JPWO2005125022A1 - 変調出力装置 - Google Patents

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Abstract

MP3プレーヤ50から読み出されたMP3等の音楽データに対してステレオ変調する処理を必要に応じて行うDSP12と、DSP12より出力されるデジタルデータをアナログ信号に変換し、当該変換したアナログ信号をイヤホン端子54または送信部15の何れかに選択的に出力するD/A変換器14と、D/A変換器14より出力されるアナログ信号を送信アンテナ55から外部に送信する送信部15とを備え、音楽データの再生に関する処理と、再生された音楽データを変調して無線送信する処理との全てを1つのDSP12および1つのD/A変換器14で行うことができるようにする。

Description

本発明は変調出力装置に関し、例えば、MP3(MPEG−1 Audio Layer−3)等の音楽情報などを変調して外部に送信することを可能にした装置に用いて好適なものである。
近年、携帯電話機は広く普及し、多機能化が進むとともに多様なサービスが提供されている。最近では、音楽配信サイトからダウンロードしたMP3等の音楽情報を保存し、好きなときに音楽を再生することができる音楽再生機能付きの携帯電話機が開発されている。
しかしながら、この種の携帯電話機では、音楽を聞く際には、携帯電話機内蔵のスピーカで聞くか、またはイヤホン端子にイヤホンやヘッドホンをケーブル接続して聞かなければならない。そのため、再生される音楽が低品質であるという問題や、煩雑な作業をしなければ音楽を聞けないという問題を有していた。
このような問題に鑑みて、再生された音楽情報をFM変調して無線送信する構成を備えた携帯電話機やアダプタが提案されている(例えば、特許文献1,2,3参照)。
[特許文献1]特開平6−309854号公報
[特許文献2]特開2003−110665号公報
[特許文献3]特開2003−204375号公報
上記特許文献1に記載のアダプタでは、アダプタ本体にCDプレーヤを固定するとともに、アダプタ本体に設けたFMトランスミッタによりCDプレーヤの音声信号出力をFM帯域の電波に変換して既設FM付きラジオへ無線転送する。そして、ラジオをチューニングすることにより、CDプレーヤの音声を車室内の音響システムから出力できるようにしている。
また、上記特許文献2に記載の携帯電話機では、記憶部に格納された音楽データを読み出し、復号化等を行って音楽信号として再生処理する。そして、この再生音楽信号を周波数変調し、FM信号としてFMアンテナから送信する。このFM信号をFMラジオで受信し、FMラジオにおいてFM信号を復調して再生することにより、携帯電話機で再生した音楽を所望の音量に拡声して出力することを可能としている。
また、上記特許文献3に記載の携帯電話機では、キー入力を行うキー入力部と、音楽情報を記憶する音楽情報記憶部と、音楽情報を音楽信号として再生する音楽再生部と、音楽情報のFM変調を行うFM変調部と、全体を制御する主制御部とを有し、主制御部がキー入力部における所定キーのオンを検知したときに、再生音楽信号をFM変調部にてFM変調して無線送信するようにしている。
しかしながら、上記従来の技術において、再生したMP3等の音楽情報を携帯電話機内蔵のスピーカやイヤホン等から出力することに加えて、再生した音楽情報をFM変調して無線送信することも可能とするためには、内蔵スピーカやイヤホン端子に再生音楽情報を出力する処理系統と、再生音声情報をFM変調して無線送信する処理系統との2つを設けなければならない。そのため、回路構成が煩雑で大規模になるという問題があった。
また、最近ではFMラジオの受信チューナを内蔵した携帯電話機も開発されている。上述したMP3等の音楽情報の再生機能と、音楽情報のFM変調送信機能とに加えて、更にFMラジオの受信機能も含めるとなると、内蔵スピーカやイヤホン端子に再生音楽情報を出力する処理系統、再生音声情報をFM変調して無線送信する処理系統、FMラジオを受信して再生する処理系統の3つが必要となる。
さらに、アナログ入力インタフェースを内蔵し、FMラジオ以外のアナログ音声を入力して再生する機能も含めると、全部で4つ処理系統が必要となる。このように、携帯電話機に多くの機能を持たせるほど、回路構成は更に煩雑で大規模になるという問題があった。近年では、携帯電話機は小型・軽量化の要求が強く、できるだけ簡単な構成で実現することが望まれる。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、音声情報を携帯電話機等の内蔵スピーカやイヤホン等から出力する機能と、音声情報を変調して携帯電話機等の外部に無線送信する機能とをできるだけ簡単な構成で実現できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の変調出力装置は、デジタル化された音声情報の変調処理を必要に応じて行うプロセッサと、プロセッサより出力されるデジタル音声データをアナログ信号に変換し、変換したアナログ音声信号を機器内蔵スピーカまたはイヤホン端子と送信部との何れか一方に対して選択的に出力するD/A変換器と、D/A変換器より供給されるアナログ変調信号を送信アンテナから外部に送信する送信部とを備えている。
本発明の他の態様では、放送の電波を受信して中間周波信号を生成するチューナと、アナログ音声信号を入力するアナログインタフェース部と、中間周波信号の周波数とアナログ音声信号の周波数とを合わせるために、中間周波信号およびアナログ音声信号の少なくとも一方の周波数を変換する変調部と、変調部により周波数を合わせられた中間周波信号およびアナログ音声信号をデジタル音声データに変換するA/D変換器とを備えている。
上記のように構成した本発明によれば、プロセッサから出力されたデジタルデータをアナログ信号に変換する動作が、音声情報を機器内蔵のスピーカやイヤホン等から出力する場合と、音声情報を変調して機器の外部に無線送信する場合との2種類の内容の処理について1つのD/A変換器を共用して行われることとなる。これにより、上述した2種類の内容の処理を1つのプロセッサおよび1つのD/A変換器で行うことができ、処理の内容ごとに異なる処理系統の回路を設ける必要がなくなる。したがって、音声情報を機器の内蔵スピーカやイヤホン等から出力する機能と、音声情報を変調して外部に無線送信する機能とをできるだけ簡単な構成で実現することができる。
本発明の他の特徴によれば、放送の受信再生に関する処理と、入力されたアナログ音声信号を変調して無線送信する処理との2種類の内容の処理について、放送信号をデジタルデータに変換してプロセッサに供給する動作やアナログ音声信号をデジタルデータに変換してプロセッサに供給する動作が1つのA/D変換器を共用して行われることとなる。したがって、放送を受信して再生する機能と、アナログインタフェース部から入力したアナログ音声情報を変調して外部に無線送信する機能とをできるだけ簡単な構成で実現することができる。
図1は、第1の実施形態による変調出力装置の構成例を示すブロック図である。
図2は、第1の実施形態によるDSPおよび第2、第3の実施形態によるDSP内の変調処理部の構成例を示す図である。
図3は、第1の実施形態による変調出力装置の変形例を示すブロック図である。
図4は、第2の実施形態による変調出力装置の構成例を示すブロック図である。
図5は、第3の実施形態による変調出力装置の構成例を示すブロック図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明による第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態による変調出力装置10の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の変調出力装置10は、デジタルインタフェース(I/F)11、DSP(Digital Signal Processor)12、ROM13、D/A変換器14および送信部15を備えて構成されている。これらの各機能ブロック11〜15は、全てCMOSプロセスで1チップに集積化されている。また、この図1に示す変調出力装置10は、例えば携帯電話機に実装される。
デジタルI/F11は、変調出力装置10の外部との間でデジタルデータのやり取りを行うためのインタフェース部分である。例えば、デジタルI/F11は、これに接続されたMP3プレーヤ50から、そこに記憶されているMP3等の音楽データを入力する。このMP3プレーヤ50も、例えば携帯電話機に実装される。
MP3プレーヤ50は、外部メモリ51およびデコーダ52を備えている。外部メモリ51はMP3等の音楽データを記憶するものであり、例えば不揮発性の半導体メモリやハードディスクなどで構成される。デコーダ52は、外部メモリ51より読み出された音楽データをデコードしてデジタル音楽データを生成する。
DSP12は、デジタルI/F11より入力されたデコード処理済みのデジタル音楽データを変調してデジタル変調データ(本発明の第1のデジタル変調データに相当)を生成する処理を必要に応じて行う。ここでDSP12が入力するデジタル音楽データは、LチャンネルおよびRチャンネルのステレオ音声データである。DSP12は、このステレオ音声データをベースバンド周波数の領域で必要に応じて変調する。
例えば、MP3プレーヤ50で再生された音楽情報を携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等(図示せず)から出力する場合には、DSP12は変調処理を実行しない。一方、MP3プレーヤ50で再生された音楽情報を変調して携帯電話機の外部に無線送信する場合には、DSP12は変調処理を実行する。
DSP12が行う変調の方式は任意である。例えば、AM変調、FM変調、PM変調、FSK変調、PSK変調、APSK変調、デジタル放送の変調方式(QPSK、BPSK、QAMなどのIQ変調)などを適用することが可能である。ROM13は、DSP12の動作を制御するためのプログラムを格納している。変調出力装置10が実装される携帯電話機には各種の操作キー(図示せず)が設けられており、ユーザがその操作キーを操作することによって、MP3等の音楽情報の内部再生(内蔵スピーカ等への出力)、再生音楽情報の変調送信の何れかの動作を指定することが可能である。DSP12は、ROM13に格納されている各種制御プログラムのうち、指定された動作に対応する制御プログラムに従ってデジタル信号処理を実行する。
D/A変換器14は、DSP12より出力されるデジタル音楽データおよびデジタル変調データをアナログ信号に変換する。そして、デジタル音楽データをD/A変換したときは、変換されたアナログ音楽信号(本発明の第1のアナログ音声信号に相当)をイヤホン端子54または図示しない携帯電話機内蔵スピーカに出力する。また、デジタル変調データをD/A変換したときは、変換されたアナログ変調信号(本発明の第1のアナログ変調信号に相当)を送信部15に出力する。
このような出力先の切り替えは、例えば、DSP12がROM13に格納されている制御プログラムに従って実行する。例えば、D/A変換器14の出力段に、出力先の切替スイッチを設けておく。そして、MP3プレーヤ50で再生された音楽情報を携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等から出力することが指定されている場合には、DSP12の制御によって切替スイッチをイヤホン端子54または図示しない携帯電話機内蔵スピーカの方に切り替える。一方、MP3プレーヤ50で再生された音楽情報を変調して携帯電話機の外部に無線送信することが指定されている場合には、DSP12の制御によって切替スイッチを送信部15の方に切り替える。
送信部15は、D/A変換器14より出力されるアナログ変調信号を送信アンテナ55から外部に送信する。ここで、送信部15は、D/A変換器14より出力されるアナログ変調信号に対してキャリア周波数の領域で変調をかけ、無線送信可能な周波数帯域に周波数を持ち上げてから送信する。その場合の変調方式は任意である。例えば、AM変調、FM変調、PM変調などを適用することが可能である。送信部15より外部に送信されたアナログ変調信号は、携帯電話機とは別体のラジオ受信機(図示せず)にて受信される。そして、ラジオ受信機においてアナログ変調信号を復調して再生することにより、携帯電話機の外部メモリ51から再生されたMP3等の音楽情報をラジオ受信機の高性能なスピーカから出力することができる。なお、ここではラジオ受信機を用いているが、受信したアナログ変調信号を復調してスピーカから出力する機能を備えている電子機器であれば、ラジオ受信機以外でも適用することが可能である。
図1に示したように、本実施形態の変調出力装置10では、MP3等の音楽情報を携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等から出力する処理と、再生された音楽情報を変調して無線送信する処理との2種類の内容の処理に関して、DSP12から出力されたデジタルデータをアナログ信号に変換するD/A変換器を当該2種類の内容の処理ごとに別個に設けるのではなく、1つのD/A変換器14を用いてD/A変換を行い、処理の内容ごとに出力先を切り替えるようにしている。これにより、2種類の内容の処理ごとに複数のD/A変換器を設ける必要がなくなる。以上のことから、外部メモリ51から再生したMP3等の音楽情報を携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等から出力する機能と、再生した音楽情報を変調して外部に送信する機能とをできるだけ簡単な構成で実現することができ、携帯電話機の小型・軽量化に貢献できる。
図2は、上記DSP12および送信部15の具体的な構成例を示す図である。なお、ここでは、変調方式としてIQ変調(直交変調)を利用したFMステレオ変調を適用した場合の構成例を示している。
図2において、1L,1Rはリミッタ/プリエンファシス回路であり、デジタルI/F11よりデジタル信号として入力されるLチャネル信号およびRチャネル信号のそれぞれに対して、振幅を制限する処理および高域の変調度を強調するための処理を行う。2L,2Rはローパスフィルタ(LPF)であり、振幅制限および高域強調されたLチャネル信号およびRチャネル信号に対して帯域制限を施す。
3はステレオ信号発生部であり、LPF2L,2Rを通過したLチャネル信号およびRチャネル信号からステレオコンポジット信号を生成する。このステレオ信号発生部3は、加算器3a、減算器3b、平衡変調器3cおよび加算器3d、副搬送波発生部3e、パイロット信号発生部3fを備えて構成されている。
加算器3aおよび減算器3bはマトリクス回路を構成し、LPF2L,2Rから出力されるLチャネル信号およびRチャネル信号を、L+Rの和信号(主信号)およびL−Rの差信号(副信号)に変換する。ここで生成された和信号L+Rは加算器3dへ出力され、差信号L−Rは平衡変調器3cへ出力される。
平衡変調器3cは、副搬送波発生部3eより入力される38KHzの副搬送波信号を、減算器3bより入力される差信号L−Rにより搬送波抑圧式で振幅変調(AM)し、その結果を副信号として加算器3dに出力する。
上述の副搬送波発生部3eより出力される副搬送波信号は、パイロット信号発生部3fで周波数が1/2にされ、19KHzのパイロット信号として加算器3dに出力される。加算器3dは、加算器3aより出力される和信号L+Rと、平衡変調器3cより出力される平衡変調された差信号L−Rと、パイロット信号発生部3fより出力されるパイロット信号とを合成し、その結果をステレオコンポジット信号として出力する。
4は第1の直交変調部であり、FM信号の発生のための積分器4aおよびPM変調部4bを備えている。積分器4aは、ステレオ信号発生部3より出力されるステレオコンポジット信号を積分する。
PM変調部4bは、ステレオ信号発生部3により生成され積分器4を通過したステレオコンポジット信号をベースバンド周波数領域でPM変調する。すなわち、PM変調部4bは、ベースバンド周波数に基づく(sinωt)のsinテーブル情報および(cosωt)のcosテーブル情報を有しており、これらのテーブル情報を用いて、入力されたステレオコンポジット信号を同相信号(I信号)とそれに直角の位相を持つ直交信号(Q信号)とに分割する。そして、分割したI信号とQ信号をベースバンド周波数領域で位相変調する。ここで用いるベースバンド周波数は、例えば0〜75KHzの何れかである。
このように、ステレオ信号発生部3より入力されるステレオコンポジット信号を積分し、その信号でPM変調をかけると、ステレオコンポジット信号はFM変調されたことになる。なお、積分器4aを外せば、ステレオコンポジット信号をPM変調することができる。また、積分器4aを外してPM変調部4bの代わりにAM変調部を設ければ、ステレオコンポジット信号をAM変調することができる。
5は周波数オフセット部であり、第1の直交変調部4より入力されるI信号,Q信号の周波数にオフセットを加える。ここで加えるオフセット周波数は、例えば、308KHzまたは1.92MHzである。
周波数オフセット部5は、第1のミキサ5a、第2のミキサ5bおよび搬送波発生部5cを備えている。第1のミキサ5aは、搬送波発生部5cより入力される同相(cosωt)の搬送波でI信号の周波数をシフトする。また、第2のミキサ5bは、搬送波発生部5cより入力される直交(sinωt)の搬送波でQ信号の周波数をシフトする。ここで用いる搬送波の周波数が308KHzまたは1.92MHzである。
搬送波発生部5cは、例えば308KHzの周波数で、振幅がほぼ等しく、位相が相互に90°ずれた、同相および直交の搬送波を生成し、同相の搬送波を第1のミキサ5aに、直交の搬送波を第2のミキサ5bに供給する。この搬送波発生部5cもsinテーブル情報およびcosテーブル情報を有し、これらのテーブル情報を使ってcosωtの搬送波とsinωtの搬送波とを生成する。
ところで、IQ変調を行う場合には、振幅が同じで、かつ、位相が90°ずれたI信号とQ信号を作る必要があるが、アナログ信号処理でこのようなI信号とQ信号を作るのは難しい。アナログ回路では素子のバラツキやディレイのバラツキなどがあるために、振幅が同じで、かつ、位相が90°ずれた信号を正確に作るのが困難だからである。したがって、本実施形態のようにDSP12によってデジタル信号処理として変調処理を行うと、IQ変調を容易に行うことができる。
図1では図示を省略しているが、DSP12の外部には、実際には図2のような水晶発振回路101および基準周波数発生器102が存在する。このうち基準周波数発生器102は、図1の各機能ブロック11〜15と共にCMOSプロセスで1チップに集積化されている。
水晶発振回路101は、所定の周波数の信号を発生する。基準周波数発生器102は、水晶発振回路101から出力されるクロック信号の周波数を固定の分周比で分周し、サンプリング周波数Fsの基準信号を発生する。このサンプリング周波数Fsは、例えば152KHzである。上述した副搬送波発生部3eは、この基準信号のサンプリング周波数Fsを等価的に1/4に分周して38KHzの副搬送波信号を生成する。
14I,14QはD/A変換器であり、周波数オフセット部5よりデジタル信号として入力されるI信号およびQ信号をそれぞれアナログ信号に変換する。
6は第2の直交変調部であり、D/A変換器14I,14Qによりアナログ信号に変換されたI信号およびQ信号を用いて直交変調を行う。すなわち、第2の直交変調部6内において、第1のミキサ6aは、D/A変換器14Iから供給されるI信号を同相(cosωt)の搬送波で変調する。また、第2のミキサ6bは、D/A変換器14Qから供給されるQ信号を直交(sinωt)の搬送波で変調する。ここで用いる搬送波の周波数は、例えば76〜108MHzのFM周波数帯域の周波数である。加算器6cは、ミキサ6a,6bによって直交変調されたI信号およびQ信号を合成し、最終的なステレオFM変調信号として出力する。
第2の直交変調部6は、DSP12で構成されている第1の直交変調部4と異なり、アナログ回路としてIQ変調を実現している。第1の直交変調部4では低周波で広帯域のベースバンド領域で変調をするために、I信号用の搬送波とQ信号用の搬送波の振幅や位相を精度よく合わせ込む必要があり、デジタル信号処理としてのDSP12が適している。これに対して、第2の直交変調部6では変調周波数がFM周波数帯域の高周波で狭帯域であるため、ベースバンド領域でIQ変調を行う場合ほど搬送波の振幅や位相の精度が要求されない。よって、アナログ回路として第2の直交変調部6を構成することが可能である。
通常、周波数変調を行う際に周波数変換をすると、イメージノイズやキャリアリークが発生する。しかし、本実施形態では、0〜75KHzのベースバンド周波数領域でIQ変調を行う第1の直交変調部4と、308KHzまたは1.92MHzのオフセット周波数を加える周波数オフセット部5と、FM周波数領域でIQ変調を行う第2の直交変調部6とを設け、3段階に分けて変調を行っている。そして、第1の直交変調部4で生成したI信号とQ信号を周波数オフセット部5でまた位相を90°ずらしてやることにより、サイドスプリアスが減衰し、0〜75KHzの周波数に対して308KHzまたは1.92MHzのオフセットを加えた際に生じるキャリアリークやイメージノイズを抑制することができる。また、周波数オフセット部5で生成したI信号とQ信号を第2の直交変調部6でまた位相を90°ずらしてやることにより、サイドスプリアスが減衰し、308KHzまたは1.92MHzからFM周波数に周波数変換した際に生じるキャリアリークやイメージノイズを抑制することができる。
7はRFアンプであり、第2の直交変調部6から出力されるステレオ変調信号を増幅し、アンテナ55を介して送信する。8はシンセサイザであり、第2の直交変調部6内の2つのミキサ6a,6bに供給する搬送波を生成する。すなわち、シンセサイザ8は、振幅がほぼ等しく、位相が相互に90°ずれた、同相および直交の搬送波を生成し、同相の搬送波を第1のミキサ6aに、直交の搬送波を第2のミキサ6bに供給する。9は負荷容量値変更部であり、コイルL、可変容量ダイオードD1およびコンデンサC1を備え、当該可変容量ダイオードD1を用いて、シンセサイザ8で発生する搬送波の周波数を可変制御する。
この例においてシンセサイザ8は、その内部に水晶発振回路や基準周波数発生器を含み、これらを用いて搬送波を生成するように構成されているが、基準周波数発生器102から出力される基準信号を利用して搬送波を生成するようにしても良い。 なお、上記第1の実施形態では、ROM13を変調出力装置10の構成要素に含め、これも含めて1チップに集積化する例について説明したが、ROM13はチップ外に設けても良い。
また、上記第1の実施形態では、変調出力装置10がデジタルI/F11を備え、変調出力装置10がデジタルI/F11を介してMP3プレーヤ50からデジタル音楽データを入力する例について説明したが、これに限定されない。例えば、図3に示すように、変調出力装置10がデジタルI/F11の代わりにアナログI/F16およびA/D変換器17を備え、MP3プレーヤ50がD/A変換器53を更に備えるようにしても良い。なお、図3でも図示を省略しているが、DSP12の外部には、実際には図2のような水晶発振回路101および基準周波数発生器102が存在する。
図3のように構成した場合、D/A変換器53は、デコーダ52により生成されたデジタル音楽データをアナログ信号に変換する。アナログI/F16は、これに接続されたMP3プレーヤ50からアナログ音楽信号を入力する。A/D変換器17は、アナログI/F16より入力されたアナログ音楽信号をデジタル音楽データに変換する。DSP12は、A/D変換器17より出力されるデジタル音楽データをステレオ変調してデジタル変調データを生成する処理を必要に応じて行う。
(第2の実施形態)
次に、本発明による第2の実施形態を図面に基づいて説明する。図4は、第2の実施形態による変調出力装置20の構成例を示すブロック図である。なお、この図4において、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態の変調出力装置20は、デジタルI/F11、ROM13、D/A変換器14、送信部15、ラジオ受信チューナ21、A/D変換器22およびDSP23を備えて構成されている。これらの各機能ブロックは、全てCMOSプロセスで1チップに集積化されている。また、この図4に示す変調出力装置20は、外部メモリ51と共に、例えば携帯電話機に実装される。
ラジオ受信チューナ21は、ラジオ放送の電波を受信して中間周波信号を生成する。具体的には、このラジオ受信チューナ21は、高周波増幅回路と、混合回路と、局部発振回路とを備えて構成されている。高周波増幅回路は、受信アンテナ56で受信したラジオ放送の高周波信号を、次の周波数変換処理に必要なレベルにまで増幅する。混合回路は、高周波増幅回路で増幅された高周波信号を、希望受信周波数に応じて局部発振回路により制御された局部発振周波数の信号と混合することにより、中間周波信号を生成して出力する。このラジオ受信チューナ21は、FM用の受信チューナであっても良いし、AM用の受信チューナであっても良いし、AM/FM兼用の受信チューナであっても良い。また、ラジオ受信チューナ21の代わりに、衛星放送やデジタル放送などの受信チューナを用いても良い。
A/D変換器22は、ラジオ受信チューナ21から出力される中間周波信号をデジタルラジオデータ(本発明のデジタル放送データに相当)に変換する。
デジタルI/F11は、これに接続された外部メモリ51から、そこに記憶されているMP3等の音楽データを入力する。
DSP23は、その機能構成として、復調処理部23a、デコード処理部23bおよび変調処理部23cを備えている。復調処理部23aは、A/D変換器22から出力されるデジタルラジオデータに対して検波、ステレオ復調、ディエンファシス等を行ってデジタル復調データを生成する。デコード処理部23bは、デジタルI/F11により入力された音楽データをデコードしてデジタル音楽データ(本発明の第1のデジタル音声データに相当)を生成する。変調処理部23cは、上述のデコード処理により生成されたデジタル音楽データをステレオ変調してデジタル変調データ(本発明の第1のデジタル変調データに相当)を生成する。ここで変調処理部23cが入力するデジタル音楽データは、LチャンネルおよびRチャンネルのステレオ音声データである。変調処理部23cは、図2に示したDSP12内の構成と同様に構成されている。また、図4でも図示を省略しているが、DSP23の外部には、実際には図2のような水晶発振回路101および基準周波数発生器102が存在する。
復調処理部23a、デコード処理部23bおよび変調処理部23cの処理は、ROM13に格納されている各種制御プログラムに従って選択的に行われる。例えば、ラジオ受信チューナ21で受信したラジオ放送の音声情報を携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等(図示せず)から出力する場合には、復調処理部23aのみが動作し、デコード処理部23bおよび変調処理部23cは動作しない。
また、外部メモリ51から再生されたMP3等の音楽情報を携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等(図示せず)から出力する場合には、デコード処理部23bのみが動作し、復調処理部23aおよび変調処理部23cは動作しない。一方、MP3等の音楽情報を変調して携帯電話機の外部に無線送信する場合には、デコード処理部23bおよび変調処理部23cが動作し、復調処理部23aは動作しない。
変調処理部23cが行う変調の方式は任意である。例えば、AM変調、FM変調、PM変調、FSK変調、PSK変調、APSK変調、デジタル放送の変調方式(QPSK、BPSK、QAMなどのIQ変調)などを適用することが可能である。変調処理部23cが行う変調処理の内容は、図1に示したDSP12が行う変調処理と同様である。
変調出力装置20が実装される携帯電話機には各種の操作キーが設けられており、ユーザがその操作キーを操作することによって、ラジオの受信再生、MP3等の音楽情報の内部再生(内蔵スピーカ等への出力)、再生音楽情報の変調送信の何れかの動作を指定することが可能である。DSP23は、ROM13に格納されている各種制御プログラムのうち、指定された動作に対応する制御プログラムに従ってデジタル信号処理を実行する。
D/A変換器14は、DSP23より出力されるデジタル復調データ、デジタル音楽データおよびデジタル変調データをアナログ信号に変換する。そして、デジタル復調データをD/A変換したときは、変換されたアナログ復調信号を携帯電話機のイヤホン端子54または図示しない携帯電話機内蔵スピーカに出力する。また、デジタル音楽データをD/A変換したときは、変換されたアナログ音楽信号(本発明の第1のアナログ音声信号に相当)をイヤホン端子54または図示しない携帯電話機内蔵スピーカに出力する。また、デジタル変調データをD/A変換したときは、変換されたアナログ変調信号(本発明の第1のアナログ変調信号に相当)を送信部15に出力する。
このような出力先の切り替えは、例えば、DSP23がROM13に格納されている制御プログラムに従って実行する。例えば、D/A変換器14の出力段に、出力先の切替スイッチを設けておく。そして、ラジオ受信チューナ21で受信された音声情報や外部メモリ51から読み出されたMP3等の音楽情報を携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等から出力することが指定されている場合には、DSP23の制御によって切替スイッチをイヤホン端子54または図示しない携帯電話機内蔵スピーカの方に切り替える。一方、外部メモリ51から読み出されたMP3の音楽情報を変調して携帯電話機の外部に無線送信することが指定されている場合には、DSP23の制御によって切替スイッチを送信部15の方に切り替える。
図4に示したように、第2の実施形態の変調出力装置20では、ラジオ放送の中間周波信号の復調に関する処理と、MP3等の音楽情報の再生に関する処理と、再生された音楽情報を変調して無線送信する処理との全てを、DSP23にてデジタル信号処理として行うようにしている。これにより、3種類の内容の処理を1つのDSP23で行うことができ、処理の内容ごとに異なる処理系統の回路を設ける必要がなくなる。
また、DSP23から出力されたデジタルデータをアナログ信号に変換するD/A変換器に関しても、3種類の内容の処理ごとに別個に設けるのではなく、1つのD/A変換器14を用いて変換を行い、処理の内容ごとに出力先を切り替えるようにしている。これにより、複数のD/A変換器を設ける必要もなくなる。以上のことから、外部メモリ51から再生したMP3等の音楽情報を携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等から出力する機能と、再生した音楽情報を変調して外部に送信する機能と、ラジオ放送を受信して再生する機能とをできるだけ簡単な構成で実現することができ、携帯電話機の小型・軽量化に貢献できる。
なお、上記第2の実施形態では、ラジオ受信チューナ21およびA/D変換器22を変調出力装置20の構成要素に含め、これらも含めて1チップに集積化する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明の変調出力装置は、ラジオ受信チューナ21およびA/D変換器22以外のデジタルI/F11、DSP23、ROM13、D/A変換器14および送信部15を含むものとし、これらを1チップに集積化して構成したものであっても良い。
また、上記第2の実施形態では、ROM13を変調出力装置20の構成要素に含め、これも含めて1チップに集積化する例について説明したが、ROM13はチップ外に設けても良い。
また、上記第2の実施形態では、ラジオ受信チューナ21で受信したラジオ放送の音声情報については必ず携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等から出力する例について説明したが、ラジオ放送の音声情報についても、これを変調して外部に送信できるように構成しても良い。
(第3の実施形態)
次に、本発明による第3の実施形態を図面に基づいて説明する。図5は、第3の実施形態による変調出力装置30の構成例を示すブロック図である。なお、この図5において、図4に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
図5に示すように、第3の実施形態による変調出力装置30は、デジタルI/F11、ROM13、D/A変換器14、送信部15、ラジオ受信チューナ21、アナログI/F31、変調部32、A/D変換器33およびDSP34を備えて構成されている。これらの各機能ブロックは、全てCMOSプロセスで1チップに集積化されている。また、この図5に示す変調出力装置30は、外部メモリ51やアナログ再生装置57と共に、例えば携帯電話機に実装される。
アナログI/F31は、変調出力装置30の外部に接続されたアナログ再生装置57との間でアナログ信号のやり取りを行うためのインタフェース部分である。すなわち、アナログI/F31は、これに接続されたアナログ再生装置57から、当該アナログ再生装置57にて再生されたアナログ音声信号を入力する。
変調部32は、アナログI/F31より入力されたアナログ音声信号を周波数変調して、ラジオ受信チューナ21から出力される中間周波信号とほぼ同じ周波数帯域の信号に変換する。
A/D変換器33は、ラジオ受信チューナ21から出力される中間周波信号をデジタルラジオデータに変換する。このA/D変換器33はまた、変調部32より出力されるアナログ音声信号をデジタル音声データに変換する。本実施形態では、ラジオ受信チューナ21から出力される中間周波信号の周波数に合わせて、A/D変換器33を比較的高い周波数で動作させるものとする。この場合、アナログI/F31から入力される比較的低い周波数帯域のアナログ音声信号に対して、変調部32で周波数変調をかけて、A/D変換器33の動作周波数とほぼ同じ周波数帯域の信号に変換するのが好ましい。
なお、A/D変換器33は、アナログI/F31から入力されるアナログ音声信号の比較的低い周波数に合わせて、比較的低い周波数で動作させるようにしても良い。この場合は変調部32をラジオ受信チューナ21の後段に設け、ラジオ受信チューナ21から出力される中間周波信号に対して変調部32で周波数変調をかけて、A/D変換器33の低い動作周波数とほぼ同じ周波数帯域の信号に変換するのが好ましい。
DSP34は、その機能構成として、復調処理部23a、デコード処理部23bおよび変調処理部34aを備えている。復調処理部23aは、A/D変換器33から出力されるデジタルラジオデータに対して検波、ステレオ復調、ディエンファシス等を行ってデジタル復調データを生成する。デコード処理部23bは、デジタルI/F11により入力された音楽データをデコードしてデジタル音楽データ(本発明の第1のデジタル音声データに相当)を生成する。
変調処理部34aは、上述のデコード処理により生成されたデジタル音楽データをステレオ変調してデジタル変調データ(本発明の第1のデジタル変調データに相当)を生成する。この変調処理部34aまた、A/D変換器33から出力されるデジタル音声データ(本発明の第2のデジタル音声データに相当)をステレオ変調してデジタル変調データ(本発明の第2のデジタル変調データに相当)を生成する。ここで変調処理部34aが入力するデジタルデータは、LチャンネルおよびRチャンネルのステレオ音声データである。変調処理部34aは、図2に示したDSP12内の構成と同様に構成されている。また、図5でも図示を省略しているが、DSP34の外部には、実際には図2のような水晶発振回路101および基準周波数発生器102が存在する。
復調処理部23a、デコード処理部23bおよび変調処理部34aの処理は、ROM13に格納されている各種制御プログラムに従って選択的に行われる。例えば、ラジオ受信チューナ21で受信したラジオ放送の音声情報を携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等(図示せず)から出力する場合には、復調処理部23aのみが動作し、デコード処理部23bおよび変調処理部34aは動作しない。
また、外部メモリ51から再生されたMP3等の音楽情報を携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等(図示せず)から出力する場合には、デコード処理部23bのみが動作し、復調処理部23aおよび変調処理部34aは動作しない。一方、MP3等の音楽情報を変調して携帯電話機の外部に無線送信する場合には、デコード処理部23bおよび変調処理部34aが動作し、復調処理部23aは動作しない。
また、アナログI/F31より入力された音声情報を携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等(図示せず)から出力する場合には、復調処理部23a、デコード処理部23bおよび変調処理部34aの何れも動作しない。一方、アナログI/F31より入力された音声情報を変調して携帯電話機の外部に無線送信する場合には、変調処理部34aのみが動作し、復調処理部23aおよびデコード処理部23bは動作しない。
変調処理部34aが行う変調の方式は任意である。例えば、AM変調、FM変調、PM変調、FSK変調、PSK変調、APSK変調、デジタル放送の変調方式(QPSK、BPSK、QAMなどのIQ変調)などを適用することが可能である。変調処理部34aが行う変調処理の内容は、図1に示したDSP12が行う変調処理と同様である。
変調出力装置30が実装される携帯電話機には各種の操作キーが設けられており、ユーザがその操作キーを操作することによって、ラジオの受信再生、MP3等の音楽情報の内部再生(内蔵スピーカ等への出力)、アナログ音声信号の内部再生、再生音楽情報や再生音声情報の変調送信の何れかの動作を指定することが可能である。DSP34は、ROM13に格納されている各種制御プログラムのうち、指定された動作に対応する制御プログラムに従ってデジタル信号処理を実行する。
D/A変換器14は、DSP34より出力されるデジタル復調データ(ラジオ信号をデジタル化して処理したもの)、デジタル音楽データ(MP3等の音楽データを再生したもの)、デジタル音声データ(再生アナログ音声信号をデジタル化して処理したもの)およびデジタル変調データ(デジタル音楽データやデジタル音声データをステレオ変調したもの)をアナログ信号に変換する。
そして、D/A変換器14は、デジタル復調データをD/A変換したときは、変換されたアナログ復調信号を携帯電話機のイヤホン端子54または図示しない携帯電話機内蔵スピーカに出力する。また、デジタル音楽データをD/A変換したときは、変換されたアナログ音声信号をイヤホン端子54または図示しない携帯電話機内蔵スピーカに出力する。また、デジタル音声データをD/A変換したときは、変換されたアナログ音楽信号をイヤホン端子54または図示しない携帯電話機内蔵スピーカに出力する。また、デジタル変調データをD/A変換したときは、変換されたアナログ変調信号を送信部15に出力する。
このような出力先の切り替えは、例えば、DSP34がROM13に格納されている制御プログラムに従って実行する。例えば、D/A変換器14の出力段に、出力先の切替スイッチを設けておく。そして、ラジオ受信チューナ21で受信された音声情報、外部メモリ51から読み出されたMP3等の音楽情報、アナログI/F31から入力された音声情報を携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等から出力することが指定されている場合には、DSP34の制御によって切替スイッチをイヤホン端子54または図示しない携帯電話機内蔵スピーカの方に切り替える。一方、外部メモリ51から読み出されたMP3の音楽情報、アナログI/F31から入力された音声情報を変調して携帯電話機の外部に無線送信することが指定されている場合には、DSP34の制御によって切替スイッチを送信部15の方に切り替える。
図5に示したように、第3の実施形態による変調出力装置30では、ラジオ放送の中間周波信号の復調に関する処理と、MP3等の音楽情報の再生に関する処理と、アナログ音声信号の再生に関する処理と、再生された音楽情報を変調して無線送信する処理との全てを、DSP34にてデジタル信号処理として行うようにしている。これにより、4種類の内容の処理を1つのDSP34で行うことができ、処理の内容ごとに異なる処理系統の回路を設ける必要がなくなる。
また、DSP34から出力されたデジタルデータをアナログ信号に変換するD/A変換器に関しても、4種類の内容の処理ごとに別個に設けるのではなく、1つのD/A変換器14を用いて変換を行い、処理の内容ごとに出力先を切り替えるようにしている。これにより、複数のD/A変換器を設ける必要もなくなる。
さらに、DSP34にデジタルデータを供給するために用いるA/D変換器に関しても、ラジオ放送の中間周波信号をデジタルデータに変換する目的と、アナログ再生装置57で再生されたアナログ音声信号をデジタルデータに変換する目的とで別個に設けるのではなく、1つのA/D変換器33を用いて変換を行うようにしている。これにより、複数のA/D変換器を設ける必要もなくなる。
以上のことから、外部メモリ51から再生したMP3等の音楽情報を携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等から出力する機能と、外部のアナログ再生装置57で再生した音声情報を携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等から出力する機能と、再生した音楽情報や音声情報を変調して外部に送信する機能と、ラジオ放送を受信して再生する機能とをできるだけ簡単な構成で実現することができ、携帯電話機の小型・軽量化に貢献できる。
なお、上記第3の実施形態では、デジタルI/F11を変調出力装置30の構成要素に含め、これらも含めて1チップに集積化する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明の変調出力装置は、デジタルI/F11以外のROM13、D/A変換器14、送信部15、ラジオ受信チューナ21、アナログI/F31、変調部32、A/D変換器33およびDSP34を含むものとし、これらを1チップに集積化して構成したものであっても良い。
また、上記第3の実施形態では、ラジオ受信チューナ21を変調出力装置30の構成要素に含め、これらも含めて1チップに集積化する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明の変調出力装置は、ラジオ受信チューナ21以外のデジタルI/F11、ROM13、D/A変換器14、送信部15、アナログI/F31、変調部32、A/D変換器33およびDSP34を含むものとし、これらを1チップに集積化して構成したものであっても良い。
また、上記第3の実施形態では、ROM13を変調出力装置30の構成要素に含め、これも含めて1チップに集積化する例について説明したが、ROM13はチップ外に設けても良い。
また、上記第3の実施形態では、ラジオ受信チューナ21で受信したラジオ放送の音声情報については必ず携帯電話機の内蔵スピーカやイヤホン等から出力する例について説明したが、ラジオ放送の音声情報についても、これを変調して外部に送信できるように構成しても良い。
また、上記第3の実施形態では、A/D変換器33およびD/A変換器14の双方とも1つのみ設け、中間周波信号のデジタル化とアナログ音声信号のデジタル化にA/D変換器33を共用し、イヤホン端子54へのアナログ出力と送信部15へのアナログ出力にD/A変換器14を共用する例について説明しているが、本発明は必ずしもA/D変換器33およびD/A変換器14の双方とも共用する例に限定されない。
また、上記第3の実施形態では、ラジオ放送の受信とアナログ音声信号の入力との何れかを選択的に処理する例について説明しているが、これに限定されない。例えば、ラジオ受信チューナ21で生成される中間周波信号とアナログI/F部31から入力されるアナログ音声信号とをデジタル化してDSP34にて双方のデータを時分割的に並列処理する。そして、処理した双方のデータをアナログ化して、一方をイヤホン端子54から出力するとともに、他方を送信部15から外部に送信するようにしても良い。この場合は、2種類のデータを並列的にA/D変換およびD/A変換するために、A/D変換器とD/A変換器とが2つずつ必要になる。しかし、A/D変換およびD/A変換を除く処理に関しては少なくとも1つのDSP34を使って並列的に行うことができるので、その部分では処理の内容ごとに異なる処理系統の回路を設ける必要がなくなる。
また、上記第1〜第3の実施形態では、MP3形式の音楽データを変調して出力する例について説明したが、音楽データの形式はこれに限定されない。例えば、AAC(Advanced Audio Coding)、AC−3(Dolby Digital)、ATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding)、TwinVQ、WMA(Windows Media Audio:Windowsは登録商標)など他の形式の音楽データを変調して出力するようにしても良い。
また、上記第1〜第3の実施形態では、外部メモリ51に記憶されたMP3形式の音楽データをデジタルI/F11から入力する例について説明したが、これに限定されない。例えば、入力するデジタルデータは音楽データに限らず、音楽以外の音声データであっても良い。また、デジタルI/F部11とは異なる図示しない通信部(最近の携帯電話には通常備えられている)によりインターネット経由で音楽データや音声データをダウンロードし、これをDSP14,23,34で処理するようにしても良い。
また、上記第1〜第3の実施形態では、変調出力装置10,20,30を携帯電話機に実装する例について説明したが、実装する機器はこれに限定されない。例えば、PDA(Personal Digital Assistants)、ICレコーダ、携帯型MP3プレーヤなどに変調出力装置10,20,30を実装するようにしても良い。
また、上記第1〜第3の実施形態では、DSP12,23,34の制御プログラムを格納する記録媒体としてROM13を用いる例について説明しているが、記録媒体はROMに限定されない。例えば、EEPROMやその他の半導体メモリ等であっても良い。
その他、上記第1〜第3の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、外部メモリ等から再生したMP3等のデジタル音楽情報や外部機器で再生したアナログ音声情報を変調して外部に送信することを可能にした携帯電話機その他の電子機器に有用である。

Claims (9)

  1. 第1のデジタル音声データを入力するデジタルインタフェース部と、
    上記デジタルインタフェース部により入力された上記第1のデジタル音声データを変調して第1のデジタル変調データを生成する処理を必要に応じて行い、上記第1のデジタル音声データまたは上記第1のデジタル変調データの何れかを出力するプロセッサと、
    上記プロセッサより出力される上記第1のデジタル音声データおよび上記第1のデジタル変調データをアナログ信号に変換し、上記第1のデジタル音声データから変換した第1のアナログ音声信号を機器内蔵スピーカまたはイヤホン端子に出力するとともに、上記第1のデジタル変調データから変換した第1のアナログ変調信号を送信部に出力するD/A変換器と、
    上記D/A変換器より出力される第1のアナログ変調信号を送信アンテナから外部に送信する上記送信部とを備え、
    上記デジタルインタフェース部、上記プロセッサ、上記D/A変換器および上記送信部を1チップに集積化して構成したことを特徴とする変調出力装置。
  2. デジタルの音声データを入力するデジタルインタフェース部と、
    上記デジタルインタフェース部により入力された音声データをデコードして第1のデジタル音声データを生成する処理を行うとともに、上記デコードにより生成された第1のデジタル音声データを変調して第1のデジタル変調データを生成する処理を必要に応じて行うプロセッサと、
    上記プロセッサより出力される上記第1のデジタル音声データおよび上記第1のデジタル変調データをアナログ信号に変換し、上記第1のデジタル音声データから変換した第1のアナログ音声信号を機器内蔵スピーカまたはイヤホン端子に出力するとともに、上記第1のデジタル変調データから変換した第1のアナログ変調信号を送信部に出力するD/A変換器と、
    上記D/A変換器より出力される上記第1のアナログ変調信号を送信アンテナから外部に送信する上記送信部とを備え、
    上記デジタルインタフェース部、上記プロセッサ、上記D/A変換器および上記FM送信部を1チップに集積化して構成したことを特徴とする変調出力装置。
  3. 放送の電波を受信して中間周波信号を生成するチューナと、
    上記チューナから出力される中間周波信号をデジタル放送データに変換するA/D変換器と、
    デジタルの音声データを入力するデジタルインタフェース部と、
    上記A/D変換器から出力されるデジタル放送データを復調してデジタル復調データを生成する処理、上記デジタルインタフェース部により入力された音声データをデコードして第1のデジタル音声データを生成する処理、および上記デコードにより生成された第1のデジタル音声データを変調して第1のデジタル変調データを生成する処理を選択的に行うプロセッサと、
    上記プロセッサより出力される上記デジタル復調データ、上記第1のデジタル音声データおよび上記第1のデジタル変調データをアナログ信号に変換し、上記デジタル復調データから変換したアナログ復調信号および上記第1のデジタル音声データから変換した第1のアナログ音声信号を機器内蔵スピーカまたはイヤホン端子に出力するとともに、上記第1のデジタル変調データから変換した第1のアナログ変調信号を送信部に出力するD/A変換器と、
    上記D/A変換器より出力される第1のアナログ変調信号を送信アンテナから外部に送信する上記送信部とを備え、
    上記チューナ、上記A/D変換器、上記デジタルインタフェース部、上記プロセッサ、上記D/A変換器および上記送信部を1チップに集積化して構成したことを特徴とする変調出力装置。
  4. 放送の電波を受信して中間周波信号を生成するチューナと、
    アナログ音声信号を入力するアナログインタフェース部と、
    上記中間周波信号の周波数と上記アナログ音声信号の周波数とを合わせるために、上記中間周波信号および上記アナログ音声信号の少なくとも一方の周波数を変換する変調部と、
    上記変調部により周波数を合わせられた中間周波信号およびアナログ音声信号をアナログ/デジタル変換し、上記中間周波信号をデジタル放送データに変換するとともに、上記アナログ音声信号を第2のデジタル音声データに変換するA/D変換器とを備え、
    上記チューナ、上記アナログインタフェース部、上記変調部および上記A/D変換器を1チップに集積化して構成したことを特徴とする変調出力装置。
  5. 上記A/D変換器から出力される上記デジタル放送データを復調してデジタル復調データを生成する処理、および上記A/D変換器から出力される上記第2のデジタル音声データを変調して第2のデジタル変調データを生成する処理を選択的に行うプロセッサと、
    上記プロセッサより出力される上記デジタル復調データおよび上記第2のデジタル変調データをアナログ信号に変換し、上記デジタル復調データから変換したアナログ復調信号を機器内蔵スピーカまたはイヤホン端子に出力するとともに、上記第2のデジタル変調データから変換した第2のアナログ変調信号を送信部に出力するD/A変換器と、
    上記D/A変換器より出力される上記第2のアナログ変調信号を送信アンテナから外部に送信する上記送信部とを更に備え、
    上記チューナ、上記アナログインタフェース部、上記変調部、上記A/D変換器、上記プロセッサ、上記D/A変換器および上記送信部を1チップに集積化して構成したことを特徴とする請求の範囲第4項に記載の変調出力装置。
  6. デジタルの音声データを入力するデジタルインタフェース部と、
    アナログ音声信号を入力するアナログインタフェース部と、
    上記アナログインタフェース部より入力されたアナログ音声信号を第2のデジタル音声データに変換するA/D変換器と、
    上記デジタルインタフェース部により入力された音声データをデコードして第1のデジタル音声データを生成する処理、上記デコードにより生成された上記第1のデジタル音声データを変調して第1のデジタル変調データを生成する処理、および上記A/D変換器から出力される第2のデジタル音声データを変調して第2のデジタル変調データを生成する処理を選択的に行うプロセッサと、
    上記プロセッサより出力される上記第1のデジタル音声データ、上記第2のデジタル音声データ、上記第1のデジタル変調データ、および上記第2のデジタル変調データをアナログ信号に変換し、上記第1、第2のデジタル音声データから変換した第1、第2のアナログ音声信号を機器内蔵スピーカまたはイヤホン端子に出力するとともに、上記第1、第2のデジタル変調データから変換した第1、第2のアナログ変調信号を送信部に出力するD/A変換器と、
    上記D/A変換器より出力される上記第1、第2のアナログ変調信号を送信アンテナから外部に送信する上記送信部とを備え、
    上記デジタルインタフェース部、上記アナログインタフェース部、上記A/D変換器、上記プロセッサ、上記D/A変換器および上記送信部を1チップに集積化して構成したことを特徴とする変調出力装置。
  7. 放送の電波を受信して中間周波信号を生成するチューナと、
    デジタルの音声データを入力するデジタルインタフェース部と、
    アナログ音声信号を入力するアナログインタフェース部と、
    上記中間周波信号の周波数と上記アナログ音声信号の周波数とを合わせるために、上記中間周波信号および上記アナログ音声信号の少なくとも一方の周波数を変換する変調部と、
    上記変調部により周波数を合わせられた中間周波信号およびアナログ音声信号をアナログ/デジタル変換し、上記中間周波信号をデジタル放送データに変換するとともに、上記アナログ音声信号を第2のデジタル音声データに変換するA/D変換器と、
    上記A/D変換器から出力される上記デジタル放送データを復調してデジタル復調データを生成する処理、上記デジタルインタフェース部により入力された音声データをデコードして第1のデジタル音声データを生成する処理、上記デコードにより生成された上記第1のデジタル音声データを変調して第1のデジタル変調データを生成する処理、および上記A/D変換器から出力される上記第2のデジタル音声データを変調して第2のデジタル変調データを生成する処理を選択的に行うプロセッサと、
    上記プロセッサより出力される上記デジタル復調データ、上記第1のデジタル音声データ、上記第2のデジタル音声データ、上記第1のデジタル変調データ、および上記第2のデジタル変調データをアナログ信号に変換し、上記デジタル復調データから変換したアナログ復調信号および上記第1、第2のデジタル音声データから変換した第1、第2のアナログ音声信号を機器内蔵スピーカまたはイヤホン端子に出力するとともに、上記第1、第2のデジタル変調データから変換した第1、第2のアナログ変調信号を送信部に出力するD/A変換器と、
    上記D/A変換器より出力される上記第1、第2のアナログ変調信号を送信アンテナから外部に送信する上記送信部とを備え、
    上記チューナ、上記デジタルインタフェース部、上記アナログインタフェース部、上記変調部、上記A/D変換器、上記プロセッサ、上記D/A変換器および上記送信部を1チップに集積化して構成したことを特徴とする変調出力装置。
  8. 上記1チップはCMOSプロセスにより構成されていることを特徴とする請求の範囲第1項〜第7項の何れか1項に記載の変調出力装置。
  9. 上記プロセッサが行う変調は直交変調処理であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第7項の何れか1項に記載の変調出力装置。
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