JPWO2006064740A1 - Ofdm送信装置、ofdm受信装置及びofdm通信方法 - Google Patents

Ofdm送信装置、ofdm受信装置及びofdm通信方法 Download PDF

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Abstract

OFDM送信装置は、一送信単位で伝送するデータ量が固定長であり、複数のサブキャリアを用いてデータを伝送するOFDM送信装置であって、各サブキャリアの変調方式を決定する変調方式決定部を有する。変調方式決定部は、n(nは1以上の整数)個のサブキャリア毎に変調方式を選択し、選択した変調方式によりデータ伝送可能なデータ量を算出し、算出した伝送可能なデータ量が伝送する固定長のデータ量と略等しくなるようにn個のサブキャリア毎に変調方式を調整する。

Description

本発明は、複数のサブキャリアを使用してOFDM通信を行うOFDM送信装置、OFDM受信装置及びOFDM通信方法に関する。
本願は、2004年12月13日に出願された特願2004−360114号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
現在、我が国ではIMT−2000(International Mobile Telecommunication 2000)のサービスが2001年10月から世界に先駆けてサービスが開始されるなど、移動通信システムにおける伝送、アクセス技術が急速に進展している。また、HSDPA(High Speed Down−link Packet Access)などの技術が標準化され、最大約10Mbps程度のデータ伝送の実用化が進められている。
一方で、10Mbpsから100Mbpsの伝送レートをターゲットにしたブロードバンドワイアレスインターネットアクセスを実現するための標準化も進められており、様々な技術が提案されている。
高速な伝送レートの無線通信を実現するために必要となる要件は、周波数利用効率を高めることである。伝送レートと使用する帯域幅は比例関係にあるので、伝送レートを上げるには、利用する周波数帯域幅を広げることにより解決することができる。しかし、利用できる周波数帯域は逼迫しており、新たな無線通信システムが構築される上で十分な帯域幅が割り当てられることは考え難い。従って周波数利用効率を高めることが必要となる。
シングルキャリアを使用して無線通信を行う場合、変調速度を上げていくとマルチパス等の要因で帯域の一部の伝播状態が悪くなったときに特性が大きく劣化してしまうという問題がある。この問題を解決するためにキャリアを複数使用したマルチキャリア方式を用いて、伝送路に冗長性を持たせる方法が知られている。このマルチキャリア方式の中で最も各キャリア間隔の狭い方式がOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)である。
OFDMは5GHz帯の無線通信システムであるIEEE802.11aや、地上ディジタル放送で用いられている方式である。OFDMは数十から数千のキャリアを、理論上干渉の起こらない最小となる周波数間隔に並べ同時に通信する方式である。通常、OFDMにおいてこのキャリアをサブキャリアと呼び、各サブキャリアに対してPSK(Phase Shift Keying)、QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)等の変調を行うことにより位相変移変調を行なう。更に、誤り訂正方式と組み合わせて多値直交振幅変調を行うことにより、周波数選択性フェージングに強い変調を行うことができる。従来のOFDM送信装置及びOFDM受信装置の構成について、図14、図15を用いて説明する。この説明では、OFDMに使用されるサブキャリア数が768波である場合を例示する。
図14は、OFDMに使用されるOFDM送信装置300の構成を示すブロック図である。OFDM送信装置300は、誤り訂正符号部3001、S/P(シリアル/パラレル)変換部3002、マッピング部3003、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)部3004、P/S(パラレル/シリアル)変換部3005、GI(ガードインターバル)挿入部3006、D/A(ディジタル/アナログ)変換部3007、無線送信部3008、アンテナ部3009を有する。
誤り訂正符号部3001は、送信データに対して、誤り訂正符号化の処理を行う。S/P変換部3002は、誤り訂正符号部3001から出力されるデータを、各サブキャリアの変調に必要となるデータに変換する。例えば、サブキャリア数が768波で、各サブキャリアの変調方式がQPSK(Quadrature Phase Shift Keying:直交位相変調)の場合、2ビットずつ、768系統のデータに変換する。マッピング部3003は、S/P変換部3002から出力されるデータに対して、各サブキャリアごとに変調の処理を行う。IFFT部3004は、マッピング部3003から出力されるデータに対して、逆高速フーリエ変換の処理を行う。768波のOFDM信号を生成する場合、通常使用される逆高速フーリエ変換のポイント数は1024である。P/S変換部3005は、IFFT部3004から出力されるデータを、パラレルデータからシリアルデータに変換する。GI挿入部3006は、P/S変換部3005から出力されるデータに対して、ガードインターバルを挿入する。ガードインターバルはOFDM信号を受信する際、シンボル間干渉を低減させるために挿入されるものである。D/A変換部3007は、GI挿入部3006から出力されるデータを、ディジタル信号からアナログ信号に変換する。無線送信部3008は、D/A変換部3007から出力されるデータを、送信するための周波数のデータに変換する。アンテナ部3009は、無線送信部3008から出力されるデータの送信を行う。
図15は、OFDMに使用されるOFDM受信装置305の構成を示すブロック図である。基本的に、OFDM受信装置305では、OFDM送信装置300と逆の処理が行われる。OFDM受信装置305は、誤り訂正復号部3051、P/S(パラレル/シリアル)変換部3052、伝播路推定・デマッピング部3053、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)部3054、S/P(シリアル/パラレル)変換部3055、GI(ガードインターバル)除去部3056、A/D(アナログ/ディジタル)変換部3057、無線受信部3058、アンテナ部3059、同期部3060を有する。
アンテナ部3059は、OFDM送信装置300から送信される電波を受信する。無線受信部3058は、アンテナ部3059で受信した電波を、アナログ/ディジタル変換が可能な周波数帯域のデータに周波数変換する。A/D変換部3057は、無線受信部3058から出力されるアナログデータをディジタルデータに変換する。同期部3060は、A/D変換部3057から出力されるデータに対して、OFDMのシンボル同期を取る。GI除去部3056は、同期部3060から出力されるデータからガードインターバルを除去する。S/P変換部3055は、GI除去部3056から出力されるデータを1024波のデータにパラレル化する。FFT部3054は、S/P変換部3055から出力されるデータに対して、1024ポイントの高速フーリエ変換の処理を行う。伝播路推定・デマッピング部3053は、FFT部3054から出力されるデータに対して、768波のサブキャリアの復調を行う。通常、伝播路推定は、OFDM送信装置300からOFDM受信装置305に対して既知のデータを送ることによって行われる。P/S変換部3052は、伝播路推定・デマッピング部3053から出力されるデータを、シリアル化する。誤り訂正復号部3051は、P/S変換部3052から出力されるデータに対して誤り訂正を行ない、OFDM送信装置300から送信されたデータを復調する。
OFDMを含めたマルチキャリア方式の周波数利用効率を向上する技術として適応変調技術がある。これは各サブキャリア毎に伝播状況を把握して伝播状況の良いサブキャリアに高速な変調方式を用い、より多くの情報を送るという技術である。あわせて伝播状況に応じて各サブキャリアの送信電力を変更するという方法もある。
OFDMに適応変調を適用した方法の一つに各サブキャリアの変調パラメータを伝播状況に合わせて変化させるという方法がある。OFDMにおいては、各サブキャリアを多値変調することで伝送量を増加させる。通常、各サブキャリアに対してBPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK、16QAM、64QAM等の変調を行って伝送量を変化させる。各サブキャリアにどの変調方式を使用するか、すなわち、各サブキャリアどれだけのビットを割り付けるかの基準として、SNR(Signal to Noise power Ratio:信号対雑音比)やSINR(Signal to Interference and Noise power Ratio:信号対干渉雑音比)を使用する場合が多い。図14および図15に示した例では、OFDM送信装置300側はOFDM受信装置305側で得たサブキャリア毎のSINRを知ることができる。OFDM送信装置300がSINRを知る方法は様々考えられるが、この例では、一例として、OFDM受信装置305がOFDM送信装置300にSINRを通知する。このSINRに従って、OFDM送信装置300は、サブキャリアごとに伝達できる情報量が最も多くなるように変調パラメータを設定する。各サブキャリアの変調方式としてBPSK、QPSK、16QAM、64QAMを使用したときに所望の誤り率特性を満たすことができるSINRの閾値を、TH_BPSK、TH_QPSK、TH_16QAM、TH_64QAMと表すことにする。
図16は、サブキャリアと、SINRにより選択される変調方式との関係を示すグラフである。ここでは、サブキャリア数が10(サブキャリア番号が0から9)の場合について説明する。図16の縦軸はSINRを示し、横軸はサブキャリア番号を示している。例えば、サブキャリア番号が3の場合、SINRが、16QAMの閾値であるTH_16QAMは超えているが、64QAMの閾値であるTH_64QAMには満たない。よって、変調方式として16QAMを選択する。
この動作を伝播路が変化する度に行うことで周波数効率良く、また、伝播路の状況が悪くなっても的確に情報を伝送することが可能となる。
この適応変調を行うマルチキャリア方式の技術の応用先として1セル繰り返しセルラシステムが考えられている。1セル繰り返しセルラシステムはセルを並べて構成される通信エリアにおいて、全てのセルで1種類の周波数帯しか用いない方式である。
1セル繰り返しセルラシステムの問題点は、セル境界付近に移動端末がある場合、それぞれのセルの基地局からの電波が干渉してしまうことである。しかし、双方の基地局からの伝播特性が異なるため、希望する基地局との通信を干渉基地局からの伝播路状況が悪いサブキャリア、即ち、受信電力が低くなるサブキャリアを用いて通信を行なうことにより、基地局との通信が可能となり、1セル繰り返しセルラシステムが可能となる。更に、サブキャリア単位での適応変調を行うと、伝播路特性は改善されることが報告されている。
適応変調を行ってセルラシステムの効率を向上させようとする技術として、特許文献1に開示されている技術が知られている。この技術においては、サブキャリア単位で希望波と干渉波の電力を測定し、所望の伝送速度が得られるサブキャリアのみを選択して通信を行う。
なお、上記のOFDMに関する技術としては、例えば、特許文献2、特許文献3、非特許文献1に記載されているものが知られている。
特開2003−304214号公報 特開平7−79415号公報 特開2003−115817号公報 中西俊之、三瓶政一、森永規彦著「サブキャリア適応変調方式を用いた1セル繰り返しOFDM/TDMAシステムにおける干渉低減技術に関する検討」信学技報、RCS2002−239、Jan.2003
しかし、適応変調を実際の機器に実装する場合、ARQ(Automatic Repeat reQuest)やFEC(Frame Error Correction)などの実装をするために実際に扱うデータは固定長になる場合が殆どで、適応変調を行うことで伝送可能な情報量が数%増えても実際にはその増えた分を使用できない場合が多い。例えば、情報が256バイト、512バイト、768バイト単位で3種類から選択されて通信が行なわれる場合、適応変調を用いることにより500バイトの伝送容量を得ることができても、実際に送信できるバイト数は256であり、244バイト分の通信路容量が無駄になってしまう。
さらに、従来用いられている適応変調方式では、SINR等の指標をもとに、一意的に変調方式を割り当てているという問題がある。このことは、様々な特性をもつOFDM受信装置が考えられる通信システムの場合、非常に問題点が多い。例えば、64QAM等のアナログ特性が悪い端末に対しても、SINRに基づいて64QAMを割り当ててしまい、割り当てを行う時のSINRと、実際通信を行なうときのSINRが少し変化しただけで、通信エラーを起こしてしまうという問題がある。この問題に対しては予め64QAMのSINRの閾値、即ちTH_64QAMに余裕を持たせておく等の解決策も考えられるが、これでは適応変調としての効果が減少してしまうという問題がある。
また、従来用いられている適応変調方式は、1セル繰り返しセルラシステムにおける利用効率を向上させるために十分であるとはいえない。この理由は、SINRに基づいて通信に用いる変調方式を決めているため、適応変調を行った端末と希望基地局との通信においては、与えられた環境下では、ほぼ理想的な通信が行なわれるものの、他セルへの影響、すなわち、無線通信システム全体としての通信路容量については全く考慮されていないためである。したがって、自端末本位の通信になってしまい、無線通信システム全体としての利用効率は向上しない場合がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、データを固定長にそろえるための調整ビットを不要とするとともに、誤りが発生し易いサブキャリアの変調方式を下げることにより通信特性を改善することができるOFDM送信装置、OFDM受信装置及びOFDM通信方法を提供することにある。
本発明は、一送信単位で伝送するデータ量が固定長であり、複数のサブキャリアを用いてデータを伝送するOFDM送信装置であって、このOFDM送信装置は、n(nは1以上の整数)個の前記サブキャリア毎に変調方式を選択し、選択された変調方式によりデータ伝送可能なデータ量を算出し、算出された伝送可能なデータ量が伝送すべき固定長のデータ量と略等しくなるように前記サブキャリア毎に選択された変調方式を調整する変調方式決定部を有する。
本発明のOFDM送信装置は、前記複数のサブキャリアの受信特性を取得する受信部をさらに有し、前記変調方式決定部は、前記受信部により取得されるサブキャリア毎の受信特性と変調方式により定まる閾値との差を算出し、サブキャリアの受信特性以下の閾値を有する変調方式のうち最大の閾値を有する変調方式を前記サブキャリア毎に使用する選択された変調方式とし、n個のサブキャリアのうち少なくとも1つのサブキャリアについて選択された変調方式よりも少なくとも1ステップ低い閾値を有する変調方式に変更することにより、伝送可能なデータ量が伝送すべき固定長のデータ量と略等しくなるように調整することができる。
また、本発明のOFDM送信装置において、前記変調方式決定部は、n個のサブキャリア毎の受信特性と変調方式により定まる閾値との差が小さいサブキャリアから順に、上記選択された変調方式の変更を行ってもよい。
また、本発明のOFDM送信装置において、前記変調方式決定部は、n個の前記サブキャリア毎に前記選択された変調方式の変更を行う際に、伝送可能なデータ量が伝送する固定長のデータ量を下回るときには、そのサブキャリアに対する変調方式の変更を中止するようにしてもよい。
また、本発明のOFDM送信装置において、前記変調方式決定部は、前記選択された変調方式の変更を中止したサブキャリアの受信特性と変調方式により定まる閾値との差の算出を、変更が中止された変調方式により定まる閾値を用いて行ってもよい。
また、本発明のOFDM送信装置において、前記少なくとも1つのサブキャリアの前記選択された変調方式は、その変調方式より1ステップ低い閾値を有する変調方式に変更されるようにしてもよい。
また、本発明のOFDM送信装置において、前記変調方式決定部は、全てのサブキャリアに対して前記選択された変調方式の変更が中止された場合には、伝送可能なデータ量と伝送する固定長のデータ量とが異なっていても、n個のサブキャリア毎に前記選択された変調方式によりデータ伝送を行うようにしてもよい。
また、本発明のOFDM送信装置において、前記受信部は受信端末情報を受信又は予め記憶しておくことにより取得し、前記変調方式決定部は、前記受信端末情報が所定の受信特性を満たさない変調方式を示す場合には、n個のサブキャリア毎の受信特性と変調方式により定まる閾値との差から更に所定値を減算する処理を、上記所定の受信特性を満たさない変調方式が前記選択された変調方式として設定されたサブキャリアについて行うようにしてもよい。
また、本発明のOFDM送信装置において、前記受信端末情報は、受信端末毎のアナログ回路の特性、受信性能、伝播路情報、又は、移動速度情報を含んでいてもよい。
また、本発明のOFDM送信装置において、前記変調方式決定部は、前記所定の受信特性を満たさない変調方式が複数存在する場合には、それらの変調方式毎に異なる所定値を減算する処理を行うようにしてもよい。
また、本発明のOFDM送信装置において、前記変調方式決定部は、n個のサブキャリア毎の受信特性と変調方式の閾値との差から更に所定値を減算する処理を、無伝送以外で最も低い閾値を有する変調方式が前記選択された変調方式として設定されたサブキャリアについて行い、前記所定値の減算結果が、変調方式の最小の閾値よりも低いサブキャリアを伝送に使用しないようにしてもよい。
また、本発明のOFDM送信装置は、干渉を及ぼすセルがあるか否かについての情報であるセル情報を予め又は前記受信部から受信して記憶するセル情報記憶部を更に有し、前記変調方式決定部は、前記セル情報記憶部に記憶されているセル情報に基づいてn個のサブキャリア毎の受信特性と変調方式の閾値との差から更に所定値を減算する処理を、無伝送以外で最も低い閾値を有する変調方式が前記選択された変調方式として設定されているサブキャリアについて行い、前記所定値の減算結果が変調方式の最小の閾値よりも低いサブキャリアを無伝送キャリアとしてもよい。
前記n個のサブキャリア毎の受信特性の一例として、SINRを使用することが挙げられる。
また、前記n個のサブキャリア毎の受信特性の他の例として、SNRを使用することが考えられる。
本発明に係るOFDM受信装置は、一送信単位で伝送するデータ量が固定長であり、複数のサブキャリアを用いて伝送されるデータを受信するOFDM受信装置であって、サブキャリア受信特性の情報、データ通信に干渉を及ぼすセルがあるか否かについての情報であるセル情報、受信端末情報のうち少なくとも1つを送信する情報送信部を有する。
本発明に係るOFDM通信方法は、一送信単位で伝送するデータ量が固定長であり、複数のサブキャリアを用いてOFDM送信装置からOFDM受信装置に対してデータを伝送するためのOFDM通信方法であって、前記OFDM受信装置から前記OFDM送信装置に対して前記複数のサブキャリアの受信特性を送信する第1のステップと、前記OFDM送信装置により前記第1のステップで前記OFDM受信装置から送信された受信特性と変調方式により定まる閾値との差を算出する第2のステップと、前記OFDM送信装置によりサブキャリアの受信特性以下の閾値を有する変調方式のうち最大の閾値を有する変調方式を前記サブキャリア毎に使用する変調方式として設定する第3のステップと、サブキャリアに設定された変調方式のうち少なくとも1つのサブキャリアについて少なくとも1ステップ低い閾値を有する変調方式に再設定することにより、伝送可能なデータ量が伝送すべき固定長のデータ量と略等しくなるように調整する第4のステップと、前記第4のステップで再設定された変調方式に基づいて、前記OFDM送信装置から前記OFDM受信装置にデータを伝送する第5のステップとを有する。
本発明では、変調方式決定部によりn個のサブキャリア毎に変調方式を選択し、選択した変調方式によりデータ伝送可能なデータ量を算出し、算出した伝送可能なデータ量が前記OFDM受信装置に伝送する固定長のデータ量と等しくなるようにサブキャリア毎に変調方式を調整するようにした。
これにより、データを固定長にそろえるための調整ビットを使用する必要がなくなり、誤りが比較的発生しやすいサブキャリアの変調方式を下げることにより通信特性を改善することができる。
図1は、本発明の一実施形態によるOFDM送信装置を示すブロック図である。 図2は、図1に示されたOFDM送信装置に含まれる変調方式決定部の第1の実施形態による適応変調処理を示すフローチャートである。 図3は、図2に示されたフローチャートにおけるステップS10の処理を実現するためのプログラムを示す図である。 図4は、図2に示されたフローチャートにおけるステップS11の処理を実現するためのプログラムを示す図である。 図5は、図2に示されたフローチャートにおけるステップS12の処理を実現するためのプログラムを示す図である。 図6は、図2に示されたフローチャートにおけるステップS15の処理を実現するためのプログラムを示す図である。 図7は、図2に示されたフローチャートにおけるステップS16の処理を実現するためのプログラムを示す図である。 図8は、図2に示されたフローチャートにおけるステップS18の処理を実現するためのプログラムを示す図である。 図9は、第1の実施形態の変調方式決定部における適応変調処理の具体例を示すための、サブキャリア毎のSINRと変調方式の閾値との関係を示すグラフである。 図10は、図1に示されたOFDM送信装置に含まれる変調方式決定部の第2の実施形態による適応変調処理を示すフローチャートである。 図11は、第2の実施形態の変調方式決定部における適応変調処理の具体例を示すための、サブキャリア毎のSINRと変調方式の閾値との関係を示すグラフである。 図12は、図1に示されたOFDM送信装置に含まれる変調方式決定部の第3の実施形態による適応変調処理を示すフローチャートである。 図13は、第3の実施形態の変調方式決定部における適応変調処理の具体例を示すための、サブキャリア毎のSINRと変調方式の閾値との関係を示すグラフである。 図14は、OFDMに使用される従来のOFDM送信装置を示すブロック図である。 図15は、OFDMに使用されるOFDM受信装置を示すブロック図である。 図16は、従来の適応変調処理の具体例を示すための、サブキャリア毎のSINRと変調方式の閾値との関係を示すグラフである。
符号の説明
2 マッピング部
3 ヌルキャリア生成部
4 IFFT部
5 P/S変換部
6 GI挿入部
7 D/A変換部
8 無線送信部
9 アンテナ部
10 変調方式決定部
11 SINR情報記憶部
12 セル情報記憶部
13 端末情報記憶部
14 受信部
15 誤り訂正符号部
16 S/P変換部
100 OFDM送信装置
305 OFDM受信装置
3051 誤り訂正復号部
3052 P/S変換部
3053 伝播路推定・デマッピング部
3054 FFT部
3055 S/P変換部
3056 GI除去部
3057 A/D変換部
3058 無線受信部
3059 アンテナ部
3060 同期部
以下に本発明の一実施形態によるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)送信装置100を、図面を参照しながら説明する。本実施形態においては、OFDM送信装置100からOFDM受信装置305(図15参照)に対して、OFDMによりデータを無線通信によって送信する場合について説明する。また、OFDM送信装置100は、OFDM受信装置305におけるサブキャリア毎のSINR(Signal to Interference and Noise power Ratio)を知っていることを前提として説明する。なお、無線通信システムによってはSNR(Signal to Noise power Ratio)を用いた方が良い場合もあるが、以下に説明する本発明の実施形態では、一例として、SINRを使用する場合について説明する。OFDM送信装置100側でOFDM受信装置305におけるSINRの情報を知る方法としては、様々な方法が考えられるが、例えば、OFDM受信装置305からOFDM送信装置100に当該情報を通知する方法が考えられる。
以下の説明では、OFDMに使用するサブキャリア数をC本とする。送信に際しては各サブキャリアの送信電力は等しくPであり、送信に使用しないサブキャリアも存在する。また、一送信単位によるデータ伝送において使用されるOFDMシンボルはL個とする。また、一送信単位としてパケットを使用する場合について説明するが、一送信単位としてフレーム構成のスロット等を使用することもできる。データ伝送においては、このデータ伝送用のOFDMシンボルのほかに、AGC(Auto Gain Control)、AFC(Auto Frequency Control)用のシンボルや、各サブキャリアの変調方式を通知するためシンボルMLI(Modulation Level Information)等のデータが必要となる。
1回の通信において送信すべきデータのビット数(一送信単位で伝送するデータ量)はR1、R2、R3のいずれかにより定まる固定長であるものとする。R1、R2、R3は整数であり、R1<R2<R3の関係を満たす。これを、1OFDMシンボル辺りのビット数にするとそれぞれ、≪R1/L≫、≪R2/L≫、≪R3/L≫である。ただし、≪X≫は小数点以下を切り上げたXに最も近い整数を意味する。以下に説明する実施形態では、説明を簡単にするため、R1/L、R2/L、R3/Lのそれぞれは整数であると仮定する。
各サブキャリアの変調方式はBPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAMのいずれかであり、それぞれ送信可能なビット数は1、2、4、6である。全てのサブキャリアで16QAMが使用されたと仮定すると、1回のデータ伝送で送信できるビット数は4×C×Lビットになる。
上述したように、OFDM送信装置100は、各サブキャリアの電力をPで送信した際のOFDM受信装置305におけるSINRの情報を取得している。各サブキャリアのSINRをSINR_cnumと表す。cnumはサブキャリア番号であり、1≦cnum≦Cの条件を満たす整数である。それぞれの変調方式で通信し、所定の誤り率を満たすために必要となるSINRの閾値をTH_(変調方式)で表す。即ち、BPSKにおけるSINRの閾値をTH_BPSKと表し、QPSKにおけるSINRの閾値をTH_QPSKと表し、16QAMにおけるSINRの閾値をTH_16QAMと表し、64QAMにおけるSINRの閾値をTH_64QAMと表す。
図1は、本発明の実施形態によるOFDM送信装置100の構成を示すブロック図である。ここでは、OFDMのサブキャリア数が768波であり、逆高速フーリエ変換におけるポイント数が1024である場合について説明する。
OFDM送信装置100は、誤り訂正符合部15、S/P(シリアル/パラレル)変換部16、マッピング部2、ヌルキャリア生成部3、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部4、P/S(パラレル/シリアル)変換部5、GI(ガードインターバル)挿入部6、D/A(ディジタル/アナログ)変換部7、無線送信部8、アンテナ部9、変調方式決定部10、SINR情報記憶部11、セル情報記憶部12、端末情報記憶部13、受信部14を有する。
受信部14は、各サブキャリアにおけるSINRの特性を示すSINR情報、各サブキャリアにおける受信特性の悪い変調方式について示す端末情報、各サブキャリアにおいて干渉を及ぼすセルがあるか否かを示すセル情報を、OFDM受信装置305(図15参照)から受信する。OFDM送信装置100がOFDM受信装置305からSINR情報、端末情報、セル情報を受信する場合には、OFDM信号を使用する必要は必ずしもなく、その他の種々の通信方法を使用することが可能である。
SINR情報記憶部11は、受信部14がOFDM受信装置305から受信するSINR情報を取得し記憶する。セル情報記憶部12は、受信部14がOFDM受信装置305から受信するセル情報を取得し記憶する。端末情報記憶部13は、受信部14がOFDM受信装置305から受信する端末情報を取得し記憶する。
変調方式決定部10は、SINR情報記憶部11、セル情報記憶部12、端末情報記憶部13にそれぞれ記憶されているSINR情報、セル情報、端末情報に基づき、OFDM送信装置100から送信される各サブキャリアにどのような変調方式を使用するかについて決定する。各サブキャリアの変調方式を決定する具体的方法については、変調方式決定部10の第1〜第3の実施形態毎に後述する。
誤り訂正符合部15は、送信データに対して、誤り訂正符号化の処理を行う。S/P変換部16は、誤り訂正符合部15から出力されるデータを、各サブキャリアの変調に値必要となるデータに変換する。
マッピング部2は、変調方式決定部10により決定される768波の各サブキャリアに対する変調方式に合わせて、送信データを各サブキャリアに割当てる。ヌルキャリア生成部3は、マッピング部2から出力されるデータのうち、変調方式決定部10によって使用しないと決定されたサブキャリアの電力を0に設定する。つぎにヌルキャリア生成部3はIFFTのポイント数1024に合わせた周波数データf(0)〜f(1023)を生成し、IFFT部4に出力する。IFFT部4は、これらの周波数データf(0)〜f(1023)に、逆高速フーリエ変換の処理を行い、1024ポイントのOFDM信号の時間データt(0)〜t(1023)をP/S変換部5に出力する。P/S変換部5は、これらの時間データt(0)〜t(1023)のパラレル信号をシリアル信号に変換し、GI挿入部6に出力する。GI挿入部6は、P/S変換部5から出力されるデータにガードインターバルを生成して、D/A変換部7に出力する。ガードインターバルは、OFDM信号のシンボル間干渉を低減するために生成され、通常、OFDM信号の後ろの信号がコピーされ、OFDM信号の先頭に付加される。D/A変換部7は、GI挿入部6から出力されるデータを、ディジタル信号からアナログ信号に変換し、無線送信部8に出力する。無線送信部8は、D/A変換部7から出力される信号を無線通信に使用する周波数に変換し、アンテナ部9に出力する。アンテナ部9は、無線送信部8から出力される信号を、OFDM受信装置305に送信する。
次に、OFDM送信装置100における変調方式決定部10の処理について説明する。
図2は、第1の実施形態による変調方式決定部10によって行われる処理を示すフローチャートである。ここでは、OFDM送信装置100において、OFDM受信装置305にS(S>0)ビットのデータ伝送を行う場合について説明する。
始めに、変調方式決定部10は、SINR情報記憶部11に記憶されているSINR情報に基づいて、各サブキャリアの変調方式及び送信ビット数を決定し、余剰電力CD_cnumを算出する(ステップS10)。余剰電力CD_cnumは、SINR_cnum−TH_(変調方式)の式により演算される。変調方式は、各サブキャリアのSINRであるSINR_cnumと、各変調方式におけるSINRの閾値であるTH_(変調方式)とを比較することにより決定される。ここでは、SINR_cnumがTH_(変調方式)以上になる変調方式のうち、最大の閾値を有する変調方式を選択する。選択した変調方式は、CB_cnumとして記憶される。CD_cnumの演算の際には、TH_(変調方式)の(変調方式)として、ステップS10で選択された変調方式が使用される。全てのサブキャリアで同様の演算が行なわれる。ステップS10における処理を行うプログラムを図3に示す。
次に、OFDM送信装置100からOFDM受信装置305へデータを送信する際に、所定の誤り率を満たし1OFDMシンボルで通信できる最大のビット数Rmを求める(ステップS11)。即ち、ステップS10で求めたCB_cnumを全てのサブキャリアについて加算する。ステップS11における処理を行うプログラムを図4に示す。
ステップS12では、実際に1OFDMシンボルで送信するビット数Rrを決定し、余剰ビット数Raを算出する。パケット全体で送信するビット数がこの例ではR1、R2、R3の3つのうち1つと決められているため、このステップS12が必要となる。ステップS11で求めたRmとR1/L、R2/L、R3/Lとを比較し、Rmより小さい値の中で、最も大きいRn/L(nは1〜3の整数)を選択する。ただし、送信すべきビット数がRmより小さい場合は、送信ビット数SとRn/Lを比較し、適切なRn/Lを選択する。また、余剰ビット数RaはステップS11で求められた最大のビット数Rmと実際に送信するビット数Rrの差として求められる。ステップS13における処理を行うプログラムを図5に示す。
次に、上記ビット数Rrが0であるか否かについて判断する(ステップS13)。ここでRrが0である場合は、要求される誤り率では、伝送不可能であることを示すので、ステップS13で「no」と判断し、異常処理としてフローチャートの処理を終了する。この場合は、送信を停止し、伝播路状態が変わるのを待つか、または最初に設定した誤り率を変更して、図2によるフローチャートの処理を再開する。
Rrが0でない場合、ステップS13で「yes」と判断し、ステップS19へ進む。
ステップS19では、mを0に設定し、ステップS14へ進む。ステップS14では余剰ビットの有無を判定する。余剰ビットがなくなる、即ち、Ra=0であれば、処理が正常終了となり、送信データをOFDMシンボルに割り当て送信を行なう。
次に、余剰電力が最も低いサブキャリア番号kを検索する(ステップS15)。ステップS15における処理を行うプログラムを図6に示す。
次に、サブキャリアkの変調方式を1ステップ低くして、送信できるビット数を減らした場合のビット数の減少値Daを算出し、新たな余剰電力CD_kを設定する(ステップS16)。CD_kは、変調方式を1ステップ低くした場合の電力になるので、TH_(変調方式)の差で表される。ステップS16における処理を行うプログラムを図7に示す。
次に、RaとDaの差分をとり、その差分の値が負であるか否かを判断する(ステップS17)。
ステップS17においてRa−Da≧0の関係を満たしている場合には、「yes」と判断し、ステップS18へ進む。ステップS18では、実際にkの変調方式を1ステップ低くし、新たにCB_kを設定する。ステップS18における処理を行うプログラムを図8に示す。
これにより余剰ビット数RaからDaが減算される。次に、ステップS19に戻り、Raが0になるまで、ステップS19およびステップS14〜S18の処理を繰り返し行なう。なお、ステップS18で負になるのは、ここでは、Ra=1、Da=2になる場合である。従って、Da=1になるまで、次の候補を検索する。ここで、ステップS20でmに1を加算し、ステップS21でmがCになるまで検索を繰り返す理由は、C回検索することにより、全てのサブキャリアへの検索が終了できると考えられるためである。全てのサブキャリアの検索を終えてもDaが1となるサブキャリアがない場合は、Raが1のまま正常終了して送信を開始する。
以上の説明をより理解しやすくするために、上述した処理を具体的な数値を用いて以下に説明する。なお、説明を簡素化するため、誤り訂正等による冗長なビットは考慮していない。
使用するキャリア数Cを10、パケットのデータ伝送に使用するOFDMシンボル数Lを10、1回の通信において送信すべきデータのビット数R1、R2、R3をそれぞれ200、300、400とする。この場合、1OFDMシンボルで送信すべきビット数はそれぞれ、20、30、40となる。
図9は、OFDM送信装置100から全サブキャリアを同一電力で送信した場合におけるOFDM受信装置305でのサブキャリア毎のSINRと変調方式の閾値の関係を示すグラフである。OFDM送信装置100は、受信部14によりSINR情報をOFDM受信装置305から取得する。図9の縦軸はSINR、横軸はサブキャリア番号(0〜9)である。また、A、B、C、Dは各変調方式におけるSINRの閾値の差である。即ち、TH_64QAMとTH_16QAMのSINRの閾値の差をA、TH_16QAMとTH_QPSKのSINRの閾値の差をB、TH_QPSKとTH_BPSKのSINRの閾値の差をC、TH_BPSKのSINRの閾値をDとする。
始めに、各サブキャリアに適した変調方式を決定し余剰電力を求める(図2のステップS10)。サブキャリア番号cnumと、選択された変調方式により送信可能なビット数CB_cnumと、余剰電力CD_cnumとを(cnum、CB_cnum、CD_cnum)のように表すと、図9より、次の10対の信号を得ることができる。
(cnum、CB_cnum、CD_cnum)=(0、6、a)、(1、4、b)、(2、4、c)、(3、4、d)、(4、2、e)、(5、1、f)、(6、0、null)、(7、0、null)、(8、1、g)、(9、2、h)
ただし、a〜hについては、b>a>f>e>g>c>h>dの関係を満たしており、それらの値は、A、B、C、Dのどの値よりも小さいものとする。なお、nullはこのフローチャートによる処理に関係しないので定義していない。
次に、最大送信可能なビット数Rmを算出する(ステップS11)。ここでは、Rm=6+4+4+4+2+1+1+2=24となる。
次に、実際に送信するビット数Rrと、余剰ビット数Raとを算出する(ステップS12)。Rrは20、30、40のいずれかであり、20<24<30であるため、Rr=20となる。また、余剰ビット数Raは、Ra=Rm−Rr=24−20=4となる。
ステップS19でパラメータmに初期値が設定された後、Raが0かどうかが判定される(ステップS14)。ここでは、Raは4であり0でないため、「yes」と判断され、ステップS15へ進む。そして、CB_cnum>0を満たすサブキャリアの中から余剰電力が最も低いものが検索される(ステップS15)。先の仮定から、余剰電力が一番小さいサブキャリア3が選ばれる。
この選択されたサブキャリアの変調方式を1ステップ下げた場合の、ビット数の減少値Daを求め、新たな余剰電力CD_3を決定する(ステップS16)。ここでは、CB_3=4なのでDa=2、CD_3=Bとなる。
次にビット数を減らしすぎていないことを確認する(ステップS17)。ここで、サブキャリア3の変調方式を減らすことが決定したので、(3、4、d)は(3、2、B)になる。
そして、ステップS19、S14、S15の処理を行いステップS16へ進む。
ステップS16で選択されるサブキャリアは、2番目に余剰電力が小さいサブキャリア9である。同様に処理した後、ステップS18では、Ra=1となり、(9、2、h)は(9、1、C)になる。そして、ステップS19、S14、S15の処理を行いステップS16へ進む。
次に、ステップS15で選択されるサブキャリアは、3番目に余剰電力が小さいサブキャリア2である。ステップS16ではCD_2はCからBになるが、これは先程と違い、ステップS17でRa=1、Da=2、Ra−Da=−1となり、ステップS20へ進む。ステップS20では、m=0に1が加算されm=1となり、ステップS21へ進む。ステップS21では、全てのサブキャリアの試行が終わってない、即ち、m=Cではないことを確認し、ステップS15へ進む。そして、次の候補となるサブキャリアを選択する。
先のステップS16でCがBに変更されているので、ステップS15ではサブキャリア番号8が選択される。そして、ステップS19、S14、S15、S16の処理を行いステップS17へ進む。ステップS17では「yes」と判断し、ステップS18へ進む。ステップS18では、CB_8=0、Ra=0となる。これは(8、1、g)が(8、0、D)になることを意味する。
次に、ステップS19へ進んだ後、ステップS14に進む。ステップS14では、Ra=0なので「no」と判断し、フローチャートの処理を正常終了する。
以上の処理の結果、図2に示されたフローチャートによる処理を始める前は、
(cnum、CB_cnum、CD_cnum)=(0、6、a)、(1、4、b)、(2、4、c)、(3、4、d)、(4、2、e)、(5、1、f)、(6、0、null)、(7、0、null)、(8、1、g)、(9、2、h)
であったのが、
(cnum、CB_cnum、CD_cnum)=(0、6、a)、(1、4、b)、(2、4、B)、(3、2、B)、(4、2、e)、(5、1、f)、(6、0、null)、(7、0、null)、(8、0、D)、(9、1、C)
となる。このように、cnum=2、3、8、9の組み合わせが変更されている。また、cnum=3、8、9については、変調方式が変更されている。図9に第1の実施形態により選択される各サブキャリアの変調方式を示している。
以上のような処理を行うことにより、従来のようにデータを固定長にそろえるための調整ビットを使用する必要がなくなり、かつ、誤りが比較的発生しやすいサブキャリアの変調方式を1ステップ低い速度の変調方式に変更することから、通信特性も改善される。もちろんスループットの低下もない。
次に、第2の実施形態によるOFDM送信装置100によって行われる処理について説明する。
図10は、第2の実施形態の変調方式決定部10によって行われる処理を示すフローチャートである。本実施形態では、OFDM受信装置305の特性を鑑みて各サブキャリアに変調方式を割り当てるようにしている。この説明では、OFDM受信装置305は、変調方式に64QAMを使用するとアナログ回路の特性が悪い場合を想定して説明する。このため、以下に説明するように、OFDM送信装置100は、64QAMの変調方式をできるだけ割り当てないでデータ伝送を行う。なお、第1の実施形態で説明した処理と同じ処理を行う部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施形態では、サブキャリアの変調方式に64QAMが選択された場合の余剰電力の計算方法(ステップS30)において第1の実施形態とは相違している。第1の実施形態では、余剰電力をSINR_cnum−TH_(変調方式)として定義していたが、第2の実施形態においては、64QAMの選択時のみSINR_cnum−TH_64QAM−alphaという計算を行う。ただし、(TH_64QAM−TH_16QAM)>alpha>0である。
OFDM送信装置100は、受信部14によりOFDM受信装置305から受信するSINR情報と端末情報とを、予めSINR情報記憶部11と端末情報記憶部13とにそれぞれ記憶する。端末情報記憶部13に記憶している端末情報として、64QAMのSINRの変化に対する耐性が弱いという情報が含まれていた場合に、alphaを0より大きい値に設定する。これにより、サブキャリアの変調方式として64QAMが選択される割合が変化する。なお、64QAMのSINRの変化に対する耐性が非常に弱い場合にはalphaの上限値に近く設定することが好ましく、逆に、64QAMのSINRの変化に対する耐性がそれほど弱くない場合には0に近い値に設定することが望ましい。
図11は、本実施形態によるOFDM受信装置305におけるサブキャリア毎のSINRと変調方式の閾値との関係を示すグラフである。
第1の実施形態の場合と同様に、サブキャリア番号cnumと、選択された変調方式により送信可能なビット数CB_cnumと、余剰電力CD_cnumとを(cnum、CB_cnum、CD_cnum)のように表す。図11を参照すると、ステップS30において、次の10対の信号を得ることができる。
(cnum、CB_cnum、CD_cnum)=(0、6、a−alpha)、(1、4、b)、(2、4、c)、(3、4、d)、(4、2、e)、(5、1、f)、(6、0、null)、(7、0、null)、(8、1、g)、(9、2、h)
ただし、余剰電力について、b>f>e>g>c>h>d>(a−alpha)の関係を満たしているものとする。
図10のフローチャートにおいて、ステップS30、S11〜S13、S19、S14の処理を行った後、ステップS15で余剰電力が最小となるサブキャリアが選択される。
本実施形態では、まずサブキャリア番号0が選択される。次に、ステップS16〜S18の処理が行われる。ステップS18ではCB_0=4、Ra=2となる。次に、ステップS19、ステップS14の処理が行われ、ステップS15へ進む。ステップS15では、サブキャリア番号3が選択される。ステップS16、S17の処理を行った後、ステップS18においてCB_3=2、Ra=0となり、フローチャートによる処理が正常終了する。図11の最下欄は第2の実施形態により選択される各サブキャリアの変調方式を示す。
これから分かるように、通信特性の劣化の大きい64QAMは選択されず、かつ、従来のようにデータを固定長にそろえるための調整ビットを使用する必要がなくなる。更に、誤りが比較的発生しやすいキャリアの変調方式を1ステップ低い速度の通信方式に変更したことから、通信特性を改善することができる。もちろんスループットの低下もない。
なお、本実施形態では端末情報として、64QAMのSINRの変化に対する耐性が弱いというアナログ回路の特性についての情報を使用する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、端末情報として、受信端末の受信性能、伝播路情報、又は移動速度情報などを使用することもできる。
図12は、第3の実施形態による変調方式決定部10によって行われる処理を示すフローチャートである。本実施形態では、セルラシステムのように隣接するエリアで同一周波数を用いた通信が行われている場合に、他セルへの影響をできるだけ軽減するように、変調方式を割り当てるようにしている。適応変調の方法として、データ通信に使用しないサブキャリアは送信しないという方法があるが、本実施形態では適応変調において、スループットと通信特性を保証しつつ、データを送信しないサブキャリアを優先的に選択する。
この第3の実施形態は、変調方式にBPSKが選択された場合の余剰電力の計算方法(ステップS40)と、使用しないサブキャリアの送信電力を0に設定する処理(ステップS41)において第1の実施形態と相違している。なお、以下の説明において、第1の実施形態で説明した処理と同じ処理を行う部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
第1の実施形態では、余剰電力をSINR_cnum−TH_(変調方式)として定義していたが、本実施形態においては、BPSKの選択時のみSINR_cnum−TH_BPSK−betaという計算を行う。ただし、TH_BPSK>beta>0であるものとする。
OFDM送信装置100は、受信部14によりOFDM受信装置305から受信するSINR情報とセル情報とを、予めSINR情報記憶部11とセル情報記憶部13とにそれぞれ記憶する。セル情報記憶部13に記憶されるセル情報は、干渉を及ぼすセルがあるか否かに関する情報である。干渉を及ぼすセルがあるか否かは、予め設定するか、またはOFDM送信装置100がOFDM受信装置305から受信する電波から判定することにより行われる。干渉を及ぼすセルがあると判定した場合、OFDM送信装置100はbetaを0以上に設定する。これにより、そのサブキャリアが選択される割合が変化する。なお、隣接するセルが多い場合にはbetaの上限値に近く設定することが好ましく、逆に、少ない場合には0に近い値に設定することが望ましい。
図13は、本実施形態によるOFDM受信装置305におけるサブキャリア毎のSINRと変調方式の閾値との関係を示すグラフである。
第1の実施形態と同様に、サブキャリア番号cnumと、選択された変調方式により送信可能なビット数CB_cnumと、余剰電力CD_cnumとを(cnum、CB_cnum、CD_cnum)のように表す。図13を参照すると、ステップS40において、次の10対の信号を得ることができる。
(cnum、CB_cnum、CD_cnum)=(0、6、a)、(1、4、b)、(2、4、c)、(3、4、d)、(4、2、e)、(5、1、f−beta)、(6、0、null)、(7、0、null)、(8、1、g−beta)、(9、2、h)
ただし、余剰電力についてb>e>c>h>a>d>(f−beta)>(g−beta)の関係を満たしているものとする。
図12のフローチャートにおいて、ステップS40、S11〜S13、S19、S14の処理を行った後、ステップS15で余剰電力が最小となるサブキャリアが選択される。
本実施形態では、まずサブキャリア番号8が選択される。次に、ステップS16〜S18の処理が行われる。ステップS18ではCB_8=0、Ra=3となる。さらに、ステップS19、ステップS14の処理が行われ、ステップS15へ進む。ステップS15では、サブキャリア番号5が選択される。次に、ステップS16〜S18の処理が行われる。ステップS18ではCB_5=0、Ra=2となる。次に、ステップS19、ステップS14の処理が行われ、ステップS15へ進む。ステップS15では、サブキャリア番号3が選択される。次に、ステップS16〜S18の処理が行われる。ステップS18ではCB_3=2、Ra=0となり、ステップS19の処理を行い、ステップS14へ進む。ステップS14では、Ra=0であるため、「no」と判断し、ステップS41へ進む。ステップS41では、CB_cnum=0であるCB_5及びCB_8のサブキャリアの送信電力を0に設定する。こうして、フローチャートに示された処理を正常終了する。図13の最下欄は第3の実施形態により選択される各サブキャリアの変調方式を示す。
これから分かるように、送信電力を割り当てないno txで表されるサブキャリアが増え、かつ、従来のようにデータを固定長にそろえるための調整ビットを使用する必要がなくなる。更に、誤りが比較的発生しやすいサブキャリアの変調方式が下げられたことから、通信特性を改善することができる。もちろんスループットの低下もない。
以上、第1〜第3の実施形態による変調方式決定部10を有するOFDM送信装置100についてそれぞれ説明したが、このような構成に限定されるものではい。OFDM送信装置100は、第1〜第3の実施形態による変調方式決定部10の機能を組み合わせた変調方式決定部を有してもよい。
また、上述した第1〜第3の実施形態では、OFDM送信装置100の受信部14においてOFDM受信装置305から受信特性としてSINR情報を取得し、そのSINR情報をSINR情報記憶部11に記憶する場合ついて説明したが、このような構成に限定されるものではない。すなわち、受信部14においてOFDM受信装置305から受信特性としてSNR情報を取得し、そのSNR情報に基づいて変調方式決定部10によってサブキャリアに適用する変調方式を決定するようにしても構わない。
また、上述した第1〜第3の実施形態では、サブキャリア毎に変調方式を選択する場合について説明したが、このような構成に限定されるものではない。例えば、複数個のサブキャリア毎に変調方式を選択する構成にすることも可能である。
また、変調方式を選択する代わりに、符号化率、拡散率、送信ダイバーシティ法のいずれかを選択してOFDM通信を行う構成にすることも可能である。
なお、以上説明した実施形態において、変調方式決定部10などの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりOFDM送信装置100の制御を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含む。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、複数のサブキャリアを使用してOFDM通信を行うOFDM送信装置、OFDM受信装置及びOFDM通信方法に適用することができ、複数のサブキャリアにより適切な変調方式を割り当てることによって、通信特性を改善することができる。

Claims (14)

  1. 一送信単位で伝送するデータ量が固定長であり、複数のサブキャリアを用いてデータを伝送するOFDM送信装置であって、前記OFDM送信装置は、1または複数のサブキャリア毎に選択した無伝送を含む変調方式によりデータ伝送可能なデータ量を算出した後、前記データ量が伝送すべき固定長のデータ量と略等しくなるように前記変調方式を変更する変調方式決定部を有するOFDM送信装置。
  2. 請求項1に記載のOFDM送信装置はさらに1または複数のサブキャリア毎の受信特性を取得する受信部を有し、
    前記変調方式決定部は、前記サブキャリア毎に前記受信特性で伝送可能な最大の送信データ量を実現する変調方式を選択し、
    選択した変調方式により送信可能なデータ量を算出した後、前記データ量が伝送すべき固定長のデータ量と略等しくなるように、いずれかのサブキャリアの変調方式を伝送できるデータ量が少ない無伝送を含む変調方式に変更するOFDM送信装置。
  3. 請求項2に記載のOFDM送信装置において、前記変調方式決定部は、所望の通信品質に必要となる受信特性に対する閾値を各変調方式に対して設定し、
    前記サブキャリア毎の受信特性以下の閾値で最も大きい閾値を持つ変調方式を選択し、
    さらに前記サブキャリア毎の受信特性と選択された変調方式の閾値との差を算出し、
    選択した変調方式により送信可能なデータ量を算出した後、前記データ量が伝送すべき固定長のデータ量と略等しくなるように、
    算出した差が小さいサブキャリアから順に変調方式の変更を行うOFDM送信装置。
  4. 請求項3に記載のOFDM送信装置において、前記変調方式決定部は、前記サブキャリア毎に前記選択された変調方式の変更を行う際に、前記伝送可能なデータ量が前記伝送すべき固定長のデータ量を下回るときには、そのサブキャリアについて前記選択された変調方式の変更を中止するOFDM送信装置。
  5. 請求項4に記載のOFDM送信装置において、前記変調方式決定部は、全てのサブキャリアに対する前記選択された変調方式の変更が中止された場合には、前記伝送可能なデータ量と前記伝送する固定長のデータ量とが異なっていても、前記サブキャリア毎に設定された前記選択された変調方式によりデータ伝送を行うOFDM送信装置。
  6. 請求項3に記載のOFDM送信装置において、前記受信部は、受信端末情報を受信又は予め記憶しておくことにより取得し、
    前記変調方式決定部は、前記受信端末情報が所定の受信特性を満たさない変調方式があることを示す場合には、該変調方式に設定されたサブキャリアにおいて算出された前記差に対し、所定値を減算する処理を行うOFDM送信装置。
  7. 請求項6に記載のOFDM送信装置において、前記受信端末情報は、受信端末毎のアナログ回路の特性、受信性能、伝播路情報、又は、移動速度情報であるOFDM送信装置。
  8. 請求項6に記載のOFDM送信装置において、前記変調方式決定部は、前記所定の受信特性を満たさない変調方式が複数存在する場合には、前記所定の受信特性を満たさない変調方式毎に異なる所定値を減算する処理を行うOFDM送信装置。
  9. 請求項3に記載のOFDM送信装置において、
    前記変調方式決定部は、無伝送以外で最も低い閾値を持つ変調方式が選択されたサブキャリアにおいて算出された前記差に対し、所定値を減算する処理を行うOFDM送信装置。
  10. 請求項3に記載のOFDM送信装置は、データ通信に干渉を及ぼすセルがあるか否かについてのセル情報を予め又は前記受信部から受信して記憶するセル情報記憶部を有し、
    前記変調方式決定部は、前記セル情報記憶部に記憶されているセル情報に基づいて、無伝送以外で最も低い閾値を持つ変調方式が選択されたサブキャリアにおいて算出された前記差に対し、所定値を減算する処理を行うOFDM送信装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかの項に記載のOFDM送信装置において、前記サブキャリア毎の受信特性として、SINRを使用するOFDM送信装置。
  12. 請求項1〜10のいずれかの項に記載のOFDM送信装置において、前記サブキャリア毎の受信特性として、SNRを使用するOFDM送信装置。
  13. 一送信単位で伝送するデータ量が固定長であり、複数のサブキャリアを用いて伝送されるデータを受信するOFDM受信装置であって、
    前記サブキャリアの受信特性情報、前記データの通信に干渉を及ぼすセルがあるか否かについてのセル情報、受信端末情報の少なくとも1つを送信する情報送信部を有するOFDM受信装置。
  14. 一送信単位で伝送するデータ量が固定長であり、複数のサブキャリアを用いてOFDM送信装置からOFDM受信装置に対してデータを伝送するためのOFDM通信方法であって、
    前記OFDM受信装置から前記OFDM送信装置に対して、前記複数のサブキャリアの受信特性を送信する第1のステップと、
    前記OFDM送信装置により、前記第1のステップで前記OFDM受信装置から送信された前記受信特性と変調方式により定まる閾値との差を算出する第2のステップと、
    前記OFDM送信装置により、前記サブキャリアの受信特性以下の閾値を有する変調方式のうち最大の閾値を有する変調方式を前記サブキャリア毎に使用する変調方式として設定する第3のステップと、
    前記サブキャリアに設定された変調方式のうち少なくとも1つのサブキャリアについて少なくとも1ステップ低い閾値を有する変調方式に再設定することにより、伝送可能なデータ量が伝送すべき固定長のデータ量と略等しくなるように変更する第4のステップと、
    前記第4のステップで再設定された変調方式に基づいて、前記OFDM送信装置から前記OFDM受信装置にデータを伝送する第5のステップと、
    を有するOFDM通信方法。
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