JPS6390605A - 蒸気発生プラントの制御装置 - Google Patents

蒸気発生プラントの制御装置

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JPS6390605A
JPS6390605A JP61234644A JP23464486A JPS6390605A JP S6390605 A JPS6390605 A JP S6390605A JP 61234644 A JP61234644 A JP 61234644A JP 23464486 A JP23464486 A JP 23464486A JP S6390605 A JPS6390605 A JP S6390605A
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秋山 孝生
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、蒸気発生プラントの制御装置に係り、特に沸
騰水型原子力発電所に適用するのに好適な蒸気発生プラ
ントの制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
沸騰水型原子炉プラント(BWRプラントという)の小
幅短周期の電力系統要求に対する出力追従特性を向上さ
せるために、タービン抽気蒸気。
タービンの複数の個所から抽気されて給水加熱器におい
て、給水の加熱に用いられる蒸気を制御する蒸気発生プ
ラントの制御装置が、特公昭46−13437号公報に
示されている。この方法は、タービンの初段または第2
段から蒸気を抽気する。抽気配管にff+制御弁を設け
、タービン調途機の信号によってこの制御弁を開閉(発
電機出力を増大させる時は閉、逆は開)するものである
。この制御弁の開閉動作によって、抽気蒸気量を調節し
、タービン出力、すなhちタービン制御手段の出力を急
速に変更しようとするものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述の従来技術は、給水温度の低下に伴う蒸気発生器(
例えばBWRプラントにおける原子炉圧力容器)への懇
影e(例えば、蒸気発生器内の構造物に対する熱衝撃)
について配慮されていない。
特に、電力系統からの負荷要求のパターン(不定形)に
よっては、JM子炉圧力容器内に設けられた給水ノズル
等に繰返しの熱疲労が生じる可能性がある。
本発明の目的は、負荷変動に迅速に追従できるとともに
蒸気発生器内の構造物への熱衝撃を抑制できる蒸気発生
プラントの制御装置を提供することにある。
C141題点を解決するための手段〕 上記の目的は、タービンの回転速度検出手段の出力信号
に基づいて抽気蒸気量要求信号を出力する手段と、この
抽気蒸気量要求信号に基づいてタービンから抽気する蒸
気量を制御する制御弁の開度を調節する手段と、蒸気発
生装置出力制御手段に入力される蒸気発生装置出力変更
要求信号を抽気蒸気量要求信号に基づいて補正する手段
とを設けることによって達成できる。
〔作用〕
抽気抽気量要求信号に基づいて蒸気発生装置出力変更要
求信号を補正するので、抽気蒸気量を制御するとともに
補正した蒸気発生装置出力変更要求信号に基づいて蒸気
発生装置の出力を制御できる。従って、給水温度の低下
を蒸気発生装置出力制御手段の操作によって抑制できる
〔実施例〕
本発明は、従来技術の蒸気発生プラント(特公昭46−
13437号公報は、蒸気発生プラントとして沸騰水型
原子炉プラントを例示)の制御装置の特性を詳細に検討
することによってなされた。この検討結果を以下に説明
する。
従来技術のタービン抽気蒸気量の制御によって、電力系
統に対する負荷追従運転を行なっているときに、給水温
度が大幅に低下するケースは、電力系統からの負荷要求
信号が、増大側で一定時間続く場合である。このときに
は、給水加熱器への抽気蒸気駄が継続的に少なくなり、
給水温度が大幅に低下する(低下量は、抽気の削減量と
その継続時間によって決る)、シたがって、給水温度の
低下を防止するためには、抽気蒸気量の削減が一定時間
以上続く場合に、i子炉出力を増大させて。
最終的には抽気蒸気弁を全開(給水温度が減少する前の
状態)に戻すことが必要である。これにより、給水温度
は現状の原子炉出力に依存した変わり方(給水加熱器へ
の抽気蒸気は自然のたれ流しで、特に流量制御しない)
程度の変動幅に収まる。
このときの比較的ゆっくりした原子炉出力の変更はBW
Rプラントにおいては再循環流量制御系が最も得意とす
るところである。もちろん、再循環流量制御系の代りに
制御棒を自動で微少に調節してもよい。
給水温度の低下を防上する他の方法としては。
もつと積極的に給水温度を制御しようとするもので、原
子炉入口の給水温度を測定し、これと原子炉出力等の関
数として設定した目標給水温度との誤差を無くするよう
に原子炉の出力を変更しようとするものです、この場合
も、原子炉出力の変更手段として再循環流量(炉心流量
)あるいは制御棒を用いることになる。
一方、このようなタービン抽気制御で小幅短周期の負荷
追従運転を行うと次のような現象を生ずる。たとえば、
抽気を抑制するとタービン抽気段の圧力が上昇し、これ
が蒸気流に沿う上流側の段(前段)と下流側(後段)に
伝播する。しかし、上流側の段との圧力落差が大きい(
後段が前段の約半分)と臨界流状態になり、後段部の圧
力変動は前段に伝播しない。しかし、現状タービン各段
のタービン翼では定格流量時にも臨界流状態にはなって
いないため、抽気抑制時の圧力上昇はタービン入口にも
現われることになる。タービン入口圧力は、圧力制御系
によって検出され、蒸気加減弁を開き蒸気をタービンに
送り込み、1時的ではあるが、タービン出力を増大させ
る側に作用する。
しかし、このため変化は、原子炉に伝わり、ボイドをつ
ぶし、中性子束の変動、ひいては燃料棒表面熱流束の変
動をひき起こし、燃料棒に繰り返し熱変形を与えること
になる。したがって、抽気抑制に基づく圧力変動は出来
るだけ上流側に伝播しないことが望ましい、したがって
これを避ける1つの方法は抽気蒸気の制御を出来るだけ
後段(復水器に近い側)で行なうことが望ましいが、出
力変動幅を後段のみのタービン翼で受は持つため、ター
ビン翼の繰り返し荷重ストレスが問題となる。
したがって、抽気制御をする段は、タービン翼の繰返し
荷重限界内で、最も復水器に近い方が、燃料棒保護の観
点からは好ましいと言える。
蒸気を抽気する場所については、次の観点からの評価が
望ましい。
■ 設計条件や運転状態(特に低い電気出力で2転する
ため蒸気加減弁C■を絞ったときなど)によっては、タ
ービン翼の段面あるいは蒸気加減弁Cvの直後において
臨界流となる場合がある。このときには、この臨界流が
発生している場所よりも下流側から、抽気をすれば、抽
気蒸気弁の動作による圧力変化は上流側に伝播せず、し
たがって。
原子炉中性子束の変動が極力抑えられる形の運転が可能
である。
■ 抽気蒸気の変動が給水温度の変動となって表われる
ことを出来るだけ抑えるには、給水系の持つ大きな熱容
量を利用して、変動幅を少なくするため、可能なかぎり
、上流側にある給水加熱器に抽気蒸気を送るのが望まし
い。こうすることによ人て、熱応力変化等の軟点から、
原子炉・給水系の双方にとって好ましいと言える。
したがって、圧力差等の対策を施したのち、高圧タービ
ンから抽気し、給水加熱器の上流側に抽入することも考
えられる。
以下、本発明の一実施例である蒸気発生プラントの制御
装置を第1図により説明する。本実施例は、BWRプラ
ントに適用したものである。
原子炉圧力容器(一種の蒸気発生器)7内の炉心8にお
いて、発生した蒸気は主蒸気管41に設置されたストッ
プ弁Sv及び蒸気加減弁C■を経て高圧タービン14に
供給される。高圧タービン14にて凝縮した水を湿分分
離器17で取り除かれた後、蒸気は、さらに低圧タービ
ン15(複数台)に送られ、復水器18で完全に凝縮水
となる。
原子炉圧力容器7で発生した蒸気の保有熱エネルギーは
タービンを介して発電機16で電気エネルギーに変えら
れて電力系統に送り込まれる。BすRプラントの運転状
態によっては、主蒸気管41内の主蒸気の1部はバイパ
ス弁BVが設けられたバイパス配管42を経由して、直
接に復水器18に導かれる。他方、復水器18にて凝縮
されて生じた水(30℃前後)は、再び原子炉圧力容器
7へ給水として送り込まれる。この給水は、給水配管4
3に設置された各種の給水ポンプ21によって昇圧され
ると同時に、給水加熱器19゜20によって昇温(約2
00℃前後)される。高圧タービン14から抽気された
抽気蒸気が抽気配管44により、また低圧タービン15
から抽気された抽気蒸気が抽気配管45により給水加熱
器19及び20にそれぞれ送られる。抽気蒸気弁24及
び25が抽気配管44及び45に取付けられている。
BWRプラントにおける原子炉出力の制御は、制御棒駆
動制御装置10によって制御棒9の炉心8への挿入度を
調節する方法及び可変周波数電源装置12およびその制
御装置(再循環系マスクコントローラ)13の設定点を
調整することによって再循環ポンプ11の回転数を調節
して炉心流量を変える方法によって行われる。
一方、タービン発電機16の電気出力は、高圧タービン
14及び低圧タービン15を流れる真の蒸気量によって
決る。この蒸気量は、蒸気加減C■によって調整される
。蒸気加減弁Cvの開度制御には2つのモードがある。
その第1のモードは、原子炉圧力容器7の蒸気圧力PT
(主蒸気管41に設けられた圧力計46で測定)を設定
圧力Psに近い値になるように制御するものである。す
なわち、測定圧力PT、設定圧力Pa及び初圧調整器6
の出力である初期圧力が加算器47に入力され、初期圧
力及び測定圧力PTと設定圧力Psとの偏差信号が、圧
力制御器3に入力される。圧力制御器3は、偏差信号に
基づいて信号Vlを出力する。信号Vzは、低値優先ゲ
ート2.加算器48及び49に出力される。低値優先ゲ
ート2は、信号Vlと信号Vzのうち低いレベルの信号
を選択してコントローラ4に出力する1通常は、信号v
1が小さく、信号v1が選択される。コントローラ4は
、低値優先ゲート2の出力信号に基づいて蒸気加減弁C
Vの開度を制御する。コントローラ5は、加算器48で
得られた信号Vsv低値優先ゲート2の出力信号及びバ
イアス信号の偏差信号に基づいてバイパス弁BVの開度
を制御する。例えば、原子炉出力が増大すると蒸気圧力
が増大し、信号v1で蒸気加減弁Cvが開いて、タービ
ンに供給される蒸気流駄が増大し、発電機16の出力が
増大する。
第2のモードは、電力系統側の要求及び1発電機16の
回転速度変化などに対応するためのものである。速度制
御器1は、回転速度検出器51で測定した発電機16(
タービン)の回転速度RMと目標値との偏差値を求め、
この偏差値に対応する信号v2を出力する。信号V2が
、低値優先ゲート2及び加算器50に入力される。低値
優先ゲート2にて信号Vzが選択された場合には、コン
トローラ4は信号v2に基づいて蒸気加減弁Cvの開度
制御を行う、加算器50は、信号v2とバイアス信号の
加算信号を加算器49に出力する。加算器49は、信号
v1と加算器50の出力信号との偏差信号(再循環流量
変更要求信号EPLR)を初圧調整器6及び加算器27
に出力する。再循環流量変更要求信号E PLRは、原
子炉出力変更要求信号である。
前述の2つのモードが低値優先ゲート12で選択される
BWRプラントの通常運転時には第1モードが選択され
るように信号Vzに原子炉出力換算で10%のバイアス
値が速度制御器1で、加えられる。しかし、回転速度R
Mの変動が大きく信号v2が大きく変化すると蒸気加減
弁Cvは信号Vzによって調整される。初圧調整器6は
、発電機出力を早く応答させるために、再循環流量制御
系の応答(かなり遅い)の効果が現われてくる前に蒸気
加減弁を補助的に動かそうとするものである。
本実施例は、抽気蒸気弁制御器22の出力信号で抽気蒸
気弁24及び25制御するとともにその出力信号でター
ビン制御装置から出力された再循環流量変更要求信号E
 PLRを補正し、補正された再循環流量変更要求信号
E PL、Rを再循環流量制御系のマスクコントローラ
13に出力するものである。
タービン制御装置は、速度制御器1.低値優先ゲート2
.圧力制御器3.コントローラ4及び5゜初圧調整器6
、及び加算器47〜50を有している。なお、抽気蒸気
量制御装置は、抽気蒸気弁制御器22.抽気量分配器2
3及び加算器52を有している。
速度制御器1は、前述の信号v2に基づいて、負荷要求
誤差信号Eしを求める。負荷要求誤差信号Eムを入力し
た抽気蒸気弁制御器22は、その信号ELに基づいて抽
気蒸気弁の閉度信号(開度信号の逆)Evを求め、この
信号を抽気蒸気量分配器23及び再循環流量補償制御器
26に出力する。抽気蒸気量分配器23は、閉度信号E
vに基づいて、抽気蒸気弁24及び抽気蒸気弁25の各
開度を指定する。各々の抽気蒸気弁24゜25は、指定
された開度に調節される。これと同時に、再循環流量補
償制御器26は、原子炉入口給水温度の低下を防止する
目的で、入力した抽気蒸気弁閉度信号Evに比例する再
循環流量補償信号Epを出力する。この信号Epは、加
算器27に入力される。加算器27は、再循環流量変更
要求信号E PLRに補償信号Epを加えて補正し、補
正′後の再循環流量変更要求信号Epoをマスクコント
ローラ13に出力する。マスフタコントローラ13は、
変更要求信号Epoに基づいて可変周波数電源装置12
を制御し、ひいては、再循環ポンプ11の回転速度を肩
節する。これにより、炉心流量が変更される。
本実施例による、各部の答は以下にようになる。
まず、電力系統の負荷増大が発電機16(タービン)の
回転速度の低下(回転速度検出器51で検出)となる。
これが速度制御器1で負荷要求誤差信号Eム (平常時
は零、この場合は正値側として検知される。抽気蒸気弁
制御器22は、具体的には第2図に示す構成となってお
り、スイッチ221及び調節器222を有している。ス
イッチ221は、通常開じており、本実施例の機能を働
かさない場合には例えば手動により開く。調節器222
は、比例・積分型の調節器である。負荷要求誤差信号E
+、を入力した抽気蒸気制御器22は、としては比例・
積分型の調節器(比列ゲインK p 。
積分ゲインKr)222で抽気蒸気弁をどの位閉めれば
よいかを示す閉度信号EVを求める。抽気蒸気量分配器
23(第7図参照)は、抽気蒸気弁24.25を信号E
vに基づき急速に動作(閉動作)させ、抽気蒸気量を減
らす0図示されていないが、抽気蒸気弁24及び25に
それぞれコントローラが対応して設けられており、これ
らのコントローラが抽気蒸気量分配器23にて分配され
た信号Ev基づい各抽気蒸気弁24及び25の開度を制
御する。これにより、タービンの回転速度を増大させて
、急速にEしを零に戻す。
この様子は、第3図の短時間スケールの時間軸上に示さ
れている。抽気蒸気量の増減の影響はタービン入口側、
原子炉圧力容器側にも及び、諸変数は、負荷要求誤差信
号Et、に、それぞれ個有の遅れと振幅を伴いながら、
追従する。したがって、全体的に極めて特性の良い負荷
追従特性を有することになる。
ところが、負荷要求誤差信号Eしが比較的長時間(数分
以上)に亘って、正値側のみに振れたような状態が発生
したとする(電力系統の負荷要求及び負荷設定点の変更
などにより生じ)。このときも、タービン出力は、上に
述べた抽気蒸気の制御によって低溶する。しかし、抽気
蒸気弁が全開からある程度閉じた状態で保持されるため
、給水加熱器19,20に供給される抽気蒸気量が少な
くなり、給水温度が徐々に低下しはじめる。特公昭46
−13437号公報の制御を適用した場合のであり、試
算では、1100MWeのBWRプラント発電機16の
出力を5%増大されることを抽気蒸気を抑制することに
よってのみ達成すると、原子炉圧力容器7の人口での給
水温度は25°C〜30°C低下する(第3図の長時間
スケール上に破線で示す、) 本実施例では、この給水温度の低下を防止するため、前
述のように、抽気蒸気弁閉度信号Evに比例する信号E
pで補正して得られた変更要求信号Epoを再循環制御
系のマスクコントローラ13に伝えている。この趣旨は
、第2図に示すように積分器Kl/S (KIは積分ゲ
イン)が入っているため、信号Evは、信号Eムの積分
値、言い換えれば、カットされた抽気蒸気量の積分量を
示している。したがって、この積分量に見合う分だけ、
再循環流量(炉心流:t)を増大していけば、タービン
出力の増加分を徐々に原子炉出力が荷って抽気蒸気のカ
ット量最終的には零になるので、抽気蒸発弁は全開状態
に戻り、給水温度の大幅な低下は生じない、詳述すれば
、再循環流量が増大していくにつれ、(そのスピードは
再循環流量制御26により与えられる。)原子炉出力が
増大し、タービン制御装置は原子炉圧力を一定にしよう
として蒸気加減弁Cvを開き、タービン(発電機16)
の回転数が目標値よりも一層増大しようとするため、今
度は信号ELが負の値となって信号EVは徐々に下がり
始め、抽気蒸気弁24.25は全開の方向に向う。本実
施例において、電力系統の負荷増加時または負荷追従運
転での負荷設定の増加時における発電機16の出力増加
は、最初、抽気蒸気量のカットによってまかなわれ、そ
の後には原子炉出力の増加によってまかなわれる。原子
炉出力の増加時には抽気蒸気弁24.25の開度が元通
りの100%開度に戻るので、給水温度は低下し続ける
ことはない。特に再循環流量変更要求信号E PLRを
信号ELに基づいて補正しているので、給水温度の低下
を短時間に抑制でき、原子炉圧力容器内の構造物に対す
る熱衝撃を緩和することができる。
このときの諸変数の応答を第3図の長時間スケール上に
実線で示す。破線の特性は、従来技術のものである。
給水温度が低下し、かつかなりの周期で給水温度の増加
、減少が縁り返えされるときの影響としては、まず第1
に給水ノズル等の構造材の熱的繰返しストレスが問題と
なり得る場合が考えられる。
本実施例では、この時に生じる内部構造物への熱H撃を
抑制でき、しかもその構造物に生じる熱疲労を著しく低
減できる。第2に、炉心8内の熱的挙動の変化が大きい
ことが考えられる。すなわち、第4図に示すように、原
子炉出力を同じたけ増大させるとき、炉心流量の増加に
よる場合では沸騰開始点の移動がZoからZRであるの
に対し、給水温度低下による場合では、沸騰開始点がZ
oからZFへと大幅に移動する。これに伴って、軸方向
の出力分布も、炉心流量の増加による場合では。
はぼ平均的に増大するに対し、給水温度低下による場合
では、局所的な変化が大きく、原子炉出力変更前の分布
に対して歪が大きくなる。したがって、給水温度の変動
は、ホットスポットの移動を伴い、ホットスポットの生
じる位置の変動を繰り返えすことになる。本実施例では
、このような問題も解消できる。
第4図において、−点鎖線は原子炉出力変更前の特性を
示し、実線は炉心流量増加による原子炉出力増加後の特
性、及び破線は給水温度低下による原子炉出力増加後の
特性を示している。
又、現在の安全系の考え方の1つにTPM (熱流束監
視)限界が設けられてる。第5図の炉心流量に対する原
子炉出力の変化特性の上で言えば。
炉心流量制御ラインの上方(原子炉出力の高い側)に−
点鎖線で示すように、はぼ平行にTPM限界ラインが設
定されている。このTPM限界ラインを原子炉出力がオ
ーバすると、燃料棒保護の観点から原子炉がスクラムさ
れ原子炉をA点で運転しているときに、発電機16の出
力を増加させる場合、炉心流量の増加によれば原子炉の
運転状態がA点からB点に移るのに対し、抽気蒸気量の
抑制のみによる制御では、原子炉の運転状態がA点から
6点に移動する。このように本実施例の如く最終的に炉
心流量の増加によって発電機16の出力の増加(一般的
には原子炉出力の増加が発電機出力の増加に結びつく)
を図った方が、安全限界(TPM限界)に対する余裕の
大きさの観点からも好ましいと言える。第3図には、本
実施例に比べて給水温度が下がりばなしになる場合に、
燃料棒の表面熱流束がより限界値(TPM)に近づく様
子をも示している。
次にタービン抽気蒸気を制御する場所と方法について、
本実施例の特徴を説明する。
第1図において、給水加熱器は2個しか示していないが
、1100MWaクラスのBWRプラントでは約20台
設置され、1台の高圧タービン(8段)及び3台の低圧
タービン(9段)の規模で約6種類の抽気段から成って
いる。第6図は。
タービン各部の蒸気圧力の変化状態と抽気蒸気量(全土
蒸気流量に対する割合)を示したものである。この例で
は高圧タービンの第一抽気は高圧タービン14の5段目
(タービン翼の段数)から行っているので高圧タービン
14の初段の圧力は第6図に示すような値である。高圧
タービン14の第1及び第2抽気点に対して、負荷応答
のための抽気蒸気の制御を行なったとすると、各段の圧
力差が小さく臨界流になっていないため、その圧力変動
は上流側(高圧タービン入口ひいては原子炉圧力容器)
に及ぶ、このため、圧力計46(第1図)の圧力測定値
Ptに基づいて蒸気加減弁Cvが応答し、(抽気蒸気弁
を絞って抽気蒸気量を減らすと、圧力測定値P丁が上昇
して蒸気加減弁CVが開き、タービン出力が一層増大し
てより迅速な応答となるため、発電機16の出力応答に
とっては好ましい)、炉心内のボイドの増減により中性
子束が比較的大きく振れ、燃料棒の表面熱流束のゆらぎ
となって現われる。燃料棒保護の観点から、このような
ことが好ましくない場合には、以下のように抽気蒸気量
の制御を低圧タービンの下流側の抽気点に対して行うよ
うな構成が考えられる。
第6図から分るように、高圧タービン14から低圧ター
ビン15に、蒸気が流れるにつれて、当然ながら圧力損
失は非常に大きくなる。したがって、タービン入口の圧
力の変動を小さくするような抽気蒸気量の制御を行う場
合には、抽気位置を出来るだけ復水器18の近くに位置
させることが望ましい、高圧タービン14と低圧タービ
ン15の間にある湿気分離器17は、大きな容積を持ち
、圧力変化に対して、数秒の時定数を持っている。
したがって、タービン入口圧力の変動を小さくするには
、低圧タービン15側の出来るだけ下流側の抽気点を制
御するのが望ましく、低圧タービン室内の圧力変化は上
流側に伝わりにくい。しかしながら、たとえば5%の出
力変更を、低圧タービンの下流側のタービン翼のみで受
は持つことになるので、タービン翼の強度上の限界から
来る制限がある。したがって、タービン翼保護の観点か
らは、出力変動を分散して分担するという意味で出来る
だけ上流側の抽気点において抽気蒸気量の制御を行なう
ことが望ましい。
BWRプラント全体からは以上述べた各特性を総合的に
判断して、負荷変動に対する抽気蒸気量の制御を行なう
抽気点と数および各抽気蒸気量の最大値を決めなけばな
らない。第1図に示したおける抽気蒸気量分配器23は
、上記の考えに基づいて定められた。複数個の抽気点と
抽気蒸気量の制限値の範囲内で、負荷要求誤差信号(抽
気蒸気量要求信号)ELに対する抽気蒸気弁24.25
の開度制御量を指定するものである。第1図の例では、
代表的なものとして、高圧タービン14側の抽気蒸気弁
24と低圧タービン15側の抽気蒸気弁25にて抽気蒸
気量を制御することを示している。この場合における原
理的な抽気蒸気量分配器23のの機能を第7図に示す、
抽気蒸気量分配器23は、関数発生器231及び232
を有している。関数発生器231及び232は、加算器
52の出力である(100−Ev)を入力する。
関数発生器232は低圧タービン15側の抽気蒸気弁2
5への開度指令を出力し、関数発生器231は抽気蒸気
弁24への開度指令を出力するものである。前述のよう
に、タービン翼の強度制限値以内であれば、出来るかぎ
り低圧タービン15の下流側の抽気点での抽気蒸気量を
制御するのが望ましく、タービン翼の制限値を越えれば
、さらに上流側の抽気点での抽気蒸気量を制御すること
が望しい。したがって、まず、関数発生器232によっ
て、あらかじめ定められた最低開度0LT(%)までは
開度要求信号(100−EV)によって抽気蒸気弁25
を絞る。開度要求信号(100Ev)がさらに小さい場
合には、関数発生器231によって抽気蒸気弁24が閉
じはじめ、最低開度○HT  (%)まで閉じられる。
この例で分かるように、さらに多数の抽気蒸気弁を制御
する場合も。
各関数発生器がタービン下流側抽気点から順に閉じてゆ
くように設定すればよい。
以上の説明で、負荷要求誤差信号ELは速度制御器1で
求めるとしたが、これを詳細にみると、BWRプラント
の運転法によって、数種のものが考えられる。このEL
の選定によって、多少異った特性を示す。
第8図に示す速度制御器IAは、第1図の速度制御器1
の替りに用いることができる。速度制御器IAは、ゲイ
ン設定器101.制御器102゜負荷制限器1o3.加
算器104〜109及び切替スイッチ110を有してい
る。切替スイッチ110は、固定接点81〜S4及び可
動接点S5からなる。加算器104は、回転速度検出器
51で測定した回転速度Naと回転速度設定信号Na’
との偏差を求める。この偏差信号は、ゲイン設定器10
1に入力される。ゲイン設定器101は、加算器107
及び固定接点S1に接続される。負荷設定信号Ls及び
10%バイアス信号を入力する加算器105は、加算器
107〜109に接続される。負荷変更信号AFCを入
力する加算器106は、加算器107に接続されている
。加算器107に接続される制御器102は、負荷制限
器103及び加算器108に連絡される。加算器108
は、固定接点S2に接続される。負荷制限器103は、
加算器109と低値優先ゲート2に接続される。固定接
点Sδは加算器109に、固定接点Sδは加算器49に
接続される。可動接点S5は、再循環流量補償制御器2
6及び加算器52に接続される。可動接点S5が固定接
点S1に接続された時、信号EL として信号ELIが
選択されたときには、ゲイン設定器101の出力された
タービンの回転速度変化に対応する負荷要求信号(いわ
ゆるガバナフリー信号)に基づいて抽気蒸気弁が制御さ
れ、しかも要求信号E PL、Rが補正される。さらに
、可動接点S15が固定接点S2に接続された時、信号
Ebとして信号Et、zが選択された場合には、上記ガ
バナフリー信号とさらに比較的長周期の系統からの負荷
要求信号(AFC信号)とに基づいて抽気蒸気弁が制御
され、しかも要求信号E Pl、Rが補正される。可動
接点S3を固定接点S3に接続した時、信号Eしとして
信号EL8が選択されたときには、負荷制限器103の
操作時にも、抽気蒸気弁が制御を行なうことになる6ゲ
イン設定器101にて設定されたゲインKLはタービン
の回転速度変化を負荷変化に換算する係数である。制御
盤102は、短い(0,1秒程度)の時定数を持つ1次
遅れの伝達関係を有するコントローラである。負荷制限
器103は、負荷制限信号LLによって入力信号を低値
側で制限する。負荷制限信号Lsには、低値優先ゲート
2にて信号v2よりも信号v1の選択を優先させて蒸気
加減弁Cvの制御を行うため、出力換算にして10%の
バイアス値が加えられている。加算器108及び109
の出力である信号EL2及びEL3は、負荷制限器10
3の出力である信号v2からこれらのバイアス値を差し
引いた誤差信号から成る。
また、可動接点Sδ固定接点S4に接続することにより
、信号Eしとして信号E PLRを用いることもできる
このように、信号Eしを可動接点Ssにて選定すること
により、各種の運転モード下で、本実施例になるBWR
プラントの負荷追従運転が可能となる。
以上の説明は負荷要求誤差信号ELが増大した゛場合も
取上げ、短期的周期変動のケースと比較的長期な偏差が
生じたケースについて行なったが、負荷要求誤差信号E
t、が減少する場合も全く同様にして同じ効果を得るこ
とができる。(抽気蒸気弁25.24の容量を100%
以上としておけばよい)。
本発明の他の実施例である蒸気発生プラントの制御装置
を第9図に示す。原子炉入口給水温度TFWが、給水配
管43に設けられた温度計31にて測定される。加算器
31は、目標設定器28に設定されている目標値TFI
I’と給水温度TFIIとの偏差を求める。温度制御器
29ま、加算器31の偏差信号を入力して補償信号EM
Iを出力する。加算器30に入力された信号E PLR
は、信号EH1にて補正され、信号Epoとなる。温度
制御29は、第2図に示した比例・積分型の調節器を用
いることが望ましい、特性的には再循環流量補償制御器
26(この制御器26)第2図と同じ比例・積分型であ
る。抽気蒸気制御器22に積分項があるので、−見して
制御調整器26として用いることは不可能のように見え
るが、制御器22は、抽気蒸気弁動作に対する最適値の
積分ゲインに!が選らばれるので、パラメータ調整のし
やすさから制御器26にも積分ゲインを付加した)と同
等のものになる。この場合は、給水温度Tpwが目標値
TFII’となるように再循環流量を制御するので、目
標値のTFW’設定の仕方によっては、抽気蒸気弁24
゜25は全開状態には戻らない、たとえば、目標値TF
WOを抽気制御を行なわない時の原子炉出力の依存(給
水温度は原子炉出力と共に高くなる)と同じになるよう
に原子炉出力の関数として与えた時には、長時間後には
、抽気蒸気弁24゜25は全開となる。けれども、目標
値、 TFW’を一定値とした場合には、再循環流量制
御系は、給水温度の制御に専念し、結果的には抽気蒸気
弁24.25はバランスのとれた開度(全開ではない)
に落着くことになる。給水温度の制御は、燃料燃焼度の
制御等にも応用できるのでこの方法は。
その点からも有用な方法である。
なお、現状でのBWRプラントは制御棒の微細な自動制
御は行なっていないが、将来これが可能となって時には
、前述の2つの実施例で述べた給水温度の低下を防止す
るための原子炉出力増大の役割を荷った再循環流量制御
系の代りに、制御棒操作駆動系1oの出力変更用マスク
コントローラの端子に第1図の加算器27の出力、ある
いは第9図の加算器3oの出力を印加することによって
、はぼ同等の効果が得られる。
前述した第1図及び第9図の各実施例は、加圧木型原子
炉プラント及び高速増殖炉プラントの他の蒸気発生プラ
ントに適用することができる。加圧水型原子炉プラント
及び高速増殖炉プラントは。
原子炉のほかに蒸気発生器を有している。従って、これ
らのプラントでは、第1図及び第9図の原子炉圧力容器
7を蒸気発生器に置替えたものである。
さらに、加圧木型原子炉プラントでは、第1図の加算器
27または第9図の加算器30の出力を原子炉容器内の
液体ポイズン濃度調節制御装置に入力される。高速増殖
炉プラントでは、加算器27または30の出力が制御棒
駆動装置に入力される。
加圧水型原子炉プラント及び高禄増殖炉プラントでは、
給水温度の低下及び変動が防止でき、蒸気発生器の伝熱
管の熱衝撃、熱疲労を解消できる。
しかも、負荷変動に対して迅速に追従できる。液体ポイ
ズン濃度調節制御装置、制御棒駆動装置、さらに前述の
マスクコントローラ13は、各原子炉における原子炉出
力制御装置である。
第1図及び第9図の実施例は、原子炉プラント以外の火
力プラントに適用することができる。この場合には、第
1図及び第9図の原子炉圧力容器7がボイラになる。さ
らに加算器21または加算器30の出力は、重油等の燃
料の噴出量を調節すガバナ制御装置に入力される。ガバ
ナ制御装置は、ボイラの出力を制御する装置である。し
かし、この場合は、前述した実施例における燃料棒表面
の熱流束のゆらぎ抑制の効果は得られない。しかし、給
水温度の低下、変動によって、ボイラ内の伝熱管に与え
られる熱衝撃、熱疲労が解消できる。しかも、負荷変動
に迅速に追従できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、給水温度の低下が防止できるので、蒸
気発生器の内部構造物への熱衝撃を抑制でき、しかも負
荷の変動に迅速に追従することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の好適な一実施例であるBWRプラン
トの制御装置の構成図、第2図は、第1図の抽気蒸気弁
制御器の詳細構造図、第3図は第1図のB W Rプラ
ントの各部の応答特性を示す説明図、第4図は、第1図
の実施例及び従来技術の炉心内の状態を示す特性図、第
5図はTPM制限値の変化を示す特性図、第6図は、タ
ービン内の流動分布例の特性図、第7図は、抽気蒸気量
分配器の詳細構成図、第8図は、第1図の速度制御器の
他の実施例の構成図、第9図は、本発明の他の実例の構
成図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、蒸気発生装置と、前記蒸気発生装置にて発生した蒸
    気が供給されるタービンと、前記タービンに連結される
    発電機と、前記タービンから排気された蒸気を凝縮する
    復水器と、前記復水器の凝縮にて生じた凝縮水を前記蒸
    気発生装置に導く給水配管と、前記給水配管に設置され
    た給水加熱器とを有する蒸気発生プラントの制御装置に
    おいて、蒸気発生装置の出力を制御する手段と、前記タ
    ービンから抽気した蒸気の前記給水加熱器への供給量を
    調節する制御弁と、タービンの回転速度を検出する手段
    と、前記回転速度検出手段の出力信号に基づいて抽気蒸
    気量要求信号を出力する手段と、前記抽気蒸量要求信号
    に基づいて前記制御弁の開度を調節する手段と、前記蒸
    気発生装置出力制御手段に入力される蒸気発生装置出力
    変更要求信号を前記抽気蒸気量要求信号に基づいて補正
    する手段を設けたことを特徴とする蒸気発生プラントの
    制御装置。 2、前記蒸気発生装置が沸騰水型原子炉の原子炉圧力容
    器であり、前記蒸気発生装置出力制御手段が炉心流量調
    節手段である特許請求の範囲第1項記載の蒸気発生プラ
    ントの制御装置。 3、蒸気発生装置と、前記蒸気発生装置にて発生した蒸
    気が供給されるタービンと、前記タービンに連結される
    発電機と、前記タービンから排気された蒸気を凝縮する
    復水器と、前記復水器の凝縮にて生じた凝縮水を前記蒸
    気発生装置に導く給水配管と、前記給水配管に設置され
    た給水加熱器とを有する蒸気発生プラントの制御装置に
    おいて、蒸気発生装置の出力を制御する手段と、前記タ
    ービンから抽気した蒸気の前記給水加熱器への供給量を
    調節する制御弁と、タービンの回転速度を検出する手段
    と、前記回転速度検出手段の出力信号に基づいて抽気蒸
    気量要求信号を出力する手段と、前記抽気蒸気量要求信
    号を積分する手段と、前記積分された抽気蒸気量要求信
    号に基づいて前記制御弁の開度を調節する手段と、前記
    蒸気発生装置出力制御手段に入力される蒸気発生装置出
    力変更要求信号を前記積分された抽気蒸気量要求信号に
    基づいて補正する手段を設けたことを特徴とする蒸気発
    生プラントの制御装置。 4、前記蒸気発生装置が沸騰水型原子炉の原子炉圧力容
    器であり、前記蒸気発生装置出力制御手段が炉心流量調
    節手段である特許請求の範囲第3項記載の蒸気発生プラ
    ントの制御装置。 5、蒸気発生装置と、タービンと、前記蒸気発生装置に
    て発生した蒸気を前記タービンに供給する蒸気配管と、
    前記タービンに連結される発電機と、前記タービンから
    排気された蒸気を凝縮する復水器と、前記蒸気配管と前
    記復水器を連絡するバイパス配管と、前記復水器の凝縮
    にて生じた凝縮水を前記蒸気発生装置に導く給水配管と
    、前記給水配管に設置された給水加熱器とを有する蒸気
    発生プラントの制御装置において、蒸気発生装置の出力
    を制御する手段と、前記タービンから抽気した蒸気の前
    記給水加熱器への供給量を調節する抽気蒸気制御弁と、
    前記蒸気配管に設けられた蒸気量調節弁と、前記バイパ
    ス配管に設けられたバイパス弁と、タービンの回転速度
    を検出する手段と、前記蒸気発生装置で発生した蒸気の
    圧力を検出する手段と、前記蒸気量調節弁及び前記バイ
    パス弁の制御信号及び前記蒸気発生装置出力制御手段に
    入力される蒸気発生装置出力変更要求信号を前記回転速
    度及び前記蒸気圧力に基づいて求め、しかも抽気蒸気量
    要求信号を前記回転速度に基づいて求めるタービン制御
    手段と、前記タービン制御手から出力された前記抽気蒸
    気量要求信号に基づいて前記制御弁の開度を調途する手
    段と、前記タービン制御手段から出力された前記蒸気発
    生装置出力変更要求信号を前記抽気蒸気量要求信号に基
    づいて補正する手段を設けたことを特徴とする蒸気発生
    プラントの制御装置。 6、前記蒸気発生装置が沸騰水型原子炉の原子炉圧力容
    器であり、前記蒸気発生装置出力制御手段が炉心流量調
    節手段である特許請求の範囲第5項記載の蒸気発生プラ
    ントの制御装置。
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