JPWO2004036559A1 - 多層情報媒体、その再生方法及び再生装置 - Google Patents

多層情報媒体、その再生方法及び再生装置 Download PDF

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Abstract

3層以上の情報層を有する多層情報媒体からの情報再生において、再生対象の情報層へ光ビームを照射し、その情報層からの反射光を主として検出して情報信号RF1を生成し、再生対象の情報層以外の情報層からの反射光を検出してクロストーク信号RF2を生成し、所定のクロストーク情報に基いてゲインを調整してクロストーク信号RF2を増幅し、情報信号RF1と、増幅されたクロストーク信号RF2bとの差分を取ることにより情報信号RF1中のクロストーク信号成分をキャンセルし、再生対象の情報層に記録された情報を示す再生信号RF3を生成する。

Description

本発明は、3層以上の記録層を含む薄膜を基板上に備えた多層情報媒体上にレーザービーム等の高エネルギービームを照射することにより、多層情報媒体に対して情報を再生する技術に関する。
近年、高密度の情報が再生可能な光記録媒体や、この光記録媒体から情報を再生する光記録媒体の再生装置が商品化されている。さらに、高画質の動画を長時間再生することが可能な複数の情報層を備えた多層情報媒体やその再生装置の研究開発が活発に行われている。
多層情報媒体は、図4に示すように、複数の情報層(第1情報層2a、第2情報層2b、第3情報層2c)が樹脂からなる第1中間層4a及び第2中間層4bで分離されて設けられている。多層情報媒体の各情報層2a〜2cに記録された情報は、各々の情報層2a〜2cにレーザ光のスポットを集光させることにより読み取られる。
(発明が解決しようとする技術的課題)
多層情報媒体から情報を再生する際に以下の問題が考えられる。
例えば、図4に示すように3層の情報層を備えた多層情報媒体1からの情報再生において、特に、第1中間層5と第2中間層6の厚さdが同じである場合、以下の問題が生じる。
レーザ光Lの入射側から最も遠い位置にある第3情報層2cに記録された情報を読み取るためには、第3情報層2cにレーザ光Lを集光させる必要がある。しかし、第3情報層2cにレーザ光Lを集光させると、レーザ光は第3情報層2cの焦点f1に集光する。それとともに、第2情報層2bによりレーザ光の一部が反射され、その反射した光が、レーザ光Lの入射側にある第1情報層2a上にも焦点f2を結ぶ。そして焦点f2からの反射光は、再び第2記録層2bで反射されるため、第3情報層2cの信号に第1情報層2aの信号が漏れ込む。それにより、多相情報媒体からの反射光からは、本来得たい第3情報層2cによる信号に加えて、第1情報層2aによる信号も検出され、第3情報層2cの信号品質が低下するという問題があった。
この問題を解決するため、各々の中間層の厚さを僅かに変えて第2焦点f2が第1情報層2a上から外れるようにするという提案が有る(例えば、特開2001−155380号公報参照)。
しかしながら、各々の中間層の厚さを異ならせる場合、中間層毎に製造プロセスを変更しなければならず、製造コストの上昇を招くという問題がある。
(その解決方法)
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、複数の情報層を有する多相情報媒体からの情報再生において、本来再生すべき情報層以外の層からの信号を読み出さずに、本来再生すべき情報層からの信号のみを高品質に再生することを可能とする、再生装置及び再生方法並びに多相記録媒体を提供することを目的とする。
本発明に係る再生方法は、少なくとも3層以上の情報層を備えた多層情報媒体を再生する方法である。再生方法は、目的の情報層上に光源からレーザビームを集光し、目的の情報層からの反射光を主として検出して情報信号を生成し、目的の情報層以外の情報層からのクロストーク光を検出してクロストーク信号を生成し、目的の情報層からの情報信号から、クロストーク信号に応じた信号成分を除去して目的の情報層に記録された情報を示す再生信号を生成する。
再生方法において、所定情報に基いてクロストーク信号のゲインを調整し、そのゲインに基いてクロストーク信号を増幅してもよく、増幅したクロストーク信号をクロストーク信号に応じた信号成分として用いる。
所定情報は目的の情報層を再生する場合に他の情報層から漏れ込むクロストーク光の割合を表す情報であって、多層情報媒体に格納されていてもよい。その場合、所定情報は多層情報媒体から読み出されてもよい。
所定情報は、他の情報層における、光源側と反対側の面からレーザビームを照射したときの反射率及び透過率の情報を含むのが好ましい。
多層情報媒体が3つの情報層を有する場合、所定情報は2つの情報層に関する反射率及び透過率を含むのが好ましい。
本発明に係る再生装置は、少なくとも3層以上の情報層を備えた多層情報媒体を再生する装置である。再生装置は、多層情報媒体に記録された情報を読み取るために一の情報層にレーザビームを照射する光源と、一の情報層からの反射光を主として検出し、情報信号を生成する第1の検出器と、一の情報層以外の他の情報層からの反射光を検出し、クロストーク信号を生成する第2の検出器と、第1の検出器からの情報信号と第2の検出器からのクロストーク信号に応じて生成される信号との差分を取り、一の情報層に記録された情報を示す再生信号を生成する差動手段とを備える。
再生装置は、所定情報に基いてクロストーク信号のゲインを調整し、そのゲインに基いてクロストーク信号を増幅する増幅手段をさらに備えてもよい。そのとき、差動手段は第1の検出器からの情報信号と増幅手段による増幅されたクロストーク信号との差分を取る。
所定情報は、一の情報層を再生する場合に、光源側にある他の情報層から漏れ込むクロストーク光の割合を表すクロストーク情報であってもよい。多層情報媒体はその所定情報を格納する管理領域を備えてもよい。その場合、再生装置は、多層情報媒体の管理領域から所定情報を読み出すクロストーク情報検出手段をさらに備えてもよい。
好ましくは、第2の検出器を第1の検出器の周囲を取り囲むように設ける。
本発明に係る多層情報媒体は、少なくとも3層以上の情報層を備え、光源から照射されるレーザビームにより情報が再生される情報媒体であって、クロストーク情報を格納する管理領域を備える。クロストーク情報は、特定の情報層の再生時の、特定の情報層からの反射光に対する、光源側にある他の情報層から漏れ込むクロストーク光の割合を表す。
好ましくは、複数の情報層を分離する複数の中間層の厚さを実質的に等しくする。また、好ましくは、クロストーク情報は、他の情報層における光源の入射側と反対側の面からレーザビームを照射した場合の反射率情報を含む。また、好ましくは、管理領域を一の情報層に設け、他の情報層上の管理領域に対向する領域には情報を記録しないようにする。また、好ましくKは、管理領域を最も光源に近い情報層に設ける。
(従来技術より有利な効果)
本発明によれば、3層以上の複数の記録層を有する多層情報媒体において再生対象の情報層を再生する場合に、他の情報層に結像した光の反射光の漏れ込み(クロストーク信号)を除去することで、対象の情報層の再生信号の品質を向上することができる。また、本発明により、多層情報媒体において同じ厚さの中間層により生じていたクロストーク信号を除去できることから、多層情報媒体において中間層の厚さを同一にでき、多層情報媒体の設計や製造プロセスが簡単になるという優れた効果が有る。
図1は本発明に係る再生装置の構成を示すブロック図である。
図2は、光ピックアップから照射されるレーザ光とその反射光の経路、及び再生装置の光ピックアップの概略構成を示す図である。
図3Aは第1検出器23aの出力信号RF1の波形を示す図である。
図3Bは第2検出器23bの出力信号RF2の波形を示す図である。
図3Cはゲイン可変アンプ14の出力信号RF2bの波形を示す図である。
図3Dは差動アンプ15の出力信号RF3の波形を示す図である。
図4は従来の課題を説明するための、多層情報媒体の断面図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の情報媒体の再生方法及び再生装置並びにそれに用いる光学的多層情報媒体の好ましい形態について説明する。
図1は本発明に係る情報媒体の再生装置の概略構成を示すブロック図である。
再生装置は多層情報媒体1に記録された情報を再生する装置である。再生装置は、多層情報媒体1を回転駆動するスピンドルモータ9と、多層情報媒体1にレーザ光を照射し、その反射光を受けて信号を出力する光ピックアップ10と、多層情報媒体1に事前に記録されているクロストーク情報を読み取るクロストーク情報検出回路13と、光ピックアップ10で検出された信号を増幅するゲイン可変アンプ14と、光ピックアップ10で検出された2つの信号の差分をとる差動アンプ15と、ゲイン可変アンプ14のゲインを調整するコントローラ16と、再生信号処理回路17とを備える。
以上の構成を有する再生装置は概ね次のような動作を行なう。光ピックアップ10が多層情報媒体1の読み取り対象の情報層にレーザビームを照射し、その反射光から、対象の情報層に記録された信号を検出する。検出された信号はゲイン可変アンプ14や差動アンプ15を経由してクロストーク信号が除去された後、再生信号処理回路17に入力され、所定の信号処理がなされてホストコンピュータ30等の外部機器に出力される。
本再生装置により情報が読み取られる多層情報媒体1は図1に示すように、第1情報層2a、第2情報層2b、及び第3情報層2cの3つの情報層を含む多層構造を有する。第1情報層2aが光源に最も近い層であり、第3情報層2cが光源に最も遠い層となる。各々の情報層2a〜2cは、実質的に同じ厚さの第1中間層4aと第2中間層4bで分離されている。
さらに、各々の情報層2a〜2cには、記録型の情報媒体に用いられる凹凸の溝をスパイラル状に設けたトラックや、再生専用に用いられるトラック方向に並んだ凹凸のピットが設けられた情報領域が形成される。情報領域には動画データやコンピュータのデータが格納される。また、各情報層2a〜2cには、情報の記録位置を管理するアドレス情報が予め形成されている。例えば、再生専用型の多層情報媒体の場合、アドレス情報が凹凸ピット中に情報信号と共に設けられる。また、記録型の多層情報媒体の場合、アドレス情報として、情報信号を記録するガイド溝をトラッキング方向にウォブルさせたウォブルアドレスや、又は、ガイド溝をセクタ単位で中断させ、その間に設けられたアドレスピットが用いられる。
多層情報媒体1は、特定の領域に、例えば、情報層上あるいはカートリッジ上に管理領域7を備えている。この管理領域7には、多層情報媒体1の種類、再生条件、あるいは、記録されている情報のファイル情報やディレクトリ情報等の管理情報が格納されている。
特に、本実施形態では、管理領域7において、各情報層2a〜2cにおける反射光量に対する、他の情報層からの反射光(クロストーク光)の漏れ込み量の割合を示した値であるクロストーク情報が格納されている。
クロストーク情報には、目的とする情報層以外の情報層に対する、光の入射側(光源側)と反対側の面の反射率情報と透過率情報、及び、光の入射側の面の反射率情報と透過率情報が含まれる。また、クロストーク情報として、各情報層の反射率や透過率を元に算出したアンプ14のゲイン値を用いてもよい。クロストーク情報は、製造段階で凹凸ピット形態として、または、書き込み可能な媒体の場合は記録マークとして、管理領域7に記録される。
例えば、クロストーク情報として、情報層が3層の場合は、光源から最も遠い位置にある第3情報層2cから2層以上光源側にある情報層(すなわち第1情報層)2aに対する、光の入射側と反対側の面の反射率情報と透過率情報、及び、第2情報層2bに対する、光の入射側面の反射率情報とが含まれる。光の入射側と反対側の面の第1情報層2aの反射率、透過率をr、pとし、光の入射側面の第2情報層2bの反射率をrとしたとき、アンプ14のゲインgはr×p×rとして求められる。
多層情報媒体1における管理領域7の好ましい配置例を説明する。管理情報が格納された管理領域7は、最も光源側の第1情報層2aにのみ設けるのが好ましい。これは、管理領域7を第1情報層2aに設けた場合、ビームスポットの本来の焦点(以下「第1焦点」という。)f1が第1情報層2a上に結ばれたときに、その他の情報層2b〜2c上には別の焦点(以下「第2焦点」という。)f2が結ばれないので、第2焦点f2の影響が除去され、管理領域7に格納されている管理情報が品質良く読みとれるからである。また、管理領域7を光源側から遠い側の第3情報層2cに配置する必要が生じた場合は、その他の情報層2a、2b上の管理領域7に対向する領域上には、情報を記録しないようにするのが好ましい。これは、ビームスポットが第3情報層2cに第1焦点f1を結び、かつ第1情報層2aに第2焦点f2を結んだ場合でも、第1情報層2aからの信号の漏れ込みをなくすことができるからである。
図2は、光ピックアップ10の再生光学系と、光ピックアップ10からの照射光とその反射光の経路を説明した図である。光ピックアップ10は対物レンズ21、検出レンズ22を有する。検出素子23は第1検出器23a及び第2検出器23bの2つの検出器を備える。
検出素子23内の各検出器の動作について説明する。第2検出器23bは、第1検出器23aの外側領域を受光領域とし、入射ビームが第2情報層2bで反射され第2焦点f2に集光された後、第1情報層2aを透過して光ピックアップ10内に戻った光を受光する。第1焦点f1及び第2焦点f2からの反射光は、対物レンズ21で平行光となり検出レンズ22で集光されるので、第1検出器23a内に収まる。一方、第1情報層2a上の第2焦点f2を通過した光は、対物レンズ21を経て拡散した光となり、検出レンズ22を経て第1検出器23aを含み、かつ第2検出器23bの広い範囲に入射する。第1検出器23aを第2検出器23bに対して十分小さく設計すれば、第2検出器23bは十分な量のクロストーク光を検出することが可能である。
第2検出器23bは受光した光を電気信号に変換する。すなわち、第1情報層2aの信号を電気信号RF2として出力する。出力された信号RF2は、ゲイン可変アンプ14に入力される。
次に、再生装置の詳細な動作について説明する。
本実施形態の再生装置は多層情報媒体1が装着されたときに多層情報媒体1の管理領域7からその多層情報媒体1に対するクロストーク情報を読み出す。再生装置は、その後の再生動作時に、読出したクロストーク情報に基いてゲイン可変アンプ14のゲインを調整し、再生信号に含まれるクロストーク信号成分をキャンセルする。以下、具体的に説明する。
多層情報媒体1がクランプ8に装着されると、スピンドルモータ9が回転し、多層情報媒体1はCAV(回転数一定)あるいはCLV(線速度一定)で回転する。光ピックアップ10は多層情報媒体1上の管理領域7にビームスポットを照射し、その反射光を第1検出器23aで受光する。反射光は、管理領域7に記録された情報に従って(例えば凹凸ピットあるいは情報層の反射率変化に従って)変調される。第1検出器23aは変調された反射光量を電気信号RF1として出力する。
クロストーク情報検出回路13は、第1検出器23aで検出された管理領域7からのRF1信号を入力して復調し、多層情報媒体1の各情報層のクロストーク情報を読み取り、コントローラ16に出力する。
コントローラ16は、読み取ったクロストーク情報に基づいてゲイン可変アンプ14の増幅値(ゲイン)を調整する。その際、コントローラ16は、ビームスポットがいずれの情報層に第1焦点f1を結んでいるかを多層情報媒体1の位置情報であるアドレスによって識別し、その識別結果に応じてゲイン可変アンプ14の増幅値を可変制御する。例えば、再生する情報層が第3情報層2cであれば、コントローラ16は、読み取ったクロストーク情報に基いて、クロストーク信号成分が十分にキャンセルされるようにゲイン可変アンプ14の増幅値を決定し、出力する。また、再生する情報層が第1情報層2aまたは第2情報層2bの場合、他の情報層からのクロストークは発生しないため、コントローラ16は、出力する増幅値を零とする。以上のようにしてクロストーク情報が取得される。
次に、再生時のクロストーク信号のキャンセル処理について説明する。なお、以下では、第3情報層2cに記録された情報を再生する場合を例として説明する。
図3A〜図3Dは再生動作時の再生装置各部の出力信号波形を示した図である。図3Aは第1検出器23aの出力信号RF1の波形、図3Bは第2検出器23bの出力信号RF2の波形、図3Cはゲイン可変アンプ14の出力信号RF2bの波形、図3Dは差動アンプ15の出力信号RF3の波形をそれぞれ示す。
コントローラ16が第3情報層2cの再生を要求すると、光ピックアップ10は、第3情報層2cにビームスポットをフォーカスジャンプさせ、第3情報層2c上の第1焦点f1に集光する。
第3情報層2cからの反射光は、光ピックアップ10中の第1検出器23aで受光され、第3情報層2cの再生信号として電気信号に変換される。また、光ビームLの一部は第2情報層2bで反射され、この反射光が第1情報層2a上の第2焦点f2に集光される。この第1情報層2aの第2焦点f2上に集光された光ビームの反射光は再び第2情報層2bで反射され、第1検出器23a上で受光される。以上の結果、第1検出器23aには、第3情報層2cからの反射光と第1情報層2aからの反射光の両方が入射し、第3情報層2cと第1情報層2aの信号が電気信号RF1に変換されて出力されることになる(図3A参照)。出力されたRF1信号は、差動アンプ15に入力される。
第2検出器23bは、第2情報層2bで反射され第2焦点f2に集光された後、第1情報層2aを透過して光ピックアップ10内に戻った反射光を受光し、電気信号RF2に変換して出力する(図3B参照)。電気信号RF2はクロストーク信号を含む。
第2検出器23bで受光される反射光により生成される信号(クロストーク信号)は、第1検出器23aで受光される反射光に対して1/20程度の強度の信号の微弱な信号となる。よって、第2検出器23bにより生成される信号は、第1検出器23aで検出される情報信号に含まれるクロストーク信号成分を十分にキャンセルするために、ゲイン可変アンプ14により適正なレベル(例えば20倍)に増幅され、信号RF2bとして出力される(図3C参照)。なお、ゲイン可変アンプ14の増幅度は前述のようにコントローラ16によって、クロストーク情報検出回路13により読み出されたクロストーク情報に基いて制御される。
差動アンプ15は第1検出器23aからの信号RF1とゲイン可変アンプ14で増幅された信号RF2bの差分を取る。つまり、第3情報層2cの信号成分と第1情報層2aの信号成分が含まれている信号RF1から、第1情報層2aの信号成分のみを含み、適正なレベルに増幅された信号RF2bを、信号RF1に同期させてキャンセルする。差動アンプ15は第3情報層2cの信号成分のみを含む信号RF3を再生信号処理回路17に出力する(図3D参照)。このようにして得られた信号RF3は、クロストーク信号成分がキャンセルされ、本来得たい情報の信号成分のみを含む信号となる。
再生信号処理回路17は信号RF3を復調やデコードし、動画データやコンピュータデータとして外部の装置(例えば、ホストコンピュータ30)へ出力したり、表示部(図示せず)に出力する。
以上のように、本実施形態では、第3情報層2cを再生する場合に、本来得たい第3情報層2cからの信号と第1情報層2aからの漏れ込み信号が合成された信号を受ける第1検出器23aの出力信号と、第1情報層2aからの漏れ込み信号を受ける第2検出器23bの出力信号とを検出し、第1情報層2aからの漏れ込み信号をキャンセルすることにより、第3情報層2cの信号のみを取り出して再生することができる。その結果、第3情報層2cの再生信号品質が向上する。
なお、上記の説明では、多層情報媒体1の再生装置への挿入時に、管理領域7からクロストーク情報を検出しているが、クロストーク情報の検出タイミングはこれに限らない。例えば、動作中、定期的にクロストーク情報を検出するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、情報層が3層からなる多層情報媒体を再生する場合について説明したが、情報層が4層以上の場合にも他の情報層からの反射光の漏れ込みが発生する。情報層が4層の場合は、光源から最遠の第4の情報層にビームスポットを集光させると、2つ光源側の第2の情報層に第2焦点を結ぶ。また、光源側から3つ目の第3の情報層にビームスポットを集光させると、最光源側である第1の情報層に第2焦点を結ぶ。すなわち、第n番目の情報層と第n−2番目の情報層間でクロストークが発生する。いずれの場合も、本実施の形態と同様に、メインの検出器である第1検出器23aの出力信号から、他層からのもれこみ信号を検出する第2検出器23bの出力信号を除去することで、目標とする情報層の再生信号の品質を向上することができる。
産業上の利用の可能性
本発明の再生方法及び再生装置は、目的の情報層以外の情報層からのクロストーク信号の影響を除去し、高品質の再生信号の生成を可能とするため、3層以上の記録層を含む多層情報媒体にレーザービームを照射して情報を再生する装置に適用できる。また、本発明の情報媒体はそのような再生装置に使用され得る。
本発明は、特定の実施形態について説明されてきたが、当業者にとっては他の多くの変形例、修正、他の利用が明らかである。それゆえ、本発明は、ここでの特定の開示に限定されず、添付の請求の範囲によってのみ限定され得る。
なお、本出願は日本国特許出願、特願2002−300107号(2002年10月15日提出)に関連し、それらの内容は参照することにより本文中に組み入れられる。
本発明は、3層以上の記録層を含む薄膜を基板上に備えた多層情報媒体上にレーザービーム等の高エネルギービームを照射することにより、多層情報媒体に対して情報を再生する技術に関する。
近年、高密度の情報が再生可能な光記録媒体や、この光記録媒体から情報を再生する光記録媒体の再生装置が商品化されている。さらに、高画質の動画を長時間再生することが可能な複数の情報層を備えた多層情報媒体やその再生装置の研究開発が活発に行われている。
多層情報媒体は、図4に示すように、複数の情報層(第1情報層2a、第2情報層2b、第3情報層2c)が樹脂からなる第1中間層4a及び第2中間層4bで分離されて設けられている。多層情報媒体の各情報層2a〜2cに記録された情報は、各々の情報層2a〜2cにレーザ光のスポットを集光させることにより読み取られる。
多層情報媒体から情報を再生する際に以下の問題が考えられる。
例えば、図4に示すように3層の情報層を備えた多層情報媒体1からの情報再生において、特に、第1中間層5と第2中間層6の厚さdが同じである場合、以下の問題が生じる。
レーザ光Lの入射側から最も遠い位置にある第3情報層2cに記録された情報を読み取るためには、第3情報層2cにレーザ光Lを集光させる必要がある。しかし、第3情報層2cにレーザ光Lを集光させると、レーザ光は第3情報層2cの焦点f1に集光する。それとともに、第2情報層2bによりレーザ光の一部が反射され、その反射した光が、レーザ光Lの入射側にある第1情報層2a上にも焦点f2を結ぶ。そして焦点f2からの反射光は、再び第2記録層2bで反射されるため、第3情報層2cの信号に第1情報層2aの信号が漏れ込む。それにより、多相情報媒体からの反射光からは、本来得たい第3情報層2cによる信号に加えて、第1情報層2aによる信号も検出され、第3情報層2cの信号品質が低下するという問題があった。
この問題を解決するため、各々の中間層の厚さを僅かに変えて第2焦点f2が第1情報層2a上から外れるようにするという提案が有る(例えば、特開2001−155380号公報参照)。
しかしながら、各々の中間層の厚さを異ならせる場合、中間層毎に製造プロセスを変更しなければならず、製造コストの上昇を招くという問題がある。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、複数の情報層を有する多相情報媒体からの情報再生において、本来再生すべき情報層以外の層からの信号を読み出さずに、本来再生すべき情報層からの信号のみを高品質に再生することを可能とする、再生装置及び再生方法並びに多相記録媒体を提供することを目的とする。
本発明に係る再生方法は、少なくとも3層以上の情報層を備えた多層情報媒体を再生する方法である。再生方法は、目的の情報層上に光源からレーザビームを集光し、目的の情報層からの反射光を主として検出して情報信号を生成し、目的の情報層以外の情報層からのクロストーク光を検出してクロストーク信号を生成し、目的の情報層からの情報信号から、クロストーク信号に応じた信号成分を除去して目的の情報層に記録された情報を示す再生信号を生成する。
再生方法において、所定情報に基いてクロストーク信号のゲインを調整し、そのゲインに基いてクロストーク信号を増幅してもよく、増幅したクロストーク信号をクロストーク信号に応じた信号成分として用いる。
所定情報は目的の情報層を再生する場合に他の情報層から漏れ込むクロストーク光の割合を表す情報であって、多層情報媒体に格納されていてもよい。その場合、所定情報は多層情報媒体から読み出されてもよい。
所定情報は、他の情報層における、光源側と反対側の面からレーザビームを照射したときの反射率及び透過率の情報を含むのが好ましい。
多層情報媒体が3つの情報層を有する場合、所定情報は2つの情報層に関する反射率及び透過率を含むのが好ましい。
本発明に係る再生装置は、少なくとも3層以上の情報層を備えた多層情報媒体を再生する装置である。再生装置は、多層情報媒体に記録された情報を読み取るために一の情報層にレーザビームを照射する光源と、一の情報層からの反射光を主として検出し、情報信号を生成する第1の検出器と、一の情報層以外の他の情報層からの反射光を検出し、クロストーク信号を生成する第2の検出器と、第1の検出器からの情報信号と第2の検出器からのクロストーク信号に応じて生成される信号との差分を取り、一の情報層に記録された情報を示す再生信号を生成する差動手段とを備える。
再生装置は、所定情報に基いてクロストーク信号のゲインを調整し、そのゲインに基いてクロストーク信号を増幅する増幅手段をさらに備えてもよい。そのとき、差動手段は第1の検出器からの情報信号と増幅手段による増幅されたクロストーク信号との差分を取る。
所定情報は、一の情報層を再生する場合に、光源側にある他の情報層から漏れ込むクロストーク光の割合を表すクロストーク情報であってもよい。多層情報媒体はその所定情報を格納する管理領域を備えてもよい。その場合、再生装置は、多層情報媒体の管理領域から所定情報を読み出すクロストーク情報検出手段をさらに備えてもよい。
好ましくは、第2の検出器を第1の検出器の周囲を取り囲むように設ける。
本発明に係る多層情報媒体は、少なくとも3層以上の情報層を備え、光源から照射されるレーザビームにより情報が再生される情報媒体であって、クロストーク情報を格納する管理領域を備える。クロストーク情報は、特定の情報層の再生時の、特定の情報層からの反射光に対する、光源側にある他の情報層から漏れ込むクロストーク光の割合を表す。
好ましくは、複数の情報層を分離する複数の中間層の厚さを実質的に等しくする。また、好ましくは、クロストーク情報は、他の情報層における光源の入射側と反対側の面からレーザビームを照射した場合の反射率情報を含む。また、好ましくは、管理領域を一の情報層に設け、他の情報層上の管理領域に対向する領域には情報を記録しないようにする。また、好ましくKは、管理領域を最も光源に近い情報層に設ける。
本発明によれば、3層以上の複数の記録層を有する多層情報媒体において再生対象の情報層を再生する場合に、他の情報層に結像した光の反射光の漏れ込み(クロストーク信号)を除去することで、対象の情報層の再生信号の品質を向上することができる。また、本発明により、多層情報媒体において同じ厚さの中間層により生じていたクロストーク信号を除去できることから、多層情報媒体において中間層の厚さを同一にでき、多層情報媒体の設計や製造プロセスが簡単になるという優れた効果が有る。
以下、添付の図面を参照して、本発明の情報媒体の再生方法及び再生装置並びにそれに用いる光学的多層情報媒体の好ましい形態について説明する。
図1は本発明に係る情報媒体の再生装置の概略構成を示すブロック図である。
再生装置は多層情報媒体1に記録された情報を再生する装置である。再生装置は、多層情報媒体1を回転駆動するスピンドルモータ9と、多層情報媒体1にレーザ光を照射し、その反射光を受けて信号を出力する光ピックアップ10と、多層情報媒体1に事前に記録されているクロストーク情報を読み取るクロストーク情報検出回路13と、光ピックアップ10で検出された信号を増幅するゲイン可変アンプ14と、光ピックアップ10で検出された2つの信号の差分をとる差動アンプ15と、ゲイン可変アンプ14のゲインを調整するコントローラ16と、再生信号処理回路17とを備える。
以上の構成を有する再生装置は概ね次のような動作を行なう。光ピックアップ10が多層情報媒体1の読み取り対象の情報層にレーザビームを照射し、その反射光から、対象の情報層に記録された信号を検出する。検出された信号はゲイン可変アンプ14や差動アンプ15を経由してクロストーク信号が除去された後、再生信号処理回路17に入力され、所定の信号処理がなされてホストコンピュータ30等の外部機器に出力される。
本再生装置により情報が読み取られる多層情報媒体1は図1に示すように、第1情報層2a、第2情報層2b、及び第3情報層2cの3つの情報層を含む多層構造を有する。第1情報層2aが光源に最も近い層であり、第3情報層2cが光源に最も遠い層となる。各々の情報層2a〜2cは、実質的に同じ厚さの第1中間層4aと第2中間層4bで分離されている。
さらに、各々の情報層2a〜2cには、記録型の情報媒体に用いられる凹凸の溝をスパイラル状に設けたトラックや、再生専用に用いられるトラック方向に並んだ凹凸のピットが設けられた情報領域が形成される。情報領域には動画データやコンピュータのデータが格納される。また、各情報層2a〜2cには、情報の記録位置を管理するアドレス情報が予め形成されている。例えば、再生専用型の多層情報媒体の場合、アドレス情報が凹凸ピット中に情報信号と共に設けられる。また、記録型の多層情報媒体の場合、アドレス情報として、情報信号を記録するガイド溝をトラッキング方向にウォブルさせたウォブルアドレスや、又は、ガイド溝をセクタ単位で中断させ、その間に設けられたアドレスピットが用いられる。
多層情報媒体1は、特定の領域に、例えば、情報層上あるいはカートリッジ上に管理領域7を備えている。この管理領域7には、多層情報媒体1の種類、再生条件、あるいは、記録されている情報のファイル情報やディレクトリ情報等の管理情報が格納されている。
特に、本実施形態では、管理領域7において、各情報層2a〜2cにおける反射光量に対する、他の情報層からの反射光(クロストーク光)の漏れ込み量の割合を示した値であるクロストーク情報が格納されている。
クロストーク情報には、目的とする情報層以外の情報層に対する、光の入射側(光源側)と反対側の面の反射率情報と透過率情報、及び、光の入射側の面の反射率情報と透過率情報が含まれる。また、クロストーク情報として、各情報層の反射率や透過率を元に算出したアンプ14のゲイン値を用いてもよい。クロストーク情報は、製造段階で凹凸ピット形態として、または、書き込み可能な媒体の場合は記録マークとして、管理領域7に記録される。
例えば、クロストーク情報として、情報層が3層の場合は、光源から最も遠い位置にある第3情報層2cから2層以上光源側にある情報層(すなわち第1情報層)2aに対する、光の入射側と反対側の面の反射率情報と透過率情報、及び、第2情報層2bに対する、光の入射側面の反射率情報とが含まれる。光の入射側と反対側の面の第1情報層2aの反射率、透過率をr1、p1とし、光の入射側面の第2情報層2bの反射率をr2としたとき、アンプ14のゲインgはr1×p1×r2として求められる。
多層情報媒体1における管理領域7の好ましい配置例を説明する。管理情報が格納された管理領域7は、最も光源側の第1情報層2aにのみ設けるのが好ましい。これは、管理領域7を第1情報層2aに設けた場合、ビームスポットの本来の焦点(以下「第1焦点」という。)f1が第1情報層2a上に結ばれたときに、その他の情報層2b〜2c上には別の焦点(以下「第2焦点」という。)f2が結ばれないので、第2焦点f2の影響が除去され、管理領域7に格納されている管理情報が品質良く読みとれるからである。また、管理領域7を光源側から遠い側の第3情報層2cに配置する必要が生じた場合は、その他の情報層2a、2b上の管理領域7に対向する領域上には、情報を記録しないようにするのが好ましい。これは、ビームスポットが第3情報層2cに第1焦点f1を結び、かつ第1情報層2aに第2焦点f2を結んだ場合でも、第1情報層2aからの信号の漏れ込みをなくすことができるからである。
図2は、光ピックアップ10の再生光学系と、光ピックアップ10からの照射光とその反射光の経路を説明した図である。光ピックアップ10は対物レンズ21、検出レンズ22を有する。検出素子23は第1検出器23a及び第2検出器23bの2つの検出器を備える。
検出素子23内の各検出器の動作について説明する。第2検出器23bは、第1検出器23aの外側領域を受光領域とし、入射ビームが第2情報層2bで反射され第2焦点f2に集光された後、第1情報層2aを透過して光ピックアップ10内に戻った光を受光する。第1焦点f1及び第2焦点f2からの反射光は、対物レンズ21で平行光となり検出レンズ22で集光されるので、第1検出器23a内に収まる。一方、第1情報層2a上の第2焦点f2を通過した光は、対物レンズ21を経て拡散した光となり、検出レンズ22を経て第1検出器23aを含み、かつ第2検出器23bの広い範囲に入射する。第1検出器23aを第2検出器23bに対して十分小さく設計すれば、第2検出器23bは十分な量のクロストーク光を検出することが可能である。
第2検出器23bは受光した光を電気信号に変換する。すなわち、第1情報層2aの信号を電気信号RF2として出力する。出力された信号RF2は、ゲイン可変アンプ14に入力される。
次に、再生装置の詳細な動作について説明する。
本実施形態の再生装置は多層情報媒体1が装着されたときに多層情報媒体1の管理領域7からその多層情報媒体1に対するクロストーク情報を読み出す。再生装置は、その後の再生動作時に、読出したクロストーク情報に基いてゲイン可変アンプ14のゲインを調整し、再生信号に含まれるクロストーク信号成分をキャンセルする。以下、具体的に説明する。
多層情報媒体1がクランプ8に装着されると、スピンドルモータ9が回転し、多層情報媒体1はCAV(回転数一定)あるいはCLV(線速度一定)で回転する。光ピックアップ10は多層情報媒体1上の管理領域7にビームスポットを照射し、その反射光を第1検出器23aで受光する。反射光は、管理領域7に記録された情報に従って(例えば凹凸ピットあるいは情報層の反射率変化に従って)変調される。第1検出器23aは変調された反射光量を電気信号RF1として出力する。
クロストーク情報検出回路13は、第1検出器23aで検出された管理領域7からのRF1信号を入力して復調し、多層情報媒体1の各情報層のクロストーク情報を読み取り、コントローラ16に出力する。
コントローラ16は、読み取ったクロストーク情報に基づいてゲイン可変アンプ14の増幅値(ゲイン)を調整する。その際、コントローラ16は、ビームスポットがいずれの情報層に第1焦点f1を結んでいるかを多層情報媒体1の位置情報であるアドレスによって識別し、その識別結果に応じてゲイン可変アンプ14の増幅値を可変制御する。例えば、再生する情報層が第3情報層2cであれば、コントローラ16は、読み取ったクロストーク情報に基いて、クロストーク信号成分が十分にキャンセルされるようにゲイン可変アンプ14の増幅値を決定し、出力する。また、再生する情報層が第1情報層2aまたは第2情報層2bの場合、他の情報層からのクロストークは発生しないため、コントローラ16は、出力する増幅値を零とする。以上のようにしてクロストーク情報が取得される。
次に、再生時のクロストーク信号のキャンセル処理について説明する。なお、以下では、第3情報層2cに記録された情報を再生する場合を例として説明する。
図3A〜図3Dは再生動作時の再生装置各部の出力信号波形を示した図である。図3Aは第1検出器23aの出力信号RF1の波形、図3Bは第2検出器23bの出力信号RF2の波形、図3Cはゲイン可変アンプ14の出力信号RF2bの波形、図3Dは差動アンプ15の出力信号RF3の波形をそれぞれ示す。
コントローラ16が第3情報層2cの再生を要求すると、光ピックアップ10は、第3情報層2cにビームスポットをフォーカスジャンプさせ、第3情報層2c上の第1焦点f1に集光する。
第3情報層2cからの反射光は、光ピックアップ10中の第1検出器23aで受光され、第3情報層2cの再生信号として電気信号に変換される。また、光ビームLの一部は第2情報層2bで反射され、この反射光が第1情報層2a上の第2焦点f2に集光される。この第1情報層2aの第2焦点f2上に集光された光ビームの反射光は再び第2情報層2bで反射され、第1検出器23a上で受光される。以上の結果、第1検出器23aには、第3情報層2cからの反射光と第1情報層2aからの反射光の両方が入射し、第3情報層2cと第1情報層2aの信号が電気信号RF1に変換されて出力されることになる(図3A参照)。出力されたRF1信号は、差動アンプ15に入力される。
第2検出器23bは、第2情報層2bで反射され第2焦点f2に集光された後、第1情報層2aを透過して光ピックアップ10内に戻った反射光を受光し、電気信号RF2に変換して出力する(図3B参照)。電気信号RF2はクロストーク信号を含む。
第2検出器23bで受光される反射光により生成される信号(クロストーク信号)は、第1検出器23aで受光される反射光に対して1/20程度の強度の信号の微弱な信号となる。よって、第2検出器23bにより生成される信号は、第1検出器23aで検出される情報信号に含まれるクロストーク信号成分を十分にキャンセルするために、ゲイン可変アンプ14により適正なレベル(例えば20倍)に増幅され、信号RF2bとして出力される(図3C参照)。なお、ゲイン可変アンプ14の増幅度は前述のようにコントローラ16によって、クロストーク情報検出回路13により読み出されたクロストーク情報に基いて制御される。
差動アンプ15は第1検出器23aからの信号RF1とゲイン可変アンプ14で増幅された信号RF2bの差分を取る。つまり、第3情報層2cの信号成分と第1情報層2aの信号成分が含まれている信号RF1から、第1情報層2aの信号成分のみを含み、適正なレベルに増幅された信号RF2bを、信号RF1に同期させてキャンセルする。差動アンプ15は第3情報層2cの信号成分のみを含む信号RF3を再生信号処理回路17に出力する(図3D参照)。このようにして得られた信号RF3は、クロストーク信号成分がキャンセルされ、本来得たい情報の信号成分のみを含む信号となる。
再生信号処理回路17は信号RF3を復調やデコードし、動画データやコンピュータデータとして外部の装置(例えば、ホストコンピュータ30)へ出力したり、表示部(図示せず)に出力する。
以上のように、本実施形態では、第3情報層2cを再生する場合に、本来得たい第3情報層2cからの信号と第1情報層2aからの漏れ込み信号が合成された信号を受ける第1検出器23aの出力信号と、第1情報層2aからの漏れ込み信号を受ける第2検出器23bの出力信号とを検出し、第1情報層2aからの漏れ込み信号をキャンセルすることにより、第3情報層2cの信号のみを取り出して再生することができる。その結果、第3情報層2cの再生信号品質が向上する。
なお、上記の説明では、多層情報媒体1の再生装置への挿入時に、管理領域7からクロストーク情報を検出しているが、クロストーク情報の検出タイミングはこれに限らない。例えば、動作中、定期的にクロストーク情報を検出するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、情報層が3層からなる多層情報媒体を再生する場合について説明したが、情報層が4層以上の場合にも他の情報層からの反射光の漏れ込みが発生する。情報層が4層の場合は、光源から最遠の第4の情報層にビームスポットを集光させると、2つ光源側の第2の情報層に第2焦点を結ぶ。また、光源側から3つ目の第3の情報層にビームスポットを集光させると、最光源側である第1の情報層に第2焦点を結ぶ。すなわち、第n番目の情報層と第n−2番目の情報層間でクロストークが発生する。いずれの場合も、本実施の形態と同様に、メインの検出器である第1検出器23aの出力信号から、他層からのもれこみ信号を検出する第2検出器23bの出力信号を除去することで、目標とする情報層の再生信号の品質を向上することができる。
本発明は、特定の実施形態について説明されてきたが、当業者にとっては他の多くの変形例、修正、他の利用が明らかである。それゆえ、本発明は、ここでの特定の開示に限定されず、添付の請求の範囲によってのみ限定され得る。
なお、本出願は日本国特許出願、特願2002−300107号(2002年10月15日提出)に関連し、それらの内容は参照することにより本文中に組み入れられる。
本発明の再生方法及び再生装置は、目的の情報層以外の情報層からのクロストーク信号の影響を除去し、高品質の再生信号の生成を可能とするため、3層以上の記録層を含む多層情報媒体にレーザービームを照射して情報を再生する装置に適用できる。また、本発明の情報媒体はそのような再生装置に使用され得る。
本発明に係る再生装置の構成を示すブロック図である。 光ピックアップから照射されるレーザ光とその反射光の経路、及び再生装置の光ピックアップの概略構成を示す図である。 第1検出器23aの出力信号RF1の波形を示す図である。 第2検出器23bの出力信号RF2の波形を示す図である。 ゲイン可変アンプ14の出力信号RF2bの波形を示す図である。 差動アンプ15の出力信号RF3の波形を示す図である。 従来の課題を説明するための、多層情報媒体の断面図である。
符号の説明
1 多層情報媒体
2a〜2c 情報層
4a、4b 中間層
9 スピンドルモータ
10 光ピックアップ
13 クロストーク検出回路
14 ゲイン可変アンプ
15 差動アンプ
16 コントローラ
17 再生信号処理回路
23 検出素子
23a 第1検出器
23b 第2検出器
30 ホストコンピュータ

Claims (15)

  1. 少なくとも3層以上の情報層を備えた多層情報媒体を再生する方法であって、
    目的の情報層上に光源からレーザビームを集光し、該目的の情報層からの反射光を主として検出して、情報信号を生成し、
    前記目的の情報層以外の情報層からのクロストーク光を検出して、クロストーク信号を生成し、
    前記目的の情報層からの情報信号から、前記クロストーク信号に応じた信号成分を除去して、前記目的の情報層に記録された情報を示す再生信号を生成することを特徴とする多層情報録媒体の再生方法。
  2. 所定情報に基いて前記クロストーク信号のゲインを調整し、該ゲインに基いてクロストーク信号を増幅し、
    前記増幅したクロストーク信号を、前記クロストーク信号に応じた信号成分として用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の多層情報録媒体の再生方法。
  3. 前記所定情報は前記目的の情報層を再生する場合に他の情報層から漏れ込むクロストーク光の割合を表す情報であって、前記多層情報媒体に格納されている場合に、
    前記所定情報を前記多層情報媒体から読み出すことを特徴とする請求項2記載の多層情報媒体の再生方法。
  4. 前記所定情報は、前記他の情報層における、光源側と反対側の面からレーザビームを照射したときの反射率及び透過率の情報を含むことを特徴とする請求項3記載の多層情報媒体の再生方法。
  5. 多層情報媒体が3つの情報層を有する場合、前記所定情報は2つの情報層に関する反射率及び透過率を含むことを特徴とする請求項3記載の多層情報媒体の再生方法。
  6. 前記クロストーク信号には、前記目的の層から光源側に2つ離れた層からの信号が含まれることを特徴とする請求項1記載の多層情報媒体の再生方法。
  7. 少なくとも3層以上の情報層を備えた多層情報媒体を再生する装置であって、
    多層情報媒体に記録された情報を読み取るために一の情報層にレーザビームを照射する光源と、
    前記一の情報層からの反射光を主として検出し、情報信号を生成する第1の検出器と、
    前記一の情報層以外の他の情報層からの反射光を検出し、クロストーク信号を生成する第2の検出器と、
    前記第1の検出器からの情報信号と、前記第2の検出器からのクロストーク信号に応じて生成される信号との差分を取り、前記一の情報層に記録された情報を示す再生信号を生成する差動手段と
    を備えたことを特徴とする多層情報媒体の再生装置。
  8. 所定情報に基いて前記クロストーク信号のゲインを調整し、該ゲインに基いてクロストーク信号を増幅する増幅手段をさらに備え、
    前記差動手段は、前記第1の検出器からの情報信号と、前記増幅手段による増幅されたクロストーク信号との差分を取ることを特徴とする請求項7記載の多層情報媒体の再生装置。
  9. 前記所定情報は、前記一の情報層を再生する場合に、光源側にある他の情報層から漏れ込むクロストーク光の割合を表すクロストーク情報であり、前記多層情報媒体は前記所定情報を格納する管理領域を備えており、
    前記再生装置は、前記多層情報媒体の管理領域から所定情報を読み出すクロストーク情報検出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項7記載の多層情報媒体の再生装置。
  10. 前記第2の検出器を、前記第1の検出器の周囲を取り囲むように設けたことを特徴とする請求項7記載の多層情報媒体の再生装置。
  11. 少なくとも3層以上の情報層を備え、光源から照射されるレーザビームにより情報が再生される情報媒体であって、
    特定の情報層の再生時の、特定の情報層からの反射光に対する、光源側にある他の情報層から漏れ込むクロストーク光の割合を表すクロストーク情報を格納する管理領域を備えたことを特徴とする多層情報媒体。
  12. 前記複数の情報層を分離する複数の中間層の厚さが実質的に等しいことを特徴とする請求項11記載の多層情報媒体。
  13. 前記クロストーク情報が、他の情報層における光源の入射側と反対側の面からレーザビームを照射した場合の反射率情報を含むことを特徴とする請求項11記載の多層情報媒体。
  14. 前記管理領域を一の情報層に設け、他の情報層上の前記管理領域に対向する領域には情報を記録しないことを特徴とする請求項11記載の多層情報媒体。
  15. 前記管理領域を最も光源に近い情報層に設けたことを特徴とする請求項11記載の多層情報媒体。
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