JPWO2005117276A1 - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、放送を記録して再生する記録再生装置を備え、ノイズを抑制した高品質の放送を再生することを可能にする受信装置を提供することを目的とする。受信中の放送を記録再生装置5に記録する際、受信状態検出部3が、チューナ部2内で生成される検波信号に混入しているノイズ成分やSメータ信号に混入しているノイズ成分やSメータ信号の直流成分に基づいて受信状態を示す受信状態検出信号Snzを生成し、書込部4が受信状態検出信号Snzとチューナ部2から出力される放送の再生信号Sauとを同期させて、記録信号Swとして記録再生装置5に記録させる。そして、記録再生装置5に記録した記録信号Swに基づいて記録済みの放送を再生する際、記録再生装置5から出力される記録信号Sw(読取信号Sr)を読取部6が受信状態検出信号Snzrと再生信号Saurに分離し、ノイズ低減部8が、内蔵している可変ローパスフィルタに再生信号Saurを通過させるに際して、受信状態検出信号Snzrに基づいて高域カットオフ周波数を変化させ、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去することにより、ノイズを抑制した高品質の出力用再生信号Soを出力する。

Description

本発明は、放送波を受信する受信装置に関し、特に、放送を記録して再生する記録再生装置を備えた受信装置に関する。
従来、記録再生装置を備えた受信装置として、特開2001−250368号公報に開示されたものが知られている。
この受信装置は、同公報の図1に示されているように、ラジオ放送を受信してオーディオ信号を出力するチューナ(1)と、そのオーディオ信号を所定のエンコードデータに変換し、ハードディスク等の記憶装置(6)に記録させるAD変換器(3)及びエンコーダ(5)と、記憶装置(6)から読み出されたエンコードデータをデコード等することにより元のオーディオ信号に変換するデコーダ(7)及びDA変換器(9)と、変換した元のオーディオ信号を増幅してスピーカ(11)に供給するオーディオアンプ(10)を有している。
そして、利用者が受信チャンネルを指定して、記憶装置(6)への記録指定を行うと、所望のラジオ放送のオーディオ信号を記憶装置(6)に記録させ、後で再生させてそのラジオ放送を受聴することが可能となっている。
更に、この受信装置には、同公報の図7に示されているように、電波強度を検出する電波強度検出装置(41)が設けられており、受信強度が弱い場合に、他の受信チャンネルに切り換えて受信することにより、電波状態の良いオーディオ信号を記憶装置(6)に記録させるようになっている。
特開2001−250368号公報
ところで、上記公報に開示された従来の受信装置は、電波状態の良いオーディオ信号を受信すべく、受信チャンネルを切り換える電波強度検出装置(41)が設けられているが、基本的に、チューナ(1)で受信したオーディオ信号をそのままエンコードデータに変換して記憶装置(6)に記録し、後で記憶装置(6)からエンコードデータを読み出してそのまま元のオーディオ信号に変換して再生する構成となっている。
このため、一般には、利用者が電波状態の良い受信チャンネルだけを指定するとは限らないことから、ノイズを含んだオーディオ信号が記憶装置(6)に記録され、利用者が後でオーディオ信号を再生するとノイズも再生されてしまい、結果的にノイズを含んだ耳障りなラジオ放送を受聴することになってしまうという問題がある。
例えば、自動車等の移動体に搭載される受信装置にあっては、不可避的に、マルチパスフェージングや隣接妨害等の影響を受けた放送波を受信することとなるため、オーディオ信号にノイズが混入することとなり、該オーディオ信号を記憶装置(6)に記録して再生すると、耳障りなノイズも再生されてしまうという問題を招来する。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、放送を記録して再生する記録再生手段を備え、ノイズを抑制した高品質の放送を再生することを可能にする受信装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、受信した放送を記録し再生する記録再生手段を有する受信装置であって、放送波を受信して再生信号を生成する受信手段と、前記受信手段内で生成される内部信号に基づいて受信状態を示す受信状態検出信号を生成する受信状態検出手段と、前記受信状態検出信号と再生信号とを対応付けて記録信号として記録する記録再生手段と、前記記録再生手段に記録された前記記録信号が供給され、前記記録信号に含まれて前記再生信号に混入しているノイズ成分を前記受信状態検出信号に基づいて除去するノイズ低減手段と、を具備することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、受信した放送を記録し再生する記録再生手段を有する受信装置の記録再生方法であって、放送波を受信して再生信号を生成する受信工程と、前記受信工程において生成される内部信号に基づいて受信状態を示す受信状態検出信号を生成する受信状態検出工程と、前記受信状態検出信号と再生信号とを対応付けて記録信号として、前記記録再生手段に記録させる書込工程と、前記記録再生手段に記録された前記記録信号を出力する読取工程と、前記読取工程で出力される前記記録信号に含まれ前記再生信号に混入しているノイズ成分を前記受信状態検出信号に基づいて除去するノイズ低減工程と、を具備することを特徴とする。
本発明の実施形態に係る受信装置の構成を表したブロック図である。 実施例に係る受信装置の構成を表したブロック図である。 図2に示した受信装置の機能及び動作を説明するための図である。 更に他の実施例に係る受信装置の構成を表したブロック図である。 更に他の実施例に係る受信装置の構成を表したブロック図である。 図5に示した受信装置の機能及び動作を説明するための図である。
本発明の実施形態に係る受信装置について図1を参照して説明する。図1は、本実施形態の受信装置の構成を表したブロック図である。
図1において、この受信装置1は、放送波を受信するアンテナANTが接続された受信手段としてのチューナ部2と、受信状態検出部3と、書込部4、記録再生装置5、読取部6、ノイズ低減部7、制御部8とを有して構成されている。
制御部8は、操作部(図示略)を介して入力される利用者からの指示に従って、本受信装置1の動作を制御する。
チューナ部2は、制御部8の制御下で、利用者によって選局された放送局の放送波を同調受信し、検波等を行うことによって、いわゆる検波出力或いは復調出力としての再生信号Sauを出力する。
すなわち、チューナ部2は、ラジオ放送を受信するラジオ放送受信用のチューナであれば、検波等によって生成した可聴周波数帯域のオーディオ信号を再生信号Sauとして出力し、更に、2チャンネルのステレオ放送や、2チャンネル以上のマルチチャンネル放送を受信すると、各々のチャンネルにチャンネル分離した再生信号Sauを出力する。
また、チューナ部2が、テレビジョン放送等の映像と音声の情報を有する放送を受信するチューナであれば、検波等によって生成した可聴周波数帯域のオーディオ信号を再生信号Sauとして出力し、更に、2チャンネルのステレオ放送や、2チャンネル以上のマルチチャンネル放送を受信すると、各々のチャンネルにチャンネル分離した再生信号Sauを出力する。
受信状態検出部3は、チューナ部2が受信中に生成する中間周波数信号(IF信号)等の内部信号に基づいて受信状態を検出し、検出した受信状態を示す受信状態検出信号Snzを出力する。
例えば、受信状態検出部3は、チューナ部2に設けられている検波器から出力される検波信号に混入しているノイズ成分のレベル変化に基づいて受信状態を検出したり、また、チューナ部2に設けられている中間周波増幅器から出力される電界強度を示すSメータ信号に混入しているノイズ成分のレベル変化に基づいて受信状態を検出したり、また、Sメータの直流成分のレベル変化に基づいて受信感度を検出し、その検出した受信感度に基づいて受信状態を検出する。
そして、検波信号やSメータに混入しているノイズ成分のレベルが大きい場合ほど受信状態が良好ではなく、また、それらのノイズ成分のレベルが小さい場合ほど受信状態が良好であることを示す受信状態検出信号Snzを出力する。
また、受信感度に基づいて受信状態を検出する構成とした場合には、Sメータの直流成分のレベルが大きい場合ほど受信状態が良好、そのレベルが小さい場合ほど受信状態が良好ではないことを示す受信状態検出信号Snzを出力する。
書込部4は、制御部8から書き込み制御信号WRITEが供給されると、再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを時間的に対応付けて記録信号Swを生成し、記録再生装置5に記録させる。
すなわち、書込部4は、再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを受信時間に同期させることによって、再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとの時間的ズレが生じさせないように調整し、該同期調整を行った再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを記録信号Swとして記録再生装置5に記録させる。
更に、書込部4は、記録信号Swの先頭に識別信号を付加すると共に、制御部8から記録終了を示す制御信号が供給されると、記録信号Swの終端に、記録信号Swの終了位置であることを示すエンド信号を付加して出力する。
そして、制御部8が、これらの識別信号とエンド信号の付加された各時間(以下「付加時間」という)を管理することにより、記録信号Swの範囲を識別できるようになっている。また、制御部8が操作部(図示略)に設けられている液晶ディスプレイ等に、付加時間の情報を表示させることで、記録再生装置5に記録されている放送を利用者に提示するようになっている。
記録再生装置5は、制御部8から書き込み制御信号WRITEが供給されると、書込部4から供給される記録信号Swを記録する。
また、記録再生装置5は、制御部8から読み取り制御信号READが供給されると、既に記録されている記録信号Swを読取信号Srとして出力する。
ここで、制御部8が、既に記録されている記録信号Sw(以下、既に記録されている「記録信号Sw」を「読取信号Sr」という)に付加されている識別信号を指定して、読み取り制御信号READを出力すると、記録再生装置5は、指定された識別信号が付加された読取信号Srを出力する。
また、記録再生装置5は、制御部8から書き込み制御信号WRITEと読み取り制御信号READが供給されると、書込部4から供給される記録信号Swを記録しながら、読取信号Srを出力する。
ここで、制御部8が、既に記録されている読取信号Srに付加されている識別信号を指定して、書き込み制御信号WRITEと読み取り制御信号READを出力すると、記録再生装置5は、受信中に書込部4から供給される記録信号Swを記録しながら、識別信号で指定された読取信号Srを出力する。したがって、利用者は、受信中の放送を記録再生装置5に記録しながら、以前に記録しておいた別の放送の読取信号Srを出力させることが可能となっている。
また、制御部8が、識別信号を指定することなく、書き込み制御信号WRITEと読み取り制御信号READを出力すると、記録再生装置5は、受信中に書込部4から供給される記録信号Swを記録しながら、その記録信号Swをいわゆる同時読み取りし、読取信号Srとして出力する。したがって、利用者は、受信中の放送を記録再生装置5に記録しながら、同時にその放送の読取信号Srを出力させことが可能となっている。
読取部6は、読み取り制御信号READの指示に従って、記録再生装置5から供給される読取信号Srを入力し、読取信号Srに含まれている再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを時間軸上で同期させて分離し、分離した再生信号Sau(以下、分離後の再生信号Sauを符号Saurで表す)と、分離した受信状態検出信号Snz(以下、分離後の受信状態検出信号Snzを符号Snzrで表す)をノイズ低減部7に供給する。
ノイズ低減部7は、受信状態検出信号Snzrの変化に同期して再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去することによって、ノイズを低減(抑制)した出力用再生信号Soを生成し、スピーカ等に供給する。
ここで、ノイズ低減部7は、可聴周波数帯域の上限に高域カットオフ周波数fuを有し、受信状態検出信号Snzrの変化に応じて、その高域カットオフ周波数fuを低周波数側へ変化させる、可変ローパスフィルタによって形成されている。
すなわち、ノイズ低減部7は、最良の受信状態を示す受信状態検出信号Snzrが供給される場合に、ディフォルト値として決められた高域カットオフ周波数fuを設定し、それより受信状態が良好でないことを示す受信状態検出信号Snzrが供給されると、受信状態検出信号Snzrに応じて高域カットオフ周波数fuを低周波数側へ変化させることにより、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去する。
次に、かかる構成を有する受信装置1の動作を説明する。なお、利用者による本受信装置1の使用形態に対応させて動作を説明することとする。
<記録動作>
利用者が制御部8に対して受信開始の指示をすると、制御部8による制御下でチューナ部2が受信動作を開始し、更に利用者が所望の放送局を指定すると、制御部8が、指定された放送局に相当する同調周波数(局部発振周波数)をチューナ部2に指令することで、チューナ部2が指定された放送局の放送波を同調受信する。
こうしてチューナ部2が受信動作を行っている際、利用者が記録再生装置5に放送を記録すべき旨の指示をすると、制御部8から書込部4と記録再生装置5に書き込み制御信号WRITEが供給され、書込部4と記録再生装置5が記録動作を開始する。
そして、チューナ部2が同調及び検波等を行って再生信号Sauを出力し、受信状態検出部3が受信状態検出信号Snzを出力し、更に、書込部4が再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを同期させた記録信号Swを生成して、記録再生装置5に記録させていく。
そして、利用者が記録終了の指示をすると、制御部8から記録終了を示す制御信号が出力されるとともに、書き込み制御信号WRITEが出力されなくなり、書込部4と記録再生装置5が記録動作を終了する。
このように、利用者が受信中に<記録動作>の指示をすると、記録再生装置5が、その受信中の放送を、再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとから成る記録信号Swとして記録する。
<再生動作>
利用者が記録再生装置5に記録されている所望の放送を再生させるべく、制御部8に対して、付加時間を指定して再生開始の指示をすると、制御部8から記録再生装置5と読取部6に、指定された付加時間と、読み取り制御信号READが供給され、記録再生装置5と読取部6が再生動作を開始する。
そして、記録再生装置5が、付加時間によって指定される読取信号Srを出力するとともに、読取部6が読取信号Srを再生信号Saurと受信状態検出信号Snzrに同期分離して出力し、更に、ノイズ低減部7が、受信状態検出信号Snzrの変化に応じて、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去し、ノイズを抑制した出力用再生信号Soを出力して、スピーカ等に供給する。
そして、記録再生装置5が利用者から指定された放送に関する読取信号Srを出力し終えると、制御部8から記録終了を示す制御信号が出力されるとともに、書き込み制御信号WRITEが出力されなくなり、書込部4と記録再生装置5が記録動作を終了する。
また、記録再生装置5が読取信号Srを出力中に、利用者が再生終了の指示をした場合にも、制御部8から記録終了を示す制御信号が出力されるとともに、書き込み制御信号WRITEが出力されなくなり、書込部4と記録再生装置5が記録動作を終了する。
このように、利用者が、<再生動作>の指示をすると、記録再生装置5が既に記録されている読取信号Srを出力することで、以前に記録しておいた放送を再生することが可能となっている。
更に、受信状態検出信号Snzrと再生信号Saurとから成る読取信号Srを記録再生装置5が出力して、ノイズ低減部7が受信状態検出信号Snzrに基づいてと再生信号Saur中のノイズ成分を除去するので、ノイズを抑制した高品位の音をスピーカ等で再生し、利用者に提供することができる。
<記録再生同時動作>
次に、チューナ部2が受信動作を行っている際、利用者が制御部8に対して、記録再生装置5に放送の記録と再生を行わせるべく指示すると、制御部8の制御下で、記録と再生を同時に行う記録再生同時動作が開始される。
ここで、利用者が記録再生装置5に記録されている所望の放送を再生させるべく、付加時間を指定して記録再生同時動作を指示すると、制御部8は、書き込み制御信号WRITEを書込部4と記録再生装置5に供給するとともに、付加時間と読み取り制御信号READを記録再生装置5と読取部6に供給する。
これにより、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が、付加時間によって指定された既に記録されている読取信号Srを読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7が、ノイズを抑制した出力用再生信号Soを生成して出力する。
したがって、利用者が付加時間を指定して記録再生同時動作を指示すると、以前に記録しておいた放送を再生して受聴しながら、現在受信中の放送を新規に記録することが可能となっている。
更に、ノイズ低減部7が受信状態検出信号Snzrに基づいてと再生信号Saur中のノイズ成分を除去するので、ノイズを抑制した高品位の音をスピーカ等で再生し、利用者に提供することが可能となっている。
一方、利用者が付加時間を指定することなく、記録再生同時動作を指示すると、制御部8は、書き込み制御信号WRITEを書込部4と記録再生装置5に供給するとともに、読み取り制御信号READを記録再生装置5と読取部6に供給する。すなわち、制御部8から記録再生装置5に、付加時間が供給されない。
これにより、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が、その記録信号Swをいわゆる同時読み取りすることにより読取信号Srとして、読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7が、ノイズを抑制した出力用再生信号Soを生成して出力する。
したがって、利用者は、付加時間を指定することなく、記録再生同時動作を指示すると、受信中の放送を記録再生装置5に記録しながら、同時にその放送の読取信号Srを出力させことが可能となっている。更に、ノイズ低減部7が受信状態検出信号Snzrに基づいてと再生信号Saur中のノイズ成分を除去するので、ノイズを抑制した高品位の音をスピーカ等で再生し、利用者に提供することができる。
以上説明したように、本実施形態の受信装置1によれば、受信中の放送を記録再生装置5に記録する際、受信状態を示す受信状態検出信号Snzと再生信号Sauとから成る記録信号Swとして記録しておき、記録再生装置5に記録されている放送を再生する際、読取信号Srに含まれている受信状態検出信号Snzrを利用して、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去するので、利用者に対し、ノイズを抑制した高品質の放送を提供することができる。
また、利用者が必ずしも電波状態の良い放送局を指定せずにその放送を記録した場合であっても、読取信号Srに含まれている受信状態検出信号Snzrを利用して、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去するので、利用者の一般的な利用形態に合わて、高品質の放送を再生することが可能である。
また、本実施形態の受信装置1を自動車等の移動体に搭載し、不可避的に、マルチパスフェージングや隣接妨害等の影響を受ける環境下で放送波を受信して記録再生装置5に記録する場合でも、再生時に、読取信号Srに含まれている受信状態検出信号Snzrを利用して、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去するので、高品質の放送を利用者に提供することが可能である。
次に、図1に示した実施形態に係るより具体的な実施例について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、本実施例の受信装置1の構成を表したブロック図であり、図1と同一又は相当する部分を同一符号で示している。図3は、受信装置1の動作を説明するための図である。
図2において、この受信装置1は、放送波を受信するアンテナANTが接続された受信手段としてのチューナ部2と、受信状態検出部3と、書込部4、記録再生装置5、読取部6、ノイズ低減部7、制御部8、ノイズ低減部7から出力される出力再生用信号Soを電力増幅等してスピーカ(図示略)に供給する出力回路9、及び利用者が入力操作等を行うための操作部10を有して構成されている。
ここで、制御部8は、演算制御機能を有するマイクロプロセッサ(MPU)等を備えた回路で形成されており、操作部10を介して入力される利用者からの指示に従って、受信装置1の動作を集中制御する。
チューナ部2は、放送波を受信する受信アンテナANTから出力される高周波信号(RF信号)を増幅するRF増幅器2aと、制御部8によって指令される周波数設定信号Fsetに従って同調周波数信号(局発信号)OSCを出力するPLL部2fと、RF増幅器2aの出力と局発信号OSCと混合することで中間周波数信号を生成して出力するフロントエンド2b、中間周波数信号を増幅して出力する中間周波増幅器2c、中間周波増幅器2cの出力を検波して検波信号Sdetを出力する検波器2d、検波信号を各チャンネルのオーディオ信号にチャンネル分離し、各チャンネルのオーディオ信号の束として再生信号Sauを出力する分離回路2eを有して構成されている。
そして、検波信号Sdetが受信状態検出部3、再生信号Sauが書込部4に供給されている。
受信状態検出部3は、検波信号Sdetを入力するハイパスフィルタ3aと、ハイパスフィルタ3aの出力を電圧増幅する増幅回路3bと、増幅回路3bの出力から受信状態検出信号Snzを生成する整流回路3cによって構成されている。
ここで、ハイパスフィルタ3aは、良好な受信状態のときに検波器2dから出力される検波信号Sdetの周波数帯域の上限に合わせられた低域カットオフ周波数fdを有しており、検波信号Sdetに混入している低域カットオフ周波数fdより高周波数のノイズ成分を抽出して出力し、増幅回路3dで増幅させて、整流回路3cに供給する。
整流回路3dは、ノイズ成分の絶対値を整流(平滑化)することにより、振幅の変化を受信状態の変化として示す受信状態検出信号Snzを生成して出力する。
書込部4は、再生信号Sauと受信状態検出信号Snzを各々デジタルデータにA/D変換して入力するA/D変換器(図示略)を有し、それらのデジタルデータを受信時間に同期させて時間的ズレが生じさせないように調整することにより、再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとのデジタルデータ列から成る記録信号Swを記録再生装置5に供給する。また、書込部4は、前述した実施形態と同様に、デジタルデータから成る識別信号とエンド信号を記録信号Swに付加して記録再生装置5に供給し、制御部8がこれらの識別信号とエンド信号の付加された各時間(付加時間)を管理することにより、記録信号Swの範囲を識別できるようになっている。また、制御部8が操作部10に設けられている液晶ディスプレイ等に、付加時間の情報を表示させることで、記録再生装置5に記録されている放送を利用者に提示する。
記録再生装置5は、ハードディスクや、DVD、CD、半導体メモリ等の再書き込みが可能なストレージ媒体に記録信号Swを記録するとともに、その記録信号Swを読取信号Srとして出力する。
読取部6は、記録再生装置5から出力されるデジタルデータから成る読取信号Srを、各々デジタルデータから成る再生信号Saurと受信状態検出信号Snzrに同期分離し、図示していないD/A変換器によってアナログの再生信号Saurと受信状態検出信号Snzrに変換して出力する。
ノイズ低減部7は、再生信号Saurを入力する可変ローパスフィルタ7aと、受信状態検出信号Snzrを入力する周波数制御部7bによって構成されている。
ここで、可変ローパスフィルタ7aは、可聴周波数帯域の上限に高域カットオフ周波数fuを有し、周波数制御部7bから供給される周波数調整制御信号CNTの指示に従って、その高域カットオフ周波数fuを変化させる。
周波数制御部7bは、高域カットオフ周波数fuを変化させる周波数調整制御信号CNTを、受信状態検出信号Snzrの振幅変化に応じて出力する。
すなわち、周波数制御部7bには、図3(a)に例示するように、受信状態検出信号Snzrの振幅と高域カットオフ周波数fuとが対応付けられた、いわゆるルックアップテーブル形式のデータを記憶したメモリが設けられており、受信状態検出信号Snzrの振幅に基づいて該メモリのデータを検索することで、高域カットオフ周波数fuを決定する。
そして、周波数制御部7bは、図3(b)に例示するように、受信状態検出信号Snzrの振幅が大きい場合ほど、受信状態が良好でないとして、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを低周波数側へ変化させるための周波数調整制御信号CNTを出力し、また、受信状態検出信号Snzrの振幅が小さい場合ほど、受信状態が良好であるとして、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを高周波数側へ変化させるための周波数調整制御信号CNTを出力する。
このように、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを可変調整することによって、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去して、ノイズを抑制した高品質の出力用再生信号Soを出力する。
次に、本実施例の受信装置1の動作を説明する。
本実施例の受信装置1においても、実施形態の受信装置1(図1参照)と同様に、利用者が操作部10を操作することにより、<記録動作>と<再生動作>と<記録再生同時動作>を適宜指定することができるようになっている。そこで、利用者の利用形態毎に動作を説明する。
<記録動作>
チューナ部2が受信動作を行っている際、利用者が<記録動作>を指定すると、制御部8から書込部4と記録再生装置5に書き込み制御信号WRITEが供給され、書込部4と記録再生装置5が記録動作を開始する。そして、チューナ部2が同調及び検波等を行って再生信号Sauを出力し、受信状態検出部3が受信状態検出信号Snzを出力し、更に、書込部4が再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを同期させた記録信号Swを生成して、記録再生装置5に記録させていく。
ここで、受信状態検出3は、検波器2dから出力される検波信号Sdetをハイパスフィルタ3aに通すことによって、受信状態に応じて検出信号Sdetに混入することとなったノイズ成分を抽出し、更に増幅回路3bで増幅されるノイズ成分の絶対値を整流回路3cが整流することにより、例えば図3(c)に模式的に示すように、そのノイズ成分のエンベロープを示す受信状態検出信号Snzを生成して出力する。
したがって、書込部4は、分離回路2eから出力される、例えば図3(d)に模式的に示すようなノイズ成分の混入した再生信号Sauと、受信状態検出信号Snzとを受信時間に同期させて記録信号Swを生成し、記録再生装置5に記録させる。
そして、利用者が記録終了の指示をすると、制御部8から記録終了を示す制御信号が出力されるとともに、書き込み制御信号WRITEが出力されなくなり、書込部4と記録再生装置5が記録動作を終了する。
<再生動作>
利用者が記録再生装置5に記録されている所望の放送を再生させるべく、付加時間を指定して再生開始の指示をすると、制御部8から記録再生装置5と読取部6に、指定された付加時間と、読み取り制御信号READが供給され、記録再生装置5と読取部6が再生動作を開始する。
そして、記録再生装置5が、付加時間によって指定される読取信号Srを出力するとともに、読取部6が読取信号Srを再生信号Saurと受信状態検出信号Snzrに同期分離して出力し、更に、ノイズ低減部7の周波数制御部7bが受信状態検出信号Snzrの変化に応じて可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを制御することで、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去させ、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
すなわち、記録再生装置5から出力されて読取部6で同期分離された再生信号Sauと受信状態検出信号Snzrが図3(c)(d)に例示したような波形である場合、周波数制御部7bが受信状態検出信号Snzrの振幅変化に応じて、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを調整制御することで、例えば図3(e)に例示するように、再生信号Sauに混入しているノイズ成分を除去した出力用再生信号Soを出力させ、スピーカ等から高品質の音を出力させる。
そして、記録再生装置5が利用者から指定された放送に関する読取信号Srを出力し終えると、または、利用者が再生終了の指示をすると、制御部8から記録終了を示す制御信号が出力されるとともに、書き込み制御信号WRITEが出力されなくなり、書込部4と記録再生装置5が記録動作を終了する。
このように、利用者は、<再生動作>の指示をすると、記録再生装置5に記録しておいた読取信号Srに基づいて、以前に記録しておいた放送を再生することができ、更に、再生に際してノイズ低減部7が、受信状態検出信号Snzrに基づいて再生信号Saur中のノイズ成分を除去するので、ノイズを抑制した高品位の音をスピーカ等で再生し、利用者に提供することができる。
<記録再生同時動作>
チューナ部2が受信動作を行っている際、利用者が記録と再生を行わせるべく指示すると、制御部8の制御下で、記録と再生を同時に行う記録再生同時動作が開始される。
ここで、利用者が、記録再生装置5に既に記録されている放送を指定して再生させるべく、付加時間を指定して記録再生同時動作を指示した場合と、付加時間を指定することなく記録再生同時動作を指示した場合とで、次のように異なった記録再生動作が行われる。
まず、利用者が付加時間を指定して記録再生同時動作を指示した場合には、制御部8が、書き込み制御信号WRITEを書込部4と記録再生装置5に供給するとともに、付加時間と読み取り制御信号READを記録再生装置5と読取部6に供給する。
これにより、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が、付加時間によって指定された既に記録されている読取信号Srを読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7の可変ローパスフィルタ7aと周波数制御部7bが、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を受信状態検出信号Saurの変化に応じて除去することにより、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
このように、利用者が付加時間を指定して記録再生同時動作を指示すると、以前に記録しておいた放送を再生して受聴しながら、現在受信中の放送を新規に記録することができ、更にノイズ低減部7が、受信状態検出信号Snzrに基づいてと再生信号Saur中のノイズ成分を除去するので、ノイズを抑制した高品位の音をスピーカ等で再生し、利用者に提供することが可能となっている。
更に、現在受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録していく際、受信状態検出部3が検波信号Sdetに混入しているノイズ成分を抽出して受信状態検出信号Snzを生成し、更に、書込部4がその受信状態検出信号Snzと再生信号Sauとを受信時間に同期させた記録信号Swを生成して記録再生装置5に記録させるので、利用者が後でその記録した放送の記録信号Swに基づいて再生を行う場合にも、ノイズ低減部7においてノイズを抑制した出力用再生信号Soを生成させ、高品質の音をスピーカ等で再生して、利用者に提供することが可能となっている。
次に、利用者が付加時間を指定することなく、記録再生同時動作を指示した場合を説明すると、利用者方の当該指定に従って、制御部8が、付加時間を出力することなく、書き込み制御信号WRITEを書込部4と記録再生装置5に供給するとともに、読み取り制御信号READを記録再生装置5と読取部6に供給する。
これにより、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が、その記録信号Swをいわゆる同時読み取りすることにより読取信号Srとして、読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7が、ノイズを抑制した出力用再生信号Soを生成して出力する。
したがって、利用者は、付加時間を指定することなく記録再生同時動作を指示すると、受信中の放送を記録再生装置5に記録しながら、同時にその放送の読取信号Srを出力させことができる。
また、記録再生装置5が、受信中の放送を記録信号Swとして記録する際、受信状態検出部3で生成される受信状態検出信号Snzを含めて記録し、同時読み取りに際して、その記録した記録信号Swを読取信号Srとして出力するので、ノイズ低減部7が受信状態検出信号Snzrに基づいて再生信号Saur中のノイズ成分を除去することとなり、ノイズを抑制した高品位の音をスピーカ等で再生し、利用者に提供することができる。
更に、現在受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録した後、利用者が後でその記録した放送の記録信号Swに基づいて再生を行う場合にも、ノイズ低減部7においてノイズを抑制した出力用再生信号Soを生成させ、高品質の音をスピーカ等で再生して、利用者に提供することが可能となっている。
以上説明したように、本実施例の受信装置1によれば、受信中の放送を記録再生装置5に記録する際、検波信号Sdetに含まれているノイズ成分に基づいて生成した受信状態を示す受信状態検出信号Snzと、再生信号Sauとから成る記録信号Swとして記録しておき、記録再生装置5に記録されている放送を再生する際、読取信号Srに含まれている受信状態検出信号Snzrを利用して、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去するので、利用者に対し、ノイズを抑制した高品質の放送を提供することができる。
次に、更に他の実施例について図4を参照して説明する。
図4は、本実施英の受信装置1の構成を表したブロック図であり、図1及び図2と同一又は相当する部分を同一符号で示している。
この受信装置1の特徴を図2に示した受信装置1と対比して説明すると、図2に示した受信装置1では、受信状態検出部3が検波信号Sdetに混入しているノイズ成分に基づいて受信状態検出信号Snzを生成するのに対し、図4に示す本実施例の受信装置1に設けられている受信状態検出部3は、中間周波増幅器2cから出力されるSメータ信号Smに混入しているノイズ成分をハイパスフィルタ3aで抽出して増幅回路3bで増幅し、整流回路3cがその増幅されたノイズ成分の絶対値を整流することで、ノイズ成分のエンベーロープを示す受信状態検出信号Snzを生成して出力する。
ここで、本実施例の受信状態検出部3に設けられているハイパスフィルタ3aは、良好な受信状態のときに中間周波増幅器2cから出力されるSメータ信号Smの周波数帯域の上限に合わせられた低域カットオフ周波数fdを有している。
そして、本実施例の受信装置1に設けられている、残余のチューナ部2と書込部4と記録再生装置5、読取部6、ノイズ低減部7、制御部8、出力回路9及び操作部10については、図2に示した受信装置1と同様の構成及び機能を有している。
本実施例の受信装置1によれば、前述した実施例1の受信装置1と同様に、利用者が操作部10を操作することにより、<記録動作>と<再生動作>と<記録再生同時動作>を適宜指定することができるようになっている。
そして、利用者が<記録動作>を指定すると、チューナ部2が同調及び検波等を行って再生信号Sauを出力し、受信状態検出部3がSメータ信号Smに混入しているノイズ成分を抽出して受信状態検出信号Snzを生成し、更に、書込部4が再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを同期させた記録信号Swを生成して、記録再生装置5に記録させていく。
また、利用者が、付加時間を指定して<再生動作>を指定すると、記録再生装置5が、付加時間によって指定される読取信号Srを出力するとともに、読取部6が読取信号Srを再生信号Saurと受信状態検出信号Snzrに同期分離して出力し、更に、ノイズ低減部7の周波数制御部7bが受信状態検出信号Snzrの変化に応じて可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを制御することで、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去させ、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
また、利用者が、付加時間を指定して<記録再生同時動作>を指定すると、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が付加時間によって指定された既に記録されている読取信号Srを読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7の可変ローパスフィルタ7aと周波数制御部7bが、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を受信状態検出信号Saurの変化に応じて除去することにより、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
また、利用者が、付加時間を指定することなく、<記録再生同時動作>を指定すると、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が同時読み取りを行うことによって、読取信号Srを読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7の可変ローパスフィルタ7aと周波数制御部7bが、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を受信状態検出信号Saurの変化に応じて除去することにより、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
このように、本実施例の受信装置1によれば、受信中の放送を記録再生装置5に記録する際、Sメータ信号Smに混入しているノイズ成分に基づいて生成した受信状態を示す受信状態検出信号Snzと、再生信号Sauとから成る記録信号Swとして記録しておき、記録再生装置5に記録されている放送を再生する際、読取信号Srに含まれている受信状態検出信号Snzrを利用して、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去するので、利用者に対し、ノイズを抑制した高品質の放送を提供することができる。
次に、更に他の実施例について図5及び図6を参照して説明する。
図5は、本実施例の受信装置1の構成を表したブロック図であり、図1、図2及び図4と同一又は相当する部分を同一符号で示している。
この受信装置1の特徴を図4に示した受信装置1と対比して説明すると、図4に示した受信装置1では、受信状態検出部3がSメータ信号Smに混入しているノイズ成分に基づいて受信状態検出信号Snzを生成するのに対し、図5に示す本実施例の受信装置1に設けられている受信状態検出部3は、Sメータ信号Smの直流成分をローパスフィルタ3dで抽出して増幅回路3eで増幅することにより、受信状態検出信号Snzを生成するようになっている。
ここで、本実施例の受信状態検出部3に設けられているローパスフィルタ3dは、良好な受信状態のときに中間周波増幅器2cから出力されるSメータ信号Smの周波数帯域の上限に合わせられた高域カットオフ周波数fcを有している。このため、受信状態が良好な場合、別言すれば受信感度が高い場合ほど、ローパスフィルタ3dからレベルの大きな信号が出力され、増幅回路3eからもレベルの大きな受信状態検出信号Snzが出力され、一方、受信状態が良好でない場合、別言すれば受信感度が低い場合ほど、ローパスフィルタ3dからレベルの小さな信号が出力され、増幅回路3eからもレベルの小さな受信状態検出信号Snzが出力される。
更に、図4に示した受信装置1では、ノイズ低減部7に設けられている周波数制御部7bが、読取部6から供給される受信状態検出信号Snzrの振幅が大きい場合ほど受信状態が良好でないとして、図3(a)(b)に例示したように、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを低周波数側へ変化させ、受信状態検出信号Snzrの振幅が小さい場合ほど、受信状態が良好であるとして、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを高周波数側へ変化させるようになっている。
これに対し、図5に示す本実施例の周波数制御部7bは、図6(a)(b)に模式的に示すように、読取部6から供給される受信状態検出信号Snzrの振幅が大きい場合ほど受信状態が良好であるとして、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを高周波数側へ変化させ、受信状態検出信号Snzrの振幅が小さい場合ほど、受信状態が良好でないとして、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを低周波数側へ変化させるようになっている。
そして、周波数制御部7bには、図5(a)に例示するように、受信状態検出信号Snzrの振幅と高域カットオフ周波数fuとが対応付けられた、いわゆるルックアップテーブル形式のデータを記憶したメモリが設けられており、受信状態検出信号Snzrの振幅に基づいて該メモリのデータを検索することで、高域カットオフ周波数fuを決定する。
なお、本実施例の受信装置1に設けられている、残余のチューナ部2と書込部4と記録再生装置5、読取部6、制御部8、ノイズ低減部7、出力回路9及び操作部10については、図4に示した受信装置1と同様の構成及び機能を有している。
本実施例の受信装置1によれば、前述した実施例1及び実施例2の受信装置1と同様に、利用者が操作部10を操作することにより、<記録動作>と<再生動作>と<記録再生同時動作>を適宜指定することができるようになっている。
そして、利用者が<記録動作>を指定すると、チューナ部2が同調及び検波等を行って再生信号Sauを出力し、受信状態検出部3がSメータ信号Smの直流成分を抽出して受信状態検出信号Snzを生成し、更に、書込部4が再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを同期させた記録信号Swを生成して、記録再生装置5に記録させていく。
また、利用者が、付加時間を指定して<再生動作>を指定すると、記録再生装置5が、付加時間によって指定される読取信号Srを出力するとともに、読取部6が読取信号Srを再生信号Saurと受信状態検出信号Snzrに同期分離して出力し、更に、ノイズ低減部7の周波数制御部7bが受信状態検出信号Snzrの変化に応じて可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを制御することで、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去させ、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
また、利用者が、付加時間を指定して<記録再生同時動作>を指定すると、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が付加時間によって指定された既に記録されている読取信号Srを読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7の可変ローパスフィルタ7aと周波数制御部7bが、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を受信状態検出信号Saurの変化に応じて除去することにより、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
また、利用者が、付加時間を指定することなく、<記録再生同時動作>を指定すると、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が同時読み取りを行うことによって、読取信号Srを読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7の可変ローパスフィルタ7aと周波数制御部7bが、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を受信状態検出信号Saurの変化に応じて除去することにより、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
このように、本実施例の受信装置1によれば、受信中の放送を記録再生装置5に記録する際、Sメータ信号Smの直流成分に基づいて生成した受信状態を示す受信状態検出信号Snzと、再生信号Sauとから成る記録信号Swとして記録しておき、記録再生装置5に記録されている放送を再生する際、読取信号Srに含まれている受信状態検出信号Snzrを利用して、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去するので、利用者に対し、ノイズを抑制した高品質の放送を提供することができる。
なお、以上に説明した実施形態及び実施例の受信装置1は、受信した放送波をアナログ信号処理することによって検波信号SdetとSメータ信号Sm及び再生信号Sauを生成する構成としたものであるが、デジタル信号処理を行うデジタル回路で構成するようにしてもよい。また、実施形態及び実施例の受信装置1は、デジタル放送を受信する受信装置にも適用可能である。
【0002】
ータに変換して記憶装置(6)に記録し、後で記憶装置(6)からエンコードデータを読み出してそのまま元のオーディオ信号に変換して再生する構成となっている。
[0008]
このため、一般には、利用者が電波状態の良い受信チャンネルだけを指定するとは限らないことから、ノイズを含んだオーディオ信号が記憶装置(6)に記録され、利用者が後でオーディオ信号を再生するとノイズも再生されてしまい、結果的にノイズを含んだ耳障りなラジオ放送を受聴することになってしまうという問題がある。
[0009]
例えば、自動車等の移動体に搭載される受信装置にあっては、不可避的に、マルチパスフェージングや隣接妨害等の影響を受けた放送波を受信することとなるため、オーディオ信号にノイズが混入することとなり、該オーディオ信号を記憶装置(6)に記録して再生すると、耳障りなノイズも再生されてしまうという問題を招来する。
[0010]
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、放送を記録して再生する記録再生手段を備え、ノイズを抑制した高品質の放送を再生することを可能にする受信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
[0011]
請求項1に記載の発明は、受信した放送を記録した後、再生を可能にする記録再生手段、を有する受信装置であって、放送波を受信して再生信号を生成する受信手段と、前記受信手段内で生成される内部信号に基づいて受信状態を示す受信状態検出信号を生成する受信状態検出手段と、前記受信状態検出信号と前記再生信号とを同期させ、両信号を記録信号として前記記録再生手段に記録させる書込手段と、前記後の再生の際、前記記録再生手段に記録された前記記録信号を入力し、前記記録信号に含まれる前記受信状態検出信号と前記再生信号を同期させて分離する読取手段と、前記読取手段で分離された再生信号に混入しているノイズ成分を、前記読取手段で分離された受信状態検出信号に基づいて同期して除去するノイズ低減手段と、を具備することを特徴とする。
[0012]
請求項6に記載の発明は、受信した放送を記録再生手段に記録した後、再生を可能にする受信方法であって、放送波を受信して再生信号を生成する受信工程と、前記受信工程において生成される内部信号に基づいて受信状態を示す受信状態検出信号を生成する受信状態検出工程と、前記受信状態検出信号と前記再生信号とを同期させ、両信号を記録信号として前記記録再生手段に記録させる書込工程と、前記後の再生の際、前記記録再生手段に記録された前記記録信号を入力し、前記記録信号に含まれる前記受信状態検出信号と前記再生信号を同期させて分離する読取工程と、前記読取工
【0003】
程で分離された再生信号に混入しているノイズ成分を、前記読取工程で分離された受信状態検出信号に基づいて同期して除去するノイズ低減工程と、を具備することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
[0013]
[図1]本発明の実施形態に係る受信装置の構成を表したブロック図である。
[図2]実施例に係る受信装置の構成を表したブロック図である。
[図3]図2に示した受信装置の機能及び動作を説明するための図である。
[図4]更に他の実施例に係る受信装置の構成を表したブロック図である。
[図5]更に他の実施例に係る受信装置の構成を表したブロック図である。
[図6]図5に示した受信装置の機能及び動作を説明するための図である。
【発明を実施するための最良の形態】
[0014]
本発明の実施形態に係る受信装置について図1を参照して説明する。図1は、本実施形態の受信装置の構成を表したブロック図である。
[0015]
図1において、この受信装置1は、放送波を受信するアンテナANTが接続された受信手段としてのチューナ部2と、受信状態検出部3と、書込部4、記録再生装置5、読取部6、ノイズ低減部7、制御部8とを有して構成されている。
[0016]
制御部8は、操作部(図示略)を介して入力される利用者からの指示に従って、本受信装置1の動作を制御する。
[0017]
チューナ部2は、制御部8の制御下で、利用者によって選局された放送局の放送波を同調受信し、検波等を行うことによって、いわゆる検波出力或いは復調出力としての再生信号Sauを出力する。
[0018]
すなわち、チューナ部2は、ラジオ放送を受信するラジオ放送受信用のチューナであれば、検波等によって生成した可聴周波数帯域のオーディオ信号を再生信号Sauとして出力し、更に、2チャンネルのステレオ放送や、2チャンネル以上のマルチチャンネル放送を受信すると、各々のチャンネルにチャンネル分離した再生信号Sauを出力する。
[0019]
また、チューナ部2が、テレビジョン放送等の映像と音声の情報を有する放送を受信するチューナであれば、検波等によって生成した可聴周波数帯域のオーディオ信
本発明は、放送波を受信する受信装置に関し、特に、放送を記録して再生する記録再生装置を備えた受信装置に関する。
従来、記録再生装置を備えた受信装置として、特開2001−250368号公報に開示されたものが知られている。
この受信装置は、同公報の図1に示されているように、ラジオ放送を受信してオーディオ信号を出力するチューナ(1)と、そのオーディオ信号を所定のエンコードデータに変換し、ハードディスク等の記憶装置(6)に記録させるAD変換器(3)及びエンコーダ(5)と、記憶装置(6)から読み出されたエンコードデータをデコード等することにより元のオーディオ信号に変換するデコーダ(7)及びDA変換器(9)と、変換した元のオーディオ信号を増幅してスピーカ(11)に供給するオーディオアンプ(10)を有している。
そして、利用者が受信チャンネルを指定して、記憶装置(6)への記録指定を行うと、所望のラジオ放送のオーディオ信号を記憶装置(6)に記録させ、後で再生させてそのラジオ放送を受聴することが可能となっている。
更に、この受信装置には、同公報の図7に示されているように、電波強度を検出する電波強度検出装置(41)が設けられており、受信強度が弱い場合に、他の受信チャンネルに切り換えて受信することにより、電波状態の良いオーディオ信号を記憶装置(6)に記録させるようになっている。
特開2001−250368号公報
ところで、上記公報に開示された従来の受信装置は、電波状態の良いオーディオ信号を受信すべく、受信チャンネルを切り換える電波強度検出装置(41)が設けられているが、基本的に、チューナ(1)で受信したオーディオ信号をそのままエンコードデータに変換して記憶装置(6)に記録し、後で記憶装置(6)からエンコードデータを読み出してそのまま元のオーディオ信号に変換して再生する構成となっている。
このため、一般には、利用者が電波状態の良い受信チャンネルだけを指定するとは限らないことから、ノイズを含んだオーディオ信号が記憶装置(6)に記録され、利用者が後でオーディオ信号を再生するとノイズも再生されてしまい、結果的にノイズを含んだ耳障りなラジオ放送を受聴することになってしまうという問題がある。
例えば、自動車等の移動体に搭載される受信装置にあっては、不可避的に、マルチパスフェージングや隣接妨害等の影響を受けた放送波を受信することとなるため、オーディオ信号にノイズが混入することとなり、該オーディオ信号を記憶装置(6)に記録して再生すると、耳障りなノイズも再生されてしまうという問題を招来する。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、放送を記録して再生する記録再生手段を備え、ノイズを抑制した高品質の放送を再生することを可能にする受信装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、受信した放送を記録した後、再生を可能にする記録再生手段、を有する受信装置であって、放送波を受信して再生信号を生成する受信手段と、前記受信手段内で生成される内部信号に基づいて受信状態を示す受信状態検出信号を生成する受信状態検出手段と、前記受信状態検出信号と前記再生信号とを同期させ、両信号を記録信号として前記記録再生手段に記録させる書込手段と、前記後の再生の際、前記記録再生手段に記録された前記記録信号を入力し、前記記録信号に含まれる前記受信状態検出信号と前記再生信号を同期させて分離する読取手段と、前記読取手段で分離された再生信号に混入しているノイズ成分を、前記読取手段で分離された受信状態検出信号に基づいて同期して除去するノイズ低減手段と、を具備することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、受信した放送を記録再生手段に記録した後、再生を可能にする受信方法であって、放送波を受信して再生信号を生成する受信工程と、前記受信工程において生成される内部信号に基づいて受信状態を示す受信状態検出信号を生成する受信状態検出工程と、前記受信状態検出信号と前記再生信号とを同期させ、両信号を記録信号として前記記録再生手段に記録させる書込工程と、前記後の再生の際、前記記録再生手段に記録された前記記録信号を入力し、前記記録信号に含まれる前記受信状態検出信号と前記再生信号を同期させて分離する読取工程と、前記読取工程で分離された再生信号に混入しているノイズ成分を、前記読取工程で分離された受信状態検出信号に基づいて同期して除去するノイズ低減工程と、を具備することを特徴とする。
本発明の実施形態に係る受信装置について図1を参照して説明する。図1は、本実施形態の受信装置の構成を表したブロック図である。
図1において、この受信装置1は、放送波を受信するアンテナANTが接続された受信手段としてのチューナ部2と、受信状態検出部3と、書込部4、記録再生装置5、読取部6、ノイズ低減部7、制御部8とを有して構成されている。
制御部8は、操作部(図示略)を介して入力される利用者からの指示に従って、本受信装置1の動作を制御する。
チューナ部2は、制御部8の制御下で、利用者によって選局された放送局の放送波を同調受信し、検波等を行うことによって、いわゆる検波出力或いは復調出力としての再生信号Sauを出力する。
すなわち、チューナ部2は、ラジオ放送を受信するラジオ放送受信用のチューナであれば、検波等によって生成した可聴周波数帯域のオーディオ信号を再生信号Sauとして出力し、更に、2チャンネルのステレオ放送や、2チャンネル以上のマルチチャンネル放送を受信すると、各々のチャンネルにチャンネル分離した再生信号Sauを出力する。
また、チューナ部2が、テレビジョン放送等の映像と音声の情報を有する放送を受信するチューナであれば、検波等によって生成した可聴周波数帯域のオーディオ信号を再生信号Sauとして出力し、更に、2チャンネルのステレオ放送や、2チャンネル以上のマルチチャンネル放送を受信すると、各々のチャンネルにチャンネル分離した再生信号Sauを出力する。
受信状態検出部3は、チューナ部2が受信中に生成する中間周波数信号(IF信号)等の内部信号に基づいて受信状態を検出し、検出した受信状態を示す受信状態検出信号Snzを出力する。
例えば、受信状態検出部3は、チューナ部2に設けられている検波器から出力される検波信号に混入しているノイズ成分のレベル変化に基づいて受信状態を検出したり、また、チューナ部2に設けられている中間周波増幅器から出力される電界強度を示すSメータ信号に混入しているノイズ成分のレベル変化に基づいて受信状態を検出したり、また、Sメータ信号の直流成分のレベル変化に基づいて受信感度を検出し、その検出した受信感度に基づいて受信状態を検出する。
そして、検波信号やSメータ信号に混入しているノイズ成分のレベルが大きい場合ほど受信状態が良好ではなく、また、それらのノイズ成分のレベルが小さい場合ほど受信状態が良好であることを示す受信状態検出信号Snzを出力する。
また、受信感度に基づいて受信状態を検出する構成とした場合には、Sメータ信号の直流成分のレベルが大きい場合ほど受信状態が良好、そのレベルが小さい場合ほど受信状態が良好ではないことを示す受信状態検出信号Snzを出力する。
書込部4は、制御部8から書き込み制御信号WRITEが供給されると、再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを時間的に対応付けて記録信号Swを生成し、記録再生装置5に記録させる。
すなわち、書込部4は、再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを受信時間に同期させることによって、再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとの時間的ズレが生じさせないように調整し、該同期調整を行った再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを記録信号Swとして記録再生装置5に記録させる。
更に、書込部4は、記録信号Swの先頭に識別信号を付加すると共に、制御部8から記録終了を示す制御信号が供給されると、記録信号Swの終端に、記録信号Swの終了位置であることを示すエンド信号を付加して出力する。
そして、制御部8が、これらの識別信号とエンド信号の付加された各時間(以下「付加時間」という)を管理することにより、記録信号Swの範囲を識別できるようになっている。また、制御部8が操作部(図示略)に設けられている液晶ディスプレイ等に、付加時間の情報を表示させることで、記録再生装置5に記録されている放送を利用者に提示するようになっている。
記録再生装置5は、制御部8から書き込み制御信号WRITEが供給されると、書込部4から供給される記録信号Swを記録する。
また、記録再生装置5は、制御部8から読み取り制御信号READが供給されると、既に記録されている記録信号Swを読取信号Srとして出力する。
ここで、制御部8が、既に記録されている記録信号Sw(以下、既に記録されている「記録信号Sw」を「読取信号Sr」という)に付加されている識別信号を指定して、読み取り制御信号READを出力すると、記録再生装置5は、指定された識別信号が付加された読取信号Srを出力する。
また、記録再生装置5は、制御部8から書き込み制御信号WRITEと読み取り制御信号READが供給されると、書込部4から供給される記録信号Swを記録しながら、読取信号Srを出力する。
ここで、制御部8が、既に記録されている読取信号Srに付加されている識別信号を指定して、書き込み制御信号WRITEと読み取り制御信号READを出力すると、記録再生装置5は、受信中に書込部4から供給される記録信号Swを記録しながら、識別信号で指定された読取信号Srを出力する。したがって、利用者は、受信中の放送を記録再生装置5に記録しながら、以前に記録しておいた別の放送の読取信号Srを出力させることが可能となっている。
また、制御部8が、識別信号を指定することなく、書き込み制御信号WRITEと読み取り制御信号READを出力すると、記録再生装置5は、受信中に書込部4から供給される記録信号Swを記録しながら、その記録信号Swをいわゆる同時読み取りし、読取信号Srとして出力する。したがって、利用者は、受信中の放送を記録再生装置5に記録しながら、同時にその放送の読取信号Srを出力させことが可能となっている。
読取部6は、読み取り制御信号READの指示に従って、記録再生装置5から供給される読取信号Srを入力し、読取信号Srに含まれている再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを時間軸上で同期させて分離し、分離した再生信号Sau(以下、分離後の再生信号Sauを符号Saurで表す)と、分離した受信状態検出信号Snz(以下、分離後の受信状態検出信号Snzを符号Snzrで表す)をノイズ低減部7に供給する。
ノイズ低減部7は、受信状態検出信号Snzrの変化に同期して再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去することによって、ノイズを低減(抑制)した出力用再生信号Soを生成し、スピーカ等に供給する。
ここで、ノイズ低減部7は、可聴周波数帯域の上限に高域カットオフ周波数fuを有し、受信状態検出信号Snzrの変化に応じて、その高域カットオフ周波数fuを低周波数側へ変化させる、可変ローパスフィルタによって形成されている。
すなわち、ノイズ低減部7は、最良の受信状態を示す受信状態検出信号Snzrが供給される場合に、ディフォルト値として決められた高域カットオフ周波数fuを設定し、それより受信状態が良好でないことを示す受信状態検出信号Snzrが供給されると、受信状態検出信号Snzrに応じて高域カットオフ周波数fuを低周波数側へ変化させることにより、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去する。
次に、かかる構成を有する受信装置1の動作を説明する。なお、利用者による本受信装置1の使用形態に対応させて動作を説明することとする。
<記録動作>
利用者が制御部8に対して受信開始の指示をすると、制御部8による制御下でチューナ部2が受信動作を開始し、更に利用者が所望の放送局を指定すると、制御部8が、指定された放送局に相当する同調周波数(局部発振周波数)をチューナ部2に指令することで、チューナ部2が指定された放送局の放送波を同調受信する。
こうしてチューナ部2が受信動作を行っている際、利用者が記録再生装置5に放送を記録すべき旨の指示をすると、制御部8から書込部4と記録再生装置5に書き込み制御信号WRITEが供給され、書込部4と記録再生装置5が記録動作を開始する。
そして、チューナ部2が同調及び検波等を行って再生信号Sauを出力し、受信状態検出部3が受信状態検出信号Snzを出力し、更に、書込部4が再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを同期させた記録信号Swを生成して、記録再生装置5に記録させていく。
そして、利用者が記録終了の指示をすると、制御部8から記録終了を示す制御信号が出力されるとともに、書き込み制御信号WRITEが出力されなくなり、書込部4と記録再生装置5が記録動作を終了する。
このように、利用者が受信中に<記録動作>の指示をすると、記録再生装置5が、その受信中の放送を、再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとから成る記録信号Swとして記録する。
<再生動作>
利用者が記録再生装置5に記録されている所望の放送を再生させるべく、制御部8に対して、付加時間を指定して再生開始の指示をすると、制御部8から記録再生装置5と読取部6に、指定された付加時間と、読み取り制御信号READが供給され、記録再生装置5と読取部6が再生動作を開始する。
そして、記録再生装置5が、付加時間によって指定される読取信号Srを出力するとともに、読取部6が読取信号Srを再生信号Saurと受信状態検出信号Snzrに同期分離して出力し、更に、ノイズ低減部7が、受信状態検出信号Snzrの変化に応じて、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去し、ノイズを抑制した出力用再生信号Soを出力して、スピーカ等に供給する。
そして、記録再生装置5が利用者から指定された放送に関する読取信号Srを出力し終えると、制御部8から記録終了を示す制御信号が出力されるとともに、書き込み制御信号WRITEが出力されなくなり、書込部4と記録再生装置5が記録動作を終了する。
また、記録再生装置5が読取信号Srを出力中に、利用者が再生終了の指示をした場合にも、制御部8から記録終了を示す制御信号が出力されるとともに、書き込み制御信号WRITEが出力されなくなり、書込部4と記録再生装置5が記録動作を終了する。
このように、利用者が、<再生動作>の指示をすると、記録再生装置5が既に記録されている読取信号Srを出力することで、以前に記録しておいた放送を再生することが可能となっている。
更に、受信状態検出信号Snzrと再生信号Saurとから成る読取信号Srを記録再生装置5が出力して、ノイズ低減部7が受信状態検出信号Snzrに基づいて再生信号Saur中のノイズ成分を除去するので、ノイズを抑制した高品位の音をスピーカ等で再生し、利用者に提供することができる。
<記録再生同時動作>
次に、チューナ部2が受信動作を行っている際、利用者が制御部8に対して、記録再生装置5に放送の記録と再生を行わせるべく指示すると、制御部8の制御下で、記録と再生を同時に行う記録再生同時動作が開始される。
ここで、利用者が記録再生装置5に記録されている所望の放送を再生させるべく、付加時間を指定して記録再生同時動作を指示すると、制御部8は、書き込み制御信号WRITEを書込部4と記録再生装置5に供給するとともに、付加時間と読み取り制御信号READを記録再生装置5と読取部6に供給する。
これにより、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が、付加時間によって指定された既に記録されている読取信号Srを読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7が、ノイズを抑制した出力用再生信号Soを生成して出力する。
したがって、利用者が付加時間を指定して記録再生同時動作を指示すると、以前に記録しておいた放送を再生して受聴しながら、現在受信中の放送を新規に記録することが可能となっている。
更に、ノイズ低減部7が受信状態検出信号Snzrに基づいて再生信号Saur中のノイズ成分を除去するので、ノイズを抑制した高品位の音をスピーカ等で再生し、利用者に提供することが可能となっている。
一方、利用者が付加時間を指定することなく、記録再生同時動作を指示すると、制御部8は、書き込み制御信号WRITEを書込部4と記録再生装置5に供給するとともに、読み取り制御信号READを記録再生装置5と読取部6に供給する。すなわち、制御部8から記録再生装置5に、付加時間が供給されない。
これにより、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が、その記録信号Swをいわゆる同時読み取りすることにより読取信号Srとして、読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7が、ノイズを抑制した出力用再生信号Soを生成して出力する。
したがって、利用者は、付加時間を指定することなく、記録再生同時動作を指示すると、受信中の放送を記録再生装置5に記録しながら、同時にその放送の読取信号Srを出力させることが可能となっている。更に、ノイズ低減部7が受信状態検出信号Snzrに基づいて再生信号Saur中のノイズ成分を除去するので、ノイズを抑制した高品位の音をスピーカ等で再生し、利用者に提供することができる。
以上説明したように、本実施形態の受信装置1によれば、受信中の放送を記録再生装置5に記録する際、受信状態を示す受信状態検出信号Snzと再生信号Sauとから成る記録信号Swとして記録しておき、記録再生装置5に記録されている放送を再生する際、読取信号Srに含まれている受信状態検出信号Snzrを利用して、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去するので、利用者に対し、ノイズを抑制した高品質の放送を提供することができる。
また、利用者が必ずしも電波状態の良い放送局を指定せずにその放送を記録した場合であっても、読取信号Srに含まれている受信状態検出信号Snzrを利用して、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去するので、利用者の一般的な利用形態に合わせて、高品質の放送を再生することが可能である。
また、本実施形態の受信装置1を自動車等の移動体に搭載し、不可避的に、マルチパスフェージングや隣接妨害等の影響を受ける環境下で放送波を受信して記録再生装置5に記録する場合でも、再生時に、読取信号Srに含まれている受信状態検出信号Snzrを利用して、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去するので、高品質の放送を利用者に提供することが可能である。
次に、図1に示した実施形態に係るより具体的な実施例について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、本実施例の受信装置1の構成を表したブロック図であり、図1と同一又は相当する部分を同一符号で示している。図3は、受信装置1の動作を説明するための図である。
図2において、この受信装置1は、放送波を受信するアンテナANTが接続された受信手段としてのチューナ部2と、受信状態検出部3と、書込部4、記録再生装置5、読取部6、ノイズ低減部7、制御部8、ノイズ低減部7から出力される出力再生用信号Soを電力増幅等してスピーカ(図示略)に供給する出力回路9、及び利用者が入力操作等を行うための操作部10を有して構成されている。
ここで、制御部8は、演算制御機能を有するマイクロプロセッサ(MPU)等を備えた回路で形成されており、操作部10を介して入力される利用者からの指示に従って、受信装置1の動作を集中制御する。
チューナ部2は、放送波を受信する受信アンテナANTから出力される高周波信号(RF信号)を増幅するRF増幅器2aと、制御部8によって指令される周波数設定信号Fsetに従って同調周波数信号(局発信号)OSCを出力するPLL部2fと、RF増幅器2aの出力と局発信号OSCと混合することで中間周波数信号を生成して出力するフロントエンド2b、中間周波数信号を増幅して出力する中間周波増幅器2c、中間周波増幅器2cの出力を検波して検波信号Sdetを出力する検波器2d、検波信号を各チャンネルのオーディオ信号にチャンネル分離し、各チャンネルのオーディオ信号の束として再生信号Sauを出力する分離回路2eを有して構成されている。
そして、検波信号Sdetが受信状態検出部3、再生信号Sauが書込部4に供給されている。
受信状態検出部3は、検波信号Sdetを入力するハイパスフィルタ3aと、ハイパスフィルタ3aの出力を電圧増幅する増幅回路3bと、増幅回路3bの出力から受信状態検出信号Snzを生成する整流回路3cによって構成されている。
ここで、ハイパスフィルタ3aは、良好な受信状態のときに検波器2dから出力される検波信号Sdetの周波数帯域の上限に合わせられた低域カットオフ周波数fdを有しており、検波信号Sdetに混入している低域カットオフ周波数fdより高周波数のノイズ成分を抽出して出力し、増幅回路3dで増幅させて、整流回路3cに供給する。
整流回路3dは、ノイズ成分の絶対値を整流(平滑化)することにより、振幅の変化を受信状態の変化として示す受信状態検出信号Snzを生成して出力する。
書込部4は、再生信号Sauと受信状態検出信号Snzを各々デジタルデータにA/D変換して入力するA/D変換器(図示略)を有し、それらのデジタルデータを受信時間に同期させて時間的ズレが生じさせないように調整することにより、再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとのデジタルデータ列から成る記録信号Swを記録再生装置5に供給する。また、書込部4は、前述した実施形態と同様に、デジタルデータから成る識別信号とエンド信号を記録信号Swに付加して記録再生装置5に供給し、制御部8がこれらの識別信号とエンド信号の付加された各時間(付加時間)を管理することにより、記録信号Swの範囲を識別できるようになっている。また、制御部8が操作部10に設けられている液晶ディスプレイ等に、付加時間の情報を表示させることで、記録再生装置5に記録されている放送を利用者に提示する。
記録再生装置5は、ハードディスクや、DVD、CD、半導体メモリ等の再書き込みが可能なストレージ媒体に記録信号Swを記録するとともに、その記録信号Swを読取信号Srとして出力する。
読取部6は、記録再生装置5から出力されるデジタルデータから成る読取信号Srを、各々デジタルデータから成る再生信号Saurと受信状態検出信号Snzrに同期分離し、図示していないD/A変換器によってアナログの再生信号Saurと受信状態検出信号Snzrに変換して出力する。
ノイズ低減部7は、再生信号Saurを入力する可変ローパスフィルタ7aと、受信状態検出信号Snzrを入力する周波数制御部7bによって構成されている。
ここで、可変ローパスフィルタ7aは、可聴周波数帯域の上限に高域カットオフ周波数fuを有し、周波数制御部7bから供給される周波数調整制御信号CNTの指示に従って、その高域カットオフ周波数fuを変化させる。
周波数制御部7bは、高域カットオフ周波数fuを変化させる周波数調整制御信号CNTを、受信状態検出信号Snzrの振幅変化に応じて出力する。
すなわち、周波数制御部7bには、図3(a)に例示するように、受信状態検出信号Snzrの振幅と高域カットオフ周波数fuとが対応付けられた、いわゆるルックアップテーブル形式のデータを記憶したメモリが設けられており、受信状態検出信号Snzrの振幅に基づいて該メモリのデータを検索することで、高域カットオフ周波数fuを決定する。
そして、周波数制御部7bは、図3(b)に例示するように、受信状態検出信号Snzrの振幅が大きい場合ほど、受信状態が良好でないとして、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを低周波数側へ変化させるための周波数調整制御信号CNTを出力し、また、受信状態検出信号Snzrの振幅が小さい場合ほど、受信状態が良好であるとして、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを高周波数側へ変化させるための周波数調整制御信号CNTを出力する。
このように、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを可変調整することによって、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去して、ノイズを抑制した高品質の出力用再生信号Soを出力する。
次に、本実施例の受信装置1の動作を説明する。
本実施例の受信装置1においても、実施形態の受信装置1(図1参照)と同様に、利用者が操作部10を操作することにより、<記録動作>と<再生動作>と<記録再生同時動作>を適宜指定することができるようになっている。そこで、利用者の利用形態毎に動作を説明する。
<記録動作>
チューナ部2が受信動作を行っている際、利用者が<記録動作>を指定すると、制御部8から書込部4と記録再生装置5に書き込み制御信号WRITEが供給され、書込部4と記録再生装置5が記録動作を開始する。そして、チューナ部2が同調及び検波等を行って再生信号Sauを出力し、受信状態検出部3が受信状態検出信号Snzを出力し、更に、書込部4が再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを同期させた記録信号Swを生成して、記録再生装置5に記録させていく。
ここで、受信状態検出3は、検波器2dから出力される検波信号Sdetをハイパスフィルタ3aに通すことによって、受信状態に応じて検出信号Sdetに混入することとなったノイズ成分を抽出し、更に増幅回路3bで増幅されるノイズ成分の絶対値を整流回路3cが整流することにより、例えば図3(c)に模式的に示すように、そのノイズ成分のエンベロープを示す受信状態検出信号Snzを生成して出力する。
したがって、書込部4は、分離回路2eから出力される、例えば図3(d)に模式的に示すようなノイズ成分の混入した再生信号Sauと、受信状態検出信号Snzとを受信時間に同期させて記録信号Swを生成し、記録再生装置5に記録させる。
そして、利用者が記録終了の指示をすると、制御部8から記録終了を示す制御信号が出力されるとともに、書き込み制御信号WRITEが出力されなくなり、書込部4と記録再生装置5が記録動作を終了する。
<再生動作>
利用者が記録再生装置5に記録されている所望の放送を再生させるべく、付加時間を指定して再生開始の指示をすると、制御部8から記録再生装置5と読取部6に、指定された付加時間と、読み取り制御信号READが供給され、記録再生装置5と読取部6が再生動作を開始する。
そして、記録再生装置5が、付加時間によって指定される読取信号Srを出力するとともに、読取部6が読取信号Srを再生信号Saurと受信状態検出信号Snzrに同期分離して出力し、更に、ノイズ低減部7の周波数制御部7bが受信状態検出信号Snzrの変化に応じて可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを制御することで、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去させ、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
すなわち、記録再生装置5から出力されて読取部6で同期分離された再生信号Sauと受信状態検出信号Snzrが図3(c)(d)に例示したような波形である場合、周波数制御部7bが受信状態検出信号Snzrの振幅変化に応じて、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを調整制御することで、例えば図3(e)に例示するように、再生信号Sauに混入しているノイズ成分を除去した出力用再生信号Soを出力させ、スピーカ等から高品質の音を出力させる。
そして、記録再生装置5が利用者から指定された放送に関する読取信号Srを出力し終えると、または、利用者が再生終了の指示をすると、制御部8から記録終了を示す制御信号が出力されるとともに、書き込み制御信号WRITEが出力されなくなり、書込部4と記録再生装置5が記録動作を終了する。
このように、利用者は、<再生動作>の指示をすると、記録再生装置5に記録しておいた読取信号Srに基づいて、以前に記録しておいた放送を再生することができ、更に、再生に際してノイズ低減部7が、受信状態検出信号Snzrに基づいて再生信号Saur中のノイズ成分を除去するので、ノイズを抑制した高品位の音をスピーカ等で再生し、利用者に提供することができる。
<記録再生同時動作>
チューナ部2が受信動作を行っている際、利用者が記録と再生を行わせるべく指示すると、制御部8の制御下で、記録と再生を同時に行う記録再生同時動作が開始される。
ここで、利用者が、記録再生装置5に既に記録されている放送を指定して再生させるべく、付加時間を指定して記録再生同時動作を指示した場合と、付加時間を指定することなく記録再生同時動作を指示した場合とで、次のように異なった記録再生動作が行われる。
まず、利用者が付加時間を指定して記録再生同時動作を指示した場合には、制御部8が、書き込み制御信号WRITEを書込部4と記録再生装置5に供給するとともに、付加時間と読み取り制御信号READを記録再生装置5と読取部6に供給する。
これにより、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が、付加時間によって指定された既に記録されている読取信号Srを読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7の可変ローパスフィルタ7aと周波数制御部7bが、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を受信状態検出信号Saurの変化に応じて除去することにより、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
このように、利用者が付加時間を指定して記録再生同時動作を指示すると、以前に記録しておいた放送を再生して受聴しながら、現在受信中の放送を新規に記録することができ、更にノイズ低減部7が、受信状態検出信号Snzrに基づいてと再生信号Saur中のノイズ成分を除去するので、ノイズを抑制した高品位の音をスピーカ等で再生し、利用者に提供することが可能となっている。
更に、現在受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録していく際、受信状態検出部3が検波信号Sdetに混入しているノイズ成分を抽出して受信状態検出信号Snzを生成し、更に、書込部4がその受信状態検出信号Snzと再生信号Sauとを受信時間に同期させた記録信号Swを生成して記録再生装置5に記録させるので、利用者が後でその記録した放送の記録信号Swに基づいて再生を行う場合にも、ノイズ低減部7においてノイズを抑制した出力用再生信号Soを生成させ、高品質の音をスピーカ等で再生して、利用者に提供することが可能となっている。
次に、利用者が付加時間を指定することなく、記録再生同時動作を指示した場合を説明すると、利用者方の当該指定に従って、制御部8が、付加時間を出力することなく、書き込み制御信号WRITEを書込部4と記録再生装置5に供給するとともに、読み取り制御信号READを記録再生装置5と読取部6に供給する。
これにより、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が、その記録信号Swをいわゆる同時読み取りすることにより読取信号Srとして、読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7が、ノイズを抑制した出力用再生信号Soを生成して出力する。
したがって、利用者は、付加時間を指定することなく記録再生同時動作を指示すると、受信中の放送を記録再生装置5に記録しながら、同時にその放送の読取信号Srを出力させことができる。
また、記録再生装置5が、受信中の放送を記録信号Swとして記録する際、受信状態検出部3で生成される受信状態検出信号Snzを含めて記録し、同時読み取りに際して、その記録した記録信号Swを読取信号Srとして出力するので、ノイズ低減部7が受信状態検出信号Snzrに基づいて再生信号Saur中のノイズ成分を除去することとなり、ノイズを抑制した高品位の音をスピーカ等で再生し、利用者に提供することができる。
更に、現在受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録した後、利用者が後でその記録した放送の記録信号Swに基づいて再生を行う場合にも、ノイズ低減部7においてノイズを抑制した出力用再生信号Soを生成させ、高品質の音をスピーカ等で再生して、利用者に提供することが可能となっている。
以上説明したように、本実施例の受信装置1によれば、受信中の放送を記録再生装置5に記録する際、検波信号Sdetに含まれているノイズ成分に基づいて生成した受信状態を示す受信状態検出信号Snzと、再生信号Sauとから成る記録信号Swとして記録しておき、記録再生装置5に記録されている放送を再生する際、読取信号Srに含まれている受信状態検出信号Snzrを利用して、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去するので、利用者に対し、ノイズを抑制した高品質の放送を提供することができる。
次に、更に他の実施例について図4を参照して説明する。
図4は、本実施例の受信装置1の構成を表したブロック図であり、図1及び図2と同一又は相当する部分を同一符号で示している。
この受信装置1の特徴を図2に示した受信装置1と対比して説明すると、図2に示した受信装置1では、受信状態検出部3が検波信号Sdetに混入しているノイズ成分に基づいて受信状態検出信号Snzを生成するのに対し、図4に示す本実施例の受信装置1に設けられている受信状態検出部3は、中間周波増幅器2cから出力されるSメータ信号Smに混入しているノイズ成分をハイパスフィルタ3aで抽出して増幅回路3bで増幅し、整流回路3cがその増幅されたノイズ成分の絶対値を整流することで、ノイズ成分のエンベロープを示す受信状態検出信号Snzを生成して出力する。
ここで、本実施例の受信状態検出部3に設けられているハイパスフィルタ3aは、良好な受信状態のときに中間周波増幅器2cから出力されるSメータ信号Smの周波数帯域の上限に合わせられた低域カットオフ周波数fdを有している。
そして、本実施例の受信装置1に設けられている、残余のチューナ部2と書込部4と記録再生装置5、読取部6、ノイズ低減部7、制御部8、出力回路9及び操作部10については、図2に示した受信装置1と同様の構成及び機能を有している。
本実施例の受信装置1によれば、前述した実施例1の受信装置1と同様に、利用者が操作部10を操作することにより、<記録動作>と<再生動作>と<記録再生同時動作>を適宜指定することができるようになっている。
そして、利用者が<記録動作>を指定すると、チューナ部2が同調及び検波等を行って再生信号Sauを出力し、受信状態検出部3がSメータ信号Smに混入しているノイズ成分を抽出して受信状態検出信号Snzを生成し、更に、書込部4が再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを同期させた記録信号Swを生成して、記録再生装置5に記録させていく。
また、利用者が、付加時間を指定して<再生動作>を指定すると、記録再生装置5が、付加時間によって指定される読取信号Srを出力するとともに、読取部6が読取信号Srを再生信号Saurと受信状態検出信号Snzrに同期分離して出力し、更に、ノイズ低減部7の周波数制御部7bが受信状態検出信号Snzrの変化に応じて可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを制御することで、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去させ、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
また、利用者が、付加時間を指定して<記録再生同時動作>を指定すると、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が付加時間によって指定された既に記録されている読取信号Srを読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7の可変ローパスフィルタ7aと周波数制御部7bが、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を受信状態検出信号Saurの変化に応じて除去することにより、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
また、利用者が、付加時間を指定することなく、<記録再生同時動作>を指定すると、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が同時読み取りを行うことによって、読取信号Srを読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7の可変ローパスフィルタ7aと周波数制御部7bが、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を受信状態検出信号Saurの変化に応じて除去することにより、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
このように、本実施例の受信装置1によれば、受信中の放送を記録再生装置5に記録する際、Sメータ信号Smに混入しているノイズ成分に基づいて生成した受信状態を示す受信状態検出信号Snzと、再生信号Sauとから成る記録信号Swとして記録しておき、記録再生装置5に記録されている放送を再生する際、読取信号Srに含まれている受信状態検出信号Snzrを利用して、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去するので、利用者に対し、ノイズを抑制した高品質の放送を提供することができる。
次に、更に他の実施例について図5及び図6を参照して説明する。
図5は、本実施例の受信装置1の構成を表したブロック図であり、図1、図2及び図4と同一又は相当する部分を同一符号で示している。
この受信装置1の特徴を図4に示した受信装置1と対比して説明すると、図4に示した受信装置1では、受信状態検出部3がSメータ信号Smに混入しているノイズ成分に基づいて受信状態検出信号Snzを生成するのに対し、図5に示す本実施例の受信装置1に設けられている受信状態検出部3は、Sメータ信号Smの直流成分をローパスフィルタ3dで抽出して増幅回路3eで増幅することにより、受信状態検出信号Snzを生成するようになっている。
ここで、本実施例の受信状態検出部3に設けられているローパスフィルタ3dは、良好な受信状態のときに中間周波増幅器2cから出力されるSメータ信号Smの周波数帯域の上限に合わせられた高域カットオフ周波数fcを有している。このため、受信状態が良好な場合、別言すれば受信感度が高い場合ほど、ローパスフィルタ3dからレベルの大きな信号が出力され、増幅回路3eからもレベルの大きな受信状態検出信号Snzが出力され、一方、受信状態が良好でない場合、別言すれば受信感度が低い場合ほど、ローパスフィルタ3dからレベルの小さな信号が出力され、増幅回路3eからもレベルの小さな受信状態検出信号Snzが出力される。
更に、図4に示した受信装置1では、ノイズ低減部7に設けられている周波数制御部7bが、読取部6から供給される受信状態検出信号Snzrの振幅が大きい場合ほど受信状態が良好でないとして、図3(a)(b)に例示したように、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを低周波数側へ変化させ、受信状態検出信号Snzrの振幅が小さい場合ほど、受信状態が良好であるとして、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを高周波数側へ変化させるようになっている。
これに対し、図5に示す本実施例の周波数制御部7bは、図6(a)(b)に模式的に示すように、読取部6から供給される受信状態検出信号Snzrの振幅が大きい場合ほど受信状態が良好であるとして、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを高周波数側へ変化させ、受信状態検出信号Snzrの振幅が小さい場合ほど、受信状態が良好でないとして、可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを低周波数側へ変化させるようになっている。
そして、周波数制御部7bには、図6(a)に例示するように、受信状態検出信号Snzrの振幅と高域カットオフ周波数fuとが対応付けられた、いわゆるルックアップテーブル形式のデータを記憶したメモリが設けられており、受信状態検出信号Snzrの振幅に基づいて該メモリのデータを検索することで、高域カットオフ周波数fuを決定する。
なお、本実施例の受信装置1に設けられている、残余のチューナ部2と書込部4と記録再生装置5、読取部6、制御部8、ノイズ低減部7、出力回路9及び操作部10については、図4に示した受信装置1と同様の構成及び機能を有している。
本実施例の受信装置1によれば、前述した実施例1及び実施例2の受信装置1と同様に、利用者が操作部10を操作することにより、<記録動作>と<再生動作>と<記録再生同時動作>を適宜指定することができるようになっている。
そして、利用者が<記録動作>を指定すると、チューナ部2が同調及び検波等を行って再生信号Sauを出力し、受信状態検出部3がSメータ信号Smの直流成分を抽出して受信状態検出信号Snzを生成し、更に、書込部4が再生信号Sauと受信状態検出信号Snzとを同期させた記録信号Swを生成して、記録再生装置5に記録させていく。
また、利用者が、付加時間を指定して<再生動作>を指定すると、記録再生装置5が、付加時間によって指定される読取信号Srを出力するとともに、読取部6が読取信号Srを再生信号Saurと受信状態検出信号Snzrに同期分離して出力し、更に、ノイズ低減部7の周波数制御部7bが受信状態検出信号Snzrの変化に応じて可変ローパスフィルタ7aの高域カットオフ周波数fuを制御することで、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去させ、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
また、利用者が、付加時間を指定して<記録再生同時動作>を指定すると、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が付加時間によって指定された既に記録されている読取信号Srを読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7の可変ローパスフィルタ7aと周波数制御部7bが、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を受信状態検出信号Saurの変化に応じて除去することにより、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
また、利用者が、付加時間を指定することなく、<記録再生同時動作>を指定すると、書込部4が受信中の放送を記録信号Swとして記録再生装置5に記録させながら、記録再生装置5が同時読み取りを行うことによって、読取信号Srを読取部6を介して出力し、更に、ノイズ低減部7の可変ローパスフィルタ7aと周波数制御部7bが、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を受信状態検出信号Saurの変化に応じて除去することにより、ノイズを抑制した出力用再生信号Soをスピーカ等に供給させる。
このように、本実施例の受信装置1によれば、受信中の放送を記録再生装置5に記録する際、Sメータ信号Smの直流成分に基づいて生成した受信状態を示す受信状態検出信号Snzと、再生信号Sauとから成る記録信号Swとして記録しておき、記録再生装置5に記録されている放送を再生する際、読取信号Srに含まれている受信状態検出信号Snzrを利用して、再生信号Saurに混入しているノイズ成分を除去するので、利用者に対し、ノイズを抑制した高品質の放送を提供することができる。
なお、以上に説明した実施形態及び実施例の受信装置1は、受信した放送波をアナログ信号処理することによって検波信号SdetとSメータ信号Sm及び再生信号Sauを生成する構成としたものであるが、デジタル信号処理を行うデジタル回路で構成するようにしてもよい。また、実施形態及び実施例の受信装置1は、デジタル放送を受信する受信装置にも適用可能である。
本発明の実施形態に係る受信装置の構成を表したブロック図である。 実施例に係る受信装置の構成を表したブロック図である。 図2に示した受信装置の機能及び動作を説明するための図である。 更に他の実施例に係る受信装置の構成を表したブロック図である。 更に他の実施例に係る受信装置の構成を表したブロック図である。 図5に示した受信装置の機能及び動作を説明するための図である。
符号の説明
1…受信装置
2…チューナ部
3…受信状態検出部
4…書込部
5…記録再生装置
6…読取部
7…ノイズ低減部

Claims (6)

  1. 受信した放送を記録し再生する記録再生手段を有する受信装置であって、
    放送波を受信して再生信号を生成する受信手段と、
    前記受信手段内で生成される内部信号に基づいて受信状態を示す受信状態検出信号を生成する受信状態検出手段と、
    前記受信状態検出信号と再生信号とを対応付けて記録信号として記録する記録再生手段と、
    前記記録再生手段に記録された前記記録信号が供給され、前記記録信号に含まれ前記再生信号に混入しているノイズ成分を前記受信状態検出信号に基づいて除去するノイズ低減手段と、
    を具備することを特徴とする受信装置。
  2. 前記受信状態検出手段は、前記受信手段内で生成される検波信号に混入しているノイズ成分に基づいて前記受信状態検出信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記受信状態検出手段は、前記受信手段内で生成されるSメータ信号に混入しているノイズ成分に基づいて前記受信状態検出信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記受信状態検出手段は、前記受信手段内で生成されるSメータ信号の直流成分に基づいて前記受信状態検出信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  5. 前記ノイズ低減手段は、前記記録再生手段に記録された前記記録信号が供給されると、前記受信状態検出信号に基づいて高域カットオフ周波数を可変調整し、前記記録信号に含まれ前記再生信号に混入しているノイズ成分を除去する可変ローパスフィルタを有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の受信装置。
  6. 受信した放送を記録し再生する記録再生手段を有する受信装置の記録再生方法であって、
    放送波を受信して再生信号を生成する受信工程と、
    前記受信工程において生成される内部信号に基づいて受信状態を示す受信状態検出信号を生成する受信状態検出工程と、
    前記受信状態検出信号と再生信号とを対応付けて記録信号として、前記記録再生手段に記録させる書込工程と、
    前記記録再生手段に記録された前記記録信号を出力する読取工程と、
    前記読取工程で出力される前記記録信号に含まれ前記再生信号に混入しているノイズ成分を前記受信状態検出信号に基づいて除去するノイズ低減工程と、
    を具備することを特徴とする受信装置の記録再生方法。
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