JPWO2007021038A1 - リスト比較表示方法、システム、装置、プログラム、記録媒体及び2次元コード化された比較表示用リスト - Google Patents

リスト比較表示方法、システム、装置、プログラム、記録媒体及び2次元コード化された比較表示用リスト Download PDF

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Abstract

この発明はユーザーに既に購入した商品の重複購入をさせないようにしたり、ユーザー個個人のニーズに合致する商品を提示することが出来るようにして、より良い販売実績が得られるような手段を提供することを課題とする。このためこの発明の新しい解決手段は、自己のリストを比較対象リストと比較して、比較対象リストにあって自己のリストにない品名を比較対象リストの上で判別可能に表示するか、または自己のリストにあって比較対象のリストにない品名を自己のリストの上で判別可能に表示する、と言うものである。

Description

この発明は、リストとリストとを比較して不足分を目立つように表示することを特徴とするリスト比較表示に係るものであり、更に詳しくは主としてデジタル化されて流通する書籍や楽曲などの商品に付いて、所有物リストを有する買物ユーザーと商品リストを有する販売店との間でリストを比較することにより、ユーザーに既に購入した商品を重複して購入をさせないようにしたり、ユーザーが所有していない商品の購入を勧誘するための、リスト比較表示方法、システム、装置、プログラム、記録媒体及び2次元コード化された比較表示用リストに関する。
既に購入してある本を誤って重複購入してしまい、後になってそのことに気付いたと言うような経験は誰にもある。ところで近年書籍や楽曲をインターネットで購入するケースが多くなって来ている。今日では流行歌などは1曲ずつでも購入可能である。このように手軽に入手出来、メモリの中に10万曲、100万曲などと極めて大量に蓄積出来るようになると、重複購入の傾向は益々強まることが予想される。
上記と同様のことは映像等のストリーミング配信に付いても言える。この場合には前記「所有物リスト」は「消費済リスト」と言い代えることが出来、「既に購入した商品」は「既に視聴した商品」と言い代えることが出来る。このような商品も大量に視聴するようになると重複購入の問題を生じ、購入して料金を支払ってしまった後で既に視聴していたことに気付くことになる。以下の説明には明記していなくてもこのようなストリーミング配信が含まれている。
一方特開2004−13417号の発明では、情報検索に用いられたキーワードを集計して突発的に世の中で注目を集めるようになったキーワードに関する広告情報をユーザーに提供すると言う技術が開示されている。また従来の技術の項では、情報検索のキーワードを集計しその集計の結果に基づいてランキングを公表したり分析したりする技術が紹介されている。また情報検索を行なうためにキーワードが入力されるとそのキーワードに関連する広告を検索結果と共に表示したり、広告主のウェブページへのリンクを検索結果の一覧リストの上位に現わす技術が紹介されている。
特開2004−13417号公報、”広告情報出力装置及び広告情報出力方法”(段落0002〜段落0003)
上述の重複購入では、ユーザー自身その事実に愕然としたり呆れたりするのであるが、一般的に返品には購入よりも手間が掛かることもあって面倒だからとそのままにしておくケースが多いものである。商品や状況によっては返品が出来ないような場合もある。また返品を受け付けたとしても販売店側にしてみれば再陳列までに一手間掛かる。重複購入を無くせばその分が新規購入にも回るはずである。
また書籍や楽曲の販売サイトでは、新書新譜やお勧め商品を提示し、買物篭を用意してユーザーの購買を待っている。しかしながら単に商品を提示するだけではなかなか購買に結び付かないのが現状である。また上述の特開2004−13417号の発明は情報検索の分野に属するものであり、検索結果のページで、皆の関心のあるキーワードに関連する広告情報をユーザーに提供するようにしている。しかしながらこのような工夫は結局のところ総花式であって提示しても直ぐには購買に結び付いていない。従来の技術ではずばり個々のユーザーが所有していない商品の購入を勧誘するようなことは不可能である。
そこでこの発明は、上述したような問題点を解消すべく、ユーザーに既に購入した商品の重複購入をさせないようにしたり、ユーザー個個人のニーズに合致する商品を提示することが出来るようにして、より良い販売実績が得られるようにすることを課題とする。
上記課題の解決に当たって当発明者は、そもそもユーザーが購入しようとするその時に重複購入に気付かせて上げることがその効果的な対策になると言う知見を得た。またもしもユーザーが欲しいと思うものや持っていないものをずばりと提示できたら、購買意欲をストレートに引き出すことが出来ると言う知見を得た。
(リスト比較表示方法)
この発明は、自己のリストを比較対象リストと比較して、比較対象リストにあって自己のリストにない品名を比較対象リストの上で判別可能に表示するか、または自己のリストにあって比較対象のリストにない品名を自己のリストの上で判別可能に表示することを最も主要な特徴とするものである。前記リストとは買物ユーザーにあっては所有物リストのことであり、販売店にあっては商品リストのことである。後述するように商品が例えば楽曲であるならば、ユーザーが作成したプレイリストや購入希望曲リスト等がリストの一種である。また販売店が用意した新譜リスト、ランキングリスト(ヒットチャート)、注目曲リスト、アルバムリスト、年代別リスト、ジャンル別リスト、売れ筋リスト、また国別リスト等がリストの一種である。また業界標準のCDDB(登録商標)も利用可能である。商品が例えば書籍であるならば、ユーザーの蔵書リストや購読希望リスト等々がリストの一種であり、また書店の新刊書リスト、受賞作リスト、ジャンル別リスト等がリストの一種である。またユーザーが検索サイトでWWWを検索した結果や販売店の商品リストを検索して得られる一覧表も商品リストなのである。なお前記プレイリストを例に上げればリストの全てが所有曲であるものと考えやすいが、プレイリストに所有曲と未購入曲とが混在していても構わないのは後述する通りである。また未購入曲がリスト上に飛び飛びに存在する場合に、これを例えば隣合わせに成るように並べ替えて、より見やすい一まとまりのものとして表示することが可能である。なお自己のリストに関しても比較対象リストに関しても、毎回リストの全体を比較するようにしても良いが、前回の比較後に新たに追加された範囲のみを比較するようにしても良い。また表示するリストが巨大な場合にはその全てではなく、所要のあるいは所定の一部分のみを表示するようにしても良い。なお自己のリストは予め用意しておくのではなく、必要の都度新たに検索して生成するようにしても良い。
このようにこの発明はリストとリストとを比較して不足分を目立つように表示する点に特徴を有する。比較結果のリストから、ユーザーにとっては購入すべき商品が直ぐに分かる(重複購入が防止される)こと、販売店側にとってはその場で安心して購入させて上げられることが重要である。従ってこの発明のリストの区別された品名は購入段階へ移行させるためのスイッチであると見做すことが可能であり、また実際にスイッチを構成することが出来る。例えばHTML(Hyper Text Markup Language)文書であれば、この区別された品名を販売ページへのハイパーリンクとして記述するのである。なお販売店での商品流通形態に関しては、ダウンロード、記録媒体の郵送、ストリーミング配信、放送に於けるスクランブル解除などと必要に応じて対応することが出来る。
上記で自己のリストがユーザーのリストである場合には、比較対象リストは販売店側の商品リスト(カタログ等)のことであって、この関係に於いて自己のリストにない品名で商品リスト上にはある品名を、自己のリストにも商品リストにもある品名と区別し得るように、ユーザーの表示装置に判別可能に表示するのである。この判別表示は商品リストの上で為される。ユーザーは商品リストを見ることで自分が既に持っているものと未だ持っていないものとの区別が明かとなる。これが何を意味するかと言えば、購入しようと思っているものが実はリスト上では購入済であることが明らかとなれば重複購入が確実に防止されること、また未購入の品名が明示されることによって購買意欲が直に刺激されることである。
なおこの発明は、自己のリストを比較対象リストと比較して、比較対象リストにあって自己のリストにない品名を自己のリストの方に移してから、この自己のリストの上で前記「自己のリストにはなかった品名」を判別可能に表示するようにすることも可能であり、これもまたこの発明の権利範囲内である。
また上記で自己のリストが販売店側の商品リストである場合には、比較対象リストとはユーザーのリストのことであり、この関係に於いて自己のリストにはあるもののユーザーのリストにない品名を、自己のリストにもユーザーのリストにもある品名と区別し得るように販売店側の表示装置に判別可能に表示するのである。従って販売店側では商品リストをチェックすることでユーザーが未だ持っていない商品が何なのか明かとなるのである。例えば販売店側の商品リストとして楽曲のランキングリストを提示すれば、ユーザーの楽曲リストにないものがランキングリスト上に示される。ヒットチャートは殆どのファンの注目の的であるから、ヒットチャートにある楽曲でユーザーが所有していない楽曲をユーザーに分かりやすく提示して上げれば、ユーザーにとっては便利であり、ユーザーの心を掴んで購買行動に繋げることが出来るのである。
また上記で自己のリストがユーザーのリストであり、比較対象リストも友人などのユーザーのリストとする場合がある。これによればユーザー同士のリストを比較して、自己のリストにない品名で他ユーザーのリストにはある品名を、自己のリストにも他ユーザーのリストにもある品名と区別し得るように判別可能に表示するのである。この判別表示は他ユーザーのリスト上で為されるが、自己のリストの上で判別可能に表示するのであれば、上述したように他ユーザーのリストにあって自己のリストにない品名を自己のリストの方に移すようにすれば良い。ユーザーは他ユーザーとリストを突き合わせることで、そしてこの判別可能に表示されたリストを見ることにより、他ユーザーが持っていて自分が未だ持っていないものを容易に知ることが出来るのである。なお他ユーザーの側でも上記同様の表示を行なうようにすることが可能である。またこのような比較結果に付いて販売店側の利用を許可すれば、販売店側では不足している品名に付いての購入をユーザーに提案することが出来る。或いは3ユーザー以上でリストを比較したり、販売店のリストを含めて比較し得るようにすることが可能である。この利点としてある商品をユーザーの誰かがどこかに持っていることによって、例えば販売店の品揃え不足を指摘する(仕入れるようにリクエストする)機会が増えると言うようなことを上げることが出来る。3ユーザー以上で比較した結果を単一のリストにまとめて表示するのであれば、上記判別可能に表示する以外にも、どの品名がまとめる以前の複数のリストのどのリストに属しているものであるかをビジュアルに表示すると良い。なお自己のリストや他ユーザーのリストに関しては、これが各々の所有物リストであったり、また例えば楽曲であればお互いの推薦するプレイリストであったりするわけであるが、更に多くのものに用途を広げることが出来るであろう。
上述した判別可能に表示すると言うことに付いて、商品リストとして楽曲のランキングリストを例に取れば、判別させたい品名にアンダーラインを引いたり、文字をボールド体やイタリック体にしたり、判別させたい品名の文字や背景を着色したり(ハイライト)、反転表示したり、品名の頭にアイコンを付けたり、ラジオボタンにチェックを入れたり、ジャケットの写真やイラストを表示したり、その品名を立体表示したり、枠囲いしたり、ブリンクさせたり、ティッカー表示するなど、他と区別が付くように表示するのであればそのやり方は全く任意である。また判別させたい品名のみを抜き出して一覧表にすることでも目立たせることが出来る。この逆に他を目立たせるようにすることで相対的に目的の品名が沈むが、これで逆に区別が付くと言うことにもなる。例えばレコードジャケットの写真を掲載するのであればこれをぼかして表示するなどである。またこの場合にこの写真が選択されたら購入の意志があるとして、くっきりとした普通の表示を行なうなども可能である。なおベルト罫などのように隣り合う品名を見やすくした罫線表示にもこの発明を適用することが可能である。
ところで前記のようなリストには、ユーザーや販売店が制作したものや、通信や放送を通じて取得したものや、文章(音声のテキスト化やOCR(Optical Character Recognition)文字認識による認識結果を含む)中から品名を抽出してリスト化したものや、記憶装置に記録してある例えば楽曲ファイル等をサーチしてインデックス化したものなど、任意のものが利用可能である。リスト中の品名は名称だけから成るとは限らない。本であればISBN(International Standard Book Number)や日本図書コードなどのID(Identification)番号を比較に用いることが出来る。しかしながら比較後の表示には本の名称を用いることがユーザーにとっては理解しやすいために好ましい。また著者名を併せて表示するようにしても良い。この他にも楽曲や書籍の「ファイル名」を統一させて用いることが出来る。
前記制作したものとは、例えばテキストファイルやHTML文書の形式で、各品名を1行ずつに並べて記載したものを上げることが出来る。例えばHTML文書の形式にリストタグがあるが<Li>に続く記述が品名である。或いは<Table>タグや<Pre>タグなどを利用して品名を並べることが出来る。またこのようなリストをコメントアウトして画面には表示されていないが、この発明のリスト比較によって別窓に表示されるようにすることなども可能である。また例えばテキストファイルであるならば各品名の区切りとして番号を用いたり、データベースで用いられるCSV形式、カンマ形式、タブ形式などの解釈規則に則った形式で記載されたリストから読み出すようにすることが出来る。またキーボードから入力するのではなくて、別のリストをドラッグアンドドロップするなどしてコピーしたものとすることが可能である。掲示板やチャット画面や電子メールからリストを取り込むことも可能である。こうした規則に則って記述されたものであればリストの取り出しは容易である。
また通信や放送を通じて取得することに関してであるが、通信としてはインターネットや携帯電話キャリアが運営するネットワーク等を上げることが出来る。例えば楽曲であればいわゆる音楽配信サイトのホームページに記載されているヒットチャートを表示の際に取得するようにするのである。また例えばヒットチャートがRSS(Rich Site Summary)フォーマットで販売店より提供されるようにして、これをユーザー側でRSSリーダ機能を用いて取り込むようにする。RSSは一般的にはニュースの見出しや要約を配信するために用いられているが、見出しの代わりにヒットチャートの各品名すなわち楽曲名等々を配信して利用するようにする。また後述する非接触IDタグリーダや2次元コードリーダや光学式文字読取装置などを介してリストを取得することが可能である。なお放送の利用に関しては後述する。
また文章中から品名を抽出してリスト化することに付いて、例えば評論の文章中にある楽曲名を、楽曲データベースの中の楽曲名をキーワードにするなどして抽出し、リストにすることが出来る。このようにすればユーザーが文章中の楽曲名をピックアップしてキーボードから入力するなどの手間が省ける。また例えばフラッシュ(登録商標)などによる静止画やアニメーション中にテキストにより楽曲名をリストにして忍ばせておき、これをユーザー側でこの静止画やアニメーションの編集ソフトを用いて抽出することも可能である。
また例えば購入した楽曲ファイルがハードディスクなどの記憶装置に記録してある場合には、記憶装置内をサーチして楽曲ファイル名をインデックス化することで前記リストを得ることが出来る。この場合、楽曲ファイルを納める特定のフォルダ(ディレクトリ)を決めておいて、このフォルダ内の楽曲ファイル名リストを作るようにすると良い。或いは楽曲ファイルの拡張子で記憶装置内を検索してリストを作るなどすれば良い。後者によれば楽曲ファイルを格納するフォルダが特に決められていなかったり、楽曲ファイルが記憶装置内に散在しているような場合でもリストを作ることが出来る。なお後でも説明されるが購入した楽曲ファイル等のファイルをオンラインストレージ(Online Storage)サービスの記憶装置上に置いているような場合では、楽曲ファイル名リストはこのオンラインストレージサービスの側で作成したものをダウンロードして使用することが出来る。なお上述何れのリストでも必要に応じて、或いは定期的に更新するようにする。
さて請求項2の発明では請求項1に記載のリスト比較表示方法に於いて、自己のリストが複数のリストであり、この中から重複する品名を一つにまとめるようにして複数のリストを単一のリストにまとめるようにすることが出来る。自己のリストがユーザーのリストである場合も、自己のリストが販売店側の商品リストである場合も、複数のリストの各々を比較対象リストと比較するようにすることが出来る。複数のリストを所有する場合とは、例えばユーザーが楽曲ファイルを複数の異なるディレクトリに納めてその各々にリストを作っている場合、また例えば楽曲ファイルをインターネットで接続されたパーソナルコンピュータと携帯電話機とに納めてその各々にリストを設けている場合などのことである。また例えば楽曲の販売店が自己の音楽配信サイトのホームページにヒットチャートと売れ筋リストとを掲載している場合、また例えば販売店がチェーン展開をしており各々の店舖でリストを作っている場合などのことである。これに対してこの請求項の発明では、自己のリストが複数のリストであり、この中から重複する品名を一つにまとめるようにして複数のリストを単一のリストにまとめるようにしている。これにより複数リストを一元管理することが出来ると言う効果を生ずる。なおこの単一のリストの中で、どの品名がどの元リスト(まとめる前の複数のリストのこと)に属しているものであるかをビジュアルに表示するのも良い。例えば各品名の背景を色分けするのである。
上述したようにユーザーが所有する複数の記憶装置がインターネットなどを介して分散している場合、各々がリストを持つようにすることも、リストを1ヵ所にまとめて持つようにすることも可能である。またリストをユーザー自身が管理するのではなく、販売店に預けて管理させるようにすることも出来る。販売店はユーザーのアカウントを設けて複数リストの一元管理を行なう。ユーザーは各々の記憶装置に記録された商品のリストを更新してこの更新済リストを販売店に送信する。販売店側ではこれ等のリストを管理して商品購入の提案を行なうことが出来る。
また請求項3の発明では請求項1に記載のリスト比較表示方法に於いて、比較対象リストが放送を経由して提供されるものとすることが出来る。これによれば例えばデジタル放送の中に含まれているデータ部分を抽出して利用することが可能である。従って音楽番組であればその番組の中で配信されるヒットチャート等を取得して比較し表示すれば良い。一例ヒットチャート等のリストを表示する表示装置を備え、インターネットから楽曲をダウンロードして記憶装置に蓄積し、音楽放送を受信して上記リストを活用し得るプレイヤー、として実現することが可能である。なお放送されている楽曲の中から興味のあるものをリストアップしておけば、それがユーザー側に於ける新規リストともなるわけであり、これを放送から得られたヒットチャート等々のリストと比較すると言うような楽しみ方が出来る。なお映像のストリーミング配信などでは、従来よりTV番組表で用いられているGコードの考え方を利用することが可能である。このGコードは8桁の数字であるから桁数を増やすなどして拡張し、これを掲載した電子番組表を放送により提供するのである。なお株式会社ビデオリサーチなどが提供している視聴率を番組名などでリスト化し、放送を経由してユーザーに提供することも可能である。
(システム)
次にこの発明の請求項4のリスト比較表示システムは、ホスト側が自己のリストと比較対象であるユーザー端末側のリストとを比較し、ユーザーのリスト側で不足している品名を見付けたならば、自己のリスト上のその品名を他の品名から目立つようにしてユーザー端末へ送信し、これをユーザー端末側で受信して表示することを特徴としている。例えばユーザー端末側で、購入した楽曲ファイルを記録したフォルダ内をサーチして楽曲ファイル名のリストを更新し、ホストに接続してホスト側のリストをダウンロードするに先立って前記更新リストをホストへ送信する。するとホスト側で自己のリストと更新リストとを比較し、ユーザーのリスト側で不足している品名を見付けたならば、自己のリスト上のその品名を他の品名から目立つようにしてユーザー端末へ送信する。すなわちユーザー端末側でこのホスト側のリストをダウンロードして表示する。例えばヒットチャートをホストからダウンロードすると、このヒットチャート上で未購入の楽曲の品名部分がハイライトされるようにすることが出来る。従ってこのヒットチャートを見れば購入すべき楽曲が一目瞭然であり、また購入しようと思っていた楽曲がヒットチャート上にあってもハイライトされていなければ、これは購入すべきではないことが直ぐに了解される。
ユーザー端末とホストとは、インターネットや携帯電話等のネットワークを介して通信するように構成するのが現実的である。また双方で専用のプログラムを動作させて通信するようにすると良い。例えばユーザー端末側ではリストを作成したり更新したりするプログラムを動作させ、ホスト側では双方のリストを比較してユーザー側へ送信するリストを作成するプログラムを動作させ、このリストを表示させるためのプログラムをユーザー端末側で動作させるなどする。或いはWWW(World Wide Web)サーバとCGI(Common Gateway Interface)プログラムとによって双方のリストを比較して新たなリストを作成しユーザー側へ送信することが出来る。またこの場合ユーザーの更新リストをコピーアンドペーストさせるためのテキストエリアと、このテキストエリアに入力したリストを送信させるための送信ボタンとを備えたHTML文書をユーザー側へ送信することが出来る。この他例えば双方のリストを比較した結果のリストを電子メールにしてユーザー側のメールクライアントへ送信するように設計することも可能であり、また比較結果をRSSに加工してユーザーのRSSリーダからのみアクセス可能にしておくことも可能である。このようにどのような仕組みを利用しようとも自由である。
また請求項5の発明では請求項4に記載のリスト比較表示システムに於いて、ユーザー端末側のリストをホスト側で所有するシステムとすることが出来る。ユーザーはホストに対して自己のアカウント作成を依頼し、このアカウントでユーザーのリストを所有してもらい管理してもらうのである。そしてユーザー端末側で更新したリストがあれば、これをホストに接続した時にホストへ送信するようにする。ホスト側でこの更新リストを受信したならばこれを最新のリストとして管理する。あるいはユーザー端末側で購入した商品の品名がホスト側に伝達されるようなシステムを構築することが可能である。ユーザー端末がホストに接続してホスト側のリストのダウンロードを依頼すると、ホスト側では預かっているユーザーのリストとホスト側のリストとを比較し、ユーザーのリスト側で不足している品名を見付けたならば、ホスト側のリスト上のその品名を他の品名から目立つようにしてユーザー端末へ送信する。もし不足がないのであればそのままホスト側のリストをユーザー端末へ送信する。なお前記ユーザー端末側のリストが複数ある場合に、次のようにシステムを構成すると便利である。
すなわち請求項6の発明では請求項5に記載のリスト比較表示システムに於いて、ユーザー端末側のリストが複数のリストであって、この中から重複する品名を一つにまとめるようにして複数のリストを単一のリストにまとめるシステムとすることが出来る。商品が例えば楽曲ファイルであり、一人のユーザーが自宅のノート型パーソナルコンピュータと、会社のデスクトップ型パーソナルコンピュータと、インターネットから楽曲をダウンロードして記憶装置に蓄積し演奏することが出来る、ミュージックプレーヤと携帯電話とを所有しており、この4種の何れもがインターネット上のミュージックストアから楽曲ファイルを購入している、と言うような場合があり得る。このような場合にホスト上に共通のアカウントを作成し、前記4種のユーザー端末の各々で作成した楽曲ファイル名リストをホストの側で所有してもらい、ホスト側ではこの4つのリストから重複する楽曲ファイル名を一つにまとめるようにして、4つのリストを単一のリストにまとめて管理するようにするのである。4種のユーザー端末の何れかのリストが更新されたらこれが前記単一のリストに反映されるようにすることは言うまでもない。そして今、携帯電話で所望の楽曲をダウンロードするのであれば先ず前記ホスト側のリストを確認するようにする。この時たとえ携帯電話の記憶装置にこの楽曲ファイルが無かったとしても、意外にも会社のデスクトップ型パーソナルコンピュータの記憶装置に格納されていたと言うようなことが起こるが、このようなことが前記ホスト側のリストから簡単に確認出来るのである。なお購入先のミュージックストアが複数であっても、同じ楽曲のファイル名は統一されているので、4種のリストを単一のリストにまとめて管理することが可能なのである。なおこの例ではファイル名での比較を行っているがこのファイル名が品名である。音楽では曲名が同じでも演奏者が異なる場合があるからである。しかしながら例えば曲名と歌手との組、曲名と演奏者名と販売者名との組、などを品名として、この品名で比較表示するように設定することも可能である。
(ユーザー端末)
次にこの発明の請求項7のリスト比較表示装置はユーザー端末に関するものであり、ホストから受信装置により入手したリストとまたはユーザー側で作成した新規リストと(これ等は比較対象リストである)自己のリスト(既に購入して所有していたり視聴することで消費したファイルの品名リスト)とを比較する比較装置と、この比較装置が自己のリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を比較対象のリストの上で他の品名から目立たせて表示するかまたはその品名を自己のリスト側に取り込んで他の品名から目立たせて表示する、表示装置とから成ることを特徴としている。前記比較対象リストには、受信装置によってホストから入手したリストと、ユーザー側で作成した新規リストと、の2種類がある。この内ユーザー側で作成した新規リストとは、商品が楽曲である場合を例に取ればユーザーが作成したプレイリストなどのことである。プレイリストには所有曲と未購入曲とが混在していても良く、この場合には自己のリストと比較することで未購入曲がプレイリスト上で目立つように表示される。或いは未購入曲の品名が自己のリスト上に取り込まれ目立つように表示される。なお友人のお勧めプレイリストもユーザー側で作成した新規リストの一種であると見做すことが出来る。これに対して選曲のプロフェッショナルによるプレイリストの販売業なども未来の仕事として登場するが、このようなプレイリストはホストから入手するようになるであろう。次に前記自己のリストはユーザー端末に於いてはユーザーのリストのことである。これには例えばオンラインストレージサーバがユーザー所有のファイルを預かると共にリストを作成し、このリストをユーザー端末側のリストとして使用する場合が含まれる。例えば商品が楽曲であれば、ユーザーが購入した楽曲ファイルをオンラインストレージサーバの記憶装置上に預けるようなことが可能である。このような場合ではオンラインストレージサーバがユーザー所有の楽曲ファイル名リストを作成したり更新したりするので、これをユーザーがダウンロードして使用すればよい。
また請求項8の発明では請求項7に記載のリスト比較表示装置に於いて、ホストからリストを入手するための放送受信装置を備えているものとすることが出来る。放送の中に含まれるリストを取得して比較対象リストとするのである。従って例えば音楽放送を聴きながら、その放送中に含まれる今週のヒットチャートリストなるものを受信して、自己のリストと比較するなどと言うことが可能である。
また請求項9の発明では請求項7に記載のリスト比較表示装置に於いて、非接触IDタグに記録されているリストを受信して新規リストとするリーダを備えているか、または2次元コード化されて成るリストを読み取り新規リストとするデコーダを備えているか、またはリストをカメラで撮影してテキスト化する光学式文字読取装置を備えているものとすることが出来る。非接触IDタグはICチップを記録媒体として持ち、このICチップに接続されたアンテナでリーダからの質問電波を受信し、これに応える形でID等を送信するものであり、電池を内蔵するタイプと電池を内蔵せず受信した電波で起電するタイプとがある。このような非接触IDタグにこの発明の比較表示用リストを記録しておき、これをリーダで読み込んで使用する。また2次元コードは2次元バーコードとも呼ばれており、株式会社デンソーウェーブのQRコード(登録商標)を代表として多種存在している。1次元バーコードよりも記憶容量が格段に大きいことが特長であり、近年雑誌やポスターなどに印刷されている2次元コードをカメラ付き携帯電話のカメラで撮影して、デコードプログラムで復号した情報を携帯電話の画面に表示すると言うことが行なわれるようになって来た。この2次元コードにはURL(Uniform Resource Locator)などがコード化されており、これを読み込んでインターネットを利用することが出来る。この発明では比較表示用リストをエンコードして2次元コードと成し、楽曲のダウンロードと演奏とが可能な携帯電話のカメラで撮影して利用する。また近年名刺をカメラ付き携帯電話のカメラで撮影してテキスト化し住所録に記録する、光学式文字読取装置の付いた携帯電話が使われるようになって来た。この発明では比較表示用リストを携帯電話のカメラで撮影して利用する。
次にこの発明の請求項10のリスト比較表示方法は、比較対象である、ホストから入手したリストとまたはユーザー側で作成した新規リストと、自己のリストとを比較し、自己のリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を比較対象のリストの上で他の品名から目立たせて表示するか、またはその不足している品名を自己のリストに取り込んで他の品名から目立たせて表示することを特徴としている。このようにユーザー端末に於いてリストとリストとを比較して不足分を目立つように表示するため、ユーザーにとっては購入すべき商品が直ぐに分かり、重複購入が未然に防げ、販売店側にとってはユーザーをその場で新規購入に導くことが可能となる。またこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することが出来る。すなわちユーザー端末としてはパーソナルコンピュータ、インターネットから楽曲をダウンロードして記憶装置に蓄積して演奏することが出来る家庭用のまたは携帯用のミュージックプレーヤ、またこの機能を有する携帯電話等々の装置類を上げることが出来、これ等の装置にこのプログラムがインストールされて上述した動作を行なう。またこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することが出来る。記録媒体とはCD−ROM、ハードディスク、フレキシブルディスク、ROM、RAM、メモリカード、紙テープやパンチカード等を含む概念である。またコンピュータで直接実行可能な状態でプログラムを記録した記録媒体以外にも、例えばCD−ROMからハードディスク等の他の記録媒体へインストールすることによって実行可能と成るプログラムを記録した記録媒体や、データをエンコードしたり、暗号化したり、圧縮したプログラムを記録した記録媒体等のことも含む。上記でRAMを含んでいるのは、ネットワーク経由で受信したプログラムがRAM上に展開されることがあるからである。
また請求項11の発明では請求項10に記載のリスト比較表示方法に於いて、ホスト側のリストを放送を経由して入手するようにすることが出来る。これによれば例えば通勤電車の中で受信装置付き携帯電話で音楽デジタル放送を視聴しつつ、今週のヒットチャートを番組中から取得し、携帯電話に保存してある10000曲もの楽曲ファイルを検索して作ったリスト(所有物リスト)とヒットチャートとを比較して、所有物リストにない楽曲をヒットチャート上で目立つように表示させ、この中から欲しい楽曲を選択すると携帯電話からインターネット上のミュージックストアに自動的に接続するので、この楽曲を携帯電話にダウンロードして(前記所有物リストを更新する)、携帯電話で演奏させて聴くと言うような楽しみ方が可能となる。なおこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することが出来る。またこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することが出来る。
また請求項12の発明では請求項10に記載のリスト比較表示方法に於いて、非接触IDタグに記録されているリストを受信して新規リストとするか、または2次元コード化されて成るリストを読み取りデコードして新規リストとするか、またはリストをカメラで撮影して光学式文字読取によりテキスト化することが出来る。これによれば例えば「○○書店売れ筋文芸リスト」と書かれたQRコード(登録商標)をカメラ付きの携帯電話のカメラで撮影し、デコードプログラムで復号して目視可能にした前記リストを携帯電話の画面上に表示すると共に、携帯電話内に保存してある1000冊もの書籍ファイルを検索して作ったリスト(所有物リスト)と前記文芸リストとを比較して、所有物リストにない書籍を前記文芸リスト上で目立つように表示させ、この中から欲しい書籍を選択すると携帯電話からインターネット上の前記○○書店に自動的に接続するのでこの書籍を携帯電話にダウンロードして(前記所有物リストを更新する)、携帯電話の閲覧ソフトで表示させて読むと言うような使い方が可能となる。非接触IDタグのリストでも光学式文字読取によりテキスト化したリストでも同様である。なおこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することが出来る。またこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することが出来る。
(ホスト)
次にこの発明の請求項15のリスト比較表示装置はホストコンピュータに関するものであり、比較対象であるユーザー端末から入手したリストと自己のリストとを比較する比較装置と、この比較装置がユーザーのリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を自己のリスト上で他の品名から目立つように表示する表示装置とから構成されていることを特徴としている。ユーザー端末から何時の時点でリストを入手するかであるが、例えば楽曲を販売するホームページならば、ユーザーはヒットチャートなどの情報収集や楽曲の購入が目的でこのホストに接続してくるので、この接続の際にユーザー端末から所有物リストを既述の手段で入手することが出来る。或いは電子メールで送信されて来たリストを受信して利用することも可能である。どのような手段を用いるかは、ユーザー端末側とホストとの間の取り決め如何である。また自己のリストに付いてであるが、これに新譜リストを充てることもあれば、ユーザーが今閲覧しているこのホストのHTML文書の売れ筋リストを充てることも可能である。或いはHTML文書上でユーザーにリストを選ばせるようにもし得る。従ってホスト側で入手したユーザーのリストと自己のリスト(例えばユーザーが閲覧要求をして来た新譜リスト)とを比較すれば、ユーザーのリスト側で不足している品名を見付けることが出来るから、このホストの運営者はこのユーザーへの購入提案などが容易に行なえるのである。
またこの発明の請求項16のリスト比較表示装置はホストコンピュータに関するものであり、比較対象であるユーザー端末から入手したリストと自己のリストとを比較する比較装置と、この比較装置がユーザーのリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を自己のリスト上で他の品名から目立たせたリストにしてユーザー端末へ送信する送信装置とから構成されていることを特徴としている。この内の送信装置には、WWWサーバやいわゆるプッシュ技術関連の発信装置や電子メールなどを利用することが出来る。そしてユーザー端末側で前記リストを受信したならばこのリストを意図した通りに表示してもらう、すなわちユーザーのリスト側で不足している品名を、受信したリスト上で他の品名よりも目立つように表示してもらうようにすれば良いわけである。
また請求項17の発明では請求項15または請求項16に記載のリスト比較表示装置に於いて、ユーザー端末側のリストを記憶しておく記憶装置を備えているものとすることが出来る。ユーザー端末からリストを入手して記憶装置に記録しておき、これをそのユーザーのアカウントで管理するようにする。また更新されたリストを入手して管理中のリストを更新し、ユーザーの最新状況を常に把握しながら各種のサービスをユーザーに提案することが出来る。なおこの提案のタイミングであるが、例えばユーザーがWWWブラウザでホストのホームページを閲覧するなどユーザー端末がホストにアクセスして来た時点で、と言うことが先ず上げられる。また例えばユーザー端末によるホストへのアクセスの有無に係わらずホスト側のリストが更新されたら、ユーザーの事前承諾のもと管理中のユーザーのリストと比較して、この時点でユーザーに提案するようにすることが可能である。なおユーザーのリストの更新に注意を払うのは重要なことである。ユーザーが他のホストからも商品購入などのサービスを受けていることがあり、ユーザーのリストは常に変化している可能性がある。
また請求項18の発明では請求項15または請求項16に記載のリスト比較表示装置に於いて、ユーザー端末側のリストが複数のリストであり、この中から重複する品名を一つにまとめるようにして複数のリストを単一のリストにまとめることが出来る。この単一のリストに対してホストが処理を行なえばよい。なお表示装置にリストを表示させてホスト管理者が目で見る場合には、単一のリストであるが故に見やすいと言う効果もある。
次にこの発明の請求項19のリスト比較表示方法はホストコンピュータに関するものであり、比較対象であるユーザー端末から入手したリストと自己のリストとを比較し、ユーザーのリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を自己のリスト上で他の品名から目立つように表示することを特徴としている。ビジュアルに表示することは、ホストの管理者のユーザー状況の把握能力を高めることに繋がる。なおこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるプログラムとして提供することが出来る。またこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することが出来る。
またこの発明の請求項20のリスト比較表示方法はホストコンピュータに関するものであり、比較対象であるユーザー端末から入手したリストと自己のリストとを比較し、ユーザーのリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を自己のリスト上で他の品名から目立たせたリストにしてユーザー端末へ送信することを特徴としている。ホスト側では人手を掛けずにこれ等の手順を実行することが可能である。なおこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるプログラムとして提供することが出来る。またこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することが出来る。
また請求項21の発明では請求項19または請求項20に記載のリスト比較表示方法に於いて、ユーザー端末側のリストをホスト側で所有するようにすることが出来る。こうしてユーザーを常にこのホスト側のサービスに引き付けておき関心を持ってもらうことが可能になる。なお比較の結果ユーザーのリストで不足している品名を見付けたならば、ユーザー端末によるホストへのアクセスがないとしても、前記目立たせたリストを電子メールで送信することによってユーザーに速報することが出来る。なおこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるプログラムとして提供することが可能でる。またこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することが出来る。
また請求項22の発明では請求項19または請求項20に記載のリスト比較表示方法に於いて、ユーザー端末側のリストが複数のリストであり、この中から重複する品名を一つにまとめるようにして複数のリストを単一のリストにまとめるようにすることが出来る。この利点は上述の通りである。なおこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるプログラムとして提供することが出来る。またこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することが出来る。
(比較表示用リスト)
さてこの発明の請求項25の2次元コード化された比較表示用リストは、2次元コードをエンコードすることによって比較対象のリストと成ったものである。例えば楽曲のヒットチャートであればこれをエンコードしてQRコード(登録商標)にしたものを比較対象のリストとして新聞の朝刊に印刷しておくのである。ここに印刷されたものがこの発明の2次元コード化された比較表示用リストである。ユーザーはこの2次元コードをカメラ付きの携帯電話のカメラで撮影して、デコードプログラムで復号して携帯電話の画面上に表示する。このデコードされた比較表示用リストは携帯電話内に保存してある楽曲ファイルのリストとの比較に供される。
(ユーザー端末)
次にこの発明の請求項26のリスト比較表示装置はユーザー端末に関するものであり、文書を品名リストに照合して文書中に見付かった品名リスト中の品名を以て比較対象リストとし、この比較対象リストと自己のリストとを比較する比較装置と、この比較装置が自己のリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名が前記文書の上で目立つように前記文書を書き換えて表示するかまたはその品名を自己のリストに取り込んで他の品名から目立たせて表示する、表示装置とから成ることを特徴としている。前記文書とは例えばWWWブラウザに表示したWWW文書であったり、掲示板やチャットの画面に表示した文書であったり、受信した電子メール文書であったりする。前記品名リストとしては、楽曲であれば例えばGracenote(登録商標)のCDデータベース上のリストや、また例えば楽曲販売ホストが提供可能な取扱商品リストの中からユーザーが選んだジャズデータベースであったりする。またハリウッド映画の歴史に関する文書に対しては、ストリーミング放送の商品名リストを適用することが出来る。この項の発明で重用な点は、これまでに説明した例えばヒットチャートのようなリスト(比較対象リスト)が存在していない場合であっても、品名リストに照合することによって、そこで品名が見付かればそれを比較対象リストとし得ると言う点である。文書中に品名があれば、その中で未所有のもの(未消費のもの)が分かるようにした点が重要なのである。あるいは所有しているもの(消費したもの)と未所有のもの(未消費のもの)とが共に分かるようにすることも可能である。なお未所有のもの(未消費のもの)を直接文書上で明示することが出来るが、品名を並べたリストを作成して比較対象リストとし、これを文書にカスケード表示する(これも文書を書き換えて表示することの一種である)ことによって表わすことなども可能である。
またこの発明の請求項27のリスト比較表示方法はユーザー端末に関するものであり、文書を品名リストに照合して文書中に見付かった品名リスト中の品名を以て比較対象リストとし、この比較対象リストと自己のリストとを比較して、自己のリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名が前記文書の上で目立つように前記文書を書き換えて表示するかまたはその品名を自己のリストに取り込んで他の品名から目立たせて表示することを特徴としている。上述したように品名リストによって比較対象リストを生成し、この生成された比較対象リストと自己のリストとを比較して、ユーザー側で不足している品名を明らかにするのである。これにより今まさに表示している文書の上でユーザー側で不足している品名を知ることが出来るのである(販売店にとってはユーザーに購入意欲を湧かせることが出来、ユーザーにとっては重複購入が防止される)。また比較対象リストを作成する際に、ユーザーが文書の楽曲名をピックアップしてキーボードから入力するなどの手間が省けると言う利点もある。なお文書を品名リストに照合した結果の品名の数が1であったとしても比較対象リストとなり得る。なおこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるプログラムとして提供することが出来る。またこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することが出来る。
次にこの発明の請求項30のリスト比較表示装置はユーザー端末に関するものであり、受信装置によって受信した、テキスト形式の品名を含むイメージファイルから、このイメージファイルの編集装置によって前記テキスト形式の品名部分を抽出して比較対象リストとし、この比較対象リストと自己のリストとを比較する比較装置と、この比較装置が前記自己のリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を自己のリストに取り込んで他の品名から目立たせて表示するか、または前記受信したイメージファイルの編集を行って前記不足している品名を目立たせたイメージファイルに加工して表示する、表示装置とから成ることを特徴としている。上述したように静止画やアニメーション中に楽曲名をテキスト形式のリストとして忍ばせておいたものから、ユーザー側でこの静止画やアニメーションの編集ソフトを用いて抽出すれば、これをテキストとして扱うことが出来るのである。
次にこの発明の請求項31のリスト比較表示方法はユーザー端末に関するものであり、受信した、テキスト形式の品名を含むイメージファイル、の編集を行ってこのイメージファイルから前記テキスト形式の品名部分を抽出して比較対象リストとし、この比較対象リストと自己のリストとを比較して、自己のリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を自己のリストに取り込んで他の品名から目立たせて表示するか、または前記受信したイメージファイルの編集を行って前記不足している品名を目立たせたイメージファイルに加工して表示することを特徴としている。従ってこのようなイメージファイルをバナー広告などとして利用することが出来るが、これは単なるバナー広告ではなく、実際にユーザー側で不足している品名を明示して上げることが出来るものである(購入意欲を増進させ、重複購入が防止される)。なおこのように不足している品名にリンクを埋め込んで楽曲販売ホストなどのその商品の解説ページへ誘うことが可能である。なおこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるプログラムとして提供することが出来る。またこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することが出来る。
また請求項34の発明では請求項1または請求項10または請求項19または請求項20または請求項27または請求項31に記載のリスト比較表示方法に於いて、前記判別可能に表示する品名を含むリストに関して、少なくとも不足している品名を、その品名に付いての関連ページへのハイパーリンクとして記述するものとすることが出来る。上述したようにこの発明はリストとリストとを比較して不足分を目立つように表示する点に特徴を有する。比較結果のリストからユーザーにとっては購入すべき商品が直ぐに分かり(購入意欲を増進させると共に、重複購入が予防される)、販売店側にとってはその場で安心して購入させて上げることが出来る(重複購入を心配した躊躇をなくす)と言う利点がある。従ってこの発明のリストの区別された品名を購入段階へ移行させるためのスイッチとして動作し得るように構成すると、ユーザーにとっては楽曲販売ホストのその商品の解説ページや販売ページに直ぐに飛べて便利である。これには例えばHTML(Hyper Text Markup Language)文書を利用して、この区別された品名を解説ページや販売ページへのハイパーリンクとして記述するのである。なおこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるプログラムとして提供することが出来る。またこのリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することが出来る。
[発明の効果]
現在では携帯端末でさえデジタルコンテンツを極めて大量に記録しておくことが出来るようになっている。従ってコンテンツのリストも大型化しており、新たに商品を購入する際のチェックをするとなるとこれは大変な作業になる。しかしながらこの発明によれば、リストとリストとを比較して、不足分を目立つように表示するようにしたので、目立たせて表示されていないものはユーザーが所有しているものであり、逆に目立たせて表示されたものはユーザーが所有していないものであると言うことになる。従ってユーザーにとっては購入すべき商品が直ぐに分かり、重複購入が未然に防げるし、また販売店側にとってはユーザーをその場で新規購入に導くことが出来る効果を奏する。
第1図は第1実施形態のリスト比較表示装置の全体構成を示す図である。第2図はリスト比較表示の説明図である。第3図は処理プログラムのフローチャートである。第4図は処理プログラムのフローチャートである。第5図はリスト比較表示の説明図である。第6図はリスト比較表示の説明図である。
第7図は第2実施形態のリスト比較表示装置をCPU30を用いて実現した場合のハードウェア構成を示す図である。第8図はリスト比較表示の説明図である。第9図はWWWブラウザ5にリスト比較結果が表示された状態を示す図である。第10図は処理プログラムのフローチャートである。
第11図は第3実施形態のリスト比較表示の説明図である。第12図は処理プログラムのフローチャートである。
第13図は第4実施形態のリスト比較表示装置の全体構成を示す図である。第14図は処理プログラムのフローチャートである。
第15図は第5実施形態のリスト比較表示装置の全体構成を示す図である。第16図は2次元コード化された比較表示用リストの説明図である。
第17図は第6実施形態のリスト比較表示装置の全体構成を示す図である。
第18図は第7実施形態のリスト比較表示装置の全体構成を示す図である。
第19図は第8実施形態のミュージックプレーヤの外観図である。
第20図は第9実施形態のリスト比較表示装置の全体構成を示す図である。第21図は処理プログラムのフローチャートである。
第22図は第10実施形態のリスト比較表示装置をCPU30を用いて実現した場合のハードウェア構成を示す図である。第23図はリスト作成窓を示す図である。第24図は処理プログラムのフローチャートである。
第25図は第11実施形態のリスト比較表示装置のハートディスク32を示す図である。第26図はネットワーク構成を示す図である。
第27図は第12実施形態のネットワーク構成を示す図である。第28図はリスト管理窓を示す図である。第29図は処理プログラムのフローチャートである。第30図はリスト比較表示の説明図である。第31図はリスト統合の説明図である。
第32図は第13実施形態のリスト比較表示装置の全体構成を示す図である。第33図はネットワーク構成を示す図である。第34図はリスト比較表示窓を示す図である。第35図は処理プログラムのフローチャートである。
第36図は第14実施形態のネットワーク構成を示す図である。
第37図は第15実施形態のネットワーク構成を示す図である。
第38図は第16実施形態のネットワーク構成を示す図である。
第39図は第17実施形態のインターネットを介した処理ブロック間のデータ移動を示す図である。
第40図は第18実施形態のリスト比較表示装置のハードディスク32を示す図である。第41図はリスト比較表示の説明図である。第42図は処理プログラムのフローチャートである。
第43図は第19実施形態のリスト比較表示装置のハードディスク32を示す図である。第44図はリスト比較表示の説明図である。第45図は処理プログラムのフローチャートである。
第1実施形態
図1乃至図6はこの発明の第1実施形態を表わし、図1はリスト比較表示装置を示したものである。処理装置1はリスト生成部10や比較表示部11を制御すると共に、後述する入力装置12、表示装置13、記憶装置14、通信装置15を制御する。記憶装置14には楽曲ファイルが記録されている。
リスト生成部10は最初に記憶装置14内の楽曲ファイルを検索して楽曲ファイル名の一覧表すなわち楽曲ファイルリスト2を作る。次からは図3で示すように記憶装置14内の楽曲ファイルを検索して(ステップS1)、追加や削除などの変更を調べて(ステップS2)、変更があれば楽曲ファイルリスト2を更新する(ステップS3)。
また通信装置15は図4で示すように、ネットワークを介して図示しない楽曲サーバに接続し、楽曲サーバからヒットチャート20などの楽曲名の一覧表を取得する(ステップS4)。処理装置1は前記楽曲ファイルリスト2とヒットチャート20とを比較し(ステップS5)、ヒットチャート20にあって楽曲ファイルリスト2にない品名を見付けたら(ステップS6)、ヒットチャート20上でその品名をハイライトさせた比較後ヒットチャート21を表示装置13に表示するが(ステップS7)、そうでなければヒットチャート20を表示する(ステップS8)。比較後ヒットチャート21に付いては図2を参照されたい。なお入力装置12は、ヒットチャート20を受信して表示装置13に表示させたり、楽曲ファイルリスト2を作らせたり、前記比較表示させたりするためのコマンドを処理装置1に発行する時に使用する。
比較後ヒットチャート21では所有ファイル23はそのままに、未所有ファイル22がハイライト表示されている。従ってユーザーが比較後ヒットチャート21を見ると、どの楽曲が購入済であり、また未購入であるかが一目瞭然に分かる。このように比較後ヒットチャート21によって明示して上げることには大きな意義がある。ただのヒットチャート20の表示ではユーザーはランキングに気を取られて、それ以外のことにはあまり注意を払わないからである。
なおこの実施形態では自己のリストが楽曲ファイルリスト2であり、比較対象リストががヒットチャート20であり、この比較対象リストの上で判別可能に表示したものが比較後ヒットチャート21である。図5では楽曲ファイルリスト2とヒットチャート20との比較結果を、比較対象リストの上すなわちヒットチャート20の上に比較後未所有リスト24として表わしている。この比較後未所有リスト24は、ヒットチャート20から所有する楽曲部分の表示を省略し、未所有の楽曲のみを抽出して表示したものであり、楽曲名は立体的なボタン表示25とされてさらに目立つようになっている。このように未所有の楽曲のみを抽出して表示することもこの発明の権利範囲内である。また図6ではユーザーのプレイリスト26とヒットチャート20との比較結果を、比較対象リストの上すなわちヒットチャート20の上に比較後プレイリスト27として表わしている。すなわちヒットチャート20から未所有の楽曲のみを抽出し未所有ファイル28として上方に集め、その下方にプレイリスト26である所有ファイル29を接続して比較後プレイリスト27としたのである。未所有の楽曲を上方に集めることは、未所有の楽曲数が多くなった時に見やすくなり便利である(なお所有楽曲の全てを表示する必要もない)。この比較後プレイリスト27は未所有の楽曲の購入用に使用され、また演奏用にはプレイリスト26が用いられる。比較後プレイリスト27に従って未所有の楽曲を全て購入すると、プレイリスト26には欠ける楽曲がなくなり、実際に演奏可能になるわけである。
第2実施形態
図7乃至図10はこの発明の第2実施形態を表わす。図7ではこのリスト比較表示装置をCPU30を用いて実現した場合のハードウェア構成が示されている。CPU30にはメモリ31、記憶装置であるハードディスク32、インターネットに接続するためのLANカード33、表示装置であるディスプレイ34、入力装置であるキーボード及びマウス35、CD−DVDドライブ36が接続されている。ハードディスク32には、オペレーティングシステムOS4、WWWを閲覧するためのブラウザプログラム40、リスト作成プログラム41、比較表示プログラム42が記録されている。リスト作成プログラム41及び比較表示プログラム42は、CD−DVDドライブ36を介してCD−ROM37からインストールされたものである。この他ハードディスク32には楽曲ファイルや後述する楽曲ファイルリスト52が記録される。
図8ではリスト比較表示の流れを表わすが、WWWの表示文書50を受信したら、この中から行頭にランキングを表わす数字が付されたリスト部分(ヒットチャート部51)を見付けて切り出し、楽曲ファイルリスト52に突き合わせて未所有の楽曲を見付けたら、ヒットチャート部51を未所有の楽曲名をハイライトさせた比較後ヒットチャート部54に書き換えた書換表示文書53にしてディスプレイ34に表示する。なおリスト作成プログラム41はハードディスク32内の楽曲ファイルを検索して、曲ファイル名の一覧表すなわち楽曲ファイルリスト52を作成したり更新したりする。なお表示文書50に記されている「ジュークバスケット」は当発明者の商標である。
次に比較表示プログラム42の動作を図10のフローチャートで表わす。ホームページすなわちWWWの表示文書50を受信し(ステップS9)、表示文書50から全ての商品リスト部分を切り出し(ステップS10)、この商品リストと楽曲ファイルリスト52とを比較し(ステップS11)、商品リストにあって楽曲ファイルリスト52にない品名を見付けたら(ステップS12)、商品リスト上でその品名をハイライトさせた書換表示文書53に書き換えて表示するが(ステップS13)、そうでなければそのまま表示文書50を表示する(ステップS14)。なおディスプレイ34に表示されたWWWブラウザ5には、未所有ファイル55がハイライト表示されており、所有ファイル56はそのままに表示された比較後ヒットチャート部54が表示されている。また未所有ファイル58がハイライト表示されている2つ目のリスト部分である比較後ベストテン部57も表示されている(図9)。なお当然のことながら比較後ヒットチャート部54と比較後ベストテン部57とで同じ未所有の楽曲名が表示されることもあり得るが、このような場合でもこの楽曲を購入してハードディスク32に納めれば楽曲ファイルリスト52が更新され、次には比較後ヒットチャート部54と比較後ベストテン部57とからこの楽曲名のハイライト表示が解消されることになる。
なお上記では表示文書50の書き換えをユーザー端末側にて行なっているが、表示文書50のサーバ側との連係を考えるならば、表示文書50の書き換えをサーバ側に依頼し、これを入手して表示するようにすることも可能である。また楽曲販売ホスト側が所有するユーザーによる楽曲購入時のダウンロード履歴を、前記楽曲ファイルリスト52の代わりに使用するようにシステムを構成することも可能である。
第3実施形態
図11および図12はこの発明の第3実施形態を表わす。このものはRSSファイルを指すURLアドレス59をRSSリーダ43でアクセスし、RSSフォーマットで書かれたRSSファイル(ヒットチャートなどのリストである)を取り込み、ティッカー500の表示窓501に表示するものである(図11)。このティッカー500にはハードディスク内の楽曲ファイルを検索して、楽曲ファイル名の一覧表すなわち楽曲ファイルリストを作るリスト作成部が備わっている。
図12はこの実施形態のリスト比較表示プログラムのフローチャートであるが、上記のようにRSSファイルを取り込んだ際には、ここからヒットチャートを抽出し(ステップS15)、楽曲ファイルリストとヒットチャートとを比較し(ステップS16)、ヒットチャートにはあって楽曲ファイルリストにはない品名を見付けたら(ステップS17)、その品名をヒットチャート上でハイライトしてティッカ表示するが(ステップS18)、そうでなければヒットチャートをそのままティッカ表示する(ステップS19)。図11では未所有ファイル502がハイライトされているが、所有ファイル503はそのままに表示されている。この未所有ファイル502をマウス等のポインティングデバイスによって指定すると、ここには楽曲販売ホストの未所有ファイル502に関連するWWWページのURLアドレスがアンカーとして埋め込まれているため、WWWブラウザを立ち上げてそのWWWページを表示するように動作する。
RSSリーダはWWWサイトを巡回してRSS形式の、一般的にはニュースの見出しや要約を集めて表示することに利用されているが、この実施形態のようにヒットチャートなどのリストや、放送などのマルチメディアデータに係るストリーミングコンテンツやダウンロードコンテンツ、のリストを集めて表示することにも応用可能である。RSSリーダはこのような指定したサイトのRSS情報の更新状況を調査してユーザーに知らせる。従ってこの実施形態のティッカー表示の利点としては、ティッカー500をディスプレイの任意の箇所に表示しておくことにより、常に最新のヒットチャートなどのリストを表示することが出来ること、また更新の度にリスト比較表示を行なってユーザーに通知出来ることにある。
第4実施形態
図13及び図14はこの発明の第4実施形態を表わす。このリスト比較表示装置は携帯電話機6内に実現されており、携帯電話機6の制御部60は通話やパケット通信のための記憶部63や通信部64や表示部65や操作部66を制御すると共に、後述のテレビ放送受信部67やリスト生成部61や比較表示部62を制御するものである。この携帯電話機6ではテレビ放送受信部67によってテレビ放送が視聴出来ると共に同時に送られて来るヒットチャートなどのリストを活用することが出来るようになっている。また携帯電話機6からインターネット上のミュージックストアに接続して、好みの楽曲を携帯電話機6にダウンロードして記憶部63に保存し、これを演奏して聴くことが出来るようになっている(図13)。リスト生成部61は記憶部63内の楽曲が保存されているフォルダを検索して、楽曲ファイル名の一覧表すなわち楽曲ファイルリストを作成し、また必要に応じて楽曲ファイルリストを更新する機能を備える。
そこでこの実施形態の比較表示部62によるリスト比較表示処理プログラムを図14のフローチャートで説明すると、ヒットチャートなどのリストが含まれるデータ放送を受信してヒットチャートを取得し(ステップS20)、前記楽曲ファイルリストとこのヒットチャートとを比較して(ステップS21)、2つのリストの違いすなわちヒットチャートにあって楽曲ファイルリストにない品名があるか否かを調べ(ステップS22)、違いがある場合にはその品名がハイライトされたヒットチャートにして表示するが(ステップS23)、違いがなければヒットチャートをそのまま表示する(ステップS24)。
このように比較処理に必要なヒットチャートなどのリストを放送を通じて取得することが出来るのである。従ってこの実施形態では、テレビ放送受信部67で受信中の音楽放送に関するヒットチャートなどのリストを放送から取得し、電話網を介してインターネット上のミュージックストアに接続して、必要な楽曲をダウンロードして再生するなどの連係が行なえるようになっている。なお楽曲以外に書籍などにも利用可能であり、またダウンロードメディアのみならずストリーミングメディアなどにも利用可能である。
第5実施形態
図15および図16はこの発明の第5実施形態を表わす。携帯電話機6は上述した第4実施形態の構成とほぼ同じ構成であるが、デジタルカメラによる撮影部68と制御部60内の2次元コード読み取り部69とを備えている点に特徴を有している。図16に表わされたものはこの発明の比較表示用リストである。これはヒットチャート20などのリストを2次元コード200にエンコードして成るものであり、撮影部68で撮影して、2次元コード読み取り部69によってデコードすることによりヒットチャート20が復元されるので、これが楽曲ファイルリストとの比較に供される。なお現時点で最適な2次元コード200の例としてQRコード(登録商標)が上げられる。このような2次元コード200は雑誌や新聞などの印刷物として提供される。
第6実施形態
図17はこの発明の第6実施形態を表わす。携帯電話機6は上述の第5実施形態の構成とほぼ同じ構成であるが、制御部60内に文字認識部600を備えている点に特徴を有する。文字認識部600は撮影部68で撮影した名刺画像の文字認識を行なってテキスト化し、これを電話帳ソフトウェアに引き渡して登録することに用いられているが、この実施形態ではヒットチャートなどのリストを撮影してテキスト化し、これを比較表示部62に引き渡して使用する点が特徴的である。
第7実施形態
図18はこの発明の第7実施形態を表わす。携帯電話機6は上述の第4実施形態の構成とほぼ同じ構成であるが、近接通信部601と制御部60内のICタグ読取部602とを備えている点に特徴を有している。近接通信部601とICタグ読取部602とでいわゆるICタグリーダを構成しており、ICタグにこの発明の比較表示用リストを記録しておき、これをICタグリーダで読み込んで比較表示部62に引き渡して使用する点に特徴を有する。
第8実施形態
図19はこの発明の第8実施形態の楽曲プレーヤ603の外観図であるが、内部に大容量の記憶装置を備えて大量の楽曲を保存しておくことが出来る。この楽曲プレーヤ603は携帯型ジュークボックスであり、アンテナ607を備えた無線LANの通信装置606により専用のミュージックストアに接続され、楽曲はこのミュージックストアからダウンロードされて記憶装置に保存される。この記憶装置を検索して楽曲ファイル名の一覧表すなわち楽曲ファイルリストを作り、これを液晶表示部604に表示する。またこの液晶表示部604にはミュージックストアからダウンロードしたヒットチャートと楽曲ファイルリストとの比較処理を行なった後のリストを表示することが出来る。これ等の操作は操作部605で行なう。なお比較処理に関しては、ミュージックストア側でユーザーのダウンロードリストとヒットチャートとを比較して、その結果のリストを楽曲プレーヤ603が受信して表示するようにシステムを構成することが可能である。
第9実施形態
図20および図21はこの発明の第9実施形態のリスト比較表示装置を表わす。このものはミュージックストア側すなわち楽曲販売サーバに関するものであり、処理装置16は楽曲販売部17やメール作成部18や比較表示部19を制御すると共に、後述する入力装置100や表示装置101や記憶装置102や通信装置103と言ったものを制御する。記憶装置102には販売用の楽曲ファイルやヒットチャートなどの各種のリストが記録されている(図20)。
図21はこの楽曲販売サーバのリスト比較表示処理プログラムの動作をフローチャートで表わしたものである。図示しないユーザー端末からこの楽曲販売サーバにアクセスして来たら、ユーザー端末側から楽曲ファイルリストを取得し(ステップS25)、処理装置16の比較表示部19はこの楽曲ファイルリストと記憶装置102に記録してあるヒットチャートとを比較して(ステップS26)、2つのリストの違いすなわちヒットチャートにあって楽曲ファイルリストにない品名があるか否かを調べ(ステップS27)、違いがある場合にはヒットチャート上でその品名をハイライトさせた比較後ヒットチャートを表示装置101に表示し(ステップS28)、この比較後ヒットチャートを電子メールにしてユーザー端末へ送信し(ステップS29)、違いがなければ処理を終了する。なお入力装置100はヒットチャートを作成したりする時に使用する。
この比較後ヒットチャートではユーザーの所有ファイルはそのままに、未所有ファイルがハイライト表示される。従って楽曲販売サーバの管理者が比較後ヒットチャートを見ると、このユーザーが未購入の楽曲名が一目瞭然に分かる。またこの比較後ヒットチャートは電子メールでユーザーに送られるため、ユーザーが比較後ヒットチャートを見て、どの楽曲が購入済でありまた未購入であるかが一目瞭然に分かる。これは両者にとって大きな利点である。なおユーザー端末側から楽曲ファイルリストを取得する代わりに、ユーザーのダウンロードリストを用いて前記比較処理を行なうように構成することが出来る。また楽曲販売部17を独立させてこの処理装置16に接続し、両者で連係を取るような構成も可能である。
なおこの実施形態では自己のリストがヒットチャートであり比較対象リストが楽曲ファイルリストであり、自己のリストの上で判別可能に表示したものが比較後ヒットチャートである。これは上述の図2のリスト比較表示の説明図を借りて見ると分かりやすい。この図に於いて楽曲販売サーバの管理者は比較後ヒットチャート21を見ればよい。またこの図が電子メールでユーザーに送られる。また図5の例を借りれば比較後未所有リスト25を表示するようにする。この際に比較後未所有リスト25とヒットチャート20とをカスケード表示するなどしてもよい。また図6の例を借りれば比較後プレイリスト27を表示するようにする。実はこれはヒットチャート20を元にした前記比較後未所有リスト25の下方にプレイリスト26を繋げたものであるが、楽曲販売サーバの管理者にとってユーザーの未所有ファイル28が一目瞭然であると共に、ユーザーのプレイリスト26を調べることが出来る利点がある。なお各楽曲ファイルの品名を楽曲ファイルの購入に繋げるためのリンクやスイッチとして設定しておくことが望ましい。ユーザーにとっては未所有の楽曲名が明示されることによって購買意欲が直に刺激されるわけであるから、このままストレートに楽曲の確認や購入の手続きに移行出来る方が良く、楽曲販売サーバ側にとっても有利となるからである。新譜発売のお知らせなどに利用しても効果がある。なお得られた結果をユーザーに通知する必要がなく楽曲販売サーバの管理者が利用するだけであるならば、ステップS29の電子メールでのユーザー通知を不要とすることが出来る。
第10実施形態
図22乃至図24はこの発明の第10実施形態を表わす。図22ではこのリスト比較表示装置をCPU30を用いて実現した場合のハードウェア構成が示されている。すなわちCPU30にはメモリ31、記憶装置であるハードディスク32、インターネットに接続するためのLANカード33、表示装置であるディスプレイ34、入力装置であるマウス及びキーボード35、CD−DVDドライブ36が接続されている。ハードディスク32には、オペレーティングシステムOS44、この実施形態のリスト比較表示装置とは独立させて設けた楽曲販売サーバと通信するための通信プログラム45、またリスト作成プログラム46と比較表示プログラム47とが記録されている。リスト作成プログラム46と比較表示プログラム47とは、CD−DVDドライブ36を介してCD−ROM37からインストールされたものである。この他ハードディスク32には後述するヒットチャートなどが記録される。
前記リスト作成プログラム46はヒットチャートなどの自己のリストを作成するためのものであり、これを起動するとディスプレイ34にはリスト作成窓504が表示される。これは図23で表わすように、リスト名選択部506で例えば「今週のヒットチャート」「今朝の推薦曲」「有名人のプレイリスト」などを選ぶと、それに応じたフォームが楽曲ファイル名記入窓505に現われるので、ここに対してキーボードからテキスト入力を行ない、或いは他のリストから品名をドラッグアンドドロップするなどして一覧表を埋めて行き、最後に作成ボタン507を押すとリストが生成されるようになっている。図23では「今週のヒットチャート」の入力を行なっている状況が表わされている。なお行頭にランキングを示す数字を付ける場合では、1wk.agoなどの過去のランキングを併せて表示し得るようなフォームとすることも可能である。
次に比較表示プログラム47での処理を図24のフローチャートを用いて説明するが、ユーザーから楽曲ファイルリストを取得し(ステップS30)、この楽曲ファイルリストと前記リスト作成窓504で作成したヒットチャートとを比較して(ステップS31)、2つのリストの違いすなわちヒットチャートにあって楽曲ファイルリストにない品名があるか否かを調べ(ステップS32)、違いがある場合にはその品名をヒットチャートから抜き出して、図5の比較後未所有リスト24のような別窓内のリストとして表示するが(ステップS33)、違いがなければ処理を終了する。このようにして得られた比較後未所有リストをユーザーに送信するなどして利用する。なお楽曲ファイルリストを使用するのではなく、このユーザーのダウンロードリストを比較に使用する設計も可能である。
第11実施形態
図25および図26はこの発明の第11実施形態を表わす。管理サーバ38とユーザー端末であるパーソナルコンピュータ3とはインターネットを介して接続される。この管理サーバ38のハードディスク32には楽曲ファイルリスト記憶部49が設けられており、これは登録ユーザー毎に設定した記憶領域であり、ここに登録ユーザーの所有に係る楽曲ファイルリスト2が記録される(図26)。
図25はこの管理サーバ38のハードディスク32を表わしたものであるが、OS44と通信プログラム45と、ユーザー管理プログラム48と、前記楽曲ファイルリスト記憶部49とから成っている。ユーザー管理プログラム48は登録ユーザーのアカウント管理や楽曲ファイルリスト記憶部49の楽曲ファイルリスト2の作成、更新、消去などの管理を行なう。
ユーザーのパーソナルコンピュータ3には、例えば上述した第2実施形態のリスト作成プログラム41や比較表示プログラム42がインストールされている。従って例えば家庭のパーソナルコンピュータ3に記録されている楽曲ファイルに付きリスト作成プログラム41により楽曲ファイルリストを作成し、常に最新の楽曲ファイルリスト2を管理サーバ38の自己の楽曲ファイルリスト記憶部49に預けておくようにする。こうすることによって外出先からいわゆるブラウザフォン(携帯電話である)やモバイルパソコンを用いて楽曲ファイルリスト記憶部49の楽曲ファイルリスト2を参照したり、楽曲販売サーバが提供するヒットチャートに付いてこの発明の比較表示を行なうことが出来る。この効果は重要であり、上記の例で言えば家庭のパーソナルコンピュータ3を外出先から参照することが出来ないような場合でも、家庭外で重複購入をすることがなくなり、またユーザーに迷いがなくなる分、楽曲販売側も売り込みがしやすくなる。なおこのような問題は楽曲に限られることなく、書籍などでも同様にあり、またダウンロードメディアのみならずストリーミングメディアなどでも同様に存在する。
第12実施形態
図27乃至図31はこの発明の第12実施形態を表わす。例えば一人のユーザーが3種の端末すなわちパーソナルコンピュータ3、携帯電話機6、楽曲プレーヤ603を所有しているものとすると、これ等の端末と管理サーバ38とはインターネットを介して接続されている。この管理サーバ38のハードディスク32には楽曲ファイルリスト記憶部49が設けられている。前記各々の端末では楽曲ファイルを蓄積し、楽曲ファイルリスト2を作成し、楽曲ファイルを演奏することが出来る。そして前記管理サーバ38は各々の端末で作成された3つの楽曲ファイルリスト2を取得して、1つのユーザーアカウントで管理することが出来るようになっている。従ってこのユーザーはどの端末からでも3つの楽曲ファイルリスト2を参照することが出来るのである(図27)。
次に図28はパーソナルコンピュータ3にインストールされている比較表示プログラムの表示画面であり、一人のユーザーの3種の端末の楽曲ファイルリスト2を一元管理するためのものである。リスト管理窓508にはリスト表示部509と設定ボタン512とが設けられている。またリスト表示部509はその上部に符号510,511などで支持するタブが設けられている。タブ510は楽曲販売サーバ(ここでは管理サーバ38内に設けられている)から受信したヒットチャートを表示する窓を開くためのタブであり、それ以外のタブは前記管理サーバ38から取り寄せた3種の端末の各々の楽曲ファイルリスト2を表示する窓を開くためのタブであり、この内の符号511のタブを押すと携帯電話機6の楽曲ファイルリスト2を表示する窓が開かれるようになっている。なおタブの文字表示は設定ボタン512を押すと現われる図示しない設定画面で入力したものである。この他にも管理サーバ38へログインして楽曲ファイルリスト2をダウンロードする際のIDやパスワードの設定や、リスト表示部509でWWWページを表示させる場合の楽曲販売サーバのURLアドレスの設定や、楽曲販売サーバへログインして楽曲を購入する場面で必要となるIDやパスワードの設定などが行なえるようになっている。なお携帯電話機6や楽曲プレーヤ603でも使えるように、この各々の端末に対応する比較表示プログラムを用意する。なお比較表示プログラムが端末間での楽曲ファイルのフェアユース的な移動やコピーにも対応出来るようにしておくことは好ましいことである。
このリスト管理窓508の処理フローを図29を用いて説明する。比較表示プログラムを立ち上げると、管理サーバ38の認証を受ける処理を行ない(ステップS34)、管理サーバ38からヒットチャートと3種の楽曲ファイルリスト2とを取得して各々対応するリスト表示部509に表示し(ステップS35)、ヒットチャートを3種の楽曲ファイルリスト2の各々と比較して(ステップS36)、両者の違いすなわちヒットチャートにあって楽曲ファイルリストにない品名があるか否かを3種の楽曲ファイルリスト2の各々につき調べ(ステップS37)、違いがある場合にはタブ510のヒットチャートを表示するリスト表示部509に於いて、3種の楽曲ファイルリスト2のいずれにもない楽曲名の表示箇所に試聴ボタン513と購入ボタン514とを表示し(ステップS38)、違いがなければそのまま終了する。
ユーザーは前記タブを選択することで、3種の楽曲ファイルリストの中から任意のものを確認することが出来る。またタブ510を選択することでヒットチャートを見ることが出来る。この際にヒットチャート上の楽曲名に試聴ボタン513と購入ボタン514とが表示されているものがあれば、この楽曲ファイルはユーザーの3種の端末の何れにも入っていないものであることが一目で分かる。しかも試聴ボタン513や購入ボタン514を押すことにより、その楽曲ファイルの販売サイトへ速やかに移動することが出来るのである。なお楽曲ファイルの購入先が常にこの販売サイトであるならば、楽曲ファイルリスト2の代わりに、販売サイトが管理する3種の端末に係るダウンロードリストを取得して、前記リスト表示部509に表示するようにしても良い。
なお3種の楽曲ファイルリストをタブのあるリスト表示部509で分けて表示するのではなく、図30で表わすように、3種の楽曲ファイルリスト201,202,203を、重複している楽曲名部分を一つにまとめた統合ファイル204として表示するようにしても良い。或いは図31で表わすように、重複している楽曲名はその数だけ表示するようにして、3種の楽曲ファイルリスト201,202,203を全て繋ぎ合わせて一つにまとめた統合ファイル205とすると共に、この統合ファイル205上の各々の楽曲名がどの元楽曲ファイルリスト201,202,203に属していたものかが明らかとなるように色分けして成るものとしても良い。
第13実施形態
図32乃至図35はこの発明の第13実施形態を表わす。例えば一人のユーザーが3種の端末すなわちパーソナルコンピュータ3、携帯電話機6、楽曲プレーヤ603を所有しているものとすると、これ等の端末とこの実施形態のネットワークストレージ39と楽曲販売ホスト300とはインターネットを介して接続されている。楽曲販売ホスト300はリストとしてヒットチャート20を所有している。ネットワークストレージ39のハードディスク32には楽曲ファイル記憶部401と楽曲ファイルリスト記憶部402とが設けられており、楽曲ファイルリストは統合ファイル204として楽曲ファイルリスト記憶部402に記録されている(図33)。なお前記各々の端末では楽曲ファイルを蓄積して、楽曲ファイルを演奏することが出来る。
図32はネットワークストレージ39のハードディスク32を表わしたものであるが、OS44と通信プログラム45と、ユーザー管理プログラム400と、前記楽曲ファイル記憶部401と楽曲ファイルリスト記憶部402とから成っている。この内ユーザー管理プログラム400は、登録ユーザーのアカウント管理や楽曲ファイルリスト記憶部401の統合ファイル204の作成、更新、消去などの管理を行なう。すなわちこの実施形態のネットワークストレージ39は、各々の端末が所有する楽曲ファイルを楽曲ファイル記憶部401に預かり、統合ファイル204を作って楽曲ファイルリスト記憶部402に保存し、これ等を1つのユーザーアカウントで管理することが出来るようになっている。従ってこのユーザーはどの端末からでも楽曲ファイル記憶部401内の任意の楽曲ファイルを引き出すことが出来るし、また楽曲ファイルリスト記憶部402の統合ファイル204を参照することが出来るのである。
次に図34はパーソナルコンピュータ3にインストールされている比較表示プログラムの表示画面であり、リストブラウザ515と名付けたこのリスト比較表示装置は左右の窓から成り、左側は楽曲ファイルリスト表示部206であり、ここは前記ネットワークストレージ39が管理する統合ファイル204を受信して表示するものであり、右側はWWWブラウザ部516であり、ここには複数の楽曲販売ホストの中から楽曲販売ホスト選択窓520で選択されたサイトのWWWページが表示されるものである。またこのものは図示しない設定画面に於いてネットワークストレージ39にログインして楽曲ファイル記憶部401に楽曲ファイルを預けたり、引き出したり、楽曲ファイルリスト記憶部402から統合ファイル204をダウンロードする際のIDやパスワードの設定や、WWWブラウザ部516でWWWページを表示させる場合の楽曲販売ホストのURLアドレスの設定や、楽曲販売ホスト300へログインして楽曲を購入する場面で必要となるIDやパスワードの設定などが行なえるようになっている。なお携帯電話機6や楽曲プレーヤ603でも使えるように、この各々に対応する比較表示プログラムを用意する。
この比較表示プログラムの処理手順を図35のフローチャートにより説明する。リストブラウザ515を立ち上げると、ネットワークストレージ39の認証を受ける処理を行ない(ステップS39)、ネットワークストレージ39から自己の楽曲ファイルリストである統合ファイル204を取得して楽曲ファイルリスト表示部206に表示する。なおこの際にWWWブラウザ部516に楽曲販売ホスト300のWWWページを表示するが、またヒットチャート部517を切り出しておく(ステップS40)。前記統合ファイル204とヒットチャートとを比較して(ステップS41)、両者の違いすなわちヒットチャートにあって統合ファイル204にない品名があるか否かを調べ(ステップS42)、違いがある場合には前記WWWページのヒットチャート部517で、その品名をハイライトさせるようにしてWWWページを書き換えて表示するが(ステップS43)、違いがなければ元の表示のまま終了する。なおディスプレイ34に表示されたリストブラウザ515のWWWブラウザ部516では未所有ファイル519に付き背景色を変えてハイライトさせており、所有ファイル518はそのままに表示された比較後のヒットチャート部517が表示されている(図34)。なお楽曲ファイルリスト表示部206に表示されている楽曲名を選択すると演奏が始まるように設計されている。
第14実施形態
図36はこの発明の第14実施形態を表わす。ネットワークストレージ39と楽曲販売ホスト300とユーザー端末であるパーソナルコンピュータ3とはインターネットを介して接続される。楽曲販売ホスト300は複数店舗が接続する場合がある。楽曲販売ホスト300はヒットチャートを所有している。ネットワークストレージ39のハードディスクには、ここでは図示していないが、楽曲ファイル記憶部と楽曲ファイルリスト記憶部とが設けられている。この何れもが登録ユーザー毎にアカウントを設定して管理する記憶領域であり、楽曲ファイル記憶部で登録ユーザーの所有に係る楽曲ファイルを蓄積する。また楽曲ファイルリスト記憶部は楽曲ファイル記憶部を検索して楽曲ファイル名の一覧表すなわち楽曲ファイルリストを作って記録する記憶領域である。
ユーザーはパーソナルコンピュータ3を操作して楽曲ファイルを購入し、ネットワークストレージ39に保存するが、これには2つのルートがある。すなわち図36で表わした購入1のルート及び保管1のルートのように、楽曲販売中スト300から一旦パーソナルコンピュータ3に楽曲ファイルをダウンロードした後これをネットワークストレージ39にアップロードする。または購入2、保管2のルートのように、楽曲販売ホスト300から直接ネットワークストレージ39へ楽曲ファイルをダウンロードする。
ネットワークストレージ39では楽曲ファイルリストを更新し、これをパーソナルコンピュータ3へ送る。またユーザーの許可の下に楽曲販売ホスト300がこの楽曲ファイルリストを利用することが出来る。楽曲ファイルリストはパーソナルコンピュータ3から、或いはネットワークストレージ39から得る。一方パーソナルコンピュータ3は楽曲販売ホスト300からヒットチャートをダウンロードすることが出来る。こうしてこの発明の楽曲ファイルリストとヒットチャートとの比較表示をパーソナルコンピュータ3上で行なうことが出来るのである。また楽曲販売ホスト300が楽曲ファイルリストを利用可能な場合ではこの発明の楽曲ファイルリストとヒットチャートとの比較表示を楽曲販売ホスト300上で行なうことが出来る。なおネットワークストレージ39は上記複数の楽曲販売ホスト300と連係するように設計することが出来る。
ネットワークストレージ39に預けられている楽曲ファイルは、これを一旦パーソナルコンピュータ3にダウンロードしてから演奏することが出来る。或いはダウンロードするのではなく、ネットワークストレージ39にストリーミングサーバ機能を持たせておき、コンピュータ3で所望の楽曲をストリーミング視聴するようにすることも可能である。
第15実施形態
図37はこの発明の第15実施形態を表わすが、パーソナルコンピュータ3とストリーミングサーバ301とはインターネットを介して接続され、ストリーミングサーバ301はマルチメディアコンテンツのストリーミング視聴をユーザーに提供する。またストリーミングサーバ301はユーザーアカウントを管理し、このユーザーに係る提供済ファイルリスト521と番組ファイルリスト522とを所有して両者を比較し、両者の違いすなわち番組ファイルリスト522にあって提供済ファイルリスト521にない品名があるか否かを調べ、違いがある場合にはその品名をハイライトさせた番組ファイルリスト522を掲載したWWWページを生成して、比較後番組ファイルリスト523としてユーザーのパーソナルコンピュータ3に送信する。これはユーザーがストリーミングサーバ301のWWWページにアクセスして来た時に行なわれる。
これによりユーザーは、これからストリーミング視聴サービスを購入しようとしているマルチメディアコンテンツに付いて既に視聴済であるか否かを一目瞭然に知ることが出来るし、番組の提供側では、ユーザーが視聴したいと思うものやまだ視聴していないものをずばりと提示することが出来、購買意欲をストレートに引き出すことが出来るのである。なお提供済ファイルリスト521は上述した「消費済リスト」である。
ところで前記番組ファイルリスト522と提供済ファイルリスト521とを、次のようなシステムに活用することが可能である。すなわちパーソナルコンピュータ3とストリーミングサーバ301とをインターネットを介して接続し、ストリーミングサーバ301はマルチメティアコンテンツのストリーミング試聴をユーザーに提供する。一方でストリーミングサーバ301の管理者からパーソナルコンピュータ3のユーザーに宛て時限DVD302が郵送される。この時限DVD302は開封されて空気に触れるとディスクが変質し、設定された時間が経過すると読み出し不能となる使い捨てのDVD−ROMであり、米フレックスプレー・テクノロジーズ社のフレックスプレー(登録商標)が有名である。当然のことながらストリーミングサーバ301が試聴サービスを行なう番組と時限DVD302のコンテンツとは関連性がある。すなわち時限DVDに例えばあるタイトルの映画を録画してあるとすると「試聴」させるのはこの映画のハイライトである。
ユーザーはインターネットを介してストリーミングサーバ301の試聴サービスを受けて好みのタイトルを決定し、ストリーミングサーバ301に対してこのコンテンツを納めた時限DVD302のレンタルを依頼して料金決済する。するとストリーミングサーバ301からは郵送で時限DVD302が送られてくるので、期限内に所望の回数だけ視聴してからこの時限DVD302を廃棄するかリサイクルに回す。なお試聴の際にストリーミングサーバ301は、このユーザーに係る提供済ファイルリスト521と番組ファイルリスト522とを比較し、番組ファイルリスト522にあって提供済ファイルリスト521にはない品名があるか否かを調べ、違いがある場合には、その品名をハイライトさせた番組ファイルリスト522を載せたWWWページを生成し、比較後番組ファイルリスト523としてユーザーのパーソナルコンピュータ3に送信するようにするのである。
第16実施形態
図38はこの発明の第16実施形態を表わす。複数ユーザーのパーソナルコンピュータ3同士がインターネットを介して接続され、P2P(Peer to Peer)通信により各々が所有するプレイリスト26をやり取りすることが出来るようになっている。また楽曲販売兼管理ホスト303もインターネットに接続されており、前記複数ユーザーのパーソナルコンピュータ3のプレイリスト26をそのタイトルで管理している。すなわちハードディスク32内にプレイリスト名一覧表記憶部403を設け、ここに複数ユーザーから得たプレイリスト名一覧表207を記録している。
そこで例えばユーザー1が楽曲販売兼管理ホスト303に接続してプレイリスト名一覧表207を検索し、ユーザー3の所有に係る気に入ったプレイリスト26−3を見付けたならば、パーソナルコンピュータ3にP2P接続してここから直接プレイリスト26−3をダウンロードする。そして自己のプレイリスト26−1と相手のプレイリスト26−3とを比較して、相手のプレイリスト26−3にあって自己のリスト26−1にない品名を見付けたら、その品名を相手のプレイリスト26−3の上で判別可能に表示する。またその品名の楽曲ファイルが欲しいのであれば、楽曲販売兼管理ホスト303に接続してここから購入する。そして自己のリスト26−1を更新すると、前記プレイリスト名一覧表207が更新される。このようにシステムが構成されている。
なお将来的に新しい著作権管理のルールが出来上がり、著作権者に対する料金支払いの仕組みが明確なものになれば、楽曲ファイルのやり取りを直接ユーザー間で行なうことが出来るようになるが、こうした場合にもこの発明のリスト比較表示は有効である。
第17実施形態
図39はこの発明の第17実施形態を表わす。当発明者は特願2000−017727で、複数の販売商品をオンラインで購入した時に、その各々に付帯する情報を取得すると共に、これ等複数の付帯情報をひとつにまとめるためのページ割付情報を取得して、このページ割付情報に基づき前記複数の付帯情報をページとして整形し、このページを出力する商品販売に於ける付帯情報出力方法の特許を出願している。既に1曲だけでも、或いはユーザーが自分の好みに応じて曲を寄せ集めて一括購入することが出来るようになっているが、このような購入形態にも対応し得る、LPレコードの時代に存在していたレコードジャケットのいわゆる歌詞カードを復活させようと言うのが目的であった。上述したように作成したプレイリストの中には、既に購入済の楽曲ファイルもあれば未購入の不足楽曲ファイルもあり、この不足分を購入することでプレイリストが完成する。購入時期に差はあるものの一通り購入したものであるから、プレイリストに付き歌詞カードなどが欲しくなった時にはこの発明を利用するのがよい。なお1つのプレイリストの中にダウンロードコンテンツ名とストリーミングコンテンツ名とが混在している場合もあり得る。
図39はユーザーのパーソナルコンピュータ3と楽曲販売ホスト303との間の通信を表わしたものであるが、ユーザーは楽曲販売ホスト303から推奨プレイリストを送信してもらい、このリスト内容を確認してこれで良ければ、このプレイリストと自己のリストとの比較要求を楽曲販売ホスト303へ送信する。楽曲販売ホスト303は比較表示結果のリストを作成してユーザーへ送信し、ユーザーは不足している品名を確認し、不足を解消すべく楽曲ファイルの購入要求を楽曲販売ホスト303へ送信し、このダウンロードを行なってプレイリストの実行準備を完了する。そしてこのプレイリストを新規アルバムとして歌詞カードを作成するのであるが、あらかじめ取得してあるレイアウト中から所望のレイアウトを選択して楽曲販売ホスト303へ送信すると、ページを生成してユーザーに送信する。ユーザー側ではこれをディスプレイやプリンタへ出力することによって歌詞カードを得るのである。なおプレイリストをユーザーが作成すれば、マイアルバムとでも呼称し得る楽曲ファイル群を構成することが出来、またマイ歌詞カードとでも呼称し得る歌詞カードを印刷出力することが出来る。またプレイリストを組み替える毎に歌詞カードを作り直すことも可能である。
第18実施形態
図40乃至図42はこの発明の第18実施形態を表わす。これまでの実施形態では比較対象リストが事前に用意されている場合を説明したが、この実施形態では比較対象リストが明らかにではなく潜在的に存在しているものから、比較対象リストを取り出して自己のリストと比較する場合を説明する。
この実施形態はユーザーのパーソナルコンピュータ側で、テキスト文書を品名リストに照合してテキスト文書中に見付かった品名リスト中の品名を以て比較対象リストとする例である。図40はハードディスク32を表わしたものであるが、オペーレーティングシステムOS4、WWWを閲覧するためのブラウザプログラム40、文書作成編集と閲覧のためのワードプロセッサ407、このワードプロセッサ407で表示したテキスト文書中に品名を見付ける作業を行うために全品名を問い合わせるための問合せプログラム404、リスト作成プログラム405、比較表示プログラム406が記録されている。このリスト比較表示装置のその他の構成は上述した第2実施形態のそれにほぼ倣うものである。
図41ではリスト比較表示の流れを示すが、ここではワードプロセッサ407にテキスト形式の表示文書524が表示されている。この表示文書524はジャズの歴史とニューオーリンズの観光案内に関するものである。この表示文書524を分かち書きに編集し、ここで用いられている単語と問合せプログラム404が図示しない管理サーバから取得したジャズ楽曲の全楽曲リスト8とを比較表示プログラム406で比較して、ジャズ楽曲の品名にマッチする部位をこの表示文書524内の楽曲名527として緑色でマーキング処理を施す。なおこの際に楽曲名527には各々の解説ページであるWWW文書531をダイレクトに参照するためのハイパーリンク530を埋め込むようにしている。こうして作成された書換表示文書1(符号525)の楽曲名527を、比較表示プログラム406がリスト作成プログラム405で作成されハードディスク32内に記録されている楽曲ファイルリスト526に突き合わせて未所有の楽曲を見付けたら、前記楽曲名527の中から該当するものを先とは異なる色の黄色で未所有楽曲名529としてマーキング処理を施した書換表示文書2(符号528)にしてブラウザプログラム40で表示する。従ってこの書換表示文書2を見ることで、ジャズの歴史とニューオーリンズの観光案内に関する表示文書524中に現われる全てのジャズの楽曲名527と、その中で自己が所有していない未所有楽曲名529とが異なる色でマーキング(ここではハイライト)されているため、所有していない楽曲名が一目瞭然となる効果を奏する。この例では緑色にハイライトしているものが比較対象リストであり、黄色にハイライトしているものがユーザー側で不足している品名であることになり、両者は同じ書換表示文書2の中で色を違えて表示されているのである。なお表示文書524はブラウザプログラム40で表示するようにしても良いしWWW文書であっても良い。ここではブラウザプログラム40とワードプロセッサ407とを連係させているが、電子メールプログラムなどを用いることなども出来、各種の連係を実現することが可能である。なおこの実施形態では説明を分かりやすいものとするために中間文書である書換表示文書1(525)を表示しているが、これを表示しない方式も実現可能である。
次に比較表示プログラム406の動作を図42のフローチャートで表わす。ハードディスク32内に記録されている表示文書524をワードプロセッサ407で取得表示し(ステップS44)、問合せプログラム404が全楽曲リスト8を取得し(ステップS45)、比較表示プログラム406は先ず表示文書524と全楽曲リスト8とを比較して表示文書524中の楽曲名527のみをピックアップして商品リストを生成して(表示しない)楽曲名527をハイライト表示した書換表示文書1(525)を生成して表示し(ステップS46)、比較表示プログラム406は続けてこの商品リストであるピックアップした楽曲名のリストと楽曲ファイルリスト526とを比較し(ステップS47)、このピックアップした楽曲名のリストにあって楽曲ファイルリスト526にない品名を見付けたら(ステップS48)、その品名をハイライト表示した書換表示文書2(528)に書き換えて表示するが(ステップS49)、そうでなければ書換表示文書1(525)を表示する(ステップS50)。なお全楽曲リスト8を用いないようにするために、表示文書中の楽曲名にそれが楽曲名であることを示すタグなどを振っておき、これを目印にして商品リストを生成するようにすることなども可能である。
第19実施形態
図43乃至図45はこの発明の第19実施形態を表わす。この実施形態は例えばフラッシュ(登録商標)などによるアニメーション中にテキストにより楽曲名をリストにして忍ばせておき、ユーザー側でこのリストをこのアニメーションの編集ソフトを用いて抽出しこれを利用する例である。
この実施形態のリスト比較表示装置はその殆どの構成を上述した第2実施形態に倣うものであるが、特徴的な部分のみを図示して説明する。図43はその内のハードディスク32部分を表わしたものであり、オペーレーティングシステムOS4、WWWを閲覧するためのブラウザプログラム40、リスト作成プログラム408、比較表示プログラム409、上述したアニメーションの編集を行なうためのイメージ編集プログラム410が記録されている。
図44はリスト比較表示の流れを示したものである。バナー9は元がテキスト形式の楽曲名リストを挿入したフラッシュ(登録商標)アニメーションであり、左右に表示されている部分がヒットチャート部532である。このバナー9からイメージ編集プログラム410を用いてテキスト形式のヒットチャート533を取り出して2つの比較対象リストとし、この各々と自己のリストである楽曲ファイルリスト534とを比較して、楽曲ファイルリスト534側で不足している楽曲名を見付けたならば、その楽曲名を前記ヒットチャート533上でハイライト表示して他の楽曲名から目立たせた比較後ヒットチャート535を左右各々生成し、これをイメージ編集プログラム410を用いて再びバナーの所定の位置に戻して新たな編集後バナー90として表示する。符号536は編集後バナー90内の比較後ヒットチャート部である。なおこの例ではバナー9のHTML表示には楽曲販売用のWWWページをダイレクトに参照するためのハイパーリンクが埋め込まれているが、これを編集後バナー90にも継承させるようにしている。
次に比較表示プログラム409の動作を図45のフローチャートで表わす。ブラウザプログラム40にてホームページすなわちWWWの表示文書を受信したら(ステップS51)、その中にイメージ編集プログラム410で編集可能なイメージがあるか否かを判定し(ステップS52)、ない場合にはそのままホームページを表示するが(ステップS53)、ある場合(ここでは編集可能なバナー9が含まれている場合)にはこのバナー9から商品リストとしてのヒットチャート533を抜き出し(ステップS54)、この商品リスト部分と楽曲ファイルリスト534とを比較して(ステップS55)、楽曲ファイルリスト534側で不足している楽曲名があるか否かを判定し(ステップS56)、不足している楽曲名を見付けたならば、その楽曲名を前記ヒットチャート533上でハイライト表示して他の楽曲名から目立たせた比較後ヒットチャート535を生成し、これをイメージ編集プログラム410を用いて再びバナーの所定の位置に戻して新たな編集後バナー90として、元のバナー9と置き換えたホームページに書き換えてこのホームページを表示するが(ステップS57)、そうでなければ先に受信したままのホームページを表示する(ステップS58)。なおバナー9も編集後バナー90も、これをマウスなどのポインティングデバイスで選択することによって楽曲販売用のWWWページが表示されるようにリンク付けされている。
なお上述した第18実施形態でも第19実施形態でも、表示対象の編集作業が必要なことから(ユーザーに編集しても良いか否かの許可を求めるため)、編集作業を伴う、商品リストと楽曲ファイルリストとの比較作業、のトリガーを操作するためのメニューやスイッチと言ったものを設定しておくようにすると良い。なおこのようなメニューやスイッチは他の実施形態に於いても必要に応じて設定することが出来る。もちろん例えば第2実施形態で表示文書が表示されたことをトリガーとする(自動的に動作する)ような設計も可能である。
この発明はリストを比較して不足している品名を明示するのが目的であるから、自己のリストを比較対象リストと比較して、双方に共通して在る品名を自己のリスト上でまたは比較対象リストの上で判別可能に表示するようにしても、結果的には不足している品名を明示することが出来る。既に所有しているものを判別可能に表示するのであるから、ユーザーにとっては購入すべき商品が直ぐに分かり重複購入が未然に防げるし、また販売店側にとってはユーザーをその場で新規購入に導くことが出来る効果を奏する。またこの発明は商品名やその商品のIDを統一することにより、ネットワークを介してダウンロードログなどの商品販売に付帯するリストをやり取りするものであれば、例えば上述した時限DVD302のような、どのような商品にも適用することが出来る。

Claims (36)

  1. 自己のリストを比較対象リストと比較して、比較対象リストにあって自己のリストにない品名を比較対象リストの上で判別可能に表示するか、または自己のリストにあって比較対象のリストにない品名を自己のリストの上で判別可能に表示することを特徴とする、リスト比較表示方法。
  2. 自己のリストが複数のリストであり、この中から重複する品名を一つにまとめるようにして複数のリストを単一のリストにまとめる、請求項1に記載のリスト比較表示方法。
  3. 比較対象リストが放送を経由して提供されるものである、請求項1に記載のリスト比較表示方法。
  4. ホスト側が自己のリストと比較対象であるユーザー端末側のリストとを比較し、ユーザーのリスト側で不足している品名を見付けたならば、自己のリスト上のその品名を他の品名から目立つようにしてユーザー端末へ送信し、これをユーザー端末側で受信して表示することを特徴とする、リスト比較表示システム。
  5. ユーザー端末側のリストをホスト側で所有する、請求項4に記載のリスト比較表示システム。
  6. ユーザー端末側のリストが複数のリストであり、この中から重複する品名を一つにまとめるようにして複数のリストを単一のリストにまとめる、請求項5に記載のリスト比較表示システム。
  7. 比較対象である、ホストから受信装置により入手したリストとまたはユーザー側で作成した新規リストと、自己のリストとを比較する比較装置と、この比較装置が自己のリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を比較対象のリストの上で他の品名から目立たせて表示するかまたはその品名を自己のリストに取り込んで他の品名から目立たせて表示する、表示装置とから構成されるリスト比較表示装置。
  8. ホストからリストを入手するための放送受信装置を備えている、請求項7に記載のリスト比較表示装置。
  9. 非接触IDタグに記録されているリストを受信して新規リストとするリーダを備えているか、または2次元コード化されて成るリストを読み取って新規リストとするデコーダを備えているか、またはリストをカメラで撮影してテキスト化する光学式文字読取装置を備えている、請求項7に記載のリスト比較表示装置。
  10. 比較対象である、ホストから入手したリストとまたはユーザー側で作成した新規リストと、自己のリストとを比較し、自己のリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を比較対象のリストの上で他の品名から目立つように表示するか、またはその品名を自己のリストに取り込んで他の品名から目立たせて表示する、リスト比較表示方法。
  11. ホスト側のリストを放送を経由して入手する、請求項10に記載のリスト比較表示方法。
  12. 非接触IDタグに記録されているリストを受信して新規リストとするか、または2次元コード化されて成るリストを読み取りデコードして新規リストとするか、またはリストをカメラで撮影して光学式文字読取によりテキスト化する、請求項10に記載のリスト比較表示方法。
  13. 請求項10乃至請求項12の何れか一に記載のリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  14. 請求項10乃至請求項12の何れか一に記載のリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 比較対象であるユーザー端末から入手したリストと、自己のリストとを比較する比較装置と、この比較装置がユーザーのリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を自己のリスト上で他の品名から目立つように表示する表示装置と、から構成されるリスト比較表示装置。
  16. 比較対象であるユーザー端末から入手したリストと、自己のリストとを比較する比較装置と、この比較装置がユーザーのリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を自己のリスト上で他の品名から目立たせたリストにしてユーザー端末へ送信する送信装置と、から構成されるリスト比較表示装置。
  17. ユーザー端末側のリストを記憶しておく記憶装置を備えている、請求項15または請求項16に記載の比較表示装置。
  18. ユーザー端末側のリストが複数のリストであり、この中から重複する品名を一つにまとめるようにして複数のリストを単一のリストにまとめる、請求項15または請求項16に記載の比較表示装置。
  19. 比較対象であるユーザー端末から入手したリストと、自己のリストとを比較し、ユーザーのリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を自己のリスト上で他の品名から目立つように表示する、リスト比較表示方法。
  20. 比較対象であるユーザー端末から入手したリストと、自己のリストとを比較し、ユーザーのリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を自己のリスト上で他の品名から目立たせたリストにしてユーザー端末へ送信する、リスト比較表示方法。
  21. ユーザー端末側のリストをホスト側で所有する、請求項19または請求項20に記載のリスト比較表示方法。
  22. ユーザー端末側のリストが複数のリストであり、この中から重複する品名を一つにまとめるようにして複数のリストを単一のリストにまとめる、請求項19または請求項20に記載のリスト比較表示方法。
  23. 請求項19乃至請求項22の何れか一に記載のリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  24. 請求項19乃至請求項22の何れか一に記載のリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  25. 2次元コードをデコードすることによって比較対象のリストとなる、2次元コード化された比較表示用リスト。
  26. 文書を品名リストに照合して文書中に見付かった品名リスト中の品名を以て比較対象リストとし、この比較対象リストと自己のリストとを比較する比較装置と、この比較装置が自己のリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名が前記文書の上で目立つように前記文書を書き換えて表示するかまたはその品名を自己のリストに取り込んで他の品名から目立たせて表示する、表示装置とから構成されるリスト比較表示装置。
  27. 文書を品名リストに照合して文書中に見付かった品名リスト中の品名を以て比較対象リストとし、この比較対象リストと自己のリストとを比較して、自己のリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名が前記文書の上で目立つように前記文書を書き換えて表示するかまたはその品名を自己のリストに取り込んで他の品名から目立たせて表示するリスト比較表示方法。
  28. 請求項27に記載のリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  29. 請求項27に記載のリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  30. 受信装置によって受信した、テキスト形式の品名を含むイメージファイルから、このイメージファイルの編集装置によって前記テキスト形式の品名部分を抽出して比較対象リストとし、この比較対象リストと自己のリストとを比較する比較装置と、この比較装置が前記自己のリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を自己のリストに取り込んで他の品名から目立たせて表示するか、または前記受信したイメージファイルの編集を行って前記不足している品名を目立たせたイメージファイルに加工して表示する、表示装置とから構成されるリスト比較表示装置。
  31. 受信した、テキスト形式の品名を含むイメージファイル、の編集を行ってこのイメージファイルから前記テキスト形式の品名部分を抽出して比較対象リストとし、この比較対象リストと自己のリストとを比較して、自己のリスト側で不足している品名を見付けたならば、その品名を自己のリストに取り込んで他の品名から目立たせて表示するか、または前記受信したイメージファイルの編集を行って前記不足している品名を目立たせたイメージファイルに加工して表示する、リスト比較表示方法。
  32. 請求項31に記載のリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  33. 請求項31に記載のリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  34. 前記判別可能に表示する品名を含むリストに関して、少なくとも不足している品名を、その品名に付いての関連ページへのハイパーリンクとして記述する、請求項1または請求項10または請求項19または請求項20または請求項27または請求項31に記載のリスト比較表示方法。
  35. 請求項34に記載のリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  36. 請求項34に記載のリスト比較表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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