JPS6392434A - 薄い二軸延伸フイルムの製造方法 - Google Patents

薄い二軸延伸フイルムの製造方法

Info

Publication number
JPS6392434A
JPS6392434A JP23718386A JP23718386A JPS6392434A JP S6392434 A JPS6392434 A JP S6392434A JP 23718386 A JP23718386 A JP 23718386A JP 23718386 A JP23718386 A JP 23718386A JP S6392434 A JPS6392434 A JP S6392434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
tenter
thickness
stretching
clip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23718386A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kishimoto
岸本 幸治
Akihiro Saito
斉藤 昭博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP23718386A priority Critical patent/JPS6392434A/ja
Publication of JPS6392434A publication Critical patent/JPS6392434A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は5μm以下の熱可塑性樹脂の二軸延伸フィルム
をテンター法により製造する方法に関するものでおる。
更に詳しくは、熱可塑性重合体フィルムを幅方向に延伸
する際に、ステンター内におけるフィルムの破断事故を
減少せしめることにより操業性を安定させ、かつ製品と
はならないエツジ部分のロスを減少せしめ、薄い熱可塑
性樹脂の二軸延伸フィルムを安定して製造する方法に関
するものである。
[従来技術とその問題点] フィルムを幅方向に延伸する際に、極めて薄物ではフィ
ルムエツジ部近傍でのフィルム破断がしばしば発生し、
この破断が操業性を著しく低下させている。また、−度
フイルム破断が発生すると破れ屑の処分、設備の再点検
などのため、製造停止のロス時間が短い場合で数分間、
長い場合には数10分間に及び、しかもダイからの押出
を継続することがあり、樹脂のロスとなる。またこの間
の作業は負1FUが著しいものとなる。フィルム厚さが
薄くなるほど製造工程中の破断事故か多くなり、特に5
μm以下の製膜延伸ではその頻度が大幅に増す。
フィルムが幅方向の延伸において破断し易い原因の1は
、次にようなテンタークリップの冷却が不充分のためと
推測される。テンターにおいてフィルムの側端部をクリ
ップにより把持して幅方向に延伸し、更にフィルム側端
部をクリップで把持したまま高温で熱処理覆る。クリッ
プはフィルムと共に熱処理の際に高温に曝される。フィ
ルムがテンターからIIfI出されるとき、クリップは
フィルムから離れてテンター人口に戻され、再びフィル
ムを把持して幅方向に延伸する状態を繰返す。ところで
、フィルムの延伸するため把持する位置で、クリップは
延伸温度にまで冷却されておらず、熱処理の際に加熱さ
れた状態から充分に冷却されていない。このとき、クリ
ップが延伸温度より高いと、クリップ把持部のフィルム
が高い温度のクリップにより局部加熱される。テンター
の延伸ゾーンではフィルムの中央部よりもエツジ近傍の
フィルムは高温にあって延伸され易いことになる。
従って、エツジ近傍が局部的に高倍率に延伸され、その
部分が幼くなりフィルムの破断につながる場合が多い。
この種の破断はフィルム厚さが薄くなる程多く、これを
防止するためにはフィルムエツジ近傍を厚くするなどの
事前処置を施すものであるが、単にエツジ近傍のフィル
ム厚さは厚(プれば良いというものでなく、限度を超え
てフィルムが厚すぎるとクリップ把持部(=J近に応力
集中か発生し易く、クリップとフィルムとが引かかりや
ずくなったりして、かえって破断じやすくなる。
またフィルム端部を必要以上に厚くすれば当然ロスが大
きくなり経演的にも不利となる。
[発明の目的] 本発明は、このような従来技術の問題点に留意し、安定
な、破断の少い条件を種々検問した結束、創意されたも
のである。づなわちテンター法により5μm以下の熱可
塑性樹脂二軸延伸フィルムを製造で−るに際して、フィ
ルムの幅方向の延伸時におけるフィルム破断発生率を少
くでき、かつ製品とはならないエツジ部分のロス量を減
少させることができる薄い熱可塑性樹脂二軸延伸フィル
ムの製造方法を提供することを目的としたものである。
[発明の構成1 本発明は、テンター法により5μm以下の熱可塑性樹脂
二軸延伸フィルムを製造するに際して、フィルムの破断
防止のために、テンタークリップ把持部より10mm入
った位置℃のフィルム厚ざ1−1(μm)を、 σC /× 1 ×−−−−−−−〈 H≦ zxtx5σ[ [士はデンター出]−1のフィルム中央部厚さくμm)
、/は横延伸倍率、σFはテンターのクリップ温度にd
3ける一軸延伸を経た状態の、延伸されるフィルムの降
伏点応力(kMmn+2 ) 、σCはテンターの延伸
温度における縦延伸された状態のフィルムの横延伸での
降伏点応力(kMm…2)]の範囲とするニ、軸延伸フ
ィルム製造方法である。
本発明の方法によれば、5μm以下の延伸フィルムを製
造する際、テンターの横延伸においてエツジ近傍でフィ
ルムが破断する頻度が減少する。
フィルム破断要因としでは、フィルムエツジを把持する
クリップがテンターの横延伸後の工程(熱固定ゾーン)
で高温で加熱され、加熱されたクリップが充分に冷えき
らずに、テンターの人口に戻ってきて、テンター人口の
フィルムを把持し、延伸ゾーンへ進行リ−るとき、クリ
ップか高温なため熱伝導によりクリップ近傍のフィルム
が中央部に較べて高温度に達していて、延伸ゾーンで横
延伸されるとき、この高温度になったフィルムの端の部
分がその中央部よりも容易に延伸されやすく、フィルム
の厚みが極端に薄くなり遂に破断じ到るためである。こ
のクリップ把持部或は近傍におV−Jるフィルムの最適
厚さは、前述のごとく一デンタ部での延伸倍率、クリッ
プ温度及び延伸ゾーン温度におけるフィルムの降伏点応
力に応じて変ってくる。前記の下限条件よりフィルム厚
みが薄い場合には、エツジ近傍が局部的に延伸され、そ
の部分のフィルム厚みが薄くなり、フィルムエツジが裂
けたりする操業上のトラブルが発生するし、逆にフィル
ムエツジ近傍厚みが前記上限条件より厚すぎる場合には
クリップ把持部付近に応力集中が発生し易く、反って破
断し易くなる。また言うまでもなくフィルム端部の捨て
られる部分の樹脂使用料(ロス)が多くなるり過ぎる。
本発明の製造方法を適用できるフィルムの素材としては
、ポリエチレンテレフタレート、ポリブヂレンテレフタ
レート、ポリエヂレンナフタレンジ力ルポキシレート、
高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン6、ナ
イロン66等の熱可塑性樹脂があげられる。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例■及び比較例■(実験番号1〜17)固有粘度0
.60[オルソクロロフェノール、25℃]のポリエチ
レンテレフタレート樹脂を280’Cで溶融し。Tダイ
より40℃の冷却ロール上にキャストし、直ちに冷却し
て未延伸フィルムを造る。この際未延伸フィルム端部と
中央部のフィルム厚さを丁ダイ厚み調整ボルトで調整し
変化させた。
この未延伸フィルムを長手方向に延伸倍率を3.6倍と
して延伸した後、テンターにより幅(横)延伸し、更に
200°C〜230’Cで熱固定を施した。
表1にその結果を示す。表1の結果よりクリップより1
0mm内側の−のフィルム厚みがそれぞれσC Z X t X −< H≦zxtx5σF を満足していないと延伸時にフィルム破断が多発する等
のトラブルが起きることが判った。
実施例■ 固有粘度0.7のポリエチレン−2,6−ナフタレンジ
カルポキシレートの1.5μm厚さの二軸延伸フィルム
を製造するに際し、第1段延伸を105°Cにおいて3
.9倍の延伸倍率で施し、次いで第二軸方向に122°
Cにて4,1倍延伸し、更に235°Cで熱処理し、毎
分110mで捲取った。このとき、耳端部の厚さが35
μm以上の場合には応力集中に起因するフィルム破断ト
ラブルが発生した。また、テンタークリップを160’
C以下に冷却させないと耳端部の厚さが12μmの場合
に破断が起き易いことも判った。
[発明の効果] 本発明に依れば、5μm以下の極めて薄い二輪延伸フィ
ルムを安定した操業条件で製造することができる。また
簿いフィルムでは、テンタークリップで把持するフィル
ムの側縁部分をフィルムの中央部分に対して2〜5倍程
度厚くしておくことが、応力集中による破断や、クリッ
プの把持ミスや、博すぎることに起因するフィルム破断
を避は得るものであり、しかも耳端部ロス量を最小限と
なし得る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 熱可塑性樹脂からなる厚さ5μm以下の二軸延伸フィル
    ムをテンターにより製造するに際し、テンタークリップ
    の把持部より10mmフィルムの中央側に寄った位置に
    おけるフィルム厚さH(μm)を、Z×t×σC/σE
    <H≦5×Z×t の範囲として、テンターにより延伸することからなる薄
    い二軸延伸フィルムの製造方法。 〔但し、tはテンター出口のフィルム中央部の厚さ(μ
    m)、Zは横(幅)方向の延伸倍率、σCはテンターの
    延伸温度における延伸されるフィルムの降伏点応力(k
    g/mm^2)、σEはテンターのクリップ温度におけ
    る延伸されるフィルムの降伏点応力(kg/mm^2)
JP23718386A 1986-10-07 1986-10-07 薄い二軸延伸フイルムの製造方法 Pending JPS6392434A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23718386A JPS6392434A (ja) 1986-10-07 1986-10-07 薄い二軸延伸フイルムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23718386A JPS6392434A (ja) 1986-10-07 1986-10-07 薄い二軸延伸フイルムの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6392434A true JPS6392434A (ja) 1988-04-22

Family

ID=17011602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23718386A Pending JPS6392434A (ja) 1986-10-07 1986-10-07 薄い二軸延伸フイルムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6392434A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025424A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Kuraray Co Ltd エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム
JP2007253517A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Toyobo Co Ltd 高分子フィルムの製造装置および高分子フィルムの製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53146772A (en) * 1977-05-27 1978-12-20 Unitika Ltd Production of thin biaxially drawn film of thermoplastic resin

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53146772A (en) * 1977-05-27 1978-12-20 Unitika Ltd Production of thin biaxially drawn film of thermoplastic resin

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025424A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Kuraray Co Ltd エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム
JP2007253517A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Toyobo Co Ltd 高分子フィルムの製造装置および高分子フィルムの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0211619B2 (ja)
EP1185411B1 (en) High tensile strength polyethylene terephthalate film and process
JPS6392434A (ja) 薄い二軸延伸フイルムの製造方法
JPS6360726A (ja) プラスチツクフイルムまたはシ−トの高透明成膜方法
EP0240632A3 (en) Heat-shrinkable biaxially drawn polyamide film and process for preparaton thereof
JPH07314552A (ja) 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法
DE68917874T2 (de) Polyarylensulfid-Folie und Verfahren zu deren Herstellung.
JPH044125A (ja) 二軸延伸ポリエステルフイルムの製造方法
JPS60262624A (ja) ポリエステルフイルムの延伸方法
JPS6089333A (ja) 超高分子量ポリプロピレン成形物およびその製造方法
JPH01228825A (ja) 一軸延伸フイルムの製造法
KR0167147B1 (ko) 열가소성수지 필름의 제조방법
JPS60110428A (ja) 極薄膜熱可塑性樹脂二軸延伸フィルムの製造方法
JPS59114028A (ja) 熱可塑性樹脂フイルムの製造方法
JPS5838302B2 (ja) コウドニシンチヨウサレタポリオレフインフイルムノ セイゾウホウホウ
JPH03193328A (ja) ポリアミド系樹脂フイルムおよびその製造方法
KR0165826B1 (ko) 열가소성수지 필름의 제조방법
JP2841817B2 (ja) 熱可塑性樹脂フイルムの製造方法
JPS61160222A (ja) 熱可塑性樹脂フイルムの縦延伸方法
JP3020723B2 (ja) 二軸延伸ポリエステルフィルムの製造方法
NL9101876A (nl) Werkwijze voor het vervaardigen van een stoomsteriliseerbaar poreus polyolefinemembraan en bij 134 graden celsius stoomsteriliseerbaar polyetheenmembraan.
JPS60253526A (ja) ポリエステルフイルムの製造方法
JPH04142916A (ja) 熱可塑性樹脂フイルムの製造方法
JP2003311826A (ja) 二軸延伸フィルムの製造方法
KR0173027B1 (ko) 열가소성수지 필름의 제조방법