JPWO2009119807A1 - 映像トランスコーダ監視装置、その方法及びそのプログラム - Google Patents

映像トランスコーダ監視装置、その方法及びそのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2009119807A1
JPWO2009119807A1 JP2010505836A JP2010505836A JPWO2009119807A1 JP WO2009119807 A1 JPWO2009119807 A1 JP WO2009119807A1 JP 2010505836 A JP2010505836 A JP 2010505836A JP 2010505836 A JP2010505836 A JP 2010505836A JP WO2009119807 A1 JPWO2009119807 A1 JP WO2009119807A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
transcoder
decoding
stream
monitoring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010505836A
Other languages
English (en)
Inventor
尚司 谷内田
尚司 谷内田
木本 崇博
崇博 木本
山田 徹
徹 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2009119807A1 publication Critical patent/JPWO2009119807A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/40Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using video transcoding, i.e. partial or full decoding of a coded input stream followed by re-encoding of the decoded output stream
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/154Measured or subjectively estimated visual quality after decoding, e.g. measurement of distortion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • H04N19/61Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding in combination with predictive coding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

入力圧縮画像データ及び出力再圧縮画像データをそれぞれデコードすることなく、トランスコーダ内の動作異常やトランスコーダの画質劣化を検出できるトランスコーダ異常監視装置を提供する。符号化された画像ストリームの再圧縮符号化を行うトランスコーダの動作を監視するトランスコーダ監視装置において、符号化された第一の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームのデコードを行う第一のデコード手段と、再圧縮符号化された第二の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームのデコードを行う第二のデコード手段と、第一のデコード手段により復号化された画像データと第二のデコード手段により復号化された画像データとを入力し、両者を比較評価を行うことにより出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出するデータ比較監視手段と、を備える。

Description

本発明は送信設備の一部であるトランスコーダの故障を判断し警告を発する装置、その方法及びそのプログラムに関し、特に、圧縮画像データの再符号化を行うトランスコーダの動作監視装置、その方法及びそのプログラムであって、入力圧縮画像データとトランスコード後の出力再圧縮画像データを原画像に復号化することなく推定評価を行うことによりトランスコーダの異常を検出する装置、その方法及びそのプログラムに関する。
地上アナログ放送が停波する2011年に向けて円滑に地上デジタル放送に移行させ、且つ地上アナログ放送の視聴可能エリアに対し地上デジタル放送のカバー率を100%にするための一手段としてNGN網を利用したIPTV放送(地デジIP再送信)が考えられている。
このとき、IP網で数多くのユーザーに対応するため、1チャンネルで使用できる帯域が放送波における使用帯域と比較して狭帯域になる。
そのため、放送で規定されている映像符号化方式であるISO/IEC13818−2(MPEG−2)方式と比較して符号化効率の高いISO/IEC14496−10 (H.264)方式に符号化方式変換(トランスコード)を行いサービスすることが検討されている。
また、Quality of Services(QoS)の観点から、地デジIP再送信を行う場合、送信設備等に異常監視装置を設置する必要があり、トランスコーダを含む送信設備内の不具合箇所の特定を容易にする異常監視装置が求められている。
画像異常等は直接放送事故につながるため早急な異常場所の特定と、予備系への切り替えの判断が必要となる。
特開2003−174647号公報 特開2005−064569号公報 特開2006−080832号公報 特開2007−096800号公報 特開2007−274445号公報 特開2007−295468号公報 特開2007−306363号公報 特開2008−005197号公報 特開2008−035538号公報
しかしながら、本発明に関連したトランスコーダ異常監視装置では、入力圧縮画像データを一旦復号し画像信号に戻し、更に出力再圧縮画像データを復号し画像信号に戻した後、2枚の画像データの比較評価を行うことでトランスコーダの画質劣化やトランスコーダ内の動作異常を検出していた。
本発明に関連した方法に関し図1を用いて説明する。MPEG−2/H.264トランスコーダ2は入力圧縮画像データ(MPEG−2ストリーム)1を入力し、これを出力再圧縮画像データ(H.624ストリーム)4にトランスコードし出力する。トランスコーダ監視装置3は入力圧縮画像データ1と出力再圧縮画像データ4を入力し、これらをそれぞれMPEG−2デコーダ31とH.264デコーダ33で原画像データ3aと評価画像データ3bに復号化し、原画像データ3aと評価画像データ3bを出力する。原画像データ3aと評価画像データ3bとの間には、トランスコーダ2による処理遅延時間TとH.264デコーダ33による処理遅延時間Tの加えた遅延時間から、MPEG−2デコーダ31の処理遅延時間Tを引いた、システムにおける処理遅延時間Tallがある。式1に処理遅延時間の計算式を示す。
all=T+T−T (1)
従って、原画像データ3aと評価画像データ3bとを比較するために、Tallの時間分遅延させるために画像メモリ37を介して遅延処理後の原画像データ3eを生成する。従って、原画像データ3aの代わりに、遅延後の原画像データ3eが評価画像データ3bと比較される。画像比較監視部32は評価画像データ3bと遅延処理後の原画像データ3eの画像比較処理によりトランスコード異常を検出し、画像エラー情報5を出力する。画像比較処理を具体的に説明する。入力画像のPSNR(Peak Signal to Noise Ratio)を算出し規定の閾値を下回った場合に画像エラー情報5を出力する方法や、二重刺激連続品質尺度法に基づいた評価方法により画像エラー情報5を出力する方法が使用されていた。
そのため、例えばHDTV画像であれば1画面に約25Mビットのメモリが必要で、トランスコードによる遅延時間分入力画像データを遅らせるためには大きなメモリ量を必要とし、画像メモリ37の回路規模が大きくなっていた。更に、実運用時に画像品質などの詳細情報は必要でなく冗長な情報が出力されていた。
引用文献1乃至9のいずれにも、画像データそのものではなく、画像データの特性を示す画像情報に基づいてトランスコーダの異常を検出することは記載されていない。
本発明では、入力圧縮画像データ及び出力再圧縮画像データをそれぞれデコードすることなく、トランスコーダ内の動作異常やトランスコーダの画質劣化を検出できるトランスコーダ異常監視装置、その方法及びそのプログラムの提供を目的とする。
本発明によれば、符号化された画像ストリームの再圧縮符号化を行うトランスコーダの動作を監視するトランスコーダ監視装置において、符号化された第一の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームのデコードを行う第一のデコード手段と、再圧縮符号化された第二の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームのデコードを行う第二のデコード手段と、前記第一のデコード手段により復号化された画像データと前記第二のデコード手段により復号化された画像データとを入力し、両者を比較評価を行うことにより出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出するデータ比較監視手段と、を備えることを特徴とするトランスコーダ監視装置が提供される。
また、本発明によれば、符号化された画像ストリームの再圧縮符号化を行うトランスコーダを少なくとも2つ以上同時に動作監視するトランスコーダ監視装置において、符号化された複数の第一の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームをそれぞれ蓄積する第1の記憶手段と、複数の画像ストリームを蓄積した第1の記憶手段から、一つの画像ストリームを選択する選択手段と、前記選択された画像ストリームのデコードを行う第一のデコード手段と、再圧縮符号化された複数の第二の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームをそれぞれ蓄積する第2の記憶手段と、複数の画像ストリームを蓄積した第2の記憶手段から、一つの画像ストリームを選択する選択手段と、前記選択された画像ストリームのデコードを行う第二のデコード手段と、前記第一の復号化手段により復号化された画像データと前記第二の復号化手段により復号化された画像データとを入力し比較評価を行うことにより、出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出するデータ比較監視手段と、を備えることを特徴とするトランスコーダ監視装置が提供される。
更に、本発明によれば、符号化された画像ストリームの再圧縮符号化を行うトランスコーダの動作を監視するトランスコーダ監視方法において、符号化された第一の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームのデコードを行う第一のデコードステップと、再圧縮符号化された第二の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームのデコードを行う第二のデコードステップと、前記第一のデコードステップにより復号化された画像データと前記第二のデコードステップにより復号化された画像データとを入力し、両者を比較評価を行うことにより出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出するデータ比較監視ステップと、を備えることを特徴とするトランスコーダ監視方法が提供される。
更に、本発明によれば、符号化された画像ストリームの再圧縮符号化を行うトランスコーダを少なくとも2つ以上同時に動作監視するトランスコーダ監視方法において、符号化された複数の第一の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームをそれぞれ第1の記憶手段に蓄積する記憶ステップと、複数の画像ストリームを蓄積した第1の記憶手段から、一つの画像ストリームを選択する選択ステップと、前記選択された画像ストリームのデコードを行う第一のデコードステップと、再圧縮符号化された複数の第二の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームをそれぞれ第2の記憶手段に蓄積する記憶ステップと、複数の画像ストリームを蓄積した第2の記憶手段から、一つの画像ストリームを選択する選択ステップと、前記選択された画像ストリームのデコードを行う第二のデコードステップと、前記第一の復号化ステップにより復号化された画像データと前記第二の復号化ステップにより復号化された画像データとを入力し比較評価を行うことにより、出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出するデータ比較監視ステップと、を備えることを特徴とするトランスコーダ監視方法が提供される。
更に、本発明によれば、符号化された画像ストリームの再圧縮符号化を行うトランスコーダの動作を監視するトランスコーダ監視方法をコンピュータに実行させるためのトランスコーダ監視プログラムにおいて、符号化された第一の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームのデコードを行う第一のデコードステップと、再圧縮符号化された第二の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームのデコードを行う第二のデコードステップと、前記第一のデコードステップにより復号化された画像データと前記第二のデコードステップにより復号化された画像データとを入力し、両者を比較評価を行うことにより出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出するデータ比較監視ステップと、を備えることを特徴とするトランスコーダ監視プログラムが提供される。
更に、本発明によれば、符号化された画像ストリームの再圧縮符号化を行うトランスコーダを少なくとも2つ以上同時に動作監視するトランスコーダ監視方法をコンピュータに実行させるためのトランスコーダ監視プログラムにおいて、符号化された複数の第一の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームをそれぞれ第1の記憶手段に蓄積する記憶ステップと、複数の画像ストリームを蓄積した第1の記憶手段から、一つの画像ストリームを選択する選択ステップと、前記選択された画像ストリームのデコードを行う第一のデコードステップと、再圧縮符号化された複数の第二の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームをそれぞれ第2の記憶手段に蓄積する記憶ステップと、複数の画像ストリームを蓄積した第2の記憶手段から、一つの画像ストリームを選択する選択ステップと、前記選択された画像ストリームのデコードを行う第二のデコードステップと、前記第一の復号化ステップにより復号化された画像データと前記第二の復号化ステップにより復号化された画像データとを入力し比較評価を行うことにより、出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出するデータ比較監視ステップと、を備えることを特徴とするトランスコーダ監視プログラムが提供される。
本発明によれば、可変長復号処理のみを行い画像データの特徴量を比較することにより、必要なメモリ量を大幅に削減し、デコーダの一部機能のみ使用するためにその他の機能ブロックを削減することができる。
本発明に関連したトランスコーダ異常監視装置の構成を示すブロック図である。 トランスコーダ及び該トランスコーダに接続された本発明の実施形態による第1のトランスコーダ監視部を示すブロック図である。 図2に示すデータ比較監視部の構成を示すブロック図である。 ピクチャタイプ毎の発生符号量を示すグラフである。 スライスタイプ毎の発生符号量を示すグラフである。 図3に示す同期処理/比較処理部の動作を示すフローチャート(1/2)である。 図2に示す同期処理/比較処理部の動作を示すフローチャート(2/2)である。 トランスコーダ及び該トランスコーダに接続された本発明の実施形態による第2のトランスコーダ監視部を示すブロック図である。 図7に示すデータ比較監視部の構成を示すブロック図である。 図8に示す同期処理/比較処理部の動作を示すフローチャート(1/2)である。 図8に示す同期処理/比較処理部の動作を示すフローチャート(2/2)である。 トランスコーダ及び該トランスコーダに接続された本発明の実施形態による第3のトランスコーダ監視部を示すブロック図である。 図10に示すデータ比較監視部の構成を示すブロック図である。 トランスコーダ及び該トランスコーダに接続された本発明の実施形態による第4のトランスコーダ監視部を示すブロック図である。 トランスコーダ及び該トランスコーダに接続された本発明の実施形態による第5のトランスコーダ監視部を示すブロック図である。 図13に示すトランスコーダ異常監視装置のデータ比較監視部内の比較処理部の動作を示すフローチャート(1/2)である。 図13に示すトランスコーダ異常監視装置のデータ比較監視部内の比較処理部の動作を示すフローチャート(2/2)である。
符号の説明
1 入力圧縮符号化データ(MPEG−2ストリーム)
2 トランスコーダ部(MPEG−2→H.264トランスコーダ)
3 トランスコーダ監視部
4 出力再圧縮符号化データ(H.264ストリーム)
5 画像エラー情報
6 MPEG−2ストリームエラー
7 H.264ストリームエラー
21 MPEG−2デコーダ部
22 H.264エンコーダ部
31 MPEG−2デコーダ部
32 画像比較監視部
33 H.264デコーダ部
34 MPEG−2可変長復号部
35 データ比較監視部
36 H.264可変長復号部
37 画像メモリ部
38 MPEG−2逆量子化部
39 MPEG−2逆DCT部
40 H.264逆量子化部
41 H.264逆DCT部
42 H.264イントラ予測部
43 加算部
44 切り替えSW部
45 切り替えSW部
46 メモリ部
47 メモリ部
351 MPEG−2符号量統計処理部
352 MPEG−2量子化値平均処理部
353 MPEG−2 DC成分分散処理部
354 同期処理/比較処理部
355 H.264符号量統計処理部
356 H.264量子化値平均処理部
357 MPEG−2ベースバンド処理部
358 H.264ベースバンド処理部
2a 入力画像復号データ(原画像データ)
3a 入力画像復号データ(原画像データ)
3b 出力画像復号データ(評価画像データ)
3c MPEG−2ヘッダ情報や符号化情報などのデータ
3d H.264ヘッダ情報や符号化情報などのデータ
3e 遅延処理後の入力画像復号データ(原画像データ)
3f MPEG−2 DCT係数データ
3g MPEG−2入力画像復号データ
3h H.264逆量子化後のDCT係数データ
3i H.264逆DCT後の復号データ
3j H.264イントラ予測データ
3k H.264の出力画像復号データ(評価画像データ)
35a MPEG−2符号量
35b MPEG−2量子化平均値
35c MPEG−2 DC成分分散値
35d H.264符号量
35e H.264量子化平均値
35f MPEG−2 Iピクチャ分散値
35g H.264 Iスライス分散値
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
本発明の実施形態では、符号化された画像ストリームをISO/IEC13818−2 (MPEG−2 Video)規格に準じて圧縮符号化された画像ストリームとして述べるが、符号化された画像ストリームは、ISO/IEC10918−1 (JPEG)規格や、ISO/IEC11172−2 (MPEG−1 Video)規格や、ISO/IEC14496−2 (MPEG−4 Visual)規格や、ISO/IEC144960−10 (MPEG−4 AVC/H.264)規格等の他の画像符号化方式に準じて圧縮符号化された画像ストリームであっても良い。さらに再圧縮符号化を行う際の符号化方式として、ISO/IEC144960−10 (MPEG−4 AVC/H.264)規格に準じた圧縮符号化方式を利用することとするが、他の画像符号化方式を利用しても本発明を適用できる。
図2は本発明の一実施形態に係るトランスコーダ異常監視装置のブロック構成図である。MPEG−2ビデオストリーム1はトランスコーダ2に入力されH.264ビデオストリーム4に変換される。トランスコーダ2の動作に関して説明する。MPEG−2ビデオストリーム1は、MPEG−2デコーダ21によりベースバンド映像信号2aに伸張される。ベースバンド映像信号2aはH.264エンコーダ22によりH.264ビデオストリーム4に符号化される。ここで、図2におけるトランスコーダ2の構成は、一例でありMPEG−2デコーダ21とH.264エンコーダ22をタンデム接続しているが、MPEG−2データを完全にデコードしないままH.264データに変換するトランスコーダでも良い。
トランスコーダ監視部3はMPEG−2ビデオストリーム1を入力し、MPEG−2可変長復号部34でMPEG−2ビデオストリーム1を可変長復号し、それにより得られたヘッダ情報や符号化情報等のデータ3cをデータ比較監視部35に供給する。このとき、MPEG−2可変長復号部34でMPEG−2ビデオストリーム1を正常に復号できない場合にはMPEG−2ストリームエラー6を出力する。
また、トランスコーダ監視部3はトランスコーダ2から出力されたH.264ビデオストリーム4を入力し、H.264可変長復号部36でH.264ビデオストリーム4を可変長復号し、それにより得られたヘッダ情報や符号化情報などのデータ3dをデータ比較監視部35に供給する。このとき、H.264ビデオストリーム4をH.264可変長復号部36で正常に復号できない場合にはH.264ストリームエラー7を出力する。
データ比較監視部35は、入力されたヘッダ情報や符号化情報などのデータ3c、3dを比較評価することにより、入力画像エラー又は出力画像エラーといった画像エラー情報5を出力する。
図3は本発明の一実施形態に係るデータ比較監視方法を実施する装置のブロック図である。
MPEG−2符号量統計処理部351はMPEG−2ビデオストリーム1のヘッダ情報や符号化情報を含んだデータ3cからフレーム単位での符号量をカウントし、MPEG−2符号量35aを出力する。図4にMPEG−2ストリームをピクチャ単位で符号量をカウントした推移をグラフにした一例を示す。一般的な画像信号の符号量の推移は、ピクチャタイプによりIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの順で徐々に減少するのが特徴となっている。
MPEG−2量子化値平均処理部352はピクチャ毎に量子化値の平均値(マクロブロック毎のQスケール値の平均値)を算出し、MPEG−2量子化平均値35bを出力する。
MPEG−2 DC成分分散処理部353は、ピクチャタイプがIピクチャの場合には画面内全体の輝度信号のDCT係数のDC成分の分散値35cを求め出力し、PピクチャやBピクチャの場合にはイントラマクロブロックとインターマクロブロックを分け、それぞれのDCT係数のDC成分の分散値35cを求め出力する。さらに、MPEG−2 DC成分分散処理部353は、輝度成分のみではなく色差成分の分散値35cを求め出力する。
H.264符号量部統計処理355はH.264ビデオストリーム4のヘッダ情報や符号化情報を含んだデータ3dの符号量をピクチャ単位にカウントし、H.264符号量35dを出力する。図5はH.264ストリームをスライス単位で符号量を統計処理した推移をグラフにした一例である。一般的な画像信号の符号量の推移は、図5に示すようにスライスタイプによりIスライス、Pスライス、Bスライスの順で徐々に減少するのが特徴となっている。
H.264量子化値平均処理部356はピクチャ毎に量子化値の平均値(マクロブロック毎のQスケール値の平均値)を算出し、H.264量子化平均値35eを出力する。
同期処理/比較処理部354は、トランスコーダ2による再符号化遅延時間を考慮して、MPEG−2ストリームから得られる符号量35a及び量子化平均値35bと、トランスコード後のH.264ストリームから得られる符号量35d及び量子化平均値35eが同じ映像フレームから得られるデータになるよう同期処理を行ない、発生符号量35aの推移と発生符号量35dの推移とを比較し、量子化平均値35bの推移と量子化平均値35eの推移とを比較し、明らかに異なる推移が検出された場合、トランスコーダに何らかの異常があると判定し画像エラー情報5を出力する。例えばMPEG−2符号量35aの平均値がほぼ一定で推移し、その間のMPEG−2量子化平均値35bの分散も小さな値で推移しているにもかかわらず、H.264符号量35dの平均値が目標とする符号量と比較して極端に(例えば、1/2以下)小さな値であり、またH.264量子化平均値35eが極端に小さな値(例えば、10以下)である場合には、トランスコーダ内部での異常と判定する。
もしくは、MPEG−2符号量35aの平均値が規定の符号量と比較して小さな値で、その間のMPEG−2量子化平均値35bも小さな値である場合には、入力MPEG−2画像が平坦な画像であることが予測できるが、H.264符号量35dの平均値が目標とする符号量に近い値となり、H.264量子化平均値35eが大きな値を示している場合には、トランスコーダ内部での異常と判定する。
また、MPEG−2の動きベクトル情報と、H.264の動きベクトル情報から、MPEG−2の動きベクトルの方向及び大きさと、H.264の動きベクトルの方向及び大きさを比較し、一致率(予測ベクトル方向の一致率)が閾値(例えば50%)を下回る場合には間違った予測で画質劣化の兆候を検出しトランスコーダ内部の異常と判定する。
これら一連の処理によりトランスコーダ2内部で発生したエラーと、入力側で既に存在したエラーとの切り分けを容易にすることが可能となる。
また、量子化平均値の算出やDC成分の分散値などの演算処理に関しては、例えば画像全体の1/3以上演算したところで処理を停止させ以降の符号量の推移から画面全体の状態を推定することにより演算処理時間の短縮が可能である。
図6A、図6Bに本発明の一実施形態に係るトランスコーダ異常監視装置のデータ比較監視部内の同期処理/比較処理部354に関する動作を説明するためのフローチャートを示す。このフローチャートには、説明を簡単にするために、MPEG−2パラメータとH.264パラメータの同期処理を含めていないが、実際には、同期処理は行われている。
まずMPEG−2パラメータを入力し(ステップ601)、同期処理/比較処理部354が、MPEG−2符号量35aの平均値がMPEG−2伝送帯域の1/2より小さいかどうかを判断する(ステップ602)。そうであ場合には(ステップ602でYES)、MPEG−2画像データは画面全体が単調なデータの可能性があると判断する。
ステップ602でYESである場合には、更に、同期処理/比較処理部354が、MPEG−2量子化平均値35bが閾値(一例として10)以下であるかどうかを判断する(ステップ603)。ステップ603でYESである場合には、MPEG−2画像データは画面全体が単調なデータの可能性があると判断する。
ステップ603でYESである場合には、更に、同期処理/比較処理部354が、MPEG−2 DC成分分散値が閾値(一例として100)以下であるかどうかを判断する(ステップ604)。ステップ604でYESである場合には、同期処理/比較処理部354が、MPEG−2画像データは画面全体が単調なデータであると判定する(ステップ605)。
ステップ602でNOである場合、ステップ603でNOである場合又はステップ604でNOである場合には、同期処理/比較処理部354が、MPEG−2画像データは画面全体が単調なデータでないと判断する(ステップ614)。
なお、ステップ604を省略し、ステップ602及びステップ603でYESである場合に、MPEG−2画像は画面全体が単調なデータであると判定してもよい。ステップ604を省略した場合には、これに対応し、ステップ602でNOである場合又はステップ603でNOである場合には、MPEG−2画像データは画面全体が単調なデータでないと判断する(ステップ614)。
更に、ステップ603及びステップ604を省略し、ステップ602のみでYESである場合に、MPEG−2画像は画面全体が単調なデータであると判定してもよい。ステップ603及びステップ604を省略した場合には、これに対応し、ステップ602でNOである場合には、MPEG−2画像データは画面全体が単調なデータでないと判断する(ステップ614)。
ステップ605又はステップ614の次に、H.264パラメータを入力し、同期処理/比較処理部354が、H.264符号量35dの平均値がH.264伝送帯域の1/2より小さいかどうかを判断する(ステップ607)。そうである場合には(ステップ607でYES)、H.264画像データは画面全体が単調なデータの可能性があると判断する。
ステップ607でYESである場合には、更に、H.264量子化値平均処理部356は、H.264量子化平均値35eが閾値(一例として10)以下であるかどうかを判断する(ステップ608)。そうである場合には(ステップ608でYES)、同期処理/比較処理部354が、H.264画像データは画面全体が単調なデータであると判定する(ステップ609)。
ステップ607でNOである場合又はステップ608でNOである場合には、同期処理/比較処理部354が、H.264画像データは画面全体が単調なデータでないと判断する(ステップ615)。
なお、ステップ608を省略し、ステップ607でYESである場合に、H.264画像は画面全体が単調なデータであると判定してもよい。ステップ608を省略した場合には、これに対応し、ステップ607でNOである場合には、H.264画像データは画面全体が単調なデータでないと判断する(ステップ615)。
次に、同期処理/比較処理部354は、MPEG−2画像データは画面全体が単調なデータであるが(ステップ610でYES)、H.264画像データは画面全体が単調でないデータである場合(ステップ611でNO)には、トランスコーダに異常があると判断する。
また、これとは逆に、同期処理/比較処理部354は、MPEG−2画像データは画面全体が単調でないデータであるが(ステップ610でNO)、H.264画像データは画面全体が単調であるデータである場合(ステップ616でYES)にも、トランスコーダに異常があると判断し、画像エラー情報5を出力する(ステップ612)。
更に、図示しないが、MPEG−2画像データは画面全体が単調なデータであり(ステップ610でYES)、H.264画像データは画面全体が単調なデータである(ステップ611でYES)フレームが所定数以上(例えば、30フレーム以上)連続する場合にはMPEG−2ストリームに何らかの異常があると判断し、画像エラー情報5を出力する。
従って、トランスコーダ2の異常と入力MPEG−2ストリームの異常との区別をつけることができる。
また、第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び動きベクトル情報であり、第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び動きベクトル情報であり、データ比較監視部は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び動きベクトル情報と第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び動きベクトル情報からトランスコーダの異常を判定するようにしてもよい。
一例として、動きベクトルを利用した比較監視方法を述べる。第一の画像情報がPピクチャもしくはBピクチャの場合、動きベクトル情報の垂直成分と水平成分の分散値及び平均値を計算する。この時イントラ予測を行なっているマクロブロックに関しては動き予測範囲の最大値(例えば256)を代入して計算する。次に第二の画像がPピクチャもしくはBピクチャの場合、動きベクトル情報の垂直成分と水平成分の分散値及び平均値を計算する。この時、イントラ予測を行なっている第二の動きベクトルのマクロブロックに関しては動き予測範囲の最大値(例えば256)を代入して計算する。第一の動きベクトル情報の垂直方向の分散値が第二の動きベクトル情報の垂直方向の分散値の2倍もしくは1/2であり、第一の動きベクトル情報の水平方向の分散値が第二の動きベクトル情報の水平方向の分散値の2倍もしくは1/2である場合には、トランスコーダの異常と判定する。もしくは、第一の動きベクトル情報の水平方向の平均値が第二の動きベクトル情報の水平方向の平均値の10倍もしくは1/10であり、第一の動きベクトルの垂直方向の平均値が第二の動きベクトルの垂直方向の平均値の10倍もしくは1/10である場合には、トランスコーダの異常と判定する。
更に、第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量、DCT係数のDC成分及び動きベクトル情報であり、第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び動きベクトル情報であり、データ比較監視部は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量、DCT係数のDC成分及び動きベクトル情報と第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び動きベクトル情報からトランスコーダの異常を判定するようにしてもよい。
更に、第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量、量子化値及び動きベクトル情報であり、第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量、量子化値及び動きベクトル情報であり、データ比較監視部は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量、量子化値及び動きベクトル情報と第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量、量子化値及び動きベクトル情報からトランスコーダの異常を判定するようにしてもよい。
更に、第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量、DCT係数のDC成分、量子化値及び動きベクトル情報であり、第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量、量子化値及び動きベクトル情報であり、データ比較監視部は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量、DCT係数のDC成分、量子化値及び動きベクトル情報と第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量、量子化値及び動きベクトル情報からトランスコーダの異常を判定するようにしてもよい。
図7に本発明の一実施形態に係るトランスコーダ異常監視装置のブロック構成図を示す。
トランスコーダ監視部3は、MPEG−2可変長復号部34によりMPEG−2ストリーム1を可変長復号し、これにより得られたヘッダ情報や符号化情報などのデータ3cをデータ比較監視部35及びMPEG−2逆量子化部38に供給する。このとき、MPEG−2可変長復号部34で正常に復号できない場合にはMPEG−2ストリームエラー6を出力する。
MPEG−2逆量子化部38は、データ3cからイントラ符号化されたデータを選択し、逆量子化しDCT係数データ3fを出力する。
MPEG−2逆DCT部39は、DCT係数データ3fから逆DCT変換した画像データ3gをデータ比較監視部35に供給する。
このとき画像データ3gは通常のデコード動作に必要な動き補償機能が含まれていないため、イントラ符号化されたデータのみデコード可能である。
また、データ比較監視部35には、トランスコーダ2から出力されたH.264ビデオストリーム4を供給し、H.264可変長復号部36で可変長復号し、これにより得られたヘッダ情報や符号化情報などのデータ3dをデータ比較監視部35に供給する。このとき、H.264可変長復号部36で正常に復号できない場合にはH.264ストリームエラー7を出力する。
データ比較監視部35では、入力されたヘッダ情報や符号化情報などのデータ3c、3d及びイントラ符号化されたフレームを復号化して得た画像データ3gを比較評価し、評価結果が悪ければ、入力画像エラーもしくは出力画像エラーといった画像エラー情報5を出力する。
図8は本発明の一実施形態に係るデータ比較監視部35のブロック図である。
データ比較監視部35に供給されたMPEG−2ビデオストリーム1のヘッダ情報や符号化情報を含んだデータ3cは、MPEG−2符号量統計処理部351と、MPEG−2量子化値平均処理部352と、MPEG−2 DC成分分散処理部353に供給される。
MPEG−2符号量統計処理部351はMPEG−2ビデオストリーム1のヘッダ情報や符号化情報を含んだデータ3cの符号量をフレーム単位にカウントしMPEG−2符号量35aを出力する。
MPEG−2量子化値平均処理部352はマクロブロック単位で設定されている量子化値からピクチャ毎に量子化値の平均値を算出し、MPEG−2量子化平均値35bを出力する。
MPEG−2 DC成分分散処理部353は、ピクチャタイプがIピクチャの場合には画面内全体の輝度信号のDCT係数のDC成分の分散値35cを求め出力し、ピクチャタイプがPピクチャやBピクチャの場合にはイントラマクロブロックとインターマクロブロックを分け、それぞれのDCT係数のDC成分の分散値35cを求め出力する。
また、MPEG−2 DC成分分散処理部353は、画面全体の輝度信号のDCT係数のDC成分の分散値の他に色差信号のDC成分の分散値を求めても良い。
MPEG−2ベースバンド処理部357はIピクチャを復号化して得た画像データの輝度成分及び色差成分の画素間の分散を求め画素分散値35fを出力する。
また、データ比較監視部35に供給されたH.264ビデオストリーム4のヘッダ情報や符号化情報を含んだデータ3dは、H.264符号量統計処理部355と、H.264量子化値平均処理部356に供給される。
H.264符号量統計処理部355はフレーム単位で符号量をカウントし、H.264符号量35dを出力する。
H.264量子化値平均処理部356はマクロブロック単位で設定されている量子化値のピクチャ毎の平均値を算出し、H.264量子化平均値35eを出力する。
同期処理/比較処理部354は、トランスコーダ2による再符号化遅延時間を考慮して、MPEG−2ストリームから得られる処理データ35a、35b、35c、35fと、トランスコード後のH.264ストリームから得られる処理データ35d、35eが同じ映像データから得られるデータになるよう同期処理を行ない、発生符号量35aの推移と発生符号量35dの推移とを比較し、また、量子化平均値35bの推移と量子化平均値35eの推移とを比較し、明らかに異なる推移が検出された場合、トランスコーダ2に何らかの異常があると判定し画像エラー情報5を出力する。
例えばMPEG−2符号量35aの平均値がほぼ一定で推移し、その間のMPEG−2量子化平均値35bの分散も小さな値で推移している場合に、H.264符号量35dの平均値が目標とする符号量と比較して極端に(例えば、1/2以下)小さな値であり、またH.264量子化平均値35eが極端に小さな値(例えば、10以下)である場合には、トランスコーダ2の内部で異常が発生したと判定し、画像エラー情報5を出力する。また、MPEG−2符号量35aの平均値が規定の符号量と比較して小さな値で、その間のMPEG−2量子化平均値35bも小さな値である場合に、入力MPEG−2画像が平坦な画像であることが予測できるが、H.264符号量35dの平均値が目標とする符号量に近い値となり、H.264量子化平均値35eが大きな値を示している場合にも、トランスコーダ2の内部で異常が発生したと判定し、画像エラー情報5を出力する。
また、MPEG−2の動きベクトル情報と、H.264の動きベクトル情報から、MPEG−2の動きベクトルの方向及び大きさと、H.264の動きベクトルの方向及び大きさを比較し、一致率(予測ベクトル方向の一致率)が閾値(例えば50%)を下回る場合には間違った予測で画質劣化の兆候を検出し画像エラー情報5を出力する。
更に、Iピクチャの画像データから得られた画像情報35fから入力画像が真っ黒の状態であるとかブルーバックであるなどの情報を得ることが可能となり、入力画像エラーの種別を判定でき、精度の高い監視システムを提供することが可能となる。
図9A及び図9Bに本発明の一実施形態に係るトランスコーダ異常監視装置のデータ比較監視部内の比較処理部に関する動作を説明するためのフローチャートを示す。このフローチャートではMPEG−2パラメータとH.264パラメータの同期処理は既に行われているものとしている。まずMPEG−2パラメータを入力し(ステップ901)、現在のピクチャがMPEG−2 イントラピクチャであるか判断する(ステップ902)。
イントラピクチャである場合には(ステップ902でYES)、MPEG−2画素分散値を閾値(例えば、10)と比較し(ステップ903)、閾値以下の場合には(ステップ903でYES)、同期処理/比較処理部354が、MPEG−2画像データが平坦な画像であると判断し、平坦な画像データであることを示すFlat Flagを”1”にセットし(ステップ904)、閾値以上の場合には(ステップ903でNO)、平坦な画像であることを示すFlat Flagを”0”にセットし(ステップ905)、H.264パラメータ入力処理(ステップ911)に進む。
インターピクチャ(Pピクチャ又はBピクチャ)である場合には(ステップ902でNO)、同期処理/比較処理部354が、MPEG−2平均符号量35aが目標符号量の1/2であるか判断する(ステップ906)。
MPEG−2平均符号量が目標符号量の1/2である場合には(ステップ906でYES)、ステップ907に進み、そうでない場合には(ステップ906でNO)、ステップ910に進む。
ステップ907では、同期処理/比較処理部354が、MPEG−2量子化平均値が閾値(例えば、10)以下であるかどうかを判断する。MPEG−2量子化平均値が閾値以下の場合には(ステップ907でYES)、ステップ908に進み、そうでない場合には(ステップ907でNO)、ステップ910に進む。
ステップ908では、同期処理/比較処理部354が、MPEG−2 DC成分分散値が閾値(例えば、100)以下であるかどうかを判断する。MPEG−2 DC成分分散値が閾値以下である場合には(ステップ908でYES)、同期処理/比較処理部354が、MPEG−2画像データが平坦な画像であると判断し、ステップ909に進み、そこでFlat Flagを”1”にセットする。そうでない場合には(ステップ908でNO)、ステップ910に進む。
ステップ910では、同期処理/比較処理部354が、Flat Flagを”0”にセットする。
ステップ904、ステップ905、ステップ909又はステップ910の次に、H.264パラメータを入力する(ステップ911)。
次に、同期処理/比較処理部354が、H.264符号量の平均値がH.264伝送帯域の1/2より小さいかどうかを判断する(ステップ912)。ステップ912でYESである場合には、H.264画像データは画面全体が単調なデータの可能性があると判断して、ステップ913に進む。他方、ステップ912でNOである場合には、ステップ915に進む。
ステップ913では、同期処理/比較処理部354が、H.264量子化平均値が閾値(例えば、10)以下であるかどうかを判断する。そうである場合には(ステップ913でYES)、H.264画像データは画面全体が単調なデータであると判定し、ステップ914に進み、そこで、同期処理/比較処理部354が、H.264 Flat Flagを”1”にセットする。他方、ステップ913でNOである場合には、ステップ915に進む。
ステップ915では、同期処理/比較処理部354が、H.264 Flat Flagを”0”にセットする。
ステップ914又はステップ915の次のステップ916にて、同期処理/比較処理部354が、MPEG−2 Flat FlagとH.264 Flat Flagが一致したかどうかを判断する。一致した場合には(ステップ916でYES)、トランスコーダの異常がなかったと判断し、ステップ918に進む。他方、MPEG−2 Flat FlagとH.264 Flat Flagが一致しなかった場合には(ステップ916でNO)、同期処理/比較処理部354が、トランスコーダに異常があると判断し、ステップ917で、同期処理/比較処理部354が、画像エラー情報5を出力し、ステップ918に進む。
ステップ918では、次のMPEG−2パラメータが入力されれば処理901に戻り、全てのパラメータ処理が終了すれば終了処理を行なう。
図10は本発明の一実施形態に係るトランスコーダ異常監視装置のブロック構成図である。
トランスコーダ監視ブロック3は、MPEG−2ストリーム1を入力し、MPEG−2可変長復号部34で可変長復号し、それにより得られるヘッダ情報や符号化情報などのデータ3cをデータ比較監視部35及びMPEG−2逆量子化部38に供給入力する。MPEG−2逆量子化部38は、データ3cからイントラ符号化されたデータを選択し、逆量子化しDCT係数データ3fを出力する。MPEG−2逆DCT部39は、DCT係数データ3fを逆DCT変換して、これにより得られる画像データ3gをデータ比較監視部35に供給する。このとき、MPEG−2可変長復号部34で正常に復号ができない場合にはMPEG−2ストリームエラー6を出力する。
また、データ比較監視部35には、トランスコーダ2から出力されたH.264ビデオストリーム4が供給される。H.264可変長復号部36は、H.264ビデオストリーム4を可変長復号し、これにより得られるヘッダ情報や符号化情報などのデータ3dをデータ比較監視部35及びH.264逆量子化部40に供給する。H.264逆量子化部40は、データ3dからイントラ符号化されたデータを選択し、逆量子化し直交変換係数データ3hを出力する。H.264逆直交変換部41は、直交変換係数データ3hを逆直交変換することにより得た画像データ3iをデータ加算部43に供給する。データ加算部43は、H.264イントラ予測部42にて予測されたデータと画像データ3iとを合わせて演算処理することにより、H.264画像データ3kを得て、これをデータ比較監視部35に供給する。このとき、H.264可変長復号部36で正常に復号ができない場合にはH.264ストリームエラー7を出力する。
データ比較監視部35は、入力されたヘッダ情報や符号化情報などのデータ3c、3d及びイントラ符号化されたフレームを復号することにより得た画像データ3g、3kを比較評価し、入力画像エラーもしくは出力画像エラーといった画像エラー情報5を出力する。
図11は本発明の一実施形態に係るデータ比較監視装置のブロック図である。
データ比較監視部35に供給されたMPEG−2ビデオストリーム1のヘッダ情報や符号化情報を含んだデータ3cは、MPEG−2符号量統計処理部351と、MPEG−2量子化値平均処理部352と、MPEG−2 DC成分分散処理部353に供給される。
MPEG−2符号量統計処理部351はMPEG−2ビデオストリーム1のヘッダ情報や符号化情報を含んだデータ3cの符号量をフレーム単位にカウントしMPEG−2符号量35aを出力する。
MPEG−2量子化値平均処理部352はピクチャタイプがIピクチャの量子化値を平均し、MPEG−2量子化平均値35bを出力する。MPEG−2 DC成分分散処理部353は、ピクチャタイプがIピクチャの画面内全体の輝度信号のDCT係数のDC成分の分散値35cを求め出力する。
また、MPEG−2 DC成分分散処理部353は、画面全体の輝度信号のDCT係数のDC成分の分散値の他に色差信号のDC成分の分散値を求めても良い。
MPEG−2ベースバンド処理部357はIピクチャを復号化した画像データの輝度成分及び色差成分の画素間の分散を求め画素分散値35fを出力する。
また、データ比較監視部35に供給されたH.264ビデオストリーム4のヘッダ情報や符号化情報を含んだデータ3dは、H.264符号量統計処理部355と、H.264量子化値平均処理部356に供給される。
H.264符号量統計処理部355はH.264ビデオストリーム4のヘッダ情報や符号化情報を含んだデータ3dの符号量をフレーム単位で符号量をカウントしH.264符号量35dを出力する。
H.264量子化値平均処理部356はピクチャタイプがIピクチャの量子化値を平均し、H.264量子化平均値35eを出力する。
また、H.264ベースバンド処理部358はIピクチャを復号化した画像データの輝度成分及び色差成分の画素間の分散を求め画素分散値35gを出力する。
同期処理/比較処理部354は、トランスコーダ2による再符号化遅延時間を考慮して、MPEG−2ストリームから得られる処理データ35a、35b、35c、35fと、トランスコード後のH.264ストリームから得られる処理データ35d、35e、35gが同じ映像データから得られるデータになるよう同期処理を行ない、発生符号量35aの推移と発生符号量35dの推移とを比較し、量子化平均値35bの推移と量子化平均値35eの推移とを比較し、明らかに異なる推移が検出された場合、トランスコーダに何らかの異常があると判定し画像エラー情報5を出力する。例えばMPEG−2符号量35aの平均値がほぼ一定で推移し、その間のMPEG−2量子化平均値35bの分散も小さな値で推移している場合に、H.264符号量35dの平均値が目標とする符号量と比較して極端に(1/2以下)小さな値であり、またH.264量子化平均値35eが極端に小さな値(10以下)である場合には、トランスコーダ内部で異常が発生したと判定しアラーム5を出力する。また、MPEG−2符号量35aの平均値が規定の符号量と比較して小さな値で、その間のMPEG−2量子化平均値35bも小さな値である場合に、入力MPEG−2画像が平坦な画像であることが予測できるが、H.264符号量35dの平均値が目標とする符号量に近い値となり、H.264量子化平均値35eが大きな値を示している場合には、トランスコーダ内部で異常が発生していると判定し画像エラー情報5を出力する。
また、MPEG−2の動きベクトル情報と、H.264の動きベクトル情報から、MPEG−2の動きベクトルの方向及び大きさと、H.264の動きベクトルの方向及び大きさを比較し、一致率(予測ベクトル方向の一致率)が閾値(例えば50%)を下回る場合には間違った予測で画質が劣化する兆候があることを検出し画像エラー情報5を出力する。
更に、Iピクチャの画像データから得られた画像情報35f、35gから入出力画像が真っ黒の状態であるとかブルーバックであるなどの情報を得ることが可能となり、入出力で画像は平坦であるが、一目で異なる画像あることが判定できる場合などに対しても、精度の高い監視システムを提供することが可能となる。
図12は本発明の一実施形態に係るデータ比較監視装置のブロック図である。
図12の構成に示すようにトランスコードを行なう画像データが2つ以上の複数の画像データを扱っている場合、複数の画像データを一つの監視装置で監視する方法に関し説明する。入力するMPEG−2ストリームを1−1、1−2、1−nとし、それぞれがトランスコーダ2−1、2−2、2−nに入力され、トランスコード後のH.264ストリーム4−1、4−2、4−nに変換され出力される。このとき、トランスコーダ監視装置3は、MPEG−2ストリーム1−1、1−2、1−n及びH.264ストリーム4−1、4−2、4−nを入力し複数のストリーム情報の監視処理を行なう。MPEG−2ストリーム1−1、1−2、1−nはそれぞれMPEG−2可変長復号部34−1、34−2、34−nに入力し可変長復号処理を行なう。可変長復号を行なったデータ3cはデータ比較監視部35に入力される。更に、データ3cの中でピクチャタイプがIピクチャのデータはメモリ46に一時蓄積され、SW44を介してMPEG−2逆量子化部38に入力される。選択された入力ストリームデータはMPEG−2逆量子化部38で逆量子化され、DCT係数データ3fを出力される。DCT係数データ3fはMPEG−2逆DCT変換部39で逆直交変換されベースバンドデータ3gとして出力される。尚、MPEG−2可変長復号部34−1、34−2、34−nで可変長復号を行ない、MPEG−2ビデオストリーム1−1、1−2、1−nのヘッダ情報や符号化情報を含んだ符号量をフレーム単位にカウントしたMPEG−2符号量を算出し、データ比較監視部35に入力する。ここで、nは、任意の整数であり2チャンネル分のデータ処理を行なう際には1−nは存在しなくても良い。また、4チャンネル分のデータ処理を行なう際には1−nは1−3と1−4を示す。
H.264ストリーム4−1、4−2、4−nはそれぞれH.264可変長復号部36−1、36−2、36−nに入力され、可変長復号処理をされる。可変長復号されたデータ3dはデータ比較監視部35に供給される。また、データ3dの中でスライスタイプがIスライスのデータはSW45を介してH.264逆量子化部40に供給される。選択された出力ストリームデータはH.264逆量子化部40で逆量子化され、直交変換係数データ3hとして出力される。直交変換係数データ3hはH.264逆直交変換部41で逆直交変換され変換係数データ3iとして出力される。このとき、変換係数データ3iは、H.264イントラ予測部42より出力された予測データ3jと共に演算器43により演算処理を施され、ベースバンドデータ3kと出力される。尚、H.264可変長復号部36−1、36−2、36−nで可変長復号を行ない、H.264ストリーム4−1、4−2、4−nのヘッダ情報や符号化情報を含んだ符号量をフレーム単位にカウントしたH.264符号量を算出し、データ比較監視部35に入力する。データ比較監視部35は、入力された符号量と量子化値の推移や、イントラピクチャをデコードしたベースバンドデータの比較によりトランスコーダによる異常を検出して画像エラー情報5を出力する。
データ比較監視部35に供給されたMPEG−2ビデオストリーム1のヘッダ情報や符号化情報を含んだデータ3cは、それぞれH.264ビデオストリーム4のヘッダ情報や符号化情報を含んだデータ3dと比較評価される。例えば、MPEG−2符号化方式による符号量の推移と、H.264符号化方式による符号量の推移を比較評価し、符号量配分が両者で著しく異なる場合にはトランスコード時に符号量制御エラーが発生していると判定する。更にMPEG−2の動きベクトルとH.264の動きベクトルを比較することで、符号化画像の傾向を判定する。
また、Iピクチャの画像データから得られた画像情報3g、3kから入出力画像が真っ黒の状態であるとかブルーバックであるなどの情報を得ることが可能となり、入出力で画像は平坦であるが、一目で異なる画像あることが判定できる場合などに対しても、精度の高い監視システムを提供することが可能となる。Iピクチャ画像を画面上に提供することで、目視による監視も可能となる。
図13は本発明の一実施形態に係るデータ比較監視方法のブロック図である。
図13の構成に示すようにトランスコードを行なう画像データが2つ以上の複数の画像データを扱っている場合、複数の画像データを一つの監視装置で監視する方法に関し説明する。入力するMPEG−2ストリームを1−1、1−2、1−nとし、それぞれがトランスコーダ2−1、2−2、2−nに入力され、トランスコード後のH.264ストリーム4−1、4−2、4−nに変換され出力される。このとき、トランスコーダ監視装置3は、MPEG−2ストリーム1−1、1−2、1−n及びH.264ストリーム4−1、4−2、4−nを入力し複数のストリーム情報の監視処理を行なう。MPEG−2ストリーム1−1、1−2、1−nはそれぞれメモリ46−1、46−2、46−nに格納される。このとき、メモリを制御する際にメモリの入力段にピクチャタイプを検出することが出来るMPEG−2ヘッダデコード機能をもち、イントラピクチャの画像データのみメモリに記憶させておいても良い。次にSW44で、それぞれのメモリから読み出したストリームを切り替えMPEG−2可変長復号部34に供給し、可変長復号処理に施す。可変長復号により得られたデータ3cはデータ比較監視部35に供給される。データ3cの中でピクチャタイプがIピクチャのデータはMPEG−2逆量子化部38に供給される。選択された入力ストリームデータはMPEG−2逆量子化部38で逆量子化され、DCT係数データ3fとして出力される。DCT係数データ3fはMPEG−2逆DCT変換部39で逆直交変換されベースバンドデータ3gとして出力される。H.264ストリーム4−1、4−2、4−nはそれぞれメモリ47−1、47−2、47−nに格納される。このときメモリを制御するためにメモリの入力段にスライスタイプを検出することが出来るH.264簡易デコード機能を持ち、イントラスライスの画像データのみメモリに記憶させることでメモリ使用量を削減しても良い。次に、それぞれのメモリから読み出されたストリームは、SW45で切り替えてられから、H.264可変長復号部36に供給され、可変長復号処理を施される。可変長復号により得られたデータ3dはデータ比較監視部35に供給される。また、データ3dの中でイントラスライスデータはH.264逆量子化部40に供給される。選択された出力ストリームデータはH.264逆量子化部40で逆量子化され、直交変換係数データ3hとして出力される。直交変換係数データ3hはH.264逆直交変換部41で逆直交変換され、画像データ3iとして出力される。このとき、画像データ3iとH.264イントラ予測部42より出力された予測データ3jとは、演算器43による演算処理にかけられ、これによりベースバンドデータ3kが出力される。データ比較監視部35は、入力された符号量と量子化値の推移や、イントラピクチャをデコードすることにより得られたベースバンドデータ同士の比較によりトランスコーダによる異常を検出して画像エラー情報5を出力する。
データ比較監視部35に供給されたMPEG−2ビデオストリーム1のヘッダ情報や符号化情報を含んだデータ3cは、それぞれH.264ビデオストリーム4のヘッダ情報や符号化情報を含んだデータ3dと比較される。例えば、MPEG−2符号化方式による符号量の推移と、H.264符号化方式による符号量の推移を比較評価し、符号量配分が両者で著しく異なる場合にはトランスコード時に符号量制御エラーが発生していると判定する。更にMPEG−2の動きベクトルとH.264の動きベクトルを比較することで、符号化画像の傾向を判定する。
また、Iピクチャの画像データから得られた画像情報3g、3kから入出力画像が真っ黒の状態であるとかブルーバックであるなどの情報を得ることが可能となり、入出力で画像は平坦であるが、一目で異なる画像であることが判定できる場合などに対しても、精度の高い監視システムを提供することが可能となる。Iピクチャ画像を画面上に提供することで、目視による監視も可能となる。
図14A及び図14Bに本発明の一実施形態に係るトランスコーダ異常監視装置のデータ比較監視部35内の比較処理部に関する動作を説明するためのフローチャートを示す。このフローチャートでは複数のトランスコーダ処理によるストリームの異常監視を行うためにイントラピクチャのみを比較する方法を説明している。MPEG−2パラメータとH.264パラメータの同期処理は、すでに行われているものとする。
まず、比較処理部35が、MPEG−2パラメータを入力し(ステップ1401)、MPEG−2ヘッダを調べることによりイントラピクチャの開始であるか否か判定し(ステップ1402)、イントラピクチャでない場合には(ステップ1402でNO)、イントラピクチャヘッダが入力されるまで処理を続ける(ステップ1401)。イントラピクチャである場合には(ステップ1402でYES)、比較処理部35が、イントラデコードした画像データの輝度成分の画素間の分散値及び色差成分の分散値を求め、この分散値が閾値(例えば、100)以下である場合には(ステップ1403でYES)、比較処理部35が、MPEG−2 Flat Flagを”1”にセットする(ステップ1404)。分散値が閾値を越えるような場合には(ステップ1403でNO)、比較処理部35が、MPEG−2 Flat Flagを”0”にセットする(ステップ1405)。
ステップ1404又はステップ1405の次に、比較処理部35が、MPEG−2符号量35aの平均値がMPEG−2伝送帯域の1/2より小さいか否かを判断する(ステップ1406)、そうである場合には(ステップ1406でYES)、比較処理部35が、MPEG−2画像データは画面全体が単調なデータの可能性があると判断してステップ1407に進む。ステップ1407では、比較処理部35が、MPEG−2量子化平均値35bが閾値(例えば、10)以下であるか否かを判断する。そうである場合には(ステップ1407でYES)、比較処理部35が、MPEG−2画像データは画面全体が単調なデータの可能性があると判断してステップ1408に進む。ステップ1408では、比較処理部35が、MPEG−2 DC成分分散値が閾値(一例として100)以下であるかどうかを判断する。そうである場合には(ステップ1408でYES)、比較処理部35が、ステップ1409に進み、ここでMPEG−2画像データは画面全体が単調なデータであると判定し、MPEG−2 Flat Flagを”1”にセットする。
ステップ1406でNOである場合、ステップ1407でNOである場合又はステップ1408でNOである場合には、比較処理部35が、MPEG−2 Flat Flagを”0”にセットする。
ステップ1409又はステップ1410の次に、比較処理部35が、H.264パラメータを入力し(ステップ1411)、ステップ1412でH.264ヘッダをみることにより、イントラスライスの開始であることを判定し、イントラスライスでない場合には(ステップ1412でNO)、イントラスライスヘッダが入力されるまで処理を続ける(ステップ1411)。イントラスライスである場合には(ステップ1412でYES)、比較処理部35が、イントラデコードした画像データの輝度成分の画素間の分散値及び色差成分の分散値を求め、この分散値が閾値(例えば、100)以下である場合には(ステップ1413でYES)、比較処理部35が、H.264 Flat Flagを”1”にセットする(ステップ1414)。分散値が閾値を越えるような場合には(ステップ1413でNO)、比較処理部35が、H.264 Flat Flagを”0”にセットする(ステップ1415)。
ステップ1414又はステップ1415の次に、比較処理部35が、H.264符号量35dの平均値がH.264伝送帯域の1/2より小さいかどうかを判断する(ステップ1416)。そうである場合には(ステップ1416でYES)、比較処理部35が、H.264画像データは画面全体が単調なデータの可能性があると判断し、ステップ1417に進む。ステップ1417では、比較処理部35が、H.264量子化平均値35eが閾値(例えば、10)以下であるかどうかを判断する。そうである場合には(ステップ1417でYES)、比較処理部35が、H.264画像データは画面全体が単調なデータであると判定し、H.264 Flat Flagを”1”にセットする(ステップ1418)。
ステップ1416でNOである場合又はステップ1417でNOである場合には、比較処理部35が、H.264 Flat Flagを”0”にセットする(ステップ1419)。
ステップ1418又はステップ1419の次に、比較処理部35が、ステップ1420にて、MPEG−2 Flat FlagとH.264 Flat Flagが同一かどうかを判断する。異なっている場合には(ステップ1420でNO)、比較処理部35が、トランスコーダエラーと判断し画像エラー情報5を出力する(ステップ1421)。
また、図示しないが、MPEG−2 Flat Flag及びH.264 Flat Flagとも”1”である状態が少なくとも30フレーム以上連続する場合には、比較処理部35が、MPEG−2ストリームに何らかの異常があると判断し、画像エラー情報5を出力する。
これら一連の処理によりトランスコーダ2内部で発生したエラーと、入力側で既に存在したエラーとの切り分けを容易にすることが可能となる。
また、第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び動きベクトル情報であり、第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び動きベクトル情報であり、データ比較監視部は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び動きベクトル情報と第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び動きベクトル情報からトランスコーダの異常を判定するようにしてもよい。
更に、第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量、DCT係数のDC成分及び動きベクトル情報であり、第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び動きベクトル情報であり、データ比較監視部は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量、DCT係数のDC成分及び動きベクトル情報と第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び動きベクトル情報からトランスコーダの異常を判定するようにしてもよい。
更に、第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量、量子化値及び動きベクトル情報であり、第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量、量子化値及び動きベクトル情報であり、データ比較監視部は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量、量子化値及び動きベクトル情報と第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量、量子化値及び動きベクトル情報からトランスコーダの異常を判定するようにしてもよい。
更に、第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量、DCT係数のDC成分、量子化値及び動きベクトル情報であり、第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量、量子化値及び動きベクトル情報であり、データ比較監視部は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量、DCT係数のDC成分、量子化値及び動きベクトル情報と第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量、量子化値及び動きベクトル情報からトランスコーダの異常を判定するようにしてもよい。
なお、本発明の実施形態によるトランスコーダ監視装置は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。
本願は、日本の特願2008−087115(2008年3月28日)に基づいたものであり、又、特願2008−087115に基づくパリ条約の優先権を主張するものである。特願2008−087115の開示内容は、特願2008−087115を参照することにより本発明に援用される。
本発明の代表的な実施形態が詳細に述べられたが、様々な変更(changes)、置き換え(substitutions)及び選択(alternatives)が請求項で定義された発明の精神と範囲から逸脱することなくされることが理解されるべきである。また、仮にクレームが出願手続きにおいて補正されたとしても、クレームされた発明の均等の範囲は維持されるものと発明者は意図する。
本発明は、トランスコーダの異常を検出するために利用することができる。

Claims (22)

  1. 符号化された画像ストリームの再圧縮符号化を行うトランスコーダの動作を監視するトランスコーダ監視装置において、
    符号化された第一の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームのデコードを行う第一のデコード手段と、
    再圧縮符号化された第二の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームのデコードを行う第二のデコード手段と、
    前記第一のデコード手段により復号化された画像データと前記第二のデコード手段により復号化された画像データとを入力し、両者を比較評価を行うことにより出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出するデータ比較監視手段と、
    を備えることを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  2. 請求項1に記載のトランスコーダ監視装置において、
    符号化された第一の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームの可変長復号化を行う第一の可変長復号化手段と、
    再圧縮符号化された第二の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームの可変長復号化を行う可変長復号化手段と、
    を更に備え、
    前記データ比較監視手段は、前記第一のデコード手段により得られた画像データと前記第二のデコード手段により得られた画像データの比較評価及び前記第一の可変長復号化手段より得られた第一の画像情報と前記第二の可変長符号化手段により得られた第二の画像情報の比較評価を行うことにより出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出することを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  3. 請求項1に記載のトランスコーダ監視装置において、
    前記データ比較手段は、前記第一の画像データの画素と前記第二の画像データの画素との間の差分の分散値を演算し、該分散値によりトランスコーダの動作異常を検出することを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  4. 請求項1に記載のトランスコーダ監視装置において、
    前記データ比較手段は、前記第一の画像データの分散値と前記第二の画像データの分散値と間の差分を演算し、該差分によりトランスコーダの動作異常を検出することを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  5. 請求項2に記載のトランスコーダ監視装置において、
    前記第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量の推移であり、前記第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量の推移であることを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  6. 請求項2に記載のトランスコーダ監視装置において、
    前記第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び量子化値の平均値であり、前記第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び量子化値の平均値であることを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  7. 請求項2に記載のトランスコーダ監視装置において、
    前記第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量、量子化値の平均値及び直交変換係数のDC成分の分散値であり、前記第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び量子化値の平均値であることを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  8. 符号化された画像ストリームの再圧縮符号化を行うトランスコーダを少なくとも2つ以上同時に動作監視するトランスコーダ監視装置において、
    符号化された複数の第一の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームをそれぞれ蓄積する第1の記憶手段と、
    複数の画像ストリームを蓄積した第1の記憶手段から、一つの画像ストリームを選択する選択手段と、
    前記選択された画像ストリームのデコードを行う第一のデコード手段と、
    再圧縮符号化された複数の第二の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームをそれぞれ蓄積する第2の記憶手段と、
    複数の画像ストリームを蓄積した第2の記憶手段から、一つの画像ストリームを選択する選択手段と、
    前記選択された画像ストリームのデコードを行う第二のデコード手段と、
    前記第一の復号化手段により復号化された画像データと前記第二の復号化手段により復号化された画像データとを入力し比較評価を行うことにより、出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出するデータ比較監視手段と、
    を備えることを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  9. 請求項8に記載のトランスコーダ監視装置において、
    前記選択された画像ストリームの可変長復号し、第1の画像情報を抽出する第一の可変長復号手段と、
    前記選択された画像ストリームの可変長復号し、第2の画像情報を抽出する第二の可変長復号手段と、
    を更に備え、
    前記データ比較監視手段は、前記第一のデコード手段により得られた画像データと前記第二のデコード手段により得られたの比較評価及び前記第一の可変長復号化手段により得られた第一の画像情報と前記第二の可変長符号化手段により得られた第二の画像情報の比較評価を行うことにより出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出することを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  10. 請求項8に記載のトランスコーダ監視装置において、
    符号化された複数の第一の画像ストリームの可変長復号を行い第一の画像情報を出力する可変長復号手段と、
    再圧縮符号化された複数の第二の画像ストリームの可変長復号を行い第二の画像情報を出力する可変長復号手段と、
    を更に備え、
    前記データ比較監視手段は、第一の復号化手段により復号化された画像データと前記第二の復号化手段により復号化された画像データと前記第一の画像情報と前記第二の画像情報とを入力し比較評価を行うことにより、出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出することを特徴とする、トランスコーダ監視装置。
  11. 請求項8に記載のトランスコーダ監視装置において、
    前記データ比較監視手段は、前記第一の画像データの画素と前記第二の画像データの画素との間の差分の分散値を演算することを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  12. 請求項8に記載のトランスコーダ監視装置において、
    前記データ比較監視手段は、前記第一の画像データの分散値と前記第二の画像データの分散値の差分を演算することを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  13. 請求項9に記載のトランスコーダ監視装置において、
    前記第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量の推移であり、前記第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量の推移であることを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  14. 請求項9に記載のトランスコーダ監視装置において、
    前記第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び量子化値の平均値であり、前記第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び量子化値の平均値であることを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  15. 請求項9に記載のトランスコーダ監視装置において、
    前記第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量、量子化値の平均値及び直行変換係数のDC成分の分散値であり、前記第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び量子化値の平均値であることを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  16. 請求項10に記載のトランスコーダ監視装置において、
    前記第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量の推移であり、前記第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量の推移であることを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  17. 請求項10に記載のトランスコーダ監視装置において、
    前記第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び量子化値の平均値であり、前記第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び量子化値の平均値であることを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  18. 請求項10に記載のトランスコーダ監視装置において、
    前記第一の画像情報は第一の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び量子化値の平均値及び直行変換係数のDC成分の分散値であり、前記第二の画像情報は第二の画像ストリームのフレーム毎の符号量及び量子化値の平均値であることを特徴とするトランスコーダ監視装置。
  19. 符号化された画像ストリームの再圧縮符号化を行うトランスコーダの動作を監視するトランスコーダ監視方法において、
    符号化された第一の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームのデコードを行う第一のデコードステップと、
    再圧縮符号化された第二の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームのデコードを行う第二のデコードステップと、
    前記第一のデコードステップにより復号化された画像データと前記第二のデコードステップにより復号化された画像データとを入力し、両者を比較評価を行うことにより出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出するデータ比較監視ステップと、
    を備えることを特徴とするトランスコーダ監視方法。
  20. 符号化された画像ストリームの再圧縮符号化を行うトランスコーダを少なくとも2つ以上同時に動作監視するトランスコーダ監視方法において、
    符号化された複数の第一の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームをそれぞれ第1の記憶手段に蓄積する記憶ステップと、
    複数の画像ストリームを蓄積した第1の記憶手段から、一つの画像ストリームを選択する選択ステップと、
    前記選択された画像ストリームのデコードを行う第一のデコードステップと、
    再圧縮符号化された複数の第二の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームをそれぞれ第2の記憶手段に蓄積する記憶ステップと、
    複数の画像ストリームを蓄積した第2の記憶手段から、一つの画像ストリームを選択する選択ステップと、
    前記選択された画像ストリームのデコードを行う第二のデコードステップと、
    前記第一の復号化ステップにより復号化された画像データと前記第二の復号化ステップにより復号化された画像データとを入力し比較評価を行うことにより、出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出するデータ比較監視ステップと、
    を備えることを特徴とするトランスコーダ監視方法。
  21. 符号化された画像ストリームの再圧縮符号化を行うトランスコーダの動作を監視するトランスコーダ監視方法をコンピュータに実行させるためのトランスコーダ監視プログラムにおいて、
    符号化された第一の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームのデコードを行う第一のデコードステップと、
    再圧縮符号化された第二の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームのデコードを行う第二のデコードステップと、
    前記第一のデコードステップにより復号化された画像データと前記第二のデコードステップにより復号化された画像データとを入力し、両者を比較評価を行うことにより出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出するデータ比較監視ステップと、
    を備えることを特徴とするトランスコーダ監視プログラム。
  22. 符号化された画像ストリームの再圧縮符号化を行うトランスコーダを少なくとも2つ以上同時に動作監視するトランスコーダ監視方法をコンピュータに実行させるためのトランスコーダ監視プログラムにおいて、
    符号化された複数の第一の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームをそれぞれ第1の記憶手段に蓄積する記憶ステップと、
    複数の画像ストリームを蓄積した第1の記憶手段から、一つの画像ストリームを選択する選択ステップと、
    前記選択された画像ストリームのデコードを行う第一のデコードステップと、
    再圧縮符号化された複数の第二の画像ストリーム中の画面内圧縮符号化された画像ストリームをそれぞれ第2の記憶手段に蓄積する記憶ステップと、
    複数の画像ストリームを蓄積した第2の記憶手段から、一つの画像ストリームを選択する選択ステップと、
    前記選択された画像ストリームのデコードを行う第二のデコードステップと、
    前記第一の復号化ステップにより復号化された画像データと前記第二の復号化ステップにより復号化された画像データとを入力し比較評価を行うことにより、出力画像データの劣化を推定し、トランスコーダの動作異常を検出するデータ比較監視ステップと、
    を備えることを特徴とするトランスコーダ監視プログラム。
JP2010505836A 2008-03-28 2009-03-27 映像トランスコーダ監視装置、その方法及びそのプログラム Pending JPWO2009119807A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008087115 2008-03-28
JP2008087115 2008-03-28
PCT/JP2009/056288 WO2009119807A1 (ja) 2008-03-28 2009-03-27 映像トランスコーダ監視装置、その方法及びそのプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2009119807A1 true JPWO2009119807A1 (ja) 2011-07-28

Family

ID=41113992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010505836A Pending JPWO2009119807A1 (ja) 2008-03-28 2009-03-27 映像トランスコーダ監視装置、その方法及びそのプログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2009119807A1 (ja)
WO (1) WO2009119807A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5350300B2 (ja) * 2010-03-24 2013-11-27 日本電信電話株式会社 トランスコード映像品質客観評価装置及び方法及びプログラム
JP5833890B2 (ja) * 2011-11-08 2015-12-16 日本放送協会 映像符号化方式変換装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08275161A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Oki Electric Ind Co Ltd 画像変換装置
JP2001160967A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Nec Corp 画像符号化方式変換装置及び符号化レート変換装置
JP2002010261A (ja) * 2000-06-16 2002-01-11 Nec Corp 画像符号化方式変換装置
JP2003174647A (ja) * 2001-12-06 2003-06-20 Nec Corp 映像符号化装置、映像符号化方法、トランスコーダ装置及びトランスコード方法
JP2005064569A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Hitachi Ltd トランスコーダ及びこれを用いた撮像装置及び信号処理装置
JP2006080832A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Mitsubishi Electric Corp 画像トランスコーダ
JP2007096800A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toshiba Corp 動画像データの再圧縮符号化方法、装置及びプログラム
JP2007243294A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Kddi Corp 映像品質監視装置
JP2007318455A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd トランスコーデック装置
WO2009119721A1 (ja) * 2008-03-26 2009-10-01 日本電気株式会社 映像トランスコーダ監視装置、その方法及びその監視プログラム

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08275161A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Oki Electric Ind Co Ltd 画像変換装置
JP2001160967A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Nec Corp 画像符号化方式変換装置及び符号化レート変換装置
JP2002010261A (ja) * 2000-06-16 2002-01-11 Nec Corp 画像符号化方式変換装置
JP2003174647A (ja) * 2001-12-06 2003-06-20 Nec Corp 映像符号化装置、映像符号化方法、トランスコーダ装置及びトランスコード方法
JP2005064569A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Hitachi Ltd トランスコーダ及びこれを用いた撮像装置及び信号処理装置
JP2006080832A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Mitsubishi Electric Corp 画像トランスコーダ
JP2007096800A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toshiba Corp 動画像データの再圧縮符号化方法、装置及びプログラム
JP2007243294A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Kddi Corp 映像品質監視装置
JP2007318455A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd トランスコーデック装置
WO2009119721A1 (ja) * 2008-03-26 2009-10-01 日本電気株式会社 映像トランスコーダ監視装置、その方法及びその監視プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009119807A1 (ja) 2009-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wang et al. Rate-distortion optimization of rate control for H. 264 with adaptive initial quantization parameter determination
US8428118B2 (en) Technique for transcoding MPEG-2/MPEG-4 bitstream to H.264 bitstream
US7526027B2 (en) Video data converter and video data converting method
KR101062646B1 (ko) 선택적 비디오 프레임 레이트 상향 변환
JP4987322B2 (ja) 動画像復号装置及び動画像復号方法
US20100020878A1 (en) Transcoding for Systems Operating Under Plural Video Coding Specifications
WO2009119721A1 (ja) 映像トランスコーダ監視装置、その方法及びその監視プログラム
KR101439484B1 (ko) 잡음을 고려하여 영상을 복호화하는 방법 및 장치
US10356441B2 (en) Method and apparatus for detecting quality defects in a video bitstream
EP1662799A2 (en) Video down-sampling transcoding method and device
US20070081589A1 (en) Adaptive quantization controller and methods thereof
US20160373762A1 (en) Methods of and arrangements for processing an encoded bit stream
US20100020881A1 (en) Motion vector detecting device, motion vector detecting method, image encoding device, and program
KR20050074286A (ko) 화상 부호화 장치, 화상 부호화 방법 및 화상 부호화프로그램
KR20060051689A (ko) 소스 화상의 시퀀스를 코딩하기 위한 방법 및 장치
JP2008219205A (ja) 画像情報符号化装置及び画像情報符号化方法
JP2008004984A (ja) 画像理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
Kunzelmann et al. Reduced complexity H. 264 to MPEG-2 transcoder
WO2009119807A1 (ja) 映像トランスコーダ監視装置、その方法及びそのプログラム
US7236529B2 (en) Methods and systems for video transcoding in DCT domain with low complexity
US9094669B2 (en) Video encoder bit estimator for macroblock encoding
US10015490B1 (en) High efficiency video coding for video with interlaced and progressive content using lookahead
KR100733991B1 (ko) Mpeg2에서 h.264로의 트랜스코딩 방법
JP5793550B2 (ja) 符号化ビット・ストリームの処理方法及び装置
Panchagnula et al. Efficient Content Processing for Adaptive Video Delivery

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20130419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131028

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140305