JPS6396720A - 磁気ヘツド担持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は例えばビデオ・テープ・レコーダ（以下ＶＴ
Ｒと略記）に関し、特にＶＴＲの再生画質を改善するた
めにビデオのヘッドを磁気テープの幅方向に移動可能に
回転ドラムに装着する装置に関する。

〔従来の技術〕

第４図は従来の磁気ヘッド担持装置を示Ｔ斜視図であり
、図において、（４）は実質的に剛性の板からなるヘッ
ド台、（５）はヘッド台（４）の先端に固着して担持さ
ｎたヘッドである。かかる磁気ヘッド担持装置は第５図
に示す如く回転ドラム装置の回転するドラムにネジ等に
より固定して取り付けられる。

第５図は第４図に示した従来の磁気ヘッド担持装置を備
えた回転ドラム装置を示す断面寵であり、図において、
（１月；磁気テープ、（２）は固定の下ドラム、（３）
は回転する上ドラム、（４）は上ドラム（３）に脱着自
在にネジ止めさｎたヘッド台、（５）はヘッド台（４）
の先端に固着さｎたヘッドである０ ヘッド（５目マ上ドラム（３）に対して固定した位置に
あり、その先端は上ドラム（３）の外円より少し突出し
ている。上ドラム（３）は一定の高速度で回転せしめら
ｎる。力）かる上ドラム（３）と下ドラム（２）との外
周面に磁気テープ（１）がやや斜めに巻き付けらｎて所
定の速度で走行する。かくしてヘッド（５）は磁気テー
プ（１］に接触して磁気的に映像（または音声）信号な
記録または再生する。

磁気テープ（１）の走行とヘッド（５）の回転によりヘ
ッド（５）は磁気テープ（１）を斜めに横切る。これら
横切り線は相互に平行になっている。第６図はこのこと
を詳細に説明するための図である。

図において、（１＆）は磁気テープ（１）の軌跡、（ｖ
ｌ）は磁気テープ（υの通常の送り速度、（５ａ）はヘ
ッド（５］の軌跡、（ｖｏ）はヘッド（５）の回転速度
である。軌跡（１ａ）と軌跡（５ａ）とは図示の如く交
差している。かくしてヘッド（５）により磁気テープ（
１］に画かｎる相対的軌跡（前記横切り線］は第６図（
ａ）に示す如くＡとなる。ところで、磁気テープ（１）
の送り速度がｖｌからＶ！の如く増大せしめらｎる（例
えば早や送り操作時）と、磁気テープ（υに対するヘッ
ド（５）の相対的軌跡は第６図（ｂ）に示す如くＢとな
る。この場合ヘッド（５）は通常時の相対的軌跡（Ａ）
丁なわち記録跡ご正確に追跡せず、はずｎるようになる
。はずｎで来るとヘッド（５）が拾う信号レベルは低く
なり、鮮明な再生画像を得ることが困難になりノイズが
発生している。

このため、通常時の送り速度（ｉ）（／Ｊ下で記録した
磁気テープ上の記録跡丁なわち相対的軌跡（Ａ）に対し
て、再生時の磁気テープの送り速度を任意に変化させた
場合でも、ヘッド（５）か前記記録跡を正確に追跡Ｔる
ようにヘッド（５）がテープ幅方向（Ｔｌに可動である
ようにするとよい。

ヘッド（５）がテープ幅方向（Ｔ）に可動であるように
上ドラム（３）に装着さｎていると、何らかの動作装置
でヘッド（５）のテープ幅方向の移動を制御してやｎば
、相対的軌跡（Ｃ）にすることが出来る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、従来の磁気ヘッド担持装置は回転ドラムにヘ
ッド（５）を固定した形で単に取り付けているため、磁
気テープの記録跡を、テープ速度の不安定や変速再生な
どに対しても十分な精度でヘッド（５）がなぞｎうるよ
うにはなしえないのである。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、ヘッドがテープ幅方向に移動できるようにな
した磁気ヘッド相持装置を得ることを目的とし、かつ加
工など生産性が良く、取付、組立の容易な磁気ヘッド担
持装置を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る磁気ヘッド担持装＠は、上下に２枚の平
行なバネ部材を有する平行四辺形の機構を具備せしめ、
かつそのバネ部材を左右一対のコの字形バネ腕とこｎら
に挾まｎてその腕部に連結さｎたバネ支持部とコイル取
付部とがら形成し、コイル取付部に平行支持部としてコ
イル（またはそのボビン）を直結したものであるＯ 〔作用〕 この発明における磁気ヘッド担持装置は、バネ部材を有
する平行四辺形の機構の故にヘッドを傾けることなく上
下に移動させることが出来る。また、コイル取付部にコ
イルを直結した一体構造となっているので、バネ中心と
磁気中心を合わせやすくかつ軽くて強くしかも回転ドラ
ムの軸方向には変形しや丁く同局方向には変形し難いも
のを板部材から容易に作ることが出来る。特にコの字形
バネ腕ご左右一対に配置して合成動作するバネ部材とな
しているため磁気ヘッド担持装置ｎ全体を小形に作るこ
とが出来る。

〔実施例〕

以下この発明の一実施例を図について説明する。第１図
（ＩＬ）乃至第１図（０）において、（１０）は磁気ヘ
ッド担持装置、（１１）、（１２）は上下に平行に配置
したバネ部材、（ｌｌａ）。

（１２ａ）は左右に一対のフ（／、Ｊ字形バネ腕、（１
３）は磁気ヘッド担持装置ご上下に駆動するための円筒
コイル、（１４）はコイル（１３）を巻付けるボヒ゛ン
、（１５）はコイル（１３ンに反作用の円形磁場を与え
るために永久磁石および強磁性体よりなる磁気発生器、
（１１Ｃ）はヘッド取付部、（ｌｘｂ）、（１２’ｂ）
はボビン（１４）を固定するためのコイル取付部である
。このコイル取付部（ｌｌｂ　）、（１２ｂ）はヘッド
取付部（ｌｌｃ）と共にヘッド（５）を平行に保ちなが
ら上下に移動する。（１１（Ｌ）。

（１２（Ｌ）はバネ部材（１１）、（１２）の支点とな
るバネ支持部である。バネ支持部（ｌｌｄ）。

（１２（Ｌ）は間隔板（１６）を挾み穴（１１θ）。

（１２ｅ）を介してネジ（１８）により磁気発生器（１
５）に取付けられる。磁気発生器（１５）は回転ドラム
（３）にネジ（１７）により取付けら０る。（ｌｌｆ）
、（１２ｆ）Ｇ’！位置決メｃｔＪ’ｒ：めの回り止め
穴である。

第２図￥参１［Ａシて、コイル（１３）に通電すること
により動作カヤ）をコイル（ｌｌｂ）。

（１２ｂ）に加えると、フの字形バネ腕（ｌｌａ）　。

（１２ａ）の腕部（イ）、（ハ）はねじり変形し、中央
部（ロ）は両持ち梁式の曲げ変形をし、その結果バネ部
材（１１）、（１２）は同量変形し、平行四辺形（＋１
１１　　ｚｌ−ｍｌ　　Ｌｍ　）から平行四辺形（ｍａ
−２ｓ　　ｍａ　　Ａｘ　）に変化する。なお、辺Ｊ。

ｍｚ　、　ｍ３　、　ｍａは長さは実質的に等しいが、
ｍｌとｍｚとか平行でありｍ３とｍφとが平行である。

辺Ｌｒ　、　Ｌｘ　、　Ａｓは平行でかつ長さが等しい
。かくしてヘッド取付Ｂ　（１１ｏ　）は傾むくことな
く平行移動しヘッド（５）を磁気テープ（１）の幅方向
（Ｔ）に動か丁ことが出来る。

このように、磁気ヘッド（５）とバネ支持部とＣ１１（
１）を結ぶ線方向に実質的に平行な両持ち梁式のたわみ
バネ（ロ）およびこれに直角なねじりバネ（イ）、（ロ
）？有して合成動作をするバネ部材となしているために
、たわみバネのみからなるバネ部材に較べ前記線方向の
寸法を短くすることが出来るのである。また、前記線に
対称的に一対のコの字形バネ腕を設けているためにヘッ
ド（５）がバネ支持部に対して傾くことなく平行に移動
するのである。更に一対のコの字形バネ腕の内側にバネ
支持部とコイル取付部とご配置することが出来るために
本発明の磁気ヘッド担持装置全体な小形になしつるので
ある。小形であっても回転方向力（Ｒ）に対して、（強
度）α（曲げ方同寸法戸×（曲げと直角方向の寸法）の
関係から、コの字形バネ腕の中央部（ロ）の平面幅に決
定されて（Ｒ）方向のそりを防止出来、動作力（Ｅ’）
に対しては敏感な動きをな丁のである。

第１図（ｂ）および（ｃ）で示した本発明のバネ部材で
は、コの字形バネ腕（ｌｌａ）、（１２ａ）とコイル取
付部（ｌｌｂ）、（１２ｂ）の接続部を結ぶ線はコイル
取付部の中心（Ｐ）を通っている。まｔ第１図（Ｑ）は
ヘッド取付部の一部を除くバネ部材全体が円形（Ｓ）に
収まるように一対のコの字形バネ腕を先すぼまりに形成
配置させ、一般に円形に作らｎる磁気発生器（１５）と
マツチさせるようにしていることも示している。

なお、第１図（ｂ）および（０）において示す一実施例
のバネ部材では、コの字形バネ腕（１１ａ　Ｌ（１２ａ
）の腕部（イ）かコイル取付部（１ｌ　ｂ　）。

（１２ｂ）の中心ＣＰ）に向かうよに設けているが、コ
の字形バネ腕（ｌｌａ）、（１２ｍ）の腕部（イ）とコ
イル取付部（ｌｌｂ）、（１２ｂ）との接続部（ＱＪ　
ｅ結ぶ線はコイル取付部の中心（Ｐ）以外を通っていて
もよい。しかしボビン（１４）が平行支持部として機能
しヘッド取付Ｎ（ｌｌｏ）を平行移動させつるには少な
くともコイル直径円内で少し中心ＣＰ）寄りであわばよ
い。第３図はその一例を示し、コの字形バネ腕（ｌｌａ
）。

（１２ａ）の腕部（イ）とコイル取付部（ｌｌｂ）。

（１２ｂ）との接続部（りを結ぶ線はコイル取付部（ｌ
ｌｂ）、（１２ｂ）の中心（Ｐ）に対してヘッド取付部
（ｌｌｏ　）寄りにある。しＸ））Ｌ、コイル内を通っ
ている。また図とは逆に接続部（ＱＪをバネ支持部寄り
に設けてもよい。同じ板幅、板厚ならば、前者はやわら
かいバネとなり、後者は硬いバネとなることは明らかで
ある。

第１図（ｂ）Ｉ　（（１）および第３図では一対のコの
字形バネ腕の中央部（Ｒ）が台形を示すように先細とな
さｎているが、平行になしてもよい。

バネ支持部（ｌｌｄ）、（ｉ２ｄ）は、磁気発生器（１
５）を介して回転ドラム（３ンに装着さｎているもの３
示したが、直接回転ドラム（３）に取付けてもよい。

位置決めとして穴（ｌｌｆ）、（１２ｒ）？設けたが、
切欠きでも、外Ｉ聞嵌合でもよい。

コの字形バネ腕（ｌｌａ）、（１２ａ）とコイル取付部
（ｌｌｂ）、（１２ｂ）とバネ支持部（ｌｌａ）、（１
２ａ）は同じ材質で一体的であるものを示したが、別部
材を貼合せて形成してもよい。

バネ部材（１１）、（１２）は一定間隔をあけてならべ
たものを示したが、平行であわばコイル（１３）に対し
て任意の位置でよく、例えばコイル（１３）’Ｅ−はさ
むように（第１図（ａ）において１２１で示Ｔ如＜）シ
てスペースの有効利用を行ないつる。またバネ部材（１
１）　、（１２）共に磁気発生器内に収納してもよい。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば２枚のバネ部材（１１
）、（１２）を平行に配置して磁気ヘッド（５）　Ｔｒ
：テープ幅方向（’Ｉ’）に平行移動させるのであるが
、その各バネ部材を一対のコの字形バネ腕で構成して、
この一対のコの字形バネ腕の間にバネ支持部とコイル取
付部とを設けたものになしているので、磁気ヘッド担持
装置を小形で精度が高くかつ安価になしつるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ＩＬ）はこの発明の一実施例による磁気ヘッド
担持装置を示Ｔ断面図、第１図（ｂ）はその平行なバネ
部材の一方を示す平面図、第１図（０）は他方のバネ部
材を示す平面図、第２図は本発明の動作３示す原理を説
明するための斜視図、第３図は他の実施例のバネ部材を
示す平面図、第４図は従来の磁気ヘッド担持装置を示す
斜視図、第５図は従来の回転ドラム装置を示す断面図、
第６図（ｅＪ〜（Ｃ）は磁気テープパターンを示Ｔ説明
図である。 図において、（３）は回転するドラム、（５）は磁気ヘ
ッド、（ｌｌａ）−（１２ａ）はコの字形バネ腕、（ｌ
ｌｂ）、（１２ｂ）はコイル取付部、（ｌｉｄ）、（１
２４）はバネ支持部、（１４）はボビンである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分な示す。 代理人　弁理士　　大　　岩　　増　　雄第１図 第２図 第３図

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）コイル取付部とバネ支持部とこれらをその両側か
   ら挾むようにして連結する左右一対のコの字形バネ腕と
   からなり、コイル取付部は移動自在になされバネ支持部
   は固定される、非磁性体のバネ部材を２枚具備し、磁気
   発生器に対して作用する円筒コイルを具備し、バネ部材
   の一方にはバネ支持部とは反対の方向にコイル取付部か
   ら延ばしたヘッド取付部を設け、他方のバネ部材にはヘ
   ッド取付部を設けず、一対のバネ部材が一定間隔になる
   ように円筒コイルが巻き付けられているボビンの延長部
   を平行支持部としてコイル取付部に固定しかつバネ支持
   部には間隔板を配置して一対のバネ部材が重なる位置関
   係に固定して平行四辺形構造となし、コの字形バネ腕の
   両腕部がねじりバネとして作動し、コの字形バネ腕の中
   央部が両持ち梁式のたわみバネとして作動するようにな
   し、円筒コイルが磁気発生器の円形ギャップ内で可動で
   あるように前記バネ支持部を回転ドラムに装着すること
   を特徴とする磁気ヘッド担持装置。
2. （２）ヘッド取付部の一部を除くバネ部材全体が円形の
   内に収まるように一対のコの字形バネ腕は先すぼまりに
   形成配置した特許請求の範囲第１項記載の磁気ヘッド担
   持装置。
3. （３）コイル取付部とコの字形バネ腕との接続部を結ぶ
   線はコイル取付部の中心を通るようになした特許請求の
   範囲第１項記載の磁気ヘッド担持装置。
4. （４）バネ支持部に回転防止のための嵌合部を設けた特
   許請求の範囲第１項記載の磁気ヘッド担持装置。
5. （５）２枚のバネ部材のコイル取付部は円筒コイルを挾
   むように配置した特許請求の範囲第１項記載の磁気ヘッ
   ド担持装置。
6. （６）コイル取付部、バネ支持部、コの字形バネ腕およ
   びヘッド取付部を同一部材より構成した特許請求の範囲
   第１項記載の磁気ヘッド担持装置。