JPWO2008053557A1 - 動画像再符号化装置、動画像再符号化方法、動画像再符号化プログラムおよび動画像再符号化プログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

動画像再符号化装置、動画像再符号化方法、動画像再符号化プログラムおよび動画像再符号化プログラムを格納した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】符号化した動画像を一旦復号して、再度符号化する動画像再符号化装置において、遅延時間やメモリが削減されるとともに適切な符号量を予測する。【解決手段】入力ビットストリームを復号部101で復号した際に得られるピクチャタイプから、符号化情報解析部102内のGOP構造予測部200において、例えば8つのGOP内のPピクチャ枚数をカウントし、最大値と最小値を持つGOPを除いた6つのGOPからPピクチャ枚数とBピクチャ枚数の平均値を算出し、それを予測したGOP構造とする。符号化部103では、予測したGOP構造を参照して再符号化を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、一度符号化された動画像を符号化方式やビットレートなどを変更して再度符号化する動画像再符号化装置、動画像再符号化方法、動画像再符号化プログラムおよび動画像再符号化プログラムを格納した記録媒体に関する。
動画像をデジタル化して記録または放送されることが多くなっている。しかし動画像はデータ量が膨大であるために、通常、符号化によりデータ量を少なくして記録または放送されている。そのような動画像の符号化の方式としてMPEG(Moving Picture Experts Group)−2などが用いられる。
MPEG−2などで符号化された動画像を、記録する記録媒体の容量や伝送する通信回線の速度などに応じてビットレートを変換して再符号化したり、近年登場したMPEG−4やH.264などのMPEG−2よりも高効率な符号化方式で再符号化したりすることがある。
このような、一度符号化した動画像を一旦復号して再度符号化する装置として例えば特許文献1に記載のトランスコーダがある。特許文献1に記載のトランスコーダは、復号部1が入力された順に復号したIフレーム、Pフレーム、Bフレームを、復号した順のまま再度IフレームはIフレーム、PフレームはPフレーム、BフレームはBフレームとして符号化することで、遅延時間やメモリの削減を可能としている。
特開2000−92497号公報
上述した特許文献1に記載のトランスコーダは、復号した際に画像を表示順に並べ替える並べ替え器を有しないので表示順に並べ替えるための遅延時間やメモリが削減できる。しかしながら、ビットレートや符号化方式を変えて再符号化する場合は、復号前のビットストリームと再符号化時に割当てる符号量が異なることが多く、前記特許文献1には再符号化時に割当てる符号量に関する記載はないために、例えば適切な符号量が割当てられないことから画質が低下する可能性があった。
適切な符号量を割当てるためには、例えば1GOP(Group Of Pictures)分などある程度まとまった画像をメモリ等に記憶することで、適切な符号量を割当てることができるが、このようにすると、多くのメモリが必要となることによるコスト上昇に加え、遅延時間が大きくなってしまう。
そこで、本発明は、例えば符号化した動画像をビットレートや符号化方式を変更して再符号化する際に、遅延時間やメモリが削減されるとともに適切な符号量を予測して符号化することができる動画像再符号化装置、動画像再符号化方法、動画像再符号化プログラムおよび動画像再符号化プログラムを格納した記録媒体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画面内符号化画像と、前方向予測符号化画像と、双方向予測符号化画像のうち少なくとも前記画面内符号化画像が1枚以上含まれる画像群から構成されるビットストリームが入力され該ビットストリームを復号し、画像データおよび符号化情報を得る復号手段と、前記復号手段が復号した前記画像データおよび前記符号化情報に基づいて再度前記画像データを符号化する符号化手段と、を有した動画像再符号化装置において、前記符号化情報に基づいて、複数の前記画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数をカウントし、カウントされた複数の前記画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数の最大値または最小値を持つ前記画像群のうち少なくともいずれか一方の前記画像群を一つ以上除いた複数の前記画像群における前記前方向予測符号化画像および前記双方向予測符号化画像の平均値を、予測した前記画像群の構造として前記符号化手段に出力する画像群構造予測手段を有することを特徴としている。
請求項8記載の発明は、画面内符号化画像と、前方向予測符号化画像と、双方向予測符号化画像のうち少なくとも前記画面内符号化画像が1枚以上含まれる画像群から構成されるビットストリームが入力され該ビットストリームを復号し、画像データおよび符号化情報を得て、復号した前記画像データおよび前記符号化情報に基づいて再度前記画像データを符号化する動画像再符号化方法において、前記符号化情報に基づいて、複数の前記画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数をカウントし、カウントされた複数の前記画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数の最大値または最小値を持つ前記画像群のうち少なくともいずれか一方の前記画像群を一つ以上除いた複数の前記画像群における前記前方向予測符号化画像および前記双方向予測符号化画像の平均値を、予測した前記画像群の構造として前記符号化時に用いることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、画面内符号化画像と、前方向予測符号化画像と、双方向予測符号化画像のうち少なくとも前記画面内符号化画像が1枚以上含まれる画像群から構成されるビットストリームが入力され該ビットストリームを復号し、画像データおよび符号化情報を得る復号手段と、前記復号手段が復号した前記画像データおよび前記符号化情報に基づいて再度前記画像データを符号化する符号化手段としてコンピュータに機能させる動画像再符号化プログラムにおいて、前記符号化情報に基づいて、複数の前記画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数をカウントし、カウントされた複数の前記画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数の最大値または最小値を持つ前記画像群のうち少なくともいずれか一方の前記画像群を一つ以上除いた複数の前記画像群における前記前方向予測符号化画像および前記双方向予測符号化画像の平均値を、予測した前記画像群の構造として前記符号化手段に出力する画像群構造予測手段としてコンピュータに機能させることを特徴としている。
本発明の一実施例にかかる動画像再符号化装置のブロック図である。 図1に示された動画像再符号化装置の符号化情報解析部のブロック図である。 GOPの一例の説明図である。 GOP構造予測部の動作を説明したフローチャートである。 各GOPにおけるPピクチャ枚数とBピクチャ枚数のカウントの説明図である。 複数のGOPからPピクチャとBピクチャの平均を求める際の説明図である。 符号化フレームレート予測部の動作を説明したフローチャートである。 符号化ピクチャと表示ピクチャの説明図である。 各GOPにおける符号化ピクチャ枚数と表示ピクチャ枚数のカウントの説明図である。 GOP符号量予測部の動作を説明したフローチャートである。 Pピクチャの最大値または最小値が複数ある場合のPピクチャとBピクチャの平均を求める際の説明図である。 動画像符号化プログラムの動作フローチャートである。
符号の説明
100 動画像再符号化装置
101 復号部(復号手段)
102 符号化情報解析部
103 符号化部(符号化手段)
200 GOP構造予測部(画像群構造予測手段)
201 符号化フレームレート予測部(フレームレート予測手段)
202 GOP符号量予測部(符号量予測手段)
以下、本発明の一実施形態にかかる動画像再符号化装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる動画像再符号化装置は、画像群構造予測手段が、再符号化時に参照するための、画像群における前方向予測符号化画像と双方向予測符号化画像の枚数を画像群の構造として予測する際に、複数の画像群における前方向予測符号化画像の数の最大値を持つ画像群または最小値を持つ画像群のうち少なくともいずれか一方の画像群を一つ以上除いた複数の画像群の前方向予測符号化画像の平均値と双方向予測符号化画像の平均値を画像群の構造として予測し、符号化手段が、その画像群の構造に基づいて再符号化する。このようにすることにより、一時的に現れた極端な前方向予測符号化画像の枚数を持つ画像群に影響されることなく、より平均的な画像群の構造を予測することができるのでより適切な符号量を予測することが出来る。また、画像群の構造予測のために余分な画像を保持する必要が無いので遅延時間やメモリ量が削減される。
また、画像群構造予測手段が、カウントされた複数の画像群各々における前方向予測符号化画像の数のうち最大値および最小値を持つ画像群をそれぞれ一つ以上除いた複数の画像群における前方向予測符号化画像および双方向予測符号化画像の平均値を画像群の構造として符号化手段に出力しても良い。このようにすることにより、最大値方向と最小値方向の両方に一時的に現れた極端な前方向予測符号化画像の枚数を持つ画像群に影響されることなく、より精度良く平均的な画像群の構造を予測することができる。
また、画像群構造予測手段が、カウントされた複数の画像群各々における前方向予測符号化画像の数のうち、大きい順に複数の画像群を除いた複数の画像群における前方向予測符号化画像および双方向予測符号化画像の平均値を画像群の構造として符号化手段に出力しても良い。このようにすることにより、最大値方向に一時的に現れた極端な前方向予測符号化画像の枚数を持つ画像群が複数存在してもそれらに影響されることなく、より精度良く平均的な画像群の構造を予測することができる。
また、画像群構造予測手段が、カウントされた複数の画像群各々における前方向予測符号化画像の数のうち、小さい順に複数の画像群を除いた複数の画像群における前方向予測符号化画像および双方向予測符号化画像の平均値を画像群の構造として符号化手段に出力しても良い。このようにすることにより、最小値方向に一時的に現れた極端な前方向予測符号化画像の枚数を持つ画像群が複数存在してもそれらに影響されることなく、より精度良く平均的な画像群の構造を予測することができる。
また、画像群構造予測手段が、複数の画像群各々における双方向予測符号化画像の数をカウントし、カウントされた複数の画像群各々における前方向予測符号化画像の数のうち、最大値または最小値を持つ画像群が夫々複数ある場合は、複数の最大値または最小値を持つ画像群のうち、カウントされた複数の画像群における双方向予測符号化画像の平均値から離れた値をもつ画像群を除いた複数の画像群における前方向予測符号化画像および双方向予測符号化画像の平均値を画像群の構造として符号化手段に出力しても良い。このようにすることにより、前方向予測符号化画像の最大値または最小値を持つ画像群が複数あっても、双方向予測符号化画像の極端な値を持つ方を除くことが出来るので、前方向予測符号化画像だけでなく双方向予測符号化画像においても、より精度良く平均的な画像群の構造を予測することができる。
また、符号化情報に基づいて、複数の画像群各々における符号化された画像の数および複数の画像群各々における表示されるべき画像の数を夫々カウントし、複数の画像群各々における符号化された画像の数と複数の画像群各々における表示されるべき画像の数との比と、符号化情報から、符号化手段が1秒間に再符号化すべき画像枚数(符号化フレームレート)を予測するフレームレート予測手段を有しても良い。このようにすることにより、符号化された画像の数だけでなく表示されるべき画像の数も参照しているので、再表示情報(リピートピクチャ情報)を持つ画像が多い場合は再符号化する際に実質的な符号化フレームレートを精度良く予測することが出来るのでより適切な符号量を予測することが出来る。
また、画像群構造予測手段が予測した画像群の構造と、フレームレート予測手段が予測した符号化フレームレートと、予め設定された再符号化のビットレートと、に基づいて符号化手段が符号化する際の画像群当たりの符号量を予測する符号量予測手段を有しても良い。このようにすることにより、再符号化する際に画像群構造やリピートピクチャを考慮した実質的な画像群当たりの符号量を精度良く予測することが出来る。
また、本発明の一実施形態にかかる動画像再符号化方法は、再符号化時に参照するために画像群における前方向予測符号化画像と双方向予測符号化画像の枚数を画像群の構造として予測する際に、複数の画像群における前方向予測符号化画像の数の最大値を持つ画像群または最小値を持つ画像群のうち少なくともいずれか一方の画像群を一つ以上除いた複数の画像群の前方向予測符号化画像の平均値と双方向予測符号化画像の平均値を予測した画像群の構造として、その画像群の構造に基づいて再符号化する。このようにすることにより、一時的に現れた極端な前方向予測符号化画像の枚数を持つ画像群に影響されることなく、より平均的な画像群の構造を予測することができる。また、画像群予測のために余分な画像を保持する必要が無いので遅延時間やメモリ量が削減される。
また、本発明の一実施形態にかかる動画像再符号化プログラムは、画像群構造予測手段が、再符号化時に参照するための、画像群における前方向予測符号化画像と双方向予測符号化画像の枚数を画像群の構造として予測する際に、複数の画像群における前方向予測符号化画像の数の最大値を持つ画像群または最小値を持つ画像群のうち少なくともいずれか一方の画像群を一つ以上除いた複数の画像群の前方向予測符号化画像の平均値と双方向予測符号化画像の平均値を予測した画像群の構造とし、符号化手段が、その画像群の構造に基づいて再符号化するようにコンピュータに機能させる。このようにすることにより、一時的に現れた極端な前方向予測符号化画像の枚数を持つ画像群に影響されることなく、より平均的な画像群の構造を予測することができる。また、画像群予測のために余分な画像を保持する必要が無いので遅延時間やメモリ量が削減される。
また、請求項9に記載の動画像再符号化プログラムを記録媒体に格納してもよい。このようにすることにより、動画像再符号化プログラムを機器に組み込む以外に単体でも流通させることができる。
本発明の一実施例にかかる動画像再符号化装置100を図1乃至図10を参照して説明する。動画像再符号化装置100は、入力端子110から入力される動画像が符号化されたビットストリームをビットレートや符号化方式を変更して再符号化して出力端子115から出力する装置である。動画像再符号化装置100は、図1に示すように復号部101と、符号化情報解析部102と、符号化部103と、入力端子110と設定データ端子111と、出力端子115とを備えている。
復号手段としての復号部101は、入力端子110から入力されるビットストリームを復号し、画像データ113を符号化部103へ出力するとともに、符号化情報112を符号化部103および符号化情報解析部102へ出力する。例えば、MPEG−2方式によって符号化されたビットストリームが入力された場合は、該ビットストリームを復号し、復号された画像データ113(輝度や色差データなど)を符号化部103へ出力する。入力ビットストリーム中のヘッダ情報などは符号化情報112として符号化情報解析部102および符号化部103へ出力する。
符号化情報112は、例えば、ピクチャタイプ(Iピクチャか、Pピクチャか、Bピクチャか)やフィールド再表示情報またはフレーム再表示情報およびフレームレート情報(画面上に表示する際のフレームレートで、例えばNTSCであれば29.97フレーム/秒)などが出力される。Iピクチャ、Pピクチャ、BピクチャはMPEGなどで用いられる符号化された画像の分類であり、Iピクチャは画面内符号化が施された画像、Pピクチャは前方向予測符号化が施された画像、Bピクチャは双方向予測符号化が施された画像を示している。
符号化情報解析部102では、図2に示すようにGOP構造予測部200と、符号化フレームレート予測部201と、GOP符号量予測部202とを備えており、設定データ端子111から入力される設定データおよび符号化情報112が入力され、前記設定データおよび符号化情報112に基づいて符号化部103において再符号化する際の割当て符号量を算出し、解析結果情報114として符号化部103へ出力する。
設定データ端子111は、動画像再符号化装置100の初期設定時に設定されるパラメータ、例えば出力ビットストリームのビットレートなどが入力される。
解析結果情報114は、例えば、GOP単位の割当て符号量やGOP内のPピクチャ予測枚数およびBピクチャ予測枚数や符号化フレームレートなどが出力される。画像群としてのGOPとはGroup Of Picturesの略で、少なくとも1枚以上のIピクチャから構成される単位である(通常、複数のピクチャから構成されることが多い)。GOP構造とはGOP内のIピクチャ、PピクチャおよびBピクチャの枚数構成である。図3にGOP構造の例を示す。GOPはIピクチャから始まり、次のIピクチャの1枚前のピクチャまでが1GOPとなる。図3では1GOPは12枚のピクチャで構成されており、GOP内のIピクチャは1枚、Pピクチャは3枚、Bピクチャは8枚である。
画像群構造予測手段としてのGOP構造予測部200は、符号化情報112が入力され、それに基づいてGOP構造を予測し、GOP構造情報210を出力する。
GOP構造予測部200におけるGOP構造の予測方法を図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS101において、GOP構造の初期値を設定し、ステップS102へ進む。GOP構造の初期値とは、動画像が入力される前に設定されるIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの枚数である。これらは、予測の初期値であって実際に入力される動画像の各ピクチャの枚数と一致しなくともよい。初期値は予めGOP構造予測部200内部に持っておいても良いし、設定データ端子111から設定するようにしても良い。
次に、ステップS102において、復号部101に入力された画像のピクチャタイプが符号化情報112を経由して入力されステップS103に進む。
次に、ステップS103において、復号部101に入力された画像のピクチャタイプがIピクチャか否かを判断してIピクチャである場合(YESの場合)はステップS106に進み、そうでない場合(NOの場合)はステップS104に進む。
次に、ステップS104において、復号部101に入力された画像のピクチャタイプがPピクチャか否かを判断してPピクチャである場合(YESの場合)はステップS108に進み、そうでない場合(NOの場合)はステップS105に進む。
次に、ステップS105において、IピクチャでもなくPピクチャでもないということは、復号部101に入力された画像のピクチャタイプはBピクチャであると判断して現在のGOPにおけるBピクチャの枚数に1を加算してステップS102に戻る。
ステップS106においては、Iピクチャが入力されたと判断する。Iピクチャから次のIピクチャの前の画像までが1GOPの範囲なのでIピクチャ検出でGOPの先頭を検出したとして、直前の過去複数のGOPにおけるPピクチャ枚数の最大値と最小値を持つGOPを1つずつ除いて、それらPピクチャ枚数の最大値と最小値のGOPを1つずつ除いた過去複数のGOPのPピクチャ枚数の平均値とBピクチャ枚数の平均値を算出しステップS107に進む。すなわち、複数のGOPにおけるPピクチャの枚数のうち、最大値および最小値を持つGOPをそれぞれ一つ以上除いた複数のGOPにおけるPピクチャおよびBピクチャの平均値を算出している。つまり、最小値か最大値を持つGOPのうち少なくともいずれか一方のGOPを一つ以上除いた複数のGOPにおけるPピクチャおよびBピクチャの平均値を算出している。
ステップS106を、図5と図6を参照して詳細に説明する。図5は、直前の過去複数のGOPとして8GOPを保持した場合の例である。入力されたIピクチャを含むGOPを現在のGOPとすると、現在のGOPから時間的に近い順にGOP[0]、GOP[1]、GOP[2]、GOP[3]、GOP[4]、GOP[5]、GOP[6]、GOP[7]とし、各GOPにおけるPピクチャの枚数をNp[0]、Np[1]、Np[2]、Np[3]、Np[4]、Np[5]、Np[6]、Np[7]とし、各GOPにおけるBピクチャの枚数をNb[0]、Nb[1]、Nb[2]、Nb[3]、Nb[4]、Nb[5]、Nb[6]、Nb[7]とする。すなわち、常に直前のGOPから数えて8GOP分のPピクチャとBピクチャの枚数を保持する。そして、各GOPにおけるPピクチャの枚数とBピクチャの枚数が図6のようになっていた場合は、Pピクチャ枚数の最大値であるNp[2]と最小値であるNp[6]を除いてPピクチャの平均値AVR_NpとBピクチャの平均値AVR_Nbを求めると図6に示すようにそれぞれ4と10という値が求まる。
次に、ステップS107において、ステップS106で算出したPピクチャとBピクチャの平均値(AVR_Np、AVR_Nb)をGOP構造情報210としてGOP符号量予測部202に出力しステップS102に戻る。
ステップS108においては、復号部101に入力された画像のピクチャタイプはPピクチャであることから現在のGOPにおけるPピクチャの枚数に1を加算しステップS102に戻る。
フレームレート予測手段としての符号化フレームレート予測部201は、符号化情報112が入力され、それを基づいて符号化フレームレートを算出し、符号化フレームレート情報211を出力する。
符号化フレームレート予測部201における符号化フレームレートの算出方法を図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS201において、表示ピクチャ枚数と符号化ピクチャ枚数の初期値を設定し、ステップS202へ進む。これらは、予測の初期値であって実際に入力される表示ピクチャ枚数や符号化ピクチャ枚数と一致しなくともよい。初期値は予め符号化フレームレート予測部201に持っておいても良いし、設定データ端子111から設定するようにしてもよい。
表示ピクチャ枚数と、符号化ピクチャ枚数について図8を参照して説明する。表示されるべき画像の数としての表示ピクチャ枚数とは、復号して画面に表示する際のピクチャ枚数を示し、符号化された画像の数としての符号化ピクチャ枚数とは、実際に符号化されているピクチャ枚数である。復号部101で復号した際に、フィールド再表示情報またはフレーム再表示情報が検出されたピクチャは、符号化ピクチャ枚数は1枚であるが表示ピクチャ枚数としては1枚以上となる。図8の場合は、1秒間の表示ピクチャ枚数を矢印の間の12枚とすると、フレームレートは12フレーム/秒、符号化フレームレートは8フレーム/秒となる。また、符号化情報112に含まれるフレームレート情報は表示ピクチャのフレームレートを指している。ここで再表示情報を検出せずにフレームレート情報のみから符号化ピクチャ12枚に対して1秒分の符号量を割当てた場合、1枚当たりの符号量は1秒分の1/12となる。しかし、再表示情報を検出すれば、1秒あたり符号化ピクチャが8枚であることが分かるために、1枚当たりの割当て符号量が1秒分の1/8に増大する。したがって、再表示情報を用いることで再符号化時にリピートピクチャ枚数を除いた実際の符号化ピクチャ枚数を再符号化の対象として符号量を割当てることで、適切な符号の割当てが可能となる。
次に、ステップS202において、復号部101に入力された画像のピクチャタイプが符号化情報112を経由して入力されステップS203に進む。
次に、ステップS203において、復号部101に入力された画像のピクチャタイプがIピクチャか否かを判断してIピクチャである場合(YESの場合)はステップS204に進み、そうでない場合(NOの場合)はステップS206に進む。
ステップS204においては、Iピクチャが入力されたと判断する。Iピクチャから次のIピクチャの前の画像までが1GOPの範囲なのでIピクチャ検出でGOPの先頭を検出したとして、直前の過去複数のGOPにおける符号化ピクチャ枚数と表示ピクチャ枚数から符号化フレームレートを算出しステップS205に進む。
符号化フレームレートは、coded_frame_rateを符号化フレームレート、numをデータを保持しておくGOP数、i=0,1,…,(num-1)、Nc[i]を直前から数えて過去i番目のGOPにおける符号化ピクチャ枚数、Nd[i]を過去i番目のGOPにおける表示ピクチャ枚数、frame_rateを符号化情報112に含まれるフレームレート情報とすると、例えば数1に示す式で表される。
Figure 2008053557
すなわち、符号化ピクチャ枚数と表示ピクチャ枚数との比と、符号化情報112に含まれるフレームレート情報から予測した符号化フレームレートを算出している。
ステップS204を、図9を参照して詳細に説明する。図9は、直前の過去複数のGOPとして8GOPを保持した場合の例である。入力されたIピクチャを含むGOPを現在のGOPとすると、現在のGOPから時間的に近い順にGOP[0]、GOP[1]、GOP[2]、GOP[3]、GOP[4]、GOP[5]、GOP[6]、GOP[7]とし、各GOPにおける符号化ピクチャ枚数をNc[0]、Nc[1]、Nc[2]、Nc[3]、Nc[4]、Nc[5]、Nc[6]、Nc[7]とし、各GOPにおける表示ピクチャ枚数をNd[0]、Nd[1]、Nd[2]、Nd[3]、Nd[4]、Nd[5]、Nd[6]、Nd[7]とする。すなわち、常に直前のGOPから数えて8GOP分の符号化ピクチャ枚数と表示ピクチャ枚数を保持する。これらを数1に当てはめると、Nc[0]〜Nc[7]まで総数を、Nd[0]〜Nd[7]まで総数で割った値にフレームレート情報を掛けることで予測した符号化フレームレートとして求めることができる。
次に、ステップS205において、ステップS204で算出した符号化フレームレート(coded_frame_rate)を符号化フレームレート情報211としてGOP符号量予測部202に出力しステップS206に進む。
次に、ステップS206において、符号化情報112から現在のGOPの符号化ピクチャ枚数と表示ピクチャ枚数にそれぞれ1または(1+リピートピクチャ枚数)を加算してステップS202に戻る。すなわち、符号化ピクチャ枚数には常に1を加算し、表示ピクチャ枚数には(1+リピートピクチャ枚数)を加算する。
符号量予測手段としてのGOP符号量予測部202は、入力される符号化情報112、GOP構造情報210、符号化フレームレート情報211および設定データ端子111より設定される出力目標ビットレートに基づいてGOPの割当て符号量を算出し、GOP構造情報210に含まれるPピクチャ予測枚数、Bピクチャ予測枚数と、符号化フレームレート情報211に含まれる符号化フレームレートとともに解析結果情報114として符号化部103へ出力する。
GOP符号量予測部202の動作を図10のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS301において、復号部101に入力された画像のピクチャタイプが符号化情報112を経由して入力されステップS302に進む。
次に、ステップS302において、復号部101に入力された画像のピクチャタイプがIピクチャか否かを判断してIピクチャである場合(YESの場合)はステップS303に進み、そうでない場合(NOの場合)はステップS301に戻る。
次に、ステップS303において、GOP構造情報210が更新されたか否かを判断し、更新された場合(YESの場合)はステップS304に進み、そうでない場合(NOの場合)は更新されるまで待機する。
次に、ステップS304において、符号化フレームレート情報211が更新されたか否かを判定し、更新された場合(YESの場合)はステップS305に進み、そうでない場合(NOの場合)は更新されるまで待機する。
次に、ステップS305において、符号化情報112、GOP構造情報210、符号化フレームレート情報211および設定データ端子111より設定される出力目標ビットレートに基づいてGOP当たりの割当て符号量を算出しステップS306へ進む。
GOP当たりの割当て符号量GOP_bitsは、AVR_NpをGOP構造予測部200で予測した平均Pピクチャ枚数、AVR_NbをGOP構造予測部200で予測した平均Bピクチャ枚数、coded_frame_rateを符号化フレームレート予測部201で予測した符号化フレームレート、bitrateを設定データ端子111より予め設定される出力目標ビットレートとすると、例えば数2に示す式で表される。
Figure 2008053557
数2に示した式中の1となっている部分はIピクチャの枚数を意味しており、フィールド符号化時は、1フレームが2フィールドであることから、GOP内の平均Iフィールド枚数の1/2を算出してそれに置き換えればよい。(この場合、AVR_NpおよびAVR_Nbも夫々フィールド枚数の1/2で算出される。)
次に、ステップS306において、ステップS305で算出したGOP当たりの割当て符号量(GOP_bits)とGOP構造情報210と符号化フレームレート情報211とを解析結果情報114として符号化部103に出力しステップS301に戻る。
符号化手段としての符号化部103は、符号化情報112、解析結果情報114および設定データ端子111から入力される初期設定に基づいて復号部101から入力される画像データ113を再符号化し、出力ビットストリームを出力端子115から出力する。すなわち、符号化情報解析部102で予測したGOP当たりの割当て符号量に基づいて符号量制御を行ったり、PピクチャとBピクチャの予測枚数から各ピクチャへの符号量の割当てなどを行う。また、符号化情報112や符号化部103内部での情報などから符号量制御に変化を加えてもよい。例えば、解析結果情報114のGOP当たり割当て符号量などを得た上で、入力される画像データ113の複雑度を基にGOPやピクチャの割当て符号量を増減してもよい。
本実施例によれば、GOP構造予測部200において、8つのGOP内のPピクチャ枚数のうち、最大値と最小値を持つGOPを除いた6つのGOPからPピクチャ枚数とBピクチャ枚数の平均値を算出し、それを予測したGOP構造とする。符号化フレームレート予測部201において、符号化ピクチャ枚数と表示ピクチャ枚数と符号化情報112から得られたフレームレートから符号化フレームレートを算出し、それを予測した符号化フレームレートとする。そして、予測したGOP構造と予測した符号化フレームレートと設定データ端子111から設定したビットレートからGOP当たりの符号量を算出し、それを予測した符号量とする。符号化部103では、前記予測したGOP構造と、予測した符号化フレームレートと、予測した符号量を参照して再符号化を行う。このようにすることで、GOP構造やフレームレートおよび符号量の予測精度が上がるとともに、GOP構造予測やフレームレート予測および符号量予測のために複数の画像をメモリに記憶することが必要ないために遅延時間やメモリ量の削減が出来る。
なお、上述した実施例においてGOP構造予測部200は、GOP毎のPピクチャの枚数のうち最大値を持つGOPと最小値を持つGOPを除いて、PピクチャとBピクチャのGOPの平均枚数を算出していたが、図11に示すようにPピクチャの最大値または最小値が複数あった場合は、Bピクチャの枚数を比較して、Bピクチャの平均値からの差異が大きいGOPを除くようにしてもよい。図11では、Pピクチャの最大値がNp[2]とNp[3]であって、最小値がNp[6]とNp[7]であるため、Nb[2]とNb[3]およびNb[6]とNb[7]のBピクチャの枚数を比較しBピクチャの平均値(Nb[0]〜Nb[7]の平均値)からの差異が大きいNb[2]を含むGOPを最大値として、Nb[6]を含むGOPを最小値として、それぞれ除いてPピクチャの平均枚数AVR_NpとBピクチャの平均枚数AVR_Nbを求める。また、このような方法をとらずに複数の最大値や複数の最小値をとるGOPからそれぞれ任意に1つずつGOPを選択して削除しても良い。
また、GOP構造を予測する際に除くGOPは、最大値または最小値のうちいずれか一方のみでも良い。さらに、複数のGOPにおける前方向予測符号化画像の枚数のうち大きい順に複数除いても良いし、小さい順に複数除いても良い。図11で例えるとNp[2]とNp[3]の両方を除いてもよいし、Np[6]とNp[7]の両方を除いても良い。
また、上述した実施例では動画像再符号化装置100として説明したが、コンピュータ上で動作するプログラムとすることもできる。すなわち、動画像再符号化装置100をCPUとRAM、ROMに置き換えて、ROMに動画像再符号化プログラムを記録しておき、CPUに復号部101、符号化部103、符号化情報解析部102の機能を持たせる。図12に動画像再符号化プログラムのフローチャートを示す。
まず、復号手段としてのステップS401で入力ビットストリームを復号する。次に、画像群構造予測手段としてのステップS402でGOP構造予測を行う。ステップS402の内容は図4のフローチャートと同様である。次に、フレームレート予測手段としてのステップS403で符号化フレームレートを予測する。ステップS403の内容は図7のフローチャートと同様である。次に、符号量予測手段としてのステップS404でGOP当たりの割当て符号量を予測する。ステップS404の内容は図10のフローチャートと同様である。そして、符号化手段としてのステップS405で再符号化を行う。以上のステップをピクチャ単位で繰り返すことで動画像再符号化プログラムとして機能することができる。
また、上述した実施例ではピクチャをフレームとして説明したが、フィールドでも実施可能である。
また、本発明における復号手段と符号化手段は、MPEG−1,2,4やH.264など画面内符号化画像と、前方向予測符号化画像と、双方向予測符号化画像のうち少なくとも前記画面内符号化画像が1枚以上含まれる画像群から構成されるビットストリームとなる動画像の符号化方式であれば、いずれの組合せでもよい。勿論、同じ符号化方式間でビットレートの変換に用いても良い。
また、動画像を放送局で放送する際や通信回線に送信する際に本発明を適用すれば、放送波や通信回線の帯域に合わせた符号化方式やビットレートで低遅延かつ低コストに動画像を再符号化することができる。また、例えば地上デジタル放送など符号化された動画像を、ハードディスクレコーダやDVDレコーダやBlu−rayレコーダおよびHD DVDレコーダなどに記録する際に本発明を適用すれば、再符号化前よりも高効率な符号化方式に低遅延かつ低コストに記録することができる。
前述した実施例によれば、以下の動画像再符号化装置、動画像再符号化方法および動画像再符号化プログラムが得られる。
(付記1)Iピクチャと、Pピクチャと、Bピクチャのうち少なくともIピクチャが1枚以上含まれるGOPから構成されるビットストリームが入力され該ビットストリームを復号し、画像データ113および符号化情報112を得る復号部101と、
復号部101が復号した画像データ113および符号化情報112に基づいて再度画像データ113を符号化する符号化部103と、を有した動画像再符号化装置100において、
符号化情報112に基づいて、複数のGOP各々におけるPピクチャの数をカウントし、カウントされた複数のGOP各々におけるPピクチャの数の最大値または最小値を持つGOPのうち少なくともいずれか一方のGOPを一つ以上除いた複数のGOPにおけるPピクチャおよびBピクチャの平均値を予測したGOPの構造として符号化部103に出力するGOP構造予測部200を有することを特徴とする動画像再符号化装置100。
この動画像再符号化装置100によれば、一時的に現れた極端なPピクチャの枚数を持つGOPに影響されることなく、より平均的なGOPの構造を予測することができる。また、GOPの構造予測のために余分な画像を保持する必要が無いので遅延時間やメモリ量が削減される。
(付記2)Iピクチャと、Pピクチャと、Bピクチャのうち少なくともIピクチャが1枚以上含まれるGOPから構成されるビットストリームが入力され該ビットストリームを復号し、画像データ113および符号化情報112を得て、復号した画像データ113および符号化情報112に基づいて再度画像データ113を符号化する動画像再符号化方法において、
符号化情報112に基づいて、複数のGOP各々におけるPピクチャの数をカウントし、カウントされた複数のGOP各々におけるPピクチャの数の最大値または最小値を持つGOPのうち少なくともいずれか一方のGOPを一つ以上除いた複数のGOPにおけるPピクチャおよびBピクチャの平均値を予測したGOPの構造として符号化時に用いることを特徴とする動画像再符号化方法。
この動画像再符号化方法によれば、一時的に現れた極端なPピクチャの枚数を持つGOPに影響されることなく、より平均的なGOPの構造を予測することができる。また、GOPの構造予測のために余分な画像を保持する必要が無いので遅延時間やメモリ量が削減される。
(付記3)Iピクチャと、Pピクチャと、Bピクチャのうち少なくともIピクチャが1枚以上含まれるGOPから構成されるビットストリームが入力され該ビットストリームを復号し、画像データ113および符号化情報112を得るステップS401と、
ステップS401が復号した画像データ113および符号化情報112に基づいて再度画像データ113を符号化するステップS405と
してコンピュータに機能させる動画像再符号化プログラムにおいて、
符号化情報112に基づいて、複数のGOP各々におけるPピクチャの数をカウントし、カウントされた複数のGOP各々におけるPピクチャの数の最大値または最小値を持つGOPのうち少なくともいずれか一方のGOPを一つ以上除いた複数のGOPにおけるPピクチャおよびBピクチャの平均値を予測したGOPの構造としてステップS405に出力するステップS402としてコンピュータに機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な動画像再符号化プログラム。
この動画像再符号化プログラムによれば、一時的に現れた極端なPピクチャの枚数を持つGOPに影響されることなく、より平均的なGOPの構造を予測することができる。また、GOPの構造予測のために余分な画像を保持する必要が無いので遅延時間やメモリ量が削減される。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。

Claims (10)

  1. 画面内符号化画像と、前方向予測符号化画像と、双方向予測符号化画像のうち少なくとも前記画面内符号化画像が1枚以上含まれる画像群から構成されるビットストリームが入力され該ビットストリームを復号し、画像データおよび符号化情報を得る復号手段と、
    前記復号手段が復号した前記画像データおよび前記符号化情報に基づいて再度前記画像データを符号化する符号化手段と、を有した動画像再符号化装置において、
    前記符号化情報に基づいて、複数の前記画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数をカウントし、カウントされた複数の前記画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数の最大値または最小値を持つ前記画像群のうち少なくともいずれか一方の前記画像群を一つ以上除いた複数の前記画像群における前記前方向予測符号化画像および前記双方向予測符号化画像の平均値を、予測した前記画像群の構造として前記符号化手段に出力する画像群構造予測手段を有することを特徴とする動画像再符号化装置。
  2. 前記画像群構造予測手段が、カウントされた複数の前記画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数のうち最大値および最小値を持つ前記画像群をそれぞれ一つ以上除いた複数の前記画像群における前記前方向予測符号化画像および前記双方向予測符号化画像の平均値を前記画像群の構造として前記符号化手段に出力することを特徴とする請求項1に記載の動画像再符号化装置。
  3. 前記画像群構造予測手段が、カウントされた複数の前記画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数のうち、大きい順に複数の前記画像群を除いた複数の前記画像群における前記前方向予測符号化画像および前記双方向予測符号化画像の平均値を前記画像群の構造として前記符号化手段に出力することを特徴とする請求項1または2に記載の動画像再符号化装置。
  4. 前記画像群構造予測手段が、カウントされた複数の画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数のうち、小さい順に複数の前記画像群を除いた複数の前記画像群における前記前方向予測符号化画像および前記双方向予測符号化画像の平均値を前記画像群の構造として前記符号化手段に出力することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の動画像再符号化装置。
  5. 前記画像群構造予測手段が、複数の前記画像群各々における前記双方向予測符号化画像の数をカウントし、カウントされた複数の前記画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数のうち、最大値または最小値を持つ前記画像群が夫々複数ある場合は、複数の最大値または最小値を持つ前記画像群のうち、カウントされた複数の前記画像群における前記双方向予測符号化画像の平均値から離れた値をもつ前記画像群を除いた複数の前記画像群における前記前方向予測符号化画像および前記双方向予測符号化画像の平均値を前記画像群の構造として前記符号化手段に出力することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の動画像再符号化装置。
  6. 前記符号化情報に基づいて、複数の前記画像群各々における符号化された画像の数および複数の前記画像群各々における表示されるべき画像の数を夫々カウントし、複数の前記画像群各々における符号化された画像の数と複数の前記画像群各々における表示されるべき画像の数との比と、前記符号化情報から、前記符号化手段が符号化する際におけるフレームレートを予測するフレームレート予測手段を有したことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の動画像再符号化装置。
  7. 前記画像群構造予測手段が予測した前記画像群の構造と、前記フレームレート予測手段が予測したフレームレートと、予め設定された前記符号化手段が再符号化する際のビットレートと、に基づいて前記符号化手段が符号化する際の前記画像群当たりの符号量を予測する符号量予測手段を有したことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載の動画像再符号化装置。
  8. 画面内符号化画像と、前方向予測符号化画像と、双方向予測符号化画像のうち少なくとも前記画面内符号化画像が1枚以上含まれる画像群から構成されるビットストリームが入力され該ビットストリームを復号し、画像データおよび符号化情報を得て、復号した前記画像データおよび前記符号化情報に基づいて再度前記画像データを符号化する動画像再符号化方法において、
    前記符号化情報に基づいて、複数の前記画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数をカウントし、カウントされた複数の前記画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数の最大値または最小値を持つ前記画像群のうち少なくともいずれか一方の前記画像群を一つ以上除いた複数の前記画像群における前記前方向予測符号化画像および前記双方向予測符号化画像の平均値を、予測した前記画像群の構造として前記符号化時に用いることを特徴とする動画像再符号化方法。
  9. 画面内符号化画像と、前方向予測符号化画像と、双方向予測符号化画像のうち少なくとも前記画面内符号化画像が1枚以上含まれる画像群から構成されるビットストリームが入力され該ビットストリームを復号し、画像データおよび符号化情報を得る復号手段と、
    前記復号手段が復号した前記画像データおよび前記符号化情報に基づいて再度前記画像データを符号化する符号化手段と
    してコンピュータに機能させる動画像再符号化プログラムにおいて、
    前記符号化情報に基づいて、複数の前記画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数をカウントし、カウントされた複数の前記画像群各々における前記前方向予測符号化画像の数の最大値または最小値を持つ前記画像群のうち少なくともいずれか一方の前記画像群を一つ以上除いた複数の前記画像群における前記前方向予測符号化画像および前記双方向予測符号化画像の平均値を、予測した前記画像群の構造として前記符号化手段に出力する画像群構造予測手段としてコンピュータに機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な動画像再符号化プログラム。
  10. 請求項9に記載の動画像再符号化プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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