JPWO2002067282A1 - 温度ヒューズ - Google Patents

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Abstract

速断性が優れている温度ヒューズを提供する。その温度ヒューズでは、一対の金属端子11の先端部に、金属端子11や第1の絶縁フィルム12より可溶合金13に対する濡れ性がよく、かつ可溶合金13が接続される金属層15,16が設けられる。金属層15,16の面積(S)と可溶合金13の長さ(L1)および体積(V)と金属端子11の先端部間の距離(L2)と第2の絶縁フィルム14の下面から金属層15,16の上面までの距離(d)は、Sd>V(L1+L2)/2L1の関係にある。

Description

発明の属する技術分野
本発明は、温度ヒューズに関するものである。
背景技術
近年、電子機器の小形化が進んでおり、たとえば、従来の携帯電話のパック電池は5mm〜6mm厚であったが、厚さ2.5mm〜4mmの小形薄形タイプのパック電池が必要とされてきている。このような電子機器の小形化によりその熱容量が小さくなるため、発熱時における昇温速度が速くなる傾向が進んでいる。このため、これらの保護に用いられる温度ヒューズの速断性が市場で望まれてきている。
図5Aは従来の温度ヒューズの一部切欠上面図、図5Bは図5Aの5B−5B線における断面図である。
図5Aと図5Bに示すように、従来の温度ヒューズは、上面に一対の金属端子1の各先端部を配置した第1の絶縁フィルム2と、第1の絶縁フィルム2の上方に位置し、かつ金属端子1の先端部間に設けられた可溶合金3と、可溶合金3の上方に位置し、かつ第1の絶縁フィルム2および金属端子1に固着された第2の絶縁フィルム4と、一対の金属端子1の先端部に設けられるとともに、可溶合金3が接続され、かつ金属端子1および第1の絶縁フィルム2より可溶合金3に対する濡れ性がよい金属層5,6とを備える。
金属層5,6の面積をS、可溶合金3の長さおよび体積をそれぞれL1,V、一対の金属端子1の先端部間の距離をL2、第2の絶縁フィルム4の下面から金属層5,6の上面までの距離をdとする。
一対の金属端子1が加熱された状態を図6Aと図6Bに示す。
まず、可溶合金3がその融点を超えて溶融し、図6Aに示すように可溶合金3の一部分(図では点A)において可溶合金3が分断される。その後、図6Bに示すように、温度ヒューズ全体が可溶合金3の融点を超える温度になって可溶合金3が溶融すると、その溶融した可溶合金3は、金属端子1に接続された濡れ性のよい金属層5,6上に移動する。この結果、金属層5,6上へは、可溶合金3の体積Vのうち最大で、一対の金属端子1間の体積V(L2/L1)および金属層5,6上にある体積V(L1−L2)/2L1を合わせた体積V(L1+L2)/2L1が移動する。
電池の小形化が進むにつれ、温度ヒューズの小形化・薄形化が強く要求されている。
上記従来の温度ヒューズを小形化・薄形化するために、可溶合金3を小さくすると、通電電流による抵抗発熱が大きくなり、そしてその熱により可溶合金3が溶断してしまう。そのため、可溶合金3を小さくすることはできない。また、一対の金属端子1の先端部間の距離L2も温度ヒューズの動作時の電流の遮断を確実に行うためにはあまり小さくすることはできない。その結果、従来の温度ヒューズにおいては、金属層5,6と第2の絶縁フィルム4で囲まれた空間体積Sdが小さくなっているため、一方の金属層5または他方の金属層6上に移動してきた体積V(L1+L2)/2L1の可溶合金3は、この空間体積Sdを超えることになり、そして図6Bに示すように可溶合金3は金属層5,6上から金属端子1や第1の絶縁フィルム2に溢れ出すものである。この場合、金属端子1や第1の絶縁フィルム2は金属層5,6より可溶合金3に対する濡れ性が悪いため、溶断時における可溶合金3の移動が遅くなり、その結果、溶断時の可溶合金3の分断が遅れて温度ヒューズが速やかに溶断しないという課題を有していた。
発明の開示
温度ヒューズは一対の金属端子と、前記金属端子の各先端部が配置された第1の絶縁フィルムと、前記金属端子の先端部間に設けられた可溶合金と、前記可溶合金の上方に位置し、前記第1の絶縁フィルムに固着された第2の絶縁フィルムと、前記金属端子と前記第1の絶縁フィルムとより前記可溶合金に対する濡れ性がよく、前記金属端子の先端部にそれぞれ設けられた、前記可溶合金が接続される金属層とを備える。前記金属層の面積(S)と前記可溶合金の長さ(L1)および体積(V)と前記金属端子の前記先端部間の距離(L2)と前記第2の絶縁フィルムの下面から前記金属層の上面までの距離(d)は、
Sd>(L1+L2)/2L1
の関係を満たす。
この温度ヒューズでは、可溶合金に対する濡れ性がよい金属層上に溶断後の可溶合金がすべて収められるので、金属層より可溶合金に対する濡れ性が悪い金属端子や第1の絶縁フィルムに可溶合金が溢れることはない。その結果、速やかに可溶合金が分断される。
発明を実施するための最良の形態
(実施の形態1)
図1Aは本発明の実施の形態1における温度ヒューズの一部切欠上面図である。図1Bは図1Aに示す温度ヒューズの1B−1B線における断面図である。
実施の形態1における温度ヒューズは、上面に一対の金属端子11の各先端部を配置した第1の絶縁フィルム12と、この第1の絶縁フィルム12の上方に位置し、かつ前記一対の金属端子11の先端部間に設けられた可溶合金13と、この可溶合金13の上方に位置し、かつ前記第1の前記フィルム12および金属端子11に固着された第2の絶縁フィルム14とを備える。一対の金属端子11の先端部に、前記金属端子11や第1の絶縁フィルム12より可溶合金13に対する濡れ性がよく、かつ前記可溶合金13が接続される金属層15,16が設けられる。
前記金属層15,16の面積をS、可溶合金13の長さおよび体積をそれぞれL1,V、一対の金属端子11の先端部間の距離をL2、第2の絶縁フィルム14の下面から金属層15,16の上面までの距離をdとしたとき、Sd>V(L1+L2)/2L1の関係にある。第1の絶縁フィルム12、第2の絶縁フィルム14、可溶合金13を有する温度ヒューズ本体部の長さaを2.0mm以下とした場合、一対の金属端子11の先端部間の距離L2は0.5mm以下でないとヒューズを作製できない。この場合、L2が0.5mm以下であると、金属端子11の作製時に発生するバリや、バリから発生する金属破片などの異物により温度ヒューズの動作後の一対の金属端子11間の絶縁を十分確保できない場合があり、温度ヒューズとして実用的ではない。一方、温度ヒューズ本体部の長さaが5.0mm以上であると、小形の電池に温度ヒューズを設置する場合、その設置に必要な面積が大きくなるため、実用的ではない。したがって、温度ヒューズ本体部の長さaは、2.0mm〜5.0mmの範囲が好ましい。
前記一対の金属端子11は、帯状あるいは線状で、主材料がニッケルの金属または銅ニッケルなどのニッケル合金、またはニッケル単体またはニッケル合金に他の元素を添加したものなどからなる。
金属端子11を、ニッケルが98%以上の材料で構成すれば、電気抵抗率が6.8×10−8Ω・m〜12×10−8Ω・mと低いため、耐腐食性などの信頼性を飛躍的に向上させることができる。
また、金属端子11自体の厚みを0.08mm〜0.25mmの範囲とすることにより、特性面あるいは取り扱いの面等で有利になるものである。すなわち、金属端子11自体の厚みが0.08mmより薄いと、電気抵抗が高くなり、しかも機械的強度自体も弱くなるため、取り扱う際に簡単に曲がったりするなど不具合が生じる。一方、厚みが0.25mmを超えると、温度ヒューズ自体の厚みが厚くなるため、小型には不向きとなる。
更に、金属端子11を、ヤング率が3×1010Pa〜8×1010Paで、かつ引張り強さが4×10Pa〜6×10Paである材料で構成すれば、取り扱いあるいは輸送時に誤って曲げてしまうことはなく、かつ端子曲げ加工も容易であり、しかも曲げ加工で断線などが生じるのを防止できる。この場合、金属端子11のヤング率が3×1010Pa以下であると、端子が容易に曲がりやすくなるため、曲げてはいけない部分(例えば金属端子11の端部の電気的接続部分)が凸凹になりやすくなって溶接による接続が困難となる不具合が生じる。金属端子11のヤング率が8×1010Pa以上であると、端子を曲げたい部分が曲げにくくなったり、あるいは折れて断線するという不具合が生じるものである。金属端子11の引張り強さが4×10Pa以下であると、曲がりやすいという不具合が生じるものであり、一方、6×10Pa以上であると、端子を曲げたい部分が曲げにくくなったり、あるいは折れて断線するという不具合が生じるものである。
また、金属端子11の先端部の上面に設けられる金属層15,16は、主材料を可溶合金13に対する濡れ性がよい錫、銅の金属や、錫合金、銅合金で構成しており、そしてこの金属層15,16に可溶合金13が接続されるものである。
このように金属層15,16を錫、銅の金属や、錫合金、銅合金で構成することにより、この金属層15,16を構成する錫や銅の可溶合金13に対する濡れ性が、金属端子11を構成するニッケルよりよいため、溶断後の可溶合金13の金属層15,16への移動が促進され、その結果、速やかに可溶合金13が分断されるものである。
また、前記金属層15,16の材料としては、錫、銅以外の鉛、ビスマス、インジウム、カドミウム金属単体もしくはこれらの合金を用いてもよく、かつ金属層15,16の厚さは15μm以下が好ましい。金属層15,16の厚さが15μm以上であると、金属層15,16を構成する金属の可溶合金13への拡散量が多くなるため、可溶合金13の融点の変動が発生し、これにより、温度ヒューズの動作温度のバラツキが大きくなる。また、可溶合金13と同じ組成の合金を用いた場合は、金属層15,16を構成する金属が可溶合金13へ拡散しても融点の変動は起こらないため、動作温度において精度の高い温度ヒューズを提供することができる。
第1の絶縁フィルム12は、シート状に構成されているもので、その上面に一定の間隔を置いて配置された一対の金属端子11の各先端部を備えている。また、第1の絶縁フィルム12の具体的な材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ABS樹脂、SAN樹脂、ポリサンフォン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ノリル、塩化ビニール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、PPS樹脂、ポリアセタール、フッ素系樹脂、ポリエスターのいずれかを主成分とする樹脂(好ましくは熱可塑性樹脂)が挙げられる。
また、第1の絶縁フィルム12は単層構造だけでなく、異なる材料のシートを積層して構成してもよい。例えばPETで構成されたフィルムとPENで構成されたフィルムを積層して構成することによって、第1の絶縁フィルム12自体の強度アップを行うことができ、ヒューズの機械的強度を向上させることができる。更に、PENシートを用いることによって耐熱性も高くなるため、130℃以上で使用可能な温度ヒューズを提供することができる。なお、第1の絶縁フィルム12を積層構造で作製する場合には、上記材料の組み合わせ以外に耐熱性が低い材料と耐熱性が高い材料の組み合わせでヒューズを作製しても実現可能である。
可溶合金13は、矩形断面または円断面の線状に加工し、かつ適当な長さに切断したものを用い、第1の絶縁フィルム12の上面の中央部において一対の金属端子11の各先端部間に橋設する。可溶合金13の線状の加工には、ダイス引き加工、ダイス押し出し加工等を用いることができる。また、円断面の線状の可溶合金を圧潰加工すれば、矩形断面の線状可溶合金を作製することができる。金属端子11の上面に設けた金属層15,16と可溶合金13の接続には、レーザ溶接、熱溶接、超音波溶接などを用いることができる。レーザ溶接を用いた場合は、発熱部を小さくすることができるため、可溶合金13の溶接部以外への損傷を起こすことなく可溶合金13を金属層15,16に接続できる。
可溶合金13の材料としては、錫、鉛、ビスマス、インジウム、カドミウムなどの金属からなる融点が200℃以下の合金を用いるが、共晶合金を用いることが望ましい。これは。可溶合金13の固相面温度と液相面温度の差がほぼ0℃であるため、固液混合の温度領域がなく、動作温度のバラツキの小さい温度ヒューズを提供できるからである。例えば錫18.75重量%、鉛31.25重量%、ビスマス50.0重量%の共晶合金では融点(液相面温度および固相面温度)が97℃である。このため、これを用いた場合、動作温度が97〜99℃の温度ヒューズを提供できる。ここで、可溶合金13の融点と温度ヒューズの動作温度が異なるのは、温度ヒューズの外面から可溶合金13への熱の伝導度が低い場合、周囲温度と可溶合金13の温度に1〜2℃程度の差が生じるためである。
また、可溶合金13には共晶合金からその構成する金属の配合比を0.5〜10重量%ずらした合金を用いることができる。これらの合金は、共晶合金に比べ、融点(液相面温度)が1℃〜10数℃上昇するため、共晶合金を用いた場合より高い動作温度の温度ヒューズを提供することができる。これらの合金は、共晶に近い配合比であるため、固相面温度と液相面温度の差が小さく、かつ固液混合の温度領域が小さいため、温度ヒューズの動作温度のバラツキを小さくできる。例えば錫20重量%、鉛25重量%、ビスマス55重量%の合金を用いた場合(この合金は共晶から錫+1.25重量%、鉛−6.25重量%、ビスマス+50重量%ずらしたものである。)、融点(液相面温度)が101℃であるため、動作温度が101℃〜103℃の温度ヒューズを提供できる。
可溶合金13には、共晶合金に、それに含まれていない別の金属を0.5重量%〜10重量%添加した合金を用いることができる。これらの合金は元の共晶合金に比べ融点温度が1℃〜10数℃下がるため、元の共晶合金を用いた場合より低い動作温度の温度ヒューズを提供することができる。また、これらの合金は、固相面温度と液相面温度の差が小さく、かつ固液混合の温度領域が小さいため、温度ヒューズの動作温度のバラツキを小さくできる。例えば錫18.75重量%、鉛31.25重量%、ビスマス50.0重量%の共晶合金にインジウムを7%添加した場合、融点(液相面温度)が82℃となるため、動作温度が82℃〜84℃の温度ヒューズを提供できる。
3元以上の合金では、合金を溶融し、冷却した場合、その液相面温度において、1つを除くすべての金属が同時に晶出する配合が存在する。この配合は、例えば3元合金の場合、3元相関図では3元合金の共晶点から2元の共晶点を結ぶ線で表され、ここでは単に共晶線と呼ぶ。図2Aに錫、鉛、ビスマスの3元合金の相関図、図2Bに錫、鉛、インジウムの3元合金の相関図を示す。点Eが3元の共晶点で、点E1が鉛−ビスマスの共晶点、点E2が錫−鉛の共晶点、点E3が錫−ビスマスの共晶点である。曲線E−E1、E−E2、E−E3が共晶線である。また錫、鉛、インジウムの場合、鉛−インジウム合金に共晶点が存在しないため、共晶線は曲線E2−E4のみである。この共晶線上もしくは共晶線に近い配合は固相温度と液相温度が比較的小さいため、これらの合金を可溶合金13に用いれば、動作温度のバラツキが比較的小さい温度ヒューズを提供できる。例えば、図2Bの点Aである。錫43%、鉛10.5%、インジウム46.5%の合金は融点(液相面温度)が129℃の合金であるため、動作温度が129℃〜131℃の温度ヒューズを提供できる。
可溶合金13の周囲にはロジンを主成分とするフラックス(図示せず)が塗布されている。このフラックス(図示せず)には、はんだ付けや金属溶接に用いられるものと同じものを用いることができる。
第2の絶縁フィルム14は、シート状に構成されているもので、可溶合金13を覆うように可溶合金13の上方に設けられ、そしてこの可溶合金13の周囲において、第1の絶縁フィルム12および金属端子11に固着されている。このように、可溶合金13を第1の絶縁フィルム12と第2の絶縁フィルム14とで挟み込み、第1の絶縁フィルム12および金属端子11と第2の絶縁フィルム14とを固着することによって可溶合金13を密閉でき、可溶合金13の劣化を防ぐことができる。
第2の絶縁フィルム14は、第1の絶縁フィルム12と同様の材料であることが好ましく、具体的な材料としては、第1の絶縁フィルム12と同様、PET、PEN、ABS樹脂、SAN樹脂、ポリサンフォン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ノリル、塩化ビニール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、PPS樹脂、ポリアセタール、フッ素系樹脂、ポリエスターのいずれかを主成分とする樹脂(好ましくは熱可塑性樹脂)が挙げられる。
第2の絶縁フィルム14は単層構造だけでなく、異なる材料のシートを積層して構成してもよい。例えば、PETで構成されたフィルムとPENで構成されたフィルムを積層して構成することによって、第2の絶縁フィルム14自体の強度アップを行うことができ、ヒューズの機械的強度を向上させることができる。PENシートを用いることによって耐熱性も高くなるため、130℃以上で使用可能な温度ヒューズを提供することができる。第2の絶縁フィルム14を積層構造で作製する場合には、上記材料の組み合わせ以外に耐熱性が低い材料と耐熱性が高い材料の組み合わせで作製しても実現可能である。
図3は本発明の実施の形態1における温度ヒューズの一方の金属端子11が加熱された場合の可溶合金13の溶断後の状態を示す断面図である。
図3から明らかなように、実施の形態1における温度ヒューズは、最大で金属端子11間の可溶合金13の体積V(L2/L1)、および加熱された金属端子11側、つまり金属層15,16のうち一方(図3においては金属層15のみ)上の可溶合金13の体積V(L1−L2)/2L1を合わせた体積V(L1+L2)/2L1の可溶合金13が金属層15上に移動する。この可溶合金の体積V(L1+L2)/2L1が金属層15上の金属層15と第2の絶縁フィルム14とで囲まれた空間体積Sdより小さいため、可溶合金13に対する濡れ性がよい金属層15上に溶断時の可溶合金13をすべて収めることができる。これにより、金属層15より可溶合金13に対する濡れ性が悪い金属端子11や第1の絶縁フィルム12に可溶合金13が溢れることはない。その結果、速やかに可溶合金13が分断されるため、速断性が優れている温度ヒューズが得られる。
以下、従来の温度ヒューズと、実施の形態1における温度ヒューズについて、速断性を比較した結果について説明する。
試料としては、実施の形態1における温度ヒューズ(以下実施例品とする)として、d=0.3mm、S=3.6mm、V=0.95mm、L1=2.7mm、L2=1.6mmで、かつ可溶合金13として融点が97℃のものを用い、50個試作した。この実施の形態品は、Sd=1.08mm、V(L1+L2)/2L1=0.756481mmとなって、Sd>V(L1+L2)/2L1の関係を満たしているものである。また、第1の絶縁フィルム12の下面から第2の絶縁フィルム14の上面までの厚さをbとしたとき、b<0.3mmでは可溶合金13を収納する空間が確保できず、温度ヒューズを作製することができなかった。一方、b>0.7mmでは、小形の電池の場合、その電池が有する突起、たとえば電極などは一般的に0.5〜0.7mm程度であるが、それに対して温度ヒューズが厚くなるため、電池の小形化を阻害することになる。このため、ここでは第1の絶縁フィルム12、第2の絶縁フィルム14、可溶合金13を有する温度ヒューズ本体部の長さaが4.0mm、bが0.6mmのものを試作した。
比較例として、d=0.25mm、S=1.6mm、V=0.95mm、L1=2.7mm、L2=1.6mmのものを50個、他は実施例品と同じ従来の温度ヒューズを50個それぞれ用いた。この比較例品は、Sd=0.4mm、V(L1+L2)/2L1=0.756481mmとなって、Sd>V(L1+L2)/2L1の関係は満たしていない。
発熱部品の表面温度が120℃になるように設定し、発熱部品の温度が充分安定してから、各試料の一方の端子をそれぞれ発熱部品に密着させ、この密着開始から温度ヒューズが溶断するまでの時間を測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2002067282
表1から明らかなように、実施例品は7秒〜14秒で溶断したが、比較例品は30秒〜52秒で溶断した。従って、本発明の実施の形態1における温度ヒューズは速断性が優れていることがわかる。
(実施の形態2)
図4Aは本発明の実施の形態2における温度ヒューズの一部切欠上面図である。図4Bは図4Aに示す温度ヒューズの4B−4B線における断面図である。
なお、実施の形態1と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。
図4Aにおいて、実施の形態1と相違する点は、一対の金属端子11の各先端部が第1の絶縁フィルム12の下面から上面に表出するように形成され、表出部の少なくとも一部に濡れ性のよい金属層15,16が設けられた点である。
実施の形態2における温度ヒューズでは、金属端子11、第1の絶縁フィルム12より濡れ性のよい金属層15,16が金属端子11の表出部の一部または全体に設けられる。金属層15,16の面積をS、可溶合金13の長さおよび体積をそれぞれL1,V、一対の金属端子11の先端部間の距離をL2、第2の絶縁フィルム14の下面から金属層15,16の上面までの距離をdとしたとき、Sd>V(L1+L2)/2L1の関係に構成している。そのためヒューズは可溶合金13に対する濡れ性がよい金属層15,16のうち少なくとも一方の上に溶断時の可溶合金13をすべて収めることができる。これにより、金属層15,16より可溶合金13に対する濡れ性が悪い金属端子11や第1の絶縁フィルム12に可溶合金13が溢れることはない。その結果、速やかに可溶合金13が分断されるため、速断性が優れている温度ヒューズが得られる。
産業上の利用可能性
本発明による温度ヒューズでは、一対の金属端子の先端部に、金属端子や第1の絶縁フィルムより可溶合金に対する濡れ性がよく、かつ可溶合金が接続される金属層が設られる。この金属層の面積をS、前記可溶合金の長さおよび体積をそれぞれL1,V、前記一対の金属端子の先端部間の距離をL2、第2の絶縁フィルムの下面から前記金属層の上面までの距離をdとしたとき、Sd>V(L1+L2)/2L1の関係に構成している。そのため、可溶合金に対する濡れ性がよい金属層上に溶断後の可溶合金をすべて収めることができ、その結果、金属層より可溶合金に対する濡れ性が悪い金属端子や第1の絶縁フィルムに可溶合金が溢れることはなくなる。そのため、速やかに可溶合金が分断され、速断性に優れた温度ヒューズが得られる。
【図面の簡単な説明】
図1Aは本発明の実施の形態1における温度ヒューズの一部切欠上面図である。
図1Bは図1Aに示す温度ヒューズの1B−1B線における断面図である。
図2Aは錫、鉛、ビスマスの3元合金の相関図である。
図2Bは錫、鉛、インジウムの3元合金の相関図である。
図3は実施の形態1における温度ヒューズの要部である一方の金属端子が加熱された場合の可溶合金の溶断後の状態を示す断面図である。
図4Aは本発明の実施の形態2における温度ヒューズの一部切欠上面図である。
図4Bは図4Aに示す温度ヒューズの4B−4B線における断面図である。
図5Aは従来の温度ヒューズの一部切欠上面図である。
図5Bは図5Aに示す温度ヒューズの5B−5B線における断面図である。
図6Aと図6Bは従来の温度ヒューズの要部である金属端子が加熱された状態を示す断面図である。
参照符号の一覧
11 金属端子
12 第1の絶縁フィルム
13 可溶合金
14 第2の絶縁フィルム
15 金属層
16 金属層
【0003】
フィルムとより前記可溶合金に対する濡れ性がよく、前記金属端子の先端部にそれぞれ設けられた、前記可溶合金が接続される金属層とを備える。前記金属層の面積(S)と前記可溶合金の長さ(L1)および体積(V)と前記金属端子の前記先端部間の距離(L2)と前記第2の絶縁フィルムの下面から前記金属層の上面までの距離(d)は、
Sd>V(L1+L2)/2L1
の関係を満たす。
この温度ヒューズでは、可溶合金に対する濡れ性がよい金属層上に溶断後の可溶合金がすべて収められるので、金属層より可溶合金に対する濡れ性が悪い金属端子や第1の絶縁フィルムに可溶合金が溢れることはない。その結果、速やかに可溶合金が分断される。
図面の簡単な説明
図1Aは本発明の実施の形態1における温度ヒューズの一部切欠上面図である。
図1Bは図1Aに示す温度ヒューズの1B−1B線における断面図である。
図2Aは錫、鉛、ビスマスの3元合金の相関図である。
図2Bは錫、鉛、インジウムの3元合金の相関図である。
図3は実施の形態1における温度ヒューズの要部である一方の金属端子が加熱された場合の可溶合金の溶断後の状態を示す断面図である。
図4Aは本発明の実施の形態2における温度ヒューズの一部切欠上面図である。
図4Bは図4Aに示す温度ヒューズの4B−4B線における断面図である。
図5Aは従来の温度ヒューズの一部切欠上面図である。
図5Bは図5Aに示す温度ヒューズの5B−5B線における断面図である。
図6Aと図6Bは従来の温度ヒューズの要部である金属端子が加熱された状態を示す断面図である。

Claims (10)

  1. 一対の金属端子と、
    前記金属端子の各先端部が配置された第1の絶縁フィルムと、
    前記金属端子の先端部間に設けられた可溶合金と、
    前記可溶合金の上方に位置し、前記第1の絶縁フィルムに固着された第2の絶縁フィルムと、
    前記金属端子と前記第1の絶縁フィルムとより前記可溶合金に対する濡れ性がよく、前記金属端子の先端部にそれぞれ設けられた、前記可溶合金が接続される金属層と、
    を備え、前記金属層の面積(S)と前記可溶合金の長さ(L1)および体積(V)と前記金属端子の前記先端部間の距離(L2)と前記第2の絶縁フィルムの下面から前記金属層の上面までの距離(d)は、
    Sd>(L1+L2)/2L1
    の関係を満たす温度ヒューズ。
  2. 前記金属端子はニッケルを含有し、前記金属層は銅を含有する、請求の範囲第1項に記載の温度ヒューズ。
  3. 前記金属端子はニッケルを含有し、前記金属層は錫を含有する、請求の範囲第1項に記載の温度ヒューズ。
  4. 前記第1の絶縁フィルムと前記第2の絶縁フィルムと前記可溶合金とを有する温度ヒューズ本体部をさらに備え、前記温度ヒューズ本体部の長さは2.0mm〜5.0mmの範囲である、請求の範囲第1項に記載の温度ヒューズ。
  5. 前記第1の絶縁フィルムの下面から第2の絶縁フィルムの上面までの距離は0.3mm〜0.7mmの範囲である、請求の範囲第1項に記載の温度ヒューズ。
  6. 一対の金属端子と、
    前記金属端子の各端部の表出部が下面から上面に表出する第1の絶縁フィルムと、
    前記第1の絶縁フィルムの上方に位置し、前記金属端子の先端部間に設けられた可溶合金と、
    前記可溶合金の上方に位置し、前記第1の絶縁フィルムに固着された第2の絶縁フィルムと
    前記金属端子の前記表出部に設けられた、前記金属端子や第1の絶縁フィルムより可溶合金に対する濡れ性がよく、かつ前記可溶合金が接続される金属層と
    を備え、前記金属層の面積(S)と前記可溶合金の長さ(L1)および体積(V)と前記金属端子の先端部間の距離(L2)と前記第2の絶縁フィルムの下面から前記金属層の上面までの距離(d)は、
    Sd>V(L1+L2)/2L1
    を満たす温度ヒューズ。
  7. 前記金属端子はニッケルを含有し、前記金属層は銅を含有する、請求の範囲第6項に記載の温度ヒューズ。
  8. 前記金属端子はニッケルを含有し、前記金属層は錫を含有する、請求の範囲第6項に記載の温度ヒューズ。
  9. 前記第1の絶縁フィルムと前記第2の絶縁フィルムと前記可溶合金とを有する温度ヒューズ本体部をさらに備え、前記温度ヒューズ本体部の長さは2.0mm〜5.0mmの範囲である、請求の範囲第6項に記載の温度ヒューズ。
  10. 前記第1の絶縁フィルムの下面から前記第2の絶縁フィルムの上面までの距離は0.3mm〜0.7mmの範囲である、請求の範囲第6項に記載の温度ヒューズ。
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