JPWO2009147789A1 - 回路設計システムおよび回路設計方法 - Google Patents

回路設計システムおよび回路設計方法 Download PDF

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Abstract

回路設計システム10は、複数のスイッチ2を含むセル1のアレイからなる、再構成可能回路の構造記述情報11aと、アプリケーションを特定するためのアプリケーション回路ネットリスト情報11bと、を記憶する記憶手段11と、記憶手段11に記憶された構造記述情報11aと、アプリケーション回路ネットリスト情報11bと、に基づいて、構造記述情報11aを生成する回路生成手段12aと、回路生成手段12aにより生成された構造記述情報11aを評価する回路評価手段12bと、を備える回路設計システム10であって、回路生成手段12aは、回路評価手段12bによる評価結果に基づいて、構造記述情報11aから少なくとも1個のスイッチ2を削除して、構造記述情報11aを生成する。

Description

本発明は、回路設計システムおよび回路設計方法に関するものであり、より詳細には、複数のスイッチを含むセルのアレイからなる、再構成可能回路の構造記述情報と、アプリケーション回路ネットリスト情報と、に基づいて、構造記述情報を生成する回路設計システムおよび回路設計方法に関するものである。
近年、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)やプログラマブルロジックデバイス(PLD)等の再構成可能回路(プログラマブル論理回路)は、きわめて多様な回路を実現できる柔軟性を有するため、デジタル回路装置等の分野において広範に使用されている。一方で、この再構成可能回路には、高度な柔軟性を実現するために大量のスイッチが使用されているため、その回路面積が大きくなり、コストが高くなるという問題点が生じている。
この問題を解決すべく、応用領域(アプリケーション)を限定し、その応用領域をカバーするのに十分なだけの柔軟性を有するように、アプリケーションを特定した再構成可能な回路の適用が考えられる。このアプリケーションを特化した再構成可能回路は、汎用のものに比べて柔軟性は制限されるが、大幅に回路面積を縮小できる利点がある。
一方で、プログラマブル論理回路に構成する回路を特定するために、アプリケーションプログラムにより指定される回路情報により、プログラマブル論理回路に指定された回路を構成する情報処理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−124317号公報
上記関連する情報処理システムにおいて、特定のアプリケーション回路に特化した、すなわち応用領域を特定した再構成可能な回路を構成することができる。しかしながら、当該情報処理システムにおいて、例えば、記述を簡略化し、かつ、アプリケーションに応じた構造調整を容易にするため、簡単なパラメータ指定で再構成可能回路の構造を記述する、ハイレベルアーキテクチャ記述が用いられる。このため、上記構造調整が大凡となり、回路面積の縮小効果が低下する虞がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、回路面積を効果的に縮小することができる回路設計システム及び回路設計方法を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、複数のスイッチを含むセルのアレイからなる、再構成可能回路の構造記述情報と、アプリケーションを特定するためのアプリケーション回路情報と、を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記構造記述情報と、前記アプリケーション回路情報と、に基づいて、前記構造記述情報を生成する回路生成手段と、前記回路生成手段により生成された前記構造記述情報を評価する回路評価手段と、を備え、前記回路生成手段は、前記回路評価手段による評価結果に基づいて、前記構造記述情報から少なくとも1個の前記スイッチを削除して、前記構造記述情報を生成する、ことを特徴とする回路設計システムである。
他方、上記目的を達成するための本発明の一態様は、複数のスイッチを含むセルのアレイからなる、再構成可能回路の構造記述情報と、アプリケーションを特定するためのアプリケーション回路情報と、を記憶する記憶工程と、前記記憶工程で記憶された前記構造記述情報と、前記アプリケーション回路情報と、に基づいて、前記構造記述情報を生成する回路生成工程と、前記回路生成工程で生成された前記構造記述情報を評価する回路評価工程と、を含む回路設計方法であって、前記回路生成工程において、前記回路評価工程による評価結果に基づいて、前記構造記述情報から少なくとも1個の前記スイッチを削除して、前記構造記述情報を生成する、ことを特徴とする回路設計方法である。
また、上記目的を達成するための本発明の一態様は、複数のスイッチを含むセルのアレイからなる、再構成可能回路の構造記述情報と、アプリケーションを特定するためのアプリケーション回路情報と、に基づいて、前記構造記述情報を生成する処理と、
前記生成された前記構造記述情報を評価する処理と、
前記評価結果に基づいて、前記構造記述情報から少なくとも1個の前記スイッチを削除して、前記構造記述情報を生成する処理と、をコンピュータに実行させるプログラムを格納する記憶媒体である。
本発明によれば、回路面積を効果的に縮小することができる。
本発明の第1実施形態に係る回路設計システムの機能を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る回路設計システムのシステム構成の一例を示すブロック図である。 各セルを2次元アレイ状に配置した、構造記述情報によって表わされる再構成可能回路の一例を示すブロック図である。 構造記述情報によって表わされる再構成可能回路を構成するセルの一構成例を示すブロック図である。 構造記述情報によって表わされる再構成可能回路のマルチプレクサの構成の一例を示すブロック図である。 マルチプレクサのスイッチの一構成例を示すブロック図である。 第1実施形態に係る回路設計システムの回路設計方法のフローの一例を示すフローチャートである。 スイッチ削除処理における処理フローの一例を示すフローチャートである。 全てのセルから同一のスイッチが削除される均一スイッチ削除の一例を示す図である。 全てのセルから同一のスイッチが削除される均一スイッチ削除の一例を示す図である。 最少均一再構成回路のセルアレイの一例を示す図である。 最少均一再構成回路のセルアレイのうち奇数列の各セルからスイッチを不均一削除したセルアレイの一例を示す図である。 最少均一再構成回路のセルアレイのうち奇数列の各セルからスイッチを不均一削除したセルアレイの一例を示す図である。 最少均一再構成回路のセルアレイのうち奇数行の各セルからスイッチを不均一削除したセルアレイの一例を示す図である。 スイッチ削除処理が行わる前の再構成可能回路の一例を示す図である。 再構成可能回路に対して均一スイッチ削除を行って構成した最少均一再構成回路の一例を示す概略図である。 最少均一構成回路に対して行不均一スイッチ削除を行って構成した最少不均一構成回路の一例を示す図である。 最少均一構成回路に対して列不均一スイッチ削除を行って構成した最少不均一構成回路の一例を示す図である。 最少均一構成回路に対して不均一スイッチ削除を行った一構成例であり、チェッカー模様状の不均一スイッチ削除の一例である。 本発明の第2実施形態に係る回路設計システムのフローの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施形態を挙げて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る回路設計システムの機能を示すブロック図である。第1実施形態に係る回路設計システム10は、再構成可能回路の構造記述情報11aと、アプリケーション回路ネットリスト情報11bと、を記憶する記憶手段11と、構造記述情報11aと、アプリケーション回路ネットリスト情報11bと、に基づいて、構造記述情報を生成する回路生成手段12aと、生成された構造記述情報11aを評価する回路評価手段12bと、を備えている。
上記構造記述情報11aは、複数のスイッチを含むセルのアレイからなり、アプリケーション回路ネットリスト情報11bは、再構成可能回路のアプリケーションを特定する。回路生成手段12aは、回路評価手段12bによる評価結果に基づいて、構造記述情報11aから少なくとも1個のスイッチを削除して、構造記述情報を生成する。これにより、回路面積を効果的に縮小することができる。
図2は、本発明の第1実施形態に係る回路設計システム10のシステム構成の一例を示すブロック図である。第1実施形態に係る回路設計システム10は、記憶装置11と、CAD装置12と、を備えている。
記憶装置11は、複数のスイッチを含むセル1の配列(セルアレイ)からなる再構成可能回路の構造記述情報(以下、構造記述情報と称す)11aと、アプリケーション回路ネットリスト情報11bと、を記憶している。
構造記述情報(アーキテクチャ記述情報)11aは、非常に多様なアプリケーション回路をマッピングできるマザーアーキテクチャ記述情報(初期構造記述情報)となっている。この初期構造記述情報は、配線やスイッチ等の配線リソースを多数有する再構成可能回路を、個々のスイッチや配線を指定した配線リソースグラフのような、詳細な構造記述(以下、単に構造記述と称す)で表現したものである。なお、初期構造の構造記述は、記憶装置11に最初に記憶させるだけで良いため、構造記述のための人的負担が従来に比べてそれほど大きくない。
また、アプリケーション回路ネットリスト情報11bは、再構成可能回路(プログラマブル論理回路)にマッピングするアプリケーション回路を特定するためのネットリスト情報である。
記憶装置11は、上記構造記述情報11a及びアプリケーション回路ネットリスト情報11bを、単数又は複数、記憶している。また、記憶装置11としては、例えば、磁気ディスク装置、または光ディスク装置が用いられている。
CAD(Computer Aided Design)装置12は、構造記述情報11aを生成する回路生成部12aと、生成された構造記述情報11aを評価する回路評価部12bと、を備えている。
回路生成部12aは、記憶装置11に記憶された構造記述情報11aと、アプリケーション回路ネットリスト情報11bとに基づいて、構造記述情報11aを生成する。また、回路生成部12aは、例えば、構造記述情報11aを取り込んだ配置配線ツールに、アプリケーション回路ネットリスト情報11bをマッピングし、配置及び配線を行う。
回路評価部12bは、回路生成部12aにより生成された構造記述情報11aを評価する。回路評価部12bは、例えば、構造記述情報11aにアプリケーション回路ネットリスト情報11bをマッピングしたときの配置及び配線の可否、配線性(配線の容易度又は難易度)、最大回路遅延(又はクリティカルパス遅延)、消費電力、スイッチの数、及び、回路面積のうち、少なくとも1つを評価する。
より具体的には、回路評価部12bは、構造記述情報11aにアプリケーション回路ネットリスト情報11bをマッピングしたときに配置及び配線が可能か否かを評価し、この配置及び配線が可能な場合に、構造記述情報11aによって表わされる回路の最大回路遅延及び/又は消費電力を、夫々の合格閾値と比較することで評価を行う。また、回路評価部12bは、構造記述情報11aにアプリケーション回路ネットリスト情報11bをマッピングしたときに配置及び配線が可能な場合に、構造記述情報11aのスイッチの数及び/又は回路面積を、夫々の合格閾値と比較することで評価を行う。さらに、回路評価部12bは、構造記述情報11aにアプリケーション回路ネットリスト情報11bをマッピングしたときに配置及び配線が可能な場合に上記組合せ(例えば、回路面積×回路遅延の値)と合格閾値を比較することで評価を行う。
なお、回路評価部12bによる評価方法は、上記例示に限らず、ユーザにより任意に設定可能である。また、回路生成部12aは、回路評価部12bによる評価結果に基づいて、構造記述情報11aから少なくとも1つのスイッチを削除して、構造記述情報11aを生成する。
また、CAD装置12は、主要なハードウェア構成として、制御処理、演算処理等を行うCPU(Central Processing Unit)と、CPUによって実行される制御プログラム、演算プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)と、処理データを一時的に格納等するRAM(Random Access Memory)と、を有している。また、上記回路生成部12a及び回路評価部12bは、例えば、上記ROMに記憶され、CPUによって実行されるプログラムによって実現されている。この場合、コンピュータプログラムは、記録媒体に記録して提供することも可能であり、また、インターネットその他の通信媒体を介して伝送することにより提供することも可能である。また、記憶媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等が含まれる。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等が含まれる。
図3は、各セル1を2次元アレイ状に配置した、構造記述情報11aによって表わされる再構成可能回路の一例を示すブロック図である。図3において、各セル1xy(xはa〜d、yはa〜d)は、5つのスイッチ2a、2b、2c、2d、2eを含み、同一の構成となっており、x及びyは各セル1の位置を表している。なお、図3において、x及びyが夫々a、b、c、及びdから成る4行4列のセルアレイの例を示しているが、セルアレイの大きさは任意に設定可能である。
また、隣接する各セル1xyは、水平方向に信号を伝送する配線3a、3b、および、垂直方向に信号を伝送する配線3c、3dを介して、相互に接続されている。さらに、各セル1xyには、5つのスイッチ2a、2b、2c、2d、2eが設けられているが、設けられるスイッチの数は任意でよい。
図4は、上記構造記述情報11aによって表わされる再構成可能回路を構成するセル1xyの一構成例を示すブロック図である。各セル1xyは1つの機能ブロック4と、6つのマルチプレクサ5a、5b、5c、5d、5e、5fと、を備えている。機能ブロック4は、コンフィギュレーションデータに応じて、多様な機能を設定できる。
マルチプレクサ5e、5fは、コンフィギュレーションデータに応じて、配線群3a、3b、3c、3dから機能ブロック4への入力信号を選択する。一方、マルチプレクサ5a、5b、5c、5dは、コンフィギュレーションデータに応じて、配線群3a、3b、3c、3d間、あるいは機能ブロック4の出力と配線群3a、3b、3c、3d間を接続する。なお、マルチプレクサ5a〜5fおよび機能ブロック4の数、入力線の数、配線の本数、および配線の長さは、図4に示す例示に限定されるものではない。
図5は、構造記述情報11aによって表わされる再構成可能回路のマルチプレクサ5の構成の一例を示すブロック図である。マルチプレクサ5は、例えば、5つのスイッチ2a〜2eと、1つのバッファ6と、を備えている。5つの入力線7の各々は、スイッチ2a〜2eの一端に接続され、各スイッチ2a〜2eの他端はバッファ6の入力に接続されている。また、バッファ6の出力8がマルチプレクサ5a〜5fの出力となる。
なお、マルチプレクサ5には、5つの入力線7及びスイッチ2a〜2dが設けられているが、設けられる入力線7及びスイッチ2の数は任意でよく、また、異なる数の入力線7及びスイッチ2を備えるマルチプレクサ5が混在する構成でもよい。さらに、マルチプレクサ5は、図5の例示以外の周知の構成でもよく、上記例示に限定されるものではない。
図6は、マルチプレクサ5のスイッチ2の一構成例を示すブロック図である。スイッチ2は、コンフィギュレーションメモリ21と、トランスミッションゲート22と、を備えている。トランスミッションゲート22の両端22a、22b間が、接続状態あるいは遮断状態になるかは、コンフィギュレーションメモリ21に保持されたコンフィギュレーションデータに基づいて決定される。また、コンフィギュレーションメモリ21は、例えば、EEPROM、SRAM等の書き換え可能なメモリ素子で構成されている。
次に、第1実施形態に係る回路設計システム10の回路設計方法について説明する。図7は、第1実施形態に係る回路設計システム10の回路設計方法のフローの一例を示すフローチャートである。
CAD装置12の回路生成部12aは、記憶装置11に記憶された構造記述情報11aを読み込む(ステップS100)。また、回路生成部12aは、記憶装置11に記憶されたアプリケーション回路ネットリスト情報11bを読み込む(ステップS101)。
次に、回路生成部12aは、例えば、構造記述情報11aを取り込んだ配置配線ツールで、構造記述情報11aによって表わされる再構成可能回路上に、アプリケーション回路ネットリスト情報11bによって表わされるアプリケーション回路を配置及び配線する(ステップS102)。
その後、回路評価部12bは、上記配置配線結果を評価する(ステップS103)。なお、複数の構造記述情報11aがある場合、回路評価部12bは、構造記述情報11aの夫々に対して、評価を行う。
さらに、回路生成部12aは、回路評価部12bの評価結果に基づいて、さらに、構造記述情報11aからスイッチ2の削除を行うか否かを判断する(ステップS104)。例えば、回路評価部12bにより、アプリケーション回路ネットリスト情報11bをマッピングしたときの配置及び配線が不可能であると評価され、あるいは、最大回路遅延、消費電力の改善が見られないと評価されたとき、回路生成部12aは、さらに、構造記述情報11aからスイッチ削除を行わないと判断する(ステップS104のNO)。
一方で、回路評価部12bにより、配置及び配線が可能であると評価され、あるいは、最大回路遅延、消費電力の改善が見られると評価されたとき、回路生成部12aは構造記述情報11aのスイッチ削除を行うと判断する(ステップS104のYES)。なお、上記評価方法は、ユーザにより、任意に設定変更することができる。
回路生成部12aは、さらに、構造記述情報11aのスイッチ削除を行うと判断したとき(ステップS104のYES)、まず、構造記述情報11aから少なくとも1個のスイッチ2を削除した新たな構造記述情報11aを生成して(ステップS105)、上記(ステップS102)に戻る。
ここで、例えば、n個のスイッチ2を含む各セル1xyから1個のスイッチ2を削除する場合において、スイッチ2を削除したn通りの新たな構造記述情報11aが生成される。なお、スイッチ削除処理の詳細については、後述する。以下、スイッチ削除処理において、スイッチ2を削除した構造記述情報11aを、スイッチ削除構造記述情報11aと称す。
一方で、回路生成部12aは、さらに、構造記述情報11aのスイッチ削除を行わないと判断したとき(ステップS104のNO)、本処理を終了する。これにより、上記スイッチ削除構造記述情報11aのうち、最も評価結果が良好となるものが、最終的な設計回路情報として採用される。
なお、回路評価部12bにより、アプリケーション回路ネットリスト情報11bをマッピングしたときの配置及び配線が不可能であると評価され、回路生成部12aにより、さらなるスイッチ削除を行わないと判断されたときは(ステップS104のNO)、これまで生成され、配置及び配線が可能であると評価されたスイッチ削除構造記述情報11aのうち、回路評価部12bによる評価結果が最も良好なものを、最終的な構造記述情報11aとして採用する。また、評価結果が最も良好な構造記述情報11aとしては、例えば、最大回路遅延、消費電力、スイッチ2の数、及び/又は、回路面積が最小となる回路が含まれる。
次に、上記構造記述情報11aからスイッチ2を削除するスイッチ削除処理(ステップS105)について、詳細に説明する。図8は、スイッチ削除処理における処理フローの一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、スイッチ削除処理(ステップS105)において、まず、各セル1xyからスイッチ2を均一に削除する均一スイッチ削除が行われ(ステップS110)、更にスイッチ削除が必要な場合には(ステップS111のYES)、この均一スイッチ削除後に、各セル1xyからスイッチ2を不均一に削除する不均一スイッチ削除が行われる(ステップS112及びS113)。
この不均一スイッチ削除において、回路生成部12aは、スイッチ削除構造記述情報11aによって表わされるセルアレイのうち列毎に、各セル1xyからスイッチ2を削除する(ステップS112)。同時に、回路生成部12aは、セルアレイのうち行毎に、各セル1xyからスイッチ2を削除する(ステップS113)。そして、回路生成部12aは、これら列毎及び行毎にスイッチ2が削除されたスイッチ削除構造記述情報11aのうち、評価がより良好なスイッチ削除構造記述情報11aを採用する(ステップS114)。
次に、上記均一スイッチ削除について、詳細に説明する。均一スイッチ削除において、例えば、図9Aに示す如く、図3に示す全てのセル1xyから同一のスイッチ2aが削除されている。また、均一スイッチ削除において、例えば、図9Bに示す如く、図3に示す全てのセル1xyから同一のスイッチ2bが削除されている。このように、均一スイッチ削除において、セルアレイの全てのセル1xyから同一のスイッチ2が削除される。
なお、図9A及び図9Bにおいて、全てのセル1xyからスイッチ2a、2bを削除する2通りのスイッチ削除方法を夫々示しているが、一般に、各セル1xyにn個のスイッチ2がある場合において、各セル1xyから1個のスイッチ2を削除する方法はn通り存在することとなる。したがって、各セル1xyから1個のスイッチ2を削除する場合には、スイッチ削除構造記述情報11aは、n通り生成されることとなる。
そして、上述の如く、回路生成部12aは、スイッチ削除構造記述情報11aを取り込んだ配置配線ツールで、スイッチ削除構造記述情報11aによって表わされる再構成可能回路上に、アプリケーション回路ネットリスト情報11bによって表わされるアプリケーション回路を配置及び配線する(ステップS102)。
また、回路評価部12bは、上記配置配線結果を評価する(ステップS103)。ここで、回路評価部12bは、n通りのスイッチ削除構造記述情報11aに対して夫々評価を行い、回路生成部12aはこの評価結果に基づいて、さらに、スイッチ削除構造記述情報11aのスイッチ削除を行うか否かを判断する(ステップS104)。以上のように、スイッチ削除構造記述情報11aの各セル1xyからスイッチ2を1個ずつ削除することを繰り返す。
また、回路評価部12bは、アプリケーション回路ネットリスト情報11bをマッピングしたときの配線性(配線の容易度又は難易度)を評価するのが好ましい。さらに、回路生成部12aは、配線方法を種々に変更し試行する配線処理を行う。なお、この配線処理における配線試行の上限回数Tは、予め設定されている。そして、配線試行の回数が上限回数Tとなるまでに配線が完了していない場合、回路評価部12bは、アプリケーション回路ネットリスト情報11bをマッピングしたときの配置及び配線が不可能であると判断する。
このとき、上記配線できずに残った残本数r1、又は、残留コンフリクト数(同じ配線リソースを複数の配線で共用しようとしている箇所の数)r2を、配線の容易度又は難易度の評価値として用いることができる。一方、回路生成部12aによるT回の配線試行の前に、例えばt回(t<T)の配線試行で、全ての配線がコンフリクト無く完了した場合、その試行回数tを配線の容易度又は難易度の評価値として用いることができる。
例えば、回路生成部12aによるT回の配線試行後に、配線が完了しなかった場合において、上記残本数r1及び残留コンフリクト数r2が小さいほど、配線が容易で、配線性が良好といえる。同様に、回路生成部12aによるT回の配線試行後に、配線が完了した場合において、上記試行回数tが小さいほど、配線が容易で、配線性が良好といえる。
そして、回路生成部12aは、回路評価部12bによる上記残本数r1、残留コンフリクト数r2、試行回数t等の評価値が合格閾値よりも小さく、配線性が良好との評価結果に基づいて、スイッチ削除処理を行う。これにより、スイッチ削除処理の対象となるスイッチ削除構造記述情報11aの数を、効率的に絞り込むことができ、当該処理時間を大幅に低減することができる。なお、スイッチ削除処理の対象となるスイッチ削除構造記述情報11aが多数存在する場合でも、上記評価値を用い、合格閾値を適切な値に設定することで、十分にスイッチの数を低減しつつ、処理時間も低減することができる。
さらに、スイッチ削除構造記述情報11aの数を効果的に絞り込むために、禁止リスト情報11cを用いることが望ましい。禁止リスト情報11cは、評価値がある閾値(以後禁止閾値と呼ぶ)よりも悪いスイッチ削除パターンを記憶しておくリストである。
禁止リスト情報11cに含まれるスイッチ削除パターン、言い換えると禁止リスト情報11cに含まれるスイッチ削除パターンからさらにスイッチを削除したようなスイッチ削除構造記述情報11aは、配置配線及び評価の処理をするまでもなく配線性が悪いことが推定される。
なお、上述の配線し易さの評価値は、同じスイッチ数のスイッチ削除構造記述情報11a同士でのみ比較が可能である。したがって、本処理方法を適用するためには、スイッチ削除処理で、各セル1xyから同一のスイッチ数を削除する必要がある。最も好ましい例は、スイッチ削除処理が行われる各スイッチ削除構造記述情報11aから、1個のスイッチ2を削除する均一スイッチ削除(すなわち、セルアレイの各セル1xyから、1個のスイッチ2を均一に削除)することである。
上述したように、スイッチ削除構造記述情報11aの生成、各スイッチ削除構造記述情報11aへのアプリケーション回路の配置及び配線、この配置及び配線結果の評価、更なるスイッチ削除、の一連のプロセスを何度か繰り返し、一回のプロセス毎に、各セル1xyからスイッチ2が、例えば1つずつ削除される。最終的に、回路生成部12aは、合格閾値より良好な評価値のスイッチ削除構造記述情報11aが無くなれば処理は終了する。そして、回路生成部12aは、終了直前の合格閾値より良好な評価値のスイッチ削除構造記述情報11aを、最終結果のアーキテクチャとして決定する。これにより、アプリケーション回路を配置及び配線できるスイッチ削除構造記述情報11aのうち、スイッチ数が最少となるスイッチ削除構造記述情報11aを設計することができる。
さらに、上記評価の別の例としては、アプリケーション回路が配置及び配線できた場合のクリティカルパス遅延や、消費電力、スイッチ削除構造記述情報11aの面積、あるいは、それらの数値の積を評価値にしてもよい。また、上述の配線性が合格閾値より良好となるものの中で、さらにクリティカルパス遅延や消費電力等の評価値がある合格閾値より良好となるスイッチ削除構造記述情報11aを残すようにしてもよい。どのような評価方法を採用するかは、設計者の目的に応じて決定できる。
以上のようにして、回路生成部12aは、均一スイッチ削除により、評価値が合格閾値より良好となるものの中で、最もスイッチ2が少ないスイッチ削除構造記述情報11a(以下、最少均一構成回路情報と称す)を生成する。
次に、不均一スイッチ削除について、詳細に説明する。均一スイッチ削除では十分なスイッチ削除が達成できない場合が、多々存在する。その場合に、回路生成部12aは、上記の方法で生成した最少均一構成回路情報に対して、さらに不均一スイッチ削除を行う。
図10Aは、最少均一構成回路情報の一例を示している。図10Aは、図3の構造記述情報11aの各セル1xyから2個のスイッチ2a及び2eを均一削除した一例が示されている。回路生成部12aは、不均一スイッチ削除を行う場合、まず、この最少均一構成回路情報に対して、図7のスイッチ削除処理(ステップS105)を行う。このスイッチ削除処理において、回路生成部12aは、例えば、後述する不均一スイッチ削除を行う。
図10Bは、図10Aに示すセルアレイのうち奇数列の各セル(第1列1ay及び第3列1cy、なお、yはa〜d)から、スイッチ2bを削除したものである。同様に、図10Cは、図10Aに示すセルアレイのうち奇数列の各セル1ay、1cyから、スイッチ2cを削除したものである。
なお、図10B及び図10Cにおいて、セルアレイの各セル1xyからスイッチ2b又は2cを削除する方法を例示したが、これに限らず、一般に一つのセル1xyにm個のスイッチ2がある場合、1個のスイッチ削除の方法はm通り存在する。
したがって、セルアレイの奇数列の各セル1xyから1個のスイッチ2を削除する場合において、最少均一構成回路情報から最大m個のスイッチ削除構造記述情報11aが生成される。そして、この場合、セルアレイの偶数列はスイッチ削除されない。このように、セルアレイうち、セル1xyの場所によってスイッチ削除の方法が異なる場合、それを不均一スイッチ削除と称する。
そして、回路生成部12aは、生成されたスイッチ削除構造記述情報11a(m個のスイッチ削除構造記述情報11aの全て、あるいはその一部)に対して、図7に示した次の一連の処理を行う。すなわち、回路生成部12aは、各スイッチ削除構造記述情報11aを取り込んだ配置配線ツールを使って、アプリケーション回路ネットリスト情報11bによって表わされるアプリケーション回路を配置及び配線し(ステップS102)、回路評価部12bは、各配置配線結果を評価する(ステップS103)。回路生成部12aは、その評価の結果、合格閾値を満たしたスイッチ削除構造記述情報11aに対して、再びスイッチ削除処理を行う(ステップS105)。
このスイッチ削除処理において、回路生成部12aは、今度、セルアレイのうち偶数列の各セル(第2列1by及び第4列dy、なおyはa〜d)からスイッチ削除を行う。以後、上記配置配線、評価、及びスイッチ削除の一連の処理が繰り返される。また、スイッチ削除処理において、上記説明したように、回路生成部12aは、セルアレイのうち奇数列と偶数列のスイッチ削除を交互に行うのが好ましい。
なお、セルアレイの偶数列と奇数列を同時にスイッチ削除する場合、可能な削除パターンが非常に多くなり処理時間が増加する。一方で、上述したように、回路生成部12aが、セルアレイの偶数列と奇数列とに対して交互にスイッチ削除を行った場合、両処理の間に回路評価部12bによる評価が介在することとなる。このため、その評価によって、スイッチ削除構造記述情報11aの選別が行われ、効果的にスイッチ削除構造記述情報11aの数が絞り込まれる。
ここで、回路生成部12aがセルアレイの偶数列と奇数列とに対して同時にスイッチ削除を行った場合、回路評価部12bはその評価を1度だけ行うこととなる。一方で、回路生成部12aがセルアレイの偶数列と奇数列とに対して交互にスイッチ削除を行った場合、回路評価部12bはその評価を2度行うこととなる。その場合でも、スイッチ削除構造記述情報11aが、処理過程で一旦絞り込まれるメリットの方がより大きい。
また、回路生成部12aは、一方の列(例えば、偶数列)のスイッチ2が削除できない場合でも、他方の列(例えば、奇数列)のスイッチ2が削除できれば、スイッチ削除が可能な列だけに対して、スイッチ削除処理を続行する。
したがって、最終的には、セルアレイの偶数列と奇数列で、セル1xy当たりのスイッチ数が相違する場合ある。また、偶数列と奇数列は、たとえセル1xy当たりのスイッチ数が同一でも、削除されるスイッチ2は必ずしも同一ではない。
さらに、回路生成部12aは、不均一スイッチ削除を行った場合に、禁止リスト情報11cには評価が悪かったときのスイッチ削除構造記述情報11aの偶数列と奇数列のスイッチ削除パターンを、一組で登録する。
そして、あるスイッチ削除構造記述情報11aにおける偶数列のスイッチ削除パターンが、禁止リスト情報11cにおける、ある組の偶数列のスイッチ削除パターンを含み、同時にそのスイッチ削除構造記述情報11aにおける奇数列のスイッチ削除パターンが、禁止リスト情報11cにおけるその組の奇数列のスイッチ削除パターンを含む場合がある。この場合、回路生成部12aは、そのスイッチ削除構造記述情報11aを棄却して、上記スイッチ削除構造記述情報11aの絞り込みを行う。
以上のようにして、回路生成部12aは、不均一スイッチ削除を行い、その評価が合格閾値より良好なものの中でスイッチ数が最少となるスイッチ削除構造記述情報11a(これを、最少不均一構成回路情報と称す)を生成する。
上述したように、セルアレイの各列内のセル1xyは同一(均一)で、異なる列間ではスイッチ削除方法が異なる不均一スイッチ削除を、列不均一スイッチ削除と称す。
なお、上述したように、基本的な列不均一スイッチ削除の一例として、偶数列と奇数列の2種類の異なる列間でスイッチ削除方法が異なる場合について説明したが、異なる列の種類は複数存在してもよい。例えば、k種類の異なる列が存在する場合に、回路生成部12aはセルアレイの第1列から第k列までに対して、順次、スイッチ削除を行い、回路評価部12bはそのスイッチ削除構造記述情報11aを評価し、この評価が終われば、また第1列から同じ処理を繰り返す。
禁止リスト情報11cには、評価が悪かったときのスイッチ削除記述構造情報11aにおける、第1列から第k列のスイッチ削除パターンが、一組にして登録される。そして、回路生成部12aは、あるスイッチ削除構造記述情報11aにおける第i列(1≦i≦k)のスイッチ削除パターンが、禁止リスト情報11cにおける、ある組の第i列のスイッチ削除パターンを含むとき(ここで、iが1からkまでの全てについて、上記条件が成立するものとする)、そのスイッチ削除構造記述情報11aを棄却して、スイッチ削除構造記述情報11aの絞り込みを行う。
次に、回路生成部12aは、最少均一構成回路情報に対して、行毎の不均一スイッチ削除(以下、行不均一スイッチ削除と称す)を行う。この行不均一スイッチ削除は、セルアレイの各行内のセル1xyは同一(均一)で、異なる行間ではスイッチ削除の方法が異なる不均一スイッチ削除方法である。
また、行不均一スイッチ削除において、回路生成部12aは、上述の列不均一スイッチ削除と同様に、セルアレイの偶数行と奇数行に対して、交互にスイッチ削除を行うのが好ましい。
図11は、図10Aに示す最少不均一構成回路情報に対して、セルアレイの奇数行の各セル(第1行1xa及び第3列1xc、なお、yはa〜d)から、スイッチ2bを削除した一例である。
最後に、回路生成部12aは、列不均一スイッチ削除による最少不均一構成回路情報の評価と、行不均一スイッチ削除による最少不均一構成回路情報の評価と、を比較して、これら評価が良好な方を、最終的な最少不均一構成回路情報として、採用する。
上述したように、回路生成部12aは、まず、構造記述情報11aに対して均一スイッチ削除を行い、最少均一構成回路情報を生成する(図8のステップS110)。次に、回路生成部12aは、この最少均一構成回路情報に対して、列不均一スイッチ削除を行い(ステップS112)、最少不均一構成回路情報を生成する。
また、回路生成部12aは、この最少均一構成回路情報に対して、行不均一スイッチ削除を行い(ステップS113)、最少不均一構成回路情報を生成する。そして、回路生成部12aは、生成された両最少不均一構成回路情報のうち、回路評価部12bによる評価がより良好な最少不均一構成回路情報を採用する(ステップS114)。
図12A乃至Eは、構造記述情報11aによって表わされる再構成可能回路のシリコン上における物理的配置を示す概略図である。図12Aは、初期構造記述情報11aであり、セルアレイの各セル1xy(x及びyは、a〜d)は規則的に隙間無く、2次元アレイ状に配置されている。
図12Bは、最少均一構成回路の一例を示す概略図である。図12Bに示す如く、全てのセル1xyは、図12Aに示すセル1xyと比較して小さくなるが、同一のセル1xyとなっている。すなわち、初期構造記述情報11aから全てのセル1xyで同一のスイッチ2を削除している。このため、各セル1xyを隙間無く2次元アレイ状に配置することができる。
図12Cは、行不均一スイッチ削除が行われた最少不均一構成回路の一例を示す図である。なお、図12Cに示すセルアレイにおいて、各セル1xyの高さが奇数行(第1行1xa及び第3行1xc)と偶数行(第2行1xb及び第4行1xd)とで異なっている。
この場合、一般に、セルアレイの行毎に削除されるスイッチ2が異なるため、行毎にセル1xyの面積が異なる。しかしながら、セル1xyの高さを行毎に調整し、セル1xyの幅を全てのセル1xyで同一にすることで、図12Cに示すように、各セル1xyを隙間無く配置することが可能となる。なお、図12Cにおいて、セルアレイの奇数行と偶数行でセル1xyの高さが異なる一例を示している。
図12Dは、列不均一スイッチ削除が行われた最少不均一構成回路の一例を示す図である。この場合、一般にセルアレイの列毎に削除されるスイッチ2が異なるため、列毎にセル1xyの面積が異なる。しかしながら、各セル1xyの幅を列毎に調整し、各セル1xyの高さを全てのセル1xyで同一にすることで、図12Dに示す如く、隙間無くセル1xyを配置することが可能となる。図12Dは、セルアレイの奇数列と偶数列でセル1xyの幅が異なる一例を示している。
このように、行不均一スイッチ削除又は列不均一スイッチ削除を行うことで、セル1xyの物理配置において、各セル1xyを隙間無く2次元アレイ状に配置することができるという利点がある。これは、一般の不均一性では必ずしも可能ではない。
図12Eに、チェッカー模様状となる不均一スイッチ削除の一例を示す図である。図12Eに示す如く、これには、例えば、小さい面積のセル1aa、1ac、1bb、1bd、1ca、1cc、1db、1ddと、大きい面積のセル1ab、1ad、1ba、1bc、1cb、1cd、1da、1dcをチェッカー模様状に配置したものである。このとき、小さい面積のセル1xy周辺には、隣接するセル1xyとの間に隙間が生じている。なお、このような隙間を生じないような不均一スイッチ削除の方法として、上述した行不均一スイッチ削除、若しくは列不均一スイッチ削除を行うのが好ましい。
以上、第1の実施形態に係る回路設計システム10において、記憶装置11は、複数のスイッチ2を含むセルアレイからなる、再構成可能回路の構造記述情報11aと、アプリケーション回路ネットリスト情報11bと、を記憶し、CAD装置12の回路生成部12aは、回路評価部12bによる評価結果に基づいて、構造記述情報11aから少なくとも1個のスイッチ2を削除して、構造記述情報11aを生成する。これにより、従来のように構造記述情報をパラメータ化すること無く、個々のスイッチ2が記述された構造記述情報11aから、各スイッチ2を順次削除する。これにより、アプリケーションに応じた、より詳細なスイッチ削除が可能となるため、回路面積を効果的に縮小することができる。
また、個々のスイッチ2を指定して多様なスイッチ削除パターンを評価し、均一スイッチ削除に加えて行不均一スイッチ削除あるいは列不均一スイッチ削除を行う。これにより、応用領域に特化した小さい面積の再構成可能回路を短い処理時間で生成できる。さらに、評価が悪いスイッチ削除パターンをリスト化した禁止リスト情報11cを使って、有効にスイッチ削除パターンを絞り込むため、処理時間が大幅に短縮される。
なお、一般に詳細なスイッチ削除を行うと処理時間が長くなる傾向がある。これは、同一個数のスイッチ削除でも、どのスイッチ2を削除するかによって、削除パターンが多数存在することによる。可能な全てのスイッチ削除パターンに対して、配置及び配線と評価の試行を繰り返すと、膨大な時間がかかり事実上、実行不可能となる。
そこで、本発明の第1実施形態に係る回路設計システム10は、所定数(例えば、1個)のスイッチ2を各セル1xyから削除し、配置及び配線と評価とを行い、その評価値が合格閾値より良好なものだけを残すことで、次の処理に移行するスイッチ削除構造記述情報11aを絞り込む。
そして、回路生成部12aは、それらスイッチ削除構造記述情報11aから、再度、所定数のスイッチ2を削除し、スイッチ削除構造記述情報11aを生成する際に、禁止リスト情報11cに登録しているスイッチ削除パターンを含むスイッチ削除構造記述情報11aを棄却する。この棄却によって、回路生成部12aは、次の処理に移行するスイッチ削除構造記述情報11aの数を絞り込む。このように、回路生成部12aは、一定数のスイッチ2を削除してスイッチ削除構造記述情報11aの数を絞り込むという、処理を繰り返す。これにより、スイッチ削除構造記述情報11aの数が処理過程で発散するのを回避することができる。したがって、均一スイッチ削除によって、現実的な時間で最少均一構成回路情報を生成できるだけでなく、不均一スイッチ削除によっても、現実的な時間で最少不均一構成回路情報を生成できる。
さらに、回路生成部12aは、均一スイッチ削除後に、不均一スイッチ削除を行うことで、多数のスイッチ削除を実現できる。不均一スイッチ削除において、任意の不均一性が許容されると、スイッチ削除パターンの数が膨大となり、現実的ではない。そこで、本発明の第1実施形態に係る回路設計システム10において、セルアレイの各行内は同一セル1xyとし、行毎にスイッチ削除パターンが異なるような行毎の不均一性、あるいは、セルアレイの各列内は同一セル1xyとし、列毎にスイッチ削除パターンが異なるような列毎の不均一性のみを許容している。これにより、不均一性によるスイッチ削除パターン数の増大を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る回路設計システム10の回路設計方法について、説明する。第2実施形態に係る回路設計システム10の回路設計方法は、各セル1xyの未使用スイッチ2の均一スイッチ削除を行う点、及び、低使用頻度スイッチ2の均一スイッチ削除を行う点で、第1実施形態に係る回路設計システム10の回路設計方法と、主として相違する。図13は、本発明の第2実施形態に係る回路設計システム10のフローの一例を示すフローチャートである。
まず、回路生成部12aは、初期構造記述情報11aを取り込んだ配置配線ツールで、初期構造記述情報11aによって表わされる再構成可能回路上に、アプリケーション回路ネットリスト情報11bによって表わされるアプリケーション回路を配置及び配線する(ステップS200)。
次に、回路生成部12aは、上記配置及び配線の結果、全てのセル1xyで使用されていない未使用スイッチ2を、さらに、初期構造記述情報11aから均一スイッチ削除し、スイッチ削除構造記述情報11aを生成する(ステップS201)。このとき、全ての未使用スイッチ2が一度に削除される。
その後、回路生成部12aは、スイッチ削除構造記述情報11aを取り込んだ配置配線ツールで、スイッチ削除構造記述情報11aによって表わされる再構成可能回路上に、アプリケーション回路ネットリスト情報11bによって表わされるアプリケーション回路を配置及び配線する(ステップS202)。そして、回路評価部12bは、上記配置及び配線結果を評価する(ステップS203)。
回路評価部12bによる評価値が合格閾値よりも悪いとき(ステップS204のNO)、回路生成部12aは、上記削除した未使用スイッチ2の一部を、スイッチ削除構造記述情報11aの全てのセル1xyに戻し(ステップS205)、上記(ステップS202)に戻る。
ここで、上記未使用スイッチ2の戻し方法(どの未使用スイッチ2を戻すか)は、一般に複数存在する。したがって、回路生成部12aが上記(ステップS205)の処理を行うと、一般に複数のスイッチ削除構造記述情報11aが生成される。上記(ステップS204)の判断処理において、回路生成部12aは、合格閾値よりも良好な評価値となるスイッチ削除構造記述情報11aが所望数だけ得られたとき、後述の低使用頻度スイッチ2の均一スイッチ削除(ステップS206)へ移行する。
なお、回路生成部12aは、上記(ステップS204)における1回目の判断処理で、スイッチ削除構造記述情報11aの評価値が合格閾値よりも良好であると判断したとき、後述の低使用頻度スイッチ2の均一スイッチ削除(ステップS206)へ移行してもよい。上記判断処理(ステップS204)における判断基準は、設計者の目的に応じて決定できる。
低使用頻度スイッチ2の均一スイッチ削除(ステップS206)において、回路生成部12aは、上記配置及び配線の結果、セルアレイの中で少数個(例えば、1個)のセル1xyでしか使用されないスイッチ2を、均一スイッチ削除する。
例えば、1個のセル1xyでしか使用されないスイッチ2がj個あった場合に、1個のスイッチ2を削除する方法はj通り存在する。したがって、低使用頻度スイッチ2の均一スイッチ削除(ステップS206)の処理において、回路生成部12aは、1個のスイッチ2を削除する場合、j個のスイッチ削除構造記述情報11aを生成することとなる。
以降の処理は、図7に示す第1実施形態に係る処理フローと略同一となる。すなわち、回路生成部12aは、上記j個のスイッチ削除構造記述情報11aについて夫々、各スイッチ削除構造記述情報11aを取り込んだ配置配線ツールで、各スイッチ削除構造記述情報11aによって表わされる再構成可能回路上に、アプリケーション回路ネットリスト情報11bによって表わされるアプリケーション回路を配置及び配線する(ステップS207)。
次に、回路評価部12bは、上記配置及び配線結果を評価する(ステップS208)。回路生成部12aは、回路評価部12bの評価結果に基づいて、さらに、スイッチ削除構造記述情報11aのスイッチ削除を行うか否かを判断する(ステップS209)。回路生成部12aは、スイッチ削除構造記述情報11aのスイッチ削除を行うと判断したとき(ステップS209のYES)、上記(ステップS206)に戻る。一方で、回路生成部12aは、スイッチ削除構造記述情報11aのスイッチ削除を行わないと判断したとき(ステップS209のNO)、本処理を終了する。なお、低使用頻度スイッチ2の削除において、行不均一スイッチ削除あるいは列不均一スイッチ削除を容易に適用できる。
以上、第2実施形態に係る回路設計システム10によれば、上記配置及び配線後に、図13に示す(ステップS201)の処理で、未使用スイッチ2を全て削除している。これにより、第2実施形態に係る回路設計方法は、1個あるいは少数個ずつ、スイッチ2を削除し、配置及び配線とその評価を繰り返す処理方法と比較して、大幅に処理時間を短縮できる利点がある。多くの場合、回路生成部12aは、未使用スイッチ2を削除したスイッチ削除構造記述情報11aに、アプリケーション回路を配置及び配線できる。したがって、回路生成部12aは、図13の(ステップS204)の判断処理において、YES(ステップS206)側へ移行する。
しかしながら、回路生成部12aが上記配置及び配線を行うことができない場合、あるいは、回路評価部12bによる上記配置及び配線の評価が悪い場合がある。この場合に、回路生成部12aは、削除した未使用スイッチ2を少数個(典型的には1個)だけ元に戻すことで、上記(ステップS204)の判断処理において、YES側へ移行するようになる。
なお、このように、回路生成部12aは、一旦、未使用スイッチ2を戻した場合でも、最終的に、この未使用スイッチ2の数よりも多くのスイッチ2を削除できる場合がほとんどである。これには、回路生成部12aが、図13の(ステップS206)処理およびそれ以降の処理において、未使用スイッチ2以外のスイッチ2を削除するからである。
さらに、各セル1xyがn個のスイッチ2を含む場合に、各セル1xyから1個のスイッチ2を削除する方法は全部でn通り存在する。一方で、n個のスイッチ2のうち、低使用頻度スイッチ2はごく一部である。したがって、削除するスイッチ2を、低使用頻度のスイッチ2に限定することで、更にスイッチ2を削除する対象となるスイッチ削除構造記述情報11aの数を大幅に絞り込むことができ、全体の処理時間を大幅に短縮することができる。また、回路評価部12bによる評価の悪化を最小限に抑えるために、低使用頻度のスイッチ2を優先して削除していく上記方法は、理にかなっている。このように、本発明の第2実施形態に係る回路設計システム10によれば、多数個のスイッチ2の削除を短時間で実現できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、この出願は、2008年6月6日に出願された日本出願特願2008−149704を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 セル
2 スイッチ
3 配線
4 機能ブロック
5 マルチプレクサ
6 バッファ
7 入力線
8 出力
10 回路設計システム
11 記憶装置
11a 構造記述情報
11b アプリケーション回路ネットリスト情報
11c 禁止リスト情報
12 CAD装置
12a 回路生成部
12b 回路評価部

Claims (17)

  1. 複数のスイッチを含むセルのアレイからなる、再構成可能回路の構造記述情報と、アプリケーションを特定するためのアプリケーション回路情報と、を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記構造記述情報と、前記アプリケーション回路情報と、に基づいて、前記構造記述情報を生成する回路生成手段と、
    前記回路生成手段により生成された前記構造記述情報を評価する回路評価手段と、を備え、
    前記回路生成手段は、前記回路評価手段による評価結果に基づいて、前記構造記述情報から少なくとも1個の前記スイッチを削除して、前記構造記述情報を生成する、ことを特徴とする回路設計システム。
  2. 請求項1記載の回路設計システムであって、
    前記回路生成手段は、生成された前記構造記述情報のうち、前記スイッチの数が最少となる前記構造記述情報を採用する、ことを特徴とする回路設計システム。
  3. 請求項1又は2記載の回路設計システムであって、
    前記回路生成手段は、全ての前記セルから同一の前記スイッチを削除する均一スイッチ削除を行い、該均一スイッチ削除後に、前記各セルから異なる前記スイッチを削除する不均一スイッチ削除を行う、ことを特徴とする回路設計システム。
  4. 請求項3記載の回路設計システムであって、
    前記不均一スイッチ削除において、前記回路生成手段は、前記セルのアレイにおける偶数列のセルのスイッチと、奇数列のセルのスイッチとを交互に削除する、ことを特徴とする回路設計システム。
  5. 請求項3記載の回路設計システムであって、
    前記不均一スイッチ削除において、前記回路生成手段は、前記セルのアレイにおける偶数行のセルのスイッチと、奇数行のセルのスイッチとを交互に削除する、ことを特徴とする回路設計システム。
  6. 請求項4又は5記載の回路設計システムであって、
    回路生成手段は、前記回路生成手段により前記列毎に各セルのスイッチが削除され、生成された前記構造記述情報と、前記行毎に各セルのスイッチが削除され、生成された前記構造記述情報と、のうち評価が良好な方を採用する、ことを特徴とする回路設計システム。
  7. 請求項1乃至6のうちいずれか1項記載の回路設計システムであって、
    前記記憶手段は、前記回路評価手段による評価結果に基づいて、前記回路生成手段により前記スイッチが削除されたときのスイッチ削除パターンを、禁止リスト情報として記憶し、
    前記回路生成手段は、前記スイッチを削除したときの前記スイッチ削除パターンが、前記記憶手段に記憶された前記禁止リスト情報のスイッチ削除パターンと一致するとき、前記構造記述情報を生成しない、ことを特徴とする回路設計システム。
  8. 請求項1乃至7のうちいずれか1項記載の回路設計システムであって、
    前記回路生成手段は、前記回路情報の全てのセルから未使用の前記スイッチを削除して、前記構造記述情報を生成する、ことを特徴とする回路設計システム。
  9. 請求項8記載の回路設計システムであって、
    前記回路評価手段による、前記未使用のスイッチが削除された前記構造記述情報に対する評価結果が良好でないとき、前記回路生成手段は削除した前記未使用のスイッチの一部を元に戻す、ことを特徴とする回路設計システム。
  10. 請求項1乃至9のうちいずれか1項記載の回路設計システムであって、
    前記回路生成手段は、前記構造記述情報の全てのセルから低使用頻度の前記スイッチを削除して、前記構造記述情報を生成する、ことを特徴とする回路設計システム。
  11. 請求項10記載の回路設計システムであって、
    前記低使用頻度のスイッチは、前記セルのアレイのうち1、2又は3つの前記セルでのみ使用されているスイッチである、ことを特徴とする回路設計システム。
  12. 請求項1記載の回路設計システムであって、
    前記回路評価手段は、生成された前記構造記述情報における配置及び配線の可否、配線性、回路遅延、消費電力、前記スイッチの数、及び、回路面積のうち少なくとも1つを評価する、ことを特徴とする回路設計システム。
  13. 複数のスイッチを含むセルのアレイからなる、再構成可能回路の構造記述情報と、アプリケーションを特定するためのアプリケーション回路情報と、を記憶し、
    前記記憶された前記構造記述情報と、前記アプリケーション回路情報と、に基づいて、前記構造記述情報を生成し、
    前記生成された前記構造記述情報を評価し、
    前記評価結果に基づいて、前記構造記述情報から少なくとも1個の前記スイッチを削除して、前記構造記述情報を生成する、ことを特徴とする回路設計方法。
  14. 請求項13記載の回路設計方法であって、
    前記生成された前記構造記述情報のうち、前記スイッチの数が最少となる前記構造記述情報を採用する、ことを特徴とする回路設計方法。
  15. 請求項13又は14記載の回路設計方法であって、
    全ての前記セルから同一の前記スイッチを削除し、
    該削除後に、前記各セルから異なる前記スイッチを削除する、ことを特徴とする回路設計方法。
  16. 請求項13乃至15のうちいずれか1項記載の回路設計方法であって、
    前記評価結果に基づいて、前記スイッチが削除されたときのスイッチ削除パターンを、禁止リスト情報として記憶し、
    前記スイッチを削除したときの前記スイッチ削除パターンが、前記記憶した前記禁止リスト情報のスイッチ削除パターンと一致するとき、前記構造記述情報を生成しない、ことを特徴とする回路設計方法。
  17. 複数のスイッチを含むセルのアレイからなる、再構成可能回路の構造記述情報と、アプリケーションを特定するためのアプリケーション回路情報と、に基づいて、前記構造記述情報を生成する処理と、
    前記生成された前記構造記述情報を評価する処理と、
    前記評価結果に基づいて、前記構造記述情報から少なくとも1個の前記スイッチを削除して、前記構造記述情報を生成する処理と、をコンピュータに実行させるプログラムを格納する記憶媒体。
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