつ短時間での焼結が必要となる。
これに対して、放電プラズマ焼結法(SPS)は低温短時間での焼結が可能なため、非平衡な系においてもバルク化が可能である。そこで、金属間化合物の粉末と母相の粉末とを混合して成形体を形成した後、この成形体をSPSにより焼結させることで、鋳造用結晶粒微細化剤を製造することができる。
また、一般的に、SPS以外の焼結法で、低温かつ短時間で焼成すると、得られる焼結材の機械的強度が低くなってしまうが、焼結材料自身の機械的強度は問題ではないため、半焼結状態でも結晶粒微細化剤に供することができる。このため、SPSを用いなくても、ホットプレス法,熱間静水圧成形あるいは冷間静水圧成形後の常圧焼結等の焼結法を用いて鋳造用結晶粒微細化剤を製造することもできる。なお、「半焼結状態」とは、充填率が70〜90%のものを意味する。「充填率」は、光学顕微鏡による組織写真から、画像解析により気孔の面積分率を測定し、それを100%より差し引くことで算出される。また、熱間静水圧成形とは、高温・高圧のガスを媒体として、被処理物を等方的に圧縮して緻密化する技術を、冷間静水圧成形とゴム型に粉体を充填して、静水圧を印加して成形する方法をさす。
上記した鋳造用結晶粒微細化剤を純AlもしくはAl合金の溶湯中に添加し、この溶湯を鋳型に注湯することで、純AlもしくはAl合金鋳造材を製造することで、純Al鋳造材やAl合金鋳造材の組織は微細化・均一化される。このとき、後述する実施例1〜10からわかるように、保持時間を調整することで、鋳造材の結晶粒の微細化の最適化が可能となる。
(実施例1)
実施例1では、L1構造の金属間化合物の中でも比較的平衡状態図上で広い組成域を持つAlCuTiを試料として選択し作製するが、これが不均質核物質を規定するものではない。試料原料には、バルク状のAl−40質量%Cu合金、粉末状の純Alおよび純Tiを用いるが、これが原材料を規定するものではない。これらをアルゴン雰囲気中でアーク溶解し、バルク状の試料を作製した。アーク溶解の際、均質性を確保するため、各原料が溶け合った後に最低7回の溶解を行った。
次に、アーク溶解ままの試料を直方体に切り出した。その後、アルミナ板に乗せ、赤外線ゴールドイメージ炉の均熱帯の中央に配置し、真空中1100℃、1時間で均質化処理を施した。
作製したAlCuTiに対し、結晶構造および組織についての評価を行った。アーク溶解ままの試料中には第二相が観察されたものの、均質化処理後には観察されないことから、均質化処理によって原子が十分拡散したと考えられる。試料の一部を切り出しハンマーで粉砕した後に、X線回折を用いて結晶構造についての評価を行った。図3に、均質化処理後の試料のX線回折の測定結果を示す。図のようにAlCuTiのピークパターンを示している。この結果から格子定数を算出すると、a=0.3917nmであり、文献値とほぼ一致する。
作製したL1構造金属間化合物AlCuTiをAl溶湯中で不均質核として作用させるためには、粉末状にして粒子径を小さくしなければならない。しかし、粉末状のAlCuTiをAl溶湯中に直接添加しても、濡れ性の関係から浮いてしまうため、粉末状のAlCuTiが分散されない可能性が大きい。そこで、放電プラズマ焼結法を用いてAl母相中にAlCuTi粒子を分散させた結晶粒微細化剤を作製した。
まず、作製したバルク状のAlCuTiをハンマーで粉砕し、150μmと75μmのふるいを用いて粒径が75μm〜150μmとなる粉末を作製した。そして、作製したAlCuTiの粉末の体積分率が10%となるように粉末状の純Alと混合して成形体を形成し、小型放電プラズマ焼結装置(住友石炭鉱業株式会社、ドクターシンターシリーズ、SPS−515S)を用いて、成形体を焼結して、バルク状の微細化剤を作製した。この時、成形圧力は45MPa、昇温速度は100毎分℃、焼結温度は500℃、保持時間は5分とした。
作製したバルク状結晶粒微細化剤のX線回折の測定結果を図4に示す。体積率が90%を占めるAlのピークパターンが強く出ているが、AlCuTiのピークパターンも明確に出ている。この結果から、AlCuTiが反応せずに残っていることが確認できる。
この試料を切断し、#100から#4000までのエミリー紙を用いて湿式研磨を行った後、SEMにて観察を行った。結果を図5A、Bに示す。なお、図5Bは図5Aの模式図である。これらの図のように試料中において粉末化したAlCuTi粒子が残っていることが観察できる。また、はっきりとした界面が観察できることから、AlCuTi粒子はAl母相と反応していないこともわかる。
このように、焼結を低温・短時間で行うことにより、Al鋳造材の不均質核となるL1構造金属間化合物AlCuTiが反応せずに試料中に残り、L1構造金属間化合物AlCuTi不均質核を有する結晶粒微細化剤の作製が可能となった。
次に、製造した結晶粒微細化剤を使用して鋳造実験を行った。初めに、純Alインゴット148.8gを750℃でるつぼ内にて溶解し、微細化剤を1.2g(添加量0.8質量%)添加した。本実験における微細化剤の添加量は、Al−Ti二元系における包晶組成である0.12質量%に比べ、Ti濃度が十分低い値となるよう設定した。また、結晶粒微細化剤添加直後は30秒間撹拌し、その後の保持時間は0秒とした。
また、比較例1として、純Alインゴット148.8gを750℃でるつぼ内にて溶解し、純Alを1.2g添加することで同様の実験を行った。その後、Al鋳造材の底面から5mmの部分で切断し、その上面を観察面とした。エメリー紙#80から#4000までの湿式研磨を行い、1μmのアルミナを使用したバフ研磨を行った。その後、10%フッ化水素酸水溶液を用いて90秒間エッチングを施した。
図6Aに結晶粒微細化剤を使用しない比較例1、図7Aに結晶粒微細化剤を添加した実施例1の試料の断面写真を示す。また、図6B、図7Bにそれぞれ図6A、図7A中の領域A1、A2の模式図を示す。結晶粒微細化剤を添加しなかった試料においては、等軸晶や柱状晶を有する通常の凝固組織が観察される。一方、微細化剤を添加した試料の組織は、一部で柱状晶が見られるもののほぼ均一であり、全体的に微細化されていることがわかる。
また、柱状晶であった領域の結晶粒もほぼ等軸化されている。平均リニアインターセプト法を用いて平均粒子径の測定を行ったところ、結晶粒微細化剤を添加しなかった試料においては、結晶粒径が1353μmであったのに対し、結晶粒微細化剤を添加した試料においては、結晶粒径が851μmにまで微細化されていた。
(実施例2〜10)
実施例2〜5では、実施例1で製造した結晶粒微細化剤を使用しての鋳造実験において、結晶粒微細化剤添加直後に30秒間撹拌した後の保持時間を、それぞれ、120秒、210秒、300秒、600秒とした。その他の条件は実施例1と同様である。
また、実施例6〜10では、実施例1での結晶粒微細化剤の製造において、AlCuTiの粉末の体積分率を20%に変更した。そして、製造した結晶粒微細化剤を使用して鋳造実験を行った。このとき微細化剤の添加量を0.4質量分率とし、結晶粒微細化剤添加直後に30秒間撹拌した後の保持時間を、それぞれ、0秒、210秒、300秒、480秒、600秒とした。その他の条件は実施例1と同様である。
図8に、実施例2〜10におけるAl鋳造材の平均結晶粒径を示す。図8では実施例1や後述の実施例11、12の結果も示している。
体積分率10%で保持時間が0秒よりも長い実施例2〜5においても、結晶粒径が微細化されたことがわかる。体積分率10%の場合では、保持時間300秒のとき、結晶粒径が最小の344μmであった。
体積分率20%である実施例6〜10においても、結晶粒径が微細化されたことがわかる。体積分率20%の場合では、実施例9の保持時間480秒のとき、結晶粒径が最小の439μmであった。
図9Aに実施例9の試料の断面写真を示し、図9Bに図9A中の領域A3の模式図を示す。実施例9の試料は、組織がほぼ均一であり、全体的に微細化されていることがわかる。
(実施例11、12)
アーク溶解によりAl22FeTiおよびAl67NiTi25を作製し、真空封入をした後、マッフル炉にてそれぞれ1200℃・24時間、1100℃・100時間で均質化処理を行った。
実施例1と同様に、作製したバルク状のAl22FeTiおよびAl67NiTi25を粉砕し、75〜150μmの粉末に分級した。これを粉末状の純Al(99.9%)と体積分率10%で混合した後、SPSによって微細化剤を作製した。
次に、作製した微細化剤を用いて鋳造実験を行った。条件は実施例1と同様である。
実施例11、12の微細化剤を添加して作製したAl鋳造材は両方とも、ほぼ均一な組織となり、全体として微細化されていた。平均リニアインターセプト法を用いて平均粒子径の測定を行ったところ、図8に示すように、実施例11のAl22FeTiを異質核とする微細化剤を添加した場合、Al鋳造材のα―Al結晶粒径は642μmとなり、実施例12のAl67NiTi25の場合では260μmとなった。これらの結果より、Al22FeTiおよびAl67NiTi25を用いた微細化剤の結晶粒微細化性能が確認された。
以上の結果から、上記した各実施例の一連のプロセスを通して作製した結晶粒微細化剤を添加することによって、Al鋳造材の組織は微細化・均一化される。
チタンはレアメタルであるが、本手法を用いれば、不均質核におけるチタンを他の元素の置き換えられる可能性があり、世界情勢に影響を受けない結晶粒微細化剤を提供できるようになった。また、本発明により非平衡な不均質核を自由に利用できるようになるため、アルミ系はもとより、鉄系、チタン系など全ての構造用金属材料に適用可能となる。
微細化能は結晶粒微細化剤中の不均質核の個数に依存する。特許文献1の発明により、巨大ひずみ加工を結晶粒微細化剤に施すことにより、不均質核の個数を制御できる。本発明でも、結晶粒微細化剤の実用化にあたってはこの技術を適用し、不均質核の個数を制御することが可能である。
本発明により全ての鋳造材の強度向上が図られ、これにより輸送用機械の軽量化を通し、燃費向上が可能となる。また、発泡樹脂をはじめとした鋳物製金型に使用すれば、金型の薄肉化が図られ、加熱に要するエネルギーの削減が可能となり、二酸化炭素発生が抑制できる。

Claims (9)

  1. L1構造の式(1)で示される金属間化合物の粒子を、Alを主成分とする母相に分散させてなる固形状の鋳造用結晶粒微細化剤。
    (Al,Y)Z・・・(1)
    (Yは、Cu、Fe、Ni、Zn、Pd、Cr、Mn、Co、Ag、Rh、Pt、AuおよびHfから選択されるいずれか1つであり、Zは、Ti、ZrおよびZnから選択されるいずれか1つである。)
  2. 前記ZはTiである請求項1に記載の鋳造用結晶粒微細化剤。
  3. 前記金属間化合物はAlCuTiである請求項2に記載の鋳造用結晶粒微細化剤。
  4. 前記金属間化合物はAl22FeTiである請求項2に記載の鋳造用結晶粒微細化剤。
  5. 前記金属間化合物はAl67NiTi25である請求項2に記載の鋳造用結晶粒微細化剤。
  6. 前記粒子は、結晶粒微細化剤全体に対する体積分率が5〜40%である請求項1ないし5のいずれか1つに記載の鋳造用結晶粒微細化剤。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1つに記載の鋳造用結晶粒微細化剤の製造方法であって、
    前記金属間化合物の粉末と前記母相の粉末とを混合して成形体を形成した後、前記成形体を放電プラズマ焼結法により焼結させる鋳造用結晶粒微細化剤の製造方法。
  8. 請求項1ないし6のいずれか1つに記載の鋳造用結晶粒微細化剤の製造方法であって、
    前記金属間化合物の粉末と前記母相の粉末とを混合して成形体を形成した後、前記成形体を焼結させて半焼結状態とする鋳造用結晶粒微細化剤の製造方法。
  9. 請求項1ないし6のいずれか1つに記載の鋳造用結晶粒微細化剤を純AlもしくはAl合金の溶湯中に添加し、前記溶湯を鋳型に注湯する純AlもしくはAl合金鋳造材の製造方法。
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