JPS642010B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS642010B2
JPS642010B2 JP54500414A JP50041479A JPS642010B2 JP S642010 B2 JPS642010 B2 JP S642010B2 JP 54500414 A JP54500414 A JP 54500414A JP 50041479 A JP50041479 A JP 50041479A JP S642010 B2 JPS642010 B2 JP S642010B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fault
line
point
directional
lines
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54500414A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55500204A (ja
Inventor
Izaberu Ere
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Safran Data Systems SAS
Original Assignee
Enertec SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Enertec SA filed Critical Enertec SA
Publication of JPS55500204A publication Critical patent/JPS55500204A/ja
Publication of JPS642010B2 publication Critical patent/JPS642010B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/26Sectionalised protection of cable or line systems, e.g. for disconnecting a section on which a short-circuit, earth fault, or arc discharge has occured
    • H02H7/267Sectionalised protection of cable or line systems, e.g. for disconnecting a section on which a short-circuit, earth fault, or arc discharge has occured for parallel lines and wires

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Locating Faults (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Description

請求の範囲 1 各々が電気線路における第1および第2の点
の間に延びる端部を有する2つの平行線を有し、
各線路は前記端部間に直列に補償コンデンサを有
してなる電気線路に生じる故障点を検出する装置
において、 各線路の各端部で前記電気線路上の故障方向が
前方か後方かを検出する手段と、 この検出する手段の検出出力に応じて、検出さ
れた前方故障を示す第1の信号および検出された
後方故障を示す第2の信号を発生する手段と、 前記第1の線路の両端で前方故障信号が形成さ
れたとき前記2つの線路の一方上の故障存在を示
す信号を発生する手段とをそなえ、 前記一方の線路の第1の端部で前方故障信号が
発生し、かつ前記一方の線路の第2の端部で後方
故障信号が発生したとき、前記第2の線路の第1
の端部で後方故障信号が発生したことを条件とし
て前記2つの線路の一方に故障が発生したことを
示す信号も発生することを特徴とする電気系統中
の故障点検出装置。 2 請求の範囲第1項記載の装置において、前記
2つの線路の一方上の故障存在を示す手段は、前
記第2の線路の前記第2の端部で前方故障信号も
検出されたとき、前記第1の線路の第1の端部に
おける前方故障の検出、前記第1の線路の第2の
端部における後方故障信号および前記第2の線路
の第1の端部のみにおける後方故障信号に応じて
故障を示す信号を発生する装置。 3 請求の範囲第1項記載の装置において、前記
故障検出手段の各々は前記線路の各々の各端部に
位置する方向性ユニツトを有し、 この方向性ユニツトの各々は前方故障の検出に
よる第1の論理レベルおよび後方故障の検出によ
る第2の論理レベルの出力信号を発生する手段を
有し、 前記2つの線路の一方上の故障存在を示す信号
を発生する手段は、 前記2つの線路の一方の前記第1および第2の
方向性ユニツトの出力に接続された第1および第
2の入力を有する第1のアンドゲートと、 前記2つの線路の一方の前記第1および第2の
方向性ユニツトの出力にそれぞれ接続された反対
極性の第1および第2の入力、ならびに前記2つ
の線路の他方の第1方向性ユニツトの出力に接続
された第3の入力を有し、前記第2および第3の
入力は同極性を有し、各々が1つの出力を有する
第2のアンドゲートと、 それぞれ前記第1および第2のアンドゲートの
出力に接続された第1および第2の入力を有する
オアゲートとをそなえた装置。 4 請求の範囲第3項記載の装置において、前記
第2のアンドゲートは前記2つの線路の他方の第
2のユニツトの出力接続された第4の入力を有
し、 前記第1および第4の入力は同一極性を有する
装置。 5 請求の範囲第1,2,3または4項記載の装
置において、 前記電気線路の一方上の故障存在の検出に応じ
て少なくとも前記第1の線路の前記端部の各々を
遮断する装置。 明細書 本発明は、特に長距離送電施設の監視のための
方向型検出システムに関するものである。 まる送電線または送電系はそれだけ単独で考慮
する事なく、送電線の複合回路全体の中で考慮し
なければならない事を想起しなければならない。
即ち、1つの線路上に1つの故障が出現した時、
この故障によつて発生される擾乱が回路網全体に
沿つて反響し、多小とも影響を及ぼす。 回路網の中の1つの線路の正確な監視を実施す
るには、二、三の特別の注意を払う必要がある。
まず第1に、故障が回路網上に出現した時に出力
に信号を出す“故障点標定器”と言う名称で知ら
れる装置によつて、全線路が監視される。これら
の公知の検出器は例えばインピーダンス測定型の
ものである。更に、線路の各集中点において、こ
の測定点に対して各線路を配向する事によつてこ
の測定点の“上流”または“下流”に故障がある
かいなかを確認する事のできる装置が接続される
事が好ましい。故にもし線路の各端に配置され、
この線路の方に配向されたこの種の2個の装置が
“下流”故障を表示するならば、この故障がその
線路上に存在する。またもしこれらの装置が線路
の一端において“上流”情報を与えるなら、この
故障は線路外にある。これらの装置は方向継電器
の名称で知られている。 この種の測定が実施された時、この“故障”を
分析しこの分析結果について、その線路において
生じる故障が少なくとも部分的な線路故障を生じ
る事を防止する目的で、この線路をその給電源か
ら遮断する保護装置が監視システムの中に備えら
れる。 この種の装置は、この技術分野の専門家によつ
て“保護リレー”の名称で知られている。 また、これらの故障が一時的である事は殆どな
い事を注意しなければならない。事実、もし故障
が外部物体を原因とする短絡によつて生じたのな
ら、この外部物体は短絡状態を保持する可能性が
強い。故にこの場合にその故障を局地化する必要
がある。これは特に長距離送電線の場合、故障に
最も近い専門装置ができるだけ急速に介入して、
その線路を復旧する事ができる様にする為であ
る。線路上で集められた種々の信号を分析する事
によつて測定点から故障点までの距離を算定する
事のできる、保護リレーに対して並列の装置が存
在する。この種の装置は故障点標定器の名称で知
られている。 上述の様な種々の必要を満たす為、多くの場合
に良い結果を与える装置が現に存在している。 しかし、最近の方向継電器でさえも、2点間の
送電が並列の2線路または2線路以上によつて実
施される系統の場合、特にこれらの線路がコンデ
ンサによつて補償される場合、誤つた結果を与え
る場合がある事がわかつた。ある種の条件におい
ては、方向継電器は、実際の故障が下流にあるの
に上流故障を表示する場合がある。 実際に線路中を通過させられる電力を増大し、
回路網の安定度を改良し、長距離線路を利用する
為、線路を補償しうる事を想起しなければならな
い。この様な補償は一般に、線路上に直列に配置
された1個または複数のコンデンサ群によつて得
られる。これらのコンデンサは、その場合に応じ
て線路の種々の点に配置する事ができる。とにか
くこの様にコンデンサを備えた線路の全補償率
は、平均的に30%〜70%の範囲にあり、その結果
ともかく補償線路の全合成インピーダンスは常に
誘導性となる。 この故に、また先に述べた様に、ある線路の監
視はその線路の1点から実施される。路線は常に
この点から見て一定のリアクタンスを示し、この
リアクタンスは、コンデンサの存在しない場合、
この点から見た線路の長さに近似的に比例してい
る。この線路上に故障が現われた時、測定点から
この故障点までの距離は線路単位長さ当りのリア
クタンスの一次関数となるであろう。以下の説明
において、測定点と故障との間に含まれる線路部
分の全リアクタンスをXで示す。 種々の手段によつてこのリアクタンスXの値を
研究すれば、リアクタンスの値Xの基準となつた
測定点に対して故障点が下流にあるか上流にある
かを決定する事ができる。現在まで知られている
方向継電器は、総ての場合において、分析パラメ
ータとしてこのリアクタンスXを取つて故障点位
置を決定する事ができる。この様な決定法は、複
数の並列線路の場合、特にこれらの線路が補償コ
ンデンサを備えていれば実施困難である事がわか
つた。 本発明は、これらの欠点を解決し電気接続中の
故障点の方向と位置を決定する事のできる方法並
びに装置を提供するものである。 本発明によれば、少なくとも2本の並列線路を
含み各線路はその各端に近接して1個の方向性要
素を備える様にした電気系統において、系統にお
ける故障点の検出に対応してこれら線路のいずれ
か1つにこの故障があるかないかを決定する為
に、前記方向性要素の少なくとも3要素の表示を
組合わせる事によつて、故障点位置を検出する。
故障点の存在する場合には、第4要素の表示を用
いて故障がどちらの線路上にあるかを検出でき
る。 本発明によれば、前記の電気系統の路線に接続
された少なくとも3個の要素から出される少なく
とも3つの方向情報をうる為の手段と、これら路
線の少なくとも1つに関して故障点位置の表示を
発生する為これら3情報を組合わせる手段とを含
む装置が提供される。 本発明のその他の内容並びに利点は添付図面を
参照し且つ下記説明を読めば明白となろう。 添付図において、 第1図は並列線路を含む電気系統の説明図、 第2図はこの系統の回路図、 第3図は第2図の回路図と等価の回路図、 第4図は線路を監視する方向継電器について使
用される表現モードを示す図、 第5図は本発明の原理を実施する為の装置例の
ブロツクダイヤグラムである。 線路の各端に直列に接続されたコンデンサによ
つて補償される並列線路に関する方向検出に応用
された本発明の実施例について下記に説明する。 従来の方向検出においては、方向情報を与える
ためリレーまたは方向要素が線路Lの各末端に配
置される。第4図の検出リレーD1は、その組合
わされた線路を風下(第4図の小旗の向いた方
向)に見る様に接続され、従つて風上は、このリ
レーの測定点Aに関して、その線路の外部にある
電気系統の部分に対応している。言いかえれば、
リレーの点で測定された電流と電圧は、この点で
決定される線路の方向(例えば点AにおいてAか
らBに向つての方向)を基準とする電流及び電圧
である。線路Lの各端はそれぞれリレーD1とD2
を備えているのであるから、もしこれらの2リレ
ーD1とD2が下流にそれぞれ1個の故障表示を与
えるなら、始動装置、例えばインピーダンス測定
リレーが予め故障の存在を検出した時、その保護
線路に関して故障が宣言されうるであろう。線路
の1端から他端への、いずれか一方のリレーの情
報の伝送は、従来通り、2個の方向情報を結合す
る様に線路上のHF伝送によつて実施される。 故障がリレーの上流にあるという1回の表示だ
けで、その線路を保護する遮断装置、即ち遮断器
その他の装置は引はずしを鎖錠するのに十分であ
る事をも注意しなければならない。 これらの機能を実施するために使用される代表
的2図式について第4図を参照して下記に述べ
る。この図において、各保護点D1とD2について
線路Lの下流方向は対向の小旗の向いた方向であ
る。 超過(パーミツシブオーバリーチ)に伴う条件
的引はずし 保護点D1は、下流に故障を“見た”時、パー
ミツシブオーバリーチの情報を末端Bに向つて送
る。しかし、上流に故障を見る時には信号を出さ
ない。 もし保護点D2が保護点D1から“パーミツシブ
オーバリーチ”の情報を受けるなら、またもし保
護点D2が下流に故障を見た結果、同様にして保
護点D1に向つて引はずし許可信号を送るなら、
この線路上の引はずしは原則として、その両端に
おける遮断の形をとる。 鎖錠図式―ブロツキング 保護点D1は、上流に故障を見た時、閉塞情報、
即ち鎖錠情報を保護点D2に向つて送るが、保護
点D1が下流に故障を見た時には信号を出さない。 保護点D1から来る閉塞信号または鎖錠信号が
ない時に保護点D2が下流に故障を見るなら、引
はずしが生じる。 上記の説明は、“遠隔保護”技術において使用
される原理の極めて簡単な要約である。これらの
原理とその実施例は、“遠隔保護”の表題で
CIGREによつて1969年3月に出版されたメモワ
ールの317頁に詳細に論述されている(大送電網
に関する国際会議―パリ、75008―ハウスマンビ
ル112)。 この英仏二言語のメモワールは、これらの問題
に関する共同作業グループによつて作成されたリ
ポートに基づくものであつて、種々の情報源から
得られた情報に基づいて保護システムを作動する
条件のみならず、各保護システムを相互に接続す
る為にこれらの情報を伝送するモード(遠隔通信
システム)についても記述している。 方向継電器の伝統的作動原理は、線路の一端に
おける一点(いわゆる測定点)で測定された電圧
値と電流値の間の局所的位相比較に基づいてい
る。この線路の他端に場合によつて伝送される上
流/下流表示を与えるのは、この比較の結果であ
る。 即ち、例えば、合計インピーダンスリレーと呼
ばれる方向継電器を使用して、故障の出現以前に
測定点に存在する電圧(記憶された電圧)の位相
と、そのリレーの存在する測定点において故障出
現時に測定された電流の位相とを比較する。これ
ら位相の比較は、考慮される電圧と電流を代表す
る複素数記号の比によつて現わされるのが便利で
ある。この比が正の場合、これは比の各項の位相
の一致を示し、これは測定点の下流における故障
に対応している。逆の場合(負の比、位相の不一
致)、故障は上流にある。 上流インピーダンスリレーと呼ばれる前記より
新しい型のリレーを使用する場合、故障の出現後
と出現前において測定された電圧の差と、故障発
生後の電流との間において位相比較を実施する。
この比較から引出された結論は、符号以外は、合
計インピーダンスリレーの場合と同様である。即
ち、位相の不一致(負の比)は測定点の下流にお
ける故障を表示するものと見なされ、位相の一致
(正の比)は上流の故障に対応する。 A点とB点の間の線路を見る場合、それぞれA
点とB点のリレー即ち方向保護要素による下流故
障の表示は、他の装置によつてもその存在が検出
される故障がその線路上にある事を確認するため
に原則として必要かつ十分である。 複素数電気回路の展開に伴なつて、二、三の場
合には線路の二点AとBの間に故障が出現して
も、線路の各端に結合された方向要素が下流にお
ける故障の表示を発生しない場合のありうる事が
発見された。従つて、その結果これらの方向要素
によつて与えられる表示の解釈において見掛け上
の不確定性が存在し、この不確定性は、線路に沿
つたA点とB点との間における故障の位置に関連
し、従つて故障点DとそれぞれA点とB点との間
にある線路区間の複素数インピーダンスの値に関
連している(第2図において表示される線路の
インピーダンスZ1とZ2)。 ここで、Z1,Z2は複合インピーダンスを示して
いる。そしてZ1を例にとれば、このZ1は線路の
故障点Dとこの線路の端部点Aとの間の線路部分
の複合インピーダンスである。 このZ1は故障点Dの位置によつて変化する。そ
して線路上の故障点につき、3つの異なつた点
を考えた場合それらの点にZ1は対応する。(Z11
(Z12および(Z13は故障点Dの3つの仮想固定
点に対するZ1の固定値である。第1の位置1は点
Aに最も近く、第3の位置3は最も遠くて第2の
位置2はその中間である。この結果、(Z11
(Z12<(Z13となる。 本発明によれば、線路の2点AとBの間に平行
線路を備え、少なくとも二、三の情況において、
これら2点間の一方の線路に結合された方向要素
から出る情報を、これら2点間の他方の線路に結
合された少なくとも1個の他の方向要素の情報と
比較する事によつて、二、三の回路形態において
現れうる見掛け不確定性を解決可能な事が確認さ
れた。 A点とB点との間の2本の(または2本以上
の)平行線路について、これらの線路に共通の末
端AまたはBのいずれかの近傍に直列に補償コン
デンサを接続した場合、前記の不確定性をどの様
にして解決できるかを特に下記の2例について説
明しよう。またこの様な不確定性を除去する装置
についても説明する。 前段に述べた回路形態において、この装置は、
一方の線路の両端に結合された2個の方向要素が
2つ共に下流故障を表示する時、遠隔保護の正常
動作を遂行する。平行線路上に相互矛盾した方向
情報の組合わせが出現する場合、補償コンデンサ
側と反対の側の末端において各線路に結合された
方向要素によつて出される方向情報が逆転された
かの様に動作し、この逆転結果に従つて、遠隔保
護動作によつていずれか一方の線路の引はずしを
許可しまたは許可しない。 第1図は2組の母線AとBの間に2本の線路
とが並列に接続された電気系統または回路部分
を示す。これらの線路とはそれぞれ、母線A
と直列に接続する補償コンデンサC〓とC〓を備え
る。母線Bに隣接配置された補償コンデンサは存
在しない。 線路の両端AとBはそれぞれ方向要素R1
R2を備え、これに対して、線路の対応の末端
はそれぞれ方向要素R3とR4を備えている。 第2図は、線路に対してD点において故障が
作用すると仮定して、接続部A及びBと故障点D
との間の線路部分のインピーダンスがそれぞれZ1
及びZ2であるとした第1図に対応の電気回路であ
る。線路のインピーダンスはZ3で示される。
VAとVBは故障の出現後にそれぞれAとBにおい
て測定された電圧である。ZAとZBはそれぞれA
とBから見て接続ABに対して上流のインピーダ
ンスである。IAとIBは、それぞれインピーダンス
ZAとZBを通る電流である。I1A,I1B,I2A,I2Bはそ
れぞれの数値指数及び文字指数に対応する線路
との末端AとBにおける電流である。即ち、例
えばI1Aは、線路Iの末端Aにおいて測定された
電流であつて、方向要素R1を給電する。故障電
流をJと呼び、この故障電流は第2図において
は、線路IのD点とアースとの間において流れる
ものと仮定されている。電圧、電流及びインピー
ダンスについて使用された符号は定常状態での特
定周波数における複素数記号である。 また故障の出現直前に測定点AとBにおいて測
定され、上述の様にそれぞれの要素が指向性情報
を誘導できる様に記憶された電圧VAMとVBMを下
記において考慮する。更に、故障出現前における
故障点Dの電圧VDは、下記の記号法においては、
負荷電流の値がゼロ、または少なくとも故障電流
に比して無視できる程度であると仮定されるが故
に、実際上VAM及びVBMに等しいものと見なされ
る。 また最後に、下記の諸例においては、インピー
ダンスZ1(このインピーダンスは故障点Dの位置
とともに変動する)について特に下記の3値を用
いる(この場合インピーダンスはリアクタンスを
も意味する)。 これらの値(Z11,(Z12及び(Z13は次の不
等式によつて結合される。 (Z13<(Z12<(Z11<0 前述の定義並びに説明に照らして、下記の2型
の方向装置について本発明の実施例を検討する。 第1装置 合計インピーダンス測定(例えば、スイヤー
ル、サルキス及びムートン諸氏による1974年
CIGREリポート34.02pp.7(高圧大送電網に関する
国際会議、2 Bd Haussman 75008パリ)の
記憶式方向継電器参照)。 合計インピーダンス測定に際して、各測定点に
おける測定値は記憶された電圧と電流である。言
いかえるならば、方向継電器R1〜R4は記憶され
た電圧測定値(VAM、VBM)と電流測定値I1A
I1B,I2A及びI2Bとをそれぞれ使用する。 記憶された電圧値と電流間の位相比較結果を下
表に示す(Z2>0)。
【表】 符号+は方向情報:下流故障に対
応する。
符号−は方向情報:上流故障に対
応する。
一般に、合計インピーダンスが負の時、コンデ
ンサの端子における火花ギヤツプの放電は確実で
あると認められる。実際上、電流が危険なほどに
高い値をとつた時に放電する火花ギヤツプによつ
てコンデンサC〓とC〓が保護されている。値Z1
(Z12への移行は、式VD/Jの符号がゼロを通つて 逆転する事に対応する事を証明する事ができる
(例えば下記の展開計算を参照)。これは、故障電
流が非常に高い値を通過する事に対応する(無限
への傾向)。故に、最後のケースZ1<(Z12は生じ
る事なく、最初の3ケースのみが生じうる。 最初の2ケース(Z1>(Z11)は遠隔保護に関
する前記説明の様に、故障線路1において引はず
しが生じ、健全路線上の2方向継電器の一方が
鎖錠する場合に対応する。 第3ケースは、見掛け不確定性を伴なつた各線
路上において引はずしのないケースである。即ち
要素R2によるB点上流の故障(負のVD/I1B)、及
び要素R3によるA点上流の故障(負のVD/I2A)。 本発明を実施する為に考慮される装置は、2線
路のいずれか一方の引はずしを伴なわずに故障が
見られる事を特徴とする場合において、位相比較
情報の特定処理を実施するものである。 即ち、この装置はB点(コンデンサ側と反対の
側)における方向情報を逆転する事ができ、A点
(コンデンサ側)において与えられる情報を考慮
する。 これらの新規な方向情報全体は、線路の上に
故障が存在しこの線路の2個の方向要素R1
R2がこの故障を下流に見る事、また線路の上
に故障が存在せず、2個の方向要素R3とR4が故
障を上流に見る事を表示する。 他の型式のもとに、考慮される装置は下記の組
合わせを直接に線路上の故障の特徴と見なし、
この線路上の引はずしを生じると言う事ができ
る。 −線路上のA点から見て下流の故障(コンデン
サ側) −線路上のB点から見て上流故障、 −線路上においてA点から見て上流故障(コン
デンサ側) −線路上においてB点から見て下流故障。 超過(パーミツシブオーバリーチ)を伴なう条
件的許可図式の場合においては、B点から見た下
記の論理組合わせを線路上の故障の特徴と見な
す。 −線路上にパーミツシブオーバリーチ信号の存
在、 −線路上にパーミツシブオーバリーチ信号の不
存在 −線路上の上流方向情報、 −線路上の下流方向情報。 鎖錠図式または閉塞図式において、下記の論理
組合わせは線路上の故障を特徴づける。 −線路上の閉塞信号の不存在、 −線路上の閉塞信号の存在、 −線路上の上流方向情報、 −線路上の下流方向情報、 実際問題として、この装置は、表の線路と
の組合わせのほかに、この組合わせに対して反
応して引はずしを生じるものと考える事ができ
る。 故に、前記の表の4欄に示された位相関係の
4表示は、線路または線路部分のいずれか一端に
伝送されたのち、論理装置中において組合わされ
る事ができ、この論理装置が、線路上の故障を
特徴づけるこの表の最初の3行に示される論理組
合わせのいずれか1つの存在において、この線路
の引はずしを生じるであろう。 この種の装置は第5図のブロツクダイヤグラム
において、点線フレーム15の内部に例示されて
いる。このフレーム内部においてANDゲートま
たはORゲートから成る論理回路は、考慮される
系統の末端部Bについて検討したばかりの真理表
の翻訳を成すものである。 この末端に位置する開閉所は、点Aの方向にそ
れぞれ線路とを検査する方向継電器R2とR4
を備える。更にこの開閉所は、それぞれの線路
とをB方向に検査する2個の方向継電器R1
R3からこれらの線路との上を高周波で伝送
される情報の2個の受信器R′1とR′3を含んでい
る。これらのリレーR1とR3は、前掲の文献“遠
隔保護”に記載の技術の1つによつてEF線路
及びHF線路によつてそれぞれ受信器R′1及び
R′3と通信する発信器を備えている。 受信器R1とR3及びリレーR2とR4から来る信号
は、開閉所Bに接続した回路15の入力E1,E2
E3,E4に加えられる。入力E1〜E4のそれぞれの
論理水準1は、同じ指数のリレーR1〜R4が下流
に故障を“見る”と言う表示に対応する。 回路15は、それぞれの線路の引はずし装置を
それぞれドライブする2個の出力16と18を持
ち、またこれらの引はずし装置は、線路につい
ては21、線路については22で示してある。 出力16は、2入力33,35を有するORゲ
ート31から給電される。入力33は2入力を有
するANDゲート37によつてドライブされ、こ
れらの入力はそれぞれ装置の入力E1とE2に接続
されているので、もしリレーR1とR2が2つ共に、
それぞれの位置の下流に故障を見るならば、線路
の引はずし命令がゲート31を通して出力16
に対して出される。 このORゲート31の入力35はANDゲート4
0によつてドライブされ、このANDゲート40
は4入力41,42,43,44を有し、これら
の入力はそれぞれE1,E2,E3,E4に接続されて
いる。入力42と43は逆転入力であるから、
R1とR4が下流に故障を見、R2とR3が上流に故障
を見る時、線路の引はずし命令がORゲート3
1を通して出力16に加えられる。 線路の引はずし装置22は、2個のANDゲ
ート50と60の命令で前記と同様にして作動さ
せられる。 E3とE4に接続させられた2入力を有するAND
ゲート50は、線路を監視する2個のリレー
R3とR4によつて下流に見られる故障の条件を検
出する。4入力E1〜E4にそれぞれ接続された4
入力61〜64(その内2入力61と64は逆転
入力)を有するANDゲート60は、ANDゲート
40を作動させる状態と逆の状態、即ちR1とR4
から上流に故障を見、R2とR3から下流に故障を
見る状態において、線路の遮断を命令する。 この様にして、ANDゲート40とANDゲート
60によつて検出される状態において、引はずさ
れる線路上の総ての不確定性が除去される。これ
らのANDゲートの動作をまとめて言えば、不確
定性が現われた場合にR2とR4の(コンデンサと
反対の開閉所Bのリレーの)表示が逆転されたか
の様に、開閉所Bに対してそれぞれ線路または
の引はずし許可を与える。場合によつてこれら
のゲートは、超過(パーミツシブオーバーリー
チ)を伴う条件的許可手続(発信)の枠内、また
は鎖錠或いは閉塞(発信の停止)の枠内におい
て、故障線路に関する対応の信号を開閉所Aに送
る為に遠隔保護機能に影響を与える。 もちろん、もし例えばA点におけるリレーR1
とR3が下流故障を見るのに対してリレーR2とR4
がこの同一故障を上流に配置するならば、不確定
性は存在せず、線路またはのいかなる引はず
し命令も出されないであろう。 この装置の利点は合計インピーダンスリレーの
指向性を保持して、コンデンサ下流の電圧測定を
可能にするにある。この事は、線路の一端から他
端への、方向情報の高周波伝送を容易にする。 第2方向装置 上流インピーダンスの測定(コンタールシユル
ンベルジユにより1977年2月9日に出願され、
1978年9月に第2380631号として公表されたフラ
ンス特願第7703569号を参照) 上流インピーダンス測定に際して、測定値は各
点における電圧変動(故障後の電圧―故障前の電
圧)、及び電流である。 測定された電圧と電流との間の位相比較によつ
て下記表を作成する事ができる。
【表】 符号−は方向情報:下流故障に対
応する。
符号+は方向情報:上流故障に対
応する。
考慮される装置は、第5図の装置における入力
の符号を逆転する事によつて同様にして製作する
事ができ、この装置は前記装置と同様に、2線路
の上に引はずしが存在せずに故障が検出された
時、位相比較情報の特殊処理を実施する。 即ちこの装置はB点(コンデンサと反対の側)
の方向情報を逆転する事ができ、A点に供給され
る情報を考慮に入れる。 または他の形式として、この装置は下記組合わ
せを線路上の故障の特徴と見なして、この線路
上の引はずしを生じる。 −線路上のAから見て下流の故障(コンデンサ
側) −線路上のBから見て上流の故障、 −線路においてAから見られた上流故障(コン
デンサ側) −線路においてBから見て下流の故障 この種の装置の利点は、あらゆる可能な条件に
おいて作動する事である。即ちこの装置はコンデ
ンサの両端子における火花ギヤツプの放電条件に
関する仮説を立てない。 線路に係わる故障電流Jとして選ばれた基準
値の位相に対して、2線路との各端において
得られる総ての値の位相を研究する事により、前
記の表との中に求められている結果の証明を
試みる事ができる。この様にして下記の表に達
する。この表から出発して、基準項を消去する
事により、それぞれの方向装置R1,R2,R3及び
R4によつて対応の末端について直接に測定され
た値のみを介入させる前述の表とが誘導され
る。 下記の二、三の仮説から出発する。 −総ての抵抗項を無視する(特に完全故障に関し
て) −放電電流はゼロと仮定される(もしくは故障電
流に対して無視できるものと仮定される)。 線路の補償が100%以下とすれば、 リアクタンスZA,Z1+Z2,Z3は、基本周波数
例えば50Hzにおいて正である。 保護線路に給電する為に各測定点AとBにおい
て得られる値は電圧VAとVBであり、また測定点
AとBにおいて記憶された電圧(故障以前)はそ
れぞれVAMとVBMであり、また電流はそれぞれ
I1A,I1B,I2A,及びI2Bである。 星型一三角形変換法を応用する事により、即ち
故障点Dを含む第2図の三角形A,D,Bの代わ
りに末端A,B,T(アース)を有しまた各分岐
が下記のインピーダンスを有する頂点D′の星型
回路を用いる事によつて、第2図の回路と等価の
第3図の回路を作成する事ができる。 D′A:Z1Z3/Z1+Z2+Z3 D′B:Z2Z3/Z1+Z2+Z3 D′T:Z1Z2/Z1+Z2+Z3 下記の様に置く。 ZT=Z1+Z2+Z3 ZD=ZA+Z1Z3/ZT ZC=ZB+Z2Z3/ZT ZG=ZC+ZD 故障点における故障前の電圧をVDとし、負荷
電流をゼロとすれば、下記の様に書く事ができ
る。 VAM=VBM=VD 故障電流J(線路上の故障)の関数として、
各測定点における相対的電圧値と電流値を下記の
様に求める事ができる。 IA=JZC/ZC+ZD IB=JZD/ZC+ZD VA=Z1Z3/ZT IA+Z1Z2/ZTJ =JZ1/ZT Z3ZC+Z2(ZC+ZD)/ZC+ZD 対称性により、下記が得られる。 VB=JZ2/ZT・Z3ZD+Z1(ZC+ZD)/ZC+ZD I1A=VA/Z1=JZ3ZC+Z2(ZC+ZD)/ZT(ZC+ZD) I1B=VB/Z2=JZ3ZD+Z1(ZC+ZD)/ZT(ZC+ZD) I2A=VA−VB/Z3=JZ1ZC−Z2ZD/ZT(ZC+ZD) =JZ1ZB−Z2ZA/ZT(ZC+ZD) I2B=JZ2ZA−Z1ZB/ZT(ZC+ZD) VD=J(Z1Z2/ZT+ZCZD/ZC+ZD) =JZ1Z2(ZC+ZD)+ZCZDZT/ZT(ZC+ZD) 各点における値と故障電流との間において位相
を比較しようとすれば、下記の三種の場合を考慮
しなければならない(この場合インピーダンスは
リアクタンスをも意味する)。 (1) Z1>0、Z2>0 (2) Z1<0、Z2>0 これはコンデンサがA点にある時に生じる、 (3) Z1>0、Z2<0 これはコンデンサがB点にある場合に生じる
(ケース2の対称)。 ケース1はコンデンサのない通常線路のケース
と同様であるから、下記においてケース2を詳細
に検討しよう。 Z1<0及びZ2>0の場合、前記方程式に対応し
て下記の様に書く事ができる。 VA/J<0,I1A/J>0,I2A/J<0,I2B/J>
0 etVA−VD/J<0 Jの位相に対するI1B,VB,VD及びVB−VDの位
相はZ1の値に依存している。 VBとI1Bが常に同相にある事は理解されよう。 Z1の値に対応する二、三の式の符号の変換を研
究してみると面白い。更に詳しくは、下記を確認
する事ができる。即ち VB/Jは、Z1=(Z11の時 にゼロを通過する際に符号を変換する。 故にZ1=(Z11の時、VAとVBの位相関係の変換
が生じる。 更に具体的には、 Z1>(Z11である限り、VBは故障出現前に持つ
ていた符号を保持し、Z1が(Z11より小となる
時、即ち実際上、故障がコンデンサCIに近接した
時、VBはVAの符号をとる。 VD/Jは、Z1=(Z12の時にゼロを通過する際に 符号を変換する。 故に、Z1=(Z12の時、VAとVDの間の位相関係
の変換が生じる。 更に具体的には、これは、Z1が(Z12以下とな
る時に、故障電流が容量的となる。 下記を考慮して(Z11と(Z12をそれぞれ求め
る。 Z1>−ZAZT/Z3(1+ZGZT/Z32)に対してVB/VA<0 故に、(Z11=−ZAZT/Z3(1+ZGZT/Z32) Z1>−ZAZT/Z3(1+Z2ZG/ZCZ3)に対してVA/VD
0(また はI1A/VD>0) 故に、(Z12=−ZAZT/Z3(1+ZAZG/ZCZ3) また下記に注意せよ。 |(Z12|>|(Z11| 同様にして、VB−VD/Jは、Z1=(Z13の時にゼ ロを通過する際に符号を変換する。故に、Z1が値
(Z13を通過する瞬間にVB−VDとVAとの位相関
係が変換する。同様にして、Z1が(Z13以下とな
る時、VA−VDとの間の位相関係が逆転する。 前記と同様にして下記をうる。 (Z13=−ZAZT/Z3 また下記を注意しよう。 (Z13<(Z12<(Z11<0 要約すれば、線路が故障状態にある時、故障
電流Jに対する測定値の相対位相を示す表を下
記の様に作成する事ができる。 符号−は位相の不一致を示す。 符号+は位相の一致を示す。 表とは直接にこの表から誘導できる事を
注意しよう。
【表】 Z1=(Z11の場合、電圧VBと電流I1Bは2つ共に
ゼロを通ると言う事ができる。従つて、方向要素
R2は不確定表示を出す。しかしこの事は、先に
述べた様に不確定性を除去する事のできる他の3
方向情報から正確な表示をうる事を妨げない。 上記表からにおいて各横欄はZ1の値、すな
わち前述の(Z11,(Z22および(Z33に関する
故障点位置に対応する。そして各縦欄は横欄に示
されたVDとかI1Aのような2つの信号に位相比較
の結果を与える。 従来これらの信号は複合量として考えられてお
り、位相が一致するとそれらの比は正(表中では
「+」符号で示されていて測定点から故障が前方
であることを示している。 今暫く第5図に戻つて説明すれば、それぞれ線
路16と17に現われる線路との引はずし命
令は、引はずし装置21と22を介して開閉所B
の水準において線路の遮断を生じる様に作動す
る。但し一般に、本発明とは関係のないその他
二、三の条件が満たされる必要がある。また、遠
隔保護の手続の範囲内において、線路の両端が遮
断される様に対応線路の引はずし命令で作動する
類似の遮断装置が開閉所Aに存在する。 また厳密に言えば、ANDゲート40と60の
入力44と62は必要でない事を注意しよう。ま
た本発明によれば、前もつて選定された線路ま
たはのいずれかにおける故障の有無を表示する
為には、前述の4個の方向情報で充分である事が
わかる。実際に、もし線路を例えば開閉所Bに
おいて考慮すれば、この線路上に故障がある事
を確認するには、または逆に故障が線路の上
に、或いは開閉所Bの上流にある事を確認するに
は、リレーR1,R3及びR2から来る情報だけで充
分である。先に述べた不確定性はAの上流に故障
のある場合に生じない事はもちろんである。この
様にして、特定の線路を1つの開閉所において考
慮する時、この線路に関して故障の存在を確認す
る為には、この開閉所における他方の線路に結合
した方向要素の情報は無関係である。 前述の技術は、モードがどの様であれ、即ち例
えば相間モードであれ、雰相モードであれ、或い
は逆相モードであれ、全インピーダンス或いは上
流インピーダンス方向継電器に応用される。 またコンデンサCとCが第1図に図示の位
置において、即ち各線路の中央から同一側にあつ
て、作動していても、いなくても、共同に作動し
てもまたは別個に作動しても、総ての考慮される
場合において得られる方向表示は正確である事を
も注意しなければならない。 前述の諸原理を保持して、本発明の実施の為に
種々の変形が考えられる事は言うまでもない。特
に、これらの原理は、電気系統中において並列に
接続されたN線路(N>2)が使用される場合に
応用する事ができる。
JP54500414A 1978-02-23 1979-02-19 Expired JPS642010B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR7805205A FR2418560A1 (fr) 1978-02-23 1978-02-23 Detection de la position d'un defaut sur une ligne electrique

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55500204A JPS55500204A (ja) 1980-04-10
JPS642010B2 true JPS642010B2 (ja) 1989-01-13

Family

ID=9204956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54500414A Expired JPS642010B2 (ja) 1978-02-23 1979-02-19

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4325098A (ja)
EP (1) EP0015259B1 (ja)
JP (1) JPS642010B2 (ja)
DE (1) DE2964581D1 (ja)
FR (1) FR2418560A1 (ja)
WO (1) WO1979000657A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2527781A1 (fr) * 1982-05-26 1983-12-02 Enertec Procede de mesure de distance d'un defaut sur une ligne avec prise en compte des capacites reparties
SE459946B (sv) * 1987-12-29 1989-08-21 Asea Ab Relaeskydd med selektivt fasval foer dubbelledningar
DE19605022A1 (de) * 1996-01-31 1997-08-07 Siemens Ag Verfahren zum Erfassen eines Fehlers auf einem zu überwachenden Leitungsabschnitt einer elektrischen Übertragungsleitung nach dem Distanzschutzprinzip
SE513492C2 (sv) 1997-12-22 2000-09-18 Abb Ab Förfarande och anordning för lokalisering av fel på en med kondensator seriekompenserad kraftledning
GB2345810B (en) * 1999-01-13 2003-07-23 Alstom Uk Ltd Fault-detection apparatus
US6584417B1 (en) * 1999-10-22 2003-06-24 Abb Inc. Method and directional element for fault direction determination in a capacitance-compensated line
US6987389B1 (en) * 2000-11-14 2006-01-17 Pass & Seymour, Inc. Upstream/downstream arc fault discriminator
SE519945C2 (sv) * 2000-12-14 2003-04-29 Abb Ab Fellokaliseringsmetod och anordning för krafttransmissionslinjer
WO2013004357A1 (en) 2011-07-05 2013-01-10 Abb Technology Ag A method of selecting between internal and external faults in parallel lines using one-end measurements
US10074969B2 (en) 2015-03-30 2018-09-11 Abb Schweiz Ag Travelling wave protection of a transmission line

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE458486C (de) * 1925-11-25 1928-05-11 Siemens Schuckertwerke Akt Ges Einrichtung zum selektiven Abschalten fehlerhafter Leitungsstrecken bei von beiden Enden gespeisten Doppelleitungen
DE646348C (de) * 1934-10-19 1937-06-15 Aeg Schutzeinrichtung fuer beliebig viele Parallelleitungen
BE472620A (ja) * 1946-06-24
US3144585A (en) * 1962-05-22 1964-08-11 Texas Instruments Inc Logic control system for electrical power transmission network
CH409086A (de) * 1963-06-17 1966-03-15 Bbc Brown Boveri & Cie Distanzschutzanordnung für parallele Leitungen in Netzen mit geerdetem Sternpunkt
US3312866A (en) * 1964-08-26 1967-04-04 Westinghouse Electric Corp Distance relay actuated phase comparison relaying device

Also Published As

Publication number Publication date
US4325098A (en) 1982-04-13
WO1979000657A1 (fr) 1979-09-06
DE2964581D1 (en) 1983-03-03
FR2418560B1 (ja) 1982-01-15
FR2418560A1 (fr) 1979-09-21
EP0015259A1 (fr) 1980-09-17
EP0015259B1 (fr) 1983-01-26
JPS55500204A (ja) 1980-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6584417B1 (en) Method and directional element for fault direction determination in a capacitance-compensated line
CA2295342C (en) Fault-detection for powerlines
JPS6238930B2 (ja)
RU2631025C2 (ru) Обнаружение направления слабоустойчивого короткого замыкания на землю среднего напряжения с помощью линейной корреляции
US4500834A (en) Apparatus and method for locating the position of a fault occurring in an electric power transmission system with respect to a monitoring point
CN101207281A (zh) 多端故障定位***
JPS642010B2 (ja)
US11016136B2 (en) Method and control system for fault direction detection
US20210367421A1 (en) Method for protecting lines, and protection assembly
JP2021056203A (ja) 故障点距離検出装置
CA2737689C (en) Reclosing system for power transmission line
US3732464A (en) Distance relay system
Solak et al. Transmission line impedance-differential protection with improved stabilization for external fault cases
US11936181B2 (en) Earth fault sectionalizer for electric power distribution network
JPS59135377A (ja) 三相送配電線路の地絡故障点標定方法
US20110069421A1 (en) method and apparatus for providing differential protection for an electrical link in a medium, high, or very high voltage network
US20230129666A1 (en) Coordination of protective elements in an electric power system
JP2003232827A (ja) 事故点標定システム
Mackie et al. Summary paper for C37. 243 IEEE guide for application of digital line current differential relays using digital communication
JP2000292475A (ja) 地中分岐送電線の地絡事故検出方法およびその装置
EP1134865B1 (en) Detecting wire break in electrical network
Deotale et al. Performance analysis of power differential based transmission line protection
Lebedev et al. Study of Ground Faults Methods for Branched Overhead Power Lines
RU2037246C1 (ru) Способ определения поврежденных фаз и зоны повреждения линии электропередачи
JP2000321316A (ja) 並行二回線地中送電線の地絡事故検出方法