JPWO2006064740A1 - Ofdm送信装置、ofdm受信装置及びofdm通信方法 - Google Patents
Ofdm送信装置、ofdm受信装置及びofdm通信方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2006064740A1 JPWO2006064740A1 JP2006548809A JP2006548809A JPWO2006064740A1 JP WO2006064740 A1 JPWO2006064740 A1 JP WO2006064740A1 JP 2006548809 A JP2006548809 A JP 2006548809A JP 2006548809 A JP2006548809 A JP 2006548809A JP WO2006064740 A1 JPWO2006064740 A1 JP WO2006064740A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ofdm
- modulation scheme
- subcarrier
- data
- transmitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L5/00—Arrangements affording multiple use of the transmission path
- H04L5/003—Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
- H04L5/0044—Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path allocation of payload
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
Description
本願は、2004年12月13日に出願された特願2004−360114号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
一方で、10Mbpsから100Mbpsの伝送レートをターゲットにしたブロードバンドワイアレスインターネットアクセスを実現するための標準化も進められており、様々な技術が提案されている。
シングルキャリアを使用して無線通信を行う場合、変調速度を上げていくとマルチパス等の要因で帯域の一部の伝播状態が悪くなったときに特性が大きく劣化してしまうという問題がある。この問題を解決するためにキャリアを複数使用したマルチキャリア方式を用いて、伝送路に冗長性を持たせる方法が知られている。このマルチキャリア方式の中で最も各キャリア間隔の狭い方式がOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)である。
この動作を伝播路が変化する度に行うことで周波数効率良く、また、伝播路の状況が悪くなっても的確に情報を伝送することが可能となる。
1セル繰り返しセルラシステムの問題点は、セル境界付近に移動端末がある場合、それぞれのセルの基地局からの電波が干渉してしまうことである。しかし、双方の基地局からの伝播特性が異なるため、希望する基地局との通信を干渉基地局からの伝播路状況が悪いサブキャリア、即ち、受信電力が低くなるサブキャリアを用いて通信を行なうことにより、基地局との通信が可能となり、1セル繰り返しセルラシステムが可能となる。更に、サブキャリア単位での適応変調を行うと、伝播路特性は改善されることが報告されている。
これにより、データを固定長にそろえるための調整ビットを使用する必要がなくなり、誤りが比較的発生しやすいサブキャリアの変調方式を下げることにより通信特性を改善することができる。
3 ヌルキャリア生成部
4 IFFT部
5 P/S変換部
6 GI挿入部
7 D/A変換部
8 無線送信部
9 アンテナ部
10 変調方式決定部
11 SINR情報記憶部
12 セル情報記憶部
13 端末情報記憶部
14 受信部
15 誤り訂正符号部
16 S/P変換部
100 OFDM送信装置
305 OFDM受信装置
3051 誤り訂正復号部
3052 P/S変換部
3053 伝播路推定・デマッピング部
3054 FFT部
3055 S/P変換部
3056 GI除去部
3057 A/D変換部
3058 無線受信部
3059 アンテナ部
3060 同期部
各サブキャリアの変調方式はBPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAMのいずれかであり、それぞれ送信可能なビット数は1、2、4、6である。全てのサブキャリアで16QAMが使用されたと仮定すると、1回のデータ伝送で送信できるビット数は4×C×Lビットになる。
OFDM送信装置100は、誤り訂正符合部15、S/P(シリアル/パラレル)変換部16、マッピング部2、ヌルキャリア生成部3、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部4、P/S(パラレル/シリアル)変換部5、GI(ガードインターバル)挿入部6、D/A(ディジタル/アナログ)変換部7、無線送信部8、アンテナ部9、変調方式決定部10、SINR情報記憶部11、セル情報記憶部12、端末情報記憶部13、受信部14を有する。
SINR情報記憶部11は、受信部14がOFDM受信装置305から受信するSINR情報を取得し記憶する。セル情報記憶部12は、受信部14がOFDM受信装置305から受信するセル情報を取得し記憶する。端末情報記憶部13は、受信部14がOFDM受信装置305から受信する端末情報を取得し記憶する。
変調方式決定部10は、SINR情報記憶部11、セル情報記憶部12、端末情報記憶部13にそれぞれ記憶されているSINR情報、セル情報、端末情報に基づき、OFDM送信装置100から送信される各サブキャリアにどのような変調方式を使用するかについて決定する。各サブキャリアの変調方式を決定する具体的方法については、変調方式決定部10の第1〜第3の実施形態毎に後述する。
マッピング部2は、変調方式決定部10により決定される768波の各サブキャリアに対する変調方式に合わせて、送信データを各サブキャリアに割当てる。ヌルキャリア生成部3は、マッピング部2から出力されるデータのうち、変調方式決定部10によって使用しないと決定されたサブキャリアの電力を0に設定する。つぎにヌルキャリア生成部3はIFFTのポイント数1024に合わせた周波数データf(0)〜f(1023)を生成し、IFFT部4に出力する。IFFT部4は、これらの周波数データf(0)〜f(1023)に、逆高速フーリエ変換の処理を行い、1024ポイントのOFDM信号の時間データt(0)〜t(1023)をP/S変換部5に出力する。P/S変換部5は、これらの時間データt(0)〜t(1023)のパラレル信号をシリアル信号に変換し、GI挿入部6に出力する。GI挿入部6は、P/S変換部5から出力されるデータにガードインターバルを生成して、D/A変換部7に出力する。ガードインターバルは、OFDM信号のシンボル間干渉を低減するために生成され、通常、OFDM信号の後ろの信号がコピーされ、OFDM信号の先頭に付加される。D/A変換部7は、GI挿入部6から出力されるデータを、ディジタル信号からアナログ信号に変換し、無線送信部8に出力する。無線送信部8は、D/A変換部7から出力される信号を無線通信に使用する周波数に変換し、アンテナ部9に出力する。アンテナ部9は、無線送信部8から出力される信号を、OFDM受信装置305に送信する。
図2は、第1の実施形態による変調方式決定部10によって行われる処理を示すフローチャートである。ここでは、OFDM送信装置100において、OFDM受信装置305にS(S>0)ビットのデータ伝送を行う場合について説明する。
始めに、変調方式決定部10は、SINR情報記憶部11に記憶されているSINR情報に基づいて、各サブキャリアの変調方式及び送信ビット数を決定し、余剰電力CD_cnumを算出する(ステップS10)。余剰電力CD_cnumは、SINR_cnum−TH_(変調方式)の式により演算される。変調方式は、各サブキャリアのSINRであるSINR_cnumと、各変調方式におけるSINRの閾値であるTH_(変調方式)とを比較することにより決定される。ここでは、SINR_cnumがTH_(変調方式)以上になる変調方式のうち、最大の閾値を有する変調方式を選択する。選択した変調方式は、CB_cnumとして記憶される。CD_cnumの演算の際には、TH_(変調方式)の(変調方式)として、ステップS10で選択された変調方式が使用される。全てのサブキャリアで同様の演算が行なわれる。ステップS10における処理を行うプログラムを図3に示す。
ステップS12では、実際に1OFDMシンボルで送信するビット数Rrを決定し、余剰ビット数Raを算出する。パケット全体で送信するビット数がこの例ではR1、R2、R3の3つのうち1つと決められているため、このステップS12が必要となる。ステップS11で求めたRmとR1/L、R2/L、R3/Lとを比較し、Rmより小さい値の中で、最も大きいRn/L(nは1〜3の整数)を選択する。ただし、送信すべきビット数がRmより小さい場合は、送信ビット数SとRn/Lを比較し、適切なRn/Lを選択する。また、余剰ビット数RaはステップS11で求められた最大のビット数Rmと実際に送信するビット数Rrの差として求められる。ステップS13における処理を行うプログラムを図5に示す。
Rrが0でない場合、ステップS13で「yes」と判断し、ステップS19へ進む。
ステップS19では、mを0に設定し、ステップS14へ進む。ステップS14では余剰ビットの有無を判定する。余剰ビットがなくなる、即ち、Ra=0であれば、処理が正常終了となり、送信データをOFDMシンボルに割り当て送信を行なう。
次に、サブキャリアkの変調方式を1ステップ低くして、送信できるビット数を減らした場合のビット数の減少値Daを算出し、新たな余剰電力CD_kを設定する(ステップS16)。CD_kは、変調方式を1ステップ低くした場合の電力になるので、TH_(変調方式)の差で表される。ステップS16における処理を行うプログラムを図7に示す。
次に、RaとDaの差分をとり、その差分の値が負であるか否かを判断する(ステップS17)。
これにより余剰ビット数RaからDaが減算される。次に、ステップS19に戻り、Raが0になるまで、ステップS19およびステップS14〜S18の処理を繰り返し行なう。なお、ステップS18で負になるのは、ここでは、Ra=1、Da=2になる場合である。従って、Da=1になるまで、次の候補を検索する。ここで、ステップS20でmに1を加算し、ステップS21でmがCになるまで検索を繰り返す理由は、C回検索することにより、全てのサブキャリアへの検索が終了できると考えられるためである。全てのサブキャリアの検索を終えてもDaが1となるサブキャリアがない場合は、Raが1のまま正常終了して送信を開始する。
使用するキャリア数Cを10、パケットのデータ伝送に使用するOFDMシンボル数Lを10、1回の通信において送信すべきデータのビット数R1、R2、R3をそれぞれ200、300、400とする。この場合、1OFDMシンボルで送信すべきビット数はそれぞれ、20、30、40となる。
(cnum、CB_cnum、CD_cnum)=(0、6、a)、(1、4、b)、(2、4、c)、(3、4、d)、(4、2、e)、(5、1、f)、(6、0、null)、(7、0、null)、(8、1、g)、(9、2、h)
ただし、a〜hについては、b>a>f>e>g>c>h>dの関係を満たしており、それらの値は、A、B、C、Dのどの値よりも小さいものとする。なお、nullはこのフローチャートによる処理に関係しないので定義していない。
次に、実際に送信するビット数Rrと、余剰ビット数Raとを算出する(ステップS12)。Rrは20、30、40のいずれかであり、20<24<30であるため、Rr=20となる。また、余剰ビット数Raは、Ra=Rm−Rr=24−20=4となる。
ステップS19でパラメータmに初期値が設定された後、Raが0かどうかが判定される(ステップS14)。ここでは、Raは4であり0でないため、「yes」と判断され、ステップS15へ進む。そして、CB_cnum>0を満たすサブキャリアの中から余剰電力が最も低いものが検索される(ステップS15)。先の仮定から、余剰電力が一番小さいサブキャリア3が選ばれる。
この選択されたサブキャリアの変調方式を1ステップ下げた場合の、ビット数の減少値Daを求め、新たな余剰電力CD_3を決定する(ステップS16)。ここでは、CB_3=4なのでDa=2、CD_3=Bとなる。
そして、ステップS19、S14、S15の処理を行いステップS16へ進む。
ステップS16で選択されるサブキャリアは、2番目に余剰電力が小さいサブキャリア9である。同様に処理した後、ステップS18では、Ra=1となり、(9、2、h)は(9、1、C)になる。そして、ステップS19、S14、S15の処理を行いステップS16へ進む。
次に、ステップS15で選択されるサブキャリアは、3番目に余剰電力が小さいサブキャリア2である。ステップS16ではCD_2はCからBになるが、これは先程と違い、ステップS17でRa=1、Da=2、Ra−Da=−1となり、ステップS20へ進む。ステップS20では、m=0に1が加算されm=1となり、ステップS21へ進む。ステップS21では、全てのサブキャリアの試行が終わってない、即ち、m=Cではないことを確認し、ステップS15へ進む。そして、次の候補となるサブキャリアを選択する。
先のステップS16でCがBに変更されているので、ステップS15ではサブキャリア番号8が選択される。そして、ステップS19、S14、S15、S16の処理を行いステップS17へ進む。ステップS17では「yes」と判断し、ステップS18へ進む。ステップS18では、CB_8=0、Ra=0となる。これは(8、1、g)が(8、0、D)になることを意味する。
以上の処理の結果、図2に示されたフローチャートによる処理を始める前は、
(cnum、CB_cnum、CD_cnum)=(0、6、a)、(1、4、b)、(2、4、c)、(3、4、d)、(4、2、e)、(5、1、f)、(6、0、null)、(7、0、null)、(8、1、g)、(9、2、h)
であったのが、
(cnum、CB_cnum、CD_cnum)=(0、6、a)、(1、4、b)、(2、4、B)、(3、2、B)、(4、2、e)、(5、1、f)、(6、0、null)、(7、0、null)、(8、0、D)、(9、1、C)
となる。このように、cnum=2、3、8、9の組み合わせが変更されている。また、cnum=3、8、9については、変調方式が変更されている。図9に第1の実施形態により選択される各サブキャリアの変調方式を示している。
以上のような処理を行うことにより、従来のようにデータを固定長にそろえるための調整ビットを使用する必要がなくなり、かつ、誤りが比較的発生しやすいサブキャリアの変調方式を1ステップ低い速度の変調方式に変更することから、通信特性も改善される。もちろんスループットの低下もない。
図10は、第2の実施形態の変調方式決定部10によって行われる処理を示すフローチャートである。本実施形態では、OFDM受信装置305の特性を鑑みて各サブキャリアに変調方式を割り当てるようにしている。この説明では、OFDM受信装置305は、変調方式に64QAMを使用するとアナログ回路の特性が悪い場合を想定して説明する。このため、以下に説明するように、OFDM送信装置100は、64QAMの変調方式をできるだけ割り当てないでデータ伝送を行う。なお、第1の実施形態で説明した処理と同じ処理を行う部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施形態では、サブキャリアの変調方式に64QAMが選択された場合の余剰電力の計算方法(ステップS30)において第1の実施形態とは相違している。第1の実施形態では、余剰電力をSINR_cnum−TH_(変調方式)として定義していたが、第2の実施形態においては、64QAMの選択時のみSINR_cnum−TH_64QAM−alphaという計算を行う。ただし、(TH_64QAM−TH_16QAM)>alpha>0である。
第1の実施形態の場合と同様に、サブキャリア番号cnumと、選択された変調方式により送信可能なビット数CB_cnumと、余剰電力CD_cnumとを(cnum、CB_cnum、CD_cnum)のように表す。図11を参照すると、ステップS30において、次の10対の信号を得ることができる。
(cnum、CB_cnum、CD_cnum)=(0、6、a−alpha)、(1、4、b)、(2、4、c)、(3、4、d)、(4、2、e)、(5、1、f)、(6、0、null)、(7、0、null)、(8、1、g)、(9、2、h)
ただし、余剰電力について、b>f>e>g>c>h>d>(a−alpha)の関係を満たしているものとする。
本実施形態では、まずサブキャリア番号0が選択される。次に、ステップS16〜S18の処理が行われる。ステップS18ではCB_0=4、Ra=2となる。次に、ステップS19、ステップS14の処理が行われ、ステップS15へ進む。ステップS15では、サブキャリア番号3が選択される。ステップS16、S17の処理を行った後、ステップS18においてCB_3=2、Ra=0となり、フローチャートによる処理が正常終了する。図11の最下欄は第2の実施形態により選択される各サブキャリアの変調方式を示す。
これから分かるように、通信特性の劣化の大きい64QAMは選択されず、かつ、従来のようにデータを固定長にそろえるための調整ビットを使用する必要がなくなる。更に、誤りが比較的発生しやすいキャリアの変調方式を1ステップ低い速度の通信方式に変更したことから、通信特性を改善することができる。もちろんスループットの低下もない。
なお、本実施形態では端末情報として、64QAMのSINRの変化に対する耐性が弱いというアナログ回路の特性についての情報を使用する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、端末情報として、受信端末の受信性能、伝播路情報、又は移動速度情報などを使用することもできる。
この第3の実施形態は、変調方式にBPSKが選択された場合の余剰電力の計算方法(ステップS40)と、使用しないサブキャリアの送信電力を0に設定する処理(ステップS41)において第1の実施形態と相違している。なお、以下の説明において、第1の実施形態で説明した処理と同じ処理を行う部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
第1の実施形態では、余剰電力をSINR_cnum−TH_(変調方式)として定義していたが、本実施形態においては、BPSKの選択時のみSINR_cnum−TH_BPSK−betaという計算を行う。ただし、TH_BPSK>beta>0であるものとする。
第1の実施形態と同様に、サブキャリア番号cnumと、選択された変調方式により送信可能なビット数CB_cnumと、余剰電力CD_cnumとを(cnum、CB_cnum、CD_cnum)のように表す。図13を参照すると、ステップS40において、次の10対の信号を得ることができる。
(cnum、CB_cnum、CD_cnum)=(0、6、a)、(1、4、b)、(2、4、c)、(3、4、d)、(4、2、e)、(5、1、f−beta)、(6、0、null)、(7、0、null)、(8、1、g−beta)、(9、2、h)
ただし、余剰電力についてb>e>c>h>a>d>(f−beta)>(g−beta)の関係を満たしているものとする。
本実施形態では、まずサブキャリア番号8が選択される。次に、ステップS16〜S18の処理が行われる。ステップS18ではCB_8=0、Ra=3となる。さらに、ステップS19、ステップS14の処理が行われ、ステップS15へ進む。ステップS15では、サブキャリア番号5が選択される。次に、ステップS16〜S18の処理が行われる。ステップS18ではCB_5=0、Ra=2となる。次に、ステップS19、ステップS14の処理が行われ、ステップS15へ進む。ステップS15では、サブキャリア番号3が選択される。次に、ステップS16〜S18の処理が行われる。ステップS18ではCB_3=2、Ra=0となり、ステップS19の処理を行い、ステップS14へ進む。ステップS14では、Ra=0であるため、「no」と判断し、ステップS41へ進む。ステップS41では、CB_cnum=0であるCB_5及びCB_8のサブキャリアの送信電力を0に設定する。こうして、フローチャートに示された処理を正常終了する。図13の最下欄は第3の実施形態により選択される各サブキャリアの変調方式を示す。
これから分かるように、送信電力を割り当てないno txで表されるサブキャリアが増え、かつ、従来のようにデータを固定長にそろえるための調整ビットを使用する必要がなくなる。更に、誤りが比較的発生しやすいサブキャリアの変調方式が下げられたことから、通信特性を改善することができる。もちろんスループットの低下もない。
また、上述した第1〜第3の実施形態では、OFDM送信装置100の受信部14においてOFDM受信装置305から受信特性としてSINR情報を取得し、そのSINR情報をSINR情報記憶部11に記憶する場合ついて説明したが、このような構成に限定されるものではない。すなわち、受信部14においてOFDM受信装置305から受信特性としてSNR情報を取得し、そのSNR情報に基づいて変調方式決定部10によってサブキャリアに適用する変調方式を決定するようにしても構わない。
また、変調方式を選択する代わりに、符号化率、拡散率、送信ダイバーシティ法のいずれかを選択してOFDM通信を行う構成にすることも可能である。
Claims (14)
- 一送信単位で伝送するデータ量が固定長であり、複数のサブキャリアを用いてデータを伝送するOFDM送信装置であって、前記OFDM送信装置は、1または複数のサブキャリア毎に選択した無伝送を含む変調方式によりデータ伝送可能なデータ量を算出した後、前記データ量が伝送すべき固定長のデータ量と略等しくなるように前記変調方式を変更する変調方式決定部を有するOFDM送信装置。
- 請求項1に記載のOFDM送信装置はさらに1または複数のサブキャリア毎の受信特性を取得する受信部を有し、
前記変調方式決定部は、前記サブキャリア毎に前記受信特性で伝送可能な最大の送信データ量を実現する変調方式を選択し、
選択した変調方式により送信可能なデータ量を算出した後、前記データ量が伝送すべき固定長のデータ量と略等しくなるように、いずれかのサブキャリアの変調方式を伝送できるデータ量が少ない無伝送を含む変調方式に変更するOFDM送信装置。 - 請求項2に記載のOFDM送信装置において、前記変調方式決定部は、所望の通信品質に必要となる受信特性に対する閾値を各変調方式に対して設定し、
前記サブキャリア毎の受信特性以下の閾値で最も大きい閾値を持つ変調方式を選択し、
さらに前記サブキャリア毎の受信特性と選択された変調方式の閾値との差を算出し、
選択した変調方式により送信可能なデータ量を算出した後、前記データ量が伝送すべき固定長のデータ量と略等しくなるように、
算出した差が小さいサブキャリアから順に変調方式の変更を行うOFDM送信装置。 - 請求項3に記載のOFDM送信装置において、前記変調方式決定部は、前記サブキャリア毎に前記選択された変調方式の変更を行う際に、前記伝送可能なデータ量が前記伝送すべき固定長のデータ量を下回るときには、そのサブキャリアについて前記選択された変調方式の変更を中止するOFDM送信装置。
- 請求項4に記載のOFDM送信装置において、前記変調方式決定部は、全てのサブキャリアに対する前記選択された変調方式の変更が中止された場合には、前記伝送可能なデータ量と前記伝送する固定長のデータ量とが異なっていても、前記サブキャリア毎に設定された前記選択された変調方式によりデータ伝送を行うOFDM送信装置。
- 請求項3に記載のOFDM送信装置において、前記受信部は、受信端末情報を受信又は予め記憶しておくことにより取得し、
前記変調方式決定部は、前記受信端末情報が所定の受信特性を満たさない変調方式があることを示す場合には、該変調方式に設定されたサブキャリアにおいて算出された前記差に対し、所定値を減算する処理を行うOFDM送信装置。 - 請求項6に記載のOFDM送信装置において、前記受信端末情報は、受信端末毎のアナログ回路の特性、受信性能、伝播路情報、又は、移動速度情報であるOFDM送信装置。
- 請求項6に記載のOFDM送信装置において、前記変調方式決定部は、前記所定の受信特性を満たさない変調方式が複数存在する場合には、前記所定の受信特性を満たさない変調方式毎に異なる所定値を減算する処理を行うOFDM送信装置。
- 請求項3に記載のOFDM送信装置において、
前記変調方式決定部は、無伝送以外で最も低い閾値を持つ変調方式が選択されたサブキャリアにおいて算出された前記差に対し、所定値を減算する処理を行うOFDM送信装置。 - 請求項3に記載のOFDM送信装置は、データ通信に干渉を及ぼすセルがあるか否かについてのセル情報を予め又は前記受信部から受信して記憶するセル情報記憶部を有し、
前記変調方式決定部は、前記セル情報記憶部に記憶されているセル情報に基づいて、無伝送以外で最も低い閾値を持つ変調方式が選択されたサブキャリアにおいて算出された前記差に対し、所定値を減算する処理を行うOFDM送信装置。 - 請求項1〜10のいずれかの項に記載のOFDM送信装置において、前記サブキャリア毎の受信特性として、SINRを使用するOFDM送信装置。
- 請求項1〜10のいずれかの項に記載のOFDM送信装置において、前記サブキャリア毎の受信特性として、SNRを使用するOFDM送信装置。
- 一送信単位で伝送するデータ量が固定長であり、複数のサブキャリアを用いて伝送されるデータを受信するOFDM受信装置であって、
前記サブキャリアの受信特性情報、前記データの通信に干渉を及ぼすセルがあるか否かについてのセル情報、受信端末情報の少なくとも1つを送信する情報送信部を有するOFDM受信装置。 - 一送信単位で伝送するデータ量が固定長であり、複数のサブキャリアを用いてOFDM送信装置からOFDM受信装置に対してデータを伝送するためのOFDM通信方法であって、
前記OFDM受信装置から前記OFDM送信装置に対して、前記複数のサブキャリアの受信特性を送信する第1のステップと、
前記OFDM送信装置により、前記第1のステップで前記OFDM受信装置から送信された前記受信特性と変調方式により定まる閾値との差を算出する第2のステップと、
前記OFDM送信装置により、前記サブキャリアの受信特性以下の閾値を有する変調方式のうち最大の閾値を有する変調方式を前記サブキャリア毎に使用する変調方式として設定する第3のステップと、
前記サブキャリアに設定された変調方式のうち少なくとも1つのサブキャリアについて少なくとも1ステップ低い閾値を有する変調方式に再設定することにより、伝送可能なデータ量が伝送すべき固定長のデータ量と略等しくなるように変更する第4のステップと、
前記第4のステップで再設定された変調方式に基づいて、前記OFDM送信装置から前記OFDM受信装置にデータを伝送する第5のステップと、
を有するOFDM通信方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004360114 | 2004-12-13 | ||
JP2004360114 | 2004-12-13 | ||
PCT/JP2005/022682 WO2006064740A1 (ja) | 2004-12-13 | 2005-12-09 | Ofdm送信装置、ofdm受信装置及びofdm通信方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2006064740A1 true JPWO2006064740A1 (ja) | 2008-06-12 |
JP4405518B2 JP4405518B2 (ja) | 2010-01-27 |
Family
ID=36587796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006548809A Expired - Fee Related JP4405518B2 (ja) | 2004-12-13 | 2005-12-09 | Ofdm送信装置、ofdm通信システム及びofdm通信方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4405518B2 (ja) |
WO (1) | WO2006064740A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008067320A (ja) * | 2006-09-11 | 2008-03-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 基地局装置および端末装置 |
EP2179525A4 (en) * | 2007-08-16 | 2014-06-11 | Ikanos Communications Inc | METHOD AND APPARATUS FOR DETERMINING ERRORS ON BITS IN MULTITONALITY TRANSCEIVERS |
JP5672597B2 (ja) * | 2010-06-25 | 2015-02-18 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 伝送端末及び伝送システム |
JP2016184842A (ja) * | 2015-03-26 | 2016-10-20 | 三菱電機株式会社 | Ofdm通信システム |
EP3761584A4 (en) | 2018-03-13 | 2021-04-21 | MegaChips Corporation | COMMUNICATION SYSTEM USING A WIRED TRANSMISSION LINE AND MULTI-CARRIER MODULATION |
CN117135022B (zh) * | 2023-10-24 | 2024-02-02 | 为准(北京)电子科技有限公司 | Ofdm信号的噪声抑制方法及装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0930752A3 (en) * | 1998-01-14 | 1999-10-20 | Motorola, Inc. | Method for allocating data and power in a discrete multitone communication system |
JP3191802B2 (ja) * | 1999-06-17 | 2001-07-23 | 三菱電機株式会社 | 通信装置および通信方法 |
US20010031016A1 (en) * | 2000-03-14 | 2001-10-18 | Ernest Seagraves | Enhanced bitloading for multicarrier communication channel |
US6947748B2 (en) * | 2000-12-15 | 2005-09-20 | Adaptix, Inc. | OFDMA with adaptive subcarrier-cluster configuration and selective loading |
-
2005
- 2005-12-09 JP JP2006548809A patent/JP4405518B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2005-12-09 WO PCT/JP2005/022682 patent/WO2006064740A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2006064740A1 (ja) | 2006-06-22 |
JP4405518B2 (ja) | 2010-01-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9025430B2 (en) | System and method of modulation and coding scheme adjustment for a LTE shared data channel | |
US7423991B2 (en) | Apparatus and method for allocating subchannels adaptively according to frequency reuse rates in an orthogonal frequency division multiple access system | |
US7933195B2 (en) | Method and apparatus for transmitting/receiving channel quality information in a communication system using an orthogonal frequency division multiplexing scheme | |
US6754169B2 (en) | Method and system of operation for a variable transmission mode multi-carrier communication system | |
US8411770B2 (en) | Base station device, mobile terminal device, wireless communication system, and wireless communication method | |
JP4353774B2 (ja) | データ送信方法とデータ受信方法およびそれらを用いた送信装置と受信装置 | |
US20050281226A1 (en) | Apparatus and method for feedback of channel quality information in communication systems using an OFDM scheme | |
CN102577485B (zh) | 无线通信***、移动站装置、基站装置、通信控制方法及集成电路 | |
WO2007112547A1 (en) | Method & system for fractional frequency reuse in a wireless communication network | |
US7660289B2 (en) | System, apparatus and method of varying channel bandwidth | |
KR20050048357A (ko) | 직교 주파수 분할 다중 방식의 이동통신 시스템에서선택적 전력 제어 장치 및 방법 | |
WO2006126616A1 (ja) | 無線通信基地局装置および無線通信方法 | |
JPWO2007058270A1 (ja) | マルチセル直交周波数分割多元接続システムにおけるキャリア割り当て方法 | |
US20060018365A1 (en) | Method for transmitting a signal using a precise adaptive modulation and coding scheme in a frequency hopping-orthogonal frequency division multiple access communication system | |
TWI426723B (zh) | 於正交分頻多重存取符號中功率分佈之重新塑造 | |
WO2006051372A1 (en) | Transmission format indication and feedback in multi-carrier wireless communication systems | |
JP4405518B2 (ja) | Ofdm送信装置、ofdm通信システム及びofdm通信方法 | |
US8897123B2 (en) | Radio communication terminal, base station, radio communication method and radio communication system | |
WO2008054143A1 (en) | Method and apparatus for determining reporting period of channel quality information in multi-carrier wireless system | |
JP4425811B2 (ja) | Ofdm送信方法、ofdm送信装置及びofdm送信プログラム | |
JP4468160B2 (ja) | サブキャリア適応制御方法及びその装置、無線装置 | |
JP4153452B2 (ja) | マルチキャリア適応変調通信システムとその送受信装置 | |
JP2010035212A (ja) | Ofdm送信方法 | |
US20080253278A1 (en) | Techniques to Compress Modulation Patterns for Adaptive Bitloading | |
JP2014068217A (ja) | Ofdm通信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090811 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091005 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091027 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091104 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |