JPS6395028A - 内視鏡の弯曲固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は弯曲部の弯曲角度を任意に設定する内視鏡の弯
曲固定装置に関する。

（従来の技術〕 −ａに内視鏡は医療用及び工業用として使用されるが医
療用として体腔内例えば患部の検査を行なうにあたって
、体腔内に内視鏡を挿入し、患部を局部的に詳細に観察
したい場合、内視鏡の挿入部の先端に設けられている弯
曲部を患部に位置している近傍まで弯曲させて観察した
り、またその患部を写真撮影をしたり、また内視鏡を介
して鉗子を導入して治療したりする必要があった。一方
工業、用としては管腔内やガスタービンプレート等の傷
を検査するものとして使用されている。これらの場合内
視鏡の挿入部を弯曲させ一定の角度に弯曲保持して観察
、ｔｆｌ影することが必要であった。そこで内視鏡の弯
曲操作装置としては弯曲部を一定の角度に弯曲した状態
に保持したり、あるいはその保持を解除する操作を適時
、行なうようにしたものがある。

例えば特開昭５８−２５１３７号公軸に示されるように
左右方向の弯曲角度を保持するときには操作部にある弯
曲操作ノブのブレーキ部材を操作してブレーキ操作環を
押し下げることにより下に位置されている摩擦板を仮バ
ネを介して内底面に押し付け、摩擦部材に摩擦力がかか
ることで左右方向の回転軸の回動を阻止するものおよび
上下方向の弯曲位置を保持するときにはブレーキ用操作
レバーをストッパ片に当てるまで回動操作し、操作レバ
ーに設けられた溝部から突起を押しのけて仮バネを押し
上げることで板バネに設けられた係止爪は蓋体側の係止
溝に係合し、蓋体を固定することで回転可能な摩擦板を
固定する。そして摩擦板との摩擦力により上下用回転軸
側の回転が阻止される。また解除するにはブレーキ部材
あるいはブレーキ用操作レバーを保持とは反対方向に操
作させることにより行なわれるものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の技術においては弯曲部の弯曲角度を任意に固定す
るためには操作部の弯曲操作ノブのブレーキ機構の部品
点数も多くなり、操作も複雑でかつ操作性も悪くなり、
弯曲操作装置自体も大きくなるという欠点があった。

本発明は上記の問題点に着目してなされたもので、その
目的とするところは弯曲操作装置の部品点数が少なく機
構が簡単で操作しゃすい内視鏡の弯曲固定装置を提供す
るものである。

〔問題点を解決するための手段〕

この装置では、操作部の弯曲操作ノブの操作に応じて弯
曲部を任意の方向に進退する複数対の弯曲操作用ワイヤ
が設けられ、このワイヤを挿通ずる弯曲管又はガイドパ
イプ内に圧電素子で構成されたワイヤ固定リングを設け
るとともにこの固定リングにリード線を介しで電源供給
手段により通電させることにより固定リングを駆動し固
定するワイヤ固定手段を設けるようにした。

〔作　用〕

この装置では弯曲操作ノブを操作することで弯曲部が任
意の方向に弯曲し、操作部の電源供給手段によりリード
線に通電させることで固定リングがワイヤを固定する。

〔実施例〕

以下、本発明の第１実施例を第１図ないし第４図を参照
して説明する。内視鏡１は第２図に示すように操作部２
と挿入部３とからなり、操作部２には挿入部３の先端部
を上下、左右に遠隔的に弯曲させるための弯曲操作ノブ
４と接眼レンズが収納された接眼部５と操作部２の側部
に突設され体腔内の患部に光源装置からの照明光をコネ
クタ６を介して接続されるライトガイドケーブル７と、
弯曲角度を任意の位置に固定するための上下方向を規制
する操作ボタン８、左右方向を規制する操作ボタン９と
で構成されている。又操作部２の前端に連結された挿入
部３は可撓管１０の先端に弯曲部１１を介して先端構成
部１２に連結している。この挿入部３には第１図に示す
ように先端構成部１２内に体腔内の患部を結像するため
の対物レンズ系１３が収納され、この結像された光学像
は対物レンズ系１３に連結されたイメージガイド１４を
経て、イメージガイド１４の後端に連結されて操作部２
の接眼部５で観察されるようになっている。さらにこの
先端構成部１２内にはイメージガイド１４と並列にして
ライトガイド１５が形成されている。このライトガイド
１５は光源装置からの照明光をライトガイドケーブル７
を介して伝送されて挿入部３の先端部から体腔内に出射
されるようになっている。

先端構成部１２に隣接する部分には弯曲部１１が形成さ
れこの弯曲部１１は内側に多数の環状の節輪１６、１６
．・−・・・１６が収納され節輪１６．１６・・・・−
１６の外周には網管１７が被覆されている。一つの節輪
１６と次の節輪１６間は周方向に１８０　”ずれて対向
するように突出された突出片１６ａ、１６ａ・−・−・
１６ａの連通孔をリベッ）１８．１８・−・−・１８に
より枢着されて節輪１６．１６同志は回動自在に取付け
られている。

上記突出片１６ａ、　１６ａ−・１６ａは水平方向に対
向する部位と上下方向に対向する部位とが弯曲部１１の
長手方向に交互に繰り返されるようになっている。先端
構成部１２の外周面に嵌合された最先端の節輪１６は先
端部本体１９に固着され、最後端の節輪１６は接続リン
グ２０に第４図で示すようにねじ２１．２１で固定され
ている。さらに接続リング２０の後端側は内側から螺旋
管２２、この螺旋管２２の外側には網管２３がそれぞれ
ろう付は等で固定されている。この網管２３の外周面は
外皮２４で被覆されており、螺旋管２２．網管２３．外
皮２４で形成された可撓管１０の他端は操作部２に連結
されて長尺の挿入部３となっている。

上記弯曲部１１の長手方向に連結された多数の節輪１６
．１６−・−・１６の内側にはワイヤ受け２５が取付け
られ、このワイヤ受け２５は各節輪１６に２個設けられ
、それぞれ１８０″ずれて対向した位置に取り付けられ
ている。このワイヤ受け２５にはそれぞれ弯曲操作用ワ
イヤ２６が貫通され、弯曲部１１の全体としては４本の
弯曲操作用ワイヤ２６Ｌ。

２６Ｒ（左右方向用’）　、２６Ｕ、　２６Ｄ　（上下
方向用）が挿通されて前端は先端部本体１９の凹部等に
収納されろう付は等で固着している。後端は接続リング
２０を貫通しているステンレス類等のガイドパイプ２７
内に挿通されて後方の挿入部３内から操作部２内の弯曲
操作ノブ４の図に示してないプーリーに巻回されている
。そして弯曲操作ノブ４を回動させることで上下方向あ
るいは左右方向に対向する各ワイヤ２６Ｕ、あるいは２
６Ｌが牽引されると共に他方のワイヤ２６Ｄあるいは２
６Ｒが弛緩されることにより、牽引された側の枢着位置
が弯曲される際の内側になるように設定されている。

各ワイヤ２６Ｌ、２６Ｒ，２６Ｕ、２６Ｄを通す最も可
撓管１０側にあるワイヤ受け２５は圧電素子で構成され
たリング状のワイヤ固定リング２５′となっており、各
ワイヤ固定リング２５′にはそれぞれリード線２８が接
続されて他端は操作部２の操作ボタン８．９に連結され
ている。この操作ボタン８．９は図示しない電源に接続
されている。

ワイヤ２６Ｕ、２６Ｄを固定したい時には操作部２の操
作ボタン８を押すことでリードｌｌ、１２８から固定リ
ング２５′に通電されることにより固定リング２５′は
径方向に圧縮し、ワイヤ２６Ｕ、２６Ｄを固定する。ま
た通電解除することで元の内径にもどりワイヤ２６Ｕ、
２６Ｄを固一定から解除するようになっている。またワ
イヤ２６Ｌ、２６Ｒを固定したい時には操作ボタン９を
押すことで上記のワイヤ２６Ｕ、２６Ｄと同様に固定す
ることができる。すなわち操作部２の操作ノブ４を回動
させることで弯曲部１１が任意の方向に弯曲した時そこ
で保持したい場合上記の様に操作ボタン８゜９を押すこ
とで弯曲方向を固定し又逆操作をすれば解除できるもの
である。また電流値を任意に変えることにより各ワイヤ
２６Ｕ、２６Ｄ、２６Ｌ。

２６Ｒを固定する強さも任意に変えることもできる。

この様な構成による作用について説明する。

まず内視鏡１の挿入部３を体腔内に挿入し患部の近くに
来たらもっとも観察しやすい状態に弯曲部１１をするた
めに例えば上下方向に弯曲したい場合操作部２の弯曲操
作ノブ４の上下方向のノブ４を回動させるとノブ４に接
続されたワイヤ２６Ｕ、を牽引し、他方のワイヤ２６Ｄ
を弛緩させることにより上方向の任意の位置に弯曲され
る。この位置が一番観察しやすいところである場合操作
部２の操作ボタン８を押すことにより電源から通電され
たリード＆１２８を通して圧電素子で構成されたワイヤ
固定リング２５′に通電されて径方向に圧縮し、ワイヤ
２６Ｕ、２６Ｄを固定し保持される。逆に操作ボタン８
を離すとリード線２８に通電されないのでワイヤ２６Ｕ
、２６Ｄ（７）固定を解除する。左右方向の弯曲を固定
したい場合には操作部２の操作ボタン９を操作すること
で上下方向と同様に固定および解除がされるものである
。

このようにすることで従来のように弯曲操作ノブに機械
的な複雑なブレーキ機構を設ける必要がなく操作部内の
弯曲機構が簡単になり、かつ操作性が向上するものであ
る。

第５図は第２実施例を示すもので、内視鏡１の挿入部３
の先端側に配設された先端構成部１２、およびこの先端
構成部１２に続く弯曲部１１と、この弯曲部１１を介し
て接続された可撓管１０の一部からなる。この構成は第
１実施例とほぼ同様であるので異なった構成についての
み説明する。

第１実施例では最も操作部２側にある各節輪１６のワイ
ヤ受け２５が圧電素子で構成されたワイヤ固定リング２
５′であったのに対し、この実施例ではすべてワイヤ受
け２５で構成されており、このワイヤ受け２５に挿通さ
れている弯曲操作ワイヤ２６Ｕ、２６Ｄ、２６Ｒ，２６
Ｌがガイドパイプ２７内を挿通されて操作部２内まで接
続されているがこのガイドパイプ２７の一部を圧電素子
からなるリング状のパイプ２９として、可撓管１０内に
挿入されている。このパイプ２９にリード線３０を接続
し、このリード線３０は可撓管１０内を通して操作部２
の操作ボタン８．９に接続され、操作ボタン８．９を押
したり、離したりすることで固定及び解除を行なうもの
である。

また操作部内にリング状の圧電素子を設けることにより
ワイヤを固定するようにしても良い。

さらに固定手段としては圧電素子を用いたが特に圧電素
子に限ることなく形状記憶合金を用いて行うことも本発
明の範囲内に入るものである。

〔発明の効果〕

本発明は弯曲操作装置において弯曲操作ノブによる上下
及び左右方向の回動だけで挿入部の弯曲部を弯曲し、操
作ボタンの操作で弯曲角度を任意の方向に固定できるよ
うにしたので従来の操作ノブの固定機構に比べ部品点数
も少なくかつ操作部内の操作も簡単になり操作性の向上
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例における弯曲部の断面図、
第２図は第１実施例の内視鏡を示す斜視図、第３図は第
１図のＡ−Ａ　’線断面図、第４図は第１図のＢ−Ｂ　
’線断面図、第５図は第２実施例を示す弯曲部の断面図
である。 ２・−・・操作部　　　　３−・−・挿入部４−・・弯
曲操作ノブ　８．９・・・・−操作ボタン１１−−−−
一弯曲部　　　　１６−・・・節輪２５−・−ワイヤ受
け　　２５　’　−ワイヤ固定リング２６　（２６Ｕ、
２６Ｄ、２６Ｌ、２６Ｒ）−・・・・弯曲操作用ワイヤ ２７・−・ガイドパイプ　２８．　３０−・−・リード
線２９・・−・パイプ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）細長の挿入部の先端側に弯曲部を有し、この弯曲
   部と弯曲操作機構が設けられた操作部間に複数対の弯曲
   操作ワイヤが挿通された内視鏡において、前記弯曲操作
   機構の駆動により弯曲操作ワイヤを進退自在にすること
   で弯曲部を変位自在な位置に停止させるワイヤ固定手段
   と、このワイヤ固定手段に通電する電源供給手段とを具
   備してなる内視鏡の弯曲固定装置。
2. （２）前記ワイヤ固定手段は弯曲管のワイヤ受けを圧電
   素子としたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の内視鏡の弯曲固定装置。
3. （３）前記ワイヤ固定手段はガイドパイプの間に設けた
   パイプを圧電素子としたことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の内視鏡の弯曲固定装置。
4. （４）前記ワイヤ受けを形状記載合金としたことを特徴
   とする特許請求の範囲第２項記載の内視鏡の弯曲固定装
   置。