JPS6397829A - 汎用二気筒エンジン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は平行する二つのクランク軸を備えた汎用二気筒
エンジンに間する。

（従来の技術及び発明が 解決しようとする問題点） 軸線を平行させて二つのシリンダを設け、前記二つのシ
リンダに対応させ、且つ二つのシリンダの軸線を含む平
面に直交させて二本のクランク軸を平行に配設した汎用
二気筒エンジンでは、出力軸を各クランク軸両端の計四
ケ所から取り出すことが可能となるが、各シリンダに連
結される吸、排気管や、吸、排気管に接続されるエアク
リーナ、マフラ等の配置如何によっては出力軸を四ケ所
から取り出すことが不能となり、またエンジンが不要に
大型化する不具合を生ずる。

本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発
明の目的は、コンパクト化を図りつつ出力軸を四ケ所か
ら取り出せることができる平行する二つのクランク軸を
備えた汎用二気筒エンジンを提供するにある。

（問題点を解決するための手段及び作用）本発明は前記
目的を達成するため、各吸気管（６７）　、　（６９）
を各シリンダ（１３）　、　（１５）のクランク軸長手
方向の一側寄りに配置し、前記吸気管（６７）。

（６９）に接続するエアクリーナ（７３）を、一方のシ
リンダ（１３）の外側で他方のシリンダ（１５）とは反
対の箇所に二つのシリンダ（１３）　、　（１５）の軸
線（１３Ａ）　。

（１５Ａ）を含む平面（２１）にほぼ直交する方向に延
出させて配置し、各排気管（７７）　、　（７９）を各
シリンダ（１３）　、　（１５）のクランク軸長手方向
の他側寄りに配置し、前記排気管（７７）　、　（７９
）に接続するマフラ（８１）を、他方のシリンダ（１５
）の外側で一方のシリンダ（１３）とは反対の箇所に前
記平面（２１）にほぼ直交する方向に延出させて配置し
、エンジン（１）のコンパクト化を図りつつ、出力軸を
二本のクランク軸（１７）　、　（１９）両端の計四ケ
所から取り出せるようにした。

（実施例） 以下、本発明の好適一実施例を添付図面に従って説明す
る。

第１図はエンジンの平面図、第２図は第１図のＩＩ矢視
から見たエンジンの要部断面正面図、第３図は第１図の
ＩＩＩ矢視から見たエンジンの要部断面側面図、第４図
は第１図の■矢視図を示す。

（１）は４サイクル二気筒エンジン、（３）はシリンダ
ブロック、（５）はシリンダヘッド、（７）はへラドカ
バー、（９）はロアケース、（１１）はギヤケースカバ
ーで、エンジン（１）は軸線（１３Ａ）　、　（１５Ａ
）を平行させた二つのシリンダ（１３）　、　（ｔｓ）
を備える。

クランク軸（１７）　、　（１９）は前記シリンダ（１
３）。

（１５）に対応させ、且つ前記軸線（１３Ａ）　、　（
１５八）を含む平面（２１）に直交させて互いに平行に
設ける。

前記シリンダ（１３）　、　（１５）　には夫々ピスト
ン（２３）を嵌装し、各ピストン（２３）とクランク軸
（１７）。

（１９）を夫々コンロッド（２５）で連結する。

前記各シリンダ（１３）　、　（１５）上には夫々吸気
弁（２７）と排気弁（２９）を配設し、吸気弁（２７）
と排気弁（２９）は夫々カム軸（３１）の回動によりブ
ツシュロッド（３３）、ロッカアーム（３５）を介して
開閉駆動する。

前記クランク軸（１７）　、　（１９）はシリンダブロ
ック（３）　とロアケース（９）の合せ部の軸受部（３
７）。

（３９）で回転自在に支持し、一方のクランク軸（１７
）の長手方向の一側寄りにはフライホイール（４１）を
取付け、フライホイール（４１）にはエンジン始動用の
リングギヤ（４３）を取着し、フライホイール（４１）
及びリングギヤ（４３）はカバー（４５）で覆い、図中
（４７）はオイルフィルターを示す。

前記両クランク軸（１７）　、　（１９）及びカム＠　
（３１）の他側は、シリンダブロック（３）とロアケー
ス（９）とギヤケース（１１）とで画成されたギヤ室（
４９）内に延出し、クランク軸（１７）　、　（１９）
及びカム軸（３１）等を歯車機構（５１）で接続し、実
施例では双方のクランク軸（１７）　、　（１９）をギ
ヤ室（４９）から突出させて出力軸として用いている。

前記歯車機構　（５１）は各クランク軸（１７）　、　
（１！＋）に夫々取着され、クランク軸（１７）　、　
（１９）を互いに逆向きに同一回転速度で回動するクラ
ンク軸歯車（５３）　、　（５５）　　と、カム軸（３
１）に取着され一方のクランク軸（１７）の歯車（５７
）に噛合するカム軸歯車（５９）と、一方のクランク軸
（１７）のクランク軸歯車（５３）に噛合するガバナ駆
動用歯車（６１）、オイルポンプ駆動用歯車（６３）等
で構成する。

前記各シリンダ（１３）　、　（１５）上の吸気通路（
６５）に接続する吸気管（６７）　、　（６９）はシリ
ンダヘッド（５）の−側から夫々突設し、他方の吸気管
（６９）は前記平面（２１）にほぼ平行させて一方の吸
気管（６７）側に延出させ、両吸気管（６７）　、　（
６９）を気化器（７１）に連結し、気化器（７１）はエ
アクリーナ（７３）に連結する。

前記エアクリーナ（７３）は一方のシリンダ（１３）が
位置するシリンダヘッド（５）の外側方で、且つ他方の
シリンダ（１５）とは反対の箇所に前記平面（２１）と
ほぼ直交する方向に延出させて配設する。

前記各シリンダ（１３）　、　（１５）上の排気通路（
７５）に接続する排気管（７７）　、　（７９）はシリ
ンダヘッド（５）の他側から夫々突設し、一方の排気管
（７７）は前記平面（２１）にほぼ平行させて他方の排
気管（７９）側に延出させ、両排気管（７７）　、　（
７９）を合流させたのちマフラ（８１）に連結する。

前記マフラ（８１）は他方のシリンダ（１５）が位置す
るシリンダヘッド（５）の外側方で、且つ一方のシリン
ダ（１３）とは反対の箇所に前記平面（２１）とほぼ直
交する方向に延出させて配設する。

本実施例は前記のように構成したので、クランク軸（１
７）　、　（１９）の長手方向にはエアクリーナ（７３
）やマフラ（８１）等のエンジン神器類は存在せず、従
って両クランク軸（１７）　、　（１９）の両端から出
力軸を取り出すことが可能となる。

また、エアクリーナ（７３）とマフラ（８１）はクラン
ク軸（１７）　、　（１９）の長手方向に突出せず、シ
リンダヘッド（５）の両側で夫々クランク軸（１７）　
、　（１９）に平行して延出することになるので、第１
図に示すようにエンジン（１）のコンパクト化を図れ、
例えばエンジン（１）を立方体状のスペースに配置する
ことも可能となる。

更に、エンジン（１）のクランク軸長手方向の幅を短縮
できるので、クランク軸を垂直置きとしたバーチカルエ
ンジンにおいては、エンジンの全高を低くすることがで
きる。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように本発明によれば、コンパク
ト化を図りつつ出力軸を四ケ所から取り出せることがで
きる平行する二つのクランク軸を備えた汎用二気筒エン
ジンを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はエンジンの平面図、第２図は第１図のＩ＋矢視
から見たエンジンの要部断面正面図、第３図は第１図の
ＩＩＩ矢視から見たエンジンの要部断面側面図、第４図
は第１図の■矢視図である。 尚図面中（１）はエンジン、（１３）　、　（１５）は
シリンダ、（１７）　、　（１９）はクランク軸、（６
７）　、　（６９）は吸気管、（７１）は気化器、（７
７）　、　（７９）は排気管、（８１）はマフラである
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 軸線を平行させて二つのシリンダを設け、 前記二つのシリンダに対応させ、且つ二つのシリンダの
   軸線を含む平面（２１）に直交させて二本のクランク軸
   を平行に配設し、 前記各シリンダにはエアクリーナに接続する吸気管を夫
   々連結すると共に、マフラに接続する排気管を夫々連結
   した汎用二気筒エンジンにおいて、 前記各吸気管を各シリンダのクランク軸長手方向の一側
   寄りに配置し、 前記吸気管に接続するエアクリーナを、一方のシリンダ
   の外側で他方のシリンダとは反対の箇所に前記平面（２
   １）にほぼ直交する方向に延出させて配置し、 前記各排気管を各シリンダのクランク軸長手方向の他側
   寄りに配置し、 前記排気管に接続するマフラを、他方のシリンダの外側
   で一方のシリンダとは反対の箇所に前記平面（２１）に
   ほぼ直交する方向に延出させて配置したことを特徴とす
   る汎用二気筒エンジン。