JPWO2009034648A1 - 無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
無線通信装置は、第1の回路基板を有する第1の筐体と、第1の筐体の一端に、第1の筐体に対して開閉可能に設けられ、第2の回路基板及び音声入力部を有する第2の筐体と、第1の筐体の他端に、第1の筐体に対して開閉可能に設けられ、第3の回路基板及び音声出力部を有する第3の筐体を備える。第1の筐体に対して第2の筐体が開いた状態で第2の筐体の一部が第1の筐体の一部と重なり、第1の筐体は、第1の筐体に対して第2の筐体が開いた状態で第2の筐体の一部と重なる部分の第1の回路基板上に第1の導電端子を有し、第2の筐体は、第1の筐体に対して第2の筐体が開いた状態で第1の筐体の一部と重なる部分の第2の回路基板上に、開状態で第1の導電端子と電気的に接続される第2の導電端子を有する。第1の回路基板は給電部を有し、第1の筐体に対して第2の筐体が開いた状態のとき、第1の回路基板及び第2の回路基板がダイポールアンテナを構成する。
Description
本発明は、人体への影響が低く高いアンテナ性能を有する無線通信装置に関する。
近年、携帯電話に搭載されるアプリケーションが増加し、ユーザの使用形態も多様化している。このため、携帯電話の筐体構造はストレート型や折り畳み型が主流であったが、スライド型や二軸回転型といった新たな筐体構造を有する携帯電話が考案された。このように、携帯電話等の電子機器の筐体構造は常に進化し、今後も新たな筐体構造の考案が予想される。
例えば、特許文献1に開示された図7に示すスライド式の携帯電話機600Aは、少なくとも表示部101及び入力操作部102A,102Bを有する主筐体100と、送話部611を有し主筐体100の上方部にスライド自在に係合された第1可動筐体610Aと、受話部621を有し主筐体100の下方部にスライド自在に係合された第2可動筐体620Aとを含み、第1可動筐体610A及び第2可動筐体620Aが共に閉じた状態にあるときに、両可動筐体610A,620Aが主筐体100の表示部101及び入力操作部102A,102Bの全面を覆う。
なお、携帯電話のように無線通信機能を有する電子機器は、アンテナを備える。但し、アンテナの性能は、採用されるアンテナのタイプや筐体内の配置により影響を受けるため、アンテナが適当な性能を発揮できるよう電子機器の筐体構造に応じて個別に設計する必要がある。
例えば、特許文献2に開示されている図8に示す折畳式無線通信装置は、第1の筐体5にはダイポールアンテナ2が設けられており、第2の筐体8には導体12が設けられている。導体12は、筐体を折り畳んだ状態でダイポールアンテナ2に対向するよう配置されており、無給電素子として機能する。このため、筐体を折り畳んだ状態でのアンテナのインピーダンス特性の劣化を防止し、安定したアンテナ特性を得ることができる。特許文献1によると、この効果は、図8に示した2つの筐体を備える折畳式無線通信装置に限らず、図9に示す3つの筐体を備える折畳式無線通信装置であっても実現される。
また、特許文献3に開示されている図10に示す携帯電話機では、筐体ケース11の背面上端部に設けられた段差部11Bに、非導電性の部材により箱状に形成されたアンテナ収納部14が上下方向にスライド自在に設けられている。アンテナ収納部14の内部には、板状逆Fアンテナ(PIFA)を構成する逆Fアンテナ素子が収納されている。アンテナ収納部14は、段差部11Bに収納されたときにはPIFAとして動作し、段差部11Bから引き出されたときにはモノポールアンテナとして機能する。このように、当該携帯電話機では、アンテナ収納部14の状態によって異なる種類のアンテナが用いられる。
無線通信装置から送出される電磁波による人体への影響を評価するための指標に、比吸収率(Specific Absorption Rate:SAR)がある。SAR値は、単位質量の組織に単位時間に吸収されるエネルギー量を示し、人体が無線通信装置から一定時間にどの位のエネルギーを受けたかが分かる。特に、人体頭部のそばで使用される携帯電話に対しては局所SARが用いられている。SAR値が大きい携帯電話は、通話時における人体への影響が大きく、かつエネルギーの吸収により通話性能が低下するため好ましくない。アンテナ出力を小さくすればSAR値は小さくなるが、アンテナ出力が小さいと携帯電話の性能が低くなる。このため、SAR値が小さくかつ高い性能を有する携帯電話が望ましい。
なお、ダイポールアンテナを利用すると広帯域で高い性能が得られる。したがって、ダイポールアンテナを備えた携帯電話等の無線通信装置が望ましい。
本発明の目的は、通話時における人体への影響が低く高いアンテナ性能を有する無線通信装置を提供することである。
本発明は、第1の回路基板を有する第1の筐体と、前記第1の筐体の一端に、前記第1の筐体に対して開閉可能に設けられ、第2の回路基板及び音声入力部を有する第2の筐体と、前記第1の筐体の他端に、前記第1の筐体に対して開閉可能に設けられ、第3の回路基板及び音声出力部を有する第3の筐体と、を備え、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態で、前記第2の筐体の一部が前記第1の筐体の一部と重なり、前記第1の筐体は、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態で前記第2の筐体の一部と重なる部分の前記第1の回路基板上に、第1の導電端子を有し、前記第2の筐体は、前記開状態で前記第1の筐体の一部と重なる部分の前記第2の回路基板上に、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態で前記第1の導電端子と電気的に接続される第2の導電端子を有し、前記第1の回路基板は給電部を有し、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態のとき、前記第1の回路基板及び前記第2の回路基板がダイポールアンテナを構成する無線通信装置を提供する。
上記無線通信装置では、前記第2の筐体は、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が閉じた状態で前記第1の導電端子と電気的に接続される第3の導電端子を有したアンテナ素子を有する。
上記無線通信装置では、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態のとき、前記アンテナ素子はモノポールアンテナを構成する。
上記無線通信装置では、前記給電部は、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態で前記第2の筐体の一部と重なる部分の前記第1の回路基板上に設けられている。
上記無線通信装置では、前記第3の筐体は、インダクタを介して前記第2の回路基板に接続された第3の回路基板を有する。
上記無線通信装置では、前記第2の筐体及び前記第3の筐体は、前記第1の筐体上をスライドして前記開いた状態又は前記閉じた状態となる。
上記無線通信装置では、前記第1の回路基板には、前記ダイポールアンテナ又は前記モノポールアンテナを用いた無線通信のための信号処理を行う信号処理部が設けられている。
本発明に係る無線通信装置によれば、第1の筐体に対して第2の筐体及び第3の筐体を開いた状態では第1の回路基板及び第2の回路基板によってダイポールアンテナが構成され、かつ、当該開状態でユーザが音声出力部を耳にあてて通話を行う際には、ユーザの頭部から給電部までの距離が長いためSAR値が低い。したがって、通話時における人体への影響が低く高いアンテナ性能を有する無線通信装置を提供することができる。
110 第1の筐体
111 表示部
113 第1の回路基板
115 導電端子
117 給電部
120 第2の筐体
121 第2の回路基板
123 モノポールアンテナ
125 マイク
127 導電端子
129 導電端子
130 第3の筐体
131 第3の回路基板
133 スピーカ
151 アンテナ素子
153 導電端子
155 導電部
157 導電板
111 表示部
113 第1の回路基板
115 導電端子
117 給電部
120 第2の筐体
121 第2の回路基板
123 モノポールアンテナ
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129 導電端子
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153 導電端子
155 導電部
157 導電板
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の無線通信装置を示すブロック図である。図1(a)は開状態の無線通信装置を示す正面図であり、図1(b)は開状態の無線通信装置を示す側面断面図である。図1に示すように、第1の実施形態の無線通信装置は、第1の筐体110と、第2の筐体120と、第3の筐体130とを備える。第2の筐体120及び第3の筐体130は、第1の筐体110上をスライドして、第1の筐体110に対して開閉可能に設けられている。第1の筐体110には表示部111が設けられ、第2の筐体120及び第3の筐体130によって閉状態とされたとき、表示部111は第2の筐体120及び第3の筐体によって覆われる。なお、長手方向の各筐体の長さの関係は、第1の筐体110の長さをP1、第2の筐体120の長さをP2、第3の筐体130の長さをP3とすると、P1>P2≒P3である。
図1は、第1の実施形態の無線通信装置を示すブロック図である。図1(a)は開状態の無線通信装置を示す正面図であり、図1(b)は開状態の無線通信装置を示す側面断面図である。図1に示すように、第1の実施形態の無線通信装置は、第1の筐体110と、第2の筐体120と、第3の筐体130とを備える。第2の筐体120及び第3の筐体130は、第1の筐体110上をスライドして、第1の筐体110に対して開閉可能に設けられている。第1の筐体110には表示部111が設けられ、第2の筐体120及び第3の筐体130によって閉状態とされたとき、表示部111は第2の筐体120及び第3の筐体によって覆われる。なお、長手方向の各筐体の長さの関係は、第1の筐体110の長さをP1、第2の筐体120の長さをP2、第3の筐体130の長さをP3とすると、P1>P2≒P3である。
第1の筐体110は、表示部111の裏側に第1の回路基板113を内部に有する。第1の回路基板113には、無線通信のための信号処理を行う信号処理部が設けられている。信号処理部では、高周波信号が処理される。第2の筐体120は、第2の回路基板121、モノポールアンテナ123及びマイク125を内部に有する。第3の筐体130は、第3の回路基板131及びスピーカ133を内部に有する。なお、第3の回路基板131と第1の回路基板113は、図示しないインダクタを介して接続されている。インダクタによって、第1の回路基板113で発生した高周波ノイズによる第3の回路基板131への影響が軽減される。
第1の筐体110が有する第1の回路基板113上の第2の筐体120と対向する面には、導電端子115が設けられている。一方、第2の筐体120が有する第2の回路基板121上の第1の筐体110と対向する面には、第1の筐体110に対して第2の筐体120が開いた状態(以下、単に「開状態」という。)で導電端子115と接触する導電端子127が設けられている。また、第2の筐体120が有するモノポールアンテナ123の第1の筐体110と対向する部分には、第1の筐体110に対して第2の筐体120が閉じた状態(以下、単に「閉状態」という。)で導電端子115と接触する導電端子129が設けられている。なお、導電端子127及び導電端子129はそれぞれバネを有し、導電端子115と接する端部が当該バネによって伸縮する。
なお、導電端子115と導電端子127,129との接続は、上述したバネの伸縮による接続に限らず、図2に示すように、容量結合を利用した電気的な接続であっても良い。容量結合を利用した電気的接続の場合、導電端子115,127,129は、容量結合を行えるだけの面積をそれぞれ有し、開状態で導電端子115と導電端子127が、閉状態で導電端子115と導電端子129が略平行に重なる位置に配置されている。なお、各導電端子が重なる面積を確保できれば導電端子の形状は問わない。
バネの伸縮によって導電端子を接続する形態では導電端子がむき出しとなっているが、容量結合を利用した電気的接続の形態では、導電端子が筐体に覆われた状態でも動作するため、デザイン上の制約を減らすことができる。
図1に示すように、開状態であっても、第2の筐体120及び第3の筐体130は部分的に第1の筐体110と重なり、第1の回路基板113と第2の回路基板121も部分的に重なる。第1の回路基板113上の導電端子115及び第2の回路基板121上の導電端子127は、開状態で第1の回路基板113と第2の回路基板121が重なる部分にそれぞれ設けられている。すなわち、導電端子115は、第1の回路基板113上の第2の筐体120側の端部近傍に設けられ、導電端子127は、第2の回路基板121上の第1の筐体110側の端部近傍に設けられている。
また、開状態で第1の回路基板113と第2の回路基板121が重なる部分の第1の回路基板113上に、給電部117が設けられている。このため、開状態のとき、第1の回路基板113上の導電端子115と第2の回路基板121上の導電端子127とが接するため、第1の回路基板113及び第2の回路基板121はダイポールアンテナを構成する。一方、閉状態のとき、第1の回路基板113上の導電端子115とモノポールアンテナ123の導電端子129とが接するため、給電部117からモノポールアンテナ123に給電される。
このように、本実施形態の無線通信装置では、開状態のときは、第1の回路基板113及び第2の回路基板121によって構成されるダイポールアンテナが用いられ、閉状態のときは、モノポールアンテナ123が用いられる。ダイポールアンテナは、モノポールアンテナに比べ、広帯域で高い性能が得られる。このため、本実施形態の無線通信装置を開状態とすることによって、閉状態のときよりも広帯域で高い性能を実現することができる。
図3は、第1の筐体110に対して第2の筐体120及び第3の筐体130を開いた状態でユーザが通話を行うときの、第1の実施形態の無線通信装置とユーザの頭部との位置関係を示す図である。図4は、第1の筐体110に対して第2の筐体120を開いた状態かつ第3の筐体130を閉じた状態でユーザが通話を行うときの、第1の実施形態の無線通信装置とユーザの頭部との位置関係を示す図である。図3及び図4に示すように、図3に示した状態時の頭部から給電部117までの距離(D1,L1)は、図4に示した状態時の頭部から給電部117までの距離(D2,L2)よりも長い。給電部117は頭部から離れていた方がSAR値が小さくなり通話性能も上がるため、ユーザが通話を行う際には、本実施形態の無線通信装置を図3に示した状態、すなわち、第1の筐体110に対して第2の筐体120及び第3の筐体130を開いた状態にした方が望ましい。
なお、本実施形態では、第1の筐体110に対して第2の筐体120が閉じた状態で用いられるアンテナとしてモノポールアンテナ123を例に説明したが、モノポールアンテナ123の代わりに、ループアンテナや板状逆Fアンテナ(PIFA)であっても良い。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態の無線通信装置を示す側面断面図である。第2の実施形態の無線通信装置が第1の実施形態の無線通信装置と異なる点は、第1の筐体110に対して第2の筐体120が閉じた状態のとき利用されるアンテナの実効体積を拡大するための構成が追加されている点である。この点以外は第1の実施形態と同様であり、図5において、図1と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。
図5は、第2の実施形態の無線通信装置を示す側面断面図である。第2の実施形態の無線通信装置が第1の実施形態の無線通信装置と異なる点は、第1の筐体110に対して第2の筐体120が閉じた状態のとき利用されるアンテナの実効体積を拡大するための構成が追加されている点である。この点以外は第1の実施形態と同様であり、図5において、図1と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。
本実施形態の第2の筐体120は、第1の実施形態で説明したモノポールアンテナ123と同様の形状(矩形状)を有するアンテナ素子151を内部に有する。アンテナ素子151の一端には導電端子129が設けられ、他端には導電端子153が設けられている。アンテナ素子151の一端に設けられた導電端子129は、閉状態で、第1の回路基板113の導電端子115と接する。
本実施形態の第1の筐体110は、第1の回路基板113の他に、第1の回路基板113とは絶縁された矩形状の導電板157を内部に有する。導電板157には、閉状態でアンテナ素子151の導電端子153と接する位置に、導電部155が設けられている。アンテナ素子151の他端に設けられた導電端子153は、閉状態で、導電板157の導電部155と接する。
上記説明した構成によれば、閉状態のときアンテナとして利用される構成要素は、アンテナ素子151だけに限らず、第1の筐体110に設けられた導電板157も含まれるため、アンテナとしての実効体積を第1の実施形態で説明したモノポールアンテナ123よりも大きく確保することができる。アンテナの実効体積が大きいと感度が上がるため、閉状態であっても高性能のアンテナを利用できる。
上記説明した第1及び第2の実施形態の無線通信装置は、第1の筐体110の両端にスライド可能な第2の筐体120及び第3の筐体130を備えるが、図6に示すように、第3の筐体130を除いた構成であっても良い。さらに、第1及び第2の実施形態では、第1の筐体110に対して第2の筐体120及び第3の筐体130がスライドして開閉するが、第1の筐体110の両端にヒンジを設けて、第2の筐体120及び第3の筐体130が第1の筐体110に対して観音開きのように開閉する構成であっても良い。
本発明を詳細に特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本発明に係る無線通信装置は、通話時における人体への影響が低く高いアンテナ性能を有する携帯電話等として有用である。
本発明は、人体への影響が低く高いアンテナ性能を有する無線通信装置に関する。
近年、携帯電話に搭載されるアプリケーションが増加し、ユーザの使用形態も多様化している。このため、携帯電話の筐体構造はストレート型や折り畳み型が主流であったが、スライド型や二軸回転型といった新たな筐体構造を有する携帯電話が考案された。このように、携帯電話等の電子機器の筐体構造は常に進化し、今後も新たな筐体構造の考案が予想される。
例えば、特許文献1に開示された図7に示すスライド式の携帯電話機600は、少なくとも表示部101及び入力操作部102A,102Bを有する主筐体100と、送話部611を有し主筐体100の上方部にスライド自在に係合された第1可動筐体610と、受話部621を有し主筐体100の下方部にスライド自在に係合された第2可動筐体620とを含み、第1可動筐体610及び第2可動筐体620が共に閉じた状態にあるときに、両可動筐体610,620が主筐体100の表示部101及び入力操作部102A,102Bの全面を覆う。
なお、携帯電話のように無線通信機能を有する電子機器は、アンテナを備える。但し、アンテナの性能は、採用されるアンテナのタイプや筐体内の配置により影響を受けるため、アンテナが適当な性能を発揮できるよう電子機器の筐体構造に応じて個別に設計する必要がある。
例えば、特許文献2に開示されている図8に示す折畳式無線通信装置は、第1の筐体5にはダイポールアンテナ2が設けられており、第2の筐体8には導体12が設けられている。導体12は、筐体を折り畳んだ状態でダイポールアンテナ2に対向するよう配置されており、無給電素子として機能する。このため、筐体を折り畳んだ状態でのアンテナのインピーダンス特性の劣化を防止し、安定したアンテナ特性を得ることができる。特許文献1によると、この効果は、図8に示した2つの筐体を備える折畳式無線通信装置に限らず、図9に示す3つの筐体を備える折畳式無線通信装置であっても実現される。
また、特許文献3に開示されている図10に示す携帯電話機では、筐体ケース11の背面上端部に設けられた段差部11Bに、非導電性の部材により箱状に形成されたアンテナ収納部14が上下方向にスライド自在に設けられている。アンテナ収納部14の内部には、板状逆Fアンテナ(PIFA)を構成する逆Fアンテナ素子が収納されている。アンテナ収納部14は、段差部11Bに収納されたときにはPIFAとして動作し、段差部11Bから引き出されたときにはモノポールアンテナとして機能する。このように、当該携帯電話機では、アンテナ収納部14の状態によって異なる種類のアンテナが用いられる。
無線通信装置から送出される電磁波による人体への影響を評価するための指標に、比吸収率(Specific Absorption Rate:SAR)がある。SAR値は、単位質量の組織に単位時間に吸収されるエネルギー量を示し、人体が無線通信装置から一定時間にどの位のエネルギーを受けたかが分かる。特に、人体頭部のそばで使用される携帯電話に対しては局所SARが用いられている。SAR値が大きい携帯電話は、通話時における人体への影響が大きく、かつエネルギーの吸収により通話性能が低下するため好ましくない。アンテナ出力を小さくすればSAR値は小さくなるが、アンテナ出力が小さいと携帯電話の性能が低くなる。このため、SAR値が小さくかつ高い性能を有する携帯電話が望ましい。
なお、ダイポールアンテナを利用すると広帯域で高い性能が得られる。したがって、ダイポールアンテナを備えた携帯電話等の無線通信装置が望ましい。
本発明の目的は、通話時における人体への影響が低く高いアンテナ性能を有する無線通信装置を提供することである。
本発明は、第1の回路基板を有する第1の筐体と、前記第1の筐体の一端に、前記第1の筐体に対して開閉可能に設けられ、第2の回路基板及び音声入力部を有する第2の筐体と、前記第1の筐体の他端に、前記第1の筐体に対して開閉可能に設けられ、第3の回路基板及び音声出力部を有する第3の筐体と、を備え、開閉方向において、前記第2の筐体および前記第3の筐体のそれぞれの長さは、前記第1の筐体の長さよりも小さく、ユーザが通話する際に、前記第2の筐体は前記第3の筐体よりもユーザの頭部から離れて配置される無線通信装置であって、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態で、前記第2の筐体の一部が前記第1の筐体の一部と重なり、前記第1の筐体は、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態で前記第2の筐体の一部と重なる部分の前記第1の回路基板上に、第1の導電端子を有し、前記第2の筐体は、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態で前記第1の筐体の一部と重なる部分の前記第2の回路基板上に、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態で前記第1の導電端子と電気的に接続される第2の導電端子を有し、前記第1の回路基板は給電部を有し、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態のとき、前記第1の回路基板及び前記第2の回路基板がダイポールアンテナを構成する無線通信装置を提供する。
上記無線通信装置では、前記第2の筐体は、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が閉じた状態で前記第1の導電端子と電気的に接続される第3の導電端子を有したアンテナ素子を有する。
上記無線通信装置では、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態のとき、前記アンテナ素子はモノポールアンテナを構成する。
上記無線通信装置では、前記給電部は、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態で前記第2の筐体の一部と重なる部分の前記第1の回路基板上に設けられている。
上記無線通信装置では、前記第3の筐体は、インダクタを介して前記第2の回路基板に接続された第3の回路基板を有する。
上記無線通信装置では、前記第2の筐体及び前記第3の筐体は、前記第1の筐体上をスライドして前記開いた状態又は前記閉じた状態となる。
上記無線通信装置では、前記第1の回路基板には、前記ダイポールアンテナ又は前記モノポールアンテナを用いた無線通信のための信号処理を行う信号処理部が設けられている。
本発明に係る無線通信装置によれば、第1の筐体に対して第2の筐体及び第3の筐体を開いた状態では第1の回路基板及び第2の回路基板によってダイポールアンテナが構成され、かつ、当該開状態でユーザが音声出力部を耳にあてて通話を行う際には、ユーザの頭部から給電部までの距離が長いためSAR値が低い。したがって、通話時における人体への影響が低く高いアンテナ性能を有する無線通信装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の無線通信装置を示すブロック図である。図1(a)は開状態の無線通信装置を示す正面図であり、図1(b)は開状態の無線通信装置を示す側面断面図である。図1に示すように、第1の実施形態の無線通信装置は、第1の筐体110と、第2の筐体120と、第3の筐体130とを備える。第2の筐体120及び第3の筐体130は、第1の筐体110上をスライドして、第1の筐体110に対して開閉可能に設けられている。第1の筐体110には表示部111が設けられ、第2の筐体120及び第3の筐体130によって閉状態とされたとき、表示部111は第2の筐体120及び第3の筐体によって覆われる。なお、長手方向の各筐体の長さの関係は、第1の筐体110の長さをP1、第2の筐体120の長さをP2、第3の筐体130の長さをP3とすると、P1>P2≒P3である。
図1は、第1の実施形態の無線通信装置を示すブロック図である。図1(a)は開状態の無線通信装置を示す正面図であり、図1(b)は開状態の無線通信装置を示す側面断面図である。図1に示すように、第1の実施形態の無線通信装置は、第1の筐体110と、第2の筐体120と、第3の筐体130とを備える。第2の筐体120及び第3の筐体130は、第1の筐体110上をスライドして、第1の筐体110に対して開閉可能に設けられている。第1の筐体110には表示部111が設けられ、第2の筐体120及び第3の筐体130によって閉状態とされたとき、表示部111は第2の筐体120及び第3の筐体によって覆われる。なお、長手方向の各筐体の長さの関係は、第1の筐体110の長さをP1、第2の筐体120の長さをP2、第3の筐体130の長さをP3とすると、P1>P2≒P3である。
第1の筐体110は、表示部111の裏側に第1の回路基板113を内部に有する。第1の回路基板113には、無線通信のための信号処理を行う信号処理部が設けられている。信号処理部では、高周波信号が処理される。第2の筐体120は、第2の回路基板121、モノポールアンテナ123及びマイク125を内部に有する。第3の筐体130は、第3の回路基板131及びスピーカ133を内部に有する。なお、第3の回路基板131と第1の回路基板113は、図示しないインダクタを介して接続されている。インダクタによって、第1の回路基板113で発生した高周波ノイズによる第3の回路基板131への影響が軽減される。
第1の筐体110が有する第1の回路基板113上の第2の筐体120と対向する面には、導電端子115が設けられている。一方、第2の筐体120が有する第2の回路基板121上の第1の筐体110と対向する面には、第1の筐体110に対して第2の筐体120が開いた状態(以下、単に「開状態」という。)で導電端子115と接触する導電端子127が設けられている。また、第2の筐体120が有するモノポールアンテナ123の第1の筐体110と対向する部分には、第1の筐体110に対して第2の筐体120が閉じた状態(以下、単に「閉状態」という。)で導電端子115と接触する導電端子129が設けられている。なお、導電端子127及び導電端子129はそれぞれバネを有し、導電端子115と接する端部が当該バネによって伸縮する。
なお、導電端子115と導電端子127,129との接続は、上述したバネの伸縮による接続に限らず、図2に示すように、容量結合を利用した電気的な接続であっても良い。容量結合を利用した電気的接続の場合、導電端子115,127,129は、容量結合を行えるだけの面積をそれぞれ有し、開状態で導電端子115と導電端子127が、閉状態で導電端子115と導電端子129が略平行に重なる位置に配置されている。なお、各導電端子が重なる面積を確保できれば導電端子の形状は問わない。
バネの伸縮によって導電端子を接続する形態では導電端子がむき出しとなっているが、容量結合を利用した電気的接続の形態では、導電端子が筐体に覆われた状態でも動作するため、デザイン上の制約を減らすことができる。
図1に示すように、開状態であっても、第2の筐体120及び第3の筐体130は部分的に第1の筐体110と重なり、第1の回路基板113と第2の回路基板121も部分的に重なる。第1の回路基板113上の導電端子115及び第2の回路基板121上の導電端子127は、開状態で第1の回路基板113と第2の回路基板121が重なる部分にそれぞれ設けられている。すなわち、導電端子115は、第1の回路基板113上の第2の筐体120側の端部近傍に設けられ、導電端子127は、第2の回路基板121上の第1の筐体110側の端部近傍に設けられている。
また、開状態で第1の回路基板113と第2の回路基板121が重なる部分の第1の回路基板113上に、給電部117が設けられている。このため、開状態のとき、第1の回路基板113上の導電端子115と第2の回路基板121上の導電端子127とが接するため、第1の回路基板113及び第2の回路基板121はダイポールアンテナを構成する。一方、閉状態のとき、第1の回路基板113上の導電端子115とモノポールアンテナ123の導電端子129とが接するため、給電部117からモノポールアンテナ123に給電される。
このように、本実施形態の無線通信装置では、開状態のときは、第1の回路基板113及び第2の回路基板121によって構成されるダイポールアンテナが用いられ、閉状態のときは、モノポールアンテナ123が用いられる。ダイポールアンテナは、モノポールアンテナに比べ、広帯域で高い性能が得られる。このため、本実施形態の無線通信装置を開状態とすることによって、閉状態のときよりも広帯域で高い性能を実現することができる。
図3は、第1の筐体110に対して第2の筐体120及び第3の筐体130を開いた状態でユーザが通話を行うときの、第1の実施形態の無線通信装置とユーザの頭部との位置関係を示す図である。図4は、第1の筐体110に対して第2の筐体120を開いた状態かつ第3の筐体130を閉じた状態でユーザが通話を行うときの、第1の実施形態の無線通信装置とユーザの頭部との位置関係を示す図である。図3及び図4に示すように、図3に示した状態時の頭部から給電部117までの距離(D1,L1)は、図4に示した状態時の頭部から給電部117までの距離(D2,L2)よりも長い。給電部117は頭部から離れていた方がSAR値が小さくなり通話性能も上がるため、ユーザが通話を行う際には、本実施形態の無線通信装置を図3に示した状態、すなわち、第1の筐体110に対して第2の筐体120及び第3の筐体130を開いた状態にした方が望ましい。
なお、本実施形態では、第1の筐体110に対して第2の筐体120が閉じた状態で用いられるアンテナとしてモノポールアンテナ123を例に説明したが、モノポールアンテナ123の代わりに、ループアンテナや板状逆Fアンテナ(PIFA)であっても良い。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態の無線通信装置を示す側面断面図である。第2の実施形態の無線通信装置が第1の実施形態の無線通信装置と異なる点は、第1の筐体110に対して第2の筐体120が閉じた状態のとき利用されるアンテナの実効体積を拡大するための構成が追加されている点である。この点以外は第1の実施形態と同様であり、図5において、図1と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。
図5は、第2の実施形態の無線通信装置を示す側面断面図である。第2の実施形態の無線通信装置が第1の実施形態の無線通信装置と異なる点は、第1の筐体110に対して第2の筐体120が閉じた状態のとき利用されるアンテナの実効体積を拡大するための構成が追加されている点である。この点以外は第1の実施形態と同様であり、図5において、図1と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。
本実施形態の第2の筐体120は、第1の実施形態で説明したモノポールアンテナ123と同様の形状(矩形状)を有するアンテナ素子151を内部に有する。アンテナ素子151の一端には導電端子129が設けられ、他端には導電端子153が設けられている。アンテナ素子151の一端に設けられた導電端子129は、閉状態で、第1の回路基板113の導電端子115と接する。
本実施形態の第1の筐体110は、第1の回路基板113の他に、第1の回路基板113とは絶縁された矩形状の導電板157を内部に有する。導電板157には、閉状態でアンテナ素子151の導電端子153と接する位置に、導電部155が設けられている。アンテナ素子151の他端に設けられた導電端子153は、閉状態で、導電板157の導電部155と接する。
上記説明した構成によれば、閉状態のときアンテナとして利用される構成要素は、アンテナ素子151だけに限らず、第1の筐体110に設けられた導電板157も含まれるため、アンテナとしての実効体積を第1の実施形態で説明したモノポールアンテナ123よりも大きく確保することができる。アンテナの実効体積が大きいと感度が上がるため、閉状態であっても高性能のアンテナを利用できる。
上記説明した第1及び第2の実施形態の無線通信装置は、第1の筐体110の両端にスライド可能な第2の筐体120及び第3の筐体130を備えるが、図6に示すように、第3の筐体130を除いた構成であっても良い。さらに、第1及び第2の実施形態では、第1の筐体110に対して第2の筐体120及び第3の筐体130がスライドして開閉するが、第1の筐体110の両端にヒンジを設けて、第2の筐体120及び第3の筐体130が第1の筐体110に対して観音開きのように開閉する構成であっても良い。
本発明を詳細に特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本発明に係る無線通信装置は、通話時における人体への影響が低く高いアンテナ性能を有する携帯電話等として有用である。
110 第1の筐体
111 表示部
113 第1の回路基板
115 導電端子
117 給電部
120 第2の筐体
121 第2の回路基板
123 モノポールアンテナ
125 マイク
127 導電端子
129 導電端子
130 第3の筐体
131 第3の回路基板
133 スピーカ
151 アンテナ素子
153 導電端子
155 導電部
157 導電板
111 表示部
113 第1の回路基板
115 導電端子
117 給電部
120 第2の筐体
121 第2の回路基板
123 モノポールアンテナ
125 マイク
127 導電端子
129 導電端子
130 第3の筐体
131 第3の回路基板
133 スピーカ
151 アンテナ素子
153 導電端子
155 導電部
157 導電板
Claims (7)
- 第1の回路基板を有する第1の筐体と、
前記第1の筐体の一端に、前記第1の筐体に対して開閉可能に設けられ、第2の回路基板及び音声入力部を有する第2の筐体と、
前記第1の筐体の他端に、前記第1の筐体に対して開閉可能に設けられ、第3の回路基板及び音声出力部を有する第3の筐体と、を備え、
前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態で、前記第2の筐体の一部が前記第1の筐体の一部と重なり、
前記第1の筐体は、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態で前記第2の筐体の一部と重なる部分の前記第1の回路基板上に、第1の導電端子を有し、
前記第2の筐体は、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態で前記第1の筐体の一部と重なる部分の前記第2の回路基板上に、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態で前記第1の導電端子と電気的に接続される第2の導電端子を有し、
前記第1の回路基板は給電部を有し、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態のとき、前記第1の回路基板及び前記第2の回路基板がダイポールアンテナを構成する無線通信装置。 - 請求項1に記載の無線通信装置であって、
前記第2の筐体は、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が閉じた状態で前記第1の導電端子と電気的に接続される第3の導電端子を有したアンテナ素子を有する無線通信装置。 - 請求項2に記載の無線通信装置であって、
前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態のとき、前記アンテナ素子はモノポールアンテナを構成する無線通信装置。 - 請求項1に記載の無線通信装置であって、
前記給電部は、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が開いた状態で前記第2の筐体の一部と重なる部分の前記第1の回路基板上に設けられた無線通信装置。 - 請求項1に記載の無線通信装置であって、
前記第3の筐体は、インダクタを介して前記第2の回路基板に接続された第3の回路基板を有する無線通信装置。 - 請求項2に記載の無線通信装置であって、
前記第2の筐体及び前記第3の筐体は、前記第1の筐体上をスライドして前記開いた状態又は前記閉じた状態となる無線通信装置。 - 請求項3に記載の無線通信装置であって、
前記第1の回路基板には、前記ダイポールアンテナ又は前記モノポールアンテナを用いた無線通信のための信号処理を行う信号処理部が設けられた無線通信装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20120426 |