JPWO2011077553A1 - スライドファスナー用止具 - Google Patents

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Abstract

止具のサイズに依らずに取付強度を確保することができると共に、止具に対して芯部をセット位置に安定してセットすることができるスライドファスナー用止具を提供する。上止40は、基部41と、基部41から延出する一対の脚部42とを有し、基部41及び一対の脚部42によって包囲される収容部43を形成する。一対の脚部42は、基部41と反対側に設けられた一対の開口側端部44と、収容部43の開口側端部寄りに設けられ、一対の開口側端部44の互いに対向する対向面44aよりも内側に突出する一対の突出部48とを有する。

Description

この発明は、スライドファスナー用止具に関し、より詳細には、一側縁に芯部を備えたファスナーテープに、ファスナーエレメントと連接して取り付けられ、スライダーの摺動を停止させる機能を備えた金属製の上止または下止であるスライドファスナー用止具に関する。
図10は、ファスナーテープの一側縁に形成した膨大状の芯部に取り付けられる、特許文献1に記載のスライドファスナーの上止100を示す。上止100は、基部101の両端部から一対の脚部102を延設し、基部101と脚部102とに包囲される収容部103に芯部を収容した状態で、一対の脚部102を加締めることで、芯部に止着される。脚部102の先端に突設する停止片104は、摺動するスライダーを停止させる機能を有する。
また、基部101の内面には、ファスナーテープの芯部を正確に位置決めするための突条部105が設けられており、突条部105と脚部102の付根との間に設けた空隙部106は、脚部102を加締める際に、芯部を収容部103内で容易に変形させて捕捉している。さらに、脚部102の内面には、複数の突出部107が設けられており、収容部103内に配置した芯部を複数の突出部107により的確に捕捉している。
一方、図11は、ファスナーテープの芯部に取り付けられる、特許文献2に記載のスライドファスナーの下止200を示す。下止200は、その両側面に形成された開口部分にファスナーテープ201の芯部202を挿入した後、下板203の脚部204を上板205に向けて変形させて圧接することで芯部202を挟持し、摺動するスライダーを下止200に当接させてスライダーの摺動を停止する。
また、基部206の左右両側面には突条部207が設けられており、下板203の変形時に基部206の破損を防止する。さらに、下板203の脚部204と上板205の脚部208との内面には、複数の突起209,210がそれぞれ設けられ、取り付けられた芯部が下止200から抜けるのを防止している。
日本国特許第4062620号公報(第9図) 日本国特開2008−125737号公報(第4図)
ところで、近年、スライドファスナー用止具は、安全に対する意識の向上から芯部への取付強度の強化が求められている。特に、特許文献1及び2に記載の止具においても、該止具が小型化した場合に、より確実に芯部の加締め量を向上することが望まれる。
また、加締め機にて止具を芯部に加締め固定する際、芯部は加締め機に固定された止具の収容部に手動または自動で挿入される。この際、止具に対して芯部がしっかりと位置決めされることが望まれており、加締めた際のセット位置がしっかり位置決めされていないと、外観が悪くなり、また、突起部の芯部への食い込み方が変わってしまい、強度が低下する可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、芯部への取付強度の向上と共に、止具に対して芯部をセット位置に安定してセットすることができるスライドファスナー用止具を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 基部と、該基部から延出する少なくとも一対の脚部とを有し、前記基部及び前記一対の脚部によって包囲される収容部を形成するスライドファスナー用止具であって、
前記一対の脚部は、
前記基部と反対側に設けられた一対の開口側端部と、
前記収容部の開口側端部寄りに設けられ、前記一対の開口側端部の互いに対向する対向面よりも内側に突出する一対の突出部とを有することを特徴とするスライドファスナー用止具。
(2) 前記一対の突出部が最も接近する部分間の距離は、ファスナーテープの芯部の直径よりも短いことを特徴とする(1)に記載のスライドファスナー用止具。
(3) 前記一対の突出部は、前記開口側端部側から基部側にかけて互いの距離が徐々に広がるように形成された傾斜面を有することを特徴とする(1)または(2)に記載のスライドファスナー用止具。
(4) 前記一対の脚部は、互いに対向する内壁面において、前記一対の突出部より基部側で内側に向けて突出する複数の突起部をさらに備えることを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載のスライドファスナー用止具。
(5) 前記複数の突起部は、前記開口側端部側から基部側にかけて互いの距離が徐々に短くなるように形成された他の傾斜面を有することを特徴とする(4)に記載のスライドファスナー用止具。
本発明のスライドファスナー用止具によれば、基部と、基部から延出する一対の脚部とを有し、基部及び一対の脚部によって包囲される収容部を形成する。一対の脚部は、基部と反対側に設けられた一対の開口側端部と、収容部の開口側端部寄りに設けられ、一対の開口側端部の、互いに対向する対向面よりも内側に突出する一対の突出部とを有する。
これにより、芯部がセット位置に位置決めされた状態において、芯部は開口側端部の対向面より突出した一対の突出部との接触面積を増加させることができ、加締め時において芯部を安定してセットすることができる。また、上記形状の一対の突出部は、加締め加工後においても芯部との接触面積を十分に保てることから、上止はそのサイズが小さい場合においても芯部を強固に固定することができる。
本発明の第1実施形態に係るスライドファスナー用止具としての上止が取り付けられたスライドファスナーの正面図である。 (a)は、図1の上止の斜視図であり、(b)は、その断面図である。 ファスナーテープの芯部が上止に挿入される過程を示す断面図であり、(a)は、芯部が上止に挿入される前の状態、(b)は、芯部が突出部を通過している状態、(c)は、芯部が収容部に収まった状態を示す。 上止が芯部に加締めて取り付けられた状態を示す断面図である。 (a)は、第1実施形態の変形例に係る上止の斜視図であり、(b)は、(a)の上止が芯部に加締めて取り付けられた状態を示す断面図である。 (a)は、第1実施形態の他の変形例に係る上止の斜視図であり、(b)は、(a)の上止が芯部に加締めて取り付けられた状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るスライドファスナー用止具としての下止が取り付けられたスライドファスナーの正面図である。 図7の下止の斜視図である。 下止が芯部に加締めて取り付けられた状態を示す断面図である。 公知の上止を示す斜視図である。 他の公知の上止が芯部に挿入される前の状態を示す図である。
以下、本発明の各実施形態に係るスライドファスナー用止具について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るスライドファスナー用止具としての上止が適用されるスライドファスナー10を示す。スライドファスナー10は、左右一対のファスナーテープ11と、左右一対のファスナーテープ11にそれぞれ設けられる左右一対のファスナーエレメント列20と、左右のファスナーエレメント列20を噛合・分離させるスライダー30とを備える。そして、スライダー30を前後方向に移動させることにより、左右のファスナーエレメント列20が噛合・分離される。
左右一対のファスナーテープ11は、長手方向に連続し、幅方向に平行に配置される左右一対のテープ部材12と、それぞれのテープ部材12の対向するテープ側縁部に設けられ、テープ部材12の表裏方向に厚い膨大状の芯部13とを備える。なお、テープ部材12は、織製であってもよいし、編製であってもよい。芯部13は、テープ部材12よりも太い芯材を、織製又は編製のテープ部材12と同時に織込み又は編込みされて設けられる。
左右一対のファスナーエレメント列20は、複数のファスナーエレメント21から構成されており、ファスナーテープ11の芯部13に装着されている。また、左右一対のファスナーエレメント列20の下方には、左右一対のファスナーテープ11を完全に分離するための開離嵌挿具14を備える。開離嵌挿具14は、一方のファスナーエレメント列20の下端に連続する形でファスナーテープ11の芯部13に取り付けられた箱棒15及び箱体16と、他方のファスナーエレメント列20の下端に連続する形でファスナーテープ11の芯部13に取り付けられた蝶棒17とを有する。なお、図1中、符号18は、補強テープを示す。
また、左右一対のファスナーエレメント列20の上端から連続する形で、ファスナーテープ11の芯部13には、上止40が取り付けられている。上止40は、亜鉛合金、アルミニウム合金などの金属素材を用いてダイカスト成形により作製し、または押出→圧延→切断→研磨加工によって作製する。
図2(a)及び(b)にも示すように、上止40は、中央部分をなす所定の長さを持った略平板状の基部41と、該基部41の両長辺から徐々に拡開するように、基部41の面に対して同じ側に延出する一対の脚部42とを有し、基部41と反対側の脚部42の端部を開口側端部44として、断面略U字形状に形成される。すなわち、上止40の断面形状は、基部41の面と直交して基部41の中間部を通過する線Lに対して対称な形状を有する(図2(b)参照。)。そして、基部41の内面41a及び一対の脚部42の互いに対向する内壁面42aによって包囲されて形成される収容部43がファスナーテープ11の芯部13を収容する。
一対の脚部42は、基部41から開口側端部44側に向けて徐々に薄肉となるように形成された一対の収容部画成部42bと、該収容部画成部42bから連続して基部41と反対側に設けられた一対の開口側端部44とを有する。一対の開口側端部44は、収容部画成部42bに対して内側に膨出することで肉厚を増加しており、互いに対向する平面状の対向面44aをそれぞれ有している。
一対の開口側端部44の先端からは、摺動するスライダー30のフランジ31(図1参照。)と当接してスライダー30を停止させる機能を有する一対の停止片45が突出している。一対の開口側端部44の対向面44aと、一対の停止片45の互いに対向する対向面45aとは、連続した略平面状をなしている(図2(a)及び(b)参照)。
基部41の内面41aには、細幅状の1条の突条部46が設けられ、突条部46は上止40の全長に亘って連続状、または断続状に形成される。そして、突条部46と脚部42の付根との間には、芯部13が押圧変形した際、逃避できる隙間をなす空隙部47が設けられる。
また、一対の脚部42の内壁面42aには、収容部43の開口側端部寄りに設けられ、一対の開口側端部44の対向面44aよりも内側、即ち、相手側の脚部42側に突出する一対の突出部48と、該一対の突出部48より基部41側、即ち、収容部43の基部寄りで内側に向けて突出する一対の突起部49とが設けられる。
ここで、「収容部43の開口側端部寄り」とは、図3(c)に示すように、ファスナーテープ11の芯部13が上止40の収容部43にセットされた状態において、芯部13の中心Cよりも開口側端部寄りであることを表し、「収容部43の基部寄り」とは、芯部13の中心Cよりも基部寄りであることを表す。
図2(b)に示すように、一対の突出部48は、開口側端部44から基部41側にかけて互いの距離a1が徐々に広がるように形成された一対の傾斜面48aを有する。また、一対の突出部48は、これら傾斜面48aから延びて最も接近する部分48c、即ち最も突出する部分間の距離a1が、ファスナーテープ11の芯部13の直径aよりも短くなるように形成されている。一方、一対の突起部49は、開口側端部44から基部41側にかけて互いの距離a2が徐々に短くなるように形成された一対の他の傾斜面49aを有する。
このように形成される上止40は、図3(a)に示すように、一対の脚部42を上下から加圧変形、即ち、加締め加工することで、芯部13を強固に止着する。具体的に、図3(a)に示すように、上止40が加締め機に固定された状態で、ファスナーテープ11が手動又は自動で上止40の収容部43へ収容されていく。この過程で、図3(b)に示すように、芯部13は、一対の突出部48の開口側端部寄りに形成された最も接近する部分48cを乗り越え、突出部48の傾斜面48aに沿ってセット位置へ向かって移動する。このため、一対の突起部48の最も接近する部分48cを芯部13が通過するときは一時的に挿入抵抗が大きくなるが、該最も接近する部分48cを乗り越えた後は、一対の傾斜面48aに沿って挿入抵抗が少ない状態でセット位置へ向かって移動することができる。
そして、図3(c)に示すように、芯部13の先端が基部41の突条部46に接触して、芯部13のセット位置に正確に位置決めされる。また、芯部13がセット位置に位置決めされた状態では、芯部13が加締め時において安定するように、芯部13は一対の突出部48及び一対の突起部49の各傾斜面48aと面接触するとともに、これらの各長手方向側面48b,49b(図2(a)参照。)と部分的に面接触している。また、一対の突出部48の最も接近する部分48c間の距離a1が芯部13の直径aよりも狭いので、芯部13は一対の突出部48の傾斜面48aによって基部41側へ付勢され、より安定してセットされる。
そして、図3(c)に示す状態から一対の脚部42を加締め加工することで、上止40がファスナーテープ11の芯部13を止着する。これにより、芯部13が突条部46と脚部42の付根部分との間に形成された空隙部47へ逃避して充填できるようになる。また、一対の突出部48と一対の突起部49は、これら傾斜面48a、49aの両方で芯部13と接触するとともに、これらの長手方向の各側面48b、49b(図2(a)参照。)でも芯部13と接触するので、芯部13の加締め量を増加することができる。特に、一対の突出部48は、開口側端部44の対向面44aよりも内側に突出しているので、側面48bでの芯部13との接触面積が増加し、芯部13をより強固に止着することができる。
以上説明したように、本実施形態の上止40によれば、基部41と、基部41から延出する一対の脚部42とを有し、基部41及び一対の脚部42によって包囲される収容部43を形成する。そして、一対の脚部42は、基部41と反対側に設けられた一対の開口側端部44と、収容部43の開口側端部寄りに設けられ、一対の開口側端部44の互いに対向する対向面44aよりも内側に突出する一対の突出部48とを有する。
これにより、芯部13がセット位置に位置決めされた状態において、芯部13は開口側端部44の対向面44aより突出した一対の突出部48と接触面積を増加させることができ、加締め時において芯部13を安定してセットすることができる。また、上記形状の一対の突出部48は、加締め加工後においても芯部13との接触面積を十分に保てることから、上止40はサイズが小さい場合においても芯部13を強固に固定することができる。具体的に、上止40を下方にしてスライドファスナー10を固定した状態で、上止40に下方から錘を吊り下げて上止40の保持力が基準を満たすかどうかを確認するという規格に対して、本実施形態の上止40は、サイズが小さい場合においても十分に満たすことができる。
また、一対の突出部48の最も接近する部分48c間の距離a1が芯部13の直径aよりも短いので、芯部13がセット位置に位置決めされた状態において、芯部13を一対の突出部48の傾斜面48aによって基部41側へ付勢し、より安定してセットすることができる。
さらに、一対の突出部48は、開口側端部44側から基部41側にかけて互いの距離a1が徐々に広がるように形成された傾斜面48aを有するので、芯部13を一対の傾斜面48aに沿って挿入抵抗が少ない状態でセット位置へ向かって移動させることができる。
加えて、一対の脚部42は、互いに対向する内壁面42aにおいて、一対の突出部48より基部側で内側に向けて突出する一対の突起部49を備えるので、芯部13がセット位置に位置決めされた状態において、芯部13は一対の突起部49によって接触面積を増加させることができ、加締め時において芯部13を安定してセットすることができる。また、加締め加工後においても芯部13は一対の突起部49と接触面積を十分に保てることから、上止40のサイズが小さい場合においても芯部13を強固に固定することができる。
また、一対の突起部49は、開口側端部44側から基部41側にかけて互いの距離a2が徐々に短くなるように形成された他の傾斜面49aを有するので、芯部13がセット位置に位置決めされた状態において、他の傾斜面49aは、芯部13の先端側の円弧面と面接触することができ、芯部13をより安定してセットすることができる。
なお、第1実施形態の変形例として、図5(a)及び(b)に示す上止40aのように、一対の脚部42が、上記実施形態の一対の突起部49を有しない構成であってもよい。この場合にも、芯部13がセット位置に位置決めされた状態において、芯部13は一対の突出部48との接触面積を増加することができ、加締め時において芯部13を安定してセットすることができる。また、一対の突出部48が加締め工程後においても芯部13との接触面積を十分に保てることから、芯部13を強固に固定することができる。
また、第1実施形態の他の変形例として、図6(a)及び(b)に示す上止40bのように、一対の脚部42が、上記実施形態の一対の停止片45を有しない構成であってもよい。この場合、スライダー30が摺動した際に、案内柱32を通過した一方の上止40bの基部41と、該基部41と対向するファスナーエレメント21又は他方の上止40bの基部41とが接触することで、ファスナーエレメント21同士の噛み合いを不能にしてスライダー30の摺動動作を停止させる。
なお、ファスナーエレメント21が分離した状態で入出する側のスライダー30の開口部分に対して上止40bのサイズが大きい場合には、該開口部分に上止40bが接触することで、スライダー30の摺動動作を停止させるようにしてもよい。
(第2実施形態)
図7は、第1実施形態の開離嵌挿具14の代わりに、本発明の第2実施形態に係るスライドファスナー用止具としての下止50が取り付けられたスライドファスナーの正面図である。なお、第1実施形態と同等部分については同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
図8及び図9に示すように、下止50は、中央部分をなす、所定の長さを持った略平板状の基部51と、該基部51の両長辺から徐々に拡開するように、基部51の面に対して同じ側に延出する一対の脚部52と、一対の脚部52と反対側で、基部51の面に対して同じ側に延出する他の一対の脚部52´とを有し、断面略H字形状に形成される。すなわち、下止50の断面形状は、基部41の面と直交して基部41の中間部を通過する線Lに対して対称、且つ、基部41の面に沿って基部41の中間部を通過する線L1に対して対称な形状を有する(図9参照。)。そして、基部51の内面51a及び一対の脚部52の互いに対向する内壁面52aによって包囲されて形成される収容部53、及び基部51の内面51a及び他の一対の脚部52´の互いに対向する内壁面52a´によって包囲されて形成される収容部53´が左右一対のファスナーテープ11の芯部13をそれぞれ収容する。
なお、一対の脚部52及び他の一対の脚部52´は、停止片45を有しない以外において第1実施形態の一対の脚部42と実質的に同様の構成であり、即ち、開口側端部44、突条部46、一対の突出部48、及び一対の突起部49を含んでいる。
このため、各ファスナーテープ11の芯部13を一対の脚部52及び他の一対の脚部52´の収容部53、53´へセットする際、及びセット後に加締め加工する際には、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものでなく、適宜、変形、改良等が可能である。
本実施形態では、一対の脚部42,52は、それぞれ一つずつ設けられた一対の突起部49を有するとしたが、それぞれ複数ずつ設けられた複数の突起部49を有して、加締め量を増加してもよい。但し、止具40,50をダイカスト成形する場合には、突起部49は、金型の関係上、一対の脚部42,52にそれぞれ一つずつ設けることが好ましい。
また、一対の突出部48の開口側側面48d(図2(a)参照。)は、収容部画成部42bと開口側端部44との境界位置に形成されてもよいし、開口側端部に延出して形成されてもよい。
10 スライドファスナー
11 ファスナーテープ
20 ファスナーエレメント列
30 スライダー
40 上止(スライドファスナー用止具)
41,51 基部
42,52,52´ 脚部
43,53 収容部
44 開口側端部
45 停止片
46 突条部
47 空隙部
48 突出部
48a 傾斜面
49 突起部
49a 他の傾斜面
50 下止(スライドファスナー用止具)

Claims (5)

  1. 基部(41,51)と、該基部(41,51)から延出する少なくとも一対の脚部(42,52,52´)とを有し、前記基部(41,51)及び前記一対の脚部(42,52,52´)によって包囲される収容部(43,53)を形成するスライドファスナー用止具(40,50)であって、
    前記一対の脚部(42,52,52´)は、
    前記基部(41,51)と反対側に設けられた一対の開口側端部(44)と、
    前記収容部(43,53)の開口側端部(44)寄りに設けられ、前記一対の開口側端部(44)の互いに対向する対向面(44a)よりも内側に突出する一対の突出部(48)とを有することを特徴とするスライドファスナー用止具。
  2. 前記一対の突出部(48)が最も接近する部分(48c)間の距離(a1)は、ファスナーテープ(11)の芯部(13)の直径(a)よりも短いことを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー用止具。
  3. 前記一対の突出部(48)は、前記開口側端部(44)側から基部(41,51)側にかけて互いの距離が徐々に広がるように形成された傾斜面(48a)を有することを特徴とする請求項1または2に記載のスライドファスナー用止具。
  4. 前記一対の脚部(42,52,52´)は、互いに対向する内壁面(42a)において、前記一対の突出部(48)より基部(41,51)側で内側に向けて突出する複数の突起部(49)をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のスライドファスナー用止具。
  5. 前記複数の突起部(49)は、前記開口側端部(44)側から基部(41,51)側にかけて互いの距離(a2)が徐々に短くなるように形成された他の傾斜面(49a)を有することを特徴とする請求項4に記載のスライドファスナー用止具。
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