JPWO2007032305A1 - 座標位置検出装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の座標位置検出装置は、位置検出用の導電体と、導電体の異なる箇所に接続された複数の端子と、電荷を蓄積するための電荷蓄積部を有し、電荷蓄積部に蓄積された電荷量に応じた電圧を示す信号を出力する信号出力部と、電荷蓄積部の電圧を所定値に設定する設定部と、複数の端子のうちの所定の端子と電荷蓄積部との間の接続と非接続とを切り替えるとともに、所定の端子と所定の電源との間の接続と非接続とを切り替えるスイッチ部とを備える。

Description

本発明は、表示面における指等が接触した位置を検出することのできる座標位置検出装置(タッチセンサやタッチパネルとも称される。)に関し、特に静電容量結合方式の座標位置検出装置に関する。
座標位置検出装置は、LCDなどのディスプレイへの直接入力に使われる入力デバイスであり、絶対座標を入力できるポインティングデバイスである。図9を参照しながら、容量結合方式による位置検出方法の基本原理を説明する。
図9では、説明を簡単にするため、電極端子Aおよび電極端子Bに挟まれた1次元抵抗体が示されている。実際の表示装置では、2次元的な広がりを持つタッチパネルがこの1次元抵抗体と同様の機能を果たす。
電極端子Aおよび電極端子Bのそれぞれには、電流−電圧変換用の抵抗rが接続されている。電極端子AおよびBは、スイッチング回路を介して位置検出回路に接続される。
電極端子Aとグランドとの間、および電極端子Bとグランドとの間には、同相同電位の交流電圧eが印加される。このとき、電極端子Aと電極端子Bは常に同電位にあるため、電極端子Aと電極端子Bとの間を電流は流れない。
指などで位置Cをタッチするとする。ここで、指による接触位置Cから電極端子Aまでの抵抗をR1、接触位置Cから電極端子Bまでの抵抗をR2、R=R1+R2とする。このとき、人の指のインピーダンスをZとし、電極端子Aを流れる電流をi1、電極端子Bを流れる電流をi2とした場合、以下の式が成立する。
e=r×i1+R1×i1+(i1+i2)Z (式1)
e=r×i2+R2×i2+(i1+i2)Z (式2)
誘導は省略するが、(式1)および(式2)から、(式3)が得られる。
R1/R=(2r/R+1)i2/(i1+i2)−r/R (式3)
rとRは既知であるので、電極端子Aを流れる電流i1と電極端子Bを流れる電流i2とを測定すれば、(式3)からR1/Rを決定することができ、これにより、座標位置を決定することができる。なお、R1/Rは、指で接触した人間を含むインピーダンスZに依存しない。従って、インピーダンスZがゼロまたは無限大でない限り(式3)が成立し、人、材料による変化や状態を無視できる。
次に、図10および図11を参照して、位置検出範囲を1次元から2次元に拡大したときの関係式を説明する。ここでは、図10に示すように、タッチパネル11の4隅に4つの電極端子A、B、CおよびDを形成している。これらの電極端子A〜Dは、位置検出回路に接続される。
図11を参照して、タッチパネル11の4隅の電極端子A〜Dには、同相同電位の交流電圧が印加される。指などの接触によってタッチパネル11の4隅を流れる電流をそれぞれi1、i2、i3およびi4とする。この場合、上記の計算と同様の計算により、以下の式が得られる。
X=k1+k2・(i2+i3)/(i1+i2+i3+i4) (式4)
Y=k1+k2・(i1+i2)/(i1+i2+i3+i4) (式5)
ここで、Xはタッチパネル11上における接触位置のX座標、Yはタッチパネル11上における接触位置のY座標である。また、k1はオフセット、k2は倍率である。k1およびk2は、人のインピーダンスに依存しない定数である。4つの電極を流れる電流i1〜i4の値を測定すれば、上記の(式4)および(式5)から接触位置を決定することができる。
図12は、上記のような容量結合方式による位置検出方法の基本原理を用いた従来の座標位置検出装置を示す(例えば特許文献1参照)。
図12を参照して、座標位置検出装置は、4つの電流変化検出回路1を備えている。各電極端子7〜10には、交流発振回路5によって交流電圧が印加されている。指などのインピーダンスは容量成分を有しているため、各電極端子7〜10には交流電流が流れる。
電流変化検出回路1は、タッチパネルに設けられた電極端子7、8、9および10の各々とグランドとの間を流れる電流を測定する。電流変化検出回路1は、指などの接触による電極端子7〜10とグランドとの間のインピーダンスの変化を電流の変化として検出する。電流変化検出回路1の出力信号は、アナログ信号処理回路2によって増幅およびバンドパスフィルタリングの処理を受ける。アナログ信号処理回路2の出力信号は、検波フィルタリング回路3によって検波された後、更に、ノイズ消去直流化回路4に入力される。ノイズ消去直流化回路4は、検波フィルタリング回路3の出力信号を直流化し、各電極端子7〜10を流れる電流に比例した電圧値を示す信号が制御装置6に入力される。制御装置6はこの電圧値に基づいて座標位置を検出する。
また、図13に示す座標位置検出装置のように、トランスを使用し、タッチパネルに印加したパルス信号の応答を検出して座標位置を検出する装置も提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2003−66417号公報 特開平7−219708号公報
図12に示す座標位置検出装置では、交流信号を直流信号に変換するために複数周期の時間に渡って交流信号をサンプリングする必要があるため、座標位置の検出に時間が掛かるという問題があった。また、座標位置の検出に時間が掛かることに伴い、システム全体の消費電力も増大するという問題があった。
また、図13に示す座標位置検出装置はトランスを使用しているので集積回路化が困難であるという問題があった。
本発明は、座標位置の検出時間の短縮および消費電力の低減を実現した座標位置検出装置を提供することを目的とする。
本発明の座標位置検出装置は、位置検出用の導電体と、前記導電体の異なる箇所に接続された複数の端子と、電荷を蓄積するための電荷蓄積部を有し、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷量に応じた電圧を示す信号を出力する信号出力部と、前記電荷蓄積部の電圧を所定値に設定する設定部と、前記複数の端子のうちの所定の端子と前記電荷蓄積部との間の接続と非接続とを切り替えるとともに、前記所定の端子と所定の第1の電源との間の接続と非接続とを切り替える第1のスイッチ部とを備えることを特徴とする。
ある実施形態によれば、前記第1のスイッチ部の動作を制御する制御部をさらに備え、前記制御部は、前記第1のスイッチ部を動作させることにより、前記所定の端子に前記電荷蓄積部は接続しているが前記所定の第1の電源は接続していない第1状態と、前記所定の端子に前記所定の第1の電源は接続しているが前記電荷蓄積部は接続していない第2状態とを切り替える動作を複数回行い、前記信号出力部は、前記複数回の切り替え動作の後に前記信号を出力する。
ある実施形態によれば、前記電荷蓄積部は第1のキャパシタであり、前記設定部は、前記複数回の切り替え動作の前に、前記第1のキャパシタの両端子を同じ電位に設定する。
ある実施形態によれば、一方の端子が接地された第2のキャパシタと、前記信号出力部と前記第2のキャパシタの他方の端子との間の接続と非接続とを切り替える第2のスイッチ部とを備えた回路をさらに備える。
ある実施形態によれば、前記導電体と前記第1のスイッチ部との間に形成される寄生容量に流れる電流を補償するための電流を前記所定の端子に供給する補償回路をさらに備える。
ある実施形態によれば、前記補償回路は、一方の端子が接地された第3のキャパシタと、前記第3のキャパシタの他方の端子と前記電荷蓄積部との間の接続と非接続とを切り替えるとともに、前記第3のキャパシタの他方の端子と所定の第2の電源との間の接続と非接続とを切り替える第3のスイッチ部とを備える。
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記第3のスイッチ部を動作させることにより、前記第1の状態の時は前記第3のキャパシタの他方の端子に前記電荷蓄積部は接続しているが前記所定の第2の電源は接続させず、前記第2の状態の時は前記第3のキャパシタの他方の端子に前記所定の第2の電源は接続しているが前記電荷蓄積部は接続させない動作を実行する。
ある実施形態によれば、前記信号出力部から出力された前記信号に基づいて、前記導電体に直接または間接に形成された接触点の位置を検出する検出部をさらに備える。
本発明の座標位置検出装置は、位置検出用の導電体と、前記導電体の異なる箇所に接続された複数の端子と、電荷を蓄積するための電荷蓄積部を有し、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷量に応じた電圧を示す信号を出力する信号出力部と、前記電荷蓄積部の電圧を所定値に設定する設定部と、前記複数の端子のうちの所定の端子と前記電荷蓄積部との間の接続と非接続とを切り替えるとともに、前記所定の端子と第1の電源との間の接続と非接続とを切り替える第1のスイッチ部と、前記第1のスイッチ部の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1のスイッチ部を動作させることにより、前記所定の端子に前記電荷蓄積部は接続しているが前記第1の電源は接続していない第1状態と、前記所定の端子に前記第1の電源は接続しているが前記電荷蓄積部は接続していない第2状態とを切り替える動作を複数回行い、前記信号出力部は、前記複数回の切り替え動作の後に前記信号を出力し、前記制御部は、前記信号が示す電圧値に基づいて、前記第1状態と前記第2状態とを切り替える回数を調整することを特徴とする。
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記信号が示す電圧値が所定の範囲内の値となるように、前記切り替える回数を調整する。
ある実施形態によれば、前記信号出力部および前記第1のスイッチ部をそれぞれ複数個備え、前記複数の端子のそれぞれは、対応する第1のスイッチ部を介して、対応する信号出力部と接続され、前記制御部は、前記複数の信号出力部から出力された信号が示す電圧値を用いて所定の演算を行い、前記所定の演算により得られた値が所定の範囲内の値となるように、前記切り替える回数を調整する。
ある実施形態によれば、前記電荷蓄積部は第1のキャパシタであり、前記設定部は、前記複数回の切り替え動作の前に、前記第1のキャパシタの両端子を同じ電位に設定する。
ある実施形態によれば、前記導電体と前記第1のスイッチ部との間に形成される寄生容量に流れる電流を補償するための電流を前記所定の端子に供給する補償回路をさらに備える。
ある実施形態によれば、前記補償回路は、一方の端子が接地された第2のキャパシタと、前記第2のキャパシタの他方の端子と前記電荷蓄積部との間の接続と非接続とを切り替えるとともに、前記第2のキャパシタの他方の端子と第2の電源との間の接続と非接続とを切り替える第2のスイッチ部とを備える。
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記第1の状態の時は前記第2のキャパシタの他方の端子に前記電荷蓄積部は接続しているが前記第2の電源は接続していないように前記第2のスイッチ部を動作させ、前記第2の状態の時は前記第2のキャパシタの他方の端子に前記第2の電源は接続しているが前記電荷蓄積部は接続していないように前記第2のスイッチ部を動作させる。
ある実施形態によれば、前記信号出力部から出力された前記信号に基づいて、前記導電体に直接または間接に形成された接触点の位置を検出する検出部をさらに備える。
本発明の座標位置検出装置は、位置検出用の導電体と、前記導電体の異なる箇所に接続された複数の端子と、電荷を蓄積するための可変容量素子を有し、前記可変容量素子に蓄積された電荷量に応じた電圧を示す信号を出力する信号出力部と、前記可変容量素子の電圧を所定値に設定する設定部と、前記複数の端子のうちの所定の端子と前記可変容量素子との間の接続と非接続とを切り替えるとともに、前記所定の端子と所定の電源との間の接続と非接続とを切り替えるスイッチ部と、前記信号が示す電圧値に基づいて前記可変容量素子の容量を調整する制御部とを備えることを特徴とする。
ある実施形態によれば、前記制御部は、前記信号が示す電圧値が所定の範囲内の値となるように、前記可変容量素子の容量を調整する。
ある実施形態によれば、前記信号出力部および前記スイッチ部をそれぞれ複数個備え、前記複数の端子のそれぞれは、対応するスイッチ部を介して、対応する信号出力部と接続され、前記制御部は、前記複数の信号出力部から出力された信号が示す電圧値を用いて所定の演算を行い、前記所定の演算により得られた値が所定の範囲内の値となるように、前記可変容量素子の容量を調整する。
本発明によれば、スイッチング素子を介して導電体に接続された電荷蓄積部の電荷量に応じた電圧に基づいて、導電体に形成された接触点の位置を検出する。従来技術のように複数周期の時間に渡って交流信号をサンプリングする必要が無いため、本発明は、座標位置の検出時間の短縮および消費電力の低減を実現することができる。
また、本発明のある実施形態によれば、電荷蓄積部の電荷量に応じた電圧に基づいて電荷蓄積部の容量を調整する。また、本発明の別の実施形態によれば、電荷蓄積部の電荷量に応じた電圧に基づいて電荷蓄積部に導電体を接続する回数を調整する。電荷量に応じた電圧が正常の範囲の値となるように、電荷蓄積部の容量および/または接続回数を調整することにより、位置検出精度を高めることができる。
また、本発明の座標位置検出装置ではトランスは不要であるので、装置の集積回路化が容易である。
本発明の実施形態1による座標位置検出装置を示す図である。 本発明の実施形態2による座標位置検出装置を示す図である。 本発明の実施形態2によるスイッチング素子の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態2による座標位置検出装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3による座標位置検出装置を示す図である。 本発明の実施形態3による比較部を示す図である。 本発明の実施形態4による比較部を示す図である。 本発明の実施形態5による比較部を示す図である。 座標位置検出方法の基本原理を示す図である。 タッチパネルの平面図である。 2次元の座標位置検出方法の基本原理を示す図である。 従来の座標位置検出装置を示す図である。 従来の他の座標位置検出装置を示す図である。
符号の説明
100、200、300 座標位置検出装置
101、102、201、202、301、302 変換回路
110 導電体
120 スイッチ部
130、230、330 信号出力部
140 サンプルホールド回路
150 補償回路
160 演算回路
170、370 制御部
180 接触体
371 比較部
400 加算回路
500 最大最小回路
以下、図面を参照しながら、本発明による座標位置検出装置の実施形態を説明する。
(実施形態1)
図1を参照して、本発明による座標位置検出装置の第1の実施形態を説明する。図1は、本実施形態の座標位置検出装置100を示す図である。
座標位置検出装置100は、指やペン等の接触体180が直接または間接的に接触する導電体110と、導電体110の異なる箇所に接続された複数の端子111および112と、接触体180が接触した導電体110の位置を電圧に変換する変換回路101および102とを備える。変換回路101は端子111に接続されており、変換回路102は端子112に接続されている。変換回路101と変換回路102とは構成要素および動作が同じであるので、ここでは変換回路101の構成要素および動作を説明し、変換回路102の構成要素および動作の説明は省略する。なお、説明を簡単にするために、位置検出用の導電体として1次元の導電体110を用いた実施形態を説明するが、パネル等の2次元の導電体を用いた場合も、その動作は同様である。
変換回路101は、キャパシタ131および差動増幅器136を有する信号出力部130と、端子111と信号出力部130とを接続するためのスイッチ部120と、信号出力部130からの出力信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路140と、寄生容量に流れる電流を補償するための補償回路150とを備える。
キャパシタ131は、電荷を蓄積するための電荷蓄積部として機能する。キャパシタ131の一端は差動増幅器136の2つの入力端のうちの一方に接続されている。差動増幅器136の他方の入力端は、電圧V1が印加された電源端子135に接続されている。キャパシタ131の他端は差動増幅器136の出力端に接続されている。電圧V1は任意の電圧である。
信号出力部130は、差動増幅器136の入力端に接続された側のキャパシタ131の端子と電源端子135との間の接続と非接続とを切り替えるスイッチング素子133と、キャパシタ131の両端子の間の接続と非接続とを切り替えるスイッチング素子134とをさらに備える。スイッチング素子133および134は、キャパシタ131の両端子の電圧を所定値(V1)に設定する設定部として機能する。
スイッチ部120は、端子111およびキャパシタ131の間の接続と非接続とを切り替えるスイッチング素子121と、端子111および電圧V0が印加された電源端子125の間の接続と非接続とを切り替えるスイッチング素子122とを備える。電圧V0は例えば接地電圧である。
サンプルホールド回路140は、信号出力部130からの出力信号をサンプルホールドするためのキャパシタ141と、キャパシタ141の一端と差動増幅器136の出力端との間の接続と非接続とを切り替えるスイッチング素子145とを備える。
補償回路150は、キャパシタ153と、スイッチング素子151および152とを備える。スイッチング素子152は、キャパシタ153の一端と電圧(V0+2V1)が印加された電源端子155との間の接続と非接続とを切り替える。スイッチング素子151は、キャパシタ153の一端とスイッチング素子121との間の接続と非接続とを切り替える。キャパシタ153の他端は接地電位に保持されている。スイッチング素子151および152は、キャパシタ153の一端とキャパシタ131との間の接続と非接続とを切り替えるとともに、キャパシタ153の一端と電源端子155との間の接続と非接続とを切り替えるスイッチ部として機能する。キャパシタ153の容量は、導電体110とスイッチ部120との間に形成される寄生容量154と同じ容量に設定されている。補償回路150は、寄生容量154に流れる電流Ipを補償するために、同じ大きさの電流Ipをスイッチング素子121を介して端子111側に供給する。
座標位置検出装置100は、導電体110に直接または間接に形成された接触点の位置を検出する演算回路160と、各スイッチング素子のON状態(接続状態)とOFF状態(非接続状態)との切り替えを制御する制御部170とをさらに備える。
演算回路160は、導電体110に直接または間接に形成された接触点の位置を検出する検出部として機能する。演算回路160は、変換回路101および102のそれぞれが備えるサンプルホールド回路140からの出力信号を受け取り、それらの出力信号が示す電圧値に基づいて演算を行い、接触点の位置を検出する。
制御部170が制御信号Saをスイッチング素子121および151へ出力しているときはスイッチング素子121および151はON状態となり、出力していないときはOFF状態となる。制御部170が制御信号Sbをスイッチング素子122および152へ出力しているときはスイッチング素子122および152はON状態となり、出力していないときはOFF状態となる。制御部170が制御信号Scをスイッチング素子133および134へ出力しているときはスイッチング素子133および134はON状態となり、出力していないときはOFF状態となる。制御部170が制御信号Sdをスイッチング素子145へ出力しているとき、スイッチング素子145はON状態となり、出力していないときはOFF状態となる。
導電体110には予め座標が割り当てられており、座標位置検出装置100は、指やペン等の接触体(インピーダンス)180が触れた導電体110の位置の座標を検出する。導電体110には周期的に電圧が印加されており、導電体110に接触体180が触れると、接触体180に電流が流れて接触体180は充電される。例えば、指の容量値は約100Pf程度であり、1μSec程度のパルス電圧を導電体110に印加する。
以下、座標位置検出装置100の動作を説明する。
まず、制御部170は、スイッチング素子122、133、134および152をON状態にするとともに、スイッチング素子121、145および151をOFF状態にする。この状態では、端子111の電圧V10はV0に設定され、キャパシタ153の両端子間の電位差はV0+2V1に設定される。また、キャパシタ131の両端子は同じ電圧V1に設定される。このとき、キャパシタ131の両端子間の電位差は0Vになる。
次に、制御部170は、スイッチング素子121、145および151をON状態にするとともに、スイッチング素子122、133、134および152をOFF状態にする。この状態では、キャパシタ131と端子111とが接続され、接触体180に電流I10が流れる。接触体180のキャパシタンスおよび抵抗r1の大きさに応じた値の電流I10は、キャパシタ131と端子111との間を流れ、キャパシタ131に蓄積された電荷量が変化する(すなわち、充電または放電される)。キャパシタ131および端子111とキャパシタ153の一端とが接続され、寄生容量154に流れる電流Ipは、キャパシタ153から流れる同じ大きさの電流Ipにより補償される。差動増幅器136は、キャパシタ131に蓄積された電荷量に応じた電圧V30を示す信号を出力し、キャパシタ141の両端子間の電位差はV30となり、電圧V30がサンプルされる。スイッチング素子145がOFF状態になると、電圧V30はキャパシタ141にホールドされる。
演算回路160は、キャパシタ141から出力される電圧V30を示す信号を受け取る。演算回路160は、変換回路101および102のそれぞれが備えるキャパシタ141から信号を受け取る。端子111と変換回路101との間を電流I10が流れる動作と同様に、端子112と変換回路102との間には電流I20が流れる。抵抗r1と抵抗r2との大きさの差に応じて、電流I10と電流I20との大きさは互いに異なる。すなわち、抵抗r1と抵抗r2との大きさの差に応じて、変換回路101のキャパシタ141の出力信号と、変換回路102のキャパシタ141の出力信号とは電圧値が互いに異なってくる。演算回路160は、その両方の出力信号が示す電圧値から、導電体110に形成された接触点の座標位置を演算して決定する。これにより、導電体110に接触した接触体180の位置(接触点の位置)を検出することができる。
次に、演算回路160が電圧V30を示す信号から、接触点の位置を決定する動作をより詳細に説明する。
接触体180が導電体110に接触した時、接触体180には電流が流れる。接触位置115から端子111までの抵抗はr1、接触位置115から端子112までの抵抗はr2である。抵抗r1を介して接触体180に電流I10が流れ、抵抗r2を介して接触体180に電流I20が流れる。抵抗r1およびr2には同相の電圧が印加されており、電流I10およびI20の値はそれぞれ、抵抗r1およびr2の値に反比例した値になる。これより電流I10およびI20の比は、I10:I20=r2:r1と表される。
電流I10およびI20がキャパシタ131に入力される。信号出力部130では、電流I10に対応する電荷量Q1およびI20に対応する電荷量Q2は、電圧v11およびv12(電圧V30に相当)に変換される。電流I10と電流I20の比と、電荷量Q1と電荷量Q2の比は同じであるので、v11:v12=Q1:Q2=I10:I20=r2:r1が成立する。このように、電圧v11とv12の比は、抵抗r1およびr2の比と一定の関係を有しているため、演算回路160は、入力された信号の電圧の比率に基づいて、座標位置を検出することができる。
座標位置検出装置100では、接触点の位置を表す抵抗r1および抵抗r2の大きさをキャパシタ131に蓄積される電荷量の変化として検出する。最低1回のキャパシタ131の充電(または放電)で接触点の位置を検出することができるので、従来技術のように複数周期の時間に渡って交流信号をサンプリングする必要が無く、座標位置の検出時間を短縮することができる。また、サンプルホールド回路が信号を出力しない期間は、演算回路160を休止状態とすることができるので、消費電力を低減させることができる。
(実施形態2)
図2、図3および図4を参照して、本発明による座標位置検出装置の第2の実施形態を説明する。
まず、図2を参照する。図2は、本実施形態の座標位置検出装置200を示す図である。
図1に示す座標位置検出装置100と座標位置検出装置200との違いは、変換回路101および102の代わりに変換回路201および202を備えている点である。変換回路201と変換回路202とは構成要素および動作が同じであるので、ここでは変換回路201の構成要素および動作を説明し、変換回路202の構成要素および動作の説明は省略する。
変換回路101と比較して、変換回路201では、サンプルホールド回路140が省略され、信号出力部130の代わりに信号出力部230を備えている。信号出力部230は、信号出力部130の構成要素に加えて、差動増幅器136の出力端と演算回路160との間の接続と非接続とを切り替えるスイッチング素子137をさらに備える。制御部170はスイッチング素子137の動作を制御するための制御信号Seをスイッチング素子137へ出力する。制御部170が制御信号Seをスイッチング素子137へ出力しているとき、スイッチング素子137はON状態となり、出力していないときはOFF状態となる。座標位置検出装置200のそれら以外の構成要素は座標位置検出装置100と同じであるが、各構成要素の動作タイミングが座標位置検出装置100と異なっている。
図1を参照して、信号出力部130から出力された電圧V30を示す信号は、サンプルホールド回路140のキャパシタ141に一時的に保持される。演算回路160は、キャパシタ141の放電により電圧V30を示す信号を受け取る。サンプルホールド回路140の時定数を調整し、信号をフィルタリングすることにより、ノイズ等の外乱による位置検出精度の低下を防止することができる。しかしながら、キャパシタ141の時定数に起因してキャパシタ141の充放電に時間がかかるので、その分だけ、演算回路160が演算を開始するタイミングが遅れてしまう。
本実施形態の座標位置検出装置200は、サンプルホールド回路140を省略することで、演算回路160が演算を開始するタイミングの遅れを防止し、位置検出速度をより向上させる。座標位置検出装置200では、ノイズ等の外乱による位置検出精度の低下を防止するために、キャパシタ131へ複数回の充電(または複数回の放電)を行った後に信号出力部230が信号を演算回路160へ出力する。キャパシタ131への複数回の充電(または複数回の放電)を行う(すなわち積算処理を行う)ことにより、ノイズ等の外乱による影響を低減することができる。例えば、ハムノイズ等の周期的な波形のノイズが存在する場合、ノイズの1周期の期間内に複数回のキャパシタ131への充電を行うことにより、ノイズの影響を低減することができる。
以下、図2、図3および図4を参照して、座標位置検出装置200の動作を説明する。図3は、各スイッチング素子の動作タイミングを示すタイミングチャートである。図4は、座標位置検出装置200の動作を示すフローチャートである。図3および図4に示す動作例では、キャパシタ131へのN回の充電を行う(Nは正数)。
まず、制御部170は、スイッチング素子122、133、134および152をON状態にするとともに、スイッチング素子121、137および151をOFF状態にする。この状態では、端子111の電圧V10はV0に設定され、キャパシタ153の両端子間の電位差はV0+2V1に設定される。また、キャパシタ131の両端子は同じ電圧V1に設定される。このとき、キャパシタ131の両端子間の電位差は0Vになり、蓄積された電荷はリセットされる(S101)。
次に、制御部170は、スイッチング素子121および151をON状態にするとともに、スイッチング素子122、133、134および152をOFF状態にする。この状態では、キャパシタ131と端子111とが接続され、接触体180に電流I10が流れる。接触体180のキャパシタンスおよび抵抗r1の大きさに応じた値の電流I10は、キャパシタ131と端子111との間を流れ、キャパシタ131に蓄積された電荷量が変化する(S102)。また、キャパシタ131および端子111とキャパシタ153の一端とが接続され、寄生容量154に流れる電流Ipは、キャパシタ153から流れる同じ大きさの電流Ipにより補償される。その後、制御部170は、スイッチング素子122および152をON状態にするとともに、スイッチング素子121および151をOFF状態にすることで端子111の電圧V10がリセットされ、1回目の充電動作が完了する(S103)。
2回目の充電動作として、スイッチング素子121および151をON状態にするとともに、スイッチング素子122および152をOFF状態にする。その後、制御部170は、スイッチング素子122および152をON状態にするとともに、スイッチング素子121および151をOFF状態にする。これで2回目の充電動作が完了する。このような充電動作をN回繰り返す(S104)。
N回目の充電動作が完了すると、制御部170は、スイッチング素子122、137および152をON状態にするとともに、スイッチング素子121および151をOFF状態にする。スイッチング素子137がON状態になることにより、差動増幅器136は、N回の充電動作でキャパシタ131に蓄積された電荷量に応じた電圧V30を示す信号を演算回路160へ出力する(S105)。
演算回路160は、変換回路201および202のそれぞれが備える信号出力部230から信号を受け取り、導電体110に形成された接触点の座標位置を演算して決定する。これにより、導電体110に接触した接触体180の位置を検出することができる(S106)。
差動増幅器136が信号を演算回路160へ出力した後、スイッチング素子137はOFF状態になり、再びN回の充電動作のうちの1回目の充電動作が行われ、N回の充電動作が繰り返し行われる。
このように、座標位置検出装置200では、キャパシタ131への複数回の充電(または複数回の放電)を行う(すなわち積算処理を行う)ことにより、ノイズ等の外乱による影響を低減することができる。
なお、キャパシタ131の充電または放電の回数(Nの値)は、ノイズ等の外乱のレベルに応じて変更させてもよい。例えば、ノイズの小さな条件下では、少ない充電回数(または放電回数)でも、変換回路201のキャパシタ131の電荷量と、変換回路202のキャパシタ131の電荷量との差は明確となるので、充電回数(または放電回数)を減らしても精度よく位置検出動作を行うことができる。充電回数(または放電回数)を減らすことで、位置検出速度をより向上させることができる。ノイズレベルは、座標位置検出装置200にノイズセンサを設けて測定し、測定されたノイズレベルに応じて充電回数(または放電回数)を調整することができる。また、演算回路160または制御部170が、変換回路201からの出力信号と変換回路202からの出力信号とを比較することでノイズレベルを判定し、そのノイズレベルに応じて充電回数(または放電回数)を調整してもよい。例えば、導電体110の任意の点(例えば導電体110の端部等)に接触体180が触れているときの変換回路201からの出力信号と変換回路202からの出力信号とを比較する。それらの信号が示す電圧値の差が所定の閾値以上であれば、ノイズレベルが低いと判定し、充電回数(または放電回数)を減らしてもよい。
(実施形態3)
座標位置検出装置の使用環境によっては、信号出力部230の出力信号が示す電圧V30が正常の範囲内から変動することがあり得る。このような電圧V30の変動は位置検出精度の低下を招くので、電圧V30が正常の範囲内に収まるように回路定数および/または回路の動作を調整することが望ましい。
図5および図6を参照して、本発明による座標位置検出装置の第3の実施形態を説明する。
まず、図5を参照する。図5は、本実施形態の座標位置検出装置300を示す図である。
図2に示す座標位置検出装置200と座標位置検出装置300との違いは、変換回路201および202の代わりに変換回路301および302を備えている点である。また、座標位置検出装置300は制御部370を備える。変換回路301と変換回路302とは構成要素および動作が同じであるので、ここでは変換回路301の構成要素および動作を説明し、変換回路302の構成要素および動作の説明は省略する。
変換回路201と比較して、変換回路301は、信号出力部230の代わりに信号出力部330を備えている。信号出力部330は、キャパシタ131の代わりに可変容量素子331を備えている。
制御部370は、信号出力部330の出力信号が示す電圧V30に基づいて可変容量素子331の容量を調整する。制御部370は、比較部371と制御部170とを備える。比較部371は、電圧V30と参照電圧とを比較して、電圧V30が所定の範囲内にあるか否かを判定する。
図6を参照して、比較部371を説明する。図6は、比較部371を示す図である。比較部371は、比較器391および392を備える。比較器391と比較器392とは構成要素および動作が同じであるので、ここでは比較器391の構成要素および動作を説明し、比較器392の構成要素および動作の説明は省略する。比較器391は、第1比較回路381と第2比較回路382とを備える。第1比較回路381は信号出力部330の出力信号を受け取り、電圧V30と参照電圧Vref1とを比較する。第2比較回路382は信号出力部330の出力信号を受け取り、電圧V30と参照電圧Vref2とを比較する。ここで、Vref1<Vref2であり、Vref1〜Vref2の範囲が電圧V30の正常な範囲である。
第1および第2比較回路381および382は、比較結果に応じた信号Vcom1およびVcom2を制御部170へ出力する。第1比較回路381が出力する信号Vcom1は、V30≧Vref1ならばHiを示し、V30<Vref1ならばLoを示す。第2比較回路382が出力する信号Vcom2は、V30≦Vref2ならばLoを示し、V30>Vref2ならばHiを示す。
比較器391および392が出力する信号Vcom1が共にHiを示し、且つ比較器391および392が出力する信号Vcom2が共にLoを示すときは電圧V30が正常な範囲にあるので、制御部170は可変容量素子331の容量を変更せずに維持する。一方、比較器391および392が出力する信号Vcom1の少なくとも一方がLoを示すときは電圧V30が正常な範囲よりも低いので、制御部170は制御信号Sfを可変容量素子331へ出力し、電圧V30が高くなるように可変容量素子331の容量を増加させる。また、比較器391および392が出力する信号Vcom2の少なくとも一方がHiを示すときは電圧V30が正常な範囲よりも高いので、制御部170は制御信号Sfを可変容量素子331へ出力し、電圧V30が低くなるように可変容量素子331の容量を減少させる。
導電体110上の接触点の座標は、変換回路301の出力電圧と変換回路302の出力電圧との比から求めるが、それぞれの出力電圧の絶対値が大きすぎたり小さすぎたりすると、位置検出精度が低下する可能性がある。例えば、同じ座標位置であっても、導電体110に素手でタッチするときと手袋を装着した手でタッチするときとでは、出力電圧の絶対値が異なっている。しかし、上述したように、電圧V30が正常な範囲から外れた場合には、可変容量素子331の容量を調整して電圧V30を正常な範囲内に戻すことにより、位置検出精度の低下を防止することができる。また、可変容量素子331を用いることにより、素子の交換を行うことなく容量の調整を行うことが出来る。
なお、電圧V30が正常な範囲から外れた場合には、可変容量素子331の充電回数または放電回数(実施形態2の説明で示したNの値)を調整することで、電圧V30を正常な範囲内に戻してもよい。この例では、比較器391および392が出力する信号Vcom1が共にHiを示し、且つ比較器391および392が出力する信号Vcom2が共にLoを示すときは電圧V30が正常な範囲にあるので、制御部170は可変容量素子331の充電回数(または放電回数)を変更せずに維持する。一方、比較器391および392が出力する信号Vcom1の少なくとも一方がLoを示すときは電圧V30が正常な範囲よりも低いので、制御部170は、電圧V30が高くなるように充電回数(または放電回数)を増加させる。また、比較器391および392が出力する信号Vcom2の少なくとも一方がHiを示すときは電圧V30が正常な範囲よりも高いので、制御部170は、電圧V30が低くなるように充電回数(または放電回数)を減少させる。このように、電圧V30が正常な範囲から外れた場合には、可変容量素子331の充電回数(または放電回数)を調整して電圧V30を正常な範囲内に戻すことにより、位置検出精度を高めることができる。なお、この例では、可変容量素子331の代わりにキャパシタ131が用いられてもよい。
上述したような可変容量素子331の容量および/または充電回数(または放電回数)の調整を座標位置検出装置300が自動的に行うこと(オートゲインコントロール)により、位置検出精度を高く維持することが出来る。
また、上述したような可変容量素子331の容量および/または充電回数(または放電回数)の調整は、座標位置検出装置300の初期校正時にも行われ、装置の個体差や使用環境に応じて、標準条件が設定される。
(実施形態4)
図7に、比較部371(図6)の別の例である比較部371aを示す。比較部371aは、比較部371の構成要素に加えて最大最小回路500をさらに備える。
最大最小回路500は、変換回路301および302の出力信号を受け取り、出力信号が示す電圧値の絶対値の最大値および最小値を演算により求める。最大最小回路500は、最大値Vmaxを示す信号を比較器391へ出力し、最小値Vminを示す信号を比較器392へ出力する。比較器391は、最大値Vmaxと、参照電圧Vref1およびVref2とを比較し、実施形態3で説明した動作と同様の動作を実行して、信号Vcom1およびVcom2を制御部170へ出力する。比較器392は、最小値Vminと、参照電圧Vref1およびVref2とを比較し、実施形態3で説明した動作と同様の動作を実行して、信号Vcom1およびVcom2を制御部170へ出力する。制御部170は、実施形態3で説明した動作と同様の動作を実行して、可変容量素子331の容量および/または充電回数(または放電回数)の調整を行う。
比較部371(図6)は変換回路の数だけ比較器が必要となるが、比較部371aはその必要がない。比較部371aを用いると、導電体110に接続される端子の数が3個以上(すなわち変換回路の数が3個以上)となっても、比較器の数は2個でよいので、回路構成をより簡単にすることができる。
(実施形態5)
図8に、比較部371(図6)のさらに別の例である比較部371bを示す。比較部371bでは比較器392が省略されている。比較部371bは加算回路400を備える。
加算回路400は、変換回路301および302の出力信号を受け取り、両方の出力信号が示す電圧値を足し合わせる。加算回路400は、足し合わせた電圧値V40を示す信号を比較器391へ出力する。第1比較回路381は電圧値V40と参照電圧Vref3とを比較する。第2比較回路382は電圧値V40と参照電圧Vref4とを比較する。ここで、Vref3<Vref4であり、Vref3〜Vref4の範囲が電圧V40の正常な範囲である。
第1および第2比較回路381および382は、比較結果に応じた信号Vcom1およびVcom2を制御部170へ出力する。第1比較回路381が出力する信号Vcom1は、V40≧Vref3ならばHiを示し、V40<Vref3ならばLoを示す。第2比較回路382が出力する信号Vcom2は、V40≦Vref4ならばLoを示し、V40>Vref4ならばHiを示す。
信号Vcom1がHiを示し且つ信号Vcom2がLoを示すときは電圧V40が正常な範囲にあるので、制御部170は可変容量素子331の容量を変更せずに維持する。一方、信号Vcom1がLoを示すときは電圧V40が正常な範囲よりも低いので、制御部170は制御信号Sfを可変容量素子331へ出力し、電圧V40が高くなるように可変容量素子331の容量を増加させる。また、信号Vcom2がHiを示すときは電圧V40が正常な範囲よりも高いので、制御部170は制御信号Sfを可変容量素子331へ出力し、電圧V40が低くなるように可変容量素子331の容量を減少させる。
なお、実施形態3と同様に、電圧V40が正常な範囲から外れた場合には、可変容量素子331の充電回数または放電回数を調整することで、電圧V40を正常な範囲内に戻してもよい。
座標位置検出装置300(図5および図6)では、制御部170は、比較器391および比較器392の両方の出力信号を用いて演算を行い、演算結果に基づいて可変容量素子331の容量および/または充電回数(または放電回数)を調整していた。しかし、比較部371bを用いることで、制御部170は、比較器392の出力信号を用いずに、比較器391の出力信号のみを用いて演算を行えばよいので、制御ルーチンを簡単にすることができる。
また、導電体110上の接触点の座標が変わっても、変換回路301の出力電圧と変換回路302の出力電圧との和はほぼ同一の値を示す。このため、比較部371bを用いることで、接触点の座標の変化に影響されることなく、装置の個体差や使用環境、接触体の容量の大きさなどに応じたオートゲインコントロールを行うことができる。
なお、座標位置検出装置100〜300が実行する動作の少なくとも一部はソフトウェアによって実現されてもよい。例えば、座標位置検出装置100〜300は、各動作を実行するためのプログラムを記憶するメモリ素子と、そのプログラムを読み出して実行するCPU(CENTRAL PROCESSING UNIT)とを備える。例えば、制御部170および370および演算回路160が実行する処理は、CPUがプログラムに従って動作することによって実現される。
上記の実施形態1〜5では、説明を簡単にするために、位置検出用の導電体として1次元の導電体110を用いたが、パネル等の2次元の導電体を用いた場合もその動作は同様であり、例えば(式4)および(式5)に基づいて座標位置を検出することができる。
なお、実施形態1〜5で示した各スイッチング素子は例えばトランジスタであるがそれに限定されず、電気的な接続と非接続とを切り替えることのできる素子であればよい。また、実施形態1〜5で示した回路構成は一例であり、それに限定されず、同様の作用効果を奏する別の回路構成を用いてもよい。
本発明は、表示面における指等が接触した位置を検出することのできる座標位置検出装置の分野で特に好適に用いられる。

Claims (19)

  1. 位置検出用の導電体と、
    前記導電体の異なる箇所に接続された複数の端子と、
    電荷を蓄積するための電荷蓄積部を有し、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷量に応じた電圧を示す信号を出力する信号出力部と、
    前記電荷蓄積部の電圧を所定値に設定する設定部と、
    前記複数の端子のうちの所定の端子と前記電荷蓄積部との間の接続と非接続とを切り替えるとともに、前記所定の端子と所定の第1の電源との間の接続と非接続とを切り替える第1のスイッチ部と
    を備えた、座標位置検出装置。
  2. 前記第1のスイッチ部の動作を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1のスイッチ部を動作させることにより、前記所定の端子に前記電荷蓄積部は接続しているが前記所定の第1の電源は接続していない第1状態と、前記所定の端子に前記所定の第1の電源は接続しているが前記電荷蓄積部は接続していない第2状態とを切り替える動作を複数回行い、
    前記信号出力部は、前記複数回の切り替え動作の後に前記信号を出力する、請求項1に記載の座標位置検出装置。
  3. 前記電荷蓄積部は第1のキャパシタであり、
    前記設定部は、前記複数回の切り替え動作の前に、前記第1のキャパシタの両端子を同じ電位に設定する、請求項2に記載の座標位置検出装置。
  4. 一方の端子が接地された第2のキャパシタと、
    前記信号出力部と前記第2のキャパシタの他方の端子との間の接続と非接続とを切り替える第2のスイッチ部と
    を備えた回路をさらに備える、請求項1に記載の座標位置検出装置。
  5. 前記導電体と前記第1のスイッチ部との間に形成される寄生容量に流れる電流を補償するための電流を前記所定の端子に供給する補償回路をさらに備える、請求項1から4のいずれかに記載の座標位置検出装置。
  6. 前記補償回路は、
    一方の端子が接地された第3のキャパシタと、
    前記第3のキャパシタの他方の端子と前記電荷蓄積部との間の接続と非接続とを切り替えるとともに、前記第3のキャパシタの他方の端子と所定の第2の電源との間の接続と非接続とを切り替える第3のスイッチ部と
    を備える、請求項5に記載の座標位置検出装置。
  7. 前記制御部は、前記第3のスイッチ部を動作させることにより、前記第1の状態の時は前記第3のキャパシタの他方の端子に前記電荷蓄積部は接続しているが前記所定の第2の電源は接続させず、前記第2の状態の時は前記第3のキャパシタの他方の端子に前記所定の第2の電源は接続しているが前記電荷蓄積部は接続させない動作を実行する、請求項6に記載の座標位置検出装置。
  8. 前記信号出力部から出力された前記信号に基づいて、前記導電体に直接または間接に形成された接触点の位置を検出する検出部をさらに備える、請求項1から7のいずれかに記載の座標位置検出装置。
  9. 位置検出用の導電体と、
    前記導電体の異なる箇所に接続された複数の端子と、
    電荷を蓄積するための電荷蓄積部を有し、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷量に応じた電圧を示す信号を出力する信号出力部と、
    前記電荷蓄積部の電圧を所定値に設定する設定部と、
    前記複数の端子のうちの所定の端子と前記電荷蓄積部との間の接続と非接続とを切り替えるとともに、前記所定の端子と第1の電源との間の接続と非接続とを切り替える第1のスイッチ部と、
    前記第1のスイッチ部の動作を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記第1のスイッチ部を動作させることにより、前記所定の端子に前記電荷蓄積部は接続しているが前記第1の電源は接続していない第1状態と、前記所定の端子に前記第1の電源は接続しているが前記電荷蓄積部は接続していない第2状態とを切り替える動作を複数回行い、
    前記信号出力部は、前記複数回の切り替え動作の後に前記信号を出力し、
    前記制御部は、前記信号が示す電圧値に基づいて、前記第1状態と前記第2状態とを切り替える回数を調整する、座標位置検出装置。
  10. 前記制御部は、前記信号が示す電圧値が所定の範囲内の値となるように、前記切り替える回数を調整する、請求項9に記載の座標位置検出装置。
  11. 前記信号出力部および前記第1のスイッチ部をそれぞれ複数個備え、
    前記複数の端子のそれぞれは、対応する第1のスイッチ部を介して、対応する信号出力部と接続され、
    前記制御部は、前記複数の信号出力部から出力された信号が示す電圧値を用いて所定の演算を行い、前記所定の演算により得られた値が所定の範囲内の値となるように、前記切り替える回数を調整する、請求項9に記載の座標位置検出装置。
  12. 前記電荷蓄積部は第1のキャパシタであり、
    前記設定部は、前記複数回の切り替え動作の前に、前記第1のキャパシタの両端子を同じ電位に設定する、請求項9に記載の座標位置検出装置。
  13. 前記導電体と前記第1のスイッチ部との間に形成される寄生容量に流れる電流を補償するための電流を前記所定の端子に供給する補償回路をさらに備える、請求項9から12のいずれかに記載の座標位置検出装置。
  14. 前記補償回路は、
    一方の端子が接地された第2のキャパシタと、
    前記第2のキャパシタの他方の端子と前記電荷蓄積部との間の接続と非接続とを切り替えるとともに、前記第2のキャパシタの他方の端子と第2の電源との間の接続と非接続とを切り替える第2のスイッチ部と
    を備える、請求項13に記載の座標位置検出装置。
  15. 前記制御部は、前記第1の状態の時は前記第2のキャパシタの他方の端子に前記電荷蓄積部は接続しているが前記第2の電源は接続していないように前記第2のスイッチ部を動作させ、前記第2の状態の時は前記第2のキャパシタの他方の端子に前記第2の電源は接続しているが前記電荷蓄積部は接続していないように前記第2のスイッチ部を動作させる、請求項14に記載の座標位置検出装置。
  16. 前記信号出力部から出力された前記信号に基づいて、前記導電体に直接または間接に形成された接触点の位置を検出する検出部をさらに備える、請求項9から15のいずれかに記載の座標位置検出装置。
  17. 位置検出用の導電体と、
    前記導電体の異なる箇所に接続された複数の端子と、
    電荷を蓄積するための可変容量素子を有し、前記可変容量素子に蓄積された電荷量に応じた電圧を示す信号を出力する信号出力部と、
    前記可変容量素子の電圧を所定値に設定する設定部と、
    前記複数の端子のうちの所定の端子と前記可変容量素子との間の接続と非接続とを切り替えるとともに、前記所定の端子と所定の電源との間の接続と非接続とを切り替えるスイッチ部と、
    前記信号が示す電圧値に基づいて前記可変容量素子の容量を調整する制御部と
    を備えた、座標位置検出装置。
  18. 前記制御部は、前記信号が示す電圧値が所定の範囲内の値となるように、前記可変容量素子の容量を調整する、請求項17に記載の座標位置検出装置。
  19. 前記信号出力部および前記スイッチ部をそれぞれ複数個備え、
    前記複数の端子のそれぞれは、対応するスイッチ部を介して、対応する信号出力部と接続され、
    前記制御部は、前記複数の信号出力部から出力された信号が示す電圧値を用いて所定の演算を行い、前記所定の演算により得られた値が所定の範囲内の値となるように、前記可変容量素子の容量を調整する、請求項17に記載の座標位置検出装置。
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