JPWO2007074679A1 - 通信制御方法、通信監視方法、通信システム、アクセスポイント、およびプログラム - Google Patents

通信制御方法、通信監視方法、通信システム、アクセスポイント、およびプログラム Download PDF

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Abstract

無線クライアントと、無線通信システムの構成要素である無線アクセスポイントを含む無線アクセスポイントとの間の電波到達性を無線アクセスポイント毎に判定し、さらに、無線アクセスポイントの無線資源使用状態を無線アクセスポイント毎に算定し、前記電波到達性の判定結果および前記無線資源使用状態の算定結果を含む情報にもとづき、通信セッションの発信・着信を制御する、もしくは無線通信システムの使用率、空き容量を監視する。

Description

本発明は通信制御方法、通信監視方法、無線アクセスポイント、通信システム、およびプログラムに関し、特に無線クライアントおよび無線アクセスポイントの間の電波到達性情報、および無線アクセスポイントの無線資源使用状況にもとづいて制御、監視を行う通信制御方法、通信監視方法、通信装置、無線アクセスポイント、通信システム、およびプログラムに関する。
無線ローカルエリアネットワーク(無線LAN)などの無線ネットワーク技術を活用した無線通信システムは一般的に、複数の無線アクセスポイント、複数の無線クライアント、無線アクセスポイント間や外部ネットワークとの接続を担うバックボーンネットワーク、およびそれらを管理するためのサーバ機器により構成される。無線クライアントは定められた手順により複数のアクセスポイントのいずれか1台と接続し、無線アクセスポイントおよびバックボーンネットワークを介して各種アプリケーションデータの送受信を行う。
一般的にアプリケーションにはコネクション指向のアプリケーションとコネクションレス指向のアプリケーションがある。コネクション指向のアプリケーションではアプリケーション間のデータ送受信に先立って、あらかじめ通信セッションの確立処理を行い、データを送受信したあと、通信セッションの解放処理を行うことが特徴である。
このようなアプリケーションの代表としては音声通話が挙げられ、この場合、発呼・着呼および呼終了の処理がセッション確立および解放の処理にあたる。ところで、音声通話も含め一部のアプリケーションではそのアプリケーションの提供するサービス品質を所定のレベルに維持するためにはその下位レイヤの無線ネットワークに所定の品質特性が求められる場合がある。例えば音声通話サービスの場合、その音声品質を会話に支障を来さないレベルに保つためには無線ネットワークで生じるパケット損失率を数パーセント以下に抑える必要がある。
しかしながら、無線LANを始めとする多くの無線ネットワークでは有限容量の無線帯域を無線アクセスポイントに接続した複数の無線クライアントで共有するため、同一無線アクセスポイントを介してアプリケーションを実行する無線クライアントの数や通信状況によっては無線帯域が不足して大きなパケット損失が発生してしまう可能性がある。
この問題を解決するために例えば特許文献1では無線LAN基地局(無線アクセスポイント)毎に記した送受信量、端末数といったトラフィック情報を、無線LAN基地局に接続されて無線電話機(無線クライアント)の呼制御を行う主装置がモニタし、無線電話機からのログイン通知(接続の要求もしくはセッション確立の要求)に応じて対応する基地局のトラフィック情報を参照する。そして、トラフィック情報が予め定めたトラフィック値を超えている場合に、ログインを不許可にするという制御を行う。このような技術を活用すれば、無線アクセスポイントが例えば最大10台の通話中無線クライアントを収容できる容量を持っている場合、既に10台の通話中無線クライアントが無線アクセスポイントを使用中であったら11台目の無線クライアントからの通話要求を拒否するといった制御が可能になる。
一方、無線ネットワーク技術を用いてある一定規模面積以上のサービスエリアを実現する場合、複数の無線アクセスポイントを分散配置することが必要である。この際、各無線アクセスポイントがカバー可能なサービスエリアをセルと呼ぶと、無線クライアントの移動に対し接続性が持続するサービスを提供するためには、各セルを部分的に重ねながら配置する必要があることが解る。この際、隣接するセルにおいては異なる動作周波数を使用するように設計をすることが一般的である。
動作周波数とは該当無線アクセスポイントとそれに接続した無線クライアントが無線パケットを送信する際に使用する無線信号の中心周波数を指し、単位はHzもしくはMHzであるが、特定のルールに従って整数との対応付けを行って表す場合も多い(これをチャネル番号と呼ぶ)。
これが一致するもしくは近い複数のセルにおいては干渉と呼ばれる相互作用によって互いの性能は一般的に低下する。無線LANの場合、例えば同一動作周波数を持つ2つのセルが完全に重なっている場合、その容量の総和は単一セルの容量と同等となる(それぞれの容量は等価的に半分)という特性を示す。
また、同一動作周波数のセルが部分的に重なっている場合には、その特性はそれぞれの無線アクセスポイントと無線クライアントとの位置関係などにより一般的に複雑である。したがって、投下したアクセスポイント資源に対して得られる容量の効率性の向上や、複雑性を避けるために、近接するセルにおいては異なる動作周波数を使用するように設計が通常はなされるわけである。
しかしながら、使用可能な動作周波数の数は有限である。例えば、広く使用されている2.4GHz帯の無線LANにおいては現在の所、互いに影響を及ぼさない独立な動作周波数は高々4つである。その結果、すべての隣接するセルにおいて異なる動作周波数を設定することは事実上極めて難しい。特に業務システムにおいては単一障害に対して冗長性を持つように無線アクセスポイントを配置することも多いため、セルをより密に重ねる必要があり、このような場合では、隣接するセルにおいて異なる動作周波数を設定することは更に困難となる。
以上をまとめると、無線ネットワークの品質特性、延いては無線ネットワーク上で動作するアプリケーションのサービス品質特性を維持するための制御は、同一周波数の複数セルが重なりを持つ場合に互いの性能に及ぼす影響を考慮した制御とすることが必須であると言える。
特開2003−284144号公報
しかしながら従来の技術は同一周波数の複数セルが重なりを持つ場合に互いの性能に及ぼす影響を考慮していない。そのため、従来の技術ではある無線アクセスポイントに接続した無線クライアントで新たな通信セッションが開始した結果、別の無線アクセスポイントに接続された無線クライアントの通信セッションでサービス品質が劣化するという事態を回避する制御および監視を実現することができないという問題がある。
(発明の目的)
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたもので、同一周波数の複数セルが重なりを持ち、互いの性能に影響を及ぼす環境にあってもアプリケーションのサービス品質を維持できる通信制御方法および監視方法を実現することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明は、1つ以上のクライアントと1つ以上のアクセスポイントとの間の電波到達性を判定する第1の電波到達性判定ステップと、前記各アクセスポイントの無線資源使用状態を算定する無線資源使用状態算定ステップと、少なくとも前記第1の電波到達性判定ステップの判定結果と前記無線資源使用状態算定ステップの算定結果とにもとづき、通信セッションの確立を制御する制御ステップと、を含むことを特徴とする通信制御方法である。
上記課題を解決する第2の発明は、上記本発明において、一部のアクセスポイント相互間の電波到達性を判定する第2の電波到達性判定ステップを含み、前記制御ステップは、少なくとも、前記第1の電波到達性判定ステップの判定結果、前記無線資源使用状態算定ステップの算定結果、前記第2の電波到達性判定ステップの判定結果にもとづき通信セッションの確立を制御することを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明は、上記本発明において、前記第1の電波到達性判定ステップは、前記クライアントが送信するフレームを、前記各アクセスポイントがフレーム誤りを生じることなく受信できるか否かによって判定することを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明は、上記本発明において、前記第1の電波到達性判定ステップは、前記各アクセスポイントが送信する無線フレームを前記クライアントがフレーム誤りを生じることなく受信できるか否かによって判定することを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明は、上記本発明において、前記第2の電波到達性判定ステップは、前記各アクセスポイントが送信するフレームを、前記フレームを送信したアクセスポイント以外のアクセスポイントがフレーム誤りを生じることなく受信できるか否かによって判定することを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明は、上記本発明において、前記アクセスポイントの送信するフレームはほぼ等しい間隔で送信されることを特徴とする。
上記課題を解決する第7の発明は、上記本発明において、前記アクセスポイントの送信するフレームにこのアクセスポイントの動作周波数を表す情報が含まれることを特徴とする。
上記課題を解決する第8の発明は、上記本発明において、前記アクセスポイントの送信するフレームに前記無線資源使用状態算定ステップで算定された無線資源使用状態が含まれることを特徴とする。
上記課題を解決する第9の発明は、上記本発明において、前記アクセスポイントの送信するフレームに前記第2の電波到達性判定ステップの判定結果が含まれることを特徴とする。
上記課題を解決する第10の発明は、上記本発明において、前記第1の電波到達性判定ステップは、前記クライアントと前記アクセスポイントの動作周波数の差が一定値以下であるか否かによって判定することを特徴とする。
上記課題を解決する第11の発明は、上記本発明において、前記第2の電波到達性判定ステップは、各アクセスポイント間の動作周波数の差が一定値以下であるか否かによって判定することを特徴とする。
上記課題を解決する第12の発明は、上記本発明において、前記第2の電波到達性判定ステップにおいて、すべてのアクセスポイント間について予め記憶された電波到達性情報を検索した結果にもとづいて電波到達性の有無を判定することを特徴とする。
上記課題を解決する第13の発明は、上記本発明において、前記無線資源使用状態算定ステップは、アクセスポイントごとに無線資源使用状態を算定し、前記無線資源使用状態にアクセスポイントに接続中のクライアント数が含まれることを特徴とする。
上記課題を解決する第14の発明は、上記本発明において、前記無線資源使用状態算定ステップは、アクセスポイントごとに無線資源使用状態を算出し、前記無線資源使用状態にアクセスポイントに接続中で且つ通信セッションを確立しているクライアント数が含まれることを特徴とする。
上記課題を解決する第15の発明は、上記本発明において、前記無線資源使用状態算定ステップは、アクセスポイントごとに無線資源使用状態を算定し、前記無線資源使用状態にアクセスポイントが使用可能な空き無線帯域を表す情報が含まれることを特徴とする。
上記課題を解決する第16の発明は、上記本発明において、前記通信セッションは音声通話であることを特徴とする。
上記課題を解決する第17の発明は、上記本発明において、前記通信セッションはテレビ電話であることを特徴とする。
上記課題を解決する第18の発明は、上記本発明において、前記クライアントは無線LANクライアントであり、前記アクセスポイントは無線LANアクセスポイントであることを特徴とする。
上記課題を解決する第19の発明は、1つ以上のクライアントと1つ以上のアクセスポイントとの間の電波到達性を判定する第1の電波到達性判定手段と、前記各アクセスポイントの無線資源使用状態を算定する無線資源使用状態算定手段と、少なくとも前記第1の電波到達性判定ステップの判定結果と前記無線資源使用状態算定ステップの算定結果とにもとづき、通信セッションの確立を制御する制御手段と、を含むことを特徴とする通信制御システムである。
上記課題を解決する第20の発明は、上記本発明において、一部のアクセスポイント相互間の電波到達性を判定する第2の電波到達性判定手段を含み、前記制御手段は、少なくとも、前記第1の電波到達性判定手段の判定結果、前記無線資源使用状態算定手段の算定結果、前記第2の電波到達性判定手段の判定結果にもとづき通信セッションの確立を制御することを特徴とする。
上記課題を解決する第21の発明は、1つ以上のクライアントと1つ以上のアクセスポイントとの間の電波到達性と、前記各アクセスポイントの無線資源使用状態とを求める電波到達性・無線資源使用状態収集部と、前記電波到達性・無線資源使用状態収集部で求めた電波到達性と無線資源使用状態とに基づき、通信セッションの確立を制御するセッション開始判定部とを含むことを特徴とするサーバである。
上記課題を解決する第22の発明は、上記本発明において、前記電波到達性・無線資源使用状態収集部は、更に一部のアクセスポイント相互間の電波到達性を判定することを特徴等する。
上記課題を解決する第23の発明は、1つ以上のクライアントと1つ以上のアクセスポイントとの間の電波到達性と、前記各アクセスポイントの無線資源使用状態とを求める電波到達性・無線資源使用状態収集処理と、前記電波到達性・無線資源使用状態収集部で求めた電波到達性と無線資源使用状態とに基づき、通信セッションの確立を制御するセッション開始判定処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。
上記課題を解決する第24の発明は、上記本発明において、前記電波到達性・無線資源使用状態収集部は、更に一部のアクセスポイント相互間の電波到達性を判定することを特徴とする。
上記課題を解決する第25の発明は、1つ以上のアクセスポイントを備え、クライアントが前記アクセスポイントの1つと接続し、前記接続したアクセスポイントを介して他の通信機器と通信セッションを確立する無線通信システムにおいて、前記クライアントと、前記1つ以上のアクセスポイントとの間の電波到達性を判定する第1の電波到達性判定ステップと、前記各アクセスポイントの無線資源使用状態を算定する無線資源使用状態算定ステップと、少なくとも前記第1の電波到達性判定ステップの判定結果と前記無線資源使用状態算定ステップの算定結果とにもとづき前記無線通信システム全体もしくはその一部の使用率、空き容量のいずれか若しくはその両方を算出する監視ステップと、を含むことを特徴とする通信監視方法である。
上記課題を解決する第26の発明は、上記本発明において、一部のアクセスポイント相互間の電波到達性を判定する第2の電波到達性判定ステップを含み、前記監視ステップは、少なくとも、前記第1の電波到達性判定ステップの判定結果、前記無線資源使用状態算定ステップの算定結果、前記第2の電波到達性判定ステップの判定結果にもとづき前記無線通信システム全体もしくはその一部の使用率、空き容量のいずれか若しくはその両方を算出することを特徴とする。
上記課題を解決する第27の発明は、上記本発明において、前記第1の電波到達性判定ステップは、前記クライアントの送信するフレームを前記各アクセスポイントがフレーム誤りを生じることなく受信できるか否かによって判定することを特徴とする。
上記課題を解決する第28の発明は、上記本発明において、前記第1の電波到達性判定ステップは、前記各アクセスポイントの送信するフレームを前記クライアントがフレーム誤りを生じることなく受信できるか否かによって判定することを特徴とする。
上記課題を解決する第29の発明は、上記本発明において、前記第2の電波到達性判定ステップは、前記各アクセスポイントの送信するフレームを、前記フレームを送信したアクセスポイント以外のアクセスポイントがフレーム誤りを生じることなく受信できるか否かによって判定することを特徴とする。
上記課題を解決する第30の発明は、上記本発明において、前記アクセスポイントの送信するフレームはほぼ等しい間隔で送信することを特徴とする。
上記課題を解決する第31の発明は、上記本発明において、前記アクセスポイントの送信するフレームにそのアクセスポイントの動作周波数を表す情報が含まれることを特徴とする。
上記課題を解決する第32の発明は、上記本発明において、前記アクセスポイントの送信するフレームに前記無線資源使用状態算定ステップで算定された無線資源使用状態が含まれることを特徴とする。
上記課題を解決する第33の発明は、上記本発明において、前記アクセスポイントの送信するフレームに前記第2の電波到達性判定ステップの判定結果が含まれることを特徴とする。
上記課題を解決する第34の発明は、上記本発明において、前記第1の電波到達性判定ステップは、前記クライアントと前記アクセスポイントの動作周波数の差が一定値以下であるか否かによって判定することを特徴とする。
上記課題を解決する第35の発明は、上記本発明において、前記第2の電波到達性判定ステップは、各アクセスポイント間の動作周波数の差が一定値以下であるか否かによって判定することを特徴とする。
上記課題を解決する第36の発明は、上記本発明において、前記第2の電波到達性判定ステップにおいて、通信システム内のすべてのアクセスポイント間について予め記憶された電波到達性情報を検索した結果にもとづいて電波到達性の有無を判定することを特徴とする。
上記課題を解決する第37の発明は、上記本発明において、前記無線資源使用状態算定ステップは、アクセスポイントごとに無線資源使用状態を算定し、前記無線資源使用状態にアクセスポイントに接続中のクライアント数が含まれることを特徴とする。
上記課題を解決する第38の発明は、上記本発明において、前記無線資源使用状態算定ステップは、アクセスポイントごとに無線資源使用状態を算定し、前記無線資源使用状態にアクセスポイントに接続中で且つ通信セッションを確立している無線クライアント数が含まれることを特徴とする。
上記課題を解決する第39の発明は、上記本発明において、前記無線資源使用状態算定ステップは、アクセスポイントごとに無線資源使用状態を算定し、前記無線資源使用状態にアクセスポイントが使用可能な空き無線帯域を表す情報が含まれることを特徴とする。
上記課題を解決する第40の発明は、1つ以上のアクセスポイントを備え、クライアントが前記アクセスポイントの1つと接続し、前記接続したアクセスポイントを介して他の通信機器と通信セッションを確立する無線通信システムにおいて、前記クライアントと、前記1つ以上のアクセスポイントとの間の電波到達性を判定する第1の電波到達性判定手段と、前記各アクセスポイントの無線資源使用状態を算定する無線資源使用状態算定手段と、少なくとも前記第1の電波到達性判定手段の判定結果と前記無線資源使用状態算定手段の算定結果とにもとづき前記無線通信システム全体もしくはその一部の使用率、空き容量のいずれか若しくはその両方を算出する監視手段と、を含むことを特徴とする通信監視システムである。
上記課題を解決する第41の発明は、上記本発明において、一部のアクセスポイント相互間の電波到達性を判定する第2の電波到達性判定手段を含み、前記監視ステップは、少なくとも、前記第1の電波到達性判定手段の判定結果、前記無線資源使用状態算定手段の算定結果、前記第2の電波到達性判定手段の判定結果にもとづき前記無線通信システム全体もしくはその一部の使用率、空き容量のいずれか若しくはその両方を算出することを特徴とする。
上記課題を解決する第42の発明は、1つ以上のアクセスポイントを備え、クライアントが前記アクセスポイントの1つと接続し、前記接続したアクセスポイントを介して他の通信機器と通信セッションを確立して通信を行う無線通信システムにおけるアクセスポイントであって、前記クライアントからフレームを受け取り、前記フレームにフレーム誤りが無い場合に、前記クライアント識別子および無線資源使用状態を予め定められた宛先に通知することを特徴とする。
上記課題を解決する第43の発明は、上記本発明において、前記無線資源使用状態に、自身に接続中のクライアント数を含むことを特徴とする。
上記課題を解決する第44の発明は、上記本発明において、前記無線資源使用状態に、自身に接続中で且つ通信セッションを確立している無線クライアント数が含まれることを特徴とする。
上記課題を解決する第45の発明は、上記本発明において、前記無線資源使用状態に、使用可能な空き無線帯域を表す情報が含まれることを特徴とする。
すなわち、本発明では、無線クライアントと、無線通信システムの構成要素である無線アクセスポイントを含む無線アクセスポイントとの間の電波到達性を無線アクセスポイント毎に判定し、さらに、無線アクセスポイントの無線資源使用状態を無線アクセスポイント毎に算定し、前記電波到達性の判定結果および前記無線資源使用状態の算定結果を含む情報にもとづき通信セッションの確立を制御する。
更に本発明では無線クライアントと無線アクセスポイント間の電波到達性の判定結果に加え、少なくとも一部の無線アクセスポイントの相互間の電波到達性の判定結果を含む情報にもとづき通信セッションの確立を制御することが好ましい。
更に本発明では前記情報にもとづいて無線通信システムの使用率、空き容量を監視することも可能である。
電波到達性の判定においては、無線アクセスポイントもしくは無線クライアントの送信する無線フレームが相手の無線アクセスポイントもしくは無線クライアントにフレーム誤りを生じることなく伝えることができ、かつ両者が通信セッションで使用する動作周波数が干渉する関係にあることを到達性有りの判定条件として使用することが可能である。
また本発明で電波到達性の判定において無線アクセスポイントの送信する無線フレームを使用する場合は、その無線フレームに送信元無線アクセスポイントの動作周波数を表す情報、他の無線アクセスポイントとの間の電波到達性の判定結果、および無線資源使用状態の算定結果を含むことが好ましい。これにより制御に関わる処理を行う主体に、必要な情報を効率的に伝えることが可能となる。
ちなみに本発明で無線アクセスポイントと無線アクセスポイント間の電波到達性の判定は、予め記憶されておいた情報を検索して実現することも可能である。この方法は無線アクセスポイントの位置と設定が固定されており、無線アクセスポイント間の電波伝達特性に大きな変動が無い場合に使用できる。
上述のとおり、本発明は、1つ以上のクライアントと1つ以上のアクセスポイントとの間の電波到達性を判定する第1の電波到達性判定ステップと、前記各アクセスポイントの無線資源使用状態を算定する無線資源使用状態算定ステップと、少なくとも前記第1の電波到達性判定ステップの判定結果と前記無線資源使用状態算定ステップの算定結果とにもとづき、通信セッションの確立を制御する制御ステップとを含む通信制御方法であるので、既に確立済の他のセッションに影響を与えることなく、新たなセッションを確立することが可能となる。
本発明の効果は、同一周波数の複数セルが重なりを持ち、互いの性能に影響を及ぼす環境にあってもアプリケーションのサービス品質を維持できることで、特にある無線アクセスポイントに接続した無線クライアントで新たな通信セッションが開始した結果、別の無線アクセスポイントに接続された無線クライアントの通信セッションでサービス品質が劣化するという事態を回避する制御および監視が可能となることである。
その理由は通信セッションを確立しようとしている無線クライアントが自身の接続している無線アクセスポイントのみならず、周囲に存在し電波到達性があるアクセスポイント、更にはそれらアクセスポイントと電波到達性を持つ他のアクセスポイントとの電波到達性関係を把握し、更にはこれらアクセスポイントにおける無線資源の使用状況を元に通信セッション確立の影響を推定する、もしくは無線通信システムの使用率、空き容量を算出するためである。
本発明が適用される典型的な無線通信システムの構成を表すブロック図 本発明により無線クライアント20aでの発呼(セッション確立)が許可される場合のタイムチャート サーバ30における発呼(セッション確立)可否判定処理を表すフローチャート 本発明が適用される典型的な通信制御装置(サーバ)の構成を表すブロック図 サーバ30が通話品質を推定するために使用する情報例 サーバ30が通話品質を推定するために検索する表の例 本発明が適用される典型的な無線通信システム、およびそれに隣接する他のネットワークを表すブロック図 本発明により無線クライアント20aでの着呼が拒否される場合のタイムチャート 無線アクセスポイントにおける無線フレームの送受処理を表すフローチャート 本発明が適用される典型的な無線アクセスポイントの構成を表すブロック図 無線クライアント20aにおける着呼可否判定処理を表すフローチャート
符号の説明
10a〜10c 無線アクセスポイント
11a 無線アクセスポイント(隣接ネットワークに接続)
12 無線アクセスポイントのネットワークインターフェース
13 無線資源使用状態測定部
14 無線アクセスポイントの情報記憶部
15 電波到達性情報収集部
16 無線フレーム生成部
20a〜20e 無線クライアント
30 サーバ
31 サーバのネットワークインターフェース
32 電波到達性・無線資源使用状態収集部
33 サーバの情報記憶部
34 セッション開始判定部
100 バックボーンネットワーク
101 隣接ネットワーク
110a〜110c 有線通信機器
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明が適用される典型的な通信システム(ここでは、特に無線通信システム)の構成を表すブロック図である。アクセスポイント(ここでは、特に無線アクセスポイントとする)10a〜10cは、接続されたクライアント(ここでは、特に無線クライアントとする)の送受信する通信データを、バックボーンネットワーク100との間で転送したり、自身に接続している別の無線クライアントとの間で転送したりする役割を担う。
無線クライアント20a、20bは複数の無線アクセスポイントのいずれか1つに接続し、接続したアクセスポイントを介して他の無線クライアントやその他機器と通信を行う。本構成例では無線クライアント20aが無線アクセスポイント10aに接続し、無線クライアント20bが無線アクセスポイント10cに接続しているものとする。有線通信機器110a、110bはバックボーン接続を介して無線クライントとデータのやりとりが可能な通信機器である。有線通信機器としては例えば有線のIP電話器が挙げられる。
サーバ30は無線クライアントと有線通信機器の間の通信セッションの確立を仲介する。このようなサーバとしては例えばSIP(Session Initiation Protocol)サーバが挙げられる。バックボーンネットワーク100は無線アクセスポイント、サーバ、および有線通信機器との間で通信データを転送する役割を担う。
また本構成例では、無線アクセスポイント10aは無線アクセスポイント10bおよび無線クライアント20aと互いに電波到達性が有り、無線アクセスポイント10cは無線クライアント20aおよび無線クライアント20bと互いに電波到達性が有る配置となっているものとする。
また、図中すべてのアクセスポイント10a〜10cは同一の動作周波数(チャネル番号1)で動作しているものとする。
ここでは発明を実施するための最良の形態として、無線クライアントと、無線クライアントが接続中の無線アクセスポイントを含む2以上の無線アクセスポイントそれぞれとの間の電波到達性を判定(第1の電波到達性判定)するために無線クライアントが送信する無線フレームを利用し、また、前記2以上の無線アクセスポイント間の電波到達性を判定(第2の電波到達性判定)するためにサーバ30に予め記憶された電波到達性情報を検索する場合について説明する。
本発明の動作については図2を参照して説明する。ここでは、クライアント20aが有線通信機器110aとの音声通話を発呼(セッション確立要求)する場合を例に挙げる。この時クライアント20bは有線通信機器110bと通話中であるものとする。
クライアント20bが開始した際には発呼もしくは着呼(セッション確立)要求はサーバ30を介して行い、サーバ30はクライアント20bを始めすべての端末の通話状態については把握しているものとする。
すべての無線クライアントは無線アクセスポイントとの電波到達性の判定を行うために定期的に無線フレームを送信する(S1-1)。図2では無線クライアント20aが無線フレームを送信する場合について掲載している。
このフレームの宛先アドレスとしてはブロードキャストアドレス、もしくはプライベートなマルキャストアドレスを使用する。無線アクセスポイントはこの無線フレームを受け取ったとき、フレーム誤りが無い限りこの無線フレームを破棄することがないように構成しておく。
本実施例で無線クライアント20aは無線アクセスポイント10aおよび10cと電波到達性を有するため、無線アクセスポイント10aおよび10cのみが該当無線フレームをフレーム誤り無く受信することができる。ここでクライアント20aは該当無線フレームを数回繰り返して送信しても良い。こうすることにより電波到達性の境界線上に設置された無線アクセスポイントも確実に電波到達性が有ると判定することができる。
続いて無線アクセスポイント10aおよび10cは該当無線フレームをクライアント20aから受け取った旨をサーバ30に通知する(S1−2)。
ここからはサーバ30の動作を表す図3のフローチャートおよびサーバ30の構成を表すブロック図である図4を併用して説明する。
サーバ30の電波到達性・無線資源使用状態収集部32はネットワークインターフェース31を介して前記通知を受け取り、通知から関連する無線フレームの送信元無線クライアント情報およびアクセスポイント情報を抽出して(S2−3、S2−4)、情報記憶部33に保存する(S2−5)。
この結果サーバ30は無線クライアント20aと無線アクセスポイント10aおよび10cが電波到達性を有することを把握することができる。
同様に無線クライアント20bが定期的に無線フレームを送信し、その無線フレームを受信したアクセスポイント10cがサーバに通知を行うことによりサーバ30は無線クライアント20bとアクセスポイント10cが電波到達性を有することを把握することができる。
サーバ30は通知を受けた情報に適当な寿命を設け、寿命を過ぎた情報を随時破棄することにより最新の電波到達性状態を保持することが可能である。一方サーバ30は無線アクセスポイント間の電波到達性については予め情報記憶部33に記憶された電波到達性情報を検索することにより把握することができる。ここで、無線アクセスポイント間の電波到達性を把握する理由は、セッション確立制御に際して無線アクセスポイント間の干渉を考慮するからである。
例えば今回の例ではサーバ30は検索により無線アクセスポイント10aと10bが電波到達性を有することを把握することができる。予め記憶されている電波到達性情報は例えば、無線アクセスポイント設置時におこなうサイトサーベイ(電波強度測定)の結果や、無線電波伝搬シミュレーションの計算結果にもとづいて準備することが可能である。
一方で電波到達性・無線資源使用状態収集部32は無線アクセスポイントから定期的に無線資源使用状態を収集し(S2−6)、情報記憶部33に保存する(S2−7)。このためにサーバ30は定期的に無線アクセスポイントへ問い合わせを行う(S1−3)。
代替方法として無線アクセスポイントが自律的にサーバ30へ通知を行う動作も可能である。ここでは無線資源使用状態として通信セッションの確立中(通話中)の端末数を収集する例を挙げると、無線アクセスポイント10aおよび10bからは0台、無線アクセスポイント10cからは1台が通知される。
この時点においてサーバには図5に掲載するデータが集まっている。
このような状態において無線クライアント20aがサーバ30に発呼(セッション確立)要求を送信するものとする(S1−4)。発呼(セッション確立)要求はサーバ30のセッション開始判定部34により処理される。サーバ30のセッション開始判定部34はまずクライアント20aからの発呼(セッション確立)要求を仮に許可した場合に図5の表がどのように変化するかを計算する。
この例では無線アクセスポイント10aにおける電波到達先の無線資源使用状態を0から1増加させることになる。そしてサーバ30はこの仮の状態における通話品質を計算する(S2−8)。
仮状態の通話品質の計算は無線アクセスポイント単位で行い、図5に掲載されているすべての無線アクセスポイント(今回の例では無線アクセスポイント10a〜10c)において通話品質が満たされている場合のみ発呼(セッション確立)が許可される。アクセスポイントにおける通話品質は例えば情報記憶部33に予め保存しておいた表との比較を用いて実現することができる。表はそのアクセスポイントと電波到達性を持つ通話中端末の数、およびそのアクセスポイントと電波到達性を持つアクセスポイントの無線資源使用状態の組み合わせすべてについて準備をしておく。
この表の例を図6に掲載する。この表を準備するためには例えばネットワークシミュレータを使用して計算をおこなうことが可能である。具体的なネットワークシミュレータとしてはコンピュータプログラム上で仮想的にパケットの送受信を行いパケットの損失率や遅延を計算する形態のものが使用できる。
図5の表に従い通話中クライアント数やアクセスポイントの無線資源利用率を変化させて計算を繰り返すことによりそれぞれのケースにおける通話品質が計算できる。計算を繰り返す範囲は電波到達性を有するアクセスポイントの数や通話中クライアント数およびアクセスポイントの無線資源利用率に適当な最大値を設定し有限回に抑える。通話品質はパケット損失や遅延より一般的な方法により算出することが可能である。例えば既存の技術でありITU-T G.107で定義されるRating Valueを使用することができる。
前記仮状態におけるアクセスポイント10aの通話品質を図6の表より決定するケースについて説明する。アクセスポイント10aと電波到達性を持つ通話中クライアント数は仮に通話中としたクライアント20aの1台である。また電波到達性を持つ1つ目のアクセスポイント10bの無線資源利用率は0である。電波到達性を持つ2つ目のアクセスポイントは存在しない(この場合無線資源利用率は0として検索する)。
この結果、仮状態におけるアクセスポイント10aの通話品質は100(図6の1行目)であると算出される。サーバ30はこの算出値とアクセスポイントごとに設定可能な閾値を比較する。
同じく無線アクセスポイント10cの場合、電波到達性をもつクライアント数はクライアント20aと20bの2台で、電波到達性を持つアクセスポイントは存在しないので通話品質は88となる。また無縁アクセスポイント10bは表には対応するエントリを掲載しないが通話品質は100であるとする。
閾値はアクセスポイント毎に設定可能であるが今回は全アクセスポイント共通で80に設定されているものとする。すると前記仮の状態においてすべてのアクセスポイントで通話品質は閾値以上である。よってこの場合クライアント20aの発呼(セッション確立)要求は許可される(S2−10)。しかし仮に閾値が90であったとすると、無線アクセスポイント10cで算出された通話品質が閾値を下回ってしまう。よって発呼(セッション確立)は拒否される(S2−11)。
ここで注目すべきであるのはこの状態で、仮に無線クライアント20aからの無線アクセスポイント10aを経由しての発呼(セッション確立)が許可されてしまったとすると、クライアント20aの発呼により、クライアント20aが接続しているセルとは異なる同一周波数のセルのアクセスポイントにおいて通話品質の劣化を誘発してしまう点である。
本発明では、このような他のアクセスポイントの通信品質を劣化させるような新たなセッションの確立を拒否する。本発明の方法によりある無線アクセスポイントに接続した無線クライアントで新たな通信セッションが開始した結果、別の無線アクセスポイントに接続された無線クライアントの通信セッションでサービス品質が劣化するという事態を回避できることはこの例により明らかである。
本実施例では計算の結果、発呼(セッション確立)が許可されたものとする。発呼(セッション確立)要求には通話先のアドレスもしくは電話番号など通信相手を特定するために充分な識別子が含まれている。サーバ30はその情報を元に着信先である有線通信機器110aに着呼要求を送信する。有線通信機器がそれ応答すると(S1−5)、その結果は無線クライアント20aに転送され(S1−6)、実際の通話データの送受が開始する(S1−7)。
このようにして本発明により、無線アクセスポイントに接続した無線クライアントで新たな通信セッションが開始した結果、別の無線クライアントの通信セッションでサービス品質が劣化するという事態を回避し、同一周波数のセルに重なりが存在する無線ネットワークなど多様な無線アクセスポイント配置の無線ネットワークにおいてアプリケーションのサービス品質を維持できる通信制御方法を実現することができる。
なお本実施の形態では図3の情報を発呼(セッション確立)制御に使用したが、無線アクセスポイント毎もしくは無線通信システム全体に対しこれら情報から使用率、空き容量のいずれか、もしくはその両方を算出し、画面表示したり、ログに保存したり、値に応じてアラームを発生させたりすることにより、無線システムの運用状況を監視する目的で使用することも可能である。
(発明の他の実施の形態)
本発明の他の実施例として、無線クライアントと、無線クライアントが接続中の無線アクセスポイントを含む2以上の無線アクセスポイントそれぞれとの間の電波到達性を判定(第1の電波到達性判定)するために無線アクセスポイントが送信する無線フレームを利用し、また、前記2以上の無線アクセスポイント間の電波到達性を判定(第2の電波到達性判定)するためにも同じく無線アクセスポイントの送信する無線フレームを利用する場合について説明する。
なお、本実施の形態は図7の構成の無線通信システムを用いて説明する。この構成は図1と比較して無線アクセスポイント10bに無線クライアント10c〜10eが合計3台接続されている点、バックボーンネットワークに有線通信機器110cが接続されている点が異なる。更に異なる点としてこの例では管理主体の異なる近隣システム101が存在し、それに接続された無線アクセスポイント11aが無線アクセスポイント10cと互いに電波到達性を有するものとする。
本実施の形態における本発明の動作については図8を参照して、また、無線フレームの送受に関する無線アクセスポイントの動作については図9のフローチャートおよび無線アクセスポイント10の構成を表すブロック図である図10をも併用して説明する。なお、ここでは、クライアント20aが有線通信機器110aから音声通話を着呼する場合を例に挙げる。なお前実施例同様、この時クライアント20bは有線通信機器110bと通話中であるものとし、加えて無線クライアント10cと10d、および無線クライアント10eと有線通信機器110bが互いに通話中であるものとする。
まず着呼の有無とは無関係に無線アクセスポイント10a〜10cの無線フレーム生成部16はおおよそ等しい時間間隔で定常的に電波到達性の判定に使用する無線フレームをネットワークインターフェース12を介して送信するものとする(S3−1、S4−6)。この無線フレームには送信元無線アクセスポイントの動作周波数を表す情報、および無線資源使用状態が含まれるものとする。無線資源使用状態としてはその無線アクセスポイントが使用可能な空き無線帯域を表す情報が含まれているものとする。使用可能な空き無線帯域は、ある一定の時間において無線媒体が使用されていない時間を無線資源使用状態測定部13測定し、測定を行った時間の長さで割ることによって算定し(S4−3)、情報記憶部14に記憶しておく。このように、使用可能な空き無線帯域を無線資源使用状態の指標の1つとして使用することにより、隣接ネットワークなどその状況について詳しい情報を得ることがない無線ネットワークからの影響を考慮して制御を行うことが可能となる。
例えば本例で隣接ネットワーク101の無線アクセスポイント11aが無線帯域を10%使用しているとすると、その影響は無線アクセスポイント10cの無線資源使用状態が10減少されることを通して制御の計算の際に考慮されることになる。さて、このフレームの宛先アドレスとしてはブロードキャストアドレス、もしくはプライベートなマルキャストアドレスを使用する。
また、無線アクセスポイントの電波到達性情報収集部15は他の無線アクセスポイントからこの無線フレームを受け取ったとき、フレーム誤りが無い限りこの無線フレームを破棄することがないように構成しておく。
本実施形態で無線アクセスポイント10aと無線アクセスポイント10bが互いに電波到達性を有するため、無線アクセスポイント10aおよび10bのみが互いの無線フレームをフレーム誤り無く受信することができる。
電波到達性情報収集部15が無線フレームをフレーム誤り無く受信できた場合には、その無線アクセスポイントの識別子と無線資源使用状態を情報記憶部14に記憶しておき(S4−9)、次回無線フレームを送信する際にこれら情報を含めた無線フレームを送信する(S4−4)。
こうすることにより無線フレームを受け取った機器は送信元と電波到達性を有する他の無線アクセスポイントの無線資源使用状態に関する情報を得ることができる。
この例では無線アクセスポイント10aと無線アクセスポイント10bが互いに電波到達性を有するため、無線アクセスポイント10aの送信する無線フレームには無線フレーム10aの動作周波数を表す情報と無線資源使用状態に加え、無線アクセスポイント10bを表す識別子と無線アクセスポイント10bの無線資源使用状態が含まれる。無線アクセスポイント10bの送信する無線フレームについても同様である。
ここからは無線クライアントの動作を表す図11のフローチャートも併用して説明する。無線クライアント20aは無線アクセスポイントから前記無線フレームを受け取ると、フレーム誤りが無い限りこの無線フレームを破棄することがないように構成されているようにする(S5−3)。
本例では無線クライアント20aは無線アクセスポイント10aおよび10cとの間で電波到達性を有するため、無線アクセスポイント10aおよび10cからフレーム誤りなく無線フレームを受け取る。この際無線クライアントは受け取った無線フレームに含まれる周波数チャネルに関する情報を参照し、自身の動作周波数と同じ動作周波数であるか、動作周波数の差が一定値以下である場合には該当無線フレームに含まれる情報を後のために記憶しておく(S5−6)。これらの無線フレームに含まれる情報を記憶しておくことにより無線クライアントは、自身がどの無線アクセスポイントと電波到達性を持つか、その無線アクセスポイントはその他のどの無線アクセスポイントと電波到達性を持つか、およびこれら無線アクセスポイントの無線資源使用状態を把握することが可能となる。無線フレームに含まれる周波数チャネルに関する情報が前記条件を満たさなかった場合は、この無線フレームはフレーム誤が有った場合と同じく破棄される(S5−4)。
さて、このような状態において外部通信機器110aがサーバ30に対し発呼(セッション確立)要求を送ったものとする(S3−2)。
発呼(セッション確立)要求には通話先のアドレスもしくは電話番号など通信相手を特定するために充分な識別子が含まれている。サーバ30はその情報を元に着信先である無線クライアント20aに着呼要求を送信する(S3−3)。
着信を受け取った無線クライアント20aはまず、記憶されている無線アクセスポイントとの間の電波到達性情報、および無線アクセスポイントとその他の無線アクセスポイントの電波到達性情報、およびそれら無線アクセスポイントの無線資源使用状態を読み出す(S5−7)。
そして着呼を受け入れたと仮定した場合の通話品質を前実施例と同様な方法で計算する(S5−8)。
ここで既に述べたとおり算出される通話品質とは、この仮の状態で存在する通話の中で最悪の品質を持つ通話の品質値である。
本例では計算の結果、着呼を受け付けると無線アクセスポイント10bに接続された無線クライアントの品質値が予め定められた値未満であると算出されるものとする。その結果、着呼は拒否され(S5−11)、その旨が発呼(セッション確立)要求に対する応答としてサーバ30に伝えられる(S3−4)。
その応答結果は更に有線無線機器110aに伝えられ(S3−5)、通信セッションの確立は阻止される。この結果、新たな通話の確立に伴う既存の音声通話の品質劣化を未然に防ぐことが可能となる。
なお、前記2つの実施の形態ではでは発呼・着呼(セッション確立)の可否判定を、ぞれぞれサーバ30および無線クライアントが行った例であった。しかし、前者については無線アクセスポイントの通知先および電波到達性情報を記憶する機器がサーバ30とは別の管理サーバで、発呼・着呼(セッション確立)の可否判定はこの別サーバが行い、サーバ30はそのサーバに適宜結果を問い合わせる形態や、同機能が無線アクセスポイントや、無線アクセスポイントを集約するスイッチ機器により提供される形態なども可能である。
また、後者については無線クライアントが受け取って記憶している各種情報がサーバ30や別機器に転送され、発呼・着呼(セッション確立)の可否判定はそれら転送先機器で行われ、結果のみが無線クライアントに通知されるといった形態も考えられる。
以上の実施の形態の説明では、機能をハードウェア的に実現することを観念して説明をしてきた。しかし、上記機能は、各手段(処理)を実行するプログラムをコンピュータ装置に読み込んで実行することにより、ソフトウェア的に実現することもできる。例えば、このプログラムは磁気ディスク、半導体記憶装置その他の記録媒体に保持され、その記録媒体からコンピュータ装置に読み込まれ、その動作を制御することにより上述した機能を実現するものである。

Claims (45)

  1. 1つ以上のクライアントと1つ以上のアクセスポイントとの間の電波到達性を判定する第1の電波到達性判定ステップと、
    前記各アクセスポイントの無線資源使用状態を算定する無線資源使用状態算定ステップと、
    少なくとも前記第1の電波到達性判定ステップの判定結果と前記無線資源使用状態算定ステップの算定結果とにもとづき、通信セッションの確立を制御する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする通信制御方法。
  2. 一部のアクセスポイント相互間の電波到達性を判定する第2の電波到達性判定ステップを含み、
    前記制御ステップは、少なくとも、前記第1の電波到達性判定ステップの判定結果、前記無線資源使用状態算定ステップの算定結果、前記第2の電波到達性判定ステップの判定結果にもとづき通信セッションの確立を制御することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記第1の電波到達性判定ステップは、前記クライアントが送信するフレームを、前記各アクセスポイントがフレーム誤りを生じることなく受信できるか否かによって判定することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  4. 前記第1の電波到達性判定ステップは、前記各アクセスポイントが送信する無線フレームを前記クライアントがフレーム誤りを生じることなく受信できるか否かによって判定することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  5. 前記第2の電波到達性判定ステップは、前記各アクセスポイントが送信するフレームを、前記フレームを送信したアクセスポイント以外のアクセスポイントがフレーム誤りを生じることなく受信できるか否かによって判定することを特徴とする請求項2に記載の通信制御方法。
  6. 前記アクセスポイントの送信するフレームはほぼ等しい間隔で送信されることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の通信制御方法。
  7. 前記アクセスポイントの送信するフレームにこのアクセスポイントの動作周波数を表す情報が含まれることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の通信制御方法。
  8. 前記アクセスポイントの送信するフレームに前記無線資源使用状態算定ステップで算定された無線資源使用状態が含まれることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の通信制御方法。
  9. 前記アクセスポイントの送信するフレームに前記第2の電波到達性判定ステップの判定結果が含まれることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の通信制御方法。
  10. 前記第1の電波到達性判定ステップは、前記クライアントと前記アクセスポイントの動作周波数の差が一定値以下であるか否かによって判定することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  11. 前記第2の電波到達性判定ステップは、各アクセスポイント間の動作周波数の差が一定値以下であるか否かによって判定することを特徴とする請求項2に記載の通信制御方法。
  12. 前記第2の電波到達性判定ステップにおいて、すべてのアクセスポイント間について予め記憶された電波到達性情報を検索した結果にもとづいて電波到達性の有無を判定することを特徴とする請求項2に記載の通信制御方法。
  13. 前記無線資源使用状態算定ステップは、アクセスポイントごとに無線資源使用状態を算定し、前記無線資源使用状態にアクセスポイントに接続中のクライアント数が含まれることを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  14. 前記無線資源使用状態算定ステップは、アクセスポイントごとに無線資源使用状態を算出し、前記無線資源使用状態にアクセスポイントに接続中で且つ通信セッションを確立しているクライアント数が含まれることを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  15. 前記無線資源使用状態算定ステップは、アクセスポイントごとに無線資源使用状態を算定し、前記無線資源使用状態にアクセスポイントが使用可能な空き無線帯域を表す情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  16. 前記通信セッションは音声通話であることを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  17. 前記通信セッションはテレビ電話であることを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  18. 前記クライアントは無線LANクライアントであり、前記アクセスポイントは無線LANアクセスポイントであることを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  19. 1つ以上のクライアントと1つ以上のアクセスポイントとの間の電波到達性を判定する第1の電波到達性判定手段と、
    前記各アクセスポイントの無線資源使用状態を算定する無線資源使用状態算定手段と、
    少なくとも前記第1の電波到達性判定ステップの判定結果と前記無線資源使用状態算定ステップの算定結果とにもとづき、通信セッションの確立を制御する制御手段と、
    を含むことを特徴とする通信制御システム。
  20. 一部のアクセスポイント相互間の電波到達性を判定する第2の電波到達性判定手段を含み、
    前記制御手段は、少なくとも、前記第1の電波到達性判定手段の判定結果、前記無線資源使用状態算定手段の算定結果、前記第2の電波到達性判定手段の判定結果にもとづき通信セッションの確立を制御することを特徴とする請求項19記載の通信制御システム。
  21. 1つ以上のクライアントと1つ以上のアクセスポイントとの間の電波到達性と、前記各アクセスポイントの無線資源使用状態とを求める電波到達性・無線資源使用状態収集部と、
    前記電波到達性・無線資源使用状態収集部で求めた電波到達性と無線資源使用状態とに基づき、通信セッションの確立を制御するセッション開始判定部と
    を含むことを特徴とするサーバ。
  22. 前記電波到達性・無線資源使用状態収集部は、更に一部のアクセスポイント相互間の電波到達性を判定することを特徴等する請求項21記載のサーバ。
  23. 1つ以上のクライアントと1つ以上のアクセスポイントとの間の電波到達性と、前記各アクセスポイントの無線資源使用状態とを求める電波到達性・無線資源使用状態収集処理と、
    前記電波到達性・無線資源使用状態収集部で求めた電波到達性と無線資源使用状態とに基づき、通信セッションの確立を制御するセッション開始判定処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  24. 前記電波到達性・無線資源使用状態収集部は、更に一部のアクセスポイント相互間の電波到達性を判定することを特徴とする請求項23記載のプログラム。
  25. 1つ以上のアクセスポイントを備え、クライアントが前記アクセスポイントの1つと接続し、前記接続したアクセスポイントを介して他の通信機器と通信セッションを確立する無線通信システムにおいて、
    前記クライアントと、前記1つ以上のアクセスポイントとの間の電波到達性を判定する第1の電波到達性判定ステップと、
    前記各アクセスポイントの無線資源使用状態を算定する無線資源使用状態算定ステップと、
    少なくとも前記第1の電波到達性判定ステップの判定結果と前記無線資源使用状態算定ステップの算定結果とにもとづき前記無線通信システム全体もしくはその一部の使用率、空き容量のいずれか若しくはその両方を算出する監視ステップと、
    を含むことを特徴とする通信監視方法。
  26. 一部のアクセスポイント相互間の電波到達性を判定する第2の電波到達性判定ステップを含み、
    前記監視ステップは、少なくとも、前記第1の電波到達性判定ステップの判定結果、前記無線資源使用状態算定ステップの算定結果、前記第2の電波到達性判定ステップの判定結果にもとづき前記無線通信システム全体もしくはその一部の使用率、空き容量のいずれか若しくはその両方を算出することを特徴とする請求項25記載の通信監視方法。
  27. 前記第1の電波到達性判定ステップは、前記クライアントの送信するフレームを前記各アクセスポイントがフレーム誤りを生じることなく受信できるか否かによって判定することを特徴とする請求項25に記載の通信監視方法。
  28. 前記第1の電波到達性判定ステップは、前記各アクセスポイントの送信するフレームを前記クライアントがフレーム誤りを生じることなく受信できるか否かによって判定することを特徴とする請求項25に記載の通信監視方法。
  29. 前記第2の電波到達性判定ステップは、前記各アクセスポイントの送信するフレームを、前記フレームを送信したアクセスポイント以外のアクセスポイントがフレーム誤りを生じることなく受信できるか否かによって判定することを特徴とする請求項26に記載の通信監視方法。
  30. 前記アクセスポイントの送信するフレームはほぼ等しい間隔で送信することを特徴とする請求項28または請求項29に記載の通信監視方法。
  31. 前記アクセスポイントの送信するフレームにそのアクセスポイントの動作周波数を表す情報が含まれることを特徴とする請求項28または請求項29に記載の通信監視方法。
  32. 前記アクセスポイントの送信するフレームに前記無線資源使用状態算定ステップで算定された無線資源使用状態が含まれることを特徴とする請求項28または請求項29に記載の通信監視方法。
  33. 前記アクセスポイントの送信するフレームに前記第2の電波到達性判定ステップの判定結果が含まれることを特徴とする請求項28または請求項29に記載の通信監視方法。
  34. 前記第1の電波到達性判定ステップは、前記クライアントと前記アクセスポイントの動作周波数の差が一定値以下であるか否かによって判定することを特徴とする請求項25に記載の通信監視方法。
  35. 前記第2の電波到達性判定ステップは、各アクセスポイント間の動作周波数の差が一定値以下であるか否かによって判定することを特徴とする請求項26に記載の通信監視方法。
  36. 前記第2の電波到達性判定ステップにおいて、通信システム内のすべてのアクセスポイント間について予め記憶された電波到達性情報を検索した結果にもとづいて電波到達性の有無を判定することを特徴とする請求項26に記載の通信監視方法。
  37. 前記無線資源使用状態算定ステップは、アクセスポイントごとに無線資源使用状態を算定し、前記無線資源使用状態にアクセスポイントに接続中のクライアント数が含まれることを特徴とする請求項25に記載の通信監視方法。
  38. 前記無線資源使用状態算定ステップは、アクセスポイントごとに無線資源使用状態を算定し、前記無線資源使用状態にアクセスポイントに接続中で且つ通信セッションを確立している無線クライアント数が含まれることを特徴とする請求項25に記載の通信監視方法。
  39. 前記無線資源使用状態算定ステップは、アクセスポイントごとに無線資源使用状態を算定し、前記無線資源使用状態にアクセスポイントが使用可能な空き無線帯域を表す情報が含まれることを特徴とする請求項25に記載の通信監視方法。
  40. 1つ以上のアクセスポイントを備え、クライアントが前記アクセスポイントの1つと接続し、前記接続したアクセスポイントを介して他の通信機器と通信セッションを確立する無線通信システムにおいて、
    前記クライアントと、前記1つ以上のアクセスポイントとの間の電波到達性を判定する第1の電波到達性判定手段と、
    前記各アクセスポイントの無線資源使用状態を算定する無線資源使用状態算定手段と、
    少なくとも前記第1の電波到達性判定手段の判定結果と前記無線資源使用状態算定手段の算定結果とにもとづき前記無線通信システム全体もしくはその一部の使用率、空き容量のいずれか若しくはその両方を算出する監視手段と、
    を含むことを特徴とする通信監視システム。
  41. 一部のアクセスポイント相互間の電波到達性を判定する第2の電波到達性判定手段を含み、
    前記監視ステップは、少なくとも、前記第1の電波到達性判定手段の判定結果、前記無線資源使用状態算定手段の算定結果、前記第2の電波到達性判定手段の判定結果にもとづき前記無線通信システム全体もしくはその一部の使用率、空き容量のいずれか若しくはその両方を算出することを特徴とする請求項40記載の通信監視システム。
  42. 1つ以上のアクセスポイントを備え、クライアントが前記アクセスポイントの1つと接続し、前記接続したアクセスポイントを介して他の通信機器と通信セッションを確立して通信を行う無線通信システムにおけるアクセスポイントであって、
    前記クライアントからフレームを受け取り、前記フレームにフレーム誤りが無い場合に、前記クライアント識別子および無線資源使用状態を予め定められた宛先に通知することを特徴とするアクセスポイント。
  43. 前記無線資源使用状態に、自身に接続中のクライアント数を含むことを特徴とする請求項42記載のアクセスポイント。
  44. 前記無線資源使用状態に、自身に接続中で且つ通信セッションを確立している無線クライアント数が含まれることを特徴とする請求項42に記載のアクセスポイント。
  45. 前記無線資源使用状態に、使用可能な空き無線帯域を表す情報が含まれることを特徴とする請求項42に記載の無線アクセスポイント。
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