JPWO2006077825A1 - 揺動内接噛合式の遊星歯車装置 - Google Patents

揺動内接噛合式の遊星歯車装置

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Abstract

複数の外歯歯車を、偏心体軸に設けた複数の偏心体によってそれぞれ揺動回転させる揺動内接噛合式の遊星歯車装置に関する。前記複数の偏心体のうち、少なくとも2つの偏心体の外径が異なっており、該2つの偏心体のうち、小さい外径を有する偏心体の外周と前記外歯歯車との間に、独立した内輪を有する摺動促進体を備える。更に、該2つの偏心体のうち、大きい外径を有する偏心体の外周と前記外歯歯車との間に、内輪を有しない摺動促進体を備える。

Description

本発明は、揺動内接噛合式の遊星歯車装置に関する。
内歯歯車と、該内歯歯車に内接噛合する複数の外歯歯車とを有し、該外歯歯車を、偏心体軸に形成した複数の偏心体によってそれぞれ揺動回転させるように構成した揺動内接噛合式の遊星歯車装置が広く利用されている。
例えば、特開2000−65162号公報において、図5に示されるような遊星歯車装置が開示されている。この遊星歯車装置10は、入力軸12、第1、第2偏心体14、16、第1、第2外歯歯車18、20、内歯歯車22、相対回転取り出し機構K、及び出力要素として第1、第2支持フランジ24、26を備える。前記第1、第2外歯歯車18、20が軸方向に沿って2列に並べられているのは、伝達容量の増大を意図したためである。
前記入力軸12はホローシャフト(中空軸)とされ、遊星歯車装置10の半径方向中央に配置されている。入力軸12は、偏心体軸を兼用しており、前記第1、第2偏心体14、16は、この入力軸12の外周に一体的に形成されている。第1、第2偏心体14、16は、その偏心位相が互いに180度ずれているが、それぞれの外周の半径(外径)は同一である。
第1、第2外歯歯車18、20は、第1、第2ローラ(摺動促進体)34、36を介して第1、第2偏心体14、16の外周にそれぞれ装着されている。
前記相対回転取り出し機構Kは、第1、第2外歯歯車18、20を貫通する第1、第2内ピン孔40、42と、該内ピン孔40、42と遊嵌する内ピン44とによって実現されている。
図示せぬモータによって入力軸12が回転されると、第1、第2偏心体14、16が該入力軸12と一体的に(逆位相で)偏心回転する。そのため、入力軸12が1回回転すると該偏心体14、16の外周に装着されている外歯歯車18、20が1回揺動する。この結果、停止状態にある内歯歯車22に対して、第1、第2外歯歯車18、20が内歯歯車22との歯数差に相当する分だけそれぞれ相対回転する。この相対回転が、第1、第2内ピン孔40、42及び内ピン44(相対回転取り出し機構K)を介して第1、第2支持フランジ24、26のいずれか側から減速出力として取り出される。
しかしながら、上述したような従来の遊星歯車装置においては、入力軸(偏心体軸)の中央に一体的に形成されている2つの偏心体が、(位相は異なっているものの)その外径が同一とされていた。そのため、外歯歯車と間に第1、第2ローラを組み込む場合に、第1ローラについては軸方向一方側から、第2ローラについては軸方向他方側からを組み込みを行わなければならず、組付け性が悪いという問題があった。
また、片側のローラの組み込みを行った後に他方側の組み込みを円滑に行えるようにするためには、組み込み終えた側のローラをその段階で何らかの手段によって外れないように維持しておく必要があるという問題もあった。そのため、結局、各列のローラの軸方向の位置規制手段をそれぞれ独立して設けておかないと、組付け性が更に低下することになり、これが部品点数の増加、組付け工数の増加の原因となっていた。
本発明は、このような従来の問題を解消するためになされたものであって、偏心体と外歯歯車との間に介在される摺動促進体を、一方の側のみから組み込むことができるようにすることをその課題としている。
本発明は、内歯歯車と、該内歯歯車に内接噛合する複数の外歯歯車とを有し、該外歯歯車を、偏心体軸に設けた複数の偏心体によってそれぞれ揺動回転させる揺動内接噛合式の遊星歯車装置において、前記複数の偏心体のうち、少なくとも2つの偏心体の外径が異なっており、該2つの偏心体のうち、小さい外径を有する偏心体の外周と前記外歯歯車との間に、独立した内輪を有する摺動促進体を備え、且つ該2つの偏心体のうち、大きい外径を有する偏心体の外周と前記外歯歯車との間に、内輪を有しない摺動促進体を備えた構成とすることにより、上記課題を解決したものである。
本発明においては、少なくとも2つの偏心体についてそれぞれの外径を異ならせるとともに、外歯歯車との間にそれぞれ介在される摺動促進体に関し、その1つについては内輪を有する構成とし、他の1つについては内輪を有しない構成を採用した。そのため、少なくともこの2つの列については、たとえ偏心体の外径が異なっていても、内輪の外周における偏心体の実質的な外径を等しくすることができる。したがって、大きな外径の偏心体の(内輪無しの)摺動促進体、→小さな外径の偏心体の(内輪付きの)摺動促進体、の順に、摺動促進体を小さい外径を有する偏心体の側のみから組み込むことができ、且つ、ローラ等の摺動促進体、或いは外歯歯車等については、これらを共通化できる。
本発明によれば、偏心体と外歯歯車との間に介在される摺動促進体を、一方側のみから組み込むことができ、組付け性を向上させることができると共に、各列においてほぼ同一の動力伝達特性及び耐久性を確保することができる。
本発明の実施形態の一例を示す遊星歯車装置の断面図 図1の矢視II−II線に沿う断面図 図1の矢視III−III線に沿う断面図 上記実施形態の変形例をギヤドモータに適用した例を示す断面図 従来の遊星歯車装置の一例を示す断面図
以下図面に基づいて、本発明の実施形態の例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例に係る遊星歯車装置を示す、図5相当の縦断面図である。
概略から説明すると、この遊星歯車装置110は、入力軸(偏心体軸)112、第1、第2偏心体114、116、第1、第2外歯歯車118、120、内歯歯車122、相対回転取り出し機構K1、及び出力要素として第1、第2支持フランジ124、126を備える。第1、第2外歯歯車118、120が軸方向に沿って2列に並べられているのは、伝達容量の増大を意図したためである。
前記入力軸112は、中空部112Hを有するホローシャフト(中空軸)とされている。入力軸112は、装置全体の半径方向中央に配置され、ボール軸受(一方の偏心体軸軸受)130及びニードル軸受(他方の偏心体軸軸受)132によって第1、第2支持フランジ124、126に支持されている。
前記第1、第2偏心体114、116は、偏心体軸としても機能している入力軸112の外周に一体的に形成されている。各偏心体114、116の外周114A、116Aの中心Oe1、Oe2は入力軸112の軸心Oiに対して所定量ΔE1だけ偏心している。第1、第2偏心体114、116は、その偏心位相が互いに180度ずれており、且つ外周の半径はそれぞれR1、R2であって同一ではない(後述)。
前記第1、第2外歯歯車118、120は、第1、第2ローラ(摺動促進体)134、136を介して第1、第2偏心体114、116の外周114A、116Aにそれぞれ装着されている。第1ローラ134にのみ内輪134Aが付設されている(後述)。各外歯歯車118、120は、該外歯歯車118、120を貫通する第1、第2内ピン孔140、142を備える。第1、第2内ピン孔140、142には内ローラ143付きの内ピン144が遊嵌されている。内ピン144は第1、第2支持フランジ124、126にそれぞれ嵌入されている。前記相対回転取り出し機構K1は、この内ピン孔140、142と内ピン144(内ローラ143)との遊嵌構造によって実現されている。
第1、第2外歯歯車118、120は、単一の内歯歯車122の内歯(ピン)122Aに内接噛合している。内歯歯車122は、ケーシング127と一体化されている。
前記第1、第2支持フランジ124、126は、テーパードローラ軸受146、148によってケーシング127に支持されており、キャリヤボルト150によって一体化されている。なお、この実施形態では、第1支持フランジ124が図示せぬ相手機械に対する出力軸として機能している。
以下、各部の主要構成について詳細に説明する。
図1から明らかなように、この実施形態では、ボール軸受130に対応する部分の入力軸112の外周112B、第1、第2偏心体114、116の外周114A、116A、更にはニードル軸受132に対応する入力軸112の外周112Nが、ボール軸受130の側からニードル軸受132の側に向かって順次大径に形成されている。
より具体的には、入力軸112は、そのボール軸受130に対応する部分の外周112Bの外径が、入力軸112の中心Oiを中心とする半径Roの真円とされている。
第1偏心体114の外周114Aは、半径R1の真円である。なお、R1=Ro+ΔE1である。この外周114Aの中心はOe1であって入力軸112の中心OiからΔE1だけ偏心している。そのため、この外周114Aは、中心Oiに最も近く偏心した部分において、ボール軸受130に対応する部分の外周112Bと共通の外側線L1を有している。
第2偏心体116の外周116Aは、半径R2の真円とされている。ここで、R2>R1、より詳しくはR2=R1+2・ΔE1である。この外周116Aの中心Oe2は、入力軸112の中心OiからΔE1だけ、第1偏心体114の中心Oe1と逆の方向に偏心している。
入力軸112のニードル軸受132に対応する部分の外周112Nは、中心Oiを中心とした半径R3の真円とされている。R3=(R2+ΔE1)である。したがって、この外周112Nは、第2偏心体116の外周116Aの中心Oiから最も遠く偏心した部分と共通の外側線L2を有している。
この入力軸112のニードル軸受132に対応する部分の外周112Nは最も大径であって厚い肉厚部112Eを有している。そのため、図示せぬモータ(駆動源)からの動力を受けるための歯車160を、この肉厚部112Eにボルト162を介して固定するようにしている。
第1外歯歯車118は、前記第1ローラ(摺動促進体)134を介して第1偏心体114の外周114Aに組み込まれている。第1ローラ134は、独立した内輪134Aを有するが(図2参照)、外輪は有していない。第1ローラ134の直径はd1である。内輪134Aの半径方向の厚さD1は、前記R2とR1との差2・ΔE1に設定されている。
第2外歯歯車120は、第2ローラ(摺動促進体)136を介して第2偏心体116の外周116Aに組み込まれている。第2ローラ136は内輪も外輪も備えておらず、この第2偏心体116の外周116Aと第2外歯歯車120の内周120Aとの間に直接転接可能に配置されている(図3参照)。第2ローラ136の直径d2は、第1ローラ134の直径d1に等しい(d1=d2)。
前記ボール軸受130は、内輪130A及び外輪130Bの双方を備える。しかし、前記ニードル軸受132は、外輪132Aを有するが、内輪は有しておらず、個々のニードル132Bが直接的に入力軸112と接触している。なお、図1の符号165は、該ニードル軸受132の軸方向の位置決めを行うための突起である。即ち、この実施形態では、ニードル軸受132のニードル132Bの組み込みを容易にするため、図1の右方向からニードル軸受132を組み込むようにしている。
第2ローラ136と入力軸112のニードル軸受132に支持される部分との間には、第2ローラ136の端部と入力軸112の摺動干渉を軽減するための差し輪180が介在されている。また、第2ローラ136と第1ローラ134の内輪134Aとの間には両者136、134Aの摺動干渉を軽減するための差し輪182が介在されている。さらに、この内輪134Aとボール軸受130の内輪130Aとの間には、両者134A、130Aの摺動干渉を軽減するための差し輪184が介在されている。
符号190は、該ボール軸受130の内輪130Aの軸方向の位置決めを行う止め輪である。この止め輪190は、差し輪180、第2ローラ136、差し輪182、第1ローラ134の内輪134A、差し輪184、及びボール軸受130の内輪130Aを介して、結果として第1、第2外歯歯車118、120の軸方向の位置規制も行っている。ボール軸受130の外輪130Bの軸方向位置は、突起186および止め輪188によって規制されるように構成されている。
なお、符号192、194はオイルシールである。
次に、この遊星歯車装置110の作用を説明する。
図示せぬモータの駆動により、歯車160を介して入力軸112が回転すると、第1、第2偏心体114、116が該入力軸112と一体的に(逆位相で)偏心回転する。そのため、入力軸112が1回回転すると該第1、第2偏心体114、116の外周114A、116Aに装着されている第1、第2外歯歯車118、120が1回揺動する。この結果、停止状態にある内歯歯車122に対して、第1、第2外歯歯車118、120が内歯歯車122との歯数差に相当する分だけそれぞれ相対回転する。この相対回転が、第1、第2内ピン孔140、142及び内ピン144(相対回転取り出し機構K1)を介して第1、第2支持フランジ124、126側に取り出される。これにより、(内歯歯車122と第1外歯歯車116(或いは第2外歯歯車118)の歯数差)/(外歯歯車116(118)の歯数)に相当する減速比の減速を実現することができる。減速出力は、第1支持フランジ124の側から相手機械に対して提供される。
ここで、入力軸112のボール軸受130の対応部分の外周112B、第1、第2偏心体114、116の外周114A,116Aが、ボール軸受130の側からニードル軸受132の側に向かって順次大径となるように形成されているため、差し輪180、第2ローラ136、差し輪182、内輪134A及び第1ローラ134、差し輪184、及びボール軸受130を、この順に図1の左側から組付けてゆくことができ、最後に止め輪188、190によって各部材の軸方向の位置決めを行えばよいため、組付けの作業性が非常によい。
なお、一方側のみからの組付けを行うには、例えば、偏心体のそれぞれの外径を異ならせると共に、各列の偏心体ごとに直径が異なるローラを用意する手法が考えられる。この場合、偏心体の外径の小さい側からローラを挿入し、大径の偏心体に対して小径のローラ、小径の偏心体に対して大径のローラの順に組み込んでゆく。しかしながら、この手法は、各列ごとに直径の異なるローラを組み込まなければならず、部品の種類が増えるだけでなく、各列ごとにその動力伝達特性や耐久性が異なってしまう恐れがある。本実施形態においては、このような良好な作業性を確保するにあたって、第1偏心体114の側の第1ローラ134にのみ、内輪134Aを組み込むように工夫したため、第1、第2ローラ134、136は、その直径d1、d2を等しく設定することができ(同一のローラとすることができ)、各列の動力伝達特性の均一性及び耐久性の均一性を得ることができる。また、ローラとしての部品の種類も1種類で共通化できる。
尤も、本発明においては、このローラ径を異ならせる手法を禁止するものではなく、例えば、外歯歯車が3列以上組み込まれている場合には、そのうち2つの偏心体については、内輪の有無による手法を用い、これとローラ径を異ならせる手法との組合せで、一方側のみからの全てのローラの組み込みを実現するようにするのは自由である。
また、本実施形態においては、共通の外側線L1、L2を有するように第1ローラ134の内輪134Aの半径方向の厚さD1や入力軸112の肉厚を設定するようにしていたため、入力軸112の肉厚増大を必要最小限に抑えることができ、特に入力軸112の半径方向のコンパクト化が図られている。
また、入力軸112を支持する軸受(偏心体軸軸受)の1つが「内輪の存在しないニードル軸受」とされているため、極めて狭い半径方向の占有容積で、大きなラジアル荷重を受けることができる。そのため、確保できた肉厚部112Eを歯車160を固定するためのボルト162の螺合スペースとして合理的に利用することも可能となっている。
さらには、入力軸112を支持する軸受の1つが「ボール軸受」とされているため、このボール軸受130の部分で入力軸112のスラスト荷重を確実に受け止めることができ、一方の軸受に内輪を有しない(スラスト荷重を受けない)ニードル軸受を採用することができる。
以上のような、作用の相乗により、結果として組み付け性、動力伝達特性や耐久性の均一性を高く維持しながら、装置のコンパクト化(特に半径方向のコンパクト化)を実現でき、非常に大径の中空部112Hを確保することができている。
なお、この実施形態では、ニードル軸受132のニードル132Bの組み込みを容易にするため、図1の右方向からニードル軸受132を組み込むようにしているが、ニードル軸受132に対応する部分の外周112Nは、第2偏心体116の外周116Aに比べて、等しいか又は更に大きく設定されているため、前記突起165の軸方向位置をニードル軸受132の反対側に移動し、ニードル軸受132をも図の左側から組み付けるようにすることも可能である。
また、本発明では、偏心体軸軸受の構成は、必ずしも上記例に限定されるものではなく、両方ともニードル軸受でも良いし、ボール軸受でも良し、また、テーパードローラ軸受であっても良く、これらの組合せでも良い。各内輪も、設計よっては、あってもなくても良い。
また、上記例では、共通の外側線L1、L2を有するようにして該入力軸の肉厚を順次上昇させることにより、特に入力軸の半径方向のコンパクト化を図っていたが、例えば、組み込む摺動促進体の内輪の厚さによっては、2つの偏心体の外周に、偏心量ΔE1の2倍以上の外径差を持たせても良い。
図4に、上記実施形態の変形例にサーボモータMを連結し、産業用ロボット駆動用のギヤドモータGMとした適用例を示す。
ここでは、前述の歯車160の代わりに(大径の)歯付プーリ260がボルト262を介して入力軸212の肉厚部212Eに取り付けられている。一方、サーボモータMのモータ軸296にも(小径の)歯付プーリ298が設けられ、歯付ベルト297を介して両者260、298が連結されている。入力軸212には強いラジアル荷重が掛かるが、ニードル軸受232によって確実に受け止めることができる。
なお、図の符号295は、広く確保した入力軸212の中空部212Hに挿通したワイヤハーネス、299はロボットアタッチメントの一部を示している。
その他の構成は、先の実施形態と同様であり、同様の作用効果が得られるため、図中で主な部分に下2桁が先の実施形態と同一の符号を付すに止め、重複説明を省略する。
コンパクトで大径の中空軸を有する減速装置として、産業用のロボットや、コンベア等の用途に広く適用できる。

Claims (5)

  1. 内歯歯車と、該内歯歯車に内接噛合する複数の外歯歯車とを有し、該外歯歯車を、偏心体軸に設けた複数の偏心体によってそれぞれ揺動回転させる揺動内接噛合式の遊星歯車装置において、
    前記複数の偏心体のうち、少なくとも2つの偏心体の外径が異なっており、
    該2つの偏心体のうち、小さい外径を有する偏心体の外周と前記外歯歯車との間に、独立した内輪を有する摺動促進体を備え、且つ
    該2つの偏心体のうち、大きい外径を有する偏心体の外周と前記外歯歯車との間に、内輪を有しない摺動促進体を備えた
    ことを特徴とする揺動内接噛合式の遊星歯車装置。
  2. 請求項1において、
    前記偏心体軸が、前記偏心体を挟んで一対の偏心体軸軸受で支持されており、このうち、一方の偏心体軸軸受が支持する部分の該偏心体軸の外周、及びそれぞれの偏心体の外周が、当該一方の偏心体軸軸受の側から他方の偏心体軸軸受の側に向かって順次大径に形成されている
    ことを特徴とする揺動内接噛合式の遊星歯車装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記偏心体軸軸受の一つがボール軸受であり、かつ、他の一つがニードル軸受である
    ことを特徴とする揺動内接噛合式の遊星歯車装置。
  4. 請求項3において、
    前記ボール軸受が内輪を備えたボール軸受であり、前記ニードル軸受が内輪を有しないニードル軸受である
    ことを特徴とする揺動内接噛合式の遊星歯車装置。
  5. 請求項2〜4のいずれかにおいて、
    前記一方の偏心体軸軸受が支持する部分の該偏心体軸の外周、それぞれの偏心体の外周、及び前記他方の偏心体軸軸受が支持する部分の前記偏心体軸の外周が、該一方の偏心体軸軸受の側から他方の偏心体軸軸受の側に向かって順次大径に形成され、且つ、
    該他方の偏心体軸軸受側に形成される偏心体軸の肉厚部に、駆動源側から当該偏心体軸へ動力を伝達するための部材が固定されている
    ことを特徴とする揺動内接噛合式の遊星歯車装置。
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