JPWO2011004694A1 - 袖と身頃を有するニットウェアおよびその編成方法 - Google Patents

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Abstract

体に沿ったシルエットを得るために、身頃を増目し、アームホールを略円弧状の形にして肩幅を減らさずに周長を増やし、またその際に効率のよい増目を行う編成方法とその方法により得られるニットウェアを提供することを目的とする。横編機を用い、体に沿ったシルエットが得られるアームホールを備える袖と身頃を有するニットウェアの編成方法おいて、袖の編目と身頃の端部近傍の編目を袖の外側方向に移動させ、身頃の編幅内に空針を設けて編幅を増やす工程と、前記空針の孔埋めを行い増目する工程と、袖の減らしの際に身頃に重ねる編目と身頃の端部近傍の編目を接合する工程を備える。

Description

本発明は、横編機でニットウェアを編成する際、人体形状に合ったシルエットを得ることが可能なアームホールを備える袖と身頃を有するニットウェアとその編成方法に関する。
横編機で無縫製のニットウェアを編成する場合、袖を有するニットウェアは、身頃と両袖の3つの筒を接合して一体化する編成が行われる。文献1では、身頃と両袖をそれぞれ裾から脇下まで筒状に編成した後、身頃と両袖を編みながら接合して1つの筒状体とし、さらに筒状に編成しながら徐々に筒状体の径を減少させ、セットインスリーブなどを有するセーターを編成する方法を開示している。筒径の減少の際には、編目の重なりで任意の位置にファッションラインを生じさせることで、ファッション性に富んだ筒状編地を得ている。
特開平2 −229248 号公報
セットインスリーブを有するニットウェアのアームホールは、文献1の図1にも示されるように、脇での袖と身頃の接合後に数回の身頃の減らしを行った後は身頃の編幅は増減しないため、肩まで鉛直な形状となっている。ニットウェアを着用した場合のシルエットや着心地等を考慮すると、身頃の脇から徐々に身頃の編幅を減らしてアームホールの周長を増やすことで、編地の突っ張りなどを減らすことができる。しかしながら、それに伴い肩幅も狭くなってしまい、デザイン等によっては減らしを行う編目数や回数を考慮することが必要な場合もある。本発明は、上記特許文献1を改良したものであって、横編機を用い、人体形状に合ったシルエットを得るために、身頃を増目し、アームホールを略円弧状の形にして肩幅を減らさずに周長を増やすと共に、その際に効率のよい増目を行う編成方法とその方法により得られるニットウェアを提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも前後一対の針床を有する横編機を用い、袖と身頃を有するニットウェアの編成方法において、袖の全ての編目と該編目に隣接する身頃の端部近傍の編目をそれぞれ該袖方向に移動し、身頃の編幅内に空針を設けて編幅を増やす工程と、前記空針の孔埋めを行い増目する工程と、袖の減らしの際に袖の編目と身頃の端部近傍の編目による重ね目を設ける工程を備えることを特徴とする。
また本発明では、前記空針の孔埋めは、前記袖の減らしの際に袖の編目と身頃の端部近傍の編目による重ね目で行うことを特徴とする。
さらに本発明のニットウェアは、横編機を用い、袖と身頃の接合によりアームホールが形成される袖と身頃を有するニットウェアにおいて、アームホールでは、袖の全ての編目と該編目に隣接する身頃の端部近傍の編目が、それぞれ該袖方向に移動して身頃の編幅内に空針を設けて編幅を増やし、該空針の孔埋めにより増目をし、身頃と袖の接合で袖を減らす編目が重ね目となることを特徴とする。
また本発明のニットウェアでは、前記袖を減らす編目は、前記空針の孔埋めに充当し、増目された編成コース上で身頃の編目と袖の編目が交差することを特徴とする。
本発明では、アームホールの上部側でコース方向に増目することで、アームホールの周長が増えると共に、脇近傍の減らし部と合せて略円弧状のアームホールとなり、肩幅を減らすことなく人体形状に合った形のシルエットが形成できる。
また本発明では、増目の際の孔埋めを、袖の編目と身頃の端部近傍の編目による重ね目を充当することで、孔埋めの為の新たな編目の形成工程が不要となり、編成効率の良い増目の編成方法となる。
本発明により得られるニットウェアは、アームホールでコース方向に増目することでアームホールを略円弧状の形状として周長を増やし、肩幅も広げることが可能で、人体形状に合った形のシルエットを有する。
さらに本発明により得られるニットウェアは、アームホールで重ね目となる編目が減り、接合部位の厚みが減る。増目の孔埋めに関しては、掛目を設けたものではないため、他の編目と同じ見栄えを実現できる。
本発明の実施例であるセーター1の前身側を示す図である。 本発明の実施例であるセーター1の右前側のアームホール5Rの増目部6Rにおける編成図である。 本発明の実施例であるセーター1の右前側のアームホール5Rの増目部6Rにおける編目を係止する針床の状態を示す簡略図である。 セーター1の右前側のアームホール5Rで、右袖3の減らしと前身頃2の増やしを独立して行う際の編目を係止する針床の状態を示す簡略図である。 本発明の実施例であるセーター1の右前側のアームホール5Rの増目部6Rにおける図2の変形例について、編目を係止する針床の状態を示す簡略図である。
以下、本発明の実施例としてセーター1のアームホール5の編成方法について説明する。アームホール5について、前身頃2の右側に形成するものをアームホール5R、左側に形成するものをアームホール5Lとし、各アームホールに対応する増目部6について、それぞれ、右側を増目部6R、左側を増目部6Lとする。以下の説明で編成に使用する横編機は、前後一対の針床を備えた2枚ベッド横編機であり、後針床が前針床に対してラッキング可能なものである。編成図は、説明の便宜上、実際の編成より針数を少なくしている。また、公知の4枚ベッド横編機を使ってもよい。その場合は目移し等に使う為の空針は必要としない。
図1は、セーター1における前身側を示す図である。本実施例で編成するVネックのセットインタイプのセーター1は、前身頃2の両側に右袖3と左袖4を有し、それらが脇下から肩7のラインに至るまでアームホール5で接合される。さらにセーター1には、V首によるネックホール8があり、ネックホール8の底部で前身頃2が左右に分岐する。また、脇近傍に位置する減らし部9では、前身頃2の編幅を減らすと共に、重ね目がファッションマークとなっている。セーター1では、左右の増目部6R,6Lと合せて左右のアームホール5R,5Lの形状を略円弧状の形状とし、アームホール5の周長を増やしている。増目部6は、前身頃2が分岐した位置よりも肩7側のアームホール5の上部側に形成され、アームホール5の上部側でコース方向に増目している。増目部6を増やせば、身幅に影響せずに肩幅を広げることもできる。
前身頃2と左右の袖3,4をそれぞれ裾、袖口から編み始め、アームホール5の増目部6に至るまでは、文献1の編成方法と同じであるため、増目部6までの編成に関する説明は省略する。更にセーター1は筒状に形成されるが、前後身頃の左右のアームホール5R,5Lと左右の袖3,4との接合においても編成方法がそれぞれ前後左右で対称なため、前身頃2の右側のアームホール5Rにおける編成方法で説明する。編地はすべて天竺で編成する。
図2は、本発明の実施例であるセーター1の右前側のアームホール5Rの増目部6Rにおける編成図である。後述する図3〜図5にも適用するが、図中、黒丸は新たに形成する編目を、白丸は編針に係止したままの旧編目を、二重丸は重ね目を、白三角は増目の形成時に空針に移動した編目を、矢印は目移しを示す。またFBは前針床を、BBは後針床を示し、大文字のA〜TはFBの編針を、小文字のa〜tはBBの編針を、S+数字は編成ステップを示す。
以下、編成ステップS1〜S12について説明する。S1では、前身頃2と右袖3をFBで編成する。右袖3を示す編針A,C,E,Gと前身頃2を示す編針I,K,M,O,Q,Sで編目を形成する。S2は、S1の編成方向とは逆方向に、FBの編針S〜Aで編目を形成するが、編針Gのみミス編成行う。後述するS3〜S5で行う目移しで、交差の状態となる編針Gと編針I間の隣接した編目の繋がりを断つことで、編成を容易にすることができる。なお、編針Gはニット編成でも良い。
S3では、FBの編針A,C,E,G,Iの編目をそれぞれBBの編針a,c,e,g,iに目移しする。それらの編針A,C,E,Gは右袖3の全ての編目であり、編針Iは該編目に隣接する前身頃2の端部1つの編目である。S4では、BBを2ピッチ(針)左にラッキングし、BBの編針iの編目を編針Gに目移しする。FBの編針Iは編目が右袖3の方向に移動して無くなり、前身頃2の編幅内に空針を設けている。前身頃2の編幅は、編針Iに係止していた編目が右袖3の方向に移動することで1つの編目分が増える。
S5では、S4の状態からBBを4ピッチ右にラッキングし、BBの編針a,c,e,gの編目を、それぞれFBの編針C,E,G,Iに目移しする。S1時、右袖3の編目であるFBの編針A,C,E,Gの4つの編目は、このS5で編針C,Eの2つの編目に減少している。その減少した2つの編目は、編針G,Iに移動して右袖3の減らしと前身頃2の増目が同時に完了する。FBの編針Gは重ね目となり、S4で空針となっていた編針Iは重ね目とはならない。編針Iに係止する編目は、新たな編目を形成したのではなく、袖の減らしの編目を充当した形となる。空針に編目が移動するため、重ね目とはならず、空針を利用することで重ね目を設ける編目が減る。そのことで、接合部位の厚みも減る。また、この2つの編針G,Iに係止する編目は、S2の編成時から編目の位置が入れ替わっている。空針に掛目を形成する場合には編目が大きくなり目立ち易いが、本実施例では、編目を入れ替えることで隣接する編目の間も広がらず、編目の見栄えも変わらず綺麗に仕上がる。
S6では、S5の状態からBBを2ピッチ左にラッキングし、FBの編針C〜Sで編目を形成する。S7では、S6の編成方向とは逆方向に、FBの編針S〜Cで編目を形成するが、S2と同じ目的で編針Gのみミス編成行う。S8では、FBの編針C,E,Gの編目をそれぞれBBの編針c,e,gに目移しする。それらの編針C,Eは右袖3の全ての編目であり、編針Gは該編目に隣接する前身頃2の端部1つの編目である。S9では、BBを2ピッチ左にラッキングし、BBの編針gの編目を編針Eに目移しする。FBの編針Gは空針となるが、前身頃2の編幅は、編針Gに係止していた編目が右袖3の方向に移動することでさらに1つの編目分が増える。S10では、S9の状態からBBを4ピッチ右にラッキングし、BBの編針c,eの編目を、それぞれFBの編針E,Gに目移しする。S7時、右袖3の編目であるFBの編針C,Eの2つの編目は、このステップで減少して無くなり、その減少した2つの編目が編針E,Gに移動し、右袖3の減らしと前身頃2の増目が同時に完了する。
S10により、FBの編針Eの編目は重ね目となり、S9で空針となっていた編針Gは重ね目とはならない。編針Gに係止する編目は、新たな編目を形成したのではなく、袖の減らしの編目を充当した形となる。S11では、S10の状態からBBを2ピッチ左にラッキングし、FBの編針E〜Sで編目を形成する。S12では、S11の編成方向とは逆方向に、FBの編針S〜Eで編目を形成する。一連のステップで、S1とS12を比較すると、右袖3の4目が無くなり、前身頃2の編目が2目増目されて8目となっており、袖の2目減らしを2回と、身頃の1目増やしを2回実施した形となる。
図2の一連のステップの中で、本発明の特徴とする部分を簡略化して図3に示す。ステップの表示は図2と共通であり、同じステップ番号は内容が同じであることを示す。図3は、本発明の実施例であるセーター1の右前側のアームホール5Rの増目部6Rにおける編目を係止する針床の状態を示す簡略図である。アームホール5Rの形成において、前身頃2の右側と右袖3の編目の編成をS1で、前身頃2の増目と右袖3の減らしを行った後をS5で示す。前身頃2の増目処理として1目分移動した前身頃2の端部の1目と、右袖3の減らし処理として減らした2目を組み合わせて同じ編成コース上で処理する。増目の形成のため空針に移動した編目は編針Iに係止し、重ね目は隣接する編針Gに形成される。アームホール5Rの上部側に増目部6Rを形成すれば、前身頃2がコース方向に増目されてアームホール5Rの周長が増える。また、脇近傍の減らし部9と合せて略円弧状のアームホール5Rとなり、肩幅を減らすことなく人体形状に合った形のシルエットが形成できる。
図4は、セーター1の右前側のアームホール5Rで、袖の減らしと身頃の増やしを独立して行う際の編目を係止する針床の状態を示す簡略図である。右袖3の減らし処理と前身頃2の増目処理をそれぞれ単独で行う方法を示している。各ステップを示すS1〜S3のうち、S1は図3のS1と同じであるが、S2の編針Iを空針にして編幅を増やした後、編針Iの孔埋めを行うステップ(前身頃2の増やし)と、S3の2つの重ね目を形成するステップ(右袖3の減らし)が図3のS2とは異なっている。この場合、図4のS2において、編針Iの孔埋めを行うには何種類かの方法があるが、その一例を示す。S1の編成の際に、編針S〜Iに新たな編目を形成した後、新たに逆方向に糸を供給して編針iに掛目を形成するステップを追加し、残りの編針G〜Aに新たな編目を形成する。また、該掛目を編針Iに移動するもう1つのステップの追加が必要であり、編成に使う横編機のカムシステム数などにより、更に編成ステップの追加が必要な場合がある。S3においては、S2の前身頃2の増やしとは関係なく、右袖3の減らしの際の2つの編目が前身頃2に重ね目を形成する。この編成方法によれば、右袖3の減らし処理と前身頃2の増目処理をそれぞれ単独で行うことで、処理を行う位置や回数を自由に設定でき、アームホール5Rの形状においても細かな設定ができる。
一方、図3で示す編成では、右袖3の減らし処理と前身頃2の増目処理が相殺される形で同時に行われている。図4での編成に比べても少ないステップで右袖3の減らし処理と前身頃2の増目処理が可能となり、編成効率が良い。さらに、編目の入れ替えで孔埋めも行える為、掛目を使った増目も不要で、他の編目の形成と同じ編成で得た編目を適用でき、同じ見栄えを実現できる。
図5は、セーター1の右前側のアームホール5Rの増目部6Rにおける図2の変形例について、編目を係止する針床の状態を示す簡略図である。図2では、袖の減らし処理の編目数と身頃の増やし処理の編目数とを組み合わせ、同じ編成コース上で適用できることを前述したが、その組み合わせは多数存在する。図5(a)、(b)で減らしの編目数と増やしの編目数を変更した組み合わせを一例として示す。また、図中に示すXとYは交差を行っている編目を示す。
図5(a)に示すように、S1で、編針A〜Sの編目で新たな編目を形成後、S2で示す前身頃2の増目が端部の編針Iの1目の移動で行った増目と、S3で示す右袖の減らしが3目の減らしを組み合わせると、重ね目は空針の両隣りとなる前身頃2の編針Gと編針Kの位置に形成される。右袖3を減らした3目のうち、2目が重ね目となり、1目が孔埋めに使われる。これらの編成においては、編目の交差が身頃端部で行われている為、重ね目となる編目がファッションラインとなり、前身頃2と右袖3の境界として編目がウェール方向に繋がる。さらに図5(b)に示すように、S1で、編針A〜Sの編目で新たな編目を形成後、S2で示す前身頃2の増目が端部の編針Iと編針Kの2目の移動で行った増目とする。さらに4ピッチの移動で空針を編針Iと編針Kに2つ設けて、S3で示す右袖の減らしが4目の減らしと組み合わせる。編目の位置が入れ替わることで形成される編目の交差はXが2目とYが2目となり、2x2の交差柄としても利用可能となる。
本実施例における増目の形成は袖と身頃がコース方向に繋がった状態で形成しているが、これに限らず、袖と編目の編成コース数を変えるために、身頃或いは袖の領域を折り返して編成し、身頃と袖のウェール方向の編目数の差を設けることで、袖と身頃がコース方向に繋がっていない状態となるが、この場合にも本発明の編成方法が適用できる。袖と身頃の直接の繋がりを持たないことで、目移しの際のラッキング量が大きい場合等にも、編成が容易となる。
1 セーター
2 前身頃
3 右袖
5 アームホール
6 増目部

Claims (4)

  1. 少なくとも前後一対の針床を有する横編機を用い、袖と身頃を有するニットウェアの編成方法において、袖の全ての編目と該編目に隣接する身頃の端部近傍の編目をそれぞれ該袖方向に移動し、身頃の編幅内に空針を設けて編幅を増やす工程と、前記空針の孔埋めを行い増目する工程と、袖の減らしの際に袖の編目と身頃の端部近傍の編目による重ね目を設ける工程を備えることを特徴とする袖と身頃を有するニットウェアの編成方法。
  2. 前記空針の孔埋めは、前記袖の減らしの際に袖の編目と身頃の端部近傍の編目による重ね目で行うことを特徴とする請求項1記載の袖と身頃を有するニットウェアの編成方法。
  3. 横編機を用い、袖と身頃の接合によりアームホールが形成される袖と身頃を有するニットウェアにおいて、アームホールでは、袖の全ての編目と該編目に隣接する身頃の端部近傍の編目が、それぞれ該袖方向に移動して身頃の編幅内に空針を設けて編幅を増やし、該空針の孔埋めにより増目をし、身頃と袖の接合で袖を減らす編目が重ね目となることを特徴とする袖と身頃を有するニットウェア。
  4. 前記袖を減らす編目は、前記空針の孔埋めに充当し、増目された編成コース上で身頃の編目と袖の編目が交差することを特徴とする請求項3記載の袖と身頃を有するニットウェア。






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