JPS647474Y2 - - Google Patents

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JPS647474Y2
JPS647474Y2 JP14052282U JP14052282U JPS647474Y2 JP S647474 Y2 JPS647474 Y2 JP S647474Y2 JP 14052282 U JP14052282 U JP 14052282U JP 14052282 U JP14052282 U JP 14052282U JP S647474 Y2 JPS647474 Y2 JP S647474Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、テープレコーダ機構部に連動して
電気的接続を行なうスライドスイツチを備えてな
るテープレコーダ装置の改良に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
近時、テープレコーダ装置にあつては、各機構
部を複数のモータを用い迅速に制御し得るように
したいわゆるモータドライブアシスト機構を備え
たものが出現し、普及してきている。
そして、これによれば、いわゆるソフトタツチ
操作式になし得ると共にオートリバース機構等と
有機的に結合せしめることができるという利点を
有している。
ところで、この種のテープレコーダ装置に要望
されることは、各種の動作状態に応じて各機構部
の制御を確実にして迅速に行ない得ると共に、小
型化され、かつ電力消費を少なくするための節電
対策がなされることである。
しかしながら、従来より実現されているモータ
ドライブアシスト機構にあつては必ずしも上述し
た要望が満足し得るものがなく種々の不都合な点
を数多く有していた。
例えば、組立部品点数が多くなり作業性が簡便
になし得ない点が挙げられる。このため高価とな
ると共に大量生産に好適しないことである。
しかるに各機構部を有機的で、かつ無駄のない
簡易な構成で確実に制御し得ると共に、小型化さ
れ、しかも電力消費を少なくした節電対策の施こ
されたものが要望されている。
〔考案の目的〕
この考案は、上記の事情に鑑みてなされたもの
で簡易な構成で、しかも小型化し得、かつ作業性
の良い極めて良好なテープレコーダ装置を提供す
ることを目的とする。
〔考案の概要〕
すなわち、この考案は、テープレコーダ機構部
の取付基体または該取付基体に取付られる印刷配
線板に形成されるスイツチ回路パターンと、この
スイツチ回路パターンをスライド式に切換えるも
ので、操作部及び前記取付基体に対してスライド
方向に略直交する方向に弾性係合される弾性支持
部を有したスイツチ部材とを備え、前記スイツチ
部材がその操作部を前記テープレコーダ機構部に
連動して前記スイツチ回路パターンを切換えるよ
うにしたものである。
〔考案の実施例〕
まず、この考案の一実施例を説明するに先立
ち、この考案の適用されるテープレコーダ装置の
基本例について図面を参照して詳細に説明する。
すなわち、第1図及び第2図は、テープレコーダ
装置の全体的な構成を示す表面側及び裏面側平面
図である。ここで、第1図において、略箱状に形
成されるメインシヤーシ31の表面側には、その
略中央部に一対のリーム台32,33がそれぞれ
回転自在に支持されている。この一対のリール台
32,33には、それぞれ径大な歯車34,35
が同軸一体に形成されている。
また、上記リール台32,33の回転中心軸を
結ぶ直線の略垂直二等分線上の図中上部で、かつ
上記メインシヤーシ31の裏面側には、テープ走
行用のリールモータ36(第2図参照)が設けら
れている。このリールモータ36の回転軸361
は、上記メインシヤーシ31の表面側に突出し
て、その先端部には歯車37の回転中央部が嵌着
されている。そして、上記メインシヤーシ31の
表面側において、この歯車37の回りを囲む如く
略リング状の摩擦部材38が設けられ、この摩擦
部材38には、上記リール台32,33に対応し
て突出部381が一体に形成されている。ここ
で、この摩擦部材38は歯車37と適度な摩擦力
を持つて連動関係となされており、この歯車37
の回転方広に応じて矢印C,D方向に付勢される
ようになされている。また、上記摩擦部材38の
突出部381には、回転軸182が植設され、こ
の回転軸182には上記歯車37と常時噛合する
歯車39が回転自在に支持されている。
ここで、上記歯車37がリールモータ36によ
つて図中反時計方向に回転されると、摩擦部材3
8は矢印D方向に付勢される。その際、突出部1
81に支持された歯車39がリール台33の歯車
35と噛合され、このリール台33が図中時計方
向に回転駆動されるものである。そして、歯車3
7がリールモータ36によつて図中反時計方向に
回転されると、同様に、摩擦部材38の突出部1
81に支持された歯車39がリール台32の歯車
34と噛合され、このリール台32が図中反時計
方向に回転駆動され、ここに図示しないテープの
正及び逆方向走行がなし得るものである。また、
前記リールモータ36は図示しないテープ定速走
行用操作部材(録音、正及び逆方向再生)及びテ
ープ高速走行用操作部材(早送り、逆戻り)の操
作に応じて回転速度及び回転方向が変わるよう
に、後述するリールモータ駆動回路によつて制御
されるものである。そして、上記テープ定速及び
高速走行用操作部材と図示しないテープ走行停止
用操作部材(ポーズも含む)が操作されると、後
述するロジツク制御回路が制御され操作に応じた
リールモータ36の回転及び停止状態が得られる
ものである。
次にメインシヤーシ31上において、上記リー
ル台32,33の図中下部には、後述するモータ
ドライブアシスト機構が含まれるオートリバース
機構として正逆切換装置40が配設されている。
そして、この正逆切換装置40の後述する略円盤
状の駆動部たとえばメインギヤカム41はその回
転中心部が上記メインシヤーシ31に植設された
回転軸411に回転自在に支持され、この外周部
には歯部412が形成されている。
ここで、上記メインシヤーシ31の裏面側には
専用の駆動源たとえばアシストモータ42が第2
図に示すように設けられている。そして、このア
シストモータ42の回転軸には歯車43が回転自
在に支持され、この歯車43には伝達用の第1、
第2及び第3の減速歯車44,45,46が順次
噛合されて設けられている。そして、上記歯車4
3から最も離れ第3の減速歯車46の径小な歯車
が上記メインシヤーシ31の表面側に突出して、
上記メインギヤカム41の歯部412と噛合され
ている。そのため、上記歯車43がアシストモー
タ42によつて回転駆動されると、この回転が第
1、第2及び第3の減速歯車44,45,46を
介して上記メインギヤカム41に伝達され回転駆
動されるものである。ここで、上記アシストモー
タ42は上記テープ定速走行用操作部材またはテ
ープ定速及び高速走行用操作部材の複合的操作に
応じて回転方向及び停止(モータロツク)状態が
上記ロジツク制御回路、後述する、アシストモー
タ制御回路及びアシストモータ駆動回路により制
御されるものである。
また、メインギヤカム41の上面には、詳細は
後述する矢印E,F方向に摺動自在な再生スライ
ダ47と、矢印G,H方向に摺動自在なヘツド位
置制御部材としてのヘツドスライダ48が順次配
設されている。そこで、前述したようにメインギ
ヤカム41が回転駆動されると、その回転方向に
応じて上記再生スライダ47が選択的に矢印Eま
たはF方向に摺動され、テープを正または逆方向
に走行せしめると共に、上記ヘツドスライダ48
が矢印G方向に摺動されるものである。その際、
このヘツドスライダ48の両端部に係合される詳
細は後述する左及び右ピンチレバー49,50を
選択的に回動して、この左及び右ピンチレバー4
9,50にそれぞれ回転自在に支持された左及び
右ピンチローラ51,52を左及び右キヤプスタ
ン53,54にテープを介して当接せしめると共
に、このヘツドスライダ48に搭載された録再ヘ
ツド55をテープの所定面に当接せしめて正また
は逆方向の再生(録音)状態とする如く機能する
ものである。ここで上記録再ヘツド55はテープ
走行方向の正逆すなわち往動作及び復動作で再生
(録音)を可能とするためにアジマス角を正確に
して、テープ走行に応じて、テープの対応するト
ラツクに当接し得るように移動されるものであ
り、このためのヘツド回転機構56については後
述する。ここで、上記左及び右キヤプスタン5
3,54はそれぞれ第2図に示す左及び右フライ
ホイール57,58の回転軸となるものであり、
上記メインシヤーシ31の裏面側から表面側にが
たつきなく、かつ回転自在に挿通されているもの
である。
ここで、第2図に示すように上記メインシヤー
シ31の裏面側において、上記左及び右キヤプス
タン53,54に対応して図中右側にメインモー
タ59が設けられ、このメインモータ59にはそ
の回転軸にプーリ60が支持されている。そし
て、このプーリ60と上記左及び右フライホイー
ル57,58とにはベルト61が掛け渡される。
そこで、この左及び右フライホイール57,58
には、それぞれ上記メインモータ59の回転がベ
ルト61を介して伝達されることにより図中時計
方向または反時計方向に常時回転駆動されるもの
である。
また、上記メインシヤーシ31の表面側におい
て、図中左側部には、イジエクト部材62が図中
矢印I,J方向に摺動自在に支持されている。こ
のイジエクト部材62は上記メインシヤーシ31
の図中上端部から下端部にかけて配設される如く
略棒状に形成されている。そして、このイジエク
ト部材62は、その一端部に形成された透孔62
1をメインシヤーシ31に形成された摺動部31
1に嵌合されると共に、その他端部に形成された
透孔622に対してメインシヤーシ31に形成さ
れた軸312を遊挿した後、押えリング313で
押えることによつて摺動自在に支持されるもので
ある。また、上記イジエクト部材62は、その略
中央部に形成された折曲係止片623と上記メイ
ンシヤーシ31に形成された係合軸314との間
に、ばね63が係着されることにより、矢印J方
向に付勢されている。
ここで、上記イジエクト部材62の一端部に
は、ロツク部624が形成され、このロツク部6
24により通常開状態となる方向に付勢されてい
る図示しないカセツト蓋が閉じられたときに、こ
のカセツト蓋の一部がロツクされ閉状態が維持さ
れるものである。そして、図示しないイジエクト
用の操作子を操作すると、イジエクトスライダ6
4を介して上記イジエクト部材62が矢印I方向
に、ばね63の付勢力に抗して摺動される。する
と、このイジエクト部材62のロツク部材624
が上記カセツト蓋から離脱して、このカセツト蓋
は開状態となされるものである。
また、上記メインシヤーシ31上において、そ
の図中上側部には、カセツト検出スイツチ65、
正及び逆方向側誤消去防止スイツチ66,67を
有してなる誤消去防止機構68が設けられてい
る。
次に、上記モータドライブアシスト機構が含ま
れた正逆切換装置40について説明する。すなわ
ち、第3図、第4図及び第5図に示すように上記
メインシヤーシ31上において回転自在な上記メ
インギヤカム41が上記第3の減速歯車46の径
小な歯車と噛合されて支持されている。そしてこ
のメインギヤカム41の下面側にはその回転軸4
11の図中上部に彎曲状の突出係合部412が配
設され、この突出係合部412を挟むように一対
の戻し部材たとえば戻しレバー69,70が形成
されている。この一対の戻しレバー69,70
は、その一端部がそれぞれ上記メインシヤーシ3
1に植設された回動軸691,701に回動自在
に支持され、その中間部にそれぞれ、上記突出係
合部412に対応してそれぞれ彎曲部692,7
02が形成されている。また、この一対の戻しレ
バー69,70には、それぞれ上記メインギヤカ
ム41の回転軸を境にしてその彎曲部692,7
02に対応して係止部693,703が連接的に
形成されている。その係止部693,703は、
上記メインシヤーシ31に形成された突出係止部
315を挟むように配置されている。さらに、上
記戻しレバー69,70には、その他端部に係着
部694,704がそれぞれ形成され、この係着
部694,704の間には戻しばね71が係着さ
れている。ここで、上記のように構成された戻し
機構の動作については後述する。
また、上記メインギヤカム41の上面側の回転
軸411には図中下向き突出した突出部413が
形成され、この突出部413には、その略中央部
に突起部414が形成されている。
ここで、上記メインギヤカム41の上面部には
略逆T字状の上記再生スライダ47が矢印E.F方
向に摺動自在に配設されている。この再生スライ
ダ47はその中央端部に彎曲状の透孔471が形
成され、この透孔471の一端部には切欠部47
2が形成されている。そして、この透孔471に
は上記メインギヤカム41の突出部413が挿入
され、この突出部413の先端部415が透孔4
71の切欠部472に対向されている。
また、上記再生スライダ47には、この一端部
に略T字状の透孔473が形成され、この透孔4
73には上記メインシヤーシ31に植設された側
面T字状に突出する摺動部316が嵌合されてい
る。さらに、この再生スライダ47は、その他端
部に透孔474が形成され、この透孔474に、
メインシヤーシ31に植設された軸317を遊挿
した後、ビス318で押えられていると共に、そ
の中央端部に図中右側に延出した延出部475が
形成され、この延出部475に形成された透孔4
76にメインシヤーシ31に植設された軸319
が(第1図参照)挿通されている。そのため、上
記再生スライダ47は矢印E,F方向に摺動自在
に支持されているものである。
さらに、上記再生スライダ47には、その下側
部の略中央部に凹部477が形成され、この凹部
477には切欠した嵌合部478が形成されてい
る。そして、この嵌合部478には詳細を後述す
るヘツド回転機構56の一部が係合されるもので
ある。
また、上記再生スライダ47には、その一端部
及び他端部に折曲部72,73がそれぞれ形成さ
れ、この折曲部72,73には、それぞれ係止部
721,731が形成されている。そして、この
係止部721,731には詳細は後述する左及び
右ピンチレバー49,50の折曲部491,50
1が上記再生スライダ47の矢印E,F方向の摺
動に応じて選択的に係止されるものである。
次に上記再生スライダ47の上面部には、略逆
T字状の上記ヘツドスライダ48が矢印G,H方
向に摺動自在に配設されている。このヘツドスラ
イダ48は、その中央端部の先端部に凹部481
が形成され、この凹部481に上記メインシヤー
シ31の軸691,791の間に植設された軸4
82が挿通されていることで図中矢印G,H方向
に摺動案内されるものである。そして、このヘツ
ドスライダ31の矢印G方向への摺動は、その凹
部481の底部が上記軸482に当接するまでと
なされている。
また、上記ヘツドスライダ48には、その中央
端部に透孔483が上記メインギヤカム41の回
転軸411に対応して形成され、この透孔483
の図中下端部には、回転孔484がメインギヤカ
ム41の突起部414の回転軌道に対応して横長
に形成されている。そしてこの透孔483には、
上記メインギヤカム41の回転軸411が挿通さ
れ、上記回動孔484には、このメインギヤカム
41の突起部414が挿通されている。
そのため、上記ヘツドスライダ48は、上記メ
インギヤカム41の回転に伴つて、このメインギ
ヤカム41の突出部413の先端部415が前記
再生スライダ47を所定位置に摺動させ、その後
のメインギヤカム41の回転によつて、その突起
部414が上記回動孔484の一部と係合して、
所定位置に摺動されるものである。
また、上記ヘツドスライダ48には、その両端
の角部に略直交する如く形成された折曲係止部4
85,486がそれぞれ設けられている。そし
て、この折曲係止部485,486には上記左及
び右ピンチローラ51,52がそれぞれ配設され
ている。この左及び右ピンチローラ51,52は
それぞれ側面略コ字状に形成された左及び右ピン
チレバー49,50の一端部に回転自在に支持さ
れ、その他端部は上記メインシヤーシ31に植設
された回動軸492,502にそれぞれ回動自在
に支持されている。また、この左及び右ピンチレ
バー49,50の他端部には、上記再生スライダ
47の折曲係合部72,73に対応して突出部4
93,503がそれぞれ形成され、この突出部4
93,503には折曲部491,503がそれぞ
れ形成されている。さらに、上記左及び右ピンチ
レバー49,50の回転軸492,502にはそ
れぞれトーシヨンスプリング74,45が巻回し
て取着され、このトーシヨンスプリング74,7
5の一端部はそれぞれ左及び右ピンチレバー4
9,50の背面部に係合されている。そして、こ
のトーシヨンスプリング74,75の他端部はそ
れぞれ上記ヘツドスライダ48の折曲係止部48
5,486に係合されている。そこで、この左及
び右ピンチレバー49,50は、上記ヘツドスラ
イダ48が矢印G方向に摺動されると、この摺動
に伴つてそれぞれ図中反時計及び時計方向に回動
される。このとき、この左及び右ピンチレバー4
9,50は、その突出部493,503の折曲部
491,501の一方が上記再生スライダ47の
矢印E,F方向の摺動の伴つて選択的に、その折
曲係合部485,486に係止され、その回動が
阻止されると共に、他方の左及び右ピンチレバー
49,50は回動されて左及び右ピンチレバー5
1,52が上記左及び右キヤプスタン53,54
に当接されるようになされている。
ここで、上記ヘツドスライダ48には、この一
端部に係止部487が上記メインシヤーシ31の
軸317に対応して形成され、その他端部に係止
部488が上記メインシヤーシ31の摺動部31
6に対応して形成されている。そこで、上記ヘツ
ドスライダ48の矢印H方向への摺動は、その係
合部487,488が上記メインシヤーシ31の
軸317及び摺動部316に当接するまでとなさ
れている。ここで、上記ヘツドスライダ48は、
その他端部に形成された係止片489と、上記メ
インシヤーシ31の摺動部316との間に、ばね
76が係着されていることにより、矢印H方向に
付勢されている。
また、上記ヘツドスライダ48には、その略中
央部に上記ヘツド回転機構56のヘツド取付構体
77がビス771により取着されている。このヘ
ツド取付構体77にはヘツド台板78及び歯車7
9が一体的に支持されると共に、この歯車9と噛
合する略扇形状の扇状歯車80がその基部で回転
自在に支持されている。また、上記ヘツド台板7
8には、略円筒状のヘツド支持体81が取着さ
れ、このヘツド支持体81にはマイクロカセツト
テープレコーダ用の上記録再ヘツド55及び消去
ヘツド82が並設して嵌着されている。
ここで、上記ヘツド取付構体77が上記ヘツド
スライダ48に取着された状態で、上記録再ヘツ
ド55及び消去ヘツド82のテープ当接面は上記
リール台32,33と対向されている。また、上
記扇状歯車80には、その基部から被駆動部80
1が延設され、この被駆動部801の折曲端部
は、前記再生スライダ47の嵌合部478内に介
在されている。なお、上記ヘツドスライダ48が
矢印G,H方向に摺動されても、上記被駆動部8
01は、上記嵌合部478から離脱することな
く、常時、嵌合部478内に介在されるものであ
る。このため、テープを正方向から逆方向及び逆
方向から正方向へ切換る際、上記再生スライダ4
7が矢印E及びF方向に摺動されるのに伴ない、
上記扇状歯車80はその基部を中心にして回動さ
れる。
そして、たとえば、扇状歯車80が図中反時計
方向に回動されると、この扇状歯車80と噛合す
る歯車79が図中時計方向に回転される。そこ
で、この歯車79の回転に伴つてヘツド台板78
及びヘツド支持部81が同方向に回転されて、録
再ヘツド55及び消去ヘツド82が丁度180゜回転
される。ここに、テープ走行正逆切換時における
トラツク変更(ヘツド移動)がなされているもの
である。また、上記扇状歯車80が図中時計方向
に回動されると、歯車79、ヘツド台板78及び
ヘツド支持体81は、図中反時計方向に回転され
て録再ヘツド55及び消去ヘツド82がもとの位
置に戻されることはもちろんである。
また、上記ヘツド台板78には、その一部に図
示しない一対の係止部が形成され、この一対の係
止部に対応して、上記ヘツド取付構体77には、
一対のねじ772,773が螺着されている。そ
こで、上記ヘツド台板78の回転は、その上記一
対の係止部の一方の上記ヘツド取付機体77の一
対のねじ772,773に当接するまでとなされ
ている。そのため、このねじ772,773の螺
合深度を調整することにより、録再ヘツド55及
び消去ヘツド82のアジマス調整を行ない得るも
のである。また、この録再ヘツド55及び消去ヘ
ツド82は図示しない接続線を介して図示しない
録音再生系の電気回路に接続されている。
さらに、上記ヘツド支持体81の周側部には、
テープ走行方向を示すための一対の矢印が表示さ
れていると共に、その一側部には、テープの幅方
向の両端部を支持するテープガイド部83が形成
されている。
また、上記ヘツド取付構体77の一部には、ト
ーシヨンスプリング84が巻回して係着され、こ
のトーシヨンスプリング84の一端部は上記歯車
79の回転中心部に係止されると共にその他端部
は上記扇状歯車80の基部に係止されている。そ
こで、上記ヘツド支持体78は、上記トーシヨン
スプリング84の付勢力によりテープ正及び逆走
行状態における2位置で安定に保持されるもので
ある。
次に、上記のように構成されたモータドライブ
アシスト機構が含まれたオートリバース機構とし
ての正逆切換装置40及び戻し機構の動作につい
て詳細に説明する。まず、第4図に示すような動
作停止状態において前述したようにテープ定速走
行用操作部材(正方向再生)を操作してメインギ
ヤカム41を図中反時計方向に回転駆動したとす
る。すると、第6図に示すようにメインギヤカム
41の回転に伴つて、その突出部413の先端部
415が再生スライダ47の切欠部472の図右
側部に係合され、この再生スライダ47を最も矢
印E方向に摺動させる。ここで、この再生スライ
ダ47の摺動に伴つて、前述したヘツド回転機構
56により、録再ヘツド55及び消去ヘツド82
はテープ走行方向に対応して回転されるものであ
る。この際、上記メインギヤカム41の突出部4
13の突起部414はヘツドスライダ48の回動
孔484の図中右側部に係合されるものである。
そこで、上記メインギヤカム41のその後の回転
の伴つて第7図に示すように上記再生スライダ4
7は、その彎曲部471に上記突出部413の先
端部415が摺接されることで矢印E方向に付勢
されることがないが、上記ヘツドシヤーシ48は
上記突出部413の突起部414により矢印Gに
付勢され、所定位置まで摺動されるものである。
そして、この際、このヘツドスライダ48の折曲
係止部485,486にトーシヨンスプリング7
4,75を介して係合ししている左及び右ピンチ
レバー49,50は、それぞれ図中時計及び反時
計方向に付勢される。そこで、この左及び右ピン
チレバー49,50のうち、左ピンチレバー49
は上記再生スライダ47が最も矢印E方向に位置
するため、この再生スライダ47の一端部の係止
部72に係止されその回動が阻止される。一方、
上記右ピンチレバー50は、再生スライダ47の
他端部の係止部73に係止されることなく、図中
時計方向に回動されて、前述したように右ピンチ
ローラ52が右キヤプスタン54に当接される。
ここで、上記メインギヤカム41を回転駆動する
上記アシストモータ42は、その電流の供給が微
小とされて、モータロツク状態となされ、テープ
の正方向の再生が行なわれるものである。
ここで、上記メインギヤカム41の下面側に構
成された前記戻し機構は、上述したメインシヤー
シ41の図中反時計方向の回転によつて、第8図
に示すように、その突出係合部412の一端部が
図中左側の戻しレバー69の彎曲部692に当接
され、その回転に伴つて、この戻しレバー69
は、戻しばね71のばね力に抗して回動軸691
を中心にして図中時計方向に回動される。この
際、図中右側の戻しレバー70はメインシヤーシ
31の突出係止部315に係止されて、図中時計
方向には回動されることがないのである。そし
て、前述した、録再ヘツド55及び消去ヘツド8
2回転終了時すなわちヘツドスライダ48摺動開
始時には第9図に示すように、上記メインギヤカ
ム41の突出係合部412は、その回転に伴つて
上記戻しレバー69の彎曲部692に沿つて移動
されて、さらに、この戻しレバー69を図中時計
方向に回動される。そこで、第10図に示すよう
にこのメインギヤカム41の回転によつて、その
突出係合部412の一端部が上記戻しレバー69
の彎曲部692の一端部に位置されると、この戻
しレバー69の回動は停止される。そして、第1
1図に示すように上記ヘツドスライダ48の摺動
が完了した状態では上記メインギヤカム41の突
出係合部412はその略中央部が上記戻しレバー
69の彎曲部692の一端部に当接されている。
このとき、この戻しレバー69は、その一部に係
着された戻しばね51によつて矢印K方向に付勢
されているものである。
また、上記正方向の再生状態において、テープ
の終端が到来(停止用の操作部材を操作した場合
も同様)して、図示しないテープ終端検出装置が
これを判別して、アシストモータ42の電流供給
が断たれたとする。すると、第12図に示すよう
に上記ヘツドスライダ48が戻しばね70の付勢
力により矢印H方向に後退される。ここで、この
ヘツドスライダ48の後退に伴つて、上記メイン
ギヤカム41は、その戻しばね71の付勢力によ
り図中時計方向に回転されて、第13図に示すよ
うにヘツドスライダ48を摺動開始位置まで後退
させる。この際、ヘツドスライダ48の折曲係止
部485,486に、それぞれ係合している左及
び右ピンチレバー49,50は図中時計及び反時
計方向に回動されて左及び右ピンチレバー51,
52が左及び右キヤプスタン53,54から離脱
されるものである。
ここで、上記のように位置されたメインギヤカ
ム41は、以後、前記戻し機構の戻しばね71の
ばね力により停止位置まで戻されるようになされ
ている。すなわち、第14図に示すように、上記
メインギヤカム41は、その突出係合部412が
戻しばね71のばね力により、図中左側の戻しレ
バー69の彎曲部629に沿つて摺接しながら移
動されることで、このメインギヤカム41は、図
中時計方向に回転されて第15図に示す停止状態
となるものである。この際、このメインギヤカム
41の突出部413の先端部415により矢印E
方向に付勢されていた再生スライダ47は、この
メインギヤカム41の図中時計方向の回転に伴つ
て矢印E方向に摺動されて、停止状態の位置まで
戻されるものである。
そして、上記のように停止状態に戻されると、
オートリバース状態に設定されている場合には上
記アシストモータ42に反転信号が送られ、この
アシストモータ42が反転駆動される。すると、
メインギヤカム41が反転されて図中時計方向に
回転され、上記正逆切換装置40が動作して逆方
向の再生状態となされたものである。すなわち、
第16図及び第17図に示すようにメインギヤカ
ム41の図中時計方向の回転に伴つて、その突出
部413の先端部415が再生スライダ47の切
欠部484の図中左側部に係合され、この再生ス
ライダ47を矢印F方向に摺動させる。ここで、
この再生スライダ47の摺動に伴つて前述したヘ
ツド回転機構56により、録再ヘツド55はテー
プ走行方向に対応して回転されるものである。そ
して、この際、上記メインギヤカム41の突出部
413の突起部414がヘツドスライダ48の回
動孔484の図中左側部に係合されるものであ
る。そこで、上記メインギヤカム41のその後の
回転に伴つて、第18図に示すように、上記再生
スライダ47は、その彎曲部471に上記突出部
413の先端部415が摺接されることで矢印F
方向に付勢されることがないが、上記ヘツドスラ
イダ48は、上記突出部413の突起部414に
より矢印G方向に付勢され、所定位置まで摺動さ
れるものである。この際、このヘツドスライダ4
8の折曲係止部485,486にトーシヨンスプ
リング74,75を介して係合している左及び右
ピンチレバー49,50は、それぞれ図中反時計
及び時計方向に付勢される。そこで、この左及び
右ピンチレバー49,50のうち、右ピンチレバ
ー50は上記再生スライダ47が最も矢印F方向
に位置するため、この再生スライダ47の他端部
の係止部73に係止され、その回動が阻止され
る。一方、上記左ピンチレバー49は、上記再生
スライダ47の一端部の係止部72に係止される
ことなく図中反時計方向に回動されて、前述した
ように左ピンチローラ51が左キヤプスタン53
に当接される。ここで、前述したと同様の上記ア
シストモータ42は、その電流の供給が微小とさ
れて、モータロツク状態となされ、テープの逆方
向の再生が行なわれるものである。
ここで、上記メインギヤカム41の下面側に構
成された前記戻し機構は、上述した、メインギヤ
カム41の図中時計方向の回転に伴つて、その突
出係合部412の他端部が図中右側の戻しレバー
70の彎曲部702に係合され、この戻しレバー
70は戻しばね71のばね力に抗して回動軸70
1を中心にして図中反時計方向に回動される。こ
の際、図中左側の戻しレバー69はメインシヤー
シ31の突出係止部315に係止されて、図中反
時計方向には回動されることがないものである。
そして、上記メインギヤカム41のその後回転に
伴つて、その突出係合部412により上記図中右
側の戻しレバー70は、さらに図中反時計方向に
回動される。そして、ヘツドスライダ48の摺動
が完了した逆方向の再生状態では、メインギヤカ
ム41の突出係合部412は、その略中央部が上
記戻しレバー70の彎曲部702の一端部に係合
した状態となされているものである。
次に、上記テープレコーダを制御する回路につ
いて説明する。すなわち、第19図及び第20図
に示すように前記ロジツク制御回路85は、電源
接続端が電源(+B)に接続され、かつその接地
端(GND)は接地されている。そして、このロ
ジツク制御回路85の正方向再生入力端(F.
PLAY)、逆方向再生入力端(P.PLAY)、録音入
力端(REC)、早送り入力端(F.F.)、巻戻し入力
端(REW)、停止入力端(STOP)及びポーズ入
力端(PAUSE)は各一端が共に接地されたスイ
ツチ86乃至92の各他端に対応的に接続されて
いる。そこで、上記ロジツク制御回路85は上記
スイツチ86乃至92が操作されると、そのスイ
ツチ86乃至92に対応する入力端F.PLAY,R.
PLAY,REC,REW,F.F.,STOP及びPAUSE
が接地電位つまりローレベル(以下Lレベルとい
う)になされる。すると、そのLレベルとなつた
入力端に対応する正方向再生出力端(F.out)、逆
方向再生出力端(R.out)、録音出力端(REC.
out)、巻戻し出力端(REW.out)、早送り出力端
(F.F.out)及びポーズ出力端(PAUSE.out)が
ハイレベル(以下Hレベル)となり、この信号に
基づいて前記アシストモータ42、リールモータ
36及びメインモータ59を制御して、テープ走
行及び走行停止などがなされるものである。
ここで、上記アシストモータ42は、ブリツジ
状に接続されたトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4
中点間に接続まれている。このトランジスタQ1
Q2,Q3,Q4のうち図中下部側の各トランジスタ
Q1,Q2は、それぞれ、そのベースがダイオード
D1,D2及び抵抗R1,R2を介して、上記ロジツク
制御回路85の正方向再生出力端(F.out)及び
逆方向再生出力端(R.out)に接続されている。
また、上記トランジスタQ1,Q2,Q3,Q4のうち
図中上部側の各トランジスタQ3,Q4は、そのベ
ースがそれぞれ抵抗R3,R4を介して、たがいの
コレクタに接続され、このエミツタは、それぞ
れ、上記アシストモータ42の電流を制御するよ
うに構成されたトランジスタQ5を介して電源
(+B)に接続されている。このトランジスタQ5
のベースは、電源(+B)に抵抗R5を介して接
続されたツエナーダイオードD3を介してトラン
ジスタQ6のコレクタに接続されており、このト
ランジスタQ6のベースはダイオードD4及び抵抗
R6を介して、上記ロジツク制御回路85の信号
出力端(T.out)に接続されている。
また、上記ロジツク制御回路85の早送り出力
端(F.F.out)、巻戻し出力端(R.out)には、そ
れぞれナンド回路N1及びN2の一方の入力端が接
続され、このナンド回路N1及びN2の他方の入力
端は後述する選択スイツチ93に接続されたナン
ド回路N3の出力端に共通に接続されている。ま
た、上記ナンド回路N1,N2は、それらのたがい
の出力端が上記アシストモータ42に正転または
反転信号をあたえるナンド回路N4,N5の入力端
に共通にそれぞれ接続されると共に、ナンド回路
N6の入力端に対応して接続されている。ここで、
上記ナンド回路N4,N5の出力端は上記アシスト
モータ駆動回路の接続端94,95に接続され、
上記スイツチ86または87の操作に応じてアシ
ストモータ42が正転または反転されるようにな
されている。また、上記ナンド回路N6の出力端
はナンド回路N7の一方の入力に接続され、この
ナンド回路N7の他方の入力端は抵抗R7を介して
位置検出スイツチ96に接続されると共に、その
出力端はナンド回路N8の一方の入力端に接続さ
れている。さらに、各入力端がナンド回路N6
出力端に共通に接続されたナンド回路N9はコン
デンサC1と、抵抗R8を介して、ナンド回路N10
一方の入力端に接続されている。このナンド回路
N10はその他方の入力端が上記ナンドN8の他方の
入力端とたがいにたすきがけに接続されると共
に、その出力端はコンデンサC2を介して電流制
御信号を抽出するナンド回路N11に接続されてい
る。このナンド回路N11の出力端は、上記アシス
トモータ駆動回路の接続端97に接続されてい
る。
次に、前記リールモータ36は、上記アシスト
モータ42と略同様にブリツジ状に接続されたト
ランジスタQ7,Q8,Q9,Q10の中点間に接続され
ている。このトランジスタQ7,Q8,Q9,Q10のう
ち図中下部側の各トランジスタQ7,Q8は、その
ベースがそれぞれダイオードD5,D6及び抵抗R9
R10を介して上記ロジツク回路85の正方向再生
出力端(F.out)、逆方向再生出力端(R.out)に
接続されている。また、上記トランジスタQ7
Q8,Q9,Q10のうち図中上部側の各トランジスタ
Q9,Q10は、そのベースがそれぞれ抵抗R11,R12
を介してたがいのコレクタに接続され、そのエミ
ツタは、それぞれ上記リールモータ36の電流を
制御するように構成されたトランジスタQ11を介
して電源Bに接続されている。このトランジスタ
Q11のベースは、電源Bに抵抗R13を介して接続
されたツエナーダイオードD7を介してトランジ
スタQ12のコレクタに接続されており、このトラ
ンジスタQ12のベースは、共通にダイオードD8
び抵抗R14、ダイオードD9及び抵抗R15を介して、
それぞれ上記ロジツク制御回路85の正方向再生
出力端(F.out)、逆方向再生出力端(R.out)に
接続されている。
また、前記メインモータ59は、その一端が接
地され、その他端がトランジスタQ13のコレクタ
に接続されている。このトランジスタQ13は、そ
のエミツタが電源Bに接続され、そのベースが抵
抗R16を介して、上記トランジスタQ12のコレク
タに接続されている。
すなわち、正方向の再生を行なうため図示しな
い電源スイツチを操作すると、ロジツク制御回路
85の信号出力端(T.out)がHレベルとされ
る。そこで、今、第21図a〜iに示すように時
刻T1でスイツチ86を操作したとすると、上記
ロジツク制御回路85の信号出力端(T.out)が
Lレベルとなり、トランジスタQ6がオフされる
と共に、正方向再生出力端(F.out)がHレベル
となり、トランジスタQ1がオンされる。すると、
アシストモータ42は、所定方向に駆動されるに
足る電流が所定時間(時刻T2まで)供給されて
正転駆動される。そこで前述したようにメインギ
ヤカム41が回転駆動して、前記正逆切換装置を
動作させ正方向のテープ走行を行なう如く機能す
る。この際、この切換動作に連動して、前述した
ヘツド回転機構56が動作されて、録再ヘツド5
5がテープ走行方向に対応してテープ面に当接さ
れると共に、右ピンチレバー50が回動されて右
ピンチローラ52が右キヤプスタン54にテープ
を介して当接される。このとき、上記ロジツク制
御回路85の信号出力端(T.out)がHレベルと
なり、トランジスタQ6がオンされる。そのため、
上記アシストモータ42は微小の所定電流が供給
されモータロツク状態となされて、ここで、テー
プの正方向再生が行なわれるものである。
一方、リールモータ36は、上記アシストモー
タ42がモータロツクされる時刻T2でトランジ
スタQ7及びQ12がオンされて駆動される。そこで
このリールモータ36はテープの正方向定速走行
に対応した回転速度及び回転方向で駆動され、前
述したように歯車39がリール台33の歯車35
と噛合してテープの正方向定速走行が行なわれ
る。
ここで、メインモータ59は、上記正方向再生
用のスイツチ86を操作した時刻T1で、トラン
ジスタQ13がオンされて、駆動される。そして、
前神したように、このメインモータ59の回転
は、左及び右キヤプスタン53,54にそれぞれ
左及び右フライホイール57及び58を介して伝
達される。
次に、上記電源スイツチの操作された状態にお
いて、逆方向の再生を行なうため、時刻T1でス
イツチ87を操作したとする。すると、上述した
のと同様にロジツク制御回路85の信号出力端
(T.out)がLレベルとなり、トランジスタQ6
オフされると共に、逆方向再生出力端(R.out)
がHレベルとなり、トランジスタQ2がオンされ
る。すると、アシストモータ42は、所定方向に
駆動されるに足る電流が所定時間(時刻T2まで)
供給されて反転駆動される。そこで、前述したよ
うに、メインギヤカム41が回転駆動して、前記
正逆切換装置を動作させ逆方向のテープ走行を行
なう如く機能する。この際、この切換動作に連動
して、前述したヘツド回転機構56が動作されて
録再ヘツド55がテープ走行方向に対応してテー
プ面に当接されると共に、左ピンチレバー49が
回動されて、左ピンチローラ51が左キヤプスタ
ン53にテープを介して当接される。このとき、
上述した正方向再生状態と同様にロジツク制御回
路85の信号出力端(T.out)がHレベルとな
り、上記トランジスタQ6がオンされる。そのた
め、上記アシストモータ42は、微小の所定電流
が供給され、モータロツク状態となされて、ここ
にテープの逆方向再生が行なわれるものである。
一方、リールモータ36は、上記アシストモー
タ42がモータロツクされる時刻T2でトランジ
スタQ12及びQ3がオンされ駆動される。そこで、
このリールモータ36はテープの逆方向定速走行
に対応して回転速度及び回転方向で駆動され、前
述したように歯車39がリール台32の歯車34
と噛合して、テープの逆方向定速走行が行なわれ
る。
ここで、メインモータ59は上述した正方向の
再生のときと同様に、上記スイツチ87が操作さ
れた時刻T1でトランジスタQ12がオンされ駆動さ
れるものである。
また、早送りテープ走行を行なうため、スイツ
チ89を操作すると、ロジツク制御回路85の早
送り出力端(F.F.out)に接続された図示しない
早送り回路により、リールモータ36は、テープ
早送り状態に対応した回転速度及び回転方向で駆
動され、安定なテープ早送り走行がなされるもの
である。
ここで、巻戻しテープ走行を行なうため、スイ
ツチ90を操作した場合には、ロジツク制御回路
85の巻戻し出力端(REW.out)に接続された
図示しない巻戻し回路によりリールモータ36
は、テープ巻戻し状態に対応した回転速度及び回
転方向で駆動され、安定なテープ巻戻し走行がな
されるものである。
また、早送り再生(キユー)を行なうため、ス
イツチ86及び89を複合的に操作したとする。
すると、上記選択スイツチ93がオンされてナン
ド回路N3の出力端がLレベルとなると共に、ロ
ジツク制御回路85の早送り出力端(F.F.out)
がHレベルとなる。そのため、ナンド回路N4
出力端がHレベルとなり、アシストモータ駆動回
路のトランジスタQ1がオンされると共に上述し
たようにトランジスタQ6がオフされてアシスト
モータ42は所定方向に駆動されるに足る電流が
供給されて正転駆動される。そこで、メインギヤ
カム41が回転駆動して、正逆切換装置を動作さ
せ、正方向のテープ走行を行なう如く機能すると
共に、録再ヘツド55をテープ走行方向に対応し
て回転させる。その後、前述したようにヘツドス
ライダ48が摺動されて録再ヘツド55がテープ
面に軽く触れ、かつピンチローラ52が右キヤツ
プスタン54に当接される前に位置検出スイツチ
96がオフされる。すると、ナンド回路N6
N7,N8,N9,N10によりナンド回路N11の出力
端がHレベルとなり、アシストモータ駆動回路の
トランジスタQ6がオンされる。そのため、上記
アシストモータ42は微少の電流が供給され、モ
ータロツク状態となされて、ここに、早送り再生
(キユー)が行なわれるものである。
ここで、巻戻し再生(レビユー)を行なうた
め、スイツチ87及び90を複合的に操作したと
する。すると、前記選択スイツチ93がオンされ
て、ナンド回路N3の出力端がLレベルとなると
共に、ロジツク制御回路85の巻戻し出力端がH
レベルとなる。そのためナンド回路N5の出力端
がHレベルとなり、アシストモータ駆動回路のト
ランジスタQ2がオンされると共に、上述したよ
うにトランジスタQ6がオフされてアシストモー
タ42は所定方向に駆動されるに足る電流が供給
されて反転駆動される。そこで、メインギヤカム
41が回転駆動して、正逆切換装置を動作させ、
正方向のテープ走行を行なう如く機能すると共
に、録再ヘツド55をテープ走行方向に対応して
回転させる。その後、早送り再生と同様にヘツド
スライダ48が摺動され録再ヘツド55がテープ
面に軽く触れ、かつ左ピンチローラ51が左キヤ
プスタン53に当接する前に位置検出スイツチ9
6がオフされる。すると、ナンド回路N6,N7
N8,N9,N10によりナンド回路N11の出力端がH
レベルとなり、アシストモータ駆動回路のトラン
ジスタQ6がオンされる。そのため、上記アシス
トモータ42は、微少の電流が供給まれ、モータ
ロツク状態となされて、ここり、巻戻し再生(レ
ビユー)が行なわれるものである。
ここで、上記のような基本例となされたテープ
レコーダ装置において、以下、この考案の一実施
例について図面を参照して詳細に説明する。第2
2図は、前述した位置検出スイツチ96の駆動系
を示すもので、この位置検出スイツチ96は、ス
イツチスライダ98を介して前記ヘツドスライダ
48と連動関係となされている。すなわち、上記
位置検出スイツチ96は、前記メインシヤーシ3
1の裏面部に矢印J,K方向に摺動自在に配設さ
れるもので、この位置検出スイツチ96の操作部
99は上記メインシヤーシ31の表面部に突出さ
れている。そして、この位置検出スイツチ96の
操作部99は、上記スイツチスライダ98の一端
に挟持するように支持され、このスイツチスライ
ダ98の他端は上記ヘツドスライダ48の一部に
係合されている。
また、上記スイツチスライダ98は、その中間
部が上記メインシヤーシ31に植設される回動軸
100に回動自在に支持されるもので、この回動
軸100に対し上記ヘツドスライダ48の微調整
用に移動自在となされている。
すなわち、上記ヘツドスライダ48が前述した
ように矢印G方向に摺動されると、上記スイツチ
スライダ98は連動して矢印L方向に回動し、上
記位置検出スイツチ96を矢印J方向に摺動させ
るものである。
また上記ヘツドスライダ48が矢印H方向に摺
動されると、上記スイツチスライダ98は一端に
係着されるばね101の付勢力により矢印M方向
に回動し、上記位置検出スイツチ96を矢印K方
向に摺動させるものである。
さらに、上記メインシヤーシ31の前面部に
は、リバーススイツチ102の操作部103が突
出された状態で矢印O,P方向に摺動自在に配設
されている。このリバーススイツチ102は、前
述した正逆切換装置40(第22図中図示せず)
に結合され必要な制御を行なうために用いられる
もので、例えばテープ走行状態を検出するように
機能するものである。
ここで第23図は、上記位置検出スイツチ96
及びリバーススイツチ102の詳細を示すもので
ある。すなわち上記メインシヤーシ31の裏面部
に積層して配設される印刷配線板104には、上
記ヘツドスライダ48の位置を検出するために図
示しない駆動系等の電気回路に接続されるスイツ
チ回路パターン105,106,107,108
及び上記正逆切換装置40の制御を行なう電気回
路(図示せず)に接続されるスイツチ回路パター
ン109,110,111が形成される。
ここで、それらスイツチ回路パターン105,
106,107,108及び109,110,1
11に対応して、上記印刷配線板104には、上
記位置検出スイツチ96及びリバーススイツチ1
02がそれぞれ矢印J,K方向及び矢印P,O方
向に摺動自在に配設される。そして、これら位置
検出スイツチ96及びリバーススイツチ102
は、上記各方向に摺動された状態でそれぞれの接
続部112及び113が上記印刷配線板104の
スイツチ回路パターン105と106あるいは1
07と108及び111と109あるいは111
と110との電気的接続を行なうものである。
第24図は、上記位置検出スイツチ96を取出
して示すもので、上記リバーススイツチ102に
ついては、略同様に構成されることで、ここで
は、この説明を省略するものである。すなわち、
上記印刷配線板104には、上記スイツチ回路パ
ターン105,106と107,108との中間
部に透孔114が形成され、この透孔114に対
応して上記メインシヤーシ31には、上記位置検
出スイツチ96が弾性係合される摺動孔115が
形成される。
また、この摺動孔115に摺動自在に配設され
る上記位置検出スイツチ96には、一体的に一対
の弾性支持片116,117摺動方向と略直交す
る方向に弾性力を付与するように形成されこれら
弾性支持片116,117の先端には、上記摺動
孔115の側部と摺動自在に係合するフツク部1
18,119がそれぞれ形成される。そして、上
記位置検出スイツチ96の中間部には、上記印刷
配線板104の下面部及び上記メインシヤーシ3
1の摺動孔115からそれぞれ突出する上記操作
部99が一体的に形成されており、この操作部9
9は上記メインシヤーシ31の前面部で上述した
スイツチスライダ98(第22図参照)の一端に
挟持される。
すなわち、上記位置検出スイツチ96は、上記
ヘツドスライダ48(第1図参照)の移動に連動
して矢印J,K方向(第23図参照)に移動する
と、この位置検出スイツチ96の接続部112が
上記印刷配線板104上のスイツチ回路パターン
105と106あるいは107と108との電気
的接続がなされ、上記ヘツドスライダ48の位置
検出がなされるものである。
このように、位置検出スイツチ96は弾性支持
片116,117を積層される印刷配線板104
を介してメインシヤーシ31の摺動孔115に弾
性係合させるだけで特別に取付部材を用いること
なく容易に配設することができる。このため印刷
配線板98をメインシヤーシ31に対し積層して
配設し得ることで小型化し得、かつ、部品点数が
減少されることで取付作業が極めて簡便となり、
大量生産化に好適するものである。
なお、この考案によれば上記メインシヤーシ3
1に直接的に電気回路を形成し、この電気回路の
接点部に対応してスライドスイツチを配設しても
同様に有効である。よつて、この考案の要旨を逸
脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることは云
う迄もないことである。
〔考案の効果〕
以上述べたように、この考案によれば簡易な構
成で、しかも小型化し得、かつ作業性の良い極め
て良好なテープレコーダ装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の適用されるテープレコー
ダ装置の基本例の全体的な構成を示す表面側平面
図、第2図は、同じく裏面側平面図、第3図は、
この考案の基本例となる正逆切換装置を示す分解
斜視図、第4図は、メインギヤカムの表面側の構
成を示す平面図、第5図は、メインギヤカムの裏
面側に配設される戻し機構の構成を示す平面図、
第6図及び第7図は、第4図の動作を示す平面
図、第8図乃至第15図は、第5図の動作を示す
平面図、第16図乃至第18図は、第4図の動作
を示す平面図、第19図は、アシストモータ、リ
ールモータ及びメインモータに適正電流を加える
ための各駆動回路の一例を示す回路構成図、第2
0図は、同上アシストモータの高速テープ走行時
における制御回路の一例を示すブロツク回路構成
図、第21図は、定速走行及び停止用スイツチ、
ロジツク制御回路の出力端及び各モータの信号状
態を示すタイミング図、第22図は、この考案の
一実施例に係るテープレコーダ装置の要部を示す
斜視図、第23図は、第22図の詳細を示す斜視
図、第24図は、第23図の一部断面図である。 31……メインシヤーシ、32……リール台、
33……リール台、34……歯車、35……歯
車、36……リールモータ、37……歯車、38
……摩擦部材、89……歯車、40……正逆切換
装置、41……メインギヤカム、42……アシス
トモータ、43……歯車、44……第1の減速歯
車、45……第2の減速歯車、46……第3の減
速歯車、47……再生スライダ、48……ヘツド
スライダ、49……左ピンチレバー、50……右
ピンチレバー、51……左ピンチローラ、52…
…右ピンチローラ、53……左キヤプスタン、5
4……右キヤプスタン、55……録再ヘツド、5
6……ヘツド回転機構、57……左フライホイー
ル、58……右フライホイール、59……メイン
モータ、60……プーリ、61……ベルト、62
……イジエクト部材、63……ばね、64……イ
ジエクトスライダ、65……カセツト検出スイツ
チ、66……誤消去防止スイツチ、67……誤消
去防止スイツチ、68……誤消去防止機構、69
……戻しレバー、70……戻しレバー、71……
戻しばね、74……トーシヨンスプリング、75
……トーシヨンスプリング、76……ばね、77
……ヘツド取付構体、78……ヘツド台板、79
……歯車、80……扇状歯車、81……ヘツド支
持体、82……消去ヘツド、83……テープガイ
ド部、84……トーシヨンスプリング、85……
ロジツク制御回路、86……スイツチ、87……
スイツチ、88……スイツチ、89……スイツ
チ、90……スイツチ、91……スイツチ、92
……スイツチ、93……選択スイツチ、94……
接続端、95……接続端、96……位置検出スイ
ツチ、97……接続端、98……スイツチスライ
ダ、99……操作部、100……回動軸、101
……ばね、102……リバーススイツチ、103
……操作部、104……印刷配線板、105,1
06,107,108……スイツチ回路パター
ン、109,110,111……スイツチ回路パ
ターン、112……接続部、113……接続部、
114……透孔、115……摺動孔、116,1
17……弾性支持片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テープレコーダ機構部の取付基体または該取付
    基体に取付られる印刷配線板に形成されるスイツ
    チ回路パターンと、このスイツチ回路パターンを
    スライド式に切換えるもので、操作部及び前記取
    付基体に対してスライド方向に略直交する方向に
    弾性係合される弾性支持部を有したスイツチ部材
    とを具備し、前記スイツチ部材がその操作部を前
    記テープレコーダ機構部に連動して前記スイツチ
    回路パターンを切換えるようにしたことを特徴と
    するテープレコーダ装置。
JP14052282U 1982-09-16 1982-09-16 テ−プレコ−ダ装置 Granted JPS5945758U (ja)

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JP14052282U JPS5945758U (ja) 1982-09-16 1982-09-16 テ−プレコ−ダ装置

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JPS5945758U JPS5945758U (ja) 1984-03-27
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