JPWO2003079230A1 - 情報配信方法、情報配信プログラムおよび情報配信装置 - Google Patents
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Abstract
映画館名とそこで鑑賞する予定の映画の上映開始時間とをクライアント(101)から受信すると、サーバー(100)は空き時間算出部(404)により当該開始時間までの空き時間を算出し、次に店舗ジャンル抽出部(406)により、当該空き時間内に利用可能な店舗のジャンルをまず特定する。その後、店舗抽出部(408)により上記ジャンルの店舗中、上記映画館からの往復所要時間などから見て実際に利用可能な店舗を特定し、Webページ作成部(410)で上記店舗の一覧を作成して送受信部(400)からクライアント(101)に返信する。
Description
技術分野
本発明は、ユーザの端末装置に対して任意の地点の周辺に存在する施設に関する情報を配信する情報配信方法、情報配信プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体および情報配信装置に関する。
背景技術
集客力のある映画館、劇場、球場などの施設の周辺には、従来から飲食店や雑貨店、書店などの各種店舗が建ち並び、いわば共存共栄の関係にある。開始までの待ち時間や終了後の帰途などに、観客らがこれらの店舗もあわせて利用するからである。
しかしながら、たとえば映画館が予想以上に混雑していて予定の回の上映が観られず、次の回に繰り下げざるを得ない場合などに、突発的なかつ比較的長い空き時間が生ずる場合がある。そして、この観客が周辺の地理に詳しければ、所望の店舗に直行して有意義に時間を過ごすことが可能であるが、そうでなければごく近くにある店舗で時間を潰したり、所望の店舗を探すために、多くの無駄な時間を費やしてしまうことになる。
一方、店舗側でも、自店の周辺で時間を持て余している潜在的な顧客があるにもかかわらず、存在をアピールすることができず集客に結びつけられずにいるという問題点があった。
本発明は上記従来技術による問題を解決するため、ユーザに予期しない空き時間が発生した場合などに当該時間を有効に活用するための情報を効率的に提供することが可能な情報配信方法、情報配信プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体および情報配信装置を提供することを目的としている。
発明の開示
上記目的を達成するために、本発明にかかる情報配信方法、情報配信プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体または情報配信装置は、ユーザの端末装置に対して任意の地点の周辺に存在する施設に関する情報を配信する情報配信方法、情報配信プログラムまたは情報配信装置において、前記地点を特定するための位置情報を前記端末装置から受信し、前記地点に前記ユーザが到達すべき時刻を特定するための時間情報を前記端末装置から受信し、現在時刻から前記時間情報により特定される時刻までの残存時間を算出し、前記位置情報により特定される地点の周辺に存在する施設のうち、前記残存時間の範囲内で利用可能な施設を特定し、特定された施設に関する情報を前記端末装置に送信することを特徴とする。
また、本発明にかかる情報配信方法、情報配信プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体または情報配信装置は、前記位置情報により特定される地点の周辺に存在する施設のうち、当該地点から各施設までの往復所要時間と各施設の利用時間との和が前記残存時間の範囲内である施設を利用可能な施設として特定することを特徴とする。
また、本発明にかかる情報配信方法、情報配信プログラムまたは情報配信装置は、前記位置情報が任意の映画館の名称であるとともに、前記時間情報が前記映画館で映画の上映が開始される時刻であることを特徴とする。
これらの発明によって、まずユーザがある地点に到達していなければならない時刻(別の地点からそこに着く場合やそこを出て再び戻る場合を含む)までの残存時間が算出され、つぎに当該地点の周辺に立地する各種施設のうち、当該地点から各施設までの往復所要時間と各施設の利用に標準的にかかる時間との和が上記残存時間内である施設のみが抽出されて、その施設の所在地などの情報がユーザの端末装置に配信される。
発明を実施するための最良の形態
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる情報配信方法、情報配信プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体および情報配信装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(システム構成)
まず、本実施の形態にかかる情報配信システムのシステム構成について説明する。第1図は、本実施の形態にかかる情報配信システムのシステム構成を示す説明図である。第1図において、100は本発明の実施の形態による情報配信装置たるサーバーであり、101はそのクライアントたる各種の携帯端末であり、102はクライアント101への/からの無線電波を送受信する無線基地局であり、103はインターネットである。なお、サーバー100は直接、クライアント101は無線基地局102を介して、それぞれインターネット103に接続されている。
(サーバー100のハードウエア構成)
つぎに、本実施の形態にかかるサーバー100のハードウエア構成について説明する。第2図は、本実施の形態にかかるサーバー100のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
第2図において、サーバー100はCPU201と、ROM202と、RAM203と、HDD(ハードディスクドライブ)204と、HD(ハードディスク)205と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)206と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)207と、ディスプレイ208と、I/F(インターフェース)209と、キーボード211と、マウス212と、スキャナ213と、プリンタ214と、を備えている。また、各構成部はバスまたはケーブル200によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU201はサーバー100の全体の制御を司る。ROM202は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。HDD204は、CPU201の制御にしたがってHD205に対するデータのリード/ライトを制御する。HD205は、HDD204の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する。
FDD206は、CPU201の制御にしたがってFD207に対するデータのリード/ライトを制御する。FD207は、FDD206の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶したり、記憶しているデータをFDD206の磁気ヘッドに読み取らせたりする。着脱可能な記録媒体としては、FD207のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO(Magneto Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリーカードなどであってもよい。ディスプレイ208は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータに関するウインドウを表示する。たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどである。
I/F209は、通信回線210を通じてインターネット103に接続され、インターネット103を介して、クライアント101を始めとする他の情報処理装置に接続される。そして、I/F209はインターネット103と装置内部とのデータの送受信を司り、他の情報処理装置との間のデータの入出力を制御する。I/F209は、たとえばモデムなどである。
キーボード211は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、装置内部へのデータの入力をおこなう。タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス212は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウインドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様の機能を備えるものであれば、トラックボール、ジョイスティック、十字キー、ジョグダイヤルなどであってもよい。
スキャナ213は、画像を光学的に読み取り、装置内に画像データとして取り込む。プリンタ214は、たとえばレーザプリンタ、インクジェットプリンタなどであって、画像データや文書データを印刷する。
(クライアント101のハードウエア構成)
つぎに、本実施の形態にかかるクライアント101のハードウエア構成について説明する。第3図は、本実施の形態にかかるクライアント101のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。なお、ここではクライアント101として携帯電話機を想定しているが、これは一例であって、たとえばPDA(Personal Digital Assistant)やノート型PC(Peesonal Computer)などであってもよい。
第3図において、クライアント101はCPU301と、ROM302と、RAM303と、ディスプレイ304と、通信制御部305と、テンキー306と、カーソル指示部307と、マイク308と、スピーカ309と、を備えている。また、各構成部はバス300によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU301はクライアント101の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。ディスプレイ304は、たとえばTFT液晶ディスプレイなどであって、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。
通信制御部305は、無線基地局102との電波の送受信を制御し、無線基地局102によりインターネット103に接続されるとともに、インターネット103を介してサーバー100に接続される。そして、通信制御部305はインターネット103と装置内部とのデータの送受信を司り、サーバー100との間のデータの入出力を制御する。
テンキー306は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、装置内部へのデータの入力をおこなう。カーソル指示部307は、カーソルの移動や範囲選択などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様の機能を備えるものであれば、十字キー、ジョグダイヤルなどであってもよい。マイク308は、入力した音声を電気信号に変換する。スピーカ309は入力した電気信号を音声に変換して出力する。マイク308、スピーカ309のいずれも電話機としての機能を備えたものである。
(サーバー100およびクライアント101の機能的構成)
つぎに、本実施の形態にかかる情報配信システムの機能的構成について説明する。第4図は、本実施の形態にかかる情報配信システムの機能的構成を示す説明図である。第4図において、サーバー100は送受信部400と、Webページ管理部401と、映画館テーブル402と、上映時刻検索部403と、空き時間算出部404と、利用時間テーブル405と、店舗ジャンル抽出部406と、店舗テーブル407と、店舗抽出部408と、検索結果テーブル409と、Webページ作成部410とを含む構成である。また、クライアント101は送受信部411と、入力部412と、表示部413とを含む構成である。
第4図において、まずサーバー100の送受信部400は、サーバー100とその外部とのデータの送受信を制御する。送受信部400は、たとえば第2図に示したI/F209と、RAM203に読み込まれたそのドライバにより実現される。なお、送受信部400が送受信するデータの内容については後述する。
Webページ管理部401は、第11図で後述するような外観を有するWebページの構成ファイルを保持しており、送受信部400が当該ページの送信要求を受信した場合に、その構成ファイルを読み出して送受信部400に引き渡す。Webページ管理部401は、たとえば第2図に示したHD205と、それを制御するHDD204とにより実現される。
映画館テーブル402は、第5図に示すように「映画館名」「映画館所在地」「上映開始時刻」「映画タイトル」の4つの項目からなるテーブルである。図示するテーブルは、あらかじめ本装置による情報配信サービスを運営する管理者が、映画館や業者団体、各種情報誌などから取得した/提供された映画館の名称や所在地、上映する映画のタイトルや上映開始時刻などの情報を基礎に作成しておくものである。なお、映画館テーブル402はたとえば第2図に示したHD205に保持されている(さらにそこからRAM203に読み出されているのであってもよい)。
上映時刻検索部403は、後述のようにクライアント101のユーザが映画館名と映画タイトルとを通知してきたときに、第5図に示した映画館テーブル402の「映画館名」フィールドを検索して、通知された映画館名と同じ値を持つレコードを特定する。そして、特定したレコードの「上映開始時刻」フィールドの値、すなわち上記映画館で上記タイトルの映画の上映が開始される時刻(正確には「上映開始時刻」であるが、以下では省略して「上映時刻」ともいう)を読み出し、読み出した上映時刻を送受信部400に引き渡す。なおこの上映時刻検索部403は、たとえば第2図に示したHD205、FD207などに格納されたプログラムを、CPU201がRAM203に読み出して実行することにより実現される。
空き時間算出部404は、後述のようにクライアント101のユーザが映画館名、映画タイトルおよびその上映時刻を通知してきたときに、現在時刻から当該映画館で当該タイトルの映画が上映されるまでの時刻、すなわち上映開始までの空き時間(残存時間と言ってもよい)を算出する。
(空き時間)=(通知された映画の上映時刻−現在時間)
なおこの空き時間算出部404は、たとえば第2図に示したHD205、FD207などに格納されたプログラムを、CPU201がRAM203に読み出して実行することにより実現される。
利用時間テーブル405は、第6図に示すように「店舗ジャンル」および「店舗利用時間」の2つの項目からなるテーブルである。図示するテーブルは、あらかじめ本装置による情報配信サービスを運営する管理者が作成しておくものである。「店舗ジャンル」とは各種店舗の種類を表しており、たとえばレストラン、喫茶店、書店、CD店などである。
また、「店舗利用時間」とは各ジャンルの店舗を利用するのに標準的・平均的にかかると予想される時間(正確には「店舗利用時間」であるが、以下では省略して「利用時間」ともいう)を表しており、たとえばレストランで飲食するなら60分程度、喫茶店で飲食するなら30分程度と見積もられている。なお、この利用時間は上記運営者が任意に定めるものである。この利用時間テーブル405は、たとえば第2図に示したHD205に保持されている(また、さらにそこからRAM203に読み出されているのであってもよい)。
店舗ジャンル抽出部406は、空き時間算出部404により算出された空き時間の範囲で利用可能な店舗のジャンルを特定する。すなわち、第6図に示した利用時間テーブル405の「店舗利用時間」フィールドを順次参照して、利用時間が空き時間算出部404により算出された空き時間以下のレコードがあれば、当該レコードを店舗ジャンル抽出用の一時テーブルに書き出す。したがって、この一時テーブルは利用時間テーブル405のサブセットとなる。また、当該一時テーブル内の各レコードの「店舗ジャンル」フィールドの値が、上記空き時間内に利用可能な店舗のジャンルを示している。
店舗テーブル407は、第7図に示すように「店舗名」「店舗所在地」「店舗ジャンル」「映画館名」および「往復所要時間」の5つの項目からなるテーブルである。図示するテーブルは、あらかじめ本装置による情報配信サービスを運営する管理者が、各店舗からの登録依頼を受けて作成しておくものである。あるいは、登録用のフォームをインターネット103で公開し、当該フォームを介して各店舗が自由に上記各項目を店舗テーブル407に登録できるようにしてもよい。
第7図において、「店舗名」は各店舗の名称、「店舗所在地」は各店舗の所在地である。「店舗ジャンル」は各店舗の種類を表しており、利用時間テーブル405にいう「店舗ジャンル」と同じものである。「映画館名」は各店舗の近辺にある映画館の名称であり、通常は最寄りの映画館であるが、必ずしも最寄りの映画館でなくともよい。また「往復所要時間」とは、「映画館名」フィールドに設定された映画館から各店舗まで徒歩で往復した場合の所要時間である(正確には「往復所要時間」であるが、以下では省略して「往復時間」ともいう)。この店舗テーブル407は、たとえば第2図に示したHD205に保持されている(また、さらにそこからRAM203に読み出されているのであってもよい)。
店舗抽出部408は、店舗ジャンル抽出部406により抽出された各ジャンルの店舗のうち、上記空き時間の範囲で実際に利用可能な店舗を特定する。すなわち、第7図に示した店舗テーブル407の「店舗ジャンル」「映画館名」「往復所要時間」フィールドを順次参照して、(1)「店舗ジャンル」フィールドの値が店舗ジャンル抽出部406により抽出されたいずれかのジャンルと一致し、かつ(2)「映画館名」フィールドの値がユーザが通知してきた映画館名と一致し、かつ(3)当該店舗の利用時間と当該店舗までの往復時間との和が空き時間算出部404により算出された空き時間の範囲内であるようなレコードがあれば、当該レコードを店舗抽出用の一時テーブルに書き出す。したがって、この一時テーブルは店舗テーブル407のサブセットとなる。また、当該一時テーブル内の各レコードの「店舗名」フィールドの値が、上記空き時間内に利用可能な店舗を示している。
検索結果テーブル409は、店舗抽出部408により作成された上記一時テーブルを結合したものである。第8図に示すように、検索結果テーブル409も店舗テーブル407のサブセットとなる。この検索結果テーブル409は恒常的なものではなく、クライアント101からの要求を受けて随時RAM203上に作成され、後述するWebページ作成部410により検索結果ページが作成された後は随時消去される。
Webページ作成部410は、検索結果テーブル409を参照して、第16図で後述するような外観を有するWebページを作成し、当該ページを送受信部400に引き渡す。このWebページ作成部410は、たとえば第2図に示したHD205、FD207などに格納されたプログラムを、CPU201がRAM203に読み出して実行することにより実現される。
つぎに、クライアント101の送受信部411は、クライアント101とその外部とのデータの送受信を制御する。送受信部411は、たとえば第3図に示した通信制御部305により実現される。なお、送受信部411が送受信するデータの内容については後述する。
入力部412は、ユーザからの各種操作を受け付けて、文字列などのデータや各種のコマンドをクライアント101に入力する。入力部412は、たとえば第3図に示したテンキー306やカーソル指示部307により実現される。また、表示部413は送受信部411から受信したWebページや、入力部412から入力した文字列などを画面表示する。表示部413は、たとえば第3図に示したディスプレイ304により実現される。
(本システムにおける情報配信処理)
つぎに、本実施の形態にかかる情報配信システムにおける、情報配信処理の手順について説明する。第9図は、本実施の形態にかかる情報配信システムにおける、情報配信処理の手順を示すフローチャートである。第9図に示すように、本システムにおける情報配信処理は(1)検索条件入力処理(ステップS901)、(2)空き時間算出処理(ステップS902)、(3)店舗ジャンル抽出処理(ステップS903)、(4)店舗抽出処理(ステップS904)、(5)検索結果出力処理(ステップS905)の大きく5つのステップからなる。以下、順次説明する。
第10図は、第9図に示したフローチャート中、ステップS901における検索条件入力処理の手順を詳細に示すフローチャートである。第10図において、まず、クライアント101のユーザはその入力部412を操作して、サーバー100上のWebページすなわちサーバー100のWebページ管理部401が保持しているWebページのURLを入力する。そして、ユーザによるいずれかのキーの押下を契機として、クライアント101の送受信部411は入力部412から引き渡された上記URLを含むWebページの送信要求、すなわち当該ページを構成するファイル群の転送要求を無線基地局102に対して送出する(ステップS1001)。
上記要求は無線基地局102およびインターネット103を経由して、最終的にサーバー100の送受信部400により受信される。そしてWebページの送信要求を受信した場合、サーバー100のWebページ管理部401は当該要求中のURLで特定されるWebページの構成ファイルを送受信部400に引き渡し、送受信部400によりこれらのファイルがインターネット103に送出される(ステップS1002)。
上記ファイルはインターネット103および無線基地局102を経由して、最終的にクライアント101の送受信部411により受信される。そして、クライアント101は受信したこれらのファイルをその表示部413により、一つのWebページとして画面表示する(ステップS1003)。第11図は、このステップS1003におけるクライアント101の表示画面の一例を示す説明図である。
つぎに、クライアント101のユーザは第11図に示した画面中、映画館入力エリア1100にカーソルを移動して、任意の映画館の名称(たとえば「横浜ムービー」)を入力する。さらに、その下の映画タイトル入力エリア1101にカーソルを移動して、当該映画館で鑑賞しようとしている映画のタイトル(たとえば「ABC…」)を入力する。そして、さらにその下の検索ボタン1102を押下することで、上記で入力した映画館名と映画タイトルとを送受信部411からサーバー100に送信する(ステップS1004)。
送信された映画館名と映画タイトルとは無線基地局102およびインターネット103を経由してサーバー100の送受信部400により受信される(ステップS1005)。そして、送受信部400はこれらの映画館名と映画タイトルとを上映時刻検索部403に引き渡し、これを受けた上映時刻検索部403は、映画館テーブル402を参照して上記映画館で上記タイトルの映画が上映される開始時刻を読み出す。読み出された上映時刻はつぎに送受信部400に引き渡され、無線基地局102およびインターネット103を経由してクライアント101に送信される(ステップS1006)。
クライアント101では、その送受信部411により上記上映時刻を受信するとともに、その表示部413により、第11図に示した画面の上映時刻リスト1103内に当該上映時刻をはめこんで表示する(ステップS1007)。第12図は、このステップS1007におけるクライアント101の表示画面の一例を示す説明図である。第12図において、上映時刻リスト1103の下矢印ボタンを押下すると、第13図に示すように、サーバー100から送信されてきたすべての上映時刻を一覧表示させることができる。
この上映時刻リスト1103から、クライアント101のユーザはいずれか一つの上映時刻を選択のうえ、確定ボタン1104を押下することで、映画館名、映画タイトルおよび選択した上映時刻を送受信部411からサーバー100に送信する(ステップS1008)。
なお、映画タイトルの送信は必須ではなく、少なくとも映画館名と上映時刻とが含まれていればよい。この映画館名は、ある任意の地点を特定するための情報、また上映時刻は、上記地点にユーザが到達すべき時刻(再び戻っているべき時刻を含む)を特定するための情報とも言うことができる。逆に言えば、上記地点や上記時刻が特定できる情報であれば、その形式はどのようなものであってもよい。たとえば、映画館名の代わりに現在位置の緯度・経度などを送信するようにしてもよい。しかし、この場合は、店舗テーブルにも映画館名に対応する緯度・経度等を位置情報として持つ必要がある。ステップS904の店舗抽出処理で使用するためである。そして、サーバー100がその送受信部400により上記情報を受信した時点で(ステップS1009)、第9図のステップS901における検索条件処理は終了し、つぎに同図ステップS902の空き時間算出処理がおこなわれる。
サーバー100が受信した上記情報はその送受信部400から空き時間算出部404に引き渡され、これを受けた空き時間算出部404は、つぎに現在時刻と上記情報中の上映時刻との差、すなわち上映開始までの空き時間を算出して、算出した空き時間を送受信部400から引き渡された上記情報とともに店舗ジャンル抽出部406に引き渡す(ステップS902)。
そして、これを受けた店舗ジャンル抽出部406により、つぎに上記空き時間内で利用可能な店舗のジャンルの抽出処理がおこなわれる。第14図は、第9図に示したフローチャート中、ステップS903における店舗ジャンル抽出処理の手順を詳細に示すフローチャートである。
店舗ジャンル抽出部406は、まず現在注目しているのが利用時間テーブル405内の何番目のレコードであるかを示す変数nを初期化する(ステップS1401)。つぎに、利用時間テーブル405のn番目のレコードを読み出し(ステップS1402)、当該レコード中の「店舗利用時間」のフィールドに設定されている利用時間が、空き時間算出部404から引き渡された空き時間の範囲内であるかどうかを判定する(ステップS1403)。
そして、利用時間が空き時間以下であった場合(ステップS1403:Yes)、当該n番目のレコードを店舗ジャンル抽出用の一時テーブルに書き出す(ステップS1404)。なお、利用時間が空き時間より長かった場合は(ステップS1403:No)、上記テーブルへの書き出しはおこなわない(そのままステップS1405に移行する)。
続いて変数nを1つインクリメントするとともに(ステップS1405)、インクリメント後のnが、利用時間テーブル405に保持されたレコードの総数以下であるかどうかを判定する(ステップS1406)。そして、nが利用時間テーブル405のレコード総数以下であれば(ステップS1406:Yes)、続けてn番目のレコード、すなわち上記テーブル内の次のレコードについて上述の処理を繰り返す(ステップS1402に戻る)。また、nが利用時間テーブル405のレコード総数を上回っていれば(ステップS1406:No)、上記一時テーブル内のレコードをその「店舗利用時間」フィールドの降順で並び替える、すなわち利用時間の長いもの順に並び替える(ステップS1407)。
上記のようにして、第9図のステップS903における店舗ジャンルの抽出処理が終了すると、つぎに同図ステップS904の店舗抽出処理がおこなわれる。第15図は、第9図に示したフローチャート中、ステップS904における店舗抽出処理の手順を詳細に示すフローチャートである。この店舗抽出処理は、もっぱらサーバー100の店舗抽出部408によりおこなわれる。
店舗抽出部408は、まず現在注目しているのが店舗ジャンル抽出部406により作成された、店舗ジャンル抽出用の一時テーブル内の何番目のレコードであるかを示す変数iを初期化するとともに(ステップS1501)、当該テーブル内のi番目のレコードを読み出す(ステップS1502)。つぎに、現在注目しているのが店舗テーブル407内の何番目のレコードであるかを示す変数kを初期化するとともに(ステップS1503)、当該テーブル内のk番目のレコードを読み出す(ステップS1504)。
そして、上記k番目のレコードの「店舗ジャンル」フィールドの値が、上記i番目のレコードの「店舗ジャンル」フィールドの値と一致するかどうかを判定し(ステップS1505)、これらが一致していれば(ステップS1505:Yes)、さらに上記k番目のレコードの「映画館名」フィールドの値が、第9図のステップS901における検索条件入力処理の最後で受信した映画館名、すなわちクライアント101のユーザが選択した映画館名と一致するかどうかを判定する(ステップS1506)。
そして、これらも一致していれば(ステップS1506:Yes)、つぎに上記k番目のレコードの「往復所要時間」フィールドの値が、第9図のステップS902で算出された空き時間から、上記i番目のレコードの「店舗利用時間」フィールドの値を減算した時間以下であるかどうかを判定する(ステップS1507)。すなわち、k番目のレコードにある店舗までの映画館からの往復時間と、当該店舗を利用するのに必要な時間とを加算した値が、上映開始までの空き時間の範囲内であるかどうかを判定する。
そして、映画館からの往復時間が空き時間から利用時間を減算した時間以下であれば(ステップS1507:Yes)、上記k番目のレコードを店舗抽出用の一時テーブルに書き込む(ステップS1508)。
その後変数kを1つインクリメントするとともに(ステップS1509)、インクリメント後のkが、店舗テーブル407に保持されたレコードの総数以下であるかどうかを判定する(ステップS1510)。そして、kが店舗テーブル407のレコード総数以下であれば(ステップS1510:Yes)、続けて上記テーブル内のk番目のレコード、すなわち次のレコードについて上述の処理を繰り返す(ステップS1504に戻る)。
また、kが店舗テーブル407のレコード総数を上回っていれば(ステップS1510:No)、ステップS1508で作成された店舗抽出用の一時テーブル内のレコードを、その「往復所要時間」フィールドの昇順で並び替える、すなわち往復時間の短いもの順に並び替える(ステップS1511)。そして、並び替え後の上記テーブル内のレコードを検索結果テーブル409に書き出す(ステップS1512)。
その後、今度は変数iを1つインクリメントするとともに(ステップS1513)、インクリメント後のiが、店舗ジャンル抽出用の一時テーブルに保持されたレコードの総数以下であるかどうかを判定する(ステップS1514)。そして、iが上記一時テーブルのレコード総数以下であれば(ステップS1514:Yes)、続けて上記テーブル内のi番目のレコード、すなわち次のレコードについて上述の処理を繰り返す(ステップS1502に戻る)。
また、iが店舗ジャンル抽出用の一時テーブルに保持されたレコードの総数を上回っていれば(ステップS1514:No)、その時点で第9図のステップS904における店舗抽出処理は終了し、つぎに同図ステップS905の検索結果出力処理がおこなわれる。
店舗抽出部408により作成された検索結果テーブル409はWebページ作成部410により参照され、Webページ作成部410は当該テーブル内のデータから、クライアント101に送信するための検索結果ページ(利用可能な店舗の一覧からなるWebページ)を作成する。そして、当該ページが送受信部400から、インターネット103および無線基地局102を経由してクライアント101の送受信部411により受信され、さらにその表示部413により、第16図に示すように画面表示される(ステップS905)。
第16図に示す検索結果ページにおいて、検索結果一覧1600中の各レコードの順序は、第8図に示した検索結果テーブル409での各レコードの順序と同様である。この順序であるが、まず「店舗ジャンル」項目に注目すると各種店舗はジャンル別にまとめられており、最上位に「レストラン」、その下に「書店」「喫茶店」が続いている。そして、第6図に示した利用時間テーブル405から分かるように、この順序は利用時間の長いジャンルの順となっている。また、検索結果一覧1600の「往復所要時間」項目に注目すると、同じジャンルすなわち利用時間が同一の店舗なら、書店「GGG…」よりも往復時間の短い書店「HHH…」のほうが上に位置していることが分かる。
このような順序となるのは上述のように、まず利用時間テーブル405から抽出した店舗ジャンルと利用時間との組を利用時間の降順にソートし(第14図ステップS1407)、その後ジャンルを上から、すなわち利用時間の長いものから一つずつ取り出して、店舗テーブル407中の同じジャンルの店舗を抽出して往復時間の昇順にソートした上(第15図ステップS1511)、検索結果テーブル409に順次追記してゆく(第15図ステップS1512)ためである。
なお、第16図中地図ボタン1601を押下すると、各ボタンのすぐ左隣に表示されている店舗と、ユーザの指定した映画館とを含む詳細地図を表示させることができる。
上述した実施の形態ではもっぱら映画館で予期しない空き時間が発生した場合を念頭に置いているが、同様の事態は劇場や球場など、特定の時間に何かが開始するような他の文化施設でも発生し、あるいは予定していた新幹線や飛行機が満席で乗れないなど、各種交通機関の駅・ターミナルなどでも発生することがある。したがって、本発明を拡張して、映画館に限らず種々の施設の周辺の店舗情報を提供するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態で提供する情報は各店舗の名称、所在地、ジャンル、往復所要時間および周辺地図であるが、これに限らずたとえば各店舗の今日の特売品やサービスメニュー、店長の挨拶や雑誌での紹介記事、ホームページのURLなどといった広告情報もあわせて提供するようにしてもよい。さらに、情報提供の対象は必ずしも店舗でなくてもよく、美術館や図書館などの文化施設、公園や植物園などの野外施設、あるいは名所旧跡などであってもよい。
さらに、上述した実施の形態では店舗ジャンルごとの利用時間を固定的なものとしたが、たとえばレストランで飲食するのに60分で足りないユーザもあれば60分を持て余すユーザもあるので、個々のユーザがあらかじめ自己にとっての利用時間を各ジャンルにつき設定しておけるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では利用可能な店舗であればジャンルを問わずユーザに提示するようにしたが、ユーザによっては喫茶店に行くくらいなら書店に行く、自宅に食事の用意があるので外食はしないなど、利用するジャンルとしないジャンルとが決まっている場合もあるので、どのジャンルの店舗の情報が必要かを個々のユーザがあらかじめ設定できるようにしてもよい。
また、たとえばユーザごとに興味のあるキーワードなどをあらかじめ登録できるようにしておき、サーバー100は利用可能な店舗のうち、問い合わせ元のユーザが興味を示しそうなものだけを選別して(あるいは、当該ユーザが興味を示しそうなものを優先的に)提供するようにしてもよい。さらに、情報提供される店舗の個数の上限(たとえば10店舗まで、など)をユーザがあらかじめ設定できるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態ではある店舗が利用可能かどうかを、起点となる映画館から当該店舗までの往復所要時間と、当該店舗のジャンルから見て標準的にその利用にかかると予測される時間とにもとづいて判定したが、たとえば各店舗の営業時間や休日などの情報も店舗テーブル407にあわせて保持しておき、今現在その店舗が実際に開店しているのかどうかなども勘案して利用の可否を判定するようにしてもよい。
なお、本実施の形態における情報配信方法はあらかじめ用意されたプログラムがパーソナルコンピュータ、ワークステーションなどの各種のコンピュータ上で実行されることにより実現されるが、このプログラムはHD、FD、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な各種の記録媒体に記録され、当該記録媒体によって配布することができるほか、インターネットなどのネットワークを介して配布することも可能である。
以上説明したように本発明によれば、まずユーザがある地点に到達していなければならない時間(別の地点からそこに着く場合やそこを出て再び戻る場合を含む)までの残存時間が算出され、つぎに当該地点の周辺に立地する各種施設のうち、当該地点から各施設までの往復所要時間と各施設の利用に標準的にかかる時間との和が上記残存時間内であるようなもののみが抽出されて、その所在地などの情報がユーザの端末装置に配信されるので、ユーザに予期しない空き時間が発生した場合などに当該時間を有効に活用するための情報を効率的に提供することができるという効果を奏する。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明にかかる情報配信方法、情報配信プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体および情報配信装置は、インターネットに接続可能な携帯電話機などの携帯型情報端末装置を用いた各種情報の配信に有用であり、特に、映画館などの施設の混雑などが原因で予期しない空き時間が発生した場合に、ユーザの携帯電話機などに対して、施設の周辺に立地する各種店舗のうち当該空き時間内に利用可能なものの情報を配信することで、ユーザによる情報収集の効率化と施設周辺の店舗の集客力の向上を図ることに適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本実施の形態にかかる情報配信システムのシステム構成を示す説明図であり、第2図は、本実施の形態にかかるサーバー100のハードウエア構成の一例を示すブロック図であり、第3図は、本実施の形態にかかるクライアント101のハードウエア構成の一例を示すブロック図であり、第4図は、本実施の形態にかかる情報配信システムの機能的構成を示す説明図であり、第5図は、本実施の形態にかかる映画館テーブル402のデータ構成を示す説明図であり、第6図は、本実施の形態にかかる利用時間テーブル405のデータ構成を示す説明図であり、第7図は、本実施の形態にかかる店舗テーブル407のデータ構成を示す説明図であり、第8図は、本実施の形態にかかる検索結果テーブル409のデータ構成を示す説明図であり、第9図は、本実施の形態にかかる情報配信システムにおける、情報配信処理の手順を示すフローチャートであり、第10図は、本実施の形態にかかる情報配信システムにおける、検索条件入力処理の手順を示すフローチャートであり、第11図は、クライアント101における表示画面の一例(初期画面)を示す説明図であり、第12図は、クライアント101における表示画面の一例(上映時刻表示画面)を示す説明図であり、第13図は、クライアント101における表示画面の一例(上映時刻一覧表示画面)を示す説明図であり、第14図は、本実施の形態にかかる情報配信システムにおける、店舗ジャンル抽出処理の手順を示すフローチャートであり、第15図は、本実施の形態にかかる情報配信システムにおける、店舗抽出処理の手順を示すフローチャートであり、第16図は、クライアント101における表示画面の一例(店舗情報表示画面)を示す説明図である。
符号の説明
S1502:店舗ジャンル抽出用の一時テーブルからi番目のレコード読み出し
S1504:店舗テーブル407からk番目のレコード読み出しS1505:ジャンル一致?
S1506:映画館名一致?
S1507:往復時間≦空き時間−利用時間?
S1508:店舗抽出用の一時テーブルに書き出し
S1510:k≦レコード総数?
S1511:店舗抽出用の一時テーブルを往復時間順に並び替え
S1512:検索結果テーブル409に書き出し
S1514:i≦レコード総数?
本発明は、ユーザの端末装置に対して任意の地点の周辺に存在する施設に関する情報を配信する情報配信方法、情報配信プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体および情報配信装置に関する。
背景技術
集客力のある映画館、劇場、球場などの施設の周辺には、従来から飲食店や雑貨店、書店などの各種店舗が建ち並び、いわば共存共栄の関係にある。開始までの待ち時間や終了後の帰途などに、観客らがこれらの店舗もあわせて利用するからである。
しかしながら、たとえば映画館が予想以上に混雑していて予定の回の上映が観られず、次の回に繰り下げざるを得ない場合などに、突発的なかつ比較的長い空き時間が生ずる場合がある。そして、この観客が周辺の地理に詳しければ、所望の店舗に直行して有意義に時間を過ごすことが可能であるが、そうでなければごく近くにある店舗で時間を潰したり、所望の店舗を探すために、多くの無駄な時間を費やしてしまうことになる。
一方、店舗側でも、自店の周辺で時間を持て余している潜在的な顧客があるにもかかわらず、存在をアピールすることができず集客に結びつけられずにいるという問題点があった。
本発明は上記従来技術による問題を解決するため、ユーザに予期しない空き時間が発生した場合などに当該時間を有効に活用するための情報を効率的に提供することが可能な情報配信方法、情報配信プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体および情報配信装置を提供することを目的としている。
発明の開示
上記目的を達成するために、本発明にかかる情報配信方法、情報配信プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体または情報配信装置は、ユーザの端末装置に対して任意の地点の周辺に存在する施設に関する情報を配信する情報配信方法、情報配信プログラムまたは情報配信装置において、前記地点を特定するための位置情報を前記端末装置から受信し、前記地点に前記ユーザが到達すべき時刻を特定するための時間情報を前記端末装置から受信し、現在時刻から前記時間情報により特定される時刻までの残存時間を算出し、前記位置情報により特定される地点の周辺に存在する施設のうち、前記残存時間の範囲内で利用可能な施設を特定し、特定された施設に関する情報を前記端末装置に送信することを特徴とする。
また、本発明にかかる情報配信方法、情報配信プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体または情報配信装置は、前記位置情報により特定される地点の周辺に存在する施設のうち、当該地点から各施設までの往復所要時間と各施設の利用時間との和が前記残存時間の範囲内である施設を利用可能な施設として特定することを特徴とする。
また、本発明にかかる情報配信方法、情報配信プログラムまたは情報配信装置は、前記位置情報が任意の映画館の名称であるとともに、前記時間情報が前記映画館で映画の上映が開始される時刻であることを特徴とする。
これらの発明によって、まずユーザがある地点に到達していなければならない時刻(別の地点からそこに着く場合やそこを出て再び戻る場合を含む)までの残存時間が算出され、つぎに当該地点の周辺に立地する各種施設のうち、当該地点から各施設までの往復所要時間と各施設の利用に標準的にかかる時間との和が上記残存時間内である施設のみが抽出されて、その施設の所在地などの情報がユーザの端末装置に配信される。
発明を実施するための最良の形態
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる情報配信方法、情報配信プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体および情報配信装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(システム構成)
まず、本実施の形態にかかる情報配信システムのシステム構成について説明する。第1図は、本実施の形態にかかる情報配信システムのシステム構成を示す説明図である。第1図において、100は本発明の実施の形態による情報配信装置たるサーバーであり、101はそのクライアントたる各種の携帯端末であり、102はクライアント101への/からの無線電波を送受信する無線基地局であり、103はインターネットである。なお、サーバー100は直接、クライアント101は無線基地局102を介して、それぞれインターネット103に接続されている。
(サーバー100のハードウエア構成)
つぎに、本実施の形態にかかるサーバー100のハードウエア構成について説明する。第2図は、本実施の形態にかかるサーバー100のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
第2図において、サーバー100はCPU201と、ROM202と、RAM203と、HDD(ハードディスクドライブ)204と、HD(ハードディスク)205と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)206と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)207と、ディスプレイ208と、I/F(インターフェース)209と、キーボード211と、マウス212と、スキャナ213と、プリンタ214と、を備えている。また、各構成部はバスまたはケーブル200によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU201はサーバー100の全体の制御を司る。ROM202は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。HDD204は、CPU201の制御にしたがってHD205に対するデータのリード/ライトを制御する。HD205は、HDD204の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する。
FDD206は、CPU201の制御にしたがってFD207に対するデータのリード/ライトを制御する。FD207は、FDD206の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶したり、記憶しているデータをFDD206の磁気ヘッドに読み取らせたりする。着脱可能な記録媒体としては、FD207のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO(Magneto Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリーカードなどであってもよい。ディスプレイ208は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータに関するウインドウを表示する。たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどである。
I/F209は、通信回線210を通じてインターネット103に接続され、インターネット103を介して、クライアント101を始めとする他の情報処理装置に接続される。そして、I/F209はインターネット103と装置内部とのデータの送受信を司り、他の情報処理装置との間のデータの入出力を制御する。I/F209は、たとえばモデムなどである。
キーボード211は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、装置内部へのデータの入力をおこなう。タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス212は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウインドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様の機能を備えるものであれば、トラックボール、ジョイスティック、十字キー、ジョグダイヤルなどであってもよい。
スキャナ213は、画像を光学的に読み取り、装置内に画像データとして取り込む。プリンタ214は、たとえばレーザプリンタ、インクジェットプリンタなどであって、画像データや文書データを印刷する。
(クライアント101のハードウエア構成)
つぎに、本実施の形態にかかるクライアント101のハードウエア構成について説明する。第3図は、本実施の形態にかかるクライアント101のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。なお、ここではクライアント101として携帯電話機を想定しているが、これは一例であって、たとえばPDA(Personal Digital Assistant)やノート型PC(Peesonal Computer)などであってもよい。
第3図において、クライアント101はCPU301と、ROM302と、RAM303と、ディスプレイ304と、通信制御部305と、テンキー306と、カーソル指示部307と、マイク308と、スピーカ309と、を備えている。また、各構成部はバス300によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU301はクライアント101の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。ディスプレイ304は、たとえばTFT液晶ディスプレイなどであって、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。
通信制御部305は、無線基地局102との電波の送受信を制御し、無線基地局102によりインターネット103に接続されるとともに、インターネット103を介してサーバー100に接続される。そして、通信制御部305はインターネット103と装置内部とのデータの送受信を司り、サーバー100との間のデータの入出力を制御する。
テンキー306は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、装置内部へのデータの入力をおこなう。カーソル指示部307は、カーソルの移動や範囲選択などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様の機能を備えるものであれば、十字キー、ジョグダイヤルなどであってもよい。マイク308は、入力した音声を電気信号に変換する。スピーカ309は入力した電気信号を音声に変換して出力する。マイク308、スピーカ309のいずれも電話機としての機能を備えたものである。
(サーバー100およびクライアント101の機能的構成)
つぎに、本実施の形態にかかる情報配信システムの機能的構成について説明する。第4図は、本実施の形態にかかる情報配信システムの機能的構成を示す説明図である。第4図において、サーバー100は送受信部400と、Webページ管理部401と、映画館テーブル402と、上映時刻検索部403と、空き時間算出部404と、利用時間テーブル405と、店舗ジャンル抽出部406と、店舗テーブル407と、店舗抽出部408と、検索結果テーブル409と、Webページ作成部410とを含む構成である。また、クライアント101は送受信部411と、入力部412と、表示部413とを含む構成である。
第4図において、まずサーバー100の送受信部400は、サーバー100とその外部とのデータの送受信を制御する。送受信部400は、たとえば第2図に示したI/F209と、RAM203に読み込まれたそのドライバにより実現される。なお、送受信部400が送受信するデータの内容については後述する。
Webページ管理部401は、第11図で後述するような外観を有するWebページの構成ファイルを保持しており、送受信部400が当該ページの送信要求を受信した場合に、その構成ファイルを読み出して送受信部400に引き渡す。Webページ管理部401は、たとえば第2図に示したHD205と、それを制御するHDD204とにより実現される。
映画館テーブル402は、第5図に示すように「映画館名」「映画館所在地」「上映開始時刻」「映画タイトル」の4つの項目からなるテーブルである。図示するテーブルは、あらかじめ本装置による情報配信サービスを運営する管理者が、映画館や業者団体、各種情報誌などから取得した/提供された映画館の名称や所在地、上映する映画のタイトルや上映開始時刻などの情報を基礎に作成しておくものである。なお、映画館テーブル402はたとえば第2図に示したHD205に保持されている(さらにそこからRAM203に読み出されているのであってもよい)。
上映時刻検索部403は、後述のようにクライアント101のユーザが映画館名と映画タイトルとを通知してきたときに、第5図に示した映画館テーブル402の「映画館名」フィールドを検索して、通知された映画館名と同じ値を持つレコードを特定する。そして、特定したレコードの「上映開始時刻」フィールドの値、すなわち上記映画館で上記タイトルの映画の上映が開始される時刻(正確には「上映開始時刻」であるが、以下では省略して「上映時刻」ともいう)を読み出し、読み出した上映時刻を送受信部400に引き渡す。なおこの上映時刻検索部403は、たとえば第2図に示したHD205、FD207などに格納されたプログラムを、CPU201がRAM203に読み出して実行することにより実現される。
空き時間算出部404は、後述のようにクライアント101のユーザが映画館名、映画タイトルおよびその上映時刻を通知してきたときに、現在時刻から当該映画館で当該タイトルの映画が上映されるまでの時刻、すなわち上映開始までの空き時間(残存時間と言ってもよい)を算出する。
(空き時間)=(通知された映画の上映時刻−現在時間)
なおこの空き時間算出部404は、たとえば第2図に示したHD205、FD207などに格納されたプログラムを、CPU201がRAM203に読み出して実行することにより実現される。
利用時間テーブル405は、第6図に示すように「店舗ジャンル」および「店舗利用時間」の2つの項目からなるテーブルである。図示するテーブルは、あらかじめ本装置による情報配信サービスを運営する管理者が作成しておくものである。「店舗ジャンル」とは各種店舗の種類を表しており、たとえばレストラン、喫茶店、書店、CD店などである。
また、「店舗利用時間」とは各ジャンルの店舗を利用するのに標準的・平均的にかかると予想される時間(正確には「店舗利用時間」であるが、以下では省略して「利用時間」ともいう)を表しており、たとえばレストランで飲食するなら60分程度、喫茶店で飲食するなら30分程度と見積もられている。なお、この利用時間は上記運営者が任意に定めるものである。この利用時間テーブル405は、たとえば第2図に示したHD205に保持されている(また、さらにそこからRAM203に読み出されているのであってもよい)。
店舗ジャンル抽出部406は、空き時間算出部404により算出された空き時間の範囲で利用可能な店舗のジャンルを特定する。すなわち、第6図に示した利用時間テーブル405の「店舗利用時間」フィールドを順次参照して、利用時間が空き時間算出部404により算出された空き時間以下のレコードがあれば、当該レコードを店舗ジャンル抽出用の一時テーブルに書き出す。したがって、この一時テーブルは利用時間テーブル405のサブセットとなる。また、当該一時テーブル内の各レコードの「店舗ジャンル」フィールドの値が、上記空き時間内に利用可能な店舗のジャンルを示している。
店舗テーブル407は、第7図に示すように「店舗名」「店舗所在地」「店舗ジャンル」「映画館名」および「往復所要時間」の5つの項目からなるテーブルである。図示するテーブルは、あらかじめ本装置による情報配信サービスを運営する管理者が、各店舗からの登録依頼を受けて作成しておくものである。あるいは、登録用のフォームをインターネット103で公開し、当該フォームを介して各店舗が自由に上記各項目を店舗テーブル407に登録できるようにしてもよい。
第7図において、「店舗名」は各店舗の名称、「店舗所在地」は各店舗の所在地である。「店舗ジャンル」は各店舗の種類を表しており、利用時間テーブル405にいう「店舗ジャンル」と同じものである。「映画館名」は各店舗の近辺にある映画館の名称であり、通常は最寄りの映画館であるが、必ずしも最寄りの映画館でなくともよい。また「往復所要時間」とは、「映画館名」フィールドに設定された映画館から各店舗まで徒歩で往復した場合の所要時間である(正確には「往復所要時間」であるが、以下では省略して「往復時間」ともいう)。この店舗テーブル407は、たとえば第2図に示したHD205に保持されている(また、さらにそこからRAM203に読み出されているのであってもよい)。
店舗抽出部408は、店舗ジャンル抽出部406により抽出された各ジャンルの店舗のうち、上記空き時間の範囲で実際に利用可能な店舗を特定する。すなわち、第7図に示した店舗テーブル407の「店舗ジャンル」「映画館名」「往復所要時間」フィールドを順次参照して、(1)「店舗ジャンル」フィールドの値が店舗ジャンル抽出部406により抽出されたいずれかのジャンルと一致し、かつ(2)「映画館名」フィールドの値がユーザが通知してきた映画館名と一致し、かつ(3)当該店舗の利用時間と当該店舗までの往復時間との和が空き時間算出部404により算出された空き時間の範囲内であるようなレコードがあれば、当該レコードを店舗抽出用の一時テーブルに書き出す。したがって、この一時テーブルは店舗テーブル407のサブセットとなる。また、当該一時テーブル内の各レコードの「店舗名」フィールドの値が、上記空き時間内に利用可能な店舗を示している。
検索結果テーブル409は、店舗抽出部408により作成された上記一時テーブルを結合したものである。第8図に示すように、検索結果テーブル409も店舗テーブル407のサブセットとなる。この検索結果テーブル409は恒常的なものではなく、クライアント101からの要求を受けて随時RAM203上に作成され、後述するWebページ作成部410により検索結果ページが作成された後は随時消去される。
Webページ作成部410は、検索結果テーブル409を参照して、第16図で後述するような外観を有するWebページを作成し、当該ページを送受信部400に引き渡す。このWebページ作成部410は、たとえば第2図に示したHD205、FD207などに格納されたプログラムを、CPU201がRAM203に読み出して実行することにより実現される。
つぎに、クライアント101の送受信部411は、クライアント101とその外部とのデータの送受信を制御する。送受信部411は、たとえば第3図に示した通信制御部305により実現される。なお、送受信部411が送受信するデータの内容については後述する。
入力部412は、ユーザからの各種操作を受け付けて、文字列などのデータや各種のコマンドをクライアント101に入力する。入力部412は、たとえば第3図に示したテンキー306やカーソル指示部307により実現される。また、表示部413は送受信部411から受信したWebページや、入力部412から入力した文字列などを画面表示する。表示部413は、たとえば第3図に示したディスプレイ304により実現される。
(本システムにおける情報配信処理)
つぎに、本実施の形態にかかる情報配信システムにおける、情報配信処理の手順について説明する。第9図は、本実施の形態にかかる情報配信システムにおける、情報配信処理の手順を示すフローチャートである。第9図に示すように、本システムにおける情報配信処理は(1)検索条件入力処理(ステップS901)、(2)空き時間算出処理(ステップS902)、(3)店舗ジャンル抽出処理(ステップS903)、(4)店舗抽出処理(ステップS904)、(5)検索結果出力処理(ステップS905)の大きく5つのステップからなる。以下、順次説明する。
第10図は、第9図に示したフローチャート中、ステップS901における検索条件入力処理の手順を詳細に示すフローチャートである。第10図において、まず、クライアント101のユーザはその入力部412を操作して、サーバー100上のWebページすなわちサーバー100のWebページ管理部401が保持しているWebページのURLを入力する。そして、ユーザによるいずれかのキーの押下を契機として、クライアント101の送受信部411は入力部412から引き渡された上記URLを含むWebページの送信要求、すなわち当該ページを構成するファイル群の転送要求を無線基地局102に対して送出する(ステップS1001)。
上記要求は無線基地局102およびインターネット103を経由して、最終的にサーバー100の送受信部400により受信される。そしてWebページの送信要求を受信した場合、サーバー100のWebページ管理部401は当該要求中のURLで特定されるWebページの構成ファイルを送受信部400に引き渡し、送受信部400によりこれらのファイルがインターネット103に送出される(ステップS1002)。
上記ファイルはインターネット103および無線基地局102を経由して、最終的にクライアント101の送受信部411により受信される。そして、クライアント101は受信したこれらのファイルをその表示部413により、一つのWebページとして画面表示する(ステップS1003)。第11図は、このステップS1003におけるクライアント101の表示画面の一例を示す説明図である。
つぎに、クライアント101のユーザは第11図に示した画面中、映画館入力エリア1100にカーソルを移動して、任意の映画館の名称(たとえば「横浜ムービー」)を入力する。さらに、その下の映画タイトル入力エリア1101にカーソルを移動して、当該映画館で鑑賞しようとしている映画のタイトル(たとえば「ABC…」)を入力する。そして、さらにその下の検索ボタン1102を押下することで、上記で入力した映画館名と映画タイトルとを送受信部411からサーバー100に送信する(ステップS1004)。
送信された映画館名と映画タイトルとは無線基地局102およびインターネット103を経由してサーバー100の送受信部400により受信される(ステップS1005)。そして、送受信部400はこれらの映画館名と映画タイトルとを上映時刻検索部403に引き渡し、これを受けた上映時刻検索部403は、映画館テーブル402を参照して上記映画館で上記タイトルの映画が上映される開始時刻を読み出す。読み出された上映時刻はつぎに送受信部400に引き渡され、無線基地局102およびインターネット103を経由してクライアント101に送信される(ステップS1006)。
クライアント101では、その送受信部411により上記上映時刻を受信するとともに、その表示部413により、第11図に示した画面の上映時刻リスト1103内に当該上映時刻をはめこんで表示する(ステップS1007)。第12図は、このステップS1007におけるクライアント101の表示画面の一例を示す説明図である。第12図において、上映時刻リスト1103の下矢印ボタンを押下すると、第13図に示すように、サーバー100から送信されてきたすべての上映時刻を一覧表示させることができる。
この上映時刻リスト1103から、クライアント101のユーザはいずれか一つの上映時刻を選択のうえ、確定ボタン1104を押下することで、映画館名、映画タイトルおよび選択した上映時刻を送受信部411からサーバー100に送信する(ステップS1008)。
なお、映画タイトルの送信は必須ではなく、少なくとも映画館名と上映時刻とが含まれていればよい。この映画館名は、ある任意の地点を特定するための情報、また上映時刻は、上記地点にユーザが到達すべき時刻(再び戻っているべき時刻を含む)を特定するための情報とも言うことができる。逆に言えば、上記地点や上記時刻が特定できる情報であれば、その形式はどのようなものであってもよい。たとえば、映画館名の代わりに現在位置の緯度・経度などを送信するようにしてもよい。しかし、この場合は、店舗テーブルにも映画館名に対応する緯度・経度等を位置情報として持つ必要がある。ステップS904の店舗抽出処理で使用するためである。そして、サーバー100がその送受信部400により上記情報を受信した時点で(ステップS1009)、第9図のステップS901における検索条件処理は終了し、つぎに同図ステップS902の空き時間算出処理がおこなわれる。
サーバー100が受信した上記情報はその送受信部400から空き時間算出部404に引き渡され、これを受けた空き時間算出部404は、つぎに現在時刻と上記情報中の上映時刻との差、すなわち上映開始までの空き時間を算出して、算出した空き時間を送受信部400から引き渡された上記情報とともに店舗ジャンル抽出部406に引き渡す(ステップS902)。
そして、これを受けた店舗ジャンル抽出部406により、つぎに上記空き時間内で利用可能な店舗のジャンルの抽出処理がおこなわれる。第14図は、第9図に示したフローチャート中、ステップS903における店舗ジャンル抽出処理の手順を詳細に示すフローチャートである。
店舗ジャンル抽出部406は、まず現在注目しているのが利用時間テーブル405内の何番目のレコードであるかを示す変数nを初期化する(ステップS1401)。つぎに、利用時間テーブル405のn番目のレコードを読み出し(ステップS1402)、当該レコード中の「店舗利用時間」のフィールドに設定されている利用時間が、空き時間算出部404から引き渡された空き時間の範囲内であるかどうかを判定する(ステップS1403)。
そして、利用時間が空き時間以下であった場合(ステップS1403:Yes)、当該n番目のレコードを店舗ジャンル抽出用の一時テーブルに書き出す(ステップS1404)。なお、利用時間が空き時間より長かった場合は(ステップS1403:No)、上記テーブルへの書き出しはおこなわない(そのままステップS1405に移行する)。
続いて変数nを1つインクリメントするとともに(ステップS1405)、インクリメント後のnが、利用時間テーブル405に保持されたレコードの総数以下であるかどうかを判定する(ステップS1406)。そして、nが利用時間テーブル405のレコード総数以下であれば(ステップS1406:Yes)、続けてn番目のレコード、すなわち上記テーブル内の次のレコードについて上述の処理を繰り返す(ステップS1402に戻る)。また、nが利用時間テーブル405のレコード総数を上回っていれば(ステップS1406:No)、上記一時テーブル内のレコードをその「店舗利用時間」フィールドの降順で並び替える、すなわち利用時間の長いもの順に並び替える(ステップS1407)。
上記のようにして、第9図のステップS903における店舗ジャンルの抽出処理が終了すると、つぎに同図ステップS904の店舗抽出処理がおこなわれる。第15図は、第9図に示したフローチャート中、ステップS904における店舗抽出処理の手順を詳細に示すフローチャートである。この店舗抽出処理は、もっぱらサーバー100の店舗抽出部408によりおこなわれる。
店舗抽出部408は、まず現在注目しているのが店舗ジャンル抽出部406により作成された、店舗ジャンル抽出用の一時テーブル内の何番目のレコードであるかを示す変数iを初期化するとともに(ステップS1501)、当該テーブル内のi番目のレコードを読み出す(ステップS1502)。つぎに、現在注目しているのが店舗テーブル407内の何番目のレコードであるかを示す変数kを初期化するとともに(ステップS1503)、当該テーブル内のk番目のレコードを読み出す(ステップS1504)。
そして、上記k番目のレコードの「店舗ジャンル」フィールドの値が、上記i番目のレコードの「店舗ジャンル」フィールドの値と一致するかどうかを判定し(ステップS1505)、これらが一致していれば(ステップS1505:Yes)、さらに上記k番目のレコードの「映画館名」フィールドの値が、第9図のステップS901における検索条件入力処理の最後で受信した映画館名、すなわちクライアント101のユーザが選択した映画館名と一致するかどうかを判定する(ステップS1506)。
そして、これらも一致していれば(ステップS1506:Yes)、つぎに上記k番目のレコードの「往復所要時間」フィールドの値が、第9図のステップS902で算出された空き時間から、上記i番目のレコードの「店舗利用時間」フィールドの値を減算した時間以下であるかどうかを判定する(ステップS1507)。すなわち、k番目のレコードにある店舗までの映画館からの往復時間と、当該店舗を利用するのに必要な時間とを加算した値が、上映開始までの空き時間の範囲内であるかどうかを判定する。
そして、映画館からの往復時間が空き時間から利用時間を減算した時間以下であれば(ステップS1507:Yes)、上記k番目のレコードを店舗抽出用の一時テーブルに書き込む(ステップS1508)。
その後変数kを1つインクリメントするとともに(ステップS1509)、インクリメント後のkが、店舗テーブル407に保持されたレコードの総数以下であるかどうかを判定する(ステップS1510)。そして、kが店舗テーブル407のレコード総数以下であれば(ステップS1510:Yes)、続けて上記テーブル内のk番目のレコード、すなわち次のレコードについて上述の処理を繰り返す(ステップS1504に戻る)。
また、kが店舗テーブル407のレコード総数を上回っていれば(ステップS1510:No)、ステップS1508で作成された店舗抽出用の一時テーブル内のレコードを、その「往復所要時間」フィールドの昇順で並び替える、すなわち往復時間の短いもの順に並び替える(ステップS1511)。そして、並び替え後の上記テーブル内のレコードを検索結果テーブル409に書き出す(ステップS1512)。
その後、今度は変数iを1つインクリメントするとともに(ステップS1513)、インクリメント後のiが、店舗ジャンル抽出用の一時テーブルに保持されたレコードの総数以下であるかどうかを判定する(ステップS1514)。そして、iが上記一時テーブルのレコード総数以下であれば(ステップS1514:Yes)、続けて上記テーブル内のi番目のレコード、すなわち次のレコードについて上述の処理を繰り返す(ステップS1502に戻る)。
また、iが店舗ジャンル抽出用の一時テーブルに保持されたレコードの総数を上回っていれば(ステップS1514:No)、その時点で第9図のステップS904における店舗抽出処理は終了し、つぎに同図ステップS905の検索結果出力処理がおこなわれる。
店舗抽出部408により作成された検索結果テーブル409はWebページ作成部410により参照され、Webページ作成部410は当該テーブル内のデータから、クライアント101に送信するための検索結果ページ(利用可能な店舗の一覧からなるWebページ)を作成する。そして、当該ページが送受信部400から、インターネット103および無線基地局102を経由してクライアント101の送受信部411により受信され、さらにその表示部413により、第16図に示すように画面表示される(ステップS905)。
第16図に示す検索結果ページにおいて、検索結果一覧1600中の各レコードの順序は、第8図に示した検索結果テーブル409での各レコードの順序と同様である。この順序であるが、まず「店舗ジャンル」項目に注目すると各種店舗はジャンル別にまとめられており、最上位に「レストラン」、その下に「書店」「喫茶店」が続いている。そして、第6図に示した利用時間テーブル405から分かるように、この順序は利用時間の長いジャンルの順となっている。また、検索結果一覧1600の「往復所要時間」項目に注目すると、同じジャンルすなわち利用時間が同一の店舗なら、書店「GGG…」よりも往復時間の短い書店「HHH…」のほうが上に位置していることが分かる。
このような順序となるのは上述のように、まず利用時間テーブル405から抽出した店舗ジャンルと利用時間との組を利用時間の降順にソートし(第14図ステップS1407)、その後ジャンルを上から、すなわち利用時間の長いものから一つずつ取り出して、店舗テーブル407中の同じジャンルの店舗を抽出して往復時間の昇順にソートした上(第15図ステップS1511)、検索結果テーブル409に順次追記してゆく(第15図ステップS1512)ためである。
なお、第16図中地図ボタン1601を押下すると、各ボタンのすぐ左隣に表示されている店舗と、ユーザの指定した映画館とを含む詳細地図を表示させることができる。
上述した実施の形態ではもっぱら映画館で予期しない空き時間が発生した場合を念頭に置いているが、同様の事態は劇場や球場など、特定の時間に何かが開始するような他の文化施設でも発生し、あるいは予定していた新幹線や飛行機が満席で乗れないなど、各種交通機関の駅・ターミナルなどでも発生することがある。したがって、本発明を拡張して、映画館に限らず種々の施設の周辺の店舗情報を提供するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態で提供する情報は各店舗の名称、所在地、ジャンル、往復所要時間および周辺地図であるが、これに限らずたとえば各店舗の今日の特売品やサービスメニュー、店長の挨拶や雑誌での紹介記事、ホームページのURLなどといった広告情報もあわせて提供するようにしてもよい。さらに、情報提供の対象は必ずしも店舗でなくてもよく、美術館や図書館などの文化施設、公園や植物園などの野外施設、あるいは名所旧跡などであってもよい。
さらに、上述した実施の形態では店舗ジャンルごとの利用時間を固定的なものとしたが、たとえばレストランで飲食するのに60分で足りないユーザもあれば60分を持て余すユーザもあるので、個々のユーザがあらかじめ自己にとっての利用時間を各ジャンルにつき設定しておけるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では利用可能な店舗であればジャンルを問わずユーザに提示するようにしたが、ユーザによっては喫茶店に行くくらいなら書店に行く、自宅に食事の用意があるので外食はしないなど、利用するジャンルとしないジャンルとが決まっている場合もあるので、どのジャンルの店舗の情報が必要かを個々のユーザがあらかじめ設定できるようにしてもよい。
また、たとえばユーザごとに興味のあるキーワードなどをあらかじめ登録できるようにしておき、サーバー100は利用可能な店舗のうち、問い合わせ元のユーザが興味を示しそうなものだけを選別して(あるいは、当該ユーザが興味を示しそうなものを優先的に)提供するようにしてもよい。さらに、情報提供される店舗の個数の上限(たとえば10店舗まで、など)をユーザがあらかじめ設定できるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態ではある店舗が利用可能かどうかを、起点となる映画館から当該店舗までの往復所要時間と、当該店舗のジャンルから見て標準的にその利用にかかると予測される時間とにもとづいて判定したが、たとえば各店舗の営業時間や休日などの情報も店舗テーブル407にあわせて保持しておき、今現在その店舗が実際に開店しているのかどうかなども勘案して利用の可否を判定するようにしてもよい。
なお、本実施の形態における情報配信方法はあらかじめ用意されたプログラムがパーソナルコンピュータ、ワークステーションなどの各種のコンピュータ上で実行されることにより実現されるが、このプログラムはHD、FD、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な各種の記録媒体に記録され、当該記録媒体によって配布することができるほか、インターネットなどのネットワークを介して配布することも可能である。
以上説明したように本発明によれば、まずユーザがある地点に到達していなければならない時間(別の地点からそこに着く場合やそこを出て再び戻る場合を含む)までの残存時間が算出され、つぎに当該地点の周辺に立地する各種施設のうち、当該地点から各施設までの往復所要時間と各施設の利用に標準的にかかる時間との和が上記残存時間内であるようなもののみが抽出されて、その所在地などの情報がユーザの端末装置に配信されるので、ユーザに予期しない空き時間が発生した場合などに当該時間を有効に活用するための情報を効率的に提供することができるという効果を奏する。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明にかかる情報配信方法、情報配信プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体および情報配信装置は、インターネットに接続可能な携帯電話機などの携帯型情報端末装置を用いた各種情報の配信に有用であり、特に、映画館などの施設の混雑などが原因で予期しない空き時間が発生した場合に、ユーザの携帯電話機などに対して、施設の周辺に立地する各種店舗のうち当該空き時間内に利用可能なものの情報を配信することで、ユーザによる情報収集の効率化と施設周辺の店舗の集客力の向上を図ることに適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本実施の形態にかかる情報配信システムのシステム構成を示す説明図であり、第2図は、本実施の形態にかかるサーバー100のハードウエア構成の一例を示すブロック図であり、第3図は、本実施の形態にかかるクライアント101のハードウエア構成の一例を示すブロック図であり、第4図は、本実施の形態にかかる情報配信システムの機能的構成を示す説明図であり、第5図は、本実施の形態にかかる映画館テーブル402のデータ構成を示す説明図であり、第6図は、本実施の形態にかかる利用時間テーブル405のデータ構成を示す説明図であり、第7図は、本実施の形態にかかる店舗テーブル407のデータ構成を示す説明図であり、第8図は、本実施の形態にかかる検索結果テーブル409のデータ構成を示す説明図であり、第9図は、本実施の形態にかかる情報配信システムにおける、情報配信処理の手順を示すフローチャートであり、第10図は、本実施の形態にかかる情報配信システムにおける、検索条件入力処理の手順を示すフローチャートであり、第11図は、クライアント101における表示画面の一例(初期画面)を示す説明図であり、第12図は、クライアント101における表示画面の一例(上映時刻表示画面)を示す説明図であり、第13図は、クライアント101における表示画面の一例(上映時刻一覧表示画面)を示す説明図であり、第14図は、本実施の形態にかかる情報配信システムにおける、店舗ジャンル抽出処理の手順を示すフローチャートであり、第15図は、本実施の形態にかかる情報配信システムにおける、店舗抽出処理の手順を示すフローチャートであり、第16図は、クライアント101における表示画面の一例(店舗情報表示画面)を示す説明図である。
符号の説明
S1502:店舗ジャンル抽出用の一時テーブルからi番目のレコード読み出し
S1504:店舗テーブル407からk番目のレコード読み出しS1505:ジャンル一致?
S1506:映画館名一致?
S1507:往復時間≦空き時間−利用時間?
S1508:店舗抽出用の一時テーブルに書き出し
S1510:k≦レコード総数?
S1511:店舗抽出用の一時テーブルを往復時間順に並び替え
S1512:検索結果テーブル409に書き出し
S1514:i≦レコード総数?
Claims (14)
- ユーザの端末装置に対して任意の地点の周辺に存在する施設に関する情報を配信する情報配信方法において、
前記地点を特定するための位置情報を前記端末装置から受信する位置情報受信工程と、
前記地点に前記ユーザが到達すべき時刻を特定するための時間情報を前記端末装置から受信する時間情報受信工程と、
現在時刻から前記時間情報受信工程で受信された時間情報により特定される時刻までの残存時間を算出する残存時間算出工程と、
前記位置情報受信工程で受信された位置情報により特定される地点の周辺に存在する施設のうち、前記残存時間算出工程で算出された残存時間の範囲内で利用可能な施設を特定する施設特定工程と、
前記施設特定工程で特定された施設に関する情報を前記端末装置に送信する施設情報送信工程と、
を含んだことを特徴とする情報配信方法。 - 前記施設特定工程では、前記位置情報受信工程で受信された位置情報により特定される地点の周辺に存在する施設のうち、当該地点から各施設までの往復所要時間と各施設の利用時間との和が前記残存時間算出工程で算出された残存時間の範囲内である施設を利用可能な施設として特定することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報配信方法。
- さらに、前記施設特定工程で特定された施設に関する情報のうち前記利用時間が同一である施設に関する情報を当該施設までの往復所要時間の短いものの順に並び替える並び替え工程を含み、
前記施設情報送信工程では、前記並び替え工程で並び替えられた情報を前記端末装置に送信することを特徴とする請求の範囲第2項に記載の情報配信方法。 - さらに、前記地点に前記ユーザが到達すべき時刻を特定するための複数の時間情報を前記端末装置に送信する時間情報送信工程を含み、
前記時間情報受信工程では、前記時間情報送信工程で送信された複数の時間情報のうち前記ユーザにより選択されたいずれかの時間情報を前記端末装置から受信することを特徴とする請求の範囲第1項〜請求の範囲第3項のいずれか一つに記載の情報配信方法。 - 前記位置情報は任意の映画館の名称であるとともに、前記時間情報は前記映画館で映画の上映が開始される時刻であることを特徴とする請求の範囲第1項〜請求の範囲第3項のいずれか一つに記載の情報配信方法。
- ユーザの端末装置に対して任意の地点の周辺に存在する施設に関する情報を配信する情報配信プログラムにおいて、
前記地点を特定するための位置情報を前記端末装置から受信させる位置情報受信工程と、
前記地点に前記ユーザが到達すべき時刻を特定するための時間情報を前記端末装置から受信させる時間情報受信工程と、
現在時刻から前記時間情報受信工程で受信された時間情報により特定される時刻までの残存時間を算出させる残存時間算出工程と、
前記位置情報受信工程で受信された位置情報により特定される地点の周辺に存在する施設のうち、前記残存時間算出工程で算出された残存時間の範囲内で利用可能な施設を特定させる施設特定工程と、
前記施設特定工程で特定された施設に関する情報を前記端末装置に送信させる施設情報送信工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報配信プログラム。 - 前記施設特定工程では、前記位置情報受信工程で受信された位置情報により特定される地点の周辺に存在する施設のうち、当該地点から各施設までの往復所要時間と各施設の利用時間との和が前記残存時間算出工程で算出された残存時間の範囲内である施設を利用可能な施設として特定させることを特徴とする請求の範囲第6項に記載の情報配信プログラム。
- さらに、前記施設特定工程で特定された施設に関する情報のうち前記利用時間が同一である施設に関する情報を当該施設までの往復所要時間の短いものの順に並び替えさせる並び替え工程を含み、
前記施設情報送信工程では、前記並び替え工程で並び替えられた情報を前記端末装置に送信させることを特徴とする請求の範囲第7項に記載の情報配信プログラム。 - 前記位置情報は任意の映画館の名称であるとともに、前記時間情報は前記映画館で映画の上映が開始される時刻であることを特徴とする請求の範囲第6項〜請求の範囲第8項のいずれか一つに記載の情報配信プログラム。
- ユーザの端末装置に対して任意の地点の周辺に存在する施設に関する情報を配信する情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記地点を特定するための位置情報を前記端末装置から受信させる位置情報受信工程と、
前記地点に前記ユーザが到達すべき時刻を特定するための時間情報を前記端末装置から受信させる時間情報受信工程と、
現在時刻から前記時間情報受信工程で受信された時間情報により特定される時刻までの残存時間を算出させる残存時間算出工程と、
前記位置情報受信工程で受信された位置情報により特定される地点の周辺に存在する施設のうち、前記残存時間算出工程で算出された残存時間の範囲内で利用可能な施設を特定させる施設特定工程と、
前記施設特定工程で特定された施設に関する情報を前記端末装置に送信させる施設情報送信工程と、
をコンピュータに実行させる情報配信プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - ユーザの端末装置に対して任意の地点の周辺に存在する施設に関する情報を配信する情報配信装置において、
前記地点を特定するための位置情報を前記端末装置から受信する位置情報受信手段と、
前記地点に前記ユーザが到達すべき時刻を特定するための時間情報を前記端末装置から受信する時間情報受信手段と、
現在時刻から前記時間情報受信手段により受信された時間情報により特定される時刻までの残存時間を算出する残存時間算出手段と、
前記位置情報受信手段により受信された位置情報により特定される地点の周辺に存在する施設のうち、前記残存時間算出手段により算出された残存時間の範囲内で利用可能な施設を特定する施設特定手段と、
前記施設特定手段により特定された施設に関する情報を前記端末装置に送信する施設情報送信手段と、
を備えたことを特徴とする情報配信装置。 - 前記施設特定手段は、前記位置情報受信手段により受信された位置情報により特定される地点の周辺に存在する施設のうち、当該地点から各施設までの往復所要時間と各施設の利用時間との和が前記残存時間算出手段により算出された残存時間の範囲内である施設を利用可能な施設として特定することを特徴とする請求の範囲第11項に記載の情報配信装置。
- さらに、前記施設特定手段により特定された施設に関する情報のうち前記利用時間が同一である施設に関する情報を当該施設までの往復所要時間の短いものの順に並び替える並び替え手段を備え、
前記施設情報送信手段は、前記並び替え手段により並び替えられた情報を前記端末装置に送信することを特徴とする請求の範囲第12項に記載の情報配信装置。 - 前記位置情報は任意の映画館の名称であるとともに、前記時間情報は前記映画館で映画の上映が開始される時刻であることを特徴とする請求の範囲第11項〜請求の範囲第13項のいずれか一つに記載の情報配信装置。
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