JPWO2006104098A1 - 円筒体の取付構造及び電子機器 - Google Patents

円筒体の取付構造及び電子機器 Download PDF

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Abstract

円筒部が破損することを防止できる円筒体の取付構造を提供する。
円筒体の取付構造1は軸部15と円筒部16と締め付けばね17と突起18を備えている。円筒部16は軸部15の外周に嵌合する。締め付けばね17には切欠き20が形成されている。締め付けばね17は円筒部16の外周に嵌合し円筒部16を縮径する方向に付勢して円筒部16を軸部15に固定する。突起18は円筒部16の外周面から凸で切欠き20内に位置付けられる。突起18は円筒部16が軸部15に嵌合していない状態で締め付けばね17の付勢力を緩和する。

Description

本発明は、例えば、AV機器などの各種の電子機器の操作部に設けられたノブなどを電子機器本体に取り付けるための円筒体の取付構造及び該円筒体の取付構造を備えた電子機器に関する。
例えば、CD(Compact Disk)などの光ディスクに記録された情報を読み出して、再生するAV機器などの電子機器は、機器本体と、該機器本体内に収容されかつ前記CDなどの光ディスクをクランプして該光ディスクから情報を読み出す再生部と、前記機器本体の表面に設けられかつ各種の操作を行う際に用いられる操作部とを備えている。
前述した操作部は、電子機器の機器本体から突出した柱状の軸部と、前記軸部の外周に嵌合する円筒部と、円筒部を締め付けるばねと、前記円筒部に連なるノブとを備えている。軸部は、軸芯に沿って移動自在に設けられているとともに、軸芯周りに回転自在に設けられている。機器本体には、軸部の軸芯方向の移動を検出可能なプッシュスイッチや軸部の軸芯回りの回転量を検出可能なエンコーダなどの各種のスイッチが取り付けられている。
円筒部は、内径が前記軸部の外径と略等しく形成されている。円筒部には、複数のスリットが設けられている。円筒部は、軸部の外周に嵌合する。
ばねは、平面形状がC字状に形成されているとともに、円筒部の外周に嵌合する。ばねは、円筒部の内径が縮小する方向に該円筒部を付勢する(即ち、円筒部を締め付ける)。ばねは、円筒部を締め付けることで、円筒部を軸部に固定する。ノブは、厚手の円盤状に形成されている。
前述した操作部は、ノブが押圧されて、プッシュスイッチが該ノブが押圧されたことを検出する。また、操作部は、ノブが、軸部即ち円筒部の軸芯回りに回転されて、該軸部が回転したことをエンコーダが検出する。こうして、操作部には、各種の入力動作が行われる。
前述した従来の操作部即ち円筒部を軸部に固定する円筒体の取付構造では、ばねにより締め付けられる円筒部にスリットを設けることで、円筒部を軸部に固定してきた。このため、円筒部の外周にばねが嵌合し、該円筒部が軸部に嵌合していない状態で、長期間保管すると、ばねが円筒部を長期間締め続けることがある。例えば、ノブと円筒部を樹脂成形品で製造し、該円筒部にばねを組み付けて、これらを機器本体の組立ラインまで搬送する際に、ばねが円筒部を長期間締め続けることが考えられる。
このため、例えば、ばねが円筒部を長期間締め続けて、円筒部が縮径していまい、円筒部を軸部に嵌合しにくくなることがあった。則ち、円筒体の取付構造が組み立てにくくなることがあった。また、前述したばねの締め付け力を弱くして、組み立て易くすることも考えられる。この場合、円筒部を軸部に固定できずに、例えば、所望の操作などを確実に機器本体に入力することが困難になる。
したがって、本発明の目的は、例えば、円筒部を容易に軸部に取り付けることができる円筒体の取付構造を提供することにある。
前述した課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の円筒体の取付構造は、柱状の軸部と、円筒状に形成され、かつスリットが設けられているとともに、前記軸部の外周に嵌合する円筒部と、前記円筒部を縮径する方向に付勢して、前記円筒部を前記軸部に固定する締め付け手段と、を備えた円筒体の取付構造において、前記締め付け手段の前記円筒部を縮径する方向の付勢力を緩和する緩和手段を備えたことを特徴としている。
本発明の一実施例にかかる円筒体の取付構造を備えたAV機器を示す斜視図である。 図1に示されたAV機器の複合スイッチの分解斜視図である。 図2に示された複合スイッチの円筒体の取付構造の軸部を示す斜視図である。 図2に示された複合スイッチの円筒体の取付構造の円筒部を示す斜視図である。 図2に示された複合スイッチの円筒体の取付構造の締め付けばねを示す斜視図である。 図5に示された締め付けばねを図4に示された円筒部の外周に嵌合させた状態を示す斜視図である。 図6に示された円筒部を図3に示された軸部の外周に嵌合した状態を示す斜視図である。 図7に示された円筒体の取付構造の変形例を示す斜視図である。 図1に示された円筒体の取付構造の軸部の変形例を示す斜視図である。 図9に示された軸部の正面図である。 (a)(b)(c)ともに図5に示された締め付けばねの変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1 AV機器
13 円筒体の取付構造
15 軸部
16 円筒部
17 締め付けばね(締め付け手段)
18 突起(緩和手段)
19 スリット
20 切欠き
H 突起の幅
h 切欠きの幅
rb 締め付けばねの内径(締め付け手段の内径)
Rb 締め付けばねの内径(締め付け手段の内径)
以下、本発明の一実施形態を説明する。本発明の一実施形態にかかる円筒体の取付構造は、緩和手段が締め付け手段の円筒部を締め付ける力を緩和することで、円筒部が縮径(内外径が縮小すること)するように変形することを防止して、円筒部を容易に軸部に取り付けることを可能にしている。
また、締め付け手段をC字状に形成し、緩和手段が締め付け手段の切欠き内に位置付けられる突起としても良い。
さらに、締め付け手段の内径を前記円筒部の外径より小さくしても良い。
また、突起の幅を切欠きの幅より大きくしても良い。
本発明の一実施例を、図1ないし図7に基づいて説明する。本発明の一実施例に係る電子機器としてのAV(Audio-Visual)機器1は、移動体としての自動車のインストルメントパネル(以下、インパネと呼ぶ)などに装着される。
AV機器1は、図1に示すように、機器本体2と、再生装置としてのCD(Compact Disk)プレーヤ3と、再生装置としてのMD(Mini disc)プレーヤ4と、ラジオ放送を受信するAM/FMチューナ5と、表示部6と、操作部7とを備えている。
機器本体2は、箱状に形成されかつ前述したインパネに取り付けられる。機器本体2の図1中手前側に位置する一つの面2a(以下、前面と呼ぶ)には、CD用挿入口8と、MD用挿入口9とが開口している。なお、前面2aは、機器本体2がインパネに取り付けられると、外部に露出するとともに乗員(使用者ともいう)に相対する面である。CD用挿入口8は、内側にCDを通して、該CDを機器本体2即ちCDプレーヤ3に出し入れする。MD用挿入口9は、内側にMDを通して、該MDを機器本体2即ちMDプレーヤ4に出し入れする。
CDプレーヤ3は、機器本体2に挿入されたCDの情報を読み出して、音声として出力する。MDプレーヤ4は、機器本体2に挿入されたMDの情報を読み出して、音声として出力する。AM/FMチューナ5は、ラジオ放送を受信して、音声として出力する。これらのプレーヤ3,4及びチューナ5は、操作部7に設けられた後述する押しボタン11等を使用者が押圧することによって動作する。
表示部6は、前述した前面2aに取り付けられた蛍光表示管などからなる情報を表示する表示パネル10とを備えている。表示部3は、表示パネル10に再生中のCDやMDのプログラムやチューナ5が受信中の放送局名などの情報を表示する。
操作部7は、複数の押しボタン11と、一つの複合スイッチ12などを備えている。押しボタン11は、機器本体2の前面2aに設けられている。押しボタン11は、使用者により押圧されることにより操作される。これらの押しボタン11が操作されることにより、機器本体3内に収容された各種プレーヤ3,4やチューナ5等が動作する。
複合スイッチ12は、AV機器1全体の電源のオン・オフと、再生中又は受信中のプログラムの音量を調整するために用いられる。複合スイッチ12は、図2に示すように、円筒体の取付構造(以下、単に取付構造と記す)13と、ノブ14とを備えている。
取付構造13は、図2に示すように、軸部15と、円筒部16と、締め付け手段としての締め付けばね17と、緩和手段としての突起18とを備えている。軸部15は、図3に示すように、円柱状に形成され、機器本体2に取り付けられている。軸部15は、機器本体2にその軸芯Pに沿って移動自在に設けられているとともに、軸芯P周りに回転自在に設けられている。軸部15は、機器本体2から突出する方向に付勢されている。また、軸部15の周りには、該軸部15が付勢力に抗して機器本体2の前面2aに没する方向に軸芯Pに沿って移動したことを検出可能なプッシュスイッチと、該軸部15の軸芯P周りの回転量を検出可能なエンコーダとが設けられている。
円筒部16は、図4に示すように、円筒状に形成されている。円筒部16の内径Raは、軸部15の外径raより若干小さい。円筒部16には、複数のスリット19が設けられている、スリット19は、図示例では、二つ設けられている。スリット19は、円筒部16の後述するノブ14から離れた側の縁から該円筒部16の軸芯に沿って直線状に延在している。円筒部16は、前述したスリット19が設けられることで、その内外径Ra,Rbが拡縮(拡がったり縮むこと)自在となっている。円筒部16は、軸部15の外周に嵌合して、該軸部15に取り付けられる。
締め付けばね17は、図5に示すように、略円環状の部材の一部に切欠き20が形成され、平面形状が略C字状に形成されている。切欠き20は、締め付けばね17の軸芯に沿った全長に亘って設けられている。締め付けばね17の内径rbは、前述した円筒部16の外径Rbより若干小さい。
締め付けばね17は、円筒部16の外周に嵌合して、該円筒部16に取り付けられる。締め付けばね17は、円筒部16の外周に嵌合すると、円筒部16を縮径(内外径Ra,Rbが縮小すること)する方向に付勢して、該円筒部16を軸部15に固定する。締め付けばね17が円筒部16の外周に嵌合し、円筒部16が軸部15の外周に嵌合すると、軸部15と、円筒部16と、締め付けばね17とは、互いに同軸になる。
突起18は、円筒部16の外周面から凸でかつ該円筒部16と一体に形成されている。突起18は、円筒部16の軸芯に沿って直線状に延びている。突起18は、円筒部16の外周に締め付けばね17が嵌合すると、前述した切欠き20内に位置付けられる。また、突起18の円筒部16の周方向の幅Hは、弾性変形していない中立状態の締め付けばね17の切欠き20の周方向の幅hより大きくしている。
ノブ14は、厚手の円盤状に形成され、円筒部16の端部に連なっている。即ち、ノブ14は、円筒部16と一体に形成されている。ノブ14は、円筒部16が軸部15の外周に嵌合すると、機器本体2の前面2aより使用者側即ち前方に露出する。
前述した取付構造13を組み立てる際、即ち、円筒部16及びノブ14(複合スイッチ12)を機器本体2に取り付ける際には、以下に示すように行う。まず、図6に示すように、円筒部16の外周に締め付けばね17を嵌合させる。このとき、締め付けばね17の切欠き20内に突起18を位置付ける。すると、締め付けばね17の内径rbが円筒部16の外径Rbより小さいので、締め付けばね17の付勢力により、円筒部16の内外径Ra,Rbが縮小する。
そして、突起18の幅Hが切欠き20の幅hより大きいので、円筒部16の内外径Ra,Rbが縮小すると、締め付けばね17の切欠き20に面する縁が突起18に当接する。すると、締め付けばね17が、円筒部16を縮径する方向に付勢できなくなる(縮径する方向に付勢することが規制される)。こうして、突起18は、締め付けばね17が過度に円筒部16を縮径する方向に付勢することを規制して、該締め付けばね17の前記円筒部16を縮径する方向の付勢力を緩和する。
そして、外周に締め付けばね17が嵌合した円筒部16を軸部15の外周に嵌合させる。すると、軸部15の外径Raより円筒部16の内径Raが小さいので、円筒部16の内外径Ra,Rbが拡がる。すると、突起18と締め付けばね17の切欠き20に面する縁とが離れて(締め付けばね17が拡径して)、該締め付けばね17が円筒部16を縮径する方向に付勢する。そして、締め付けばね17は、円筒部16を軸部15に固定する。こうして、前述した取付構造13が組み立てられる(即ち、円筒部16とノブ14が機器本体2に取り付けられるとともに、複合スイッチ12が組み立てられる)。
このように組立られた複合スイッチ12は、ノブ14が押圧されることで、軸部15が機器本体2に没する方向に軸芯Pに沿って移動して、プッシュスイッチを押圧する。そして、複合スイッチ12は、例えば、AV機器1全体の電源をオン・オフする。また、複合スイッチ12は、ノブ14が軸芯P周りに回転されることで、円筒部16とともに軸部15が軸芯P周りに回転して、エンコーダが軸部の回転量を測定する。そして、複合スイッチ12は、例えば、再生または受信中の音声を大きくしたり小さくする。
本実施例によれば、突起18が締め付けばね17の円筒部16を締め付ける力を緩和するので、締め付けばね17が長期間に亘って円筒部16を締め付けても、円筒部16が縮径(内外径が縮小すること)するように変形することを防止できる。このため、円筒部16を容易に軸部16の外周に嵌合させること(に取り付けること)ができる。
締め付けばね17をC字状に形成し、突起18を締め付けばね17の切欠き20内に位置付けている。このため、円筒部16が軸部15の外周に嵌合していない状態では、締め付けばね17が円筒部16を締め付けると、該締め付けばね17が突起18に当接する。
このため、円筒部16が軸部15の外周に嵌合していない状態で締め付けばね17が過度に円筒部16を締め付けることを防止できる。したがって、軸部15の外周に嵌合していない状態の円筒部16が縮径(内外径が縮小すること)するように変形することを防止できる。
締め付けばね17の内径rbを円筒部16の外径Rbより小さくしている。このため、円筒部16を軸部15の外周に嵌合させると、締め付けばね17が確実に円筒部16を締め付けることとなる。したがって、軸部15に円筒部16を確実に固定できる。
また、本発明では、図8に示すように、軸部15に突起18と干渉する干渉突起21を設けても良い。この干渉突起21は、突起18と干渉することで、軸部15の回転可能な範囲を定める。この干渉突起21により軸部15の過剰な回転を規制する。なお、図8において、前述した実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
さらに、本発明では、軸部15は、円柱状に限ることなく、例えば、図9及び図10に記載されたように、平面形状がD字状に形成されたものや、角柱状のものでもよい。要するに、本発明では、軸部15は、柱状であれば良い。なお、図9及び図10において、前述した実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
また、本発明では、図11(a)ないし図11(c)に示すように、締め付けばね17の切欠き20の内縁を種々の形状に形成しても良い。図11(a)では、切欠き20が軸芯に沿って徐々に拡がる(小さくなる)ように、切欠き20の内縁を軸芯に対して傾斜させている。また、図11(b)及び図11(c)では、切欠き20内縁の中央に該切欠き20の幅を小さくなる方向に凸の突起を設けている。図11(b)では、突起と切欠き20の内縁とを直線状のテーパ面で連ね、図11(c)では、突起と切欠き20の内縁とを円弧状の曲面で連ねている。なお、図11(a)ないし図11(c)において、前述した実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
要するに、本発明では、突起18の円筒部16の周方向の幅Hを切欠き20の前記締め付けばね17の周方向の少なくとも一部の幅hより大きくすれば良い。なお、本明細書では、切欠き20の幅hを、該切欠き20の幅のうち最も狭い部分の幅としている。
前述した実施例では、電子機器として自動車に取り付けられるAV機器1を示している。しかしながら、本発明では、AV機器1に限らず、種々の電子機器に適用しても良い。
また、前述した実施例では、突起18を円筒部16に一体にしている。しかしながら、本発明では、緩和手段としての突起18と、円筒部16とを互いに別体にしても良い。さらに、本発明では、緩和手段を突起18以外の種々の構成にしても良く、締め付け手段を締め付けばね17以外の種々の構成にしても良い。
さらに、前述した実施例では、取付構造13は、複合スイッチ12を構成している。しかしながら、本発明では、取付構造13は、種々の部品などを構成しても良い。
前述した実施例によれば、以下の円筒体の取付構造13及びAV機器1が得られる。
(付記1) 柱状の軸部15と、
円筒状に形成され、かつスリット19が設けられているとともに、前記軸部15の外周に嵌合する円筒部16と、
前記円筒部16を縮径する方向に付勢して、前記円筒部16を前記軸部15に固定する締め付けばね17と、を備えた円筒体の取付構造13において、
前記締め付けばね17の前記円筒部16を縮径する方向の付勢力を緩和する突起18を備えたことを特徴とする円筒体の取付構造13。
(付記2) 前記締め付けばね17は、略円環状の部材の一部に切欠き20が形成されて、平面形状が略C字状に形成されて、前記円筒部16の外周に嵌合するとともに、
前記突起18は、前記円筒部16の外周面から凸でかつ前記切欠き20内に位置付けられることを特徴とする付記1記載の円筒体の取付構造13。
(付記3) 前記締め付けばね17の内径rbは、前記円筒部16の外径Rbより小さいことを特徴とする付記2記載の円筒体の取付構造13。
(付記4) 前記突起13の前記円筒部16の周方向の幅Hが、前記切欠き20の前記締め付けばね17の周方向の少なくとも一部の幅hより大きいことを特徴とする付記2記載の円筒体の取付構造13。
(付記5) 付記1ないし付記4のうちいずれか一項に記載の円筒体の取付構造13を備えたことを特徴とするAV機器1。
付記1によれば、突起18が締め付けばね17の円筒部16を締め付ける力を緩和するので、締め付けばね17が長期間に亘って円筒部16を締め付けても、円筒部16が縮径(内外径が縮小すること)するように変形することを防止できる。このため、円筒部16を容易に軸部16の外周に嵌合させること(に取り付けること)ができる。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0002】
作が行われる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
[0007]
前述した従来の操作部即ち円筒部を軸部に固定する円筒体の取付構造では、ばねにより締め付けられる円筒部にスリットを設けることで、円筒部を軸部に固定してきた。このため、円筒部の外周にばねが嵌合し、該円筒部が軸部に嵌合していない状態で、長期間保管すると、ばねが円筒部を長期間締め続けることがある。例えば、ノブと円筒部を樹脂成形品で製造し、該円筒部にばねを組み付けて、これらを機器本体の組立ラインまで搬送する際に、ばねが円筒部を長期間締め続けることが考えられる。
[0008]
このため、例えば、ばねが円筒部を長期間締め続けて、円筒部が縮径していまい、円筒部を軸部に嵌合しにくくなることがあった。則ち、円筒体の取付構造が組み立てにくくなることがあった。また、前述したばねの締め付け力を弱くして、組み立て易くすることも考えられる。この場合、円筒部を軸部に固定できずに、例えば、所望の操作などを確実に機器本体に入力することが困難になる。
[0009]
したがって、本発明の目的は、例えば、円筒部を容易に軸部に取り付けることができる円筒体の取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
[0010]
前述した課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の円筒体の取付構造は、柱状の軸部と、円筒状に形成され、かつスリットが設けられているとともに、前記軸部の外周に嵌合する円筒部と、前記円筒部を縮径する方向に付勢して、前記円筒部を前記軸部に固定する締め付け手段と、を備えた円筒体の取付構造において、前記締め付け手段の前記円筒部を縮径する方向の付勢力を緩和する緩和手段を備え、前記締め付け手段は、略円環状の部材の一部に切欠きが形成されて、平面形状が略C字状に形成されて、前記円筒部の外周に嵌合するとともに、前記緩和手段は前記円筒部の外周面から凸でかつ前記切欠き内に位置付けられる突起であることを特徴としている。
【図面の簡単な説明】
[0011]
[図1]本発明の一実施例にかかる円筒体の取付構造を備えたAV機器を示す斜視図である。

Claims (5)

  1. 柱状の軸部と、
    円筒状に形成され、かつスリットが設けられているとともに、前記軸部の外周に嵌合する円筒部と、
    前記円筒部を縮径する方向に付勢して、前記円筒部を前記軸部に固定する締め付け手段と、を備えた円筒体の取付構造において、
    前記締め付け手段の前記円筒部を縮径する方向の付勢力を緩和する緩和手段を備えたことを特徴とする円筒体の取付構造。
  2. 前記締め付け手段は、略円環状の部材の一部に切欠きが形成されて、平面形状が略C字状に形成されて、前記円筒部の外周に嵌合するとともに、
    前記緩和手段は、前記円筒部の外周面から凸でかつ前記切欠き内に位置付けられる突起であることを特徴とする請求項1記載の円筒体の取付構造。
  3. 前記締め付け手段の内径は、前記円筒部の外径より小さいことを特徴とする請求項2記載の円筒体の取付構造。
  4. 前記突起の前記円筒部の周方向の幅が、前記切欠きの前記締め付け手段の周方向の少なくとも一部の幅より大きいことを特徴とする請求項2記載の円筒体の取付構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちいずれか一項に記載された円筒体の取付構造を備えたことを特徴とする電子機器。
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