JPS641507B2 - - Google Patents

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JPS641507B2
JPS641507B2 JP12347684A JP12347684A JPS641507B2 JP S641507 B2 JPS641507 B2 JP S641507B2 JP 12347684 A JP12347684 A JP 12347684A JP 12347684 A JP12347684 A JP 12347684A JP S641507 B2 JPS641507 B2 JP S641507B2
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JP
Japan
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parts
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polyethylene
isophthalate
acid component
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Application number
JP12347684A
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English (en)
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JPS612746A (ja
Inventor
Seiichiro Maruyama
Kazumasa Morita
Kazuo Myamoto
Takahiro Nagayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
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Publication of JPS641507B2 publication Critical patent/JPS641507B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は成形品とした場合にそりが少ない繊維
強化ポリエステル樹脂組成物に関するものであ
り、自動車、航空機、船舶、電気・電子機器、そ
の他工業用の樹脂部品、特に高強度、精密部品に
好適に用いられる。 〔従来技術〕 ○イ 特開昭53−71611 ポリブチレンテレフタレート65〜99重量%お
よびテレフタル酸/イソフタル酸のモル比が
85/15〜15/85のポリエチレン(テレ/イソフ
タレート)1〜35重量%からなる熱可塑性ポリ
エステル樹脂組成物の発明であり、ガラス繊維
強化したとき、上記ポリエチレン(テレ/イソ
フタレート)を使用しなかつた場合またはこれ
の代りにポリエチレンテレフタレートを使用し
た場合に比し、そりが少ないことが記載されて
いる。 ○ロ 特開昭57−149350 ハロゲン含有芳香族ジオールを共重合したハ
ロゲン含有量が3〜15重量%の共重合ポリエス
テル樹脂100重量部に対し、アスペクト比が5
以上のガラスフレーク5〜100重量部を配合し
たポリエステル樹脂組成物の発明であり、繊維
状補強剤で強化したとき、ガラスフレークを使
用しなかつた場合に比し、そりが少ないことが
記載されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来技術の○イおよび○ロの発明はそりの少な
いポリエステル樹脂組成物に関するものである
が、精密部品用とした場合、なお、そりの点で十
分満足できるものではなかつた。 本発明は成形性や機械的性質を損なうことな
く、そりが改善されたポリエステル樹脂組成物を
得るものである。 〔問題を解決するための手段〕 ポリブチレンテレフタレート 本発明で使用するポリブチレンテレフタレート
は、テレフタル酸またはテレフタル酸のジアルキ
ルエステルと、1,4―ブタンジオールとを重縮
合して得られるポリエステル樹脂である。 上記ポリブチレンテレフタレートを構成するテ
レフタル酸は、その一部をイソフタル酸、ヘキサ
ヒドロテレフタル酸、ジフエニルジカルボン酸、
アジピン酸、アゼライン酸のような二塩基酸また
はトリメシン酸、トリメリツト酸のような多塩基
酸で置き換えてもよく、また、上記1,4―ブタ
ンジオールは、その一部をエチレングリコール、
ジエチレングリコール、ヘキサメチレングリコー
ル、シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチル
グリコール、ビスフエノールA、ハロゲン含有ビ
スフエノールAのようなジオールまたはグリセリ
ン、ペンタエリスリトールのような多価アルコー
ルで置き換えてもよい。 ポリブチレンテレフタレートの極限粘度(フエ
ノールとテトラクロルエタンの1:1重量比混合
溶媒を用い30℃で測定)は、通常0.6〜1.5程度の
範囲のものを使用するのがよい。 ―1 ポリエチレン(テレ/イソフタレート) テレフタル酸またはそのジアルキルエステル
と、イソフタル酸またはそのジアルキルエステ
ルとを混合し、これとエチレングリコールとを
重縮合させて製造したものである。 イソフタル酸成分はテレフタル酸成分とイソ
フタル酸成分の合計量に対し3モル%以上であ
り、特に5〜20モル%であることが好ましい。 上記エチレングリコールは、その一部を、
1,3―プロパンジオール、1,4―ブタンジ
オール、1,6―ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール、ビスフエノールA、ハロゲン
含有ビスフエノールAのようなジオール類、ま
たは、グリセリン、ペンタエリスリトールのよ
うな多価アルコールで置き換えられていてもよ
い。 ポリエチレン(テレ/イソフタレート)中の
イソフタル酸成分のモル比があまりに小さい
と、ポリブチレンテレフタレートとポリエチレ
ン(テレ/イソフタレート)とを混合して混合
ポリエステルとした場合、該混合ポリエステル
のイソフタル酸成分を所望の量とすることがで
きなくなり、本発明の効果が期待できなくな
る。 ―2 ポリエチレンイソフタレート イソフタル酸またはそのジアルキルエステル
とエチレングリコールとを重縮合させて製造し
たものである。エチレングリコールは上記―
1におけると同様、一部を他の物質で置き換え
ることができる。 本発明で用いられるポリエステル混合物とは
上記のポリブチレンテレフタレートと、上記
―1のポリエチレン(テレ/イソフタレー
ト)および/または―2のポリエチレンイソ
フタレートとの混合物である。 ポリエステル混合物中のポリブチレンテレ
フタレートは90〜20重量%、好ましくは80〜30
重量%、―1のポリエチレン(テレ/イソフ
タレート)および/または―2のポリエチレ
ンイソフタレートは10〜80重量%、好ましくは
20〜70重量%である。 このポリエステル混合物においては、該混合
物中のテレフタル酸成分とイソフタル酸成分の
合計量に対するイソフタル酸成分が1〜10モル
%、特に2〜6モル%であることが望ましい。 繊維状補強剤()としては、ガラス繊維、炭
素繊維あるいは金属ウイスカーなどがあげれる
が、例えば、直径1μ以上、長さ15μ以上、好まし
くは直径1.5〜20μ、長さ0.02〜7mm程度のガラス
繊維、直径5〜20μ、長さ0.05〜6mm、好ましく
は0.1〜2mm程度のピツチ系、アクリロニトリル
系、セルロース系、リグニン系などの炭素繊維な
どが好適である。 繊維状補強剤は、ポリエステル混合物100重量
部に対し、5〜100重量部、好ましくは10〜50重
量部使用するのがよい。あまりに多いと成形が困
難となるので好ましくない。 本発明で使用するガラスフレーク()は、ア
スペクト比(長径と厚さの比)が5以上、好まし
くは10以上のものである。具体的には、厚さが1
〜30μ、好ましくは2〜10μ程度で、長径が10μ〜
3mm、好ましくは50μ〜2mm程度のものである。
アスペクト比が5よりも小さいと、そり防止およ
びウエルド部強度の改善の効果が小さくなる。逆
にアスペクト比が大きいものを用いることは、支
障はないが、樹脂に配合中に破砕するので、特に
大きいものを用いたことによる効果は期待できな
い。 ガラスフレークの使用量は、ポリエステル混合
物100重量部に対して5〜100重量部、好ましくは
10〜50重量部である。あまりに少ないとそり防止
の効果が小さくなる。逆にあまりに多いと成形が
困難になるので好ましくない。 また、ガラスフレークはその半量までをガラス
ビーズで置き換えることもできる。 次に配合手段を述べると上記繊維強化剤および
ガラスフレークは、樹脂との接着性をよくするた
めに、エポキシ系、エポキシシラン系、アミノシ
ラン系などの表面処理剤で処理されていてもよ
い。 繊維状強化剤とガラスフレークをポリエステル
混合物に配合するには、上記各原料を任意の順序
で混合すればよく、例えば、上記原料を混合して
溶融混練する方法、ポリエステル混合物を調製し
これに繊維状強化剤およびガラスフレークを混合
して溶融混練する方法、繊維状強化剤および/ま
たはガラスフレークのマスターバツチを使用する
方法などが採用できる。 その他の添加剤として、芳香族ハロゲン化合
物、ハロゲン含有エポキシ樹脂、ハロゲン含有ポ
リカーボネート樹脂、ハロゲン含有ポリフエニレ
ンオキシド、ハロゲン含有ポリベンジルアクリレ
ートのような難燃剤、三酸化アンチモンのような
難燃助剤、アスベストのような燃焼垂れ落防止
剤、シリカ、アルミナ、シリカアルミナ、シリカ
マグネシア、チタニア、炭酸カルシウム、タル
ク、石膏のような充填剤、染顔料、パラフイン
類、脂肪酸エステル、脂肪酸金属塩、ビスアミド
類のような滑剤、その他周知の添加剤を併用して
もさしつかえない。 〔発明の効果〕 本発明の組成物は、成形性、機械的性質がすぐ
れ、そりが小さいのでエンジニアリングプラスチ
ツクとしての価値が大きい。 本発明の組成物は、射出、押出、ブロー、圧縮
などの各種成形法によつて、立体成形品、各種容
器、フイルム、シート、チユーブなどの各種形状
の成形品とすることができ、電気、電子部品、自
動車部品、その他工業用の材料として好適であ
る。 〔実施例〕 以下、実施例によつて本発明を具体的に説明す
るが、本発明はその要旨をこえない限り以下の実
施例に限定されるものではない。 なお、実施例中「部」および「%」はそれぞれ
「重量部」および「重量%」を示す。 また、引張強度はASTM D638曲げ強度は
ASTM D790に従つて測定した値を示した。 成形性は、射出成形によつて上記強度測定用試
験片を成形するに際し、圧力を60Kg/cm2Gとして
十分な流動性が得られる樹脂温度で示した。 そり量は、射出成形によつて成形した直径100
mm、厚さ1.6mmの円板を平面上に置き、周辺部の
持ち上りの内、最も高い点の高さと、中心をはさ
んで対向する周辺部の高さのmm数の和で示した。 実施例1〜4および比較例1〜2 極限粘度0.85のポリブチレンテレフタレート
と、ジメチルテレフタレートとジメチルイソフタ
レートのモル比が90:10の混合物とエチレングリ
コールとを重縮合させて得た極限粘度が0.75のポ
リエチレン(テレ/イソフタレート)を、下記第
1表に示した割合でドライブレンドしたポリエス
テル混合物100部に、下記第1表に示す量のガラ
ス繊維(旭フアイバーグラス(株)製、MA419)、ガ
ラスフレーク(日本板ガラス(株)製、CCF48)お
よび実施例2ではガラスビーズ(東芝バロテーニ
(株)製、EB731B)を混合し、40mmφベント式押出
機を用いて255℃溶融混練して押し出しペレツト
化した。 このペレツトを、3.9オンス射出成形機(日本
製鋼所(株)製、N―100B型)と、ASTMで規
定する試験片および100mmφ×1.6mmのそり量試験
片成形用の金型を用い、金型温度80℃、射出圧60
Kg/cm2G、射出時間7秒、冷却時間10秒で成形を
行なつた。 得られた成形品の物性および成形性は下記第1
表に示す通りであつた。 なお、比較のためガラスフレークおよびガラス
ビーズを使用しなかつた場合(比較例1)、ポリ
エチレン(テレ/イソフタレート)の量が少なか
つた場合(比較例3)およびポリエチレン(テ
レ/イソフタレート)の代りに極限粘度0.70のポ
リエチレンテレフタレートを単独で使用した場合
(比較例2)の結果を併記する。
【表】 実施例 5〜7 実施例1〜4で使用したポリエチレン(テレ/
イソフタレート)の代りに、ジメチルテレフタレ
ートとジメチルイソフタレートのモル比が85:15
の混合物とエチレングリコールとを重縮合させて
得た極限粘度が0.75のポリエチレン(テレ/イソ
フタレート)を、下記第2表に示した割合で用
い、他は実施例1におけると同様に操作を行なつ
て、下記第2表に示す結果を得た。
【表】 実施例8および比較例4〜6 実施例1で用いたのと同じポリブチレンテレフ
タレートとポリエチレン(テレ/イソフタレー
ト)が60:40のポリエステル混合物100部に、ガ
ラス繊維15部、ガラスフレーク20部、ポリブロモ
フエニレンオキサイド(グレートレークス社製、
難燃剤P0―64P)3.5部および三酸化アンチモン
3.5部を混合し、40mmφベント式押出機を用いて
255℃で溶融混練して押し出し難燃性ポリエステ
ル樹脂組成物のペレツトを製造した。 このペレツトを実施例1におけると同様に射出
成形したところ、下記第3表に示す結果を得た。 なお、比較のためガラスフレークを用いなかつ
た場合(比較例4)、ポリエチレン(テレ/イソ
フタレート)の量が少なかつた場合(比較例5)、
およびポリエチレン(テレ/イソフタレート)の
代りにポリエチレンテレフタレートを単独で使用
した場合(比較例6)の結果を併記する。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリブチレンテレフタレート90〜20重量
    %と、 イソフタル酸成分がテレフタル酸成分とイソ
    フタル酸成分の合計量に対し3モル%以上であ
    るポリエチレン(テレ/イソフタレート)およ
    び/またはポリエチレンイソフタレート10〜80
    重量% からなるポリエステル混合物100重量部に対し、 繊維状補強剤5〜100重量部および ガラスフレーク5〜100重量部を配合してな
    るポリエステル樹脂組成物。
JP12347684A 1984-06-15 1984-06-15 ポリエステル樹脂組成物 Granted JPS612746A (ja)

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JPS63183946A (ja) * 1987-01-27 1988-07-29 Daicel Chem Ind Ltd 難燃性スチレン系樹脂組成物
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