JPWO2012014705A1 - 荷電粒子線照射装置 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る荷電粒子線照射装置は、粒子加速器と、筒形状をなし回転軸周りに回転可能な外殻部と、荷電粒子線を照射目標に向けて照射可能であると共に、外殻部の回転に伴って照射方向が変化する照射部と、上記荷電粒子線を照射部へ輸送するビーム輸送ラインと、を備え、粒子加速器及びビーム輸送ラインは、外殻部内に少なくとも一部が収容される。

Description

本発明は、荷電粒子線照射装置に関する。
陽子線などの荷電粒子線を患者に照射してがん治療を行う設備が知られている。この種の設備は、イオン源で生成したイオンを加速して荷電粒子線を出射する粒子加速器(サイクロトロンやシンクロトロン)、患者に対して任意の方向から荷電粒子線を照射する回転自在の照射装置(回転ガントリ)及び粒子加速器から出射された荷電粒子線を照射装置まで輸送するビーム輸送ラインを備えている。
このような構成をとる従来の設備では、粒子加速器を設置するスペース(部屋)と、ビーム輸送ラインを設置するスペースと、回転ガントリを設置するスペース(部屋)とが別個に必要であった。また、この設備を利用した治療を効率化するために、通常、1つの粒子加速器に対して複数の回転ガントリを設置していた。このため、設備の大型化を招来して、広い敷地面積が必要であった。
一方、このような荷電粒子線照射設備の汎用性を高めるべく、一設備に1台の回転ガントリを備えるだけで良いとの要望もある。
そこで、例えば特許文献1のように、回転ガントリ内に粒子加速器を設置して、設備全体を小型化した荷電粒子線照射装置が提案されている。この装置は、1台の回転ガントリに専用の粒子加速器を備えることとなり、当然ながら一設備に1台のみ回転ガントリを備えるという要望も満たすことができる。
特開平10−326699号公報
しかしながら、特許文献1に記載される回転ガントリ内に粒子加速器が設置された従来の荷電粒子線照射装置では、次のように施工効率に問題があった。
特許文献1の荷電粒子線照射装置では、粒子加速器、装置全体を回転させるガイドリング、このガイドリングに粒子加速器を支持するための複数の支持部材、ガイドリングの回転に連動して荷電粒子線の照射方向を変更する照射部、などの各要素は、荷電粒子線照射装置が設置される設置室内に直接配置される。つまり、この荷電粒子線照射装置は、この装置の設置現場において、各要素を現場内の所定位置に配置しながら組み立てる必要があった。
さらに、このような荷電粒子線照射装置では、一般に、所望の動作が実現できているかを確認するための性能試験の実施が義務付けられており、設置現場で各要素を組んだ後に、性能試験を実施しなければならなかった。このように、従来の荷電粒子線照射装置は、この装置の設置現場で実施しなければならない工程が多いため、この装置の据付工程、つまり設置現場にて装置組み立てを開始してからこの装置が利用可能となるまでの期間が極めて長くなり、施工効率が悪かった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、装置全体を小型化することができ、かつ据付工程を短縮化できる荷電粒子線照射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る荷電粒子線照射装置は、荷電粒子を加速して荷電粒子線を出射する粒子加速器と、筒形状をなし、回転軸周りに回転可能な外殻部と、荷電粒子線を照射目標に向けて照射可能であると共に、外殻部の回転に伴って照射方向が変化する照射部と、粒子加速器から出射された荷電粒子線を照射部へ輸送するビーム輸送ラインと、を備え、粒子加速器及びビーム輸送ラインは、外殻部内に少なくとも一部が収容されることを特徴とする。
このような荷電粒子線照射装置によれば、粒子加速器及びビーム輸送ラインは、筒形状をなす外殻部内に少なくとも一部が収容される。すなわち、荷電粒子線を照射するために必要な構成要素(粒子加速器、ビーム輸送ライン、照射部)を外殻部内でまとめることができるので、装置全体を小型化することができる。また、装置全体が一体型に纏めて構成されるため、事前に工場などで組み上げることが可能となる。このため、事前に工場などで装置を組み上げれば、性能試験を事前に実施することも可能となり、設置現場での据付工程を短縮することができる。この結果、小型化かつ据付工程短縮化が可能となるので、装置の設置場所の選択肢が広がり、汎用性の向上を図ることができる。さらに、装置全体を筒形状の外殻部で覆う構造をとるので、剛性を保ちつつ軽量化することができる。そして、剛性を保つことができるので、例えば粒子加速器の重量などに起因する装置の撓みを抑制して、照射部のアイソセンター(回転軸とビームの中心線との交点)のずれの発生を防ぐことが可能となり、荷電粒子線の照***度を向上することができる。
また、粒子加速器及びビーム輸送ラインは、外殻部の内周面上に保持されることが好適である。この構成により、荷電粒子線を照射するために必要な構成要素(粒子加速器、ビーム輸送ライン、照射部)が全て外殻部の内側に配置される。このため、装置の内部から全ての構成要素の管理や調整作業が可能となり、メンテナンス性を向上させることができる。
また、ビーム輸送ラインは、所定のエネルギ幅を有する荷電粒子線から、所定のエネルギ幅よりも小さいエネルギ幅の荷電粒子線を取り出すエネルギ選択システムを有し、エネルギ選択システムは、外殻部内に収容されていることとしてもよい。
この構成によれば、エネルギ選択システムが外殻部の回転軸方向に飛び出さず、外殻部内に収容されるため、装置全体をより小型化することができる。更に、工場等で組み上げられた荷電粒子線照射装置を設置現場まで輸送するときに、外殻部がエネルギ選択システムを保護するので、エネルギ選択システムを他の物にぶつけて破損させることを抑制することができる。
また、外殻部は切り欠き部を有しており、当該切り欠き部から粒子加速器及びビーム輸送ラインの少なくとも一部が露出していることとしてもよい。
この構成によれば、必要に応じて、外殻部の外側から粒子加速器及びビーム輸送ラインにアクセスすることができ、外殻部の外側からメンテナンスを行うことができるので、メンテナンス性が向上する。
また、ビーム輸送ラインは、その終端において、照射部への入射方向を決める偏向磁石を備え、粒子加速器及び偏向磁石は、回転軸に平行な視線で見て回転軸まわりで対向する位置にそれぞれ保持されることが好適である。
この構成により、外殻部の回転軸まわりのバランスを向上させることができる。また、回転軸まわりで対向する位置に保持される粒子加速器及び偏向磁石が、相互にカウンタウェイトの役割も果たすので、新たにカウンタウェイトを設置する必要がなくなり、装置の軽量化を図ることができる。
また、ビーム輸送ラインは、粒子加速器と連結する始端から回転軸に沿って延在する第1ラインと、終端から回転軸に沿って延在する第2ラインと、第1ラインと第2ラインとを接続する第3ラインと、を有することとしてもよい。
この構成により、ビーム輸送ラインによる荷電粒子線の偏向角度を大きくすることができる。この偏向角度の大きなビーム輸送ライン中に複数のエネルギ選択システムを配置することで、段階的に荷電粒子線のエネルギを選択でき、高精度なエネルギ選択が可能となる。
また、偏向磁石が、外殻部の回転軸に沿った方向の一端部側の位置に保持され、粒子加速器が、外殻部の回転軸に沿った方向の他端部側の位置に保持されることが好適である。この構成により、外殻部の軸心方向のバランスを向上させ、装置の回転軸方向の撓みを低減させることができる。
また、ビーム輸送ラインは、粒子加速器と連結する始端から、回転軸に直交する方向へ延在する第4ラインと、終端から回転軸に沿って延在する第5ラインと、を有することとしてもよい。
この構成により、回転軸方向のビーム輸送ラインの全長を短くすることができ、外殻部の回転軸方向の全長も短くすることが可能となる。この結果、荷電粒子線治療装置をさらに小型化することが可能となる。
本発明に係る荷電粒子線照射装置によれば、装置全体を小型化することができ、かつ据付工程を短縮化できる。
本発明の第1実施形態に係る陽子線治療装置(荷電粒子線照射装置)の概観を示す斜視図である。 回転部の回転軸に沿って、図1から回転部の半分を取り除いた一部切り欠き斜視断面図である。 本発明の第2実施形態に係る陽子線治療装置の概観を示す斜視図である。 回転部の回転軸に沿って、図3から回転部の半分を取り除いた一部切り欠き斜視断面図である。
以下、本発明に係る荷電粒子線照射装置の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態では、荷電粒子線照射装置を陽子線治療装置とした場合について説明する。陽子線治療装置は、例えばがん治療に適用されるものであり、患者の体内の腫瘍(照射目標)に対して、陽子線(荷電粒子線)を照射する装置である。
(第1実施形態)
まず、図1及び図2を参照して、本発明の第1実施形態に係る陽子線治療装置1について説明する。図1は、本実施形態に係る陽子線治療装置1の概観を示す斜視図であり、図2は、回転部の回転軸に沿って、図1から回転部の半分を取り除いた一部切り欠き斜視断面図である。
図1及び図2に示すように、陽子線治療装置1は、イオン源(図示せず)にて生成されたイオン(荷電粒子)を加速して荷電粒子線を出射するサイクロトロン(粒子加速器)2と、円筒形状をなし、回転軸周りに回転可能な外殻部(回転ガントリ)3と、荷電粒子線を照射目標に向けて照射可能な照射ノズル(照射部)4と、サイクロトロン2から出射された荷電粒子線を照射ノズル4へ輸送するビーム輸送ライン5と、を備えて構成されている。
サイクロトロン2は、イオン源(図示せず)から供給される水素イオンを真空箱(図示せず)の内部で加速させて、荷電粒子線を出射する。サイクロトロン2はビーム輸送ライン5に接続されており、サイクロトロン2から出射された荷電粒子線はビーム輸送ライン5に導入される。
外殻部3は、図1及び図2に示すように、薄肉構造の円筒体であり、剛性を保ちつつ軽量化できるよう構成されている。外殻部3は、外殻部3の下方に配置されたローラ装置40によって、円筒形状の軸心A周りに回転自在に支持されている。外殻部3は、円筒形状の両端部近傍の外周面にてローラ装置40と当接しており、モータ(図示せず)によりローラ装置40が駆動すると回転力が付与される。また、外殻部3は、ブレーキ装置(図示せず)によって回転が停止される。なお、外殻部3の回転軸A方向の全長は例えば8メートルであり、直径は例えば6メートルである。
外殻部3は、図2に示すように、その内部に、軸心Aと略直交するように仕切り板31を備える。外殻部3は、この仕切り板31によって、その内部を軸心方向に、荷電粒子線の照射が行われる治療用領域32と陽子線が生成される陽子線生成用領域33との2つの領域に区切られている。
治療用領域32には、患者が横たわる治療台34が配置される。治療台34は、陽子線照射時には、移動手段(ロボットアーム)35により外殻部3の回転軸Aの近傍に配置される。また、治療台34は、移動手段35により、外殻部3の治療用領域32側の端部36の開口を介して、陽子線治療装置1の外部及び内部(治療用領域32)の間を移動可能である。
この外殻部3の治療用領域32には、さらに照射ノズル4が、外殻部3の回転軸Aに向かう方向Bに陽子線を照射するように固定して設置されている。照射ノズル4は、外殻部3の回転に伴って治療台34の周囲を自在に回動し、外殻部3の回転軸A周りの任意の方向から、治療台34の患者に対して陽子線を照射することができる。なお、照射ノズル4は、後述するベンディングマグネット53に固定されているが、外殻部3等に固定しても良い。要は、照射ノズルは、外殻部3の回転に伴って回転できるように設置されていれば良い。また、照射ノズル4は、陽子線を方向Bにそれぞれ直交するX方向及びY方向に走査(スキャン)する走査(スキャニング)磁石を有しており、スキャニング方式で陽子線を患者に対して照射することができる。なお、照射ノズル4内にワブラー磁石を設けて、ワブラー方式で陽子線を照射しても良い。
ビーム輸送ライン5は、その始端においてサイクロトロン2と連結され、終端において照射ノズル4と連結されており、サイクロトロン2から出射された陽子線を照射ノズル4へ輸送する。ビーム輸送ライン5は、陽子線を収束させるための複数の四極電磁石51、所定のエネルギ幅を有する陽子線から所望のエネルギ幅(前記所定のエネルギ幅よりも小さいエネルギ幅)の陽子線を取り出す(選択する)複数(図2では3個)のエネルギ選択システム(ESS)52などを備えている。更に、ビーム輸送ライン5は、その終端において、照射ノズル4と連結する直前の位置に、陽子線を(本実施形態では略90度)偏向し、照射ノズル4への陽子線の入射方向を決めるベンディングマグネット(偏向磁石)53を備えている。ベンディングマグネット53は、図2に示すように、治療用領域32において、照射ノズル4から外殻部3の遠心方向に設置されている。なお、ビーム輸送ライン5には、その全体にわたり、陽子線の軌道に沿ってビーム輸送管(図示省略)が設けられている。ビーム輸送管内は真空とされており、ビーム輸送管で陽子線を輸送している際に陽子線が発散することを抑制する。
特に本実施形態では、円筒形状の外殻部3が、陽子線治療装置1全体の外殻として機能し装置全体の剛性を保ちつつ軽量化できるよう構成され、さらに、サイクロトロン2及びビーム輸送ライン5の各要素は、この外殻部3の内側に少なくとも一部が収容され、当該外殻部3により保持されている。ここで、「外殻部3により保持されている」とは、具体的には、外殻部3の内面に直接取り付けられる状態、ブラケット等の部材を介して外殻部3の内面に連結される状態を意味する。そして、このような構成により、本実施形態の陽子線治療装置1は、陽子線治療に係る全ての構成要素を一体型に纏めたコンパクトな構成をとるものである。
サイクロトロン2は、図2に示すように、ビーム輸送ライン5の終端(少なくともベンディングマグネット53)の位置に対して、外殻部3の回転軸Aまわりで対向する位置にて外殻部3により保持されている。言い換えると、サイクロトロン2とベンディングマグネット53とが、外殻部3の回転軸Aに平行な視線で見て、当該回転軸Aを中心として180度対向する位置、より詳細には、回転軸Aに平行な視線で見て、回転軸Aを挟んで対称の位置で外殻部3によりそれぞれ保持されている。
ビーム輸送ライン5は、図2に示すように、サイクロトロン2と連結する始端から、まず、外殻部3の回転軸A方向と平行に、外殻部3の内周面に沿って、陽子線生成用領域33側の端部37(治療用領域32側の端部36とは反対の方)へ向けて延在する。次に、外殻部3内部の端部37近傍で、3個のESS52を利用して、外殻部3の回転軸Aを通りつつ、180度湾曲して、始端の位置と対向する外殻部3の内周面まで延在する。そして、回転軸A方向と平行に、外殻部3の内周面に沿って、治療用領域32のベンディングマグネット53まで延在する。言い換えると、ビーム輸送ライン5は、サイクロトロン2と連結する始端から回転軸Aに沿って延在する第1ライン5Aと、ベンディングマグネット53と連結する終端から前記回転軸に沿って延在する第2ライン5Bと、第1ライン5Aと第2ライン5Bとを接続する第3ライン5Cと、を備えている。
つまり、サイクロトロン2及びビーム輸送ライン5の各要素は、外殻部3の回転軸Aに沿って円筒体の直径方向に延在する仮想平面上(図2の外殻部3断面に相当)に略U字状に配置される。
なお、サイクロトロン2及びビーム輸送ライン5の各要素は、外殻部3の内面上に保持されているが、一部分が外殻部3外周面側に突出して露出し少なくとも一部が外殻部3の内面側にあってもよい。例えば、図1、図2の例では、外殻部3は、上部に開口しビーム輸送ライン5に沿って延びる矩形の切り欠き部3aを有している。そして、四極電磁石51とベンディングマグネット53とが、外殻部3の外側から見て、切り欠き部3aを通じて露出している。この例のように、サイクロトロン2及びビーム輸送ライン5の一部分が外殻部3の外側に露出する構成を採用することで、必要に応じ、外殻部3の外側から切り欠き部3aを通じてサイクロトロン2やビーム輸送ライン5にアクセスすることができ、外殻部3の外側から各部品のメンテナンスを行うことができるので、メンテナンス性が向上する。
また、サイクロトロン2は、イオンを真空箱の内部で周回させて加速するために中心軸をもつ円柱形状をなすのが一般的である。図2に示すように、サイクロトロン2は、その中心軸を外殻部3の回転軸Aと直交するように配置してもよいし、外殻部3の軸心と平行に配置してもよい。しかしながら、図2に示すように、中心軸を外殻部3の回転軸Aと直行するようにサイクロトロン2を配置すると、サイクロトロン2内でイオンが加速する軌道の平面と、ビーム輸送ライン5の平面とが略一致するので、サイクロトロン2から荷電粒子線を取り出しやすくなる。
このような陽子線治療装置1によれば、サイクロトロン2及びビーム輸送ライン5は、筒形状をなす外殻部3内に少なくとも一部が収容されるため、陽子線を照射するために必要な構成要素(サイクロトロン2、ビーム輸送ライン5、照射ノズル4)が一体型の装置としてまとめられるので、装置全体を小型化することができる。また、陽子線治療装置1全体が一体型に纏めて構成されるため、事前に工場などで組み上げることが可能となる。このため、事前に工場などで装置を組み上げれば、設置現場での性能試験までの工程を短縮でき、性能試験を事前に工場で実施することも可能となる。この結果、小型化かつ据付工程短縮化が可能となるので、陽子線治療装置1の設置場所の選択肢が広がり、汎用性の向上を図ることができる。さらに、陽子線治療装置1の全体を筒形状の外殻部3で覆う構造をとるので、剛性を保ちつつ軽量化することができる。そして、剛性を保つことができるので、例えばサイクロトロン2の重量などに起因する装置の撓みを抑制して、照射ノズル4のアイソセンター(回転軸Aと陽子線の中心線との交点)のずれの発生を防ぐことが可能となり、陽子線の照***度を向上することができる。
ここで、ビーム輸送ライン5の終端において入射方向を決めるベンディングマグネット53は、一般に大型で重量が増えるものであり、例えば20〜25トン程度である。また、サイクロトロン2も同程度の重量がある。そこで、本実施形態では、サイクロトロン2と、誘導ラインの終端のベンディングマグネット53とが、外殻部3の回転軸Aまわりで対向する位置にそれぞれ保持されるため、同程度の重量の要素が回転軸まわりに対向して配置されて外殻部3の回転軸Aまわりのバランスを向上させることができる。また、回転軸Aまわりで対向する位置に保持されるサイクロトロン2及びベンディングマグネット53が、相互にカウンタウェイトの役割も果たすので、新たにカウンタウェイトを設置する必要がなくなり、装置の軽量化を図ることができる。
また、サイクロトロン2及びビーム輸送ライン5の各要素が、外殻部3の内周面上に保持される。この構成により、陽子線を照射するために必要な構成要素であるサイクロトロン2、ビーム輸送ライン5、照射ノズル4が外殻部3の内側に配置される。このため、外殻部3の内部から上記の構成要素の管理や調整作業が可能となり、メンテナンスの作業効率を向上させることができる。
また、エネルギ選択システム52が外殻部3の回転軸A方向に飛び出さず、外殻部3内に収容されているため、装置全体をより小型化することができる。更に、工場等で組み上げられた陽子線治療装置1を設置現場まで輸送するときに、外殻部3がエネルギ選択システム52を保護するので、エネルギ選択システム52を他の物にぶつけて破損させることを抑制することができる。
また、ビーム輸送ライン5は、始端から回転軸Aに沿って延在する第1ライン5Aと、終端から前記回転軸に沿って延在する第2ライン5Bと、第1ライン5Aと第2ライン5Bとを接続する第3ライン5Cと、を備えているため、ビーム輸送ライン5による陽子線の偏向角度を大きくすることができる。この偏向角度の大きなビーム輸送ライン5中に複数のエネルギ選択システム52を配置することで、段階的に陽子線のエネルギを選択でき、高精度なエネルギ選択が可能となる。
(第2実施形態)
次に、図3及び図4を参照して、本発明の第2実施形態に係る陽子線治療装置10について説明する。図3は、本実施形態に係る陽子線治療装置10の概観を示す斜視図であり、図4は、回転部の回転軸に沿って、図3から回転部の半分を取り除いた一部切り欠き斜視断面図である。
本実施形態の陽子線治療装置10は、(1)サイクロトロン2’が外殻部3の陽子線生成用領域33側の端部37近傍に設置される点、及び(2)サイクロトロン2’の設置位置の変更に伴い、ビーム輸送ライン5’の配置が略L字状となる点で、第1実施形態の陽子線治療装置1と異なるものである。
サイクロトロン2’は、図4に示すように、ビーム輸送ライン5’の終端(少なくともベンディングマグネット53)の位置に対して、外殻部3の回転軸Aまわりで対向する位置、かつ、外殻部3の陽子ビーム生成用領域33側の端部(他端部)37側にて外殻部3により保持されている。一方、ベンディングマグネット53は、図3や図4に示すように、外殻部3の治療用領域32側の端部(一端部)36側にて外殻部3により保持されている。言い換えると、サイクロトロン2’とベンディングマグネット53とが、外殻部3の内部において、外殻部3の両端部36,37の近傍の位置、にそれぞれ配置され、回転軸Aに反対称となる位置にて外殻部3によりそれぞれ保持されている。
ビーム輸送ライン5’は、図4に示すように、サイクロトロン2’と連結する始端から、まず、外殻部3内部の端部37近傍で、2組の四極電磁石51を介して、外殻部3の回転軸Aを通りつつ、回転軸Aと直交する方向へ、始端の位置と対向する外殻部3の内周面上まで延在する。次に、ベンディングマグネット53を利用して、回転軸A方向と平行な方向に90度湾曲し、外殻部3の内周面に沿って、治療用領域32のベンディングマグネット53まで延在する。言い換えると、ビーム輸送ライン5は、サイクロトロン2と連結する始端から回転軸Aに直交する方向へ延在する第4ライン5Dと、ベンディングマグネット53と連結する終端から前記回転軸に沿って延在する第5ライン5Dと、を備えている。
つまり、サイクロトロン2’及びビーム輸送ライン5’の各要素は、外殻部3の回転軸Aに沿って円筒体の直径方向に延在する仮想平面上(図4の外殻部3断面に相当)に略L字状に配置される。
このような陽子線治療装置10によれば、ベンディングマグネット53が、外殻部3の回転軸Aに沿った方向の一端部36側の位置に保持され、サイクロトロン2’が、外殻部3の回転軸Aに沿った方向の他端部37側の位置に保持されるため、外殻部3の回転軸A方向のバランスを向上させ、陽子線治療装置10の回転軸A方向の撓みを低減させることができる。なお、陽子線治療装置10は、第1実施形態の陽子線治療装置1と同様の構成的な特徴も備えるので、上述した陽子線治療装置1の作用効果も奏するものである。
また、陽子線治療装置10では、ビーム輸送ライン5が、始端から回転軸Aに直交する方向へ延在する第4ライン5Dと、終端から前記回転軸に沿って延在する第5ライン5Dと、を備えている。すなわち、第1実施形態の陽子線治療装置1と異なり、ビーム輸送ライン5’は、陽子線の軌道を略90度湾曲させるのみである(第1実施形態では180度湾曲)。このため、第1実施形態の第3ライン5Cの湾曲に要した回転軸A方向の長さを省略することができるので、回転軸A方向のビーム輸送ライン5’の全長を短くすることができる。したがって、外殻部3の回転軸A方向の全長も短くすることが可能となり、この結果、陽子線治療装置10を、第1実施形態の陽子線治療装置1よりさらに小型化することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1、第2実施形態に示したビーム輸送ライン5,5’を構成する各要素は、所望のビーム設計に応じて、その配置や個数を適宜変更することができる。
また、粒子加速器はサイクロトロンに限定されず、シンクロトロンやシンクロサイクロトロンでも良い。超伝導化した粒子加速器を用いると、陽子線治療装置1をより小型化することができる。また、荷電粒子線は陽子線に限定されず、炭素線(重粒子線)などでも良い。また、外殻部3の形状は、円筒に限らず他の筒状でもよい。
また、外殻部3は360度回転できるものに限定されず、360度未満(例えば180度)回転(揺動)するものであっても良い。
本発明によれば、荷電粒子線照射装置の装置全体を小型化することができ、かつ荷電粒子線照射装置の据付工程を短縮化できる。
1,10…陽子線治療装置(荷電粒子線照射装置)、2,2’ …サイクロトロン(粒子加速器)、3…外殻部、4…照射ノズル、5,5’ …ビーム輸送ライン、36…外殻部の治療用領域側の端部(一端部)、37…外殻部の陽子線生成用領域側の端部(他端部)、53…ベンディングマグネット(偏向磁石)、A…外殻部の回転軸。

Claims (8)

  1. 荷電粒子を加速して荷電粒子線を出射する粒子加速器と、
    筒形状をなし、回転軸周りに回転可能な外殻部と、
    前記荷電粒子線を照射目標に向けて照射可能であると共に、前記外殻部の回転に伴って照射方向が変化する照射部と、
    前記粒子加速器から出射された前記荷電粒子線を前記照射部へ輸送するビーム輸送ラインと、
    を備え、
    前記粒子加速器及び前記ビーム輸送ラインは、前記外殻部内に少なくとも一部が収容されることを特徴とする荷電粒子線照射装置。
  2. 前記粒子加速器及び前記ビーム輸送ラインは、前記外殻部の内周面上に保持されることを特徴とする、請求項1に記載の荷電粒子線照射装置。
  3. 前記ビーム輸送ラインは、所定のエネルギ幅を有する前記荷電粒子線から、前記所定のエネルギ幅よりも小さいエネルギ幅の前記荷電粒子線を取り出すエネルギ選択システムを有し、
    前記エネルギ選択システムは、前記外殻部内に収容されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の荷電粒子線照射装置。
  4. 前記外殻部は切り欠き部を有しており、当該切り欠き部から前記粒子加速器及び前記ビーム輸送ラインの少なくとも一部が露出していることを特徴とする請求項1又は2に記載の荷電粒子線照射装置。
  5. 前記ビーム輸送ラインは、その終端において、前記照射部への入射方向を決める偏向磁石を備え、
    前記粒子加速器及び前記偏向磁石は、前記回転軸に平行な視線で見て当該回転軸まわりで対向する位置にそれぞれ保持されることを特徴とする請求項1又は2に記載の荷電粒子線照射装置。
  6. 前記ビーム輸送ラインは、
    前記粒子加速器と連結する始端から前記回転軸に沿って延在する第1ラインと、
    前記終端から前記回転軸に沿って延在する第2ラインと、
    前記第1ラインと前記第2ラインとを接続する第3ラインと、を有することを特徴とする請求項5に記載の荷電粒子線照射装置。
  7. 前記偏向磁石が、前記外殻部の前記回転軸に沿った方向の一端部側の位置に保持され、
    前記粒子加速器が、前記外殻部の前記回転軸に沿った方向の他端部側の位置に保持されることを特徴とする、請求項5に記載の荷電粒子線照射装置。
  8. 前記ビーム輸送ラインは、
    前記粒子加速器と連結する始端から、前記回転軸に直交する方向へ延在する第4ラインと、
    前記終端から前記回転軸に沿って延在する第5ラインと、を有することを特徴とする請求項7に記載の荷電粒子線照射装置。
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