JPWO2009118849A1 - プローブウエハ、プローブ装置、および、試験システム - Google Patents

プローブウエハ、プローブ装置、および、試験システム Download PDF

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Abstract

一つの半導体ウエハに形成された複数の半導体チップを試験する試験システムであって、ウエハ基板と、ウエハ基板に形成され、それぞれの半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する半導体チップの入出力端子と電気的に接続する複数のウエハ側接続端子と、ウエハ基板に形成され、それぞれの半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する半導体チップの試験に用いる試験信号を生成して、対応する半導体チップにそれぞれ供給することで、それぞれの半導体チップを試験する複数の回路部と、複数の回路部を制御する制御信号を生成する制御装置とを備える試験システム等を提供する。

Description

本発明は、プローブウエハ、プローブ装置、および、試験システムに関する。本発明は、特に、複数の半導体チップが形成される半導体ウエハと電気的に接続するプローブウエハに関する。
半導体チップの試験において、複数の半導体チップが形成された半導体ウエハの状態で、各半導体チップの良否を試験する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。当該装置は、複数の半導体チップと一括して電気的に接続可能なプローブカードを備えることが考えられる。
特開2002−222839号公報 国際公開第2003/062837号パンフレット
一般にプローブカードは、プリント基板等を用いて形成される(例えば、特許文献2参照)。当該プリント基板に複数のプローブピンを形成することで、複数の半導体チップと一括して電気的に接続することができる。
しかし、半導体ウエハとプリント基板とは熱膨張率が異なるので、試験時における半導体チップの発熱、加熱試験時、または、冷却試験等により温度が変動すると、半導体チップとプローブカードとの間の電気的な接続がはずれることも考えられる。係る課題は、大面積の半導体ウエハに形成される半導体チップの試験時に、より顕著となる。
また、半導体チップの試験として、例えばBOST回路を用いる方法がある。このとき、プローブカードにBOST回路を搭載することも考えられるが、半導体ウエハの状態で試験を行う場合、搭載すべきBOST回路が多数となり、BOST回路をプローブカードのプリント基板に実装することが困難である。
また、半導体チップの試験として、半導体チップ内に設けたBIST回路を用いる方法も考えられる。しかし、当該方法は、半導体チップ内に、実動作に用いない回路を形成するので、半導体チップの実動作回路を形成する領域が小さくなってしまう。
また、半導体チップの試験装置は、制御用のメインフレーム、複数のテストモジュール等を格納するテストヘッド、および、半導体チップと接触するプローブカード等を備えており、非常に大規模となる。このため、試験装置の小規模化が望まれている。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできるプローブウエハ、プローブ装置、および、試験システムを提供することを目的とする。この目的は請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、複数の半導体チップが形成された半導体ウエハと電気的に接続するプローブウエハであって、ウエハ基板と、ウエハ基板に形成され、それぞれの半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する半導体チップの入出力端子と電気的に接続する複数のウエハ側接続端子とを備えるプローブウエハを提供する。
本発明の第2の形態においては、複数の半導体チップが形成された半導体ウエハと電気的に接続するプローブ装置であって、半導体ウエハと電気的に接続される第1のプローブウエハと、第1のプローブウエハと電気的に接続される第2のプローブウエハとを備え、第1のプローブウエハは、第1のウエハ基板と、第1のウエハ基板に形成され、それぞれの半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する半導体チップの入出力端子と電気的に接続する複数のウエハ側接続端子と、複数のウエハ側接続端子と電気的に接続される複数の第1の中間接続端子と、それぞれの半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、第2のプローブウエハから与えられる信号に基づいて、対応する半導体チップに与えるべき信号の波形をそれぞれ成形して出力する複数の第1の回路部とを有し、第2のプローブウエハは、第1のウエハ基板の複数の第1の中間接続端子が形成される面と対向して設けられる第2のウエハ基板と、第2のウエハ基板に形成され、複数の第1の中間接続端子と一対一に対応して設けられ、対応する第1の中間接続端子と電気的に接続される複数の第2の中間接続端子と、それぞれの半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する半導体チップに与えるべき信号が有する論理パターンを生成し、論理パターンに応じた信号を、対応する第1の回路部に供給する複数の第2の回路部とを有するプローブ装置を提供する。
本発明の第3の形態においては、一つの半導体ウエハに形成された複数の半導体チップを試験する試験システムであって、ウエハ基板と、ウエハ基板に形成され、それぞれの半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する半導体チップの入出力端子と電気的に接続する複数のウエハ側接続端子と、ウエハ基板に形成され、それぞれの半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する半導体チップの試験に用いる試験信号を生成して、対応する半導体チップにそれぞれ供給することで、それぞれの半導体チップを試験する複数の回路部と、複数の回路部を制御する制御信号を生成する制御装置とを備える試験システムを提供する。
本発明の第4の形態においては、一つの半導体ウエハに形成された複数の半導体チップを試験する試験システムであって、半導体ウエハと電気的に接続される第1のプローブウエハと、第1のプローブウエハと電気的に接続される第2のプローブウエハと、制御信号を生成する制御装置とを備え、第1のプローブウエハは、第1のウエハ基板と、第1のウエハ基板に形成され、それぞれの半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する半導体チップの入出力端子と電気的に接続する複数のウエハ側接続端子と、複数のウエハ側接続端子と電気的に接続される複数の第1の中間接続端子と、それぞれの半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、第2のプローブウエハから与えられる信号に基づいて、対応する半導体チップに与えるべき信号の波形をそれぞれ成形して出力する複数の第1の回路部とを有し、第2のプローブウエハは、第1の中間接続端子が形成される第1のウエハ基板における面と対向して設けられる第2のウエハ基板と、第2のウエハ基板に形成され、複数の第1の中間接続端子と一対一に対応して設けられ、対応する第1の中間接続端子と電気的に接続される複数の第2の中間接続端子と、それぞれの半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する半導体チップに与えるべき信号が有する論理パターンを生成し、論理パターンに応じた信号を、対応する第1の回路部に供給する複数の第2の回路部とを有する試験システムを提供する。
なお、上記の発明の概要は、発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
一つの実施形態に係る試験システム400の構成例を示す図である。 プローブウエハ100の側面図の一例である。 プローブウエハ100を有するプローブ装置200の構成例を示す断面図である。 回路部110の構成例を示す図である。 試験回路120の機能構成例を示すブロック図である。 試験回路120の他の構成例を示す図である。 試験システム400の他の構成例を示す図である。 図7に関連して説明した回路部110の構成例を示す図である。 試験システム400の他の構成例を示す図である。 2つのプローブウエハ100を有するプローブ装置200の構成例を示す断面図である。
符号の説明
10・・・制御装置、100・・・プローブウエハ、102・・・ウエハ接続面、104・・・装置接続面、106・・・スイッチ、111・・・ウエハ基板、112・・・ウエハ側接続端子、113・・・第1の中間接続端子、114・・・装置側接続端子、115・・・第2の中間接続端子、116・・・スルーホール、117・・・配線、118・・・切替部、119・・・パッド、120・・・試験回路、122・・・パターン発生部、124・・・パターンメモリ、126・・・期待値メモリ、128・・・フェイルメモリ、130・・・波形成形部、132・・・ドライバ、134・・・コンパレータ、136・・・タイミング発生部、138・・・論理比較部、140・・・特性測定部、142・・・電源供給部、200・・・プローブ装置、210・・・ウエハトレイ、212・・・保持部材、220・・・ウエハ側メンブレン、222・・・バンプ、230・・・ウエハ側PCR、240・・・装置側PCR、250・・・装置側メンブレン、252・・・バンプ、260・・・装置基板、270・・・中間PCR、280・・・中間メンブレン、282・・・バンプ、300・・・半導体ウエハ、310・・・半導体チップ、400・・・試験システム
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一つの実施形態に係る試験システム400の構成例を示す図である。試験システム400は、試験対象の半導体ウエハ300に形成された複数の半導体チップ310を試験するシステムであって、プローブウエハ100および制御装置10を備える。なお図1では、半導体ウエハ300およびプローブウエハ100の斜視図の一例を示す。
半導体ウエハ300は、例えば円盤状の半導体基板であってよい。より具体的には、半導体ウエハ300はシリコン、化合物半導体、その他の半導体基板であってよい。また、半導体チップ310は、半導体ウエハ300において露光等の半導体プロセスを用いて形成されてよい。
プローブウエハ100は、半導体ウエハ300と電気的に接続する。より具体的には、プローブウエハ100は、半導体ウエハ300に形成された複数の半導体チップ310のそれぞれと電気的に接続する。プローブウエハ100は、ウエハ基板111および複数のウエハ側接続端子112を備える。
ウエハ基板111は、半導体ウエハ300の基板と同一の半導体材料で形成される。例えばウエハ基板111は、シリコン基板であってよい。また、ウエハ基板111は、半導体ウエハ300の基板と略同一の熱膨張率を有する半導体材料で形成されてもよい。
また、ウエハ基板111は、半導体ウエハ300の半導体チップ310が形成される面と、略同一の形状に形成されたウエハ接続面を有する。ウエハ接続面は、半導体ウエハの面と略同一の直径の円形状に形成されてよい。ウエハ基板111は、ウエハ接続面が半導体ウエハ300と対向するように配置される。また、ウエハ基板111は、半導体ウエハ300より大きい直径の円盤状の半導体基板であってもよい。
複数のウエハ側接続端子112は、ウエハ基板111のウエハ接続面に形成される。また、ウエハ側接続端子112は、それぞれの半導体チップ310に対して少なくとも一つずつ設けられる。例えばウエハ側接続端子112は、それぞれの半導体チップ310のそれぞれの入出力端子に対して、一つずつ設けられてよい。つまり、それぞれの半導体チップ310が複数の入出力端子を有する場合、ウエハ側接続端子112は、それぞれの半導体チップ310に対して複数個ずつ設けられてよい。それぞれのウエハ側接続端子112は、対応する半導体チップ310の入出力端子と電気的に接続される。
なお、電気的に接続するとは、2つの部材間で電気信号を伝送可能となる状態を指してよい。例えば、ウエハ側接続端子112および半導体チップ310の入出力端子は、直接に接触、または、他の導体を介して間接的に接触することで、電気的に接続されてよい。また、ウエハ側接続端子112および半導体チップ310の入出力端子は、容量結合(静電結合)または誘導結合(磁気結合)等のように、非接触の状態で電気的に接続されてもよい。また、ウエハ側接続端子112および半導体チップ310の入出力端子の間の伝送線路の一部が、光学的な伝送線路であってもよい。
また、プローブウエハ100は、ウエハ側接続端子112を介して、それぞれの半導体チップ310と信号を受け渡す。試験システム400に用いられる本例のプローブウエハ100は、それぞれの半導体チップ310に試験信号を供給する。また、プローブウエハ100は、それぞれの半導体チップ310が試験信号に応じて出力する応答信号を受け取る。
制御装置10からプローブウエハ100に試験信号を供給する場合、プローブウエハ100は、ウエハ接続面の裏面の装置接続面に形成される装置側接続端子を介して、制御装置10と電気的に接続される。この場合、プローブウエハ100は、それぞれの半導体チップ310から受け取った応答信号を、制御装置10に送信してよい。装置側接続端子は、ウエハ基板111に設けられるスルーホール(ビアホール)等を介して、ウエハ側接続端子112と接続されてよい。
また、プローブウエハ100において試験信号を生成する場合、プローブウエハ100は、それぞれの半導体チップ310に対して少なくとも一つずつ設けられた複数の回路部110を有する。それぞれの回路部110は、ウエハ基板111に形成され、ウエハ側接続端子112を介して、対応する半導体チップ310と信号を受け渡す。
上述したように、それぞれの回路部110は、対応する半導体チップ310を試験する試験信号を生成して、ウエハ側接続端子112を介して半導体チップ310に供給してよい。また、それぞれの回路部110は、対応する半導体チップ310が出力する応答信号を、ウエハ側接続端子112を介して受け取ってよい。それぞれの回路部110は、それぞれの応答信号の論理パターンと、予め定められた期待値パターンとを比較することで、それぞれの半導体チップ310の良否を判定してよい。
本例のプローブウエハ100は、ウエハ基板111が、半導体ウエハ300の基板と同一の半導体材料で形成されるので、周囲温度が変動したような場合であっても、プローブウエハ100と半導体ウエハ300との間の電気的な接続を良好に維持することができる。このため、例えば半導体ウエハ300を加熱して試験を行うような場合であっても、半導体ウエハ300を精度よく試験することができる。
また、ウエハ基板111が半導体材料で形成されるので、ウエハ基板111に高密度の回路部110を容易に形成することができる。例えば、露光等を用いた半導体プロセスにより、ウエハ基板111に高密度の回路部110を容易に形成することができる。このため、多数の半導体チップ310に対応する多数の回路部110を、ウエハ基板111に容易に形成することができる。
また、ウエハ基板111に回路部110を設ける場合、制御装置10の規模を低減することができる。例えば制御装置10は、回路部110に対して試験の開始等のタイミングを通知する機能、回路部110における試験結果を読み出す機能、回路部110および半導体チップ310の駆動電力を供給する機能の各機能を有すればよい。
なお本例では、プローブウエハ100を、試験システム400に用いる例を説明したが、プローブウエハ100の用途は、試験システム400に限定されない。例えば、半導体ウエハ300に形成された状態で複数の半導体チップ310が電気機器等に使用される場合、プローブウエハ100は、当該電気機器等に実装されて、半導体ウエハ300と電気的に接続されてもよい。
図2は、プローブウエハ100の側面図の一例である。上述したように、プローブウエハ100は、半導体ウエハ300と対向するウエハ接続面102、および、ウエハ接続面102の裏面の装置接続面104を有する。また、複数のウエハ側接続端子112は、ウエハ接続面102に形成され、複数の装置側接続端子114は、装置接続面104に形成される。複数の装置側接続端子114および複数のウエハ側接続端子112は、一対一に対応して形成されてよい。プローブウエハ100の端子は、導電材料をメッキ、蒸着等することでウエハ基板111に形成されてよい。
プローブウエハ100は、対応する装置側接続端子114およびウエハ側接続端子112を電気的に接続するそれぞれのスルーホール116を有してよい。それぞれのスルーホール116は、ウエハ基板111を貫通して形成される。
また、それぞれの装置側接続端子114の間隔と、それぞれのウエハ側接続端子112の間隔とは、異なっていてよい。ウエハ側接続端子112は、半導体チップ310の各入力端子と電気的に接続するべく、各入力端子と同一の間隔で配置される。このため、ウエハ側接続端子112は、例えば図1に示すように、半導体チップ310毎に微小な間隔で設けられる。
これに対し、それぞれの装置側接続端子114は、一つの半導体チップ310に対応する複数のウエハ側接続端子112の間隔より広い間隔で設けられてよい。例えば装置側接続端子114は、装置接続面104の面内において、装置側接続端子114の分布が略均等となるように等間隔に配置されてよい。また、ウエハ基板111には、各端子と各スルーホール116とを電気的に接続する配線117が形成されてよい。
また、図2では回路部110を図示していないが、回路部110は、ウエハ基板111の装置接続面104に形成されてよく、ウエハ接続面102に形成されてもよい。また、回路部110は、ウエハ基板111の中間層に形成されてもよい。回路部110は、対応するウエハ側接続端子112および装置側接続端子114と電気的に接続される。
図3は、プローブウエハ100を有するプローブ装置200の構成例を示す断面図である。本例では、プローブ装置200の各構成要素を離間させた図を用いて説明するが、プローブ装置200の各構成要素は、図3の上下方向において隣り合う他の構成要素と接触して配置される。プローブ装置200は、半導体ウエハ300を保持して、プローブウエハ100および半導体ウエハ300を電気的に接続させる。
プローブ装置200は、ウエハトレイ210、ウエハ側メンブレン220、ウエハ側PCR230、プローブウエハ100、装置側PCR240、装置側メンブレン250、および、装置基板260を有する。ウエハトレイ210は半導体ウエハ300を保持する。例えばウエハトレイ210は、半導体ウエハ300の端子312が形成されていない面と対向して配置される。また、ウエハトレイ210は、半導体ウエハ300を保持する保持部材212を有してよい。
保持部材212は、半導体ウエハ300をウエハトレイ210に係止する係止部材であってよい。また保持部材212は、半導体ウエハ300をウエハトレイ210に吸着してもよい。この場合、ウエハトレイ210には貫通孔が形成されており、保持部材212は、当該貫通孔を介して半導体ウエハ300をウエハトレイ210に吸着してよい。
ウエハ側メンブレン220は、半導体ウエハ300およびウエハ側PCR230の間に配置され、半導体ウエハ300およびウエハ側PCR230を電気的に接続する。ウエハ側メンブレン220は、絶縁材料で形成されたシートの表裏を貫通する、複数の導電体のバンプ222が設けられる。バンプ222は、半導体ウエハ300における各半導体チップ310の各端子と電気的に接続する。バンプ222は、プローブウエハ100のウエハ側接続端子112と同一の配置で設けられてよい。
ウエハ側PCR230は、ウエハ側メンブレン220およびプローブウエハ100の間に配置され、ウエハ側メンブレン220のバンプ222と、プローブウエハ100のウエハ側接続端子112とを電気的に接続する。ウエハ側PCR230は、バンプ222およびウエハ側接続端子112により押圧されることでバンプ222およびウエハ側接続端子112を電気的に接続する、異方性導電膜で形成されたシートであってよい。
装置側PCR240は、プローブウエハ100および装置側メンブレン250の間に配置され、プローブウエハ100の装置側接続端子114と、装置側メンブレン250のバンプ252とを電気的に接続する。装置側PCR240は、装置側接続端子114およびバンプ252により押圧されることで装置側接続端子114およびバンプ252を電気的に接続する、異方性導電膜で形成されたシートであってよい。
装置側メンブレン250は、装置側PCR240および装置基板260の間に配置され、装置側PCR240および装置基板260を電気的に接続する。装置側メンブレン250は、絶縁材料で形成されたシートの表裏を貫通する複数の導電体のバンプ252が設けられる。バンプ252は、装置基板260における各端子と電気的に接続する。バンプ252は、プローブウエハ100の装置側接続端子114と同一の配置で設けられてよい。
装置基板260は、ウエハトレイ210から装置側メンブレン250までの構成が固定される。例えば、ネジ止め、真空吸着等により、ウエハトレイ210から装置基板260までの構成を固定してよい。また、装置基板260は、制御装置10と、装置側メンブレン250の各バンプ252とを電気的に接続する。装置基板260は、プリント基板であってよい。
なお、それぞれのメンブレンは、メンブレンを介して電気的に接続される端子(パッド)の面積が小さいか、または、端子がアルミ膜等であり、表面に酸化膜が形成されるような場合に有効となる。このため、メンブレンを介して電気的に接続される端子の面積が十分に大きいような場合、メンブレンを省略してもよい。例えば、装置基板260の端子は、大面積且つ金メッキ等にすることが容易であるので、プローブ装置200は、装置側メンブレン250を有さずともよい。
このような構成により、プローブウエハ100および半導体ウエハ300を電気的に接続することができる。また、プローブウエハ100および制御装置10を電気的に接続することができる。なお、ウエハ側メンブレン220は、半導体ウエハ300の基板と同程度の熱膨張率を有する材料で形成されることが好ましい。また、装置側メンブレン250は、ウエハ基板111と同程度の熱膨張率を有する材料で形成されることが好ましい。
図4は、回路部110の構成例を示す図である。本例では、装置接続面104に回路部110が形成される例を説明する。なお、ウエハ基板111に形成される複数の回路部110は、各々が同一の構成を有してよい。
それぞれの回路部110は、複数の試験回路120および複数の切替部118を有する。また、回路部110には、複数のパッド119が設けられる。複数のパッド119は、ウエハ接続面102に形成されるウエハ側接続端子112と、スルーホール116を介して電気的に接続される。
それぞれの試験回路120は、装置側接続端子114を介して制御装置10に接続される。それぞれの試験回路120は、制御装置10からの制御信号、電源電力等が与えられてよい。また、通常時は第1の試験回路120−1が動作して、他の試験回路120は、第1の試験回路120−1が故障した場合に動作する。複数の試験回路120は、各々が同一の回路であってよい。
それぞれの切替部118は、複数の試験回路120から、動作している試験回路120を選択する。また、通常時は第1の切替部118−1が動作して、他の切替部118は、第1の切替部118−1が故障した場合に動作する。複数の切替部118は、各々が同一の回路であってよい。切替部118は、選択した試験回路120を、パッド119を介してウエハ側接続端子112に接続して、対応する半導体チップ310を試験させる。
上述したように回路部110は半導体のウエハ基板111に形成されるので、半導体素子を有する試験回路120を高密度に形成することができる。このため、半導体チップ310に対応する領域内に、予備回路を含む複数の試験回路120等を容易に設けることができる。なお、回路部110は、一つの試験回路120を有しており、切替部118を有さない構成であってもよい。
図5は、試験回路120の機能構成例を示すブロック図である。試験回路120は、パターン発生部122、波形成形部130、ドライバ132、コンパレータ134、タイミング発生部136、論理比較部138、特性測定部140、および、電源供給部142を有する。なお、試験回路120は、接続される半導体チップ310の入出力ピンのピン毎に、図5に示した構成を有してよい。
パターン発生部122は、試験信号の論理パターンを生成する。本例のパターン発生部122は、パターンメモリ124、期待値メモリ126、および、フェイルメモリ128を有する。パターン発生部122は、パターンメモリ124に予め格納された論理パターンを出力してよい。パターンメモリ124は、試験開始前に制御装置10から与えられる論理パターンを格納してよい。また、パターン発生部122は、予め与えられるアルゴリズムに基づいて当該論理パターンを生成してもよい。
波形成形部130は、パターン発生部122から与えられる論理パターンに基づいて、試験信号の波形を成形する。例えば波形成形部130は、論理パターンの各論理値に応じた電圧を、所定のビット期間ずつ出力することで、試験信号の波形を成形してよい。
ドライバ132は、波形成形部130から与えられる波形に応じた試験信号を出力する。ドライバ132は、タイミング発生部136から与えられるタイミング信号に応じて、試験信号を出力してよい。例えばドライバ132は、タイミング信号と同一周期の試験信号を出力してよい。ドライバ132が出力する試験信号は、切替部118等を介して、対応する半導体チップ310に供給される。
コンパレータ134は、半導体チップ310が出力する応答信号を測定する。例えばコンパレータ134は、タイミング発生部136から与えられるストローブ信号に応じて応答信号の論理値を順次検出することで、応答信号の論理パターンを測定してよい。
論理比較部138は、コンパレータ134が測定した応答信号の論理パターンに基づいて、対応する半導体チップ310の良否を判定する判定部として機能する。例えば論理比較部138は、パターン発生部122から与えられる期待値パターンと、コンパレータ134が検出した論理パターンとが一致するか否かにより、半導体チップ310の良否を判定してよい。パターン発生部122は、期待値メモリ126に予め格納された期待値パターンを、論理比較部138に供給してよい。期待値メモリ126は、試験開始前に制御装置10から与えられる論理パターンを格納してよい。また、パターン発生部122は、予め与えられるアルゴリズムに基づいて当該期待値パターンを生成してもよい。
フェイルメモリ128は、論理比較部138における比較結果を格納する。例えば、半導体チップ310のメモリ領域を試験する場合、フェイルメモリ128は、半導体チップ310のアドレス毎に、論理比較部138における良否判定結果を格納してよい。制御装置10は、フェイルメモリ128が格納した良否判定結果を読み出してよい。例えば、装置側接続端子114は、フェイルメモリ128が格納した良否判定結果を、プローブウエハ100の外部の制御装置10に出力してよい。
また、特性測定部140は、ドライバ132が出力する電圧または電流の波形を測定する。例えば特性測定部140は、ドライバ132から半導体チップ310に供給する電流または電圧の波形が、所定の仕様を満たすか否かに基づいて、半導体チップ310の良否を判定する判定部として機能してよい。
電源供給部142は、半導体チップ310を駆動する電源電力を供給する。例えば電源供給部142は、試験中に制御装置10から与えられる電力に応じた電源電力を、半導体チップ310に供給してよい。また、電源供給部142は、試験回路120の各構成要素に駆動電力を供給してもよい。
試験回路120がこのような構成を有することで、制御装置10の規模を低減した試験システム400を実現することができる。例えば制御装置10として、汎用のパーソナルコンピュータ等を用いることができる。
図6は、試験回路120の他の構成例を示す図である。本例の試験回路120は、図5において説明した試験回路120の構成のうちの一部を有する。例えば試験回路120は、ドライバ132、コンパレータ134、および、特性測定部140を有してよい。ドライバ132、コンパレータ134、および、特性測定部140は、図5において説明したドライバ132、コンパレータ134、および、特性測定部140と同一であってよい。
この場合、制御装置10は、図5において説明したパターン発生部122、波形成形部130、タイミング発生部136、論理比較部138、および、電源供給部142を有してよい。試験回路120は、制御装置10から与えられる制御信号に応じて試験信号を出力する。また、試験回路120は、コンパレータ134における測定結果を、制御装置10に伝送する。このような試験回路120の構成によっても、制御装置10の規模を低減することができる。
図7は、試験システム400の他の構成例を示す図である。本例のプローブウエハ100は、所定の個数の半導体チップ310ごとに、一つの回路部110を有する。本例における回路部110は、対応する複数の半導体チップ310のうち、選択したいずれかの半導体チップ310を試験する。
図8は、図7に関連して説明した回路部110の構成例を示す図である。本例の回路部110は、試験回路120およびスイッチ106を有する。試験回路120は、図4から図6に関連して説明したいずれかの試験回路120と同一であってよい。
スイッチ106は、試験回路120を、いずれの半導体チップ310に接続するかを切り替える。具体的には、スイッチ106は、試験回路120を、試験すべき半導体チップ310に対応するウエハ側接続端子112に接続する。スイッチ106は、それぞれの半導体チップ310を順次試験すべく、試験回路120を、それぞれの半導体チップ310に対応するウエハ側接続端子112に順次接続してよい。試験回路120は、それぞれの半導体チップ310を順次試験してよい。このような構成により、半導体チップ310と同数の試験回路120を、ウエハ基板111に形成できない場合であっても、それぞれの半導体チップ310を試験することができる。
図9は、試験システム400の他の構成例を示す図である。本例の試験システム400は、被試験ウエハ側のプローブウエハ100−1、制御装置側のプローブウエハ100−2、および、制御装置10を備える。被試験ウエハ側のプローブウエハ100−1は、半導体ウエハ300と、制御装置側のプローブウエハ100−2との間に設けられる。また、制御装置側のプローブウエハ100−2は、被試験ウエハ側のプローブウエハ100−1と、制御装置10との間に設けられる。
本例では、被試験ウエハ側のプローブウエハ100−1が第1のプローブウエハとして機能する。また、制御装置側のプローブウエハ100−2が第2のプローブウエハとして機能する。また、プローブウエハ100−1およびプローブウエハ100−2のそれぞれは、半導体ウエハ300の半導体チップ310が形成される面と略同一の直径の円形状に形成された面を有してよい。
被試験ウエハ側のプローブウエハ100−1および制御装置側のプローブウエハ100−2のそれぞれは、図1から図8に関連して説明したプローブウエハ100と同一の機能および構成を有してよい。ただし、被試験ウエハ側のプローブウエハ100−1の第1の回路部110−1と、制御装置側のプローブウエハ100−2における第2の回路部110−2とは、異なる回路を有してよい。
例えば第1の回路部110−1は、図5に示した試験回路120の構成の一部を有してよい。また、第2の回路部110−2は、図5に示した試験回路120の構成のうち、第1の回路部110−1が有する部分以外の構成を有してよい。つまり、対応する第1の回路部110−1および第2の回路部110−2が協働することで、それぞれの半導体チップ310を試験してよい。第2の回路部110−2は、それぞれの第1の回路部110−1に対して少なくとも一つずつ設けられてよい。また、第1の回路部110−1が、それぞれの第2の回路部110−2に対して少なくとも一つずつ設けられてもよい。
より具体的には、第2の回路部110−2は、対応する前記半導体チップに与えるべき信号が有する論理パターンを生成し、生成した信号を、対応する第1の回路部110−1に供給してよい。この場合、第2の回路部110−2は、図5に関連して説明したパターン発生部122を有してよい。
また、第1の回路部110−1は、対応する第2の回路部110−2から与えられる信号に基づいて、対応する半導体チップ310に与えるべき信号の波形をそれぞれ成形してよい。この場合、第1の回路部110−1は、図5に関連して説明した波形成形部130を有してよい。
また、第2の回路部110−2は、半導体チップ310を試験する回路のうち、半導体チップ310の品種毎、または、半導体チップ310に対する試験毎等において共通して使用される回路部分を有してよい。第1の回路部110−1は、半導体チップ310を試験する回路のうち、半導体チップ310の品種毎、または、半導体チップ310に対する試験毎に取り替えられるべき回路部分を有してよい。このような構成により、半導体チップ310の複数の品種等に対して、制御装置側のプローブウエハ100−2を共用することができ、試験コストを低減することができる。
また、第2の回路部110−2は、例えば図5に示した試験回路120の全ての構成要素を有してよい。この場合、被試験ウエハ側のプローブウエハ100−1は、第1の回路部110−1を有さなくともよい。例えば被試験ウエハ側のプローブウエハ100−1は、端子間隔が異なる制御装置側のプローブウエハ100−2と、半導体ウエハ300とを電気的に接続するピッチ変換基板として機能してよい。
この場合、被試験ウエハ側のプローブウエハ100−1は、制御装置側のプローブウエハ100−2と対向する面に、制御装置側のプローブウエハ100−2における第2の中間接続端子115と同一の配置で形成された第1の中間接続端子を有してよい。また、被試験ウエハ側のプローブウエハ100−1は、半導体ウエハ300と対向する面に、半導体ウエハ300における端子312と同一の配置で形成されたウエハ側接続端子112を有してよい。対応する第1の中間接続端子およびウエハ側接続端子112は、第1のウエハ基板111−1を貫通して形成されるスルーホール116により電気的に接続される。
このような構成により、端子312の配置が異なる複数の品種の半導体ウエハ300を順次試験する場合であっても、被試験ウエハ側のプローブウエハ100−1を交換すれば、制御装置側のプローブウエハ100−2を共通に使用することができる。このため、試験コストを低減することができる。
また、第1の回路部110−1は、それぞれの第2の回路部110−2を、いずれの半導体チップ310に接続するかを定める配線回路であってよい。つまり、試験システム400は、被試験ウエハ側のプローブウエハ100−1を交換することで、それぞれの第2の回路部110−2を、いずれの半導体チップ310に接続するかを切り替えてよい。
また、第1の回路部110−1は、それぞれの第2の回路部110−2を、いずれの半導体チップ310に接続するかを切り替える切替回路であってもよい。この場合、制御装置10は、それぞれの第1の回路部110−1を制御することで、第2の回路部110−2および半導体チップ310の接続関係を切り替えてよい。
また、第1の回路部110−1は、対応する第2の回路部110−2の各端子を、対応する半導体チップ310のいずれの端子に接続するかを定める配線回路であってよい。また、第1の回路部110−1は、対応する第2の回路部110−2の各端子を、対応する半導体チップ310のいずれの端子に接続するかを切り替える切替回路であってもよい。
以上のように、試験システム400は、2つのプローブウエハ100の少なくとも一方を交換可能に備える。このため、試験システム400は、多様な半導体ウエハ300を低コストで試験することができる。
図10は、2つのプローブウエハ100を有するプローブ装置200の構成例を示す断面図である。本例では、プローブ装置200の各構成要素を離間させた図を用いて説明するが、プローブ装置200の各構成要素は、図10の上下方向において隣り合う他の構成要素と接触して配置される。
プローブ装置200は、ウエハトレイ210、ウエハ側メンブレン220、ウエハ側PCR230、プローブウエハ100、装置側PCR240、装置側メンブレン250、中間PCR270、中間メンブレン280、および、装置基板260を有する。ウエハトレイ210は半導体ウエハ300を保持する。
ウエハトレイ210、ウエハ側メンブレン220、および、ウエハ側PCR230は、図3に関連して説明したウエハトレイ210、ウエハ側メンブレン220、および、ウエハ側PCR230と同一の機能および構造を有してよい。なお、ウエハ側PCR230は、ウエハ側メンブレン220と、半導体ウエハ側のプローブウエハ100−1との間に配置され、ウエハ側メンブレン220のバンプ222と、半導体ウエハ側のプローブウエハ100−1におけるウエハ側接続端子112とを電気的に接続する。
また、半導体ウエハ側のプローブウエハ100−1は、中間PCR270と対向する面に、複数の第1の中間接続端子113を有する。それぞれの第1の中間接続端子113は、図2に関連して説明した装置側接続端子114と同様に、スルーホール116を介して、対応するウエハ側接続端子112と電気的に接続されてよい。また、複数の第1の中間接続端子113は、後述する第2の中間接続端子115と同一の配置で設けられる。また、第1の中間接続端子113は、ウエハ側接続端子112とは異なる配置で設けられてよい。
中間PCR270は、半導体ウエハ側のプローブウエハ100−1と、中間メンブレン280との間に配置され、プローブウエハ100−1における第1の中間接続端子113と、中間メンブレン280のバンプ282とを電気的に接続する。中間PCR270は、第1の中間接続端子113およびバンプ282により押圧されることで第1の中間接続端子113およびバンプ282を電気的に接続する、異方性導電膜で形成されたシートであってよい。
中間メンブレン280は、中間PCR270と、制御装置側のプローブウエハ100−2との間に配置され、中間PCR270とプローブウエハ100−2とを電気的に接続する。中間メンブレン280は、絶縁材料で形成されたシートの表裏を貫通する複数の導電体のバンプ282が設けられる。バンプ282は、プローブウエハ100−2における第2の中間接続端子115と電気的に接続する。バンプ282は、プローブウエハ100−2の第2の中間接続端子115と同一の配置で設けられてよい。
また、制御装置側のプローブウエハ100−2は、第2のウエハ基板111−2において中間メンブレン280と対応する面に、複数の第1の中間接続端子113と一対一に対応して設けられた複数の第2の中間接続端子115を有する。それぞれの第2の中間接続端子115は、第2のウエハ基板111−2を貫通して形成されるスルーホールを介して、対応する装置側接続端子114と電気的に接続されてよい。第2の中間接続端子115は、装置側接続端子114と同一の配置で設けられてよい。
装置側PCR240、装置側メンブレン250、および、装置基板260は、図3に関連して説明した装置側PCR240、装置側メンブレン250、および、装置基板260と同一の機能および構造を有してよい。なお、装置側PCR240は、制御装置側のプローブウエハ100−2と、装置側メンブレン250との間に配置され、プローブウエハ100−2と、装置側メンブレン250とを電気的に接続する。このような構成により、2つのプローブウエハ100を用いて半導体ウエハ300を試験することができる。
なお、図3に関連して説明したように、本例のプローブ装置200においても、いずれかのメンブレンを省略してよい。例えば、図3に関連して説明した例と同様に、プローブ装置200は、装置側メンブレン250を有さずともよい。また、プローブウエハ100の端子も、大面積且つ金メッキ等で形成することが比較的に容易であるので、プローブ装置200は、中間メンブレン280を有さずともよい。
以上、発明を実施の形態を用いて説明したが、発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。

Claims (18)

  1. 複数の半導体チップが形成された半導体ウエハと電気的に接続するプローブウエハであって、
    ウエハ基板と、
    前記ウエハ基板に形成され、それぞれの前記半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する前記半導体チップの入出力端子と電気的に接続する複数のウエハ側接続端子と
    を備えるプローブウエハ。
  2. 前記ウエハ基板に形成され、それぞれの前記半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、前記ウエハ側接続端子を介して、対応する前記半導体チップとの間で信号を受け渡す複数の回路部を更に備える
    請求項1に記載のプローブウエハ。
  3. それぞれの前記回路部は、同一の構成を有する
    請求項2に記載のプローブウエハ。
  4. それぞれの前記回路部は、対応する前記半導体チップに供給する信号を生成する
    請求項2に記載のプローブウエハ。
  5. それぞれの前記回路部は、前記半導体チップの試験に用いる試験信号を生成して、対応する前記半導体チップにそれぞれ供給する
    請求項4に記載のプローブウエハ。
  6. それぞれの前記回路部は、対応する前記半導体チップが前記試験信号に応じて出力する応答信号に基づいて、対応する前記半導体チップの良否を判定する
    請求項5に記載のプローブウエハ。
  7. それぞれの前記回路部は、
    前記試験信号の論理パターンを生成するパターン発生部と、
    前記論理パターンに基づいて前記試験信号の波形を成形して出力する波形成形部と、
    前記応答信号を測定するコンパレータと、
    前記コンパレータにおける測定結果に基づいて、前記半導体チップの良否を判定する判定部と
    を有する請求項6に記載のプローブウエハ。
  8. 前記ウエハ基板は、
    前記ウエハ側接続端子が形成されるウエハ接続面と、
    前記ウエハ接続面の裏面に形成される装置接続面とを有し、
    前記プローブウエハは、前記ウエハ基板の前記装置接続面に形成され、前記回路部における良否判定結果を外部の装置に出力する装置側接続端子を更に備える
    請求項7に記載のプローブウエハ。
  9. 前記ウエハ基板は、前記半導体ウエハの基板と同一の半導体材料で形成される
    請求項8に記載のプローブウエハ。
  10. 前記ウエハ基板の前記ウエハ接続面は、前記半導体ウエハの前記半導体チップが形成される面と略同一の形状に形成される
    請求項8に記載のプローブウエハ。
  11. 前記ウエハ基板の前記ウエハ接続面および前記装置接続面は、異方性導電膜を介して前記半導体ウエハおよび前記外部の装置と接触する
    請求項8に記載のプローブウエハ。
  12. 前記ウエハ基板に形成され、所定の個数の前記半導体チップごとに一つずつ設けられ、対応する前記半導体チップに供給する信号を生成する複数の回路部と、
    それぞれの前記回路部を、いずれの前記半導体チップに接続するかを切り替えるスイッチと
    を更に備える請求項1に記載のプローブウエハ。
  13. 複数の半導体チップが形成された半導体ウエハと電気的に接続するプローブ装置であって、
    前記半導体ウエハと電気的に接続される第1のプローブウエハと、
    前記第1のプローブウエハと電気的に接続される第2のプローブウエハと
    を備え、
    前記第1のプローブウエハは、
    第1のウエハ基板と、
    前記第1のウエハ基板に形成され、それぞれの前記半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する前記半導体チップの入出力端子と電気的に接続する複数のウエハ側接続端子と、
    前記複数のウエハ側接続端子と電気的に接続される複数の第1の中間接続端子と、
    それぞれの前記半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、前記第2のプローブウエハから与えられる信号に応じた信号を出力する複数の第1の回路部と
    を有し、
    前記第2のプローブウエハは、
    前記第1のウエハ基板の前記複数の第1の中間接続端子が形成される面と対向して設けられる第2のウエハ基板と、
    前記第2のウエハ基板に形成され、前記複数の第1の中間接続端子と一対一に対応して設けられ、対応する前記第1の中間接続端子と電気的に接続される複数の第2の中間接続端子と、
    それぞれの前記第1の回路部に対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する前記第1の回路部に与えるべき信号を生成する複数の第2の回路部と
    を有するプローブ装置。
  14. 前記第1の回路部および前記第2の回路部は、対応する前記半導体チップの試験に用いる信号を生成する
    請求項13に記載のプローブ装置。
  15. 前記第1のウエハ基板および前記第2のウエハ基板は、前記半導体ウエハの基板と同一の半導体材料で形成される
    請求項14に記載のプローブ装置。
  16. 前記第1のウエハ基板および前記第2のウエハ基板のそれぞれは、前記半導体ウエハの前記半導体チップが形成される面と略同一の形状に形成された面を有する
    請求項14に記載のプローブ装置。
  17. 一つの半導体ウエハに形成された複数の半導体チップを試験する試験システムであって、
    ウエハ基板と、
    前記ウエハ基板に形成され、それぞれの前記半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する前記半導体チップの入出力端子と電気的に接続する複数のウエハ側接続端子と、
    前記ウエハ基板に形成され、それぞれの前記半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する前記半導体チップの試験に用いる試験信号を生成して、対応する前記半導体チップにそれぞれ供給することで、それぞれの前記半導体チップを試験する複数の回路部と、
    前記複数の回路部を制御する制御信号を生成する制御装置と
    を備える試験システム。
  18. 一つの半導体ウエハに形成された複数の半導体チップを試験する試験システムであって、
    前記半導体ウエハと電気的に接続される第1のプローブウエハと、
    前記第1のプローブウエハと電気的に接続される第2のプローブウエハと、
    制御信号を生成する制御装置と
    を備え、
    前記第1のプローブウエハは、
    第1のウエハ基板と、
    前記第1のウエハ基板に形成され、それぞれの前記半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する前記半導体チップの入出力端子と電気的に接続する複数のウエハ側接続端子と、
    前記複数のウエハ側接続端子と電気的に接続される複数の第1の中間接続端子と、
    それぞれの前記半導体チップに対して少なくとも一つずつ設けられ、前記第2のプローブウエハから与えられる信号に基づいて、対応する前記半導体チップに応じた信号を出力する複数の第1の回路部と
    を有し、
    前記第2のプローブウエハは、
    前記第1の中間接続端子が形成される前記第1のウエハ基板における面と対向して設けられる第2のウエハ基板と、
    前記第2のウエハ基板に形成され、前記複数の第1の中間接続端子と一対一に対応して設けられ、対応する前記第1の中間接続端子と電気的に接続される複数の第2の中間接続端子と、
    それぞれの前記第1の回路部に対して少なくとも一つずつ設けられ、対応する前記第1の回路部に与えるべき信号を生成する複数の第2の回路部と
    を有する試験システム。
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