JPWO2005072002A1 - イベントに応じた処理の自動実行が可能な端末装置及び方法並びにシステム - Google Patents

イベントに応じた処理の自動実行が可能な端末装置及び方法並びにシステム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2005072002A1
JPWO2005072002A1 JP2005517296A JP2005517296A JPWO2005072002A1 JP WO2005072002 A1 JPWO2005072002 A1 JP WO2005072002A1 JP 2005517296 A JP2005517296 A JP 2005517296A JP 2005517296 A JP2005517296 A JP 2005517296A JP WO2005072002 A1 JPWO2005072002 A1 JP WO2005072002A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
terminal device
unit
action
event
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005517296A
Other languages
English (en)
Inventor
大蘆 雅弘
雅弘 大蘆
金丸 智一
智一 金丸
高尾 直弥
直弥 高尾
槻館 良太
良太 槻館
歳朗 西尾
歳朗 西尾
康男 遠藤
康男 遠藤
岩田 芳明
芳明 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JPWO2005072002A1 publication Critical patent/JPWO2005072002A1/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/54Interprogram communication
    • G06F9/542Event management; Broadcasting; Multicasting; Notifications
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/445Program loading or initiating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

イベントの発生を自ら判断してイベントに応じたサービスを自律的に処理することが可能な端末装置を提供する。イベント検出部(205)は、予め定められた所定のイベントを検出する。サービス検索部(206)は、検出されたイベントに対応付けられたサービスを検索する。サービス実行部(207)は、検索されたサービスに関するアプリケーションプログラム及び連携して実行する他の端末装置を特定する。そして、サービス実行部(207)は、自端末装置及び他の端末装置のアプリケーション管理部(203)及びアプリケーション実行部(204)に対して、プログラムの取得及び実行を指示する。

Description

本発明は、イベントに応じた処理の自動実行が可能な端末装置及び方法並びにシステムに関し、より特定的には、イベントの発生を自ら判断し、イベントに対応付けられたアプリケーションのプログラムをサーバからダウンロードして、自律的にサービスを実行する端末装置及び方法、並びにその端末装置を構成に含むシステムに関する。
従来、コンピュータプログラム(以下、単にプログラムと称する)をダウンロードすることが可能な端末装置として、プログラム配信機能を持っている端末装置が存在する(例えば、特許文献1を参照)。ここで、本明細書においてプログラム配信とは、携帯電話又はPHS(Personal Handy−phone System)に代表される端末装置に、アプリケーションサーバがプログラムを配信することである。端末装置は、配信されるプログラムをアプリケーションサーバからダウンロードして実行する。これによって、端末装置は、最初から用意された機能だけではなく、ユーザの好みに応じて追加された様々な機能を実現することが可能となる。
このプログラム配信を実現するために有望なソフトウェアアーキテクチャの1つが、JAVA(登録商標)である。JAVA(登録商標)は、仮想マシンの仕組みを備え、仮想マシンを実装する端末装置のハードウェア又はOS(Operating System)に依存せずにアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリケーションと称する)を動作させることができる。このため、JAVA(登録商標)は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ(PC)に代表されるコンピューティング分野においてのみならず、家電機器へのプログラム配信を実現するためにも有効なソフトウェアアーキテクチャと考えられている。
上記のようなプログラム配信の具体例としては、携帯電話へのゲームプログラム配信が存在している。これにより、ユーザは自分の気に入ったゲームプログラムを好みに応じてダウンロードし、好きな時に携帯電話を使ってゲームを楽しむことができる。さらに、今後は、電話帳又はスケジュール帳等の様々なアプリケーションがプログラム配信の対象になって行くことが考えられる。このようなアプリケーションの配信により、ユーザは、自分の使用したい機能、自分の使いやすいユーザインタフェース、又は自分の好みの画面構成等を備えたアプリケーションを、ダウンロードして使用できるようになる。
また、端末装置には、音声通話を実現するための中・長距離用の無線通信装置だけではなく、赤外線又は電波を使った近距離用送受信装置が組み込まれているものがある。このような近距離用送受信装置が組み込まれた端末装置を、上述のプログラム配信を発展させる形で、制御対象となる端末装置のコントローラとして使うサービスが展開されつつある。例えば、(1)テレビ又はエアコン等の家電機器のリモートコントローラ、(2)レストランにおけるユーザがメニューを選択して注文するための装置、(3)図書館における書籍の検索又は書籍の予約を行うための装置、(4)書店、CDショップ又はデパート等の店舗におけるユーザの欲しい商品が存在する場所の探索、その店舗に存在する商品の検索又は商品の購買予約を行うための装置、として端末装置を使うことが上述のサービスとして挙げられる。以上のようなサービスを実現するためには、端末装置で実行可能であって、制御対象となる端末装置のコントロールのためのプログラムが必要となる。
図10は、特許文献1に記載された、端末装置がイベントに応じた処理を実行する従来のシステムを説明する図である。図10において、配信局1001は、プログラム配信部1011と、サービス開始通知部1012と、サービス終了通知部1013とを含む。プログラム配信部1011は、配信局1001内に格納されている少なくとも1つのプログラムPを、サービスエリアAsr内の移動通信端末装置1003に配信する。プログラムPは、JAVA(登録商標)のように移動通信端末装置1003が実行可能な言語で作成される。このプログラムPは、移動通信端末装置1003が制御対象となる端末装置(図示しない)を遠隔操作するための手順を記述したものである。
サービス開始通知部1012は、交換局1002内のエントリを参照して、サービスエリアAsrに入ってきた移動通信端末装置1003を特定する。サービス開始通知部1012は、特定した移動通信端末装置1003に、配信局1001内のプログラムPを一意に特定する識別情報Icpとサービス開始通知Nssとを送信する。サービス終了通知部1013は、交換局1002内のエントリを参照して、上記サービスエリアAsrから出て行く移動通信端末装置1003を特定する。サービス終了通知部1013は、特定した移動通信端末装置1003に、上述した識別情報Icpとサービス終了通知Nstとを送信する。
特開2003−219465号公報
しかしながら、上記従来のシステムでは、移動通信端末装置1003のサービスエリアAsrへの出入りを配信局1001が判断して、サービス開始通知Nss及びサービス終了通知Nstを移動通信端末装置1003へ送信する。このため、配信局1001をサービスエリア毎に存在させる必要があり、システムが複雑になるという課題を有していた。また、配信局1001が配信するプログラムPは、制御対象となる端末装置を遠隔操作するが、制御対象となる端末装置に予め組み込まれた処理の呼び出しを前提としており、サービスに応じて端末装置と制御対象となる端末装置との間で通信手順及び通信データを変更することができないという課題を有していた。
それ故に、本発明の目的は、サービスエリアへの端末装置の出入りを監視する配信局を構成に用いることなく、イベントの発生を自ら判断してイベントに応じたサービスを自律的に処理することが可能な端末装置及び方法並びにシステムを提供することである。
本発明は、イベントの発生に応じて所定のサービスを提供する端末装置に向けられている。そして、上記目的を達成させるために、本発明の端末装置は、イベント検出部、サービス検索部、サービス実行部、アプリケーション管理部、及びアプリケーション実行部を備えている。
イベント検出部は、特定のイベントを検出する。サービス検索部は、検出されたイベントに対応するサービス及びアクションを、所定の情報テーブルから検索する。サービス実行部は、検索されたサービス及びアクションの動作に必要なアプリケーションプログラムの特定及び実行を指示する。アプリケーション管理部は、サービス実行部の指示に従って、必要なアプリケーションプログラムをネットワーク接続されたサーバからダウンロードする。アプリケーション実行部は、サービス実行部の指示に従って、ダウンロードされたアプリケーションプログラムを用いて検索されたサービス及びアクションを動作させる。
好ましくは、ネットワークに接続され、かつ、自端末装置と連携したサービスを提供する他端末装置に関する情報を保持する連携装置管理部がさらに備えられる。そして、この場合には、サービス実行部は、他端末装置に関する情報を参照して、検索されたサービス及びアクションの動作に必要なアプリケーションプログラムをサーバからダウンロードするように、連携する他端末装置に対して指示を与える。
サービス検索部は、所定の情報テーブルを事前にサーバからダウンロードしてもよい。又は、サービス検索部は、検出されたイベントに関する情報をサーバに送信し、その検出されたイベントに対応した所定の情報テーブルの一部分だけをダウンロードしてもよい。又は、サービス検索部は、連携装置管理部が保持する他端末装置に関する情報をサーバに送信し、自端末装置と他端末装置との間で連携動作可能である所定の情報テーブルの一部分だけをダウンロードしてもよい。
なお、サービス検索部は、アプリケーション実行部で実行されるアプリケーションプログラムによって書き換えられた情報テーブルから、検出されたイベントに対応するサービス及びアクションを検索することも考えられる。また、アプリケーション実行部は、同一サービスを連携して動作させている他端末装置との間で、データ交換を行うプログラムを実行することも考えられる。
上述した端末装置は、アプリケーションプログラムが複数格納されたサーバとネットワークを介して接続することで1つのシステムを構成することができる。このサーバは、サービスに対応付けられたアプリケーションプログラムを格納するデータ管理部と、少なくとも1つの端末装置からの要求に応じて、アプリケーションプログラムを配信するプログラム配信部とを備える。
また、本発明は、端末装置を用いて、イベントの発生に応じた所定のサービスを提供する方法にも向けられている。本発明のサービス提供方法は、特定のイベントを検出するステップ、検出されたイベントに対応するサービス及びアクションを、所定の情報テーブルから検索するステップ、検索されたサービス及びアクションの動作に必要なアプリケーションプログラムの特定するステップ、特定された必要なアプリケーションプログラムをネットワーク接続されたサーバからダウンロードするステップ、及びダウンロードされたアプリケーションプログラムを用いて検索されたサービス及びアクションを動作させるステップを、端末装置に実行させることで実現される。
この本発明によれば、端末装置がイベントを検出して自律的にサービスを開始又は終了することができる。これによって、端末装置がサービスエリアへの出入りを監視する配信局が存在しなくても、ユーザはダウンロードに必要な操作を行わずにサービスを開始又は終了することができる。また、端末装置と制御対象となる他端末装置の双方にプログラムをダウンロードすることによって、通信手順及び通信データの変更ができるようになり、従来よりも利便性の高い端末装置を実現することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る端末装置を用いた通信システムの概念を示す模式図である。 図2は、アプリケーションサーバ10の詳細な構成を示す図である。 図3は、アクション情報テーブル106の一例を示す図である。 図4は、サービス情報テーブル107の一例を示す図である。 図5は、端末装置21〜2Nの詳細な構成を示す図である。 図6は、装置情報テーブル211の一例を示す図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る端末装置が行う処理を説明するフローチャートである。 図8は、本発明の一実施形態に係る端末装置が行う処理を説明するフローチャートである。 図9は、本発明の一実施形態に係る端末装置が行う処理を説明するフローチャートである。 図10は、端末装置がイベントに応じた処理を実行する従来のシステムを説明する図である。
符号の説明
10 アプリケーションサーバ
21〜2N、1003 端末装置
30 ネットワーク
101、1011 プログラム配信部
102 アクション情報配信部
103 サービス情報配信部
104 データ管理部
105 プログラム
106 アクション情報テーブル
107 サービス情報テーブル
201 連携装置管理部
202 サービス実行送受信部
203 アプリケーション管理部
204 アプリケーション実行部
205 イベント検出部
206 サービス検索部
207 サービス実行部
1001 配信局
1002 交換局
1012 サービス開始通知部
1013 サービス終了通知部
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る端末装置を用いた通信システムの概念を示す模式図である。図1の通信システムは、アプリケーションサーバ10と、複数の端末装置21〜2N(Nは、2以上の整数)とが、ネットワーク30を介して接続される構成である。
アプリケーションサーバ10は、端末装置21〜2Nに配信するためのプログラムと、アクション情報及びサービス情報に関する情報テーブルとを格納している。端末装置21〜2Nは、ネットワーク接続可能な通信や音響に関する家電機器(例えば、デジタルスチルカメラ(DSC)、デジタルビデオカメラ(DVC)、携帯電話、携帯機器(PDA)、デジタルテレビ(DTV)、ホームサーバ、セットトップボックス(STB))等である。図1の例は、端末装置21が携帯電話、端末装置22がホームサーバ、及び端末装置23がDVDレコーダである場合を示している。これらの端末装置21〜2Nは、ネットワーク30を経由してアプリケーションサーバ10から、必要なプログラムや情報テーブルをダウンロードして実行可能であると共に、端末装置間で連携して動作することができる。ネットワーク30は、インターネットや、無線の携帯電話網や、赤外線又は電波を使った近距離通信網等である。
まず、アプリケーションサーバ10及び端末装置21〜2Nの詳細な構成を説明する。
図2は、アプリケーションサーバ10の詳細な構成を示す図である。図2において、アプリケーションサーバ10は、プログラム配信部101と、アクション情報配信部102と、サービス情報配信部103と、データ管理部104とを備える。
データ管理部104は、プログラム105、アクション情報テーブル106及びサービス情報テーブル107を格納する。プログラム配信部101は、端末装置21〜2Nからのプログラムダウンロード要求に応じて、データ管理部104に格納されている所望のプログラム105を配信する。アクション情報配信部102は、端末装置21〜2Nからのアクション情報テーブル配信要求に応じて、データ管理部104に格納されているアクション情報テーブル106を配信する。サービス情報配信部103は、端末装置21〜2Nからのサービス情報配信要求に応じて、データ管理部104に格納されているサービス情報テーブル107を配信する。
図3は、アクション情報テーブル106の一例を示す図である。図3に示すアクション情報テーブル106は、イベントと、アクションと、サービスIDとを一組とする情報で構築される。イベントは、端末装置の動作を表す。アクションは、そのイベント動作を行った場合に端末装置が実行するアクションを表す。サービスIDは、そのアクションを実行する端末装置及びアクションの実行に必要なアプリケーションプログラムを特定するための識別子を表す。このアクション欄に記載されているサービスとしては、例えば次のようなものが考えられる。なお、図3に示したイベントとアクションの組み合わせは一例であって、これ以外にも様々なイベントとアクションとの組み合わせを自由に設定することができる。
・特定の場所に行くとカメラ付き携帯電話が自動的に写真を撮り、ホームサーバに写真を転送する。このサービスによって、スタンプラリーを行うアプリケーションを構築することができる。
・広告の前に行き携帯電話でその広告を選ぶと、特定の端末装置間でコンテンツを共有するプログラムを取得できる。
・外出先において携帯電話でTV視聴中に電波が受信できなくなると、家庭内のホームサーバ又はDVDレコーダで続きを録画する。
・電車に乗ると、ホームサーバの電源が入り、電車内でいつも見ている映像をダウンロードする。
・プリンタがネットワークに接続されたことを検出し、携帯電話から直接印刷するプログラムをインストールする。又は、プリンタがネットワークから削除されたことを検出し、プログラムをアンインストールする。
・ホームサーバが予約の重複を検出すると、DVDレコーダに予約する。
・ホームサーバがディスクの故障を検出すると、携帯電話に通知して、DVDレコーダに番組を予約する。
・携帯電話で放送が始まったことを検出すると、携帯電話で放送を受信して、ホームサーバに転送して録画する。
・ネットワークカメラが不審者を検出すると、不審者の映像をホームサーバに転送して録画する。
・携帯電話のメモリ残量が少ないことを検出し、メモリに蓄積されている古いデータをホームサーバに転送する。このサービスによって、古いデータをホームサーバにバックアップできると共に、携帯電話のメモリ残量を増やすことができる。
図4は、サービス情報テーブル107の一例を示す図である。図4に示すサービス情報テーブル107は、サービスIDと、少なくとも1つの端末情報及びプログラムURLとを一組とする情報で構築される。サービスIDは、アクション情報テーブル106のサービスIDに対応している。端末情報は、アクションを実行すべき端末装置を示している。端末情報で特定された端末装置がダウンロードするアプリケーションプログラムが格納されたURLを表す。
図5は、端末装置21〜2Nの詳細な構成を示す図である。図5において、端末装置21〜2Nは、それぞれ、連携装置管理部201と、サービス実行送受信部202と、アプリケーション管理部203と、アプリケーション実行部204と、イベント検出部205と、サービス検索部206と、サービス実行部207とを備える。なお、以下、端末装置21〜2Nを代表して、端末装置21について説明を行う。
連携装置管理部201は、端末装置21から制御可能な他の端末装置に関する情報を装置情報テーブル211として管理する。図6は、装置情報テーブル211の一例であり、端末装置ID、端末装置名及びアドレスから構成されている。アプリケーション管理部203は、アプリケーションサーバ10から必要なアプリケーションプログラムをダウンロードすると共に、ダウンロードされているプログラムを管理する。イベント検出部205は、端末装置21の動作から様々なイベントを検出する。サービス検索部206は、事前にアプリケーションサーバ10からアクション情報テーブル106をダウンロードしており、イベント検出部205で検出されたイベントに対応したアクション及びサービスIDを、アクション情報テーブル106から検索する。サービス実行部207は、アプリケーションサーバ10のサービス情報テーブル107から、サービス検索部206で検索されたサービスIDに対応したサービス情報をダウンロードする。そして、サービス実行部207は、サービス検索部206で検索されたアクション及びダウンロードしたサービス情報に基づいて、端末装置21に対応付けられたアプリケーションプログラムのダウンロード及び実行をアプリケーション管理部203及びアプリケーション実行部204に指示する。また、サービス実行部207は、ダウンロードしたサービス情報に記述された他の端末装置に対してサービス検索部206で検索されたアクションの実行を指示するように、サービス実行送受信部202に指示する。サービス実行送受信部202は、サービス実行部207から指示された他の端末装置かつ連携装置管理部201で情報管理されている制御可能な端末装置に対して、アクション実行の指示を送信する。また、サービス実行送受信部202は、他の端末装置からアクション実行の指示を受信し、サービス実行部207にアクションの実行を指示する。アプリケーション実行部204は、アプリケーション管理部203で管理されているプログラムを実行する。
なお、複数の端末装置が連携して1つのサービスを提供することがない場合には、連携装置管理部201の構成は必要ではない。この場合、サービス実行部207は、装置情報テーブル211を参照することなく、サービス検索部206で検索されたアクション及びダウンロードしたサービス情報に基づいて、自端末装置21に対応付けられたアプリケーションプログラムのダウンロード及び実行だけを、アプリケーション管理部203及びアプリケーション実行部204に指示する。
次に、図7〜図9を用いて、上記構成による端末装置21が行う処理を説明する。
図7を参照して、電源オン等によって端末装置21の動作が開始されると、サービス実行送受信部202は、アプリケーションサーバ10のアクション情報配信部102へアクション情報テーブル配信要求を送信する。この要求がアプリケーションサーバ10に受け入れられると、アプリケーション管理部203が、アクション情報テーブル106をダウンロードする(ステップS701)。アクション情報テーブル106のダウンロードが完了すると、イベント検出部205は、端末装置21の動作監視を開始し、予め定められたイベントの発生を検出する(ステップS702)。そして、何らかのイベントが発生すると、サービス検索部206は、発生したイベントをKEYとしてアクション情報テーブル106を検索し、その発生したイベントに対応付けられたアクション及びサービスIDを抽出する(ステップS703)。この抽出は、発生したイベントとアクション情報テーブル106の各イベントとを順番に比較していき、一致するレコードを探せばよい。抽出されたアクション及びサービスIDは、サービス実行送受信部202及びサービス実行部207に通知される。
サービス実行送受信部202は、サービス検索部206からアクション及びサービスIDが通知されると、アプリケーションサーバ10のサービス情報配信部103へサービス情報テーブル配信要求を送信する。この要求がアプリケーションサーバ10に受け入れられると、アプリケーション管理部203が、サービス情報テーブル107をダウンロードする(ステップS704)。サービス情報テーブル107のダウンロードが完了すると、サービス検索部206は、抽出したサービスIDのサービス情報を参照し、端末情報に記載された端末装置に対して、プログラムURLに記載されたアプリケーションプログラムに対するアクションの実行を指示する(ステップS705)。具体的には、サービス検索部206は、自己の端末装置21に対しては、サービス実行部207に直接指示し、他の端末装置22〜2Nに対しては、サービス実行送受信部202及びネットワーク30を介して他の端末装置22〜2Nのサービス実行部207に指示を行う。そして、指示を受けた各端末装置のサービス実行部207は、アプリケーション管理部203及びアプリケーション実行部204を通してアプリケーションプログラムに対するアクションを実行する(ステップS706)。
サービス検索部206が、ステップS705で行う処理の具体例を図8で説明する。
図8では、サービス情報テーブル107のサービスID検索用の変数を「I」と、端末情報検索用の変数を「J」と、装置情報テーブル211の装置ID検索用の変数を「K」としている。また、これら変数I、J及びKの初期値は、全て「1」である(ステップS801、S805及びS807)。
まず、サービス検索部206は、サービス情報テーブル107の第1行のサービスIDを参照する。そこで、サービス検索部206は、第1行のサービスIDが、抽出したサービスIDと一致するか否かを判断する(ステップS802)。一致しなければ、サービス検索部206は、変数Iを1つ増加させて(ステップS803)、次行のサービスIDを参照して再びサービスIDの一致/不一致を判断する(ステップS802)。この処理は、一致するサービスIDが検出できるまで繰り返し行われる。なお、サービス情報テーブル107の最終行まで行ってもサービスIDが一致しない場合には、サービス検索部206は、この処理を終了する(ステップS804)。
一致するサービスIDが検出されると、サービス検索部206は、その検出されたサービスIDに対応付けられた第J例の端末情報を参照する。そこで、サービス検索部206は、第J列の端末情報が、自己の端末装置に関する情報か否かを判断する(ステップS806)。自己の端末装置に関する情報である場合、サービス検索部206は、アプリケーション管理部203及びアプリケーション実行部204にアプリケーションプログラムのダウンロード及び実行を指示する(ステップS813)。この指示後、サービス検索部206は、変数Jを1つ増加させて(ステップS815)、次列の端末情報を参照して再び自己の端末装置に関する情報か否かを判断する(ステップS806)。この変数Jの増加は、サービス情報テーブル107の最大列に達するまで行われる(ステップS816)。
自己の端末装置に関する情報でない、すなわち他の端末装置である場合、サービス検索部206は、端末情報テーブル211の第K行の端末情報を参照する。そこで、サービス検索部206は、第K行の端末情報が、第J例の端末情報と一致するか否かを判断する(ステップS809)。一致する場合には、サービス検索部206は、その他の端末装置のアドレスに対して、サービス情報テーブル107のプログラムURLを送信し、アプリケーションプログラムに対するアクションの実行を指示する(ステップS814)。この指示後、サービス検索部206は、変数Jを1つ増加させて(ステップS815)、次列の端末情報を参照して再び自己の端末装置に関する情報か否かを判断する(ステップS806)。一致しなければ、サービス検索部206は、変数Kを1つ増加させて(ステップS810)、次行の端末情報を参照して再び端末情報の一致/不一致を判断する(ステップS809)。この処理は、一致する端末情報が検出できるまで繰り返し行われる。なお、端末情報テーブル211の最終行まで行っても端末情報が一致しない場合には、サービス検索部206は、この処理は無効であると判断して処理を終了する(ステップS811及びS812)。この終了は、例えば、アクションを送信した端末装置に対してキャンセルを送信することで行われる。
サービス実行部207が、ステップS706で行う処理の具体例を図9で説明する。
アクションとプログラムURLとが通知されると、サービス実行部207は、アクションが「インストール」であるか否かを判定する(ステップS901)。アクションが「インストール」である場合、アプリケーション管理部203は、アプリケーションサーバ10のプログラム配信部101にプログラム配信要求を送信し、プログラムをダウンロードする(ステップS902)。アクションが「インストール」でない場合、サービス実行部207は、アクションが「起動」であるか否かを判定する(ステップS903)。アクションが「起動」である場合、アプリケーション管理部203は、アプリケーションサーバ10のプログラム配信部101にプログラム配信要求を送信し、プログラムをダウンロードする(ステップS904)。そして、このダウンロードの完了後、アプリケーション管理部203は、アプリケーション実行部204にプログラムの実行を指示する(ステップS905)。
アクションが「起動」でない場合、アプリケーション管理部203は、アクションが「停止」であるか否かを判定する(ステップS906)。アクションが「停止」である場合、アプリケーション管理部203は、アプリケーション実行部204にプログラムの終了を指示する(ステップS907)。また、アクションが「停止」でない場合、アプリケーション管理部203は、アクションが「アンインストール」であるか否かを判定する(ステップS908)。アクションが「アンインストール」である場合、アプリケーション管理部203は、アプリケーション管理部203にプログラムの削除を指示する(ステップS909)。一方、アクションが「アンインストール」でない場合、アプリケーション管理部203は、この処理を終了する。
以上のように、本発明の一実施形態に係る端末装置及び方法によれば、端末装置がイベントを検出して自律的にサービスを開始又は終了することができる。これによって、端末装置がサービスエリアへの出入りを監視する配信局が存在しなくても、ユーザはダウンロードに必要な操作を行わずにサービスを開始又は終了することができる。また、端末装置と制御対象となる他端末装置の双方にプログラムをダウンロードすることによって、通信手順及び通信データの変更ができるようになり、従来よりも利便性の高い端末装置を実現することが可能となる。
なお、上記実施形態では、アプリケーション管理部203が、サービス情報配信部103からアクション情報テーブル106をダウンロードする場合を示したが、端末装置21に予めアクション情報テーブル106が組み込まれていてもよい。また、このアクション情報テーブル106は、アプリケーション実行部204が実行するプログラムによって変更されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、アプリケーション管理部203が、サービス情報配信部103からアクション情報テーブル106を全てダウンロードする場合を示した。しかし、全てダウンロードするのではなく、端末装置21が、アプリケーションサーバ10にイベント情報を送信し、このイベント情報に対応したアクション及びサービスIDだけをアプリケーションサーバ10から通知してもらうように構成してもよい。また、端末装置21が、連携装置管理部201で管理する装置情報テーブルを含めたアクション情報テーブル配信要求を送信し、この装置情報テーブルに基づいて実行可能な端末装置の組み合わせによるアクション及びサービスIDだけをアプリケーションサーバ10から通知してもらうように構成してもよい。さらに、これらの2つの方法を組み合わせてもよい。
また、アクション情報テーブル106は、アプリケーション実行部204で実行されるアプリケーションプログラムによって書き換えられてもよい。この場合、サービス検索部206は、書き換えられたアクション情報テーブル106に基づいて、イベント検出部205で検出されたイベントに対応するサービス及びアクションを検索するようにする。また、アプリケーション実行部204は、同一サービスを連携して動作させている他端末装置との間で、データ交換を行うプログラムを実行してもよい。
典型的には、上記実施形態で説明した端末装置が実行する自動実行方法は、記憶装置(ROM、RAM、ハードディスク等)に格納された上述した処理手順を実行可能な所定のプログラムデータが、CPUによって解釈実行されることで実現される。この場合、プログラムデータは、CD−ROMやフレキシブルディスク等の記録媒体を介して記憶装置内に導入されてもよいし、記録媒体上から直接実行されてもよいし、ネットワークからダウンロードして記憶装置内に導入されてもよい。
また、本発明の端末装置21〜2Nを構成する連携装置管理部201、アプリケーション管理部203、アプリケーション実行部204、イベント検出部205、サービス検索部206、及びサービス実行部207の各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSI(集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、又はウルトラLSI等と称される)として実現される(図5の破線を参照)。これらは、個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全部を含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化の手法は、LSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別の技術により、LSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてあり得る。
本発明の端末装置は、特定のイベントに予め実行すべきサービスが対応付けられたシステム等に利用可能であり、特にイベントの発生を自ら判断してイベントに応じたサービスを自律的に処理したい場合等に有用である。
本発明は、イベントに応じた処理の自動実行が可能な端末装置及び方法並びにシステムに関し、より特定的には、イベントの発生を自ら判断し、イベントに対応付けられたアプリケーションのプログラムをサーバからダウンロードして、自律的にサービスを実行する端末装置及び方法、並びにその端末装置を構成に含むシステムに関する。
従来、コンピュータプログラム(以下、単にプログラムと称する)をダウンロードすることが可能な端末装置として、プログラム配信機能を持っている端末装置が存在する(例えば、特許文献1を参照)。ここで、本明細書においてプログラム配信とは、携帯電話又はPHS(Personal Handy−phone System)に代表される端末装置に、アプリケーションサーバがプログラムを配信することである。端末装置は、配信されるプログラムをアプリケーションサーバからダウンロードして実行する。これによって、端末装置は、最初から用意された機能だけではなく、ユーザの好みに応じて追加された様々な機能を実現することが可能となる。
このプログラム配信を実現するために有望なソフトウェアアーキテクチャの1つが、JAVA(登録商標)である。JAVA(登録商標)は、仮想マシンの仕組みを備え、仮想マシンを実装する端末装置のハードウェア又はOS(Operating System)に依存せずにアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリケーションと称する)を動作させることができる。このため、JAVA(登録商標)は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ(PC)に代表されるコンピューティング分野においてのみならず、家電機器へのプログラム配信を実現するためにも有効なソフトウェアアーキテクチャと考えられている。
上記のようなプログラム配信の具体例としては、携帯電話へのゲームプログラム配信が存在している。これにより、ユーザは自分の気に入ったゲームプログラムを好みに応じてダウンロードし、好きな時に携帯電話を使ってゲームを楽しむことができる。さらに、今後は、電話帳又はスケジュール帳等の様々なアプリケーションがプログラム配信の対象になって行くことが考えられる。このようなアプリケーションの配信により、ユーザは、自分の使用したい機能、自分の使いやすいユーザインタフェース、又は自分の好みの画面構成等を備えたアプリケーションを、ダウンロードして使用できるようになる。
また、端末装置には、音声通話を実現するための中・長距離用の無線通信装置だけではなく、赤外線又は電波を使った近距離用送受信装置が組み込まれているものがある。このような近距離用送受信装置が組み込まれた端末装置を、上述のプログラム配信を発展させる形で、制御対象となる端末装置のコントローラとして使うサービスが展開されつつある。例えば、(1)テレビ又はエアコン等の家電機器のリモートコントローラ、(2)レストランにおけるユーザがメニューを選択して注文するための装置、(3)図書館における書籍の検索又は書籍の予約を行うための装置、(4)書店、CDショップ又はデパート等の店舗におけるユーザの欲しい商品が存在する場所の探索、その店舗に存在する商品の検索又は商品の購買予約を行うための装置、として端末装置を使うことが上述のサービスとして挙げられる。以上のようなサービスを実現するためには、端末装置で実行可能であって、制御対象となる端末装置のコントロールのためのプログラムが必要となる。
図10は、特許文献1に記載された、端末装置がイベントに応じた処理を実行する従来のシステムを説明する図である。図10において、配信局1001は、プログラム配信部1011と、サービス開始通知部1012と、サービス終了通知部1013とを含む。プログラム配信部1011は、配信局1001内に格納されている少なくとも1つのプログラムPを、サービスエリアAsr内の移動通信端末装置1003に配信する。プログラムPは、JAVA(登録商標)のように移動通信端末装置1003が実行可能な言語で作成される。このプログラムPは、移動通信端末装置1003が制御対象となる端末装置(図示しない)を遠隔操作するための手順を記述したものである。
サービス開始通知部1012は、交換局1002内のエントリを参照して、サービスエリアAsrに入ってきた移動通信端末装置1003を特定する。サービス開始通知部1012は、特定した移動通信端末装置1003に、配信局1001内のプログラムPを一意に特定する識別情報Icpとサービス開始通知Nssとを送信する。サービス終了通知部1013は、交換局1002内のエントリを参照して、上記サービスエリアAsrから出て行く移動通信端末装置1003を特定する。サービス終了通知部1013は、特定した移動通信端末装置1003に、上述した識別情報Icpとサービス終了通知Nstとを送信する。
特開2003−219465号公報
しかしながら、上記従来のシステムでは、移動通信端末装置1003のサービスエリアAsrへの出入りを配信局1001が判断して、サービス開始通知Nss及びサービス終了通知Nstを移動通信端末装置1003へ送信する。このため、配信局1001をサービスエリア毎に存在させる必要があり、システムが複雑になるという課題を有していた。また、配信局1001が配信するプログラムPは、制御対象となる端末装置を遠隔操作するが、制御対象となる端末装置に予め組み込まれた処理の呼び出しを前提としており、サービスに応じて端末装置と制御対象となる端末装置との間で通信手順及び通信データを変更することができないという課題を有していた。
それ故に、本発明の目的は、サービスエリアへの端末装置の出入りを監視する配信局を構成に用いることなく、イベントの発生を自ら判断してイベントに応じたサービスを自律的に処理することが可能な端末装置及び方法並びにシステムを提供することである。
本発明は、イベントの発生に応じて所定のサービスを提供する端末装置に向けられている。そして、上記目的を達成させるために、本発明の端末装置は、イベント検出部、サービス検索部、サービス実行部、アプリケーション管理部、及びアプリケーション実行部を備えている。
イベント検出部は、特定のイベントを検出する。サービス検索部は、検出されたイベントに対応するサービス及びアクションを、所定の情報テーブルから検索する。サービス実行部は、検索されたサービス及びアクションの動作に必要なアプリケーションプログラムの特定及び実行を指示する。アプリケーション管理部は、サービス実行部の指示に従って、必要なアプリケーションプログラムをネットワーク接続されたサーバからダウンロードする。アプリケーション実行部は、サービス実行部の指示に従って、ダウンロードされたアプリケーションプログラムを用いて検索されたサービス及びアクションを動作させる。
好ましくは、ネットワークに接続され、かつ、自端末装置と連携したサービスを提供する他端末装置に関する情報を保持する連携装置管理部がさらに備えられる。そして、この場合には、サービス実行部は、他端末装置に関する情報を参照して、検索されたサービス及びアクションの動作に必要なアプリケーションプログラムをサーバからダウンロードするように、連携する他端末装置に対して指示を与える。
サービス検索部は、所定の情報テーブルを事前にサーバからダウンロードしてもよい。又は、サービス検索部は、検出されたイベントに関する情報をサーバに送信し、その検出されたイベントに対応した所定の情報テーブルの一部分だけをダウンロードしてもよい。又は、サービス検索部は、連携装置管理部が保持する他端末装置に関する情報をサーバに送信し、自端末装置と他端末装置との間で連携動作可能である所定の情報テーブルの一部分だけをダウンロードしてもよい。
なお、サービス検索部は、アプリケーション実行部で実行されるアプリケーションプログラムによって書き換えられた情報テーブルから、検出されたイベントに対応するサービス及びアクションを検索することも考えられる。また、アプリケーション実行部は、同一サービスを連携して動作させている他端末装置との間で、データ交換を行うプログラムを実行することも考えられる。
上述した端末装置は、アプリケーションプログラムが複数格納されたサーバとネットワークを介して接続することで1つのシステムを構成することができる。このサーバは、サービスに対応付けられたアプリケーションプログラムを格納するデータ管理部と、少なくとも1つの端末装置からの要求に応じて、アプリケーションプログラムを配信するプログラム配信部とを備える。
また、本発明は、端末装置を用いて、イベントの発生に応じた所定のサービスを提供する方法にも向けられている。本発明のサービス提供方法は、特定のイベントを検出するステップ、検出されたイベントに対応するサービス及びアクションを、所定の情報テーブルから検索するステップ、検索されたサービス及びアクションの動作に必要なアプリケーションプログラムの特定するステップ、特定された必要なアプリケーションプログラムをネットワーク接続されたサーバからダウンロードするステップ、及びダウンロードされたアプリケーションプログラムを用いて検索されたサービス及びアクションを動作させるステップを、端末装置に実行させることで実現される。
この本発明によれば、端末装置がイベントを検出して自律的にサービスを開始又は終了することができる。これによって、端末装置がサービスエリアへの出入りを監視する配信局が存在しなくても、ユーザはダウンロードに必要な操作を行わずにサービスを開始又は終了することができる。また、端末装置と制御対象となる他端末装置の双方にプログラムをダウンロードすることによって、通信手順及び通信データの変更ができるようになり、従来よりも利便性の高い端末装置を実現することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る端末装置を用いた通信システムの概念を示す模式図である。図1の通信システムは、アプリケーションサーバ10と、複数の端末装置21〜2N(Nは、2以上の整数)とが、ネットワーク30を介して接続される構成である。
アプリケーションサーバ10は、端末装置21〜2Nに配信するためのプログラムと、アクション情報及びサービス情報に関する情報テーブルとを格納している。端末装置21〜2Nは、ネットワーク接続可能な通信や音響に関する家電機器(例えば、デジタルスチルカメラ(DSC)、デジタルビデオカメラ(DVC)、携帯電話、携帯機器(PDA)、デジタルテレビ(DTV)、ホームサーバ、セットトップボックス(STB))等である。図1の例は、端末装置21が携帯電話、端末装置22がホームサーバ、及び端末装置23がDVDレコーダである場合を示している。これらの端末装置21〜2Nは、ネットワーク30を経由してアプリケーションサーバ10から、必要なプログラムや情報テーブルをダウンロードして実行可能であると共に、端末装置間で連携して動作することができる。ネットワーク30は、インターネットや、無線の携帯電話網や、赤外線又は電波を使った近距離通信網等である。
まず、アプリケーションサーバ10及び端末装置21〜2Nの詳細な構成を説明する。
図2は、アプリケーションサーバ10の詳細な構成を示す図である。図2において、アプリケーションサーバ10は、プログラム配信部101と、アクション情報配信部102と、サービス情報配信部103と、データ管理部104とを備える。
データ管理部104は、プログラム105、アクション情報テーブル106及びサービス情報テーブル107を格納する。プログラム配信部101は、端末装置21〜2Nからのプログラムダウンロード要求に応じて、データ管理部104に格納されている所望のプログラム105を配信する。アクション情報配信部102は、端末装置21〜2Nからのアクション情報テーブル配信要求に応じて、データ管理部104に格納されているアクション情報テーブル106を配信する。サービス情報配信部103は、端末装置21〜2Nからのサービス情報配信要求に応じて、データ管理部104に格納されているサービス情報テーブル107を配信する。
図3は、アクション情報テーブル106の一例を示す図である。図3に示すアクション情報テーブル106は、イベントと、アクションと、サービスIDとを一組とする情報で構築される。イベントは、端末装置の動作を表す。アクションは、そのイベント動作を行った場合に端末装置が実行するアクションを表す。サービスIDは、そのアクションを実行する端末装置及びアクションの実行に必要なアプリケーションプログラムを特定するための識別子を表す。このアクション欄に記載されているサービスとしては、例えば次のようなものが考えられる。なお、図3に示したイベントとアクションの組み合わせは一例であって、これ以外にも様々なイベントとアクションとの組み合わせを自由に設定することができる。
・特定の場所に行くとカメラ付き携帯電話が自動的に写真を撮り、ホームサーバに写真を転送する。このサービスによって、スタンプラリーを行うアプリケーションを構築することができる。
・広告の前に行き携帯電話でその広告を選ぶと、特定の端末装置間でコンテンツを共有するプログラムを取得できる。
・外出先において携帯電話でTV視聴中に電波が受信できなくなると、家庭内のホームサーバ又はDVDレコーダで続きを録画する。
・電車に乗ると、ホームサーバの電源が入り、電車内でいつも見ている映像をダウンロードする。
・プリンタがネットワークに接続されたことを検出し、携帯電話から直接印刷するプログラムをインストールする。又は、プリンタがネットワークから削除されたことを検出し、プログラムをアンインストールする。
・ホームサーバが予約の重複を検出すると、DVDレコーダに予約する。
・ホームサーバがディスクの故障を検出すると、携帯電話に通知して、DVDレコーダに番組を予約する。
・携帯電話で放送が始まったことを検出すると、携帯電話で放送を受信して、ホームサーバに転送して録画する。
・ネットワークカメラが不審者を検出すると、不審者の映像をホームサーバに転送して録画する。
・携帯電話のメモリ残量が少ないことを検出し、メモリに蓄積されている古いデータをホームサーバに転送する。このサービスによって、古いデータをホームサーバにバックアップできると共に、携帯電話のメモリ残量を増やすことができる。
図4は、サービス情報テーブル107の一例を示す図である。図4に示すサービス情報テーブル107は、サービスIDと、少なくとも1つの端末情報及びプログラムURLとを一組とする情報で構築される。サービスIDは、アクション情報テーブル106のサービスIDに対応している。端末情報は、アクションを実行すべき端末装置を示している。プログラムURLは、端末情報で特定された端末装置がダウンロードするアプリケーションプログラムが格納されたURLを表す。
図5は、端末装置21〜2Nの詳細な構成を示す図である。図5において、端末装置21〜2Nは、それぞれ、連携装置管理部201と、サービス実行送受信部202と、アプリケーション管理部203と、アプリケーション実行部204と、イベント検出部205と、サービス検索部206と、サービス実行部207とを備える。なお、以下、端末装置21〜2Nを代表して、端末装置21について説明を行う。
連携装置管理部201は、端末装置21から制御可能な他の端末装置に関する情報を装置情報テーブル211として管理する。図6は、装置情報テーブル211の一例であり、端末装置ID、端末装置名及びアドレスから構成されている。アプリケーション管理部203は、アプリケーションサーバ10から必要なアプリケーションプログラムをダウンロードすると共に、ダウンロードされているプログラムを管理する。イベント検出部205は、端末装置21の動作から様々なイベントを検出する。サービス検索部206は、事前にアプリケーションサーバ10からアクション情報テーブル106をダウンロードしており、イベント検出部205で検出されたイベントに対応したアクション及びサービスIDを、アクション情報テーブル106から検索する。サービス実行部207は、アプリケーションサーバ10のサービス情報テーブル107から、サービス検索部206で検索されたサービスIDに対応したサービス情報をダウンロードする。そして、サービス実行部207は、サービス検索部206で検索されたアクション及びダウンロードしたサービス情報に基づいて、端末装置21に対応付けられたアプリケーションプログラムのダウンロード及び実行をアプリケーション管理部203及びアプリケーション実行部204に指示する。また、サービス実行部207は、ダウンロードしたサービス情報に記述された他の端末装置に対してサービス検索部206で検索されたアクションの実行を指示するように、サービス実行送受信部202に指示する。サービス実行送受信部202は、サービス実行部207から指示された他の端末装置かつ連携装置管理部201で情報管理されている制御可能な端末装置に対して、アクション実行の指示を送信する。また、サービス実行送受信部202は、他の端末装置からアクション実行の指示を受信し、サービス実行部207にアクションの実行を指示する。アプリケーション実行部204は、アプリケーション管理部203で管理されているプログラムを実行する。
なお、複数の端末装置が連携して1つのサービスを提供することがない場合には、連携装置管理部201の構成は必要ではない。この場合、サービス実行部207は、装置情報テーブル211を参照することなく、サービス検索部206で検索されたアクション及びダウンロードしたサービス情報に基づいて、自端末装置21に対応付けられたアプリケーションプログラムのダウンロード及び実行だけを、アプリケーション管理部203及びアプリケーション実行部204に指示する。
次に、図7〜図9を用いて、上記構成による端末装置21が行う処理を説明する。
図7を参照して、電源オン等によって端末装置21の動作が開始されると、サービス実行送受信部202は、アプリケーションサーバ10のアクション情報配信部102へアクション情報テーブル配信要求を送信する。この要求がアプリケーションサーバ10に受け入れられると、アプリケーション管理部203が、アクション情報テーブル106をダウンロードする(ステップS701)。アクション情報テーブル106のダウンロードが完了すると、イベント検出部205は、端末装置21の動作監視を開始し、予め定められたイベントの発生を検出する(ステップS702)。そして、何らかのイベントが発生すると、サービス検索部206は、発生したイベントをKEYとしてアクション情報テーブル106を検索し、その発生したイベントに対応付けられたアクション及びサービスIDを抽出する(ステップS703)。この抽出は、発生したイベントとアクション情報テーブル106の各イベントとを順番に比較していき、一致するレコードを探せばよい。抽出されたアクション及びサービスIDは、サービス実行送受信部202及びサービス実行部207に通知される。
サービス実行送受信部202は、サービス検索部206からアクション及びサービスIDが通知されると、アプリケーションサーバ10のサービス情報配信部103へサービス情報テーブル配信要求を送信する。この要求がアプリケーションサーバ10に受け入れられると、アプリケーション管理部203が、サービス情報テーブル107をダウンロードする(ステップS704)。サービス情報テーブル107のダウンロードが完了すると、サービス検索部206は、抽出したサービスIDのサービス情報を参照し、端末情報に記載された端末装置に対して、プログラムURLに記載されたアプリケーションプログラムに対するアクションの実行を指示する(ステップS705)。具体的には、サービス検索部206は、自己の端末装置21に対しては、サービス実行部207に直接指示し、他の端末装置22〜2Nに対しては、サービス実行送受信部202及びネットワーク30を介して他の端末装置22〜2Nのサービス実行部207に指示を行う。そして、指示を受けた各端末装置のサービス実行部207は、アプリケーション管理部203及びアプリケーション実行部204を通してアプリケーションプログラムに対するアクションを実行する(ステップS706)。
サービス検索部206が、ステップS705で行う処理の具体例を図8で説明する。
図8では、サービス情報テーブル107のサービスID検索用の変数を「I」と、端末情報検索用の変数を「J」と、装置情報テーブル211の装置ID検索用の変数を「K」としている。また、これら変数I、J及びKの初期値は、全て「1」である(ステップS801、S805及びS807)。
まず、サービス検索部206は、サービス情報テーブル107の第I行のサービスIDを参照する。そこで、サービス検索部206は、第I行のサービスIDが、抽出したサービスIDと一致するか否かを判断する(ステップS802)。一致しなければ、サービス検索部206は、変数Iを1つ増加させて(ステップS803)、次行のサービスIDを参照して再びサービスIDの一致/不一致を判断する(ステップS802)。この処理は、一致するサービスIDが検出できるまで繰り返し行われる。なお、サービス情報テーブル107の最終行まで行ってもサービスIDが一致しない場合には、サービス検索部206は、この処理を終了する(ステップS804)。
一致するサービスIDが検出されると、サービス検索部206は、その検出されたサービスIDに対応付けられた第Jの端末情報を参照する。そこで、サービス検索部206は、第J列の端末情報が、自己の端末装置に関する情報か否かを判断する(ステップS806)。自己の端末装置に関する情報である場合、サービス検索部206は、アプリケーション管理部203及びアプリケーション実行部204にアプリケーションプログラムのダウンロード及び実行を指示する(ステップS813)。この指示後、サービス検索部206は、変数Jを1つ増加させて(ステップS815)、次列の端末情報を参照して再び自己の端末装置に関する情報か否かを判断する(ステップS806)。この変数Jの増加は、サービス情報テーブル107の最大列に達するまで行われる(ステップS816)。
自己の端末装置に関する情報でない、すなわち他の端末装置である場合、サービス検索部206は、端末情報テーブル211の第K行の端末情報を参照する。そこで、サービス検索部206は、第K行の端末情報が、第Jの端末情報と一致するか否かを判断する(ステップS809)。一致する場合には、サービス検索部206は、その他の端末装置のアドレスに対して、サービス情報テーブル107のプログラムURLを送信し、アプリケーションプログラムに対するアクションの実行を指示する(ステップS814)。この指示後、サービス検索部206は、変数Jを1つ増加させて(ステップS815)、次列の端末情報を参照して再び自己の端末装置に関する情報か否かを判断する(ステップS806)。一致しなければ、サービス検索部206は、変数Kを1つ増加させて(ステップS810)、次行の端末情報を参照して再び端末情報の一致/不一致を判断する(ステップS809)。この処理は、一致する端末情報が検出できるまで繰り返し行われる。なお、端末情報テーブル211の最終行まで行っても端末情報が一致しない場合には、サービス検索部206は、この処理は無効であると判断して処理を終了する(ステップS811及びS812)。この終了は、例えば、アクションを送信した端末装置に対してキャンセルを送信することで行われる。
サービス実行部207が、ステップS706で行う処理の具体例を図9で説明する。
アクションとプログラムURLとが通知されると、サービス実行部207は、アクションが「インストール」であるか否かを判定する(ステップS901)。アクションが「インストール」である場合、アプリケーション管理部203は、アプリケーションサーバ10のプログラム配信部101にプログラム配信要求を送信し、プログラムをダウンロードする(ステップS902)。アクションが「インストール」でない場合、サービス実行部207は、アクションが「起動」であるか否かを判定する(ステップS903)。アクションが「起動」である場合、アプリケーション管理部203は、アプリケーションサーバ10のプログラム配信部101にプログラム配信要求を送信し、プログラムをダウンロードする(ステップS904)。そして、このダウンロードの完了後、アプリケーション管理部203は、アプリケーション実行部204にプログラムの実行を指示する(ステップS905)。
アクションが「起動」でない場合、アプリケーション管理部203は、アクションが「停止」であるか否かを判定する(ステップS906)。アクションが「停止」である場合、アプリケーション管理部203は、アプリケーション実行部204にプログラムの終了を指示する(ステップS907)。また、アクションが「停止」でない場合、アプリケーション管理部203は、アクションが「アンインストール」であるか否かを判定する(ステップS908)。アクションが「アンインストール」である場合、アプリケーション管理部203は、アプリケーション管理部203にプログラムの削除を指示する(ステップS909)。一方、アクションが「アンインストール」でない場合、アプリケーション管理部203は、この処理を終了する。
以上のように、本発明の一実施形態に係る端末装置及び方法によれば、端末装置がイベントを検出して自律的にサービスを開始又は終了することができる。これによって、端末装置がサービスエリアへの出入りを監視する配信局が存在しなくても、ユーザはダウンロードに必要な操作を行わずにサービスを開始又は終了することができる。また、端末装置と制御対象となる他端末装置の双方にプログラムをダウンロードすることによって、通信手順及び通信データの変更ができるようになり、従来よりも利便性の高い端末装置を実現することが可能となる。
なお、上記実施形態では、アプリケーション管理部203が、サービス情報配信部103からアクション情報テーブル106をダウンロードする場合を示したが、端末装置21に予めアクション情報テーブル106が組み込まれていてもよい。また、このアクション情報テーブル106は、アプリケーション実行部204が実行するプログラムによって変更されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、アプリケーション管理部203が、サービス情報配信部103からアクション情報テーブル106を全てダウンロードする場合を示した。しかし、全てダウンロードするのではなく、端末装置21が、アプリケーションサーバ10にイベント情報を送信し、このイベント情報に対応したアクション及びサービスIDだけをアプリケーションサーバ10から通知してもらうように構成してもよい。また、端末装置21が、連携装置管理部201で管理する装置情報テーブルを含めたアクション情報テーブル配信要求を送信し、この装置情報テーブルに基づいて実行可能な端末装置の組み合わせによるアクション及びサービスIDだけをアプリケーションサーバ10から通知してもらうように構成してもよい。さらに、これらの2つの方法を組み合わせてもよい。
また、アクション情報テーブル106は、アプリケーション実行部204で実行されるアプリケーションプログラムによって書き換えられてもよい。この場合、サービス検索部206は、書き換えられたアクション情報テーブル106に基づいて、イベント検出部205で検出されたイベントに対応するサービス及びアクションを検索するようにする。また、アプリケーション実行部204は、同一サービスを連携して動作させている他端末装置との間で、データ交換を行うプログラムを実行してもよい。
典型的には、上記実施形態で説明した端末装置が実行する自動実行方法は、記憶装置(ROM、RAM、ハードディスク等)に格納された上述した処理手順を実行可能な所定のプログラムデータが、CPUによって解釈実行されることで実現される。この場合、プログラムデータは、CD−ROMやフレキシブルディスク等の記録媒体を介して記憶装置内に導入されてもよいし、記録媒体上から直接実行されてもよいし、ネットワークからダウンロードして記憶装置内に導入されてもよい。
また、本発明の端末装置21〜2Nを構成する連携装置管理部201、アプリケーション管理部203、アプリケーション実行部204、イベント検出部205、サービス検索部206、及びサービス実行部207の各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSI(集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、又はウルトラLSI等と称される)として実現される(図5の破線を参照)。これらは、個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全部を含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化の手法は、LSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別の技術により、LSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてあり得る。
本発明の端末装置は、特定のイベントに予め実行すべきサービスが対応付けられたシステム等に利用可能であり、特にイベントの発生を自ら判断してイベントに応じたサービスを自律的に処理したい場合等に有用である。
図1は、本発明の一実施形態に係る端末装置を用いた通信システムの概念を示す模式図 図2は、アプリケーションサーバ10の詳細な構成を示す図 図3は、アクション情報テーブル106の一例を示す図 図4は、サービス情報テーブル107の一例を示す図 図5は、端末装置21〜2Nの詳細な構成を示す図 図6は、装置情報テーブル211の一例を示す図 図7は、本発明の一実施形態に係る端末装置が行う処理を説明するフローチャート 図8は、本発明の一実施形態に係る端末装置が行う処理を説明するフローチャート 図9は、本発明の一実施形態に係る端末装置が行う処理を説明するフローチャート 図10は、端末装置がイベントに応じた処理を実行する従来のシステムを説明する図
符号の説明
10 アプリケーションサーバ
21〜2N、1003 端末装置
30 ネットワーク
101、1011 プログラム配信部
102 アクション情報配信部
103 サービス情報配信部
104 データ管理部
105 プログラム
106 アクション情報テーブル
107 サービス情報テーブル
201 連携装置管理部
202 サービス実行送受信部
203 アプリケーション管理部
204 アプリケーション実行部
205 イベント検出部
206 サービス検索部
207 サービス実行部
1001 配信局
1002 交換局
1012 サービス開始通知部
1013 サービス終了通知部

Claims (12)

  1. イベントの発生に応じて所定のサービスを提供する端末装置であって、
    特定のイベントを検出するイベント検出部と、
    前記検出されたイベントに対応するサービス及びアクションを、所定の情報テーブルから検索するサービス検索部と、
    前記検索されたサービス及びアクションの動作に必要なアプリケーションプログラムの特定及び実行を指示するサービス実行部と、
    前記サービス実行部の指示に従って、前記必要なアプリケーションプログラムをネットワーク接続されたサーバからダウンロードするアプリケーション管理部と、
    前記サービス実行部の指示に従って、前記ダウンロードされたアプリケーションプログラムを用いて前記検索されたサービス及びアクションを動作させるアプリケーション実行部とを備える、端末装置。
  2. ネットワークに接続され、かつ、自端末装置と連携したサービスを提供する他端末装置に関する情報を保持する連携装置管理部をさらに備え、
    前記サービス実行部は、前記他端末装置に関する情報を参照して、前記検索されたサービス及びアクションの動作に必要なアプリケーションプログラムを前記サーバからダウンロードするように、連携する他端末装置に対して指示を与えることを特徴とする、請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記サービス検索部は、前記所定の情報テーブルを事前に前記サーバからダウンロードすることを特徴とする、請求項1に記載の端末装置。
  4. 前記サービス検索部は、前記所定の情報テーブルを事前に前記サーバからダウンロードすることを特徴とする、請求項2に記載の端末装置。
  5. 前記サービス検索部は、前記検出されたイベントに関する情報を前記サーバに送信し、当該検出されたイベントに対応した前記所定の情報テーブルの一部分だけをダウンロードすることを特徴とする、請求項1に記載の端末装置。
  6. 前記サービス検索部は、前記検出されたイベントに関する情報を前記サーバに送信し、当該検出されたイベントに対応した前記所定の情報テーブルの一部分だけをダウンロードすることを特徴とする、請求項2に記載の端末装置。
  7. 前記サービス検索部は、前記連携装置管理部が保持する他端末装置に関する情報を前記サーバに送信し、自端末装置と他端末装置との間で連携動作可能である前記所定の情報テーブルの一部分だけをダウンロードすることを特徴とする、請求項2に記載の端末装置。
  8. 前記サービス検索部は、前記検出されたイベントに関する情報及び前記連携装置管理部が保持する他端末装置に関する情報を前記サーバに送信し、自端末装置と他端末装置との間で連携動作可能であり、かつ、当該検出されたイベントに対応した前記所定の情報テーブルの一部分だけをダウンロードすることを特徴とする、請求項2に記載の端末装置。
  9. 前記サービス検索部は、前記アプリケーション実行部で実行されるアプリケーションプログラムによって書き換えられた情報テーブルから、前記検出されたイベントに対応するサービス及びアクションを検索することを特徴とする、請求項1に記載の端末装置。
  10. 前記アプリケーション実行部は、同一サービスを連携して動作させている他端末装置との間で、データ交換を行うプログラムを実行することを特徴とする、請求項1に記載の端末装置。
  11. イベントの発生に応じて所定のサービスを提供する少なくとも1つの端末装置と、アプリケーションプログラムが複数格納されたサーバとが、ネットワークを介して接続されたシステムであって、
    前記サーバは、
    サービスに対応付けられたアプリケーションプログラムを格納するデータ管理部と、
    前記少なくとも1つの端末装置からの要求に応じて、アプリケーションプログラムを配信するプログラム配信部とを備え、
    前記少なくとも1つの端末装置は、
    特定のイベントを検出するイベント検出部と、
    前記検出されたイベントに対応するサービス及びアクションを、所定の情報テーブルから検索するサービス検索部と、
    前記検索されたサービス及びアクションの動作に必要なアプリケーションプログラムの特定及び実行を指示するサービス実行部と、
    前記サービス実行部の指示に従って、前記必要なアプリケーションプログラムの配信要求を前記サーバに送信し、前記サーバからアプリケーションプログラムをダウンロードするアプリケーション管理部と、
    前記サービス実行部の指示に従って、前記ダウンロードされたアプリケーションプログラムを用いて前記検索されたサービス及びアクションを動作させるアプリケーション実行部とを備える、システム。
  12. 端末装置を用いて、イベントの発生に応じた所定のサービスを提供する方法であって、
    特定のイベントを検出するステップと、
    前記検出されたイベントに対応するサービス及びアクションを、所定の情報テーブルから検索するステップと、
    前記検索されたサービス及びアクションの動作に必要なアプリケーションプログラムの特定するステップと、
    前記特定された必要なアプリケーションプログラムをネットワーク接続されたサーバからダウンロードするステップと、
    前記ダウンロードされたアプリケーションプログラムを用いて前記検索されたサービス及びアクションを動作させるステップとを備える、サービス提供方法。
JP2005517296A 2004-01-26 2005-01-24 イベントに応じた処理の自動実行が可能な端末装置及び方法並びにシステム Withdrawn JPWO2005072002A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004016789 2004-01-26
JP2004016789 2004-01-26
PCT/JP2005/000860 WO2005072002A1 (ja) 2004-01-26 2005-01-24 イベントに応じた処理の自動実行が可能な端末装置及び方法並びにシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2005072002A1 true JPWO2005072002A1 (ja) 2007-12-27

Family

ID=34805506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005517296A Withdrawn JPWO2005072002A1 (ja) 2004-01-26 2005-01-24 イベントに応じた処理の自動実行が可能な端末装置及び方法並びにシステム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20060253592A1 (ja)
EP (1) EP1711029A1 (ja)
JP (1) JPWO2005072002A1 (ja)
CN (1) CN1806465A (ja)
WO (1) WO2005072002A1 (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4402370B2 (ja) * 2003-05-14 2010-01-20 キヤノン株式会社 サービス提供装置および情報処理方法
US7386443B1 (en) 2004-01-09 2008-06-10 At&T Corp. System and method for mobile automatic speech recognition
JP2006127470A (ja) * 2004-09-30 2006-05-18 Oki Electric Ind Co Ltd コンポーネント間の共有情報管理プログラム、方法及び装置、記録媒体、および通信装置
US20070033617A1 (en) * 2005-08-08 2007-02-08 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Redirecting broadcast signals for recording programming
JP4898269B2 (ja) * 2006-04-14 2012-03-14 キヤノン株式会社 通信装置及びそのインストール方法
KR100834061B1 (ko) * 2006-12-28 2008-06-02 삼성전자주식회사 홈 네트워크 시스템 및 그의 방송 콘텐츠 녹화 방법
JP5159158B2 (ja) * 2007-05-08 2013-03-06 株式会社Access 実行環境ソフトウェア、プレゼンス情報提供プログラム、端末装置、およびプレゼンス管理システム
CN102006334B (zh) * 2007-06-11 2013-01-02 华为技术有限公司 安装软件组件的方法、***及装置
US8335501B1 (en) * 2007-11-21 2012-12-18 At&T Mobility Ii Llc Controlling functions of mobile communications devices
JP4737250B2 (ja) 2007-11-22 2011-07-27 ソニー株式会社 情報処理装置及び情報処理方法
EP2269158B1 (en) * 2008-04-22 2014-04-09 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (PUBL) Bootstrap of nfc application using gba
JP5289928B2 (ja) * 2008-12-25 2013-09-11 トヨタ自動車株式会社 情報通信システム、通信機器、サーバ、及びプログラム
US8239824B2 (en) * 2009-05-18 2012-08-07 National Instruments Corporation Developing a graphical data flow program with multiple models of computation in a web browser
EP2403216B1 (en) * 2010-06-30 2014-03-05 Alcatel Lucent Method for installation of an application
KR101847073B1 (ko) * 2011-02-11 2018-05-29 삼성전자주식회사 프로세싱 디바이스에서의 컨텐트 관리 방법 및 그 장치
CN102147729A (zh) * 2011-04-18 2011-08-10 中兴通讯股份有限公司 终端操作流程的自动执行方法及终端
WO2013076920A1 (ja) * 2011-11-25 2013-05-30 パナソニック株式会社 マスター機器、連携サービス管理システム、及び連携サービス管理方法
WO2013097094A1 (zh) * 2011-12-27 2013-07-04 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 终端和协同操作指令的处理方法
CN104063288B (zh) * 2013-03-22 2016-05-25 腾讯科技(深圳)有限公司 进程管理方法及装置
US9218497B2 (en) * 2014-02-24 2015-12-22 Microsoft Technology Licensing, Llc Incentive-based app execution
JP2018132865A (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 電子機器、電子機器の処理代行依頼方法および情報処理システム
JP6840063B2 (ja) * 2017-09-28 2021-03-10 Kddi株式会社 コネクテッドカー車載器のアプリケーション管理方法および装置
KR20210055387A (ko) 2019-11-07 2021-05-17 삼성전자주식회사 컨텍스트에 기반하여 애플리케이션을 제공하는 서버 및 그 제어 방법

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6266774B1 (en) * 1998-12-08 2001-07-24 Mcafee.Com Corporation Method and system for securing, managing or optimizing a personal computer
US20070124481A1 (en) * 2000-01-19 2007-05-31 Sony Ericsson Mobile Communications Ab System and method for sharing event-triggered, location-related information between communication devices
US7493565B2 (en) * 2000-12-22 2009-02-17 Microsoft Corporation Environment-interactive context-aware devices and methods
JP3743620B2 (ja) * 2001-02-22 2006-02-08 日本電気株式会社 ネットワークアプリケーション分散実行システム
JP2003219465A (ja) * 2002-01-17 2003-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動体通信システム
JP2003259470A (ja) * 2002-03-05 2003-09-12 Fujitsu Ten Ltd リモコンデータダウンロードシステム、サーバ、及び携帯端末
US7920827B2 (en) * 2002-06-26 2011-04-05 Nokia Corporation Apparatus and method for facilitating physical browsing on wireless devices using radio frequency identification
KR100493883B1 (ko) * 2003-01-02 2005-06-10 삼성전자주식회사 애플리케이션 관리 시스템 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP1711029A1 (en) 2006-10-11
US20060253592A1 (en) 2006-11-09
WO2005072002A1 (ja) 2005-08-04
CN1806465A (zh) 2006-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2005072002A1 (ja) イベントに応じた処理の自動実行が可能な端末装置及び方法並びにシステム
CN103339601B (zh) 用于在数字装置中提供应用自动安装功能的设备和方法
CN104808971B (zh) 网络应用程序管理器、方法、装置和移动终端
JP6806762B2 (ja) 情報をプッシュするための方法及び装置
US20100121900A1 (en) Information processing apparatus, information processing system, information processing method, and program
KR20140107713A (ko) 통합 앱스토어 장치, 상기 장치에서의 애플리케이션 제공 방법 및 통합 앱스토어 시스템
US20110066701A1 (en) Client-server bidirectional synchronization via browser plug in for an xm radio system
JP2007334911A (ja) 情報処理装置、プログラムおよびダウンロード方法
JP2011504619A (ja) 無線ディジタルコンテンツの管理のための方法及びメモリカード
ZA200703170B (en) Methods and devices for transmitting data to a mobile data processing unit
CN104239775A (zh) 手机端与pc端通过短信息建立无线连接的方法和装置
CN111479250A (zh) 一种文件共享方法、装置、***及终端设备
JP2003177980A (ja) 情報提供システム、情報提供装置および方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
US20120331096A1 (en) Telecommunications terminal, broadcast receiving terminal and computer program
JP2003140902A (ja) ホスト装置、クライアント装置、ホームネットワークシステム、クライアント装置のソフトウェア更新方法
JP2006268274A (ja) コンテンツリスト作成装置,プログラム,方法並びにコンテンツリスト作成システム
KR100771528B1 (ko) 핸드-헬드 디바이스와, 인터넷 데이터를 멀티미디어 홈 디바이스에 송신하는 방법
JP2004134967A (ja) ルータパラメータ設定システム及びその方法
US20090055402A1 (en) Method and apparatus to automatically receive and/or transmit contents
WO2006068172A1 (ja) ディジタル放送受信装置
JP2006309555A (ja) アプリケーション制御装置
JP5687255B2 (ja) 端末装置、方法、プログラム及び無線通信システム
JP2009042933A (ja) ネットワークコンテンツ購入・登録端末、ネットワークコンテンツダウンロード端末、サーバ、及びシステム
JP2004178472A (ja) プログラム取得方法およびその方法を利用可能なパケット転送装置
JP2002064880A (ja) メール予約装置、及び記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071206

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090626