JP2005301974A - 座標位置検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 検出時間の短縮と消費電力の低減が図れるように改良された容量結合方式タッチパネルの座標位置検出装置を提供することを主要な目的とする。
【解決手段】 容量結合方式タッチパネルの座標位置検出装置であり、結合容量を充電する手段22、24と、充電された電荷量を電圧に変換する手段27、28と、変換された電圧をサンプリングする手段29、30と、充電された結合容量を充電前の状態に戻す手段22、24と、変換された電圧を充電前の状態に戻す手段27、28とを備える。各手段は、間歇動作が可能にされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に、容量結合方式タッチパネルの座標位置検出装置に関するものであり、より特定的には検出時間の短縮と消費電力の低減が図れるように改良された容量結合方式タッチパネルの座標位置検出装置に関する。この発明はまた、タッチパネルが受ける外来ノイズの影響を補償することができるように改良された座標位置検出装置に関する。タッチパネルとは、ディスプレイへの直接入力に使われる入力デバイスで、LCDなどの表示デバイスである。マウスなどとは異なり、絶対座標を入力できるポインティングデバイスである。
まず、図5を参照しながら、本発明で採用する容量結合方式による位置検出方法の基本原理を説明する。
図5では、説明を簡単にするため、電極Aおよび電極Bに挟まれた1次元抵抗体が示されている。実際の表示装置では、2次元的な広がりを持つタッチパネルがこの1次元抵抗体と同様の機能を発揮する。
電極Aおよび電極Bのそれぞれには、電流−電圧変換用の抵抗rが接続されている。電極A、Bは、スイッチング回路を介して位置検出回路に接続される。
電極Aとグランドとの間、および、電極Bとグランドとの間には、位置検出モードにおいて同相同電位の電圧(交流e)が印加される。このとき、電極Aと電極Bは常に同電位にあるため、電極Aと電極Bとの間を電流は流れない。
指などで位置Cをタッチするとする。ここで、指による接触位置Cから電極Aまでの抵抗をR1、接触位置Cから電極Bまでの抵抗をR2、R=R1+R2とする。このとき、人の指のインピーダンスをZとし、電極Aを流れる電流をi1、電極Bを流れる電流をi2とした場合、以下の式が成立する。
e=r×i1+R1×i1+(i1+i2)Z (式1)
e=r×i2+R2×i2+(i1+i2)Z (式2)
誘導は省略するが、上記の式1および式2から、式(3)が得られる。
R1/R=(2r/R+1)i2/(i1+i2)−r/R (式3)
rとRは既知であるので、電極Aを流れる電流i1と電極Bを流れる電流i2を測定によって求めれば、式3からR1/Rを決定することができ、ひいては、座標位置を決定することができる。なお、R1/Rは、指で接触した人間を含むインピーダンスZに依存しない。したがって、インピーダンスZがゼロ、無限大でない限り、式3が成立し、人、材料による変化、状態を無視できる。
次に、図6および図7を参照しながら、上記1次元の場合における関係式を2次元の場合に拡大した場合を説明する。ここでは、図6に示すように、タッチパネル11の4隅に4つの電極A、B、C、Dを形成している。これらの電極A〜Dは、位置検出回路に接続される。
図7を参照して、タッチパネル11の4隅の電極A,B,C,Dには、同相同電位の交流電圧が印加される。指などの接触によってタッチパネル7の4隅を流れる電流をそれぞれi1、i2、i3、およびi4とする。この場合、前述の計算と同様の計算により、以下の式が得られる。
X=k1+k2・(i2+i3)/(i1+i2+i3+i4) (式4)
Y=k1+k2・(i1+i2)/(i1+i2+i3+i4) (式5)
ここで、Xは対向導電膜上における接触位置のX座標、Yは対向導電膜上における接触位置のY座標である。また、k1はオフセット、k2は倍率である。k1およびk2は、人のインピーダンスに依存しない定数である。
上記の式4および式5に基づけば、4つの電極を流れるi1〜i4の測定値から接触位置を決定することができる。
図8は、このような容量結合方式の原理を用いた従来の座標位置検出回路の構成図である(例えば特許文献1参照)。
図8を参照して、座標位置検出回路は、4つの電流変化検出回路1を備えている。電流変化検出回路1は、タッチパネルの抵抗膜rの電極7、8、9、10の各々とグランドとの間を流れる電流を測定する。指などの接触による各電極7、8、9、10とグランドとの間のインピーダンスの変化を、電流の変化として電流変化検出回路1は検出して、これに基づいて座標位置が検出される。指などのインピーダンスは容量成分から成っているため、各電極7、8、9、10には、交流発振回路5によって交流電圧が印加されており、各電極7、8、9、10には交流電流が流れる。検出回路1の出力は、アナログ信号処理回路2によって増幅およびバンドパスフィルタリングの処理を受ける。アナログ信号処理回路(以下、バンドパスフィルタという)2の出力は、検波フィルタリング回路3によって検波された後、更に、ノイズ消去直流化回路4に入力される。ノイズ消去直流化回路4は、検波フィルタリング回路3の出力を直流化し、各電極7、8、9、10を流れる電流に比例した値が制御装置6に入力される。制御装置6はこの値に基づいて座標位置を検出する。
また、図9のようにトランスを使用して、タッチパネルに印加したパルスの応答を検出して座標位置を検出する装置も提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2003−66417号公報 特開平7−219708号公報
従来の座標位置検出装置は以上のように構成されている。しかしながら、特許文献1の開示技術においては、2次元の場合である事から、4方向の電流を検出する事によって座標を求めるが、ここで加えられる信号は交流である為、1回の検出だけではデータ(信号波形)として極めて不安定である。よって、まともなデータを得るために、この交流信号を複数回取って平均しなければ実用的でない。従って、平均を求めるため、ある一定期間の動作が必要であり、その分だけ回路の動作時間を要し、システムとしての消費電力が多くなってしまうという問題点があった。
また、特許文献2の開示技術においてはトランスを使用することでICへの集積化が困難であるという問題点があった。
さらに、従来の座標位置検出装置は、以下のような問題点もあった。
図10を参照して、バンドパスフィルタ2は交流発振回路5の発振周波数を通過帯域としており、発振周波数以外の成分が除去されるので、バンドパスフィルタ2はノイズ補償手段として機能する。したがって、タッチパネル11が受ける外来ノイズは検出回路1によりVnoise1として出力されるが、バンドパスフィルタ2により、Vnoise1の成分は削除される。しかし、バンドパスフィルタ2によっても、バンドパスフィルタ2の通過帯域付近のノイズ成分は削除されずに、バンドパスフィルタ2を通過して、ノイズ消去直流化回路4によって直流レベルの変化として出力信号に現われるという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、検出時間短縮による消費電流の低減が図られ、かつICへの集積化が可能な座標位置検出装置を提供することを目的とする。
この発明の他の目的は、バンドパスフィルタの中心周波数付近のノイズも含めて、ノイズの補償が可能な座標位置検出装置を提供することにある。
本発明の座標位置検出装置は、結合容量を充電する手段と、充電された電荷量を電圧に変換する手段と、変換された電圧をサンプリングする手段と、充電された結合容量を充電前の状態に戻す手段と、変換された電圧を充電前の状態に戻す手段を備え、各手段は間歇動作が可能にされている。各手段の操作を繰り返すことで連続的に座標位置検出が可能となる。上記各手段はICへの集積化が可能な抵抗、容量、トランジスタを使用して実現される。
この発明の他の局面に従う座標位置検出装置は、上記結合容量を充電する手段を放電する手段に置き換えたものである。すなわち、当該座標位置検出装置は、結合容量を放電する手段と、放電された電荷量を電圧に変換する手段と、変換された電圧をサンプリングする手段と、放電された結合容量を放電前の状態に戻す手段と、変換された電圧を放電前の状態に戻す手段とを備え、上記各手段は、間歇動作が可能にされている。
本発明の好ましい実施態様によれば、充電時に流れる電流の中で、タッチパネルの寄生容量へ流れる電流を補償する手段をさらに備える。
この発明のさらに他の局面に従う座標位置検出装置は、タッチパネルの出力信号から接触位置を決定する容量結合方式タッチパネルの座標位置検出装置において、外来ノイズを受信するノイズ受信手段と、上記タッチパネルの出力信号から上記ノイズ受信手段で受信したノイズ信号を引き算する手段とを備えたことを特徴とする。このように構成することにより、ノイズの影響を補償可能とすることができる。
この発明のさらに好ましい実施態様によれば、上記ノイズ信号の利得を調整する手段をさらに備える。このように構成することにより、精度よくノイズ補償を可能とすることができる。
本発明にかかる座標位置検出装置によれば、パネルの周囲から、一定の周期で電圧を加えてパネルを充電(放電)している。従って、指がパネルに触れていない場合や、指が触れていても充電が完了した状態では、充電(放電)電流は流れない。つまり、指が触れた状態であれば1回でも充電によって位置が特定できるので、短時間でかつ正確に座標がわかる。更に、座標位置検出期間だけ回路が動作するように制御することで、全体的に低消費電力化に寄与する。例えば、16.7msの周期で0.2msの期間、座標位置検出をする場合、座標位置検出期間だけ回路を動作するように制御することで、消費電力は常に回路が動作している時と比較して、0.2/16.7倍、すなわち約1/80倍に低減される。
本発明の他の局面に従う座標位置検出装置によれば、タッチパネルの出力信号からノイズ受信手段で受信したノイズ信号を引き算する手段を備えるので、バンドパスフィルタの中心周波数付近のノイズも含めてノイズの影響を補償することが可能である。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例にかかる座標位置検出装置は、容量結合式のタッチパネルに於いて、人間の指(或いはペンなど)がパネルに触れた場合に、その触れた場所をパネル中の座標として認識するに当たり、指(或いはペン)を容量(キャパシタ)と見立てて、その容量をパネルの抵抗成分を介して充電(放電)する際の、電流値(及びその積分値)によって座標を求めるものである。
この場合、本実施例ではパネルの周囲から、一定の周期で電圧を加えてパネルを充電(放電)している。この動作を間歇動作と称している。従って、指がパネルに触れていない場合や、指が触れていても充電が完了した状態では、充電(放電)電流は流れない。つまり、指が触れた状態であれば1回でも充電によって位置が特定できるので、短時間でかつ正確に座標がわかる。更に、必要な時だけ消費電流(充電、放電)が流れるので、全体的に低消費電力化に寄与する。
但し、この場合の指に流れる電流の差による、全体のシステムに対する消費電力低減化への寄与は僅かなものである。ここでシステムの低消費電力化に寄与するのは、間歇的にパルスを加える事ができる点である。即ち、必要な時だけに(指で触れる時だけに)電流の検出動作を行えばよい点が、本発明の特徴となる。特に、図7に示すような従来の技術では、定常的に(継続的に)回路動作を行わなければならないために、システム全体で消費電流が多くなってしまう。
尚、本実施例において、電流を電圧に変換する手段は、指である容量負荷を充電する時の、電流を積分するものである。そして充電手段は、その電流の流れをスイッチするものである。
なお、本実施例では1次元の場合を述べて説明するが、これは2次元の場合(実際の場合)に容易に拡張できる。1次元の場合は電流積分手段が左右2組であるが、2次元の場合にはこれが4方向で4組となる。
図1は本発明の実施例1にかかる座標位置検出装置の構成を示すブロック図である。
実施例にかかる座標位置検出装置は、タッチパネルの結合容量を充電する手段とおよび充電された結合容量を充電前の状態に戻す手段の、2つの手段を備えたブロック22、24を備える。ブロック27、28は、充電された電流を電圧に変換する手段および変換された電圧を充電前の状態に戻す手段の、2つの手段を備える。座標位置検出装置は、さらに変換された電圧をサンプリングする手段29、30を備える。サンプリングする手段29、30は制御装置31に接続されている。36はタッチパネル、37はタッチパネルの抵抗膜、38はタッチパネルにタッチされた指先のインピーダンスである。
説明を簡単にするため、ここでは1次元の抵抗膜37が示されている。実際の表示装置では、2次元的な広がりを持つ抵抗膜がこの1次元抵抗膜と同様の機能を発揮する。
図1を参照して、タッチパネル36に、タッチパネル36の周囲から周期的に電圧を加えている。即ち、タッチパネル36にパルスを加えているが、これによってタッチパネル36に指(ペンなど)が触れた場合は、指に対して電流の充電が始まる。例えば、指の容量値は約100Pf程度であり、印加するパルス電圧は1μSec程度である。
タッチパネル36が指(ペンなど)にタッチされた時、インピーダンス38に電流を流すことにより、タッチパネル36の座標位置が検出される。タッチパネル36の抵抗膜37の両端の電圧v01、v02は、充電手段22、24によって、それぞれ同相の電圧が印加され、v01=v02=v0(v)からv01=v02=v0+Vref (v)に充電される。充電時に、充電する手段22、24から供給される電流の中で、一方の電流i1は、タッチ位置Aから抵抗膜37の左側の部分の抵抗r1を介してインピーダンス38に流れる。他方の電流i2は、タッチされたタッチ位置Aから抵抗膜37の右側の部分の抵抗r2を介してインピーダンス38に流れる。この時、電圧v01、v02は充電手段22、24から同相電圧が印加されているため、抵抗r1、r2にも同相電圧が印加されており、電流i1、i2はそれぞれ抵抗r1、r2の抵抗値に反比例した値になる。これより電流i1、i2の比は次式で表される。
i1 : i2 = r2 : r1
電流i1、i2は、充電する手段22、24を介して、電圧に変換する手段27、28に入力される。電圧v01、v02がv01=v02=V0[V]からv01=v02=v0+Vref[V]に充電される時の、電流i1、i2の電荷量Q1、Q2は、それぞれ電圧に変換する手段27、28によって電圧v11、v12に変換され、サンプリングする手段29、30に入力される。この時、電流i1、i2の比は一定のため、電荷量Q1、Q2の比は、電流i1、i2の比と同じであり、次式が成立する。
v11 : v12 = Q1 : Q2 = i1 : i2 = r2 : r1
サンプリングする手段29、30は、電圧v11、v12をサンプリングして、サンプリング出力を制御装置31へ入力する。電圧v11 、v12はパネルのタッチした位置によって決定する抵抗r1、r2の比に基づいた値になっているため、制御装置31は、入力されに電圧の比率に基づいて、座標位置を検出することが可能である。
サンプリング後、充電前の状態に戻す手段22、24により、電圧v01,v02はv01=v02=v0 + Vref(v)からv01=v02=v0 (v)に放電され、充電前の状態に戻される。また、サンプリング後、変換された電圧を充電前の状態に戻す手段27、28により、電圧v11、v12は充電される前の状態に戻される。これにより、再び充電をして座標位置を検出することが可能になる。以上の動作を繰り返すことで連続的な座標位置検出が可能になる。
なお、「充電前の状態に戻す」事は、ほぼ「放電」に等しいが、あえてこの表現を用いたのは、完全に電荷がゼロの状態から充電をする場合と、初期状態ではある程度の電荷があった場合に、その上から充電を行って行く場合とを含ませる為である。
この座標位置検出装置は、最低で1回の充電で座標位置が検出可能なため、図7に示す従来技術と比較して検出時間が短く、検出期間外は各回路をOFFして、間歇動作させることで消費電力を低減することができる。
また、図1の充電する手段22、24を、放電する手段に置き換えても、電圧に変換する手段27、28の出力の極性が反転するだけであるため、座標位置検出は可能である。
次に、タッチパネルに寄生容量が存在した時に、充電時に流れる電流の中で、タッチパネルの寄生容量による電流を補償する手段を設けた座標位置検出装置の実施例を図2のブロック図に示す。
図2は、図1の座標位置検出装置において、タッチパネルの寄生容量Ca、Cbと、補償手段21、23を追加した構成になっている。充電する手段22、24が電圧v01、v02をv01=v02=v0(v)からv01=v02=v0 +Vref(v)に充電する時、電流i1、i2のほかに、寄生容量Ca、Cbへの充電電流i3、i4が流れる。この時、補償手段21、23の端子Cから、電流i3、i4と同じ大きさの電流を出力することで、電圧に変換する手段27、28へ入力される電流はi1、i2のみになり、タッチパネルの寄生容量Ca、Cbによる影響を補償することが可能である。
次に、図2のブロック内の回路の一実施例を示す。
図3は、図2の各ブロック内の回路の一実施例である。簡単のため1系統でのブロック(21,22,27,29)内の回路を示している。もう1系統のブロック(23,24,28,30)も同様の回路である。
充電する手段22は、PchMOSトランジスタPMOS1とNchMOSトランジスタNMOS1と電圧源v0(v)により構成されている。PMOS1とNMOS1は制御装置からの信号でON/OFFが制御されている。充電が開始される前に、PMOS1がOFF、NMOS1がONになり、電圧v01はv0(v)になる。その後、PMOS1がON、NMOS1がOFFになり、電圧v01は、電圧に変換する手段27の端子Dと同電位になる。この時、電圧に変換する手段27の端子Dはv0 + Vref(v)に設定されているため、電圧v01はv0 + Vref(v)に充電される。電圧v01の充電により、電流i1はPMOS1を介して、電圧に変換する手段27に入力される。サンプリングする手段29によるサンプリングが完了後、再びPMOS1がOFF、NMOS1がONになり、充電開始ができる状態で待機する。
電圧に変換する手段27はPchMOSトランジスタPMOS2、PMOS3とNchMOSトランジスタNMOS2、NMOS3と電圧源v0 + Vref(v)と容量C3と、アンプ回路OP1により構成されている。PMOS2、PMOS3、NMOS2、NMOS3は制御装置からの信号でON/OFFが制御されている。
充電する手段22による充電が開始される前に、PMOS2、PMOS3、NMOS2、NMOS3はONになり、電圧に変換する手段27の端子Dはv0 + Vref(v)に、容量C1の両端の電圧は0(v)に設定される。その後、PMOS2、PMOS3、NMOS2、NMOS3がOFFになり、電圧に変換する手段27の端子Dはv0 + Vref(v)に保持される。充電する手段22による充電が開始されると、電流i1の電荷が容量C1に充電され、アンプ回路OP1に変換された電圧v11が出力される。
サンプリングする手段29により電圧v11がサンプリングされたあと、再びPMOS2、PMOS3、NMOS2、NMOS3はONになり、C1の両端の電圧は0(v)に設定され、充電前の状態で待機する。サンプリングする手段29はPchMOSトランジスタPMOS4とNchMOSトランジスタNMOS4と容量C4によりサンプルホールド回路が構成されている。PMOS4、NMOS4は制御装置からの信号でON/OFFが制御されている。サンプリング時、PMOS4、NMOS4はON、ホールド時PMOS4、NMOS4はOFFしている。
タッチパネルの寄生容量成分を補償する手段21はPchMOSトランジスタPMOS5とNchMOSトランジスタNMOS5と、補償容量C5と、電圧源v0 + Vref×2(V)により構成されている。充電する手段22のPMOS1がON、NMOS1がOFFのとき、タッチパネルの寄生容量Caの一端の電圧はv0(v)になる。この時、補償する手段21のPMOS5はON、NMOS5はOFFしており、補償容量C5の一端は電圧v0 + Vref×2(v)に充電されている。
充電する手段22のPMOS1がOFF、NMOS1がONのとき、寄生容量の一端がv0 + Vref(v)に充電される。この時、補償する手段21のPMOS5はOFF、NMOS5はONして、補償容量C5の一端はv0 + Vref(v)に放電される。この時、寄生容量Caの充電電圧と、補償容量の放電電圧は、同じVref(v)であるため、寄生容量Caと補償容量C5を同じ容量値に設定しておくことで、寄生容量Caの充電電流とNMOS5のソース出力からの補償容量C5の放電電流は同じ電流量になり、寄生容量Caによる電流は補償される。
また、図3に示す回路は、ICへの集積化が可能な電子部品である抵抗、容量、トランジスタで実現されている。
本実施例は、請求項4、5にかかる発明に相当する実施例である。
図4は実施例2にかかる座標位置検出装置の構成を示すブロック図である。図10に示す従来回路に、ノイズを受信するアンテナ12と、アンテナ12より受ける電流変化を電圧に変換する抵抗r2と、抵抗r2の両端の電圧を検出する回路13と、引き算回路14とが追加されている。アンテナ12は抵抗r2の一端と接続され、抵抗r2の反対電極はGNDに接続されている。抵抗r2の両端の電極は検出回路13に接続されている。引き算回路14は電流検出回路1とバンドパスフィルタ2の間にそれぞれ4回路接続されている。引き算回路14の+入力と−入力はそれぞれ、電流検出回路1の出力と検出回路13の出力に接続されている。引き算回路14の出力はバンドパスフィルタ2の入力と接続されている。アンテナ12は、タッチパネル11が受ける外来ノイズと同相のノイズを受信するように、タッチパネル11の近くに配置される。
次に動作について説明する。外来ノイズが発生した場合、タッチパネル11が受ける外来ノイズは、従来回路と同様に電流検出回路1の出力にVnoise1として出力される。このとき、アンテナ12も外来ノイズを受信してノイズは電流の変化として抵抗r2に流れ、抵抗r2の両端に電圧が発生する。抵抗r2は抵抗r1と同じ抵抗である。抵抗r2の両端の電圧は検出回路13により検出され、Vnoise2として出力される。検出回路13は、検出回路1を外部入力により利得を調整可能にしてなる回路である。
検出した出力信号Vnoise2を、Vnoise1と振幅が同じになるように、外部入力によって利得調整する。引き算回路14の+入力にVnoise1、−入力にVnoise2が入力される。Vnoise1とVnoise2の振幅が同じになるように利得調整がされているため、引き算回路14の出力においてVnoise1とVnoise2は相殺され、ノイズ成分は引き算回路14の出力からは出力されない。すなわち、バンドパスフィルタ2以降の後段の回路には外来ノイズによる信号成分がない。
以上のように、従来技術ではバンドパスフィルタ2の通過帯域付近のノイズ成分は除去されずに通過していたが、本実施例によれば、バンドパスフィルタ12の前段でノイズは削除されているため、通過帯域付近のノイズが通過することがなくなった。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上のように、本発明によれば、従来技術よりも検出時間が短縮されることで消費電力の低減が図られ、かつICへの集積化が可能であり、産業上有用である。
実施例1にかかる座標位置検出装置の構成例を示すブロック図。 実施例1にかかる、補償回路を含む座標位置検出装置の構成例を示すブロック図。 本発明の一実施例を示す回路図。 実施例2にかかる座標位置検出装置の構成例を示すブロック図。 容量結合方式による位置検出方法の基本原理を示す図。 タッチパネルの平面図。 2次元の場合の座標位置検出装置の概念図。 従来の座標位置検出装置の構成図。 他の従来例にかかる座標位置検出装置の構成図。 従来の座標位置検出装置のさらなる問題点を示す図。
符号の説明
22、24 タッチパネルの結合容量を充電する手段
27、28 電圧に変換する手段
29、30 変換された電圧をサンプリングする手段
31 制御装置
36 タッチパネル
37 タッチパネルの抵抗膜
38 タッチパネルにタッチされた指先のインピーダンス


Claims (5)

  1. 容量結合方式タッチパネルにおいて、
    結合容量を充電する手段と、
    充電された電荷量を電圧に変換する手段と、
    変換された電圧をサンプリングする手段と、
    充電された結合容量を充電前の状態に戻す手段と、
    変換された電圧を充電前の状態に戻す手段とを備え、
    前記各手段は、間歇動作が可能にされている座標位置検出装置。
  2. 容量結合方式タッチパネルにおいて、
    結合容量を放電する手段と、
    放電された電荷量を電圧に変換する手段と、
    変換された電圧をサンプリングする手段と、
    放電された結合容量を放電前の状態に戻す手段と、
    変換された電圧を放電前の状態に戻す手段とを備え、
    前記各手段は、間歇動作が可能にされている座標位置検出装置。
  3. 充電時に流れる電流の中で、タッチパネルの寄生容量へ流れる電流を補償する手段をさらに備える請求項1または2に記載の座標位置検出装置。
  4. タッチパネルの出力信号から接触位置を決定する容量結合方式タッチパネルの座標位置検出装置において、
    外来ノイズを受信するノイズ受信手段と、
    前記タッチパネルの出力信号から前記ノイズ受信手段で受信したノイズ信号を引き算する手段とを備えたことを特徴とする座標位置検出装置。
  5. 前記ノイズ信号の利得を調整する手段をさらに備える請求項4に記載の座標位置検出装置。

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