JPS638414B2 - - Google Patents

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JPS638414B2
JPS638414B2 JP23310785A JP23310785A JPS638414B2 JP S638414 B2 JPS638414 B2 JP S638414B2 JP 23310785 A JP23310785 A JP 23310785A JP 23310785 A JP23310785 A JP 23310785A JP S638414 B2 JPS638414 B2 JP S638414B2
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JP
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load
output
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load cell
voltage
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JP23310785A
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JPS6193916A (ja
Inventor
Seiji Suzuki
Yoshihisa Nishama
Tooru Kitagawa
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
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Publication of JPS6193916A publication Critical patent/JPS6193916A/ja
Publication of JPS638414B2 publication Critical patent/JPS638414B2/ja
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  • Measurement Of Force In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はロードセルを使用した重量測定装置
に関する。
従来、ロードセルを使用した重量測定装置は
種々知られているが、このようなものに使用され
るロードセルは荷重に対して一方向の電圧信号の
みを出力するようにしていた。すなわち最大荷重
でVmaxの電圧信号を出力するものでは荷重に対
して0〜Vmaxの範囲で電圧信号を出力するよう
にしていた。このようなロードセルを使用した従
来装置ではロードセル出力を増幅器で増幅してそ
のままA/D変換器に入力してデイジタルな荷重
信号に変換するようにしているためA/D変換器
として単極性のものを使用するか、両極性のもの
を使用してその一方の極性のみを使用するもので
あつた。このため、例えば両極性のものにおいて
負〜正の全範囲に対しては入力電圧に対して
60000カウントの荷重信号が得られる分解能をも
つものであつても使用する範囲は一方の極性のみ
であるから入力電圧に対して30000カウントの分
解能しか得られず充分な重量測定精度が得られな
い問題があつた。また例えばA/D変換器として
単極性のもので入力電圧に対して60000カウント
の分解能をもつものを使用することが考えられる
が、このようなものではA/D変換器としてかな
り精度の高い高価なものを使用することになり実
用に適さない問題がある。
また、従来のロードセル、A/D変換器を使用
した重量測定装置ではロードセルに供給する電源
とA/D変換器に供給する電源とを別々に設けて
いたため2系統の電源が必要となり装置が大形化
する問題があつた。
この発明はこのような問題を解決するために為
されたもので、正・負両極性の基準電圧を発生す
る基準電圧発生器を設けた正・負両極性の入力に
対して動作可能なA/D変換器の特性を充分に生
かすことができて精度の高い重量測定ができ、し
かもロードセル、バイアス回路、A/D変換器の
電源を共通化できて装置の小形化を実現できる重
量測定装置を提供することを目的とする。
この発明は、A/D変換器として内部に基準電
圧発生器を設けた正・負両極性の入力に対して動
作可能なものを使用し、かつロードセルの出力に
バイアス回路により、そのロードセルに最大荷重
の略半分の荷重がかかつたときにA/D変換器へ
の入力がちようどゼロとなるようバイアス電圧を
重畳し、しかもロードセルが接続されている直流
電源からハイインピーダンスをもつ増幅回路を介
してバイアス回路及びA/D変換器に電源を供給
したものである。
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明
する。
1は基準電圧用電源、2はロードセル、3は直
流増幅器で、これらはケース4内に互いに接近さ
せて一体化して組み込まれ、常に同一の温度条件
となるようになつている。前記基準電圧用電源1
は直流電源101、演算増幅器102,103か
らなり、上記電源101の正極端子を上記演算増
幅器102の非反転入力端子(+)に接続し、か
つ上記電源101の負極端子を上記演算増幅器1
03の非反転入力端子(+)に接続している。そ
して前記演算増幅器102の反転入力端子(−)
とその増幅器102の出力端子間に抵抗104を
接続し、かつ上記演算増幅器102の反転入力端
子(−)と接地間に抵抗105を接続している。
また、前記演算増幅器102の出力端子と前記演
算増幅器103の反転入力端子(−)との間に抵
抗106を接続し、かつ上記演算増幅器103の
反転入力端子(−)とその増幅器103の出力端
子との間に抵抗107を接続している。前記基準
電圧用電源1の直流電源101は接地されていな
いが、前記演算増幅器102,103からなる入
力側がハイインピーダンスな増幅回路により基準
電圧を得ている。前記演算増幅器103の出力端
子と接地間には抵抗108,109の直列回路が
接続されている。又、前記演算増幅器103の出
力端子と接地間にはバイアス回路9を形成する抵
抗901、ポテンシオメータ902および抵抗9
03の直列回路を接続している。前記ロードセル
2は荷重受部に貼られた抵抗体201,202,
203,204を4辺とするブリツジ回路からな
り、抵抗体201,203および抵抗体202,
204はそれぞれ対向して設けられている。これ
ら各抵抗体201〜204はそれぞれ荷重受部の
歪みによりその抵抗値が変化するもので、抵抗体
201,203は減少方向に変化し、抵抗体20
2,204は増加方向に変化するようになつてい
る。又、前記ロードセル2は抵抗体201の介在
する辺にさらにその抵抗体201に直列にロード
セル2が無負荷のときにその出力電圧Eiが或る規
定値になるように調整する抵抗205を介在し、
かつ抵抗体204の介在する辺にさらにその抵抗
体204に直列に歪抵抗体の温度係数をゼロにす
る抵抗206を介在している。そして抵抗体20
1の介在する辺と抵抗体204の介在する辺との
接続点を感度温度係数調整用抵抗207を介して
前記直流電源101の正極端子に接続し、かつ抵
抗体202の介在する辺と抵抗体204の介在す
る辺との接続点を前記直流電源101の負極端子
に接続している。前記感度温度係数調整用抵抗2
07は荷重受部材のヤング率の温度係数を補正す
るためのものである。そして抵抗体204の介在
する辺と抵抗体203の介在する辺との接続点a
と、抵抗体201の介在する辺と抵抗体202を
介在する辺との接続点bとの間にロードセル出力
Eiを出力するようにしている。なお、前記接続点
bは接地されている。
前記接続点a,b間には抵抗5を介して前記直
流増幅器3が接続され、かつ前記ロードセル2と
上記増幅器3との間には低域フイルター6が並列
に接続されている。上記低域フイルター6はロー
ドセル出力に重畳されている交流成分をカツトさ
せるためのものである。前記直流増幅器3は演算
増幅器301と第1〜第4の4個のアナログスイ
ツチ302,303,304,305とからな
り、前記ロードセル2の接続点aが抵抗5および
第1のアナログスイツチ302を直列に介して演
算増幅器301の非反転入力端子(+)に接続さ
れている。上記増幅器301の非反転入力端子
(+)と接地間には第2のアナログスイツチ30
3と抵抗310との直列回路が接続されている。
前記演算増幅器301の出力端子と接地間には抵
抗306,307の直列回路が接続され、さらに
コンデンサ308および抵抗309を直列に介し
て前記第3のアナログスイツチ304を接続して
いる。そして上記抵抗306,307との接続点
を上記演算増幅器301の反転入力端子(−)に
接続している。前記直流増幅器3はその演算増幅
器301出力をコンデンサ308、抵抗309お
よび第4のアナログスイツチ305を直列に介し
て出力するようにしている。そして前記バイアス
回路9のポテンシオメータ902の可動端子を前
記第2のアナログスイツチ303と抵抗310と
の接続点に接続している。
前記直流増幅器3出力はA/D変換器7に入力
するようになつている。前記A/D変換器7は第
5〜第8の4つのアナログスイツチ701,70
2,703,704とコンデンサ705からなる
基準電圧発生器706、演算増幅器707からな
る積分器708、バツフアアンプ709、コンパ
レータ710、第9のアナログスイツチ711、
内部にクロツクパルスカウンタ712を収納した
制御回路713によつて形成されている。前記基
準電圧発生器706は4つのアナログスイツチ7
01〜704でブリツジ回路を形成し、スイツチ
701と702の接続点とスイツチ703と70
4の接続点との間にコンデンサ705を接続し、
前記直流増幅器3の出力を上記コンデンサ705
を介してバツフアアンプ709の非反転入力端子
(+)に供給するようにしている。前記アナログ
スイツチ701と704との接続点を前記基準電
圧用電源1の抵抗108,109の接続点に接続
し、かつ前記アナログスイツチ703と704と
の接続点を接地している。前記バツフアアンプ7
09の出力端子と反転入力端子(−)を短絡して
いる。前記バツフアアンプ709の出力端子を抵
抗714を介して前記演算増幅器707の反転入
力端子(−)に接続している。前記演算増幅器7
07の非反転入力端子(+)と接地間にはコンデ
ンサ715が接続され、かつ反転入力端子(−)
と出力端子との間にはコンデンサ716が接続さ
れている。前記演算増幅器707の出力端子を前
記コンパレータ710の反転入力端子(−)に接
続している。前記コンパレータ710の非反転入
力端子(+)と接地間には接地側を正極にして直
流電源717が接続されている。前記コンパレー
タ710の出力端子と前記演算増幅器707の非
反転入力端子(+)との間には前記第9のアナロ
グスイツチ711が接続されている。そして前記
コンパレータ710の出力に応じて制御回路71
3が動作するようになつている。
又、8はスイツチコントローラで、このコント
ローラ8は前記制御回路713によつて駆動され
前記各アナログスイツチ302,303,30
4,305,701,702,703,704,
711を開閉制御するようになつている。具体的
には時刻t1において制御回路713はコントロー
ラ8に第2、第4、第6、第7、第9のアナログ
スイツチ303,305,702,703,71
1のみを閉成するよう指令する。そして制御回路
713はその状態を自己のクロツクパルスカウン
タ712が所定数のクロツクパルスをカウントす
る期間T1続けられるよう制御する。この期間T1
が終了する時刻t2において制御回路713は今度
はコントローラ8に第1、第3のアナログスイツ
チ302,304のみを閉成するよう指令する。
そして制御回路713はその状態を自己のクロツ
クパルスカウンタ712が所定数のクロツクパル
スをカウントする期間T2続けられるよう制御す
る。又、この制御回路713は期間T2が終了す
る直前に前記コンパレータ710の出力によつて
バツフアアンプ709への入力電圧の極性が正で
あるか負であるかを判別し、その結果をコントロ
ーラ8に伝達する。コントローラ8は期間T2
終了するタイミングで入力電圧の極性が正のとき
には第5のアナログスイツチ701を閉成させか
つ負のときには第8のアナログスイツチ704を
閉成させる。勿論このとき他のアナログスイツチ
はすべて開放されている。この期間T2の終了す
る時刻t3において制御回路713は自己のクロツ
クパルスカウンタ712に再度クロツクパルスを
カウントさせる。今度はこのカウント動作は前記
コンパレータ710の出力がゼロになることによ
り停止される。この停止時刻をt4とし、その期間
T3においてクロツクパルスカウンタ712によ
りカウントされたカウント数はデイジタルな重量
測定情報を与えるようになつている。
このような本発明実施例装置の動作は以下のよ
うになる。すなわち、今直流電源101の電圧を
E1、抵抗体201,202,203,204の
抵抗値をそれぞれR1,R2,R3,R4、抵抗20
5,206,207の抵抗値をそれぞれRZ
RZT,RSとするとロードセル2の出力Eiは第2図
の関係から Ei=E1・(R3/2RS+RZT+R4+R3−R2/2RS+R
Z+R1+R2)………(1) となる。そこで例えばR1=R2=R3=R4=Rでロ
ードセル2に荷重がかかつたときの抵抗変化分を
δとすると上記(1)式は Ei=E1・{R(1−δ)/2RS+RZT+R(1+δ
)+R(1−δ)−R(1+δ)/2RS+RZ+R(1+
δ)+R(1−δ)}………(2) となる。今RZ≒RZTとすると上記(2)式は Ei=E1・−2R・δ/2RS+RZT+2R ……(3) となる。δは荷重に比例した出力であるからロー
ドセル2の定格荷重をFo、負荷荷重をF、ロー
ドセル2の感度をKとするとδ=F/Fo・Kとなる から上記(3)式は Ei=−2R/2RS+RZT+2R・F/Fn・K・E1 ……(4) となり、2R/2RS+RZT+2R=Pとおくと、さらに Ei=−P・F/Fn・K・E1 ……(5) となる。このロードセル2の出力Eiは低域フイル
ター6で重畳されている交流成分をカツトされて
直流増幅器3に入力される。
今、時刻t1においてスイツチコントローラ8に
よりアナログスイツチ303,305,702,
703,711が閉成されると直流増幅器3では
演算増幅器301が自己のオフセツト電圧V301
バイアス回路9で設定される電圧V9との差電圧
を抵抗306,307で決定される利得A1=(1
+R306/R307)にしたがつて増幅し、電圧A1(V301− V9)を出力する。この電圧A1(V301−V9)はコ
ンデンサ308、抵抗309、第4のアナログス
イツチ305の回路によつてコンデンサ308に
充電される。一方、基準電圧用電源1の演算増幅
器103の出力はA2=R107/R106=R105/R104のとき−
(1 +A2)(E1+V103−V102)となる。従つて基準電
圧用電源1からA/D変換器7の基準電圧発生器
706に供給される基準電圧−Vrは −Vr=(1+A2)(E1+V103−V102)・
R109/R108+R109 ……(6) となる。したがつて時刻t1においてアナログスイ
ツチ702,703が閉成するとアナログスイツ
チ702、コンデンサ705、アナログスイツチ
703の経路によつてコンデンサ705には図示
極性に−Vrが充電される。さらに時刻t1において
はアナログスイツチ711が閉成されているの
で、コンパレータ710の出力端子から積分器7
08の演算増幅器707の非反転入力端子(+)
への負帰還ループが形成されて演算増幅器707
への差動入力電圧を常にゼロとするように作用す
るので積分器708は積分動作を停止している。
そしてこの状態は時刻t1〜t2までのT1期間にわた
つて行なわれる。
時刻t2になるとアナログスイツチ303,30
5,702,703,711が開放し、換つて第
1、第3のアナログスイツチ302,304が閉
成される。すると今度はロードセル2の出力Ei
直流増幅器3で増幅されるようになり、演算増幅
器301出力はA1・(Ei+V301)となる。ところ
で期間T1においてコンデンサ308には電圧
A1・V301が充電され、それがアナログスイツチ
305の開放により保持されているので、直流増
幅器3の出力、つまり第3のアナログスイツチ3
04出力はA1・(−Ei+V301)−A1(V307−V9)=
−A1(Ei−V9)となる。これは演算増幅器301
のオフセツト電圧V301が除去されたことを示して
いる。又、第3のアナログスイツチ304出力は
バイアス回路9の設定により正・負両極に任意に
設定できることを示している。このアナログスイ
ツチ304出力はA/D変換器7の入力となり、
この値はロードセル2にかかる荷重により正・負
に変化する。そしてこの信号電圧−A1(Ei−V9
はA/D変換器7に入力される。今、基準電圧発
生器706のコンデンサ705には−Vrの電圧
が保持されているので−A1(Ei−V9)をまとめて
−Ei0として考えればバツフアアンプ709の非
反転入力端子(+)には(−Vr)+(−Ei0)なる
電圧が入力される。そしてこの電圧はバツフアア
ンプ709を介して積分器708で積分される。
ところでA/D変換器7のコンデンサ715には
期間T1において負帰還ループが形成されたこと
によつて(−Vr+V707)の電圧がすでに充電さ
れている。一方、期間T2においては積分器70
8の演算増幅器707の反転入力端子(−)には
(−Vr)+(−Ei0)+V707の電圧が入力される。し
たがつて演算増幅器707の出力V0は V0=〔{(−Ei0)+(−Vr)+V707}−{(−V
r)+V707}〕×A0=−Ei0・A0………(7) (但しA0は演算増幅器707の閉ループ利得で
ある。) となる。すなわちロードセル2の出力に対応した
電圧が出力される。
この積分器708による積分は時刻t2〜t3まで
のT2期間にわたつて行なわれる。そして時刻t3
なる直前においてコンパレータ710の出力によ
つてバツフアアンプ709への入力電圧の極性が
正になつているか、負になつているか制御回路7
13によつて検知される。すなわち積分器708
によつて積分されているレベルの極性が正になつ
ているか負になつているか検知されることにな
る。例えば制御回路713がコンパレータ710
の出力により積分器708出力が負になつている
ことを検知すると時刻t3になるタイミングにおい
てコントローラ8に第1、第3のアナログスイツ
チ302,304を開放して第8のアナログスイ
ツチ704を閉成することを指令する。これは第
3図に等価回路を示すようにバツフアアンプ70
9への入力電圧が0ボルトになることを示す。一
方、制御回路713はクロツクパルスカウンタ7
12によつて時刻t3になるとともにクロツクパル
スのカウントを開始させる。バツフアアンプ70
9への入力電圧が0ボルトになると積分器708
に積分されている電圧が徐々に放電され、やがて
時刻t4において電圧レベルがゼロとなり、コンパ
レータ710出力レベルがゼロとなる。コンパレ
ータ710出力レベルがゼロになると制御回路7
13は自己のクロツクパルスカウンタ712によ
るクロツクパルスのカウント動作を停止させる。
したがつてクロツクパルスカウンタ712は時刻
t3〜t4までのT3期間クロツクパルスをカウントす
ることになる。ところでT3期間は積分器708
に積分されている電圧レベルに比例しており、積
分器708に積分されている電圧はロードセル2
の出力に比例しているので結局クロツクパルスカ
ウンタ712によつて期間T3にわたつてカウン
トされたクロツクパルスのカウント数はロードセ
ル2によつて測定された荷重量をデイジタル的に
表わすことになる。又、例えば制御回路713が
コンパレータ710の出力により積分器708出
力が正になつていることを検知すると時刻t3にな
るタイミングにおいてコントローラ8に第1、第
3のアナログスイツチ302,304を開放して
第5のアナログスイツチ701を閉成することを
指令する。これは第4図に等価回路を示すように
バツフアアンプ709への入力電圧が(−Vr)+
(−Vr)ボルトになることを示す。この場合も前
記負のときと同様制御回路713は時刻t3におい
てクロツクパルスのカウントを開始する。バツフ
アアンプ709への入力電圧−2Vrと積分器70
8の積分出力との極性が逆になつているので入力
電圧−2Vrにより積分器708に積分されている
電圧が徐々に放電され、やがて時刻t4において電
圧レベルがゼロとなり、コンパレータ710の出
力レベルがゼロとなる。この場合も前記同様カウ
ンタ712が時刻t3〜t4までのT3期間クロツクパ
ルスをカウントしロードセル2によつて測定され
た荷重量をデイジタル的に表わすことになる。以
上ロードセル2からのA/D変換器7に対する入
力電圧が負のときと正のときとを時間−積分器出
力の関係で示せば第5図のa,bに示すようにな
る。
期間T2における積分器708の出力V01は時刻
t2におけるコンデンサ716の充電電圧がゼロで
あれば V01=−1/C716t3 t2−Ei0/R714dt=Ei0/C716・R71
4
・T2 ……(8) となる。又、期間T3における積分器708の出
力V02は V02=−1/C716t4 t3Vr/R714dt=Vr/C716・R714・T
3……(9) となる。そしてV01=V02であるので、 Ei0/C716・R714・T2=−Vr/C716・R714・T3 T3=−Ei0/Vr・T2 ……(10) となる。
ここでEi0=A1・Ei、Ei=−P・F/Fn・K・E1 Vr=−(1+A2)(E1+V103−V102)・
R109/R108+R109であるから そしてV103−V102がカウンタ712の1カウン
ト当りの電圧に対して無視できるときは T3≒A1/1+A2・P・F/Fn・K・T2・(1+R103/R1
09
) ……(11) となる。
ところで、上述したようにこの装置に使用され
るA/D変換器7は正・負の両入力電圧に対して
動作するものであるから、例えばロードセル2に
最大荷重Wnのちようど1/2の荷重、すなわち
Wn/2がかかつたときA/D変換器7への入力
電圧レベルがちようどゼロになるように、バイア
ス回路9のポテンシオメータ902を調整する。
これをグラフで示せば第6図に示すようになる。
すなわちロードセル2に対する荷重がゼロのとき
A/D変換器7への入力がP2で正となり、ロー
ドセル2に対する荷重がWn/2のときA/D変
換器7への入力がゼロで、かつロードセル2に対
する荷重が最大のWnのときA/D変換器7への
入力がP3で負となるようにバイアス回路9を調
整する。なお、ロードセル2に対する初荷重の補
正範囲がA/D変換器7への入力レベルで示すと
P1〜P2に設定されている。こうすることにより
A/D変換器7としてはP1〜P3の範囲、つまり
正〜負の範囲の入力に対して動作させることがで
きる。例えばA/D変換器7を単極性で動作させ
た場合にはWnの荷重に対してA/D変換器7へ
の入力電圧がO〜P2、O〜P3の範囲に限定され
てしまうからロードセル2として荷重に対して出
力の大きい高感度のものが使用できない問題があ
る。この点本発明装置はA/D変換器7として正
極〜負極までの範囲、つまりP1〜P3の範囲で動
作できるものを使用し、そのA/D変換器7をバ
イアス回路9を使用することによつてロードセル
2に対して有効に作用させるようにしているの
で、ロードセル2として高感度のものが使用でき
る。したがつて精度の高い重量測定を行なうこと
ができる。しかも正極、負極における入力はそれ
ぞれ0〜P2、0〜P3の範囲でよく、したがつて
入力に対して例えば60000カウントの分解能が要
求されてもそれぞれの極性においては30000カウ
ントの分解能があればよく比較的安価なものが使
用でき経済性にすぐれ充分に実用に適する。この
点単極性のA/D変換器で同等の分解能を得るた
めには0〜P2又はP3の範囲の入力に対して60000
カウントの分解能のものが要求され精度が高く高
価なものが要求される。又、A/D変換器7にお
いては先ずクロツクパルスカウンタ712が所定
数のクロツクパルスをカウントする時間積分器7
08への直流増幅器3出力の積分を行なわせ、続
いて積分器708に積分されている電圧の放電を
開始させるとともにクロツクパルスカウンタ71
2にクロツクパルスをカウントさせ積分器708
に積分されている電圧のレベルがゼロとなつたタ
イミングでカウンタ712のカウント動作を停止
させ、そのときのカウンタ712のカウント数に
もとずいてデイジタルな重量信号を得るようにし
ているので、例えば電圧降下等の原因でクロツク
パルスのパルス間隔が狂うことがあつても、それ
によつて期間T2における積分器708の積分時
間が変化するから期間T3におけるクロツクパル
スカウンタ712のクロツクパルスのカウント数
はクロツクパルスのパルス間隔の乱れに影響され
ず常に正しい値を示す。
また、ロードセル2に接続されている直流電源
101から演算増幅器102,103を介してバ
イアス回路9及びA/D変換器7に電源を供給し
ているので、特にA/D変換器7の電源として別
途電源を使用する必要がなく、従つて電源として
は1系統でよく装置の小形化を図ることができ
る。
しかもコンデンサ308にバイアス回路9から
の電圧A1・(V301−V9)を充電するとともにロー
ドセル2の出力を演算増幅器301で増幅した出
力A1・(Ei+V301)を充電するようにしてA/D
変換器7への入力を−A1(Ei−V9)としているの
で、演算増幅器301のオフセツト電圧V301を除
去することができA/D変換器7への入力を確実
に荷重に対応した電圧にできる。
なお、第6図においてはロードセル2に対する
荷重がゼロのときA/D変換器7への入力が正の
P2となるようにしたがかならずしもこれに限定
されるものではなく、逆に負のP3となるように
してもよく、この場合ロードセル2に対する荷重
が最大のWnのときA/D変換器7への入力が正
のP2となり、第6図のちようど逆の関係となる。
以上詳述したようにこの発明によれば、正・負
両極性の基準電圧を発生する基準電圧発生器を設
けた正・負両極性の入力に対して動作可能なA/
D変換器の特性を充分に生かすことができて精度
の高い重量測定ができ、しかもロードセル、バイ
アス回路、A/D変換器の電源を共通化できて装
置の小形化を実現できる重量測定装置を提供でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す回路構成図、
第2図はロードセルの等価回路図、第3図は入力
電圧が負のときの積分器入力部の等価回路図、第
4図は入力電圧が正のときの積分器入力部の等価
回路図、第5図は積分器の動作特性を示すグラフ
でaは入力電圧が負のときのグラフ、bは入力電
圧が正のときのグラフ、第6図はA/D変換器の
動作特性を示すグラフである。 1……基準電圧用電源、2……ロードセル、3
……直流増幅器、7……A/D変換器、706…
…基準電圧発生器、708……積分器、713…
…制御回路、9……バイアス回路、902……ポ
テンシオメータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 荷重受部の歪みにより抵抗値が変化する抵抗
    体で構成されるブリツジ回路を有し、そのブリツ
    ジ回路の入力側が接地されていない直流電源に接
    続され、かつそのブリツジ回路の出力側の一端が
    接地され、荷重に応じて電圧信号を出力するロー
    ドセルと、このロードセル出力に応動してデジタ
    ルな荷重信号を出力するA/D変換器と、上記ロ
    ードセルの出力にバイアス電圧を重畳するバイア
    ス回路とからなり、前記A/D変換器は内部に基
    準電圧発生器を設けた正・負両極性の入力に対し
    て動作可能なものを使用し、前記バイアス回路は
    前記ロードセルに最大荷重の略半分の荷重がかか
    つたときに上記A/D変換器への入力レベルがち
    ようどゼロとなるように上記ロードセルの出力に
    バイアス電圧を重畳するようにし、前記バイアス
    回路及びA/D変換器に、前記直流電源に入力側
    が接続され、その電源に対してハイインピーダン
    スをもつとともに出力側の一端が接地された増幅
    回路を介して電源を供給することを特徴とする重
    量測定装置。
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